説明

PPARモジュレーターとしての化合物および組成物

本発明は化合物、かかる化合物を含む医薬組成物およびペルオキシソーム増殖因子活性化受容体(PPAR)ファミリーの活性に関連する疾患または障害を処置または予防するためのかかる化合物を使用する方法を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I:
【化1】

(式中、
nは0、1、2および3から選択され;
pは0、1、2および3から選択され;
YはO、S、NR7aおよびCR7a7bから選択され;ここでR7aおよびR7bは水素およびC1-6アルキルから別個に選択され;
ZはCR8a8bおよびSから選択され;ここでR8aおよびR8bは水素およびC1-6アルキルから別個に選択され;
WはOおよびSから選択され;
は−XCR10CO11、−XSCR10CO11および−XOCR10CO11から選択され;ここでXおよびXは単結合およびC1-4アルキレンから別個に選択され;そしてRおよびR10は水素、C1-4アルキルおよびC1-4アルコキシから別個に選択されるか;またはRおよびR10はRおよびR10が結合する炭素原子と一緒にC3-12シクロアルキルを形成し;そしてR11は水素およびC1-6アルキルからそれぞれ選択され;
はハロ、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C1-4アルコキシ、C1-4アルキルチオ、C3-12シクロアルキル、C3-8ヘテロシクロアルキル、C6-10アリールおよびC5-10ヘテロアリールから別個に選択され;ここでRの任意のアリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルはハロ、C1-6アルキル、C1-6アルコキシ、C2-6アルケニル、C1-6アルキルチオ、ハロ置換C1-6アルキル、ハロ置換C1-6アルコキシ、−C(O)R14aおよびNR14a14bから別個に選択される1から3個のラジカルで場合によっては置換され;ここでR14aおよびR14bは水素およびC1−6アルキルから別個に選択され;
およびRは水素およびC1−6アルキルから別個に選択され;
およびRは水素、C1−6アルキル、C3−12シクロアルキル、C3−8ヘテロシクロアルキル、C6−10アリールおよびC5−13ヘテロアリールから別個に選択され;
ここでRおよびRの任意のアリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルはハロ、ニトロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C1−6アルキルチオ、ヒドロキシ−C1−6アルキル、ハロ置換C1−6アルキル、ハロ置換C1−6アルコキシ、C3−12シクロアルキル、C3−8ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、C5−13ヘテロアリール、−XS(O)0−212、−XS(O)0−2XR13、−XNR1212、−XNR12S(O)0−212、−XNR12C(O)R12、−XC(O)NR1212、−XNR12C(O)R13、−XC(O)NR1213、−XC(O)R13、−XNR12XR13および−XOXR13から別個に選択される1から3個のラジカルで場合によっては置換され;ここで任意のアリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクロアルキル置換基はさらにハロ、ニトロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C1−6アルキルチオ、ヒドロキシ−C1−6アルキル、ハロ置換C1−6アルキルおよびハロ置換C1−6アルコキシから別個に選択される1から3個のラジカルで場合によっては置換され;ここでXは単結合またはC1−4アルキレンであり;R12は水素およびC1−6アルキルから選択され;そしてR13はC3−12シクロアルキル、C3−8ヘテロシクロアルキル、C6−10アリールおよびC5−10ヘテロアリールから選択され;ここでR13の任意のアリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルはハロ、ニトロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、ハロ置換C1−6アルキルおよびハロ置換C1−6アルコキシから別個に選択される1から3個のラジカルで場合によっては置換され;ただしRまたはRの双方ではないがRまたはRのいずれかは水素またはメチルでなければならない)
で示される化合物;ならびにその薬学的に許容される塩、水和物、溶媒和物、異性体およびプロドラッグ。
【請求項2】
nが0、1、2および3から選択され;
pが0、1および2から選択され;
YがOおよびSから選択され;
ZがCR8a8bおよびSから選択され;ここでR8aおよびR8bが水素およびC1−6アルキルから別個に選択され;
WがOおよびSから選択され;
が−XCR10CO11、−XSCR10CO11および−XOCR10CO11から選択され;ここでXおよびXが単結合およびC1−4アルキレンから別個に選択され;そしてRおよびR10が水素、C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシから別個に選択されるか;またはRおよびR10がRおよびR10に結合する炭素原子と一緒にC3−12シクロアルキルを形成し;そしてR11が水素およびC1−6アルキルからそれぞれ選択され;
がC1−6アルキル、C2−6アルケニル、C1−4アルコキシ、C1−4アルキルチオ、C3−12シクロアルキル、C3−8ヘテロシクロアルキル、C6−10アリールおよびC5−10ヘテロアリールから別個に選択され;ここでRの任意のアリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルがハロ、C1−6アルコキシ、C1−6アルキルチオ、ハロ置換C1−6アルコキシ、−C(O)R14aおよびNR14a14bから別個に選択される1から3個のラジカルで場合によっては置換され;ここでR14aおよびR14bが水素およびC1−6アルキルから別個に選択され;
およびRが水素およびC1−6アルキルから別個に選択され;
がハロ、ニトロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C1−6アルキルチオ、ヒドロキシ−C1−6アルキル、ハロ置換C1−6アルキル、ハロ置換C1−6アルコキシ、C3−12シクロアルキル、C3−8ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、C5−13ヘテロアリールおよび−XNR1212から別個に選択される1から3個のラジカルで場合によっては置換されたC6−10アリールであり;ここでR12が水素およびC1−6アルキルから選択され;そして
が水素およびメチルから選択される;請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
が−CHCRCOH、−OCRCOH、−SCRCOH、−CRCHCOHおよび−CRCOHから選択され;ここでRおよびRが水素、メチル、メトキシおよびエトキシから別個に選択されるか;またはRおよびRがRおよびRが結合する炭素原子と一緒にシクロペンチルを形成する、請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
各Rがメチル、エチル、シクロプロピル、メトキシ、フラニル、フェニル、ピリジニル、チエニル、ピロリジニルおよびベンゾ[1,3]ジオキソリルから別個に選択され;ここでRの該ピリジニルまたはフェニルがハロ、メチル−カルボニル、ジメチル−アミノ、メトキシ、ハロ置換メトキシ、メチル−チオ、エテニル、ヘキセニルおよびプロピルオキシから別個に選択される1から3個のラジカルで場合によっては置換される、請求項3に記載の化合物。
【請求項5】
(5−シクロプロピル−2−メチル−4−{3−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−2−イル]−プロポキシ}−フェノキシ)−酢酸;(3−{3−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−2−イル]−プロポキシ}−フェニル)−酢酸;(2−メチル−4−{3−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−2−イル]−プロポキシ}−フェノキシ)−酢酸;2−メチル−2−(4−{3−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−2−イル]−プロポキシ}−フェノキシ)−プロピオン酸;(2−シクロプロピル−3−{3−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−2−イル]−プロポキシ}−フェニル)−酢酸;(4−シクロプロピル−3−{3−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−2−イル]−プロポキシ}−フェニル)−酢酸;(±)−2−エトキシ−3−(4−{3−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−2−イル]−プロポキシ}−フェニル)−プロピオン酸;(±)−2−メトキシ−3−(4−{3−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−2−イル]−プロポキシ}−フェニル)−プロピオン酸;(3−{3−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−オキサゾール−2−イル]−プロポキシ}−フェニル)−酢酸;(2−メチル−4−{3−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−オキサゾール−2−イル]−プロポキシ}−フェノキシ)−酢酸;(5−シクロプロピル−2−メチル−4−{3−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−オキサゾール−2−イル]−プロポキシ}−フェノキシ)−酢酸;2−メチル−2−(4−{3−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−オキサゾール−2−イル]−プロポキシ}−フェノキシ)−プロピオン酸;(2−シクロプロピル−3−{3−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−オキサゾール−2−イル]−プロポキシ}−フェニル)−酢酸;(4−シクロプロピル−3−{3−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−オキサゾール−2−イル]−プロポキシ}−フェニル)−酢酸;(3−{2−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−オキサゾール−2−イル]−エトキシ}−フェニル)−酢酸;(3−{2−[4−(4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−オキサゾール−2−イル]−エトキシ}−フェニル)−酢酸;(2−シクロプロピル−3−{2−[4−(4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−オキサゾール−2−イル]−エトキシ}−フェニル)−酢酸;(4−シクロプロピル−3−{2−[4−(4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−オキサゾール−2−イル]−エトキシ}−フェニル)−酢酸;(2−シクロプロピル−3−{2−メチル−2−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−オキサゾール−2−イル]−プロポキシ}−フェニル)−酢酸;(4−シクロプロピル−3−{2−メチル−2−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−オキサゾール−2−イル]−プロポキシ}−フェニル)−酢酸;3−(2−メチル−4−{3−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−2−イル]−プロポキシ}−フェニル)−プロピオン酸;3−(2−シクロプロピル−5−{3−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−2−イル]−プロポキシ}−フェニル)−プロピオン酸;3−(5−シクロプロピル−2−メチル−4−{3−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−2−イル]−プロポキシ}−フェニル)−プロピオン酸;3−(4−シクロプロピル−3−{3−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−2−イル]−プロポキシ}−フェニル)−プロピオン酸;2−メチル−2−(3−メチル−4−{3−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−2−イル]−プロポキシ}−フェノキシ)−プロピオン酸;(±)−2−メチル−3−(4−{3−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−2−イル]−プロポキシ}−フェニル)−プロピオン酸;(±)−3−(4−{3−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−2−イル]−プロポキシ}−フェニル)−酪酸;2−メチル−2−(2−メチル−4−{3−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−2−イル]−プロポキシ}−フェノキシ)−プロピオン酸;2−(2,3−ジメチル−4−{3−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−2−イル]−プロポキシ}−フェノキシ)−2−メチル−プロピオン酸;(±)−2−エトキシ−3−(2−メチル−4−{3−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−2−イル]−プロポキシ}−フェニル)−プロピオン酸;2−(2,5−ジメチル−4−{3−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−2−イル]−プロピルスルファニル}−フェノキシ)−2−メチル−プロピオン酸;(2,5−ジメチル−4−{3−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−2−イル]−プロポキシ}−フェノキシ)−酢酸;(2,5−ジメチル−4−{3−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−2−イル]−プロピルスルファニル}−フェノキシ)−酢酸;2−(2,5−ジメチル−4−{3−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−2−イル]−プロポキシ}−フェノキシ)−2−メチル−プロピオン酸;(3−メトキシ−4−{3−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−2−イル]−プロポキシ}−フェニル)−酢酸;(4−メトキシ−3−{3−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−2−イル]−プロポキシ}−フェニル)−酢酸;(±)−3−(2,5−ジメチル−4−{3−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−2−イル]−プロポキシ}−フェニル)−2−エトキシ−プロピオン酸;3−(2,5−ジメチル−4−{3−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−2−イル]−プロポキシ}−フェニル)−2,2−ジメチル−プロピオン酸;2−(2,5−ジメチル−4−{3−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−2−イル]−プロポキシ}−フェニルスルファニル)−2−メチル−プロピオン酸;(2−メチル−4−{2−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−2−イル]−エトキシ}−フェノキシ)−酢酸;(2−メチル−4−{2−[4−(4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−チアゾール−2−イル]−エトキシ}−フェノキシ)−酢酸;(2−メチル−4−{2−[5−メチル−4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−2−イル]−エトキシ}−フェノキシ)−酢酸;(2−メチル−4−{2−[4−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−2−イル]−エトキシ}−フェノキシ)−酢酸;(4−{2−[4−(4−メトキシ−フェニル)−チアゾール−2−イル]−エトキシ}−2−メチル−フェノキシ)−酢酸;{2−メチル−4−[2−(4−ナフタレン−2−イル−チアゾール−2−イル)−エトキシ]−フェノキシ}−酢酸;(2−メチル−4−{3−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−2−イル]−プロポキシ}−フェノキシ)−酢酸;(2−メチル−4−{3−[4−(4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−チアゾール−2−イル]−プロポキシ}−フェノキシ)−酢酸;(2−メチル−4−{3−[5−メチル−4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−2−イル]−プロポキシ}−フェノキシ)−酢酸;(2−メチル−4−{3−[4−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−2−イル]−プロポキシ}−フェノキシ)−酢酸;(4−{3−[4−(4−メトキシ−フェニル)−チアゾール−2−イル]−プロポキシ}−2−メチル−フェノキシ)−酢酸;{2−メチル−4−[3−(4−ナフタレン−2−イル−チアゾール−2−イル)−プロポキシ]−フェノキシ}−酢酸;(2−メチル−4−{4−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−2−イル]−ブトキシ}−フェノキシ)−酢酸;(2−メチル−4−{4−[4−(4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−チアゾール−2−イル]−ブトキシ}−フェノキシ)−酢酸;(2−メチル−4−{4−[5−メチル−4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−2−イル]−ブトキシ}−フェノキシ)−酢酸;(2−メチル−4−{4−[4−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−2−イル]−ブトキシ}−フェノキシ)−酢酸;(4−{4−[4−(4−メトキシ−フェニル)−チアゾール−2−イル]−ブトキシ}−2−メチル−フェノキシ)−酢酸;{2−メチル−4−[4−(4−ナフタレン−2−イル−チアゾール−2−イル)−ブトキシ]−フェノキシ}−酢酸;(5−シクロプロピル−2−メチル−4−{2−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−2−イル]−エトキシ}−フェノキシ)−酢酸;{5−シクロプロピル−2−メチル−4−[2−(4−ナフタレン−2−イル−チアゾール−2−イル)−エトキシ]−フェノキシ}−酢酸;(5−シクロプロピル−2−メチル−4−{2−[5−メチル−4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−2−イル]−エトキシ}−フェノキシ)−酢酸;(3−{2−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−2−イル]−エトキシ}−フェニル)−酢酸;{3−[2−(4−ナフタレン−2−イル−チアゾール−2−イル)−エトキシ]−フェニル}−酢酸;(3−{2−[5−メチル−4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−2−イル]−エトキシ}−フェニル)−酢酸;(2−シクロプロピル−3−{2−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−2−イル]−エトキシ}−フェニル)−酢酸;{2−シクロプロピル−3−[2−(4−ナフタレン−2−イル−チアゾール−2−イル)−エトキシ]−フェニル}−酢酸;(2−シクロプロピル−3−{2−[5−メチル−4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−2−イル]−エトキシ}−フェニル)−酢酸;(4−シクロプロピル−3−{2−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−2−イル]−エトキシ}−フェニル)−酢酸;{4−シクロプロピル−3−[2−(4−ナフタレン−2−イル−チアゾール−2−イル)−エトキシ]−フェニル}−酢酸;(4−シクロプロピル−3−{2−[5−メチル−4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−2−イル]−エトキシ}−フェニル)−酢酸;2−メチル−2−(4−{2−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−2−イル]−エトキシ}−フェノキシ)−プロピオン酸;2−メチル−2−{4−[2−(4−ナフタレン−2−イル−チアゾール−2−イル)−エトキシ]−フェノキシ}−プロピオン酸;2−メチル−2−(4−{2−[5−メチル−4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−2−イル]−エトキシ}−フェノキシ)−プロピオン酸;{4’−メトキシ−4−メチル−6−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−2−イルメトキシ]−ビフェニル−3−イルオキシ}−酢酸;{4−メチル−4’−トリフルオロメトキシ−6−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−2−イルメトキシ]−ビフェニル−3−イルオキシ}−酢酸;{4−メチル−4’−メチルスルファニル−6−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−2−イルメトキシ]−ビフェニル−3−イルオキシ}−酢酸;{2−メチル−4−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−2−イルメトキシ]−5−ビニル−フェノキシ}−酢酸;{5−ヘキシ−1−エニル−2−メチル−4−[4−(4−トリフル
オロメチル−フェニル)−チアゾール−2−イルメトキシ]−フェノキシ}−酢酸;{5−フラン−3−イル−2−メチル−4−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−2−イルメトキシ]−フェノキシ}−酢酸;{5−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−2−メチル−4−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−2−イルメトキシ]−フェノキシ}−酢酸;{4−メチル−4’−プロポキシ−6−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−2−イルメトキシ]−ビフェニル−3−イルオキシ}−酢酸;{3’−クロロ−4’−メトキシ−4−メチル−6−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−2−イルメトキシ]−ビフェニル−3−イルオキシ}−酢酸;{5−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル−2−メチル−4−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−2−イルメトキシ]−フェノキシ}−酢酸;{4’−アセチル−4−メチル−6−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−2−イルメトキシ]−ビフェニル−3−イルオキシ}−酢酸;{4’−ジメチルアミノ−4−メチル−6−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−2−イルメトキシ]−ビフェニル−3−イルオキシ}−酢酸;{2−メチル−5−チオフェン−2−イル−4−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−2−イルメトキシ]−フェノキシ}−酢酸;{4−メチル−4’−メチルスルファニル−6−[4−(4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−チアゾール−2−イルメトキシ]−ビフェニル−3−イルオキシ}−酢酸;{3’−メトキシ−4−メチル−6−[4−(4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−チアゾール−2−イルメトキシ]−ビフェニル−3−イルオキシ}−酢酸;{2−メチル−5−ピロリジン−1−イル−4−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−2−イルメトキシ]−フェノキシ}−酢酸;(±)−(4’−メトキシ−4−メチル−6−{1−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−2−イル]−エトキシ}−ビフェニル−3−イルオキシ)−酢酸;(4’−メトキシ−4−メチル−6−{2−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−2−イル]−エトキシ}−ビフェニル−3−イルオキシ)−酢酸;(2−メチル−4−{2−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−2−イル]−エトキシ}−5−ビニル−フェノキシ)−酢酸;{4’−メトキシ−4−メチル−6−[4−(4−ニトロ−フェニル)−チアゾール−2−イルメトキシ]−ビフェニル−3−イルオキシ}−酢酸;{4’−メトキシ−6−[4−(4−メトキシ−フェニル)−チアゾール−2−イルメトキシ]−4−メチル−ビフェニル−3−イルオキシ}−酢酸;[4’−メトキシ−4−メチル−6−(4−p−トリル−チアゾール−2−イルメトキシ)−ビフェニル−3−イルオキシ]−酢酸;{6−[4−(4−クロロ−フェニル)−チアゾール−2−イルメトキシ]−4’−メトキシ−4−メチル−ビフェニル−3−イルオキシ}−酢酸;{6−[4−(4−ジエチルアミノ−フェニル)−チアゾール−2−イルメトキシ]−4’−メトキシ−4−メチル−ビフェニル−3−イルオキシ}−酢酸;{6−[4−(4−シアノ−フェニル)−チアゾール−2−イルメトキシ]−4’−メトキシ−4−メチル−ビフェニル−3−イルオキシ}−酢酸;[6−(4−ビフェニル−4−イル−チアゾール−2−イルメトキシ)−4’−メトキシ−4−メチル−ビフェニル−3−イルオキシ]−酢酸;[4’−メトキシ−4−メチル−6−(4−ナフタレン−2−イル−チアゾール−2−イルメトキシ)−ビフェニル−3−イルオキシ]−酢酸;{4’−メトキシ−6−[4−(3−メトキシ−フェニル)−チアゾール−2−イルメトキシ]−4−メチル−ビフェニル−3−イルオキシ}−酢酸;{5−シクロプロピル−2−メチル−4−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−2−イルメトキシ]−フェノキシ}−酢酸;{5−エチル−2−メチル−4−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−2−イルメトキシ]−フェノキシ}−酢酸;[4−(4−ビフェニル−4−イル−チアゾール−2−イルメトキシ)−5−シクロプロピル−2−メチル−フェノキシ]−酢酸;2−(2,5−ジメチル−4−{2−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−2−イルスルファニル]−エトキシ}−フェノキシ)−2−メチル−プロピオン酸;および2−(2,5−ジメチル−4−{3−[4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−2−イルスルファニル]−プロポキシ}−フェノキシ)−2−メチル−プロピオン酸から選択される請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
動物に治療上有効量の請求項1に記載の化合物を投与することを含む、PPAR活性の調整が疾患の病状および/または総体症状を予防、阻止または寛解させることができる動物における疾患または障害を処置する方法。
【請求項7】
PPAR活性がPPARα、PPARδおよびPPARγから選択される少なくとも一つのPPARである請求項6に記載の方法。
【請求項8】
PPAR活性がPPARαおよびPPARδの双方である請求項7に記載の方法。
【請求項9】
疾患または障害が予防の処置、異常脂質血症、高脂血症、高コレステロール血症、アテローム性動脈硬化症、アテローム発生、高トリグリセリド血症、心不全、心筋梗塞、血管病、心血管病、高血圧、肥満、悪液質、炎症、関節炎、癌、食欲不振症、神経性食欲不振症、過食症、アルツハイマー病、皮膚疾患、呼吸器疾患、眼科疾患、炎症性大腸炎、潰瘍性大腸炎、クローン病、1型糖尿病、2型糖尿病、およびシンドローム−Xから選択される請求項6に記載の方法。
【請求項10】
疾患または障害がHIV消耗症候群、長期間の重症疾病、筋肉量および/または筋肉強度の減少、除脂肪体重の減少、高齢者における筋肉強度および機能の維持、筋持久性および筋肉機能の低下、ならびに高齢者における脆弱性から選択される請求項6に記載の方法。
【請求項11】
PPAR活性が疾患の病状および/または総体症状に寄与する動物における疾患を処置するための医薬品の製造における請求項1から5のいずれかに記載の化合物の使用。
【請求項12】
PPAR活性がPPARα、PPARδおよびPPARγから選択される少なくとも一つのPPARである請求項11に記載の使用。
【請求項13】
PPAR活性がPPARαおよびPPARδの双方である請求項12に記載の使用。
【請求項14】
一つまたはそれより多い薬学的に許容される賦形剤と組み合わせた治療上有効量の請求項1から5のいずれかに記載の化合物を含む医薬組成物。
【請求項15】
1)請求項1から5のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩;ならびに2):
a)インスリン、インスリン誘導体および擬似物質;スルホニル尿素、例えばグリピザイド、グリブリドおよびアマリールのようなインスリン分泌促進剤;メグリチニド系、例えばナテグリニドおよびレパグリニドのようなインスリン分泌促進性スルホニル尿素受容体リガンド;PTP−112のようなタンパク質チロシンホスファターゼ−1B(PTP−1B)阻害剤のようなインスリン増感剤;SB−517955、SB−4195052、SB−216763、NN−57−05441およびNN−57−05445のようなGSK3(グリコーゲンシンターゼキナーゼ−3)阻害剤;GW−0791およびAGN−194204のようなRXRリガンド;T−1095のようなナトリウム依存性グルコース共輸送体阻害剤;BAY R3401のようなグリコーゲンホスホリラーゼA阻害剤;メトホルミンのようなビグアニド系;アカルボースのようなアルファ−グルコシダーゼ阻害剤;GLP−1(グルカゴン様ペプチド−1)、エキセンディン−4のようなGLP−1類似体およびGLP−1擬似物質;DPP728、MK−0431、サクサグリプチン、GSK23AのようなジペプチジルペプチダーゼIV阻害剤;AGE破壊剤;ピオグリタゾン、ロシグリタゾンまたは(R)−1−{4−[5−メチル−2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−オキサゾール−4−イルメトキシ]−ベンゼンスルホニル}−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−2−カルボン酸、非グリタゾン型PPARγアゴニスト、例えばGI−262570のようなチアゾリドン誘導体(グリタゾン)のような抗糖尿病薬;
b)ロバスタチン、ピタバスタチン、シムバスタチン、プラバスタチン、セリバスタチン、メバスタチン、ベロスタチン、フルバスタチン、ダルバスタチン、アトルバスタチン、ロスバスタチンおよびリバスタチンのような3−ヒドロキシ−3−メチル−グルタリルコエンザイムA(HMG−CoA)リダクターゼ阻害剤;スクアレンシンターゼ阻害剤;FXR(ファルネソイドX受容体)およびLXR(肝臓X受容体)リガンド;コレスチラミン;フィブラート系;ニコチン酸およびアスピリンのような脂質低下薬;
c)フェンテルミン、レプチン、ブロモクリプチン、デキサンフェタミン、アンフェタミン、フェンフルラミン、デクスフェンフルラミン、シブトラミン、オルリスタット、デクスフェンフルラミン、マジンドール、フェンテルミン、フェンジメトラジン、ジエチルプロピオン、フルオキセチン、ブプロピオン、トピラメート、ジエチルプロピオン、ベンズフェタミン、フェニルプロパノールアミンもしくはエコピパム、エフェドリン、シュードエフェドリンまたはカンナビノイド受容体アンタゴニストのような抗肥満薬または食用調節薬;
d)エタクリン酸、フロセミドおよびトルセミドのようなループ利尿薬;チアジド誘導体、クロロチアジド、ヒドロクロロチアジド、アミロライドのような利尿薬;ベナゼプリル、カプトプリル、エナラプリル、フォシノプリル、リシノプリル、モエキシプリル、ペリノドプリル、キナプリル、ラミプリルおよびトランドラプリルのようなアンギオテンシン変換酵素(ACE)阻害剤;ジゴキシンのようなNa−K−ATPアーゼ膜ポンプの阻害剤;中性エンドペプチダーゼ(NEP)阻害剤、例えばチオルファン、テルテオチオルファン(terteo-thiorphan)、SQ29072;ECE阻害剤、例えばSLV306;オマパトリラト、サムパトリラトおよびファシドトリルのようなACE/NEP阻害剤;カンデサルタン、エプロサルタン、イルベサルタン、ロサルタン、テルミサルタンおよびバルサルタン、とりわけバルサルタンのようなアンギオテンシンIIアンタゴニスト;アリスキレン、テルラキレン、ジテキレン、RO66−1132、RO−66−1168のようなレニン阻害剤;アセブトロール、アテノロール、ベタクソロール、ビソプロロール、メトプロロール、ナドロール、プロプラノロール、ソタロールおよびチモロールのようなβアドレナリン作動性受容体遮断薬;ジゴキシン、ドブタミンおよびミルリノンのような強心薬;アムロジピン、ベプリジル、ジルチアゼム、フェロジピン、ニカルジピン、ニモジピン、ニフェジピン、ニソルジピンおよびベラパミルのようなカルシウムチャネル遮断薬;アルドステロン受容体アンタゴニスト;およびアルドステロンシンターゼ阻害剤のような抗高血圧薬;
e)HDL上昇化合物;
f)Zetia(登録商標)およびKT6−971のようなコレステロール吸収モジュレーター;
g)Apo−A1類似体および擬似物質;
h)キシメラガトランのようなトロンビン阻害剤;
i)アナストラゾール、ファドラゾール、エプレレノンのようなアルドステロン阻害剤;
j)アスピリン、硫酸クロピドグレルのような血小板凝集阻害剤;
k)エストロゲン、テストステロン、選択的エストロゲン受容体モジュレーター、選択的アンドロゲン受容体モジュレーター;
l)フェマラのようなアロマターゼ阻害剤、抗エストロゲン、トポイソメラーゼI阻害剤、トポイソメラーゼII阻害剤、微小管活性化剤、アルキル化剤、抗悪性腫瘍性代謝拮抗剤、プラチン化合物、PDGF受容体チロシンキナーゼ阻害剤、好ましくはイマチニブまたは4−メチル−N−[3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニル]−3−(4−ピリジン−3−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−ベンズアミドのようなタンパク質キナーゼ活性を低下させる化合物のような化学療法剤;ならびに
m)テガセロド、マレイン酸水素テガセロド、シサプリド、シランセトロンのような5−HT受容体と相互作用する薬物および/または5−HT受容体と相互作用する薬物;
から選択される少なくとも一つの活性成分;
または各々の場合でその薬学的に許容される塩;および場合によっては薬学的に許容される担体;
を含む医薬用組み合わせ、特に医薬組成物。
【請求項16】
異常脂質血症、高脂血症、高コレステロール血症、アテローム性動脈硬化症、高トリグリセリド血症、心不全、心筋梗塞、血管病、心血管病、高血圧、肥満、炎症、関節炎、癌、アルツハイマー病、皮膚疾患、呼吸器疾患、眼科疾患、炎症性大腸炎、IBD(過敏性腸疾患)、潰瘍性大腸炎、クローン病、1型および2型糖尿病、グルコース代謝障害(IGM)、耐糖能障害(IGT)、空腹時高血糖(IFG)およびシンドローム−Xのような耐糖能障害、高血糖およびインスリン抵抗性が関与する症状の処置または予防のための請求項14に記載の医薬組成物または請求項15に記載の組み合わせ。
【請求項17】
医薬品として使用するための請求項1から5のいずれかに記載の化合物または請求項10に記載の医薬組成物または請求項11に記載の組み合わせ。
【請求項18】
異常脂質血症、高脂血症、高コレステロール血症、アテローム性動脈硬化症、高トリグリセリド血症、心不全、心筋梗塞、血管病、心血管病、高血圧、肥満、炎症、関節炎、癌、アルツハイマー病、皮膚疾患、呼吸器疾患、眼科疾患、炎症性大腸炎、IBD(過敏性腸疾患)、潰瘍性大腸炎、クローン病、耐糖能障害、1型および2型糖尿病、グルコース代謝障害(IGM)、耐糖能障害(IGT)、空腹時高血糖(IFG)およびシンドローム−Xのような耐糖能障害、高血糖およびインスリン抵抗性が関与する症状の処置または予防のための医薬品の製造のための、請求項1から5のいずれかに記載の化合物または請求項14に記載の医薬組成物または請求項15に記載の組み合わせの使用。

【公表番号】特表2009−514964(P2009−514964A)
【公表日】平成21年4月9日(2009.4.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−540130(P2008−540130)
【出願日】平成18年11月7日(2006.11.7)
【国際出願番号】PCT/US2006/043342
【国際公開番号】WO2007/056366
【国際公開日】平成19年5月18日(2007.5.18)
【出願人】(503261524)アイアールエム・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー (158)
【氏名又は名称原語表記】IRM,LLC
【Fターム(参考)】