説明

グリシントランスポーター阻害剤を含有する医薬

【課題】グリシン取り込み阻害作用に基づいた統合失調症、アルツハイマー病、認知機能障害、認知症、不安障害(全般性不安障害、パニック障害、強迫性障害、社会不安障害、外傷後ストレス障害、特定の恐怖症、急性ストレス障害等)、うつ病、薬物依存、痙攣、振戦、及び睡眠障害等の疾患の予防又は治療剤を提供する。
【解決手段】式[I]


で表される化合物又はその医薬上許容される塩又はこれらの水和物を有効成分として含有する統合失調症、アルツハイマー病、認知機能障害、認知症、不安障害、うつ病、薬物依存、痙攣、振戦及び睡眠障害からなる群から選択される疾患の予防又は治療剤。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式[I]
【化1】

[式中、
環Aは、フェニル、ナフチル、又は「窒素原子、酸素原子、及び硫黄原子から選択される1若しくは2個のヘテロ原子を環内原子として有する単環又は二環の芳香環」であり(ここで、該フェニル、ナフチル及び「窒素原子、酸素原子、及び硫黄原子から選択される1若しくは2個のヘテロ原子を環内原子として有する単環又は二環の芳香環」はそれぞれ無置換、又はC1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、シアノ、C1-6アルコキシ、ハロゲン、C1-6アシル及びC2-7アルコキシカルボニルからなる群から選ばれる1から3個の置換基で置換されている)、
Ar1はフェニル、ナフチル、又は「窒素原子、酸素原子、及び硫黄原子から選択される1若しくは2個のヘテロ原子を環内原子として有する単環又は二環の芳香環」であり(ここで、該フェニル、ナフチル、「窒素原子、酸素原子、及び硫黄原子から選択される1若しくは2個のヘテロ原子を環内原子として有する単環又は二環の芳香環」はそれぞれ無置換、或いはヒドロキシ、ハロゲン、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、シアノ、C1-6アルコキシ、C1-6アシル、C1-6ハロアシル、C1-6ハロアルコキシ、C3-8シクロアルキル、ニトロ、アミノ、アミノスルホニル及びカルバモイルからなる群から選ばれる1から3個の置換基で置換されているか、又はメチレンジオキシで置換されている)、
1は水素原子、C1-6アルキル、C3-6アルケニル、又はC3-8シクロアルキルであり(ここで、該C1-6アルキルは無置換又はシアノで置換されている)、
3は水素原子、C1-6アルキル、又はハロゲンであり、
nは1又は2である]で表される化合物又はその医薬上許容される塩又はこれらの水和物を有効成分として含有する統合失調症、アルツハイマー病、認知機能障害、認知症、不安障害、うつ病、薬物依存、痙攣、振戦及び睡眠障害からなる群から選択される疾患の予防又は治療剤。
【請求項2】
式[IA]
【化2】

[式中、
環Aは、「窒素原子及び硫黄原子から選択される1若しくは2個のヘテロ原子を環内原子として有する単環又は二環の芳香環」であり(ここで、該芳香環は無置換、又はC1-6アルキル、C1-6アルコキシ及びハロゲンからなる群から選ばれる1から3個の置換基で置換されている)、
Ar1はフェニル、ナフチル、又は「窒素原子、酸素原子、及び硫黄原子から選択される1若しくは2個のヘテロ原子を環内原子として有する単環又は二環の芳香環」であり(ここで、該フェニル、ナフチル、「窒素原子、酸素原子、及び硫黄原子から選択される1若しくは2個のヘテロ原子を環内原子として有する単環又は二環の芳香環」はぞれぞれ無置換、或いはヒドロキシ、ハロゲン、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、シアノ、C1-6アルコキシ、C1-6アシル、C1-6ハロアシル、C1-6ハロアルコキシ、C3-8シクロアルキル、ニトロ、アミノ、アミノスルホニル及びカルバモイルからなる群から選ばれる1から3個の置換基で置換されているか、又はメチレンジオキシで置換されている)、
1は水素原子、C1-6アルキル、C3-6アルケニル、又はC3-8シクロアルキルであり(ここで、該C1-6アルキルは無置換又はシアノで置換されている)、
nは1又は2である]で表される化合物又はその医薬上許容される塩又はこれらの水和物を有効成分として含有する統合失調症、アルツハイマー病、認知機能障害、認知症、不安障害、うつ病、薬物依存、痙攣、振戦及び睡眠障害からなる群から選択される疾患の予防又は治療剤。
【請求項3】
式[I’]
【化3】

[式中、
4は水素原子、C1-6ハロアルキル、シアノ又はC1-6アシルであり、
Ar1はフェニル、ピリジル又はイソキノリン−1−イルであり(ここで、該フェニル又はピリジルは無置換、或いはハロゲン、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、シアノ、C1-6アルコキシ、C1-6アシル、C1-6ハロアシル及びC1-6ハロアルコキシからなる群から選ばれる1から3個の置換基で置換されているか、又はメチレンジオキシで置換されている)、
1は水素原子、C1-6アルキル、C3-6アルケニル、又はC3-8シクロアルキルであり(ここで、該C1-6アルキルは無置換又はシアノで置換されている)、
nは1又は2である]で表される化合物又はその医薬上許容される塩又はこれらの水和物を有効成分として含有する統合失調症、アルツハイマー病、認知機能障害、認知症、不安障害、うつ病、薬物依存、痙攣、振戦及び睡眠障害からなる群から選択される疾患の予防又は治療剤。
【請求項4】
4が水素原子であり、Ar1がフェニル又はピリジルである(ここで、該フェニル又はピリジルは無置換、或いはハロゲン、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、シアノ、C1-6アルコキシ、C1-6アシル、C1-6ハロアシル及びC1-6ハロアルコキシからなる群から選ばれる1から3個の置換基で置換されているか、又はメチレンジオキシで置換されている)、請求項3に記載の統合失調症、アルツハイマー病、認知機能障害、認知症、不安障害、うつ病、薬物依存、痙攣、振戦及び睡眠障害からなる群から選択される疾患の予防又は治療剤。
【請求項5】
環Aが、ピロリル、ピリジル、ピリミジニル、ピラジニル、ピラゾリル、イミダゾリル、キノリル、インドリル、チエニル又はチアゾリルである(ここで、環Aは無置換、又はC1-6アルキル、C1-6アルコキシ及びハロゲンからなる群から選ばれる1から3個の置換基で置換されている)、請求項2記載の統合失調症、アルツハイマー病、認知機能障害、認知症、不安障害、うつ病、薬物依存、痙攣、振戦及び睡眠障害からなる群から選択される疾患の予防又は治療剤。
【請求項6】
化合物が式[II]
【化4】

[式中、
環Aは1又は2個の窒素原子を環内原子として有する単環又は二環の芳香環であり(ここで、該芳香環は無置換、又はC1-6アルキル、ハロゲン及びC1-6アルコキシからなる群から選ばれる1個の置換基で置換されている)、
Ar1はフェニル、ピリジル又はイソキノリン−1−イルであり(ここで、該フェニル又はピリジルは、ハロゲン、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C1-6アルコキシ及びC1-6ハロアルコキシからなる群から選ばれる1から3個の置換基で置換されている)、
nは1又は2である]で表される化合物である、請求項2記載の統合失調症、アルツハイマー病、認知機能障害、認知症、不安障害、うつ病、薬物依存、痙攣、振戦及び睡眠障害からなる群から選択される疾患の予防又は治療剤。
【請求項7】
化合物が式[III]
【化5】

[式中、
Ar1はフェニル、ピリジル又はイソキノリン−1−イルであり(ここで、該フェニル及びピリジルはハロゲン、C1-6アルキル及びC1-6ハロアルキルからなる群から選ばれる2又は3個の置換基で置換されている)、
2は水素原子又はC1-6アルキルであり、
nは1又は2であり、
ベンゼン環上におけるピラゾリルの置換位置は3位又は4位である]で表される化合物である、請求項1記載の統合失調症、アルツハイマー病、認知機能障害、認知症、不安障害、うつ病、薬物依存、痙攣、振戦及び睡眠障害からなる群から選択される疾患の予防又は治療剤。
【請求項8】
化合物が式[IIIA]
【化6】

[式中、
Ar1はフェニル、ピリジル又はイソキノリン−1−イルであり(ここで、該フェニル及びピリジルはハロゲン、C1-6アルキル及びC1-6ハロアルキルからなる群から選ばれる2又は3個の置換基で置換されている)、
2は水素原子又はC1-6アルキルであり、
nは1又は2であり、
ベンゼン環上におけるピラゾリルの置換位置は3位又は4位である]で表される化合物である、請求項7記載の統合失調症、アルツハイマー病、認知機能障害、認知症、不安障害、うつ病、薬物依存、痙攣、振戦及び睡眠障害からなる群から選択される疾患の予防又は治療剤。
【請求項9】
化合物のベンゼン環上におけるピラゾリルの置換位置が3位である、請求項7または8記載の統合失調症、アルツハイマー病、認知機能障害、認知症、不安障害、うつ病、薬物依存、痙攣、振戦及び睡眠障害からなる群から選択される疾患の予防又は治療剤。
【請求項10】
化合物が式[IV]
【化7】

[式中、
5は水素原子、ハロゲン又はC1-6アルコキシであり、
Ar1はフェニル、ピリジル又はイソキノリン−1−イルであり(ここで、該フェニル及びピリジルはハロゲン、C1-6アルキル及びC1-6ハロアルキルからなる群から選ばれる2又は3個の置換基で置換されている)、
nは1又は2であり、
ベンゼン環上におけるピリジルの置換位置は3位又は4位である]で表される化合物である、請求項1記載の統合失調症、アルツハイマー病、認知機能障害、認知症、不安障害、うつ病、薬物依存、痙攣、振戦及び睡眠障害からなる群から選択される疾患の予防又は治療剤。
【請求項11】
化合物が式[IVA]
【化8】

[式中、
5は水素原子、ハロゲン又はC1-6アルコキシであり、
Ar1はフェニル、ピリジル又はイソキノリン−1−イルであり(ここで、該フェニル及びピリジルはハロゲン、C1-6アルキル及びC1-6ハロアルキルからなる群から選ばれる2又は3個の置換基で置換されている)、
nは1又は2であり、
ベンゼン環上におけるピリジルの置換位置は3位又は4位である]で表される化合物である、請求項10記載の統合失調症、アルツハイマー病、認知機能障害、認知症、不安障害、うつ病、薬物依存、痙攣、振戦及び睡眠障害からなる群から選択される疾患の予防又は治療剤。
【請求項12】
5が水素原子であり、Ar1がフェニル又はピリジルである(ここで、該フェニル及びピリジルはハロゲン、C1-6アルキル及びC1-6ハロアルキルからなる群から選ばれる2又は3個の置換基で置換されている)、請求項11記載の統合失調症、アルツハイマー病、認知機能障害、認知症、不安障害、うつ病、薬物依存、痙攣、振戦及び睡眠障害からなる群から選択される疾患の予防又は治療剤。
【請求項13】
化合物のベンゼン環上におけるピリジルの置換位置が3位である、請求項10、11又は12記載の統合失調症、アルツハイマー病、認知機能障害、認知症、不安障害、うつ病、薬物依存、痙攣、振戦及び睡眠障害からなる群から選択される疾患の予防又は治療剤。
【請求項14】
化合物が式[V]
【化9】

[式中、
Ar1はフェニル、ピリジル又はイソキノリン−1−イルであり(ここで、該フェニル及びピリジルはハロゲン、C1-6アルキル及びC1-6ハロアルキルからなる群から選ばれる2又は3個の置換基で置換されている)、
nは1又は2であり、
ベンゼン環上におけるピリミジニルの置換位置は3位又は4位である]で表される化合物である、請求項1記載の統合失調症、アルツハイマー病、認知機能障害、認知症、不安障害、うつ病、薬物依存、痙攣、振戦及び睡眠障害からなる群から選択される疾患の予防又は治療剤。
【請求項15】
化合物が式[VA]
【化10】

[式中、
Ar1はフェニル、ピリジル又はイソキノリン−1−イルであり(ここで、該フェニル及びピリジルはハロゲン、C1-6アルキル及びC1-6ハロアルキルからなる群から選ばれる2又は3個の置換基で置換されている)、
nは1又は2であり、
ベンゼン環上におけるピリミジニルの置換位置は3位又は4位である]で表される化合物である、請求項14記載の統合失調症、アルツハイマー病、認知機能障害、認知症、不安障害、うつ病、薬物依存、痙攣、振戦及び睡眠障害からなる群から選択される疾患の予防又は治療剤。
【請求項16】
化合物のベンゼン環上におけるピリミジニルの置換位置が3位である、請求項14又は15記載の統合失調症、アルツハイマー病、認知機能障害、認知症、不安障害、うつ病、薬物依存、痙攣、振戦及び睡眠障害からなる群から選択される疾患の予防又は治療剤。
【請求項17】
化合物が式[VI]
【化11】

[式中、
Ar1はフェニル、ピリジル又はイソキノリン−1−イルであり(ここで、該フェニル及びピリジルはハロゲン、C1-6アルキル及びC1-6ハロアルキルからなる群から選ばれる2又は3個の置換基で置換されている)、
nは1又は2であり、
ベンゼン環上におけるピラジニルの置換位置は3位又は4位である]で表される化合物である、請求項1記載の統合失調症、アルツハイマー病、認知機能障害、認知症、不安障害、うつ病、薬物依存、痙攣、振戦及び睡眠障害からなる群から選択される疾患の予防又は治療剤。
【請求項18】
化合物のベンゼン環上におけるピラジニルの置換位置が3位である、請求項17記載の統合失調症、アルツハイマー病、認知機能障害、認知症、不安障害、うつ病、薬物依存、痙攣、振戦及び睡眠障害からなる群から選択される疾患の予防又は治療剤。
【請求項19】
nが2である、請求項1、2及び5〜18のいずれか1項に記載の統合失調症、アルツハイマー病、認知機能障害、認知症、不安障害、うつ病、薬物依存、痙攣、振戦及び睡眠障害からなる群から選択される疾患の予防又は治療剤。
【請求項20】
nが2である、請求項3又は4に記載の統合失調症、アルツハイマー病、認知機能障害、認知症、不安障害、うつ病、薬物依存、痙攣、振戦及び睡眠障害からなる群から選択される疾患の予防又は治療剤。
【請求項21】
化合物のピロリジン環又はピペリジン環の2位の不斉炭素原子の立体配置がSであり、アミドの窒素原子が結合している不斉炭素原子の立体配置もSである、請求項1、2及び5〜19のいずれか1項に記載の統合失調症、アルツハイマー病、認知機能障害、認知症、不安障害、うつ病、薬物依存、痙攣、振戦及び睡眠障害からなる群から選択される疾患の予防又は治療剤。
【請求項22】
化合物のピロリジン環又はピペリジン環の2位の不斉炭素原子の立体配置がSであり、アミドの窒素原子が結合している不斉炭素原子の立体配置もSである請求項3、4または20に記載の統合失調症、アルツハイマー病、認知機能障害、認知症、不安障害、うつ病、薬物依存、痙攣、振戦及び睡眠障害からなる群から選択される疾患の予防又は治療剤。
【請求項23】
Ar1がフェニルである(ここで、該フェニルは2位にクロロ、フルオロ又はメチルを有し、かつ3位、5位若しくは6位にトリフルオロメチル及び/又は3位若しくは6位にクロロを有する)、請求項1、2、5〜19及び21のいずれか1項に記載の統合失調症、アルツハイマー病、認知機能障害、認知症、不安障害、うつ病、薬物依存、痙攣、振戦及び睡眠障害からなる群から選択される疾患の予防又は治療剤。
【請求項24】
Ar1がフェニルである(ここで、該フェニルは2位にクロロ又はメチルを有し、3位又は5位にトリフルオロメチルを有し、さらに6位にクロロを有してもよい)、請求項1、2、5〜19及び21のいずれか1項に記載の統合失調症、アルツハイマー病、認知機能障害、認知症、不安障害、うつ病、薬物依存、痙攣、振戦及び睡眠障害からなる群から選択される疾患の予防又は治療剤。
【請求項25】
Ar1が3位にクロロ及び4位にトリフルオロメチルを有するピリジン−2−イル又は3位にクロロ及び2位にトリフルオロメチルを有するピリジン−4−イルである、請求項1、2、5〜19及び21のいずれか1項に記載の統合失調症、アルツハイマー病、認知機能障害、認知症、不安障害、うつ病、薬物依存、痙攣、振戦及び睡眠障害からなる群から選択される疾患の予防又は治療剤。
【請求項26】
Ar1が3位にクロロ及び4位にトリフルオロメチルを有するピリジン−2−イル又は3位にクロロ及び2位にトリフルオロメチルを有するピリジン−4−イルである、請求項3、4、20又は22に記載の統合失調症、アルツハイマー病、認知機能障害、認知症、不安障害、うつ病、薬物依存、痙攣、振戦及び睡眠障害からなる群から選択される疾患の予防又は治療剤。
【請求項27】
Ar1がイソキノリン−1−イルである、請求項1〜3、5〜11及び13〜22のいずれか1項に記載の統合失調症、アルツハイマー病、認知機能障害、認知症、不安障害、うつ病、薬物依存、痙攣、振戦及び睡眠障害からなる群から選択される疾患の予防又は治療剤。
【請求項28】
3−クロロ−N−((S)−(3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)((2S)−ピペリジン−2−イル)メチル)−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−カルボキサミド又はその医薬上許容される塩又はこれらの水和物を有効成分として含有する統合失調症、アルツハイマー病、認知機能障害、認知症、不安障害、うつ病、薬物依存、痙攣、振戦及び睡眠障害からなる群から選択される疾患の予防又は治療剤。
【請求項29】
3−クロロ−N−((S)−(3−(1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)((2S)−ピペリジン−2−イル)メチル)−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−カルボキサミド又はその医薬上許容される塩又はこれらの水和物を有効成分として含有する統合失調症、アルツハイマー病、認知機能障害、認知症、不安障害、うつ病、薬物依存、痙攣、振戦及び睡眠障害からなる群から選択される疾患の予防又は治療剤。
【請求項30】
3−クロロ−N−((S)−(3−(1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)((2S)−ピペリジン−2−イル)メチル)−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−カルボキサミドの塩酸塩又はその水和物を有効成分として含有する統合失調症、アルツハイマー病、認知機能障害、認知症、不安障害、うつ病、薬物依存、痙攣、振戦及び睡眠障害からなる群から選択される疾患の予防又は治療剤。
【請求項31】
3−クロロ−N−((S)−(3−(1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)((2S)−ピペリジン−2−イル)メチル)−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−カルボキサミドのマレイン酸塩又はその水和物を有効成分として含有する統合失調症、アルツハイマー病、認知機能障害、認知症、不安障害、うつ病、薬物依存、痙攣、振戦及び睡眠障害からなる群から選択される疾患の予防又は治療剤。
【請求項32】
3−クロロ−N−((S)−(2S)−ピペリジン−2−イル(3−(1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)メチル)−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−カルボキサミド又はその医薬上許容される塩又はこれらの水和物を有効成分として含有する統合失調症、アルツハイマー病、認知機能障害、認知症、不安障害、うつ病、薬物依存、痙攣、振戦及び睡眠障害からなる群から選択される疾患の予防又は治療剤。

【公開番号】特開2009−185010(P2009−185010A)
【公開日】平成21年8月20日(2009.8.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−29724(P2008−29724)
【出願日】平成20年2月8日(2008.2.8)
【出願人】(000002819)大正製薬株式会社 (437)
【Fターム(参考)】