説明

スフィンゴシンリン酸受容体の新規なモジュレーター

スフィンゴシン−1−リン酸受容体のサブタイプ1を活性化させる化合物を提供する。特定の化合物は、スフィンゴシン−1−リン酸受容体のサブタイプ3に比して、受容体のサブタイプ1を選択的に活性化させる。S1P1の活性化、アゴニズム、阻害またはアンタゴニズムが医学的に適応となる異常な状態の治療のための、本発明の化合物の使用および方法を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、プロドラッグ、互変異性体、立体異性体、水和物、もしくは溶媒和物
【化104】

[式中、
点線は、単結合または二重結合が存在できることを示し、ただし、A、A、およびAを含む環中に2つの二重結合および3つの単結合が存在し、
、A、およびAは、各々独立に、CもしくはOであり、またはNであり、Nは二重結合および単結合によって2個の隣接する環原子に結合しているか、またはNRであり(Rは、Hもしくは(C〜C)アルキルである)、NRであるときNは2つの単結合によって2個の隣接する環原子に結合しており、ただし、A、A、およびAの1個以下は、Cであり、A、A、およびAの少なくとも1つは、NまたはNRであり、ただし、A、A、およびAの1つのみは、Oであり、
およびLは、各々独立に、結合;(CHR’)(式中、R’は、Hもしくは(C〜C)アルキルであり、nは、1、2、もしくは3である);またはヘテロアリール(チオフェニル、フェニル、フラニル、もしくはベンゾチオフェニルからなる群から選択され、このようなヘテロアリールは、0〜3個のJで置換されている)であり、
Jは、出現するごとに独立に、F、Cl、Br、I、OR’、OC(O)N(R’)、CN、CF、OCF、CHF、NO、R’、O、S、C(O)、S(O)、メチレンジオキシ、エチレンジオキシ、N(R’)、N(R’)CHCHOR’、SR’、SOR’、SOR’、SON(R’)、SOR’、C(O)R’、C(O)C(O)R’、C(O)CHC(O)R’、C(S)R’、C(O)OR’、OC(O)R’、OC(O)OR’、C(O)N(R’)、OC(O)N(R’)、C(S)N(R’)、(CH0〜2NHC(O)R’、(CH0〜2N(R’)、(CH0〜2N(R’)N(R’)、N(R’)N(R’)C(O)R’、N(R’)N(R’)C(O)OR’、N(R’)N(R’)CON(R’)、N(R’)SOR’、N(R’)SON(R’)、N(R’)C(O)OR’、N(R’)C(O)R’、N(R’)N(R’)、N(R’)C(S)R’、N(R’)C(O)N(R’)、N(R’)C(S)N(R’)、N(COR’)COR’、N(OR’)R’、C(=NH)N(R’)、C(O)N(OR’)R’、またはC(=NOR’)R’であり、2個のJ基は一緒になって、環を形成してもよく、R’は、出現するごとに独立に、水素、またはアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルもしくはヘテロアリールであり、任意のアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルもしくはヘテロアリールは、0〜3個のJで置換されており、または2個のR’基は、それらが結合している窒素原子もしくは2個の隣接する窒素原子と一緒になって、0〜3個のJで置換されており、O、N、S、S(O)およびS(O)からなる群から選択される1〜3個のさらなるヘテロ原子を任意選択でさらに含む、(C〜C)ヘテロシクリルを一緒に形成してもよく、
は、単環式もしくは二環式のシクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、またはヘテロアリールであり、それらの各々は、0〜5個のJで置換されており、任意のシクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、またはヘテロアリールは、1つもしくは複数のさらなるシクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール環(これらのいずれも、単環式、二環式もしくは多環式の飽和、部分不飽和、もしくは芳香族であってよく、これらのいずれも、0〜5個のJで置換されている)と縮合、架橋、またはスピロ結合していてもよく、
は、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、またはヘテロアリールであり、任意のシクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、またはヘテロアリールは、独立に、J、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、ヒドロキシル、ハロ、(C〜C)ハロアルコキシ、シクロアルキル(C〜C)アルキル、ヘテロシクリル(C〜C)アルキル、アリール(C〜C)アルキル、ヘテロアリール(C〜C)アルキル、OR(式中、Rは、Hもしくは(C〜C)アルキルを含む)、あるいはNR(式中、各Rは、独立に、Hもしくは(C〜C)アルキルを含み、または2個のR基は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N、O、S、S(O)およびS(O)からなる群から選択される1〜3個のヘテロ原子を任意選択でさらに含む(C〜C)ヘテロシクリルを形成し、またはRは、任意選択で置換されているシクロアルキル、任意選択で置換されているアリール、任意選択で置換されているヘテロシクリル、または任意選択で置換されているヘテロアリールである)で一置換または多置換されており、
任意のアルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、R、R、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、またはヘテロアリールは、Jでさらに置換されていてもよく、
ただし、(i)、(ii)、(iii)または(iv)が適用され、
(i)Lは、結合または(CHR’)であり、Rは、0〜5個のJで任意選択で置換されている二環式環部分であり、前記二環式環部分は、a−iからa−xxviiiの任意の1つであり、波線は、結合点を示し、
【化105】

ただし、Rがa−xviiまたはa−xixであるとき、Lは、結合または(CHR’)であり、
(ii)LおよびLは、各々独立に、結合または(CHR’)であり、Rは、0〜3個のJで任意選択で置換されている6員ヘテロアリール環部分であり、Jは、OR’、CF、Cl、Br、F、CN、O(C〜C)アルコキシ、O(C〜C)シクロアルコキシ、アルキル、またはN(R’)であり、前記6員ヘテロアリール環部分は、b−iからb−xiiiの任意の1つであり、波線は、結合点を示し、
【化106】

(iii)Lは、結合または(CHR’)であり、Lは、0〜3個のJで置換されているヘテロアリールであり、前記ヘテロアリールは、c−iまたはc−iiであり、波線は、結合点を示し、
【化107】

あるいは、
(iv)Lは、結合または(CHR’)であり、Lは、結合または(CHR’)または0〜5個のJで置換されているフェニルであり、RおよびRは、独立に、0〜5回出現するJで各々が任意選択で置換されているフェニルまたはヘテロアリールから選択され、ただし、Lが結合であり、RおよびRが両方ともフェニルである場合、Rは、4−CN、3−アルキル−NHR’、3−アルキル−OR’、4−アルキル−OR’、または2,3−ジアルキルの少なくとも1つで置換されており、Rは、少なくとも4−OR’で置換されており、
ただし、(ii)、(iii)、または(iv)が適用されるとき、式(I)の化合物は、下記
【化108】


の1つではない]。
【請求項2】
が結合である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
およびAがNであり、AがOである、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
およびAがNであり、AがOであり、またはAおよびAがNであり、AがOである、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
およびAがNであり、AがNRである、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
がCであり、AがNであり、AがOである、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
がOであり、AがNであり、AがCである、請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
およびLが、各々独立に、結合または(CHR’)であり、RもしくはR、または両方が、ヘテロアリール環を含む、請求項1から7のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項9】
またはRの少なくとも1つのヘテロアリール環が、ピリジニルもしくはピリジニルN−オキシド、ピラジニル、ピロリル、イミダゾリル、ベンゾイミダゾリル、チオフェニル、ベンゾチオフェニル、フリル、ベンゾフリル、インドリル、インドリニル、ピペリジニル、キノリル、またはイソキノリルであり、任意のヘテロアリールが、0〜5個のJで置換されている、請求項8に記載の化合物。
【請求項10】
任意のヘテロアリールが、0〜5個のR’、F、Cl、Br、I、OR’、CF、OCF、CHF、またはSON(R’)で置換されている、請求項9に記載の化合物。
【請求項11】
およびLが、各々独立に、結合または(CHR’)であり、RもしくはR、または両方が、二環式炭素環を含み、前記二環式炭素環が、0〜5個のJで置換されている、請求項1から7のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項12】
任意の二環式炭素環が、0〜5個のR’、F、Cl、Br、I、OR’、CF、OCF、CHF、またはSON(R’)で置換されている、請求項11に記載の化合物。
【請求項13】
が、結合であり、Rが、0〜5個のJで置換されている二環式環部分であり、前記二環式環部分が、a−iからa−xxviiiの任意の1つであり、波線が、結合点を示し、
【化109】

前記二環式環部分のいずれも、0〜5個のJで置換されている、請求項1から7のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項14】
およびLが、各々結合であり、Rが、0〜3回出現するJで置換されている6員ヘテロアリール環部分であり、Jは、OR’、CF、Cl、Br、F、CN、O(C〜C)アルコキシ、O(C〜C)シクロアルコキシ、アルキル、N(R’)からなる群から選択され、Rの任意選択で置換されている6員ヘテロアリール環部分が、b−iからb−xiiiの任意の1つであり、
【化110】

前記6員ヘテロアリール環部分の各々は、0〜3個のJで置換されている、請求項1から7のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項15】
が、結合であり、Lが、c−iまたはc−iiであり、波線が、結合点を示し、
【化111】

c−iおよびc−iiは、0〜2個のJでさらに置換されている、請求項1または3から7のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項16】
が、結合であり、Lが、結合、または0〜5個のJで置換されているフェニルであり、RおよびRが、独立に、各々が0〜5個のJで置換されているフェニルまたはヘテロアリールから選択され、ただし、Lが結合であり、RおよびRが両方ともフェニルである場合、Rは、4−CN、3−アルキル−N(R’)、3−アルキル−OR’、4−アルキル−OR’、または2,3−ジアルキルの少なくとも1つで置換されており、Rは、少なくとも4−OR’で置換されている、請求項1または3から7のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項17】
前記任意選択で置換されている二環式環部分が、a−iからa−viiiの任意の1つであり、
【化112】

前記二環式環部分のいずれも、0〜5個のJで置換されている、請求項13に記載の化合物。
【請求項18】
0〜5個のJでさらに置換されている式I−Bを有する、請求項17に記載の化合物。
【化113】

【請求項19】
0〜5個のJでさらに置換されている式I−Cを有する、請求項18に記載の化合物。
【化114】

【請求項20】
式I−Dを有し、かつ0〜5個のJでさらに置換されており、RおよびRが、各々独立に、H、OR’、OC(O)N(R’)、N(R’)N(R’)、N(R’)CHCHOR’、CN、CHF、CF、OCF、NO、R’、=O、=S、C(O)、S(O)、N(R’)、SR’、SOR’、SOR’、SON(R’)、SOR’、もしくはC(O)R’であり、またはRおよびRが、一緒になって=O、=NR’、もしくは=N(R’)CHCHOR’である、請求項19に記載の化合物。
【化115】

【請求項21】
式I−Fを有し、
【化116】

式中、
およびRは、各々独立に、H、OR’’、N(R’’)、およびSR’’から選択され、
R’’は、水素、またはアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルもしくはヘテロアリールであり、任意のこのようなアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルもしくはヘテロアリールは、0〜3個のJで置換されており、
Xは、F、Cl、Br、I、CHF、CN、CF、NO、またはOR’であり、
Yは、水素、またはアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルもしくはヘテロアリールであり、任意のこのようなアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルもしくはヘテロアリールは、0〜3個のJで置換されている、請求項20に記載の化合物。
【請求項22】
【化117】

のいずれか、または任意のその薬学的に許容される塩、互変異性体、立体異性体、溶媒和物、水和物、もしくはプロドラッグである、請求項19に記載の化合物。
【請求項23】
前記二環式環部分が、a−ixからa−xvの任意の1つであり、
【化118】

前記二環式環部分のいずれも、0〜5個のJで置換されている、請求項13に記載の化合物。
【請求項24】
【化119】

のいずれか、または任意のその薬学的に許容される塩、互変異性体、立体異性体、溶媒和物、水和物、もしくはプロドラッグである、請求項23に記載の化合物。
【請求項25】
前記任意選択で置換されている二環式環部分が、a−xviからa−xxvの任意の1つであり、
【化120】

前記二環式環部分のいずれも、0〜5個のJで置換されている、請求項13に記載の化合物。
【請求項26】
【化121】

のいずれか、または任意のその薬学的に許容される塩、互変異性体、立体異性体、溶媒和物、水和物、もしくはプロドラッグである、請求項25に記載の化合物。
【請求項27】
の任意選択で置換されている6員ヘテロアリール環部分が、b−iからb−vの任意の1つであり、
【化122】

前記6員ヘテロアリール環部分のいずれも、0〜3個のJで置換されている、請求項14に記載の化合物。
【請求項28】
【化123】


のいずれか、または任意のその薬学的に許容される塩、互変異性体、立体異性体、溶媒和物、水和物、もしくはプロドラッグである、請求項27に記載の化合物。
【請求項29】
【化124】

のいずれか、または任意のその薬学的に許容される塩、互変異性体、立体異性体、溶媒和物、水和物、もしくはプロドラッグである、請求項15に記載の化合物。
【請求項30】
【化125】















のいずれか、または任意のその薬学的に許容される塩、互変異性体、立体異性体、溶媒和物、水和物、もしくはプロドラッグである、請求項1に記載の化合物。
【請求項31】
下記
【化126】


のいずれか、または任意のその薬学的に許容される塩、互変異性体、立体異性体、溶媒和物、水和物、もしくはプロドラッグである、請求項30に記載の化合物。
【請求項32】
【化127】

のいずれか、または任意のその薬学的に許容される塩、互変異性体、立体異性体、溶媒和物、水和物、もしくはプロドラッグである、請求項30に記載の化合物。
【請求項33】
請求項1に記載の化合物と適切な賦形剤とを含む医薬組成物。
【請求項34】
請求項1に記載の化合物と第2の薬剤とを含む医薬品の組合せ。
【請求項35】
前記第2の薬剤が、多発性硬化症、移植片拒絶、または成人呼吸促迫症候群の治療のために医学的に適応となる、請求項34に記載の組合せ。
【請求項36】
式(II)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、プロドラッグ、互変異性体、立体異性体、水和物、もしくは溶媒和物を含む、スフィンゴシン−1−リン酸受容体のサブタイプ1の活性化または阻害が医学的に適応となる障害または異常な状態の治療のために適した薬剤の調製のための化合物の使用
【化128】

[式中、
点線は、単結合または二重結合が存在できることを示し、ただし、A、A、およびAを含む環中に2つの二重結合および3つの単結合が存在し、
、A、およびAは、各々独立に、CもしくはOであり、またはNであり、Nは二重結合および単結合によって2個の隣接する環原子に結合しているか、またはNRであり(Rは、Hもしくは(C〜C)アルキルである)、NRであるときNは2つの単結合によって2個の隣接する環原子に結合しており、ただし、A、A、およびAの1個以下は、Cであり、A、A、およびAの少なくとも1つは、NまたはNRであり、ただし、A、A、およびAの1つのみは、Oであり、
およびLは、各々独立に、結合;(CHR’)(式中、R’は、Hもしくは(C〜C)アルキルであり、nは、1、2、もしくは3である);またはヘテロアリール(チオフェニル、フェニル、フラニル、もしくはベンゾチオフェニルからなる群から選択され、このようなヘテロアリールは、0〜3個のJで置換されている)であり、
Jは、出現するごとに独立に、F、Cl、Br、I、OR’、OC(O)N(R’)、CN、CF、OCF、CHF、NO、R’、O、S、C(O)、S(O)、メチレンジオキシ、エチレンジオキシ、N(R’)、N(R’)CHCHOR’、SR’、SOR’、SOR’、SON(R’)、SOR’、C(O)R’、C(O)C(O)R’、C(O)CHC(O)R’、C(S)R’、C(O)OR’、OC(O)R’、OC(O)OR’、C(O)N(R’)、OC(O)N(R’)、C(S)N(R’)、(CH0〜2NHC(O)R’、(CH0〜2N(R’)、(CH0〜2N(R’)N(R’)、N(R’)N(R’)C(O)R’、N(R’)N(R’)C(O)OR’、N(R’)N(R’)CON(R’)、N(R’)SOR’、N(R’)SON(R’)、N(R’)C(O)OR’、N(R’)C(O)R’、N(R’)N(R’)、N(R’)C(S)R’、N(R’)C(O)N(R’)、N(R’)C(S)N(R’)、N(COR’)COR’、N(OR’)R’、C(=NH)N(R’)、C(O)N(OR’)R’、またはC(=NOR’)R’であり、2個のJ基は一緒になって、環を形成してもよく、R’は、出現するごとに独立に、水素、またはアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルもしくはヘテロアリールであり、任意のアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルもしくはヘテロアリールは、0〜3個のJで置換されており、または2個のR’基は、それらが結合している窒素原子もしくは2個の隣接する窒素原子と一緒になって、0〜3個のJで置換されており、O、N、S、S(O)およびS(O)からなる群から選択される1〜3個のさらなるヘテロ原子を任意選択でさらに含む、(C〜C)ヘテロシクリルを一緒に形成してもよく、
は、単環式もしくは二環式のシクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、またはヘテロアリールであり、それらの各々は、0〜5個のJで置換されており、任意のシクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、またはヘテロアリールは、1つもしくは複数のさらなるシクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール環(これらのいずれも、単環式、二環式もしくは多環式の飽和、部分不飽和、もしくは芳香族であってよく、これらのいずれも、0〜5個のJで置換されている)と縮合、架橋、またはスピロ結合していてもよく、
は、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、またはヘテロアリールであり、任意のシクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、またはヘテロアリールは、独立に、J、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、ヒドロキシル、ハロ、(C〜C)ハロアルコキシ、シクロアルキル(C〜C)アルキル、ヘテロシクリル(C〜C)アルキル、アリール(C〜C)アルキル、ヘテロアリール(C〜C)アルキル、OR(式中、Rは、Hもしくは(C〜C)アルキルを含む)、あるいはNR(式中、各Rは、独立に、Hもしくは(C〜C)アルキルを含み、または2個のR基は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N、O、S、S(O)およびS(O)からなる群から選択される1〜3個のヘテロ原子を任意選択でさらに含む(C〜C)ヘテロシクリルを形成し、またはRは、任意選択で置換されているシクロアルキル、任意選択で置換されているアリール、任意選択で置換されているヘテロシクリル、または任意選択で置換されているヘテロアリールである)で一置換または多置換されており、
任意のアルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、R、R、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、またはヘテロアリールは、Jでさらに置換されていてもよく、
ただし、(i)、(ii)、(iii)または(iv)が適用され、
(i)Lは、結合または(CHR’)であり、Rは、0〜5個のJで任意選択で置換されている二環式環部分であり、前記二環式環部分は、a−iからa−xxviiiの任意の1つであり、波線は、結合点を示し、
【化129】

ただし、Rがa−xviiまたはa−xixであるとき、Lは、結合または(CHR’)であり、
(ii)LおよびLは、各々独立に、結合または(CHR’)であり、Rは、0〜3個のJで任意選択で置換されている6員ヘテロアリール環部分であり、Jは、OR’、CF、Cl、Br、F、CN、O(C〜C)アルコキシ、O(C〜C)シクロアルコキシ、アルキル、またはN(R’)であり、前記6員ヘテロアリール環部分は、b−iからb−xiiiの任意の1つであり、波線は、結合点を示し、
【化130】

(iii)Lは、結合または(CHR’)であり、Lは、0〜3個のJで置換されているヘテロアリールであり、前記ヘテロアリールは、c−iまたはc−iiであり、波線は、結合点を示し、
【化131】

あるいは、
(iv)Lは、結合または(CHR’)であり、Lは、結合または(CHR’)または0〜5個のJで置換されているフェニルであり、RおよびRは、独立に、0〜5回出現するJで各々が任意選択で置換されているフェニルまたはヘテロアリールから選択され、ただし、Lが結合であり、RおよびRが両方ともフェニルである場合、Rは、4−CN、3−アルキル−NHR’、3−アルキル−OR’、4−アルキル−OR’、または2,3−ジアルキルの少なくとも1つで置換されており、Rは、少なくとも4−OR’で置換されており、
ただし、(ii)、(iii)、または(iv)が適用されるとき、式(I)の化合物は、下記
【化132】

の1つではない]。
【請求項37】
が結合である、請求項36に記載の使用。
【請求項38】
およびAがNであり、AがOである、請求項36に記載の使用。
【請求項39】
およびAがNであり、AがOであり、またはAおよびAがNであり、AがOである、請求項36に記載の使用。
【請求項40】
およびAがNであり、AがNRである、請求項36に記載の使用。
【請求項41】
がCであり、AがNであり、AがOである、請求項36に記載の使用。
【請求項42】
がOであり、AがNであり、AがCである、請求項36に記載の使用。
【請求項43】
およびLが、各々独立に、結合または(CHR’)であり、RもしくはR、または両方が、ヘテロアリール環を含む、請求項36から42のいずれか一項に記載の使用。
【請求項44】
またはRの少なくとも1つのヘテロアリール環が、ピリジニルもしくはピリジニルN−オキシド、ピラジニル、ピロリル、イミダゾリル、ベンゾイミダゾリル、チオフェニル、ベンゾチオフェニル、フリル、ベンゾフリル、インドリル、インドリニル、ピペリジニル、キノリル、またはイソキノリルであり、任意のヘテロアリールが、0〜5個のJで置換されている、請求項43に記載の使用。
【請求項45】
任意のヘテロアリールが、0〜5個のR’、F、Cl、Br、I、OR’、CF、OCF、CHF、またはSON(R’)で置換されている、請求項44に記載の使用。
【請求項46】
およびLが、各々独立に、結合または(CHR’)であり、RもしくはR、または両方が、二環式炭素環を含み、前記二環式炭素環が、0〜5個のJで置換されている、請求項36から42のいずれか一項に記載の使用。
【請求項47】
任意の二環式炭素環が、0〜5個のR’、F、Cl、Br、I、OR’、CF、OCF、CHF、またはSON(R’)で置換されている、請求項46に記載の使用。
【請求項48】
が、結合であり、Rが、0〜5個のJで置換されている二環式環部分であり、前記二環式環部分が、a−iからa−xxviiiの任意の1つであり、波線が、結合点を示し、
【化133】

前記二環式環部分のいずれも、0〜5個のJで置換されている、請求項36から42のいずれか一項に記載の使用。
【請求項49】
およびLが、各々結合であり、Rが、0〜3回出現するJで置換されている6員ヘテロアリール環部分であり、Jは、OR’、CF、Cl、Br、F、CN、O(C〜C)アルコキシ、O(C〜C)シクロアルコキシ、アルキル、N(R’)からなる群から選択され、Rの任意選択で置換されている6員ヘテロアリール環部分が、b−iからb−xiiiの任意の1つであり、
【化134】

前記6員ヘテロアリール環部分の各々は、0〜3個のJで置換されている、請求項36から42のいずれか一項に記載の使用。
【請求項50】
が結合であり、Lが、c−iまたはc−iiであり、波線が、結合点を示し、
【化135】

c−iおよびc−iiは、0〜2個のJでさらに置換されている、請求項36または38から42のいずれか一項に記載の使用。
【請求項51】
が、結合であり、Lが、結合、または0〜5個のJで置換されているフェニルであり、RおよびRが、独立に、各々が0〜5個のJで置換されているフェニルまたはヘテロアリールから選択され、ただし、Lが結合であり、RおよびRが両方ともフェニルである場合、Rは、4−CN、3−アルキル−N(R’)、3−アルキル−OR’、4−アルキル−OR’、または2,3−ジアルキルの少なくとも1つで置換されており、Rは、少なくとも4−OR’で置換されている、請求項36または38から42のいずれか一項に記載の使用。
【請求項52】
前記任意選択で置換されている二環式環部分が、a−iからa−viiiの任意の1つであり、
【化136】

前記二環式環部分のいずれも、0〜5個のJで置換されている、請求項48に記載の使用。
【請求項53】
0〜5個のJでさらに置換されている式I−Bを有する、請求項42に記載の使用。
【化137】

【請求項54】
0〜5個のJでさらに置換されている式I−Cを有する、請求項53に記載の使用。
【化138】

【請求項55】
式I−Dを有し、かつ0〜5個のJでさらに置換されており、RおよびRが、各々独立に、H、OR’、OC(O)N(R’)、N(R’)N(R’)、N(R’)CHCHOR’、CN、CHF、CF、OCF、NO、R’、=O、=S、C(O)、S(O)、N(R’)、SR’、SOR’、SOR’、SON(R’)、SOR’、もしくはC(O)R’であり、またはRおよびRが、一緒になって=O、=NR’、もしくは=N(R’)CHCHOR’である、請求項54に記載の使用。
【化139】

【請求項56】
前記化合物が、式I−Fを有し、
【化140】

式中、
およびRは、各々独立に、H、OR’’、N(R’’)、およびSR’’から選択され、
R’’は、水素、またはアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルもしくはヘテロアリールであり、任意のこのようなアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルもしくはヘテロアリールは、0〜3個のJで置換されており、
Xは、F、Cl、Br、I、CHF、CN、CF、NO、またはOR’であり、
Yは、水素、またはアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルもしくはヘテロアリールであり、任意のこのようなアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルもしくはヘテロアリールは、0〜3個のJで置換されている、請求項55に記載の使用。
【請求項57】
前記化合物が、下記
【化141】















のいずれかである、請求項36に記載の使用。
【請求項58】
スフィンゴシン−1−リン酸受容体のサブタイプ1を、有効量の式(II)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、プロドラッグ、互変異性体、立体異性体、水和物、もしくは溶媒和物と接触させることを含む、スフィンゴシン−1−リン酸受容体のサブタイプ1を活性化、アゴナイズ、阻害、またはアンタゴナイズする方法
【化142】

[式中、
点線は、単結合または二重結合が存在できることを示し、ただし、A、A、およびAを含む環中に2つの二重結合および3つの単結合が存在し、
、A、およびAは、各々独立に、CもしくはOであり、またはNであり、Nは二重結合および単結合によって2個の隣接する環原子に結合しているか、またはNRであり(Rは、Hもしくは(C〜C)アルキルである)、NRであるときNは2つの単結合によって2個の隣接する環原子に結合しており、ただし、A、A、およびAの1個以下は、Cであり、A、A、およびAの少なくとも1つは、NまたはNRであり、ただし、A、A、およびAの1つのみは、Oであり、
およびLは、各々独立に、結合;(CHR’)(式中、R’は、Hもしくは(C〜C)アルキルであり、nは、1、2、もしくは3である);またはヘテロアリール(チオフェニル、フェニル、フラニル、もしくはベンゾチオフェニルからなる群から選択され、このようなヘテロアリールは、0〜3個のJで置換されている)であり、
Jは、出現するごとに独立に、F、Cl、Br、I、OR’、OC(O)N(R’)、CN、CF、OCF、CHF、NO、R’、O、S、C(O)、S(O)、メチレンジオキシ、エチレンジオキシ、N(R’)、N(R’)CHCHOR’、SR’、SOR’、SOR’、SON(R’)、SOR’、C(O)R’、C(O)C(O)R’、C(O)CHC(O)R’、C(S)R’、C(O)OR’、OC(O)R’、OC(O)OR’、C(O)N(R’)、OC(O)N(R’)、C(S)N(R’)、(CH0〜2NHC(O)R’、(CH0〜2N(R’)、(CH0〜2N(R’)N(R’)、N(R’)N(R’)C(O)R’、N(R’)N(R’)C(O)OR’、N(R’)N(R’)CON(R’)、N(R’)SOR’、N(R’)SON(R’)、N(R’)C(O)OR’、N(R’)C(O)R’、N(R’)N(R’)、N(R’)C(S)R’、N(R’)C(O)N(R’)、N(R’)C(S)N(R’)、N(COR’)COR’、N(OR’)R’、C(=NH)N(R’)、C(O)N(OR’)R’、またはC(=NOR’)R’であり、2個のJ基は一緒になって、環を形成してもよく、R’は、出現するごとに独立に、水素、またはアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルもしくはヘテロアリールであり、任意のアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルもしくはヘテロアリールは、0〜3個のJで置換されており、または2個のR’基は、それらが結合している窒素原子もしくは2個の隣接する窒素原子と一緒になって、0〜3個のJで置換されており、O、N、S、S(O)およびS(O)からなる群から選択される1〜3個のさらなるヘテロ原子を任意選択でさらに含む、(C〜C)ヘテロシクリルを一緒に形成してもよく、
は、単環式もしくは二環式のシクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、またはヘテロアリールであり、それらの各々は、0〜5個のJで置換されており、任意のシクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、またはヘテロアリールは、1つもしくは複数のさらなるシクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール環(これらのいずれも、単環式、二環式もしくは多環式の飽和、部分不飽和、もしくは芳香族であってよく、これらのいずれも、0〜5個のJで置換されている)と縮合、架橋、またはスピロ結合していてもよく、
は、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、またはヘテロアリールであり、任意のシクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、またはヘテロアリールは、独立に、J、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)ハロアルキル、ヒドロキシル、ハロ、(C〜C)ハロアルコキシ、シクロアルキル(C〜C)アルキル、ヘテロシクリル(C〜C)アルキル、アリール(C〜C)アルキル、ヘテロアリール(C〜C)アルキル、OR(式中、Rは、Hもしくは(C〜C)アルキルを含む)、あるいはNR(式中、各Rは、独立に、Hもしくは(C〜C)アルキルを含み、または2個のR基は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、N、O、S、S(O)およびS(O)からなる群から選択される1〜3個のヘテロ原子を任意選択でさらに含む(C〜C)ヘテロシクリルを形成し、またはRは、任意選択で置換されているシクロアルキル、任意選択で置換されているアリール、任意選択で置換されているヘテロシクリル、または任意選択で置換されているヘテロアリールである)で一置換または多置換されており、
任意のアルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、R、R、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、またはヘテロアリールは、Jでさらに置換されていてもよく、
ただし、(i)、(ii)、(iii)または(iv)が適用され、
(i)Lは、結合または(CHR’)であり、Rは、0〜5個のJで任意選択で置換されている二環式環部分であり、前記二環式環部分は、a−iからa−xxviiiの任意の1つであり、波線は、結合点を示し、
【化143】

ただし、Rがa−xviiまたはa−xixであるとき、Lは、結合または(CHR’)であり、
(ii)LおよびLは、各々独立に、結合または(CHR’)であり、Rは、0〜3個のJで任意選択で置換されている6員ヘテロアリール環部分であり、Jは、OR’、CF、Cl、Br、F、CN、O(C〜C)アルコキシ、O(C〜C)シクロアルコキシ、アルキル、またはN(R’)であり、前記6員ヘテロアリール環部分は、b−iからb−xiiiの任意の1つであり、波線は、結合点を示し、
【化144】

(iii)Lは、結合または(CHR’)であり、Lは、0〜3個のJで置換されているヘテロアリールであり、前記ヘテロアリールは、c−iまたはc−iiであり、波線は、結合点を示し、
【化145】

あるいは、
(iv)Lは、結合または(CHR’)であり、Lは、結合または(CHR’)または0〜5個のJで置換されているフェニルであり、RおよびRは、独立に、0〜5回出現するJで各々が任意選択で置換されているフェニルまたはヘテロアリールから選択され、ただし、Lが結合であり、RおよびRが両方ともフェニルである場合、Rは、4−CN、3−アルキル−NHR’、3−アルキル−OR’、4−アルキル−OR’、または2,3−ジアルキルの少なくとも1つで置換されており、Rは、少なくとも4−OR’で置換されており、
ただし、(ii)、(iii)、または(iv)が適用されるとき、式(I)の化合物は、下記
【化146】

の1つではない]。
【請求項59】
が結合である、請求項58に記載の方法。
【請求項60】
およびAがNであり、AがOである、請求項58に記載の方法。
【請求項61】
およびAがNであり、AがOであり、またはAおよびAがNであり、AがOである、請求項58に記載の方法。
【請求項62】
およびAがNであり、AがNRである、請求項58に記載の方法。
【請求項63】
がCであり、AがNであり、AがOである、請求項58に記載の方法。
【請求項64】
がOであり、AがNであり、AがCである、請求項58に記載の方法。
【請求項65】
およびLが、各々独立に、結合または(CHR’)であり、RもしくはR、または両方が、ヘテロアリール環を含む、請求項58から64のいずれか一項に記載の方法。
【請求項66】
またはRの少なくとも1つのヘテロアリール環が、ピリジニルもしくはピリジニルN−オキシド、ピラジニル、ピロリル、イミダゾリル、ベンゾイミダゾリル、チオフェニル、ベンゾチオフェニル、フリル、ベンゾフリル、インドリル、インドリニル、ピペリジニル、キノリル、またはイソキノリルであり、任意のヘテロアリールが、0〜5個のJで置換されている、請求項65に記載の方法。
【請求項67】
任意のヘテロアリールが、0〜5個のR’、F、Cl、Br、I、OR’、CF、OCF、CHF、またはSON(R’)で置換されている、請求項66に記載の方法。
【請求項68】
およびLが、各々独立に、結合または(CHR’)であり、RもしくはR、または両方が、二環式炭素環を含み、前記二環式炭素環が、0〜5個のJで置換されている、請求項58から64のいずれか一項に記載の方法。
【請求項69】
任意の二環式炭素環が、0〜5個のR’、F、Cl、Br、I、OR’、CF、OCF、CHF、またはSON(R’)で置換されている、請求項68に記載の方法。
【請求項70】
が、結合であり、Rが、0〜5個のJで置換されている二環式環部分であり、前記二環式環部分が、a−iからa−xxviiiの任意の1つであり、波線が、結合点を示し、
【化147】

前記二環式環部分のいずれも、0〜5個のJで置換されている、請求項58から64のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項71】
およびLが、各々結合であり、Rが、0〜3回出現するJで置換されている6員ヘテロアリール環部分であり、Jは、OR’、CF、Cl、Br、F、CN、O(C〜C)アルコキシ、O(C〜C)シクロアルコキシ、アルキル、N(R’)からなる群から選択され、Rの任意選択で置換されている6員ヘテロアリール環部分が、b−iからb−xiiiの任意の1つであり、
【化148】

前記6員ヘテロアリール環部分の各々は、0〜3個のJで置換されている、請求項58から64のいずれか一項に記載の方法。
【請求項72】
が、結合であり、Lが、c−iまたはc−iiであり、波線が、結合点を示し、
【化149】

c−iおよびc−iiは、0〜2個のJでさらに置換されている、請求項58または60から64のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項73】
が、結合であり、Lが、結合、または0〜5個のJで置換されているフェニルであり、RおよびRが、独立に、各々が0〜5個のJで置換されているフェニルまたはヘテロアリールから選択され、ただし、Lが結合であり、RおよびRが両方ともフェニルである場合、Rは、4−CN、3−アルキル−N(R’)、3−アルキル−OR’、4−アルキル−OR’、または2,3−ジアルキルの少なくとも1つで置換されており、Rは、少なくとも4−OR’で置換されている、請求項58または60から64のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項74】
前記任意選択で置換されている二環式環部分が、a−iからa−viiiの任意の1つであり、
【化150】

前記二環式環部分のいずれも、0〜5個のJで置換されている、請求項70に記載の化合物。
【請求項75】
0〜5個のJでさらに置換されている式I−Bを有する、請求項74に記載の化合物。
【化151】

【請求項76】
0〜5個のJでさらに置換されている式I−Cを有する、請求項75に記載の化合物。
【化152】

【請求項77】
式I−Dを有し、かつ0〜5個のJでさらに置換されており、RおよびRが、各々独立に、H、OR’、OC(O)N(R’)、N(R’)N(R’)、N(R’)CHCHOR’、CN、CHF、CF、OCF、NO、R’、=O、=S、C(O)、S(O)、N(R’)、SR’、SOR’、SOR’、SON(R’)、SOR’、もしくはC(O)R’であり、またはRおよびRが、一緒になって=O、=NR’、もしくは=N(R’)CHCHOR’である、請求項76に記載の化合物。
【化153】

【請求項78】
式I−Fを有し、
【化154】

式中、
およびRは、各々独立に、H、OR’’、N(R’’)、およびSR’’から選択され、
R’’は、水素、またはアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルもしくはヘテロアリールであり、任意のこのようなアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルもしくはヘテロアリールは、0〜3個のJで置換されており、
Xは、F、Cl、Br、I、CHF、CN、CF、NO、またはOR’であり、
Yは、水素、またはアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルもしくはヘテロアリールであり、任意のこのようなアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルもしくはヘテロアリールは、0〜3個のJで置換されている、請求項77に記載の化合物。
【請求項79】
前記化合物が、下記
【化155】















のいずれかである、請求項58に記載の方法。
【請求項80】
前記化合物がスフィンゴシン−1−リン酸受容体のサブタイプ1を、前記化合物がスフィンゴシン−1−リン酸受容体の別のサブタイプを活性化またはアゴナイズするより大きな度合いで活性化またはアゴナイズする、請求項58から79のいずれか一項に記載の方法。
【請求項81】
スフィンゴシン−1−リン酸受容体の他のサブタイプが、サブタイプ3である、請求項80に記載の方法。
【請求項82】
スフィンゴシン−1−リン酸受容体のサブタイプ1が、生存している哺乳動物内で処理される、請求項80に記載の方法。
【請求項83】
患者に有益な作用を生じさせるのに十分な頻度および期間、前記化合物を前記患者に投与することによって、請求項58に記載の方法によりS1P1受容体を接触させることを含む、S1P1受容体の活性化、アゴニズム、阻害、またはアンタゴニズムが医学的に適応となる、患者における異常な状態を治療する方法。
【請求項84】
S1P受容体の他のサブタイプに比した、S1Pサブタイプ1受容体の選択的活性化またはアゴニズムが、医学的に適応となる、請求項83に記載の方法。
【請求項85】
前記異常な状態が、多発性硬化症、移植片拒絶、または成人呼吸促迫症候群を含む、請求項83に記載の方法。
【請求項86】
有効量の第2の薬剤を患者に投与することをさらに含む、請求項58に記載の方法。
【請求項87】
前記第2の薬剤が、多発性硬化症、移植片拒絶、または成人呼吸促迫症候群の治療のために適している、請求項86に記載の方法。

【図3】
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【図4B】
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【図1A】
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【図2】
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【図4A】
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【図5】
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【図6A】
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【図6B】
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【公表番号】特表2011−523412(P2011−523412A)
【公表日】平成23年8月11日(2011.8.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−509488(P2011−509488)
【出願日】平成21年5月14日(2009.5.14)
【国際出願番号】PCT/US2009/003014
【国際公開番号】WO2009/151529
【国際公開日】平成21年12月17日(2009.12.17)
【出願人】(399038620)ザ スクリプス リサーチ インスティチュート (51)
【Fターム(参考)】