説明

ターボ機械用可動ブレード

【課題】縁部で流れの分離をさらに大きくする、頂部プラットフォームのないターボ機械可動ブレードを提案する。
【解決手段】ブレードは端部面(114)と、圧力側面(116)と、吸引側面とを有するエアロフォイル(112)が上に載る固定根元部(110)を含み、上記固定根元部および上記端部面は、それぞれブレードの主軸(A)に沿って間隔を置くブレードの底部および頂端部に配置される。エアロフォイルはその端部面の部分(124)とその圧力側面の頂部部分(122)との間に画定される突起縁部を有し、これらの部分は互いの間に厳密に90°未満の平均縁部角度を形成する。圧力側面の頂部部分(122)は波形が付けられ、ブレードの主要軸に直角な断面で連続的に交互する凹湾曲(129)と凸湾曲(131)によって形成される輪郭に従う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はターボ機械用可動ブレードに関する。それはあらゆる種類のターボ機械、ターボジェット、ターボプロップ、地上ガスタービンに用いることができる。
【0002】
さらに詳細には、本発明は頂部プラットフォームのない可動ブレードに関する。ブレードはその頂端部にプラットフォームを有さないとき頂部プラットフォームがないと言われる。
【背景技術】
【0003】
図1から図3は、ターボジェット中のタービン(または圧縮機)のロータディスク上に載せられた、頂部プラットフォームのない従来型の可動ブレードを示す。
【0004】
その従来技術のブレード8はエアロフォイルが上に載る固定根元部10を含み、エアロフォイルは端部面14と圧力側および吸引側面16および18を有し、固定根元部10および上記端部面14はそれぞれブレードの主方向Aに沿って間隔を置くブレードの底部および頂端部に配置され、ブレード12はその圧力側の頂縁部にその端部面14の部分24とその圧力側面16の頂部部分22との間に画定される突起縁部20を有し、これらの部分22と24は互いの間に平均縁部角度Bを形成する。平均縁部角度は、部分22と24との間の縁部に沿う様々な点で測定した縁部角度の平均をとって求められ、各角度は対象点の縁部の接線に直角の面で測定される。図2において、簡略化のため部分22と24との間の縁部角度は、図2の面で測定して、平均縁部角度Bに等しいと仮定している。
【0005】
ターボジェットは回転軸Rを有するロータディスク26を有し、ブレード8はディスク26の円周に分配され、それらはディスクから放射状に延びる。各ブレード8の主方向Aは軸Rに対して放射状の方向に一致する。ブレード8は筐体リング28で外部を取り囲まれ、間隙I(図2参照)が各ブレードの端部面14と上記リング28との間に残る。
【0006】
本明細書においてターボジェットを通過する空気の流れFの流れ方向に関して上流と下流が画定される。参照F1およびF2は、図3の断面III−IIIなどの主要方向Aに直角な面、および図2の断面II−IIなどの主要方向Aに平行な面内の流れFのそれぞれの成分を示す。
【0007】
乱流Cのゾーンが突起縁部20から下流の流れFに生成する(図2参照)。したがって、空隙Iを通過するためには、流れFは縁部20および乱流Cのゾーンを迂回しなければならない。この現象を説明するとき、流れFは縁部でブレードから「分離する」と言われる。
【0008】
分離が大きいほど間隙I中の流れFの有効流れ断面が小さく、それによって間隙を通過する流れFの画分が低減するので、それらの流れFの間隙I中の分離をできる限り大きくすることが一般に望ましい。間隙Iを通過するこの流れFはターボジェットの効率に寄与しない。分離を大きくすることによって、ターボジェットの効率は向上し、したがってその燃料消費は増加する。
【0009】
分離を大きくするためには、図1から図3、およびFR05/04811およびUS6672829に記載された従来技術のブレードの例に示すように、平均縁部角度Bを厳密に90°未満を選択することが知られている。
【特許文献1】仏国特許第05/04811号明細書
【特許文献2】米国特許第6672829号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
縁部での流れの分離をさらに大きくすることを探求する。
【課題を解決するための手段】
【0011】
この目的を達成するために、本発明は頂部プラットフォームのないターボ機械可動ブレードを提供し、ブレードはエアロフォイルが上に載る固定根元部を含み、エアロフォイルは端部面および圧力側と吸引側面を有し、固定根元部および上記端部面はそれぞれブレードの主軸に沿って間隔を置くブレードの底部および頂端部に配置され、エアロフォイルはその圧力側の頂縁部に突起縁部を有し、突起縁部はその端部面の部分とその圧力側面の頂部部分との間に画定され、これらの部分は、ターボ機械を通過する流体の流れが上記縁部での分離を大きくするように、互いの間に厳密に90°未満の平均縁部角度を形成し、ブレードは、圧力側面の頂部部分に波形が付けられ、ブレードの主軸に直角なあらゆる断面中、連続的に交互する凹湾曲と凸湾曲によって形成される輪郭に従うことを特徴とする。
【0012】
本明細書において、湾曲は、その隆起部分がブレードの吸引側面に向かって延びるとき、凹であるとみなされる。逆に、湾曲は、その隆起部分がブレードの吸引側面から離れて延びるとき、凸であるとみなされる。
【0013】
したがって、上記圧力側面は、上記凸湾曲によって画定されるブレードの主要方向に重なった隆起ゾーンと、上記凹湾曲によって画定されるブレードの主要方向に重なった後退ゾーンとを有する。
【0014】
したがって、上記輪郭は、上記断面中の流体流れの成分に対して交互に緩やかに傾斜し急峻に傾斜する(通常のターボ機械の運転条件の下で)交互区画を有し、ブレードの圧力側壁の上記頂部部分は流れに対して緩やかに傾斜し急峻に傾斜するゾーンを有し、これらのゾーンは、ブレードの主要方向に重なった上記緩やかな傾斜と急峻な傾斜の区画によって画定される。
【0015】
上記緩やかな傾斜のゾーンは流れを急峻な傾斜ゾーンに向かって案内する。したがって、流れの主要部分は上記縁部を通過する前に急峻な傾斜ゾーンを経由して通過する。しかし、上記急峻な傾斜ゾーンを経由して通過する流れについては、通り過ぎた縁部の角度(流れによって「見られる」角度)は、上記頂部部分が平滑である(すなわち、波形がない)場合よりも小さい。流れが通過する縁部角度のサイズが小さくなると分離は増加するので、平滑な部分よりも上記波形の頂部部分で良好な分離が得られる。したがって、これは間隙Iを通る流れの損失を低減する。
【0016】
上記緩やかな傾斜の区画は、それらが上記成分と0°に近い角度を形成するように、断面中の流れの成分(通常のターボ機械の運転条件下で)に沿って配向されるのが有利である。このようにして、流れは上記縁部を通過する前に緩やかな傾斜のゾーンを経由して通過せず(それはそれらを「見ない」)、専ら急峻な傾斜ゾーンを経由して通過する。
【0017】
上記急峻な傾斜の区画は、これらの成分に対してそれらが90°に近い角度を形成するように、断面中の流れの成分(通常のターボ機械の運転条件下で)に対して横断方向に配向されるのが有利である。流れが通り過ぎる縁部角度が最小であり、したがって、間隙中の流れの分離が最大であるのはこの配向である。言い換えれば、急峻な傾斜のゾーンが上記断面中の流体流れの成分に面するとき分離は最大である。
【0018】
本発明およびその利点は以下の詳細な説明を読み取ることによってより良好に理解することができるであろう。説明は付属図面を参照する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
図1から図3は上述の通りである。
【0020】
図4から図6を参照すれば、本発明のブレード108の第1実施形態の説明が続く。このブレード108と図1から図3のブレードとの間で類似の要素は同じ参照符号に100を加えて識別される。
【0021】
ブレード108はその圧力側壁116の頂部部分122のブレードとは異なる。
【0022】
ブレード108はエアロフォイル112が上に載る固定根元部110を有し、エアロフォイルは端部面114と圧力側および吸引側の面116および118を有する。固定根元部110および端部面114は底端部とブレードの主要方向Aに沿って頂端部108との間にそれぞれ配置される。エアロフォイル112は、その圧力側の頂縁部に、端部面114の一部124と圧力側面116の頂部部分122との間に画定される突起縁部120を有する。部分122と124はそれらの間に厳密に90°未満の平均縁部角度Bを形成する。
【0023】
本発明によれば、圧力側面の頂部部分122は、ブレードの主要方向Aに直角な任意の断面、特に断面VI−VIにおいて、凹と凸が連続的に交互する湾曲129、131によって形成される輪郭130に従うように波形にされる。したがって、この輪郭130は、対象とする断面、ここでは面VI−VI中で、流れFの成分F1に対してそれぞれ交互に緩やかに傾斜し急峻に傾斜する区画130aおよび130bを有する。
【0024】
緩やかに傾斜する区画130bは、全体的に断面VI−VI中の流れの成分F1に沿って配向され、急峻に傾斜する区画130aはこの面中の流れの成分F1に対して全体的に横断方向に配向される。このようにして、流れFは専ら間隙Iを通過する前に急峻に傾斜する区画130aに沿って通過する。急峻に傾斜する区画130aは流れF(さらに詳細には流れの成分F1)に面しているので、縁部120での流れFの分離は、図1から図3の実施例で得られる分離に比べて向上する。
【0025】
図4から図6の実施例において、ブレード108はその頂端部に、端部壁134、圧力側リム136、および吸引側リム138によって画定される開口空洞132を含む。上記突起縁部120は圧力側リム136上に上記リムの端部面(端部面114の上記部分124に相当する)と上記リムの圧力側面(圧力側面116の上記頂部部分122の形成部分)との間に形成される。
【0026】
本実施形態において、ブレードは内部冷却通路142および上記冷却通路142に連絡する少なくとも1つの冷却チャネル140を含むことを観察すべきである。
【0027】
チャネル140は、圧力側面の頂部部分122の隆起波形ゾーンに位置合わせされて、すなわち、輪郭130の凸湾曲131に位置合わせされて端部面の上記部分124で開口するのが有利である(図6参照)。より多くの材料が存在するのはこれらの隆起ゾーンであり、したがって、チャネル140を形成する(例えばドリル穴あけによって)のが容易である。
【0028】
図7を参照して、本発明のブレード208の第2実施形態の説明が続く。このブレード208と図4から図6のブレード間の類似要素は同じ参照符号に100を加えて識別される。
【0029】
図7のブレード208は図4から図6のそれとは圧力側面216の波形にされた頂部部分222が異なる。この頂部部分222はブレードの前縁から遠く離れて始まる。
【0030】
これは少量の流れだけがブレードの前縁に近いゾーンJ中の間隙Iを通過する事実を考慮に入れている。図7を参照すれば、流れの約20%がゾーンJ中の間隙Iを通過し、流れの残りの80%はゾーンK中の間隙Iを通過することが推定される。したがって、本発明による波形の存在は(すなわち、輪郭230に沿って連続的に交互する凹湾曲229および凸湾曲231)はゾーンKで最も多く用いられる。ゾーンJは前縁から始まるブレードの圧力側面の約1/4を含み、ゾーンKは残りの3/4を含む。
【0031】
図8を参照して、本発明のブレード308の説明が続く。このブレード308と図4から図6のブレード間の類似要素は同じ参照符号に200を加えて識別される。
【0032】
図8の実施形態はブレード308の頂端部に開口空洞がなく、したがって、圧力側リムも吸引側リムもない点で図4から図6の実施形態とは異なる。
【0033】
図9を参照して、本発明のブレード408の第4実施形態の説明が続く。このブレード408と図4から図6のブレード間の類似要素は同じ参照符号に300を加えて識別される。
【0034】
図9の実施形態はブレード408の圧力側リム436が圧力側面の残りに対して後退する点で図4から図6の実施形態とは異なる。圧力側面416の頂部部分422は圧力側リム436の圧力側面に相当する。
【0035】
したがって、最初の3つの実施形態において、圧力側面116、216、316の頂部部分122、222、322はブレードの圧力側面の残りに対してオーバーハングするが、この第4実施形態において、圧力側面416の頂部部分422はブレードの圧力側面の残りに対して後退する。
【0036】
頂部部分422はブレードの端部面の部分424と協働して厳密に90°未満の平均縁部角度Bを形成する。
【0037】
さらに、この第4実施形態において、圧力側リム436はその長さ全体にわたって波形にされ、圧力側に向かって傾斜する(したがって、リム436の吸引側壁423さえ波形にされる)ことを観察すべきである。圧力側リム436はその長さ全体、すなわち、ブレードの前縁から後縁にわたって波形にすることができ、またはその長さの一部だけが波形にされる。
【0038】
図5の実施形態と同様に、図9のブレードの実施形態は内部冷却通路440および上記通路に連絡する冷却チャネル442を有する。対照的に、冷却チャネル440はブレードの端部面の部分424に開口しないが、上記リムの波形の後退ゾーン中の圧力側リム436の基部に、すなわち、輪郭430の凹湾曲429に位置合わせされて開口する。この位置に冷却チャネル440を作るのは容易である。さらに、チャネル440によって送達される冷却空気は間隙Iに達する前に、圧力側壁の頂部部分422に沿って上昇する(従ってこの壁を冷却する働きをする)。
【0039】
図11を参照して、本発明のブレード508の第5実施形態の説明が続く。このブレード508と図4から図6のブレード間の類似要素は同じ参照符号に400を加えて識別される。
【0040】
図11の実施形態のブレード508は、ブレードの吸引側リム538が波形にされ、圧力側リム536と同様に圧力側に向かって傾斜する点で図9から図10の実施形態とは異なる。したがって、他の突起縁部550は端部面554と吸引側リム538の圧力側面556との間に画定される。それらの間に、これらの部分は、縁部550の上でターボ機械を通過する流体の流れFの分離を大きくするために、厳密に90°未満の平均縁部角度Gを形成する。吸引側リム538の圧力側面556は波形にされ、それは、上記輪郭が上記断面中の流れFの成分F1に対して緩やかに傾斜し急峻に傾斜する区画を交互に有するように、ブレードの主要軸Aに直角な任意の断面中で連続的に交互する凹湾曲と凸湾曲によって形成される輪郭に従う。
【0041】
上記実施形態において、ブレードはターボジェットのタービンロータの部分を形成するものとして説明される。いずれにしろ、間隙Iを経由して通過する流れFに伴う効率損失は他の種類のターボ機械にも見出されるので、本発明は他の種類のターボ機械に使用できることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】従来技術型のブレードを設けたターボジェットの一部を示す斜視図である。
【図2】ブレードの縁部の点Dの接線に直角な面II−II上の図1のブレードを示す断面図である。
【図3】ブレードの圧力側の頂部部分で交差し、点Dを含むブレードの主要方向Aに直角な面III−III上の図1のブレードの断面を示す図である。
【図4】本発明のブレードの第1実施形態を設けたターボジェットの一部の斜視図である。
【図5】ブレードの縁部の点Dの接線に直角な面V−V上の図4のブレードを示す断面図である。
【図6】ブレードの圧力側面の波形を付けた頂部部分で交差し、点Dを含むブレードの主要方向Aに直角な面VI−VI上の図4のブレードの断面を示す図である。
【図7】図6のそれに類似した、本発明のブレードの第2実施形態を示す断面図である。
【図8】図5のそれに類似した、本発明のブレードの第3実施形態を示す断面図である。
【図9】図5のそれに類似した、本発明の第4ブレードを示す面IX−IX上の断面図である。
【図10】図6のそれに類似した、図9のブレードを示す面X−X上の断面図である。
【図11】図5のそれに類似した、本発明のブレードの第5実施形態を示す断面図である。
【符号の説明】
【0043】
8、12、18、108、208、308、408、508 ブレード
10、110 固定根元部
14、114、424、554 端部面
16、116、216、316、416、556 圧力側面
18、118 吸引側面
20、120、550 突起縁部
22、122、322、422 頂部部分
26 回転ディスク
28 筐体リング
112 エアロフォイル
129、429 凹湾曲
130、131、230、430 輪郭
130a 緩やかに傾斜する区画
130b 急峻に傾斜する区画
131、231 凸湾曲
132 開口空洞
134 端部壁
136、436 圧力側リム
138、538 吸引側リム
140、442 冷却チャネル
142、440 内部冷却通路
222 波形にされた頂部部分
229 連続的な凹湾曲
423 吸引側壁
A 主方向
B 平均縁部角度
C 乱流
F 流れ
G 平均縁部角度
I 間隙
R 回転軸

【特許請求の範囲】
【請求項1】
頂部プラットフォームのないターボ機械可動ブレードであって、ブレードはエアロフォイル(112)が上に載る固定根元部(110)を含み、エアロフォイルは端部面(114)および圧力側面と吸引側面(116と118)を有し、固定根元部および前記端部面はそれぞれブレードの主軸(A)に沿って間隔を置くブレードの底部および頂端部に配置され、エアロフォイルはその圧力側面の頂部部分に突起縁部(120)を有し、突起縁部はその端部面の部分(124)と圧力側面の頂部部分(122)との間に画定され、これらの部分は互いの間に厳密に90°未満の平均縁部角度(B)を形成してターボ機械を通過する流体の流れ(F)が前記縁部で分離するのを促進し、ブレードは圧力側面の頂部部分(122)に波形が付けられ、ブレードの主要軸に直角な任意の断面で連続的に交互する凹湾曲(129)と凸湾曲(131)によって形成される輪郭(130)に従うことを特徴とする、ターボ機械可動ブレード。
【請求項2】
圧力側面の前記頂部部分(122)がブレードの圧力側面の残りに対して隆起する、請求項1に記載のターボ機械ブレード。
【請求項3】
頂端部に端部壁(134)と、圧力側リム(136)と、吸引側リム(138)とによって画定される開口空洞(132)を有し、前記突起縁部(120)が端部面と圧力側リムの波形を付けられた圧力側面との間の圧力側リム上に形成される、請求項1または2に記載のターボ機械ブレード。
【請求項4】
内部冷却通路(142)および前記内部冷却通路に連絡する少なくとも1つの冷却チャネル(140)を含み、チャネルが、圧力側面の頂部部分(122)の波形中の隆起ゾーンに位置合わせされて、前記端部面の部分(124)に開口する、請求項1から3のいずれか一項に記載のターボ機械ブレード。
【請求項5】
圧力側リム(436)が波形にされ、圧力側に向かって傾斜する、請求項3に記載のターボ機械ブレード。
【請求項6】
内部冷却通路(442)および前記内部冷却通路に連絡する少なくとも1つの冷却チャネル(440)を含み、前記チャネルが、前記リムの波形の後退ゾーンに位置合わせされて圧力側リム(436)の基部に開口する、請求項5に記載のターボ機械ブレード。
【請求項7】
他の突起縁部(550)が端部面と吸引側リム(538)の圧力側面との間に画定され、これらの部分はそれらの間に厳密に90°未満の平均縁部角度(G)を形成してターボ機械を通過する流体の流れ(F)が前記他の縁部で分離するのを促進し、吸引側リム(538)の圧力側面は、波形が付けられ、ブレードの主要軸に直角な任意の断面で連続的に交互する凹湾曲と凸湾曲によって形成される輪郭に従う、請求項3に記載のターボ機械ブレード。
【請求項8】
請求項1から7のいずれか一項に記載のブレードを含む、タービン。
【請求項9】
請求項8に記載のタービンを含む、ターボ機械。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate


【公開番号】特開2008−95695(P2008−95695A)
【公開日】平成20年4月24日(2008.4.24)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2007−266440(P2007−266440)
【出願日】平成19年10月12日(2007.10.12)
【出願人】(505277691)スネクマ (567)
【Fターム(参考)】