説明

ナビゲーション装置

【課題】
以前指定した経路を修正して簡単に乗員の通過を希望する経路を指定することができるナビゲーション装置を提供する。
【解決手段】
乗員は、手描き履歴選択画面のデータ番号を押圧することにより、以前道路をなぞることによって指定した経路41を表示モニタ16に表示する。そして、消去ボタン47を押圧した後、道路51を通過する経路41をなぞり、経路41を消去する。次に道路52をなぞり、道路52に新たに経路41を指定する。そして、確定ボタン48を押圧して、経路41を経路誘導する経路として確定する。その後、経路41で経路誘導が開始される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示された道路をなぞることによって、乗員が通過を希望する経路を指定することができるナビゲーション装置に関する。
【背景技術】
【0002】
目的地までの通過経路を設定する際、表示画面に表示された道路を指又はタッチペンによりトレースすることによって、通過を希望する道路を設定するナビゲーション装置が知られている(特許文献1)。
【特許文献1】特開2000−111354号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
特許文献1に記載されているナビゲーション装置では、道路をトレースして乗員の通過を希望する経路を指定する場合、以前、同じような経路を指定した場合であっても経路の全てをトレースしなおさなくてはならないという問題点がある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
(1)請求項1の発明は、道路地図を表示する表示モニタと、表示モニタに表示された道路地図上の道路を押圧することによって経路を指定する経路指定手段とを備えたナビゲーション装置において、経路指定手段によって指定された経路を記憶する経路記憶手段と、経路記憶手段によって記憶された経路の一部を修正する経路修正手段と、経路修正手段によって修正された経路によって経路誘導する経路誘導手段とを備えることを特徴とする。
(2)請求項2の発明は、請求項1に記載のナビゲーション装置において、経路記憶手段によって記憶された経路を表示モニタに表示する経路表示手段を備え、経路修正手段は、経路表示手段によって表示された経路の一部を押圧することによって消去し、さらに道路地図上の道路を押圧することによって消去した部分に新たな経路を指定することを特徴とする。
(3)請求項3の発明は、請求項2に記載のナビゲーション装置において、経路修正手段によって修正する経路の部分を表示モニタに拡大表示する拡大表示手段を備えることを特徴とする。
(4)請求項4の発明は、道路地図を表示する表示モニタと、目的地までの経路を表示モニタに表示する経路表示手段とを備えたナビゲーション装置において、経路表示手段によって表示モニタに表示された経路の一部を押圧することによって修正する経路修正手段と、経路修正手段によって修正された経路によって経路誘導する経路誘導手段とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0005】
本発明によれば、以前指定した経路を修正して経路を指定するので、簡単に乗員の通過を希望する経路を指定することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
本発明の一実施形態によるナビゲーション装置の構成を図1に示す。図1のナビゲーション装置1は、乗員の通過する経路をタッチパネル18上でトレースすることにより指定できるようにしている。ナビゲーション装置1は、制御回路11、ROM12、RAM13、現在地検出装置14、画像メモリ15、表示モニタ16、入力装置17、タッチパネル18、データ記憶部110およびディスクドライブ111を有している。
【0007】
タッチパネル18は、表示モニタ16の表面に積層される透明のタッチスイッチであり、表示モニタ16に表示される画像はタッチパネル18を通して表示される。タッチパネル18は、タッチパネル18上の操作位置に応じた信号をタッチパネルコントロール部19に送出し、タッチパネルコントロール部19はタッチパネル18の押圧位置を算出する。ディスクドライブ111には、表示モニタ16に表示する地図データが記録されたDVD−ROM112が装填される。
【0008】
制御回路11は、マイクロプロセッサ及びその周辺回路からなり、RAM13を作業エリアとしてROM12に格納された制御プログラムを実行して各種の制御を行う。この制御回路11がDVD−ROM112に記憶された地図データに基づいて所定の経路探索処理を行うと、その処理結果が探索ルートとして表示モニタ16に表示される。
【0009】
現在地検出装置14は車両の現在地を検出する装置であり、たとえば、車両の進行方向を検出する振動ジャイロ14a、車速を検出する車速センサ14b、GPS(Global Positioning System)衛星からのGPS信号を検出するGPSセンサ14cなどからなる。ナビゲーション装置1は、この現在地検出装置14により検出された車両の現在地に基づいて、地図の表示範囲や経路探索開始点などを決定するとともに、地図上にその現在地を表示する。
【0010】
画像メモリ15は、表示モニタ16に表示するための画像データを格納する。この画像データは道路地図描画用データや各種の図形データからなり、それらはディスクドライブ111によって読み込まれるDVD−ROM112に記憶された地図データに基づいて、適宜生成される。ナビゲーション装置1は、このようにして生成された画像データを用いることによって地図表示など行うことができる。
【0011】
表示モニタ16は、地図データなどの各種情報に基づいて、自車位置付近の道路地図などの各種情報を画面表示として乗員に提供する。入力装置17は、乗員が各種コマンドを設定するための入力スイッチを有し、リモコンなどによって実現される。乗員は、表示モニタ16の表示画面の指示に従って入力装置17を手動で操作することにより、目的地を選択して目的地を設定する。
【0012】
上述したとおり、タッチパネル18は表示モニタ16のモニタ画面上に設けられた透明パネルであり、表示モニタ16に表示した表示画面はタッチパネル18を通して表示される。また、表示モニタ16の表示画面を押圧するとタッチパネル18が押圧される。タッチパネル18は入力装置17と同様に入力機能を有する。表示モニタ16に表示された地図画面や各種ボタン、表示メニューなどを指で押圧するとタッチパネル18が押圧され、タッチパネルコントロール部19によって押圧位置が算出される。そして、算出された押圧位置は制御回路11に入力され、目的地を設定したり、各種ボタンや表示メニューに対応する機能を実行させたりする。また、表示モニタ16に表示された道路を指でなぞると、なぞった道路が通過を希望する経路として指定される。なぞった道路は経路として表示される。経路は表示形態、たとえば表示色や線幅などをほかの道路と変えて表示される。
【0013】
一方、ナビゲーション装置1は経路演算によっても経路を求めることができる。目的地が乗員により設定されると、ナビゲーション装置1はGPSセンサ14cにより検出された現在地を出発地として目的地までの経路演算を所定のアルゴリズムに基づいて行う。このようにして求められたルート(以下、探索ルートという)は、表示形態、たとえば表示色などを変えることによって、ほかの道路とは区別して画面表示される。これにより、乗員は地図上の探索ルートを画面上で認識することができる。また、ナビゲーション装置1は、探索ルートまたは乗員が指定した経路に従って車両が走行できるように、乗員に対して画面や音声などによる進行方向指示を行い、車両を経路誘導する。
【0014】
データ記憶部110はメモリやハードディスク等の書き換え可能な記録媒体によって構成され、ナビゲーション装置1の様々な機能に必要なデータ等を記憶する。データ記憶部110に記憶された情報は、制御回路11によって適宜読み出されて利用される。データ記憶部110には、乗員が以前、道路をなぞることによって指定した経路で、経路誘導を行った経路および経路誘導の情報が手描き履歴データとして記憶されている。
【0015】
手描き履歴データについて、図2を参照して説明する。手書き履歴データ20には、データ番号21、乗員が道路をなぞることによって指定した経路で、経路誘導を行った日付22、出発地からのスタート時刻23、目的地の到着時刻24、出発地から目的地までの実際にかかった所要時間25および指定した経路に付される手描き経路ID26が格納されている。また、各手描き経路ID26には、手描き経路ID情報27が付加されており、手描き経路ID情報27は、手描き経路ID26、道路をなぞって経路を指定した経路を構成するリンクのリンク数28、指定した経路を構成するリンクのリンクID29、指定した経路の出発地である手描き開始点210および指定した経路の目的地である手描き終了点211の情報から構成される。
【0016】
ディスクドライブ111は、装填されたDVD−ROM112から、表示モニタ16へ地図を表示するための地図データを読み出す。地図データは、地図表示用データ、経路探索用データなどを含む。経路探索用データには、地図データに格納されている道路のリンク情報およびノード情報が含まれている。地図表示用データは、広域から詳細まで複数の縮尺の地図データを有し、乗員の要求にしたがって、表示地図の縮尺を変更することができる。なお、DVD−ROM112以外の他の記録メディア、たとえばCD−ROMやハードディスクなどより地図データを読み出してもよい。
【0017】
次に、本発明の実施形態におけるナビゲーション装置1の手描き履歴データ20を利用して経路の指定する操作について、図3〜7を参照して説明する。図3は、乗員が以前、道路をなぞることによって指定した経路の中から所望の経路を選択するための手描き履歴選択画面31を説明するための図である。手描き経路選択画面31は、道路をなぞることによって経路を指定することができるモードの不図示のボタンを押圧すると表示される。手描き経路選択画面31には、手描き履歴データ20に格納されているデータ番号21、経路誘導を行った日付22、出発地からのスタート時刻23、目的地の到着時刻24および出発地から目的地までの所要時間25が表示される。乗員は、経路誘導を行った日付22などに基づいて、データ番号21を押圧することによって所望の経路を選択し、表示モニタ16に表示させることができる。本実施形態では乗員はデータ番号「2」を押圧したものとする。
【0018】
図4は、乗員が手描き経路選択画面31のデータ番号21を押圧した時に表示モニタ16に表示される表示画面を説明するための図である。表示モニタ16には、道路地図40が表示される。道路地図40には、データ番号21の「2」に対応する経路41が表示されるとともに経路41の出発地42および目的地43が表示される。道路地図40の左上部には経路のデータ番号21が表示される。また、道路地図40の下部には手描き履歴ボタン44、詳細ボタン45、広域ボタン46、消去ボタン47および確定ボタン48が表示される。
【0019】
手描き履歴ボタン44を押圧すると、手描き経路選択画面31が表示モニタ16に表示される。そして、データ番号21を押圧して表示モニタ16に表示された経路をほかの経路に変更することができる。詳細ボタン45を押圧すると詳細表示処理が有効になる。詳細表示処理が有効である状態で道路地図40を押圧すると、押圧した位置を中心とした詳細地図が表示される。詳細表示処理が有効である状態の詳細ボタン45を押圧すると詳細表示処理が無効となり、道路地図40を押圧しても詳細地図は表示されない。広域ボタン46を押圧すると、詳細地図から道路地図40に表示が戻る。
【0020】
消去ボタン47を押圧すると消去処理が有効になる。消去処理が有効である状態で表示モニタ16に表示されている経路41をなぞると、なぞった部分の経路41は消去される。乗員は経路41を部分的に消去し、再び道路をなぞって経路を指定しなおすことによって以前指定した経路を修正することができる。消去処理が有効である状態の修正ボタン47を押圧すると消去処理は無効になる。そして経路41をなぞっても、なぞった部分は消去されない。確定ボタン48を押圧すると表示モニタ16に表示されている経路41が経路誘導する経路とした確定され、経路誘導を開始する。
【0021】
乗員は詳細ボタン45を押圧して、道路地図の地点49を押圧して詳細地図を表示し、経路41を部分的に修正するものとする。図5は、経路41の消去処理を説明するための図であり、表示モニタ16に表示されている詳細地図50を示すものである。詳細地図50には、道路地図40と同様に、経路41のデータ番号21が表示される。また、詳細地図50の下部には、道路地図40と同様に手描き履歴ボタン44、詳細ボタン45、広域ボタン46、消去ボタン47および確定ボタン48が表示される。また、詳細地図50には、押圧した地点49が表示される。
【0022】
ここで乗員は、経路41の通過を希望する道路を道路51から道路52に修正するものとする。ここで、道路51は道路地図40に表示されるものであるが、道路52は比較的道幅が狭いため、道路地図40には表示されず、詳細地図50にしか表示されないものとする。乗員は、図5に示すように、消去ボタン47を押圧し、消去処理を有効にした後、経路41の道路51の部分をなぞって経路41の一部を消去する。そして、図6に示すように、消去ボタン47を押圧し、消去処理を無効にした後、道路52をなぞって、道路52を経路41の一部として指定する。以上のようにして、乗員は、経路41の一部を道路51から道路52に修正することができる。
【0023】
乗員は広域ボタン46を押圧して、表示モニタ16に道路地図40を表示する。そして、図7に示すように、確定ボタン48を押圧して、修正した経路41を経路誘導する経路として確定する。そして、修正した経路41で経路誘導が開始される。
【0024】
次に、本発明の実施形態におけるナビゲーション装置1の手描き履歴データ20に格納されている経路の修正処理を図8,9のフローチャートを使用して説明する。図8,9の処理は、道路を指でなぞることにより経路を指定することができるモードの道路地図が表示モニタ16に表示されるとスタートするプログラムにより、制御回路11において実行される。
【0025】
ステップS801では、データ記憶部110に記憶された手描き履歴データ20から手描き経路選択画面31より選択した経路41を読み込む。ステップS802では、消去ボタン47が押圧され、経路の消去処理が有効であるか否か判定する。有効である場合はステップS802が肯定判定され、ステップS803へ進む。無効である場合はステップS802が否定判定され、ステップS802を繰り返す。
【0026】
ステップS803では、表示モニタ16の表示画面上が押圧されて、つまりタッチパネル18が押圧されてタッチパネル18が操作信号を出力しているか否かを判定する。操作信号を検出した場合はステップS803が肯定判定され、ステップS804へ進む。操作信号を検出しない場合は、ステップS803を繰り返し実行する。ステップS804では、タッチパネル18から出力される操作信号より押圧位置に対応する対応リンクを決定する。
【0027】
対応リンクは次のように決定される。すなわち、操作信号に基づいてタッチパネル18上の押圧位置を算出し、さらに地図上の押圧位置を算出する。そして、DVD−ROM112に記憶されている地図データより、地図上の押圧位置から所定の範囲内にあるノードを抽出する。抽出したノードに接続するリンクを抽出して、そのリンクから地図上の押圧位置までの距離を算出する。そして、算出した距離が最も小さいリンクを対応リンクとして決定する。
【0028】
S805では、経路41から対応リンクを消去する。ステップS806では、消去処理が有効な状態の消去ボタン47が再度押圧されて、消去処理は無効になったか否かを判定する。無効の場合はステップS806が肯定判定され、図9のステップS901へ進む。有効の場合はステップS806が否定判定され、ステップS803へ戻る。
【0029】
図9のステップS901では、表示モニタ16の表示画面上が押圧されて、つまりタッチパネル18が押圧されてタッチパネル18が操作信号を出力しているか否かを判定する。操作信号を検出した場合はステップS901が肯定判定され、ステップS902へ進む。操作信号を検出しない場合は、ステップS901を繰り返し実行する。ステップS902では、図8のステップS804と同様な方法により対応リンクを決定する。ステップS903では、対応リンクを経路41に付加する。
【0030】
ステップS904では、確定ボタン48が押圧されたか判定する。確定ボタン48が押圧された場合は、ステップS904が肯定判定されて、ステップS905へ進む。押圧されない場合は、ステップS904が否定判定され、ステップS901へ戻る。ステップS905では、修正された経路のリンクをRAM13に記憶する。ステップS906では、RAM13に記憶された経路の情報に基づいて経路誘導を開始する。ステップS907では、経路誘導した経路の情報を経路履歴データ20に格納する。そして、設定処理は終了する
【0031】
以上の実施形態によるナビゲーション装置1は次のような作用効果を奏する。
(1)以前指定した経路41を読み出して修正して経路41を指定するので、最初から経路を指定しなおす必要はなく、簡単に乗員の通過を希望する経路を指定することができる。
(2)修正したい箇所を拡大表示して経路41を修正することができるので、詳細地図50でしか表示されない道路から主要道路まで自由に通過を希望する道路を指定することができる。
【0032】
以上の実施形態のナビゲーション装置1を次のように変形することができる。
(1)手書き履歴データ20には、データ番号21、経路誘導を行った日付22、スタート時刻23、到着時刻24、所要時間25および手描き経路ID26が格納されているが、手描き履歴データ20に格納されているデータは実施形態に限定されない。たとえば、出発地や目的地の名称を格納してもよい。たとえば、出発地として自宅、目的地としてレジャー施設名称などを格納してもよい。
【0033】
(2)手描き経路選択画面31には、手描き履歴データ20に格納されているデータ番号21、経路誘導を行った日付22、出発地からのスタート時刻23、目的地の到着時刻24および出発地から目的地までの所要時間25が表示されているが、実施形態には限定されない。たとえば、出発地や目的地を表示してもよい。また、出発地を表示する際、手描き開始点210における地名や近傍の施設の施設名称を表示してもよいし、目的地を表示する際、手描き終了点211における地名や近傍の施設の施設名称を表示してもよい。
【0034】
(3)道路地図40に経路41を表示する以外に、図10に示すように経路41が通過する道路を示した略図100を表示モニタ16に表示してもよい。略図100には、出発地42および目的地43以外に経路41が通過する道路101〜103が表示される。道路101〜103には、「国道○号線」、「県道×号線」などの道路の名称が表示される。道路101〜103は、経路41を構成するリンクのリンク情報から抽出する。道路地図40から経路41がどのような道路を通過しているのかわからない場合であっても、略図100を表示することによって経路41が通過する道路101〜103を認識することができる。また、乗員は道路地図ボタン104を押圧することによって道路地図40を表示することができる。道路地図40には不図示の略図ボタンが表示され、略図ボタンを押圧すると略図100を表示することができる。
【0035】
(4)データ記憶部110には、乗員が以前、道路をなぞることによって指定した経路で、経路誘導を行った経路および経路誘導の情報が手描き履歴データ20として記憶されているが、経路誘導を行わずに指定した経路および経路の情報も記憶されるようにしてもよい。この場合、手書き履歴データ20には、乗員が道路をなぞることによって指定した日付、時刻23が格納される。
【0036】
(5)データ記憶部110に記憶した経路ではなく、経路演算された探索ルートを修正して乗員の通過を希望する経路を指定するようにしてもよい。探索ルートを通過して目的地へ進行したいが、一部、探索ルートからはずれた道路を通過したいときにも経路誘導を受けることができ、乗員に対する利便性が向上する。
【0037】
特許請求の範囲の要素と実施の形態との対応関係を説明する。
本発明の経路指定手段は制御回路11およびタッチパネル18に対応し、経路記憶手段はデータ記憶部110に対応する。経路修正手段および消去手段は制御回路11およびタッチパネル18に対応し、経路誘導手段は制御回路11および表示モニタ16に対応する。経路表示手段は制御回路11、表示モニタ16およびデータ記憶部110に対応し、経路の一部は道路51に表示された経路41に対応する。拡大表示手段は制御回路11に対応し、経路探索手段は制御回路11に対応する。なお、以上の説明はあくまで一例であり、発明を解釈する上で、上記の実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係になんら限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明の実施形態のナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。
【図2】手描き履歴データについて説明するための図である。
【図3】手描き経路選択画面を説明するための図である。
【図4】詳細地図の表示を説明するための図である。
【図5】経路の消去処理を説明するための図である。
【図6】経路の修正を説明するための図である。
【図7】経路誘導を行う経路の確定操作を説明するための図である。
【図8】経路の修正処理を説明するためのフローチャートである。
【図9】経路の修正処理を説明するためのフローチャートである。
【図10】経路の略図を説明するための図である。
【符号の説明】
【0039】
1 ナビゲーション装置
11 制御回路
13 RAM
16 表示モニタ
17 入力装置
18 タッチパネル
19 タッチパネルコントロール部
110 データ記憶部
111 ディスクドライブ
112 DVD−ROM
20 手描き履歴データ
21 データ番号
27 手描き経路ID情報
31 手描き履歴選択画面
40 道路地図
41 経路
42 出発地
43 目的地
44 手描き履歴ボタン
45 詳細ボタン
46 広域ボタン
47 消去ボタン
48 確定ボタン
50 詳細地図
100 略図

【特許請求の範囲】
【請求項1】
道路地図を表示する表示モニタと、
前記表示モニタに表示された道路地図上の道路を押圧することによって経路を指定する経路指定手段とを備えたナビゲーション装置において、
前記経路指定手段によって指定された経路を記憶する経路記憶手段と、
前記経路記憶手段によって記憶された経路の一部を修正する経路修正手段と、
前記経路修正手段によって修正された経路によって経路誘導する経路誘導手段とを備えることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項2】
請求項1に記載のナビゲーション装置において、
前記経路記憶手段によって記憶された経路を前記表示モニタに表示する経路表示手段を備え、
前記経路修正手段は、前記経路表示手段によって表示された経路の一部を押圧することによって消去し、さらに前記道路地図上の道路を押圧することによって前記消去した部分に新たな経路を指定することを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項3】
請求項2に記載のナビゲーション装置において、
前記経路修正手段によって修正する経路の部分を前記表示モニタに拡大表示する拡大表示手段を備えることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項4】
道路地図を表示する表示モニタと、
目的地までの経路を前記表示モニタに表示する経路表示手段とを備えたナビゲーション装置において、
前記経路表示手段によって前記表示モニタに表示された経路の一部を押圧することによって修正する経路修正手段と、
前記経路修正手段によって修正された経路によって経路誘導する経路誘導手段とを備えることを特徴とするナビゲーション装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2006−322781(P2006−322781A)
【公開日】平成18年11月30日(2006.11.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−145330(P2005−145330)
【出願日】平成17年5月18日(2005.5.18)
【出願人】(591132335)株式会社ザナヴィ・インフォマティクス (745)
【Fターム(参考)】