説明

バナー広告並びに課金式バス停標識による安心安全システム

【課題】身近な情報の双方向性通信装置として多目的な機能を装備したバス停標識を提供する。
【解決手段】文字や画像による身近な情報や広告の標示装置などを付加した双方向性通信機能並びに課金システム機能付きAED内包型情報ボックスをバス停に取り付け、或いは各バスステーションに配置し、それも単なる標示や告知機能のみでなく、太陽電池やバッテリーを装備し、災害時の停電にも対応可能とした無線LANによる緊急を要する災害情報告知や、その他集客やメンバー募集などの文化活動などの標示機能等、多様な情報を提供する多機能型標示装置を付加した情報ボックス付きの多機能化したバス停標識を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
主要道路においては、定期路線若しくはツアーバスなどの不定期路線として必ずバスが走るバス路線があり、その路線には必ず乗降客用のバス停留所、並びにバス停標識がある。即ち目抜き通りには必ずといってよいほど、一定の距離間隔で設置されているバス停留所とその位置を表示するバス停標識、このバス停標識に特殊な機能を装備することにより、バス停標識が単なる表示機能だけで無く、各種情報などの表示機能を装備した利便性の高い機能性標識に変化し、且つ又バス停標識には人々の集合性機能と、ランドマーク的な機能を合わせ持つこれらの特性を生かした街のシンボルゾーンとして、集客から情報の受発信へと、特に安心安全を旗印に屋外に於ける日常生活の中で防災や警報はもとより、身近な情報の双方向性通信装置として多目的な機能を装備したバス停標識に関するものである。
【背景技術】
【0002】
今でも地方の小さな村に行くと、旧式ながら役場からのサイレンや拡声器広報があり、広域の緊急通達は十分可能であるがしかしこれ等は現在では地方の極一部である。わが国は四方を海に囲まれた分、国土の保安は比較的容易なようであるがその分海岸線は長く、密入国や密漁が後を絶たないし、特に21世紀に入って、世界は資源問題や民族間の対立などが表面化する反面、情報のグローバル化などにより、過っての大和魂は次第に薄れ安心安全はただでは得がたくなってきている。通信機器や情報機器が発達した割には、逆に国民の心の繋がりというか、連帯感は薄くなり特にマンション生活者は隣の人とさえ会話の無いことが普通となった今日、今後は益々独居老人も多くなり孤独死の増加も亦必然であろう。今、庶民間を繋ぐ人情の架け橋が無いのである。従来、大衆の集まるビルやほとんどの街角、若しくは目抜き通りには公衆電話が設置され、公衆の利便性はもとより、非常時の際の緊急連絡には大いに役立ってきたが、政府の政策転換による電電公社の民営化方針などをはじめ、最近の急激な携帯電話の普及などに押されて、赤字となった公衆電話の撤去が始まり、その設置台数は急速に減少化している。また最近のわが国では、夫婦共稼ぎ家族の増加等などにより、主婦にとって、買い物時間など、効率的な生活時間を送るためには、日常のきめ細かい情報が必要となってきている。一方、バス路線には必ず一定の間隔でバス停留所があり、周辺住民とっては近くのバス停の設置場所は必ず無意識に脳に入っており、有事の際、或いは集合の際、バス停標識は最も目印となるミニランドマークの一つとなっており、バス停留所名を語るだけで、およその位置が分かり、その上バス停留所は必ず目抜き通りの利便性の高い場所にあり、団体行動や有事の際の集合場所としても都合よく、又有事の際の、避難の場合には、バスで一度に大量の避難を可能とする場所としても最適であり、又最近の目抜き通りはバス専用としての路線も整備され利便性の高い情報発信基地としての場所を確保している。しかし従来のバス停標識は、照明機能が付加されただけでも高級な部類に属し、田舎道に一歩はいるとまだまだ粗末なバス停標識であり、特許分野でも、たとえば意匠登録第1071925号等は単なる表示機能のみであり特開2005−49602号や特開平10−288968号は掲示板等の節電方法に関するものである。本発明はこれらの発明とは思想を異にするもので、バス停標識を単なる集客場所から、災害時に多発する停電などにも左右されない太陽電池による自己発電機能付きバス停標識による緊急避難情報災害情報の表示など非常時用はもとより、バス乗降客の集客の為のみならず、周辺ビジネス界の顧客獲得の為の情報発信基地として、街角や街中において安心安全をお届けするスーパーバス停標識に関する技術を提供するものである。
【特許文献1】意匠登録第1071925号公報 特開2005−49602号 特開平10−288968号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
現在バスの駅、即ちバス停留所には、バスの乗客が乗降する為の目印としてバス停標識がある。都会の目抜き通りには立派な四角型の照明付のバス停標識が設置されており、その照明には通常の電気が配線してあるか太陽電池が利用されている。しかしこれらバス停標識の整備は都会の主要な通りに限定され、一歩田舎に入れば、未だに単なるコンクリート製土台にバス停表示の丸盤と、木製の棒又はポールが立つのみであり、これらは不安定であり交通事故さえ招きかねない危険性があるが、しかしこれらバス停は、いずれも高い知名度と集客機能性を持っている。そこで本発明はこれら全バス停、若しくは一定エリア内の地域バス停、或いは乗降客の多い主力バス停を日常の情報発信基地、並びに乗り換え基地として活用し、例えばバス停にレンタカー店やレンタル自転車などに直結したいわゆる便利屋的呼び出し機能装置付きバス停標識を装備し、バス停に降りれば直ちに目的とするサービスが手配できる機能性バス停と化し、又情報分野に関しては、バス停標識がもつ潜在的な集客と利便性機能を生かし、バス社内やバス停標識に表示される緊急災害情報や、防災情報、日常のお買い物情報や安売り情報、タイムサービス情報など、身近な生活情報の発信機能はもとより、特に社会や生活が安定してくると文化活動やスポーツなどのクラブ活動が盛んになるが、これらは自治体主導や各種任意団体をベースとした団体行動であり、これら任意団体もメンバーがいなければ当然成り立たない。よってこれら各種団体や任意団体などの募集機能や発表機能を備えるほかこれ等のサービスにも無料情報分野と有料サービス分野を設ける。例えば有料サービス分野ではバス停の情報ボックスと携帯電話などの課金システムとが連動することにより特別サービスを享受できるバス停の会員制システムを設けるなど、情報ボックスを高機能化し、下町の日常生活における身近な情報送受信メディア装置として、特に生活に密着した情報表示機能を装備し、バス停標識を乗降客用の単なる目印から、各種サービス機能はもとより情報送受発信基地として特に災害警報、防災警報など安心安全な環境作りをリードし、地域においては文化活動広報告知版として大衆メディア化し、バス停がより生活に密着した情報都市化、文化都市化の為の表示装置としての機能を備えたバス停標識を提供するものである。
【0004】
バス停標識若しくはバスステーションに文字や画像或いは一部音声によるスクロール式の情報ボックスを設け、関係センターより無線で災害情報や緊急を要する情報、自治体広報などの重要案件或いは各企業の情報を流すことにより庶民に対する告知度も高く、バナー広告はもとより単独広告としても広告価値の高いメディアが誕生することになる。大衆の目に触れる機会が多いほど広告価値の効果は上がり、大衆により直結した町内大衆型且つ典型的な広域屋外型の新メディアネットワークが誕生することになる。特にニュースや身近な情報標示はもとより、災害情報、自治体広報、緊急地震速報、ニュース、気象情報、大雨情報や花粉情報や波浪警報など各種注意報や警報、或いは競輪、競馬、競艇等の公営ギャンブル情報や、当該情報ボックス設置先周辺地域の行事並びに案内など、或いは主婦向けの献立や弁当メニューや美味なグルメ情報など市民向け各種最新情報並びに広告を自立的に標示又は発信或いはプリト機能をもつ装置や、AED装置やインターラクティブ機能の装置によりバス停標識が情報のみならず救命救急110番と化し、緊急情報伝達用の赤色回転ランプ、サイレン、スピーカーなどの装備並びに文字や画像による標示する機能並びに周辺の通信機器やモバイル通信機器に伝達する機能等を備えた当該情報ボックスを各バス停又はバスステーション或いは町内会や自治会がその地区で最も必要する箇所例えば公民館や自治会館や公的出張所などに配置することにより各自治体はもとより各県或いは全国レベルのネットワークインフォメーションシステムが出来上がる。
【発明の効果】
【0005】
本発明の情報送受信機能付きバス停標識を、例えば既存のバス停標識と取り替えることにより、バス停留所は単なる集客機能から安心安全並びに情報の送受信基地と変わり、バス離れ傾向にある若者の集客はもとより、お年寄りまでもが最新の情報を手軽に求めることが可能となり、災害時はもとより通勤族は出退社時、若しくは目抜き通りでの情報の送受信をもとめて人々は集まり、国内における新メディアチャンネルとして、情報の全国的或いは地域的ネットワークも十分可能となる他、その町の、その月或いは当日の、特にそのバス停周辺の情報が、そのバス停の表示装置若しくは周辺を走るバス車内連動表示装置に、新鮮でタイムリーな情報がスクロールされ、最新のあらゆる災害情報やニュースを手軽に得ることが可能となる。例えば地域周辺にて開催される公営ギャンブル速報、コンサート案内、季節の旅行案内、英会話など各種教室の案内、結婚式ブライダル情報、美術館や展示会案内、各種スポーツクラブ、カラオケその他の行事案内、各種行事案内、主婦向けとしての奥様サークル情報など等、携帯電話とは違った大画面による各種情報を的確に伝え、各種団体への参画を希望する場合当該バス停から直接申し込みも可能とし、又バスを降り、急遽希望の会場に赴く際にも直ちに、バス停から先の必要な乗り物もバス停標識に装備された装置から手配が可能となり、事業系の団体に対しては課金制を採るなど、応用如何では広告以外にも収益を上げるバス停に育つ可能性がある。又、周辺商店なども本端末をより身近な宣伝媒体として利用も可能となる上、バス標識に備えた表示装置にQRコード等の携帯端末で認識可能な図形を表示することにより、若者が各種情報を携帯電話にダウンロードすることも可能となるばかりか、タッチパネルと携帯電話の課金システムによりバス停そのものが収益性を持ったバス停に大きく変化し、安心安全をテーマとしたバス停は日常の生活に欠くべからざるものとなり、また通勤族からはバス待ち時間の退屈防止はもとより、無駄な待ち時間が、情報収集や楽しめるバス停という貴重な時間に変わる。特に現代社会における情報はビジネスの貴重なファクターであり、駅やバス停における待ち時間は切っても切り離すことの出来ない必然的事象とも言えるものですが、同待ち時間が貴重な情報収集時間と変わる。又、文化的或いはスポーツの各種団体の世話人や関係者は特殊な例を除けば、会員募集、生徒募集、メンバー募集など、いつも多大な経費、宣伝費、労力を伴うが、今後はバス停が集客機能、募集機能を果たすことが可能となる。特に本バス停は大量の最新情報を内蔵する情報ボックスを装備することにより単なる大衆サービス端末から、逆に個を実現する為の各種団体・サークル・教室・クラブ・行事案内の一般への宣伝や表示が可能となり、タウン内におけるきめの細かい訴えが可能となり新聞広告やチラシなどの経費に比較し、格安の経費で一般への訴え、広告、表示手段を可能且つ提供するものである。又当該情報表示装置をバス停以外にも役所や公民館等の公共施設内にも支柱や壁面などを利用して表示することにより、公報機能はより高まる。通常新聞、ラジオ、テレビ、号外などは情報入手から大衆に届くまで最短で7時間を要すると言われているが本発明の装置を使えばパソコンに情報を入力して送信した瞬間からメディアとなりインターネットと同様な利便性と速報性を併せ持つ第5のメディアが誕生することになる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は道路管理者たる国交省などから、一定の面積を使用する貴重な道路占用許可をもつバス停留所標識を、その許可された面積サイズはもとより、既存のバス停留所標識サイズに付いても特別拡大することなく、同標識を多機能化することにより、周辺住民にとってはより身近な生活情報、最新情報や安心安全を得ることが可能となり、従来の単なるバス停標識から、街灯機能はもとより多機能装置付き安心安全をお届けするバス停標識として、或いは街角における本格的な情報送受信伝達機能を兼ね備えることによって、ランドマーク的機能はもとより、下町或いはその町内に密着した情報ボックスとしてそれも表示担当者の指定パソコンからの入力送信により即時に表示が可能となり、新聞、ラジオ、テレビ、号外などのいかなるマス媒体よりも速報性の高い情報の送受信機能付きバス停標識という上記の思想は、下記構成の本発明によって解決することができる。
【0007】
図1のバス停表示盤1はランドマークを兼ね、各種のデザインに変えることが可能であり、例えば矢印と地域名を入れれば優れた道路案内版となり、スイッチ付きの防犯灯付警報装置8は災害などの際、非常時の優れた警報装置となる為、出来るだけ遠方からも見通しの良い上部に取り付けるのが好ましい。太陽電池18による自己発電機能を装備し、災害時に多発する停電にも対応可能としたバッテリー19を装備し、バス停標識最上部の送受信装置17は本体ボックス内に装備し、バス停本体2の表示盤にはバス運行方面案内3、駅名欄4、英語表示欄若しくは副称駅名欄5、前バス停駅名欄6、次の駅名欄7、スクロール式災害情報・自治体情報・一般ニュース・バス運行案内情報欄9、スクロール式各種団体行事案内・企業広告欄10、便利情報端末スイッチ欄11、時刻表欄12、周辺町内案内欄13、広告欄14などの表示欄がある。前記副称名欄には、正規バス停名称以外に例えば周辺の病院名入りの某病院前とか、商店名入り某商店前とすることにより別途広告料収入が図れる。またバス停利用者の希望により情報端末スイッチをONすることにより直接サービス会社に直結し、その端末情報スイッチに登録している例えばタクシー会社・各種レンタル会社・貸し自転車・便利屋さん・そのバス停を基点とする旅行案内など、各種の御用聞きサービスの享受が可能となる。バス停の建設費用や維持費の捻出財源となる広告表示部10も常時、新鮮な広告がスポンサーから直接、若しくはバス管理者からスクロールされる。
【0008】
特にスクロール盤下部に設けた複数のスイッチは最新の音楽情報・ヒットチャート、周辺地図情報、レンタカー情報、貸し自転車情報、観光用人力車、ホテルの空き室情報などなど項目別に区別することにより利用者は目的スイッチを押下することによりバス停で直ちに必要とするものを得ることが可能となる。バス停標識盤本体の上部や底辺にはLED照明などを埋め込むことにより最近の特殊合成板は低電力で全体が明るく表示される。標識全体は支柱15により道路に埋め込まれ、若しくは固定台座に差し込まれて立脚する。或いはバス停留所やバス停標識が整備されている場合は、当該情報表示装置をバス停留所やバス停標識に後付けで固定すればよい。またバス停標識に対する顧客のいたずらや事故などによる損傷は損害保険で解決すればよい。
【0009】
又スクロール表示や、照明については最近の都市部では道路整備により各種配線系統は地下配線設備が整っているため、それ以後のバス停整備は電気配線設備工事が高額に成るため、特に電力消費量の少ないLED照明や特殊照明を採用し、照明やスクロール表示や画像表示用には太陽電池と夜間23時頃までの電力維持用のバッテリーを装備すればよい。
【0010】
現状では地方におけるバス会社などは過疎化で赤字経営の会社もあり、バス停標識などへの整備の目が十分には届いていないが、バス停標識広告欄の高度利用によりこれらの整備も可能となり街の目抜き通りはもとより、寂しい田舎道においてもバス停兼、街灯機能兼、情報送受信兼、情報メディア装置として、特に災害時には緊急な警報や避難情報が一斉に可能であり、それも身近で毎日の新鮮な情報発信源として町内の人々や主婦にも重宝がられ、新聞、ラジオ、テレビ、インターネットに告ぐ第5の身近な下町の情報機関としての機能を果たすことにもなる。
【0011】
上述したように、本件発明は単なる表示機能や照明機能のみの従来のバス停とは基本的に発想を異にするもので、全国若しくは県単位、或いは市町村など、ビジネスや購買客の客層エリアに区画された、一定区域内のバス停標識を情報送受信の端末装置とし、スクロールや画像による表示部の下部周辺に複数の各種サービスに区分されたパネルスイッチを設け希望のスイッチをオンすることにより必要な情報やサービスが、周辺のレンタルやサービス機器会社に直結し素早いサービスの提供を受けることが可能となる。かって駅前やバス停前は、タバコの吸殻で迷惑するほど人が集まっていたが今は郭公鳥となり、これらのサービスが徹底することによりバス停周辺には関連企業が進出し、新産業の創設も夢ではなくなる。またバス停が身近で唯一公道における大衆向けの最も速報性がある情報機関的機能をもつ情報装置となり、周辺住民が本発明の情報送受信機能付きバス停標識の情報を見れば、新聞やテレビなどのマス媒体には載らない、身近で新鮮な日常情報を得ることが可能となり、便利情報端末スイッチ欄11を利用すれば、各種団体活動の市民への認知や募集が盛んになり、団員募集も容易となりかつて人情豊かな下町情報の飛び交うにぎやかな笑いのある小回りの効いた効果的な街創りの展開が可能となり、昔の人情味豊かな町興しの起爆剤となり、小回りの効いた公道における情報の送受信装置は産業上でも大いに利用価値の高い分野である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
最近特に大規模自然災害や通り魔による殺傷事件が多発している今日、必要なのは公衆電話に代わる緊急通報システムである。急速に進む地球温暖化は屋外に於ける真夏の熱射病や突然死などの多発を招く。屋外に於ける急患や突然死などの秋葉原事件のよう予測できない事故もある今日、必要なことは、災害時に多発する停電などにも左右されない太陽電池などによる自己発電照明付きとし、緊急避難情報、災害情報の標示など継続して発信できる装置を常備し、赤色回転灯やサイレンを常設するバス停は人災に対する抑止力ともなり、その町内の安心安全の道しるべにもなる。本発明はバス停名を言えば誰でも発想できるランドマーク的バス停を、情報受発信基地且つAED内蔵による緊急の際の安心安全イメージを持つ情報端末へと変化するスーパーバス停に関する技術を提供するものであり下記はその一形態である。
本発明の情報送受信装置付きの代表的なバス停標識の構造とその作用機能を図面で説明する。
図1は、本発明の全体構造図であり、最近の地下配線により道路整備された都市部でも対応できるように、太陽電池18による自己発電機能を装備し、災害時に多発する停電にも対応可能としたバッテリー13を装備し、最上部はバス停イメージの通常の丸型銘盤1にはバス会社名や社名ロゴなどが入り、バス標識本体2の上部からまずバスの行き先路線又は方面案内3、バス停留所駅名4、遠くから見通せる防犯灯用の赤色回転灯8などが装着され、バス停標識本体2の中核をなす情報ボックス17の内部には、電気回路や送受信装置17が入り、情報ボックスは特殊アクリル板などを素材としの内部にLED16を埋め込むことによりバス標識本体全体が明るく表示される。わが国の最近の国際化に対応し、5は英語表示部であり次の駅名7、前駅名6と続き、災害情報・緊急避難情報やバスの毎日の運行情報やバス会社情報などは9欄に文字や画像によりスクロール表示され、本バス標識本体の製造、建設、維持費用などの主力財源となる広告欄10は広告スポンサーなどが利用する欄であり、9欄並びに10欄共には文字情報、若しくはメディアとして画像表示される。又各種サービスの呼び出し用情報端末スイッチ、並びに携帯サイト連動型の課金システム11は幼児などのいたずらを防ぎ、且つ一般の手の届く位置である画像表標示やスクロール部分の下部あたりに設け、バスにとって重要な時間表は季節変動があるため別途に時間表を印刷し12欄に添付すればよい。14は固定式広告や周辺町内の案内版などの欄であり、できれば周辺町内のボランティアなどで周辺地図を作成してもらえばよい。尚標示装置を取り付ける支柱は一本足支柱、二本足支柱または吊り下げ式など、或いはステーション内や道路側に面した建造物壁面利用でも構わない。要は視界に入り易い方法で交通の妨げにならなければ良い。
【実施例1】
【0013】
実施例によって本発明を説明する。
通常の電源から電力を引いた簡単なディスプレイ付きのバス停留所標識を作り、無線の携帯パソコンからの情報送信によるテスト結果、LEDで構成される方のバス停標識表示装には自由に情報をスクロールすることが可能となり一方テレビ画面の方にはビデオ送信による画像の表示が可能となった。又電源のない路線ではバッテリー付きの太陽電池などを利用すれば、本発明の実現は十分可能であることが判明した。
【産業上の利用可能性】
【0014】
上述したように本発明の安心安全をお届けする情報送受信機能付きバス停標識は名称通りに、街路灯機能はもとより、最新で身近な情報を常時、街路において情報の送受信が可能となり、何よりも緊急を要する災害や非難情報がどんなます媒体よりも緊急に伝わる利便性・即効性があり、バス停に常装備された赤色回転灯や非常時用サイレンの併用やバスの大量輸送能力と組み合わせれば団体での緊急避難も可能となり、緊急対応を要する災害時、貴重な情報機関となり、田舎であろうと、又街中であろうと本発明のバス停標識を設置することにより、災害時の貴重な武器としての機能はもとより、下町の活性化の元とも言える各種私的・公的活動団体の自己実現のための表現の場を提供し、新聞、ラジオ、テレビ、インターネットに次ぐ5番目のメディアとしてそれも公道における唯一のメディアとして、新しい産業投資が生まれバス停に関する周辺事業も含め、あらゆる関連産業の創造が十分可能である。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】図1は本発明の情報発信機能付きバス停標識の全体概要図である
【符号の説明】
【0016】
1 ランドマーク表示欄
2 バス停標識本体
3 方面案内表示部
4 バス停駅名表示部
5 英語表示部
6 一つ前駅名
7 次駅名
8 防犯灯・非常灯(警報・回転赤色灯等)
9 災害情報・役所情報・運行案内表示欄
10 広告等情報表示ボックス
11 タッチパネル
12 時間表添付欄
13 バッテリー
14 固定広告板
15 支柱
16 LED照明
17 送受信装置
18 太陽光発電装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
災害情報、自治体広報、緊急地震速報、ニュース、気象情報、大雨情報、花粉情報、波浪警報など各種注意報や警報、或いは競輪、競馬、競艇等の公的レース施設速報や周辺地域の行事や案内、その他主婦向けグルメ情報などの各種最新情報、及び広告を、自立的に標示、発信又はプリントする機能、並びにタクシーの自動呼出し機能、本日の占いなどアミューズメント的ゲームやクイズなどバス待ち時間を楽しめる情報やゲームなどのサービス機能、並びに周辺の通信機器やモバイル通信機器に伝達する機能をも具備し、その情報伝達方法に付いては、音声を補助的に使用し、主として文字や画像により標示する機能を持つ情報ボックスと、緊急用の赤色回転ランプ、サイレン、スピーカーなどの伝達手段を具備したバス停標識、並びに当該バス停標識を利用したネットワークインフォメーションシステム。
【請求項2】
請求項1に記載の情報ボックスにおいて、各種項目の選別用タッチパネルを具備し、これら項目別のタッチパネルに連動して作動する無料或いは有料の課金システム、或いは当該タッチパネルに呼応して作動するモバイル通信機器側の課金システムに連動する装置、いわゆる各種サービスに対しての課金システムを具備する請求項1に記載のバス停標識、並びに当該バス停標識を利用したネットワークインフォメーションシステム。
【請求項3】
請求項1ならびに請求項2に記載の情報ボックスが標示する全ての標示において、バナー広告が連動して標示される機能を持つ請求項1に記載のバス停標識、並びに当該バス停標識を利用したネットワークインフォメーションシステム。
【請求項4】
装置本体にAED設備を内包し、標示装置部分に標示する情報をスクロールし、且つ情報を転送するための接続端子を備え、有線又は無線のネットワーク網を通じた遠隔操作機能を装備し、有料会員制による速報や特殊情報機能を具備した請求項1に記載のバス停標識、並びに当該バス停標識を利用したネットワークインフォメーションシステム。
【請求項5】
受発信機能を持つアンテナを装備し、音声、文字、映像等の各種メディア情報を再生あるいは標示する機能を持つと同時に、各種通信機器又は携帯型モバイル通信機器と連動してこれらの受発信機能又は中継機能を備えた請求項1に記載のバス停標識、並びに当該バス停標識を利用したネットワークインフォメーションシステム。
【請求項6】
周辺一定距離内において作動する温熱感知センサー連動カメラや夜間の挙動不振人物などの感知記録装置付きカメラ或いはビデオ若しくはこれ等に類する画像の自動記録装置を具備し、これ等装置の作動用電源として太陽光発電や風力発電などの自然エネルギーを源とした電源装置並びに防風雨機能を具備した請求項1に記載のバス停標識、並びに当該バス停標識を利用したネットワークインフォメーションシステム。
【請求項7】
表示部が強化ガラスや透明度のある強化合成樹脂材料によって補強され、且つ防水機能を持つ請求項1に記載のバス停標識。
【請求項8】
有線或いは無線式ルーターを備え、広域IPネットワーク網、インターネット網、携帯通信網或いはナビゲーションシステム網等各種ネットワークの接続若しくは中継機能を備え、現場と本部間を音声や文字や画像による双方向通信機能を装備した請求項1に記載のバス停標識、並びに当該バス停標識を利用したネットワークインフォメーションシステム。
【請求項9】
各種建造物の内外又は海上施設や港湾施設や船舶施設の内外において設置された情報ボックスにおいて請求項1に記載のバス停標識、並びに当該バス停標識を利用したネットワークインフォメーションシステムと連動して作動する情報端末標示装置。
【請求項10】
外灯機能並びに災害時や非常時における緊急の非常灯又は点滅照明や回転式標示装置、あるいは緊急事態を通知するための発信機能を持ち、同時に本部から無線で作動する緊急避難場所の標示機能を持つ請求項1に記載のバス停標識、並びに当該バス停標識を利用したネットワークインフォメーションシステム。
【請求項11】
バスステーション、電柱、消火栓、電話線支柱又は道路沿いに建設された各種ポール、或いは視覚にさらされやすい空間若しくは各種待合室椅子の背もたれなどに装着された情報ボックスにおいて、請求項1に記載のバス停標識並びに当該バス停標識を利用したネットワークインフォメーションシステムと連動して作動する情報端末標示装置。
【請求項12】
各町内会或いは自治会における一般廃棄物の集積箇所いわゆるゴミステーションに設置された、請求項1に記載の情報ボックスと連動して作動する情報端末標示装置並びに当該装置を利用したネットワークインフォメーションシステム。
【請求項13】
請求項1に記載のバス停標識に連動して情報を表示する機能を持つバス車内における情報端末標示装置。

【図1】
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【公開番号】特開2010−102279(P2010−102279A)
【公開日】平成22年5月6日(2010.5.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−298760(P2008−298760)
【出願日】平成20年10月27日(2008.10.27)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.QRコード
【出願人】(591273672)エムエヌエンジニアリング株式会社 (42)
【Fターム(参考)】