説明

プレス機及びそれを用いた複合装置

【課題】サーボモータ12の回転動力を効率よく増幅し伝達できる減速機構5を用い、プレス機の小型化、省電力化を図る。
【解決手段】サーボモータ12の回転動力を偏芯軸37で偏芯回転動力に変換して外歯歯車36に伝達する。外歯歯車36には規制ピン40が嵌合し、その他端をフランジ21に形成されたピン遊嵌穴42に遊嵌させて、外歯歯車36の自転を規制する。また、外歯歯車36が偏芯すると、その方向で当該外歯歯車36と部分歯合する内歯歯車35を設け、内歯歯車35にボールネジ軸14aを連結すると共にラム13にボールネジナット14bを連結して、内歯歯車35の回転運動をラム13の並進運動に変換伝達するボールネジ14を設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、動力発生源から出力される回転動力を増幅(回転数を減速)して金属板等をプレス加工や裁断加工等を行うプレス機及びそれを用いた複合装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、サーボモータを動力発生源とするプレス機が提案され、かかるプレス機では、サーボモータの回転動力を減速機構を用いて増幅し、金型に伝達することによりワークの加工を行うようになっている。このようなプレス機に用いられている減速機構には、種々の構成が知られコンパクトで大きな減速比が得られる遊星歯車機構を用いた提案もなされている(特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に開示されているプレス機は、モータ軸に太陽歯車が固着され、この太陽歯車に3個の遊星歯車が歯合している。各遊星歯車間の相対位置は規制されると共に出力軸に連結され、かつ、各遊星歯車を内包するように位置固定された内歯歯車が設けられて、当該内歯歯車に各遊星歯車が歯合した構成となっている。
【0004】
しかしながら、上述特許文献1にかかる遊星歯車機構では、大きな減速比が容易に得られる利点があるものの、構成部品点数が多く大型化すると共に、太陽歯車、遊星歯車及び内歯歯車は所謂平歯車と同じように歯合せ部分が摺動するため、その際に大きな摩擦力が発生して動力伝達効率が悪いと言った問題がある。
【0005】
また、動力伝達効率が低いと、能力の大きなサーボモータを用いなければならず、装置コストの上昇や電力消費の増大を招く問題がある。
【0006】
一方で、各種の機器に用いられる部品においては、金属と樹脂とのように製造工程や材質の異なる複数の部品を一体化して形成された製品が用いられる場合がある。例えば、プレス機でプレス加工や裁断加工を行い部品を製造し、この部品に射出成形機等による樹脂成形を行う複合成形機が提案されている(特許文献2参照)。
【0007】
しかしながら、特許文献2にかかる複合成形機では概念的な提案はなされているもののプレス機や射出成形機に用いられている減速機構についての具体的構成が開示されおらず、上記特許文献1のような公知の減速機構を用いたとすると各装置は大型化して、例えば製造ラインに複合成形機を導入し部品を製造しながら当該部品をライン供給することが困難である問題があった。
【特許文献1】特開2004−243377号公報
【特許文献2】特開平8−183103号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、かかる事情に鑑みなされたものであって、コンパクトで効率よく動力源の回転動力を増幅して伝達できる減速機構を用いて装置の小型化及び省電力化を図ったプレス機を提供すると共に、該プレス機を用いた小型の複合装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するため、プレス機に係る発明は、サーボモータの回転数を減速してラムに伝達する減速機構を備えたプレス機であって、減速機構が、サーボモータの回転動力を偏芯回転動力に変換する偏芯軸と、該偏芯軸から偏芯回転動力が伝達されて偏芯運動する1の第1歯車と、該第1歯車の偏芯運動を許容しながら自転運動を規制する規制ピンと、第1歯車の偏芯方向で当該第1歯車と部分歯合して当該偏芯方向の回転に応じて自転する1の第2歯車とを具備する減速機構と、第2歯車の回転動力を推進動力に変換してラムに伝達する推進動力変換機構とを備えることを特徴とする。
【0010】
また、推進動力変換機構が、ボールネジであって、そのボールネジ軸又はボールネジナットの一方が第2歯車に連結され、残りのボールネジナット又はボールネジがラムに連結されていることを特徴とする。
【0011】
また、型開閉する金型の一方がラムに取り付けられ、当該金型とラムとの取付面に取付位置を規定する位置合せ部が形成されていることを特徴とする。
【0012】
また、複合装置にかかる発明は、ワークをプレス加工成形して第1製品を製造する請求項1乃至3いずれか1項記載のプレス機と、該プレス機と並設されて、第1製品に対して加工成形して第2製品を製造する2次製造装置と、2次製造装置とプレス機とのいずれか一方または双方を、これらの並設方向に移動させるスライド機構と備えることを特徴とする。
【0013】
また、2次製造装置が樹脂を射出成形する射出成形機であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、小型で、効率よく回転動力を増幅し伝達できる減速機構を用いてプレス機を構成したので、当該プレス機の小型化が可能になり例えば卓上で利用できるようになると共に当該減速機構の動力伝達効率が高いため省電力化を図ることが可能になる。
【0015】
また、小型のプレス機により複合装置を構成したので、当該複合装置の小型化が可能になり製造ラインに導入できるようになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
本発明の実施の形態を図を参照して説明する。図1は本発明にかかるプレス機4の外観図で、図1(a)は正面図、図1(b)は側面図である。図2は図1(a)におけるA−A矢視断面図である。また、図3は減速機構5の構成を示す分解断面斜視図である。
【0017】
なお、本実施例では、プレス機4として金属板等のワークを加工成形するプレス機を例に説明するが、本発明はこのようなプレス機に限定されるものではなく裁断加工等を行うものであってもよい。
【0018】
また、本実施の形態では、推進動力変換機構としてボールネジを例に説明するが、ネジ棒とそれに螺合するナットであってもよく、カムやリンク等を用いた構成であってもよい。
【0019】
材料を加工成形するプレス機4においては、1対のプレス金型18(18a,18b)が用いられ、このプレス金型18aとプレス金型18bとの間にワークを挿入し、プレス金型18を型締めすることで加工成形が行われる。
【0020】
本発明に係るプレス機4は、外観をなす本体フレーム11、動力発生源をなすサーボモータ12、サーボモータ12の回転動力を増幅して伝達する減速機構5、一方のプレス金型18aが取付けられるラム13、該減速機構5からの回転動力を並進運動に変換してラム13に伝達するボールネジ14、ラム13の上下方向運動を案内すると共にその回転を規制するダイバー15等を主要構成としている。
【0021】
本体フレーム11は、サーボモータ12が取り付けられ、内部に減速機構5が収納されるトップフレーム16、他方のプレス金型18bが取付けられるベースフレーム17を備え、トップフレーム16とベースフレーム17とは主柱壁23により所定間隔で対峙した構成となっている。
【0022】
また、トップフレーム16の中央部には、減速機構5を収納する減速機構収納部19が形成され、その左右にダイバー15が挿通するダイバー挿通穴20が設けられている。減速機構収納部19はフランジ(位置固定部材)21により蓋され、ダイバー挿通穴20にはダイバー15の上下運動をガイドするベアリング22が装着されている。
【0023】
ボールネジ14におけるボールネジ軸14aの頭部14cは、カットされて回転止めが形成されて後述する内歯歯車(第2歯車)35に連結されている。また、ボールネジナット14bはラム13にボルト止めされている。
【0024】
図5はラム13の構成を示す図で、図5(a)は斜視図、図5(b)は図5(a)におけるB−B矢視断面図である。なお、図5(a)においてはラム13に取り付けられるプレス金型18aも示している。
【0025】
ラム13の中心には、ボールネジ軸14aが挿通する軸穴24及び十字状の位置合突起25が設けられ、左右にはダイバー15の一端が挿入するダイバ挿入孔26及び当該ダイバー15をボルト止めするためのダイバボルト穴27が設けられている。また、プレス金型18aをボルト止めして取付けるための複数の金型取付用雌ネジ29が形成されている。
なお、プレス金型18aには、位置合突起25と嵌合する位置合溝30が形成されると共に、金型取付用雌ネジ29に螺合するボルトが挿通する嵌通穴31が設けられている。
【0026】
減速機構5は、図3に示すように、1個の内歯歯車35を備え、その内側に1個の外歯歯車(第1歯車)36が配設され、当該外歯歯車36は偏芯軸37を介してサーボモータ12のモータ軸38に連結されている。
また、外歯歯車36には、複数のピン孔39が設けられ、このピン孔39に規制ピン40の一端が挿嵌されている。この規制ピン40の他端は、フランジ21に形成されたピン遊嵌穴42に遊嵌している。
【0027】
内歯歯車35の中心には、当該内歯歯車35とボールネジ軸14aとを連結するためのボルト44が挿通される貫通穴45が設けられると共にボールネジ軸14aの頭部14cが装着される嵌合穴46が設けられている。この嵌合穴46は、ボールネジ14の頭部14c(例えばDカット等されている)と同一形状をなすように形成されて、内歯歯車35の回転運動がボールネジ14に伝達されるようになっている。
【0028】
さらに、偏芯軸37とフランジ21との間にはベアリングB1が介装され、偏芯軸37と外歯歯車36との間にはベアリングB2が介装されている。また、内歯歯車35の外周にはベアリングB3,B4が設けられている。
【0029】
図4は、かかる構成の減速機構5の動作を説明する図で、サーボモータ12の回転動力は偏芯軸37を介して外歯歯車36に伝達される。外歯歯車36は、偏芯軸37の偏芯運動に従動して偏芯しながら自転しようとするが、規制ピン40の一端がフランジ21に形成されたピン遊嵌穴42に収納されているため自転が規制され、結果として偏芯方向が変化(回転)する運動を行う。
【0030】
外歯歯車36がこのような偏芯方向が回転する偏芯運運動を行うことにより、外歯歯車36と内歯歯車35とはこの偏芯方向で部分歯合し、他の部分の歯は離合した状態となる。この歯合せ部位は偏芯方向に応じて回転し、この回転は内歯歯車35が回転として伝達される。外歯歯車36の歯数は内歯歯車35の歯数より少ないためサーボモータ12の回転数は端数差に対応して減速されて内歯歯車35に伝達することができる。
【0031】
このように1個の内歯歯車35と1個の外歯歯車36とで構成される減速機構を用いるため、プレス機の小型化が可能になる。
また、内歯歯車35がボールネジ軸14aに直結される構成であるため、例えばジョイントを設けるような構成に比べても小型化を図ることが可能になる。
さらに、外歯歯車36と内歯歯車35との歯形状は、概略円弧状で歯合せ部位の摺動が起きないように設計されているため平歯車のように摺動に伴う摩擦で、動力伝達効率が低下してしまうような不都合が発生しないようになる。
【0032】
このような構成で、サーボモータ12を回転させると、その回転は偏芯軸37や外歯歯車36等を介して減速されて内歯歯車35に伝達され、当該内歯歯車35に連結されたボールネジ14が回転する。ボールネジ14と螺合するボールネジナット14bはラム13に固定されているので、サーボモータ12の回転方向に応じて、ラム13はダイバー15にガイドされながら上下動するようになる。
【0033】
ラム13にはプレス金型18aが固定され、ベースフレーム17にプレス金型18bが固定されているので、ラム13が下降することによりプレス金型18aとプレス金型18bとの間のワークを加工することができる。
【0034】
なお、上記説明では第1歯車を外歯歯車、第2歯車を内歯歯車として、該内歯歯車の回転動力を取り出す構成であったが、外歯歯車から回転動力を取り出す構成であってもよい。ただし、この場合には規制ピンが遊嵌するピン遊嵌穴をボールネジ軸やボールネジナット等の出力側に形成する必要がある。
【0035】
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。本実施の形態は複合装置に関するもので、上記プレス機4を用いると共に、このプレス機4により製造された部品に対してさらに加工する装置とにより複合装置を構成したものである。
【0036】
具体的には、2台のプレス機4a,4bを用い、その間に射出成形機を設けた場合を例に説明する。無論、本発明は射出成形機を用いることを必須要件とするものではなく、また2台のプレス機を用いることを必須要件とするものではない。要は上記プレス機と、他の装置とを組み合わせて構成される複合装置に関するものである。
【0037】
図6はこのような複合装置50の概略構成及び動作を説明する図で、当該複合装置50は射出成形機6に隣接して左右にプレス機4a,4bが配設され、各プレス機4a,4bは射出成形機6に対して並設方向に移動ができるようにスライド機構51を備えている。
【0038】
なお、図6(a)は、プレス機4a,4b及び射出成形機6により形成された製品を示し、1次製品S1はプレス機4aにより形成され、射出成形品S2はこの1次製品S1に対して射出成形機6により樹脂を射出成形して形成され、完成品S3はプレス機4bにより射出成形品S2をワークWから切り離して完成された部品を示している。
また、図6(b)〜図6(d)は、各製造工程手順を示している。
【0039】
このスライド機構51は、射出成形機6による射出成形時間が、プレス機4による加工成形時間より長い時間を要するため、これらの時間差を各プレス機4が移動することにより調整する目的で設けられ、各プレス機4の移動方向をガイドするガイド部52、プレス機4を移動させる移動部53により構成されている。
【0040】
ガイド部52は、プレス機4に設けられたガイド穴54(図1(b)参照)、このガイド穴54に挿通し、テーブルK等に固定され支持台60に支持されたガイド棒55を備えている。
【0041】
移動部53は、プレス機4に設けられた雌ネジ部56、この雌ネジ部56に螺合するネジ棒57、このネジ棒57を回転させるサーボモータ等のモータ58等を備え、当該ネジ棒57は支持台60により回動自在に支持されている。なお、雌ネジ部56,ネジ棒57をボールネジにより構成してもよい。
ガイド棒55及びネジ棒57は射出成形機6を貫通し、当該射出成形機6はテーブルKに固定されている。
【0042】
射出成形機6は図7に示すように、射出金型63を型開閉する型締部64、樹脂を可塑化する可塑化部65、射出金型63のキャビティーに所定量の可塑化樹脂を計量して射出する計量射出部66等を備えている。
【0043】
このような構成でプレス機4aがワークWの加工成形を行ない1次製品S1を製造する。
この1次製品S1として、本実施例では円筒状のインサート部品を例示している。このインサート部品は接続部59を介してワークW本体と接続されている。従って、ワークWを所定の姿勢(例えば、水平状態)に保つことによりインサート部品の姿勢も規定され、常に同じ姿勢で射出成形機6に供給できるようになる。
【0044】
プレス機4aにより1次製品S1が製造されると、左右のプレス機4がワークWを把持し、移動部53によりプレス機4aが射出成形機6に近づく方向D1にこれら左右のプレス機4が所定量移動して1次製品S1を射出成形機6に供給する(図6(b)参照)。
【0045】
1次製品S1の供給が完了し、射出成形機6が射出成形品S2を製造するためにワークを把持すると、左右のプレス機4はワークWを離し、D2の方向に動く(図6(c)参照)。
そして、一定量左右のプレス機4がD2方向に動くと、この動きが停止し(図6(d)参照)、射出成形機6で製造された射出成形品S2が、当該プレス機4bに供給される
【0046】
1次製品S1が射出成形機6に渡されると、当該射出成形機6は1次製品S1に対して樹脂を射出して所定形状の射出成形品S2を製造する。
【0047】
一方、射出成形機6からの射出成形品S2が供給されたプレス機4bは、当該射出成形品S2とワークWとを連結している接続部59を裁断して、完成品S3の取出し等の後処理を行い製造ライン等に供給される。
【0048】
当然のことながら製造ラインには、種々の装置が配置され、生産効率や作業効率の観点から、装置の小型化が要求されており、本発明のように大きな減速比を1の減速機構で達成市、かつ効率的に動力伝達するので、かかる複合装置50の全長及びその高さが小さくなり生産性や作業性を向上させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】本発明に係るプレス機の正面図及び側面図である。
【図2】プレス機の断面図である。
【図3】減速機構の分解断面斜視図である。
【図4】減速機構の動作の説明に適用される図である。
【図5】ラムの構成を示す図である。
【図6】複合装置の製造工程を説明する図である。
【図7】射出成形装機の正面図である。
【符号の説明】
【0050】
4(4a,4b) プレス機
5 減速機構
6 射出成形機
11 本体フレーム
12 サーボモータ
13 ラム
14 ボールネジ(推進動力変換機構)
14a ボールネジ軸(推進動力変換機構)
14b ボールネジナット(推進動力変換機構)
15 ダイバー
16 トップフレーム
17 ベースフレーム
18(18a,18b) プレス金型
19 減速機構収納部
20 ダイバー挿通穴
21 フランジ(位置固定部材)
22 ベアリング
23 主柱壁
24 軸穴
25 位置合突起
26 ダイバ挿入孔
27 ダイバボルト穴
29 金型取付用雌ネジ
30 位置合溝
31 嵌通穴
35 内歯歯車(第2歯車)
36 外歯歯車(第1歯車)
37 偏芯軸
38 モータ軸
39 ピン孔
40 規制ピン
42 ピン遊嵌穴
44 ボルト
45 貫通穴
46 嵌合穴
50 複合装置
51 スライド機構
52 ガイド部
53 移動部
54 ガイド穴
55 ガイド棒
56 雌ネジ部
57 ネジ棒
58 モータ
59 接続部
60 支持台
63 射出金型
64 型締部
65 可塑化部
66 計量射出部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
サーボモータの回転数を減速してラムに伝達する減速機構を備えたプレス機であって、
前記減速機構が、前記サーボモータの回転動力を偏芯回転動力に変換する偏芯軸と、該偏芯軸から前記偏芯回転動力が伝達されて偏芯運動する1の第1歯車と、該第1歯車の偏芯運動を許容しながら自転運動を規制する規制ピンと、前記第1歯車の偏芯方向で当該第1歯車と部分歯合して当該偏芯方向の回転に応じて自転する1の第2歯車とを具備する減速機構と、
前記第2歯車の回転動力を推進動力に変換して前記ラムに伝達する推進動力変換機構とを備えることを特徴とするプレス機。
【請求項2】
前記推進動力変換機構が、ボールネジであって、そのボールネジ軸又はボールネジナットの一方が前記第2歯車に連結され、残りのボールネジナット又はボールネジが前記ラムに連結されていることを特徴とする請求項1記載のプレス機。
【請求項3】
型開閉する金型の一方が前記ラムに取り付けられ、当該金型とラムとの取付面に取付位置を規定する位置合せ部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のプレス機。
【請求項4】
ワークをプレス加工成形して第1製品を製造する請求項1乃至3いずれか1項記載のプレス機と、
該プレス機と並設されて、前記第1製品に対して加工成形して第2製品を製造する2次製造装置と、
前記2次製造装置と前記プレス機とのいずれか一方または双方を、これらの並設方向に移動させるスライド機構と備えることを特徴とする複合装置。
【請求項5】
前記2次製造装置が樹脂を射出成形する射出成形機であることを特徴とする請求項4記載の複合装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2007−275955(P2007−275955A)
【公開日】平成19年10月25日(2007.10.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−107313(P2006−107313)
【出願日】平成18年4月10日(2006.4.10)
【出願人】(000146630)株式会社新興セルビック (11)
【Fターム(参考)】