説明

メラノコルチン−4受容体モジュレーターとしてのアシル化スピロピペリジン誘導体

特定の新規N−アシル化スピロピペリジン誘導体は、ヒトメラノコルチン受容体のリガンドであり、特にヒトメラノコルチン−4受容体(MC−4R)の選択的リガンドである。したがって、これらは肥満、糖尿病、ニコチン中毒、アルコール中毒、勃起不全を含む性機能障害、及び女性の性機能障害などの、MC−4Rの調節に応答する疾患及び障害を、治療、制御又は予防するのに有用である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
構造式I:
【化1】

[式中、
a、b及びcは、全て単結合又は全て二重結合であり;
Yは、下記:
(1)−C(R)(R)、
(2)−N(R)、
(3)C(O)、
(4)酸素、
(5)硫黄、
(6)S(O)、及び
(7)S(O)
からなる群より選択され;
Xは、下記:
(1)CH
(2)−C(R)(R)、
(3)C(O)、
(4)酸素、
(5)N(R)、
(6)硫黄、
(7)S(O)、及び
(8)S(O)
からなる群より選択され;
Zは、下記:
(1)CH、及び
(2)N
からなる群より選択され;
は、下記:
(1)−(CH2−7ヘテロシクロアルキル、及び
(2)−N(R)C2−7ヘテロシクロアルキル
からなる群より選択され、
ここで、ヘテロシクロアルキル及び(CHは、無置換であるか、又はR及びオキソから独立して選択される1乃至3つの基により置換されており;
は、下記:
(1)フェニル、
(2)ナフチル、及び
(3)ヘテロアリール
からなる群より選択され、
ここで、フェニル、ナフチル及びヘテロアリールは、無置換であるか、又はRから独立して選択される1乃至3つの基により置換されており;
及びRは、下記:
(1)水素、
(2)C1−8アルキル、
(3)−(CH−フェニル、
(4)−(CH−ナフチル、
(5)−(CH−ヘテロアリール、
(6)−(CH2−7ヘテロシクロアルキル、
(7)−(CH3−7シクロアルキル、
(8)ハロゲン、
(9)−OR
(10)−(CHN(R
(11)−(CHC≡N、
(12)−(CHC(O)OR
(13)−(CHOC(O)R
(14)−NO
(15)−(CHNRS(O)
(16)−(CHN(S(O)
(17)−(CHS(O)N(R
(18)−(CHS(O)
(19)−(CHNRC(O)N(R
(20)−(CHC(O)N(R
(21)−(CHNRC(O)R
(22)−(CHNRCO
(23)−(CHNRC(O)−ヘテロアリール、
(24)−(CHC(O)NRN(R
(25)−(CHC(O)NRNRC(O)R
(26)−O(CHC(O)N(R
(27)−CF
(28)−CHCF
(29)−OCF、及び
(30)−OCHCF
からなる群より独立して選択され、
ここで、フェニル、ナフチル及びヘテロアリールは、無置換であるか、又はハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル、トリフルオロメチル及びC1−4アルコキシから独立して選択される1乃至3つの置換基で置換されており、ここで、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル及び(CH)は、無置換であるか、若しくはハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、C1−4アルキル、トリフルオロメチル及びC1−4アルコキシから独立して選択される1乃至3つの置換基で置換されているか、又は2つの置換基が、同じメチレン(CH)基上にある場合、それらが結合している炭素原子と一緒になってシクロプロピル基を形成し;
は、それぞれ、下記:
(1)水素、
(2)C1−8アルキル、
(3)−(CH3−7シクロアルキル、
(4)−(CH2−7ヘテロシクロアルキル、
(5)−(CHフェニル、
(6)−(CHナフチル、
(7)−(CHヘテロアリール、及び
(8)−(CH3−7ビシクロアルキル
からなる群より独立して選択され、
ここで、アルキル、フェニル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、ナフチル、シクロアルキル、ビシクロアルキル及び(CH)は、無置換であるか、若しくはハロゲン、C1−4アルキル、ヒドロキシ及びC1−4アルコキシから独立して選択される1乃至3つの基で置換されているか、又は2つのR基は、それらが結合している原子と一緒になって、O、S及び−NC1−4アルキルから選択される追加のヘテロ原子を含んでいてもよい4乃至8員の単環式若しくは二環式の環系を形成し;
は、それぞれ、下記:
(1)−(CH2−7ヘテロシクロアルキル、
(2)C1−6アルキル、
(3)−(CH3−7シクロアルキル、
(4)−(CH2−7ヘテロシクロアルキル、
(5)−(CH−フェニル、
(6)−(CH−ヘテロアリール、
(7)−(CHC(O)R
(8)−(CHC(O)OR
(9)−(CHC(OH)R
(10)−(CHC(O)(CHN(R
(11)−(CHC(O)(CHNR
(12)−(CH−OR
(13)−(CH−OC(O)R
(14)−(CH−O−(CH−N(R
(15)−(CHCN、
(16)−(CHN(R
(17)−(CHN(R)C(O)R
(18)−(CHN(R)C(O)OR
(19)−(CHN(R)C(O)(CHN(R
(20)−(CHN(R)−S(O)−C1−8アルキル、
(21)−(CHN(R)−S(O)−C1−8アルキル、
(22)−(CH−S−R
(23)−(CH−S(O)−R、及び
(24)−(CH−S(O)−R
からなる群より独立して選択され、
ここで、フェニル及びヘテロアリールは、無置換であるか、又はRから独立して選択される1乃至3つの基で置換されており、ここで、アルキル、シクロアルキル及びヘテロシクロアルキルは、無置換であるか、又はR及びオキソから独立して選択される1乃至3つの基で置換されており、ここでRにおける任意のメチレン(CH)は、無置換であるか、又はハロゲン、ヒドロキシ及びC1−4アルキルから独立して選択される1乃至2つの基で置換されているか、或いはここで2つのR基は、それらが結合している原子と一緒になって、O、S及びNから選択される追加のヘテロ原子を含んでいてもよい3乃至7員の単環式の環を形成し、ここで単環式の環は、無置換であるか、又はR及びオキソから独立して選択される1乃至3つの基により炭素若しくは窒素上で置換されており;
は、それぞれ、下記:
(1)水素、及び
(2)C1−8アルキル
からなる群より独立して選択され、
ここでアルキルは、無置換であるか、又はハロゲン、C1−4アルキル、ヒドロキシ及びC1−4アルコキシから独立して選択される1乃至3つの基で置換されており;
は、それぞれ、下記:
(1)C1−6アルキル、
(2)−(CHフェニル、
(3)−(CHナフチル、
(4)−(CHヘテロアリール、
(5)−(CH2−7ヘテロシクロアルキル、
(6)−(CH3−7ヘテロシクロアルキル、
(7)ハロゲン、
(8)−OR
(9)−(CHN(R
(10)−(CHC≡N、
(11)−(CHCO
(12)−NO
(13)−(CHNRS(O)
(14)−(CHS(O)N(R
(15)−(CHS(O)
(16)−(CHNRC(O)N(R
(17)−(CHC(O)N(R
(18)−(CHNRC(O)R
(19)−(CHNRCO
(20)−(CHNRC(O)−ヘテロアリール、
(21)−(CHC(O)NRN(R
(22)−(CHC(O)NRNRC(O)R
(23)−O(CHC(O)N(R
(24)−CF
(25)−CHCF
(26)−OCF、及び
(27)−OCHCF
からなる群より独立して選択され、
ここで、フェニル、ナフチル及びヘテロアリールは、無置換であるか、又はハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル、トリフルオロメチル及びC1−4アルコキシから独立して選択される1乃至3つの置換基で置換されており、ここで、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル及び(CH)は、無置換であるか、又はハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、C1−4アルキル、トリフルオロメチル及びC1−4アルコキシから独立して選択される1乃至3つの置換基で置換されており;
は、それぞれ、下記:
(1)水素、
(2)−OH、
(3)C1−8アルキル、
(4)−OC1−8アルキル、
(5)ハロゲン、
(6)−NR
(7)−SR、及び
(8)−CF
からなる群より独立して選択され、
ここで、2つのC1−8アルキル置換基は、それらが結合している原子と一緒になって、4乃至8員環を形成することができ;
rは1又は2であり;
sは、1又は2であり;
nは、0、1、2又は3であり;そして
pは、0、1又は2である]
で示される化合物又はその薬学的に許容される塩。
【請求項2】
a、b及びcが二重結合である、請求項1に記載の化合物、及びその薬学的に許容される塩。
【請求項3】
が水素である、請求項2に記載の化合物、及びその薬学的に許容される塩。
【請求項4】
Yが、−C(R)(R)及び−N(R)からなる群より選択される、請求項3に記載の化合物、及びその薬学的に許容される塩。
【請求項5】
Xが、−CH、C(O)及び酸素からなる群より選択される、請求項3に記載の化合物、及びその薬学的に許容される塩。
【請求項6】
が、無置換又はRから独立して選択される1乃至3つの基で置換されているフェニルである、請求項3に記載の化合物、及びその薬学的に許容される塩。
【請求項7】
が、水素、C1−8アルキル及びハロゲンからなる群より選択される、請求項2に記載の化合物、及びその薬学的に許容される塩。
【請求項8】
ZがCHである、請求項2に記載の化合物。
【請求項9】
ZがNである、請求項6に記載の化合物。
【請求項10】
rが1又は2であり、かつ、sが1である、請求項2に記載の化合物。
【請求項11】
トランス相対立体化学配置の構造式IIa又はIIb:
【化2】

[式中、
a、b及びcは、全て単結合又は全て二重結合であり;
Yは、下記:
(1)−C(R)(R)、
(2)−N(R)、
(3)C(O)、
(4)酸素、
(5)硫黄、
(6)S(O)、及び
(7)S(O)
からなる群より選択され;
Xは、下記:
(1)CH
(2)−C(R)(R)、
(3)C(O)、
(4)酸素、
(5)N(R)、
(6)硫黄、
(7)S(O)、及び
(8)S(O)
からなる群より選択され;
Zは、下記:
(1)CH、及び
(2)N
からなる群より選択され;
は、下記:
(1)−(CH2−7ヘテロシクロアルキル、及び
(2)−N(R)C2−7ヘテロシクロアルキル
からなる群より選択され、
ここで、ヘテロシクロアルキル及び(CHは、無置換であるか、又はR及びオキソから独立して選択される1乃至3つの基により置換されており;
は、下記:
(1)フェニル、
(2)ナフチル、及び
(3)ヘテロアリール
からなる群より選択され、
ここで、フェニル、ナフチル及びヘテロアリールは、無置換であるか、又はRから独立して選択される1乃至3つの基により置換されており;
及びRは、下記:
(1)水素、
(2)C1−8アルキル、
(3)−(CHフェニル、
(4)−(CHナフチル、
(5)−(CHヘテロアリール、
(6)−(CH2−7ヘテロシクロアルキル、
(7)−(CH3−7シクロアルキル、
(8)ハロゲン、
(9)−OR
(10)−(CHN(R
(11)−(CHC≡N、
(12)−(CHC(O)OR
(13)−(CHOC(O)R
(14)−NO
(15)−(CHNRS(O)
(16)−(CHN(S(O)
(17)−(CHS(O)N(R
(18)−(CHS(O)
(19)−(CHNRC(O)N(R
(20)−(CHC(O)N(R
(21)−(CHNRC(O)R
(22)−(CHNRCO
(23)−(CHNRC(O)−ヘテロアリール、
(24)−(CHC(O)NRN(R
(25)−(CHC(O)NRNRC(O)R
(26)−O(CHC(O)N(R
(27)−CF
(28)−CHCF
(29)−OCF、及び
(30)−OCHCF
からなる群より独立して選択され、
ここで、フェニル、ナフチル及びヘテロアリールは、無置換であるか、又はハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル、トリフルオロメチル及びC1−4アルコキシから独立して選択される1乃至3つの置換基で置換されており、ここで、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル及び(CH)は、無置換であるか、若しくはハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、C1−4アルキル、トリフルオロメチル及びC1−4アルコキシから独立して選択される1乃至3つの置換基で置換されているか、又は2つの置換基が、同じメチレン(CH)基上にある場合、それらが結合している炭素原子と一緒になってシクロプロピル基を形成し;
は、それぞれ、下記:
(1)水素、
(2)C1−8アルキル、
(3)−(CH3−7シクロアルキル、
(4)−(CH2−7ヘテロシクロアルキル、
(5)−(CHフェニル、
(6)−(CHナフチル、
(7)−(CHヘテロアリール、及び
(8)−(CH3−7ビシクロアルキル
からなる群より独立して選択され、
ここで、アルキル、フェニル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、ナフチル、シクロアルキル、ビシクロアルキル及び(CH)は、無置換であるか、若しくはハロゲン、C1−4アルキル、ヒドロキシ及びC1−4アルコキシから独立して選択される1乃至3つの基で置換されているか、又は2つのR基は、それらが結合している原子と一緒になって、O、S及び−NC1−4アルキルから選択される追加のヘテロ原子を含んでいてもよい4乃至8員の単環式若しくは二環式の環系を形成し;
は、それぞれ、下記:
(1)−(CH2−7ヘテロシクロアルキル、
(2)C1−6アルキル、
(3)−(CH3−7シクロアルキル、
(4)−(CH2−7ヘテロシクロアルキル、
(5)−(CHフェニル、
(6)−(CHヘテロアリール、
(7)−(CHC(O)R
(8)−(CHC(O)OR
(9)−(CHC(OH)R
(10)−(CHC(O)(CHN(R
(11)−(CHC(O)(CHNR
(12)−(CH−OR
(13)−(CH−OC(O)R
(14)−(CH−O−(CH−N(R
(15)−(CHCN、
(16)−(CHN(R
(17)−(CHN(R)C(O)R
(18)−(CHN(R)C(O)OR
(19)−(CHN(R)C(O)(CHN(R
(20)−(CHN(R)−S(O)−C1−8アルキル、
(21)−(CHN(R)−S(O)−C1−8アルキル、
(22)−(CH−S−R
(23)−(CH−S(O)−R、及び
(24)−(CH−S(O)−R
からなる群より独立して選択され、
ここで、フェニル及びヘテロアリールは、無置換であるか、又はRから独立して選択される1乃至3つの基で置換されており、ここで、アルキル、シクロアルキル及びヘテロシクロアルキルは、無置換であるか、又はR及びオキソから独立して選択される1乃至3つの基で置換されており、ここでRにおける任意のメチレン(CH)は、無置換であるか、又はハロゲン、ヒドロキシ及びC1−4アルキルから独立して選択される1乃至2つの基で置換されているか、或いはここで2つのR6基は、それらが結合している原子と一緒になって、O、S及びNから選択される追加のヘテロ原子を含んでいてもよい3乃至7員の単環式の環を形成し、ここで単環式の環は、無置換であるか、又はR及びオキソから独立して選択される1乃至3つの基により炭素若しくは窒素上で置換されており;
は、それぞれ、下記:
(1)水素、及び
(2)C1−8アルキル
からなる群より独立して選択され、
ここでアルキルは、無置換であるか、又はハロゲン、C1−4アルキル、ヒドロキシ及びC1−4アルコキシから独立して選択される1乃至3つの基で置換されており;
は、それぞれ、下記:
(1)C1−6アルキル、
(2)−(CHフェニル、
(3)−(CHナフチル、
(4)−(CHヘテロアリール、
(5)−(CH2−7ヘテロシクロアルキル、
(6)−(CH3−7シクロアルキル、
(7)ハロゲン、
(8)−OR
(9)−(CHN(R
(10)−(CHC≡N、
(11)−(CHCO
(12)−NO
(13)−(CHNRS(O)
(14)−(CHS(O)N(R
(15)−(CHS(O)
(16)−(CHNRC(O)N(R
(17)−(CHC(O)N(R
(18)−(CHNRC(O)R
(19)−(CHNRCO
(20)−(CHNRC(O)−ヘテロアリール、
(21)−(CHC(O)NRN(R
(22)−(CHC(O)NRNRC(O)R
(23)−O(CHC(O)N(R
(24)−CF
(25)−CHCF
(26)−OCF、及び
(27)−OCHCF
からなる群より独立して選択され、
ここで、フェニル、ナフチル及びヘテロアリールは、無置換であるか、又はハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル、トリフルオロメチル及びC1−4アルコキシから独立して選択される1乃至3つの置換基で置換されており、ここで、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル及び(CH)は、無置換であるか、又はハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、C1−4アルキル、トリフルオロメチル及びC1−4アルコキシから独立して選択される1乃至3つの置換基で置換されており;
は、それぞれ、下記:
(1)水素、
(2)−OH、
(3)C1−8アルキル、
(4)−OC1−8アルキル、
(5)ハロゲン、
(6)−NR
(7)−SR、及び
(8)−CF
からなる群より独立して選択され、
ここで、2つのC1−8アルキル置換基は、それらが結合している原子と一緒になって、4乃至8員環を形成することができ;
rは1又は2であり;
sは、1又は2であり;
nは、0、1、2又は3であり;そして
pは、0、1又は2である]
で示される請求項1記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩。
【請求項12】
トランス相対立体化学配置の構造式IIIa又はIIIb:
【化3】

[式中、
a、b及びcは、全て単結合又は全て二重結合であり;
Yは、下記:
(1)−C(R)(R)、及び
(2)−N(R
からなる群より選択され;
Xは、下記:
(1)CH
(2)C(O)、
(3)酸素、
(4)硫黄、
(5)S(O)、及び
(6)S(O)
からなる群より選択され;
Zは、下記:
(1)CH、及び
(2)N
からなる群より選択され;
は、下記:
(1)−(CH2−7ヘテロシクロアルキル、及び
(2)−N(R)C2−7ヘテロシクロアルキル
からなる群より選択され、
ここで、ヘテロシクロアルキル及び(CHは、無置換であるか、又はR及びオキソから独立して選択される1乃至3つの基により置換されており;
は、それぞれ、下記:
(1)C1−8アルキル、
(2)−(CHフェニル、
(3)−(CHナフチル、
(4)−(CHヘテロアリール、
(5)−(CH2−7ヘテロシクロアルキル、
(6)−(CH3−7シクロアルキル、
(7)ハロゲン、
(8)−OR
(9)−(CHN(R
(10)−(CHC≡N、
(11)−(CHC(O)OR
(12)−(CHOC(O)R
(13)−NO
(14)−(CHNRS(O)
(15)−(CHN(S(O)
(16)−(CHS(O)N(R
(17)−(CHS(O)
(18)−(CHNRC(O)N(R
(19)−(CHC(O)N(R
(20)−(CHNRC(O)R
(21)−(CHNRCO
(22)−(CHNRC(O)−ヘテロアリール、
(23)−(CHC(O)NRN(R
(24)−(CHC(O)NRNRC(O)R
(25)−O(CHC(O)N(R
(26)−CF
(27)−CHCF
(28)−OCF、及び
(29)−OCHCF
からなる群より独立して選択され、
ここで、フェニル、ナフチル及びヘテロアリールは、無置換であるか、又はハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル、トリフルオロメチル及びC1−4アルコキシから独立して選択される1乃至3つの置換基で置換されており、ここで、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル及び(CH)は、無置換であるか、若しくはハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、C1−4アルキル、トリフルオロメチル及びC1−4アルコキシから独立して選択される1乃至3つの置換基で置換されているか、又はここで2つの置換基が、同じメチレン(CH)基上にある場合、それらが結合している炭素原子と一緒になってシクロプロピル基を形成し;
は、それぞれ、下記:
(1)水素、
(2)C1−8アルキル
(3)ハロゲン、
(4)−OR
(5)−(CHN(R
(6)−(CHC≡N、
(7)−NO、及び
(8)−CF
からなる群より独立して選択され、
ここで、アルキル及び(CH)は、無置換であるか、又はハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、C1−4アルキル、トリフルオロメチル及びC1−4アルコキシから独立して選択される1乃至3つの置換基で置換されており;
は、それぞれ、下記:
(1)水素、
(2)C1−8アルキル、
(3)−(CH3−7シクロアルキル、
(4)−(CH2−7ヘテロシクロアルキル、
(5)−(CHフェニル、
(6)−(CHナフチル、
(7)−(CHヘテロアリール、及び
(8)−(CH3−7ビシクロアルキル
からなる群より独立して選択され、
ここで、アルキル、フェニル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、ナフチル、シクロアルキル、ビシクロアルキル及び(CH)は、無置換であるか、若しくはハロゲン、C1−4アルキル、ヒドロキシ及びC1−4アルコキシから独立して選択される1乃至3つの基で置換されているか、又はここで2つのR基は、それらが結合している原子と一緒になって、O、S及び−NC1−4アルキルから選択される追加のヘテロ原子を含んでいてもよい4乃至8員の単環式若しくは二環式の環系を形成し;
は、それぞれ、下記:
(1)C1−6アルキル、
(2)−(CHヘテロアリール、
(3)−(CHC(O)(CHN(R
(4)−(CHC(O)(CHNR
(5)−(CHCN、
(6)−(CHN(R
(7)−(CHN(R)C(O)R
(8)−(CHN(R)C(O)OR
(9)−(CHN(R)−S(O)−C1−8アルキル、及び
(10)−(CHN(R)−S(O)−C1−8アルキル、
からなる群より独立して選択され、
ここでヘテロアリールは、無置換であるか、又はRから独立して選択される1乃至3つの基で置換されており、ここでアルキルは、無置換であるか、又はR及びオキソから独立して選択される1乃至3つの基で置換されており、ここでRにおける任意のメチレン(CH)は、無置換であるか、又はハロゲン、ヒドロキシ及びC1−4アルキルから独立して選択される1乃至2つの基で置換されているか、或いはここで2つのR基は、それらが結合している原子と一緒になって、O、S及びNから選択される追加のヘテロ原子を含んでいてもよい3乃至7員の単環式の環を形成し、ここで単環式の環は、無置換であるか、又はR及びオキソから独立して選択される1乃至3つの基により炭素若しくは窒素上で置換されており;
は、それぞれ、下記:
(1)水素、及び
(2)C1−8アルキル
からなる群より独立して選択され、
ここでアルキルは、無置換であるか、又はハロゲン、C1−4アルキル、ヒドロキシ及びC1−4アルコキシから独立して選択される1乃至3つの基で置換されており;
は、それぞれ、下記:
(1)C1−6アルキル、
(2)−(CH−ヘテロアリール、
(3)ハロゲン、
(4)−OR
(5)−NO
(6)−SR、及び
(7)CF
からなる群より独立して選択され、
ここでヘテロアリールは、無置換であるか、又はハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル、トリフルオロメチル及びC1−4アルコキシから独立して選択される1乃至3つの置換基で置換されており、ここで、アルキル及び(CH)は、無置換であるか、又はハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、C1−4アルキル、トリフルオロメチル及びC1−4アルコキシから独立して選択される1乃至3つの置換基で置換されており;
rは1又は2であり;
sは、1又は2であり;
nは、0、1、2又は3であり;そして
pは、0、1又は2である]
で示される請求項1に記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩。
【請求項13】
下記:
【化4】

からなる群より選択される請求項10に記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩。
【請求項14】
下記:
【化5】

である請求項13に記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩。
【請求項15】
下記:
【化6】

である請求項13に記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩。
【請求項16】
下記:
【化7】

である請求項13に記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩。
【請求項17】
下記:
【化8】

である請求項13に記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩。
【請求項18】
請求項1に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩と、薬学的に許容される担体とを含む、医薬組成物。
【請求項19】
その薬学的に許容される塩が、トリフルオロ酢酸塩である、請求項13記載の化合物。
【請求項20】
薬剤における使用のための、請求項1に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
【請求項21】
その必要性のある被験者におけるメラノコルチン−4受容体により仲介される疾患の治療又は予防に有用な薬剤の製造のための、請求項1に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩の使用。
【請求項22】
メラノコルチン−4受容体により仲介される疾患が、肥満、真性糖尿病、男性の勃起不全及び肥満関連疾患から選択される、請求項21に記載の使用。

【公表番号】特表2009−511631(P2009−511631A)
【公表日】平成21年3月19日(2009.3.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−536704(P2008−536704)
【出願日】平成18年10月13日(2006.10.13)
【国際出願番号】PCT/US2006/040198
【国際公開番号】WO2007/047496
【国際公開日】平成19年4月26日(2007.4.26)
【出願人】(390023526)メルク エンド カムパニー インコーポレーテッド (924)
【氏名又は名称原語表記】MERCK & COMPANY INCOPORATED
【Fターム(参考)】