説明

リッチコンテンツドキュメントを表示するためのナビゲーション装置および方法

リッチコンテンツドキュメントを表示するための方法及びナビゲーション装置が開示される。ナビゲーション装置は、リッチコンテンツドキュメントを選択するための入力を受け付ける入力装置と、選択されたリッチコンテンツドキュメントを表示するための表示装置と、を含む。リッチコンテンツドキュメントは、ナビゲーション装置と関連付けられて格納されたドキュメントおよびネットワーク接続を介して取得されたドキュメントのうちの少なくともいずれか一方のドキュメントである。方法は、リッチコンテンツドキュメントを選択するための入力を受け付ける工程と、ナビゲーション装置のディスプレイ上に選択されたリッチコンテンツドキュメントを表示する工程と、を含む。リッチコンテンツドキュメントは、ナビゲーション装置と関連付けられたメモリに格納されたドキュメントおよびネットワーク接続を介して取得されたドキュメントのうち少なくともいずれか一方のドキュメントである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、概してナビゲーション方法および装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
ナビゲーション装置は、主として自動車、オートバイ、トラック、ボートなど上でのように乗り物使用の領域で伝統的に利用されていた。代わりに、そのようなナビゲーション装置がポータブルだった場合、それらは乗り物の間で、および/または、例えば、徒歩の移動のために、乗り物の外部で使用可能であった。
【0003】
これらの装置は、ユーザにあるロケーションから他のロケーションを教えるためにユーザに指示および地図情報を供給する。ユーザに1つのロケーションから別のロケーションを教える際にユーザに対して中継された情報はプレーンテキストで表示されたり、装置から聞こえるようにアナウンスされる。
【発明の概要】
【0004】
本出願の発明者等は、1つ以上のリッチコンテンツドキュメントを表示するナビゲーション装置のユーザを許容するためにナビゲーション装置上の方法および実装を開発した。
【0005】
本出願の少なくとも1つの実施形態において、ナビゲーション装置は、リッチコンテンツドキュメントを選択するための入力を受け付ける入力装置と、リッチコンテンツドキュメントを表示する表示装置と、を含む。リッチコンテンツドキュメントはナビゲーション装置に関連したメモリに格納されたドキュメント、およびネットワーク接続を介して取得されたドキュメントの少なくとも1つである。
【0006】
本出願の少なくとも1つの実施形態において、方法は、リッチコンテンツドキュメントを選択するための入力を受け付ける受付工程と、ナビゲーション装置のディスプレイ上にリッチコンテンツドキュメントを表示するための表示工程と、を含む。リッチコンテンツドキュメントはナビゲーション装置に関連したメモリに格納されたドキュメント、およびネットワーク接続経由で取得されたドキュメントの少なくとも1つである。
【0007】
本出願の少なくとも1つの実施形態において、ナビゲーション装置は、リッチコンテンツドキュメントの選択のために入力を受け付けるための手段と、リッチコンテンツドキュメントを表示するための手段と、を含む。リッチコンテンツドキュメントはナビゲーション装置に関連付けられたメモリに格納されたドキュメントおよびネットワーク接続を介して取得されたドキュメントの少なくとも1つである。
【0008】
多くの例示的な実施形態を使用し、且つ、添付の図面を参照して、本発明を以下により詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】全地球測位システム(GPS)の一例を示す図である。
【図2】ナビゲーション装置の電子構成要素の一例を示すブロック図である。
【図3】ナビゲーションデバイスがワイヤレス通信チャネル上で情報受信するためのブロック図である。
【図4A】、
【図4B】実施形態のナビゲーションデバイスの実装した様を示す図である。
【図5】ボールド体、イタリック体、及び下線がテキストに引かれたリッチコンテンツドキュメントを例示する図である。
【図6】リッチコンテンツドキュメントの表示例を示す図である。
【図7】テキストとイメージとが混合したリッチコンテンツドキュメントの表示例を示す図である。
【図8】ハイパーリンクを有するリッチコンテンツドキュメントの表示例を示す図である。
【図9A】リッチコンテンツドキュメントの表示例を示す図である。
【図9B】図9Aのリッチコンテンツドキュメントのうちテキストサイズを増加させた場合の表示例を示す図である。
【図10】ドキュメントブラウザの表示例を示す図である。
【図11】第1のアイコンを含む地図情報を例示する図である。
【図12】POIメニューを例示する図である。
【図13】POIカテゴリ選択メニューを例示する図である。
【図14】POIカテゴリ検索メニューを例示する図である。
【図15】ダイアル機能を有する地図情報を例示する図である。
【図16】スペリングあるいはナビゲーション装置に表示されたキーパッドの中のカテゴリの頭文字をキー入力するためのインタフェースを示す図である。
【図17】地図情報とPOIエントリとの表示例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
ここで用いられる専門用語は、特定の実施形態のみを記述することを目的とするものであり、本願発明を限定することを意図するものではない。ここで用いられるように、単数形の「a」「an」「the」は、文脈が明確に指示していない限り、複数形を含む。用語「含む」及び/または「含んでいる」は、本明細書で用いられる場合に、記述された特徴、整数、工程、動作、要素、及びまたは構成要素の存在を特定するものであることが、さらに理解されるであろう。しかしながら、1つ以上の他の特徴、整数、工程、動作、要素、構成要素、及び/またはそれらのグループの存在若しくは追加を排除するものではない。
【0011】
図面に図示された実施例の記述において、特定の専門用語は、明確な目的で用いられる。しかしながら、本発明の明細書の開示は、選択された特定の専門用語に限定されるものではなく、各特定の要素は、類似の方法によって動作する技術的に等価な物の全てを含むと理解されるべきである。
【0012】
図面を参照しながら、本発明の特許出願が以下説明される中で、類似の参照番号が、幾つかの図を通して、同一若しくは対応する部分を指定している。類似の番号は類似の要素を参照する。以下、用いられるように、「及び/または」のという用語は、関連して羅列された1つ以上の組み合わせを含む。
【0013】
図1は、ナビゲーション装置により使用可能な全地球測位システム(GPS)の一例を示す図である。そのようなシステムは周知であり、種々の目的に使用される。一般に、GPSは、連続的な位置、速度、時間及びいくつかの例においては方向情報を無数のユーザに対して判定できる衛星無線ナビゲーションシステムである。
【0014】
以前はNAVSTARとして周知であったGPSは、極めて正確な軌道で地球と共に動作する複数の衛星を使用する。これらの正確な軌道に基づいて、GPS衛星は、それらの場所を任意の数の受信装置に中継できる。
【0015】
GPSデータを受信する能力を特別に備える装置がGPS衛星信号に対する無線周波数の走査を開始する場合、GPSシステムは実現される。GPS衛星から無線信号を受信すると、装置は、複数の異なる従来の方法のうちの1つを用いて、その衛星の正確な場所を判定する。殆どの例において、装置は、少なくとも3つの異なる衛星信号を取得するまで信号の走査を継続する(尚、位置は、通常は2つの信号のみでは判定されないが、他の三角測量技術を使用して2つの信号から判定することもできる)。幾何学的三角測量を実現する場合、受信機は、3つの既知の位置を利用して、衛星に対する自身の2次元位置を判定する。これは、周知の方法で行われる。更に、第4の衛星信号を取得することにより、受信装置は、同一の幾何学計算によって周知の方法でその3次元位置を計算できる。位置及び速度データは、無数のユーザにより連続的にリアルタイムで更新可能である。
【0016】
図1に示すように、GPSシステム全体を参照番号100で示す。複数の衛星120は、地球124の周囲の軌道上にある。各衛星120の軌道は、他の衛星120の軌道と必ずしも同期せず、実際には非同期であることが多い。GPS受信機140は、種々の衛星120からスペクトル拡散GPS衛星信号160を受信するように示される。
【0017】
各衛星120から連続的に送信されるスペクトル拡散信号160は、極めて正確な原子時計を用いて達成される非常に正確な周波数標準を利用する。各衛星120は、そのデータ信号送信160の一部として、その特定の衛星120を示すデータストリームを送信する。一般に、GPS受信機140が、GPS受信機140に対する少なくとも3つの衛星120からスペクトル拡散GPS衛星信号160を取得し、三角測量によりその2次元位置を計算することが当業者には理解される。更なる信号を取得すると、全部で4つの衛星120から信号160を取得する結果となり、これによってGPS受信機140は、その3次元位置を周知の方法で計算できる。
【0018】
図2は、ナビゲーション装置200の電子構成要素の一例をブロック構成要素の形式で示すブロック図である。尚、ナビゲーション装置200のブロック図は、ナビゲーション装置の全ての構成要素を含むものではなく、構成要素の多くの例を表すにすぎない。
【0019】
ナビゲーション装置200は、筐体(不図示)内に位置付けられる。筐体は、入力装置220及び表示装置240に接続されるプロセッサ210を含む。入力装置220は、キーボード装置、音声入力装置、タッチパネル及び/又は情報を入力するために利用される他の任意の周知の入力装置を含むことができ、表示装置240は、例えばLCDディスプレイ等の任意の種類の表示画面を含むことができる。入力装置220及び表示装置240は、タッチパッド又はタッチスクリーン入力を含む一体型入力表示装置に一体化され、その場合、ユーザは、複数の表示選択肢のうちの1つを選択するか又は複数の仮想ボタンのうちの1つを操作するために、表示装置240の一部分に接触するだけでよい。
【0020】
更に、他の種類の出力装置250は可聴出力装置を含むことができるが、これに限定されない。出力装置241がナビゲーション装置200のユーザに対して可聴情報を生成できるため、同様に、入力装置220は入力音声コマンドを受信するマイク及びソフトウェアを更に含むことができると理解される。
【0021】
ナビゲーション装置200において、プロセッサ210は、接続225を介して入力装置220に動作可能に接続され且つ入力装置220から入力情報を受信するように設定される。また、プロセッサ210は、情報を出力するために、表示装置240及び出力装置241のうちの少なくとも一方に出力接続245を介して動作可能に接続される。更に、プロセッサ210は、接続235を介してメモリ230に動作可能に接続され、接続275を介して入出力(I/O)ポート270との間で情報を送受信するように更に構成される。この場合、I/Oポート270は、ナビゲーション装置200の外部のI/O装置280に接続可能である。外部I/O装置270は、例えばイヤホン等の外部聴音装置を含んでもよいが、これに限定されない。更に、I/O装置280への接続は、例えばハンズフリー動作及び/又は音声起動動作のため、イヤホン又はヘッドフォンへの接続のため、並びに/あるいは例えば移動電話への接続のためのカーステレオユニット等の他の任意の外部装置への有線接続又は無線接続となる。この場合、移動電話接続は、ナビゲーション装置200とインターネット又は例えば他の任意のネットワークとの間のデータ接続を確立するため及び/又はインターネット又は例えば他の任意のネットワークを介するサーバへの接続を確立するために使用されてもよい。
【0022】
ナビゲーション装置200は、デジタル接続(例えば、周知のBluetooth技術を介するデジタル接続)を確立する移動装置(移動電話、PDA及び/又は移動電話技術を用いる任意の装置等)を介して、サーバ302との「モバイル」ネットワーク接続を確立してもよい。
【0023】
従って、そのネットワークサービスプロバイダを介して、移動装置は、サーバ302とのネットワーク接続を(例えば、インターネットを介して)確立できる。例えば、「モバイル」ネットワーク接続は、情報に対する「リアルタイム」又は少なくとも非常に「最新」のゲートウェイを提供するために、ナビゲーション装置200(単体で及び/又は車載走行時に移動可能であり且つ多くの場合移動している)とサーバ302との間に確立される。移動装置(サービスプロバイダを介する)とサーバ302等の別の装置との間にネットワーク接続を確立することは、例えば、インターネットのような周知の方法で行われる。これは、例えばTCP/IP階層プロトコルの使用を含む。移動装置は、CDMA、GSM、WAN等の任意の数の通信規格を利用できる。
【0024】
例えば、移動電話又はナビゲーション装置200内の移動電話技術を介するデータ接続を介して達成され得るインターネット接続が利用されてもよい。この接続の場合、サーバ302とナビゲーション装置200との間のインターネット接続が確立される。これは、例えば、移動電話又は他の移動装置及びGPRS(汎用パケット無線サービス)接続(GPRS接続は、通信会社により提供される移動装置用高速データ接続であり、GPRSはインターネットへの接続方法である)を介して行われる。
【0025】
更に、ナビゲーション装置200は、移動装置とのデータ接続を完成し、例えば既存のBluetooth技術を介して周知の方法でインターネット及びサーバ302とのデータ接続を最終的に完成する。この場合、例えばデータプロトコルは、GSM規格に対するデータプロトコル規格であるGSRM等の任意の数の規格を利用できる。
【0026】
ナビゲーション装置200は、ナビゲーション装置200自体の内部にそれ自体の移動電話技術を含んでもよい(例えばアンテナを含み、その場合、ナビゲーション装置200の内部アンテナが更に代わりに使用可能である)。ナビゲーション装置200内の移動電話技術は、上述のような内部構成要素を含むことができ且つ/又は例えば必要な移動電話技術及び/又はアンテナを備える挿入可能なカードを含むことができる。そのため、ナビゲーション装置200内の移動電話技術は、任意の移動装置の方法と同様の方法で、例えばインターネットを介して、ナビゲーション装置200とサーバ302との間にネットワーク接続を同様に確立できる。
【0027】
GRPS電話設定の場合、多様な移動電話の機種、製造業者等と共に正しく動作するために、Bluetooth対応の装置が使用されてもよく、機種/製造業者専用設定は、例えばナビゲーション装置200に格納されてもよい。この情報のために格納されたデータは更新される。
【0028】
図2は、接続255を介するプロセッサ210とアンテナ/受信機250との間の動作可能な接続を更に示す。この場合、アンテナ/受信機250は、例えばGPSアンテナ/受信機であってもよい。参照番号250で示されるアンテナ及び受信機は、図示のために概略的に組み合わされるが、アンテナ及び受信機は、別個に位置付けられる構成要素であってもよく、アンテナは、例えばGPSパッチアンテナ又はヘリカルアンテナであってもよいことが理解されるだろう。
【0029】
更に、図2に示す電子構成要素が従来の方法で電源(不図示)により電力を供給されることが当業者には理解されるだろう。当業者により理解されるように、図2に示す構成要素の異なる構成が本発明の範囲内で考えられる。例えば、一実施形態において、図2に示す構成要素は、有線接続及び/又は無線接続等を介して互いに通信状態にあってもよい。従って、本発明のナビゲーション装置200の範囲は、ポータブル又はハンドヘルドナビゲーション装置200を含む。
【0030】
更に、図2のポータブル又はハンドヘルドナビゲーション装置200は、例えば自動車又は船舶等の電動車両に周知の方法で接続されるか又は「ドッキング」される。その場合、そのようなナビゲーション装置200は、ポータブル又はハンドヘルドナビゲーションとして使用するために、ドッキング場所から取り外し可能である。
【0031】
図3は、本発明の実施形態の汎用通信チャネル318を介して通信するサーバ302及びナビゲーション装置200の一例を示すブロック図である。通信チャネル318を介する接続が本発明のサーバ302とナビゲーション装置200との間に確立される場合、サーバ302及びナビゲーション装置200は通信可能である(尚、そのような接続は、移動装置を介するデータ接続、インターネットを介するパーソナルコンピュータを介する直接接続等である)。
【0032】
サーバ302は、図示しない他の構成要素に加えて、メモリ306に動作可能に接続され且つ有線又は無線接続314を介して大容量データ記憶装置312に動作可能に更に接続されるプロセッサ304を含む。更に、プロセッサ304は、通信チャネル318を介してナビゲーション装置200と情報の送受信を行うために、送信機308及び受信機310に動作可能に接続される。送受信される信号は、データ信号、通信信号及び又は他の伝搬信号を含んでもよい。送信機308及び受信機310は、ナビゲーション装置200の通信設計において使用される通信条件及び通信技術に従って選択又は設計されてもよい。尚、送信機308及び受信機310の機能は、信号送受信機に組み合わされてもよい。
【0033】
サーバ302は、大容量記憶装置312に更に接続される(又は、大容量記憶装置312を含む)。尚、大容量記憶装置312は、通信リンク314を介してサーバ302に結合されてもよい。大容量記憶装置312は、大量のナビゲーションデータ及び地図情報を含む。また、大容量記憶装置312は、サーバ302とは別個の装置であってもよく、サーバ302に組み込まれてもよい。
【0034】
ナビゲーション装置200は、通信チャネル318を介してサーバ302と通信するように構成され、図2に関して上述したように、プロセッサ、メモリ等を含み、更に、通信チャネル318を介して信号及び/又はデータを送出する送信機320及び受信する受信機322を含む。尚、これらの装置は、サーバ302以外の装置と通信するためにも使用される。更に、送信機320及び受信機322は、ナビゲーション装置200の通信設計において使用される通信条件及び通信技術に従って選択又は設計され、送信機320及び受信機322の機能は、単一の送受信機に組み合わされてもよい。
【0035】
サーバメモリ306に格納されるソフトウェアは、プロセッサ304に命令を提供し、サーバ302がナビゲーション装置200にサービスを提供できるようにする。サーバ302により提供される1つのサービスは、ナビゲーション装置200からの要求の処理及び大容量データ記憶装置312からナビゲーション装置200へのナビゲーションデータの送信を含む。サーバ302により提供される別のサービスは、所望のアプリケーションに対する種々アルゴリズムを使用したナビゲーションデータの処理及びナビゲーション装置200へのこれらの計算の結果の送出を含む。
【0036】
一般に、通信チャネル318は、ナビゲーション装置200とサーバ302とを接続する伝搬媒体又はパスを表す。サーバ302及びナビゲーション装置200の双方は、通信チャネルを介してデータを送信する送信機及び通信チャネルを介して送信されたデータを受信する受信機を含む。
【0037】
通信チャネル318は、特定の通信技術に限定されない。更に、通信チャネル318は、単一の通信技術に限定されない。すなわち、チャネル318は、種々の技術を使用する複数の通信リンクを含んでもよい。例えば、通信チャネル318は、電気通信、光通信及び/又は電磁通信等のためのパスを提供するように構成される。そのため、通信チャネル318は、電気回路、ワイヤ及び同軸ケーブル等の電気導体、光ファイバケーブル、コンバータ、無線周波数(rf)波、大気、空間等のうちの1つ又はそれらの組み合わせを含むが、それらに限定されない。更に、通信チャネル318は、例えば、ルータ、中継器、バッファ、送信機及び受信機等の中間装置を含むことができる。
【0038】
例えば、通信チャネル318は、電話及びコンピュータネットワークを含む。更に、通信チャネル318は、無線周波数、マイクロ波周波数、赤外線通信等の無線通信に適応できてもよい。更に、通信チャネル318は衛星通信に適応できる。
【0039】
通信チャネル318を介して送信される通信信号は、所定の通信技術に必要とされるか又は望まれる信号を含むが、それらに限定されない。例えば、信号は、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、符号分割多元接続(CDMA)、Global System for Mobile Communications(GSM)等のセルラ通信技術において使用されるように構成されてもよい。デジタル信号及びアナログ信号の双方が通信チャネル318を介して送信できる。これらの信号は、通信技術にとって望ましい変調信号、暗号化信号及び/又は圧縮信号であってもよい。
【0040】
大容量記憶装置312は、所望のナビゲーションアプリケーションのための十分なメモリを含む。例えば、大容量記憶装置312は、ハードディスクドライブのような磁気データ記憶媒体や、例えば、CD−Romのような光学的記憶媒体、フラッシュメモリやモレキュラーメモリ(molecular memory)のようなものを含み得る。
【0041】
サーバ302は、無線チャネルを介してナビゲーション装置200によりアクセス可能なリモートサーバを含む。サーバ302は、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、仮想プライベートネットワーク(VPN)等に位置付けられるネットワークサーバを含んでもよい。
【0042】
サーバ302は、デスクトップ又はラップトップコンピュータ等のパーソナルコンピュータを含んでもよく、通信チャネル318は、パーソナルコンピュータとナビゲーション装置200との間に接続されるケーブルであってもよい。あるいは、パーソナルコンピュータは、ナビゲーション装置200とサーバ302との間に接続されて、サーバ302とナビゲーション装置200との間にインターネット接続を確立してもよい。あるいは、インターネットを介してナビゲーション装置200をサーバ302に接続するために、移動電話又は他のハンドヘルド装置がインターネットへの無線接続を確立してもよい。
【0043】
ナビゲーション装置200は、情報ダウンロードを介してサーバ302から情報を受信してもよい。情報は、ユーザがナビゲーション装置200をサーバ302に接続する場合に周期的に更新されてもよく且つ/又は例えば無線移動接続装置及びTCP/IP接続を介してサーバ302とナビゲーション装置200との間に接続がより継続して又は頻繁に確立される場合に更に動的に更新されてもよい。多くの動的計算のために、サーバ302内のプロセッサ304が大量の処理要求を処理するために使用されてもよい。しかし、ナビゲーション装置200のプロセッサ210も同様に、多くの場合においてはサーバ302への接続に関係なく、多くの処理及び計算を処理できる。
【0044】
サーバ302に接続された大容量記憶装置312は、地図等を含んでいるナビゲーション装置200上に維持され得るもの以上の地図作成用のデータ、ルートデータなど大容量のデータを含むことができる。サーバ302は、例えば、アルゴリズムを処理するセットを使用して、例えば、ルートに沿って移動するナビゲーション装置200の大多数のデバイスを処理してもよい。メモリ312に格納された地図作成用のデータおよびルートデータは、元来、ナビゲーション装置200により受け取られたシグナル(例えば、GPS信号)で処理され得る。
【0045】
図2に示す様に、ナビゲーション装置200はプロセッサ210、入力装置220、表示装置240を有する。入力装置220及び表示装置240は、一体型入力表示装置に統合する。例えばタッチパネルスクリーンに適応すると、情報(直接入力、メニュー選択など)の入力及び情報の表示の両方を可能にする。タッチ入力LCDのような画面は当業者には周知のものである。更に、ナビゲーション装置200は、例えばオーディオ入力/出力装置などの、更なる入力装置220及び/又は更なる出力装置241を有しても良い。
【0046】
図4A及び図4Bは、ナビゲーション装置200の斜視図を示している。図4Aに示すように、ナビゲーション装置200は、一体となった入力及び表示装置290(例えばタッチパネル画面)と図2の他の構成要素(内蔵GPS受信機250、マイクロプロセッサ210、電源、メモリシステム220などを含むがこれに限定されない)を含むユニットであっても良い。
【0047】
ナビゲーション装置200は、アーム292上に備え付けられても良い。このアーム292は、大きな吸着カップ294を用いて、車両のダッシュボード/窓/等に固定されても良い。このアーム292は、ナビゲーション装置200がドッキング可能なドッキングステーションの一例である。図4Bに示すように、ナビゲーション装置200は、例えば、アーム292に対してナビゲーション装置292をきちんと接続することで、ドッキングステーションのアーム292にドッキング若しくは接続することができる(これは単なる一例で、他に考え得るドッキングステーションへの接続の代替案は、本願の範疇内である)。図4Bにおける矢印で示すように、ナビゲーション装置200は、アーム292上で回転可能である。ナビゲーション装置200とドッキングステーションとの間の接続を解除するためには、例えば、ナビゲーションデバイス200上のボタンを押下すればよい(これは単なる一例で、他に考え得るドッキングステーションからの分離の代替案は、本願の範疇内である)。
【0048】
本発明の実施形態によれば、ナビゲーション装置200は、注目エントリの複数ポイントを含む注目ブラウザのポイントを表示するための表示装置240と、注目エントリの複数ポイントのうち少なくとも1つを選択するためにユーザからの入力を受け付ける入力装置220と、を含む。 表示装置240は選択された注目エントリのポイントと関連付けられた第1のアイコンを含む地図情報を表示する。選択された注目エントリの少なくとも1つのポイントと関連付けられたリッチコンテンツは、表示装置を介してユーザにとって利用可能である。
【0049】
本発明の実施形態によれば、ナビゲーション装置200は、注目エントリの少なくとも1つのポイントを選択するためにユーザからの入力を受け付ける入力装置220と、選択された注目エントリの少なくとも1つのポイントと関連付けられたリッチコンテンツを表示するための表示装置24と、を含む。
【0050】
本発明の実施形態によれば、方法は、注目エントリの複数ポイントを含む注目ブラウザのポイントを表示する工程と、注目エントリの複数ポイントのうち少なくとも1つを選択するためにユーザからの入力を受け付ける工程と、そして、選択された注目エントリのポイントと関連付けられた第1のアイコンを含む地図情報を表示する工程と、を含む。 選択された注目エントリの少なくとも1つのポイントと関連付けられたリッチコンテンツは表示装置介してユーザに利用可能である。
【0051】
本発明の実施形態によれば、方法は、注目エントリの少なくとも1つのポイントを選択するためにユーザからの入力を受け付ける工程と、選択された注目エントリの少なくとも1つのポイントと関連付けられたリッチコンテンツを表示する工程と、を含む。
【0052】
本発明の実施形態によれば、ナビゲーション装置200は、注目エントリの複数ポイントを含む注目ブラウザのポイントを表示するための手段と、注目エントリの複数ポイントのうち少なくとも1つを選択するためのユーザからの入力を受け付けるための手段と、を含み、表示するための手段は、選択された注目エントリのポイントと関連付けられた第1のアイコンを含む地図情報を表示する。 選択された注目エントリの少なくとも1つのポイントと関連付けられたリッチコンテンツは表示装置介してユーザに利用可能である。
【0053】
本発明の実施形態によれば、ナビゲーション装置200は、注目エントリの少なくとも1つのポイントを選択するためのユーザからの入力を受け付けるための手段と、選択された注目エントリの少なくとも1つのポイントと関連付けられたリッチコンテンツを表示するための手段と、含む。
【0054】
本発明の他の側面によれば、リッチコンテンツドキュメントは、プレーンテキストとその他のものを含むドキュメントである。リッチコンテンツは、1つ以上のフォーマッティング、テキストと画像とが混合されたもの、ローカルなドキュメントに対するリンク、ネットワーク接続を介したドキュメントへのリンクと、を含み得る。リッチコンテンツは、ドキュメントの中に含まれ得る、あるいは埋め込まれ得る、あるいは、異なるロケーションからマークアップあるいは記述言語を介してドキュメントに導入され得る。
【0055】
リッチコンテンツドキュメントの表示例は図4に示される。図4に示されたリッチコンテンツドキュメントはフォーマット付きテキストを含む。図4に示されるように、ドキュメントは異なったサイズのテキストを含む。テキストはボールド体で書かれ、イタリック体で書かれ、及び/または下線が引かれたものである。また、テキストは異なった色(可視的な濃度階調だけ)で示される。テキストは左寄せでディスプレイの中心に示される。テキストは他のリッチコンテンツドキュメント内で、右揃えされ得ます。他の表示において、異なったタイプのフォントも、使用され得る。図5で例示されるように、テキストは上つきあるいは添字であり得る。また、テキストは取り消し線とともに示される。本発明の他の実施形態において、ドキュメントに含まれているテキストは、上記のフォーマット及び当業者に知られた他のフォーマットに従って、テキストをフォーマットすることによって、ドキュメント内に含まれるテキストはリッチコンテンツと考えられることができる。
【0056】
フォーマットされたテキストのほかに、リッチコンテンツは、図7に示すように、テキストと画像とが入り混じったものを含むことが可能である。テキストと画像とが入り混じったものは、テキストの実質的な内容を隠したり、及び/または、変更したりすることなく、画像の周りにテキストが配置されるようにテキストドキュメントの本文内における画像の配置として描写され得る。図6に表示されるドキュメントはイメージがドキュメントに埋め込まれたドキュメントである。リッチコンテンツドキュメントが表示装置に表示されるとき、ドキュメントは別のドキュメントをコールしない。 すなわち、ドキュメントのリッチコンテンツ全体が残るか、あるいはドキュメント内に格納される。
【0057】
代わりに、画像あるいは他のドキュメントは、ドキュメント内に含まれるリンクを介してリッチコンテンツドキュメントに含められることができる。 このような場合、ドキュメント内のリンクはリッチコンテンツである。 リンクは、ナビゲーション装置200と関連付けられたメモリ230に格納されたドキュメントをコールすることができる。 リッチコンテンツドキュメントがナビゲーション装置200の表示装置に表示されるとき、リンクはメモリ230からドキュメントをコールして、リンクによって定義されるものとしてドキュメントを表示する。 リンクは、1つの格納されたイメージドキュメント、オーディオドキュメント、及び/またはビデオドキュメントが複数のロケーションに格納されることなく多数の異なるリッチコンテンツドキュメントに含められることを可能にします。このようなリンクはしばしばハイパーリンクとして参照される。 ナビゲーション装置200と関連付けられたメモリ230に格納されたドキュメントに対して加えることにおいて、リンクは、ネットワーク接続介してドキュメントをコールすることも可能である。
【0058】
ネットワーク接続を介してコールされたドキュメントに関して、ハイパーリンクは、リンクによってコールされるドキュメントのロケーションを定義する。 このような場合、ナビゲーション装置はネットワークと通信して、リンクによって特定されたドキュメントを検索する。 そのネットワークはいくつかの異なるタイプのネットワークの1つであり得る。例えば、ネットワークはローカルエリアネットワーク(LAN)、大都市圏ネットワーク(MAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、仮想プライベートネットワーク(VPN)などのうちの1つであり得る。ネットワークはナビゲーション装置200の機能に依存して、いくつかの異なった規模のうちの1つであり得る。ネットワークは、アクセス可能性がユーザのグループに制限される、プライベート・ネットワークであり得る。例として、ナビゲーション装置200のサービスプロバイダは、その加入者のためにプライベートネットワークを設定することができる。加入者(ナビゲーション装置ユーザ)の各々は、大容量記憶装置312のような、サービスプロバイダによってホストとされた1つ以上のサーバに格納されたドキュメントにアクセスすることが可能である。ナビゲーション装置200は、リッチコンテンツドキュメント、あるは、ホストサーバに対する接続を介してネビゲーション装置内にある他のドキュメントによってリンクされたドキュメントにアクセスすることが可能である。
【0059】
代わりに、ネットワークはTCP/IP接続を用いてインターネットサービスプロバイダ(ISP)を介して接続され得る。このような場合、リッチコンテンツドキュメントは、Webページ、あるいは、Webページに対するリンクを含むドキュメントであり得る。 図7に例示されるように、リッチコンテンツドキュメントの表示例は、「ビクター・ヒューゴ」のためのWebページに対するハイパーリンクを含む。 ハイパーリンクを選択することによって、ナビゲーション装置200のユーザがリンクによって定義されたWebページを開く。 この場合、リンクはビクター・ヒューゴと関係があるWebページである。先に参照されるように、リンクは、イメージュメント、オーディオドキュメント、ビデオドキュメント、および他のタイプのドキュメントをコールすることができる。1つの実施例として、ビデオドキュメントはナビゲーション装置に対してISPを介して提供されたネットワーク接続を通じて取得されたライブビデオリンクであり得る。例えば、ライブビデオドキュメントはワシントン通りとメインストリートとの交差点でのウェブカメラビューを含むウェブページであり得ます。リッチコンテンツドキュメントが表示装置上で表示される時に、リンクは、ネットワーク接続を介してウェブカメラビデオドキュメントをコールし、ナビゲーション装置200の表示装置240上に、交差点のライブビデオドキュメントを表示する。
【0060】
リッチコンテンツドキュメントは、ドキュメントに埋め込められたリッチコンテンツ、あるいは、ドキュメント内に記述されたリッチコンテンツのように書かれたリッチコンテンツを含み得る。別のドキュメントへのリンクは記述言語の1つの例である。 当業者によって理解されるように、記述言語は上記のようにリッチコンテンツを提供するために使用され得る。例えば、ドキュメントは、特定のフォーマット及び/または他のドキュメントに対するリンクを含むためにHTMLのようなマークアップ言語で書かれ得る。ナビゲーション装置200の表示装置240がリッチコンテンツドキュメントを表示するとき、ドキュメント内で提供されたインストラクションは、コンテンツがどのように表示されるかを指示する。HTMLに加えて、タグがドキュメントの外観を指定する別の言語は使用され得る。例えば、XHTML(拡張可能なハイパーテキストマークアップ言語)、XML(拡張マークアップ言語)、または違う構造タイプの言語がドキュメントにリッチコンテンツを提供するかもしれない。
【0061】
図5−8に示されるように、それぞれの表示例は、ディスプレイの右端および下端に沿ったコントロールボタンを含む。ボタンは、ディスプレイが表示されるナビゲーション装置200のユーザのための制御入力である。コントロールボタンは、ユーザが、上下(矢印方向)にスクロールし、上下にページングを行い、ホームに行き、リッチコンテンツドキュメントの終わりに行くことによって、ディスプレイの表示を調整することを可能にする。コントロールボタンの外観は、コントロールボタンが使用不可にされることを示すために変更され得る。例えば、リッチコンテンツドキュメントの終わりがすでに表示されているとき、下方スクロールボタンの見え方は、下方スクロールボタンが使用不能であることを示すために灰色の表示になり得る、すなわちドキュメントはさらに下にスクロールさせられることができない。図5−8の表示例の最下行に沿って、3つのボタンが表示され、そしてそれはユーザ入力を受け付けることが可能である。検出ボタンは、ナビゲーション装置のユーザが言葉、言葉の一部、またはリッチコンテンツドキュメントの中のフレーズを見つけることを可能にする。ユーザが検出ボタンを選択するとき、検出表示はユーザに探索用語を入力するよう促す。探索用語を入力した後で、ナビゲーション装置200はユーザ入力に応答して、連続的にリッチコンテンツドキュメント内で探索用語のそれぞれの含有を検出する。検出ボタンとともにディスプレイの最下行はバックボタンと終了ボタンとを含む。バックボタンはユーザが前の表示を見ることを可能にする。終了ボタンはユーザがリッチコンテンツドキュメントを終了して、メニュー、あるいは表示されたいくつかの地図情報のような、事前のタスクに戻ることを可能にする。
【0062】
図9A及び9Bに示されるように、ナビゲーション装置のユーザは、ナビゲーション装置上に表示されたテキストのサイズを増やすか、あるいは減少させることができる。 ことによると運転するか、歩くなどの他の活動によって気を散らされる一方、ドキュメントのテキストを増大させることは、ナビゲーション装置のユーザがはっきりとテキストを見ることを可能にする。表示装置に表示された、異なるテキスト、イメージ及び/またはビデオドキュメントは、イメージが表示装置に提供されるのが可能な場合に、表示装置に提供されるのと同じくらい大きく表示される。ドキュメントがナビゲーション装置における表示装置より大きいフォーマットを含むとき、イメージあるいはビデオドキュメントはただ縮小されるだけである。リッチコンテンツドキュメントのコントロールは、テキスト及び/またはリンクを選択する、あるいは、強調するための能力をも含む。図8に示されるように、ユーザはリッチコンテンツドキュメントのテキストの中で「uitzicht」の表記を強調した。ユーザは、いくつかの目的でドキュメントの中でテキスト、及び/ または、他のリッチコンテンツを強調することができる。例えば、ユーザが図8で同じぐらい見せられた言葉をハイライトして、そして検索機能をリッチコンテンツドキュメントにおけるハイライトされた言葉の他の事象を見いだすために利用することができます。 同様に、ユーザは別のドキュメントに対するリンクを選択することができる。図8の表示例において、「ヴィクトル・ユーゴー」に対するハイパーリンクは、ヴィクトル・ユーゴーと関係するWebページを表示するためにユーザによって選択され得る。さらに、ユーザは、ドキュメントの内容を選択し、選択された内容と関係する地図情報を要求することができる。例えば、ユーザは、リッチコンテンツドキュメント内のレストランリンクを選択し、ユーザの現在の位置とレストランの位置との間のルートを計画することをナビゲーション装置200に要求することができる。一旦ルートが計画されれば、レストランへナビゲートすることができるようにルートはナビゲーション装置200の表示装置に表示される。
【0063】
リッチコンテンツドキュメントは多くの異なる特徴の一部としてナビゲーション装置200に表示され得る。リッチコンテンツドキュメントは、特定のドキュメントに関するユーザリクエストに応じて見られ得る。そのような場合において、ユーザはドキュメントブラウザからリッチコンテンツドキュメントを選ぶことができる。ドキュメントブラウザの典型的な表示は図10に例示される。ナビゲーション装置のユーザはドキュメントブラウザをメニューから選ぶことができる。ドキュメントブラウザは、ユーザが、ナビゲーション装置の表示装置に表示されるドキュメントを検索し選択することを可能にする。ドキュメントブラウザは利用可能なドキュメントおよびフォルダをリストするか、あるいは利用可能なドキュメントおよびフォルダをサムネール(図10に示される)として表示することを可能にする。図10に示すように、ユーザはドキュメントブラウザ中のフォルダを選択することができる。フォルダの選択によって、ドキュメント、及び/または、フォルダに含まれていたフォルダは表示装置に表示される。ユーザは、表示された、ドキュメント、及び/または、フォルダなどのうちの1つを選択するために更になる入力を与えることができる。表示されているドキュメントブラウザ内において、より古いもの、あるいは、ドキュメントを示すために、タイトルバーが表示される。
【0064】
ナビゲーション装置200のユーザは、フォルダを作り、ドキュメント及び/またはフォルダをフォルダの中に/またはフォルダの外にドラッグアンドドロップすること、により整理することができる。その使用はさらにドキュメントとフォルダを削除することができる。ドキュメントブラウザは、ユーザがドキュメントを検索することができるような検索機能を含む。リッチコンテンツドキュメントに関する上述の記載のように、ドキュメントブラウザは、スクロールアップおよびダウンのような、制御ボタンを含み得る。
【0065】
ドキュメントブラウザとは別に、リッチコンテンツドキュメントはナビゲーション装置200の他の特徴に従って表示され得る。例えば、リッチコンテンツドキュメントは、ナビゲーション装置のヘルプ、サードパーティー・ドキュメント、及び/または、旅行情報の特徴において表示され得る。リッチコンテンツドキュメントは、対応するアプリケーション(他のアプリケーションへの参照を含む)において記述された特徴に応じて表示される。ナビゲーション装置200の他の1つの特徴において、注目ポイントに関連付けられたリッチコンテンツドキュメントは表示され得る。
【0066】
少なくとも1つの実施形態によれば、方法1100は、注目エントリの少なくとも1つのポイントを選択するためにユーザからの入力を受け付けるためにステップ1102を含んでいる。注目ポイントは、有用であったり、あるいは、興味のあるものを見つけようとする際の位置、場所あるいはイベントであると一般に理解され得る。方法1100は、選択された注目エントリの少なくとも1つのポイントと関連付けられたリッチコンテンツを表示するためのステップ1104を含む。選択された注目エントリのポイントと関連付けられたリッチコンテンツは、先の図7において例示されている。その注目ポイントはノートルダム大聖堂である。
【0067】
先に説明した本出願の実施形態の側面の各々は、本出願の方法に関連して記述されていることに注目されるべきである。また一方において、本発明の少なくとも1つの実施形態は、ナビゲーション装置200に向けられるものであり、ナビゲーション装置200は、注目エントリの少なくとも1つのポイントを選択するためにユーザからの入力を受け付ける入力装置220と、選択された注目エントリの少なくとも1つのポイントと関連付けられたリッチコンテンツを表示するための表示装置240と、を含んでいる。したがって、そのようなナビゲーション装置200は、その技術分野における当業者によって理解され得るように、図13−17に記述された方法の様々な側面を実行するために使用されてもよい。したがって、更なる説明は簡潔化のために省略される。従って、本発明の他の少なくとも1つの実施形態に対して、方法1200は、複数の注目エントリを含む注目ブラウザのポイントを表示するためのステップ1202と、複数の注目エントリの少なくとも1つを選択するためのユーザからの入力を受け付けるためのステップ1204と、を含む。また、その方法1200は、選択された注目エントリと関連付けられた第1のアイコンを含む地図情報を表示するためのステップ1206を含む。図13に示されるように、表示は、宿屋、チューリップ宿屋と関連付けられた第1のアイコンを含む地図情報を例示するものである。先に説明した本出願の実施形態の側面の各々は、本出願の方法に関連して記述されていることに注目されるべきである。また一方において、本発明の少なくとも1つの実施形態は、ナビゲーション装置200に向けられたものであり、ナビゲーション装置200は、複数の注目エントリを含む注目ブラウザのポイントを表示するための表示装置240と、複数の注目エントリの少なくとも1つを選択するためのユーザからの入力を受け付けるための入力装置220と、を含んでいる。表示装置は、選択された注目エントリのポイントと関連付けられた第1のアイコンを含む地図情報を表示するものでもある。選択された注目エントリの少なくとも1つのポイントと関連付けられたリッチコンテンツは、表示装置を介してユーザに利用可能なものである。したがって、そのようなナビゲーション装置200は、その技術分野における当業者によって理解され得るように、図13−17に記述された方法の様々な側面を実行するために使用されてもよい。したがって、更なる説明は簡潔化のために省略される。
【0068】
図13に示されるように、注目エントリのポイントに関連付けられたリッチコンテンツは、表示装置240を介してユーザに利用可能である。ユーザは、詳細ボタンに入力を与える。ユーザが、詳細ボタンに入力を与えたとき、ナビゲーション装置は、POIエントリと関連付けられたリッチコンテンツを表示する。
【0069】
様々な注目ポイントは、ナビゲーション装置のユーザに対して利用可能なものとされ得る。注目ポイントは、官庁、山のピーク、屋外駐車場、駐車場、ガソリンスタンド、駅、休憩場所、空港、自動車の販売代理店、カジノ、教会、映画館、都市センター、会社、コンサートホール、裁判所、文化的センター、展示センター、フェリーターミナル、境界検問所、ゴルフ場、病院/クリニック、ホテル、モーテル、観光名所、山道、博物館、画廊、オペラハウス、オペラ、崇拝の場所、郵便局、輸送会社、自動車レンタル設備、レストラン、店、モール、ショッピングセンタ、スタジアム、スポーツアリーナ、劇場、旅行情報オフィス、動物園、スポーツセンタ、警察署、消防署、大使館、専門学校または大学、現金支払機、海岸、アイススケート場、テニスコート、ウォータースポーツ、医者、歯科医、獣医、ナイトライフ、遊園地、図書館、ケア・リペア/ガレージ、薬屋、眺めのよい風景、パノラマの風景、スイミングプール、ワイナリー、蒸留酒製造所、キャンプ場、公園とレクリエーションの場所、コンベンションセンター、レジャーセンター、マリーナ、ヨットハーバー、郵便番号、立法者、弁護士、法務官、カウンセラーなどのうちのいずれか1つであり得る。
【0070】
リッチコンテンツはPOIエントリと関連付けられたいくつかの異なるタイプの情報であり得る。次の実施例が例示のために提供される。POIエントリと関連付けられたリッチコンテンツの範囲は、注目ポイントの例を明示的に制限することは意図されていない。POIエントリに関連付けられたいかなるタイプの情報はリッチコンテンツとして含まれ得る。
【0071】
本発明の少なくとも1つの実施形態によれば、ナビゲーション装置200のユーザは、ユーザが計画されたルートに沿って旅行するようにレストランを見つけることを決定してもよい。ユーザは入力を与えることができ、その入力は、計画されたルートに沿ってPOIエントリを表示するためにナビゲーション装置を動作させるため、ナビゲーション装置によって受け付けられる。ユーザは、計画されたルートへ関連づけられるようなPOIエントリを表示する基準、例えば、計画されたルートの1キロメータ以内といった基準、を指定することができる。表示されるように、POIエントリは各レストランPOIエントリの名前を含むだろう。ユーザが表示されたPOIエントリからあるレストランを選ぶ場合、ユーザは詳細ボタン(図13に示されるような)を選択することができる。ナビゲーション装置200は、入力装置220で入力を受け付ける場合、ナビゲーション装置200はレストランへのPOIエントリと関連付けられた情報を表示する。リッチコンテンツドキュメントは、レストランのメニュー、1つの主要料理当たりの平均価格、レストランの簡潔な記述、及び/または、レストランが開いている時間を含むことができる。ある場合には、リッチコンテンツは、顧客、及び/または、批評家による調査のようなレストランの調査をさらに含むことができる。二者択一的に、ユーザは異なるPOIエントリ、リッチコンテンツと関連付けられた表示を選択することができる。ナビゲーション装置は、ユーザがPOIエントリのうちの1つを最終的に選択するまで、あるいは、POIブラウザ、及び/または、POIエントリを含んでいる地図情報を終了するまで、異なったPOIエントリの表示を継続することが可能である。
【0072】
別の実施例として、POIエントリは映画館でありえる。ユーザが詳細ボタンを選択するとき、映画館に関連付けられたリッチコンテンツは、上映されている映画の名前、上映回数、及びチケットの価格を含むことができる。更に、他の実施例として、POIエントリは、ホテルの写真、ホテル設備の説明、ホテルの部屋の料金、予約状況などと関連付けられたリッチコンテンツを有するホテルである。更に、他の実施例として、POIエントリは、営業時間および現在の燃料価格をリッチコンテンツとして有する燃料/ガソリンステーションで有り得る。他の例として、注目エントリのポイントと関連付けられたリッチコンテンツは、POIエントリの営業時間、POIエントリでのイベント回数、POIエントリの写真、POIエントリの調査、POIエントリでのコスト及び/またはプライス、POIエントリに関連するニュース、POIエントリで喫煙が認められていること、あるいは、POIエントリに関する他の有益な情報を含むことが可能である。リッチコンテンツは、更に、ナビゲーション装置上に表示される内容に関する著作権情報を含むことができる。
【0073】
POIエントリを選択するための、他のいくつかのオプションが存在する。図14の表示例に示されるように、ユーザは、ユーザの現在位置の近くのPOIエントリ、ルートに沿ったPOIエントリ(先に示したようなもの)、市内におけるPOIエントリ、ホームロケーションの近くのPOIエントリ、あるいは、目的地の近くのPOIエントリを選択することができる。ユーザは、ルートが計画される前、ルートが計画された後、あるいは、ルートの計画をすることなしに、これらのオプションに基づいて、POIエントリを選択することができる。1つの例として、ユーザは、計画されたルートにおいて、含まれるべき1つ以上の注目ポイントを指定することができる。例えば、ユーザが、北カリフォルニアから南カリフォルニアまで運転をしていた場合、海岸カテゴリに含まれるPOIエントリを検索することができる。ナビゲーション装置200によって計画されたルートがユーザによって選択された海岸POI(beach POI)エントリを含むようにナビゲーション装置に対して入力を与えることができる。更に、ユーザは、注目ポイントのロケーションに基づいて、ナビゲーション装置200上でルートを計画することができる。一旦、POIエントリが選択されると、ユーザは、POIエントリに対して計画されたルートを表示するために、ナビゲーション装置200に指示を与えることができる。ユーザが注目ポイントに対して進むように、ナビゲーション装置200は、注目ポイントからの距離を表示装置上に表示することも可能であり、注目エントリのポイントから、例えば、1マイルのような距離にユーザがいる場合に、可聴警告、及び/または、可視警告を提供することができる。注目ポイントは、また、POIブラウザから選択することも可能である。POIブラウザの表示を図15に例示する。図15の表示例に示されるように、ユーザは、ビーチ(Beach)、境界交差(Border crossing)、キャンプ場(Camping ground)などを含むカテゴリから選択することができる。
【0074】
POIブラウザは、追加のカテゴリを見るために、上にスクロール/下にスクロールするためのスクロールアップおよびスクロールダウン制御ボタンを含む。図16に例示するように、ユーザは、スペリングあるいはナビゲーション装置200に表示されたキーパッドの中のカテゴリの頭文字をキー入力することを通してカテゴリを入力することもできる。POIカテゴリを選んだ後に、ユーザは、POIカテゴリの中で1つ以上のPOIエントリを選ぶことができます。少なくとも1つの実施形態において、ユーザはナビゲーション装置200上で表示されたPOIカテゴリの中で全てのPOIエントリを選択することができる。ナビゲーション装置200は、それから連続的にPOIエントリのそれぞれをナビゲーション装置200の表示装置240上に表示します。ユーザが1つを選択するまで、ユーザはPOIエントリのスクロール表示を進める。ユーザがPOIエントリのスクロール表示を進めるとき、各々のPOIエントリは、地図情報と、POIエントリと関連付けられたリッチコンテンツを表示するためのオプションと、に沿って表示される。他の少なくとも一つの実施形態において、選択されたPOIエントリの全ては、一度に地図情報内に表示されることができる。もちろん、表示された地図情報の境界の範囲内にあるPOIエントリだけがナビゲーション装置200の表示装置240上に表示される。ユーザは、その時、POIエントリと関連付けられたリッチコンテンツを見るために各POIエントリをそれぞれ選択することができる。どちらの実施例においても、ナビゲーション装置200は、POIエントリの選択を更に受け付けることができ、そして、注目ポイントを含んでいるルートを計画するためのプロセッサ210を含み得る。
【0075】
注目ポイントの高度な検索は、またナビゲーション装置の上で完遂されることができる。例えば、ユーザはオイル交換などの特定の車サービスを指定することができる。ナビゲーション装置200はPOIエントリ、特に関連付けられたリッチコンテンツの検索を実行する。そして、ナビゲーション装置200は、例えば、オイル交換サービスなど、ユーザによって入力された検索に従ったPOIエントリを表示する。ユーザは表示された1つ以上のPOIエントリを選択するために、ナビゲーション装置200によって受け付けられる入力を提供することができる。ユーザがPOIエントリの1つを選択するとき、ナビゲーション装置はPOIエントリに対するルートを計画するか、あるいは、既存の計画されたルートにPOIエントリを含めることができる。
【0076】
少なくとも1つの実施形態において、ナビゲーション装置200は少なくとも1つのPOIエントリとともに地図情報を表示する。地図情報は、ユーザの現在、いくつかの他の位置、または計画されたルートを比べたPOIエントリの相対的な位置をユーザに与える。図17に例示するように、地図情報がPOIエントリとともに表示される時に、POIエントリと関連付けられた第1のアイコンは地図情報内に表示される。第1のアイコンは、表示された地図情報に含まれるように、注目ポイントの位置を一般的に示す。図17に例示するように、注目ポイントの名前、及び/または、説明は、地図情報にまたは地図情報とともに表示されたタイトルバーに含められることもできる。また、電話機器は、注目ポイントと接続するためにナビゲーション装置に含められ得る。図17に示されるように、ディスプレイの下端にあるダイヤルボタン(Dial)は、POIエントリ内に含まれるコンタクト情報に基づいて、注目ポイントと音声電話をするためのダイアル機能を呼び出す。
【0077】
POIエントリは一般にナビゲーション装置200と関連付けられたメモリ230に格納される。POIエントリがナビゲーション装置200と関連付けられたメモリ230に格納される時に、ナビゲーション装置200のユーザはメモリ230に格納されたPOIエントリの表示と構成を制御することができる。代わりに、POIエントリはネットワーク通信を介してアクセスされ得る。ネットワーク接続を介してアクセスされる時に、ユーザはPOIエントリの表示と構成の制御を保持する。
【0078】
上述のように、ある選択されたPOIエントリが地図情報に含められているときに、第1のアイコンは地図情報においても表示されます。図15に例示するように、第2のアイコンはPOIブラウザの中で表示されます。図13に例示するように、第1のアイコンは、図15において示されたPOIブラウザに含められている第2のアイコンより目に見えて小さい。第1のアイコンと第2のアイコンの両方が1つのイメージドキュメントから表示されるならば、第1のアイコンは、POIブラウザに含められているために拡大されるか、第2のアイコンは、地図情報に含められるために縮小する必要がある。どちらの場合にも、表示されるように、アイコンを拡大するか、縮小することは、表示されるイメージを歪める。ナビゲーション装置の1つの実施例において、ナビゲーション装置200と関連付けられたメモリ230において、第1のアイコンと第2のアイコンとは別個のイメージドキュメントとして違う位置に格納される。イメージドキュメントは、ユーザ及び/またはナビゲーション装置で決定されたサイズで、歪みなしでナビゲーション装置200上に表示される。
【0079】
また、ユーザはアイコンのサイズを変更することができる。POIブラウザの中で表示されるように、または地図情報に含められているように、ユーザはアイコンのサイズを変更することができる。アイコンのサイズを変更することによって、ユーザはPOIエントリをナビゲーション装置によって表示された他のPOIエントリと区別することができる。例えば、ユーザは、レストランと関連付けられたアイコンを、レストランのユーザの経験に基づいて、POIブラウザの中で、より小さなアイコンに交換することができる。他の少なくとも1つの実施形態において、ユーザはPOIエントリと関連付けられたアイコンのイメージを変更することができる。注目ポイントと関連したアイコンは、POIエントリに対して最初に割り当てられた一般的なアイコンの代わりに使用され得る。例えば、会社ロゴは、一般的なガスポンプアイコンというよりもガソリンステーションのためのアイコンとして使用され得る。ユーザがアイコンと関連付けられたイメージとサイズとを変更することを可能にすることによって、1つのカテゴリに含められているアイコンは、サイズ及び/または/またはイメージによって、異なるアイコンになり得る。
【0080】
ユーザは、1つのカテゴリから別のカテゴリに1つ以上のPOIエントリを動かすことによって、POIカテゴリに含められているPOIエントリを整理することもできる。代わりに、ユーザは、1つのカテゴリから、POIエントリが複数のカテゴリにおいて存在することを許容している別のカテゴリにPOIエントリをコピーすることができる。例えば、ホテルに関するPOIエントリは「ニューヨークの好きなホテル」と呼ばれるカテゴリに配置され得る。ユーザは、ホテルに、POIエントリが複数のカテゴリに含められるように、一般的な「ホテル」カテゴリにとどまることを許すこともできる。複数のカテゴリにおいて、ある1つのPOIエントリが配置されることを許容することによって、ナビゲーション装置200は、例えば、上記のホテルの例のように、一般的なカテゴリの規定通りのカテゴリ検索から、POIエントリが省略されないことを保証する。
【0081】
POIエントリのアイコンを変更することに加えて、ユーザはPOIエントリを作成することができる。例えば、新しいホテルを開く場合に、ユーザはホテルのためのPOIエントリを作成することができる。ユーザはホテルの名前と連絡先を明かし、そのホテルのためにアイコンを指定することができる。ユーザはリッチコンテンツを、ホテルによって公表されたウェブページからの内容などのPOIエントリと関連付けることもできる。ウェブページがホテルまたは別のサード・パーティーによって提供される時に、ナビゲーション装置200はそのウェブページを処理する。その内容は、体系化と可視化のために減らされる必要がある。ウェブページの中のそれぞれの件名(subject)は、ナビゲーション装置200のユーザに対して、表示装置240上で、リッチコンテンツを、魅力的で、表示可能なものにするために1つ以上のアイコンと位置合わせされて、明確化されます。リッチコンテンツは、先に開示された、異なるタイプのリッチコンテンツのいずれかであり得る。ユーザは、ナビゲーション装置200に含まれ、及び/または、ナビゲーション装置200内で/ナビゲーション装置200によりアクセス可能な、異なるPOIエントリからリッチコンテンツを関連付けることも可能である。さらに、ユーザはリッチコンテンツを既存のPOIエントリと関連付けることができる。
【0082】
他の実施例において、ナビゲーション装置200のユーザは、同時係属の出願(SMS location Exchange)で記載されているように、受け付けられたロケーションメッセージから注目エントリのポイントを作成することができる。ロケーションメッセージは、位置情報(location)を含んでいるメッセージである。注目エントリのポイントがユーザによって作成された時に、位置情報は、地図情報内に含まれるべき注目エントリのポイントと関連付けられた第1のアイコンの位置を提供する。ユーザは、ロケーションメッセージからエントリを作成するために、詳細な情報とリッチコンテンツを提供することができる。
【0083】
ユーザによってなされる変更に加えて、ナビゲーション装置は、注目ポイントにおける変化を捕らえるために、ある間隔で注目エントリのポイントを更新することも可能である。例えば、レストランが閉まる場合、ナビゲーション装置のユーザは、そのレストランの閉鎖に関する最新の情報を好む。ある実施例において、ナビゲーション装置は、そのナビゲーション装置と関連付けられたメモリ230に格納されているPOIエントリを自動的に更新することも可能である。ナビゲーション装置200のユーザは、例えば、ナビゲーション装置のサービスプロバイダを介して利用可能なプログラムに登録が可能である。その登録は、サービスプロバイダによってナビゲーション装置200に対して送られる、毎月のアップデートをナビゲーション装置200のユーザに提供する。週、あるいは、半年などのような間隔が使用され得る。
【0084】
先に説明された少なくとも1つの実施形態にかかる方法は、プロセッサ(例えば、サーバ302のプロセッサ304、及び/または、ナビゲーション装置200のプロセッサ210など)によって実行されるとき、プロセッサにそれぞれの方法を実行させる指示の順番を示す搬送波または伝播された信号において具体的に示されたコンピュータデータ信号として実行され得る。少なくとも他の実施形態において、先に提供された少なくとも1つの方法は、プロセッサあるいは他のコンピュータデバイスで実行されるとき、各々の方法を実行するために、先に説明したようなメモリデバイスの1つとして、例えば、コンピュータが可読の、または、コンピュータがアクセス可能な媒体上に含まれる指示の集合として実行され得る。実施形態の変形において、その媒体は、磁性媒体、電子媒体、光学式媒体などであるかもしれない。
【0085】
更に、上述の方法はいずれもプログラムという形式で具体化することができる。プログラムはコンピュータが可読の記憶媒体上に格納することができ、コンピュータデバイス(プロセッサを含んでいるデバイス)上で実行されるとき、上述の方法のいずれか1つを実行するように適合される。従って、記憶媒体またはコンピュータが読み取り可能な媒体は、情報を格納するように適合され、上述の実施形態にかかるいずれかの方法を実行するためのデータ処理装置またはコンピュータデバイスと相互にデータの交換ができるように適合される。
【0086】
記憶媒体は、コンピュータデバイスメインボディの内部に設置された内蔵の媒体、またはコンピュータデバイスメインボディから取り外され得るように構成された取り外し可能な媒体であり得る。内蔵された媒体の例は、ROMとフラッシュメモリとハードディスクなどの再書き込み可能な不揮発性のメモリを含むが、これらに限定されるものではない。取り外し可能な媒体の例は、CD−ROMおよびDVDのような光学式記憶媒体と、MOなどの光磁気記憶媒体と、フロッピーディスク(登録商標)、カセット・テープ、及びリムーバブルハードディスクを含むがこれらに限定されるものでない磁気記憶媒体と、メモリカードを含むがこれに限定されるものではない内蔵された再書き込み可能な不揮発性のメモリを有する媒体と、ROMカセットなどを含むがこれに限定されるものではない内蔵されたROMを有する媒体とを含む。更に、格納されたイメージに関する種々の情報は、例えば、特性情報(property information)については、他の形式で格納され、あるいは、他の方法で提供されることも可能である。
【0087】
ナビゲーション装置200の電子部品、及び/または、サーバ302の構成部品は、コンピュータハードウェア回路として、あるいは、コンピュータが読み取り可能なプログラム、あるいは両者の組み合わせとして、具体化され得ることは、上述の開示に接した当業者により理解されるだろう。
【0088】
本発明の実施形態にかかるシステム及び方法は、本発明の教示に従った少なくとも1つの方法を実行するためのプロセッサ上で動作可能なソフトウェアを含む。ソフトウエアプログラム内で見つけられた機能を実行するために、コンピュータ支援システムにおいてコンピュータが読み取り可能な媒体からソフトウエアプログラムが実行され得る方法を、当業者は、出願の開示内容を読み、理解することにより理解することができるであろう。当業者は、更に、本発明の実施形態にかかる少なくとも1つの方法を使用し、及び、実行するために設計されたソフトウエアプログラムを作成するために、種々のプログラミング言語が使用され得ることを理解するであろう。
【0089】
プログラムは、ジャバ(JAVA(登録商標))、スモールトーク(Smalltalk)、 C++などを含むがこれらに限定されるものではないオブジェクト指向言語を使ってオブジェクト指向で構造化され得るものであり、そして、プログラムは、COBOL、Cなどを含むがこれらに限定されるものではない手続き型言語(procedural language)を使って手続き指向で構造化され得る。 ソフトウェアコンポーネントは、当業者に対して広く知られた種々の方法、例えば、プログラム・インタフェースのアプリケーション(API)とプロセス間通信技術とを含むがこれらに限定されないもの、レポート手続きコール(report procedure call: RPC)、共通オブジェクトリクエストブローカーアーキテクチャー(common object request broker architecture: CORBA)、コンポーネントオブジェクトモデル(Component Object Model : COM)、分散コンポーネントオブジェクトモデル(Distributed Component Object Model :DCOM)、分散システムオブジェクトモデル(Distributed System Object Model : DSOM)、及びリモート方法起動(Remote Method Invocation : RMI)を含むがこれらに限定されないものなど、により通信が可能である。その一方で、本発明により教示される事項は、特定のプログラミング言語あるいは環境に限定されないものであることを、当業者は正しく理解するであろう。
【0090】
上述のシステム、デバイス、及び方法は、実施例として説明されてきており、ナビゲーション装置200の精度の改善、プロセッサのスピード、ユーザインターアクション(user interaction)の容易さなどに関して限定を加えるものではない。
【0091】
更に、異なる実施形態を構成する要素、及び/または、特徴は、それぞれ結合され得るものであり、及び/または、明細書の開示及び特許請求の範囲の範囲内において相互に補間されるであろう。
【0092】
更に、上述された本発明の実施形態のいずれか1つは、装置、方法、システム、コンピュータプログラム、及びコンピュータが読み取り可能な記憶媒体の形式で具体化され得る。例えば、上述の方法のいずれかは、図面で例示された手順を実行するためのいかなる構造を含むがこれに限定されるものでない、システム、あるいは、装置の形式で具体化され得る。
【0093】
実施例の説明により、同じことが種々の方法で変わるかもしれないことが明らかになるであろう。そのような変化は、本発明の精神および範囲から離脱すると、みなされるものではなく、当業者に対して自明なものとされる全ての改良は、以下の特許請求の範囲の技術的範囲内に含まれるべきことが意図されているものである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ナビゲーション装置上でリッチコンテンツドキュメントを表示する方法であって、当該方法は、
リッチコンテンツドキュメントを選択するための入力を受け付ける工程と、前記ナビゲーション装置のディスプレイ上に前記リッチコンテンツドキュメントを表示する工程と、を有し、前記リッチコンテンツドキュメントは、前記ナビゲーション装置と関連付けられたメモリに格納されたドキュメントおよびネットワーク接続を介して取得されたドキュメントのうち少なくとも一方であることを特徴とする方法。
【請求項2】
前記リッチコンテンツドキュメントは、ハイパーテキストマークアップ言語(HTML)を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記リッチコンテンツドキュメントは、1つ以上の他のドキュメントへのリンクを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記他のドキュメントは、ムービードキュメント、イメージドキュメント、オーディオドキュメントおよびビデオドキュメントのうちの1つ以上を含むことを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記リッチコンテンツドキュメントは、ウェブページを含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記ナビゲーション装置のユーザからの入力を受け付ける工程を更に有し、前記入力は、ドキュメントブラウザから選択可能な複数のリッチコンテンツドキュメントの中から前記リッチコンテンツドキュメントを選択するためのものであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
前記リッチコンテンツドキュメントを表示する工程は、前記ナビゲーション装置のユーザがリッチコンテンツドキュメントの表示を制御することができる1つ以上の制御ボタンを表示する工程を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
1つ以上の制御ボタンは、検出ボタンを含んでいることを特徴とする請求項7に記載の方法。
【請求項9】
ボタンと関連付けられた制御が使用できないとき、1つ以上の前記制御ボタンは灰色に表示されることを特徴とする請求項7に記載の方法。
【請求項10】
コンピュータ上で実行したとき、請求項1乃至9のいずれか1項に記載の全ての工程を実行するコンピュータプログラムコード手段を有することを特徴とするコンピュータプログラム。
【請求項11】
コンピュータにより読み取り可能な記憶媒体上、若しくは当該記憶媒体内で具体化されることを特徴とする請求項10に記載のコンピュータプログラム。
【請求項12】
請求項1乃至9のいずれか1項に記載の方法により、リッチコンテンツドキュメントを表示するためのナビゲーション装置であって、当該ナビゲーション装置は、リッチコンテンツドキュメントを選択するための入力を受け付けるための入力装置と、
前記リッチコンテンツドキュメントを表示するため表示装置と、を備え、前記リッチコンテンツドキュメントは、前記ナビゲーション装置と関連付けられたメモリに格納されたドキュメントおよびネットワーク接続を介して取得されたドキュメントのうち少なくとも1つであることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項13】
前記入力装置と前記表示装置とは、一体型入力表示装置に含まれることを特徴とする請求項12に記載のナビゲーション装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4A】
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【図4B】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9A】
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【図9B】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公表番号】特表2011−504575(P2011−504575A)
【公表日】平成23年2月10日(2011.2.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−545075(P2009−545075)
【出願日】平成19年10月5日(2007.10.5)
【国際出願番号】PCT/EP2007/008731
【国際公開番号】WO2008/083744
【国際公開日】平成20年7月17日(2008.7.17)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
2.GSM
【出願人】(307043223)トムトム インターナショナル ベスローテン フエンノートシャップ (144)
【Fターム(参考)】