説明

光源の輝度を制御する調光回路および光源の輝度を制御する方法

【課題】光源の輝度を制御する調光回路及び輝度を制御する方法を提供する。
【解決手段】調光回路400は、インバータ回路430と駆動回路420とを含む。インバータ回路430は、光源440に電気的に結合され、直流電力入力を交流電力に変換する。インバータ回路430は、変圧器434と、変圧器434に並列に接続されたコンデンサC1と、コンデンサC1の両端に配置された複数のスイッチS1、S2と、変圧器434の両端に電気的に連結された発振回路432と、を含む。駆動回路420は、インバータ回路430に電気的に連結され、光源440がオンされる時間を制御する。直流電圧の変圧器434への入力が止められると、駆動回路420はインバータ回路430内で複数のスイッチS1、S2を開き、コンデンサC1と変圧器434との間に電気的絶縁を形成し、電圧発振を防ぐとともにエネルギーをコンデンサC1に蓄える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光源制御用回路に関し、特に光源の輝度を制御する調光回路および輝度を制御する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
技術の開発および進歩に伴い、液晶表示装置(LCD)は、コンピュータ、コミュニケーションおよび家電業界において、従来のブラウン管(CRT)表示装置に大幅にとってかわるものとなった。従来のCRT表示装置と比較すると、液晶表示装置は、放熱量が少なく、より薄く軽いという利点があり、液晶表示装置パネルは、ノート型コンピュータ、携帯情報端末(PDA)、携帯電話、デジタルカメラ、フラットパネルテレビ、プロジェクター、デジタルカムコーダ、デジタルフォトフレームなどの普及型電化製品に適するであろう。
【0003】
液晶表示装置内部には、バックライトモジュールによる表示装置のバックライトが提供される。一般に、ユーザがあらゆる環境下で液晶表示パネルの表示装置を明確に見るためには、バックライトの輝度が調整可能である必要がある。屋外の照明環境下におけるバックライトの輝度は、背景照明より高くする必要があり、かつ暗い環境では眼精疲労を軽減するためにより柔らかい照明を提供するように低くする必要がある。液晶表示装置の輝度は、通常、バックライトのオン/オフタイミング比の調整、または、バックライトを通る電流の調整により制御される。液晶表示パネルのバックライトモジュールは、通常、光源と、光源を駆動するためのインバータ回路と、を含む。インバータ回路は、入力直流電圧(DC電圧)を交流電圧(AC電圧)に変換し、光源を駆動するために交流電圧を利用する。当業者には既知であるが、直流を交流に変換するため、回路設計者は、LC発振原理を利用することができる。
【0004】
さらに、光源の輝度を制御するために普及している方法は、パルス幅変調器(PWM)により提供される信号に基づき、ランプに供給される交流電圧のパルス幅(時間)を制御することである。交流電圧のパルス幅が広いほどランプの輝度は明るくなり、逆に、交流電圧のパルス幅が狭いほどランプの輝度は暗くなる。しかしながら、前述のLC発振原理とパルス幅変調器を用いた光源輝度を制御する調光回路は、LC発振のためランプがオフにされると、すなわちPWM信号が0となると、輝度を下げることが困難となる。図1、ミリ秒で測定される出力電圧と時間との関係が示され、従来技術にしたがったランプの輝度を制御する調光回路のパルス幅変調器とインバータがグラフ化されている。図1に示されるように、パルス幅変調器の信号が1と等しいとき、インバータはランプに交流電圧を出力し、PWM信号の時間W(パルス幅)を介してランプの輝度を制御する。しかしながらPWM信号が0に切り替わると、インバータの出力電圧は、電圧が0ボルトに戻る前に電圧発振時間を持続する必要があり、これによりランプの輝度を下げることが困難になる。
【0005】
図2を参照すると、ミリ秒で測定される出力電圧と時間との関係が示され、従来技術にしたがってランプの輝度を制御する調光回路のパルス幅変調器とインバータがグラフ化されている。図2に示されるように、PWM信号が1から0に切り替わるとき、インバータの電圧発振が観測される。
【0006】
特許文献1の技術では、電圧発振時間を短縮する液晶表示装置のバックライトでランプを調光する方法および装置を開示する。図3を参照すると、特許文献1におけるランプの輝度を制御するための回路図が示されている。調光回路300のスイッチS1を閉じると、スイッチS1はON状態となり、直流電力+VがインダクタL1を介し変圧器340の中央タップ346に印加される。コンデンサC1は、変圧器340の一次巻線342に平行に接続され、スイッチS2およびS3のオンオフと協調し、すなわち、スイッチ制御部330によって制御され、一次巻線342とコンデンサC1との間にLC発振を発生させる。このようにして直流電力+Vは交流電力に変換され、その交流電力が変圧器340の二次巻線344を介して被制御機器310に印加される。被制御機器310の輝度を制御するために、調光回路300は、パルス幅変調器320を用いて、被制御機器310の「オン時間」を規制するスイッチS1のオンおよびオフ時間を制御する。
【0007】
PWM信号が1から0に切り替えられるとき起こるLC発振の問題を改良するために、インダクタL1と中央タップ346との間に、パルス幅変調器320の出力信号324により制御されるスイッチS4を加える。スイッチS1を開くと、出力信号322は0と等しく、出力信号324は0から1に切り替わり、スイッチS4を閉じ、オン状態とする。したがって一次巻線342に蓄えられたエネルギーは、アースに向けられ、被制御機器310の電圧発振時間を大幅に短縮することとなる。
【0008】
しかしながら上述のLC発振効果を改良するための解決策は、一次巻線342のアースへの接続に依存し、エネルギーの無駄を招くものであり、被制御機器310の輝度が低い場合には、バックライトモジュールの電気効率が低くなる。また、スイッチS4が適時に閉じられても、コンデンサC1が変圧器340の一次巻線342に電気的に接続されているため、LC発振が起こることとなる。したがって被制御機器310の電圧は、0ボルトに戻るまで一定期間持続される必要がある。結果として被制御機器310の輝度が低い場合には、その輝度をさらに下げることがより難しくなる。
【0009】
前述の従来技術はまた、スイッチS4を変圧器340の二次巻線344に接続してもよく、これにより、スイッチS1を開くと、変圧器340の中に蓄えられたエネルギーがアースに放散されることを示唆している。これもまたエネルギーの無駄を招き、結果として、被制御機器310の輝度が低い場合にはバックライトモジュールの電気効率を低下させる。したがって、スイッチS4は高電圧を維持する必要があり、これによりランプの輝度を制御する調光回路のコストを引き上げる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】米国特許第5,939,830号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明は前述の諸問題を解決するために、光源の輝度を制御する調光回路ならびに輝度を制御するための方法を提供する。本発明による効果は、低輝度におけるバックライトモジュールの電気効率を上げ、低コストでランプの輝度を下げエネルギーの無駄を削減するという目標を容易に達成することである。
【0012】
本発明の目的は、低輝度状態でランプの輝度をさらに下げることが容易にできるように光源の輝度を制御する調光回路を提供することである。
【0013】
本発明のさらなる目的は、低輝度状態でバックライトモジュールの効率を上げることができるように光源の輝度を制御する調光回路を提供することである。
【0014】
本発明のさらに他の目的は、回路内のコンデンサとインダクタとの間の電気的絶縁が確立されてLC発振を避けることができる光源の輝度を制御する調光回路を提供することであり、これによりランプへの電圧を急速に0ボルト近傍まで低下させ、コンデンサにエネルギーを蓄えその無駄を抑えることが可能となる。
【課題を解決するための手段】
【0015】
本発明は、光源の輝度を制御し、被制御機器の輝度を制御する調光回路を提供することである。調光回路は、インバータ回路と駆動回路とを含む。インバータ回路は、被制御機器に電気的に結合され、入力された直流電力を交流電力に変換し、その交流電力を被制御機器に出力する。インバータ回路は、変圧器と、変圧器に並列に接続されたコンデンサと、コンデンサの両側に配置された複数のスイッチと、を含む。駆動回路は、インバータ回路に電気的に連結され、直流電力の変圧器への入力が止められると、複数のスイッチを制御する。その結果、コンデンサと変圧器の間で電気的絶縁が形成される。
【0016】
本発明は、光源の輝度を制御する調光回路を提供するものであって、光源と、直流電源と、電源スイッチと、インバータ回路と、パルス幅変調器と、を含む。直流電源は直流電力を提供し、電源スイッチは直流電源に電気的に連結される。インバータ回路は、光源に電気的に連結され、直流電力を交流電力に変換する。インバータ回路は、一次巻線と二次巻線とを有する変圧器と、変圧器の一次巻線に並列に接続されるコンデンサと、変圧器の一次巻線に電気的に連結される第1のスイッチと、第1のスイッチに電気的に連結され、スイッチのオンオフを切り替えてコンデンサおよび一次巻線にLC発振を生成するスイッチ制御部と、コンデンサの両側に配置された第2のスイッチと、を含む。パルス幅変調器は、電源スイッチと、電源スイッチの出力信号を制御するための第2のスイッチに電気的に連結され、直流電力の出力が止められると、第2のスイッチを制御し、これによりコンデンサが変圧器と電気的に絶縁される。
【0017】
本発明は、光源の輝度を制御する方法を提供するものであって、以下のステップを含む。第一に、交流電力がインバータに供給され、直流電力がインバータから被制御光源まで出力される。次いで、インバータへの直流電力の供給が止められるため、インバータ内のコンデンサと変圧器とが絶縁され、インバータがアースに電気的に絶縁されて、インバータのコンデンサ内にエネルギーを蓄えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】従来技術によるランプの輝度を制御するパルス幅変調器と調光回路のインバータの出力電圧と時間との関係を示すグラフである。
【図2】従来技術によるランプの輝度を制御する調光回路のパルス幅変調器とインバータの出力電圧と時間との関係を示すグラフである。
【図3】従来のランプの輝度を制御する回路図である。
【図4】本発明の第1実施形態によるランプの輝度を制御する回路図である。
【図5】本発明の第2実施形態によるランプの輝度を制御する回路図である。
【図6】従来技術および本発明の実施形態にしたがったランプの輝度を制御する調光回路のパルス幅変調器およびインバータの出力電圧と時間との関係を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の好ましい実施形態を図面に基づいて説明する。しかしながら本発明は、明らかに説明したもの以外の広範な他の実施形態により実施できるものであり、本発明の範囲は、付随の特許請求の範囲に明記されるものを除き明白に制限されるものではないことを理解されたい。
【0020】
(第1実施形態)
図4を参照すると、本発明の第1実施形態による光源の輝度を制御する回路図が示される。図4に示すように、光源の輝度を制御する調光回路400は、直流電力410と結合され、駆動回路420は、インバータ回路430とスイッチS3とに電気的に結合される。本発明の一実施形態において、インバータ回路430は、発振回路432と、変圧器434と、コンデンサC1と、スイッチS1およびS2と、を含む。被制御機器としての光源440は、インバータ回路430に結合される。この場合、光源440はランプなどの光源でもよい。コンデンサC1は、変圧器434の一次巻線436に並列に接続され、スイッチS1およびS2は、コンデンサC1の両側に配置される。スイッチS1およびS2のオンオフは、駆動回路420によって制御される。コンデンサC1は、発振回路432と協調する変圧器434の一次巻線436に並列に接続されるため、直流電力410が、駆動回路420により制御されるスイッチS3を介し変圧器434の中央タップ438に印加されると、コンデンサC1と一次巻線436との間にLC発振を生成し、これにより直流電力を交流電力に変換する。
【0021】
いくつかの実施形態においては、直流電力410の変圧器434への入力が止められると、駆動回路420を介しスイッチS1およびS2が開き(開放回路)、コンデンサC1と変圧器434との間で電気的絶縁を形成することにより、電圧発振を避け、エネルギーをコンデンサC1に蓄えることができる。駆動回路420は、スイッチS3を介し動力の供給を制御したり、光源440がオンされる時間を制御することによって光源440の輝度を規制したりすることができる。
【0022】
(第2実施形態)
図5を参照すると、本発明の第2実施形態によるランプの輝度を制御する回路図を示す。ランプの輝度を制御する調光回路500において、スイッチS1と共にオンされたスイッチS4およびS5が閉じられると、直流電力+Vは、インダクタL1を介し、変圧器540の中央タップ546に印加される。スイッチ制御部530を介しスイッチS2およびS3をオンオフすることによって、コンデンサC1が変圧器540の一次巻線542に並列に接続されると、一次巻線542とコンデンサC1との間にLC発振が生成される。したがって、直流電力+Vは交流電力に変換され、交流電力は変圧器540の二次巻線544および安定器L2を介し被制御機器510に印加される。安定器L2は、被制御機器510の強電流により引き起こされるいかなる損傷をも予防できる。
【0023】
本実施形態では、スイッチS4およびS5は、コンデンサC1の両側にそれぞれ配置され、パルス幅変調器520の出力信号526を用いて短絡回路または開放回路のスイッチを制御する。被制御機器510の照明を駆動すると、パルス幅変調器526の出力信号526は1と等しくなり、これにより、スイッチS4およびS5は閉じられ、オン状態となる。被制御機器510の輝度を調整すると、出力信号522は、時間Wの調節のために1から0に変わり、これにより被制御機器510の輝度を調整する。同時に、出力信号522は1から0に変わり、パルス幅変調器520の他方の出力信号526もまた1から0に変わる。この場合、スイッチS4およびS5は開状態(開放回路)で、コンデンサC1と変圧器540の一次巻線542とを電気的に完全に絶縁する。さらに、スイッチS2およびS3は、スイッチ制御部530を介し開かれる(開放回路)。コンデンサC1と変圧器540の一次巻線542とは電気的に完全に絶縁されるため、ここではLC発振は起こらない。したがって出力信号522が1から0に変化するので、被制御機器510に印加される電圧は約0ボルトに急速に低下し、これにより電圧発振が起こるのを防ぐ。いくつかの実施形態において、被制御機器510は、冷陰極螢光(CCFL)、発光ダイオード(LED)、白色光またはハロゲンランプなどの光源でもよい。
【0024】
図6は、従来技術および本実施形態によるランプの輝度を制御する調光回路のパルス幅変調器およびインバータの出力電圧と時間との関係を示すグラフである。なお、時間はミリ秒で測定した。電圧波形AおよびBは、従来技術による電圧波形を表し、ここで電圧波形Aはパルス幅変調器320の出力信号322の電圧波形を示し、電圧波形Bは被制御機器310の理論上の電圧波形を示す。一方、電圧波形CおよびDは、本実施形態による電圧波形を表し、電圧波形Cはパルス幅変調器520の出力信号522の電圧波形を示し、電圧波形Dは被制御機器510の理論上の電圧波形を示す。電圧波形Dと電圧波形Bとを比較すると、本実施形態の被制御機器510に印加される電圧には、いかなる電圧発振も観察されなかったことが明らかである。電圧発振が全くないため、出力信号522が1から0に変わると、被制御機器510の照明には時間W内の電圧波形が大きく寄与することになる。つまり、従来技術と比較すると、本実施形態における被制御機器510にとって輝度の低い状態でさらに輝度を下げることがより容易となり、輝度低下の限界を上げることが可能である。
【0025】
さらにスイッチS4およびS5は両方とも開かれ(開放回路)、スイッチS2およびS3もまた開かれているため、エネルギーはコンデンサC1に蓄えられる。本実施形態で提供されるランプの輝度を制御する調光回路500は、エネルギーを蓄えることができるため、バックライトモジュールが低輝度状態である場合、より良い電気効率で電気をさらに蓄えることが可能である。さらに、スイッチS5およびS6には高電圧を保持する必要が全くないため、標準のトランジスタスイッチを使って、ランプの輝度制御のコストを下げることも可能である。
【0026】
本発明の一側面によれば、本実施形態は、さらにランプの輝度を制御するための方法を提供してきた。以下その工程を概説する。
【0027】
本実施形態は、第一に、コンデンサと変圧器とを含むインバータに直流電力を提供し、交流電力がインバータから出力されるようにする。次いで、ランプを照らすために交流電力がランプの両端に出力される。その後、パルス幅変調器を用い、直流電力がインバータに入力される時間Wを制御する。その間、直流電力のインバータへの入力は止められ、インバータ内のコンデンサと変圧器とは電気的に絶縁され、インバータとアースもまた電気的に絶縁され、これによりエネルギーがインバータ内のコンデンサ中に蓄えられることが可能になる。
【0028】
ここまで本発明の好ましい実施形態を説明してきた。前述の本発明の好ましい実施形態は本発明を例証するものであり、本発明を限定するものではないことを当業者なら理解されるであろう。本発明は、添付の請求項の趣旨および範囲に含まれる種々の修正および類似の配列を含んでおり、その範囲は、すべての修正および類似の構造を含むように最も広い解釈にしたがうものであることを意図する。
【符号の説明】
【0029】
400:光源の輝度を調整する調光回路、410:直流電力、420:駆動回路、430:インバータ回路、440:光源

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被制御機器の輝度を制御するために用いられる光源の輝度を制御する調光回路であって、交流電力に入力された直流電力を変換するために前記被制御機器と電気的に結合され、前記交流電力を前記被制御機器に出力するインバータ回路を含み、
前記インバータ回路は、
変圧器と、
前記変圧器に並列に接続されるコンデンサと、
前記コンデンサの両側に配置される複数のスイッチと、
直流電力の供給調整のために前記インバータ回路に電気的に連結され、前記変圧器への直流電力の入力が止められると前記複数のスイッチを制御し、これにより前記コンデンサと前記変圧器との間に電気的絶縁を形成する駆動回路と、
を含むことを特徴とする光源の輝度を制御する調光回路。
【請求項2】
前記光源と前記インバータ回路との間に配置される安定器をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の光源の輝度を制御する調光回路。
【請求項3】
光源の輝度を制御する調光回路であって、
直流電力を提供する直流電源と、
前記直流電源に電気的に連結された電源スイッチと、
前記光源に電気的に連結され、前記直流電力を交流電力へ変換するインバータ回路と、を含み、
前記インバータ回路は、
一次巻線と二次巻線とを有する変圧器と、
前記変圧器の前記一次巻線に並列に接続されるコンデンサと、
前記変圧器の前記一次巻線に電気的に連結される第1のスイッチと、
前記第1のスイッチに電気的に連結され、前記第1のスイッチをオンオフし、これによりLC発振を前記コンデンサと前記一次巻線との間に生成するスイッチ制御部と、
前記コンデンサの両側に配置された第2のスイッチと、
前記電源スイッチの出力信号を調整するために前記電源スイッチと前記第2のスイッチとに電気的に連結され、直流電力の出力が止められると前記第2のスイッチを制御して
前記コンデンサと前記変圧器の電気的絶縁を形成するパルス幅変調器と、
を含むことを特徴とする光源の輝度を制御する調光回路。
【請求項4】
光源の輝度を制御する方法であって、
直流電力をインバータに供給し、これにより前記インバータが被制御光源に交流電力を出力するステップと、
前記直流電力の前記インバータへの入力が止められると、前記インバータ内のコンデンサと変圧器とを絶縁し、アース絶縁されるように前記インバータを制御し、これにより前記変圧器の前記コンデンサ内部にエネルギーが蓄えられるようにするステップと、
を含むことを特徴とする光源の輝度を制御する方法。
【請求項5】
前記コンデンサの両側に配置される1組のスイッチを設け、当該スイッチにより前記コンデンサを制御するステップをさらに含むことを特徴とする請求項4に記載の光源の輝度を制御する方法。

【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図1】
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【公開番号】特開2010−97927(P2010−97927A)
【公開日】平成22年4月30日(2010.4.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−135074(P2009−135074)
【出願日】平成21年6月4日(2009.6.4)
【出願人】(509157649)チュングワ ピクチャー チューブス リミテッド (2)
【氏名又は名称原語表記】CHUNGHWA PICTURE TUBES, LTD.
【Fターム(参考)】