説明

冷却される電気構成ユニット

少なくとも1つのクーラー構造体と、金属セラミック基板上に少なくとも1つの電気構成素子を有する少なくとも1つの電気モジュールとを備える電気構成ユニット。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項1、2、3、19または22前文による冷却される電気または電子構成ユニットに関するものである。
【背景技術】
【0002】
たとえば金属層または金属シート(たとえば銅薄板または銅シート)を互いに、および/またはセラミックまたはセラミック層と接続するためのいわゆる「DCB法」(ダイレクトカッパーボンド技術)は公知であり、ここでは表面に金属と反応ガス、好ましくは酸素との化学化合物からなる層または被覆部(溶解層)を有する金属薄板、銅薄板、または金属シートまたは銅シートが使用される。ここではたとえば特許文献1または特許文献2に記載された方法では、この層またはこの被覆部(溶解層)が、金属(たとえば銅)の溶解温度以下の溶解温度で共融混合物を形成する。すなわちシートをセラミックの上に載せ、層全体を加熱することにより、これらは、金属または銅の溶解により実質的に溶解層または酸化物層の領域でだけ互いに結合することができる。
【0003】
このDCB法は、たとえば以下の方法ステップを有する。
・均等な銅酸化物層が形成されるように銅シートを酸化するステップ;
・銅シートをセラミック層の上に載せるステップ;
・結合物を、約1025〜1083℃の間の処理温度、たとえば約1071℃に加熱するステップ;
・室温に冷却するステップ。
【0004】
さらに、たとえば金属化部を形成する金属層または金属シート、とりわけ銅層または銅シートをセラミック材料と結合するためのいわゆる活性ろう付け法またはAMB法(特許文献3、特許文献4)が公知である。金属セラミック基板を作製するためにも特別に使用されるこの方法では、約800〜1000℃の温度で、金属シート、たとえば銅シートとセラミック基板、たとえば窒化アルミニウム・セラミックとの間の接合部が硬ロウを使用して形成され、この硬ろうは銅、銀および/または金のような主成分に加えて活性金属も含んでいる。たとえばHf、Ti、Zr、Nb、Ceの群からの少なくとも1つの元素であるこの活性金属は、化学反応によりロウ材とセラミックとの間の接合部を形成し、一方、ロウ材と金属との間の接合部は金属性硬ロウ接合部である。
【0005】
さらにとりわけ導体路、接触面等の金属化部を厚シート技術(厚膜技術)で形成するさらなる方法が公知であり、この方法では金属化部の金属を含むペーストが、たとえばシルクスクリーン印刷法で絶縁基板(セラミック層)に施与され、引き続き加熱により取り込まれる。
【0006】
さらに冷却された電気または電子構成ユニットが公知であり、この構成ユニットはもっとも簡単な場合、それぞれ少なくとも1つの電気的または電子的モジュールとクーラー、たとえばアクティブクーラーとからなる。
【0007】
電気的または電子的モジュールとは、本発明の意味では、少なくとも金属セラミック基板からなるとりわけ単純なまたは複雑な電気または電子回路であって、それぞれ少なくとも1つの電気的または電子的構成素子と電力構成素子、たとえばダイオード、トランジスタ、IGBT、サイリスタ等のような半導体構成素子を備えるものをいう。
【0008】
アクティブクーラーとは本発明の意味では、ガス状および/または蒸気状および/または液状の冷却媒体(たとえば水、場合により添加剤を含有する)が通流することのできるそれぞれ少なくとも1つの冷却チャネルを備えるクーラーである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】米国特許第3744120号
【特許文献2】ドイツ特許第2319854号
【特許文献3】ドイツ公開公報第2213115号
【特許文献4】欧州公開公報第153618号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明の課題は、少なくとも1つのモジュールと、少なくとも1つの電気または電子構成素子、とりわけ少なくとも1つの電力構成素子との最適の冷却を保証する、および/またはとくに安価な製造を可能にする電気または電子構成ユニットを提示することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
この課題の解決のために、請求項1、2、3、19または22に対応する電気構成ユニットが実施される。
【0012】
本発明の改善形態では、電気構成ユニットがたとえば次のように構成されている。
【0013】
金属セラミック基板のセラミック層に、第1の金属化部とは反対の表面側で第2の金属化部が設けられており、この第2の金属化部は、たとえば熱伝導性の中間層を介して、それぞれのクーラーと少なくとも熱的に結合されており、
および/または
金属セラミック基板の第1の金属化部に、モジュールの外面を超えて突き出た外側電気端子が設けられており、
および/または
この電気端子は、第1の金属化部と接続されたリード、たとえばリードフレームのリードであり、
および/または
電気端子を形成するために、第1の金属化部の構造化部を少なくとも備える少なくとも1つの金属セラミック基板のセラミック層が、モジュールおよび/または電気構成ユニットの外面または外輪郭を超えて引き出されており、第1の金属化部とは反対の側のセラミック層の上の端子領域に金属面が設けられており、該金属面は途切れのない金属貫通コンタクト部を介して第1の金属化部と電気的かつ機械的に接続されており、
および/または
セラミック層には端子領域で、目標破壊個所または貫通スリットが設けられており、
および/または
少なくとも1つのモジュールが電力モジュールとして構成される場合、電気電力端子の少なくとも外側全体がただ1つの金属セラミック基板に設けられており、および/または電気構成ユニットおよび/またはモジュールの共通の側を超えて突き出ており、
および/または
クーラー構造体が、互いに平行かつ互いに間隔を置いて配置された少なくとも3つのクーラーを有し、それぞれ2つのクーラーの間にはそれぞれ少なくとも1つのモジュールが配置されており、該モジュールは互いに隣接する2つのクーラーと、モジュールの互いに対向する2つの側で少なくとも熱的に結合されており、
および/または
クーラーはスペースホルダを介して互いに接続されており、
および/または
少なくとも複数のスペースホルダ内に設けられた開口部に、クーラーにある開口部が補充され、冷却媒体の供給および排出のためのチャネルを形成しており、
および/または
クーラー構造体を形成するクーラーは、互いに接合されたプレートの複数の面から多層に作製されており、
および/または
クーラーは少なくとも部分的に、多数の冷却チャネルを備える偏平プロフィールからなるプレートによって形成されており、
および/または
クーラー構造体は、たとえば管部材により形成された少なくとも2つのチャンバと、当該チャンバ間に伸長する少なくとも2つの偏平なクーラーとを有し、該偏平なクーラーの冷却チャネルは前記チャンバと接続されており、該チャンバの長手伸長部は、偏平なクーラーの上側に対して垂直または横方向に配置されており、
および/または
少なくとも2つのモジュールが、クーラー構造体のクーラーの上へ移動可能な櫛状の1つのモジュールユニットになるよう接続されており、
および/または
クーラーは、偏平なプレート状のクーラーであり、
および/または
前記クーラーは、ミクロまたはマクロ冷却チャネルを備えるクーラー、とりわけ複数の空間軸に常時分岐する冷却チャネルを備えるクーラー、場合により柱と冷却チャネルに入り込む熱を伝達する平面または翼とを備えるクーラーであり、
および/または
当該クーラー構造体のクーラーは同じに構成されており、
および/または
金属セラミック基板が、とりわけ電気端子を形成するために共通の側または異なる側でモジュールユニット(16b)から引き出されており、
および/または
少なくとも1つのモジュールの金属セラミック基板には、該モジュールの少なくとも一方の側で当該側を超えて突き出た部分が設けられており、金属セラミック基板の当該部分は、基板の表面側に対して平行の軸方向でも互いにずらされており、
および/または
少なくとも1つのクーラーまたは偏平プロフィールは、金属材料、たとえば銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金および/またはプラスチック、たとえばグラファイトおよび/またはカーボンナノ線維材料の形の熱伝導性改善添加物を含むプラスチックから作製されており、
および/または
冷却チャネルはそれぞれ、たとえば1つの管部材によって形成されたチャンバに両側で開口しており、
および/または
冷却素子およびカバー部材は、好ましくは熱伝導性改善充填物を備えるアルミニウム、アルミニウム合金またはプラスチックから作製されており、
および/または
カバー部材は、好ましくはバスタブ状の冷却素子と同様に同じバスタブ状であり、または偏平なカバーとして構成されており、
および/または
カバー部材と冷却素子は、接着により、好ましくは伝熱性接着剤を使用して互いに接続されており、
および/または
少なくとも1つの冷却素子は形状部材として、および/または材料引出し加工によって作製されており、
および/または
少なくとも1つのモジュールが底部の外側に固定されており、
および/または
電気モジュールまたはその金属セラミック基板は、少なくとも1つの中間層を介してそれぞれクーラーと接続されており、
および/または
該中間層は、金属、たとえばハンダ、伝熱性接着剤または伝熱性ペーストから形成されており、
および/または
前記中間層は、ハンダ介在層ならびにハンダ層であり、
および/または
前記中間層は、接着剤介在層および伝熱性接着剤からなる層であり、
および/または
前記セラミック層は、Al、Al+ZrO、AlNおよび/またはSiからなり、
および/または
前記各セラミック金属基板は、AMB技術、DCB技術および/またはDAB技術を使用して作製されており、
および/または
前記金属セラミック基板のセラミック層は0.15〜2.0mmの範囲の厚さを有し、
および/または
少なくとも1つの金属化部は、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金からなり、および/または0.012〜0.8mmの範囲の厚さを有し、
および/または
少なくとも1つの金属化部は、Ag、Ag−Pd、Ag−Pt、W/Ni、Mo−Mn/Niからなる単層または多層であり、および/または0.01〜0.9mmの範囲の厚さを有し、
および/または
前記ハンダ介在層は、Ni、Cuおよび/またはNiPからなり、および/またはコールドスプレー、プラズマ溶射、および/または火炎溶射によって施与され、
および/または
前記接着剤介在層はAlにより形成され、および/または0.01〜0.1mmの範囲の厚さを有し、
および/または
前記ハンダ層は、Sn合金、Pb合金、Bi合金、In合金および/またはAgからなり、および/または0.02〜0.5mmの範囲の厚さを有し、
および/または
前記ハンダ介在層は、膨張率が7〜12ppmの金属材料、たとえばCuWおよび/またはCuMoからなり、
および/または
基板が少なくとも1つの中間層を介してクーラーにボンディングされている場合、中間層に隣接するクーラー壁の厚さは、温度に起因する機械的応力がクーラー壁の柔軟性によって補償され、少なくとも1つの中間層から遠ざけられているように、または少なくとも十分に遠ざけられているように小さく選択されており、
および/または
前記クーラー壁の厚さはたとえば0.2mmから1.5mmの範囲にあり、
前記の特徴はそれぞれ単独でも、任意の組合せでも設けることができる。
【0014】
本発明の改善形態、利点および適用可能性は、以下の実施例の説明および図面から明らかとなる。ここで、本発明の基本的対象について説明するすべての特徴および/または図面に示されるすべての特徴は、それ自体でもまたは任意の組合せでも、請求項におけるそれらの概要またはそれらの引用に依存するものではない。請求項の内容も、明細書の構成部分である。
【0015】
本発明を以下、図面に基づき実施例について詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明による電気または電子構成ユニットの簡素化した概略図および断面図である。
【図2】図1の構成ユニットの種々の端子(ターミナル)の個別の詳細断面図である。
【図3】図1の構成ユニットの種々の端子(ターミナル)の個別の詳細断面図である。
【図4】図1の構成ユニットの種々の端子(ターミナル)の個別の詳細断面図である。
【図5】図1の構成ユニットの種々の端子(ターミナル)の個別の詳細断面図である。
【図6】本発明の構成ユニットの別の実施形態の、図1と同様の図である。
【図7】図6の構成ユニットの平面図である。
【図8】図1および/または図6の構成ユニットで使用するためのアクティブクーラーの可能な実施例を示す部分斜視図である。
【図9】本発明による構成ユニットで使用されるアクティブクーラーの部分図および平面図である。
【図10】本発明による構成ユニットで使用されるアクティブクーラーの部分図および平面図である。
【図11】図9と10のクーラー構造体のエレメントを、複数のモジュールを含むモジュールユニットとともに示す斜視図である。
【図12】偏平プロフィールにより形成された偏平なクーラーを備える電気または電子構成ユニットの平面図である。
【図13】図12の電子構成ユニットの断面図である。
【図14】本発明の電気または電子構成ユニットで使用するための偏平なクーラーの斜視展開図である。
【図15】本発明の別の実施形態での、図1と同様の図である。
【図16】本発明の電子構成ユニットの金属セラミック基板の平面図である。
【図17】本発明の電気または電子構成ユニットで使用するための偏平なクーラーの簡素化した断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
図1に一般的に1により示された電子構成ユニットは、実質的に、クーラー構造体を形成する2つの外側偏平プレート状のクーラー2および3と、2つの金属セラミック基板4および5と、複数の電気または電子構成素子6とからなり、ここでクーラー2および3は、図示の実施形態ではアクティブクーラーとして、すなわち冷却媒体が通流することのできるクーラーとして、たとえば液冷クーラーとして構成されている。
【0018】
図1の上側クーラー2につながる金属セラミック基板4はセラミック層7を有し、このセラミック層7の一方の表面側には途切れのない金属化部8が設けられており、他方の表面側には導体路、接触面等を形成する構造化された金属化部9が設けられている。
【0019】
同じように金属セラミック基板5はセラミック層10からなり、このセラミック層10の下方は途切れのない金属化部11であり、上方は導体路、接触面等を形成するために構造化された金属化部11である。
【0020】
2つの金属セラミック基板4と5の間、または2つの構造化された金属化部9と12の間には構成素子6が配置されており、構成素子6への電気端子を形成する金属化部がこの構成素子6と適切なやり方で、たとえばハンダによって熱的かつ電気的に接続されている。
【0021】
外側にある途切れのない金属化部8と11は、少なくとも熱伝導性にクーラー2または3とそれぞれ全面で接続されている。すなわちたとえばそれぞれハンダ層、たとえば軟ハンダ層、伝熱接着剤からなる層、または伝熱ペーストである熱伝導性の中間層13または14を介して接続されている。基本的に、中間層13と14は多層に構成することもでき、たとえばクーラー2と3の上のハンダ介在層とハンダ層、またはクーラー2と3の上の接着剤介在層と伝熱性接着剤層からなる。中間層13と14が伝熱ペーストからなる場合、適切な措置により、たとえば緊張装置によって、2つのクーラー2と3が中間層13と14を介してモジュールユニット16の上側と下側に押し付けられて当接するようにする。
【0022】
セラミック層7と10は、たとえばAl、Al+ZrO、AlN、Si、または前記セラミックの1つまたは複数の組合せからなる。
【0023】
金属化部8、9、11および12は、たとえば銅または銅合金、またはアルミニウムまたはアルミニウム合金製であり、これらは適切なボンディング法により、たとえばダイレクトボンディング法、活性ろう付けボンディング法を使用して、または接着剤を使用してそれぞれのセラミック層に取り付けられており、または厚膜技術で作製された金属化部である。
【0024】
電気端子(ターミナル)、とりわけ構成ユニット1のための電力端子は、好ましくは2つの金属セラミック基板の1つにだけ、すなわち図示の実施形態では金属セラミック基板4に設けられている。これはたとえば対応する金属化部9を引き出すことにより、または構造化された金属化部9と適切なやり方で接続されており、たとえばリードフレームからの打ち抜きによって形成された別個のリードまたは端子15を引き出すことにより設けられる。
【0025】
2つの金属セラミック基板4と5およびこれらの間に配置された構成素子を形成するモジュールが、図1では一般的に16により示されている。このモジュールは実際的な実施では電気絶縁された流延材料によって密に鋳込まれており、とりわけこのようにしてこの流延材料は、金属セラミック基板4と5および構成素子6の間に発生する中空空間全体を完全に満たしている。すなわち電気端子15だけが鋳込まれたモジュール16から側方に突き出ており、クーラー2と3への熱的接触のための金属化部8と11は露出している。
【0026】
電子構成ユニット1は、モジュール16または構成素子6がとくに効率的に両側で冷却されるという利点を有する。すなわち上側でも下側でも冷却される。モジュール16は2つのクーラー2と3の間に配置されているから、電気構成ユニット1は熱的なインタフェースモジュールであるともいえる。
【0027】
ここまでは、外側端子15が構造化された金属化部9によって、またはそこの金属面と接続されたリードによって形成されていることを前提にした。図2〜5は、外側端子15a〜15dを形成するための別の手段を簡素化して断面図に示すものであり、ここではセラミック層7が、それぞれの端子を形成する少なくとも1つの金属化部とともに、流延材料により形成されたモジュール16のハウジングから引き出されている。
【0028】
図2に15aで示した端子は、下方の構造化された金属化部9と、上方の金属化部8の構造化によって形成された金属面17と、金属化部9と金属面17をセラミック層7内の開口の領域で接続する貫通コンタクト部18とから形成されている。これによって端子15aへの外側電気接続は金属化部9と金属層17の互いに相反する側で締め付けることにより、セラミック層7を破損するおそれなしで行うことができる。ここで貫通コンタクト部18は電気接続を行うだけでなく、同時に機械的支持部としても用いられる。
図3は、端子15bの別の実施形態を示し、この端子15bは端子15aとは、セラミック層7内に目標破壊個所19が形成されている点でだけ相違する。この目標破壊個所19は、流延材料によって形成されたモジュール16のハウジングの外に設けられており、セラミック層7の破壊耐性を上回る力が端子15bに作用するとセラミック層7が重要でない領域で、すなわち目標破壊個所19で割れるように設けられている。
【0029】
図4に示された端子15cは端子15bとは実質的に、セラミック層7内の目標破壊個所19の代わりにスリット19、1が取り付けられている点で異なり、したがって端子15cに作用する、セラミック層7の破壊耐性を上回る外側の力がセラミック層7の領域に作用することはできない。
【0030】
最後に図5は、金属面の1つ、たとえば上側金属面17と貫通コンタクト部18とが省略されている点で端子15bおよび15cとは異なる端子15dを示す。しかし基本的に図5の実施形態で、上側金属化部17を設けることもできる。
【0031】
図6と7は、別の実施形態としての電気構成ユニット1aを示す。この電気構成ユニット1aは、電気構成ユニット1とはまず、全部で3つのクーラー20〜23と2つのモジュール16が設けられている点で異なる。すなわちクーラー20〜22およびこれらの間に配置されたモジュールユニット16は積層された配置またはクーラー構造体を形成し、したがって各モジュール16の上側および下側はクーラー20と21または21と22と、たとえばここでも中間層を介して熱的に結合している。
【0032】
クーラー20〜22も同様に、偏平なプレート状のアクティブクーラーである。すなわち冷却媒体が通流するクーラーである。冷却媒体を供給するために、構成ユニット1aの上側には接続部23と24が設けられており、接続部23と24は、クーラー20〜22の開口部およびクーラー20〜22に対して間隔を置いたスペースホルダ25とともに、冷却媒体を供給および排出するための分配チャネルを形成する。Oリングまたはパッキンリング26により、クーラー20〜22と接続部23、24またはスペースホルダ25との移行部は外に向かって密閉されている。詳細に図示しない結合手段または緊張手段により、個々のエレメントは互いに構成ユニット1aに、またはクーラー20〜22を有するクーラー構造体に互いに緊張および/または結合されている。基本的に、とりわけクーラー20〜22、接続部23と24、ならびにスペースホルダ25によって形成されたクーラー構造体は小型であり、たとえばハンダ付けまたは他の適切なやり方で作製することができる。
【0033】
構成ユニット1aも同様に、モジュール16またはそこにある構成素子6を両側で、したがって強力に効率的に冷却する利点を有する。
【0034】
図6と7に図示した実施形態では、偏平なクーラー20〜22が平面図では矩形に構成されている。接続部23、24、およびこれらの接続部と、スペースホルダ25と、クーラー20〜22内の開口部とによって形成されたチャネルは、それぞれ矩形のクーラー20〜22またはクーラー構造体の幅狭側にある。図7でも15により示した電気端子は、平面図で矩形のクーラー構造体の一方または両方の長手側で案内されている。
【0035】
クーラー2、3ならびに20〜22は好ましくは金属材料、たとえば銅または銅合金またはアルミニウムまたはアルミニウム合金からなり、とりわけ冷却媒体が通流するそのクーラー内部構造に関しても種々のやり方で構成することができる。たとえばクーラーは、金属材料製の互いに結合された複数の偏平なプレートからなり、ここで内側プレートはミクロチャネルまたはマクロチャネルまたは冷却チャネルを形成するために構造化されている。すなわち場合によっては、それぞれのクーラーの上側と下側を結合し、冷却媒体が還流する柱と、冷却媒体流に入り込む付加的な翼状の冷却面等とを有する。
【0036】
図8は、偏平でプレート状のアクティブクーラー27をかなり概略的に示す。このクーラー27は、クーラー2と3または20〜22の代わりに使用することができ、金属材料製の偏平プロフィールを使用することでとくに安価に作製される。クーラー27は実質的に、偏平プロフィールから形成された正方形または矩形のプレート28からなり、このプレート28内には、この偏平プロフィール内にすでに設けられていて、冷却媒体が通流することのできる複数の冷却チャネル29が形成されており、この冷却チャネル29は一方の周囲側から対向する周囲側に達している。冷却媒体を供給および排出するために、スリットの入った2つの長手の管部材30と31が用いられる。この管部材へは、プレート28の冷却チャネル29の開口部を有する側が入り込み、プレート28はこの管部材とこの側で密に接続している。これにより、冷却媒体は管部材30またはこの管部材の内室を介して冷却チャネル29に流入することができ、管部材31またはこの管部材の内室を介して冷却チャネル29から流出することができる。
【0037】
クーラー構造体内では、2つのクーラー27がそのプレート28とともに互いに間隔を置いており、かつ少なくとも1つのモジュールをこれらプレート28の間に収容し、モジュール16を両側で冷却するために互いに平行に配置されている。このクーラー構造体を形成するために、少なくとも2つのクーラー27の管部材は一方の端部で閉鎖されており、他方の端部では冷却媒体を供給または排出するための1つの共通のチャネルとそれぞれ接続されている。
【0038】
図9〜11は、これらの図では一般的に32により示した、電気構成ユニット1bのクーラー構造体を簡素化して示す。このクーラー構造体はここでも、偏平なプレート状の複数のクーラー33からなり、それぞれ少なくとも1つのモジュール16をそれぞれ2つのクーラー33の間に収容し、両側で冷却するためにこれらは互いに平行に、互いに間隔を置いて配置されている。プレート状で平面図ではたとえば矩形のクーラー33は、もっとも簡単な場合にはやはり金属プレートであり、たとえば銅、銅合金またはアルミニウムまたはアルミニウム合金製であり、好ましくは内側に多数のチャネルが形成された偏平プロフィールから作製されている。そしてこれらのチャネルは、各クーラー33において一方のプレート縁部から対向するプレート縁部まで延在しており、これらのプレート縁部で開口する冷却チャネル34を形成する。冷却チャネル34が開口しているプレート縁部では、クーラー33が矩形のスリットを通って管部材35および36に入り込んでおり、そこで管部材と密に結合している。したがって冷却媒体を管部材35と36およびクーラー33の間で供給および排出するための、外に向かって密閉された結合部が達成される。2つの管部材35と36の軸は互いに平行であり、互いに間隔を置いており、かつクーラー33の上側および下側の面に対して垂直に配置されている。
【0039】
少なくとも2つのクーラー33、好ましくは3つ以上のクーラー33と、それぞれ2つのクーラー33の間に嵌め込まれたモジュール16を有する電気構成ユニット1bを製造するために、まず、クーラー33と管部材35、36により形成されるクーラー構造体32が作製され、続いて互いに対向するクーラー33の間の間隔がモジュール16の厚さに正確に対応するよう、すなわち外側金属化部8と11の外面の間隔に正確に対応するよう後処理される。クーラー構造体32この後処理は、たとえば管部材35と36をその軸方向で適切に圧縮することによって行われる。そのために、クーラー33の間に校正ピース、すなわち適切な材料、たとえば金属製の形状部材であって、その厚さがモジュール16の厚さに正確に対応し、したがって管部材35と36の圧縮中にクーラー33の間の間隔を規定する形状部材が嵌め込まれる。これに続いて校正ピースは取り出され、モジュール16を個々のクーラー33の間に取り付けることができる。
【0040】
ここまでは、偏平なプレート状クーラー33の冷却チャネル構造体が多数の冷却チャネル34によって形成されていることを前提にした。もちろん別の冷却チャネル構造体も可能である。とりわけ、クーラー33を偏平で互いに結合された複数の金属層から多層に作製することも可能であり、この場合、内側金属層は、何重にも分岐する内側冷却チャネル構造体を形成する竹に構造化されているか、または開口部が設けられている。
【0041】
モジュール16をそれぞれ個別に、互いに隣接する2つのクーラー33の間の中間室に取り付けることができる。またはモジュール16を櫛状のモジュールユニット16aに互いに結合することができ、このモジュールユニット16aはクーラー33および管部材35と36により形成されるクーラー構造体32の上に側方から押し込まれるか、または載置される。櫛状のモジュールユニット16aは、複数のモジュール16からなる。互いに間隔を置いたモジュール16は、その長手側の一方で互いに結合されている。他方の長手側では、モジュール16の間に形成された中間室が開放している。したがってモジュールユニット16aはこの側で、管部材35と36との間にハシゴの横木の形で延在するクーラー33に前方横方向から載置することができ、これにより多数のモジュール16をクーラーユニット32にとりわけ簡単に取り付けることが実現できる。
【0042】
櫛状のモジュールユニット16aは、たとえばその外側の成型に関しては直方体のブロックとして実施されており、このブロックの一方の側には、互いに対向する2つの端面側に開放した多数の溝16.1が設けられている。これらの溝16.1は、互いに平行かつ互いに間隔を置いており、図示の実施形態ではブロックの2つの周囲側に対して平行に延在している。各溝16.1の両側にはそれぞれ1つのモジュール16がある。ブロックの閉鎖された側の領域では、ブロック内をたとえば電気接続路が延在する。
【0043】
とりわけ車両製造業での適用にためには、この場合とくにアルミニウムまたはアルミニウム合金から作製された機関ブロックのごく近傍またはこの機関ブロックでは、クーラー1、3、27、33およびクーラー構造体ならびにそれらの別のエレメントがアルミニウムまたはアルミニウム合金から作製されており、これにより異なる金属の組合せに起因する腐食が回避される。
【0044】
図12と13は、本発明の別の実施形態として、電気または電子モジュール41と偏平なプレート状のクーラー42とを備える、冷却される電子構成ユニット40を示す。偏平なプレート状のクーラー42は、偏平プロフィールにより形成された偏平の、図示の実施形態では実質的に長方形の冷却プレート42からなり、この冷却プレート42は多数の冷却チャネル44を備える。冷却チャネル44は、ここでもプレート縁部から対向するプレート縁部に伸長しており、この対向するプレート縁部で開放しており、偏平プロフィール内にすでに存在するチャネルによって形成されている。冷却媒体を供給および排出するために、2つの管部材45と46が用いられる。この管部材の間には冷却プレート42が配置されており、それらの軸は互いに平行かつ互いに間隔を置いて設けられている。2つの管部材45と46は、冷却チャネル44がそれぞれ管部材45と46内に形成されたチャネルに密に開口するように冷却プレート42に固定されている。図示の実施形態では、管部材45が冷却媒体の供給のために、管部材46が排出のために用いられる。冷却チャネル44は、冷却プレート43の表面側に対して平行にずらされている。しかし付加的に、プレート厚さ方向にも互いにずらすことができる。もちろん冷却プレート43は他の成型を有することもできる。
【0045】
冷却プレート43の上側には、電気または電子モジュール41が設けられている。後者は実質的に、セラミック層48と、セラミック層48の両方の表面側にある金属化部49、50とを備える金属セラミック基板47からなる。上側の金属化部49は、導体路、接触面等を形成するために構造化されている。下側の金属化部50は、通しで実施されている。金属化部49の上には、電気構成素子、たとえば半導体構成素子51、すなわち少なくとも1つの電力構成素子が設けられている。
【0046】
電気モジュール41は金属化部50と機械的に、とりわけ冷却プレート42と熱的に結合されている。そのために冷却プレート43の上側には、図示の実施形態でハンダ介在層52が設けられており、ハンダ介在層52にはハンダ付けにより、またはハンダ層53の上で、金属セラミック基板47が金属化部50と固定されている。基本的に金属セラミック基板47または電気モジュール41を、伝熱性接着剤を使用して冷却プレート43に固定することができる。この場合、ハンダ介在層52は省略され、ハンダ層53の代わりに伝熱性接着剤からなる層が設けられている。
【0047】
とりわけ車両製造業での適用にためには、この場合とくにアルミニウムまたはアルミニウム合金から作製された機関ブロックのごく近傍またはこの機関ブロックでは、クーラー42およびとくに冷却プレート43がアルミニウムまたはアルミニウム合金から作製されており、これにより異なる金属の組合せに起因する腐食が回避される。
【0048】
電気モジュール41のセラミック層48のセラミックは、たとえばAl、AlN、SiまたはAl+ZrOである。基本的にそれらの組合せも使用することができる。セラミック層48の厚さはたとえば0.15mmから2.0mmの範囲にある。金属化部49は、たとえば銅または銅合金からなり、約0.012〜0.8mmの範囲の厚さを有する。金属化部50は、たとえばAg、Ag−Pd、Ag−Ptからなり、0.01〜0.09mmの範囲の厚さを有する。ハンダ介在層52は、存在する場合には、Ni、Cu、NiPからなり、たとえば導電的におよび/またはコールドスプレーおよび/またはプラズマ溶射および/または火炎溶射により施与される。
【0049】
ハンダ介在層はたとえば、金属セラミック層47がハンダによって固定されるべき個所にだけ施与される。基本的に、ハンダ介在層52をクーラー42または冷却プレート43の上側全体の上に設けることもできる。
【0050】
電気モジュール41と冷却プレート43との間の接続を、伝熱性接着剤を使用して行う場合、冷却プレート43の上側の少なくとも接続が行われるべき個所に接着剤介在層を設けるのが好ましい。この接着剤介在層はたとえばAlからなり、約0.01〜0.1mmの範囲の厚さを有し、たとえば陰イオン酸化によって形成される。
【0051】
ハンダ層53はたとえば0.02〜0.5mmの範囲の厚さを有する。ハンダとしてたとえばSn合金またはAgからなる層(200〜400℃と圧力の下で焼成される)が適する。好ましくはハンダ介在層に対しては、熱膨張率が7〜12ppmの金属材料、たとえばCuWまたはCuMoが使用される。
【0052】
図14は、偏平でバスタブ状の下側、または底部56と周縁部57を備える冷却素子55と、冷却素子55の開放側の上に載置されたカバー58からなるクーラー54を簡素化して斜視図に示す。図示の実施形態では、クーラー54およびその冷却素子ならびにカバー58が平面図では矩形に構成されている。底部56の内面には突起59が成形されており、これらの突起59は図示の実施形態では菱形の断面を有し、互いに間隙がずらされた複数の列に、冷却素子55の長い方の周囲側に対して平行に配置されている。突起59は互いに間隔を置いており、これによりクーラー54を通流する冷却媒体に対する流路を形成し、その菱形の大きい方の対角が冷却素子55の長い方の周囲側に対してそれぞれ平行に配向されている。これらの突起59は、冷却素子55の2つの幅狭側の領域に、該当する幅狭側から間隔を置いて終端している。したがって各幅狭側とクーラー構造体60との間では、閉鎖されたクーラー54の内室にそれぞれ1つのチャンバ61および62が形成されており、それらのうちのたとえばチャンバ61が冷却媒体をクーラー構造体60に供給し分配するために、チャンバ62がクーラー構造体60を通流した後の冷却媒体を収集するために用いられる。2つのチャンバ61と62は、図示の実施形態ではカバー58に設けられた開口部63の接続部を介して外部の冷却媒体循環回路に接続することができる。クーラー54が閉鎖されている場合、突起59はそれぞれカバー58の内側まで達し、そこで好ましくはカバーと結合されている。
【0053】
クーラー54またはその冷却素子55および/またはカバー56は、金属材料、たとえば銅、銅合金、アルミニウムまたはアルミニウム合金から作製されており、とりわけ冷却素子55はたとえば鋳造および/またはフライス加工によって作製されている。基本的に、とりわけたとえば冷却素子55をたとえば銅から、DCB技術を使用して作製することもできる。すなわち底部56を形成するプレートと、縁部57を形成するフレームと、突起59を形成する形状部材とから作製される。
【0054】
さらにクーラー54、およびここではとくにその冷却素子55をプラスチック、たとえばエポキシ樹脂から、好ましくは熱伝導性を向上させる少なくとも1つの添加物、たとえばグラファイトおよび/または炭素ナノ線維を含むプラスチックから作製することができる。
【0055】
カバー54と冷却素子55との接続は、クーラー54に使用される材料に応じて、たとえばDCB技術、ハンダ付け、または接着によって行われる。
【0056】
クーラー54の上、ここでは好ましくは開口部63と反対側の冷却素子55の下側には、やはり少なくとも1つの電気モジュール、たとえば電気モジュール41が、前に図12と13に関連して説明したのと同じように固定されている。
【0057】
クーラー54は、互いに対向する側にそれぞれ1つの冷却面を形成する。さらに、クーラー54を電気構成ユニットに多重に設けることができる。この場合、クーラー間にはそれぞれ電気構成素子またはモジュールユニットまたはモジュールがクーラー54と積層して設けられている。
【0058】
図15は、図1と同じような図示で電子構成ユニット1cを示す。この電子構成ユニット1cもとりわけ、2つの外側クーラー2と3、金属セラミック基板4と5に対応する2つの金属セラミック基板4aと5a、ならびに電気構成素子6を有し、金属セラミック基板4aと5aは、それぞれ中間層13と14を介してクーラー2と3に接続されている。構成ユニット1cは構成ユニット1とは実質的に、電気端子を形成するために少なくともセラミック7または19が、内側にある金属化部9または12とともに少なくとも側方でモジュールユニット16bから引き出されている点で異なる。ここで電気端子は、詳細には端子15a〜15dに対応して実施されている。
【0059】
図16は、金属セラミック基板4、5に対応する基板4bと5bのセラミック層の縁部領域にそれぞれ、この縁部領域を超えて突き出た部分4b1と5b1が設けられているモジュールユニット16cを示す。この部分4b1は部分5b1に対して、図16の平面図で両方の部分が可視であるようにずらされている。セラミック層の上に設けられた金属化部も対応して構成されている。この金属化部は部分4b1と5b1に外側端子を、たとえば端子15a〜15dの1つに対応する構成で形成する。
【0060】
図17は、偏平なクーラー64を簡素化した断面図に示す。このクーラー64は、開口側が互いにつながっており、互いに密に結合している2つのバスタブ状の冷却素子55からなる。2つのバスタブ状の冷却素子55によって形成され、外に向かって閉鎖されたクーラー64の内室には、一方の冷却素子55にある各突起59が他方の冷却素子55にある突起59につながるように突起59が配置されている。ここで好ましくは突起59は、それぞれたとえば伝熱性接着剤の使用、ハンダ付けまたはその他の適切なやり方で互いに熱的にも結合されてる。
【0061】
クーラー64は、互いに対向する側にそれぞれ1つの冷却面を形成する。さらに、クーラー64を電気構成ユニットに多重に設けることができる。この場合、クーラー64間にはそれぞれ電気構成素子またはモジュールユニットまたはモジュールがクーラー64と積層して設けられている。
【0062】
電気構成素子またはユニットが1つの接続層または複数の接続層を介して、たとえばハンダ層を介してそれぞれクーラーと、またはその冷却素子と結合されている場合、たとえばクーラー2、3、20〜22、33、54または64と結合されている場合、この接続層またはハンダ層に続くクーラーの壁の壁厚を非常に薄く構成するのが有利である。すなわち、とりわけクーラーの温度変化に起因する機械的応力がクーラーの薄い壁の柔軟性によって、したがってクーラー内で均衡され、これにより接続層またはハンダ層に伝達されないように薄くする。本発明のこの実施形態は、温度に起因する、または温度変動により形成される機械的応力はたとえば金属製のクーラーの薄い壁によって、材料品質および/または材料安定性を損なうことなしに、温度に起因して変化する機械的応力によってより早期に破壊される、隣接した接続層またはハンダ層の場合よりも格段に良好に吸収し、均衡することができるという認識に基づく。この実施形態により、電気構成ユニットの寿命を格段に改善することができる。ここで接続層またはハンダ層に隣接するクーラーの壁厚は、クーラーが金属、たとえば銅またはアルミニウムから形成される場合、好ましくは0.2mmから1.5mmの範囲にある。
【0063】
本発明を前記実施例に則して説明した。しかし本発明の基礎となる発明の技術思想を逸脱することなく、さらなる変更ならびにバリエーションが可能であることは自明である。
【符号の説明】
【0064】
1、1a、1b、1c 電気構成ユニット
2、3 クーラー
4、5 金属セラミック基板
4a、5a、4b、5b 金属セラミック基板
4b1、5b1 突起
6 電気構成素子、半導体構成素子
7 セラミック層
8、9 金属化部
10 セラミック層
11、12 金属化部
13、14 中間層
15、15a〜15d 外側電気端子
16 モジュールまたはモジュールユニット
16a 櫛状のモジュールユニット
16b、16c モジュールまたはモジュールユニット
16.1 溝
17 金属面
18 貫通コンタクト部
19 目標破壊個所
19.1 スリット
20、21、22 クーラー
23、24 冷却媒体用の接続部
25 スペースホルダ
26 パッキンリング
27 クーラー
28 プレート状の冷却素子
29 冷却チャネル
30、31 管部材
32 クーラーユニット
33 クーラーまたは冷却素子
34 冷却チャネル
35、36 管部材
40 電気構成ユニット
41 電気モジュール
42 クーラー
43 冷却プレート
44 冷却チャネル
45、46 管部材
47 金属セラミック基板
48 セラミック層
49、50 金属化部
51 電気構成素子
52 ハンダ介在層
53 ハンダ層
54 クーラー
55 バスタブ状の下部または冷却素子
56 底部
57 縁部
58 カバー
59 突起
60 クーラー構造体
61、62 チャンバ
63 開口部
64 クーラー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つのクーラー構造体と、少なくとも1つの電気構成素子(6)を金属セラミック基板(4、5、4a、5a、4b、5b)上に有する少なくとも1つの電気モジュール(16、16a、16b、16c)を備える電気構成ユニットであって、
前記少なくとも1つのモジュール(16、16a、16b、16c)は少なくとも2つの金属セラミック基板(4、5、4a、5a、4b、5b)を有し、該金属セラミック基板(4、5、4a、5a、4b、5b)はそれぞれ少なくとも1つのセラミック層(7、10)を有し、該セラミック層(7、10)の少なくとも1つの表面側には少なくとも部分的に構造化された第1の金属化部(9、12)が設けられており、
前記2つの金属セラミック基板(4、5、4a、5a、4b、5b)の、前記第1の金属化部(9、12)とは反対の側はそれぞれ、アクティブクーラー(2、3、20〜22、33)と少なくとも熱的に結合されており、
前記少なくとも1つの電気構成素子(6)は、前記2つの金属セラミック基板(4、5、4a、5a、4b、5b)の間に配置されており、少なくとも1つの金属セラミック基板(4、5、4a、5a、4b、5b)の第1の金属化部(9、12)と電気的に接続されており、かつ2つの基板の第1の金属化部(9、12)と熱的に結合されており、
1つの金属セラミック基板(4)の第1の金属化部(9)は、外側電気端子(15、15a〜15d)を形成する電気構成ユニットにおいて、
外側電気端子(15a、15b、15c)を形成するために、構造化された第1の金属化部(9)を備える少なくとも1つの金属セラミック基板(4)のセラミック層(7)が、モジュール(16)および/または電気構成ユニットの外面または外輪郭を超えて引き出されている、ことを特徴とする電気構成ユニット。
【請求項2】
少なくとも1つのハシゴの横木形のクーラー構造体を備える電気構成ユニットであって、該クーラー構造体は少なくとも3つの偏平なアクティブクーラー(20、21、22、27、33)を有し、当該アクティブクーラーは互いに平行にかつ互いに間隔を置いて配置され、冷却媒体の供給および排出のための管部材(35、36)の間を延在しており、
それぞれ2つのクーラー(20、21、22、27、33)の間には、少なくとも1つの電気構成素子(6)を備える少なくとも1つのモジュール(16、16a、16b、16c)がそれぞれは位置されており、該電気構成素子は、互いに隣接する2つのクーラー(20〜22)と、前記モジュールの対向する2つの側で少なくとも熱的に結合されている
電気構成ユニットにおいて、
前記各モジュール(16、16a、16b、16c)は少なくとも2つの金属セラミック基板(4、5、4a、5a、4b、5b)を有し、該金属セラミック基板(4、5、4a、5a、4b、5b)はそれぞれ少なくとも1つのセラミック層(7、10)を有し、該セラミック層(7、10)の少なくとも1つの表面側には少なくとも部分的に構造化された第1の金属化部(9、12)が設けられており、該セラミック層(7、10)は当該第1の金属化部(9、12)の反対側でそれぞれクーラー(2、3、20〜22、33)の1つと少なくとも熱的に結合されており、
前記少なくとも1つの電気構成素子(6)は、それぞれのモジュール(16、16a、16b、16c)の前記2つの金属セラミック基板(4、5、4a、5a、4b、5b)の間に配置されており、少なくとも1つの金属セラミック基板(4、5、4a、5a、4b、5b)の第1の金属化部(9、12)と電気的に接続され、かつ2つの基板の第1の金属化部(9、12)と熱的に結合されており、
少なくとも2つのモジュール(16)が、クーラー構造体(32)のクーラー(33)の上へ移動可能な1つの櫛状のモジュールユニット(16a)になるよう接続されている、ことを特徴とする電気構成ユニット。
【請求項3】
少なくとも1つのクーラー構造体と、少なくとも1つの電気構成素子(6)を金属セラミック基板(4、5、4a、5a、4b、5b)上に有する少なくとも1つの電気モジュール(16、16a、16b、16c)を備える電気構成ユニットにおいて、
前記少なくとも1つのモジュール(16、16a、16b、16c)は少なくとも2つの金属セラミック基板(4、5、4a、5a、4b、5b)を有し、該金属セラミック基板(4、5、4a、5a、4b、5b)はそれぞれ少なくとも1つのセラミック層(7、10)を有し、該セラミック層(7、10)の少なくとも1つの表面側には少なくとも部分的に構造化された第1の金属化部(9、12)が設けられており、
前記2つの金属セラミック基板(4、5、4a、5a、4b、5b)の、前記第1の金属化部(9、12)とは反対の側はそれぞれ、アクティブクーラー(2、3、20〜22、33)と少なくとも熱的に結合されており、
前記少なくとも1つの電気構成素子(6)は、前記2つの金属セラミック基板(4、5、4a、5a、4b、5b)の間に配置されており、少なくとも1つの金属セラミック基板(4、5、4a、5a、4b、5b)の第1の金属化部(9、12)と電気的に接続され、かつ2つの基板の第1の金属化部(9、12)と熱的に結合されている、ことを特徴とする電気構成ユニット。
【請求項4】
前記金属セラミック基板(4、5、4a、5a、4b、5b)の前記セラミック層(7、10)には、前記第1の金属化部(9、12)とは反対の表面側で第2の金属化部(8、11)が設けられており、該第2の金属化部は、たとえば熱伝導性の中間層(13、14)を介して、それぞれのクーラーと少なくとも熱的に結合されている、ことを特徴とする請求項1から3までのいずれか一項に記載の電気構成ユニット。
【請求項5】
金属セラミック基板(4)の前記第1の金属化部(9)に、前記モジュール(16)の外面を超えて突き出た外側電気端子(15、15a〜15d)が設けられている、ことを特徴とする請求項1から4までのいずれか一項に記載の電気構成ユニット。
【請求項6】
前記電気端子(15)は、第1の金属化部と接続されたリード、たとえばリードフレームのリードである、ことを特徴とする請求項5に記載の電気構成ユニット。
【請求項7】
電気端子を形成するために、構造化された第1の金属化部(9)を少なくとも備える少なくとも1つの金属セラミック基板(4)のセラミック層(7)が、前記モジュール(16)および/または電気構成ユニットの外面または外輪郭を超えて引き出されており、
前記端子(15a、15b、15c)の領域には、前記セラミック層(7)の、前記第1の金属化部(9)とは反対の側に金属面(17)が設けられており、該金属面は金属貫通コンタクト部(18)を介して前記第1の金属化部と電気的かつ機械的に接続している、ことを特徴とする請求項5または6に記載の電気構成ユニット。
【請求項8】
前記セラミック層(7)には前記端子(15a、15b、15c)の領域で、目標破壊個所(19)または貫通スリット(19.1)が設けられている、ことを特徴とする請求項1から7までのいずれか一項に記載の電気構成ユニット。
【請求項9】
少なくとも1つのモジュール(16、16a、16b、16c)を電力モジュールとして構成する場合、電気電力端子(15、15a〜15d)の少なくとも外側全体が、ただ1つの金属セラミック基板(4)に設けられており、および/または前記電気構成ユニットおよび/または前記モジュール(16)の共通の側を超えて突き出ている、ことを特徴とする請求項1から8までのいずれか一項に記載の電気構成ユニット。
【請求項10】
前記クーラー構造体が、互いに平行かつ互いに間隔を置いて配置された少なくとも3つのクーラー(20、21、22、27、33)を有しており、それぞれ2つのクーラー(20、21、22、27、33)の間にはそれぞれ少なくとも1つのモジュール(16、16a、16b、16c)が配置されており、該モジュール(16、16a、16b、16c)は互いに隣接する2つのクーラー(20〜22)と、モジュールの互いに対向する2つの側で少なくとも熱的に結合されている、ことを特徴とする請求項1から9までのいずれか一項に記載の電気構成ユニット。
【請求項11】
前記クーラー(20、21、22)は、スペースホルダ(25)を介して互いに接続されており、
少なくとも複数のスペースホルダ(25)内に設けられた開口部に、前記クーラー(20、21、22)にある開口部が補充され、冷却媒体の供給および排出のためのチャネルが形成されている、ことを特徴とする請求項1から10までのいずれか一項に記載の電気構成ユニット。
【請求項12】
前記クーラー構造体を形成するクーラー(2、3、20、21、22)は、互いに接合されたプレートの複数の面から多層に作製されている、ことを特徴とする請求項1から11までのいずれか一項に記載の電気構成ユニット。
【請求項13】
前記クーラー(27、33)は少なくとも部分的に、多数の冷却チャネル(29、34)を備える偏平プロフィールからなるプレート(28)によって形成されている、ことを特徴とする請求項1から12までのいずれか一項に記載の電気構成ユニット。
【請求項14】
前記クーラー構造体(32)は、たとえば管部材(35、36)によって形成された少なくとも2つのチャンバと、当該チャンバの間に延在する少なくとも2つの偏平なクーラー(33)とを有し、該偏平なクーラー(33)のクーラーチャネル(34)が前記チャンバと接続されており、
該チャンバの長手伸長部は、前記偏平なクーラー(33)の表面側に対して垂直または横方向に配置されている、ことを特徴とする請求項1から13までのいずれか一項に記載の電気構成ユニット。
【請求項15】
少なくとも2つのモジュール(16)が、クーラー構造体(32)のクーラー(33)の上へ移動可能な櫛状の1つのモジュールユニット(16)になるよう接続されている、ことを特徴とする請求項1から14までのいずれか一項に記載の電気構成ユニット。
【請求項16】
前記クーラー(2、3、21、22、27、33)は、偏平なプレート状のクーラーである、ことを特徴とする請求項1から15までのいずれか一項に記載の電気構成ユニット。
【請求項17】
前記クーラー(2、3、21、22、27、33)は、ミクロまたはマクロ冷却チャネルを備えるクーラー、とりわけ複数の空間軸に常時分岐する冷却チャネルを備えるクーラー、場合により柱と冷却チャネルに入り込む熱を伝達する平面または翼とを備えるクーラーである、ことを特徴とする請求項1から16までのいずれか一項に記載の電気構成ユニット。
【請求項18】
前記クーラー構造体のクーラー(2、3、21、22、27、33)は同一に構成されている、ことを特徴とする請求項1から17までのいずれか一項に記載の電気構成ユニット。
【請求項19】
金属セラミック基板(4a、5a)が、とりわけ電気端子(15a〜15d)を形成するために共通の側または異なる側で、モジュールユニット(16b)から引き出されている、ことを特徴とする請求項1から18までのいずれか一項に記載の電気構成ユニット。
【請求項20】
少なくとも1つのモジュール(16c)の前記金属セラミック基板(4b、5b)には、該モジュールの少なくとも一方の側に、当該側を超える突き出る部分(4b1、5b1)が設けられており、
前記金属セラミック基板(4b、5b)の当該部分は、前記基板の表面側に対して平行の軸方向でも互いにずらされている、ことを特徴とする請求項1から19までのいずれか一項に記載の電気構成ユニット。
【請求項21】
金属セラミック基板(47)上に電気構成素子(51)を有する少なくとも1つのモジュールと少なくとも1つのクーラー(42)とからなる電気構成ユニットであって、前記クーラー(42)は、電気モジュール(41)または前記金属セラミック基板(47)と少なくとも熱的に結合しており、かつ冷却媒体、たとえば液体冷却媒体、たとえば水が通流することのできる冷却チャネル(44)を有する電気構成ユニット
において、
前記少なくとも1つのクーラー(42)は、プロフィール方向に伸長する冷却チャネルとして使用される多数のチャネルを備える金属材料製またはプラスチック製の偏平プロフィールによって形成されている、ことを特徴とする電気構成ユニット。
【請求項22】
少なくとも1つのクーラー(2、3、21、22、27、33)または偏平プロフィールは、金属材料、たとえば銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金および/またはプラスチック、たとえばグラファイトおよび/またはカーボンナノ線維材料の形の熱伝導性改善添加物を含むプラスチックから作製されている、ことを特徴とする請求項21に記載の電気構成ユニット。
【請求項23】
前記冷却チャネル(29、34、44)はそれぞれ、たとえば1つの管部材(30、31、35、36)によって形成されたチャンバに両側で開口している、ことを特徴とする請求項1から22までのいずれか一項に記載の電気構成ユニット。
【請求項24】
金属セラミック基板(47)上に電気構成素子(51)を有する少なくとも1つのモジュールと少なくとも1つのクーラー(42)とからなる電気構成ユニットであって、前記クーラー(42)は、電気モジュール(41)または前記金属セラミック基板(47)と少なくとも熱的に結合しており、かつ冷却媒体、たとえば液体冷却媒体、たとえば水が通流することのできる冷却チャネル(44)を有する電気構成ユニット
において、
前記少なくとも1つのクーラー(54、64)は、冷却媒体が通流するクーラー内室を形成するバスタブ状の冷却素子(55)と、該冷却素子を底部(56)に対向する側で密に閉鎖するカバー部材(58)とから形成されている、
【請求項25】
前記冷却素子(55)およびカバー部材(58)は、好ましくは熱伝導性改善充填物を備えるアルミニウム、アルミニウム合金またはプラスチックから作製されている、ことを特徴とする請求項24に記載の電気構成ユニット。
【請求項26】
前記カバー部材は、好ましくはバスタブ状の前記冷却素子(55)と同様に同じバスタブ状であり、または偏平なカバー(58)として構成されている、ことを特徴とする請求項24または25に記載の電気構成ユニット。
【請求項27】
前記カバー部材と冷却素子(55)は、接着により、好ましくは伝熱性接着剤を使用して互いに接続されている、ことを特徴とする請求項24から26までのいずれか一項に記載の電気構成ユニット。
【請求項28】
前記少なくとも1つの冷却素子(55)は形状部材として、および/または材料引出し加工によって作製されている、ことを特徴とする請求項24から27までのいずれか一項に記載の電気構成ユニット。
【請求項29】
前記少なくとも1つのモジュール(41)は前記底部(56)の外側に固定されている、ことを特徴とする請求項24から28までのいずれか一項に記載の電気構成ユニット。
【請求項30】
前記電気モジュール(16、16a、16b、16c、41)または該電気モジュールの金属セラミック基板(4、5、47)は、少なくとも1つの中間層(13、14、52、53)を介してそれぞれクーラー(2、3、27、33、42、54、64)と接続されている、ことを特徴とする請求項1から29までのいずれか一項に記載の電気構成ユニット。
【請求項31】
前記中間層(13、14)は、金属、たとえばハンダ、伝熱性接着剤または伝熱性ペーストから形成されている、ことを特徴とする請求項30に記載の電気構成ユニット。
【請求項32】
前記中間層は、ハンダ介在層ならびにハンダ層である、ことを特徴とする請求項30または31に記載の電気構成ユニット。
【請求項33】
前記中間層は、接着剤介在層および伝熱性接着剤からなる層である、ことを特徴とする請求項30または31に記載の電気構成ユニット。
【請求項34】
前記セラミック層は、Al、Al+ZrO、AlNおよび/またはSiからなる、ことを特徴とする請求項1から33までのいずれか一項に記載の電気構成ユニット。
【請求項35】
前記各セラミック金属基板(4、5、47)は、AMB技術、DCB技術および/またはDAB技術を使用して作製されている、ことを特徴とする請求項1から34までのいずれか一項に記載の電気構成ユニット。
【請求項36】
前記金属セラミック基板(4、5、47)のセラミック層(7、10、48)は0.15〜2.0mmの範囲の厚さを有する、ことを特徴とする請求項1から35までのいずれか一項に記載の電気構成ユニット。
【請求項37】
少なくとも1つの金属化部(8、9、11、12、49、50)は、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金からなり、および/または0.012〜0.8mmの範囲の厚さを有する、ことを特徴とする請求項1から36までのいずれか一項に記載の電気構成ユニット。
【請求項38】
少なくとも1つの金属化部は、Ag、Ag−Pd、Ag−Pt、W/Ni、Mo−Mn/Niからなる単層または多層であり、および/または0.01〜0.9mmの範囲の厚さを有する、ことを特徴とする請求項1から37までのいずれか一項に記載の電気構成ユニット。
【請求項39】
前記ハンダ介在層は、Ni、Cuおよび/またはNiPからなり、および/またはコールドスプレー、プラズマ溶射、および/または火炎溶射により施与されている、ことを特徴とする請求項1から38までのいずれか一項に記載の電気構成ユニット。
【請求項40】
前記接着剤介在層はAlにより形成され、および/または0.01〜0.1mmの範囲の厚さを有する、ことを特徴とする請求項1から39までのいずれか一項に記載の電気構成ユニット。
【請求項41】
前記ハンダ層は、Sn合金、Pb合金、Bi合金、In合金および/またはAgからなり、および/または0.02〜0.5mmの範囲の厚さを有する、ことを特徴とする請求項1から40までのいずれか一項に記載の電気構成ユニット。
【請求項42】
前記ハンダ介在層は、膨張率が7〜12ppmの金属材料、たとえばCuWおよび/またはCuMoからなる、ことを特徴とする請求項1から41までのいずれか一項に記載の電気構成ユニット。
【請求項43】
基板(4、5、4a、5a、4b、5b)が少なくとも1つの中間層を介してクーラー(2、3、27、33、42、54、64)にボンディングされている場合、該中間層に隣接するクーラー壁の厚さは、温度に起因する機械的応力がクーラー壁の柔軟性によって補償され、少なくとも1つの中間層から遠ざけられているように、または少なくとも十分に遠ざけられているように小さく選択されており、
前記クーラー壁の厚さはたとえば0.2mmから1.5mmの範囲にある、ことを特徴とする請求項1から42までのいずれか一項に記載の電気構成ユニット。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17】
image rotate


【公表番号】特表2012−528471(P2012−528471A)
【公表日】平成24年11月12日(2012.11.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−512201(P2012−512201)
【出願日】平成22年5月20日(2010.5.20)
【国際出願番号】PCT/DE2010/000566
【国際公開番号】WO2010/136017
【国際公開日】平成22年12月2日(2010.12.2)
【出願人】(506417832)キュラミーク エレクトロニクス ゲーエムベーハー (9)
【Fターム(参考)】