説明

化粧料

【課題】安定性に優れ、皮膚に軽い感触と優れた付着感を与え、持ちの良い化粧を形成する化粧料を提供することを目的とする。
【解決手段】a)化粧料の1〜50重量%の下記式(1)で示されるシリコーン化合物、
{(CHSiO}SiR (1)
(ここでRは炭素数2〜10のアルキル基である)、
化粧料の0.1〜20重量%の、ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン、ポリグリセリン変性オルガノポリシロキサン、及びポリオキシアルキレン・アルキル共変性オルガノポリシロキサンからなる群より選ばれる少なくとも1種の非イオン性界面活性剤、及び
水、
を含む化粧料。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
a)化粧料の1〜50重量%の下記式(1)で示されるシリコーン化合物、
{(CHSiO}SiR (1)
(ここでRは炭素数2〜10のアルキル基である)、
化粧料の0.1〜20重量%の、ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン、ポリグリセリン変性オルガノポリシロキサン、及びポリオキシアルキレン・アルキル共変性オルガノポリシロキサンからなる群より選ばれる少なくとも1種の非イオン性界面活性剤、及び
水、
を含む化粧料。
【請求項2】
前記非イオン性界面活性剤が、ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサンである、請求項1記載の化粧料。
【請求項3】
b)油剤、但しa)シリコーン化合物を除く、をさらに含む請求項1または2記載の化粧料。
【請求項4】
b)油剤の少なくとも一部が、常温で液状である、請求項3記載の化粧料。
【請求項5】
b)油剤の少なくとも一部がシリコーン油である、請求項3又は4記載の化粧料。
【請求項6】
前記シリコーン油が、下記式(2)で示される直鎖状オルガノポリシロキサン、式(3)で示される環状オルガノポリシロキサン及び式(4)で示される分岐状オルガノポリシロキサンより選ばれる少なくとも一種である、請求項5記載の化粧料。
【化1】


【化2】


(CH4−rSi{OSi(CH (4)
(ここでRは、水素原子、水酸基又は炭素数2〜20の1価の非置換又はフッ素置換アルキル基、アリール基、アミノ置換アルキル基、アルコキシ基及び式(CHSiO{(CH)2SiO}Si(CHCHCH−で示される基から選択される基であり、mは0〜1000の整数、nは0〜1000の整数、但し、m+nは1〜2000の整数、x及びyは0、1、2又は3、p及びqは0〜8の整数であり、3≦p+q≦8、rは1〜4の整数、sは0〜500の整数である)
【請求項7】
b)油剤の少なくとも一部が、上記(2)式におけるRの一部が炭素数2〜20のアミノ置換アルキル基またはフッ素置換アルキル基である直鎖状オルガノポリシロキサン、−{(CFCHCH)(CH)SiO}−単位からなる環状オルガノポリシロキサン、パーフルオロポリエーテル、パーフルオロデカリン、及びパーフルオロオクタンの中から選択される少なくとも1種の油剤である請求項6記載の化粧料。
【請求項8】
c)アルコール性水酸基を有する化合物、但し高級アルコールを除く、をさらに含有する請求項2〜7のいずれか1項記載の化粧料。
【請求項9】
c)アルコール性水酸基を有する化合物が、水溶性で且つ炭素数が2〜10の、一価及び/又は多価アルコールである請求項8記載の化粧料。
【請求項10】
d)水溶性高分子及び/又は水膨潤性高分子をさらに含む請求項1〜9のいずれか一項記載の化粧料。
【請求項11】
f)粉体及び/又は着色剤をさらに含む請求項1〜10のいずれか1項記載の化粧料。
【請求項12】
f)成分の粉体の少なくとも一部が、シリコーンエラストマー球状粉体、球状ポリメチルシルセスキオキサン粉体、ポリメチルシルセスキオキサンで表面を被覆されたシリコーンエラストマー球状粉体、ポリエチレンパウダー、ポリプロピレンパウダー、ポリテトラフルオロエチレンパウダー、及びポリウレタンパウダーの中から選択される少なくとも1種類の粉体である請求項11記載の化粧料。
【請求項13】
g)界面活性剤、ただし、請求項1記載の非イオン性界面活性剤を除く、をさらに含む請求項1〜12のいずれか1項記載の化粧料。
【請求項14】
h)架橋型オルガノポリシロキサンをさらに含む請求項1〜13のいずれか1項記載の化粧料。
【請求項15】
h)架橋型オルガノポリシロキサンが、自重以上の、0.65mm/s〜100mm/sの低粘度シリコーンを含み膨潤することを特徴とする架橋型オルガノポリシロキサンである請求項14記載の化粧料。
【請求項16】
h)架橋型オルガノポリシロキサンが、分子中に二つ以上のビニル性反応部位を有する架橋剤と、珪素原子に結合した水素原子を有するハイドロジェンポリシロキサンとを付加反応させることにより架橋構造が形成されてなる架橋型オルガノポリシロキサンである請求項16記載の化粧料。
【請求項17】
h)架橋型オルガノポリシロキサンが、ポリオキシアルキレン部分、ポリグリセリン部分、アルキル部分、アリール部分、及びフルオロアルキル部分から選ばれる少なくとも一種の部分を架橋構造中に有する、請求項16記載の化粧料。
【請求項18】
架橋剤が、ポリオキシアルキレン部分及び/又はポリグリセリン部分を有する、請求項16又は17記載の化粧料。
【請求項19】
i)25℃でガム状ないし固体状であり、かつデカメチルシクロペンタシロキサンに溶解するシリコーン樹脂をさらに含む請求項1〜18のいずれか1項記載の化粧料。
【請求項20】
i)シリコーン樹脂がMQ、MT、MDQ、MDT、MTQ、MDTQ、TD、TQ、またはTDQで表されるシリコーン網状化合物である請求項19記載の化粧料。
【請求項21】
i)シリコーン樹脂が、ピロリドン部分、長鎖アルキル部分、ポリオキシアルキレン部分、フルオロアルキル部分、及びアミノ部分からなる群より選ばれる少なくとも1種の部分を有する、請求項20記載の化粧料。
【請求項22】
j)アクリルシリコーン樹脂をさらに含む請求項1〜21のいずれか1項記載の化粧料。
【請求項23】
j)アクリルシリコーン樹脂が、ピロリドン部分、長鎖アルキル部分、ポリオキシアルキレン部分、及びフルオロアルキル部分からなる群より選ばれる少なくとも1種の部分を分子中に有する、請求項22記載の化粧料。
【請求項24】
k)紫外線防御成分をさらに含む請求項1〜23のいずれか1項記載の化粧料。
【請求項25】
化粧料が、スキンケア製品、頭髪製品、制汗剤製品、メイクアップ製品、又は紫外線防御製品である請求項1〜24のいずれか1項記載の化粧料。
【請求項26】
製品の形態が、液状、乳液状、クリーム状、固形状、ペースト状、ゲル状、粉末状、多層状、ムース状、又はスプレー状の何れかである請求項1〜25のいずれか1項記載の化粧料。

【公開番号】特開2006−213730(P2006−213730A)
【公開日】平成18年8月17日(2006.8.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−125610(P2006−125610)
【出願日】平成18年4月28日(2006.4.28)
【分割の表示】特願2003−147135(P2003−147135)の分割
【原出願日】平成15年5月26日(2003.5.26)
【出願人】(000002060)信越化学工業株式会社 (3,361)
【Fターム(参考)】