説明

半導体装置の製造方法

【課題】半導体基板の面内方向における構成部材間の距離を短縮し、且つ所望の位置に良好な位置精度で構成部材を形成する半導体装置の製造方法を提供すること。
【解決手段】第3の構成部材のうち、長手方向における第1の構成部材と第2の構成部材との間に対向する位置から長手方向における第1の構成部材側の端部までの第1領域と、第1の構成部材とを形成するための第1のマスクパターンを半導体基板上に同時にリソグラフィにより転写する工程と、第3の構成部材のうち第1領域外の領域を含む第2領域と、第2の構成部材を形成するための第2のマスクパターンを半導体基板上に同時にリソグラフィにより転写する工程と、第1のマスクパターンと第2のマスクパターンとを用いて半導体基板上に第1の構成部材と第2の構成部材と第3の構成部材とを形成する工程と、を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体装置の製造方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
半導体装置の小面積化、小型化が進むにつれて、高集積SRAM(Static Random Access Memory)においては、ゲート電極の長手方向において隣接するゲート電極間の距離は短くなり、現在は要求される距離がフォトリソグラフィ技術の解像度の限界を超えている。しかしながら、半導体装置の小面積化、小型化のためにゲート電極間の距離のさらなる短縮が求められている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
また、ゲート電極の短手方向において隣接するゲート電極間にはコンタクトが形成されるが、ゲート電極とコンタクトとが短絡しないように、コンタクトを形成する際のコンタクトホールの位置をゲート電極間において精度良く位置合わせする必要がある。しかしながら、さらなる半導体装置の小面積化、小型化のためにゲート電極の短手方向においても隣接するゲート電極間の距離の短縮が求められている。このため、ゲート電極−コンタクト間の距離もさらに短くなるため、コンタクトホールの位置合わせが難しくなっている。
【0004】
また、上述したような配置パターン間の距離の短縮はゲート電極に限らず、配線層においても同様であり、配置パターン間の距離のさらなる短縮が求められている。
【0005】
【特許文献1】特開2004−356469号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、半導体基板の面内方向における構成部材間の距離を短縮し、且つ所望の位置に良好な位置精度で構成部材を形成することができる半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願発明の一態様によれば、第1の構成部材と、前記第1の構成部材の長手方向の延長上において前記第1の構成部材と離間して延在する第2の構成部材と、前記第1の構成部材及び第2の構成部材の短手方向において前記第1の構成部材および前記第2の構成部材と離間し、且つ前記第1の構成部材および前記第2の構成部材とその一部において対向する第3の構成部材と、を半導体基板上に備える半導体装置の製造方法であって、前記第3の構成部材のうち、前記長手方向における前記第1の構成部材と前記第2の構成部材との間に対向する位置から前記長手方向における前記第1の構成部材側の端部までの第1領域と、前記第1の構成部材とを形成するための第1のマスクパターンを半導体基板上に同時にリソグラフィにより転写する工程と、前記第3の構成部材のうち前記第1領域外の領域を含む第2領域と、前記第2の構成部材を形成するための第2のマスクパターンを前記半導体基板上に同時にリソグラフィにより転写する工程と、前記第1のマスクパターンと前記第2のマスクパターンとを用いて前記半導体基板上に前記第1の構成部材と前記第2の構成部材と前記第3の構成部材とを形成する工程と、を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法が提供される。
【0008】
また、本願発明の一態様によれば、第1の構成部材と、前記第1の構成部材の長手方向の延長上において前記第1の構成部材と離間して延在する第2の構成部材と、前記第1の構成部材及び第2の構成部材の短手方向において前記第1の構成部材および前記第2の構成部材と離間し、且つ前記第1の構成部材および前記第2の構成部材とその一部において対向する第3の構成部材と、前記第1の構成部材と前記第3の構成部材との間の領域において前記第1の構成部材および前記第3の構成部材の双方と離間して設けられた第1のコンタクトと、前記第2の構成部材と前記第3の構成部材との間の領域において前記第2の構成部材および前記第3の構成部材の双方と離間して設けられた第2のコンタクトと、を半導体基板上に備える半導体装置の製造方法であって、前記第3の構成部材のうち、前記長手方向における前記第1の構成部材と前記第2の構成部材との間に対向する位置から前記長手方向における前記第1の構成部材側の端部までの第1領域と、前記第1の構成部材とを形成するための第1のマスクパターンを半導体基板上に同時にリソグラフィにより転写する工程と、前記第3の構成部材のうち前記第1領域外の領域を含む第2領域と、前記第2の構成部材を形成するための第2のマスクパターンを前記半導体基板上に同時にリソグラフィにより転写する工程と、前記第1のマスクパターンと前記第2のマスクパターンとを用いて前記半導体基板上に前記第1の構成部材と前記第2の構成部材と前記第3の構成部材とを形成する工程と、前記第1のコンタクトを形成するための第3のマスクパターンを、形成した前記第1の構成部材および前記第3の構成部材に対して位置合わせをしてリソグラフィにより前記半導体基板上に形成する工程と、前記第2のコンタクトを形成するための第3のマスクパターンを、形成した前記第2の構成部材および前記第3の構成部材に対して位置合わせをしてリソグラフィにより前記半導体基板上に形成する工程と、前記第3のマスクパターンと前記第4のマスクパターンとを用いて前記半導体基板上に前記第1のコンタクト形成用のコンタクトホールと前記第2のコンタクト形成用のコンタクトホールとを形成する工程と、を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法が提供される。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、半導体基板の面内方向における構成部材間の距離を短縮し、且つ所望の位置に良好な位置精度で構成部材を形成することができる半導体装置の製造方法を提供することができる
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる半導体装置の実施の形態を詳細に説明する。なお、本発明は以下の記述に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。また、以下に示す図面においては、理解の容易のため、各部材の縮尺が実際とは異なる場合がある。各図面間においても同様である。また、本発明と直接関係のない部材については図示等の説明を省略する。
【0011】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる半導体装置であって6トランジスタが点対称型でレイアウトされた高集積SRAMの一部の構成を説明する図であり、図1(a)は平面図、図1(b)は断面図である。この半導体装置は、半導体基板上において複数のトランジスタ(図示省略)が素子形成領域(活性領域)111内に設けられている。この素子形成領域111は、素子分離領域112に取り囲まれることにより区画形成されている。また、各素子形成領域111内の半導体基板内には、トランジスタのソースおよびドレインとなる2つの不純物拡散層が設けられる(図示省略)。
【0012】
この2つの拡散層間の半導体基板上に、シリコン酸化膜からなるゲート絶縁膜(図示層略)を介してポリシリコンからなる略矩形形状の複数のゲート電極121が略平行に設けられ、さらに該ゲート電極121を覆って半導体基板の全面に層間絶縁膜122が設けられている。また、層間絶縁膜122内には、不純物拡散層またはゲート電極121に導通するコンタクトホールA113およびコンタクトホールB114が複数設けられる。なお、図1(a)および図1(b)は、層間絶縁膜122にコンタクトホールA113およびコンタクトホールB114が形成された状態を示しており、図1(a)においては、層間絶縁膜122を透過して見た状態を示している。
【0013】
本実施の形態では、ゲート電極121の長手方向(図1(a)におけるX方向。以下、長手方向と呼ぶ。)において隣接するゲート電極121は、略同一線上に配置されている。また、長手方向(図1(a)におけるX方向)において隣接するゲート電極121間の距離LX1は、フォトリソグラフィ技術の解像度の限界を超えた非常に短い距離とされており、形成が非常に困難な構成とされている。
【0014】
また、ゲート電極121の短手方向(図1(a)におけるY方向。以下、短手方向と呼ぶ。)において隣接するゲート電極121間にはコンタクトホールA113またはコンタクトホールB114が形成されているが、ゲート電極121−コンタクトホールA113間の距離、ゲート電極121−コンタクトホール114間の距離LY1は、フォトリソグラフィ技術の解像度の限界を超えた非常に短い距離とされている。このため、コンタクトホールA113またはコンタクトホールB114を用いて形成されるコンタクトとゲート電極121とを短絡させないようにコンタクトホールA113、コンタクトホールB114を所定の位置に形成することが非常に困難な構成とされている。このように半導体基板の面内方向における部材間の距離をフォトリソグラフィ技術の解像度の限界を超えた短い長さとすることにより、本実施の形態にかかるSRAMは、トランジスタが高集積され、小面積化が図られたSRAMが実現されている。
【0015】
以下、上述した本実施の形態にかかるSRAMの製造方法について図2〜図13を用いて説明する。図2〜図13は本実施の形態にかかるSRAMの製造方法を説明するための図であり、各図の(a)は平面図であり、各図の(b)は、各図の(a)のA−Aにおける断面図である。なお、以下の説明ではゲート絶縁膜の形成については省略する。まず図2に示すように半導体装置の設計レイアウトの中から、SRAM部の設計レイアウトを抽出し、抽出された設計レイアウトからゲート電極121の矩形パターン121pを抽出する。
【0016】
次に、抽出した各ゲート電極121の矩形パターン121pを、図3に示すように各矩形パターンの長手方向(図3におけるX方向)の中間位置を境界にして略矩形形状のゲートパターンA(以下、ゲートAと呼ぶ)11とゲートパターンB(以下、ゲートBと呼ぶ)12との略矩形形状の2つのパターンに分割し、ゲート電極121の設計レイアウトをゲートA11とゲートB12との2つに分割する。なお、ここでは、各矩形パターンの長手方向の中間位置を境界にして各矩形パターンを2つのパターンに分割したが、この境界は、短手方向において対向する他の2つのゲート電極121間の位置で有ればよい。
【0017】
そして、分割されたそれぞれのレイアウトに対し、半導体基板上に設計値どおりのパターンが形成されるように、光近接効果補正(OPC:Optical Proximity Correction)を用いて補正されたゲート電極パターンが形成されたフォトマスクを作製する。すなわち、ゲートA用フォトマスクと、ゲートB用フォトマスクと、の2つのフォトマスクを作製する。このとき、フォトマスクにおけるゲートAとゲートBとのパターンは、図4に示すようにゲートA11とゲートB12とが矩形パターンの長手方向において互いが数十nm程度重なるように形成される。
【0018】
次に、SRAM部の設計レイアウトからコンタクトホールの設計レイアウトを抽出する。そして、その設計レイアウトの中から、図5に示すように短手方向(図5におけるY方向)において隣接する2つのゲートA11間に挟まれた正方形状のコンタクトホールをコンタクトホールパターンA13として設定する。また、図5に示すように短手方向(図5におけるY方向)において隣接する2つのゲートB12間に挟まれた正方形状のコンタクトホールパターンをコンタクトホールパターンB14として設定する。これにより、コンタクトホールの設計レイアウトをコンタクトホールパターンA13とコンタクトホールパターンB14との2つに分割する。
【0019】
なお、その他のコンタクトホールパターンは、プロセスマージンに応じてコンタクトホールパターンA13かコンタクトホールパターンB14に分類する。そして、分割されたそれぞれのレイアウトに対し、半導体基板上に設計値どおりのパターンが形成されるように、光近接効果補正(OPC:Optical Proximity Correction)を用いて補正されたコンタクトホールパターン又は解像されない補助パターンが付加されたコンタクトホールパターンが形成されたフォトマスクを作製する。すなわち、コンタクトホールパターンA用フォトマスクと、コンタクトホールパターンB用フォトマスクと、の2つのフォトマスクを作製する。
【0020】
次に、図6(a)、(b)に示すように素子分離領域112に取り囲まれることにより区画形成された素子形成領域111が形成された半導体基板の主面上にゲート電極形成用のポリシリコン膜121aを形成し、その上に第1のハードマスク膜131aとして例えばシリコン窒化膜を形成する。そして、ゲートA用のフォトマスクを用いたフォトリソグラフィにより、図6(a)、(b)に示すように第1のハードマスク膜131a上に第1のレジストパターン132を形成する。これにより、半導体基板の主面上におけるゲートA11に対応した位置に第1のレジストパターン132が形成される。その後、必要に応じてエッチングにより第1のレジストパターン132のスリミング処理を行う。
【0021】
次に、第1のレジストパターン132をマスクとして用いて第1のハードマスク膜131aをエッチングし、図7(a)、(b)に示すようにポリシリコン膜121a上に第1のハードマスクパターン131を形成する。これにより、ゲートA11に対応した位置に第1のハードマスクパターン131が形成される。
【0022】
次に、ゲートB用のフォトマスクを用いたフォトリソグラフィにより、図8(a)、(b)に示すようにゲートB12に対応した位置に第2のレジストパターン133を形成する。また、ゲートA用フォトマスクのパターンとゲートB用フォトマスクのパターンとは、図4に示すように矩形パターンの長手方向において互いが数十nm程度重なるように形成されているため、第2のレジストパターン133はその一部が第1のハードマスクパターン131と重なって形成される。なお、第2のレジストパターン133は、矩形パターン121pの領域であって少なくとも第1のハードマスクパターン131の領域以外の全領域に形成される。その後、必要に応じてエッチングにより第2のレジストパターン133のスリミング処理を行う。
【0023】
次に、第1のハードマスクパターン131と第2のレジストパターン133とをマスクとして用いてポリシリコン膜121aをエッチングし、第1のハードマスクパターン131と第2のレジストパターン133とを除去することで、図9(a)、(b)に示すようにゲート電極121を形成する。
【0024】
次に、図10(a)、(b)に示すように層間絶縁膜122、第2のハードマスク膜134aをこの順で半導体基板上に形成する。さらに第3のレジスト膜(図示せず)を半導体基板上に形成し、コンタクトホールパターンA用のフォトマスクを用いたフォトリソグラフィにより、図10(a)、(b)に示すように第3のレジストパターン135を形成し、コンタクトホールパターンA13を形成する。
【0025】
このとき、コンタクトホールパターンA13は、ゲートA11に対して位置合わせをして露光が行われる。すなわち、コンタクトホールパターンA13の一部は下地層のゲートA11に重ね合わせるように位置合わせされ、また、コンタクトホールパターンA13の他の一部は、短手方向に隣接するゲートA11間の領域においてゲートA11に重複しないように位置合わせされて、露光が行われる。そして、図10(a)、(b)に示すように、第3のレジストパターン135をマスクとして用いて第2のハードマスク膜134aをエッチングする。
【0026】
次に、第3のレジストパターン135を除去し、第4のレジスト膜(図示せず)を半導体基板上に形成し、コンタクトホールパターンB用のフォトマスクを用いたフォトリソグラフィにより、図11(a)、(b)に示すように第4のレジストパターン136を形成し、コンタクトホールパターンB14を形成する。
【0027】
このとき、コンタクトホールパターンB14は、ゲートB12に対して位置合わせをして露光が行われる。すなわち、コンタクトホールパターンB14の一部は下地層のゲートB12に重ね合わせるように位置合わせされ、また、コンタクトホールパターンB14の他の一部は短手方向に隣接するゲートB12間の領域においてゲートB12に重複しないように位置合わせされて、露光が行われる。そして、図11(a)、(b)に示すように、第4のレジストパターン136をマスクとして用いて第2のハードマスク膜134aをエッチングして第2のハードマスクパターン134を形成する。
【0028】
その後、第4のレジストパターン136を除去し、第2のハードマスクパターン134をマスクとして用いて層間絶縁膜122をエッチングすることによりコンタクトホールA113およびコンタクトホールB114を形成することにより、図1(a)、(b)に示した第1の実施の形態にかかる高集積SRAMが形成される。
【0029】
上述したように、本実施の形態にかかる高集積SRAMの製造方法によれば、ゲート電極121形成用のエッチングマスクをリソグラフィを用いて形成する際に、ゲート電極121のパターンを、パターンのライン端において同じ種類のパターン同士が向かい合わないようにゲートA11とゲートB12との2つのパターンに分割する。そして、分割したパターンをそれぞれ異なる2枚のフォトマスク上に配置して、2回の露光工程に分けてエッチングマスクに転写する。すなわち、長手方向において隣接するゲート電極121のパターン端を片方ずつ異なるフォトマスク上に配置し、2回の露光工程に分けてエッチングマスクに転写する。これにより、長手方向において隣接するゲート電極121間の距離であるLX1がフォトリソグラフィ技術の解像度の限界を超えた長さであっても、エッチングマスク形成の際の距離LX1に起因したフォトリソグラフィ工程の露光における寸法精度の劣化を防止することができ、長手方向における所望の位置に良好な位置精度で複数のゲート電極121を形成することができる。なお、ここでは分割したパターンをそれぞれ異なる2枚のフォトマスク上に配置して、2回の露光工程に分けてエッチングマスクに転写する場合について説明したが、分割したパターンを1枚のフォトマスクに別々に配置して、2回の露光工程に分けてエッチングマスクに転写してもよい。
【0030】
また、本実施の形態にかかる高集積SRAMの他の製造方法によれば、長手方向において重複する領域のゲート電極121のパターンを、同じ種類のパターン同士としてゲートA11とゲートB12との2つに分割する。そして、分割したパターンをそれぞれ異なる2枚のフォトマスク上に配置して、2回の露光工程に分けてエッチングマスクに転写する。短手方向においてゲートA11間の領域に配置されるコンタクトホールパターンA13は、ゲート電極121におけるゲートA11と直接位置合わせして露光が行われる。また、短手方向においてゲートB12間の領域に配置されるコンタクトホールパターンB14は、ゲート電極121におけるゲートB12と直接位置合わせして露光が行われる。
【0031】
これにより、コンタクトホールのパターンは隣接するゲート電極121のパターンのみと直接位置合わせされるため、短手方向において隣接するゲート電極121との間の距離である距離LY1がフォトリソグラフィ技術の解像度の限界を超えた長さであっても、ゲート電極121とコンタクトホールパターンとの重ね合わせ精度を劣化させることなく、所望の位置に良好な位置精度で複数のコンタクトホール113、114を形成することができる。また、コンタクトホールのパターンは隣接するゲート電極121のパターンのみと直接位置合わせされるため、短手方向において隣接するゲート電極121との間の距離である距離LY1や短手方向において隣接するゲート電極121の位置が間接位置合わせ精度の限界を超えている場合であっても、ゲート電極121とコンタクトホールパターンとの重ね合わせ精度を劣化させることなく、所望の位置に良好な位置精度で複数のコンタクトホール113、114を形成することができる。ここで、間接位置合わせ精度とは、例えば第1のコンタクトホールのパターンが短手方向において隣接する第1のゲート電極のパターンと個別に直接位置合わせされず、他の第2のコンタクトホールのパターンとこの第2のコンタクトホールのパターンに短手方向において隣接する第2のゲート電極のパターンとの位置合わせに従って第1のコンタクトホールのパターンの位置が決定される場合の、第1のコンタクトホールのパターンと第1のゲート電極のパターンとの位置合わせ精度である。
【0032】
したがって、本実施の形態にかかる高集積SRAMの製造方法によれば、長手方向において隣接するゲート電極間の距離、およびゲート電極とコンタクトホールとの間の距離を短縮しつつ、これらの部材を所望の位置に良好な位置精度で形成することができ、半導体装置の小面積化を図ることができる。
【0033】
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態では、第1の実施の形態の図1で示した高集積SRAMの他の製造方法について図12〜図16を用いて説明する。なお、図12〜図16は本実施の形態にかかるSRAMの製造方法を説明するための図であり、各図の(a)は平面図であり、各図の(b)は、各図の(a)のA−Aにおける断面図である。なお、以下の説明ではゲート絶縁膜の形成については省略する。
【0034】
まず上述した第1の実施の形態において図2〜図5を用いて説明した工程に従って、ゲートA用フォトマスク、ゲートB用フォトマスク、コンタクトホールパターンA用フォトマスク、コンタクトホールパターンB用フォトマスクを作製する。
【0035】
次に、図12(a)、(b)に示すように素子分離領域112に取り囲まれることにより区画形成された素子形成領域111が形成された半導体基板の主面上にゲート電極形成用のポリシリコン膜121aを形成し、その上に第1のハードマスク膜141aとして例えばシリコン窒化膜を形成し、さらにその上に、第2のハードマスク膜142aとして例えばシリコン酸化膜を形成する。そして、ゲートA用のフォトマスクを用いたフォトリソグラフィにより、図12(a)、(b)に示すように第2のハードマスク膜142a上に第1のレジストパターン143を形成する。これにより、半導体基板の主面上におけるゲートA11に対応した位置に第1のレジストパターン143が形成される。その後、必要に応じてエッチングにより第1のレジストパターン143のスリミング処理を行う。
【0036】
次に、第1のレジストパターン143をマスクとして用いて第2のハードマスク膜142aをエッチングし、図13(a)、(b)に示すように第1のハードマスク膜141a上に第2のハードマスクパターン142を形成する。これにより、半導体基板の主面上におけるゲートA11に対応した位置に第2のハードマスクパターン142が形成される。
【0037】
次に、ゲートB用のフォトマスクを用いたフォトリソグラフィにより、図14(a)、(b)に示すように半導体基板の主面上におけるゲートB12に対応した位置に第2のレジストパターン144を形成する。また、ゲートA用フォトマスクのパターンとゲートB用フォトマスクのパターンとは、図4に示すように矩形パターンの長手方向において互いが数十nm程度重なるように形成されているため、第2のレジストパターン144はその一部が第2のハードマスクパターン142と重なって形成される。その後、必要に応じてエッチングにより第2のレジストパターン144のスリミング処理を行う。
【0038】
次に、第2のハードマスクパターン142と第2のレジストパターン144とをマスクとして用いて第1のハードマスク膜141aをエッチングし、図15(a)、(b)に示すように第1のハードマスクパターン141を形成する。これにより、半導体基板の主面上におけるゲートA11およびゲートB12に対応した位置に第1のハードマスクパターン141が形成される。
【0039】
次に、第1のハードマスクパターン141をマスクとして用いてポリシリコン膜121aをエッチングし、図16(a)、(b)に示すようにゲート電極121を形成する。以後は、第1の実施の形態における層間絶縁膜122の形成(図10)以降の工程を実施することにより、図1で示した高集積SRAMを形成することができる。
【0040】
上述した本実施の形態にかかる高集積SRAMの他の製造方法においても、第1の実施の形態と同じ効果を得ることができる。すなわち、長手方向において隣接するゲート電極間の距離、およびゲート電極とコンタクトホールとの間の距離を短縮しつつ、これらの部材を所望の位置に良好な位置精度で形成することができ、半導体装置の小面積化を図ることができる。
【0041】
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態では、半導体装置におけるゲート電極の他の製造方法について説明する。図17は、第3の実施の形態にかかる半導体装置におけるゲート電極152の配置を説明するための図であり、図17(a)は平面図、図17(b)は断面図である。図17(a)、図17(b)においては、半導体基板151上にポリシリコンからなる略矩形形状の複数のゲート電極152(ゲート電極152A、ゲート電極152B、ゲート電極152C)が略平行に形成されている。
【0042】
ここで、ゲート電極152Aとゲート電極152Bとはゲート電極152の長手方向(図17(a)におけるX方向。以下、長手方向と呼ぶ)において距離LX2だけ離間して略同一線上に配置されている。距離LX2は、長手方向(図17(a)におけるX方向)において隣接するゲート電極152Aとゲート電極152Bとの距離である。また、ゲート電極152Cは、ゲート電極152Aとゲート電極152Bとに対してゲート電極152の短手方向(図17(a)におけるY方向。以下、短手方向と呼ぶ。)において距離LY2だけ離間して、且つ、長手方向(図17(a)におけるX方向)においてゲート電極152Aおよびゲート電極152Bにそれぞれ一部、例えば略同一長さだけ重複して配置されている。距離LY2は、短手方向(図17(a)におけるY方向)において隣接する、ゲート電極152Aとゲート電極152Cとの距離およびゲート電極152Bとゲート電極152Cとの距離である。なお、詳細にはゲート電極152の下部にはゲート絶縁膜が形成され、半導体基板151には素子形成領域や素子分離領域などが形成されるが、ここでは省略する。
【0043】
本実施の形態では、距離LX2は、フォトリソグラフィ技術の解像度の限界を超えた非常に短い距離とされており、形成が非常に困難な構成とされている。また、距離LY2は、フォトリソグラフィ技術の解像度の限界を超えた非常に短い距離とされており、形成が非常に困難な構成とされている。このようなレイアウトとすることで、本実施の形態にかかる半導体装置は、トランジスタが高集積され、小面積化が図られた半導体装置が実現されている。
【0044】
以下、上述した本実施の形態にかかる半導体装置におけるゲート電極の製造方法について図18〜図23を用いて説明する。図18〜図23は本実施の形態にかかる半導体装置の製造方法を説明するための図であり、各図の(a)は平面図であり、各図の(b)は、各図の(a)のA−Aにおける断面図である。また、以下の説明ではゲート絶縁膜の形成については省略する。まず図18に示すように半導体装置の設計レイアウトの中から、ゲート電極152の矩形パターン152pを抽出する。
【0045】
次に、抽出したゲート電極152の矩形パターン152pのうちゲート電極152Aの矩形パターン152pをゲートパターンA(以下、ゲートAと呼ぶ)153、ゲート電極152Bの矩形パターン152pをゲートパターンB(以下、ゲートBと呼ぶ)154としてゲート電極152の設計レイアウトをゲートA153とゲートB154との2つに分割する。
【0046】
また、ゲート電極152Cは、長手方向(図18(a)におけるX方向)においてゲート電極152Aの矩形パターン152p(ゲートA)とゲート電極152Bの矩形パターン152p(ゲートB)とのどちらにも重複(対向)しない位置を境界にして略矩形形状の2つのパターンに分割し、且つ短手方向(図18(a)におけるY方向)において隣接するパターンが異なるパターンとなるように、分割した2つのパターンをゲートA153とゲートB154とに分類する。すなわち、分割した2つのパターンのうち、短手方向(図18(a)におけるY方向)において、ゲート電極152Aの矩形パターン152p(ゲートA)と隣接する位置のゲート電極152Cの矩形パターン152pをゲートB154、ゲート電極152Bの矩形パターン152p(ゲートB)と隣接する位置のゲート電極152Cの矩形パターン152pをゲートA153とする。
【0047】
そして、分類されたそれぞれのレイアウトに対し、半導体基板上に設計値どおりのパターンが形成されるように、光近接効果補正(OPC:Optical Proximity Correction)を用いて補正されたゲート電極パターンが形成されたフォトマスクを作製する。すなわち、ゲートA用フォトマスクと、ゲートB用フォトマスクと、の2つのフォトマスクを作製する。このとき、フォトマスクにおけるゲートAとゲートBとのパターンは、図19に示すようにゲートA153とゲートB154とが長手方向において互いが数十nm程度重なるように形成される。
【0048】
次に、図20(a)、(b)に示すように半導体基板151の主面上にゲート電極形成用のポリシリコン膜152aを形成し、その上にハードマスク膜161aとして例えばシリコン窒化膜を形成する。
【0049】
そして、ゲートA用のフォトマスクを用いたフォトリソグラフィにより、図20(a)、(b)に示すようにハードマスク膜161a上に第1のレジストパターン162を形成する。これにより、半導体基板151の主面上におけるゲートA153に対応した位置に第1のレジストパターン162が形成される。その後、必要に応じてエッチングにより第1のレジストパターン132のスリミング処理を行う。
【0050】
次に、第1のレジストパターン162をマスクとして用いてハードマスク膜161aをエッチングし、図21(a)、(b)に示すようにポリシリコン膜152a上にハードマスクパターン161を形成する。これにより、半導体基板151の主面上におけるゲートA153に対応した位置にハードマスクパターン161が形成される。
【0051】
次に、ゲートB用のフォトマスクを用いたフォトリソグラフィにより、図22(a)、(b)に示すようにゲートB154に対応した位置に第2のレジストパターン162を形成する。また、ゲートA用フォトマスクのパターンとゲートB用フォトマスクのパターンとが図19に示すように長手方向において互いが数十nm程度重なるように形成されているため、第2のレジストパターン163はその一部がハードマスクパターン161と重なって形成される。その後、必要に応じてエッチングにより第2のレジストパターン163のスリミング処理を行う。
【0052】
次に、ハードマスクパターン161と第2のレジストパターン163とをマスクとして用いてポリシリコン膜152aをエッチングし、ハードマスクパターン161と第2のレジストパターン163とを除去することで、図17(a)、(b)に示したゲート電極152を形成することができる。
【0053】
上述したように、本実施の形態にかかる半導体装置の製造方法によれば、ゲート電極152A形成用のエッチングマスクである第2のレジストパターン163と、ゲート電極152B形成用のエッチングマスクであるハードマスクパターン161とをリソグラフィ工程により形成する際に、長手方向において隣接するエッチングマスクを異なるリソグラフィ工程により形成する。すなわち、長手方向において隣接するゲート電極152のパターンを片方ずつ異なるフォトマスク上に配置し、2回の露光工程に分けてエッチングマスクに転写する。これにより、長手方向において隣接するゲート電極152間の距離であるLX2がフォトリソグラフィ技術の解像度の限界を超えた長さであっても、エッチングマスク形成の際の距離LX2に起因したフォトリソグラフィ工程の露光における寸法精度の劣化を防止することができ、長手方向における所望の位置に良好な位置精度で複数のゲート電極152を形成することができる。なお、ここでは長手方向において隣接するゲート電極152のパターンを片方ずつ異なるフォトマスク上に配置し、2回の露光工程に分けてエッチングマスクに転写する場合について説明したが、隣接するゲート電極152のパターンを1枚のフォトマスクに別々に配置して、2回の露光工程に分けてエッチングマスクに転写してもよい。
【0054】
また、本実施の形態にかかる半導体装置の他の製造方法によれば、ゲート電極152C形成用のエッチングマスクをハードマスクパターン161と第2のレジストパターン163とに分割して作製する。また、ハードマスクパターン161と第2のレジストパターン163とを形成する際に、長手方向においてエッチングマスクが重複する領域を異なるリソグラフィ工程により形成する。これにより、短手方向において隣接するゲート電極152間の距離である距離LY2がフォトリソグラフィ技術の解像度の限界を超えた長さであっても、距離LY2に起因したフォトリソグラフィ工程の露光における寸法精度の劣化を防止することができ、短手方向における所望の位置に良好な位置精度で複数のゲート電極152を形成することができる。
【0055】
また、本実施の形態においては、ゲートA用フォトマスクとゲートB用フォトマスクとにおいてゲートAとゲートBのパターンが長手方向において互いが数十nm程度重なるように形成されるため、第2のレジストパターン163はその一部がハードマスクパターン161と重なって形成される。これにより、ゲートA用フォトマスクを用いてハードマスクパターン161を形成する際、またはゲートB用フォトマスクを用いて第2のレジストパターン163を形成する際に、長手方向において多少の位置ずれが生じてもハードマスクパターン161と第2のレジストパターン163とが離間することが防止される。すなわち、ゲート電極152を形成するためのマスクを2回の異なるリソグラフィ工程により形成することに起因してゲート電極152C形成用のマスクパターンが分断されることが防止され、所望の形状のゲート電極152Cを形成することができる。
【0056】
したがって、本実施の形態にかかる半導体装置の製造方法によれば、長手方向および短手方向において隣接するゲート電極間の距離を短縮しつつ、これらの部材を所望の位置に良好な位置精度で形成することができ、半導体装置の小面積化を図ることができる。
【0057】
(第4の実施の形態)
第4の実施の形態では、半導体装置における配線層の製造方法について説明する。図24は、第4の実施の形態にかかる半導体装置における配線層の配置を説明するための図であり、図24(a)は平面図、図24(b)は断面図である。図24(a)、図24(b)においては、層間絶縁膜171上に銅(Cu)からなる略矩形形状の複数の銅(Cu)配線172(Cu配線172A、Cu配線172B、Cu配線172C)が略平行に形成されている。
【0058】
ここで、Cu配線172AとCu配線172BとはCu配線172の長手方向(図23(a)におけるX方向。以下、長手方向と呼ぶ)において距離LX3だけ離間して略同一線上に配置されている。距離LX3は、長手方向(図23(a)におけるX方向)において隣接するCu配線172AとCu配線172Bとの距離である。また、Cu配線172Cは、Cu配線172AとCu配線172Bとに対してCu配線172の短手方向(図23(a)におけるY方向。以下、短手方向と呼ぶ。)において距離LY3だけ離間して、且つ、長手方向(図23(a)におけるX方向)においてCu配線172AおよびCu配線172Bに略同一長さだけ重複して配置されている。距離LX3は、短手方向(図23(a)におけるY方向)において隣接する、Cu配線172AとCu配線172Cとの距離およびCu配線172BとCu配線172Cとの距離である。
【0059】
本実施の形態では、距離LX3、フォトリソグラフィ技術の解像度の限界を超えた非常に短い距離とされており、形成が非常に困難な構成とされている。また、距離LY3は、フォトリソグラフィ技術の解像度の限界を超えた非常に短い距離とされており、形成が非常に困難な構成とされている。このようなレイアウトとすることで、本実施の形態にかかる半導体装置は、トランジスタの高集積化、小面積化が可能とされている。
【0060】
以下、上述した本実施の形態にかかる半導体装置におけるCu配線172の製造方法について説明する。まず半導体装置の設計レイアウトの中から、Cu配線172の矩形パターン172pを抽出する。次に、抽出したCu配線172の矩形パターン172pのうちCu配線172Aの矩形パターン172pを配線パターンA(以下、配線Aと呼ぶ)173、Cu配線172Bの矩形パターン172pを配線パターンB(以下、配線Bと呼ぶ)174としてCu配線172の設計レイアウトを配線A153と配線B154との2つに分類する。
【0061】
以降は、第3の実施の形態の図20以降と同様の工程を実施することで、(Cu)配線172(Cu配線172A、Cu配線172B、Cu配線172C)を形成することができる。この場合、配線AがゲートAに対応し、配線BがゲートBに対応する。また、本実施の形態においてはポリシリコン膜152aの代わりにCu膜を形成する。
【0062】
本実施の形態にかかる半導体装置の製造方法によれば、Cu配線172A形成用のエッチングマスクをリソグラフィ工程により形成する際に、長手方向において隣接するエッチングマスクを異なるリソグラフィ工程により形成する。すなわち、長手方向において隣接するCu配線172のパターンを片方ずつ異なるフォトマスク上に配置し、2回の露光工程に分けてエッチングマスクに転写する。これにより、長手方向において隣接するCu配線172間の距離であるLX3がフォトリソグラフィ技術の解像度の限界を超えた長さであっても、エッチングマスク形成の際の距離LY3に起因したフォトリソグラフィ工程の露光における寸法精度の劣化を防止することができ、長手方向における所望の位置に良好な位置精度で複数のCu配線172を形成することができる。なお、ここでは長手方向において隣接するCu配線172のパターンを片方ずつ異なるフォトマスク上に配置し、2回の露光工程に分けてエッチングマスクに転写する場合について説明したが、隣接するCu配線172のパターンを1枚のフォトマスクに別々に配置して、2回の露光工程に分けてエッチングマスクに転写してもよい。
【0063】
また、本実施の形態にかかる半導体装置の他の製造方法によれば、Cu配線172C形成用のエッチングマスクを分割して作製する。また、エッチングマスクを形成する際に、長手方向においてエッチングマスクが重複する領域を異なるリソグラフィ工程により形成する。これにより、短手方向において隣接するCu配線172間の距離である距離LY3がフォトリソグラフィ技術の解像度の限界を超えた長さであっても、距離LY3に起因したフォトリソグラフィ工程の露光における寸法精度の劣化を防止することができ、短手方向における所望の位置に良好な位置精度で複数のCu配線172を形成することができる。
【0064】
また、本実施の形態においては、配線A用フォトマスクと配線B用フォトマスクとにおいて配線Aと配線Bのパターンが長手方向において互いが数十nm程度重なるように形成される。これにより、Cu配線172を形成するためのマスクを2回の異なるリソグラフィ工程により形成することに起因してCu配線172C形成用のマスクパターンが分断されることが防止され、所望の形状のCu配線172Cを形成することができる。
【0065】
したがって、本実施の形態にかかる半導体装置の製造方法によれば、長手方向および短手方向において隣接する配線間の距離を短縮しつつ、これらの部材を所望の位置に良好な位置精度で形成することができ、半導体装置の小面積化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0066】
【図1】この発明の一実施形態に従った半導体装置の構成を説明する図である。
【図2】この発明の一実施形態に従った半導体装置の製造方法を説明する図である。
【図3】この発明の一実施形態に従った半導体装置の製造方法を説明する図である。
【図4】この発明の一実施形態に従った半導体装置の製造方法を説明する図である。
【図5】この発明の一実施形態に従った半導体装置の製造方法を説明する図である。
【図6】この発明の一実施形態に従った半導体装置の製造方法を説明する図である。
【図7】この発明の一実施形態に従った半導体装置の製造方法を説明する図である。
【図8】この発明の一実施形態に従った半導体装置の製造方法を説明する図である。
【図9】この発明の一実施形態に従った半導体装置の製造方法を説明する図である。
【図10】この発明の一実施形態に従った半導体装置の製造方法を説明する図である。
【図11】この発明の一実施形態に従った半導体装置の製造方法を説明する図である。
【図12】この発明の一実施形態に従った半導体装置の他の製造方法を説明する図である。
【図13】この発明の一実施形態に従った半導体装置の他の製造方法を説明する図である。
【図14】この発明の一実施形態に従った半導体装置の他の製造方法を説明する図である。
【図15】この発明の一実施形態に従った半導体装置の他の製造方法を説明する図である。
【図16】この発明の一実施形態に従った半導体装置の他の製造方法を説明する図である。
【図17】この発明の一実施形態に従った半導体装置のゲート電極を説明する図である。
【図18】この発明の一実施形態に従った半導体装置のゲート電極の製造方法を説明する図である。
【図19】この発明の一実施形態に従った半導体装置のゲート電極の製造方法を説明する図である。
【図20】この発明の一実施形態に従った半導体装置のゲート電極の製造方法を説明する図である。
【図21】この発明の一実施形態に従った半導体装置のゲート電極の製造方法を説明する図である。
【図22】この発明の一実施形態に従った半導体装置のゲート電極の製造方法を説明する図である。
【図23】この発明の一実施形態に従った半導体装置の配線層を説明する図である。
【図24】この発明の一実施形態に従った半導体装置の配線層の製造方法を説明する図である。
【符号の説明】
【0067】
11 ゲートパターンA(ゲートA)、12 ゲートパターンB(ゲートB)、13 コンタクトホールパターンA、14 コンタクトホールパターンB、111 素子形成領域(活性領域)、112 素子分離領域、113 コンタクトA、114 コンタクトB、121 ゲート電極、121a ポリシリコン膜、121p ゲート電極121の矩形パターン、122 層間絶縁膜、131 第1のハードマスクパターン、131a 第1のハードマスク膜、132 第1のレジストパターン、133 第2のレジストパターン、134 第2のハードマスクパターン、134a 第2のハードマスク膜、135 第3のレジストパターン、136 第4のレジストパターン、141 第1のハードマスクパターン、141a 第1のハードマスク膜、142 第2のハードマスクパターン、142a 第2のハードマスク膜、151 半導体基板、152 ゲート電極、152(152A、152B、152C) ポリシリコン膜、153 ゲートパターンA(ゲートA)、154 ゲートパターンB(ゲートB)、161 ハードマスクパターン、161a ハードマスク膜、162 第1のレジストパターン、163 第2のレジストパターン、171 層間絶縁膜、172 銅(Cu)配線、173 配線パターンA、174 配線パターンB。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の構成部材と、
前記第1の構成部材の長手方向の延長上において前記第1の構成部材と離間して延在する第2の構成部材と、
前記第1の構成部材及び第2の構成部材の短手方向において前記第1の構成部材および前記第2の構成部材と離間し、且つ前記第1の構成部材および前記第2の構成部材とその一部において対向する第3の構成部材と、
を半導体基板上に備える半導体装置の製造方法であって、
前記第3の構成部材のうち、前記長手方向における前記第1の構成部材と前記第2の構成部材との間に対向する位置から前記長手方向における前記第1の構成部材側の端部までの第1領域と、前記第1の構成部材とを形成するための第1のマスクパターンを半導体基板上に同時にリソグラフィにより転写する工程と、
前記第3の構成部材のうち前記第1領域外の領域を含む第2領域と、前記第2の構成部材を形成するための第2のマスクパターンを前記半導体基板上に同時にリソグラフィにより転写する工程と、
前記第1のマスクパターンと前記第2のマスクパターンとを用いて前記半導体基板上に前記第1の構成部材と前記第2の構成部材と前記第3の構成部材とを形成する工程と、
を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
【請求項2】
前記第2領域が、前記第1領域の前記第2の構成部材側の端部において前記第1領域と重複していること、
を特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項3】
第1の構成部材と、
前記第1の構成部材の長手方向の延長上において前記第1の構成部材と離間して延在する第2の構成部材と、
前記第1の構成部材及び第2の構成部材の短手方向において前記第1の構成部材および前記第2の構成部材と離間し、且つ前記第1の構成部材および前記第2の構成部材とその一部において対向する第3の構成部材と、
前記第1の構成部材と前記第3の構成部材との間の領域において前記第1の構成部材および前記第3の構成部材の双方と離間して設けられた第1のコンタクトと、
前記第2の構成部材と前記第3の構成部材との間の領域において前記第2の構成部材および前記第3の構成部材の双方と離間して設けられた第2のコンタクトと、
を半導体基板上に備える半導体装置の製造方法であって、
前記第3の構成部材のうち、前記長手方向における前記第1の構成部材と前記第2の構成部材との間に対向する位置から前記長手方向における前記第1の構成部材側の端部までの第1領域と、前記第1の構成部材とを形成するための第1のマスクパターンを半導体基板上に同時にリソグラフィにより転写する工程と、
前記第3の構成部材のうち前記第1領域外の領域を含む第2領域と、前記第2の構成部材を形成するための第2のマスクパターンを前記半導体基板上に同時にリソグラフィにより転写する工程と、
前記第1のマスクパターンと前記第2のマスクパターンとを用いて前記半導体基板上に前記第1の構成部材と前記第2の構成部材と前記第3の構成部材とを形成する工程と、
前記第1のコンタクトを形成するための第3のマスクパターンを、形成した前記第1の構成部材および前記第3の構成部材に対して位置合わせをしてリソグラフィにより前記半導体基板上に形成する工程と、
前記第2のコンタクトを形成するための第3のマスクパターンを、形成した前記第2の構成部材および前記第3の構成部材に対して位置合わせをしてリソグラフィにより前記半導体基板上に形成する工程と、
前記第3のマスクパターンと前記第4のマスクパターンとを用いて前記半導体基板上に前記第1のコンタクト形成用のコンタクトホールと前記第2のコンタクト形成用のコンタクトホールとを形成する工程と、
を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
【請求項4】
前記第1の構成部材、前記第2の構成部材および前記第3の構成部材が、スタティックランダムアクセスメモリのゲート電極であること、
を特徴とする請求項3に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項5】
前記第1の構成部材と第2の構成部材との前記長手方向における距離は、前記リソグラフィ工程に用いる露光装置の解像限界を超える距離であること、
を特徴とする請求項1乃至4に記載の半導体装置の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【公開番号】特開2010−73797(P2010−73797A)
【公開日】平成22年4月2日(2010.4.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−238004(P2008−238004)
【出願日】平成20年9月17日(2008.9.17)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】