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地図表示装置及びナビゲーション装置
説明

地図表示装置及びナビゲーション装置

【課題】多くのテキストを、視認性を担保しつつ地図上に表示する「地図表示装置及びナビゲーション装置」を提供する。
【解決手段】地図上で他テキストの上に重なる位置に配置されるテキストをフロートテキスト304として表示する(a)。フロートテキスト304に対するユーザの移動操作が発生したならば(b)、移動操作の対象となったフロートテキスト304の表示属性を所定の表示属性に変更した上で、その表示位置を移動する(c)。フロートテキスト410の表示位置の移動は、フロートテキスト410について受けつけた指310の移動量と同じ量、指310の移動方向にフロートテキスト410の表示位置を移動することにより行う。フロートテキスト410の表示属性の変更は、フロートテキスト410の透明度を大きくすることにより行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示装置に表示される地図の視認性を向上する技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
表示装置に表示される地図の視認性を向上する技術としては、ナビゲーション装置において地図を表示する際に、地図に含まれる地名等のテキストの重なりが生じないように、テキストの一部を間引いて表示することにより、表示した各テキストの視認性を確保する技術が知られている(たとえば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平6-68645号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述のように、地図に含まれる地名等のテキストの重なりが生じないように、テキストの一部を間引いて表示すると、地図上に表示できるテキストの数が限られてしまうという問題が生じる。
そこで、本発明は、できるだけ多くのテキストを地図上に表示しつつ、各テキストの視認性を担保することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記課題達成のために、本発明は、地図を表すテキスト入地図を表示する地図表示装置に、地物の形状と配置を表す地図と、当該地図上に配置する、前記地物の名称を表すテキストとを定義する地図データを記憶した地図データ記憶手段と、前記地図データに基づいて前記地図上に前記テキストを表したテキスト入地図を表示する地図表示手段と、テキスト移動手段とを設け、前記地図表示手段において、前記地図上に他のテキストの上に重ねて表すテキストの少なくとも一部を移動可能テキストとして、当該移動可能テキストを他のテキストとは異なる表示形態で前記地図上に表し、前記テキスト移動手段において、前記テキスト入地図上で前記移動可能テキストに対するユーザの移動操作を受け付け、当該移動操作を受け付けた前記移動可能テキストの前記地図上の配置位置を移動すると共に、移動した移動可能テキストの表示形態を、移動前の表示形態と異なる表示形態に変更するようにしたものである。
【0006】
ここで、このような地図表示装置は、前記テキスト移動手段は、前記ユーザによる前記テキスト入地図上の領域の指定を、当該領域に少なくとも一部が含まれる移動可能テキストに対する前記移動操作として受け付けるように構成してもよい。
また、このような地図表示装置は、前記テキスト移動手段において、移動操作を受け付けた前記移動可能テキストの前記地図上の配置位置を、当該移動可能テキストがその上に重ねて表されている他のテキスト、もしくは、任意の他のテキストと重ならない位置に移動するように構成してもよい。
【0007】
また、このような地図表示装置は、前記テキスト移動手段において、前記移動可能テキストの移動後、所定期間が経過した場合に、当該移動可能テキストの配置位置と表示形態を、移動前の配置位置と表示形態に復帰するように構成してもよい。
また、このような地図表示装置は、前記テキスト移動手段において、前記移動可能テキストの移動後、ユーザの当該移動した移動可能テキストに対する復帰指示操作が発生したならば、当該移動可能テキストの配置位置と表示形態を、移動前の配置位置と表示形態に復帰するように構成してもよい。
【0008】
以上のような地図表示装置によれば、地図上にテキストが重なって表示されるものの、ユーザは、移動可能テキストについては、これを移動して、その下に配置されているテキストを、その上に移動可能テキストが重なっていない状態で確認することができる。よって、テキストの重なりを許容して、できるだけ多くのテキストを地図上に表示しつつ、各テキストの視認性も担保することができる。
なお、このような地図表示装置は、自動車に搭載されるナビゲーション装置などに適用することができる。すなわち、たとえば、ナビゲーション装置に適用する場合には、以上の地図表示装置と、現在位置を算出する現在位置算出手段と、前記現在位置を前記地図表示手段が表示したテキスト入地図上において提示する案内手段などを含めて構成するようにすればよい。
【発明の効果】
【0009】
以上のように、本発明によれば、できるだけ多くのテキストを地図上に表示しつつ、各テキストの視認性を担保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の実施形態に係るナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態に係る地図データの内容を示す図である。
【図3】本発明の実施形態に係るナビゲーション装置の表示例を示す図である。
【図4】本発明の実施形態に係るフロートテキスト移動操作受付処理とフロートテキスト移動制御処理を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施形態に係るナビゲーション装置の表示例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施形態について、自動車に搭載されるナビゲーションシステムへの適用を例にとり説明する。
図1に、本実施形態に係るナビゲーションシステムの構成を示す。
図示するように、ナビゲーションシステムは、ナビゲーション装置1と、タッチパネル2と、表示装置3と、車両状態センサ4と、GPS受信機5とを備えて構成される。ここで、車両状態センサ4は、ジャイロセンサや車速センサなどの車両の各種状態を検出するセンサ群である。また、タッチパネル2は、表示装置3の表示画面上に配置されている。
【0012】
そして、ナビゲーション装置1は、地図を表す地図データを記憶したHDDなどの記憶装置である地図データ記憶部11、現在状態算出部12、タッチパネル2や表示装置3を用いたGUIをユーザに提供するGUI制御部13、ルート探索部14、メモリ15、制御部16、案内画像生成部17を有する。
【0013】
但し、以上のナビゲーション装置1は、ハードウエア的には、マイクロプロセッサや、メモリや、その他のグラフィックプロセッサやジオメトリックプロセッサ等の周辺デバイスを有する一般的な構成を備えたCPU回路であって良く、この場合、以上に示したナビゲーション装置1の各部は、マイクロプロセッサが予め用意されたプログラムを実行することにより実現されるものであって良い。また、この場合、このようなプログラムは、記録媒体や適当な通信路を介して、ナビゲーション装置1に提供されるものであって良い。
【0014】
次に、図2に地図データ記憶部11に記憶される地図データの内容を示す。
図示するように、地図データは、地図データのバージョンなどを記述した管理データ、地図を表す基本地図データ、路線データ、施設データを含んで構成される。
そして、基本地図データは、道路網を表す道路ユニットと、表示地図を規定する描画ユニットとを有する。
次に、道路ユニットは道路網を表すデータであり、ノードリストと、リンクテーブルとを有する。
ここで、道路ユニットでは、道路を直線であるリンクの集合として表現しており、この各リンクの端点がノードである。そして、ノードリストは、各ノードの座標や、各ノードの各種属性などを示すデータである。また、リンクテーブルは、各リンクの両端のノードの識別や、各リンクの距離や方位や、各リンクに与えた経路探索用のコストであるリンクコストや、リンクの属する路線の路線番号等を示すデータである。
【0015】
次に、描画ユニットは、地図上で地物(山、河川、道路、橋、鉄道、建築物、施設、行政界等)を表す図形の形状、配置を規定する図形ユニットと、各地物の名称などの地図上に表示する各テキストを規定するテキストユニットとを含む。
そして、テキストユニットは、固定テキストユニットと、フロートテキストユニットを有する。
ここで、固定テキストとは地図上に固定した形態で表示するテキストであり、フロートテキストとはユーザが移動操作可能に地図上に表示するテキストである。また、主要道の名称を表すテキストなどの比較的重要度の高いテキストをフロートテキストとし、他のテキストを固定テキストとして設定している。ただし、比較的重要度の高いテキストのうち、配置位置が他の固定テキストやフロートテキストと重なるもののみをフロートテキストとして設定するようにしてもよい。
【0016】
そして、固定テキストユニットは固定テキストのデータを格納したユニットであり、フロートテキストユニットはフロートテキストのデータを格納したユニットである。
固定テキストユニットは、固定テキスト毎に対応して設けられたテキストレコードを有し、各レコードには、対応する固定テキスト(文字列)、対応する固定テキストのフォントやサイズや表示色や3D表示の有無などの表示属性を表すテキスト表示属性、対応する固定テキストのテキストが表す地物の種別を表すテキスト種別、対応する固定テキストを表示する地図上の位置を表す配置座標、対応する固定テキストをどのような向きを上として配置するかを規定する配置方向などが格納されている。
【0017】
また、フロートテキストユニットも同様に、フロートテキスト毎に対応して設けられたテキストレコードを有し、各レコードには、対応するフロートテキスト(文字列)、対応するフロートテキストの地図上の表示に用いるフォントや、サイズや、色や3D表示有無や枠囲有無などの各種装飾を定義するテキスト表示属性、対応するフロートテキストのテキストが表す地物の種別を表すテキスト種別、対応するフロートテキストを表示する地図上の位置を表す配置座標、対応するフロートテキストをどのような向きを上として配置するかを規定する配置方向などが格納されている。
【0018】
さて、ここで、本実施形態では、ユーザが、表示されたフロートテキストと固定テキストの区別を容易に行えるように、フロートテキストのテキストレコードのテキスト表示属性を、固定テキストのテキストレコードのテキスト表示属性とは、異なった表示属性を表すものとしている。
【0019】
次に、地図データに含まれる路線データは、各道路の識別子である路線番号や、各道路の高速道路、国道、県道などの路線種別や、各道路の道路名称が記述される。
ここで、以上のような基本地図データは、地図データが表す地理的範囲を、経緯度の所定の大きさの範囲毎に分割したメッシュ毎に設けられるものであってもよい。
さて、このような構成において、ナビゲーション装置1の現在状態算出部12は、以下の処理を繰り返し行う。
すなわち、現在状態算出部12は、車両状態センサ4やGPS受信機5の出力から推定される現在位置に対して、地図データ記憶部11から読み出した地図データの基本地図の道路ユニットが示す前回決定した現在位置の周辺の地図とのマップマッチング処理などを施して、現在位置として最も確からしい座標と、現在の進行方向として最も確からしい方向とを、それぞれ現在位置、現在進行方位として決定し、メモリ15に設定する。
【0020】
また、制御部16は、ユーザの目的地設定要求に応じて、ユーザからタッチパネル2、GUI制御部13を介して目的地の設定を受付け、これをメモリ15にセットする。
そして、制御部16は、目的地の設定を受け付けたならば、目的地に到る誘導ルートをルート探索部14に探索させる。ルート探索部14は、必要地理的範囲の道路ユニットのデータを地図データ記憶部11から読み出し、メモリ15に設定されている現在位置から、目的地に至る最小コストの経路を、距離最小などの所定のコストモデルに基づいて誘導ルートとして算出し、算出した誘導ルートの経路データを、メモリ15にセットする。
【0021】
また、制御部16は、メモリ15にセットされた現在位置が目的地近傍となったならば、目的地到着と判定し、メモリ15にセットされている目的地と誘導ルートをクリアする処理も行う。
そして、案内画像生成部17は、メモリ15にセットされた現在位置もしくはユーザが指定したポイントと、その時点で設定されている地図の表示縮尺に従って制御部16が算定した地図表示範囲のテキスト入地図を、地図データ記憶部11に記憶された地図データの描画ユニットに基づいて描画する。ここで、テキスト入地図の描画は、描画ユニットの図形ユニットが規定する図形を描画した地図上に、まず、固定テキストをテキストユニットの固定テキストユニットのテキストレコードの定義に従ってテキストレコードの登録順に描画し、その上に、フロートテキストをフロートテキストユニットのテキストレコードの定義に従ってテキストレコードの登録順に描画することにより行われる。すなわち、フロートテキストと固定テキストの表示位置が重なっている場合、フロートテキストは必ず、固定テキストの上に配置された形態で表示される。
【0022】
また、描画したテキスト入地図上に、メモリ15にセットされている現在位置や誘導ルートや目的地や経由地を表す図形を描画した案内画像を生成しGUI制御部13を介して表示装置3に表示する。
図3aは、このようにして表示装置3に表示される案内画像300の例を示すものであり、図示した例では、現在位置を基準に地図の表示範囲が定められている。また、図示するように、案内画像300は、現在位置周辺のテキスト入地図301上に、現在位置を表す現在位置マーク302が表されたものとなる。また、テキスト入地図301は、地物の形状、配置を表す地図上に、固定テキスト303と、フロートテキスト304とが表示されたものとなる。ここで、固定テキスト303とフロートテキスト304とは、ユーザが区別できるように、対応するテキストレコードのテキスト表示属性に従って異なる表示属性で表示される。固定テキスト303とフロートテキスト304の表示の形態をどのように異ならせるかは任意であってよく、色や透明度や装飾を異ならせたり、2D(2次元)状/3D(3次元)状の表示形態を異ならせたりするものであってよい。
【0023】
図示した例では、フロートテキスト304を3D(3次元)状に表示し、固定テキスト303を2D状に表示することにより、ユーザがフロートテキスト304を固定テキスト303と区別できるようにしている。
なお、表示装置3が3D表示可能な表示装置3である場合には、図形ユニットが規定する図形を描画した地図と固定テキスト303とを同一平面上に配置し、その平面の前方にフロートテキスト304を配置した形態でテキスト入地図301を表示することにより、ユーザがフロートテキスト304を固定テキスト303と区別できるようにしてもよい。すなわち、テキスト入地図301の表示の形態は、固定テキスト303入りの二次元地図の前方に、フロートテキスト304が浮いている形態で表されるものとしてもよい。
【0024】
また、フロートテキスト304と固定テキスト303の表示属性の異化は、テキストレコードのテキスト表示属性によらずに、描画するテキストがフロートテキスト304かと固定テキスト303かに応じて表示属性を切り替えることにより行うようにしてもよい。
さて、制御部16は、このような案内画像300の下部に、GUI制御部13を介して、ユーザの各種指示を受け付けるコマンドボタンを表示し、タッチパネル2を介したユーザのコマンドボタンの操作に応じた処理を行う。たとえば、図3aでは、このコマンドボタンとして、地図縮尺変更用の拡大ボタン及び縮小ボタン305と、各種メニュー呼出用のメニューボタン306とを設けている。
【0025】
以下、このようなナビゲーション装置1において行う制御部16が行うフロートテキスト移動操作受付処理について説明する。
図4aに、フロートテキスト移動操作受付処理の手順を示す。
図示するように、この処理では、案内画像300に含められて表示されているフロートテキスト304に対するユーザの移動操作の発生を監視し(ステップ402)、移動操作が発生したならば、移動操作の対象となったフロートテキスト304を対象フロートテキストとするフロートテキスト移動制御処理を起動する(ステップ404)。
【0026】
ここで、ステップ402では、フロートテキスト304に対するユーザの移動操作として、図3bに示すように、タッチパネル2のフロートテキスト304の表示位置にタッチした指310を移動する操作である払う操作を受け付け、ステップ404では、タッチ開始時に表示位置がタッチされたフロートテキスト304を対象フロートテキスト410とするフロートテキスト移動制御処理を起動する。
【0027】
次に、ステップ404で起動したフロートテキスト移動制御処理の手順を図4bに示す。
図示するように、この処理では、対象フロートテキスト410の表示属性を所定の表示属性に変更した上で、対象フロートテキスト410の表示位置を移動する(ステップ452)。
ここで、対象フロートテキスト410の表示位置の移動は、図3cに示すように、対象フロートテキスト410について受けつけた払う操作における指310の移動量と同じ量、当該指310の移動方向に対象フロートテキスト410の表示位置を移動することにより行う。または、図3dに示すように、対象フロートテキスト410の表示位置の移動は、固定的に予め定めた移動量、対象フロートテキスト410について受けつけた払う操作における指310の移動方向に対象フロートテキスト410の表示位置を移動することにより行うようにしてもよい。または、対象フロートテキスト410の表示位置の移動は、対象フロートテキスト410について受けつけた払う操作における指310の移動方向に、他のフロートテキスト304や固定テキスト303の全てと重ならなくなる位置まで対象フロートテキスト410の表示位置を移動することにより行うようにしてもよい。または、対象フロートテキスト410の表示位置の移動は、対象フロートテキスト410について受けつけた払う操作における指310の移動方向に、移動前の対象フロートテキスト410が重なっている他のフロートテキスト304や固定テキスト303に重ならなくなる位置まで対象フロートテキスト410の表示位置を移動することにより行うようにしてもよい。
【0028】
ここで、ユーザは、このようにフロートテキスト304を移動操作によって移動することにより、フロートテキスト304がその上に重なって表示されている他のテキストを、フロートテキスト304によって隠されていない状態で良好に確認することができるようになる。
【0029】
また、対象フロートテキスト410の表示属性の変更は、ユーザが、表示位置を移動したフロートテキスト304を他のフロートテキスト304と区別できるようにするためのものであり、変更後の表示属性は、固定テキストや表示位置を移動していないフロートテキスト304と異なる表示属性であれば任意であってよく、表示位置を移動した対象フロートテキスト410の色や透明度や装飾を移動前のものと変更したりするものであったり、表示位置を移動した対象フロートテキスト410を点滅表示させるようにするものであったりしてよい。なお、図3c、dの例では、表示位置を移動した対象フロートテキスト410の透明度を大きくする表示属性の変更を行っている。
【0030】
そして、次に所定のタイムアウト時間(たとえば、5秒)を持つタイマをスタートし(ステップ454)、タイマのタイムアウトの発生と(ステップ456)、表示復帰操作の発生と(ステップ458)を監視する。
ここで、表示復帰操作としては、ユーザの対象フロートテキスト410の表示復帰を指示する所定の操作と、全フロートテキストの表示復帰を指示する所定の操作とを受け付ける。対象フロートテキスト304の表示復帰操作としては、タッチパネル2を用いた、表示位置が移動されている対象フロートテキスト410のタッチや、表示位置が移動されている対象フロートテキスト410を含む円を描くようにタッチパネル2上でタッチ位置を移動する操作に応じて受け付ける。
【0031】
そして、タイムアウトが発生するか(ステップ456)、表示復帰操作が発生した(ステップ458)ならば、対象フロートテキスト410の表示属性と表示位置を、ステップ452で変更する前の元の状態に復帰し(ステップ460)、処理を終了する。
以上、本発明の実施形態について説明した。
ところで、以上の実施形態では、フロートテキスト304に対するユーザの移動操作として、図3bに示すような払う操作を受け付けたが、フロートテキスト移動操作受付処理のステップ402において、フロートテキスト304に対するユーザの移動操作として、払う操作に加え、または、払う操作に代えて、図5aに示すように、タッチパネル2にタッチした指310を行き来させる掃う操作を受け付けるようにしてもよい。ここで、この場合には、掃う操作を受け付けた場合には、ステップ404において、掃う操作を、掃う操作中にタッチされた位置を含む領域500の指定として受け付け、領域500内に少なくとも一部が配置されているフロートテキスト304の各々を対象フロートテキスト410として、各対象フロートテキスト410についてのフロートテキスト移動制御処理を起動するようにする。また、フロートテキスト移動制御処理のステップ452では、図5bに示すように、対象フロートテキスト410の表示属性を所定の表示属性に変更した上で、対象フロートテキスト410の表示位置を、掃う操作中にタッチされた位置を含む領域500外に全体が配置される位置まで移動するようにする。
【0032】
このようにすることにより、ユーザは、所望の領域について、フロートテキスト304を当該領域の外に移動して、領域内の固定テキスト303を、フロートテキスト304によって隠されていない状態で良好に確認することができるようになる。
また、以上の実施形態では、タッチパネル2を用いてフロートテキスト304に対するユーザの移動操作を受け付けるようにしたが、この移動操作は、タッチパネル2以外の入力装置を用いて受け付けるようにしてもよい。すなわち、たとえば、カメラと、カメラで撮影した画像よりユーザのジェスチャを認識するジェスチャ認識処理部を設け、ユーザの所定のジェスチャ(たとえば、対象フロートテキスト410とするフロートテキスト前での手の振り)に応じて、フロートテキスト304に対するユーザの移動操作を受け付けるようにしてもよい。
【0033】
以上、本発明の実施形態について説明した。
なお、以上に示した地図表示の技術は、ナビゲーションシステム以外の、地図を表示する任意の地図表示装置に同様に適用可能である。
【符号の説明】
【0034】
1…ナビゲーション装置、2…タッチパネル、3…表示装置、4…車両状態センサ、5…GPS受信機、11…地図データ記憶部、12…現在状態算出部、13…GUI制御部、14…ルート探索部、15…メモリ、16…制御部、17…案内画像生成部、300…案内画像、301…テキスト入地図、302…現在位置マーク、303…固定テキスト、304…フロートテキスト、410…対象フロートテキスト。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
地図を表示する地図表示装置であって、
地物の形状と配置を表す地図と、当該地図上に配置する、前記地物の名称を表すテキストとを定義する地図データを記憶した地図データ記憶手段と、
前記地図データに基づいて前記地図上に前記テキストを表したテキスト入地図を表示する地図表示手段と、
テキスト移動手段とを備え、
前記地図表示手段は、前記地図上に他のテキストの上に重ねて表すテキストの少なくとも一部を移動可能テキストとして、当該移動可能テキストを他のテキストとは異なる表示形態で前記地図上に表し、
前記テキスト移動手段は、前記テキスト入地図上で前記移動可能テキストに対するユーザの移動操作を受け付け、当該移動操作を受け付けた前記移動可能テキストの前記地図上の配置位置を移動すると共に、移動した移動可能テキストの表示形態を、移動前の表示形態と異なる表示形態に変更することを特徴とする地図表示装置。
【請求項2】
請求項1記載の地図表示装置であって、
前記テキスト移動手段は、前記ユーザによる前記テキスト入地図上の領域の指定を、当該領域に少なくとも一部が含まれる移動可能テキストに対する前記移動操作として受け付けることを特徴とする地図表示装置。
【請求項3】
請求項1または2記載の地図表示装置であって、
前記テキスト移動手段は、移動操作を受け付けた前記移動可能テキストの前記地図上の配置位置を、移動可能テキストがその上に重ねて表されている他のテキスト、もしくは、任意の他のテキストと重ならない位置に移動することを特徴とする地図表示装置。
【請求項4】
請求項1、2または3記載の地図表示装置であって、
前記テキスト移動手段は、前記移動可能テキストの移動後、所定期間が経過した場合に、当該移動可能テキストの配置位置と表示形態を、移動前の配置位置と表示形態に復帰することを特徴とする地図表示装置。
【請求項5】
請求項1、2、3または4記載の地図表示装置であって、
前記テキスト移動手段は、前記移動可能テキストの移動後、ユーザの当該移動した移動可能テキストに対する復帰指示操作が発生したならば、当該移動可能テキストの配置位置と表示形態を、移動前の配置位置と表示形態に復帰することを特徴とする地図表示装置。
【請求項6】
自動車に搭載されるナビゲーション装置であって、
請求項1、2、3、4または5記載の地図表示装置と、
現在位置を算出する現在位置算出手段と、
前記現在位置を前記地図表示手段が表示したテキスト入地図上において提示する案内手段とを有することを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項7】
コンピュータによって読み取られ実行されるコンピュータプログラムであって、
当該コンピュータプログラムは、前記コンピュータを、
地物の形状と配置を表す地図と、当該地図上に配置する、前記地物の名称を表すテキストとを定義する地図データを記憶した地図データ記憶手段と、
前記地図データに基づいて前記地図上に前記テキストを表したテキスト入地図を表示する地図表示手段と、
テキスト移動手段として機能させるコンピュータプログラムであって、
前記地図表示手段は、前記地図上に他のテキストの上に重ねて表すテキストの少なくとも一部を移動可能テキストとして、当該移動可能テキストを他のテキストとは異なる表示形態で前記地図上に表し、
前記テキスト移動手段は、前記テキスト入地図上で前記移動可能テキストに対するユーザの移動操作を受け付け、当該移動操作を受け付けた前記移動可能テキストの前記地図上の配置位置を移動すると共に、移動した移動可能テキストの表示形態を、移動前の表示形態と異なる表示形態に変更することを特徴とするコンピュータプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−173686(P2012−173686A)
【公開日】平成24年9月10日(2012.9.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−38126(P2011−38126)
【出願日】平成23年2月24日(2011.2.24)
【出願人】(000101732)アルパイン株式会社 (2,424)
【Fターム(参考)】