説明

大衆交通手段の利用可能に対する情報を提供してこれを利用する方法及び装置

【課題】大衆交通手段、例えばバスに対する情報を提供して提供された情報を利用する方法及び装置が論議される。
【解決手段】本発明の実施形態に係って交通情報をエンコーディングする一つの方法は、バス路線に対する情報を生成して、そのバス路線に属する各運行バスの現在位置と利用可能性に対する情報を生成した後、その生成された情報を含む状態情報を構成する。本発明の他の実施形態に係る交通情報のエンコーディング方法の一つはバス停留所に対する情報を生成して、そのバス停留所に到着する各運行バスの路線情報と現在位置、そして利用可能性に対する情報を生成した後その生成された情報を含む状態情報を構成する。このように構成された状態情報は他の情報(例えば、管理または位置情報)を輸送するコンテナとともに端末機に無線に送り出しされることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、大衆交通手段に対する情報を提供して提供された情報を利用する方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
今日、デジタル信号処理及び通信技術の発達で、コンテンツを無線で提供するラジオ及びTV放伝送号が徐徐にデジタルデータ形態で提供されている。信号をデジタル形態で提供するによってTVまたはラジオ放送信号に多様な情報も一緒に提供することができるようになったが、このような多様な情報にはニュース、証券、天気そして交通情報などがある。
【0003】
一方、都心内の車両の増加と休日などのお休み車両の増加で道路が停滞される場合が頻繁して、これによって環境汚染も加重されていて国家的に大衆交通を利用することを積極勧奨している。ところが、市民にとって大衆交通を自律的に利用するようにするためには大衆交通の利用が一層便利してまた利用することができる時間が予測されなければならない。これのためには、一般車両とともに道路上を運行する大衆交通手段、例えばバスの場合に運行情報と道路状況による運行時間の変化などに対する情報を提供しなければならない。
【0004】
ところが、このような大衆交通手段に対する情報の提供は、製造社が相異する多くの端末機が、放送されるデジタル交通情報を検出してこれを同一に解釈して利用者に提供しなければならないことを前提するので、統一された規格を要する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的とするところは、大衆交通手段に対する運行状況情報を提供することで、個人にとって大衆交通手段を任意の停留所で利用することができる時間が分かるようにすることを提供することにある。
【0006】
本発明の他の目的は個人にとって任意の停留所でその停留所に到着する大衆交通手段の利用可能可否が分かるようにすることを提供することにある。
【0007】
本発明のまた他の目的は、関連技術と連関された不便さと限界を狙った、有用な大衆交通情報を提供するための方法及び装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、
本発明に係る、交通情報をエンコーディングする方法の内で一つは、バス路線に対する情報を生成して、そのバス路線に属する各運行バスの現在位置と利用可能性に対する情報を生成した後、その生成された情報を含む状態情報を構成して伝送るメッセージに含ませる。
【0009】
本発明に係る、交通情報をエンコーディングする方法の内で他の一つは、バス停留所に対する情報を生成して、そのバス停留所に到着する各運行バスの路線情報と現在位置、そして利用可能性に対する情報を生成した後、その生成された情報を含む状態情報を構成して伝送するメッセージに含ませる。
【0010】
本発明に係る、交通情報をデコーディングする方法の内で一つは、受信される信号から状態情報を抽出して、その抽出された状態情報から、バス路線に対する情報と、前記バス路線に属する各運行バスの現在位置と利用可能性に対する情報を抽出する。
【0011】
本発明に係る、交通情報をデコーディングする方法の内で他の一つは、受信される信号から状態情報を抽出して、その抽出された状態情報から、バス停留所に対する情報と、前記バス停留所に到着する各運行バスの路線情報と現在位置、そして利用可能性に対する情報を抽出する。
本発明に係る、交通情報をデコーディングする装置の内で一つは、受信される信号を復調して大衆交通情報を載せたメッセージシーケンスを出力する復調器と、前記メッセージシーケンス内の各メッセージから状態情報を抽出して、その状態情報から、バス路線に属する各運行バスの利用可能性に対する情報及び/またはバス停留所に到着する各路線の運行バスの利用可能性に対する情報を抽出するデコーダーと、前記抽出された情報を貯蔵手段に貯蔵させて、条件によってその貯蔵された情報またはその一部を出力部を通じて出力させる制御部を含みから構成される。
【0012】
本発明に係る、交通情報を使用者に提供する装置の一つは、受信される信号から、バス路線に対する情報と、前記バス路線に属する各運行バスの現在位置と利用可能性に対する情報を抽出するデコーダーと、使用者の要請に従って前記抽出された情報を出力部を通じて出力させるための制御部と、バスの利用可能性に対する情報を要請することができる機能を持ったボタンを含むインターフェース部を含みから構成される。
【0013】
本発明に係る、交通情報を使用者に提供する装置の他の一つは、受信される信号から、バス路線に対する情報と、前記バス路線に属する各運行バスの現在位置と利用可能性に対する情報を抽出するデコーダーと、使用者の要請に従って前記抽出された情報を出力部を通じて出力させるための制御部を含みから構成されて、前記制御部は前記出力部を通じて停留所またはバス路線に対する情報を提供する時は、バスの利用可能性に対する情報を要請することができる機能を持ったボタンを提供する。
【0014】
本発明に係る一つの実施形態では、前記状態情報には任意の一バス路線に属する運行バスの数に対する情報がさらに含まれる。
【0015】
本発明に係る一つの実施形態では、前記状態情報には任意の一バス停留所に到着する運行バスの数に対する情報がさらに含まれる。
【0016】
本発明に係る一つの実施形態では、運行バスの現在位置に対する情報として、停留所の固有識別情報、各路線ごとにその路線に属する各停留所に対して順次に割り当てした順次(sequential)停留所番号、停留所間の区間(section)に対して割り当てした識別情報、そして経緯度座標の内で少なくとも一つ以上の情報を使う。
【0017】
本発明に係る一つの実施形態では、当該のバスの満席可否と残った座席数に対する情報を前記利用可能性に対する情報として使う。
【0018】
本発明に係る一つの実施形態では、前記受信される信号から抽出された情報の内、交通情報受信端末機がある現在位置を中心に所定距離以内に位置した停留所に係わる抽出情報だけが選別されて交通情報受信端末機に貯蔵される。
【0019】
本発明に係る一つの実施形態では、使用者が一つの路線を選択してその選択された路線に属する停留所をその次に選択した時その停留所に到着する選択された路線の運行バスの利用可能性に対する情報を使用者に表示する。
【0020】
本発明に係る一つの実施形態では、使用者が一つの停留所を選択してその選択された停留所をパスする路線をその次に選択した時その路線に属する運行バスの内選択された停留所に到着する運行バスの利用可能性に対する情報を使用者に表示する。
【0021】
本の出願の上記したそして他の目的たちは以下の詳細な説明からもうちょっと易しく明らかになる。しかし、本発明の思想と内わくでの多様な変化と修正が下記の説明から当業者に明らかになるはずだから、下記の詳細な説明と特定の例は、発明の望ましい実施形態を見せてくれているが、ただ例示のために与えられたことに理解されなければならない。
【図面の簡単な説明】
【0022】
本発明の理解を増進させるために含まれている添付図面は、本発明の望ましい実施形態を例示して、明細書とともに本発明の原理を説明するのに寄与する。
【0023】
図面で、
【図1】本発明に係って大衆交通情報が提供されるネットワーク/システムを手短に示した図である。、
【図2】本発明の一つの実施形態に係る、大衆交通情報を含むTPEGメッセージの構造の一つの例を示した図である。
【図3】図2のメッセージ構造によるメッセージ管理コンテナのシンタックスの例を例示した図である。
【図4】図2のメッセージ構造によるBSI状態コンテナを構成するコンポーネント(component)のシンタックス例を例示した図である。
【図5】本発明の一つの実施形態に係って構成される大衆交通情報のTPEGメッセージを、BSI状態コンテナを主としてその伝送フォーマットを例示した図である。
【図6A】図5の伝送フォーマットを構成する主要要素(element)に対するシンタックスの例をそれぞれ示した図である。
【図6B】図5の伝送フォーマットを構成する主要要素(element)に対するシンタックスの例をそれぞれ示した図である。
【図6C】図5の伝送フォーマットを構成する主要要素(element)に対するシンタックスの例をそれぞれ示した図である。
【図6D】図5の伝送フォーマットを構成する主要要素(element)に対するシンタックスの例をそれぞれ示した図である。
【図6E】図5の伝送フォーマットを構成する主要要素(element)に対するシンタックスの例をそれぞれ示した図である。
【図6F】図5の伝送フォーマットを構成する主要要素(element)に対するシンタックスの例をそれぞれ示した図である。
【図6G】図5の伝送フォーマットを構成する主要要素(element)に対するシンタックスの例をそれぞれ示した図である。
【図6H】図5の伝送フォーマットを構成する主要要素(element)に対するシンタックスの例をそれぞれ示した図である。
【図6I】図5の伝送フォーマットを構成する主要要素(element)に対するシンタックスの例をそれぞれ示した図である。
【図6J】図5の伝送フォーマットを構成する主要要素(element)に対するシンタックスの例をそれぞれ示した図である。
【図7】本発明の一つの実施形態に係る、大衆交通情報を提供するサーバーとその情報を受信する端末機間に定義される、各コードとその対応される意味を示した一つの表を例示的に示した図である。
【図8A】本発明の一つの実施形態に係る、図6Hのバス位置部に含まれて輸送される、バスの位置情報を載せた座標(co−ordinates)コンポーネントのシンタックスの例を示した図である。
【図8B】本発明の一つの実施形態に係る、図6Hのバス位置部に含まれて輸送される、バスの位置情報を載せた座標(co−ordinates)コンポーネントのシンタックスの例を示した図である。
【図9】本発明の他の一つの実施形態に係って構成される大衆交通情報のTPEGメッセージを、BSI状態コンテナを主としてその伝送フォーマットを例示した図である。
【図10A】図9の伝送フォーマットを構成する主要要素に対するシンタックスの例をそれぞれ示した図である。
【図10B】図9の伝送フォーマットを構成する主要要素に対するシンタックスの例をそれぞれ示した図である。
【図10C】図9の伝送フォーマットを構成する主要要素に対するシンタックスの例をそれぞれ示した図である。
【図10D】図9の伝送フォーマットを構成する主要要素に対するシンタックスの例をそれぞれ示した図である。
【図11】交通情報提供サーバーから送信される大衆交通情報を受信する、本発明の一つの実施形態に係る端末機の構成を示した図である。
【図12A】図5及び/または図9の実施形態に係って大衆交通情報が受信される場合、図11の端末機がその受信された大衆交通情報を貯蔵する構造をそれぞれ示した図である。
【図12B】図5及び/または図9の実施形態に係って大衆交通情報が受信される場合、図11の端末機がその受信された大衆交通情報を貯蔵する構造をそれぞれ例示した図である。
【図13A】本発明の一つの実施形態に係って、使用者の大衆交通情報要請に従って提供する停留所及び/または路線に対する情報を画面表示する例である。
【図13B】本発明の一つの実施形態に係って、使用者の大衆交通情報要請に従って提供する停留所及び/または路線に対する情報を画面表示する例の図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0025】
図1は本発明の一つの実施形態に係って大衆交通手段、例えばバスに対する運行状況 及びバスの状態情報(以下、'大衆交通情報'だと称する。)が提供されるネットワーク/システムを手短に示したのである。図1のネットワークで、
例えば放送社の交通情報提供サーバー100は、一つまたはその以上の経路、例えば運営者入力、ネットワーク101を経由した他のサーバーから収集される大衆交通情報を再構成して一般市民が携帯している大衆交通情報受信端末機(以下、'端末機'と略称する。)(または器機)200が受信することができるように無線で送り出す。前記端末機200は、携帯電話、PDA、スマートフォン器機、ノート型パソコン、移動端末機、ペイジャー(pager)などであることができる。しかし前記列挙された器機に制限されない。
【0026】
また、大衆交通情報の提供対象になる大衆交通/交通制御機、例えばバス、汽車などは別途の無線ネットワークを通じて自分の位置に対する情報と状態情報(例えば空座席数及び/または満席可否などに対する情報)を所定間隔でバス交通情報収集サーバーに伝送して、前記バス交通情報収集サーバーが収集された大衆交通情報を前記交通情報提供サーバー100にリアルタイムで提供する。
【0027】
勿論、前記バス交通情報収集サーバーが直接前記交通情報提供サーバー100になることもできる。前記状態情報は、バスの運転手が残余座席数及び満席可否に対する状況を確認して、無線ネットワークにアクセス可能な情報収集端末機への入力を通じて前記バス交通情報収集サーバーに提供されることもできるが、バスごとに装着された乗客の搭乗及び下車を管理する機器が自動的にバス内の乗客数を追従することで毎停留所ごとにバスの状態情報を前記バス交通情報収集サーバーに提供することもできる。
【0028】
前記交通情報提供サーバー100が無線で伝送する大衆交通情報はTPEG(Transport Protocol Export Group)メッセージのシーケンスで提供されるのに、そのシーケンス内の一つのTPEG メッセージは図2に示すのようにメッセージ管理コンテナ201、バスサービス情報状態コンテナ(Bus Service Information Status Container)(以下、'状態コンテナ'に略称する。202)、そしてTPEG 位置コンテナ203から構成される。大衆交通情報を伝送するコンテナとして'BSI状態コンテナ'の名称を使うがこのような用語の選定は本発明の要旨とは無関係で他の適切な用語を選択して使うこともできる。
【0029】
以下の各メッセージ構成要素に対しても同じである。
【0030】
前記交通情報提供サーバー100は、前記メッセージ管理コンテナ201に図3に例示されたシンタックスによって伝送する情報を記録する。例えば、図3に示したのように、前記メッセージ管理コンテナ201に記録される交通情報は、メッセージ ID、提供されるサービスのバージョン(例えば、バージョン番号)、メッセージ生成時間などである。以外にも現在の日付及び時間情報、そして他の情報も含まれることができる。
【0031】
前記状態コンテナ202とTPEG 位置コンテナ203はそれぞれ、図4に例示されたシンタックス構造による一つ以上のBSI メッセージコンポーネントで構成されるのに、前記メッセージ管理コンテナ201には、後続するデータがBSIのためのコンポーネントデータであるかを指示する選択者情報301が記録される。
【0032】
前記交通情報提供サーバー100は、コンポーネントデータを構成する場合にそのコンポーネントがどんなコンポーネントであるかを指示する識別子(IDentifier)を各コンポーネントに記録するようになるが、本発明に係る一つの実施形態では、路線基盤のバス情報を載せたコンポーネントの場合にはその識別子を0x80に、停留所基盤のバス情報を載せたコンポーネントの場合にはその識別子を0x81に、そしてTPEG 位置コンテナの場合にはその識別子を、例えば0x90に記録する。例えば、前記BSIメッセージコンポーネントのそれぞれは識別子によって識別される。
【0033】
先立って言及したのように、前記交通情報提供サーバー100は本発明によって大衆交通情報のコンポーネントを構成するにおいて、バスサービス情報を路線基盤でまたは停留所基盤で構成して提供することもできる。
【0034】
先に、路線基盤で大衆交通情報のコンポーネントを構成して提供する実施形態に対して詳しく説明する。
【0035】
以下の説明で、特定値を現わすため‘BSINN_ii’または‘locNN_ii’(NNとiiは数字を現わす)の表記方式を使うのに、BSI NN_ii及びlocNN_iiの表記は、望ましくは前記端末機200に既貯蔵されている多数のBSI テーブルとlocテーブル(またはハードコーディング(hard−coding)にされているテーブル)中bsiNNまたはLOCNNに指称されるテーブル上でのii値であるのを現わすこととして、前記交通情報提供サーバー100と前記端末機200の間に既約束されている値である。本発明に係る実施形態では、TPEGで定義したテーブルの値を一部使ったが、本発明は特定の標準の中に限らないし大衆交通情報提供源と端末機間に新たに定義されるまたは修正される値を持つテーブルを使うことができることは勿論である。
【0036】
前記交通情報提供サーバー100は図5に例示されたデータ伝送フォーマットによって前記状態コンテナに、図6Aに例示されたシンタックスによるバス路線情報部(Bus Route Information、501)(識別子 0x80のBSI コンポーネント)を構成して載せる(同一状態コンテナに識別子0x81のBSI コンポーネント(バス停留所情報部)を構成して載せることもできる。これに対しては後述する。)
前記バス路線情報部501は、バス情報提供サービスの識別子(Bus Service ID、501a)とバス路線識別番号(Bus Route Number、501b)、そしてバス路線名称(Bus Route Name、501c)を含む。バス情報提供サービスの識別子は図7に例示的に大韓民国の大衆交通情報のために定義された‘BSI 01’の表に記入された情報の値の内使う体系を指示する一つの値が記録されて大衆交通情報を受信する端末機にバス情報の構成がどんな体系によって定義されたのかを指示することで情報のデコーディングが正しく成ることもできるようにする。バス路線識別番号501bは例えば、SOOWON−SADANGまでの路線を運行するバス路線が’777’番を使っていればバス路線識別番号として’777’が載せられるようになる。バス路線名称(Bus Route Name、501c)は、望ましくは前記の例で’777’番のようなバス番号とかバス番号と目的地が結合された情報である。またはバス会社の名称も使用可能である。もちろん他の多様な識別情報も使用可能である。
【0037】
そして前記バス路線情報部501は、バス路線説明子(Bus Route Descriptor、511)をさらに含む。前記バス路線説明子511には、情報の対象になる対象路線に対する情報を載せるための路線要素情報部(Route Element Information522)(識別子0x01のバス路線説明コンポーネント)と、その対象路線に属した各運行バスに対する情報を載せるためのバス運行情報部(Bus Operation Information、521)(識別子0x00のバス路線説明コンポーネント)を含ませる。
【0038】
前記バス運行情報部521は、図6Bに例示されたシンタックスによってその情報が構成されるのに、現在運行中のバスに対する数(531−1)と、
その運行バスに対して個別的に割り当てされた現在バス情報部(Current Bus Information、531)を一つ以上含む。各現在バス情報部531は図6Cに例示されたシンタックスによって少なくとも一つのサービス地点コンポーネント(service point component)を含む。前記現在バス情報部531に載せられるサービス地点コンポーネントには現在バスがある位置に対する停留所ID531a(図6Dのシンタックスによって構成される識別子0xA0のサービス地点コンポーネント)、順次停留所ID(squential stop ID、531b)(図6Eのシンタックスによって構成される識別子0xA1のサービス地点コンポーネント)及び/または停留所間区間に対するID(section ID、531c)(図6Fのシンタックスによって構成される識別子0xA2のサービス地点コンポーネント)が載せられるようになる。前記停留所IDは、サービス全地域内の停留所に対してそれぞれの停留所を固有に識別するように割り当てされたバス停留所番号またはコードであり、前記順次停留所IDは一つの路線でその路線に属する各停留所に順次に割り当てした番号を意味する。
【0039】
また、前記現在バス情報部531に載せられるサービス地点コンポーネントは、バスの利用可能性(availability)を知らせる状態情報、例えば残っている座席数及び/または満席可否に対する情報を載せたバス状態(bus status、531d)(図6Gのシンタックスによって構成される識別子0xA4のサービス地点コンポーネント)と、バスがある現在位置に対する情報が載せられるバス位置部(Bus Location、531e)(図6Hのシンタックスによって構成される識別子0xA3のサービス地点コンポーネント)をまた含む。前記バス状態(531d)には示すのように、当該のバスに残っている座席の数とバスが満席であるのか可否を現わす情報が載せられるようになる。ただ例として、当該のバスが乗客をさらに収容することができない場合には満席指示子(531d−1)に1を、収容することができる場合には2をそして収容可否をわからない場合には0の値を記録するようになって、
当該のバスに座席が残っている場合にはその座席の数を前記残余座席数(531d−2)に記録して、残った座席数をわからない場合には例えば、‘−1’の値を記録する。もし当該のバスが乗客が立っているまま運行するのが許容されないバスの場合には残っている座席がなければ満席指示子(531d−1)に満席であるのを知らせる値、例えば1の値を設定するようになる。他の値が多様なバス状態(531d)を指示するために使われることができる。
【0040】
前記バス位置部531eは図6Hのシンタックスによって、図8Aに例示された階層的構造を持つ識別子00のtpeg_loc_component801に対応されて、そのコンポーネント内に図8Bに例示されたのような構造で、バスがある位置に関する情報が含まれる。図8Bに示すのように、前記バス位置部531eは、移動するバスの位置に対する情報の類型を指示する値(loc01_xx)を持つ位置類型情報(Location Type、810)と現在バス位置に対する経緯度座標(WGS84、822)を含む。そして、前記バス位置部531eは、モード類型リスト(Mode Type List、821)及び/またはバスがある停留所の名称(Descriptor Bus Stop Name、823)を選択的に含むこともできる。
【0041】
また図5を参照すれば、前記路線要素情報部(Route Element Information、522)は、図6Iに例示されたシンタックスによってその情報が構成されるのに、当該の路線に属する停留所に対する数(532−1)と、各停留所の区間に対して個別的に割り当てされた区間情報部(Section Information、532)を含む。各区間情報部(Section Information、532)は、図6Jに例示されたシンタックスによってその情報が構成されて、基準停留所に対する識別情報532c(例えば、順次停留所ID)、その基準停留所と以前停留所間の区間の距離情報(例えば、メートル単位に表現された)532b、そして当該の区間の運行所要時間(Travel Time)(例えば秒単位または分単位で表現された)532aを輸送する。
【0042】
前記交通情報提供サーバー100は、前に説明したのように、図3、図4、図6A乃至6J、それと図8A及び8Bに提示された構造のシンタックスに敵合しく、各コンテナを構成して、そのコンテナを含むTPEG メッセージを図5に例示された伝送フォーマットで構成して一つまたはその以上の端末機(例えば、200)に無線で送り出すようになる。
【0043】
図5に示されたTPEG メッセージの伝送例は一つのバス路線に対して示したのである。したがって、現在大衆交通情報がサービスされている広域都市または任意地域の中に運行するバス路線の数がP個で、一つのバス路線情報部501として一つのバス路線の運行状態(停留所及びバスの現在位置、そして各運行バスの状態など)を皆伝送すると言えば、P個のバス路線情報部を伝送することで前記広域都市/任意地域の中のバス路線に対する運行状態を提供することができるようになる。
【0044】
以下では、停留所基盤で大衆交通情報のコンポーネントを構成して提供する本発明に係る他の実施形態に対して詳しく説明する。
【0045】
前記交通情報提供サーバー100は、図9に例示された伝送フォーマットによって前記状態コンテナに、図10Aに例示されたシンタックスによるバス停留所情報部(Bus Stop Information、801)(識別子0x81のBSIコンポーネント)を構成して載せるが(同一状態コンテナ前述のバス路線情報部を構成して載せることもできる。)、このバス停留所情報部801は、図10Bのシンタックスによって構成される、情報の対象になる対象停留所に対するIDを載せた停留所識別部(811a、0x00のバス停留所説明コンポーネント)と、その対象停留所をパスする各バス路線に対する情報を載せた到着バス部(Arrival Bus、811)(0x01のバス停留所説明コンポーネント)を一つ以上含む。前記停留所識別部811aには、またバス情報提供サービスの識別子が図7に例示された値の内で現在使う体系に対する一つの値(BSI 01_xx)が選択されて記録されて、前記停留所識別部811aは図10Bに見えたシンタックスを持つことができる。
【0046】
前記各到着バス部(Arrival Bus、811)は、図10Cに例示されたシンタックスによってその情報が構成されるのに、前記対象停留所に到着するバスの数821aと、その数位の到着する各バスに対する情報を輸送するバス速成部(Arrival Bus Attribute)821を含む。前記各バス速成部821は、図10Dに例示されたシンタックスによってその情報が構成されて、前記対象停留所に到着するバスの路線に割り当てされているバス路線識別子(Bus Route ID)831とバスサービス名称(Bus Service Name)832を含む。前記バス路線識別子831は当該バスの路線を現わす情報として、例えば777番バスの場合数字’777’であることがある。前記バスサービス名称(Bus Service Name)832は前で説明したのようにバスが使う番号や会社名称のテキストまたはその情報をコード化した情報である。
【0047】
また各バス速成部821はバスの到着予想時間(Predicted Arrival Time)833とそのバスの現在位置/状態に対する情報を輸送する現在バス情報部(Current Bus Information)834をまた含む。前記到着予想時間833に載せられる情報は、実際の交通混雑度や突発状況を含みから予測した到着時刻になることができるし、区間の間の計画された到着時刻(例えば、図5に例示された区間の運行所要時間532aに載せられる情報)に対比して早いとか遅い時間に表示された情報であることもある。そして前記現在バス情報部834は、前述の路線基盤のバス情報提供の実施形態で説明した、現在バス情報部531の構成と同一に構成される。すなわち、前記現在バス情報部834も図6Cに例示されたシンタックスによって構成されて、輸送するサービス地点コンポーネントには現在バスがある位置に対する停留所ID834a(図6Dのシンタックスによって構成される識別子0xA0のサービス地点コンポーネント)、順次停留所ID(squential stop ID)834b(図6Eのシンタックスによって構成される識別子0xA1のサービス地点コンポーネント)及び/または停留所間区間に対するID(section ID)834c(図6Fのシンタックスによって構成される識別子0xA2のサービス地点コンポーネント)が載せられるようになる。
【0048】
また、前記現在バス情報部834に載せられるサービス地点コンポーネントはバスの残余座席数及び/または満席可否に対する状態情報を載せたバス状態(bus status)834d(図6Gのシンタックスによって構成される識別子0xA4のサービス地点コンポーネント)と、バスがある現在位置に対する情報が載せられるバス位置部(Bus Location)834e(図6Hのシンタックスによって構成される識別子0xA3のサービス地点コンポーネント)をさらに輸送する。前記バス状態834dに載せられる情報の構成とその意味は前述の実施形態と同一または類似するのでここでの説明は略する。また、バスの現在位置に対する情報を輸送するバス位置部834eも前述の実施形態でのバス位置部531eに対する説明を同一に適用することができる。
【0049】
前記交通情報提供サーバー100は、前に説明したのように、図3、図4、図6D乃至6H、図8A及び8B、それと図10A乃至10Dに提示された構造のシンタックスに適合しく、各コンテナを構成して、そのコンテナを含むTPEG メッセージを図9に例示された伝送フォーマットで構成して端末機(例えば、端末機200)で送り出すようになる。
【0050】
図9に示されたTPEG メッセージの伝送例は一つのバス停留所に対して示したのである。したがって、現在大衆交通情報がサービスされている広域都市または任意地域の中にバス停留所の数がQ個であり、一つのバス停留所情報部(Bus Stop Information、801)として一つのバス停留所に対する到着バスに対する情報を皆伝送すると言えば、Q個のバス停留所情報部を伝送することで前記広域都市または任意地域の中のバス停留所に対する当該の路線の到着情報を提供することができるようになる。
【0051】
前述の実施形態に係って伝送される大衆交通情報を受信する図1の端末機200は、前に言及した多数のlocテーブルとbsiテーブルの外に、停留所IDによる基本情報と路線IDによる基本情報を貯蔵していることもできる。停留所IDによる基本情報には、停留所ID、停留所類型、停留所名称が含まれることができるし、路線IDによる基本情報には、路線名称、路線類型、時点と終点のID、停留所数、停留所別一番の車及び終車時刻、そして路線形象情報が含まれることができる。路線形象情報は、道路をVGAまたはQVGA上で表現した時にその形態の現われるようにする程度の形象点、各形象点のID及び経緯度座標を含む。
【0052】
前記交通情報提供サーバー100は、端末機が前記のような基本情報を内蔵していないことを前提に、前記基本情報中、前に説明したリアルタイムバス情報サービスを通じて提供されない情報、例えば停留所別一番の車及び終車時刻または路線形象情報などを構成して端末機に提供することもできる。
【0053】
図11は、前記交通情報提供サーバー100から送信される大衆交通情報を受信する、本発明の一つの実施形態に係る、図1の交通情報受信端末機200の一つの例の構成を詳しく示すしたのである。
【0054】
図11を参照すれば、前記端末機200には、大衆交通情報が提供される信号帯域を同調して変調された大衆交通情報信号を出力するチューナー1、前記変調された大衆交通情報信号を復調して大衆交通情報信号を出力する復調器2、前記復調された大衆交通情報信号をデコーディングして多様な大衆交通情報を獲得するTPEG−BSIデコーダー(または一般デコーダー)3、複数の低軌道衛星から送信される衛星信号を受信してまたは他の技術を利用して現在位置(経度、緯度、高度)を把握するGPSモジュール8、デコーディングされた大衆交通情報が貯蔵されるメモリーまたは貯蔵部4、使用者の入力を受信する入力部9、使用者の入力、前記端末機200の現在位置そして獲得された大衆交通情報などに根拠して画面出力を制御する制御エンジン(制御部)5、映像表示のためのLCDまたは他のディスプレイパネル7、そして表示する文字またはグラフィックによる駆動信号を前記LCDまたはディスプレイパネル7に印加するLCDまたはディスプレイドライバー6が含まれている。前記入力部9は前記LCDパネル7上に備えたインターフェース、例えばタッチスクリーン、キーパッドなどであることができる。前記端末機200は、前記メモリー4外に、電子地図が内蔵している非揮発性(non−volatile)メモリーをさらに備えていることもできる。前記端末機200は他の構成要素を含むことができるし、前記端末機200のすべての構成要素は動作するように設定されて、動作観点で相互繋がれている。
【0055】
前記チューナー1は、例えば前記交通情報提供サーバー100または他の情報ソース(source)が送信する信号を同調して、前記復調器2は同調された信号を決まった方式に復調して出力する。それでは、前記TPEG−BSIデコーダー3は入力された復調信号を、図2乃至5、図6A乃至6J、そして図8A及び8Bのように構成されて、及び/または図2乃至4、図6D乃至6H、図8A及び8B、図9そして図10A乃至図10Dのように構成されて伝送される大衆交通情報メッセージを抽出してこれを臨時貯蔵して、その臨時貯蔵された各TPEGメッセージを解釈してそのメッセージ内容による必要な情報及び/または制御データを前記制御エンジン5に伝達するようになる。
【0056】
前記TPEG−BSIデコーダー3は、抽出された各TPEGメッセージのメッセージ管理コンテナ内の情報(例えば、バージョン情報など)に根拠して大衆交通情報のデコーディング可能可否を判断した後選択者(selector)情報によって後続するデータをデコーディングするようになる。この時、各状態コンテナに含まれている大衆交通情報の体系を指定しているBSI01の値を確認してその値によって指定される情報体系によって受信されたデータをデコーディングする。
【0057】
前記制御エンジン5は前記TPEG−BSIデコーダー3から受信されるデータが路線基盤の情報(例えば、0x80のアプリケーション状態コンテナからデコーディングされた情報)の場合には、図12Aのような構造で前記メモリー4に路線基盤情報テーブルを構成する。前記TPEG−BSIデコーダー3から受信されるデータが停留所基盤の情報(例えば0x81のアプリケーション状態コンテナからデコーディングされた情報)の場合には、前記制御エンジン5は図12Bのような構造で前記メモリー4に停留所基盤情報テーブルを構成する。図12Aと12Bはデータ貯蔵構造の単純な例示であるだけであり、図12Aと12Bに例示された貯蔵テーブルには示されてない情報要素(element)(例えば、バスサービス名称、区間距離)、前記交通情報提供サーバー100から提供される付加的な情報など)がさらに含まれることができることは勿論である。
【0058】
図12A及び12Bに見えた例で各停留所に対する識別情報(停留所ID)として一部に対して名称を使ったが、これはただ理解を助けるためのことであるだけ、実際では各停留所に割り当てされたコード(図12A及び12B例で、ID1、ID2、またはSect_ID1のようにに記載した情報)を使って貯蔵することもでき、これを使用者に表示する時には別途のメモリーから読み出された基本情報、または交通情報提供サーバー100から受信した、当該のコードに連関されている停留所名称を読んで使う。図12A及び12Bの受信された大衆交通情報の貯蔵例で、バスの現在位置に対する情報を貯蔵しているフィールド1201の例は、バスの現在位置に対する情報として前記交通情報提供サーバー100が停留所ID、順次停留所IDそして区間ID中適切な一つの情報のみを送ったことを前提に作成したのである。もし、前記交通情報提供サーバー100が上の3個の情報中複数の情報を伝送する場合にはこれによって、図12A及び12Bの当該の情報フィールド1201には複数の情報が(例えば‘a/b/.’、‘./p/q’のように)記録される。
【0059】
前記制御エンジン5は図12Aと12Bで例示されたように路線基盤の情報と停留所基盤の情報を相互分離する代わり、また他の例によって統合された一つのテーブルで統合的に構築することもできる。いずれの場合でも、図12A及び12Bのような構造または統合的構造に貯蔵された前記大衆交通情報は、前記交通情報提供サーバー100から新しい情報が受信される度に当たる情報が更新される。
【0060】
また、前記制御エンジン5は、前記TPEG−BSIデコーダー3から受信されるすべてのデータを前記メモリー4に貯蔵しないで、前記GPSモジュール8から把握される(前記端末機の)現在位置に近接した、例えば前記現在位置から半径1km以内停留所に対するデータのみを選択して貯蔵することもできる。これは、前記端末機200を携帯した使用者が一番必要であると予測される大衆交通情報を選別的に貯蔵することで用量の限界があるメモリーを効率的に使うためだからである。
【0061】
受信された大衆交通情報が前記で例示されたのように貯蔵されている状態で、使用者が前記入力部9を通じて‘大衆交通情報’を要請すれば、図13A及び13Bに例示されたのように、使用者が選択することができる大衆交通情報関連メニューを前記LCDパネル7上に表示して(S131)、表示されたメニューで路線番号検索を選択(例えば、‘1’選択)すれば、図13Aに例示されたのように入力窓を提供して、この入力窓を通じて路線番号が入力されれば(S132)、前記制御エンジン5は前記メモリー4を検索して当該の路線番号に対して、図12Aのように貯蔵されている各停留所に対する情報を獲得して路線IDとともに停留所名称を画面上に表示する(S133)。この時、路線IDに対しては、使用者の認知速度を高めるために必要な符号またはテキストの付加動作を遂行することができる。例えば路線IDが‘B504’の場合これに‘幹線[]’の文字列を適切な位置に付け加えて'幹線[B]504‘で表示する。また、Gは'支線'で、Rは’広域‘で対応して表示する。また、前記制御エンジン5は、各停留所間の区間に対する区間所要時間を図12Aの情報テーブルから読んで画面上の停留所名称間に(1301)表示されるようにする。
【0062】
もし、使用者が入力窓を通じて路線識別情報、例えば路線IDの一部のみを入力する場合には、複数の路線IDが入力された部分情報と一致することができる。この場合には前記制御エンジン5は部分的に一致する番号を持つすべての路線IDを図12Aのように貯蔵された路線基盤情報テーブルで捜して各路線IDを画面上に列挙(1302)(または適切な記号またはテキストを付け加えて列挙)した後(S132−1)、列挙された路線IDで一つの路線IDが選択バg13を通じて選択される場合、前に説明したのようにその路線に属した停留所に対する情報(及び区間所要時間)を画面上に表示するようになる(S133)。
【0063】
そして、前記制御エンジン5は、前記LCDパネル7上に使用者によって選択された路線に対する停留所情報を表示する場合には(S133)使用者にとって、選択された停留所観点での当該の路線の利用可能性に対する情報を要請することができるソフトボタン(B1)を提供する。ここでソフトボタンは、そのボタンが選択された時行われる機能が選択的に変更されて任意時点でのボタン選択の時の機能を知らせる情報が位置対応して前記LCDパネル7上に表示される、前記入力部9上の固定された物理的キー(key)とかまたは前記LCDパネル7上にその機能が表示されて選択もそのパネル上で成るタッチスクリーン方式のボタンであることができる。勿論、バス路線の利用可能性に対する情報を要請するためのボタンを前記入力部9上にその機能が固定されたキー(key)として具現することも可能である。
【0064】
図13Aに例示されたのように選択バg13を所望する停留所名称に位置させてバス利用可能性に対するボタン(B1)を使用者が選択すれば、前記制御エンジン5は、図12Aのように貯蔵された受信情報テーブルで、選択された停留所に一番近接された位置にある当該の路線の運行バスを捜してその運行バスに対する利用可能性情報、すなわち現在位置及び/または残余座席数(及び満席可否)に対する情報画面(S134)を出力する。このようなバス利用可能性情報を通じて使用者は到着するバスの利用可能可否が分かるようになる。図13Aの例として説明すれば、現在'NAMソウル中学校'に到着する‘幹線[B]504’路線のバスは現在'NAMBU警察署'に位置しているし、このバスは運行計画上5分後に'NAMソウル中学校'に到着する予定であるが、そのバスは定員がすべて満ちる状態なので搭乗が可能ではない(空席なし)ことをを見せてくれている。したがって、使用者は他の路線または他の交通手段を検索して利用するとか当該の路線のその次のバスを待つこともできる。
【0065】
バスの現在情報を表示した画面(S134)から使用者が‘次’メニュー項目(g14)を選択すれば、前記制御エンジン5は現在選択された停留所にその次に身近に来ている運行バスに対する現在情報(位置及び残余座席数に対する情報など)を図12Aのように貯蔵された情報テーブルで捜してこれを画面上に出力することもできる。
【0066】
図13Bに見えたまた他の実施形態に係って、もし、大衆交通情報関連メニュー(S131)上で‘路線番号検索’を選択しないで‘停留所に対する検索’を使用者が要請すれば(‘2’を選択すれば)、前記制御エンジン5は前記メモリー4を検索して経緯度による位置が前記GPSモジュール8によって把握された前記端末機200の現在位置と所定距離、例えば1km内の停留所を探してこれらの名称を前記LCDパネル7上にリストで表示する(S141)。
【0067】
画面表示されたリスト上で、使用者が前記入力部9を通じて一つの停留所を選択すれば、前記制御エンジン5はその停留所に対して前記メモリー4に図12Bのように貯蔵されているその停留所をパスする各路線に対する予測された到着時刻に対する情報を獲得して、各路線の識別情報とともに予想待機時間1401を画面上に列挙する(S142)。そして、前記制御エンジン5は、前記LCDパネル7上に使用者によって選択された停留所に対する各路線情報を表示する場合には(S142)使用者にとって、選択された停留所観点での選択される路線の利用可能性に対する情報を要請するようにするソフトボタン(B2)をまた提供する。
【0068】
もし、前記端末機200が電子地図を内蔵した非揮発性メモリー(以下、'貯蔵手段'または‘貯蔵部’という。)を備えている場合には、先立って停留所リストが表示された状態で(S141)、一つの停留所を選択するようになれば、その停留所の位置を中心にして前記貯蔵手段から必要な電子地図の部分(前記LCDパネル7に表示することができる領域)を読み出して前記ドライブ6を通じてLCDパネル7に表示することもできる(S141−1)。この時前記端末機200の現在位置にあたる地点には特定グラフィック記号を表示して、選択された停留所がある位置にもその停留所の説明情報と特定グラフィック記号を表示する。選択された停留所を中心にした電子地図が表示された状態で'確認'キーを入力する場合にその停留所を通る一つまたはその以上の路線に対する情報を表示するようになる(S142)。
【0069】
路線リストが画面表示されている状態(S142)で使用者が一つの路線を選択すれば、前記制御エンジン5はその路線に対する形象情報とその路線に属した停留所に対する情報を前記メモリー4及び/または別途のメモリーから読んで画面表示する(S143)。この表示によって使用者が自分が所望する目的地に到着することができる路線であるかを確認することができる。この時、前記貯蔵手段を備えている場合には、前記制御エンジン5は路線に対する形象情報を電子地図の上に表示するようになる。この状態で使用者が‘詳細’または'選択'を入力すれば前記制御エンジン5は表示された形象情報で、選択された停留所を中心にした路線図の一部を拡大して画面表示する(S143−1)。
このように路線図の一部を詳細表示する時は、前記メモリー4に貯蔵されている、図12Bの情報テーブルで到着するバスの現在位置での現在情報(位置及び残った座席数に対する情報など)を読んでその地点にあたる位置に特定アイコン、例えばバスアイコン1402を画面表示して現在情報1403も一緒に表示することで使用者が視覚的にバスの位置が分かるようにすることと共に到着するバスに、使用者自分のような乗客をさらに収容することができる余地があるかが分かるようにする。
【0070】
一方、路線リストが画面表示されている状態(S142)で使用者が利用可能性に対する‘情報’(B2)ボタンを選択すれば現在選択バg13がある路線に属する運行バスの中で現在選択されている停留所に到着する運行バスに対する位置及び残った座席数(及び満席可否)に対する情報を図12Bの情報テーブルで捜してこれをバスの状態情報画面S144ですぐ提供することもできる。
【0071】
図13A及び13Bは、本発明に係る、使用者が所望する情報を制限された大きさの画面を通じて見せてくれる多様な方法の中で極めて一つの方法に過ぎない。しかし、本発明の説明で例示された表示方法と段階を通じて見せてくれた大衆交通情報の内容を、方法や手続き、または機器を変更して提供することは当業者が極めて容易にできることなので提供される情報の内容が同一性の範囲に含まれる以上そういう変更や修正を通じる発明は皆本発明の請求範囲に含まれることで見なければならない。
【0072】
一方、前述の実施形態で、図11の端末機が音声出力手段/出力部を備えていることもできるが、この場合には、使用者が一つの停留所とその停留所を通る路線の中で一つの路線を選択した時に予測された到着時刻及び到着するバスの状態情報を音声/オーディオに出力するとか、一つの路線とその路線に属する一つの停留所を選択した時にバスの現在位置の停留所及びバスの状態情報を音声/オーディオに出力することができる。以外にも他の情報ももちろん音声/オーディオに出力することができる。前記音声出力手段は音声合成のために必要なデータをあらかじめ備えている。
【0073】
前記で制限された実施形態として詳しく説明した本発明の少なくとも一つの実施形態は、大衆交通を利用する市民にとって、利用することができる大衆交通手段(例えば、バス)を待機しなければならない時間と利用可能性が分かるようにすることで停留所から交通が来ることだけを待たないで他の有用な仕事ができるようにする。本発明は、有用な大衆交通情報を提供して、これは利用者の時間及び他の資源の効率的な使用を改善して利用者便宜性を進める。また、このような大衆交通手段の利用可能時間及び利用可能性に対する情報提供によって人々がより多く大衆交通手段を便利で効率的に利用するようにすることで道路上に運行する自家運転車領の数を減少させることができ、これは道路建設や環境汚染による経済的費用及び社会的費用を減らすようになる。
【0074】
以上、前述の本発明の望ましい実施形態は、例示の目的のために開示されたことで、当業者であると、以下添付された特許請求範囲に開示された本発明の技術的思想とその技術的範囲内で、また他の多様な実施形態を改良、変更、代替または付加などが可能である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
交通情報のエンコーディング方法において、
バス路線に対する情報を生成する1段階と、
前記バス路線に属する各運行バスの現在位置と利用可能性に対する情報を生成する2段階と、
前記生成された情報を含む状態情報を構成する3段階を含みからなることである方法。
【請求項2】
前記バス路線が経由する各停留所に対する情報を生成して前記状態情報に含ませる段階をさらに含みからなることである請求項1記載の方法。
【請求項3】
前記2段階は、前記バス路線に属する運行バスの数に対する情報をさらに生成することである請求項1記載の方法。
【請求項4】
利用可能性に対する前記情報は、残っている座席数に対する情報及び/または満席可否を指示する情報を含むことである請求項1記載の方法。
【請求項5】
前記バス路線に対する前記情報は、当該のバス路線を他の路線と区分して唯一に識別するようにするIDまたは番号を含むことである請求項1記載の方法。
【請求項6】
交通情報のエンコーディング方法において、
バス停留所に対する情報を生成する1段階と、
前記バス停留所に到着する少なくとも一つの運行バスの路線情報と現在位置、そして利用可能性に対する情報を生成する2段階と、
前記生成された情報を含む状態情報を構成する3段階を含みからなることである方法。
【請求項7】
前記2段階は、前記バス停留所に到着する運行バスの数に対する情報をさらに生成することである請求項6記載の方法。
【請求項8】
利用可能性に対する前記情報は、残っている座席数に対する情報及び/または満席可否を指示する情報を含むことである請求項6記載の方法。
【請求項9】
前記停留所に対する前記情報は、当該のバス停留所を他の停留所と区分して唯一に識別するようにするIDを含むことである請求項6記載の方法。
【請求項10】
交通情報のデコーディング方法において、
受信される信号で状態情報を抽出する1段階と、
前記抽出された状態情報で、バス路線に対する情報と、前記バス路線に属する各運行バスの現在位置と利用可能性に対する情報を抽出する2段階を含みからなることである方法。
【請求項11】
前記抽出された状態情報から前記バス路線が経由する各停留所に対する情報を抽出する段階をさらに含みからなることである請求項10記載の方法。
【請求項12】
前記2段階は、前記状態情報から、前記バス路線に属する運行バスの数に対する情報をさらに抽出することである請求項10記載の方法。
【請求項13】
前記抽出される利用可能性に対する前記情報は、残っている座席数に対する情報及び/または満席可否を指示する情報を含むことである請求項10記載の方法。
【請求項14】
前記バス路線に対する前記情報は、当該のバス路線を他の路線と区分して唯一に識別するようにするIDまたは番号を含むことである請求項10記載の方法。
【請求項15】
交通情報のデコーディング方法において、
受信される信号で状態情報を抽出する1段階と、
前記抽出された状態情報から、バス停留所に対する情報と、前記バス停留所に到着する少なくとも一つの運行バスの路線情報と現在位置、そして利用可能性に対する情報を抽出する2段階を含みからなることである方法。
【請求項16】
前記2段階は、前記抽出された状態情報から、前記バス停留所に到着する運行バスの数に対する情報をさらに抽出することである請求項15記載の方法。
【請求項17】
前記利用可能性に対する前記情報は、残っている座席数に対する情報及び/または満席可否を指示する情報を含むことである請求項15記載の方法。
【請求項18】
前記停留所に対する情報は、当該のバス停留所を他の停留所と区分して唯一に識別するようにするIDを含むことである請求項15記載の方法。
【請求項19】
交通情報をデコーディングする装置において、
受信される信号を復調して大衆交通情報を載せたメッセージシーケンスを出力する復調器と、
前記メッセージシーケンス内の各メッセージから状態情報を抽出して、その状態情報から、バス路線に属する各運行バスの利用可能性に対する情報及び/またはバス停留所に到着する少なくとも一つの路線の運行バスの利用可能性に対する情報を抽出するデコーダーと、
前記抽出された情報を貯蔵部に貯蔵させて、条件によってその貯蔵された情報またはその一部を出力部を通じて出力させる制御部を含みから構成されることである装置。
【請求項20】
前記装置と係わる端末機の現在位置に対する情報を検出する位置検出器をさらに含みから構成されるが、
前記制御部は、前記抽出された情報で、前記検出された現在位置に隣接されている停留所に係わる状態情報のみを前記貯蔵部に貯蔵させることである請求項19記載の装置。
【請求項21】
前記制御部は、入力された路線選択情報によって前記貯蔵部でその選択情報を含む複数の路線情報を読み前記出力部を通じて路線リストを出力させて、出力されたリストで選択された路線が経由する一つの停留所に到着する少なくとも一つのバスの利用可能性に対する情報を前記貯蔵部で読んで前記出力部を通じて出力することである請求項19記載の装置。
【請求項22】
前記制御部は、入力された路線選択情報によって前記貯蔵部でその選択情報と一致する路線情報を読みその路線が経由する一つの停留所に到着する少なくとも一つのバスの利用可能性に対する情報を前記貯蔵部で読んで前記出力部を通じて出力することである請求項19記載の装置。
【請求項23】
前記制御部は、使用者の要請に従って前記貯蔵部で停留所情報を読み前記出力部を通じて停留所リストを出力させて、出力されたリストで選択された停留所をパスする一つの路線に属する少なくとも一つの運行バスの利用可能性に対する情報を前記貯蔵部で読んで前記出力部を通じて路線リストに出力することである請求項19記載の装置。
【請求項24】
前記利用可能性に対する前記情報は、残っている座席数に対する情報及び/または満席可否を指示する情報を含むことである請求項19記載の装置。
【請求項25】
前記出力部は前記貯蔵された情報、またはその一部を時刻的に及び/または聴覚的にプレゼンテーションすることである請求項19記載の装置。
【請求項26】
交通情報を使用者に提供する装置において、
受信される信号から、バス路線に対する情報と、前記バス路線に属する各運行バスの現在位置と利用可能性に対する情報を抽出するデコーダーと、
使用者の要請に従って前記抽出された情報を出力部を通じて出力させるための制御部と、
バスの利用可能性に対する情報を使用者が要請することができるようにするためのインターフェース部を含みから構成されることである装置。
【請求項27】
前記制御部は、前記ボタンの選択によって、前記使用者によって選択された停留所に近接した選択された路線の少なくとも一つのバスの利用可能性に対する情報を前記出力部を通じて出力させることである請求項26記載の装置。
【請求項28】
交通情報を使用者に提供する装置において、
受信される信号から、バス路線に対する情報と、前記バス路線に属する各運行バスの現在位置と利用可能性に対する情報を抽出するデコーダーと、
使用者の要請に従って前記抽出された情報を出力部を通じて出力させるための制御部を含みから構成されるが、
前記制御部は前記出力部を通じて停留所またはバス路線に対する情報を提供する時は、バスの利用可能性に対する情報を要請することができるようにするインターフェース部を提供することである装置。
【請求項29】
前記インターフェース部は、バスの利用可能性に対する情報を要請することができる機能を提供する物理的に固定された位置にあるキーと、そのキーの機能を知らせる表示された文字列を含むことである請求項28記載の装置。
【請求項30】
前記インターフェース部は、
バスの利用可能性に対する情報を要請することができる機能を提供する、前記出力部上のタッチ領域と、
前記タッチ領域がタッチされた時行われる機能を知らせる、
前記タッチ領域内に表示された文字列を含むことである請求項28記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6A】
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【図6B】
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【図6C】
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【図6D】
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【図6E】
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【図6F】
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【図6G】
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【図6H】
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【図6I】
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【図6J】
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【図7】
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【図8A】
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【図8B】
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【図9】
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【図10A】
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【図10B】
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【図10C】
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【図10D】
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【図11】
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【図12A】
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【図12B】
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【図13A】
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【図13B】
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【公表番号】特表2009−544215(P2009−544215A)
【公表日】平成21年12月10日(2009.12.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−520684(P2009−520684)
【出願日】平成19年8月21日(2007.8.21)
【国際出願番号】PCT/KR2007/003983
【国際公開番号】WO2008/035858
【国際公開日】平成20年3月27日(2008.3.27)
【出願人】(502032105)エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド (2,269)
【Fターム(参考)】