説明

容器自動洗浄装置における排水濾過装置

【課題】容器自動洗浄装置から排出される洗浄物(水とインキ等の剥離物及び未溶解分の重曹)を、水と剥離物及び未溶解分の重曹とに分離し、両者の二次処理を行い易くすること。
【解決手段】横軸回りに回転させる容器1の内面に対して粉状の重曹を水と共に噴射し、洗浄して排出する洗浄物排出機構を設けた容器自動洗浄装置において、スクリューコンベア14の排出口14cの下方に、ハウジング16を設け、該ハウジング16の内部に、多数の開口を有するバケット15を回転自在に設け、バケット15を回転駆動する駆動手段18を設け、且つ、前記バケット15に水透過性に優れた回収袋17を着脱自在に設けた。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、容器の内部を洗浄するところの容器の洗浄装置に関し、更に詳しくは、特に各種インキ、樹脂塗料等を収容した容器(ドラム缶)の再使用等に際し、容器の内部を重曹と水とを用いて洗浄するのに用いる容器自動洗浄装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】上述の容器として、各種インキ、樹脂塗料等を封入して搬送する他、再使用或いは適宜のインキ等を混合、希釈したりする場合に用いられる。こうした場合、当初のインキ、或いは混合希釈後のインキ等が容器の内面に付着し、略硬化していたり、場合によっては完全に硬化してしまっていることが多い。
【0003】この場合、従来には、アルコール、トルエン等、収容物に応じた揮発性の溶剤や適宜の洗浄剤でもって洗浄していた。 一般には、刷毛を用いて容器の底部や周壁等の内面(外面の付着もあるが、上述の再使用の目的達成には殆ど問題ない)を擦って汚れを落とすが、硬化している樹脂塗料等を剥ぎ落とすには、このような手作業では非常に時間と労力を必要し、1日に数百本のドラム缶等を洗浄処理しなければならないといった要求には応えられず、更に、除去に使用する溶剤そのものが人体に有害な物質であったり、防爆性を配慮しなければならないといった問題も含んでいる。
【0004】そこで、本発明者らは、こうした問題点をクリアーし、奇麗に洗浄できる剥離方式の洗浄を、特願平8−292189号において提案した。この技術は、加圧空気で水と粉粒材、ここでは粉末重曹(ソデアムバイカーボネイト〔NaHCO〕の微粉)とを目的物に噴射し、その際に発生する衝撃を利用して硬化した樹脂塗料等を剥離除去するものである。 その水は、粉粒材の噴射時の飛散を抑制する機能を果たし、同時にその後のソデアムバイカーボネイトの溶解を行う役目を果たすのである。
【0005】この洗浄装置としては、横軸回りに回転させる容器(ドラム缶)の内面に対して洗浄材(上述の粉末重曹)を水と共に水噴射ノズルから噴射し、容器(ドラム缶)の内面に付着した付着物(インキ)を剥離して容器(ドラム缶)の内面を洗浄するように構成されていた。そして、洗浄材、水、洗浄物(薄膜状インキの剥離片)を、その容器(ドラム缶)の開放口から樋(ホッパー)に受けて排出していた。
【0006】かかる剥離洗浄装置の開発によって、揮発性溶剤等を用いる危険な洗浄方法を採ることもなく、また、残留付着した樹脂成分のインキの弾性にもかかわらず、優れた剥離洗浄を達成することが出来たのであるが、上述した洗浄物(洗浄材としての重曹、水、薄膜状インキの剥離片等で、以下洗浄物と略称する)を受け止めたホッパーから外部に排出する際に、ホッパーの底部開口からスムースに外部に排出され難く、この為に、このホッパーの底部開口の下方にスクリューコンベアを配置して、強制的に排出する方法と採った。
【0007】しかし乍ら、このスクリューコンベアの配置は、このスクリューコンベアのスクリューの山間に落ちた洗浄物については、確かに強制的に搬送して外部に搬出することができるという点で有効であったが、洗浄物、特に、粉末重曹(一部は既に水溶している)及び薄膜状インキの剥離片は何づれも水よりも重く、為に、ホッパーの底部に暫時堆積し、水分のみが下方のスクリューコンベアに先に流れ込み、その結果、薄膜状インキの剥離片等がホッパーの底部に滞留して、スクリューが空回りするという事態が発生し、スムースな洗浄物の排出を行い難いという問題があった。
【0008】そこで、かかる問題に鑑み、先に、特願平10−347741号において、前記容器の開放口に面して洗浄物を流入させるホッパーを配置し、該ホッパーの底部開口に面して、該ホッパーの洗浄物を受け入れる受け入れ位置と、180度回動して洗浄物を下方に排出する排出位置に回動自在に構成された旋回樋を設け、前記旋回樋を操作する回動手段を設け、該旋回樋の直下方に近接状態で配置され、その排出位置において洗浄物を受け入れるスクリューコンベアを設ける洗浄物排出機構を提案した。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した洗浄物排出機構によって、従来発生していた洗浄物がホッパーの底部に堆積するといった事態を回避できて、洗浄物の排出に伴う詰まりを防止し、以てスムースな排出を行うことが出来るに至ったのであるが、スクリューコンベアから排出された洗浄物(剥離されたインキ等の付着物、水及び重曹の未溶解分)が、そのまま一緒に容器自動洗浄装置の外部に排出されることになり、こうした混合状態では、二次処理に困るという問題があった。
【0010】本発明は、かかる問題に鑑み、容器自動洗浄装置から排出される洗浄物(水とインキ等の剥離物及び未溶解分の重曹)を、水と剥離物及び未溶解分の重曹とに分離し、両者の二次処理を行い易くすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、横軸回りに回転させる容器1の内面に対して粉状の重曹を水と共に噴射し、容器1の内面に付着した付着物を剥離して容器1の内面を洗浄し、洗浄した付着物と重曹と水とをホッパー2で受け止め、スクリューコンベア14を介して排出する洗浄物排出機構を設けた容器自動洗浄装置において、特に前記スクリューコンベア14の搬送方向下手側に設けた排出口14cの下方に、上部が前記排出口14cに臨んで開口され、下方に排水口16aを設けたハウジング16を設け、該ハウジング16の内部に、多数の開口を有するバケット15を回転自在に設け、前記バケット15を回転駆動する駆動手段18を前記ハウジング16の近傍位置に設け、且つ、前記バケット15に水透過性に優れた回収袋17を着脱自在に設ける、という手段を講じたものである。本発明において、容器1は主にドラム缶等であるが、その他の容器も含む。また、水透過性に優れた回収袋17としては、通常の粗目の布状体を用いるのが好ましいが、所定のメッシュの編成物であっても良く、何れにしてもその素材を問うものではない。
【0012】本発明において、上記バケット15がメッシュ篭又はパンチングプレートで構成されているのが好ましい。
【0013】本発明において、上記駆動手段18がエアーモーターで構成されているのが好ましい。
【0014】本発明において、上記ハウジング16の上部近傍の内部に、防振用ローラー19が、円周方向に所定の間隔を隔てて複数個配置され、前記バケット15の外周面に接当して振れ止めをするように構成されているのが好ましい。
【0015】本発明において、前記バケット15の底部中央には回転軸20が下方に延出され、前記バケット15の底部にその一端側が回転自在に軸承されると共に最下端が前記バケット15の底部から防振ゴム21を介して支承された支持板22に軸承されているのが好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明によれば、スクリューコンベア14の搬送方向下手側に設けた排出口14cから排出される洗浄物(水、粉末重曹(未溶解分)及び薄膜状インキ等の剥離片)を、回転するバケット15に収容して遠心力を用いて濾過させ、水のみ(溶解された重曹は含む)を排水口16aから外部に排出し、固形分(インキ等の剥離片及び固体の重曹)を、回収袋17によって回収することができる。これによって、分離された水は水処理工程を経て外部に排出され、固形分は、その材質に応じて二次処理工程に移されて処理されることになり、二次処理の前処理工程が簡単に行い得るのである。
【0017】本発明において、上記バケット15がメッシュ篭又はパンチングプレートで構成されている場合には、バケット15の構造が簡単となる、製造コスト低減を図ることができる。
【0018】本発明において、上記駆動手段18がエアーモーターで構成されているの場合には、防爆機能を発揮できて、インキ、塗料等の発火性溶剤を使用する現場におあっても、この濾過装置を備えた容器自動洗浄装置の設置場所を自由に選定できる。
【0019】本発明において、上記ハウジング16の上部近傍の内部に、防振用ローラー19が、円周方向に所定の間隔を隔てて複数個配置され、前記バケット15の外周面に接当して振れ止めをするように構成されている場合には、前記バケット15の回転に際してブレることがなく安定して行い得て、振動発生(騒音発生)を抑制すると共に高速回転による充分な遠心力を発現させて、濾過効率を向上させる。
【0020】本発明において、前記バケット15の底部中央には回転軸20が下方に延出され、前記バケット15の底部にその一端側が回転自在に軸承されると共に最下端が前記バケット15の底部から防振ゴム21を介して支承された支持板22に軸承されている場合には、前記回転軸20が両持ち支持されることになって、スムースな回転伝達を行い得ると共に防振ゴム21の介装によって振動を吸収し、前記防振用ローラー19の存在と相いまって、騒音発生の少ない濾過作用を行うことが出来る。
【0021】
【実施例】本発明にかかる容器自動洗浄装置における排水濾過装置の好適実施例について、以下図面を参照して詳述する。図1は、容器自動洗浄装置の全体の概略図であり、図2は、その中でホッパー12で示す部分の下方部を拡大した洗浄物排出機構の拡大正面図であり、図3は、その要部の縦断側面図、図4は、排水濾過装置の正面図、図5は、その一部縦断正面図、図6は、バケットを示す正面図である。
【0022】図1に示すように、この洗浄装置は、冒頭で言及した特願平8−292189号において提案されたものであり、ここでは洗浄するべき容器1として樹脂塗料乃至インキを収容するドラム缶を対象として設計されたものである。2は、この容器1の軸心Pが略水平(僅かに開口側が下降するよう傾斜されている)になるように容器1を寝かせて載置する載置架台であり、3は、前記容器1をその軸心P回りに回動する回転駆動手段3を示す。この回転駆動手段3は、ここでは、防爆を配慮してエアーモーター3aが使用され、これによって容器1の軸心P方向の前後下面を支承するところの載置架台2を構成する前後左右各一対のローラー3b・・・をチェーン伝動で駆動するように構成し、前記容器1を、例えば、毎分2〜3回転させる。
【0023】8は、上記容器1を寝かせた状態で洗浄位置へ搬送し、且つ、洗浄位置から移動させるコンベア搬送手段であり、同様に防爆を配慮してエアーモーターが使用されている。従って、洗浄位置への搬送と洗浄位置での停止及びこの洗浄位置からの搬出が、適宜の制御方式で、簡潔駆動によって行われることになる。 このコンベア搬送手段8のコンベア自体はエンドレス方式の公知の技術に属するものであるので、ここでの詳細説明を省く。尚、図示の如くこのコンベア搬送手段8には3ケ所に容器1を載置して搬送できる載置台が所定の間隔をもって設けられており、また、回転する容器1の底部に接当して摺接状態で支承するホルダー16が備えられている。
【0024】9は、洗浄位置において、前記載置架台2をこのコンベア搬送手段8に対して上下に昇降する昇降手段を示し、該載置架台2に前記コンベア搬送手段8上の容器1を受け取って洗浄位置に上昇させるように構成されている。この昇降手段9についても、防爆を配慮してエアーシリンダーが使用され、前記回転駆動手段3と載置架台2とが一体的に昇降される構成となっている。
【0025】4は、前記容器1の内側において洗浄材としての粉末重曹を噴射する洗浄材噴射手段であり、5は、前記洗浄材噴射手段4を前記容器1の開放口1aから内部へ略水平方向に出退させる第1噴射駆動手段である。この洗浄材噴射手段4は、加圧空気と洗浄材(ソデアムバイカーボネイト〔NaHCO〕の微粉)とを混合したものを噴射するノズル4aと水噴射ノズル4bとを一体化したものから構成されている。
【0026】そして、前記第1噴射駆動手段5は、前記洗浄材噴射手段4を容器1に対して接近離間させるもので、ここでは、容器1の開放面1aに対向して配置され、そのロッドが容器1の軸心P方向に沿って伸縮作動するエアーシリンダー5aによって構成されている。 図中5bは、エアーシリンダー5aの制御用ケーブルである。6aは、前記洗浄材噴射手段4と洗浄材圧送手段17とを繋ぐホースであり、その一端がノズル4aに接続され、このノズル4aが前記第1噴射駆動手段5であるエアーシリンダー5aの先端に取りつけられているのである。
【0027】7は、上記洗浄材噴射手段4を前記容器1の半径方向に移動させる第2噴射駆動手段7であり、また、枢着されたノズルを回動させるノズル角度調整手段(図外)が設けられており、ここでは、同様にエアーシリンダーで構成されていて上記第1噴射駆動手段5に一体的に設けられている。前記第2噴射駆動手段7も、ここでは、フロアーに固定されたフレームに垂直配置のエアーシリンダー(図省略)によって構成され、前記洗浄材用のノズル4a、水噴射ノズル4b及びエアーシリンダー5aを含む洗浄材噴射手段4の全体を垂直方向、即ち、容器1の半径方向に移動するように構成されている。
【0028】上記垂直変位調整のエアーシリンダーの作動に合わせて前記ノズル角度調整手段10のエアーシリンダーも作動させてノズル4aを回動させ、以て、前記ノズル4a、水噴射ノズル4bを横向き状態から容器1の軸心Pに沿う向きに方向を変え、容器1の底面の剥離洗浄を行うことができる。
【0029】そして、洗浄位置には、容器1に吹き込んでその開放口1aから流れ出た洗浄材、水、剥離物を受けるホッパー12が設けられており、該ホッパー12に落下した残渣は、図2及び図3に示す洗浄物排出機構によって外部に排出される。この洗浄物排出機構は、次のように構成されている。
【0030】図2及び図3に示すように、前記容器1の開放口1aに面して設けられた洗浄物を流入させるホッパー12の底部開口12aに面して、該ホッパー12の洗浄物を受け入れる受け入れ位置と、180度回動して洗浄物を下方に排出する排出位置に回動自在に構成された旋回樋13を設けている。そして、この旋回樋13を操作する回動手段15として、ロータリーシリンダーが、その端部に連動連結されており、エアーによって駆動される。この回動手段15の操作は、洗浄の際に所定の時間間隔、例えば、5〜10秒といった間隔でもって、間歇的、自動的に行われる。
【0031】上記旋回樋13は、固定された外筒13a(鋼管)と、これに内接(間隙は小さい)する筒状の回動樋部13b(ステンレス鋼管)とから構成され、該回動樋部13bの一部に、前記ホッパー12の底部開口12aに対応する開口13cが形成されている。 この開口13cは、回動樋部13bの直径の1/2弱の幅に形成されている。そして、この旋回樋13の直下方に近接状態で配置され、その排出位置において洗浄物を受け入れるスクリューコンベア14が設けられている。
【0032】このスクリューコンベア14は、ケーシング14aと、このケーシング14aに大き目の間隙C、例えば、4〜5ミリ、を形成して内接するスクリュー14bとから構成され、また、上記旋回樋13の外筒13aと上記スクリューコンベア14のケーシング14aとがボルト連結により着脱自在に構成されている。そして、このスクリューコンベア14の構成自体は公知のものであり、その一端の上部から投入された洗浄物(洗浄材、水、塗料等の洗浄物)を、そのスクリュー14bの軸線方向に搬送し、その端部で下方に搬出されるものである。
【0033】図4乃至図6に示すように、前記スクリューコンベア14の搬送方向下手側の端部近傍には排水口14cが設けられ、この排出口14cの下方に、上部が前記排出口14cに臨んで開口され、下方に排水口16aを設けたハウジング16を設け、このハウジング16の内部に、多数の開口を有する有底のバケット15を回転自在に設けてある。 このバケット15は、図6に示すように、パンチングプレートを円筒状に形成したものが用いられている。 しかし、パンチングプレートに代えてメッシュ篭を用いてもよい。 図中、15aは、バケット15の略上下中間部、15bは、底部に設けた保形のための帯状のプレートである。
【0034】前記バケット15には、その内部に、水透過性に優れた回収袋17、ここでは粗目の布袋を着脱自在に設けてある。 この回収袋17については、水透過性に優れておればよく、目の細かいメッシュ編成体であっても良い。
【0035】そして、上記ハウジング16の上部近傍の内部に、防振用ローラー19が、円周方向に所定の間隔、ここでは120度の間隔で3対配置され、前記バケット15の外周面に接当して振れ止めをするように構成されている。 しかし、この防振用ローラー19の配置は、180度の2対であっても、或いは4対以上配置しても良い。
【0036】更に、前記バケット15の底部中央には回転軸20が下方に延出され、前記バケット15の底部にその一端側が回転自在に軸承されると共に最下端が前記バケット15の底部から、4箇所の防振ゴム21を介して支承された支持板22に軸承されている。 そして、この回転軸20の下端近傍には、プーリー24が設けられている。
【0037】また、前記バケット15を回転駆動する駆動手段18を前記ハウジング16の近傍位置に設けてある。 この駆動手段18は、防爆を考えて、エアーモーターで構成している。 このエアーモーター18の出力軸にもプーリー23が設けられ、前記回転軸20のプーリー24との間にベルトが巻回され、駆動力が伝達されるように構成されている。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、スクリューコンベアの搬送方向下手側に設けた排出口から排出される洗浄物(水、粉末重曹(未溶解分)及び薄膜状インキ等の剥離片)を、固形分(インキ等の剥離片及び固体の重曹)と水(但し、重曹の溶解分は含む)に分離し、その固形分を、回収袋によって回収することができて、分離された水は水処理工程を経て外部に排出され、固形分は、その材質に応じて二次処理工程に移されて処理されることになり、二次処理に必要な前処理工程を簡単に行い得る利点がある。
【0039】本発明のその他に利点については、発明の実施の態様の項及び実施例の項において詳述した通りである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる容器自動洗浄装置の全体の概略側面図である。
【図2】本発明にかかる容器自動洗浄装置における洗浄物排出機構の要部の正面図である。
【図3】本発明にかかる容器自動洗浄装置における洗浄物排出機構の要部の縦断側面図である。
【図4】本発明にかかる容器自動洗浄装置における排水濾過装置の正面図である。
【図5】本発明にかかる容器自動洗浄装置における排水濾過装置の一部縦断正面図である。
【図6】本発明にかかる容器自動洗浄装置における洗浄物排出機構のバケットの正面図である。
【符号の説明】
1 容器
2 ホッパー
14 スクリューコンベア
14 排出口
15 バケット
16 ハウジング
16a 排水口
17 回収袋
18 駆動手段
19 防振用ローラー
20 回転軸
21 防振ゴム
22 支持板

【特許請求の範囲】
【請求項1】横軸回りに回転させる容器1の内面に対して粉状の重曹を水と共に噴射し、容器1の内面に付着した付着物を剥離して容器1の内面を洗浄し、洗浄した付着物と重曹と水とをホッパー2で受け止め、スクリューコンベア14を介して排出する洗浄物排出機構を設けた容器自動洗浄装置において、前記スクリューコンベア14の搬送方向下手側に設けた排出口14cの下方に、上部が前記排出口14cに臨んで開口され、下方に排水口16aを設けたハウジング16を設け、該ハウジング16の内部に、多数の開口を有するバケット15を回転自在に設け、前記バケット15を回転駆動する駆動手段18を前記ハウジング16の近傍位置に設け、且つ、前記バケット15に水透過性に優れた回収袋17を着脱自在に設けた、容器自動洗浄装置における排水濾過装置。
【請求項2】上記バケット15がメッシュ篭又はパンチングプレートでで構成されている、請求項1の容器洗自動浄装置における排水濾過装置。
【請求項3】上記駆動手段18がエアーモーターで構成されている、請求項1又は2の容器洗自動浄装置における排水濾過装置。
【請求項4】上記ハウジング16の上部近傍の内部に、防振用ローラー19が、円周方向に所定の間隔を隔てて複数個配置され、前記バケット15の外周面に接当して振れ止めをするように構成されている、請求項1乃至請求項3の容器洗自動浄装置における排水濾過装置。
【請求項5】前記バケット15の底部中央には回転軸20が下方に延出され、前記バケット15の底部にその一端側が回転自在に軸承されると共に最下端が前記バケット15の底部から防振ゴム21を介して支承された支持板22に軸承されている、請求項1乃至請求項4の容器洗自動浄装置における排水濾過装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2000−233162(P2000−233162A)
【公開日】平成12年8月29日(2000.8.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願平11−74278
【出願日】平成11年2月12日(1999.2.12)
【出願人】(396021793)大興電気株式会社 (2)
【Fターム(参考)】