説明

情報処理装置及び情報処理方法、記憶媒体、プログラム

【課題】バックアップ用の記録媒体の容量に比して大容量のデータを、複数の部分データに分割して、複数の記録媒体にバックアップする際に、分割されて記録された複数の記録媒体の関連性をユーザに容易に認識させることができるようにする。
【解決手段】データを複数の記録媒体に分割記録する為、前記データを分割して、順序関係のある複数の部分データを作成する分割手段と、前記部分データが記録される記録媒体ごとに代表画像を生成する代表画生成手段とを設け、一の記録媒体に付与される代表画像は、前記一の記録媒体に記録される部分データとともに、その部分データの前の部分データ又は後ろの部分データの少なくともいずれかを用いて生成される画像を含むようにして、各画像データ列の代表画像に各画像データ列の関連性を表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は記録媒体の容量に比して大容量のデータを、複数の部分データに分割して、複数の記録媒体に記録する場合のデータ処理を行う情報処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、画像データ列ごとに代表静止画像を生成する方法として、メモリカードに記録された画像データ列をDVDなどに記録媒体にバックアップする。そして、その後に、バックアップした画像データ列の内容をDVDなどの記録媒体のレーベル面にレーベル印刷する方法により、記録媒体にどのような画像データが入っているか、ユーザに容易に認識できるようにする方法がある(例えば、特許文献1を参照)。
【0003】
前記特許文献1にて提案された印刷装置は、印刷装置に着脱される第1の記録媒体に記録された画像データを読み込む画像読込手段。前記第1の記録媒体と異なる第2の記録媒体に、前記読み込んだ画像データをバックアップするバックアップ手段。前記読み込んだ各画像データが表す画像をインデックス状に配置したインデックスシートを印刷するインデックス印刷手段とを備えている。
【0004】
そして、外部記憶装置に画像データをバックアップした際に、バックアップ先の記録媒体が複数となった場合に、どの記録媒体に対してどの画像データをバックアップしたかを把握できるようにしている。
【0005】
【特許文献1】特開2006−224665号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、現在HDDビデオカメラや大容量SDカードなどの出現により、バックアップメディア(例えば、DVD)よりも、画像記録装置本体に装着される記録メディア(例えばHDDやSDカード)の方の記憶容量が大きくなってきた。これに伴い、画像記録装置本体に装着される記録メディア内の画像データ群を複数のバックアップメディアに跨って分割して記録するする必要が出てきた。
【0007】
これに対して、前記特許文献1記載の印刷装置では、複数のバックアップメディアに分割してバックアップする際に、各バックアップメディアの関連性をユーザが認識することができないという問題があった。
【0008】
本発明は前述の問題点に鑑み、一つのまとまりを持つ画像データ群を複数の画像データ列に分割して複数のメディアに記録する際に、複数のバックアップメディアの関連性をユーザに容易に認識させることができるようにすることを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の情報処理装置は、データを複数の記録媒体に分割記録する為、前記データを分割して、順序関係のある複数の部分データを作成する分割手段と、前記部分データが記録される記録媒体ごとに代表画像を生成する代表画生成手段とを有し、一の記録媒体に付与される代表画像は、前記一の記録媒体に記録される部分データとともに、その部分データの前の部分データ又は後ろの部分データの少なくともいずれかを用いて生成される画像を含むことを特徴とする。
【0010】
本発明の情報処理方法は、データを複数の記録媒体に分割記録する為、前記データを分割して、順序関係のある複数の部分データを作成する分割工程と、前記部分データが記録される記録媒体ごとに代表画像を生成する代表画生成工程とを有し、一の記録媒体に付与される代表画像は、前記一の記録媒体に記録される部分データとともに、その部分データの前の部分データ又は後ろの部分データの少なくともいずれかを用いて生成される画像を含むことを特徴とする。
【0011】
本発明のプログラムは、データを複数の記録媒体に分割記録する為、前記データを分割して、順序関係のある複数の部分データを作成する分割工程と、前記部分データが記録される記録媒体ごとに代表画像を生成する代表画生成工程とをコンピュータに実行させるプログラムであって、一の記録媒体に付与される代表画像は、前記一の記録媒体に記録される部分データとともに、その部分データの前の部分データ又は後ろの部分データの少なくともいずれかを用いて生成される画像を含むようにする処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、一つのまとまりを持つ画像データ群を複数の画像データ列に分割する際に、分割された画像データ列の代表画像を生成して、各画像データ列の代表画像に各画像データ列の関連性を表示するようにした。これにより、ユーザは分割後の各データ列同士の関連性を容易に認識することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
(第1の実施形態)
図1は、本発明の実施の形態に係る情報処理装置の内部構成の一例を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態の静止画像生成装置は、マイコン101、LCD102、操作部103、ハードディスク104、RAM105、ATA106、MPEG回路107、JPEG回路108を備えている。また、画像処理回路109、USB110、ペリフェラル111、D/A変換器112を備えている。
【0014】
マイコン101は、静止画像生成装置のシステム制御を行なうマイクロコンピュータである。システム制御の他に、LCD102での情報表示によりユーザに対して情報を提示するための表示用信号(以下、OSD信号とする)をRAM105に出力する。
【0015】
LCD102は、マイコン101の指示により、D/A変換器112によってデジタル-アナログ変換された画像データやOSD信号などを表示する。これらの画像データやOSD信号などはRAM105に展開されている。
【0016】
操作部103は、ユーザ操作を受け付けてマイコン101に出力する。画像データには日時データが付加されていて、分割された記録単位データ(部分データ)も、日時データの順番に従って、順序関係を持ってハードディスク104に日付順に格納される。RAM105は、データを保持する複数の領域を有している。例えば、レーベル画像作成領域、レーベル画像領域、代表画像保存領域、OSD信号領域、データ出力領域などがある。
【0017】
レーベル画像作成領域には、レーベル画像を作成するための複数の代表画が保存される。また、レーベル画像領域には、レーベル画像イメージが保存される。代表画像保存領域は、各画像データの代表画が保存される。OSD信号領域は、マイコン101が保存したOSDデータをOSD信号として、LCD102に出力するための領域である。データ出力領域は、ハードディスク104内の画像データをペリフェラル(peripheral)111に出力する際に使用される領域である。
【0018】
ATA(AT Attachment)106は、マイコン101からの指示により、ハードディスク104に保存されている画像データや画像データの代表画生成用データをRAM105に転送する。代表画生成用データとは、画像データが静止画の際は、画像データのexif(Exchangeable Image File Format)内のサムネールデータ、画像データが動画像の際は、所定の位置にあるIピクチャである。
【0019】
MPEG回路107は、マイコン101からの指示により、RAM105に展開されている動画像データのデコードやエンコードを行い、ダイジェストデータを作成する。ダイジェストデータとして動画像を作成する。この場合、そのメディアに記録する情報から、例えば一定時間ごとに抽出したデータを繋げて作成する。また、これに限らず、シーン判別を行って、そのシーンの先頭からの数秒間のデータを繋げて作成する。
JPEG回路108は、マイコン101からの指示により、RAM105に展開されている静止画像データのデコードやエンコードを行い、ダイジェストデータとして静止画像を作成する。この場合、ファイル名や時間順に並べた場合に、所定の間隔ごとに抽出してもよく、またランダムに抽出してもよい。
【0020】
画像処理回路109は、マイコン101からの指示により、RAM105に展開されている画像データや代表画に対して、リサイズ(縮小)やアイコン付加などの画像処理を行う。USB110は、マイコン101からの指示により、RAM105に展開されているデータをペリフェラル111に出力する。また、ペリフェラル111より入力されるデータをRAM105に転送する。ペリフェラル111は、外部とのデータ入出力のインターフェースである。D/A変換器112は、RAM105のOSD信号領域に展開されている画像データやOSDデータをアナログ信号に変換して、LCD102に出力する。
【0021】
図2A〜図2Cは、図1に示した静止画像生成装置が、ハードディスク104に保存されている画像データを、ペリフェラル111を介して外部に接続されているDVDに記録する場合のフローチャートである。また、図1の静止画像生成装置が生成するレーベル画像を、ペリフェラル111を介して外部に接続されているDVDのレーベル面に印刷画像を印刷するまでの処理手順の一例を説明するフローチャートである。ここでの説明は、外部接続されている機器がDVDへのデータ記録と、DVD表面へのレーベル印刷の両機能を持つ複合機器として説明する。
【0022】
つまり、DVDへのデータ記録の為のデータと、DVD表面へのレーベル印刷の為のプリントデータは、ともにペリフェラル111を介して外部機器に送信される。ただし、外部機器はこのような複合機に限らず、データの記録とプリントとを別の装置で実現してもよい。この場合、複数の通信インターフェースを用いて、データの記録の為の記録装置、プリンタのそれぞれと通信すればよい。なお、以下の説明において、各ステップで行われる処理はマイコン101の制御に従って行われる。
【0023】
まず、ステップS201の前に、マイコン101はATA106を制御して、HDD104に記録されている画像データの代表画生成用データをRAM105の代表画像保存領域に転送しておく(不図示)。その後、代表画生成用データは、画像データが静止画像の場合はJPEG回路108によりデコードされた後に、画像処理回路109によりリサイズされ、代表画像保存領域に保存される。また、画像データが動画像の場合は、MPEG回路107によりデコード、画像処理回路109によりリサイズされて代表画像が生成され、代表画像保存領域に保存される。
【0024】
ステップS201では、マイコン101はHDD104に記録されている画像データの中からどの画像データをDVDに記録するかという旨のOSD信号をRAM105に転送する。さらに、マイコン101は、画像処理回路109を制御して画像データの代表画像とOSD信号をミックスする。そして、ミックスされた画像信号を、D/A変換器112でアナログ信号に変換してLCD102に出力する。ユーザは操作部103を操作して、LCDに表示されている画像信号を見ながら、HDD104からDVDに記録する画像データ群を選択する。その後、ステップS202に進む。
【0025】
ステップS202では、マイコン101はATA106を制御して、ステップS201でユーザが選択した画像データ群の総容量を計算する。その後、ステップS203に進む。
ステップS203では、マイコン101は、ステップS202で取得した画像データ群の総容量をOSD信号としてRAM105のOSD信号領域に出力する。RAM105に出力されたOSD信号は、D/A変換器112でアナログ信号に変換されてLCD102に出力される。その後、ステップS204に進む。
【0026】
ステップS204では、マイコン101は、ステップS201で選択した画像データを「DVDに記録するか?」という旨をOSD信号としてRAM105のOSD信号領域に出力する。RAM105に出力されたOSD信号は、D/A変換器112でアナログ信号に変換されてLCD102に出力される。ここで、YESが選択されると、ステップS205に進む。また、NOが選択されると、全ての処理が終了する。
【0027】
ステップS205では、マイコン101は、USB110を制御して、ペリフェラル111の先に接続されているDVD(図示せず)にデータを記録可能かを判断する。この判断の結果、記録可能な場合はステップS206に進み、記録不可能な場合はステップS207に進む。
【0028】
ステップS206では、マイコン101は、USB110を制御して、ペリフェラル111の先に接続されているDVDの記録可能容量を取得する。なお、DVDの記録可能容量はユーザが操作部103を用いてマニュアルで入力するように構成しても良い。その後、ステップS208に進む。
【0029】
ステップS207では、マイコン101は、記録可能なDVDの装着を求める旨をOSD信号としてRAM105のOSD信号領域に出力する。RAM105に出力されたOSD信号は、D/A変換器112でアナログ信号に変換されてLCD102に出力される。その後、ステップS208に進む。
【0030】
ステップS208では、マイコン101は、ステップS206で取得したDVDの記録可能容量に基づき、ステップS201で選択された画像データ群の中からDVDに記録するデータを選択する。ここでは、DVDに未記録のデータのうち、最古の画像データから日時情報の順に、DVDの記録可能容量の分だけ画像を自動選択する。この時、選択された画像データを、日付情報が最古の画像データから順に並べてLCD102に出力する。なお、ここでの画像選択もユーザによる手動選択により実現しても良い。
【0031】
これにより、分割された各部分データも日時情報に従って順序関係を持って作成される。後に説明するが、ここで選択された画像データ群を用いて代表画像生成が行われる。この代表画生成は、ある記録媒体に付与される代表画像として、分割した一連のデータの分割順に対し、その記録媒体の前又は後に記録されるべきデータも含むようにする。つまり、ステップS208で選択されなかった画像データを用い、特に選択された画像データの直前や直後の画像データが用いるのが好適である。また、この直前や直後は、必ずしも絶対的な直前、直後でなくても良い。つまり、選択されなかった画像データのうち、選択された画像データの直前付近や直後付近の画像であっても良い。
【0032】
次に、ステップS209では、マイコン101は、ATA106を制御してステップS208で選択された画像データをHDD104より、RAM105のデータ出力領域に転送する。その後、マイコン101はUSB110を制御して、RAM105のデータ出力領域に転送されたデータを、ペリフェラル111を介してDVDに書き込む。その後、ステップS210に進む。
【0033】
ステップS210では、マイコン101は、ステップS201で選択された画像データ群の一部が、複数の記録媒体(DVD)のうち最初のDVDに記録されるのか、既に別のDVDに記録しているかを判断する。この判断の結果、最初のDVDに記録された場合は、ステップS211に進み、2枚目以降のDVDに記録している場合はステップS214に進む。
【0034】
ステップS211では、マイコン101はステップS201で選択された画像データを全てDVDに記録したか否かを判断する。この判断の結果、YESの場合はステップS212へ進み、NOの場合はステップS213へ進む。
【0035】
ステップS212では、マイコン101はATA106を制御して、DVDに今回記録した画像データの代表画生成用データをHDD104よりRAM105のレーベル画像作成領域に転送する。代表画生成用データは、画像データが静止画像だったら、JPEG回路108によりデコードされた後、画像処理回路109によりリサイズされ、レーベル画像作成領域に保存される。また、画像データが動画像だった場合は、MPEG回路107によりデコードされた後、画像処理回路109によりリサイズされて代表画となり、レーベル画像作成領域に保存される。その後、ステップS217に進む。
【0036】
ステップS213では、マイコン101はATA106を制御して、DVDに今回記録した画像データの代表画と、まだ記録されていない画像データの代表画生成用データをHDD104よりRAM105のレーベル画像作成領域に転送する。代表画生成用データは、画像データが静止画像だったら、JPEG回路108によりデコードされた後、画像処理回路109によりリサイズされ、レーベル画像作成領域に保存される。また、画像データが動画像だった場合は、MPEG回路107によりデコード、画像処理回路109によりリサイズされて代表画となり、レーベル画像作成領域に保存される。その後、ステップS217に進む。
【0037】
ステップS214では、マイコン101は、ステップS201で選択された画像データを全てDVDに記録したか否かを判断する。この判断の結果、YESの場合はステップS215へ進み、NOの場合はステップS216へ進む。
【0038】
ステップS215では、マイコン101はATA106を制御して前回DVDに記録した画像データの代表画と、今回DVDに記録した画像データの代表画生成用データをHDD104よりRAM105のレーベル画像作成領域に転送する。代表画生成用データは、画像データが静止画像だったら、JPEG回路108によりデコードされた後、画像処理回路109によりリサイズされ、レーベル画像作成領域に保存される。また、画像データが動画像だった場合は、MPEG回路107によりデコードされた後、画像処理回路109によりリサイズされて代表画となり、レーベル画像作成領域に保存される。その後、ステップS217に進む。
【0039】
ステップS216では、マイコン101はATA106を制御する。そして、前回DVDに記録した画像データの代表画と、今回DVDに記録した画像データの代表画と、まだ記録されていない画像データの代表画生成用データをHDD104よりRAM105のレーベル画像作成領域に転送する。代表画生成用データは、画像データが静止画像だったら、JPEG回路108によりデコードされた後、画像処理回路109によりリサイズされ、レーベル画像作成領域に保存される。また、画像データが動画像だった場合は、MPEG回路107によりデコードされた後、画像処理回路109によりリサイズされて代表画となり、レーベル画像作成領域に保存される。その後、ステップS217に進む。
【0040】
なお、前記の代表画像は全ての画像データを縮小処理したものではなく、所定の枚数の画像を記録媒体ごとに抽出して、それぞれを縮小して作成している。例えば、ある記憶媒体に100枚の静止画像を記録した場合でも、1000枚の静止画像を記録した場合でも、その媒体のレーベルに用いる代表画像が5枚であれば、5枚の画像を所定のルールで抽出する。
【0041】
抽出の仕方は、日時情報順に並べた場合に等しい枚数ごとに抽出しても良いし、手動でユーザが選んでも良い。また画像情報を解析して、画像の傾向が異なるものを5枚抽出しても良い。また、撮影シーン情報やGPS位置情報など、他の属性情報を参照して、なるべく同じ種類のものに偏らないように抽出しても良い。なお、媒体ごとの代表画像の数はレーベル画像の作成機能において固定であっても良いし、媒体の種類ごとに決めても良いし、ユーザにより手動で決めても良い。
【0042】
動画像データを記録する場合の代表画像は、所定の時間間隔ごとに静止画を抽出しても良いし、撮影シーンが変わる場面を代表画象にしても良いし、ユーザが手動で選ぶようにしても良い。
【0043】
ステップS217では、マイコン101は、自動でレーベル印刷画面を作成するかの旨をOSD信号としてRAM105のOSD信号領域に出力する。RAM105に出力されたOSD信号は、D/A変換器112でアナログ信号に変換されてLCD102に出力される。自動でレーベル画像を作成するか否かの選択を待つ。この結果、YESが選択されるとステップS200に進み、NOが選択されると、ステップS221に進む。ステップS200においては、レーベル画像イメージを作成する処理が行われる。処理手順については後述する。ステップS200においてレーベル画像イメージが作成されると、次に、ステップS218に進む。
【0044】
ステップS218では、マイコン101は、RAM105のレーベル画像領域に保存されているレーベル画像イメージを、D/A変換器112でアナログ信号に変換してLCD102に出力する。
【0045】
ステップS219では、マイコン101は、ステップS218で表示されたレーベル画像イメージを修正するか否かの旨をOSD信号としてRAM105のOSD信号領域に出力する。RAM105に出力されたOSD信号は、D/A変換器112でアナログ信号に変換されてLCD102に出力される。ステップS219の選択において、YESが選択されるとステップS220に進み、NOが選択されるとステップS223に進む。
【0046】
ステップS220では、マイコン101は、RAM105のレーベル画像生成領域に保存されている代表画像と、レーベル画像領域に保存されているレーベル画像イメージをD/A変換器112でアナログ信号に変換してLCD102に出力する。ユーザは、操作部103を操作して、レーベル画像イメージを修正する。ユーザにより修正されたレーベル画像イメージはレーベル画像領域に保存される。その後、ステップS223に進む。
【0047】
一方、ステップS217からステップS221に進んだ場合は、マイコン101は、RAM105のレーベル画像生成領域に保存されている代表画像を、D/A変換器112でアナログ信号に変換してLCD102に出力して表示する。その後、ステップS222に進む。
【0048】
ステップS222では、ユーザは、操作部103を操作して、ステップS221で表示された代表画よりレーベル画像イメージを作成する。ユーザにより作成されたレーベル画像イメージはレーベル画像領域に保存される。その後、ステップS223に進む。
【0049】
ステップS223では、マイコン101は画像処理回路109を制御して、RAM105のレーベル画像領域に保存されているレーベル画像イメージを、DVDのレーベル面に描けるサイズに変換する。その後、マイコン101はJPEG回路108を制御して、DVDのレーベル面に描けるサイズに変換されたレーベル画像イメージを静止画に変換する。その後、ステップS224に進む。
【0050】
ステップS224では、マイコン101は、USB110を制御して、ペリフェラル111の先に接続されているDVDがレーベル印刷可能状態か否かを判断する。この判断の結果、印刷が可能な場合はステップS225に進み、不可能な場合はステップS226に進む。
【0051】
ステップS225では、マイコン101はUSB110を制御して、ステップS223で生成された静止画像からレーベル印刷用のプリントデータ生成を行い、生成したプリントデータをDVDのレーベル面に印刷する。この印刷は、プリント部113で行う。その後、ステップS227に進む。
【0052】
また、ステップS226では、マイコン101は、レーベル印刷可能状態にして下さいという旨をOSD信号としてRAM105のOSD信号領域に出力する。RAM105に出力されたOSD信号は、D/A変換器112でアナログ信号に変換されてLCD102に出力されて表示される。その後、ステップS224に戻って前述した処理を繰り返し行う。
【0053】
ステップS227では、マイコン101は、ステップS201で選択された画像データを全てDVDに記録したか否かを判断する。この判断の結果、YESの場合は全ての処理を終了する。また、ステップS227の判断の結果、NOの場合はステップS205に戻って前述した処理を繰り返し行う。
【0054】
次に、ステップS200において行われるレーベル画像イメージを作成する処理について説明する。
処理が開始されると、最初のステップS228では、マイコン101は、ステップS201で選択された画像データ群が、最初のDVDへの記録か、もしくは2枚目以降のDVDへの記録かを判断する。この判断の結果、最初のDVDへの記録の場合は、ステップS229に進み、2枚目以降のDVDへの記録の場合はステップS234に進む。
【0055】
ステップS229では、マイコン101は、ステップS201で選択された画像データを全てDVDに記録したか否かを判断する。この判断の結果、YESの場合はステップS230へ進み、NOの場合はステップS231へ進む。
【0056】
ステップS230では、マイコン101は、RAM105のレーベル画像作成領域に保存されている代表画像を画像データの日時順にならべて、レーベル画像イメージを生成してRAM105のレーベル画像領域に保存する。その後、前述したようにステップS218に進む。
【0057】
一方、ステップS229からステップS231に進んだ場合は、マイコン101は、レーベル画像作業領域に保存されている代表画像を用いてレーベル画像イメージを生成する処理を行う。さらにこの処理は、今回DVDに記録した画像データの代表画像と、他の記録媒体(今回では他のDVD)に記録されるべき画像データの代表画像を用いて、レーベル画像イメージを生成する。元々の画像データがもつ日時情報を利用し、代表画像をその日時順に並べて、レーベル画像イメージを生成して、レーベル画像領域に保存する。その後、ステップS232に進む。
【0058】
ステップS232では、マイコン101は、画像処理回路109を制御して、RAM105のレーベル画像領域に保存されている代表画の中で、レーベル画像イメージを生成する処理を行う。この処理は、今回記録したDVDの代表画の中で、最新の日付データを持つ代表画に、ステップS201で選択された画像データで最新の日付情報を持つ旨のアイコンを付加する。その後、ステップS233に進む。
【0059】
ステップS233では、マイコン101は、画像処理回路109を制御して、まだDVDに記録されていない画像データから作成された代表画の中で、最古の日時情報を持つ代表画を選択する。さらに、その代表画に対して、続きのDVDがある旨のアイコン(ここでは次のディスクの番号)を付加する。その後、ステップS241に進む。
【0060】
ステップS234では、マイコン101はステップS201で選択された画像データを全てDVDに記録したか否かを判断する。この判断の結果、YESの場合はステップS235へ進み、NOの場合はステップS238へ進む。
【0061】
ステップS235では、マイコン101は、RAM105のレーベル画像作業領域に保存されている代表画像を用いて、レーベル画像イメージを生成する処理を行う。この処理は、今回DVDに記録した画像データの代表画と、前回DVDに記録した画像データの代表画の中で最新の日時情報をもつ代表画を日時順に並べて、レーベル画像イメージを生成して、レーベル画像領域に保存する。その後、ステップS236に進む。
【0062】
ステップS236では、マイコン101は、画像処理回路109を制御して、RAM105のレーベル画像領域に保存されている代表画について以下の処理を行う。すなわち、今回DVDに記録した画像データの代表画の中で、最新の日付データを持つ代表画に最新の日付情報を持つ旨の所定の差別化アイコン(例えばENDマーク)を付加する。このアイコンは、ステップS201で選択された一連の画像の最後が、その記録媒体に記録されていることを認識できる。その後、ステップS237に進む。
【0063】
ステップS237では、マイコン101は、画像処理回路109を制御して、RAM105のレーベル画像領域に保存されている代表画について以下の処理を行う。すなわち、前回DVDに記録した画像データの代表画の中で最新の日時情報を持つ代表画をレーベル画像に追加する。さらに、前回の前に関連するDVDがある旨のアイコン(前のディスクの番号等)を付加する。3枚のディスクに分割記録される場合、この最終ディスクは3となるので、このステップで前回のDVDの番号が2となり、DISK2などの情報を代表画像に付加する。その後、ステップS241に進む。
【0064】
ステップS238では、マイコン101は、RAM105のレーベル画像領域に保存されている代表画について以下の処理を行う。すなわち、今回DVDに記録した画像データの代表画と、前回DVDに記録した画像データの代表画の中で最新の日時情報をもつ代表画と、次回のDVD記録される画像データの代表画の中で最古の日付情報を持つ代表画を日時順に並べる。そして、レーベル画像イメージを生成して、レーベル画像領域に保存する。その後、ステップS239に進む。
【0065】
ステップS239では、マイコン101は、画像処理回路109を制御する。そして、次回のDVD記録される画像データの代表画の中で最古の日付情報を持つ代表画像に次のDVDがある旨のアイコンを付加する。今回は次のディスクの番号を付加する。その後、ステップS240に進む。
【0066】
ステップS240では、マイコン101は、画像処理回路109を制御して、前回DVDに記録した画像データの代表画の中で最新の日時情報を持つ代表画に、前のDVDがある旨のアイコンを付加する。今回は前のディスクの番号を付加する。その後、ステップS241に進む。
【0067】
ステップS241では、マイコン101は、前回又は次回のDVDに記録していない画像データの代表画と、今回DVDに記録した画像データの代表画を差別化するかの旨をOSD信号としてRAM105のOSD信号領域に出力する。RAM105に出力されたOSD信号は、D/A変換器112でアナログ信号に変換されてLCD102に出力される。ステップS242において、YESが選択されるとステップS242に進み、NOが選択されると、ステップS245に進む。
【0068】
ステップS242では、マイコン101は代表画像のサイズで差別化するかかの旨をOSD信号としてRAM105のOSD信号領域に出力する。RAM105に出力されたOSD信号は、D/A変換器112でアナログ信号に変換されてLCD102に出力されて表示される。ステップS242において、YESが選択されるとステップS243に進み、NOが選択されると、ステップS245に進む。
【0069】
ステップS243では、今回のDVDに記録した画像データの代表画よりも、前回または次回のDVDに記録される画像データの代表画を小さくリサイズする。その後、ステップS218に進む。
【0070】
ステップS244では、マイコン101は、画像処理回路109を制御して、今回のDVDに記録した画像データの代表画に、今回DVDに記録した画像データの代表画である旨のアイコンを付加する。例えば○マークなどが考えられる。その後、ステップS245に進む。
【0071】
ステップS245では、マイコン101は、画像処理回路109を制御して、前回または次回のDVDに記録される代表画に所定のアイコンを付加する。例えば×マークが考えられる。ステップS244、245のアイコンはこれに限るものでなく、適宜変更可能であるが、その記録媒体にその代表画像に対応するデータが記録されているかどうかの目安になればよい。その後、ステップS218に進む。なお、ステップS242、243では縮小処理を行うことにより、違う記録媒体へ記録される画像であることを認識しやすくしたが、縮小処理に限るものではない。例えば色味や濃度(例えば、前回又は次回のディスクの代表画像を薄くする)を変えるようにしても良い。
【0072】
図3は、図2のフローチャートで説明したUIの一部を説明する図である。
図3において、301は、ステップS201に対応したUIである。301−1で囲まれる部分(この線自体は表示されない)のように、ハードディスク104内の画像データの代表画像を示して、ユーザにハードディスクからDVDに記録する画像データの範囲を指定させる。
【0073】
302は、ステップS204に対応したUIである。303はステップS207に対応したUIである。304は、ステップS208に対応したUIである。304−1で囲まれる部分(この線自体は表示されない)のようにDVDに記録可能な画像データの代表画を表示して、ユーザにDVDに記録する画像データ群の範囲を指定させる。
【0074】
305は、ステップS209に対応したUIである。306は、ステップS217に対応したUIである。307は、S341に対応したUIである。308は、ステップS242に対応したUIである。309は、ステップS219に対応したUIである。309−1で囲まれる部分(この線自体は表示されない)に示すように、RAM105のレーベル画像領域のレーベル画像イメージを表示する。
【0075】
310は、ステップS220に対応したUIである。RAM105のレーベル画像領域のレーベル画像イメージとともに、310−1で囲まれる部分(この線自体は表示されない)に示すように、RAM105のレーベル画像作業領域に保存されている、画像データの代表画も表示する。311は、ステップS221・ステップS222に対応したUIである。311−1で囲まれる部分(この線自体は表示されない)に示すように、RAM105のレーベル画像作業領域に保存されている、画像データの代表画を表示する。
【0076】
312は、ステップS224に対応したUIである。312はステップS225に対応したUIである。313はステップS227でNOの時のUIである。314はS314でYESの時のUIである。315は、指定されたデータをDVDに記録した際に表示される画像の一例である。
【0077】
図4は、図1の静止画生成装置で生成されるDVDのレーベル面の一例を示す図である。
図4において、401はハードディスク104にA〜Xの画像データが記録されていることを示している。ハードディスク104内の画像データ群を、DVD1〜DVD3に分割して記録する際の、データの分割の例とDVDのレーベル面の説明を以下に記す。
【0078】
DVD1には、ハードディスク104のA〜Gの画像データが記録され、DVD2にはハードディスク104のH〜Pの画像データが記録され、DVD3にはハードディスク104のQ〜Xの画像データが記録されている。この例では、ハードディスク104内の画像データの全てをDVDに記録しているが、ハードディスクの一部の画像データをDVDに記録する場合も適用可能である。
【0079】
ここで、DISK1の表面に記録される代表画像はA〜Gから作成されたものだけでなく、その次のDISK2の先頭の画像Gも使われる。また、DISK2の表面に記録される代表画像はH〜Pから作成されたものだけでなく、その前のDISK1の最後の画像Gと、次のDISK3の先頭の画像Qも使われる。
【0080】
また、DISK3の表面に記録される代表画像は、Q〜Xから作成されたものだけでなく、その前のDISK2の最後の画像Pも使われる。もちろん画像データは動画像データであってもよいし、静止画像データであっても良い。ハードディスク104に記録されているA〜Xの画像データは別個のデータであっても良いし、1つの動画像データを分割した分割データと考えても良く、いずれの場合も本発明に適用可能である。
【0081】
例えばDVD2の402に示すように、DVD2の前後のDVD(本例ではDVD1とDVD3)に記録される画像データに対応する代表画像をDVD2のレーベル面にDVD2の画像データの代表画像とともに印刷する。
【0082】
具体的には、DVD2に印刷または記録される代表画像の先頭は、前の記録媒体であるDVD1に記録されるデータの最後の方から作成された代表画像となる。なお、最後の方から作成された代表画像とは、DVD1の最後の近辺を認識するためであれば、完全な最後のデータから作成する必要は無いことを示す。もちろん完全に最後の画像(動画であれば最後のフレーム)であってもよいが、これに限らない。
【0083】
またDVD2に印刷または記録される代表画像の最後は、後の記録媒体であるDVD3に記録されるデータの最初の方から作成された代表画像となる。なお、最初の方から作成された代表画像とは、DVD3の最初の近辺を認識するためであれば、完全な最初のデータから作成する必要は無いことを示す。もちろん、完全に最初の画像(動画であれば最初のフレーム)であってもよいが、これに限らない。
【0084】
また、402に示すように、前回又は次回のDVDの番号(例えば、DISK1やDISK3)を明示することにより、前のDVDや続きのDVDが存在するかが分かる。また403のように全代表画像のうちの最初の画像にstart等、最初であることを示す情報を合成することで、その記録媒体に最初のデータが記録されていることを知ることが出来る。また、全代表画像のうちの最後の画像にendのアイコンを付加することにより、そのDVDに最終データが記録されていることを知ることが出来る。
【0085】
前記のように代表画像に合成される情報は、実施例に記載のものに限らず、別の文字やマークなど特定の情報を適用し、最初の代表画像であることや前後のディスク情報等を使用者にとって認識のしやすい形態の情報であればよい。
【0086】
また、図2のステップS242でYESが選択された場合には、DVD上のH、G、Q、P(402)に示すように、その記録媒体にデータが記録されている画像データの代表画像は大きくし、他の記録媒体に記録されているデータの代表画像は小さくする。
【0087】
また、図2のステップS242でNOが選択された場合は、406に示すように、DVDに入っている画像データの代表画像には、DVDに画像データが入っている旨を示すアイコン(○印)を表示する。また、DVDに画像データが入っていない代表画像にはDVDに画像データが入っていない旨のアイコン(×印)を表示する。
【0088】
なお、本実施形態は、図1の、マイコン101をCPUとし、LCD102をディスプレイとし、また、操作部103をマウスとキーボードとする。さらに、MPEG回路107をMPEGソフトウェアエンコーダー・デコーダーとする。また、JPEG回路108をJPEGソフトウェアエンコーダー・デコーダーとし、画像処理回路109を画像処理ソフトウェアにすることにより、PCのアプリケーションでも実現することができる。
【0089】
なお、複数のメディアに分割する際の分割基準は、データ容量だけでなく、日付やタイトル、シーン情報などの属性情報による分類に基づくものでもよい。また、マニュアルで分割箇所を指定してもよい。
【0090】
(第2の実施形態)
図5は、第2の実施形態を実現するための記録装置のブロック図を示している。
図5において、第1の記録媒体500は大容量のデータを保存することが可能な記録媒体であり、複数の画像ファイルを保存することができる。再生信号処理部501は第1の記録媒体500に保存されている画像ファイルを伸張してエラー訂正を行い、ビデオ信号処理部502は伸張された信号から再生画像を生成し、表示部505は再生画像を表示する。
【0091】
操作部504はユーザが操作を行う操作部であり、操作処理部503はユーザの操作した結果を処理する。記録画像処理部506はユーザの操作した結果を受けてダビングする画像ファイルを選択したり、分割したりする処理部である。記録画像処理部506は、第1の記録媒体500に保存されている大容量のデータの一部を選択して第2の画像データ群とする。また、選択した第2の画像データ群を、前または後に関係のある複数の記録単位データとして分割する処理を行う。
【0092】
ダイジェスト情報生成部507はダビングする画像のダイジェスト情報を生成する。ダイジェスト情報生成部507で生成するダイジェスト情報としては、動画像であれば、そのメディアに記録する情報から例えば一定時間ごとに抽出したデータを繋げたものである。また、シーン判別を行って、そのシーンの先頭からの数秒間のデータを繋げてよい。また、静止画像であれば、ファイル名や時間順に並べた場合に、所定の間隔ごとに抽出してもよい。また、ランダムに抽出してもよい。
【0093】
レーベル画像生成部508はダビングする画像を記録するDVD―R等の記録媒体用のレーベル画像を生成する。記録信号処理部509はダビングする画像、ダイジェスト情報、レーベル画像を受け取ると、エラー訂正符号を付加して圧縮を行い、DVD−R等の着脱可能な第2の記録媒体510に記録する。
【0094】
なお、この記録信号処理部509は、第2の記録媒体にデータを記録する機能と、第2の記録媒体表面にレーベル画像をプリントする機能を有するとして説明する。つまり、DVD−Rへのデータ記録の為のデータと、DVD−Rの表面へのレーベル印刷の為のプリントデータが、ともに記録信号処理部509に入力される。そして、DVD−Rへのデータ記録の為のデータが入力されると、記録信号処理部509は不図示のデータ記録ヘッドを用いてDVD−Rにデータを記録する。DVD−Rの表面へのレーベル印刷の為のプリントデータが入力されると、記録信号処理部509は不図示のプリントヘッドを制御してプリントを行う。
【0095】
データの記録及びプリント処理は、外部機器としてのデータ記録装置やプリント装置と通信することで実現しても良い。この場合、複数の通信インターフェースを用いて、データの記録の為の記録装置、プリンタのそれぞれと通信すればよい。
【0096】
ダビングに先立ち、ユーザは操作部504よりメニューを開き、ダビング時にダビングするコンテンツ群のダイジェスト情報を生成し、他のコンテンツ群にそのダイジェスト情報を記録するかどうかの設定を行うことが可能である。
【0097】
図6は、このダイジェスト情報を生成し記録するかどうかを設定するための設定画面の一例である。ユーザがダイジェスト情報記録モードの設定をメニューから選択すると「ダイジェスト情報記録モード(600)」を表示部505に表示する。そして、ダイジェスト情報記録モードをONにする「ON 入(601)」と、OFFにする「OFF 切(602)」を表示する。603は選択カーソルで操作部504よりカーソルを操作してダイジェスト情報記録モードの設定をする選択機能をユーザに提供する。
【0098】
次に、図7のフローチャートを用いて、ダビング時にダビングするコンテンツ群のダイジェスト情報を生成し、他のコンテンツ群にそのダイジェスト情報を記録する流れの説明をする。
【0099】
まず、ステップS700においてユーザからの操作によりダビングモードへの遷移要求を検知したらステップS701へ進む。ステップS701ではモードをダビングモードへ切り替える。
【0100】
次に、ステップS702において、第1の記録媒体500に記録してある画像ファイルを表示部505に一覧表示し、ユーザにどの画像をダビングするのか否かを操作部504を用いて選択させる。
【0101】
ダビング画像を選択する画面の一例を図8に示す。「ダビング画像を選ぶ(800)」を表示部505に表示し、第1の記録媒体500に記録してあるコンテンツ(802〜807)を一覧表示する。図8において、801は選択カーソルであり、ユーザは操作部504よりカーソル801を操作してダビングする画像を選択していく。808はダビングする画像として選択されたことを示す印である。809はメニューボタンを押すとダビングする画像の選択が終了することを示している。
【0102】
ステップS703、ステップS704ではユーザによりダビングする画像の選択が終了するまで入力待ち状態となる。ユーザによりダビングする画像の選択の終了が入力されたらステップS705へ進む。
【0103】
ステップS705では、記録先メディアの容量を選択する画面を表示部505に容量選択画面を表示し、ユーザに操作部504を用いて選択させる。記録先メディアの容量の選択画面の一例を図9及び図10に示す。
【0104】
「ダビング先の記録容量を選ぶ(900)」を表示部505に表示し、記録先メディアの容量(901〜905)のメニューを表示する。907は選択カーソルでありユーザは操作部504より選択カーソル907を操作して記録先メディアの容量を選択する。この選択画面で「その他(906)」を選択すると図10に示す画面に遷移し、「記録先メディアの容量を入力してください(1010)」を表示部505に表示し、ユーザが操作部504を用いて任意に記録先メディアの容量を入力することができる(1011)。「戻る(1012)」を選択すると図9の選択画面に戻り、「終了(1013)」を選択すると記録先メディア容量の入力を終了する。
【0105】
ステップS706、ステップS707ではユーザにより記録先メディアの容量の選択が終了するまで入力待ち状態となる。ユーザにより記録先メディアの容量が選択されたらステップS708へ進む。ここでは、ユーザにより記録先メディアの容量を選択させる処理を例に説明したが、外部記録装置に記録するメディアを挿入させ、挿入されたメディアより記録容量を取得して設定する処理でもかまわない。
【0106】
また、記録信号処理部509に第2の記録媒体10の種類や容量を検知する検知手段を持たせることにより、図9や図10の画面を省略することができる。もしくは図9、図10の画面のデフォルトの表示状態として、検知したメディアの修理や容量が選択されていて、ユーザに確認を促す画面に変更しても良い。
【0107】
ステップS708では、ダビングする画像の総容量と記録先メディアの容量の比較を行う。ステップS709では、ダビングする画像の総容量が1枚の記録先メディアに収まるか否かをチェックし、収まらない場合はステップS710へ進む。一方、収まる場合はステップS716に進み、第2の記録媒体510にダビングして終了する。
【0108】
ステップS710では、記録先のメディアに収まるように選択された画像を分割してコンテンツ群を生成する。ステップS710で行われる処理の一例を図11を用いて詳しく説明する。
【0109】
図11のシチュエーションはステップS702、ステップS703、ステップS704の処理において10個のコンテンツが選択され、総容量は12GBである(1100)。また、ステップS705、ステップS706、ステップS707の処理において選択された記録先メディアの容量はDVDの4.7GBが選択されている。
【0110】
12GBのデータは1枚のDVDディスクには収まらないので、10個のコンテンツをダビングするためには3枚のDVDに分割的にダビングする必要がある。そのために、(1)〜(10)まで、10個あるコンテンツを3つのコンテンツ群に分割する。(1)〜(4)チャプタが1枚目のディスクにダビングされるコンテンツ群(1101)としての部分データとなる。また、(5)〜(7)チャプタが2枚目のディスクにダビングされるコンテンツ群(1102)としての部分データとなる。さらに、(8)〜(10)チャプタが3枚目のディスクにダビングされるコンテンツ群(1103)としての部分データとなる。ここで、何枚目のディスクにどのコンテンツをダビングするのかという情報を「分割情報」と呼ぶ。
【0111】
次に、ステップS711に進み、分割されたコンテンツ群ごとに、すなわち、分割した記録単位データ群ごとに、前述した代表画生成用データにて印刷画像を生成する。ここでは、選択された10個のコンテンツにそれぞれ対応する代表画像を作成する。そして、分割的に記録される3枚の記録媒体それぞれのレーベル画像を作成する。各レーベル画像は、各コンテンツのもつ時間情報の順に並べられ、記録媒体に記録する順序を示す番号を合成した代表画像を生成するものとする。
【0112】
次に、ステップS712に進み、分割されたコンテンツ群ごとに分割情報を用いてダイジェスト情報を生成する。ダイジェスト情報はチャプタの各インデックス画からJPEG形式のファイルを生成し、ステップS711において生成したレーベル画像も用いて静止画ファイルを2〜3秒おきに切り替えて順次再生する、いわゆるフォトムービーを作成することで生成する。次に、ステップS713に進み、ダイジェスト情報を追加記録するコンテンツ群の選択画面を表示部505に表示し、ユーザに操作部504を用いて選択させる。
【0113】
図12に選択画面の一例を示す。「記録先コンテンツ群選択(1200)」を表示部505に表示し、選択メニュー(1201〜1203)を表示する。1204は選択カーソルであり、ユーザは操作部504により選択カーソル1204を操作して記録先コンテンツ群を選択する。
【0114】
例えば、「予告のみ作成(1201)」を選択すると、2枚目のダイジェスト情報(1310)を1枚目に記録するコンテンツ群(1101)の最後に記録する。また、3枚目のダイジェスト情報(1311)を2枚目に記録するコンテンツ群(1102)の最後にというように、n枚目のディスクのダイジェスト情報をn−1枚目の最後に追加する。図13(a)にこの場合の記録例を示す。
【0115】
また、「あらすじのみ作成(1202)」を選択した場合は、1枚目のダイジェスト情報(1320)を2枚目に記録するコンテンツ群(1102)の先頭に記録する。また、2枚目のダイジェスト情報(1310)を3枚目に記録するコンテンツ群(1103)の先頭にというように、n枚目のディスクのダイジェスト情報をn+1枚目の先頭に追加する。図13(b)にこの場合の記録例を示す。
【0116】
さらに、「あらすじと予告を作成(1203)」を選択すると、n枚目のディスクのダイジェスト情報をn−1枚目のコンテンツ群の最後と、n+1枚目のコンテンツ群の先頭に追加する。図13(c)にこの場合の記録例を示す。
【0117】
ステップS714、ステップS715ではユーザよりダイジェスト情報を追加するコンテンツ群の選択が終了するまで入力待ち状態となる。そして、ユーザよりダイジェスト情報を追加するコンテンツ群の選択がされたらステップS716に進む。
【0118】
ステップS716では、ステップS714で選択されたダイジェスト情報を追加する。その後、ステップS717に進む。ステップS717では、ダビングする情報を第2の記録媒体510に記録する。
【0119】
(第3の実施形態)
図14は、第3の実施形態を実現するための記録装置のブロック図を示している。図14は、第2の実施形態で説明した図5のブロック図に対して、第2の記録媒体510が外部記録装置1421と接続するための接続部1420に置きかえられている。
【0120】
第3の実施形態においても第2の実施形態と同様に、ダビングに先立ち、ユーザは操作部504よりメニューを開き、ダビング時にダビングするコンテンツ群のダイジェスト情報を生成する。そして、関連のある他のコンテンツ群にそのダイジェスト情報を記録するかどうかの設定を行うことが可能である。
【0121】
ここで、図15のフローチャートを用いてダビング時にダビングするコンテンツ群のダイジェスト情報を生成し、関連のある他のコンテンツ群にそのダイジェスト情報を記録する制御の説明をする。
図15のフローチャートは、第2の実施形態で説明した図7のフローチャートに対して、ステップS700の処理がステップS1500に置き換えられ、ステップS717の処理がステップS1501に置き換えられている。
【0122】
ステップS1500では、接続部1420より外部記録装置1421との接続が検出されたら外部記録装置1421との認証を行って接続を確立する。外部記録装置1421との接続が確立できたらステップS701へ進む。ステップS701〜ステップS716は第2の実施形態で説明したフローチャートと同様である。最後に、ステップS1501ではダビングする情報を外部記録装置1421へ送信する。
【0123】
(本発明に係る他の実施の形態)
前述した本発明の実施の形態における記録装置を構成する各手段は、コンピュータのRAMやROMなどに記憶されたプログラムが動作することによって実現できる。このプログラム及び前記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は本発明に含まれる。
【0124】
また、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施の形態も可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用してもよいし、また、一つの機器からなる装置に適用してもよい。
【0125】
なお、本発明は、前述した記録方法における各工程を実行するソフトウェアのプログラム(実施の形態では図2A〜、図2C、図7、図15に示すフローチャートに対応したプログラム)を、システムあるいは装置に直接、あるいは遠隔から供給する。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータが前記供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
【0126】
したがって、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、前記コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
【0127】
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であってもよい。
【0128】
プログラムを供給するための記録媒体としては種々の記録媒体を使用することができる。例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などがある。
【0129】
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続する。そして、前記ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。
【0130】
また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
【0131】
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせる。そして、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
【0132】
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施の形態の機能が実現される他、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行うことによっても前述した実施の形態の機能が実現され得る。
【0133】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施の形態の機能が実現される。
【図面の簡単な説明】
【0134】
【図1】本発明の第1の実施形態を示し、静止画像生成方法を実現するための静止画像生成装置の構成例を示すブロック図である。
【図2A】本発明の第1の実施形態を示し、静止画像生成方法を実現するための静止画像生成装置の処理手順の一例を説明するフローチャートである。
【図2B】本発明の第1の実施形態を示し、静止画像生成方法を実現するための静止画像生成装置の処理手順の一例を説明するフローチャートである。
【図2C】本発明の第1の実施形態を示し、静止画像生成方法を実現するための静止画像生成装置の処理手順の一例を説明するフローチャートである。
【図3】本発明の第1の実施形態を示し、図1で実現される静止画像生成方法を実現するための静止画像生成装置のUIの一部を説明する図である。
【図4】本発明の第1の実施形態を示し、静止画生成装置で生成されるDVDのレーベル面の一例を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施形態を示し、記録装置の要部を示すブロック図である。
【図6】本発明の第2の実施形態を示し、ダイジェスト情報記録モードの設定画面の一例を説明する図である。
【図7】本発明の第2の実施形態を示し、ダビング時にダビングするコンテンツ群のダイジェスト情報を生成し、他のコンテンツ群にそのダイジェスト情報を記録する流れを説明するフローチャートである。
【図8】本発明の第2の実施形態を示し、ダビング画像を選択する画面の一例を示す図である。
【図9】本発明の第2の実施形態を示し、記録先メディアの容量の選択画面の一例を示す図である。
【図10】本発明の第2の実施形態を示し、記録先メディアの容量の選択画面の一例を示す図である。
【図11】本発明の第2の実施形態を示し、記録先のメディアに収まるように選択された画像を分割してコンテンツ群を生成する様子を説明する図である。
【図12】本発明の第2の実施形態を示し、選択画面の一例を示す図である。
【図13】本発明の第2の実施形態を示し、ダイジェスト情報の記録例を示す図である。
【図14】本発明の第3の実施形態を示し、記録装置の要部を示すブロック図である。
【図15】本発明の第3の実施形態を示し、ダビング時にダビングするコンテンツ群のダイジェスト情報を生成し、他のコンテンツ群にそのダイジェスト情報を記録する流れを説明するフローチャートである。
【符号の説明】
【0135】
101 マイコン
102 LCD
103 操作部
104 ハードディスク
105 RAM
106 ATA
107 MPEG回路
108 JPEG回路
109 画像処理回路
110 USB
111 ペリフェラル
112 D/A変換器
113 プリント部
500 第1の記録媒体
501 再生信号処理部
502 ビデオ信号処理部
503 操作処理部
504 操作部
505 表示部
506 記録画像処理部
507 ダイジェスト情報生成部
508 レーベル画像生成部
509 記録信号処理部
510 第2の記録媒体
520 接続部
521 外部記録装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
データを複数の記録媒体に分割記録する為、前記データを分割して、順序関係のある複数の部分データを作成する分割手段と、
前記部分データが記録される記録媒体ごとに代表画像を生成する代表画生成手段とを有し、
一の記録媒体に付与される代表画像は、前記一の記録媒体に記録される部分データとともに、その部分データの前の部分データ又は後ろの部分データの少なくともいずれかを用いて生成される画像を含むことを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記代表画生成手段で生成した代表画像を用いて、前記記録媒体の表面にプリントするプリントデータを生成するプリントデータ生成手段を有することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
さらに、前記プリントデータ生成手段で生成したプリントデータを用いて前記記録媒体の表面にプリントするプリント部を有することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記部分データごとに異なる記録媒体にデータを記録する記録手段を有することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記データは日時データに基づき分割され、前記分割された部分データは、日時データに基づく順序関係を有することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記前の部分データ及び前記後ろの部分データから生成される代表画像は、前記前の部分データ及び前記後ろの部分データの中からそれぞれ前記一の記録媒体に記録される部分データにもっとも近い日時データを有するデータから生成されることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記前の部分データから生成される代表画像には、前記前の部分データが記録される記録媒体を示す情報を合成し、前記後ろの部分データから生成される代表画像は、前記後ろの部分データが記録される記録媒体を示す情報を合成することを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項8】
全代表画像のうちの最初の代表画像及び最後の代表画像には、特定の情報を合成することを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項9】
さらに、前記代表画生成手段で生成した代表画像を用いて、前記記録媒体のダイジェストデータを作成する作成手段を有し、前記分割手段で作成した前記部分データとともに前記作成手段で作成された前記ダイジェストデータを記録媒体に記録する記録手段を有することを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項10】
データを複数の記録媒体に分割記録する為、前記データを分割して、順序関係のある複数の部分データを作成する分割工程と、
前記部分データが記録される記録媒体ごとに代表画像を生成する代表画生成工程とを有し、
一の記録媒体に付与される代表画像は、前記一の記録媒体に記録される部分データとともに、その部分データの前の部分データ又は後ろの部分データの少なくともいずれかを用いて生成される画像を含むことを特徴とする情報処理方法。
【請求項11】
前記代表画生成工程で生成した代表画像を用いて、前記記録媒体の表面にプリントするプリントデータを生成するプリントデータ生成工程を有することを特徴とする請求項10に記載の情報処理方法。
【請求項12】
さらに、前記プリントデータ生成工程で生成したプリントデータを用いて前記記録媒体の表面にプリントするプリント部を有することを特徴とする請求項11に記載の情報処理方法。
【請求項13】
前記部分データごとに異なる記録媒体にデータを記録する記録工程を有することを特徴とする請求項10ないし12のいずれか1項に記載の情報処理方法。
【請求項14】
前記データは日時データに基づき分割され、前記分割された部分データは、日時データに基づく順序関係を有することを特徴とする請求項10ないし13のいずれか1項に記載の情報処理方法。
【請求項15】
前記前の部分データ及び前記後ろの部分データから生成される代表画像は、前記前の部分データ及び前記後ろの部分データの中からそれぞれ前記一の記録媒体に記録される部分データにもっとも近い日時データを有するデータから生成されることを特徴とする請求項10ないし14のいずれか1項に記載の情報処理方法。
【請求項16】
前記前の部分データから生成される代表画像には、前記前の部分データが記録される記録媒体を示す情報を合成し、前記後ろの部分データから生成される代表画像は、前記後ろの部分データが記録される記録媒体を示す情報を合成することを特徴とする請求項10ないし15のいずれか1項に記載の情報処理方法。
【請求項17】
全代表画像のうちの最初の代表画像及び最後の代表画像には、特定の情報を合成することを特徴とする請求項10ないし16のいずれか1項に記載の情報処理方法。
【請求項18】
さらに、前記代表画生成工程で生成した代表画像を用いて、前記記録媒体のダイジェストデータを作成する作成工程を有し、前記分割工程で作成した前記部分データとともに前記作成工程で作成された前記ダイジェストデータを記録媒体に記録する記録工程を有することを特徴とする請求項10ないし17のいずれか1項に記載の情報処理方法。
【請求項19】
データを複数の記録媒体に分割記録する為、前記データを分割して、順序関係のある複数の部分データを作成する分割工程と、
前記部分データが記録される記録媒体ごとに代表画像を生成する代表画生成工程とをコンピュータに実行させるプログラムであって、
一の記録媒体に付与される代表画像は、前記一の記録媒体に記録される部分データとともに、その部分データの前の部分データ又は後ろの部分データの少なくともいずれかを用いて生成される画像を含むようにする処理をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
【請求項20】
請求項19に記載のプログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。

【図1】
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【図2A】
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【図2B】
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【図2C】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2009−224006(P2009−224006A)
【公開日】平成21年10月1日(2009.10.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−70402(P2008−70402)
【出願日】平成20年3月18日(2008.3.18)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】