説明

情報処理装置

【課題】複数の著作権保護装置を備える情報処理装置において、省電力を実現するために複数の著作権保護装置の一部を停止状態とすることが可能な情報処理装置を提供する。
【解決手段】情報処理装置1は、第1チューナ5および第2チューナ5と、第1チューナ5および第2チューナ5により受信されたコンテンツデータにデスクランブル処理を施す第1著作権保護装置6および第2著作権保護装置6と、デスクランブル処理のために必要なスクランブル鍵データを記憶する記憶媒体を着脱自在に構成された記憶媒体装着部21と、を備える。第1著作権保護装置6は、記憶媒体装着部21に記憶媒体7が装着されているか否かを検出し、記憶媒体装着部21に記憶媒体7が装着されていない場合に、記憶媒体7の非装着を示す非装着通知信号を第2著作権保護装置に通知するものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スクランブル化されたコンテンツデータを含む放送波を受信するチューナと、チューナにより受信されたコンテンツデータにデスクランブル処理を施す著作権保護装置とを備える情報処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来文献(特許文献1)には、2系統のチューナを備える受信装置が示されている。この受信装置では、視聴者が受信復調を希望する放送プログラムが同一周波数チャネルに存在する場合に、一方の系統のチューナを動作させ、他方の系統のチューナの動作を停止する。但し、従来技術に係る受信装置は、著作権保護装置を備えるものでないため、著作権保護装置の動作停止に関しては何ら考慮されていない。
【特許文献1】特開2003−125302号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
情報処理装置には、複数系統のチューナおよび著作権保護装置を備えるものがある。この種の情報処理装置には、ICカードを着脱自在なICカードスロットが設けられている。ICカードスロットにICカードが挿し込まれると、著作権保護装置は、ICカードに記憶されたスクランブル鍵データを読み出して、コンテンツデータにデスクランブル処理を施す。
【0004】
通常、複数の著作権保護装置のそれぞれには電源が供給されており、複数の著作権保護装置のそれぞれにおいて電力が消費されている。しかしながら、情報処理装置の処理状態によっては全ての著作権保護装置が動作している必要もないため、全ての著作権保護装置を動作状態としておくと、著作権保護装置を動作状態とするために、電力が無駄に消費されてしまうこととなる。
【0005】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、複数の著作権保護装置を備える情報処理装置において、省電力を実現するために複数の著作権保護装置の一部を停止状態とすることが可能な情報処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した目的を達成するために、本発明に係る情報処理装置は、スクランブル化されたコンテンツデータを含む放送波を受信する第1チューナと、スクランブル化されたコンテンツデータを含む放送波を受信する第2チューナと、第1チューナにより受信されたコンテンツデータにデスクランブル処理を施す第1著作権保護装置と、第2チューナにより受信されたコンテンツデータにデスクランブル処理を施す第2著作権保護装置と、第1著作権保護装置および第2著作権保護装置によるデスクランブル処理のために必要なスクランブル鍵データを記憶する記憶媒体を着脱自在に構成された記憶媒体装着部と、を備え、第1著作権保護装置は、記憶媒体装着部に記憶媒体が装着されているか否かを検出し、記憶媒体装着部に記憶媒体が装着されていない場合に、記憶媒体の非装着を示す非装着通知信号を第2著作権保護装置に通知するものであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、複数の著作権保護装置を備える情報処理装置において、省電力を実現するために複数の著作権保護装置の一部を停止状態とすることが可能な情報処理装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、説明において、同一要素または同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
【0009】
図1に示されるように、情報処理装置1は、データ取得部3およびデータ処理部4を汎用バス2を介して接続して構成されたパーソナルコンピュータである。データ取得部3は、地上デジタル放送等の放送波を受信することにより暗号化(以下、「スクランブル化」という)されたコンテンツデータを取得して、コンテンツデータに対して各種処理を実行する。データ処理部4は、汎用バス2を介してデータ取得部3からコンテンツデータを取得して、再生、録画、編集等の各種処理を実行する。
【0010】
データ取得部3は、スクランブル化されたコンテンツデータをアンテナで受信して復調するデジタルチューナ5,5と、復調されたコンテンツデータを取得して各種処理を実行する著作権保護装置6,6と、を有している。デジタルチューナ5により復調されたコンテンツデータは著作権保護装置6に転送される。一方、デジタルチューナ5により復調されたコンテンツデータは著作権保護装置6に転送される。なお、一方の著作権保護装置6はマスターモードに設定され、他方の著作権保護装置6はスレーブモードに設定される。
【0011】
また、データ取得部3は、コンテンツデータを復号化(以下、「デスクランブル化」という)するために必要なスクランブル鍵データを保持する記憶媒体であるICカード7と、ICカード7を着脱自在に構成された装着部であるICカードスロット21と、を有している。ICカード7は、著作権保護装置6,6によって共有されており、著作権保護装置6,6の双方との間で通信を行う。ユーザは、デジタル放送の視聴や録画などを行う際に、自らが所有するICカード7をICカードスロット21に挿し込む。これにより、著作権保護装置6,6において、ICカード7に記憶されたスクランブル鍵データが利用可能となる。
【0012】
また、データ取得部3は、ICカード7を制御する制御部であるICカードコントローラ22を有している。ICカードコントローラ22は、マスターモードに設定された著作権保護装置6からの指示に応じてICカード7を制御したり、双方の著作権保護装置6,6とICカード7との間の通信を中継する。例えば、ICカードコントローラ22は、著作権保護装置6からの指示に応じて、ICカード7への電源供給を制御する。また、ICカードコントローラ22は、ICカードスロット21におけるICカード7の有無を検出し、ICカード7の有無を示す信号を著作権保護装置6に通知する。また、ICカードコントローラ22は、ICカード7に記憶されたスクランブル鍵データを読み出して著作権保護装置6,6に転送する処理を行う。
【0013】
著作権保護装置6は、デジタルチューナ5により受信されたコンテンツデータをデスクランブル化する機能と、デスクランブル化されたコンテンツデータをローカル暗号化してから汎用バス2を介してデータ処理部4へ送出する機能と、データ処理部4におけるコンテンツデータの暗号化処理および解読処理に必要となるコンテンツ暗号鍵データを管理する機能と、を有する。
【0014】
著作権保護装置6は、外部との情報交換を行う入出力インタフェース8と、著作権保護装置6の全体を制御する制御プロセッサ部9と、ICカード7の排他制御を行うアービタ(調停部)11と、状態保持に用いられるレジスタ12と、を有している。
【0015】
制御プロセッサ部9は、ICカード7との通信によりスクランブル鍵データを取得する。そして、制御プロセッサ部9は、デジタルチューナ5により受信されたコンテンツデータをスクランブル鍵データを用いてデスクランブルする。その後、制御プロセッサ部9は、デスクランブルされたコンテンツデータをローカル暗号化してから、汎用バス2を介してデータ処理部4へ転送する。
【0016】
また、制御プロセッサ部9は、コンテンツ暗号鍵データを管理する。すなわち、制御プロセッサ部9は、コンテンツデータを暗号化するために用いるコンテンツ暗号鍵データを生成して保持すると共に、コンテンツ暗号鍵データを汎用バス2を介してデータ処理部4へ転送する。コンテンツ暗号鍵データは、データ処理部4においてコンテンツデータを録画する際にコンテンツデータを暗号化するために用いられると共に、データ処理部4において録画されたコンテンツデータを再生する際にコンテンツデータを解読するために用いられる。
【0017】
また、制御プロセッサ部9は、ICカードコントローラ22と通信を行うことにより、ICカードスロット21におけるICカード7の有無を検出する。さらに、制御プロセッサ部9は、ICカードコントローラ22と通信を行うことにより、ICカードスロット21におけるICカード7の装着状態から非装着状態への変化、および、ICカード7の非装着状態から装着状態への変化を検出する機能を有する。なお、制御プロセッサ部9は、ICカード7の有無を示す通知信号、ICカード7の装着状態の変化を示す通知信号を、ICカードコントローラ22を介して著作権保護装置6に通知する。
【0018】
著作権保護装置6は、デジタルチューナ5により受信されたコンテンツデータをデスクランブル化する機能と、デスクランブル化されたコンテンツデータをローカル暗号化してから汎用バス2を介してデータ処理部4へ送出する機能と、を有する。
【0019】
著作権保護装置6は、著作権保護装置6と同様に、外部との情報交換を行う入出力インタフェース8と、著作権保護装置6の全体を制御する制御プロセッサ部9と、ICカード7の排他制御を行うアービタ(調停部)11と、状態保持に用いられるレジスタ12と、を有している。
【0020】
制御プロセッサ部9は、ICカード7との通信によりスクランブル鍵データを取得する。そして、制御プロセッサ部9は、デジタルチューナ5により受信されたコンテンツデータをスクランブル鍵データを用いてデスクランブルする。その後、制御プロセッサ部9は、デスクランブルされたコンテンツデータをローカル暗号化して、汎用バス2を介してデータ処理部4へ転送する。
【0021】
なお、制御プロセッサ部9は、制御プロセッサ部9とは異なり、ICカードスロット21におけるICカード7の有無を検出する機能を持たず、また、コンテンツ暗号鍵データを管理する機能を持たない。よって、制御プロセッサ部9からデータ処理部4に転送されたコンテンツデータを暗号化するために、他方の制御プロセッサ部9からデータ処理部4に転送されたコンテンツ暗号鍵データが用いられる。
【0022】
アービタ11,11は、各制御プロセッサ部9,9に対し、ICカード7との通信の確立を排他的に(換言すれば、選択的に)許可する。つまり、アービタ11,11は、制御プロセッサ部9,9の双方からのICカード7への通信要求を調停し、通信要求発生時に制御プロセッサ部9,9のいずれか一方のみに通信許可を与える。
【0023】
図2は、著作権保護装置6,6のそれぞれからICカードコントローラ22に出力される1ビットデータRa,Rbの組合せと、ICカードコントローラ22からICカード7に出力されるリセット信号またはリセット解除信号との対応関係を示している。ICカードコントローラ22は、図2に示される対応関係にしたがって、著作権保護装置61,62から出力された1ビットデータの組合せに応じて、ICカード7に対してリセット信号またはリセット解除信号を送信する。
【0024】
著作権保護装置6から出力される1ビットデータRaが0であり、且つ、著作権保護装置6から出力される1ビットデータRbが0である場合には、ICカードコントローラ22はICカード7にリセット信号を出力する。また、著作権保護装置6から出力される1ビットデータRaが1であり、且つ、著作権保護装置6から出力される1ビットデータRbが0である場合には、ICカードコントローラ22はICカード7にリセット解除信号を出力する。
【0025】
また、著作権保護装置6から出力される1ビットデータRaが0であり、且つ、著作権保護装置6から出力される1ビットデータRbが1である場合には、ICカードコントローラ22はICカード7にリセット信号を出力する。また、著作権保護装置6から出力される1ビットデータRaが1であり、且つ、著作権保護装置6から出力される1ビットデータRbが1である場合には、ICカードコントローラ22はICカード7にリセット信号を出力する。
【0026】
ICカード7は、リセット信号を受信すると、著作権保護装置6,6のそれぞれを通信不能となるように構成されている。一方、ICカード7は、リセット信号を一定時間受信してからリセット解除信号を受信すると、リセットされて初期化され、著作権保護装置6,6のそれぞれを通信可能となるように構成されている。すなわち、著作権保護装置6から出力される1ビットデータRbが0である状態において、著作権保護装置6から出力される1ビットデータRaが0から1に変化した場合には、ICカード7は初期化されて通信可能となる。また、著作権保護装置6から出力される1ビットデータRaが1である状態において、著作権保護装置6から出力される1ビットデータRaが1から0に変化した場合には、ICカード7はリセット信号を受信してからリセット解除信号を受信するため初期化されて通信可能となる。
【0027】
すなわち、ICカードコントローラ22は、著作権保護装置6から出力される1ビットデータRaと著作権保護装置6から出力される1ビットデータRbが同じ値の状態において、著作権保護装置6から出力される1ビットデータRaが反転した場合に、ICカード7の初期化を行って、ICカード7から著作権保護装置6および著作権保護装置6にスクランブル鍵データを提供可能とする。また、ICカードコントローラ22は、ICカード7が初期化された状態において、著作権保護装置6から出力される1ビットデータRbが反転した場合に、ICカード7の初期化を行って、ICカード7から著作権保護装置6および著作権保護装置6にスクランブル鍵データを提供可能とする。
【0028】
なお、著作権保護装置6,6のそれぞれは、0または1のいずれか一方の1ビットデータRa,Rbを生成して、著作権保護装置6,6とICカードコントローラ22との間の信号線に出力する。ICカードコントローラ22は、信号線を介して伝送されて来る1ビットデータRa,Rbを認識する。また、著作権保護装置6,6のそれぞれが停止状態にある時には、信号線は低電位状態となり、1ビットデータRa,Rbが0である状態と等価になる。よって、ICカードコントローラ22は、著作権保護装置6,6の一方が停止状態にある時にも、1ビットデータRa,Rbを0として認識することを利用して、ICカード7を初期化して通信可能とすることができる。
【0029】
データ処理部4は、情報処理装置1のシステム全体を制御するMPU13と、MPU13がホストアプリケーション等のプログラムを実行するときに使用するRAM14と、構成要素のそれぞれに電力を供給する電源15と、映像を表示する表示装置16と、外部との情報交換を行う入出力インタフェース17と、コンテンツデータや各種プログラムなどを記憶する記憶装置18と、システムの時刻を設定したり同期をとったりするための発振器19と、を有している。
【0030】
MPU13およびRAM14は、ホストアプリケーションを実行することにより、著作権保護装置6,6の動作を制御する著作権保護装置コントローラ20として機能する。著作権保護装置コントローラ20は、汎用バス2を介して著作権保護装置6,6に対して、起動、停止、コンテンツデータの転送開始等の指示を送信する。また、著作権保護装置コントローラ20は、著作権保護装置6,6から転送されたローカル暗号化されたコンテンツデータを受信してローカル復号化する。
【0031】
著作権保護装置コントローラ20は、著作権保護装置6,6の初期設定時に、著作権保護装置6,6のそれぞれに対して動作モード設定指示を送信する。より詳しくは、著作権保護装置コントローラ20は、著作権保護装置6,6のそれぞれが挿入されているスロット位置を判別し、スロット位置に応じてマスターモードとスレーブモードのいずれか一方を設定する動作モード設定指示を送信する。
【0032】
本実施形態では、著作権保護装置コントローラ20からの動作モード設定指示に応じて、著作権保護装置6の動作モードとしてマスターモードが設定され、著作権保護装置6の動作モードとしてスレーブモードが設定される。著作権保護装置コントローラ20が著作権保護装置6,6のそれぞれに対して動作モードを設定した場合には、著作権保護装置6,6において動作モードの設定情報は著作権保護装置6,6内の不揮発性メモリに保持される。よって、著作権保護装置6,6の電源が切断されても動作モードの設定情報は保持されるため、著作権保護装置コントローラ20は、動作モードの設定指示を1回だけ送信すればよく、動作モードの設定指示を2回以上送信する必要はない。
【0033】
マスターモードとスレーブモードとの相違は、コンテンツデータを暗号化するために用いるコンテンツ暗号鍵データを生成して保持する機能の有無、ICカード7への電源供給を制御する機能の有無である。すなわち、マスターモードに設定された著作権保護装置6は、コンテンツ暗号鍵データを生成して著作権保護装置6内の不揮発性メモリに保持する役割を持つ。また、マスターモードに設定された著作権保護装置6は、ICカード7に対する電源供給を制御する役割を持つ。
【0034】
著作権保護装置コントローラ20は、汎用バス2を介して著作権保護装置6に対して、コンテンツ暗号鍵データの生成、保持、転送の指示を送信する。著作権保護装置6は、コンテンツ暗号鍵データの転送の指示に応じて、汎用バス2を介して著作権保護装置コントローラ20に、コンテンツ暗号鍵データを転送する。著作権保護装置コントローラ20は、コンテンツデータの録画時には、コンテンツ暗号鍵データを用いてコンテンツデータを暗号化してから記憶装置18に記憶する。また、著作権保護装置コントローラ20は、コンテンツデータの再生時には、記憶装置18からコンテンツデータを読み出しコンテンツ暗号鍵データを用いて解読してから、表示装置16に表示する。
【0035】
なお、データ取得部3およびデータ処理部4を接続する汎用バス2は、ユーザが容易に信号を取り出し得るデジタル接続インタフェースバスであって、例えば、PCI(Peripheral Component Interconnect)バス、USB(Universal Serial Bus)バス、IDE(Integrated Drive ElectronICs)バス、SCSI(Small Computer System Interface)バス等である。コンテンツデータは汎用バス2を介して転送されるが、コンテンツデータはローカル暗号化されているため、汎用バス2上を転送されるコンテンツデータをキャプチャすることにより不正にコンテンツをコピーすることは防止されている。
【0036】
次に、情報処理装置1の動作の概略について、複数の動作例を挙げて説明する。例えば、ユーザが1つの放送コンテンツの視聴を希望する場合には、著作権保護装置コントローラ20は、汎用バス2を介して一方の著作権保護装置6のみに対して、起動およびコンテンツデータの転送開始の指示を送信する。著作権保護装置6は、著作権保護装置コントローラ20からの指示に応じて、起動して動作可能な状態となった後に、デジタルチューナ5により受信されたコンテンツデータをデスクランブルしてからローカル暗号化して汎用バス2を介して転送する。著作権保護装置コントローラ20は、著作権保護装置6からのコンテンツデータをローカル復号化してから、コンテンツデータを表示装置16に表示する。
【0037】
また例えば、ユーザが1つの放送コンテンツを視聴すると共に別の放送コンテンツの録画を希望する場合には、著作権保護装置コントローラ20は、汎用バス2を介して双方の著作権保護装置6,6に対して、起動およびコンテンツデータの転送開始の指示を送信する。著作権保護装置6,6は、著作権保護装置コントローラ20からの指示に応じて、起動して動作可能な状態となった後に、デジタルチューナ5,5により受信されたコンテンツデータをデスクランブルしてからローカル暗号化して汎用バス2を介して転送する。著作権保護装置コントローラ20は、著作権保護装置6からのコンテンツデータをローカル復号化してから、コンテンツデータを表示装置16に表示する。同時に、著作権保護装置コントローラ20は、著作権保護装置6からのコンテンツデータをローカル復号化してから、コンテンツデータをコンテンツ暗号鍵データを用いて暗号化して記憶装置18に記憶する。
【0038】
また例えば、ユーザが2つの放送コンテンツの録画を希望する場合には、著作権保護装置コントローラ20は、汎用バス2を介して双方の著作権保護装置6,6に対して、起動およびコンテンツデータの転送開始の指示を送信する。著作権保護装置6,6は、著作権保護装置コントローラ20からの指示に応じて、起動して動作可能な状態となった後に、デジタルチューナ5,5により受信されたコンテンツデータをデスクランブルしてからローカル暗号化して汎用バス2を介して転送する。著作権保護装置コントローラ20は、著作権保護装置6,6からのコンテンツデータをローカル復号化してから、コンテンツデータをコンテンツ暗号鍵データを用いて暗号化して記憶装置18に記憶する。
【0039】
次に、図3を参照して、著作権保護装置6,6の起動時の動作について説明する。
【0040】
ユーザがコンテンツデータの視聴や録画を行ったり、録画済みのコンテンツデータを再生する時には、ユーザは情報処理装置に電源を投入する。ユーザによる電源投入後に、著作権保護装置コントローラ20は、デジタルチューナ5,5を起動してから、著作権保護装置6,6に対して起動指示を送る。これにより、停止状態にあった著作権保護装置6,6が起動処理を開始する。
【0041】
ステップ301において、著作権保護装置6,6は、著作権保護装置コントローラ20から起動指示を受けると、自己の不揮発性メモリから設定情報を取得することにより、動作モードがマスターモードまたはスレーブモードのいずれであるかを判別する。ここで、マスターモードに設定された著作権保護装置6の処理はステップ302に進む。一方、スレーブモードに設定された著作権保護装置6の処理はステップ309に進む。
【0042】
ステップ302において、著作権保護装置6は、ICカードコントローラ22を介してICカード7の有無を検出する。ここで、ICカード7が有ることが判定された場合には、著作権保護装置6の処理はステップ303に進む。一方、ICカード7が無いことが判定された場合には、著作権保護装置6の処理はステップ308に進む。
【0043】
ステップ303において、著作権保護装置6は、ICカードコントローラ22に対して電源供給指示を送信する。この電源供給指示に応じて、ICカードコントローラ22はICカード7に電源を供給する。
【0044】
ステップ304において、著作権保護装置6は、ICカードコントローラ22に対して1ビットデータRaとして0を送信する。一方、著作権保護装置6は未だ停止状態であるので、ICカードコントローラ22は著作権保護装置6から1ビットデータRbとして0を受信しているとみなす。よって、ICカードコントローラ22は、ICカード7に対してリセット信号を送信する。
【0045】
ステップ305において、著作権保護装置6は、一定時間経過後、ICカードコントローラ22に対して1ビットデータRaとして1を送信する。一方、著作権保護装置6から1ビットデータRbについては、0が受信されているとみなされたままである。よって、ICカードコントローラ22は、ICカード7に対してリセット解除信号を出力する。ICカード7は、リセット信号を一定時間受信してからリセット解除信号を受信することにより初期化され、著作権保護装置6と通信可能な状態となる。
【0046】
ステップ306において、著作権保護装置6は、ICカードコントローラ22を介してICカード7と通信を行い、ICカード7からICカード設定情報を取得する。ここで、ICカード7の設定情報とは、デスクランブル鍵データやその他の著作権保護装置6の処理に利用される情報である。
【0047】
ステップ307において、著作権保護装置6は、ICカードコントローラ22を介して著作権保護装置6に対してICカード7との通信が可能であることを通知(装着通知信号の送信)する。以上の処理により、著作権保護装置6は起動を完了する。
【0048】
著作権保護装置6は、起動を完了した後は、著作権保護装置コントローラ20からの放送受信指示に応じて、デジタルチューナ5が取得したコンテンツデータをデスクランブルしてからローカル暗号化して汎用バス2へ転送することが可能となる。また、著作権保護装置6は、著作権保護装置コントローラ20からの指示に応じて、コンテンツデータを録画・再生する際のコンテンツ暗号鍵データを生成して保持したり、コンテンツ暗号鍵データを著作権保護装置コントローラ20へ転送することが可能となる。
【0049】
一方、著作権保護装置6の処理がステップ302からステップ308に進んだ場合には、著作権保護装置6は、ICカードコントローラ22を介して著作権保護装置6に対してICカード7との通信が不能であることを通知(非装着通知信号の送信)してから、起動を完了する。著作権保護装置6は、著作権保護装置コントローラ20からの指示に応じて、コンテンツデータを再生する際のコンテンツ暗号鍵データを生成して保持したり、コンテンツ暗号鍵データを著作権保護装置コントローラ20へ転送することが可能となる。
【0050】
再びステップ301に戻り、著作権保護装置6の起動処理について説明する。著作権保護装置6はスレーブモードに設定されているため、著作権保護装置6の処理はステップ301からステップ309に進む。
【0051】
ステップ309において、著作権保護装置6は、著作権保護装置6とICカード7との間で通信が可能であるか否かを判定する。ここで、著作権保護装置6は、ICカードコントローラ22を介して著作権保護装置6からICカード7との通信が可能であることの通知を受けた場合には、著作権保護装置6とICカード7との間で通信が可能であることを判定し、ステップ310の処理に進む。一方、著作権保護装置6は、ICカードコントローラ22を介して著作権保護装置6からICカード7との通信が不能であることの通知を受けた場合には、著作権保護装置6とICカード7との間で通信が不能であることを判定し、ステップ313の処理に進む。
【0052】
ステップ310において、著作権保護装置6は、ICカードコントローラ22に対して1ビットデータRbとして1を送信する。一方、著作権保護装置6は動作状態であり、著作権保護装置6はICカードコントローラ22に対して1ビットデータRaとして1を送信している。よって、ICカードコントローラ22は、ICカード7に対してリセット信号を出力する。
【0053】
ステップ311において、著作権保護装置6は、一定時間経過後、ICカードコントローラ22に対して1ビットデータRbとして0を送信する。一方、著作権保護装置6は動作状態であり、著作権保護装置6はICカードコントローラ22に対して1ビットデータRaとして1を送信し続けている。よって、ICカードコントローラ22は、ICカード7に対してリセット解除信号を出力する。ICカード7は、リセット信号を一定時間受信してからリセット解除信号を受信することにより初期化され、著作権保護装置6と通信可能な状態となる。なお、ステップ310およびステップ311は、ICカード7を初期化するために念のために設けられた処理であり、ステップ310およびステップ311の処理が無くても著作権保護装置6は起動可能である。
【0054】
ステップ312において、著作権保護装置6は、ICカードコントローラ22を介してICカード7と通信を行い、ICカード7のICカード設定情報を取得する。前述したとおり、ICカード7の設定情報とは、デスクランブル鍵データやその他の著作権保護装置6の処理に利用される情報である。以上の処理により、著作権保護装置6は起動を完了する。
【0055】
著作権保護装置6は、起動を完了した後は、著作権保護装置コントローラ20からの放送受信指示に応じて、デジタルチューナ5が取得したコンテンツデータをデスクランブルしてからローカル暗号化して汎用バス2へ転送することが可能となる。
【0056】
一方、著作権保護装置6の処理がステップ309からステップ313に進んだ場合には、著作権保護装置6は、動作を停止して起動を完了する。このように著作権保護装置6の動作が停止するのは、1つのコンテンツデータの視聴または録画を行う場合や、コンテンツデータの再生を行う場合などである。これらの場合には、マスターモードに設定された著作権保護装置6のみが起動されて、著作権保護装置6は起動せずに動作を停止する。よって、著作権保護装置6が停止状態となることから、情報処理装置1を省電力化することができる。
【0057】
また、上述した起動処理では、著作権保護装置6,6のそれぞれから出力される1ビットデータRa,Rbの組合せに基づいてICカードが初期化するように構成されている。このため、スレーブモードに設定された著作権保護装置6が起動されない場合でも、マスターモードに設定された著作権保護装置6のみで起動し、ICカード7を初期化して、ICカード7から著作権保護装置6にスクランブル鍵データを提供することができる。
【0058】
次に、図4を参照して、著作権保護装置6,6の停止時の動作について説明する。
【0059】
コンテンツデータの視聴や録画などを終了する場合には、著作権保護装置コントローラ20からの停止指示に応じて、著作権保護装置6,6の双方が停止する。
【0060】
著作権保護装置6の停止手順について説明する。ステップ401において、著作権保護装置6は、自己の不揮発性メモリから設定情報を取得することにより、動作モードがマスターモードまたはスレーブモードのいずれであるかを判別する。ここで、著作権保護装置6の動作モードはマスターモードに設定されているため、著作権保護装置6の処理はステップ402に進む。
【0061】
ステップ402において、著作権保護装置6は、ICカードコントローラ22に対して1ビットデータRaとして0を出力する。ICカードコントローラ22は、著作権保護装置6からの1ビットデータRaに応じて、ICカード7に対してリセット信号を出力する。ICカード7がリセット信号を受信すると、著作権保護装置6,6はICカード7と通信不能な状態となる。これにより、ICカード7から不要なデータが出力されることが防止される。
【0062】
ステップ403において、著作権保護装置6は、ICカードコントローラ22を介したICカード7への電源供給を停止する。ステップ404において、著作権保護装置6は、ICカード7と通信不能であることを著作権保護装置6に通知(非装着通知信号の送信)する。この通知を受信した後の著作権保護装置6の処理は、図6に示される処理と同一であるため、図6を参照して後に詳述する。
【0063】
ステップ405において、著作権保護装置6は、動作を停止する。その後、著作権保護装置コントローラ20は、デジタルチューナ5を停止させる。
【0064】
一方のチャンネルのみコンテンツデータの視聴や録画を終了し、もう一方のチャンネルのコンテンツデータの視聴や録画などを継続する場合には、著作権保護装置コントローラ20からの停止指示に応じて、著作権保護装置6のみが停止する。
【0065】
著作権保護装置6の停止手順について説明する。ステップ401において、著作権保護装置6は、自己の不揮発性メモリから設定情報を取得することにより、動作モードがマスターモードまたはスレーブモードのいずれであるかを判別する。ここで、著作権保護装置6の動作モードはスレーブモードに設定されているため、著作権保護装置6の処理はステップ405に進む。ステップ405において、著作権保護装置6は、動作を停止する。
【0066】
その後、著作権保護装置コントローラ20はデジタルチューナ5を停止させる。このとき、著作権保護装置6からの1ビットデータRaは1であり、著作権保護装置6からの1ビットデータRbは0であるため、著作権保護装置6は引き続きICカード7と通信が可能である。
【0067】
上述した停止処理では、マスターモードに設定された著作権保護装置6の動作を継続する一方で、スレーブモードに設定された著作権保護装置6の動作を停止すること可能である。よって、著作権保護装置6が停止状態となることから、情報処理装置1を省電力化することができる。
【0068】
次に、図5および図6を参照して、ICカード7がICカードスロット21から抜かれた時の著作権保護装置6,6の動作について説明する。図5は、ICカード7がICカードスロット21から抜かれた時の著作権保護装置6の処理であり、図6は、ICカード7がICカードスロット21から抜かれた時の著作権保護装置6の処理である。
【0069】
ユーザがコンテンツデータを視聴または録画している時に、故意または偶然によりICカードスロット21からICカード7が抜かれた場合、著作権保護装置6,6はICカード7からスクランブル鍵データを取得できなくなり、コンテンツデータをデスクランブルできなくなるため、ユーザはコンテンツデータの視聴および録画をすることができなくなる。このとき、著作権保護装置6はコンテンツ暗号鍵データを管理するために動作状態である必要がある一方で、著作権保護装置6は動作状態である必要がない。よって、著作権保護装置6が動作状態であるときは、以下の手順で著作権保護装置6の動作を停止させる。
【0070】
ステップ501において、著作権保護装置6は、ICカードスロット21からICカード7が抜かれると、ICカードコントローラ22を介してICカード7の装着状態から非装着状態へ変化したことを検出する。
【0071】
ステップ502において、著作権保護装置6は、ICカードコントローラ22に対して1ビットデータRaとして0を出力する。よって、ICカードコントローラ22は、ICカード7に対してリセット信号を出力する。ICカード7がリセット信号を受信すると、著作権保護装置6はICカード7と通信不能な状態となる。
【0072】
ステップ503において、著作権保護装置6は、ICカードコントローラ22を介したICカード7への電源供給を停止する。ステップ504において、著作権保護装置6は、ICカード7との通信が不能であることをICカードコントローラ22を介して著作権保護装置6に通知(非装着通知信号の送信)する。この通知に応じて、著作権保護装置6のステップ601の処理が行われる。
【0073】
ステップ601において、著作権保護装置6は、ICカード7との通信が不能であることの通知を著作権保護装置6から受け取ると、ICカード7との通信が不能となったことを検出する。ステップ602において、著作権保護装置6は、動作を停止する。以上の処理により、著作権保護装置6は停止状態となる。
【0074】
上述したICカード7の抜去に対応した処理では、マスターモードに設定された著作権保護装置6の動作を継続する一方で、スレーブモードに設定された著作権保護装置6の動作を停止すること可能である。よって、著作権保護装置6が停止状態となることから、情報処理装置1を省電力化することができる。なお、ICカード7の抜去後には、著作権保護装置6から著作権保護装置コントローラ20に転送して、著作権保護装置コントローラ20においてコンテンツデータを再生する処理のみが可能となる。
【0075】
なお、本実施形態では、情報処理装置1は、マスターモードに設定された著作権保護装置6およびスレーブモードに設定された著作権保護装置6のそれぞれを1つずつ備えていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、他の実施形態では、情報処理装置は、マスターモードに設定された著作権保護装置6を1つ備え、スレーブモードに設定された著作権保護装置6を2つ以上備えていてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0076】
【図1】本発明に係る情報処理装置の一実施形態のシステム構成を示すブロック図である。
【図2】2つの1ビットデータRa,Rbの対応関係を示す対応表である。
【図3】著作権保護装置の起動処理を示すフローチャートである。
【図4】著作権保護装置の停止処理を示すフローチャートである。
【図5】ICカードが抜かれた時の著作権保護装置6の処理を示すフローチャートである。
【図6】ICカードが抜かれた時の著作権保護装置6の処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0077】
1…情報処理装置、2…汎用バス、3…データ取得部、4…データ処理部、5,5…デジタルチューナ、6,6…著作権保護装置、7…ICカード、8,8…入出力インタフェース、9,9…制御プロセッサ部、11,11…アービタ、12,12…レジスタ、13…MPU、14…RAM、15…電源、16…表示装置、17…入出力インタフェース、18…記憶装置、19…発振器、20…著作権保護装置コントローラ、21…ICカードスロット、22…ICカードコントローラ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
スクランブル化されたコンテンツデータを含む放送波を受信する第1チューナと、
スクランブル化されたコンテンツデータを含む放送波を受信する第2チューナと、
前記第1チューナにより受信されたコンテンツデータにデスクランブル処理を施す第1著作権保護装置と、
前記第2チューナにより受信されたコンテンツデータにデスクランブル処理を施す第2著作権保護装置と、
前記第1著作権保護装置および前記第2著作権保護装置によるデスクランブル処理のために必要なスクランブル鍵データを記憶する記憶媒体を着脱自在に構成された記憶媒体装着部と、
を備え、
前記第1著作権保護装置は、前記記憶媒体装着部に記憶媒体が装着されているか否かを検出し、前記記憶媒体装着部に記憶媒体が装着されていない場合に、記憶媒体の非装着を示す非装着通知信号を前記第2著作権保護装置に通知するものであることを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記第1著作権保護装置は、前記第1著作権保護装置および前記第2著作権保護装置の起動時に前記記憶媒体装着部に記憶媒体が装着されているか否かを検出し、前記記憶媒体装着部に記憶媒体が装着されていない場合に、記憶媒体の非装着を示す非装着通知信号を前記第2著作権保護装置に通知することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記第2著作権保護装置は、前記第1著作権保護装置から前記非装着通知信号を受信した場合に、前記第2著作権保護装置の起動を中止するものであることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記第1著作権保護装置は、前記記憶媒体装着部から記憶媒体が取り外された時に、前記記憶媒体装着部に記憶媒体が装着されていないことを検出し、記憶媒体の非装着を示す非装着通知信号を前記第2著作権保護装置に通知することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記第2著作権保護装置は、前記第1著作権保護装置から前記非装着通知信号を受信した場合に、前記第2著作権保護装置の動作を停止するものであることを特徴とする請求項1または4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記第1著作権保護装置および前記第2著作権保護装置のそれぞれから出力される1ビットデータを取り込んで、当該1ビットデータの組合せに基づいて前記記憶媒体の初期化を行う記憶媒体コントローラを、さらに備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記記憶媒体コントローラは、前記第1著作権保護装置から出力される1ビットデータと前記第2著作権保護装置から出力される1ビットデータが同じ値の状態において、前記第1著作権保護装置から出力される1ビットデータが反転した場合に、前記記憶媒体の初期化を行って、前記記憶媒体から前記第1著作権保護装置および前記第2著作権保護装置にスクランブル鍵データを提供可能とすることを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記記憶媒体コントローラは、前記記憶媒体が初期化された状態において、前記第2著作権保護装置から出力される1ビットデータが反転した場合に、前記記憶媒体の初期化を行って、前記記憶媒体から前記第1著作権保護装置および前記第2著作権保護装置にスクランブル鍵データを提供可能とすることを特徴とする請求項6または7に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記第1著作権保護装置および前記第2著作権保護装置から送られてきたコンテンツデータに対して表示処理または録画処理を実行する著作権保護装置コントローラを、さらに備えることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記第1著作権保護装置は、前記著作権保護装置コントローラにおけるコンテンツデータの録画処理または再生処理に必要なコンテンツ暗号鍵データを管理するものであることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項11】
前記第1著作権保護装置および前記第2著作権保護装置と前記著作権保護装置コントローラとの間は汎用バスで接続されており、
前記第1著作権保護装置および前記第2著作権保護装置は、デスクランブル処理が施されたコンテンツデータをローカル暗号化してから前記汎用バスを介して前記著作権保護装置コントローラに送ることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項12】
前記記憶媒体はICカードであり、
前記記憶媒体装着部はICカードを着脱自在に構成されたICカードスロットであることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の情報処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−88658(P2009−88658A)
【公開日】平成21年4月23日(2009.4.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−252091(P2007−252091)
【出願日】平成19年9月27日(2007.9.27)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】