説明

携帯用電子機器、アラーム管理システムおよびアラーム制御方法

【課題】アラームを管理する状況下で降車駅を設定する際に、乗車券情報を有効に活用することが可能携帯用電子機器を提供する。
【解決手段】外部装置と通信可能な携帯用電子機器100は、予め定められた乗車区間の乗車券を表す乗車券情報を格納する格納手段11と、格納手段11内の乗車券情報を用いて、降車予定地点を特定する特定手段12と、外部装置から、乗車地点を特定するための乗車地点情報を受け付ける受付手段103と、受付手段103が乗車地点情報を受け付けた場合、携帯用電子機器100が特定手段12にて特定された降車予定地点に到達した際に、アラームを発するアラーム管理手段104と、を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯用電子機器、アラーム管理システムおよびアラーム制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
定期券情報、課金情報およびグリーン券情報等の乗車券情報を保有可能な非接触ICカードを有する携帯電話が知られている。
【0003】
また、非接触ICカードを有する携帯電話を用いて、ユーザが降車予定駅で降車し忘れることを防止する技術も知られている。
【0004】
特許文献1に記載の車両内通信装置は、ユーザが所有する携帯電話の非接触ICカードから、乗車駅、降車駅、乗換駅および携帯電話番号を読み取る。この車両内通信装置は、ユーザを乗せた車両が降車駅に近づくと、ユーザの携帯電話に電話をかけてアラームを通知する。
【0005】
特許文献2には、ユーザが降車予定駅で降車し忘れることを防止可能な非接触ICチップ内蔵携帯端末が記載されている。
【0006】
この携帯端末には、予め、行き先駅情報が書き込まれている。この携帯端末は、自動改札機を通過する際に、自動改札機から改札通過時刻を受け付ける。この携帯端末は、この改札通過時刻を用いて、行き先駅に到達する時刻を、アラーム時刻として算出する。この携帯端末は、内蔵する時計の時刻がアラーム時刻になると、アラームを発する。
【0007】
特許文献3にも、ユーザが降車予定駅で降車し忘れることを防止可能な非接触ICチップ内蔵携帯端末が記載されている。
【0008】
この携帯電話機は、降車駅名をユーザに設定させる。この携帯端末は、自動改札機を通過する際、自動改札機から乗車駅情報を受け付ける。この携帯端末は、降車駅名と乗車駅情報に基づいて、降車駅に到着する時刻を、アラーム時刻として算出する。この携帯端末は、内蔵する時計の時刻がアラーム時刻になると、アラームを発する。
【特許文献1】特開2002−271251号公報
【特許文献2】特開2006−262297号公報
【特許文献3】特開2006−277692号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
特許文献1に記載の技術では、アラーム通知の管理を、携帯電話でなく、車両内通信装置が行っている。このため、車両内通信装置は、多くのアラーム通知を管理できる処理能力を必要する。
【0010】
一方、特許文献2および3に記載の技術では、携帯電話が、自動改札機からの情報に基づいてアラーム通知の管理を行う。このため、携帯電話以外の装置が多くのアラーム通知を管理しなくて済む。
【0011】
しかしながら、特許文献2および3に記載の技術では、降車駅を設定する際に、乗車券情報が有効に活用されていないという問題点があった。
【0012】
具体的には、特許文献2に記載の携帯端末には、予め、乗車券情報とは無関係に、行き先駅情報が書き込まれる。また、特許文献3に記載の携帯端末には、乗車券情報とは無関係に、降車駅名が設定される。
【0013】
本発明の目的は、上述した課題を解決可能な携帯用電子機器、アラーム管理システムおよびアラーム制御方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明の携帯用電子機器は、外部装置と通信可能な携帯用電子機器であって、予め定められた乗車区間の乗車券を表す乗車券情報を格納する格納手段と、前記格納手段内の乗車券情報を用いて、降車予定地点を特定する特定手段と、前記外部装置から、乗車地点を特定するための乗車地点情報を受け付ける受付手段と、前記受付手段が前記乗車地点情報を受け付けた場合、前記携帯用電子機器が前記特定手段にて特定された降車予定地点に到達した際に、アラームを発するアラーム管理手段と、を含む。
【0015】
本発明のアラーム制御方法は、外部装置と通信可能な携帯用電子機器でのアラーム制御方法であって、予め定められた乗車区間の乗車券を表す乗車券情報を格納手段に格納する格納ステップと、前記格納手段内の乗車券情報を用いて、降車予定地点を特定する特定ステップと、前記外部装置から、乗車地点を特定するための乗車地点情報を受け付ける受付ステップと、前記乗車地点情報が受け付けられた場合、前記携帯用電子機器が前記降車予定地点に到達した際に、アラームを発するアラーム管理ステップと、を含む。
【0016】
本発明のアラーム管理システムは、外部装置と、前記外部装置と通信可能な携帯用電子機器と、を含むアラーム管理システムであって、前記外部装置は、乗車地点を特定するための乗車地点情報を送信し、前記携帯用電子機器は、予め定められた乗車区間の乗車券を表す乗車券情報を格納する格納手段と、前記格納手段内の乗車券情報を用いて、降車予定地点を特定する特定手段と、前記外部装置から前記乗車地点情報を受け付ける受付手段と、前記受付手段が前記乗車地点情報を受け付けた場合、前記携帯用電子機器が前記特定手段にて特定された降車予定地点に到達した際に、アラームを発するアラーム管理手段と、を含む。
【0017】
本発明のアラーム制御方法は、外部装置と、前記外部装置と通信可能な携帯用電子機器と、を含むアラーム管理システムでのアラーム制御方法であって、前記携帯用電子機器が、予め定められた乗車区間の乗車券を表す乗車券情報を格納手段に格納する格納ステップと、前記携帯用電子機器が、前記格納手段内の乗車券情報を用いて、降車予定地点を特定する特定ステップと、前記外部装置が、乗車地点を特定するための乗車地点情報を送信する送信ステップと、前記携帯用電子機器が、前記外部装置から前記乗車地点情報を受け付ける受付ステップと、前記乗車地点情報が受け付けられた場合、前記携帯用電子機器が前記降車予定地点に到達した際に、前記携帯用電子機器が、アラームを発するアラーム管理ステップと、を含む。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、携帯用電子機器が、アラームを管理する状況下で降車駅を設定する際に、乗車券情報を有効に活用することが可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
【0020】
図1は、本発明の第1実施形態の携帯用電子機器を示したブロック図である。
【0021】
第1実施形態では、携帯用電子機器として、非接触IC(Integrated Circuit)カード機能付き携帯電話機(以下、単に「携帯電話」と称する)100が用いられる。
【0022】
図2は、携帯電話100と通信可能なICカード読取書込み装置200を示したブロック図である。ICカード読取書込み装置200は、一般的に外部装置と呼ぶことができる。
【0023】
なお、携帯電話100とICカード読取書込み装置200は、アラーム管理システムに含まれる。
【0024】
図1において、携帯電話100は、ICカード読取書込み装置200と通信可能である。
【0025】
携帯電話100は、CPU(Central Processing Unit)1、ROM(Read Only Memory)2、RAM(Random Access Memory)3、無線通信ブロック101、表示ブロック102、ICカード部103、アラーム管理部104、定期券情報格納部11、および、アラーム設定部12を含む。
【0026】
無線通信ブロック101は、アンテナ4、無線部5およびモデム6を含む。
【0027】
表示ブロック102は、LCD(Liquid Crystal Display)7およびLCD制御部8を含む。
【0028】
ICカード部103は、非接触通信部9および非接触ICチップ部10を含む。
【0029】
アラーム管理部104は、時計部13、到達時間計算部14およびアラーム伝達部15を含む。
【0030】
CPU1は、ROM2に格納されたプログラムに従い、無線通信ブロック101および表示ブロック102など、携帯電話100全体をコントロールする。
【0031】
RAM3は、ワークエリアとして使用される。
【0032】
通信ブロック101では、無線部5およびモデム6は、アンテナ4を通じて、不図示の携帯電話基地局に接続し、様々なデータ(例えば、音声データ)を送受信する。
【0033】
表示ブロック102では、LCD制御部8は、LCD7に種々の情報を表示する。表示ブロック102は、LCDと異なる種類の表示部を用いて、種々の情報を表示してもよい。
【0034】
ICカード部103は、一般的に受付手段および受付部と呼ぶことができる。
【0035】
ICカード部103は、ICカード読取書込み装置200から、乗車地点を特定するための乗車地点情報を受け付ける。
【0036】
非接触通信部9は、ICカード部103のアンテナ部として機能する。
【0037】
非接触ICチップ部10は、非接触通信部9を用いた無線通信などを制御する通信制御部(不図示)を含む。非接触ICチップ部10は、非接触通信部9を介して、ICカード読取書込み装置200と信号を送受信する。
【0038】
定期券情報格納部11は、一般的に格納手段と呼ぶことができる。
【0039】
定期券情報格納部11は、予め定められた乗車区間の乗車券を表す乗車券情報を格納する。
【0040】
本実施形態では、定期券情報格納部11は、電車またはバス等の交通機関において予め定められた乗車区間の定期券を表す定期券情報を、乗車券情報として格納する。
【0041】
定期券情報は、少なくとも、乗車区間を特定するための2つの地点を示す。具体的には、定期券情報は、その2つの地点をそれぞれ示す2つの停車地点情報を含む。なお、定期券情報は、乗換駅情報(接続駅情報)を含んでもよい。
【0042】
図3は、定期券情報の一例を示した説明図である。
【0043】
図3に示した定期券情報では、定期区間は、区間1〜区間2(A駅〜D駅〜G駅)である。D駅は乗換駅である。
【0044】
区間3、4および5は定期区間外で、それぞれ定期区間であるA駅、D駅、G駅への接続が可能である。この接続は、乗り換えでも、連続した区間(例えば、区間3〜区間1は同一路線)の場合でも構わない。
【0045】
なお、定期券情報は、図3に示した情報に限らず適宜変更可能である。
【0046】
アラーム設定部12は、一般的に特定手段および特定部と呼ぶことができる。
【0047】
アラーム設定部12は、定期券情報格納部11内の乗車券情報を用いて、降車予定地点を特定する。
【0048】
例えば、アラーム設定部12は、定期券情報にて示された2つの地点のいずれかを、降車予定地点として特定する。
【0049】
本実施形態では、アラーム設定部12は、ICカード部103にて受け付けられた乗車地点情報と、定期券情報格納部11内の乗車券情報と、に基づいて、降車予定地点を特定する。
【0050】
例えば、アラーム設定部12は、ICカード部103にて受け付けられた乗車地点情報が、定期券情報格納部11内の定期券情報にて表される一方の停車地点情報に該当する場合、他方の停車地点情報を、降車予定地点として特定する。
【0051】
アラーム管理部104は、一般的にアラーム管理手段と呼ぶことができる。
【0052】
アラーム管理部104は、携帯電話100が降車予定地点に到達した場合に、アラームを発する。
【0053】
時計部13は、現在の日時を表す日時情報を出力する。
【0054】
到達時間計算部14は、一般的に算出手段と呼ぶことができる。
【0055】
到達時間計算部14は、携帯電話100が降車予定地点に到達するタイミングを算出する。
【0056】
例えば、到達時間計算部14は、乗車地点情報にて特定される乗車地点から降車予定地点に到達するまでの時間を算出する。到達時間計算部14は、この時間の算出を、公知の経路検索処理等を用いて実行する。
【0057】
到達時間計算部14は、この算出された時間を、時計部13からの日時情報が表す日時に加算し、その加算された日時を、アラーム設定部12に提供する。アラーム設定部12は、到達時間計算部14から提供された日時を、アラーム時刻としてアラーム伝達部15に設定する。
【0058】
アラーム伝達部15は、一般的にアラーム手段と呼ぶことができる。
【0059】
アラーム伝達部15は、到達時間計算部14にて算出されたタイミング(アラーム時刻)でアラームを発する
つまり、アラーム伝達部15は、携帯電話100が降車予定地点に到達したときにユーザにアラーム発信する機能を有する。なお、このアラーム機能は、バイブレータ等の振動、鳴音またはメロディー出力等などユーザにアラームを知らせる機能であれば、種類を問わない。
【0060】
図2において、ICカード読取書込み装置200は、CPU20、ROM21、RAM22、非接触ICカード情報読取書込み装置23、進行方向情報格納部24、および、現在位置情報格納部25を含む。
【0061】
本実施形態では、ICカード読取書込み装置200は、携帯電話100の定期券情報格納部11内の乗車券情報にて乗車可能な車両に設置される。また、ICカード読取書込み装置200は、乗車地点情報と共に、その車両の進行方向を示す進行方向情報を送信する。
【0062】
CPU20は、ROM21に格納されたプログラムに従い、ICカード読取書込み装置200全体をコントロールする。
【0063】
非接触ICカード情報読取書込み装置23は、携帯電話100のICカード部103と非接触で情報を通信する。
【0064】
非接触ICカード情報読取書込み装置23の詳細な構成に関しては、周知の技術のため、その説明を省略する。
【0065】
RAM22は、ワークエリアとして使用される。
【0066】
進行方向情報格納部24は、車両の進行方向情報を保有する。
【0067】
現在位置情報格納部25は、車両の現在位置情報を保有する。現在位置情報は、乗車地点情報の一例である。現在位置情報は、携帯電話基地局などから定期的(例えば、1分間隔)に取得される。なお、この間隔は、1分に限らず適宜変更可能である。
【0068】
非接触ICカード情報読取書込み装置23は、携帯電話100が近接されると(例えば、携帯電話100が、ICカード読取書込み装置200から5cm以内の距離に接近させられた場合)、進行方向情報格納部24内の進行方向情報と、現在位置情報格納部25内の現在位置情報(乗車地点情報)とを、携帯電話100のICカード部103に無線送信する。なお、近接の距離は、5cmに限らず適宜変更可能である。
【0069】
このため、ICカード部103は、現在位置情報(乗車地点情報)と進行方向情報を受け付ける。
【0070】
また、携帯電話100のアラーム設定部12は、駅情報記憶部12aおよび降車駅特定部12bを含む。
【0071】
駅情報記憶部12aは、一般的に記憶手段と呼ぶことができる。
【0072】
図4は、駅情報記憶部12a内の情報の一例を示した説明図である。
【0073】
図4において、駅情報記憶部12aは、駅の名称(駅名)12a1と、駅に対応するエリアを示すエリア情報12a2とを、互いに対応づけて格納する。さらに、駅情報記憶部12aは、路線図情報12a3を格納する。
【0074】
降車駅特定部12bは、一般的に降車予定地点特定手段と呼ぶことができる。
【0075】
降車駅特定部12bは、ICカード部103にて受け付けられた現在位置情報および進行方向情報と、定期券情報格納部11内の定期券情報と、駅情報記憶部12a内の情報と、に基づいて、降車予定地点を特定する。
【0076】
例えば、降車駅設定部12bは、駅情報記憶部12aを参照して、ICカード部103にて受け付けられた現在位置情報を含むエリア情報12a2を特定する。
【0077】
続いて、降車駅設定部12bは、駅情報記憶部12aを参照して、そのエリア情報12a2に対応する駅名12a1を特定する。
【0078】
続いて、降車駅設定部12bは、ICカード読取書込み装置200が設置されている車両、すなわち、携帯電話100を持ったユーザが搭乗した車両が、定期券情報にて表される乗車区間を通るか否かを、その特定された駅名12a1と、ICカード部103にて受け付けられた進行方向情報と、駅情報記憶部12a内の路線図情報12a3と、に基づいて判定する。
【0079】
車両が乗車区間を通る場合、降車駅設定部12bは、定期券情報に表された停車地点情報および乗換駅情報のうち、その車両が今後停車する予定の駅に対応するものを、降車予定地点を特定する。
【0080】
また、降車駅設定部12bは、乗車区間内の少なくとも2つの停車地点についてアラームを許容するか否か(アラームのオンとオフ)を示す設定情報を、ユーザから受け付ける。つまり、この設定情報は、ユーザがアラーム設定部12を用いて任意に設定可能である。
【0081】
降車駅設定部12bは、その設定情報に基づいて、アラームのオンオフを制御する。
【0082】
なお、本実施形態では、設定情報は、時間帯別に設定可能である。
【0083】
図5は、設定情報の一例を示した説明図である。
【0084】
図5は、乗車区間内の停車地点である駅5aと、時間帯別に、これら各駅について、アラームを許容するか否かを示す設定情報5bおよび5cを示す。なお、図5において、○がアラーム許容、×はアラーム禁止を示している。
【0085】
図3および図5を参照すると、時間帯1(例えば、通勤時間帯の朝)では、乗り換え地点であるD駅と、降車地点であるG駅(例えば、会社の最寄り駅)で、アラーム許容の設定がなされている。よって、時間帯1では、それらの駅で、アラームが発せられることが可能になる。
【0086】
また、時間帯2(例えば、帰宅時間帯の夜)では、乗り換え地点であるD駅と、降車地点であるA駅(例えば、自宅の最寄り駅)で、アラーム許容の設定がなされている。よって、時間帯2では、それらの駅で、アラームが発せられることが可能になる。
【0087】
図6は、携帯電話100の動作を説明するためのフローチャートである。
【0088】
以下、図6を参照して携帯電話100の動作を説明する。
【0089】
ステップ40では、ユーザは、電車に乗る際、携帯電話100を、電車に設置されているICカード読取書込み装置200に近接する。このため、携帯電話100のICカード部103は、ICカード読取書込み装置200から、現在位置情報と進行方向情報を受け付ける。
【0090】
続いて、ステップ41では、降車駅特定部12bは、その現在位置情報、定期券情報格納部11内の定期券情報、および、駅情報記憶部12a内の路線図情報を元に、携帯電話100が、どの乗車区間にいるかを確認する。
【0091】
続いて、ステップ42〜46では、降車駅特定部12bは、進行方向情報と、乗車区間を元に、携帯電話100の進行方向を確認する。
【0092】
乗車区間が区間1であり(ステップ41)、かつ、進行方向がD駅に向かっている場合(ステップ42)、D駅は乗り換え地点であるため、降車駅特定部12bは、D駅をアラーム駅(降車予定地点)と認識する(ステップ52)。
【0093】
続いて、降車駅特定部12bは、現在位置情報と降車予定地点を、到達時間計算部14に提供する。
【0094】
到達時間計算部14は、例えば、駅情報記憶部12aを参照して、現在位置情報にて特定される乗車地点を求める。その後、到達時間計算部14は、乗車地点から降車予定地点に到達するまでの時間を算出する(ステップ57)。
【0095】
続いて、到達時間計算部14は、この算出された時間を、時計部13からの日時情報が表す日時に加算し、その加算された日時を、アラーム設定部12に提供する。
【0096】
アラーム設定部12は、到達時間計算部14から提供された日時を、アラーム時刻としてアラーム伝達部15に設定する。
【0097】
一方、乗車区間が区間1であり(ステップ41)、かつ、進行方向がA駅に向かっている場合(ステップ42)、時間帯によってアラーム設定が異なるため、CPU1の制御の元、降車駅特定部12bは、時計部13からの日時情報を用いて、現在の時刻が含まれる時間帯を確認する(ステップ47)。
【0098】
現在の時刻が時間帯1に含まれる場合、A駅でのアラームは禁止されている(図5参照)。このため、降車駅特定部12bは、アラーム導出までの時間を計算する動作を、到達時間計算部14に行わせない(ステップ60)。
【0099】
一方、現在の時刻が時間帯2に含まれる場合、A駅でのアラームが許容されている(図5参照)。このため、降車駅特定部12bは、現在位置情報と降車予定地点を、到達時間計算部14に提供する。
【0100】
到達時間計算部14は、上述したように乗車地点を求め、上述したように乗車地点から降車予定地点(A駅)に到達するまでの時間を算出する(ステップ57)。到達時間計算部14は、この算出された時間を、時計部13からの日時情報が表す日時に加算し、その加算された日時を、アラーム設定部12に提供する。
【0101】
アラーム設定部12は、到達時間計算部14から提供された日時を、アラーム時刻としてアラーム伝達部15に設定する。
【0102】
ステップ58では、アラーム伝達部15は、時計部13からの日時情報がアラーム時刻に到達したかを確認する。
【0103】
時計部13からの日時情報がアラーム時刻になると、アラーム伝達部15は、ユーザにアラーム発信する(ステップ59)。
【0104】
なお、ステップ41にて、携帯電話100が、区間2、区間3、区間4または区間5にいると確認された場合も、動作原理は上記と同様である。
【0105】
具体的には、まず、降車駅特定部12bは、進行方向を確認する(ステップ43〜46)。
【0106】
進行方向がA駅に向かっている場合、進行方向がG駅に向かっている場合、および、乗車区間が区間4であり進行方向がD駅に向かっている場合、時間帯によってアラーム設定が異なるため、降車駅特定部12bは、ステップ48〜51にて乗車時間帯を確認する。
【0107】
続いて、降車駅特定部12bは、時計部13からの日時情報が含まれる時間帯に対応する設定情報を特定する。
【0108】
続いて、降車駅特定部12bは、その特定された設定情報にてアラーム伝達駅でのアラームが許容されている場合、到達時間計算部14に、アラーム伝達駅に到達するまで時間を計算させる(ステップ57)。この時間に基づいて、アラーム時刻が上述したように設定される。
【0109】
その後、時計部13からの日時情報がアラーム時刻になると(ステップ58)、アラーム伝達部15は、ユーザにアラーム発信する(ステップ59)。
【0110】
上記説明では、ICカード読取書込み装置200は、電車に設置されることとして説明したが、バス等に設置されてもよい。この場合、A駅、D駅、G駅は、降車するバス停に相当する。この場合も動作は上記と同じため、説明を省略する。
【0111】
次に、本実施形態の効果を説明する。
【0112】
本実施形態によれば、携帯電話100は、ユーザが乗車した電車・バス等が目的位置に到着したときに、ユーザにアラーム報知する。このため、居眠り等による乗り過ごしを防ぐことが可能となる。
【0113】
また、駅の改札(バスの乗車読み込み装置)に、携帯電話100が近接されるだけで、アラーム設定機能が働くため、ユーザがアラーム設定を意識することなく、アラームを行うことが可能になる。
【0114】
本実施形態によれば、アラーム設定部12は、定期券情報格納部11内の乗車券情報を用いて、降車予定地点を特定する。つまり、降車予定地点を特定するために、乗車券情報が用いられる。よって、降車予定地点を特定する際に、乗車券情報を有効に利用することが可能になる。
【0115】
また、アラーム管理部104は、携帯電話100が降車予定地点に到達した場合に、アラームを発する。このため、携帯電話100以外の機器が、携帯電話100のアラームを管理する必要がなくなる。
【0116】
本実施形態では、アラーム設定部12は、乗車券情報の乗車区間を特定する2つの地点のいずれかを、降車予定地点として特定する。
【0117】
この場合、例えば、ユーザが、その2つの地点の一方で乗車した際に、他方の地点を降車予定地点として特定することが可能となる。よって、降車予定地点を適切に特定することが可能になる。
【0118】
本実施形態では、アラーム設定部12は、ICカード部103にて受け付けられた乗車地点情報と、定期券情報格納部11内の乗車券情報と、に基づいて、降車予定地点を特定する。つまり、降車予定地点を特定するために、乗車券情報が用いられる。よって、乗車券情報を有効に利用することが可能になる。
【0119】
本実施形態では、アラーム設定部12は、乗車区間内の少なくとも2つの停車地点についてアラームを許容するか否かを示す設定情報を受け付け可能である。また、アラーム管理部104は、携帯電話100が、設定情報にてアラームが許容された降車予定地点に到達した場合に、アラームを発する。
【0120】
この場合、例えば、乗車券情報に対応づけてアラームを許容するか否かの設定を行うことが可能になる。
【0121】
本実施形態では、設定情報は、時間帯別に設定可能である。アラーム管理部104は、乗車地点情報の受付時刻が含まれる時間帯に対応する設定情報にてアラームが許容された降車予定地点に、携帯電話100が到達した場合に、アラームを発する。
【0122】
この場合、アラームを許容するか否かを時間帯別に設定することが可能となる。よって、例えば、出社時の時間帯と、帰宅時の時間帯とで、アラームを許容する停車地点を変更することが可能になる。よって、アラームをより適切に発生することが可能になる。
【0123】
本実施形態では、ICカード読取書込み装置200は、定期券情報格納部11内の乗車券情報にて乗車可能な車両に設置され、乗車地点情報と共に、その車両の進行方向を示す進行方向情報を送信する。ICカード部103は、さらに、その進行方向情報を受け付ける。アラーム設定部12は、さらに、ICカード部103にて受け付けられた進行方向情報に基づいて、降車予定地点を特定する。
【0124】
この場合、降車予定地点を特定する精度を向上することが可能になる。
【0125】
また、本実施形態では、到達時間計算部14は、携帯電話100が降車予定地点に到達するタイミングを算出する。アラーム伝達部15は、到達時間計算部14にて算出されたタイミングでアラームを発する。
【0126】
この場合、携帯電話100が降車予定地点に到達することを、時間を用いて管理することが可能になる。
【0127】
(第2実施形態)
図7は、本発明の第2実施形態の携帯用電子機器を示したブロック図である。なお、本実施形態でも、携帯用電子機器の一例として、携帯電話が用いられる。図7において、図1に示したものと同一のものには同一符号を付してある。
【0128】
以下では、第1実施形態と異なる点を中心に、第2実施形態を説明する。
【0129】
まず、第1実施形態と第2実施形態との相違点を説明する。
【0130】
第1実施形態の携帯電話は、目的駅に到達するまでの時間を計算し、その時間が経過したらアラームを発生した。これに対して、第2実施形態の携帯電話は、位置情報認識機能を持ち、自己の位置が目的駅を示したらアラームを発生する。
【0131】
具体的には、第2実施形態の携帯電話100Aは、到達時間計算部14を有さず、位置情報認識部16を含む。
【0132】
位置情報認識部16は、一般的に導出手段と呼ぶことができる。
【0133】
位置情報認識部16は、携帯電話100Aの現在位置を示す位置情報を導出する。
【0134】
この位置情報の導出は、GPS(Global Positioning System)、携帯電話基地局を利用した位置検出等、現在位置が特定できるものであれば種類を問わない。
【0135】
携帯電話100Aは、アラーム管理部104Aを含む。
【0136】
アラーム管理部104Aは、一般的にアラーム管理手段と呼ぶことができる。
【0137】
アラーム管理部104Aは、位置情報認識部16およびアラーム伝達部15Aを含む。
【0138】
アラーム伝達部15Aは、一般的にアラーム手段と呼ぶことができる。
【0139】
アラーム伝達部15Aは、位置情報認識部16にて導出された位置情報が降車予定地点に対応する場合、アラームを発する。このアラームの種類は、アラーム伝達部15と同様に適宜変更可能である。
【0140】
図8は、携帯電話100Aの動作を説明するためのフローチャートである。なお、図8において、図6に示した動作と同じ動作には同一符号を付してある。
【0141】
第1実施形態と異なる動作は、ステップ87、88および90である。
【0142】
降車予定地点でのアラームが必要な場合、ステップ87で、降車駅特定部12bは、位置情報認識部16を動作させて、携帯端末100Aの現在位置情報を測定する。また、降車駅特定部12bは、駅情報記憶部12aから、降車予定地点となるアラーム伝達駅に対応するエリア情報を読み出す。降車駅特定部12bは、そのエリア情報をアラーム伝達部15Aに設定する。
【0143】
その後、携帯端末100Aの現在位置情報が、アラーム伝達部15A内のエリア情報に該当すると、すなわち、携帯端末100Aがアラーム伝達駅に到達すると(ステップ88)、アラーム伝達部15Aは、ユーザにアラーム伝達する(ステップ59)。
【0144】
また、第1実施形態と同様に、時間帯等によってアラーム伝達しない駅が目的地(降車予定地点)になった場合は、降車駅特定部12bは、位置情報認識部16を動作させない(ステップ90)。
【0145】
本実施形態によれば、位置情報認識部16は、携帯電話の現在位置を示す位置情報を導出する。アラーム伝達部15Aは、位置情報認識部16にて導出された位置情報が降車予定地点に対応する場合、アラームを発する。
【0146】
この場合、携帯電話100Aが降車予定地点に到着したことを実際に確認するため、アラームを正確なタイミングで発することが可能になる。
【0147】
(第3実施形態)
図9は、本発明の第3実施形態の携帯用電子機器を示したブロック図である。なお、本実施形態でも、携帯用電子機器の一例として、携帯電話が用いられる。図9において、図7に示したものと同一のものには同一符号を付してある。
【0148】
以下では、第1および第2実施形態と異なる点を中心に、第3実施形態の携帯電話を説明する。
【0149】
まず、第3実施形態が、第1および第2実施形態と相違する点を説明する。
【0150】
第1および第2実施形態では、ICカード読取書込み装置200は、電車に設置されていた。しかしながら、第3実施形態では、ICカード読取書込み装置200は、駅の改札に設置される。なお、第3実施形態では、ICカード読取書込み装置200は、進行方向情報を送信しなくてもよい。
【0151】
また、第1および第2実施形態では、アラームが許容されるか否かを示す設定情報が、時間帯別に設定可能であった。しかしながら、第3実施形態では、時間帯に関係なく、携帯電話100Bが、アラームが許容された駅に到達したときに、アラームが発せられる。
【0152】
図9において、第3実施形態が第2実施形態と異なる点は、時計部13が無い点と、アラーム設定部12の代わりにアラーム設定部12Bが用いられている点である。
【0153】
アラーム設定部12Bは、一般的にアラーム設定手段と呼ぶことができる。
【0154】
アラーム設定部12Bは、降車駅特定部12bBおよび駅情報記憶部12aを含む。
【0155】
アラーム設定部12B(具体的には、降車駅特定部12bB)は、定期券情報格納部11内の定期券情報の乗車区間内の駅名を、アラーム候補駅(降車予定地点候補)として提示する。
【0156】
アラーム設定部12B(具体的には、降車駅特定部12bB)は、アラーム候補駅の中から選択されたアラーム候補駅を、アラーム伝達駅(降車予定地点)として特定する。
【0157】
図10は、第3実施形態の動作を説明するためのフローチャートである。
【0158】
まず、ユーザは、携帯電話100Bの定期券情報格納部11内の定期券情報に対して、アラームを事前設定するかどうかを判断する。
【0159】
ユーザは、アラームを事前設定する場合(ステップ2)、降車駅特定部12bBに、アラーム事前設定指示を入力する。
【0160】
降車駅特定部12bBは、アラーム事前設定指示を受け付けると、定期券情報格納部11と駅情報記憶部12aを参照して、定期券情報の乗車区間内の駅名を、アラーム候補駅としてユーザに提示する。この際、例えば、降車駅特定部12bBは、表示ブロック102に、アラーム候補駅を提示する。
【0161】
ステップ3にて、ユーザは、降車駅特定部12bBを操作して、アラーム候補駅の中からアラーム伝達駅(降車予定地点)を選択する。
【0162】
ここでは、説明を簡易化するために、定期券情報は、A駅、D駅、G駅で有効な定期券を示すものと想定している。
【0163】
ステップ3にて、A駅到着時にアラーム伝達することが選択されると、降車駅特定部12bBは、駅情報記憶部12aから、A駅に対応するエリア情報を読み出す。降車駅特定部12bBは、そのエリア情報をアラーム伝達部15Aに設定する(ステップ4)。
【0164】
次に、携帯電話100Bが、ICカード読取書込み装置200(駅の改札)に近接させる(ステップ5)。
【0165】
このとき、ICカード読取書込み装置200からの位置情報が、アラーム設定されているA駅以外の改札に対応する場合(ステップ6)、降車駅特定部12bBは、位置情報認識部16を動作させて、携帯端末100Bの現在位置情報を測定し始める(ステップ7)。
【0166】
降車駅特定部12bBは、携帯端末100Bの現在位置情報がA駅に対応する前に、他の駅の改札のICカード読取書込み装置200から位置情報を受け付けると、位置情報認識部16の位置情報取得を中止する(ステップ20)。
【0167】
位置情報取得が継続されたまま、携帯電話100Bが目的のA駅に到着すると(ステップ9)、アラーム伝達部15Aは、ユーザにアラーム報知して(ステップ10)、目的の駅に到達したことを知らせる。
【0168】
なお、アラームが設定された駅が、D駅、G駅の場合も、上記と同様な動作が行われるため、ここでは説明を省略する。
【0169】
上記説明では、ICカード読取書込み装置200が駅の改札に設置されている場合を説明した。しかしながら、ICカード読取書込み装置200がバス用であり、到達駅がバス停であってもよい。
【0170】
本実施形態によれば、アラーム設定部12Bは、定期券情報格納部11内の定期券情報において、少なくとも乗車区間内を特定する2つの地点を、降車予定地点候補として提示する。アラーム設定部12Bは、降車予定地点候補の中から選択された降車予定地点候補を、降車予定地点として特定する。
【0171】
この場合、ユーザが希望する降車予定地点が、定期券情報を用いて特定される。よって、ユーザがアラーム予定地点を設定する際に、定期券情報を有効に利用することが可能になる。
【0172】
本実施形態によれば、位置情報認識部16は、ICカード部103が乗車地点情報を受け付けてから、携帯電話100Bの現在位置を示す位置情報を導出し、その位置情報を導出している間に、ICカード部103が、その受け付けられた乗車地点情報と別の乗車地点情報を受け付けた場合、その位置情報の導出を中止する。
【0173】
この場合、さらに、ユーザが降車予定地点に到着する前に下車した場合、不要となる現在位置情報の導出およびアラーム管理を中止することが可能になるという効果を奏する。
【0174】
(第4実施形態)
図11は、本発明の第4実施形態の携帯用電子機器を示したブロック図である。なお、本実施形態でも、携帯用電子機器の一例として、携帯電話が用いられる。図11において、図9に示したものと同一のものには同一符号を付してある。
【0175】
第4実施形態では、ユーザが、乗車駅と降車駅が示されたグリーン券を表すグリーン券情報を購入する。そして、携帯電話は、グリーン券にて示された降車駅に到着すると、アラームを発生する。なお、グリーン券情報は、一般的に、特定車両用の乗車券を表す特定車両用乗車券情報と呼ぶことができる。
【0176】
図11において、第4実施形態が第3実施形態と異なる点は、定期券情報格納部11の代わりにグリーン券情報格納部17が用いられ、アラーム設定部12Bの代わりにアラーム設定部12Cが用いられている点である。
【0177】
グリーン券情報格納部17は、一般的に格納手段と呼ぶことができる。
【0178】
グリーン券情報格納部17は、区間情報(乗車駅と降車駅)が示されたグリーン券を表すグリーン券情報を格納する。なお、グリーン券情報は、対象路線を示す情報を含んでもよい。
【0179】
アラーム設定部12Cは、一般的にアラーム設定手段と呼ぶことができる。
【0180】
アラーム設定部12Cは、降車駅特定部12bCおよび駅情報記憶部12aを含む。
【0181】
アラーム設定部12C(具体的には、降車駅特定部12bC)は、グリーン券情報格納部17内のグリーン券情報にて示された降車駅を、アラーム伝達駅(降車予定地点)として特定する。
【0182】
なお、グリーン券(グリーン券情報)の購入方法に関しては、周知の技術のため、その説明を省略する。
【0183】
図12は、第4実施形態の動作を説明するためのフローチャートである。
【0184】
ユーザは、グリーン券(グリーン券情報)を購入する(ステップ20)。なお、購入されたグリーン券情報は、グリーン券情報格納部17に格納されるものとする。
【0185】
その後、ユーザは、グリーン車等に備え付けてあるICカード読取書込み装置200に携帯電話100Cを近接させる(ステップ21)。
【0186】
グリーン券情報が格納されてからの近接回数が奇数回の場合は(ステップ22)、降車駅特定部12cCは、駅情報記憶部12aを参照して、ICカード読取書込み装置200からの乗車位置情報が、グリーン券情報格納部17内のグリーン券情報の区間範囲内に該当するかどうかを照合する(ステップ23)。
【0187】
ICカード読取書込み装置200からの乗車位置情報が、グリーン券の区間範囲内に該当する場合、降車駅特定部12bCは、位置情報認識部16を動作させて、携帯端末100Bの現在位置情報を測定し始める(ステップ24)。また、降車駅特定部12bCは、駅情報記憶部12aから、グリーン券に示された降車駅に対応するエリア情報を読み出す。降車駅特定部12bCは、そのエリア情報をアラーム伝達部15Aに設定する。
【0188】
一方、ICカード読取書込み装置200からの乗車位置情報が、グリーン券の区間範囲内に該当しない場合、降車駅特定部12bCは、位置情報認識部16を動作させない(ステップ28)。
【0189】
携帯電話100Bがグリーン券に示された降車駅(目的駅)に到達すれば(ステップ25)、アラーム伝達部15Aはユーザにアラーム報知して(ステップ26)、目的の駅に到達したことを知らせる。
【0190】
また、グリーン券情報が格納されてからのICカード読取書込み装置200へ近接した回数が偶数回であれば(ステップ22)、降車駅特定部12bCは、位置情報認識部16が行う位置情報の取得を停止する(ステップ27)。
【0191】
位置情報の取得が停止された後、携帯電話100Cが、再度、ICカード読取書込み装置200に近接した場合は、処理がステップ21に戻り、同様な動作が実施される。なお、グリーン券の照合に関しては、周知の技術のため、説明を省略する。
【0192】
なお、上記各実施形態において、携帯電話がICカード読取書込み装置200に近接されたか否かの判断は、携帯電話のICカード部103がICカード読取書込み装置200から乗車位置情報を受信したか否かに基づいて判断される。
【0193】
本実施形態によれば、アラーム設定部12Cは、グリーン券情報にて示された降車駅を、降車予定地点として特定する。
【0194】
この場合、グリーン券情報を用いて容易に降車予定地点を特定することが可能になる。
【0195】
本実施形態では、位置情報認識部16は、乗車地点情報の受付回数が奇数の場合、携帯電話100Cの現在位置を示す位置情報を導出し、その受付回数が偶数の場合、その位置情報の導出を停止する。
【0196】
位置情報の受付回数が奇数の場合、ユーザが車両に乗った確率が高く、位置情報の受付回数が偶数の場合、ユーザが車両から降りた確率が高い。このため、アラームが必要なときにアラームを発生し、アラームが不必要なときにアラームを中止することが可能になる。
【0197】
上記各実施形態において、携帯用電子機器は、携帯電話に限らず適宜変更可能である。
【0198】
また、受付部(受付手段)も、ICカード部103に限らず、例えば、赤外線通信部でもよく、適宜変更可能である。
【0199】
(第5実施形態)
図13は、本発明の第5実施形態の携帯用電子機器を示したブロック図である。
【0200】
図13において、携帯用電子機器1300は、格納部1301と、受付部1302と、特定部1303と、アラーム管理部1304とを含む。
【0201】
携帯用電子機器1300は、携帯電話等の携帯可能な電子機器である。携帯用電子機器1300は、外部装置1310と通信可能である。
【0202】
格納部1301は、一般的に格納手段と呼ぶことができる。
【0203】
格納部1301は、予め定められた乗車区間(例えば、2つの地点にて特定される乗車区間)の乗車券を表す乗車券情報を格納する。乗車券情報は、例えば、予め定められた乗車区間の定期券を示す定期券情報でもよいし、予め定められた乗車区間のグリーン券を示すグリーン券情報でもよい。
【0204】
受付部1302は、一般的に受付手段と呼ぶことができる。
【0205】
受付部1302は、外部装置1310から、外部装置1310の位置を表す位置情報を受け付ける。
【0206】
例えば、受付部1302は、外部装置1310に近接された場合(例えば、外部装置1310から5cm以内の距離に接近させられた場合)に、外部装置1310から位置情報を無線で受け付ける。なお、近接の距離は、5cmに限らず適宜変更可能である。
【0207】
なお、外部装置1310は、例えば、格納部1301内の乗車券情報にて乗車可能な車両、または、その車両が停車する複数の施設(車両が電車の場合は駅の自動改札、車両がバスの場合はバス停)に設置される。
【0208】
特定部1303は、一般的に特定手段と呼ぶことができる。
【0209】
特定部1303は、格納部1301内の乗車券情報を用いて、降車予定地点を特定する。
【0210】
例えば、特定部1303は、外部装置1310からの位置情報が、乗車券情報の乗車区間を特定する2つの地点のうちの一方の地点に該当する場合、その乗車区間の他方の地点を、降車予定地点として特定する。
【0211】
アラーム管理部1304は、一般的にアラーム管理手段と呼ぶことができる。
【0212】
アラーム管理部1304は、携帯用電子機器1300が降車予定地点に到達した場合に、アラームを発する。
【0213】
例えば、アラーム管理部1304は、受付部1302が乗車地点情報を受け付けた場合、携帯用電子機器1300が降車予定地点に到達した際に、アラーム(例えば、音または振動)を発する。
【0214】
図14は、第5実施形態の動作を説明するためのフローチャートである。
【0215】
ユーザが、携帯用電子機器1300を、外部装置1310に近づけると(ステップ1401)、受付部1302は、外部装置1310から位置情報を受け付ける(ステップ1402)。受付部1302は、その位置情報を、特定部1303に提供する。
【0216】
特定部1303は、位置情報を受け付けると、その位置情報と、格納部1201内の乗車券情報と、に基づいて、降車予定地点を特定する(ステップ1403)。
【0217】
特定部1303は、その降車予定地点を示す降車予定地点情報を、アラーム管理部1304に提供する。
【0218】
アラーム管理部1304は、携帯用電子機器1300が降車予定地点情報にて示された降車予定地点に到達した場合に(ステップ1404)、アラームを発する(ステップ1405)。
【0219】
本実施形態によれば、特定部1303は、格納部1301内の乗車券情報を用いて、降車予定地点を特定する。よって、降車予定地点を特定する際に、乗車券情報を有効に利用することが可能になる。
【0220】
また、アラーム管理部1304は、携帯用電子機器1300が降車予定地点に到達した場合に、アラームを発する。このため、携帯用電子機器1300以外の機器が、携帯用電子機器1300のアラームを管理する必要がなくなる。
【0221】
また、上記各実施形態によれば、乗車券情報を、乗車券以外の用途に使用でき、乗車券情報を有効に活用することが可能になる。
【0222】
また、上記各実施形態は、例えば、携帯電話機、PDA(Personal Data Assistance,Personal Digital Assistants:個人向け携帯型情報通信機器)等の携帯端末装置であって、非接触IC機能が搭載されている装置に適用することが可能である。
【0223】
以上説明した各実施形態において、図示した構成は単なる一例であって、本発明はその構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0224】
【図1】本発明の第1実施形態の携帯用電子機器を示したブロック図である。
【図2】ICカード読取書込み装置200を示したブロック図である。
【図3】定期券情報の一例を示した説明図である。
【図4】駅情報記憶部12a内の情報の一例を示した説明図である。
【図5】設定情報の一例を示した説明図である。
【図6】携帯電話100の動作を説明するためのフローチャートである。
【図7】本発明の第2実施形態の携帯用電子機器を示したブロック図である。
【図8】携帯電話100Aの動作を説明するためのフローチャートである。
【図9】本発明の第3実施形態の携帯用電子機器を示したブロック図である。
【図10】第3実施形態の動作を説明するためのフローチャートである。
【図11】本発明の第4実施形態の携帯用電子機器を示したブロック図である。
【図12】第4実施形態の動作を説明するためのフローチャートである。
【図13】本発明の第5実施形態の携帯用電子機器を示したブロック図である。
【図14】第5実施形態の動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
【0225】
100、100A、100B、100C 携帯電話
1、20 CPU
2、21 ROM
3、22 RAM
4 アンテナ
5 無線部
6 モデム
7 LCD
8 LCD制御部
9 非接触通信部
10 非接触ICチップ部
11 定期券情報格納部
12、12B、12C アラーム設定部
12a 駅情報記憶部
12b、12bB、12bC 降車駅特定部
13 時計部
14 到達時間計算部
15、15A アラーム伝達部
16 位置情報認識部
101 無線通信ブロック
102 表示ブロック
103 ICカード部
104 アラーム管理部
200 ICカード読取書込み装置
23 非接触ICカード情報読取書込み装置
24 進行方向情報格納部
25 現在位置情報格納部
1300 携帯用電子機器
1301 格納部
1302 受付部
1303 特定部
1304 アラーム管理部
1310 外部装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部装置と通信可能な携帯用電子機器であって、
予め定められた乗車区間の乗車券を表す乗車券情報を格納する格納手段と、
前記格納手段内の乗車券情報を用いて、降車予定地点を特定する特定手段と、
前記外部装置から、乗車地点を特定するための乗車地点情報を受け付ける受付手段と、
前記受付手段が前記乗車地点情報を受け付けた場合、前記携帯用電子機器が前記特定手段にて特定された降車予定地点に到達した際に、アラームを発するアラーム管理手段と、を含む携帯用電子機器。
【請求項2】
請求項1に記載の携帯用電子機器において、
前記乗車券情報は、少なくとも、前記乗車区間を特定する2つの地点を示し、
前記特定手段は、前記2つの地点のいずれかを、前記降車予定地点として特定する、携帯用電子機器。
【請求項3】
請求項1または2に記載の携帯用電子機器において、
前記特定手段は、前記受付手段にて受け付けられた乗車地点情報と、前記格納手段内の乗車券情報と、に基づいて、前記降車予定地点を特定する、携帯用電子機器。
【請求項4】
請求項1または2に記載の携帯用電子機器において、
前記乗車券情報は、少なくとも、前記乗車区間を特定する2つの地点を示し、
前記特定手段は、前記2つの地点を、降車予定地点候補として提示し、当該降車予定地点候補の中から選択された降車予定地点候補を、前記降車予定地点として特定する、携帯用電子機器。
【請求項5】
請求項1または2に記載の携帯用電子機器において、
前記乗車券情報は、乗車駅と降車駅を示し、
前記特定手段は、前記乗車券情報にて示された降車駅を、前記降車予定地点として特定する、携帯用電子機器。
【請求項6】
請求項1から3のいずれか1項に記載の携帯用電子機器において、
前記特定手段は、前記乗車区間内の少なくとも2つの停車地点について前記アラームを許容するか否かを示す設定情報を受け付け可能であり、
前記アラーム管理手段は、前記携帯用電子機器が、前記設定情報にて前記アラームが許容された前記降車予定地点に到達した場合に、前記アラームを発する、携帯用電子機器。
【請求項7】
請求項6に記載の携帯用電子機器において、
前記設定情報は、時間帯別に設定可能であり、
前記アラーム管理手段は、前記乗車地点情報の受付時刻が含まれる時間帯に対応する前記設定情報にて前記アラームが許容された前記降車予定地点に、前記携帯用電子機器が到達した場合に、前記アラームを発する、携帯用電子機器。
【請求項8】
請求項1、2、3、6または7に記載の携帯用電子機器において、
前記外部装置は、前記乗車券情報にて乗車可能な車両に設置され、前記乗車地点情報と共に、当該車両の進行方向を示す進行方向情報を送信し、
前記受付手段は、さらに、前記進行方向情報を受け付け、
前記特定手段は、さらに、前記受付手段にて受け付けられた進行方向情報に基づいて、前記降車予定地点を特定する、携帯用電子機器。
【請求項9】
請求項1から8のいずれか1項に記載の携帯用電子機器において、
前記アラーム管理手段は、
前記携帯用電子機器の現在位置を示す位置情報を導出する導出手段と、
前記導出手段にて導出された位置情報が前記降車予定地点に対応する場合、前記アラームを発するアラーム手段と、を含む、携帯用電子機器。
【請求項10】
請求項1、2、4または6に記載に携帯用電子機器において、
前記アラーム管理手段は、
前記受付手段が前記乗車地点情報を受け付けてから、前記携帯用電子機器の現在位置を示す位置情報を導出し、当該位置情報を導出している間に、前記受付手段が前記乗車地点情報と別の乗車地点情報を受け付けた場合、当該位置情報の導出を中止する導出手段と、
前記導出手段にて導出された位置情報が前記降車予定地点に対応する場合、前記アラームを発するアラーム手段と、を含む、携帯用電子機器。
【請求項11】
請求項1、2、3、6、7または8に記載の携帯用電子機器において、
前記アラーム管理手段は、
前記携帯用電子機器が前記降車予定地点に到達するタイミングを算出する算出手段と、
前記算出手段にて算出されたタイミングで前記アラームを発するアラーム手段と、を含む、携帯用電子機器。
【請求項12】
請求項1、2または5に記載の携帯用電子機器において、
前記乗車券情報は、特定車両用の乗車券を表す特定車両用乗車券情報であり、
前記アラーム管理手段は、
前記乗車地点情報の受付回数が奇数の場合、前記携帯用電子機器の現在位置を示す位置情報を導出し、当該受付回数が偶数の場合、前記位置情報の導出を停止する導出手段と、
前記導出手段にて導出された位置情報が前記降車予定地点に対応する場合、前記アラームを発するアラーム手段と、を含む、携帯用電子機器。
【請求項13】
外部装置と、前記外部装置と通信可能な携帯用電子機器と、を含むアラーム管理システムであって、
前記外部装置は、乗車地点を特定するための乗車地点情報を送信し、
前記携帯用電子機器は、
予め定められた乗車区間の乗車券を表す乗車券情報を格納する格納手段と、
前記格納手段内の乗車券情報を用いて、降車予定地点を特定する特定手段と、
前記外部装置から前記乗車地点情報を受け付ける受付手段と、
前記受付手段が前記乗車地点情報を受け付けた場合、前記携帯用電子機器が前記特定手段にて特定された降車予定地点に到達した際に、アラームを発するアラーム管理手段と、を含む、アラーム管理システム。
【請求項14】
請求項13に記載のアラーム管理システムにおいて、
前記乗車券情報は、少なくとも、前記乗車区間を特定する2つの地点を示し、
前記特定手段は、前記2つの地点のいずれかを、前記降車予定地点として特定する、アラーム管理システム。
【請求項15】
外部装置と通信可能な携帯用電子機器でのアラーム制御方法であって、
予め定められた乗車区間の乗車券を表す乗車券情報を格納手段に格納する格納ステップと、
前記格納手段内の乗車券情報を用いて、降車予定地点を特定する特定ステップと、
前記外部装置から、乗車地点を特定するための乗車地点情報を受け付ける受付ステップと、
前記乗車地点情報が受け付けられた場合、前記携帯用電子機器が前記降車予定地点に到達した際に、アラームを発するアラーム管理ステップと、を含むアラーム制御方法。
【請求項16】
請求項15に記載のアラーム制御方法において、
前記乗車券情報は、少なくとも、前記乗車区間を特定する2つの地点を示し、
前記特定ステップでは、前記2つの地点のいずれかを、前記降車予定地点として特定する、アラーム制御方法。
【請求項17】
請求項15または16に記載のアラーム制御方法において、
前記特定ステップでは、前記乗車地点情報と、前記格納手段内の乗車券情報と、に基づいて、前記降車予定地点を特定する、アラーム制御方法。
【請求項18】
請求項15または16に記載のアラーム制御方法において、
前記乗車券情報は、少なくとも、前記乗車区間を特定する2つの地点を示し、
前記特定ステップでは、前記2つの地点を、降車予定地点候補として提示し、当該降車予定地点候補の中から選択された降車予定地点候補を、前記降車予定地点として特定する、アラーム制御方法。
【請求項19】
請求項15または16に記載のアラーム制御方法において、
前記乗車券情報は、乗車駅と降車駅を示し、
前記特定ステップでは、前記乗車券情報にて示された降車駅を、前記降車予定地点として特定する、アラーム制御方法。
【請求項20】
請求項15から17のいずれか1項に記載のアラーム制御方法において、
前記特定ステップでは、前記乗車区間内の少なくとも2つの停車地点について前記アラームを許容するか否かを示す設定情報を受け付け可能であり、
前記アラーム管理ステップでは、前記携帯用電子機器が、前記設定情報にて前記アラームが許容された前記降車予定地点に到達した場合に、前記アラームを発する、アラーム制御方法。
【請求項21】
請求項20に記載のアラーム制御方法において、
前記設定情報は、時間帯別に設定可能であり、
前記アラーム管理ステップでは、前記乗車地点情報の受付時刻が含まれる時間帯に対応する前記設定情報にて前記アラームが許容された前記降車予定地点に、前記携帯用電子機器が到達した場合に、前記アラームを発する、アラーム制御方法。
【請求項22】
請求項15、16、17、20または21に記載のアラーム制御方法において、
前記外部装置は、前記乗車券情報にて乗車可能な車両に設置され、前記乗車地点情報と共に、当該車両の進行方向を示す進行方向情報を送信し、
前記受付ステップで、さらに、前記進行方向情報を受け付け、
前記特定ステップでは、さらに、前記進行方向情報に基づいて、前記降車予定地点を特定する、アラーム制御方法。
【請求項23】
請求項15から22のいずれか1項に記載のアラーム制御方法において、
前記アラーム管理ステップは、
前記携帯用電子機器の現在位置を示す位置情報を導出する導出ステップと、
前記位置情報が前記降車予定地点に対応する場合、前記アラームを発するアラームステップと、を含む、アラーム制御方法。
【請求項24】
請求項15、16、18または20に記載にアラーム制御方法において、
前記アラーム管理ステップは、
前記乗車地点情報が受け付けられてから、前記携帯用電子機器の現在位置を示す位置情報を導出し、当該位置情報を導出している間に、前記乗車地点情報と別の乗車地点情報が受け付けられた場合、当該位置情報の導出を中止する導出ステップと、
前記位置情報が前記降車予定地点に対応する場合、前記アラームを発するアラームステップと、を含む、アラーム制御方法。
【請求項25】
請求項15、16、17、20、21または22に記載のアラーム制御方法において、
前記アラーム管理ステップは、
前記携帯用電子機器が前記降車予定地点に到達するタイミングを算出する算出ステップと、
前記算出されたタイミングで前記アラームを発するアラームステップと、を含む、アラーム制御方法。
【請求項26】
請求項15、16または19に記載のアラーム制御方法において、
前記乗車券情報は、特定車両用の乗車券を表す特定車両用乗車券情報であり、
前記アラーム管理ステップは、
前記乗車地点情報の受付回数が奇数の場合、前記携帯用電子機器の現在位置を示す位置情報を導出し、当該受付回数が偶数の場合、前記位置情報の導出を停止する導出ステップと、
前記位置情報が前記降車予定地点に対応する場合、前記アラームを発するアラームステップと、を含む、アラーム制御方法。
【請求項27】
外部装置と、前記外部装置と通信可能な携帯用電子機器と、を含むアラーム管理システムでのアラーム制御方法であって、
前記携帯用電子機器が、予め定められた乗車区間の乗車券を表す乗車券情報を格納手段に格納する格納ステップと、
前記携帯用電子機器が、前記格納手段内の乗車券情報を用いて、降車予定地点を特定する特定ステップと、
前記外部装置が、乗車地点を特定するための乗車地点情報を送信する送信ステップと、
前記携帯用電子機器が、前記外部装置から前記乗車地点情報を受け付ける受付ステップと、
前記乗車地点情報が受け付けられた場合、前記携帯用電子機器が前記降車予定地点に到達した際に、前記携帯用電子機器が、アラームを発するアラーム管理ステップと、を含む、アラーム制御方法。
【請求項28】
請求項27に記載のアラーム制御方法において、
前記乗車券情報は、少なくとも、前記乗車区間を特定する2つの地点を示し、
前記特定ステップでは、前記2つの地点のいずれかを、前記降車予定地点として特定する、アラーム制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2009−83725(P2009−83725A)
【公開日】平成21年4月23日(2009.4.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−257747(P2007−257747)
【出願日】平成19年10月1日(2007.10.1)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】