説明

方位関連情報提供システム

【課題】 利用者の所持する携帯端末装置で簡易構成により方位情報を得ることができ、当該携帯端末装置を介して利用者に対して利用者が向かっている方位およびこれに関連する各種の情報を提供できる方位関連情報提供システムを提供する。
【解決手段】 この方位情報提供システムは、所定場所に固定配置されかつ指向性を有する可視光26を特定方向に出力する光通信用送信機11と、移動する利用者13に所持されかつ可視光を受信する光通信用受信機12とから成る。光通信用送信機は、可視光を出射する発光部21と、可視光を方位関連情報で変調する変調器23を備え、光通信用受信機は、表示部33と、可視光を受光する受光部31と、可視光を復調して方位関連情報を取り出す復調器32と、この復調器による復調で取り出された方位関連情報を表示部に表示する表示処理部34を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は方位関連情報提供システムに関し、特に、指向性の高い可視光を送受する光通信用の送信機と受信機を用いて可視光を利用した方位関連情報提供システムに関する。
【背景技術】
【0002】
例えば移動している人が、自身の所在地、あるいは移動目的地に向かう方角に関する情報等を得るための手段として、下記の特許文献1,2に記載された装置やシステムを挙げることができる。
【0003】
特許文献1は携帯型ナビゲーション装置を開示している。この携帯型ナビゲーション装置は、腕時計型表示部のごとくサイズに制約のある表示部において、ナビゲーションを行うための最低限必要な表示を行うことができる装置である。ナビゲーションのための現在位置等の情報はGPSシステムを利用して得るようにしている。また表示部には現在位置から目的地に向かう方向を表示する。
【0004】
特許文献2は情報提供システムを開示している。この情報提供システムは、人が所持する携帯端末装置の表示部に地図画像を表示する際、携帯端末装置が向いている方向を表示部に表示された地図の上方になるように当該地図を表示する。携帯端末装置の向いている方角は、指向性のある光信号を送受信する光信号送受信部を利用して、当該光信号を利用してアクセスしている携帯端末装置の向いている方角を計算して取得する。
【特許文献1】特開平11−118506号公報
【特許文献2】特開2001−12961号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
移動している人が携帯端末装置を所持し、この携帯端末装置は、外部に固定的に設置された情報提供装置との間で通信を行って情報の送受を行うように構成されているものとする。この携帯端末装置は、通常、携帯電話のごとき端末装置を想定している。このような携帯端末装置において、特に、方位情報および当該方位情報に関連する情報(方位関連情報)を簡単な装置構成またはシステム構成で提供することが望まれている。
【0006】
通常、方位情報は絶対的な位置情報を基礎に求められる。絶対的な位置情報のためにはGPS等のシステムが利用される。しかしながら、民生的に利用されている現在のGPSでは10〜20m程度の誤差が存在するので、地上を移動する人が自身の現在位置と目的地との関係で正確な方位情報または方位関連情報を得る場合に誤差が生じるおそれがある。このような問題を解消するためには、地上に存在する目印装置を基準にして正確な方位情報を得ることが要望される。同時に、簡易な装置構成でかかる要望を満たすことが望まれている。
【0007】
本発明の目的は、上記の課題に鑑み、利用者の所持する携帯端末装置において簡易な構成で方位情報を得ることができ、当該携帯端末装置を介して利用者に対して利用者が向かっている方位およびこれに関連する各種の情報を提供できる方位関連情報提供システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る方位情報提供システムは、上記の目的を達成するために、次のように構成される。
【0009】
第1の方位情報提供システム(請求項1に対応)は、所定の場所に固定して配置されかつ指向性を有する可視光を特定方向に出力する光通信用送信機と、移動する利用者に所持されかつ可視光を受信する光通信用受信機とから成り、光通信用送信機は、可視光を出射する発光部と、可視光を方位関連情報で変調する変調手段を備え、さらに、光通信用受信機は、表示部と、可視光を受光する受光部と、可視光を復調して方位関連情報を取り出す復調手段と、この復調手段による復調で取り出された方位関連情報を表示部に表示する表示処理手段を備えるように構成される。
【0010】
駅内の任意の位置、交通施設等の任意の所定の場所に光通信用送信機を配置する。この光通信用送信機は、その発光部によって特定方向にのみ出射される指向性の高い可視光を出力する。可視光は変調手段により変調され、可視光上には方位関連情報が載せられている。指向性の高い可視光を情報伝送媒体として利用するため、当該可視光を受けること自体に基づいて、受け手である移動中の利用者の移動方位が確認し得ると共に、併せて方位情報を正確に取得する。任意の方向に移動する利用者が所持する携帯端末装置であるところの光通信用受信機は、その受光部が光通信用送信機の発光部に対面したとき、当該発光部から出射される指向性のある可視光を受ける。さらに光通信用受信機は、その復調手段によって方位関連情報を取り出す。これにより、利用者は、自身がその時点で向かっている方位と、その方位に関連する情報を取得することが可能となる。また可視光を利用した光通信であるために、利用者にとっても現在位置と向かっている方位を容易に確認することが可能となる。さらに可視光を利用することによって、利用者に対して方位関連情報を受信できる場所を視覚により確認できるようにすることが可能となる。また光通信用送信機に供給される方位関連情報は、管理センタ(センタサーバ)あるいはデータベースから供給される。
【0011】
第2の方位情報提供システム(請求項2に対応)は、上記の構成において、好ましくは、方位関連情報は方位情報である。この構成により、移動中の利用者が向かっている方位そのものを絶対的方位に係る情報として取得することが可能となる。
【0012】
第3の方位情報提供システム(請求項3に対応)は、上記の構成において、好ましくは、方位関連情報は、利用者を案内する情報である。或る目的地に向かう利用者に対して、移動路上の情報、あるいは目的地の情報を適時に提供することが可能となり、利用者は最適な情報提供サービスを受けることが可能となる。
【0013】
第4の方位情報提供システム(請求項4に対応)は、上記の構成において、好ましくは、上記の所定の場所は移動通路での分岐場所であることを特徴とする。特にこのような移動方向を迷う箇所で利用者に最適な情報を提供することが可能になる。
【0014】
第5の方位情報提供システム(請求項5に対応)は、上記の構成において、好ましくは、受光部は、光通信用受信機上で、方向を異ならせて取り付けられた複数の受光部から成ることを特徴とする。光通信用受信機で、複数の受光部を設け、これらの受光部の設置向きを異ならせることにより、いずれかの受光部で受信した可視光信号に基づいて各方位についての関連情報を取得することが可能となる。
【0015】
第6の方位情報提供システム(請求項6に対応)は、上記の構成において、好ましくは、光通信用送信機の発光部から特定方向に出射され可視光の向きと、光通信用受信機の受光部の向きとが向かい合って一致したときに光通信が確立することを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば次の効果を奏する。適宜な場所に設置された光通信用送信機と、移動する利用者が所持する光通信用受信機との間において、送信機から指向性のある可視光を特定方向に出射し、送信機に対向する状態になった受信機で当該可視光を受信する関係が作られるようにし、かつ可視光に方位情報とこの方位に関連する情報を持たせるようにしたため、簡単な構成で当該受信機が向いている方位情報、および方位に関連する情報を得ることができる。さらに、方位に関連する情報は、利用者が向かう方位に関連する各種の施設等の案内等に係るサービス情報であるので、様々なサービスの提供を受けることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下に、本発明の好適な実施形態(実施例)を添付図面に基づいて説明する。
【0018】
図1と図2を参照して本発明に係る方位関連情報提供システムの実施形態を説明する。図1は方位関連情報提供システムの全体的な構成を利用形態という観点でイメージ的に示し、図2は装置の詳細構成を示す。
【0019】
図1と図2において、11は光通信用光送信機であり、12は光通信用光受信機である。光通信用光送信機11は所定の場所に固定状態で配置されている。この図示例では、1台の光通信用光送信機11のみが示されているが、実際には、予め定められた所定の多数の場所のそれぞれに光通信用光送信機11が設置されている。また光通信用受信機12は、利用者13に所持され、利用者13の移動と共に移動する携帯型端末装置である。携帯型端末装置としては、携帯電話またはこれに類似する携帯装置を想定している。携帯電話等において、可視光を受光する受光器等を備え、これにより上記の光通信用受信機12が実現される。
【0020】
光通信用送信機11は基台14の上に設置されている。基台14は光通信用送信機11を取付けまたは設置するための手段である。基台14に成り得るものは任意であり、既存の装置であってもよい。光通信用送信機11の設置場所は、例えば通路に沿った場所、あるいは分岐部等の場所である。
【0021】
光通信用送信機11は、図2に示すごとく、発光部21と電源22と変調部23と方位関連情報供給部24を備える。発光部21はLED、ランプ等の発光手段である。発光部21は、発光部21の前面位置に集光レンズ25を設けている。発光部21から出射された可視光は、集光レンズ25で集光され、望ましくは平行光線になるように変換される。これにより光通信用送信機11から出力される可視光26は、発光部21の向く特定方向(D1)に対して指向性を有する可視光となっている。図1に示すごとく、光通信用送信機11から出力される指向性のある可視光26は、実際には円錐形に広がる分布指向性を有している。図1では可視光26を表す円錐形の形状は誇張して描かれている。可視光26は、その指向性の観点では、上記特定方向に係る「方位」を確認することが十分に可能な高い指向性を有している。図1等に示すごとく高い指向性を有する可視光26は特定方向D1に向けて出射されている。光通信用送信機11では、送信機ごと固有に、その特定方向D1が予め決められている。
【0022】
電源22は、パルス列状の交流電流を出力する交流電源である。電源22から出力されるパルス列状交流電流は変調器23を経由して発光部21に供給される。発光部21はパルス列状交流電流によって任意の周波数で点滅発光する。通常、周波数は高く人には知覚されない。電源22から供給される交流周波が変調器23において変調作用を受けないときには、発光部21は単に発光動作を行っているだけである。図2に示された光通信用送信機11の構成では、変調器23には、方位関連情報供給部24から方位関連情報に係る変調用のコード信号が供給されている。このため、変調器23では、電源22から供給されるパルス列状交流電流を、方位関連情報供給部24から与えられる方位関連情報に係るコード信号で変調する。発光部21は、変調されたパルス列状交流電流に基づいて発光動作を行う。発光部21の発光動作では、パルス列状交流電流に基づき、その点滅発光の状態の中に方位関連情報が含まれることになる。
【0023】
光通信用送信機11から出力される可視光26は予め定められた特定方向D1に向けて出射されている。従って、光通信用受信機12が光通信用送信機11から出力された可視光26を受光するためには、光通信用受信機12の受光部は発光部21に向いあった状態になることが必要となる。このとき光通信用受信機12の向く方向D2は特定方向D1と一致している。光通信用送信機11の発光部21と光通信用受信機12の受光部が向いあったとき、光通信用送信機11と光通信用受信機12との間に光通信の関係が確立する。なお、光通信用受信機12の向く方向D2は利用者13の移動する方向でもある。
【0024】
上記の方位関連情報供給部24では、光通信用送信機11の設置位置と、光通信用送信機11から出射される可視光26についての特定方向D1に基づいて、方位のデータ、この方位に関連する方位方向の各種のデータが、「方位関連情報」として予め記憶されている。
【0025】
上記の「方位関連情報」とは、特定方向D2で決まる方位(方角)および方位に関連する情報である。光通信用受信機12が可視光26を受信するとき、光通信用受信機12は方向D2に向いた状態にあり、これは特定方向D1に一致しているので、当該特定方向D1の方位(または方角)の情報を得ることが可能となる。さらに特定方向D1に関連する情報、例えば方向D2に向かって移動する利用者13にとって、その移動先(目的地、その途中の通路や経路等)に関する情報を得ることが可能となる。
【0026】
図2に示すごとく光通信用受信機12は、受光部31と復調器32と表示部33と表示処理部34を備えている。受光部31はフォトダイオード等である。図2に示す状態では、光通信用送信機11の発光部21と光通信用受信機12の受光部31が向いあった状態にある。発光部21から出射された指向性を有する可視光26は受光部31の受光面に入射される。受光部31で受光された可視光26は電気信号に変換され、復調器32に供給される。復調器32は、入力された電気信号を復調し、上記の方位関連情報を抽出する。抽出された方位関連情報は、表示処理部34を経由して表示部33に供給され、文字または図形等の形式で表示部33の画面に表示される。
【0027】
上記において、光通信用送信機11と光通信用受信機12の間の距離はほぼ10m以内の距離で光通信関係が確立する。
【0028】
上記において、固定設置された光通信用送信機11と、利用者13と共に移動する携帯型の光通信用受信機12とから成る方位関連情報提供システムによれば、光通信用受信機12の向きD2が光通信用送信機11の特定方向D1と一致したときに、光通信用受信機12の受光部31が可視光26を受光し、光通信の関係が確立する。このとき、光通信用受信機12は可視光26から上記の方位関連情報を抽出し、利用者13は方位の情報や当該方位に関連する情報を得ることができる。光通信用受信機12が光通信用送信機11に向き合わない限り方位関連情報を得ることはできない。
【0029】
方位関連情報の例としては、文字メッセージの形式で、例えば駅構内であれば「進行方向には新幹線の改札口があります」、「この先を右に曲がるとキオスクがあります」等が提供される。また利用者13の事情に応じて、メニュー選択等により、提供する情報を変更することも可能である。例えば、施設Aを利用したい場合には、「施設Aは反対方向です」あるいは「施設Aはこの先50mの所で左折して下さい」等の文字メッセージを提供することができる。方位に関連する情報としては、利用者13が向いている方位の先にある施設や店等のサービス提供情報、所在情報などあらゆる情報(コンテンツ)を提供することができる。このようにして、利用者13は、自身が移動中に、その近傍箇所から移動先(目的地、途中通路等)に関するガイド情報を得ることができる。
【0030】
上記の場合は、利用者13が意図した方位を向いているときに光通信用送信機11と光通信用受信機12との間に光通信が確立した状態の場合である。利用者13が意図しない方位を向いているときに光通信用送信機11と光通信用受信機12との間に光通信が確立した状態の場合には、方位関連情報提供システム側において利用者13の移動目的地の情報が事前に知らされているという前提の下で、進行方位が異なる旨を通知し、正しい方位を向くように情報提供を行うことも可能である。この場合には、例えば図2に示すように、管理センタ(センタサーバ)41と各所に設置された光通信用送信機11との間が接続され、上位の管理センタ41から情報が提供される構成が設けられることが必須となる。さらに、光通信用送信機11と光通信用受信機12との間で、無線等で利用者13を特定する信号送受を行うことが必須となる。
【0031】
図3は、光通信用受信機の変形例を示し、光通信用受信機において予め所定の方向に向いた複数の受光部を備える構成を示している。図3は、光通信用受信機51の平面図を示す。光通信用受信機51の基本的は図2で説明した通りものである。この光通信用受信機51では、例えば6つの受光部31A,31B,31C,31D,31E,31Fを備えている。正面部に配置された3つの受光部31A,31B,31Cはそれぞれ正面左方、正面前方、正面右方を向いており、側面部に配置された2つの受光部31D,31Eはそれぞれ右側方向、左側方向を向いており、後面部に配置された受光部31Fは後面後方を向いている。6つの受光部31A〜31Fの受光方向は平面図では図3に示された通りであり、かつ側面から見るとほぼ水平方向を向いている。6つの受光部31A〜31Fのそれぞれは、個別に、向いあった光通信用送信機から可視光を受信する。他方、光通信用受信機51の内部では、6つの受光部31A〜31Fと復調器32との間には切替え器を備え、6つの受光部31A〜31Fのそれぞれと復調器32の入力部との間の接続関係を任意のタイミングで切替え、受信した可視光に係る電気信号を復調機32に入力するようにしている。
【0032】
図3に示した構成を有する光通信用受信機12によれば、利用者13が意図して向いている正面方向以外の方向から到来する可視光26に係る方位関連情報を得ることができるという利点を有している。
【0033】
以上の実施形態で説明された構成、形状、大きさおよび配置関係については本発明が理解・実施できる程度に概略的に示したものにすぎず、また数値については例示にすぎない。従って本発明は、説明された実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に示される技術的思想の範囲を逸脱しない限り様々な形態に変更することができる。
【産業上の利用可能性】
【0034】
本発明は、指向性を有する可視光を利用して光通信を確立し方位関連情報を取得するのに利用される。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明に係る方位関連情報提供システムの利用形態のイメージを示す側面図である。
【図2】本発明に係る方位関連情報提供システムを構成する光通信用送信機と光通信用受信機の構成を示すブロック図である。
【図3】光通信用受信機の変形例を示す平面図である。
【符号の説明】
【0036】
11 光通信用送信機
12 光通信用受信機
13 利用者
14 基台
21 発光部
26 可視光
31 受光部
51 光通信用受信機

【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の場所に固定して配置されかつ指向性を有する可視光を特定方向に出力する光通信用送信機と、移動する利用者に所持されかつ前記可視光を受信する光通信用受信機とから成り、
前記光通信用送信機は、前記可視光を出射する発光部と、前記可視光を方位関連情報で変調する変調手段を備え、
前記光通信用受信機は、表示部と、前記可視光を受光する受光部と、前記可視光を復調して前記方位関連情報を取り出す復調手段と、この復調手段による復調で取り出された前記方位関連情報を前記表示部に表示する表示処理手段を備える、
ことを特徴とする方位関連情報提供システム。
【請求項2】
前記方位関連情報は方位情報であることを特徴とする請求項1記載の方位関連情報提供システム。
【請求項3】
前記方位関連情報は、前記利用者を案内する情報であることを特徴とする請求項1記載の方位関連情報提供システム。
【請求項4】
前記所定の場所は移動通路での分岐場所であることを特徴とする請求項1記載の方位関連情報提供システム。
【請求項5】
前記受光部は、前記光通信用受信機上で、方向を異ならせて取り付けられた複数の受光部から成ることを特徴とする請求項1記載の方位関連情報提供システム。
【請求項6】
前記光通信用送信機の前記発光部から特定方向に出射され可視光の向きと、前記光通信用受信機の前記受光部の向きとが向かい合って一致したときに光通信が確立することを特徴とする請求項1記載の方位関連情報提供システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2007−79719(P2007−79719A)
【公開日】平成19年3月29日(2007.3.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−264153(P2005−264153)
【出願日】平成17年9月12日(2005.9.12)
【出願人】(000004651)日本信号株式会社 (720)
【Fターム(参考)】