説明

架橋環NK1拮抗薬

式(I)に示す一般構造を有する化合物:


または薬学的に許容可能なその塩および/もしくは溶媒和物は、NK1受容体が介在する疾患または状態、例えば嘔吐、うつ病、不安、および咳を含む様々な生理学的障害、症状、または疾患の処置に有用である。別の態様では、本発明は、治療有効量の、少なくとも1種類の式(I)の化合物、または薬学的に許容可能なその塩、溶媒和物、および/もしくはエステル、ならびに少なくとも1種類の薬学的に許容可能な担体を含む、薬学的組成物に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)の化合物:
【化1】

またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、および/もしくはエステルであって、
式中:
ArおよびArは、0〜3個の置換基Rで置換されたアリールおよび0〜3個の置換基Rで置換されたヘテロアリールから成る群よりそれぞれ独立して選択され;
は−O−または−N(R)−であり;
は−O−、−N(R)−、または−C(R−であり;
は−C(R−、−C(O)−、または−C(=N−R10)−であり;
は−N(R11)−または−C(R−であり;
ただしXが−C(R−の場合、XおよびXの少なくとも1つも−C(R−であり;
n1は0〜4の整数であり;
は、H、−OH、アルキル、1個以上のヒドロキシル基で置換されたアルキル、O−アルキル、−O−アルキル−シクロアルキル、0〜3個の置換基Rで置換されたヘテロアリールもしくはアリール、−N(R、−N(R11)C(O)R12、0〜3個の置換基R13で置換されたヘテロシクリル、−N(R11)C(O)N(R14、−OC(O)N(R14、−C(O)N(R14、−C(O)R12、−OC(O)R12、−C(O)OR15、−CN、−CH、−O−アルキル−アリール、−O−N=C(R12、−S−R12、−S(O)−R12、−S(O)−R12、およびN(R11)S(O)−R12から成る群より選択されるか;あるいは
が−N(R)−である場合、RおよびRは、式(IA)に示されるように、一緒になって、基Xを形成できる:
【化2】

式中Xは、−C(O)−、−(CHn2−O−、−(CHn2−、−(CHn2−C(O)−N(R13)−、−(CHn2−N(R13)−、および−C(O)−N(R13)−C(O)−から成る群より選択され;
n2は1〜3の整数であり;
ただし:
(a)Xが−C(O)−である場合、n1は2または3であり;
(b)Xが−(CHn2−O−である場合、n2は2または3であり;そして
(c)Xが−(CHn2−である場合、n1は2または3であり;
、R、R、およびRは、H、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、0〜3個の置換基R13で置換されたヘテロシクリル、および0〜3個の置換基Rで置換されたアリールもしくはヘテロアリールから成る群よりそれぞれ独立して選択され;
各Rは、ハロゲン、アルキル、−O−アルキル、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、−CN、−OH、非置換のヘテロアリール、および少なくとも1つのアルキルもしくはハロアルキルで置換されたヘテロアリールから成る群より独立して選択され;
は、H、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、0〜3個の置換基R13で置換されたヘテロシクリル、0〜3個の置換基Rで置換されたアリール、アリール部分が0〜3個の置換基Rで置換された−アルキル−アリール、および0〜3個の置換基Rで置換されたヘテロアリールから成る群より選択され;
は、H、アルキル、−アルキル−シクロアルキル−、−C(O)N(R14、−C(O)R12、および0〜3個の置換基Rで置換されたアリールもしくはヘテロアリールから成る群より選択され;
各RはH、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールから成る群より独立して選択され;
10はアルキルもしくはアリールであり;あるいは
が−C(=N−R10)であり、且つXが−N(R)−の時は、RおよびR10は、式(IB)に示されるように、一緒になって、基Xを形成できる:
【化3】

式中Xは−N(R13)−C(O)−であり;
各R11は、Hおよびアルキルから成る群より独立して選択され;
12はH、アルキル、アリール、およびヘテロアリールから成る群より選択され、前記アリールまたはヘテロアリールは0〜3個の置換基Rで置換され;
13はH、アルキル、アリール、または−アルキル−アリールから独立して選択され;
各R14はH、アルキル、アリール、ヘテロアリール、もしくはヘテロシクリルより独立して選択され、前記ヘテロシクリルは0〜3個の置換基R13で置換され、そして前記各アリールおよびヘテロアリールは、0〜3個の置換基Rで独立して置換されるか;または
2つの置換基R14が、それらが結合している窒素原子と一緒になり0〜3個の置換基R13で置換されたヘテロシクリル環を形成し;そして
15はH、アルキル、および0〜3個の置換基Rで置換されたアリールから成る群より選択される、化合物。
【請求項2】
Arがアリールであり;
Arが0〜3個の置換基Rで置換されたアリールであり;
が−O−であり;
が−O−、−N(R)−、または−C(R−であり;
が−C(R−、−C(O)−、または−C(=N−R10)−であり;
が−N(R11)−または−C(R−であるが;
ただしXが−C(R−である場合、XおよびXの少なくとも1つも−C(R−であり;
n1が0〜3の整数であり;
がH、−OH、(C1〜6)アルキル、1個以上のヒドロキシル基で置換された(C1〜6)アルキル、−O−アルキル、−O−(C1〜6)アルキル−(C3〜6)シクロアルキル、0〜3個の置換基Rで置換されたヘテロアリール、−N(R、−N(R11)C(O)R12、0〜3個の置換基R13で置換されたヘテロシクリル、−N(R11)C(O)N(R14、OC(O)N(R14、C(O)N(R14、−OC(O)R12、C(O)R12、−C(O)OR15、−CN、−CN、−O−アルキル−アリール、−O−N=C(R12、−S−R12、−S(O)−R12、およびN(R11)S(O)−R12からなる群より選択されるか;あるいは
が−N(R)−である場合、RおよびRは、式(IA)に示されるように、一緒になって、基Xを形成でき:
【化4】

式中Xが、−C(O)−、−(CHn2−O−、共有結合、−(CHn2−C(O)−N(R13)−、および−C(O)−N(R13)−C(O)−からなる群より選択され;
n2は1〜3の整数であり;
ただし:
(a)Xが−C(O)−である場合、n1は2であり;
(b)Xが−(CHn2−O−の時は、n1は1であり、且つn2は2であり;
(c)Xが−(CHn2−の時は、n1は2であり、且つn2は1であり;
(d)Xが−(CHn2−C(O)−N(R13)−の時は、n1およびn2は共に1であり;そして
(e)Xが−C(O)−N(R13)−C(O)−の時は、n1は0である;
およびRはHであり;
およびRはそれぞれ独立してHまたは(C1〜6)アルキルであり;
各Rは独立して(C1〜6)アルキルまたはハロ(C1〜6)アルキルであり;
は、H、(C3〜6)シクロアルキル、およびアリール部分が0〜3個の置換基Rで置換された−(C1〜6)アルキル−アリールから成る群より選択され;
はH、(C1〜6)アルキル、−(C1〜6)アルキル−(C3〜6)シクロアルキル、−C(O)N(R14、および−C(O)R12から成る群より選択され;
はHであり;
10は(C1〜6)アルキルまたはアリールであるか:あるいは
が−C(=N−R10)であり、且つXが−N(R)−である時には、RおよびR10が、式(IB)に示されるように、一緒になって、基Xを形成できる:
【化5】

式中Xは−N(R13)−C(O)−であり;
12は(C1〜6)アルキルおよび0〜3個の置換基Rで置換されたヘテロアリールから成る群より選択され;
各R14は独立してHもしくはヘテロアリールであるか;または
2つのR14は、それらが結合している窒素原子と一緒になり0〜5個の置換基R13で置換されたヘテロシクリル環を形成し;そして
15はHまたは(C1〜6)アルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
が−N(R)−、Xが−C(O)−、且つXが−C(R−である、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
、X、およびXがそれぞれ−C(R−である、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
が−N(R)−であり、且つXおよびXがそれぞれ−C(R−である請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
が−O−であり、Xが−C(O)−であり、且つXが−C(R−である、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
が−N(R)−であり、Xが−C(=N−R10)−であり、且つXが−C(R−である、請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
およびXがそれぞれ−N(R)−であり、且つXが−C(O)−である請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
式(IA)の構造
【化6】

を有する請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
が−C(O)−である請求項9に記載の化合物。
【請求項11】
が−(CHn2−O−である請求項9に記載の化合物。
【請求項12】
が−(CHn2−である請求項9に記載の化合物。
【請求項13】
が−(CHn2−C(O)−N(R13)−である請求項9に記載の化合物。
【請求項14】
が−(CHn2−N(R13)−である請求項9に記載の化合物。
【請求項15】
が−C(O)−N(R13)−C(O)−である請求項9に記載の化合物。
【請求項16】
式(IB)の構造
【化7】

を有する請求項1に記載の化合物。
【請求項17】
前記化合物が次式(II)の構造
【化8】

を有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項18】
前記化合物が次式(III)の構造
【化9】

を有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項19】
前記化合物が:
【化10】

【化11】

【化12】

から成る群より選択される構造を有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項20】
式IVの構造を有する請求項19に記載の化合物であって、
式中:
ArとArとの両方は、0〜3個の置換基Rで置換されたフェニルであり;
は、H、−OH、(C1〜6)アルキル、−(C1〜6)アルキル−OH、−O−(C1〜6)アルキル、−O−(C1〜6)アルキル−(C3〜6)シクロアルキル、−N(R、−N(R11)C(O)N(R14、−OC(O)N(R14、−OC(O)−(C1〜6)アルキル、−C(O)OH、−C(O)−O−(C1〜6)アルキル、−CN、−CN、−O−(C1〜6)アルキル−フェニル、−O−N=C((C1〜6)アルキル)、−S−(C1〜6)アルキル、−S(O)−(C1〜6)アルキル、およびN(R11)S(O)−(C1〜6)アルキル、
【化13】

から成る群より選択され;
、R、およびRはそれぞれHであり;
は(C1〜6)アルキルであり;
各Rは独立してH、(C1〜6)アルキル、または(C1〜6)ハロアルキルであり;
はH、(C1〜6)アルキル、(C3〜6)シクロアルキル、または−(C1〜6)アルキル−フェニルであり;
はH、(C1〜6)アルキル、または−(C1〜6)アルキル−(C3〜6)シクロアルキルであり;
各Rは独立してHまたは(C1〜6)アルキルであり;
11はHまたは(C1〜6)アルキルであり;
13はHまたは(C1〜6)アルキルであり;
14はH、(C1〜6)アルキル、または
【化14】

であるか;あるいは
2個のR14基が、それらが結合しているN原子と一緒になり
【化15】

を形成し;そして
nは0または1である、化合物。
【請求項21】
式(V)の構造を有する請求項19に記載の化合物であって、
式中:
ArとArとの両方は、0〜3個の置換基Rで置換されたフェニルであり;
は、H、−OH、(C1〜6)アルキル、−(C1〜6)アルキル−OH、−O−(C1〜6)アルキル、−O−(C1〜6)アルキル−(C3〜6)シクロアルキル、−N(R、−N(R11)C(O)N(R14、−OC(O)N(R14、−OC(O)−(C1〜6)アルキル、−C(O)OH、−C(O)−O−(C1〜6)アルキル、−CN、−CN、−O−(C1〜6)アルキル−フェニル、−O−N=C((C1〜6)アルキル)、−S−(C1〜6)アルキル、−S(O)−(C1〜6)アルキル、およびN(R11)S(O)−(C1〜6)アルキル、
【化16】

【化17】

から成る群より選択され;
、R、およびRはそれぞれHであり;
は(C1〜6)アルキルであり;
各Rは独立してH、(C1〜6)アルキル、または(C1〜6)ハロアルキルであり;
はH、(C1〜6)アルキル、(C3〜6)シクロアルキル、または−(C1〜6)アルキル−フェニルであり;
はH、(C1〜6)アルキル、または−(C1〜6)アルキル−(C3〜6)シクロアルキルであり;
各Rは独立してHまたは(C1〜6)アルキルであり;
11はHまたは(C1〜6)アルキルであり;
13はHまたは(C1〜6)アルキルであり;
14はH、(C1〜6)アルキル、または
【化18】

であるか;あるいは
2個のR14基が、それらが結合している窒素原子と一緒になり
【化19】

を形成し;そして
nは0または1である、化合物。
【請求項22】
式(VI)の構造を有する請求項19に記載の化合物であって、
式中:
ArとArとの両方は、0〜3個の置換基Rで置換されたフェニルであり;
は、H、−N(R、−N(R11)C(O)N(R14、−OC(O)N(R14、−N(R11)C(O)−(C1〜6)アルキル、−CN、
【化20】

から成る群より選択され;
、R、およびRはそれぞれHであり;
は(C1〜6)アルキルであり;
各Rは独立してH、(C1〜6)アルキル、または(C1〜6)ハロアルキルであり;
はHまたは(C1〜6)アルキルであり;
各Rは独立してHまたは(C1〜6)アルキルであり;
11はHまたは(C1〜6)アルキルであり;
13はHまたは(C1〜6)アルキルであり;
14はHまたは(C1〜6)アルキルであり;そして
nは0である、化合物。
【請求項23】
式(VII)の構造を有する請求項19に記載の化合物であって、
式中:
ArとArとの両方は、0〜3個の置換基Rで置換されたフェニルであり;
は、H、−N(R、−N(R11)C(O)N(R14、−OC(O)N(R14、−N(R11)C(O)−(C1〜6)アルキル、−CN、
【化21】

から成る群より選択され;
、R、およびRはそれぞれHであり;
は(C1〜6)アルキルであり;
各Rは独立してH、(C1〜6)アルキル、または(C1〜6)ハロアルキルであり;
はHまたは(C1〜6)アルキルであり;
各Rは独立してHまたは(C1〜6)アルキルであり;
11はHまたは(C1〜6)アルキルであり;
13はHまたは(C1〜6)アルキルであり;
14はHまたは(C1〜6)アルキルであり;そして
nは0である、化合物。
【請求項24】
式(VIII)の構造を有する請求項19に記載の化合物であって、
式中:
ArとArとの両方は、0〜3個の置換基Rで置換されたフェニルであり;
は、H、−OH、(C1〜6)アルキル、−(C1〜6)アルキル−OH、−C(O)N(R14、−OC(O)−(C1〜6)アルキル、および−C(O)−(C1〜6)アルキルから成る群より選択され;
、R、およびRはそれぞれHであり;
は(C1〜6)アルキルであり;
各Rは独立してH、(C1〜6)アルキル、または(C1〜6)ハロアルキルであり;
はHまたは(C1〜6)アルキルであり;
各Rは独立してHまたは(C1〜6)アルキルであり;
14はHまたは(C1〜6)アルキルであり;そして
nは0または1である、化合物。
【請求項25】
式(IX)の構造を有する請求項19に記載の化合物であって、
式中:
ArとArとの両方は、0〜3個の置換基Rで置換されたフェニルであり;
は、H、−OH、(C1〜6)アルキル、−(C1〜6)アルキル−OH、−C(O)N(R14、−OC(O)−(C1〜6)アルキル、および−C(O)−(C1〜6)アルキルから成る群より選択され;
、R、およびRはそれぞれHであり;
は(C1〜6)アルキルであり;
各Rは独立してH、(C1〜6)アルキル、または(C1〜6)ハロアルキルであり;
はHまたは(C1〜6)アルキルであり;
各Rは独立してHまたは(C1〜6)アルキルであり;
14はHまたは(C1〜6)アルキルであり;そして
nは0または1である、化合物。
【請求項26】
式(X)の構造を有する請求項19に記載の化合物であって、
式中:
ArとArとの両方は、0〜3個の置換基Rで置換されたフェニルであり;
はH、または(C1〜6)アルキルから成る群より選択され;
、R、およびRはそれぞれHであり;
は(C1〜6)アルキルであり;
各Rは独立してH、(C1〜6)アルキル、または(C1〜6)ハロアルキルであり;
およびR11はHまたは(C1〜6)アルキルであり;
各Rは独立してHまたは(C1〜6)アルキルであり;そして
nは0である、化合物。
【請求項27】
式(XI)の構造を有する請求項19に記載の化合物であって、
式中:
ArとArとの両方は、0〜3個の置換基Rで置換されたフェニルであり;
は、H、−OH、(C1〜6)アルキル、−(C1〜6)アルキル−OH、および−O−(C1〜6)アルキルから成る群より選択され;
、R、およびRはそれぞれHであり;
は(C1〜6)アルキルであり;
各Rは独立してH、(C1〜6)アルキル、または(C1〜6)ハロアルキルであり;
各Rは独立してHまたは(C1〜6)アルキルであり;そして
nは0または1である、化合物。
【請求項28】
式(XII)の構造を有する請求項19に記載の化合物であって、
式中:
ArとArとの両方は、0〜3個の置換基Rで置換されたフェニルであり;
は、H、−OH、(C1〜6)アルキル、−(C1〜6)アルキル−OH、および−O−(C1〜6)アルキルから成る群より選択され;
、R、およびRはそれぞれHであり;
は(C1〜6)アルキルであり;
各Rは独立してH、(C1〜6)アルキル、または(C1〜6)ハロアルキルであり;
各Rは独立してHまたは(C1〜6)アルキルであり;そして
nは0または1である、化合物。
【請求項29】
式(XIII)の構造を有する請求項19に記載の化合物であって、
式中:
ArとArとの両方は、0〜3個の置換基Rで置換されたフェニルであり;
、R、およびRはそれぞれHであり;
は(C1〜6)アルキルであり;
各Rは独立してH、(C1〜6)アルキル、または(C1〜6)ハロアルキルであり;
各Rは独立してHまたは(C1〜6)アルキルであり;そして
各R13は独立してHまたは(C1〜6)アルキルである、化合物。
【請求項30】
式(XIV)の構造を有する請求項19に記載の化合物であって、
式中:
ArとArとの両方は、0〜3個の置換基Rで置換されたフェニルであり;
、R、およびRはそれぞれHであり;
は(C1〜6)アルキルであり;
各Rは独立してH、(C1〜6)アルキル、または(C1〜6)ハロアルキルであり;
各Rは独立してHまたは(C1〜6)アルキルであり;そして
各R13は独立してHまたは(C1〜6)アルキルである、化合物。
【請求項31】
式(XV)の構造を有する請求項19に記載の化合物であって、
式中:
ArとArとの両方は、0〜3個の置換基Rで置換されたフェニルであり;
、R、およびRはそれぞれHであり;
は(C1〜6)アルキルであり;
各Rは独立してH、(C1〜6)アルキル、または(C1〜6)ハロアルキルであり;
各Rは独立してHまたは(C1〜6)アルキルであり;そして
各R13は独立してHまたは(C1〜6)アルキルである、化合物。
【請求項32】
式(XVI)の構造を有する請求項19に記載の化合物であって、
式中:
ArとArとの両方は、0〜3個の置換基Rで置換されたフェニルであり;
、R、およびRはそれぞれHであり;
は(C1〜6)アルキルであり;
各Rは独立してH、(C1〜6)アルキル、または(C1〜6)ハロアルキルであり;
各Rは独立してHまたは(C1〜6)アルキルであり;そして
各R13は独立してHまたは(C1〜6)アルキルである、化合物。
【請求項33】
式(XVII)の構造を有する請求項19に記載の化合物であって、
式中:
ArとArとの両方は、0〜3個の置換基Rで置換されたフェニルであり;
、R、およびRはそれぞれHであり;
は(C1〜6)アルキルであり;
各Rは独立してH、(C1〜6)アルキル、または(C1〜6)ハロアルキルであり;
各Rは独立してHまたは(C1〜6)アルキルであり;そして
各R13は独立してHまたは(C1〜6)アルキルである、化合物。
【請求項34】
式(XVIII)の構造を有する請求項19に記載の化合物であって、
式中:
ArとArとの両方は、0〜3個の置換基Rで置換されたフェニルであり;
、R、およびRはそれぞれHであり;
は(C1〜6)アルキルであり;
各Rは独立してH、(C1〜6)アルキル、または(C1〜6)ハロアルキルであり;
各Rは独立してHまたは(C1〜6)アルキルであり;そして
各R13は独立してHまたは(C1〜6)アルキルである、化合物。
【請求項35】
式(XIX)の構造を有する請求項19に記載の化合物であって、
式中:
ArとArとの両方は、0〜3個の置換基Rで置換されたフェニルであり;
、R、およびRはそれぞれHであり;
は(C1〜6)アルキルであり;
各Rは独立してH、(C1〜6)アルキル、または(C1〜6)ハロアルキルであり;
各Rは独立してHまたは(C1〜6)アルキルであり;そして
各R13は独立してH、(C1〜6)アルキル、または−(C1〜6)アルキル−(C6〜12)アリールである、化合物。
【請求項36】
式(XX)の構造を有する請求項19に記載の化合物であって、
式中:
ArとArとの両方は、0〜3個の置換基Rで置換されたフェニルであり;
はH、(C1〜6)アルキル、−O−(C1〜6)アルキル、または−O−(C1〜6)アルキル−(C6〜12)アリールであり;
、R、およびRはそれぞれHであり;
は(C1〜6)アルキルであり;
各Rは独立してH、(C1〜6)アルキル、または(C1〜6)ハロアルキルであり;
各Rは独立してHまたは(C1〜6)アルキルであり;そして
13は独立してHまたは(C1〜6)アルキルであり;
nは0または1である。
【請求項37】
式(XXI)の構造を有する請求項19に記載の化合物であって、
式中:
ArとArとの両方は、0〜3個の置換基Rで置換されたフェニルであり;
はH、(C1〜6)アルキル、−O−(C1〜6)アルキル、または−O−(C1〜6)アルキル−(C6〜12)アリールであり;
、R、およびRはそれぞれHであり;
は(C1〜6)アルキルであり;
各Rは独立してH、(C1〜6)アルキル、または(C1〜6)ハロアルキルであり;
各Rは独立してHまたは(C1〜6)アルキルであり;
13は独立してHまたは(C1〜6)アルキルであり;そして
nは0または1である、化合物。
【請求項38】
【化22】

【化23】

【化24】

【化25】

【化26】

【化27】

【化28】

【化29】

【化30】

から成る群より選択される、化合物または薬学的に許容可能なその塩および/もしくは溶媒和物。
【請求項39】
次の構造:
【化31】

を有する化合物、または薬学的に許容可能なその塩、溶媒和物、および/もしくはエステル。
【請求項40】
次の構造:
【化32】

を有する化合物、または薬学的に許容可能なその塩、溶媒和物、および/もしくはエステル。
【請求項41】
次の構造:
【化33】

を有する化合物、または薬学的に許容可能なその塩、溶媒和物、および/もしくはエステル。
【請求項42】
次の構造:
【化34】

を有する化合物、または薬学的に許容可能なその塩、溶媒和物、および/もしくはエステル。
【請求項43】
次の構造:
【化35】

を有する化合物、または薬学的に許容可能なその塩、溶媒和物、および/もしくはエステル。
【請求項44】
次の構造:
【化36】

を有する化合物、または薬学的に許容可能なその塩、溶媒和物、および/もしくはエステル。
【請求項45】
2種類以上の請求項36の化合物を含む混合物。
【請求項46】
少なくとも1種類の請求項1の化合物;および
少なくとも1種類の薬学的に許容可能な担体を含む薬学的組成物。
【請求項47】
少なくとも1種類の請求項1の化合物;
少なくとも1種類のセロトニン再取り込み阻害剤;および
少なくとも1種類の薬学的に許容可能な担体を含む薬学的組成物。
【請求項48】
生理学的障害、症状、または疾患の処置を必要とする患者に、有効量の少なくとも1種類の請求項1の化合物または薬学的に許容可能なその塩および/もしくは溶媒和物を投与することを含む、生理学的障害、症状、または疾患を処置する方法であって、
前記生理学的障害、症状、または疾患が、呼吸器疾患、炎症性疾患、皮膚障害、眼科障害、中枢神経系状態、うつ病、不安、恐怖症、双極性障害、依存症、アルコール依存、精神興奮物質乱用、てんかん、痛覚、精神病、分裂症、アルツハイマー病、AIDS関連痴呆、タウン病、ストレス関連障害、脅迫観念性/強迫神経性障害、摂食障害、食欲亢進、神経性拒食症、過食症、睡眠障害、躁病、月経前症候群、胃腸管障害、アテローム性動脈硬化、線維化障害、肥満、II型糖尿病、疼痛関連障害、頭痛、神経障害性疼痛、手術後疼痛、慢性疼痛症候群、膀胱障害、泌尿生殖器障害、咳、嘔吐、ならびに悪心から成る群より選択される方法。
【請求項49】
前記生理学的障害、症状、または疾患が嘔吐、うつ病、不安、または咳である、請求項48に記載の方法。
【請求項50】
前記生理学的障害、症状、または疾患が嘔吐である、請求項48に記載の方法。
【請求項51】
前記生理学的障害、症状、または疾患が咳である、請求項48に記載の方法。
【請求項52】
他のNK受容体拮抗薬、選択的セロトニン再取り込み阻害剤、ドーパミン受容体作用薬、セロトニン−5HT受容体拮抗薬、セロトニン5−HT2C受容体作用薬、ノシセプチン受容体作用薬、グルココルチコイド、および多剤耐性タンパク質5の阻害剤から成る群より選択された少なくとも1種類の活性成分の有効量を投与することを更に含み、且つ
前記生理学的障害、症状、または疾患が呼吸器疾患、うつ病、不安、恐怖症、双極性障害、アルコール依存、精神興奮物質乱用、痛覚、精神病、分裂症、ストレス関連障害、脅迫観念性/強迫神経性障害、食欲亢進、神経性拒食症、過食症、睡眠障害、躁病、月経前症候群、胃腸管障害、肥満、頭痛、神経障害性疼痛、手術後疼痛、慢性疼痛症候群、膀胱障害、泌尿生殖器障害、咳、嘔吐、ならびに悪心から成る群より選択される請求項48に記載の方法。
【請求項53】
患者に有効量の少なくとも1種類の請求項1の化合物、または薬学的に許容可能なその塩および/もしくは溶媒和物を投与すること;ならびに
有効量の少なくとも1種類のセロトニン5−HT受容体拮抗薬および/もしくは少なくとも1種類のグルココルチコイドを投与することを含む、嘔吐および/または悪心の処置を必要としている患者の嘔吐および/または悪心を処置する方法。
【請求項54】
前記セロトニン5−HT受容体拮抗剤がオンダンセトロンであり、且つ前記グルココルチコイドがデキサメタゾンである、請求項53に記載の方法。
【請求項55】
前記生理学的障害、症状、または疾患がうつ病または不安である、請求項52に記載の方法。
【請求項56】
前記生理学的障害、症状、または疾患が嘔吐である、請求項52に記載の方法。
【請求項57】
前記患者に有効量の少なくとも1種類の抗うつ病薬および/または少なくとも1種類の抗不安薬を投与することを更に含む、請求項55に記載の方法。
【請求項58】
前記患者に有効量の少なくとも1種類の選択的セロトニン再取り込み阻害剤を投与することを更に含み、且つ前記生理学的障害、症状、または疾患がうつ病である、請求項55に記載の方法。
【請求項59】
患者に有効量の少なくとも1種類の請求項1の化合物または薬学的に許容可能なその塩および/もしくは溶媒和物を投与することを含む、ニューロキニン−1受容体部位でのサブスタンスPの作用を拮抗するか、または少なくとも1種類のニューロキニン−1受容体を遮断する処置を必要とする患者においてニューロキニン−1受容体部位でのサブスタンスPの作用を拮抗するか、または少なくとも1種類のニューロキニン−1受容体を遮断するための方法。
【請求項60】
請求項1の精製化合物。

【公表番号】特表2008−523144(P2008−523144A)
【公表日】平成20年7月3日(2008.7.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−546775(P2007−546775)
【出願日】平成17年12月7日(2005.12.7)
【国際出願番号】PCT/US2005/044647
【国際公開番号】WO2006/065654
【国際公開日】平成18年6月22日(2006.6.22)
【出願人】(596129215)シェーリング コーポレイション (785)
【氏名又は名称原語表記】Schering Corporation
【Fターム(参考)】