説明

画像形成装置における回転駆動の接続機構

【課題】 回転体と駆動伝達系との係脱において双方に損傷を与えることがないと共に、回転体と駆動伝達系との係脱を低コストな機構で実現することができる画像形成装置における回転駆動の接続機構を提供する。
【解決手段】 装置本体に設けられた駆動伝達系と、装置本体に着脱可能に取り付けられ、画像形成時には上記駆動伝達系から回転駆動を受け取って正回転する感光体ドラム16と、これら駆動伝達系と感光体ドラム16との間を係脱可能に接続するギア接続機構とを有する画像形成装置における回転駆動の接続構造であり、駆動伝達系又は感光体ドラム16のギア部を駆動伝達系又は感光体ドラム16の本体部から切り離してこの本体部から遊離した遊離ギア部材54として形成すると共に、上記本体部とこの遊離ギア部材54との間を上記感光体ドラム16の正回転とは反対の逆回転方向に回転可能に接続してなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真方式などを適用したプリンタ、複写機、及びファクシミリ、或いはこれらの機能を兼ね備えた複合機等の画像形成装置における回転駆動の接続機構に関する。
【背景技術】
【0002】
【特許文献1】特開2001−100276号公報
【0003】
従来、装置本体に設けられた駆動伝達系と、装置本体に着脱可能に取り付けられ、画像形成時には上記駆動伝達系から回転駆動を受け取って正回転する回転体と、これら駆動伝達系と回転体との間を係脱可能に接続する接続機構とを有する画像形成装置における回転駆動の接続機構が知られている。
【0004】
上記のような接続機構は、画像形成装置の定期交換部品である保守部品を係脱する箇所に用いられている。このため、接続機構においては、係脱時に保守部品である回転体と駆動伝達系に損傷を与えない機構が採用されている。
【0005】
このような接続機構としては、駆動部材に対して被駆動部材を回転駆動可能に連結する駆動連結装置において、前記駆動部材に軸方向に移動可能に設けられた連結部材と、前記駆動部材または前記連結部材の少なくともいずれか一方に設けられ、前記連結部材の軸方向移動量を規制する軸方向規制部材と、前記駆動部材または前記連結部材の少なくともいずれか一方に設けられ、前記連結部材の回転方向の移動を規制する回転方向規制部材と、前記連結部材を前記軸方向規制部材に当接するように付勢する付勢手段と、前記被駆動部材の前記駆動部材の方向への移動を規制する被駆動部材規制手段と、前記被駆動部材の軸芯を前記駆動部材の軸芯に一致させる位置決め手段と、前記駆動部材の回転動作により前記連結部材を前記軸方向規制部材に当接させ、かつ、前記被駆動部材を前記駆動部材または前記軸方向規制部材の少なくとも一方に当接させる押圧手段とを有することを特徴とする駆動連結装置が知られている(特許文献1参照)。これによれば、高精度な回転伝達性と良好な操作性が得られる。また、本発明にかかる画像形成装置によれば、回転むらがなく、色ずれのない画像を形成することができる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記従来技術の場合には、押圧手段は螺子結合を採用しているため駆動部材と被駆動部材を接続するためには何れか一方を固定して他方のみを回転しなければならなく、本例では、被駆動部材が駆動部材に対して所定位置に位置付けられたことをセンサで検出して駆動部材を駆動することで接続している。従って、接続機構の構成が複雑であってコストが嵩むという問題がある。
【0007】
そこで、本発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、回転体と駆動伝達系との係脱において双方に損傷を与えることがないと共に、回転体と駆動伝達系との係脱を低コストな機構で実現することができる画像形成装置における回転駆動の接続機構を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
即ち、本発明は、装置本体に設けられた駆動伝達系と、装置本体に着脱可能に取り付けられ、画像形成時には上記駆動伝達系から回転駆動を受け取って正回転する回転体と、これら駆動伝達系と回転体との間を係脱可能に接続するギア接続機構とを有する画像形成装置における回転駆動の接続構造であり、駆動伝達系又は回転体のギア部を駆動伝達系又は回転体の本体部から切り離してこの本体部から遊離した遊離ギア部材として形成すると共に、上記本体部とこの遊離ギア部材との間を上記回転体の正回転とは反対の逆回転方向に回転可能に接続したことを特徴とする画像形成装置における回転駆動の接続機構である。
【0009】
本発明において、回転駆動源又は回転体と遊離ギア部材との間が、回転体の逆回転方向に回転自由なワンウエイクラッチで接続することができる。
【0010】
また、本発明において、回転体にはこの回転体に接触して回転負荷を与える負荷体が取り付けられており、上記負荷体には、駆動伝達系と回転体との間の離脱操作時には負荷体が回転体に接触し、また、駆動伝達系と回転体との間の係合操作時には負荷体が回転体から離れて回転負荷を軽減する回転負荷軽減機構が組み込むことができる。
【0011】
また、本発明において、回転駆動源又は回転体の本体部と遊離ギア部材との間が、回転体の正回転方向に回転して螺合し、また、回転体の逆回転方向に回転して離脱する螺子結合で接続することができる。
【0012】
また、本発明において、回転体を、感光ドラム、現像器、定着器、転写材搬送ベルトの駆動ロール、中間転写ベルトの駆動ロール、感光体ベルトの駆動ロール、及び転写定着ベルトの駆動ロール等とすることができる。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、回転体と駆動伝達系との係脱において双方に損傷を与えることがないと共に、回転体と駆動伝達系との係脱を低コストな機構で実現することができる画像形成装置における回転駆動の接続機構を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1〜図6は、本発明に係る画像形成装置おける回転駆動の接続機構における第1の実施形態を示す図である。
【0015】
図1は、本実施形態の画像形成装置おける回転駆動の接続機構が適用される画像形成装置10を示す概略図である。画像形成装置10は、転写材にカラー画像を転写する画像形成部12と画像形成部12に転写材を搬送する転写材搬送部14とから概略構成されている。
【0016】
図2は、図1の画像形成部12の拡大図である。画像形成部12には、回転体である感光体ドラム16が設けられている。感光体ドラム16は、円筒状に形成され静電潜像がその表面に形成される。感光体ドラム16は、前後方向の軸に対して時計回り方向に回転する。感光体ドラム16の周辺には、感光体ドラム16の表面を帯電させる帯電器18が設けられている。また、感光体ドラム16の周辺であって感光体ドラム16の回転方向に向けて帯電器18の下流には、帯電器18で帯電された感光体ドラム16の表面に静電潜像を形成する露光器20が設けられている。また、感光体ドラム16の周辺であって感光体ドラム16の回転方向に向けて露光器20の下流には、回転体である現像器22が設けられている。現像器22は、感光体ドラム16表面に形成されている静電潜像をトナーで可視化するものである。
【0017】
また、感光体ドラム16の周辺であって感光体ドラム16の回転方向に向けて現像器22の下流には、転写器である中間転写体24が設けられている。中間転写体24は、現像器22で感光体16表面にトナーで可視化されたトナー像を転写材上に転写するものである。中間転写体24には、感光体ドラム16の表面に接触してトナーで可視化されたトナー像を重ねあわせる中間転写ベルト26が設けられている。中間転写ベルト26は、中間転写ロール27で感光体ドラム16表面に押圧されている。中間転写ベルト26は、エンドレスベルトであって回転体である駆動ロール28で駆動され従動ロール30等でその軌道が形成されている。また、中間転写体24には、中間転写ベルト26のテンション変動を吸収するテンションロール32が設けられている。また、中間転写体24には、転写材上に感光体ドラム16に接触してトナーで可視化されたトナー像を転写材に転写する転写ロール対34が設けられている。また、転写ロール対34と駆動ロール28の間には、転写ロール対34で中間転写ベルト26上からトナーで可視化されたトナー像が転写材上に転写された後、中間転写ベルト26に残存するトナーを取り除くためのクリーニング機構36が配置されている。
【0018】
また、感光体ドラム16の周辺であって感光体ドラム16の回転方向に向けて中間転写体24の下流には、感光体ドラム16の表面からトナーで可視化されたトナー像が中間転写ベルト26上に転写された後、感光体ドラム16の表面に残存するトナーを取り除くためのクリーニング機構37が配置されている。尚、クリーニング機構37には、感光体ドラム16に接触しているクリーニングブレード39が設けられている。
【0019】
中間転写体24の下方には、転写材をレジストするレジストロール対38が設けられている。また、レジストロール対38は、転写材が搬送される方向に向けて転写ロール対34の上流に設けられている。中間転写体24の転写材が搬送される方向に向けて下流には、中間転写体24で可視化された未定着トナー像を転写材上に定着させる回転体である定着器40が設けられている。また、中間転写体24の転写ロール対34と定着器40との間には、転写材を搬送する転写材搬送器42が設けられている。転写体搬送器42は、転写材搬送ベルト44とその軌道を形成している回転体である駆動ロール46及び従動ロール48とから構成されている。
【0020】
尚、感光体ドラム16は、感光体ベルトで駆動される場合には、一端が回転体である感光体16に架けられ他端が回転体である駆動ロールに架けられる。また、定着器40は、転写定着ベルトと駆動される場合には、一端が回転体である回転体である定着器40に架けられ他端が回転体である駆動ロールに架けられる。
【0021】
上記構成における画像形成装置10では、最初に、感光体ドラム16が帯電器18で帯電され、次いで、静電潜像が露光器20で書き込まれ、次いで、現像器22で静電潜像がトナーで可視化され、次いで、可視化されたトナー像が中間転写体24で転写材上に転写される。その後、感光体ドラム16の表面に残存するトナーがクリーニング機構37で取り除かれる。
【0022】
図3は、感光体ドラム16、ワンウエイクラッチ52及び遊離ギア部材54から構成されている感光ドラム組立体50を示す図である。感光体ドラム16における駆動伝達系と係合する側の一端部には、画像形成時に感光体ドラム16が駆動伝達系によって駆動される回転方向(正回転)と逆回転方向に回転自由なワンウエイクラッチ52が固着されている。感光体ドラム16の一端部には、ワンウエイクラッチ52の外径が圧入又は接着等できる径で凹段部56が形成されている。ワンウエイクラッチ52は円筒状に形成されていてその外径が感光体ドラム16の凹段部56に圧入又は接着等されて固着されている。ワンウエイクラッチ52には、遊離ギア部材54が固着されている。遊離ギア部材54には、ワンウエイクラッチ52の内径に圧入又は接着等される凸段部58が形成されている。遊離ギア部材54は、ワンウエイクラッチ52の内径に凸段部58が圧入又は接着等されて固着されている。以上における感光体ドラム16、ワンウエイクラッチ52及び遊離ギア部材54の関係で、遊離ギア部材54は、ワンウエイクラッチ52を介して感光体ドラム16に固着されている。尚、遊離ギア部材54は、駆動伝達系との噛み合い歯数を増すことによって画像形成時の速度変動を減少させるために、はすば歯車を採用している。
【0023】
図4は、感光ドラム組立体50と駆動伝達系との動作関係を説明するための図である。感光ドラム組立体50が画像形成装置10内に挿入されて駆動伝達系と噛み合う場合には、遊離ギア部材54は、ワンウエイクラッチ52が自由に回転する方向に回転する。従って、感光ドラム組立体50を画像形成装置10内に挿入する際の駆動伝達系との摩擦を小さくすることができる。また、感光ドラム組立体50が画像形成装置10内に挿入されて駆動伝達系と噛み合った後には、感光ドラム組立体50は、ワンウエイクラッチ52が自由に回転する方向とは逆方向となる方向に駆動伝達系の駆動力によって回転される。
【0024】
図5は、感光ドラム組立体50、及びクリーニングブレード39とクリーニングブレード39を保持するクリーナブラケット64とのクリーナ組立体62から構成されている感光ドラム−クリーナ組立体60を示す図である。感光体ドラム組立体50とクリーナ組立体62とは、感光体ドラム16の表面にクリーニングブレード39の先端部が当接するように配置されている。クリーニングブレード39はクリーナブラケット64に接着等で固着されている。クリーナブラケット64は前後方向の軸Aを中心に回転可能に設けられている。また、クリーナブラケット64は、軸Aを中心に時計回り方向に図示しないバネ等で付勢されている。また、クリーナブラケット64には、感光ドラム−クリ-ナ組立体60が駆動伝達系と係合する際に装置本体に設けられているカム部材66と当接するカムフォロワー部68が設けられている(回転負荷軽減機構)。
【0025】
図6は、感光ドラム−クリーナ組立体60が駆動伝達系と係合する際のクリーナ組立体62の動作を説明するための図である。図は、クリーナ組立体62のカムフォロワー部68が駆動伝達系と係合する際の移動によって上下方向の位置が変化する状況を表わしている。感光ドラム−クリーナ組立体60が駆動伝達系と係合する際の初期である(1)の状態では、カムフォロワー部68は通常の状態に位置している。このときには、クリーナブレード39は感光体ドラム16の表面に接触している。感光ドラム−クリーナ組立体60が駆動伝達系と係合する際の途中である(2)、(3)の状態では、カムフォロワー部68はバネ等の付勢に抗して装置本体に設けられているカム部材66に当接して上方に移動する。このときには、クリーナブレード39は感光体ドラム16の表面から離れる。従って、感光ドラム−クリーナ組立体60が駆動伝達系と係合する際の途中である(2)、(3)の状態では、感光体ドラム16にクリーニングブレード39の負荷が作用していない状態となっている。この状態において、感光ドラム−クリーナ組立体60は駆動伝達系と係合する。即ち、感光ドラム−クリーナ組立体60は、感光体ドラム16にクリーニングブレード39の負荷が作用していない状態で駆動伝達系と係合することができる。感光ドラム−クリーナ組立体60が駆動伝達系と係合している(4)の状態では、カムフォロワー部68は通常の状態に位置に復帰する。このときには、クリーナブレード39は感光体ドラム16の表面に接触している。尚、感光ドラム−クリーナ組立体60が駆動伝達系と離脱する際には、カムフォロワー部68は通常の状態に位置していてクリーナブレード39が感光体ドラム16の表面に接触している状態を維持する。
【0026】
以上、本第1の実施形態によれば、遊離ギア部材54は、感光体ドラム16にクリーニングブレード39の負荷が作用していない状態でワンウエイクラッチ52を介して駆動伝達系と係合することができるため、感光ドラム−クリーナ組立体60と駆動伝達系との係脱において双方に損傷を与えることがないと共に、感光ドラム−クリーナ組立体60と駆動伝達系との係脱を低コストな機構で実現することができる。
【0027】
次に、本発明に係る画像形成装置における第2の実施形態について説明する。尚、本実施形態において、第1の実施形態に示す構成と同一の構成については、同一符号を付すことでその説明を省略する。
【0028】
図7は、感光体ドラム82及び遊離ギア部材84から構成されている感光ドラム組立体80を示す図である。感光体ドラム82における駆動伝達系と係合する側の一端部には円状の凹段部86が形成され凹段部86の円周上には雌螺子が刻設されている。遊離ギア部材84における感光体ドラム82側の一端部には、感光体ドラム82に設けられている凹段部86と螺合可能に、円状の凸段部88が形成され凸段部88の円周上には雄螺子が刻設されている。
【0029】
上記の構成では、感光体ドラム82と遊離ギア部材84を仮結合した状態で駆動伝達系と遊離ギア部材84が係合するようにする。従って、遊離ギア部材84が回転自由な状態において駆動伝達系と係合することができる。この状態において、駆動伝達系を駆動して画像形成処理を開始する。感光体ドラム82にはクリーナブレード36の負荷が作用しているため、遊離ギア部材84が駆動伝達系で駆動されると感光体ドラム82と遊離ギア84が螺合する。
【0030】
以上、本第2の実施形態によれば、遊離ギア部材84が回転自由な状態において駆動伝達系と係合することができるため、感光ドラム−クリーナ組立体と駆動伝達系との係脱において双方に損傷を与えることがないと共に、感光ドラム−クリーナ組立体と駆動伝達系との係脱を低コストな機構で実現することができる。
【0031】
尚、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】図1は、第1の実施形態の画像形成装置おける回転駆動の接続機構が適用される画像形成装置を示す概略図である。
【図2】図2は、図1の画像形成部の拡大図である。
【図3】図3は、感光体ドラム、ワンウエイクラッチ及び遊離ギア部材から構成されている感光ドラム組立体を示す図である。
【図4】図4は、感光ドラム組立体と駆動伝達系との動作関係を説明するための図である。
【図5】図5は、感光ドラム組立体、及びクリーニングブレードとクリーニングブレードを保持するクリーナブラケットとのクリーナ組立体62から構成されている感光ドラム−クリーナ組立体を示す図である。
【図6】図6は、感光ドラム−クリーナ組立体が駆動伝達系と係合する際のクリーナ組立体の動作を説明するための図である。
【図7】図7は、感光体ドラム、及び遊離ギア部材から構成されている感光ドラム組立体を示す図である。
【符号の説明】
【0033】
10:画像形成装置、12:画像形成部、16,84:感光体ドラム、22:現像器、39:クリーニングブレード、40:定着器、50、80:感光体ドラム組立体、52:ワンウエイクラッチ、54,84:遊離ギア部材、60:感光ドラム−クリーナ組立体、62:クリーナ組立体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
装置本体に設けられた駆動伝達系と、装置本体に着脱可能に取り付けられ、画像形成時には上記駆動伝達系から回転駆動を受け取って正回転する回転体と、これら駆動伝達系と回転体との間を係脱可能に接続するギア接続機構とを有する画像形成装置における回転駆動の接続構造であり、
駆動伝達系又は回転体のギア部を駆動伝達系又は回転体の本体部から切り離してこの本体部から遊離した遊離ギア部材として形成すると共に、上記本体部とこの遊離ギア部材との間を上記回転体の正回転とは反対の逆回転方向に回転可能に接続したことを特徴とする画像形成装置における回転駆動の接続機構。
【請求項2】
回転駆動源又は回転体と遊離ギア部材との間が、回転体の逆回転方向に回転自由なワンウエイクラッチで接続されている請求項1に記載の画像形成装置における回転駆動の接続機構。
【請求項3】
回転体にはこの回転体に接触して回転負荷を与える負荷体が取り付けられており、上記負荷体には、駆動伝達系と回転体との間の離脱操作時には負荷体が回転体にせ接触し、また、駆動伝達系と回転体との間の係合操作時には負荷体が回転体から離れて回転負荷を軽減する回転負荷軽減機構が組み込まれている請求項1又は2に記載の画像形成装置における回転駆動の接続機構。
【請求項4】
回転駆動源又は回転体の本体部と遊離ギア部材との間が、回転体の正回転方向に回転して螺合し、また、回転体の逆回転方向に回転して離脱する螺子結合で接続されている請求項1に記載の画像形成装置における回転駆動の接続機構。
【請求項5】
回転体が感光ドラムであるである請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置における回転駆動の接続機構。
【請求項6】
回転体が現像器である請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置における回転駆動の接続機構。
【請求項7】
回転体が定着器である請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置における回転駆動の接続機構。
【請求項8】
回転体が転写材搬送ベルトの駆動ロールである請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置における回転駆動の接続機構。
【請求項9】
回転体が中間転写ベルトの駆動ロールである請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置における回転駆動の接続機構。
【請求項10】
回転体が感光体ベルトの駆動ロールである請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置における回転駆動の接続機構。
【請求項11】
回転体が転写定着ベルトの駆動ロールである請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置における回転駆動の接続機構。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2006−267308(P2006−267308A)
【公開日】平成18年10月5日(2006.10.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−82921(P2005−82921)
【出願日】平成17年3月23日(2005.3.23)
【出願人】(000005496)富士ゼロックス株式会社 (21,908)
【Fターム(参考)】