説明

画像表示装置

【課題】消費電力を低減する目的で液晶ディスプレイのバックライトを一部のみ点灯する技術において、バックライトを一部のみ点灯する制御を開始する前後における描画内容の変化を工夫することで、よりユーザに利便性の高い表示を行う。
【解決手段】バックライトは、液晶表示パネル141のうち液晶表示パネル左側部分を通過させるための光を発する左側LED群と、液晶表示パネル141のうち液晶表示パネル右側部分を通過させるための光を発すると、を有し、制御部は、省電力モード移行条件が満たされた場合、液晶表示パネル左側部分および液晶表示パネル右側部分に渡って1つの地図画像を描画させている状態から、液晶表示パネル右側部分の描画内容を、地図画像以外の簡易情報提供用の描画に切り替えさせ、それと共に、左側LED群を消灯状態とし、右側LED群を点灯状態とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像表示装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、液晶ディスプレイ装置のバックライトの消費電力を低減するために、液晶ディスプレイ装置の表示領域のうち、データの表示位置に対応するバックライトのみを点灯させ、あるいは、表示領域のうち、ユーザが見ている位置に対応するバックライトのみを点灯させる技術が記載されている(特許文献1、2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平11−184442号公報
【特許文献2】特開2008−209610号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、これらのような技術は、バックライトを一部のみ点灯する制御が実行されている場面のみを対象とする技術であり、バックライトを一部のみ点灯する制御を開始する前後における描画内容の変化については全く記載されていない。
【0005】
本発明は上記点に鑑み、消費電力を低減する目的で液晶ディスプレイのバックライトを一部のみ点灯する技術において、バックライトを一部のみ点灯する制御を開始する前後における描画内容の変化を工夫することで、よりユーザに利便性の高い表示を行うことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するための請求項1に記載の発明は、液晶表示パネル(141)およびバックライト(142)を有する液晶ディスプレイ(14)と、前記液晶ディスプレイ(14)を作動させる制御部(13、18、19)と、を備え、前記バックライト(142)は、前記液晶表示パネル(141)のうち第1のパネル部分(141a)を通過させるための光を発する第1の光源(142a〜142m)と、前記液晶表示パネル(141)のうち第2のパネル部分(141b)を通過させるための光を発する第2の光源(142n〜142r)と、を有し、前記制御部(13、18、19)は、省電力モードをオンにすると判定するための所定の省電力モード移行条件が満たされた場合、前記第1のパネル部分(141a)および前記第2のパネル部分(141b)に渡って1つの画像を描画させている状態から、前記第2のパネル部分(141b)の描画内容を、前記1つの画像以外の情報提供用の描画に切り替えさせ、それと共に、前記第1の光源(142a〜142m)を消灯状態とし、前記第2の光源(142n〜142r)を点灯状態とする。
【0007】
このように、省電力モード移行条件が満たされた場合、それまで一緒に1まとまりの画像を描画していた第1のパネル部分(141a)および第2のパネル部分(141b)のうち、第2のパネル部分(141b)が、当該画像以外の情報提供用の描画をするよう切り替わる。
【0008】
つまり、省電力モードに入る前後で、第2のパネル部分(141b)の表示の役割を、1つのまとまった画像の表示の一部を担うという役割から、提供したい情報の集中表示という役割に切り替えることで、省電力モードでない場合は、1つの画像を表示するために液晶表示パネル(141)を広く使用でき、また、省電力モードでは、バックライト(142)を部分消灯させて消費電力を抑えつつも、光源に照らされる第2のパネル部分(141b)に提供したい情報を集中させることができるので、ユーザの利便性が高い。
【0009】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像表示装置において、前記液晶ディスプレイ(14)は、前記バックライト(142)の光源の発した光を透過しない仕切り板(143)を備え、前記液晶表示パネル(141)は、前記仕切り板(143)によって前記第1のパネル部分(141a)と前記第2のパネル部分(141b)に分離され、前記バックライト(142)は、前記仕切り板(143)によって前記第1の光源(142a〜142m)と前記第2の光源(142n〜142r)に分離されていることを特徴とする。
【0010】
このようになっているので、第1の光源(142a〜142m)が消灯して第2の光源(142n〜142r)が点灯している状態においては、この仕切り板(143)が存在するので、第2の光源(142n〜142r)の光が漏れて第1のパネル部分(141a)を通過することがない。したがって、実際には見せる意図がないのに、第1のパネル部分(141a)の描画内容の一部が僅かに見えてしまい、ユーザに液晶ディスプレイ(14)の故障かと思わせてしまうようなことがない。
【0011】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の画像表示装置において、前記制御部(13、18、19)は、前記省電力モード移行条件が満たされた場合さらに、前記第1のパネル部分(141a)のうち、少なくとも前記第1のパネル部分(141a)と前記第2のパネル部分(141b)の境界の近傍の部分を、黒色で描画させるように切り替えさせることを特徴とする。
【0012】
黒色の描画を行っているパネル部分を光は通過できないので、このようにすることで、第1の光源(142a〜142m)が消灯して第2の光源(142n〜142r)が点灯しても、第2の光源(142n〜142r)の光が漏れて液晶表示パネル左側部分141aの一部を通過してしまうことがない。したがって、実際には見せる意図がないのに、第1のパネル部分(141a)の描画内容の一部が僅かに見えてしまい、ユーザに液晶ディスプレイ(14)の故障かと思わせてしまうようなことがない。
【0013】
また、請求項4に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか1つに記載の画像表示装置において、前記1つの画像は、地図画像であることを特徴とする。このように、前記1つの画像は、地図画像であってもよい。
【0014】
なお、上記および特許請求の範囲における括弧内の符号は、特許請求の範囲に記載された用語と後述の実施形態に記載される当該用語を例示する具体物等との対応関係を示すものである。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の実施形態に係るナビゲーション装置1の構成図である。
【図2】液晶表示パネル141およびバックライト142の構成図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】省電力のためにナビゲーション装置が実行する処理のフローチャートである。
【図5】液晶表示パネル141における省電力モード移行前後の描画内容の変化を例示する図である。
【図6】省電力モード時における液晶ディスプレイ14の表示内容を例示する図である。
【図7】詳細設定メニュー画面である。
【図8】省電力モード設定画面である。
【図9】簡易情報提供の内容選択画面である。
【図10】待ち時間設定画面である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について説明する。本実施形態に係るナビゲーション装置1は、車両に搭載され、図1に示すように、地図データ記憶部10、車両信号部11、通信部12、映像制御部13、液晶ディスプレイ14、操作部16、音声認識部17、案内制御部18、およびシステム制御部19を備えている。
【0017】
地図データ記憶部10は、DVD、CD、HDD等の不揮発性の記憶媒体およびそれら記憶媒体に対してデータの読み出し(および可能ならば書き込み)を行う装置から成る。当該記憶媒体は、案内制御18およびシステム制御部19が実行するプログラム、ならびに、地図表示用および経路案内用の周知の地図データを記憶している。
【0018】
車両信号部11は、車両の状態に関する各種信号を出力するセンサ群であり、周知の車速センサ11a、ジャイロセンサ11b、シフト位置センサ11c等を備えている。
【0019】
通信部12は、車両の外部の通信機と無線通信するための装置群であり、携帯電話通信の基地局と無線接続して広域ネットワークを介してデータ通信(例えば、Webブラウジングのための通信)を行うための無線通信送受信部12a、GPS衛星から信号を受信して現在位置を特定するGPS受信部12b、FM放送局または路上ビーコンからVICS情報(例えば、渋滞情報)を受信するVICS受信部12c等を備えている。
【0020】
操作部16は、ユーザの操作を直接受け付ける装置であり、液晶ディスプレイ14の表示領域上に配置されたタッチパネル16a、およびメカニカルなボタン16b等を備えている。
【0021】
音声認識部17は、図示しないマイクロフォンから車両の乗員(ユーザ)の音声信号を取得し、取得した音声信号に基づいて、乗員の発した言葉を認識する装置である。
【0022】
案内制御部18は、地図表示、目的地検索、誘導経路算出、経路案内等の処理を行う装置であり、処理の際、地図データ記憶部10、車両信号部11、通信部12、映像制御部13、操作部16、音声認識部17、システム制御部19と信号の授受を行う。システム制御部19は、ナビゲーション装置1全体の作動の制御を行う装置である。映像制御部13は、案内制御部18およびシステム制御部19からの制御に従って液晶ディスプレイ14を作動させるドライバー装置である。これら制御部13、18、19のそれぞれは、例えば、CPU、RAM、ROMを備えた周知のマイクロコンピュータによって構成されていてもよい。
【0023】
液晶ディスプレイ14は、液晶表示パネル141およびバックライト142等を備えている。バックライト142の発した光が液晶表示パネル141を通ることで、液晶ディスプレイ14の表示領域に画像が表示され、液晶表示パネル141の描画内容を制御することで、表示領域に表示される画像の内容を制御することができる。
【0024】
ここで、「描画」と「表示」の用語の使い分けについて説明する。本明細書においては、描画とは、液晶表示パネル141内における光シャッターの開閉(または透過率)の面パターンを制御することをいう。一方、表示とは、画像を乗員に見えるようにすることをいう。
【0025】
したがって、所望の画像を再現するよう液晶表示パネル141が描画を行っても、バックライト142が点灯していなければ、その画像は表示されない。バックライト142が点灯し、かつ、所望の画像を再現するよう液晶表示パネル141が描画を行うことで、初めて所望の画像が表示されることになる。
【0026】
図2および図3に、液晶表示パネル141およびバックライト142の構成を示す。これらの図に示すように、液晶ディスプレイ14は、液晶表示パネル141、バックライト142に加え、仕切り板143を備えている。
【0027】
仕切り板143は、バックライト142のLEDの発した光を透過しない材質の部材(例えば、樹脂)、あるいは、バックライト142の光を透過しないように向きを決めて配置された偏光板から成る。液晶表示パネル141、バックライト142は、この仕切り板143によって左右に分離されている。
【0028】
具体的には、液晶表示パネル141は、仕切り板143の左側に配置された液晶表示パネル左側部分141a(第1のパネル部分の一例に相当する)、および、仕切り板143の右側に配置された液晶表示パネル左側部分141b(第2のパネル部分の一例に相当する)に分離される。また、バックライト142は、構成部品として液晶表示パネル141の上端部において左端から右端まで等間隔に並ぶLED(発光ダイオード)群を有し、そのLED群は、仕切り板143の左側に配置された左側LED群142a〜142m(第1の光源の一例に相当する)と、仕切り板143の左側に配置された右側LED群142n〜142r(第2の光源の一例に相当する)と、に分かれる。
【0029】
これら左側LED群142a〜142mは、液晶表示パネル左側部分141aを通過させるための光を発する光源であり、右側LED群142n〜142rは、液晶表示パネル右側部分141bを通過させるための光を発する光源である。
【0030】
なお、仕切り板143の図2中の横方向の厚さは、液晶表示パネル141の横幅に比べて十分薄い(例えば、液晶表示パネル141の横幅の1/1000程度)ので、乗員にとっては液晶表示パネル左側部分141aおよび液晶表示パネル右側部分141bは、1つの液晶表示パネル141のように見える。
【0031】
また、液晶表示パネル左側部分141aの横幅に対する液晶表示パネル右側部分141bの横幅の割合は、例えば1/3である。この場合、液晶表示パネル左側部分141aの面積に対する液晶表示パネル右側部分141bの面積の割合も、同じく1/3である。また、LED群142a〜142rのそれぞれの発光輝度は概ね同じであり、右側LED群142n〜142rの数に対する右側LED群142n〜142rの数の割合も、同じく1/3である。この割合が小さいほど、後述する省電力モード時におけるバックライト142の電力消費量が少なくなる。
【0032】
また図2に示すように、映像制御部13は、電源PW(例えば車両のバッテリ)から左側LED群142a〜142mおよび右側LED群142n〜142rへの電力供給の有無を独立に制御することができる。より具体的には、映像制御部13は、スイッチSW1のオン、オフとスイッチSW2のオン、オフを独立に制御することができ、スイッチSW1のオン、オフを制御することで左側LED群142a〜142mへの電力供給の有無を制御し、スイッチSW2のオン、オフを制御することで右側LED群142n〜142rへの電力供給の有無を制御することができる。
【0033】
以下、上記のようなナビゲーション装置1の省電力のための作動について説明する。図4に、省電力のためにシステム制御部19のCPUがROM中のプログラムを実行することで実現する処理のフローチャートを示す。以下、CPUが実行する処理を、システム制御部19が実行する処理であるとみなして説明する。
【0034】
システム制御部19は、起動すると、まずステップ110で、省電力モードをオンにするか否かを判定する。なお、起動当初は、省電力モードはオフとなっており、図2のスイッチSW1、SW2はオンとなっており、LED群142a〜142rはすべて点灯している。また、ナビゲーション装置1全体は、通常モードで作動している。省電力モードをオンにすると判定するための所定の条件(すなわち、省電力モード移行条件)としては、例えば、以下のようなものがある。
【0035】
(1)車両信号部11からの信号に関連した条件
例えば、車速センサ11aからの信号に基づいて、車速がゼロであること(アイドリング状態、車両停止状態)を、省電力モード移行条件としてもよい。また逆に、車速が法規速度(例えば、制限速度が50km/hの道路の法規速度は50km/h)以上であること省電力モード移行条件としてもよい。つまり、車両が法規速度以上で走ると、ドライバーがナビゲーション装置1を見ることが危険であると判定し、自動的に省電力モードに移行してもよい。またあるいは、車速があらかじめ定められた所定速度以上であることを省電力モード移行条件としてもよい。
【0036】
(2)操作部16の操作に関連した条件
また例えば、車速がゼロであるときに、操作部16が操作されない状態が所定の停車時待ち時間t1以上続いたことを、省電力モード移行条件としてもよい。また、車速がゼロでないときに、操作部16が操作されない状態が所定の走行時待ち時間t2以上続いたことを、省電力モード移行条件としてもよい。つまり、ナビゲーション装置1のタッチパネル16a、ボタン16bに対する操作等乗員からの入力が一定時間なかった場合、ナビゲーション装置1を使用していないと判定し、省電力モードに移行するようにしてもよい。このようにすることで、車両の乗員がナビゲーション装置1の操作を必要としないときに、ナビゲーション装置1の消費電力を減らすことが可能となる。なお、車両停車時には操作部16に対する操作がゆっくりになりがちなので、停車時待ち時間t1は、走行時待ち時間t2よりも長くなっていてもよい。
【0037】
(3)経路案内に関連した条件
また例えば、案内制御部18が誘導経路に沿った経路案内を行っている場合は、車両が現在位置から誘導経路に沿って所定距離(例えば3km)以上道なり走行をする予定であることを、省電力モード移行条件としてもよい。
【0038】
具体例1としては、車両が高速道路に入り、誘導経路によれば、現在位置から50km先の分岐点で一般道に下りる場合に、省電力モード移行条件が満たされる。この場合は、当該分岐点の1km手前の地点にて、案内制御部18が、「まもなく分岐点から一般道に入る」等の案内を行うと、後述する通常モード移行条件が満たされるようになっていてもよい。
【0039】
別の具体例2としては、一般道において、誘導経路によれば、現在位置から3km先の交差点にて左折をする場合に、省電力モード移行条件が満たされる。この場合は、当該交差点の1km手前の地点にて、案内制御部18が、「この先1キロ後左折です」等の案内を行い、更に、300m手前の地点にて「まもなく左折です」等の案内を行い、50m手前の地点にて「左折です」等の案内が入ると、後述する通常モード移行条件が満たされるようになっていてもよい。上述の具体例1に比べて、通常モード移行条件が満たされるときの分岐点(交差点)までの距離が短くなっているが、これは、具体例1と違い、一般道においては車速があまり高くないことが予想されるからである。このように、ユーザが地図画面を必要とするタイミングで通常モードに移行することで、消費電力を減らすことができる。
【0040】
なお、車両走行時かつ省電力モード時において、車両が走行している道路の300m先に右折専用車線があったとした場合、案内制御部18は省電力モードのまま音声にて案内を行うようになっていてもよい。
【0041】
省電力モード移行条件が満たされない場合、すなわち、省電力モードをオンにしないと判定した場合は、再度ステップ110を実行する。省電力モード移行条件が満たされた場合、すなわち、省電力モードをオンにすると判定した場合、続いてステップ120を実行する。
【0042】
ステップ120では、液晶ディスプレイ14のバックライト142を全てオフにする。具体的には、映像制御部13を制御して、図2のスイッチSW1、SW2をオフにする。これによって、LED群142a〜142rのすべてが消灯し、液晶表示パネル141の作動状態に関わらず、液晶ディスプレイ14の表示領域には何も表示されなくなる。
【0043】
続いてステップ130では、省電力モード画面出力のための制御を行う。具体的には、図5(a)に示すように、ステップ110で省電力モードをオンにすると判定する直前に、案内制御部18が液晶表示パネル141のうち、液晶表示パネル左側部分141aおよび液晶表示パネル右側部分141bに渡って1つの繋がった地図画像を描画させており、それによって、液晶表示パネル141の表示領域全体で1つの繋がった地図描画を行っている場合、システム制御部19は、案内制御部18を制御して、図5(a)の状態から、図5(b)に示すように、液晶表示パネル右側部分141bの描画内容を、地図以外の簡易情報提供用の描画に切り替えさせる。案内制御部18は、このシステム制御部19の制御に従って、映像制御部13を制御して、液晶表示パネル右側部分141bの描画内容を、簡易情報提供用の描画に切り替える。
【0044】
簡易情報提供用の描画は、例えば、デジタル時計表示、アナログ時計表示、方位磁石による車両の進行方位表示、経路案内中であれば目的地までの走行距離の文字表示、経路案内中であれば目的地までの走行距離の文字表示、経路案内中であれば目的地までの簡易案内表示(例えば、次の交差点までの距離の文字表示、次の交差点における進行方向の矢印表示)、車両運転時に必要とされる情報(例えば、渋滞情報の文字表示、次の信号が赤になるまでの時間表示等)の文字表示、エアコン設定温度の文字表示、音楽CDの再生中のトラックの文字情報、ラジオの選局中のチャンネルの文字情報、ラジオの文字放送の文字情報、および、燃費、バッテリ残量等のエコ情報の文字表示(またはインジケータ表示)等の簡易情報提供種別のうち、任意の複数個を描画させる作動である。
【0045】
また、ステップ130においては、システム制御部19は、液晶表示パネル左側部分141aの描画内容を地図表示以外に切り替えさせることはない。したがって、案内制御部18は、引き続き、液晶表示パネル左側部分141aが地図描画のための作動を行うよう映像制御部13を制御する。つまり、ステップ130では、液晶表示パネル左側部分141a、液晶表示パネル右側部分141bのうち、液晶表示パネル右側部分141bが単独で簡易情報提供用の描画を行うように切り替わる。
【0046】
ただし、ステップ130の実行時点においては、バックライト142がすべて消灯されているので、このような描画内容の変化は乗員には見えない。
【0047】
続いてステップ140では、液晶ディスプレイ14以外を対象とする省電力モード制御を行う。この省電力モード制御は、システム制御部19がナビゲーション装置1の各部と連携することで実現する。
【0048】
具体的には、省電力モード制御においてシステム制御部19は、動作クロック周波数を通常状態よりも低くして、システムの処理速度を遅くすることで、消費電力を抑える。また、車両信号部11は、通常状態と同様に作動させるが、通信部12については、GPS受信部12bおよびVICS受信部12cの処理クロック周波数を通常状態よりも低くする。このようにしても、車両信号部11だけで現在位置を特定することができる。ただし、マップマッチングを行うので、GPS受信部12bを完全に停止させることはない。
【0049】
また、無線通信送受信部12aに関しては、省電力・危険運転防止のため、送信機能をオフにするが、受信機能はオフにしない。これは、渋滞情報、信号が変わるまでの時間等の情報を無線通信送受信部12aを介して受信する場合があるので、無線通信送受信部12aの受信機能は乗員にとって必要となるからである。
【0050】
また、省電力モード制御においてシステム制御部19は、操作部16の画面操作関係のボタン(現在地ボタン、メニューボタン等)の機能をオフにする。ただし、オーディオトラック変更等の画面操作関係以外のボタンの機能はオフにしない。また、音声認識部17は通常状態のままとする。
【0051】
また、省電力モード制御においてシステム制御部19は、案内制御部18に対して、音声による案内は行わせる。また、画像表示に関しては、ステップ130で説明した通りである。
【0052】
続いてステップ140で、バックライト142の一部をオンとする。具体的には、映像制御部13を制御して、図2のスイッチSW1をオフにしたままスイッチSW2をオンに切り替える。つまり、左側LED群142a〜142m、右側LED群142n〜142rのうち、右側LED群142n〜142rのみを点灯させ、左側LED群142a〜142mは消灯させたままとする。
【0053】
すると、図6に示すように、液晶表示パネル141の表示領域のうち、液晶表示パネル左側部分141aの部分は何も表示されず、液晶表示パネル右側部分141bには、地図以外の簡易情報提供用の画像が表示される。
【0054】
このようにすることで、つまり、省電力モードに入る前後で、液晶表示パネル右側部分141bの表示の役割を、1つのまとまった地図画像の表示の一部を担うという役割から、提供したい簡易情報の集中表示という役割に切り替えることで、省電力モードでない場合は、1つの繋がった地図画像を表示するために液晶表示パネル141を広く使用でき、また、省電力モードでは、バックライト142を部分消灯させて消費電力を抑えつつも、光源が照らしている液晶表示パネル右側部分141bに提供したいすべての情報を集中させることができるので、ユーザの利便性が高い。また、乗員に提供すべき情報は右側LED群142n〜142rに表示されているため、乗員に不快感を与えず、消費電力を減らすことが可能となる。
【0055】
またこの際、仕切り板143が存在するので、右側LED群142n〜142rの光が漏れて液晶表示パネル左側部分141aを通過することがない。したがって、実際には見せる意図がないのに、左側LED群142a〜142mの秒が内容の一部が僅かに見えてしまい、ユーザに液晶ディスプレイ14の故障かと思わせてしまうようなことがなくなる。
【0056】
続いてステップ150では、省電力モードをオフにするか否かを判定する。省電力モードをオフにすると判定する条件(すなわち、通常モード移行条件)としては、既に説明したものに加え、例えば、以下のようなものがある。
【0057】
操作部16および車両信号部11からの信号に関連した条件として、例えば、車両停止時(すなわち車速ゼロ時)に操作部16の所定の省電力モード解除ボタンが操作されたことを、通常モード移行条件としてもよい。また、車両信号部11からの信号に関連した条件として、車両のシフト位置がリバース位置になることで、車両に搭載された図示しないバックカメラ、再度カメラの信号が映像制御部13に入力されたことを、通常モード移行条件としてもよい。あるいは、他の外部入力信号がナビゲーション装置1に入力されたことを、通常モード移行条件としてもよい。
【0058】
通常モード移行条件が満たされない場合、すなわち、省電力モードをオフにしないと判定した場合は、再度ステップ150を実行する。通常モード移行条件が満たされた場合、すなわち、省電力モードをオフにすると判定した場合、続いてステップ160を実行する。
【0059】
ステップ160では、映像制御部13を制御して図2のSW1をオンとすることで、液晶ディスプレイ14のバックライトを全てオンにする。さらにステップ170では、通常モード画面出力の制御を行う。具体的には、液晶ディスプレイ14の表示内容を、ステップ110で省電力モードをオンにすると判定する直前と同様の表示内容に戻す。具体的には、案内制御部18を制御して、液晶表示パネル141のうち、液晶表示パネル左側部分141aおよび液晶表示パネル右側部分141bに渡って1つの地図描画させるように戻す。
【0060】
続いてステップ180では、液晶ディスプレイ14以外を対象とする通常モード制御を行う。具体的には、システム制御部19は、ナビゲーション装置1の各部11〜18を、通常状態に戻す。ステップ180の後、処理はステップ110に戻り、再度省電力モードがオンになるのを待つ。
【0061】
以上のような作動により、ナビゲーション装置1は、省電力モードをオンにするか否かを種々の信号に基づいて判定し、省電力モードをオンにすると、ナビゲーション装置1の機能を必要なものを残して制限し、バックライト142を含めた種々の装置の電力消費を抑えることができる。
【0062】
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態が構成上第1実施形態と異なるのは、仕切り板143が存在しないことである。したがって、液晶表示パネル左側部分141aと液晶表示パネル右側部分141bは、一体に繋がっている。また、左側LED群142a〜142mと右側LED群142n〜142rとの間にも、光を遮るものは存在しない。
【0063】
また、本実施形態のナビゲーション装置1の作動が第1実施形態と異なるのは、システム制御部19のステップ130の処理である。具体的には、システム制御部19が案内制御部18を制御して、液晶表示パネル右側部分141bの描画内容を、地図以外の簡易情報提供用の単独描画に切り替えさせるのは、第1実施形態と同じであるが、液晶表示パネル左側部分141aの描画内容は、第1実施形態では地図表示のままであったが、本実施形態では、システム制御部19が案内制御部18を制御して、液晶表示パネル左側部分141aの全面を黒色で描画させる。このシステム制御部19の制御によって、案内制御部18は映像制御部13を制御し、液晶表示パネル左側部分141aの液晶シャッターをすべて閉じる。ある画素の液晶シャッターを閉じるということは、その画素を黒色で描画することになるからである。
【0064】
このようにすることで、ステップ140において右側LED群142n〜142rが点灯しても、液晶表示パネル左側部分141aの液晶シャッターがすべて閉じているので、右側LED群142n〜142rの光が漏れて液晶表示パネル左側部分141aの一部を通過してしまうことがない。したがって、実際には見せる意図がないのに、左側LED群142a〜142mの表示の一部が僅かに見えてしまい、ユーザに液晶ディスプレイ14の故障かと思わせてしまうようなことがない。しかも、仕切り板143がないので、液晶ディスプレイ14を斜めから見ても、液晶表示パネル左側部分141aと液晶表示パネル右側部分141bとの境目において良好な画質の画像を見ることができる。
【0065】
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態または第2実施形態のナビゲーション装置1に対して、省電力モード時の簡易情報提供の内容等を乗員が設定できるカスタマイズ機能を追加したものである。
【0066】
このカスタマイズ機能を実現するために、システム制御部19は、通常モード時に操作部16に対して所定の詳細設定開始操作が行われたときに、所定のプログラムを実行し、まず、映像制御部13を制御して、図7に示すような詳細設定メニュー画面を液晶ディスプレイ14に表示させる。
【0067】
この詳細設定メニュー画面には、省電力モード設定を含む複数の設定項目がリスト表示されている。この画面の表示中に乗員が操作部16を用いて省電力モード設定を選択すると、続いてシステム制御部19は、図8に示すような省電力モード設定画面を液晶ディスプレイ14に表示させる。
【0068】
この省電力モード設定画面には、簡易情報提供内容設定、待ち時間設定を含む複数の設定項目がリスト表示されている。この画面の表示中に乗員が操作部16を用いて簡易情報提供内容設定を選択すると、続いてシステム制御部19は、図9に示すような簡易情報提供内容選択画面を液晶ディスプレイ14に表示させる。
【0069】
この簡易情報提供内容選択画面は、液晶表示パネル左側部分141aの部分に、上述した簡易情報提供種別を複数個リスト表示している。この画面の表示中に、乗員が操作部16を用いてそれら簡易情報提供種別のうち1つを選択し、さらに操作部16を用いて液晶表示パネル右側部分141b中の一領域(例えば、斜線で示された領域21)を選択すると、システム制御部19は、その選択した領域に、その選択した簡易情報提供種別を表示する旨を簡易情報提供設定データとして記録する。乗員がこのような簡易情報提供種別の選択およびそれに伴う液晶表示パネル右側部分141bの一領域の選択を複数回行うことで、簡易情報提供設定データには、液晶表示パネル右側部分141bの複数領域のそれぞれにどのような簡易情報提供種別を割り当てるかの情報が記録される。なお、簡易情報提供設定データの記録先は、システム制御部19のRAMでもよいし、あるいは、システム制御部19が不揮発性の記憶媒体(例えばフラッシュメモリ)を備えている場合は、そのフラッシュメモリが簡易情報提供設定データの記録先となっていてもよい。
【0070】
システム制御部19は、このように記録された簡易情報提供設定データを、省電力モード時に利用する。具体的には、図4のステップ130で、バックライト142b中の各領域に、簡易情報提供設定データにおいて当該領域に割り当てられた簡易情報提供種別の表示を行う。
【0071】
また、省電力モード設定画面の表示中に、乗員が操作部16を用いて待ち時間設定を選択すると、続いてシステム制御部19は、図10に示すような待ち時間設定画面を液晶ディスプレイ14に表示させる。この待ち時間設定画面は、第1実施形態で説明した停車時待ち時間t1、走行時待ち時間t2を表示している。この画面の表示中に、乗員が操作部16を用いて停車時待ち時間t1および走行時待ち時間t2のうちいずれかを選択し、更に数値を入力すると、選択された待ち時間が、当該数値の示す時間に設定される。システム制御部19は、このように設定された停車時待ち時間t1および走行時待ち時間t2を、図2のステップ110で利用する。
【0072】
このように、省電力モード時の簡易情報提供用の描画において、どのような情報を描画するかをユーザが設定できるので、ユーザの好みに合った表示が実現する。
【0073】
なお、上記各実施形態において、映像制御部13、案内制御部18、およびシステム制御部19が、制御部の一例として機能する。
【0074】
(他の実施形態)
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の範囲は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の各発明特定事項の機能を実現し得る種々の形態を包含するものである。
【0075】
例えば、上記実施形態において、バックライト142は、液晶表示パネル141の背面かつ上端部において液晶表示パネル141の左右方向に複数個並んで配置されたLEDから成るが、必ずしもこのようになっておらずともよい。
【0076】
例えば、光源としてはLEDでなくともよく、例えば、複数個の電球を用いてもよいし、複数個の冷陰極管を用いてもよい。また、光源は、液晶表示パネル141の背面において縦横のマトリクス状に配置されていてもよい。
【0077】
ただし、いずれの場合でも、液晶表示パネル左側部分141aを通過させるための光を発する光源と、液晶表示パネル右側部分141bを通過させるための光を発する光源とを、別々に有している必要がある。
【0078】
また、上記実施形態においては、省電力モードにおいて、まずバックライト142をすべて消灯し(図4のステップ120参照)、その後、液晶表示パネル右側部分141bの描画内容を切り替え(ステップ130参照)、その後で、右側LED群142n〜142rのみを点灯するようになっている。このようにすることで、液晶表示パネル右側部分141bの描画内容を切り替えるタイミングの画像を乗員に見せなくても済む。しかし、必ずしもこのようになっておらずともよく、例えば、省電力モードにおいて、まず右側LED群142n〜142rを点灯したまま、左側LED群142a〜142mを消灯し、その後、液晶表示パネル右側部分141bの描画内容を切り替える(ステップ130参照)ようになっていてもよい。つまり、省電力モード時には、左側LED群142a〜142mを消灯状態とし、右側LED群142n〜142rを点灯状態とするようになっていれば、それを実現するための手順はどのようなものであってもよい。
【0079】
また、上記実施形態においては、液晶ディスプレイ14は、省電力モードの前後で、液晶表示パネル左側部分141aおよび液晶表示パネル右側部分141bに渡って1つの地図を描画していたが、液晶表示パネル左側部分141aおよび液晶表示パネル右側部分141bに渡って描画する1つの画像は、地図に限らず、まとまりのある1つの画像(例えば、動画)であれば、どのような画像であってもよい。
【0080】
また、上記実施形態では、省電力モードで、バックライト142の光源のうち、省電力モードにおいて消灯する光源と点灯する光源とは固定されているが、必ずしも固定されている必要はない。例えば、乗員の設定に応じて、消灯する光源と点灯する光源とを入れ替えてもよい。あるいは、乗員の設定に応じて、乗員がタッチパネル16aを操作して液晶表示パネル141上の矩形範囲を指定した場合、省電力モードにおいては、その矩形範囲を通過させる光を発する光源のみを点灯し、その他の光源を消灯するようになっていてもよい。
【0081】
また、上記第2実施形態では、省電力モードにおいて、液晶表示パネル左側部分141aの全面を黒色で描画させるように切り替えている。しかし、液晶表示パネル左側部分141aにおいて右側LED群142n〜142rの光が漏れる範囲は、液晶表示パネル左側部分141aと液晶表示パネル右側部分141bの境界の近傍(例えば、液晶表示パネル左側部分141aの右側半分)のみである。したがって、必ずしも液晶表示パネル左側部分141aの全面を黒色で描画させる必要はなく、液晶表示パネル左側部分141aのうち、当該境界の近傍部分のみを黒色で描画させるようになっていればよい。この近傍部分は、製品毎に、右側LED群142n〜142rの光の漏れる範囲を調べることで、具体的に決定できる。このように、右側LED群142n〜142rの光の漏れの対策としては、液晶表示パネル左側部分141aのうち、少なくとも当該境界の近傍部分を黒色で描画させるようになっていれば足りる。
【0082】
また、第2実施形態において、ステップ130で、液晶表示パネル左側部分141aの全面を黒色で描画させるようになっているが、例えば、黒色以外の同色(例えば、赤一色、緑一色、青一色)で、液晶表示パネル左側部分141aの全面(または、少なくとも上記境界の近傍)を描画させるようになっていてもよい。その場合、右側LED群142n〜142rの光が漏れて液晶表示パネル左側部分141aを通過するが、通過する光の量は、左側LED群142a〜142mと右側LED群142n〜142rの境目に近いほど多くなる。したがって、この境目から左に向かって暗くなっていくグラデーションが乗員に見えるようになる。このようにすることで、省電力モードにおける液晶ディスプレイ14の表示の美観が向上する。
【0083】
また、上記の実施形態において、システム制御部19がプログラムを実行することで実現している各機能は、それらの機能を有するハードウェア(例えば回路構成をプログラムすることが可能なFPGA)を用いて実現するようになっていてもよい。
【0084】
また、上記実施形態では、画像表示装置の一例としてナビゲーション装置1を挙げて説明したが、画像表示装置は、ナビゲーション装置以外の車載装置であってもよいし、あるいは、車載されない装置(例えば、ユーザが携帯する装置)であってもよい。
【符号の説明】
【0085】
1 ナビゲーション装置
11 車両信号部
12 通信部
13 映像制御部
14 液晶ディスプレイ
141 液晶表示パネル
141a 液晶表示パネル左側部分(第1のパネル部分)
141b 液晶表示パネル右側部分(第2のパネル部分)
142 バックライト
142a〜142m 左側LED群(第1の光源)
142n〜142r 右側LED群(第2の光源)
143 仕切り板
16 操作部
17 音声認識部
18 案内制御部
19 システム制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
液晶表示パネル(141)およびバックライト(142)を有する液晶ディスプレイ(14)と、
前記液晶ディスプレイ(14)を作動させる制御部(13、18、19)と、を備え、
前記バックライト(142)は、前記液晶表示パネル(141)のうち第1のパネル部分(141a)を通過させるための光を発する第1の光源(142a〜142m)と、前記液晶表示パネル(141)のうち第2のパネル部分(141b)を通過させるための光を発する第2の光源(142n〜142r)と、を有し、
前記制御部(13、18、19)は、省電力モードをオンにすると判定するための所定の省電力モード移行条件が満たされた場合、前記第1のパネル部分(141a)および前記第2のパネル部分(141b)に渡って1つの画像を描画させている状態から、前記第2のパネル部分(141b)の描画内容を、前記1つの画像以外の情報提供用の描画に切り替えさせ、それと共に、前記第1の光源(142a〜142m)を消灯状態とし、前記第2の光源(142n〜142r)を点灯状態とすることを特徴とする画像表示装置。
【請求項2】
前記液晶ディスプレイ(14)は、前記バックライト(142)の光源の発した光を透過しない仕切り板(143)を備え、
前記液晶表示パネル(141)は、前記仕切り板(143)によって前記第1のパネル部分(141a)と前記第2のパネル部分(141b)に分離され、
前記バックライト(142)は、前記仕切り板(143)によって前記第1の光源(142a〜142m)と前記第2の光源(142n〜142r)に分離されていることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
【請求項3】
前記制御部(13、18、19)は、前記省電力モード移行条件が満たされた場合さらに、前記第1のパネル部分(141a)のうち、少なくとも前記第1のパネル部分(141a)と前記第2のパネル部分(141b)の境界の近傍の部分を、黒色で描画させるように切り替えさせることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
【請求項4】
前記1つの画像は、地図画像であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の画像表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2011−128341(P2011−128341A)
【公開日】平成23年6月30日(2011.6.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−286072(P2009−286072)
【出願日】平成21年12月17日(2009.12.17)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.VICS
【出願人】(000004260)株式会社デンソー (27,639)
【Fターム(参考)】