説明

着信伝達装置

【課題】電池の消耗を抑制し、電池寿命を延ばす。
【解決手段】送信装置(10)は、携帯電話(C0)が発生する電波を間欠的に監視し、電波を検知すると、受信装置(20)へ電波を送信する。但し、電波を連続して検知した場合、2回目以降の検知では受信装置(20)へ電波を送信しない。受信装置(20)は、送信装置(10)が発生する電波を間欠的に監視し、電波を検知すると、電波に含まれる固有IDをチェックし、ペアになる送信装置(10)の固有IDなら着信報知動作を行う。
【効果】送信装置も受信装置も電波を間欠的に監視するため、電池消耗を抑制できる。携帯電話が電波を長時間に渡って発生していても、送信装置が電波を出し続けないため、受信装置で報知動作を行い続けることもなく、両装置の電池消耗を抑制できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、着信伝達装置に関し、さらに詳しくは、電池の消耗を抑制し、電池寿命を延ばすことが出来る着信伝達装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、基地局からの着信信号を受信した携帯電話が発生する電波を検知可能な空間に置かれる報知親機と、前記携帯電話の使用者が認識可能な空間に置かれる報知子機とを具備してなる着信報知装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開平10−23549号公報(図6)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記従来の着信報知装置では、携帯電話を鞄に入れておいても、使用者が報知子機を身に着けていれば、携帯電話への着信を知ることが出来た。
しかし、携帯電話が発生する電波を報知親機で連続して監視していたり、報知親機が発生する電波を報知子機で連続して監視していたりすると、報知親機や報知子機が電池駆動である場合に、電池の消耗が大きくなる問題点があった。また、携帯電話が電波を長時間に渡って発生していると、報知親機が報知子機への電波を出し続けるため、やはり電池の消耗が大きくなる問題点があった。
そこで、本発明の目的は、電池の消耗を抑制し、電池寿命を延ばすことが出来る着信伝達装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
第1の観点では、本発明は、基地局からの着信信号を受信した携帯電話が発生する電波を検知可能な空間に置かれる電池駆動の送信装置と、前記携帯電話の使用者が認識可能な空間に置かれる電池駆動の受信装置とを具備してなる着信伝達装置であって、前記送信装置は、前記基地局からの着信信号を受信した携帯電話が発生する電波を検知する動作を間欠的に繰り返す電波検知手段と、前記電波検知手段で電波を検知しない状態から電波を検知する状態へと変化すると固有IDを含む電波を送信することを休止期間を挟みながら第1の期間(T1)中繰り返し送信すると共に第1の期間(T1)終了時に前記送信を停止する電波送信手段とを含み、前記受信装置は、前記送信装置が送信する電波を受信する動作を間欠的に繰り返す電波受信手段と、ペアになる送信装置の固有IDを記憶する固有ID記憶手段と、前記電波受信手段で受信した電波に含まれる固有IDが前記固有ID記憶手段に記憶している固有IDに一致するか否かを判定する自他判定手段と、前記自他判定手段で一致と判定すると音,光,振動の少なくとも一つで前記使用者に報知する動作を行う報知手段とを含むことを特徴とする着信伝達装置を提供する。
上記第1の観点による着信伝達装置では、携帯電話が発生する電波を送信装置で連続して監視するのではなく、間欠的に監視する。また、携帯電話が発生する電波を送信装置で連続して検知した場合、2回目以降の検知では受信装置へ電波を送信しない(つまり、携帯電話が電波を長時間に渡って発生していても、送信装置が受信装置への電波を出し続けない)。これにより、送信装置での電池の消耗を抑制でき、送信装置の電池寿命を延ばすことが出来る。さらに、送信装置が発生する電波を受信装置で連続して監視するのではなく、間欠的に監視する。また、携帯電話が電波を長時間に渡って発生していても、送信装置が受信装置への電波を出し続けないため、報知動作を行い続けることもない。これにより、受信装置での電池の消耗を抑制でき、受信装置の電池寿命を延ばすことが出来る。
【0005】
第2の観点では、本発明は、前記第1の観点による着信伝達装置において、前記電波受信手段が電波を受信する動作の1回分の時間(T3)は、前記電波送信手段が電波を1回送信し1回休止する時間(T2)の2倍以上であり、前記電波受信手段が電波を受信する動作を間欠的に繰り返す周期(T4)は、前記第1の期間(T1)以下であることを特徴とする着信伝達装置を提供する。
上記第2の観点による着信伝達装置では、受信装置の電波受信手段が電波の受信を休止する時間「T4−T3」が「T1−T2×2」以下となる。これは、送信装置の電波送信手段が電波を送信する時間「T1」より短いので、送信装置から送信される電波を受信装置で見落とし無く受信できる。
【0006】
第3の観点では、本発明は、前記第1または第2の観点による着信伝達装置において、前記報知手段は、前記使用者に報知する動作を間欠的に2回以上繰り返すことを特徴とする着信伝達装置を提供する。
上記第3の観点による着信伝達装置では、使用者に報知する動作を間欠的に2回以上繰り返すので、使用者が気付き易くなる。
【0007】
第4の観点では、本発明は、前記第1から第3のいずれかの観点による着信伝達装置において、音で報知するか、光で報知するか、振動で報知するかを使用者が選択するための選択操作手段を具備したことを特徴とする着信伝達装置を提供する。
上記第4の観点による着信伝達装置では、使用者が置かれている状況に応じた報知方法を選択することが出来る。
【0008】
第5の観点では、本発明は、前記第1から第4のいずれかの観点による着信伝達装置において、前記送信装置は、携帯電話にストラップで係止可能または携帯電話に貼付け可能であり、前記受信装置は、使用者の衣服にクリップ等で係止可能またはブレスレットやリストバンド等のように使用者の身体に装着可能であることを特徴とする着信伝達装置を提供する。
上記第5の観点による着信伝達装置では、基地局からの着信信号を受信した携帯電話が発生する電波を検知可能な空間に送信装置を確実に置くことが出来る。また、携帯電話の使用者が認識可能な空間に受信装置を確実に置くことが出来る。
【0009】
第6の観点では、本発明は、前記第1から第5のいずれかの観点による着信伝達装置において、前記送信装置は、電池の寿命を検知する電池寿命検知手段を含み、前記電波送信手段は、前記電池寿命検知手段で電池の寿命を検知すると電池寿命通知を含む電波を送信し、前記受信装置は、前記電波受信手段で受信した電波に電池寿命通知が含まれることを検知する電池寿命通知検知手段を含み、前記報知手段は、前記電波受信手段で受信した電波に電池寿命通知が含まれると前記電池寿命通知検知手段で検知すると音,光,振動の少なくとも一つで前記使用者に報知する動作を行うことを特徴とする着信伝達装置を提供する。
上記第6の観点による着信伝達装置では、送信装置の電池寿命を速やかに気付くことが出来る。
【発明の効果】
【0010】
本発明の着信伝達装置によれば、電池の消耗を抑制し、電池寿命を延ばすことが出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、図に示す実施の形態により本発明をさらに詳細に説明する。なお、これにより本発明が限定されるものではない。
【実施例1】
【0012】
図1は、実施例1に係る着信伝達装置100を示す平面図である。
この着信伝達装置100は、電池駆動の送信装置10と、電池駆動の受信装置20とを具備してなる。
【0013】
送信装置10は、基地局からの着信信号を受信した携帯電話C0が発生する電波を検知可能な送信装置受信エリアR1内に携帯電話C0が確実に在るように、長さ数cmのストラップで携帯電話C0に係止されている。
送信装置受信エリアR1は、例えば送信装置10から半径30cm程度の空間である。
なお、送信装置受信エリアR1外に別の携帯電話C1が在るものとする。
【0014】
受信装置20は、携帯電話C0の使用者Uが認識可能な空間に確実に在るように、使用者Uの衣服にクリップで係止されている。
受信装置受信エリアR2は、送信装置10から送信される電波を受信装置20が受信可能なエリアであり、例えば受信装置20から半径3m程度の空間である。
なお、携帯電話C0,C1共に、受信装置受信エリアR2内に在るものとする。
【0015】
図2は、送信装置10の構成ブロック図である。
送信装置10は、基地局からの着信信号を受信した携帯電話が発生する電波を検知する動作を間欠的に繰り返す検知部11と、送信装置10毎の固有IDなどを記憶するメモリ12と、検知部11で電波を検知しない状態から電波を検知する状態へと変化すると固有IDを含む送信データを作成し送信部14に渡すマイコン13と、マイコン13から渡された送信データを乗せた電波を送信することを休止期間を挟みながら第1の期間T)中繰り返し送信すると共に第1の期間T1終了時に送信を停止する送信部14と、電池16から供給される電圧と送信装置10が動作しなくなる電圧の差が新品電池から供給される電圧と送信装置10が動作しなくなる電圧の差の例えば10%にまで小さくなると電池寿命検知信号をマイコン13に送る電池寿命検知部15と、電池16とを含んでいる。
なお、マイコン13は、電池寿命検知部15から電池寿命検知信号を受け取ると、電池寿命通知を送信データに付加する。
【0016】
図3は、送信装置10の動作を示すフロー図である。
ステップS1では、マイコン13は、検知部11を所定時間(例えば100ms)だけ受信状態にし、次いで休止状態に戻す。なお、検知部11が受信状態の時の方が、休止状態の時よりも、電池16の消耗は大きくなる。
【0017】
ステップS2では、マイコン13は、検知部11が受信状態の間に、基地局からの着信信号を受信した携帯電話が発生する電波を検知したかチェックし、検知したならステップS3へ進み、検知してないならステップS9へ進む。
例えば図1の携帯電話C0が基地局からの着信信号を受信した場合は携帯電話C0が発生する電波を検知するが、携帯電話C1が基地局からの着信信号を受信した場合は携帯電話C1が発生する電波を検知しない。
【0018】
ステップS3では、マイコン13は、前回の検知部11が受信状態の時に、基地局からの着信信号を受信した携帯電話が発生する電波を検知したかチェックし、前回は検知してないならステップS5へ進み、前回も検知していたならステップS9へ進む。
なお、前回の受信状態の時に基地局からの着信信号を受信した携帯電話が発生する電波を検知したか否かはメモリ12に記憶しておく。
【0019】
ステップS5では、マイコン13は、電池寿命検知部15から電池寿命検知信号を受け取ったか否かをチェックし、受け取っていないならステップS6へ進み、受け取ったならステップS8へ進む。
【0020】
ステップS6では、マイコン13は、短い休止期間(例えば100ms)を挟みながら第1の期間T1(例えば5s)の間、固有IDを含む電波を繰り返し送信するように送信部14を駆動する。固有IDを含む電波を1回送信するのに要する時間は例えば100msである。そして、ステップS9へ進む。
【0021】
ステップS8では、マイコン13は、短い休止期間(例えば100ms)を挟みながら第1の期間T1(例えば5s)の間、固有IDおよび電池寿命通知を含む電波を繰り返し送信するように送信部14を駆動する。固有IDおよび電池寿命通知を含む電波を1回送信し1回休止する時間T2は例えば200msである。そして、ステップS9へ進む。なお、送信部14が送信状態の時の方が、休止状態の時よりも、電池16の消耗は大きくなる。
【0022】
ステップS9では、マイコン13は、前回の受信状態の開始から所定の受信周期Tr(例えば1s)以上が経過したかチェックし、経過していないなら経過するまで待ち、経過したか経過していたらステップS1に戻る。
【0023】
図4は、送信装置10の動作を示すタイムチャートである。
受信状態R1,R2,…の時間は、例えば100msである。
受信周期Trは、例えば1sである。
第1の期間T1は、例えば5sである。
電波を1回送信し1回休止する時間T2は、例えば200msである。
【0024】
図5は、受信装置20の構成ブロック図である。
受信装置20は、送信装置から送信された電波を受信する動作を間欠的に繰り返す受信部21と、ペアになる送信装置10の固有IDなどを記憶するメモリ22と、受信部21で受信した電波に含まれる固有IDがメモリ22に記憶している固有IDに一致するか否かを判定し一致と判定したときは音,光,振動の少なくとも一つで使用者に報知する動作を行うように報知部24を駆動するマイコン23と、ブザー,LED,バイブレータなどを含む報知部24と、電池26から供給される電圧と受信装置20が動作しなくなる電圧の差が新品電池から供給される電圧と受信装置20が動作しなくなる電圧の差の例えば10%にまで小さくなると電池寿命検知信号をマイコン23に送る電池寿命検知部25と、電池26と、音,光,振動のどれ(複数可)で報知する動作を行うかを使用者Uが選択する操作を行うための選択操作部27とを含んでいる。
【0025】
図6は、受信装置20の動作を示すフロー図である。
ステップP1では、マイコン23は、受信部21を所定時間T3(例えば400ms)だけ受信状態にし、次いで休止状態に戻す。なお、受信部21が受信状態の時の方が、休止状態の時よりも、電池26の消耗は大きくなる。
【0026】
ステップP2では、マイコン23は、送信部21が受信状態の間に、受信装置からの電波を受信したかチェックし、受信したならステップP3へ進み、受信してないならステップP9へ進む。
【0027】
ステップP3では、マイコン23は、受信した電波に含まれる固有IDがメモリ22に記憶している固有IDと一致したならステップP4へ進み、不一致ならステップP9へ進む。
【0028】
ステップP4では、マイコン23は、受信した電波に電池寿命通知が含まれるか否かをチェックし、含まれないならステップP5へ進み、含まれるならステップP7へ進む。
【0029】
ステップP5では、マイコン23は、電池寿命検知部25から電池寿命検知信号を受け取ったか否かをチェックし、受け取っていないならステップP6へ進み、受け取ったならステップP8へ進む。
【0030】
ステップP6では、マイコン23は、選択された報知方法により第1のパターンで着信報知動作を行う。第1のパターンでは、例えばブザーやLEDやバイブレータを1sだけ作動させて0.5sだけ停止することを3回繰り返す。そして、ステップP9へ進む。
【0031】
ステップP7では、マイコン23は、選択された報知方法により第2のパターンで着信報知動作を行う。第2のパターンでは、例えばブザーやLEDやバイブレータを0.5sだけ作動させて0.5sだけ停止することを3回繰り返す。そして、ステップP9へ進む。
【0032】
ステップP8では、マイコン23は、選択された報知方法により第3のパターンで着信報知動作を行う。第3のパターンでは、例えばブザーやLEDやバイブレータを0.5sだけ作動させて1sだけ停止することを3回繰り返す。そして、ステップP9へ進む。
【0033】
ステップP9では、マイコン23は、前回の受信状態の開始から所定の受信周期T4(例えば5s)以上が経過したかチェックし、経過していないなら経過するまで待ち、経過したか経過していたらステップP2に戻る。
【0034】
図7は、受信装置20の動作を示すタイムチャートである。
受信状態Q1,Q2,…の時間は、例えば送信装置10が電波を1回送信し1回休止する時間T2の2倍の時間である。
受信状態とする周期T4は、例えば送信装置10が電波の送信を繰り返す第1の期間T1と同じある。
【0035】
実施例1の着信伝達装置100によれば、携帯電話が発生する電波を送信装置10で連続して監視するのではなく、間欠的に監視する。また、携帯電話が発生する電波を送信装置10で連続して検知した場合、2回目以降の検知では受信装置20へ電波を送信しない(例えば、携帯電話C0が電波を長時間に渡って発生していても、送信装置10が受信装置20への電波を出し続けない)。これにより、送信装置10での電池16の消耗を抑制でき、電池16の寿命を延ばすことが出来る。さらに、送信装置10が発生する電波を受信装置20で連続して監視するのではなく、間欠的に監視する。また、携帯電話が電波を長時間に渡って発生していても、送信装置10が受信装置20への電波を出し続けないため、報知動作を行い続けることもない。これにより、受信装置20での電池26の消耗を抑制でき、電池26の寿命を延ばすことが出来る。
【産業上の利用可能性】
【0036】
本発明の着信伝達装置は、離れた場所にある自分の携帯電話に着信があったことを知るための装置として利用できる。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】実施例1に係る着信伝達装置を示す構成説明図である。
【図2】送信装置の構成を示すブロック図である。
【図3】送信装置の動作を示すフロー図である。
【図4】送信装置の動作を示すタイムチャートである。
【図5】受信装置の構成を示すブロック図である。
【図6】受信装置の動作を示すフロー図である。
【図7】受信装置の動作を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
【0038】
10 送信装置
11 検知部
12 メモリ
13 マイコン
14 送信部
15 電池寿命検知部
16 電池
20 受信装置
21 受信部
22 メモリ
23 マイコン
24 報知部
25 電池寿命検知部
26 電池
27 選択操作部
100 着信伝達装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基地局からの着信信号を受信した携帯電話が発生する電波を検知可能な空間に置かれる電池駆動の送信装置と、前記携帯電話の使用者が認識可能な空間に置かれる電池駆動の受信装置とを具備してなる着信伝達装置であって、
前記送信装置は、前記基地局からの着信信号を受信した携帯電話が発生する電波を検知する動作を間欠的に繰り返す電波検知手段と、前記電波検知手段で電波を検知しない状態から電波を検知する状態へと変化すると固有IDを含む電波を送信することを休止期間を挟みながら第1の期間(T1)中繰り返し送信すると共に第1の期間(T1)終了時に前記送信を停止する電波送信手段とを含み、
前記受信装置は、前記送信装置が送信する電波を受信する動作を間欠的に繰り返す電波受信手段と、ペアになる送信装置の固有IDを記憶する固有ID記憶手段と、前記電波受信手段で受信した電波に含まれる固有IDが前記固有ID記憶手段に記憶している固有IDに一致するか否かを判定する自他判定手段と、前記自他判定手段で一致と判定すると音,光,振動の少なくとも一つで前記使用者に報知する動作を行う報知手段とを含む
ことを特徴とする着信伝達装置。
【請求項2】
請求項1に記載の着信伝達装置において、前記電波受信手段が電波を受信する動作の1回分の時間(T3)は、前記電波送信手段が電波を1回送信し1回休止する時間(T2)の2倍以上であり、前記電波受信手段が電波を受信する動作を間欠的に繰り返す周期(T4)は、前記第1の期間(T1)以下であることを特徴とする着信伝達装置。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の着信伝達装置において、前記報知手段は、前記使用者に報知する動作を間欠的に2回以上繰り返すことを特徴とする着信伝達装置。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれかに記載の着信伝達装置において、音で報知するか、光で報知するか、振動で報知するかを使用者が選択するための選択操作手段を具備したことを特徴とする着信伝達装置。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれかに記載の着信伝達装置において、前記送信装置は、携帯電話にストラップで係止可能または携帯電話に貼付け可能であり、前記受信装置は、使用者の衣服にクリップ等で係止可能またはブレスレットやリストバンド等のように使用者の身体に装着可能であることを特徴とする着信伝達装置。
【請求項6】
請求項1から請求項5のいずれかに記載の着信伝達装置において、前記送信装置は、電池の寿命を検知する電池寿命検知手段を含み、前記電波送信手段は、前記電池寿命検知手段で電池の寿命を検知すると電池寿命通知を含む電波を送信し、前記受信装置は、前記電波受信手段で受信した電波に電池寿命通知が含まれることを検知する電池寿命通知検知手段を含み、前記報知手段は、前記電波受信手段で受信した電波に電池寿命通知が含まれると前記電池寿命通知検知手段で検知すると音,光,振動の少なくとも一つで前記使用者に報知する動作を行うことを特徴とする着信伝達装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公開番号】特開2009−130552(P2009−130552A)
【公開日】平成21年6月11日(2009.6.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−302325(P2007−302325)
【出願日】平成19年11月22日(2007.11.22)
【出願人】(000003414)東京特殊電線株式会社 (173)
【出願人】(502003390)株式会社ウイル (9)
【Fターム(参考)】