説明

車両緊急通報システム

【課題】緊急事態発生時に緊急通報センタへ通報する為の車両緊急通報システムに関し、無線通信のサービスエリア外の場合でも緊急通報センタへ通報可能とする。
【解決手段】車両の緊急事態発生時に緊急通報センタ12へ通報する車両緊急通報システムであって、現在位置を検出するGPS等の車両位置検出装置6等の車両位置検出手段と、緊急通報センタ12へ車両の緊急事態発生時に、車両位置検出手段により検出した位置情報を含む緊急通報情報を送信する無線通信装置3等の無線通信手段と、車両間で無線により相互間通信及び中継伝送を行う車々間通信装置2等の車々間通信手段とを含む車載通信処理手段(車載装置1)を備え、この車載通信処理手段は、無線通信手段による緊急通報センタへの緊急通報が不可能でも、車々間通信手段により、緊急通報センタ12への通報を行うように制御する制御部4を含む構成を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に緊急事態が発生した時又は車両搭乗者に緊急事態が発生した時に、車載通信装置を利用して緊急通報センタへ通報する車両緊急通報システムに関する。
【背景技術】
【0002】
道路を走行する通常の車両は、自動車電話、カーナビゲーション装置、ETC(Elecronic Toll Collection;自動料金収受システム)、ITS(Intelligent Transport Systems;高度道路交通システム)等の各種機能対応の何れか又は全部の機能を含む無線通信装置を搭載している。このような無線通信装置を利用し、且つ衝突検出センサを設け、この衝突検出センサにより車両の衝突を検出した時、又は搭乗者の急病等の緊急事態発生時等による緊急通報操作を行った時に、GPS(Globl Positioning System;全地球測位システム)手段、ビーコン手段、カーナビゲーション装置等により、自車両位置情報を取得して、この自車両位置情報を含む緊急事態発生情報を救急センタ等へ無線通信装置により自動送信する手段が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
又緊急通報発信釦の押下の場合又は衝突等の事故検出センサによる検出信号によって、GPSによる自車両位置情報を含めて緊急通報センタへ通報する緊急通報システムに於いて、その車載装置の無線通信手段を、信号切替回路により、自動車電話端末に切替接続可能とし、正常時は、送信アンテナ等を含む通信手段を兼用可能とした緊急通報システムが提案されている(例えば、特許文献2参照)。又衝突等の事故発生時に、無線通信が可能の場合は、無線通信によりGPSによる自車両位置情報を含む緊急通報を行い、無線通信が不可能の状態と判断した場合は、緊急通報専用ブザーの鳴動とハザードランプ及び閃光ランプ点灯により周辺に緊急事態発生を通報する手段が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
【特許文献1】特開平10−49776号公報
【特許文献2】特開2000−227988号公報
【特許文献3】特開2002−298269号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
道路走行中又は停車中に、他車又は固定物と接触事故や衝突事故等が発生して走行不能となった場合や、運転者等を含む搭乗者の急病等の場合、緊急通報センタへ無線通信手段により救助を要請する緊急通報を行う手段が、既に各種提案されている。しかし、車両位置が、山間部等の携帯電話通信を含む無線通信のサービスエリア外の場合、緊急通報センタへ通報できないことになる。又地震等の災害により無線基地局等が被害を受けた場合、その通信サービスエリア内では無線通信が不可能となり、従って、緊急通報センタへの通報ができなくなる問題がある。それらの場合に、前述の特許文献3に示すような緊急通報専用ブザーの鳴動やハザードランプの点灯等により、付近に緊急事態発生を通報しようとしても、その事故車両が目視できない場合には、その位置を正確に把握することが困難であった。
【0005】
本発明は、前述の従来の問題を解決することを目的とし、衝突等の車両の緊急事態発生や車両搭乗者の急病発生等の緊急事態発生により緊急通報センタへ通報する場合、通信サービスエリア外に存在する緊急事態発生車両であっても、ITS(高度道路交通システム)で使用可能の車々間通信を利用して、緊急通報センタへ順次転送することにより、通報可能とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の緊急通報システムは、車両の緊急事態発生時に緊急通報センタへ通報する車両緊急通報システムであって、車両は、現在位置を検出するGPS等の車両位置検出手段と、緊急通報センタへ車両の緊急事態発生時に、車両位置検出手段により検出した位置情報を含む緊急通報情報を送信する無線通信手段と、車両間で無線により相互間通信及び中継伝送を行う車々間通信手段とを含む車載通信処理手段を備え、この車載通信処理手段は、無線通信手段による緊急通報センタへの緊急通報が不可能と判断した時に、車々間通信手段により、緊急通報センタへの通報を行うように制御する制御部を含む構成を有するものである。
【0007】
又前記制御部は、無線通信手段による緊急通報センタへの緊急通報が不可能と判断し、且つ車々間通信手段による緊急通報送信に対する他車からの応答が受信できないと判断した時に、車々間通信手段による緊急通報の送信出力を通常情報送信出力より高い高出力状態に制御し、且つ緊急通報を示すフラグ及び高出力状態を示すフラグを付加して、緊急通報を送信する制御構成を有するものである。
【0008】
又制御部は、車々間通信手段による緊急通報情報を受信して中継伝送する車両が存在しないと判断した時に、受信した緊急通報情報を記憶部に一時記憶し、車両移動等により中継伝送可能と判断した時に、記憶部に一時記憶した緊急通報情報を中継伝送するように、無線通信手段もしくは車々間通信手段を制御する構成を有するものである。又制御部は、受信した緊急通報情報を、他の情報に対して優先的に転送処理するように、無線通信手段もしくは車々間通信手段を制御する構成を有するものである。
【発明の効果】
【0009】
無線通信手段により緊急通報センタへ緊急通報ができないような状態の場合、例えば、無線基地局のサービスエリア外に移動している場合や、無線基地局の通信障害により通信できない状態の場合、車々間通信手段により緊急通報情報を中継伝送することによって緊急通報センタへ通報することが可能となり、緊急通報状態による救済処理の迅速化を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
本発明の車両緊急通報システムは、図1を参照すると、車両の緊急事態発生時に緊急通報センタ12へ通報する車両緊急通報システムであって、車両は、現在位置を検出するGPS等の車両位置検出装置6等の車両位置検出手段と、緊急通報センタ12へ車両の緊急事態発生時に、車両位置検出手段により検出した位置情報を含む緊急通報情報を送信する無線通信装置3等の無線通信手段と、車両間で無線により相互間通信及び中継伝送を行う車々間通信装置2等の車々間通信手段とを含む車載装置1として示す車載通信処理手段を備え、この車載通信処理手段は、無線通信手段による緊急通報センタへの緊急通報が不可能と判断した時に、車々間通信手段により、緊急通報センタ12への通報を行うように制御する制御部4を含む構成を有するものである。
【実施例1】
【0011】
図1は、本発明の実施例1の説明図であり、1は車載通信処理手段としての車載装置、2はITSの一部の機能の車両間で無線通信を行う車々間通信手段としての車々間通信装置、3は無線通信手段としての無線通信装置、4は各部を制御する制御部、5は記憶部、6はGPS等による車両位置検出手段としての車両位置検出装置、7は衝突等の車両事故を検出する事故検出センサ、8は非常スイッチ、9は表示器、10はスピーカ等の音声発生器、11は操作部、12は緊急通報センタ、13は通信網、20は車々間通信が可能の他の車両を示す。
【0012】
車載通信処理手段としての車載装置1は、車々間通信装置2と無線通信装置3と制御部4とを含み、無線通信手段としての無線通信装置3は、アンテナを介して、無線通信網と有線通信網とを含む通信網13を介して緊急通報センタ12との間で通信を行う機能を備えている。又車々間通信手段としての車々間通信装置2は、ITSで使用可能の車々間の通信を行う機能を有し、且つ他車からの受信情報が自車宛でなければ、その受信情報を更に他車へ中継伝送する機能を有するものである。又制御部4は、各部からの情報を収集し、収集した情報を基に状態を判断して、各部を制御する機能を備えており、プロセッサ等により構成することができる。又記憶部5は、各種構成のメモリにより構成することができるもので、各種プログラムや、緊急通報センタ12へ通報する場合のアドレス等の宛先情報、自車両の車両ナンバー等の情報を含めて記憶し、又所定期間内の走行履歴の記憶等も可能とすることができる。又無線状態に応じて他車からの緊急通報情報を、更に他車又は緊急通報センタ12へ中継伝送が不可能のエリアの場合は、その緊急通報情報を一時的に記憶して、中継伝送可能のエリアに到着した時に、記憶した緊急通報情報を読出して送信することができる。このような制御も制御部4によって行うことができる。
【0013】
又車両位置検出装置6は、GPS受信手段等により衛星から受信した電波情報等を基に現在位置の検出を行う手段であり、又事故検出センサ7は、エアバックを作動させる為の衝突センサや、追突による衝撃を検出する衝撃センサ等により、車両事故を検出する手段である。又操作部11は、搭乗者が急病等による緊急事態発生時に緊急通報センタ12へ通報する為に操作する非常スイッチ8と、各種の状態等を表示する液晶ディスプレイ等の表示器9と、スピーカ等の音声発生器10とを含むことができ、又緊急事態発生時に、非常スイッチ8を操作して、ハンズフリーで緊急通報センタ12との間で通話可能の送話器を含む構成とすることができる。
【0014】
又緊急通報情報は、緊急通報センタ12を送信先とする宛先情報と、自車両の車両ナンバー等の送信元情報と、緊急通報情報であることを示すフラグと、衝突や急病等の緊急通報内容情報と、車両位置検出装置6による現在位置情報とを含む構成とすることができる。又車々間通信装置2及び無線通信装置3による緊急通報時に、緊急通報センタ12から又は車々間通信による他の車両からの緊急通報に対する応答が得られない時、又はサービスエリア外等の受信レベルが所定値以下の場合、制御部4の判断に従った制御により、車々間通信装置2の送信出力を通常の最大出力より高い高出力状態に制御することができる。その時に、高出力送信を示すフラグを緊急通報情報に付加して送信し、車々間通信により緊急通報情報を受信した他車は、このフラグを識別して、応答送信時にも高出力状態に制御し、緊急通報情報を優先的に転送処理するように、制御部4によって制御する構成とすることができる。又緊急通報情報は、フラグにより識別可能とすると共に、高出力送信状態フラグと緊急通報フラグとの2種類のフラグを用いることも可能である。
【0015】
又事故検出センサ7は、車両の衝突等の事故発生を検出することができるものであり、この検出情報を制御部4へ転送する。又は、車両搭乗者の急病等の緊急事態発生により、非常スイッチ8を操作した場合は、その操作情報を制御部4へ転送する。制御部4は、その転送された情報を基に緊急事態発生を認識し、無線通信装置3を制御して、記憶装置4から読出した緊急通報センタ12の宛先情報を基に発信させる。その時に、車両位置検出装置6による自車両の位置情報と、自車両の車両ナンバー等の送信元情報とを含めて送信するか、又は、緊急通報センタ12からの応答情報を受信してから、自車両の位置情報と、自車両の車両ナンバー等の情報と、緊急状態の情報とを送信することができる。例えば、制御部4は、無線通信装置3を制御して、緊急通報センタ12へ緊急通報を行わせ、所定時間経過によっても緊急通報センタ12からの応答を受信できない場合、或いは無線基地局からの報知情報等の受信レベルが零又はそれに近い場合、通信網13のサービスエリア外と判断し、車々間通信装置2を起動して、緊急通報センタ12への緊急通報情報送信を行わせることができる。その場合、例えば、他の車両20が車々間通信可能の距離に存在すれば、この車両20が緊急通報を中継して緊急通報センタ12へ伝送することができる。
【0016】
又車々間通信装置2による車々通信は、通信相手の車両ナンバー等による宛先情報を付加することにより、所望の車両との間の通信が可能であり、又緊急通報の中継伝送は、緊急通報センタ12を宛先情報としており、又前述のフラグの付加により、緊急通報センタ12への緊急通報情報であることを識別して、車々間で順次転送処理を行うことができる。又中継伝送する車両は、総て同一方向に走行しているものでない場合が一般的であるから、同一の緊急通報を再度中継伝送する可能性もある。それを防止する為には、中継伝送する毎に、転送回数情報を順次加算することにより、前回受信した緊急通報の転送回数情報と比較して、転送回数が少ない方を選択して中継伝送することができる。
【0017】
又車々間通信に於いても、受信情報に対して応答を行う機能を備えているから、他の車両20を介して緊急通報センタ12へ緊急通報を送信した場合に、その車両20からの応答を受信できれば、車々間通信により、緊急通報センタ12へ中継送信したことを認識することが可能であり、又緊急通報センタ12からの緊急通報受信応答情報も、車々間通信により中継伝送することにより、この緊急通報センタ12からの応答情報受信を表示器9に表示させて、緊急通報センタ12へ緊急通報を行ったことを確認することができる。又車々間通信により受信した緊急通報情報を記憶部5に一時記憶させ、中継伝送した時に、他車からの応答を受信できた場合は、その記憶内容を消去し、応答を受信できない場合は、記憶内容を保持し、他車との間の車々間通信が可能の状態になったと判断した時に、記憶内容の緊急通報情報を読出して、車々間通信装置2から送信することができる。又は緊急通報センタ12に接続されている通信網13のサービスエリア内に移動したことを判断した時に、記憶装置5の記憶内容の緊急通報情報を読出して、無線通信装置3から送信することができる。
【0018】
図2は、緊急通報時の説明図であり、12は緊急通報センタ、13は通信網、14は緊急事態発生の車両、15,16は無線通信手段と車々間通信手段を含む車載通信処理手段を備えた車両、17は無線基地局、18はサービスエリアを示す。衝突や車両搭乗者の急病等の緊急事態発生の車両14が、無線基地局17のサービスエリア18外に位置し、緊急通報センタ12に対して緊急通報送信を行っても、無線基地局17は受信できない状態であり、従って、緊急通報情報を緊急通報センタ12へ転送することはできない。なお、緊急事態発生の車両14に於いても、サービスエリア18内か否かは、無線基地局17からの例えば制御チャネルによる報知情報の受信レベルにより判断することは可能であり、例えば、図1に示す車載装置1の無線通信装置3による無線基地局からの受信レベルを制御部4により比較判断することができる。そして、通信網13を介して直接的に緊急通報センタ12へ緊急通報可能でないと判断した時に、車々間通信装置2を起動して、緊急通報の送信を行うことができる。
【0019】
この車々間通信による緊急通報を受信した例えばサービスエリア18内の車両15は、車々間通信で受信した情報を、前述のフラグにより緊急通報情報であることを認識し、例えば、無線通信装置3(図1参照)を起動して、緊急通報の宛先情報に従って、基地局17を介して緊急通報センタ12へ中継伝送することができる。又サービスエリア18外の車両16の場合は、例えば、車々間通信手段により、サービスエリア18内外の他の車両に対して更に中継伝送する。その場合、前述のように、受信した緊急通報情報を記憶装置5(図1参照)に一時記憶すると共に、中継伝送処理した後に他車からの応答受信が所定時間内であれば、制御部4(図1参照)は中継伝送が成功したと判断して、一時記憶した緊急通報情報を消去し、又他車からの応答受信が所定時間経過後も受信できない場合、且つサービスエリア18外と判断すると、緊急通報情報を記憶した状態で走行を継続し、その後、サービスエリア18内に移動したと判断した場合は、記憶した緊急通報情報を記憶装置5から読出して、無線通信装置3から基地局17を介して緊急通報センタ12へ送信し、緊急通報センタ12からの応答受信により一時記憶した緊急通報情報を消去する。
【0020】
緊急通報を必要とする状態となった場合、車々間通信装置2と無線通信装置3とを同時に起動して、緊急通報センタ12へ緊急通報情報を送信することも可能であるが、無線通信装置3を介して送信する方が高速且つ確実の場合は多いから、無線通信装置3を起動して通報することを優先させることができる。又車々間通信により中継伝送する各車両は、緊急通報情報であることをフラグにより認識して、優先的に中継伝送処理を実行することにより、複数の車両を介した中継伝送の所要時間の短縮を図り、迅速な通報を可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の実施例1の車両緊急通報システムの説明図である。
【図2】本発明の実施例1の緊急通報時の説明図である。
【符号の説明】
【0022】
1 車載装置
2 車々間通信装置
3 無線通信装置
4 制御部
5 記憶部
6 車両位置検出装置
7 事故検出センサ
8 非常スイッチ
9 表示器
10 音声発生器
11 操作部
12 緊急通報センタ
13 通信網
14 緊急事態発生車両
15 サービスエリア内の車両
16 サービスエリア外の車両
17 無線基地局
18 サービスエリア
20 車両

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両の緊急事態発生時に緊急通報センタへ通報する車両緊急通報システムに於いて、
前記車両は、現在位置を検出する車両位置検出手段と、前記緊急通報センタへ車両の緊急事態発生時に前記車両位置検出手段により検出した位置情報を含む緊急通報情報を送信する無線通信手段と、車両間で無線により相互間通信及び中継伝送を行う車々間通信手段とを含む車載通信処理手段を備え、
該車載通信処理手段は、前記無線通信手段による前記緊急通報センタへの緊急通報が不可能と判断した時に、前記車々間通信手段により前記緊急通報センタへの通報を行うように制御する制御部を含む構成を有する
ことを特徴とする車両緊急通報システム。
【請求項2】
前記制御部は、前記無線通信手段による前記緊急通報センタへの緊急通報が不可能と判断し、且つ前記車々間通信手段による前記緊急通報送信に対する他車からの応答が受信できないと判断した時に、該車々間通信手段による前記緊急通報の送信出力を通常情報送信出力より高い高出力状態に制御し、且つ緊急通報を示すフラグ及び高出力状態を示すフラグを付加して前記緊急通報を送信する制御構成を有することを特徴とする請求項1記載の車両緊急通報システム。
【請求項3】
前記制御部は、前記車々間通信手段による緊急通報情報を受信して中継伝送する車両が存在しないと判断した時に、受信した前記緊急通報情報を記憶部に一時記憶し、中継伝送可能と判断した時に、前記記憶部に一時記憶した前記緊急通報情報を中継伝送するように前記車々間通信手段を制御する構成を有することを特徴とする請求項1記載の車両緊急通報システム。
【請求項4】
前記制御部は、受信した前記緊急通報情報を、他の情報に対して優先的に転送処理するように前記車々間通信手段を制御する構成を有することを特徴とする請求項1記載の車両緊急通報システム。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2009−169629(P2009−169629A)
【公開日】平成21年7月30日(2009.7.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−6384(P2008−6384)
【出願日】平成20年1月16日(2008.1.16)
【出願人】(000237662)富士通テレコムネットワークス株式会社 (682)
【Fターム(参考)】