説明

車載用ナビゲーション装置

【課題】タイムサービスが実施される施設を把握することができ、ひいては、所望のタイムサービスを受けることができる可能性を高めることができる「車載用ナビゲーション装置」を提供すること。
【解決手段】タイムサービス実施施設提示手段22により、地図データ記憶手段14に記憶されたタイムサービスが実施される施設についての施設情報と、タイムサービス情報記憶手段14に記憶されたタイムサービス情報とに基づいて、所定の時刻または所定の時間がタイムサービスが実施される時間内となるようなタイムサービスが実施される施設をユーザに提示すること。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車載用ナビゲーション装置に係り、特に、ユーザに施設を提示するのに好適な車載用ナビゲーション装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、車載用ナビゲーション装置においては、地図データにおけるPOI(Points Of Interest)情報に基づいて、到着予想時刻が営業時間内となる施設を示すアイコン(ランドマーク)を、他の施設のアイコンとは異なる特殊な表示態様で地図上に重畳表示することによって、営業時間内の施設をユーザに提示することが行われていた。
【0003】
例えば、特許文献1においては、到着予想時刻が営業時間内であるか否かに応じてランドマークの表示のコントラストを変更することが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2002−98539号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、スーパーやデパート等の店舗においては、通常の営業時間内に、時間を限定したタイムセールが実施されることがある。また、レストラン等の飲食店においても、通常の営業時間内に時間を限定したランチタイムサービスが実施されることがある。このように、種々の施設において、通常の営業時間内における時間を限定したサービス(以下、タイムサービスと称する)が実施されることは珍しくない。
【0006】
しかしながら、従来の車載用ナビゲーション装置においては、施設が営業時間内であるか否かの情報しか提示することができなかったため、通常の営業時間内にタイムサービスが実施される施設を把握したいというユーザの要求に応えることができないといった問題が生じていた。
【0007】
そこで、本発明は、このような問題点に鑑みなされたものであり、タイムサービスが実施される施設を把握することができ、ひいては、所望のタイムサービスを受けることができる可能性を高めることができる車載用ナビゲーション装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前述した目的を達成するため、本発明に係る車載用ナビゲーション装置は、施設のタイムサービスに関する情報を除く施設の所定の属性を示す情報である施設情報を含む地図データが記憶された地図データ記憶手段と、タイムサービスが実施される施設についてのタイムサービスに関する情報であって、少なくとも、タイムサービスの実施時間を示す情報であるタイムサービス情報が、前記タイムサービスが実施される施設についての前記施設情報と対応した状態で記憶されたタイムサービス情報記憶手段と、前記地図データ記憶手段に記憶された前記タイムサービスが実施される施設についての前記施設情報と、前記タイムサービス情報記憶手段に記憶された前記タイムサービス情報とに基づいて、所定の時刻または所定の時間が前記タイムサービスの実施時間内となるような前記タイムサービスが実施される施設をユーザに提示するタイムサービス実施施設提示手段とを備えたことを特徴としている。
【0009】
そして、このような構成によれば、タイムサービス実施施設提示手段により、所定の時刻または所定の時間がタイムサービスの実施時間内となるようなタイムサービスが実施される施設をユーザに提示することができるので、ユーザが、所定の時刻または所定の時間にタイムサービスが実施されている施設を確実に把握することができる。
【0010】
また、前記地図データ記憶手段に記憶された前記地図データに基づいて、所定領域の地図を表示部に表示する地図表示手段と、前記地図データ記憶手段に記憶された前記施設情報に基づいて、前記地図表示手段によって表示される前記地図上に、前記所定領域内に存在する施設を示すアイコンを重畳表示する施設アイコン表示手段と、現在の時刻を取得する現在時刻取得手段とを備え、前記タイムサービス実施施設提示手段は、前記地図データ記憶手段に記憶された前記所定領域内に存在する施設についての前記施設情報と、前記タイムサービス情報記憶手段に記憶された前記タイムサービス情報とに基づいて、前記所定領域内に存在する施設のうちの前記タイムサービスが実施される施設である地図領域内該当施設を抽出する地図領域内該当施設抽出手段と、前記現在時刻取得手段によって取得された前記現在の時刻に基づいて、前記地図領域内該当施設抽出手段によって抽出された前記地図領域内該当施設に対して、現在タイムサービスが実施されているか否かの判定を行う地図領域内該当施設現時実施判定手段と、この地図領域内該当施設現時実施判定手段の判定結果が肯定的となる前記地図領域内該当施設についての前記アイコンの表示態様を、当該判定結果が否定的となる前記地図領域内該当施設についての前記アイコンの表示態様および前記地図領域内該当施設以外の前記所定領域内に存在する施設についての前記アイコンの表示態様と異ならせるように前記施設アイコン表示手段を制御する施設アイコン表示制御手段とを有するとともに、前記所定の時刻としての前記現在の時刻が前記タイムサービスの実施時間内となるような前記タイムサービスが実施される施設を、前記地図領域内該当施設現時実施判定手段の判定結果が肯定的となる前記地図領域内該当施設についての前記施設アイコン表示制御手段の前記制御にしたがった表示態様での前記施設アイコン表示手段による前記アイコンの表示によってユーザに提示してもよい。
【0011】
そして、このような構成によれば、タイムサービス実施施設提示手段により、現在の時刻がタイムサービスの実施時間内となるようなタイムサービスが実施される施設を、地図領域内該当施設現時実施判定手段の判定結果が肯定的となる地図領域内該当施設についての施設アイコン表示制御手段による制御にしたがった表示態様でのアイコンの表示によってユーザに提示することができるので、ユーザが、地図上のアイコンの表示態様に基づいて、現在タイムサービスが実施されている施設を簡便かつ確実に把握することができる。
【0012】
さらに、現在の時刻を取得する現在時刻取得手段と、前記地図データ記憶手段に記憶された前記施設情報に基づいて、前記施設の所定の属性に関する設定された検索条件を満足する施設を検索する施設検索手段と、この施設検索手段の検索結果を表示部に表示する施設検索結果表示手段とを備え、前記タイムサービス実施施設提示手段は、前記地図データ記憶手段に記憶された前記施設検索手段によって検索された施設についての前記施設情報と、前記タイムサービス情報記憶手段に記憶された前記タイムサービス情報とに基づいて、前記施設検索手段によって検索された施設のうちの前記タイムサービスが実施される施設である検索施設内該当施設を抽出する検索施設内該当施設抽出手段と、前記現在時刻取得手段によって取得された前記現在の時刻に基づいて、前記検索施設内該当施設抽出手段によって抽出された前記検索施設内該当施設に対して、現在タイムサービスが実施されているか否かの判定を行う検索施設内該当施設現時実施判定手段と、この検索施設内該当施設現時実施判定手段の判定結果が肯定的となる前記検索施設内該当施設についての前記検索結果を強調表示するように前記施設検索結果表示手段を制御する現時実施該当施設強調表示制御手段とを有するとともに、前記所定の時刻としての前記現在の時刻が前記タイムサービスの実施時間内となるような前記タイムサービスが実施される施設を、前記検索施設内該当施設現時実施判定手段の判定結果が肯定的となる前記検索施設内該当施設についての前記現時実施該当施設強調表示制御手段の前記制御にしたがった前記施設検索結果表示手段による前記検索結果の強調表示によってユーザに提示してもよい。
【0013】
そして、このような構成によれば、タイムサービス実施施設提示手段により、現在の時刻がタイムサービスの実施時間内となるようなタイムサービスが実施される施設を、検索施設内該当施設現時実施判定手段の判定結果が肯定的となる検索施設内該当施設についての現時実施該当施設強調表示制御手段による制御にしたがった検索結果の強調表示によってユーザに提示することができるので、ユーザが、施設の検索結果の強調表示状態に基づいて、現在タイムサービスが実施されている施設を簡便かつ確実に把握することができる。
【0014】
さらにまた、前記施設検索結果表示手段は、前記施設検索手段の検索結果を前記表示部に一覧として表示するように形成され、前記タイムサービス実施施設提示手段は、前記一覧に示される前記施設検索手段の検索結果の並び順を、ユーザの指示を待って変更する並び替え手段を備え、前記並び替え手段は、前記検索施設内該当施設現時実施判定手段の判定結果が肯定的となる前記検索施設内該当施設についての前記検索結果を前記一覧の先頭側に表示する旨の前記ユーザの指示を許容し、当該指示にしたがった前記並び順の変更を行うことが可能とされていてもよい。
【0015】
そして、このような構成によれば、並び替え手段により、検索施設内該当施設現時実施判定手段の判定結果が肯定的となる検索施設内該当施設についての検索結果を一覧の先頭側に表示することができるので、ユーザが、現在タイムサービスが実施されている施設をより簡便かつ迅速に把握することができる。
【0016】
また、前記地図データ記憶手段に記憶された前記施設情報に基づいて、前記施設の所定の属性に関する設定された検索条件を満足する施設を検索する施設検索手段と、この施設検索手段の検索結果を表示部に表示する施設検索結果表示手段と、前記施設検索手段によって検索された施設への到着予想時刻を算出する到着予想時刻算出手段とを備え、前記タイムサービス実施施設提示手段は、前記地図データ記憶手段に記憶された前記施設検索手段によって検索された施設についての前記施設情報と、前記タイムサービス情報記憶手段に記憶された前記タイムサービス情報とに基づいて、前記施設検索手段によって検索された施設のうちの前記タイムサービスが実施される施設である検索施設内該当施設を抽出する検索施設内該当施設抽出手段と、この検索施設内該当施設抽出手段によって抽出された前記検索施設内該当施設についての前記到着予想時刻算出手段によって算出された前記到着予想時刻に基づいて、当該検索施設内該当施設に対して、その到着予想時刻においてタイムサービスが実施されているか否かの判定を行う検索施設内該当施設到着時実施判定手段と、この検索施設内該当施設到着時実施判定手段の判定結果が肯定的となる前記検索施設内該当施設についての前記検索結果を強調表示するように前記施設検索結果表示手段を制御する到着時実施該当施設強調表示制御手段とを有するとともに、前記所定の時刻としての前記到着予想時刻が前記タイムサービスの実施時間内となるような前記タイムサービスが実施される施設を、前記検索施設内該当施設到着時実施判定手段の判定結果が肯定的となる前記検索施設内該当施設についての前記到着時実施該当施設強調表示制御手段の前記制御にしたがった前記施設検索結果表示手段による前記検索結果の強調表示によってユーザに提示してもよい。
【0017】
そして、このような構成によれば、タイムサービス実施施設提示手段により、到着予想時刻がタイムサービスの実施時間内となるようなタイムサービスが実施される施設を、検索施設内該当施設到着時実施判定手段の判定結果が肯定的となる検索施設内該当施設についての到着時実施該当施設強調表示制御手段による制御にしたがった検索結果の強調表示によってユーザに提示することができるので、ユーザが、施設の検索結果の強調表示状態に基づいて、到着予想時刻にタイムサービスが実施されている施設を簡便かつ確実に把握することができる。
【0018】
さらに、前記施設検索手段によって検索された施設の中からユーザによって選択された施設を目的地に設定する目的地設定手段と、この目的地設定手段によって設定された目的地までの自車両の経路誘導を行う経路誘導手段とを備え、前記タイムサービス実施施設提示手段は、前記目的地設定手段によって前記検索施設内該当施設到着時実施判定手段の判定結果が肯定的となる前記検索施設内該当施設が前記目的地に設定された場合に、この設定された目的地までの前記経路誘導手段による前記経路誘導の開始時に、当該目的地への到着予想時刻に当該目的地においてタイムサービスが実施されている旨を音声案内するタイムサービス音声案内手段を有するとともに、前記所定の時刻としての前記到着予想時刻が前記タイムサービスの実施時間内となるような前記タイムサービスが実施される施設を、前記タイムサービス音声案内手段による前記音声案内によってユーザに提示してもよい。
【0019】
そして、このような構成によれば、タイムサービス実施施設提示手段により、到着予想時刻がタイムサービスの実施時間内となるようなタイムサービスが実施される施設を、検索施設内該当施設到着時実施判定手段の判定結果が肯定的となる検索施設内該当施設(すなわち目的地)までの経路誘導の開始時におけるタイムサービス音声案内手段による音声案内によってユーザに提示することができるので、ユーザが、音声案内に基づいて到着予想時刻にタイムサービスが実施されている施設をさらに確実に把握することができる。
【0020】
さらにまた、前記施設検索結果表示手段は、前記施設検索手段の検索結果を前記表示部に一覧として表示するように形成され、前記タイムサービス実施施設提示手段は、前記一覧に示される前記施設検索手段の検索結果の並び順を、ユーザの指示を待って変更する並び替え手段を備え、前記並び替え手段は、前記検索施設内該当施設到着時実施判定手段の判定結果が肯定的となる前記検索施設内該当施設についての前記検索結果を前記一覧の先頭側に表示する旨の前記ユーザの指示を許容し、当該指示にしたがった前記並び順の変更を行うことが可能とされていてもよい。
【0021】
そして、このような構成によれば、並び替え手段により、検索施設内該当施設到着時実施判定手段の判定結果が肯定的となる検索施設内該当施設についての検索結果を一覧の先頭側に表示することができるので、ユーザが、到着予想時刻にタイムサービスが実施されている施設をより簡便かつ迅速に把握することができる。
【0022】
また、施設の検索条件を設定可能とされた施設検索条件設定手段と、この施設検索条件設定手段によって設定された検索条件を満足する施設を検索する施設検索手段と、この施設検索手段の検索結果を表示部に表示する施設検索結果表示手段とを備え、前記施設検索条件設定手段によって設定可能とされた前記施設の検索条件には、前記タイムサービスが実施される施設のジャンルの条件および前記タイムサービスの実施時間の条件が含まれており、前記施設検索手段および前記施設検索結果表示手段は、前記施設検索条件設定手段によって前記ジャンルおよび前記実施時間の各検索条件が設定された場合には、前記タイムサービス実施施設提示手段として機能し、前記地図データ記憶手段に記憶された前記施設情報と、前記タイムサービス情報記憶手段に記憶された前記タイムサービス情報とに基づいて、前記ジャンルおよび前記実施時間の各検索条件を満足する施設であるジャンル/実施時間該当施設を検索し、検索された前記ジャンル/実施時間該当施設の検索結果を表示することにより、前記所定の時間としての前記施設検索条件設定手段によって設定された前記実施時間が前記タイムサービスの実施時間内となるような前記タイムサービスが実施される施設をユーザに提示してもよい。
【0023】
そして、このような構成によれば、タイムサービス実施施設提示手段により、施設検索条件設定手段によって設定された実施時間がタイムサービスの実施時間内となるようなタイムサービスが実施される施設を、ジャンル/実施時間該当施設の検索およびその検索結果の表示によってユーザに提示することができるので、ユーザが、希望する時間にタイムサービスが実施されている施設を積極的に検索して把握することができる。
【0024】
さらに、現在の時刻を取得する現在時刻取得手段と、前記地図データ記憶手段に記憶された前記施設情報に基づいて、前記施設の所定の属性に関する設定された検索条件を満足する施設を検索する施設検索手段と、この施設検索手段の検索結果を表示部に表示する施設検索結果表示手段と、前記施設検索手段に前記検索条件を満足する施設の検索結果に対する絞り込み検索を行わせるための絞り込み検索条件を設定可能とされた絞り込み検索条件設定手段とを備え、前記絞り込み検索条件には、現在の時刻が前記タイムサービスの実施時間内となる施設である現時該当施設を絞り込む旨の絞り込み検索条件が含まれており、前記施設検索手段および前記施設検索結果表示手段は、前記絞り込み検索条件設定手段によって前記現時該当施設を絞り込む旨の絞り込み検索条件が設定された場合には、前記タイムサービス実施施設提示手段として機能し、前記現在時刻取得手段によって取得された前記現在の時刻と、前記地図データ記憶手段に記憶された前記施設情報と、前記タイムサービス情報記憶手段に記憶された前記タイムサービス情報とに基づいて前記現時該当施設を絞り込み検索し、絞り込み検索された前記現時該当施設の検索結果を表示することにより、前記所定の時刻としての前記現在の時刻が前記タイムサービスの実施時間内となるような前記タイムサービスが実施される施設をユーザに提示してもよい。
【0025】
そして、このような構成によれば、タイムサービス実施施設提示手段により、現在の時刻がタイムサービスの実施時間内となるようなタイムサービスが実施される施設を、現時該当施設の絞り込み検索およびその検索結果の表示によってユーザに提示することができるので、ユーザが、現在タイムサービスが実施されている施設を積極的に検索して把握することができる。
【0026】
さらにまた、前記地図データ記憶手段に記憶された前記施設情報に基づいて、前記施設の所定の属性に関する設定された検索条件を満足する施設を検索する施設検索手段と、この施設検索手段の検索結果を表示部に表示する施設検索結果表示手段と、前記施設検索手段によって検索された施設への到着予想時刻を算出する到着予想時刻算出手段と、前記施設検索手段に前記検索条件を満足する施設の検索結果に対する絞り込み検索を行わせるための絞り込み検索条件を設定可能とされた絞り込み検索条件設定手段とを備え、前記絞り込み検索条件には、到着予想時刻が前記タイムサービスの実施時間内となる施設である到着時該当施設を絞り込む旨の絞り込み検索条件が含まれており、前記施設検索手段および前記施設検索結果表示手段は、前記絞り込み検索条件設定手段によって前記到着時該当施設を絞り込む旨の絞り込み検索条件が設定された場合には、前記タイムサービス実施施設提示手段として機能し、前記到着予想時刻算出手段によって算出された前記到着予想時刻と、前記地図データ記憶手段に記憶された前記施設情報と、前記タイムサービス情報記憶手段に記憶された前記タイムサービス情報とに基づいて前記到着時該当施設を絞り込み検索し、絞り込み検索された前記到着時該当施設の検索結果を表示することにより、前記所定の時刻としての前記到着予想時刻が前記タイムサービスの実施時間内となるような前記タイムサービスが実施される施設をユーザに提示してもよい。
【0027】
そして、このような構成によれば、タイムサービス実施施設提示手段により、到着予想時刻がタイムサービスの実施時間内となるようなタイムサービスが実施される施設を、到着時該当施設の絞り込み検索およびその検索結果の表示によってユーザに提示することができるので、ユーザが、到着予想時刻にタイムサービスが実施されている施設を積極的に検索して把握することができる。
【0028】
また、前記タイムサービス情報を、このタイムサービス情報に対応する施設を特定可能な状態で配信する配信サーバに接続可能とされ、前記配信サーバとの接続状態において、前記配信サーバから配信される前記タイムサービス情報を取得するタイムサービス情報取得手段と、このタイムサービス情報取得手段によって取得された前記タイムサービス情報を、前記タイムサービスが実施される施設についての前記施設情報と対応した状態で前記タイムサービス情報記憶手段に記録するタイムサービス情報記録手段とを備えるようにしてもよい。
【0029】
そして、このような構成によれば、タイムサービス情報を配信サーバから取得することができるので、最新のタイムサービス情報を用いてタイムサービスが実施される施設をユーザに提示することができる。
【0030】
さらに、前記タイムサービス情報記憶手段は、前記地図データ記憶手段と同一の記憶手段とされており、前記タイムサービス情報は、前記地図データの一部を構成していてもよい。
【0031】
そして、このような構成によれば、部品点数を削減して装置の小型化を図ることができる。
【発明の効果】
【0032】
本発明によれば、タイムサービスが実施される施設を把握することができ、ひいては、所望のタイムサービスを受けることができる可能性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明に係る車載用ナビゲーション装置の実施形態を示すハードウェア構成図
【図2】本発明に係る車載用ナビゲーション装置の実施形態において、施設情報およびタイムサービス情報を示す概念図
【図3】本発明に係る車載用ナビゲーション装置の実施形態において、ナビCPUの詳細な構成を示す機能ブロック図
【図4】本発明に係る車載用ナビゲーション装置の実施形態において、タイムサービスが実施される施設の第1の提示態様による提示の具体例を示す模式図
【図5】図4の変形例を示す模式図
【図6】本発明に係る車載用ナビゲーション装置の実施形態において、タイムサービスが実施される施設の第1の提示態様による提示動作の一例を示すフローチャート
【図7】本発明に係る車載用ナビゲーション装置の実施形態において、タイムサービスが実施される施設の第2の提示態様による提示の具体例を示す模式図
【図8】図7の変形例を示す模式図
【図9】本発明に係る車載用ナビゲーション装置の実施形態において、タイムサービスが実施される施設の第2の提示態様による提示動作の一例を示すフローチャート
【図10】本発明に係る車載用ナビゲーション装置の実施形態において、タイムサービスが実施される施設の第3の提示態様による提示の具体例を示す模式図
【図11】本発明に係る車載用ナビゲーション装置の実施形態において、タイムサービスが実施される施設の第4の提示態様による提示のために用いられる操作画面の一例を示す模式図
【図12】本発明に係る車載用ナビゲーション装置の実施形態において、タイムサービスが実施される施設の第4の提示態様による提示動作の一例を示すフローチャート
【発明を実施するための形態】
【0034】
以下、本発明に係る車載用ナビゲーション装置の実施形態について、図1乃至図12を参照して説明する。
【0035】
図1に示すように、本実施形態における車載用ナビゲーション装置1は、大別して、ナビゲーションメインユニット2と、このナビゲーションメインユニット2にそれぞれ接続されたGPSレシーバ3、自律航法センサ4、入力操作部5、ディスプレイ6、スピーカ7および通信装置8とによって構成されている。
【0036】
GPSレシーバ3は、図示しないGPS衛星から配信されるGPS情報(時刻や軌道に関する情報)を受信し、受信したGPS情報をナビゲーションメインユニット2側に出力するようになっている。
【0037】
自律航法センサ4は、自車両の加速度、車速および自車方位等を検出し、検出結果をナビゲーションメインユニット2側に出力するようになっている。この自律航法センサ4は、ジャイロセンサ等からなるものであってもよい。
【0038】
入力操作部5は、車載用ナビゲーション装置1に対する種々の入力操作に用いられるようになっている。この入力操作部5は、リモコン、ディスプレイ6のタッチパネル、リニアエンコーダまたはロータリエンコーダ等であってもよい。
【0039】
通信装置8は、車載用ナビゲーション装置1をインターネットに接続することができるものであればよく、例えば、携帯電話機等であってもよい。
【0040】
次に、ナビゲーションメインユニット2について詳述すると、図1に示すように、ナビゲーションメインユニット2は、システムバス10にそれぞれ接続されたナビCPU11、ROM12、RAM13およびハードディスクドライブ(HDD)14によって構成されている。
【0041】
ここで、ナビCPU11は、地図表示機能、自車位置算出機能、経路探索機能、経路誘導機能および施設検索機能等の車載用ナビゲーション装置1の各種の機能を実行するようになっている。
【0042】
また、ROM12には、ナビCPU11の実行プログラムが記憶されており、ナビCPU11は、この実行プログラムを実行することによって車載用ナビゲーション装置1の機能を実行するようになっている。
【0043】
さらに、RAM13は、ナビCPU11による処理結果等のデータの一時的な保存等に用いられるようになっている。
【0044】
さらにまた、ハードディスクドライブ14は、地図データ記憶手段として機能するようになっており、図2に示すように、ハードディスクドライブ14には、施設の所定の属性を示す施設情報を含む地図データが記憶されている。ただし、本実施形態において、前記施設情報は、施設のタイムサービスに関する情報を除いた情報とされている。具体的には、図2には、複数の施設(施設A、施設B、施設C・・・)ごとに図示しない個別の識別コードが付与されて管理された各施設のそれぞれの施設情報として、各施設の名称、住所、電話番号およびジャンルの各属性を示す施設情報が示されている。なお、図示はしないが、地図データには、道路データ(リンク、ノード、セグメントおよび形状補間点等)や背景データ(点、ポリライン、ポリゴンおよびテキスト等)等のデータも含まれている。
【0045】
ここで、タイムサービスとは、デパートにおいて実施されるタイムセールやレストランにおいて実施されるランチタイムサービス等の各種の施設において通常の営業時間内に時間を限定して実施されるサービスをいうものとする(以下、同様)。
【0046】
また、本実施形態において、ハードディスクドライブ14は、タイムサービス情報記憶手段としても機能するようになっている。すなわち、図2に示すように、ハードディスクドライブ14には、タイムサービスが実施される施設についてのタイムサービスに関する情報であって、少なくともタイムサービスの実施時間(すなわち、タイムサービスの開始時刻から終了時刻までの時間)を示す情報であるタイムサービス情報が、当該タイムサービスが実施される施設についての前記施設情報と対応した状態で記憶されている。
【0047】
図2においては、施設Aおよび施設Cがタイムサービスが実施される施設であり、これらの施設は、その施設情報とそのタイムサービス情報とが互いに対応する識別コードを付与されること等によって互いに対応付けられた(関連付けられた)状態で地図データの一部としてハードディスクドライブ14に記憶されている。
【0048】
また、図2におけるタイムサービス情報は、タイムサービスの実施時間(以下、タイムサービス実施時間と称する)とともにタイムサービスのサービス内容を示す情報とされている。なお、図2における施設Cのタイムサービス情報に示すように、前記タイムサービス情報に示される前記タイムサービス実施時間は、タイムサービスの実施期間(すなわち、前記タイムサービスの開始年月日から終了年月日までの期間)をともなうものであってもよい。この場合には、期間限定で前記タイムサービス実施時間内にタイムサービスが実施されることになる。
【0049】
このようなタイムサービス情報は、地図データの作成時あるいは更新時に地図データに組み込まれる場合もあるし、後述のように、配信サーバ73(図1参照)から配信されて地図データに組み込まれる場合もある。
【0050】
次に、ナビCPU11について詳述すると、図3に示すように、ナビCPU11は、その機能ブロックの1つとしての自車位置算出部17を有しており、この自車位置算出部17には、GPSレシーバ3から出力されたGPS情報および自律航法センサ4から出力された検出結果が入力されるようになっている。そして、自車位置算出部17は、GPSレシーバ3側から入力されたGPS情報に基づいて、自車位置を絶対座標として算出する衛星航法を行うようになっている。また、自車位置算出部17は、自律航法センサ4側から入力された検出結果に基づいて、自車位置を前回の測位位置からの変化分である相対位置として算出する自律航法を行うようになっている。さらに、自車位置算出部17は、ハードディスクドライブ14に記憶されている地図データを用いることによって、衛星航法または自律航法によって算出された自車位置を地図データにおける該当する道路上の位置に補正するマップマッチング処理を行うようになっている。そして、自車位置算出部17は、マップマッチング処理が適正に行われた場合には、マップマッチング処理後の自車位置を最終的な算出結果とするようになっている。
【0051】
また、図3に示すように、ナビCPU11は、その機能ブロックの1つとして、地図表示手段としての地図描画部18を有している。この地図描画部18は、自車位置算出部17の算出結果およびハードディスクドライブ14に記憶されている地図データを用いることによって、所定領域の地図として、自車位置算出部17によって算出された自車位置の周辺の領域を示す地図(以下、自車位置周辺地図と称する)を生成するようになっている。そして、地図描画部18は、生成された自車位置周辺地図をディスプレイ6に表示するようになっている。
【0052】
さらに、図3に示すように、ナビCPU11は、その機能ブロックの1つとして、目的地設定手段としての目的地設定部19を有しており、この目的地設定部19は、ディスプレイ6にナビゲーションの目的地を設定するための目的地設定用の操作画面を表示した上で、この操作画面に対するユーザの入力操作部5を用いた入力操作に応じた目的地を設定するようになっている。
【0053】
さらにまた、図3に示すように、ナビCPU11は、その機能ブロックの1つとしての経路探索部20を有しており、この経路探索部20は、ハードディスクドライブ14に記憶されている地図データを用いることによって、自車位置算出部17によって算出された自車位置から目的地設定部19によって設定された目的地までの経路(例えば、推奨経路)を探索するルート計算を行うようになっている。
【0054】
また、図3に示すように、ナビCPU11は、その機能ブロックの1つとして、経路誘導手段としての経路誘導部21を有しており、この経路誘導部21は、経路探索部20によって探索された経路に沿って自車両を目的地へと誘導する経路誘導(換言すればルート案内)を行うようになっている。この経路誘導は、例えば、ディスプレイ6に交差点拡大図を表示することや、地図描画部18によってディスプレイ6に表示された地図上に、経路探索部20によって探索された経路の画像を重畳表示すること、あるいは、スピーカ7を介して交差点右左折案内用の音声を出力すること等によって行われるようになっている。
【0055】
さらに、図3に示すように、ナビCPU11は、その機能ブロックの1つとして、タイムサービス実施施設提示手段としてのタイムサービス実施施設提示部22を有している。このタイムサービス実施施設提示部22は、ハードディスクドライブ14に記憶されたタイムサービスが実施される施設についての前記施設情報と当該施設についての前記タイムサービス情報とに基づいて、所定の時刻または所定の時間がタイムサービス実施時間内となるようなタイムサービスが実施される施設をユーザに提示するようになっている。
【0056】
このタイムサービス実施施設提示部22は、複数の提示態様によってタイムサービスが実施される施設をユーザに提示するようになっている。以下、これら複数の提示態様について、各提示態様による提示を具現化するための構成とともに説明する。
【0057】
(第1の提示態様)
タイムサービス実施施設提示部22による第1の提示態様は、地図上のアイコン(ランドマーク)の表示態様の制御によって、所定の時刻としての現在の時刻がタイムサービス実施時間内となるようなタイムサービスが実施される施設をユーザに提示する態様である。
【0058】
この第1の提示態様による提示を具現化するための構成として、図3に示すように、ナビCPU11は、その機能ブロックの1つとして、施設アイコン表示手段としての施設アイコン描画部23を有している。この施設アイコン描画部23は、ハードディスクドライブ14に記憶された前記施設情報に基づいて、地図描画部18によって表示される前記自車位置周辺地図上に、この自車位置周辺地図の領域内(以下、地図領域内と称する)に存在する施設を示すアイコンを重畳表示するようになっている。
【0059】
また、図3に示すように、ナビCPU11は、その機能ブロックの1つとして、現在時刻取得手段としての現在時刻取得部24を有しており、この現在時刻取得部24は、現在の時刻を継続的に取得するようになっている。なお、現在時刻取得部24によって取得される現在の時刻は、年月日をともなう時刻であってもよい。また、現在時刻取得部24は、例えば、GPSレシーバ3によって受信されたGPS情報や自車両に搭載されたラジオの時報等から現在の時刻を取得するようにしてもよい。
【0060】
さらに、図3に示すように、タイムサービス実施施設提示部22は、その機能ブロックの1つとして、地図領域内該当施設抽出手段としての地図領域内該当施設抽出部25を有している。この地図領域内該当施設抽出部25は、ハードディスクドライブ14に記憶された前記地図領域内に存在する施設についての前記施設情報と前記タイムサービス情報とに基づいて、前記地図領域内に存在する施設の中から当該地図領域内に存在する施設のうちのタイムサービスが実施される施設である地図領域内該当施設を抽出するようになっている。具体的には、前記地図領域内に存在する施設のうち、前記施設情報に対応する前記タイムサービス情報がハードディスクドライブ14に記憶されているような施設が、前記地図領域内該当施設として抽出されることになる。
【0061】
さらにまた、図3に示すように、タイムサービス実施施設提示部22は、その機能ブロックの1つとして、地図領域内該当施設現時実施判定手段としての地図領域内該当施設現時実施判定部26を有している。この地図領域内該当施設現時実施判定部26は、現在時刻取得部24によって取得された現在の時刻と、前記地図領域内該当施設についての前記タイムサービス情報とに基づいて、地図領域内該当施設抽出部25によって抽出された前記地図領域内該当施設に対して、現在タイムサービスが実施されているか否かの判定を行うようになっている。具体的には、前記タイムサービス情報に示されるタイムサービス実施時間内に現在時刻取得部24によって取得された現在の時刻が含まれるような前記地図領域内該当施設については、地図領域内該当施設現時実施判定部26によって肯定的な判定結果が得られるようになっている。一方、前記タイムサービス情報に示されるタイムサービス実施時間内に現在時刻取得部24によって取得された現在の時刻が含まれないような前記地図領域内該当施設については、地図領域内該当施設現時実施判定部26によって否定的な判定結果が得られるようになっている。
【0062】
なお、このとき、前記タイムサービス情報に示される前記タイムサービス実施時間がタイムサービスの実施期間をともなうような前記地図領域内該当施設については、当該実施期間を加味した前記タイムサービス実施時間内に、年月日をともなう現在の時刻が含まれる場合に、地図領域内該当施設現時実施判定部26によって肯定的な判定結果が得られることになる。
【0063】
また、図3に示すように、タイムサービス実施施設提示部22は、その機能ブロックの1つとして、施設アイコン表示制御手段としての施設アイコン描画制御部27を有している。この施設アイコン描画制御部27は、地図領域内該当施設現時実施判定部26の判定結果が肯定的となる前記地図領域内該当施設についての前記アイコンの表示態様を、当該判定結果が否定的となる前記地図領域内該当施設についての前記アイコンの表示態様および前記地図領域内該当施設以外の前記地図領域内に存在する施設についての前記アイコンの表示態様と異ならせるように施設アイコン描画部23を制御するようになっている。具体的には、施設アイコン描画制御部27は、地図領域内該当施設現時実施判定部26の判定結果が肯定的となる前記地図領域内該当施設についての前記アイコンの表示態様が、ユーザの視覚に訴えるような特殊な(もしくは強調された)表示態様となるように施設アイコン描画部23を制御するようになっている。また、施設アイコン描画制御部27は、地図領域内該当施設現時実施判定部26の判定結果が否定的となる前記地図領域内該当施設についての前記アイコンの表示態様および前記地図領域内該当施設以外の前記地図領域内に存在する施設についての前記アイコンの表示態様が、通常の表示態様となるように施設アイコン描画部23を制御するようになっている。
【0064】
そして、第1の提示態様において、タイムサービス実施施設提示部22は、現在の時刻がタイムサービス実施時間内となるようなタイムサービスが実施される施設を、地図領域内該当施設現時実施判定部26の判定結果が肯定的となる前記地図領域内該当施設についての施設アイコン描画制御部27の前記制御にしたがった表示態様での施設アイコン描画部23による前記アイコンの表示によってユーザに提示するようになっている。
【0065】
ここで、図4は、このような第1の提示態様の具体例を示したものである。図4においては、自車位置周辺地図29上に、前記地図領域内に存在する施設を示すアイコン30が重畳表示されている。ここで、図4に示される各アイコン30のうち、地図領域内該当施設現時実施判定部26の判定結果が肯定的となる前記地図領域内該当施設についてのアイコン30は、施設アイコン描画制御部27による施設アイコン描画部23の制御によって、外周に縁取り30aが施された特殊な表示態様で表示されている。一方、地図領域内該当施設現時実施判定部26の判定結果が否定的となる前記地図領域内該当施設についてのアイコン30および前記地図領域内該当施設以外の前記地図領域内に存在する施設についてのアイコン30は、施設アイコン描画制御部27による施設アイコン描画部23の制御によって、外周に縁取り30aが施されていない通常の表示態様で表示されている。
【0066】
これにより、ユーザは、縁取り30aが施されたアイコン30に対応する施設において現在タイムサービスが行われていることを迅速に把握することができる。このとき、ナビCPU11は、縁取り30aが施されたアイコン30に対応する施設において現在タイムサービスが実施されていることを示すメッセージを表示または音声案内するようにしてもよい。
【0067】
なお、施設アイコン描画制御部27は、縁取り30aを施すこと以外の特殊な表示態様で地図領域内該当施設現時実施判定部26の判定結果が肯定的となる前記地図領域内該当施についての前記アイコンが表示されるように施設アイコン描画部23を制御してもよい。縁取り30a以外の特殊な表示態様の一例としては、図5に示すように、地図領域内該当施設現時実施判定部26の判定結果が肯定的となる前記地図領域内該当施についてのアイコン30を点滅表示させることが考えられる。
【0068】
次に、この第1の提示態様による提示動作の一例について説明する。
【0069】
第1の提示態様においては、まず、図6のステップ1(ST1)に示すように、地図領域内該当施設抽出部25により、入力操作部5の操作によって前記自車位置周辺地図の地図表示の指示があったか否かを判定し、指示があった場合にはステップ2(ST2)に進み、指示がなかった場合には処理を終了する。
【0070】
次いで、ステップ2(ST2)において、地図領域内該当施設抽出部25により、前記自車位置周辺地図上に前記アイコンを表示するような動作モードの設定が施設アイコン描画部23に対してなされているか否かを判定し、当該設定がなされている場合にはステップ3(ST3)に進み、当該設定がなされていない場合には処理を終了する。なお、地図上にアイコンを表示するような動作モードの設定は、入力操作部5を用いた当該動作モードの設定画面(図示せず)に対する入力操作にしたがってナビCPU11が行うようにすればよい。
【0071】
次いで、ステップ3(ST3)において、地図領域内該当施設抽出部25により、ハードディスクドライブ14に記憶されている前記地図領域内に存在する施設についての前記施設情報を取得する。このとき、地図領域内該当施設抽出部25は、地図描画部18が前記自車位置周辺地図を表示するためにハードディスクドライブ14から読み出してRAM13に一時的に保存した地図データに対応する前記施設情報を、前記地図領域内に存在する施設についての前記施設情報としてRAM13から取得するようにしてもよい。
【0072】
次いで、ステップ4(ST4)において、地図領域内該当施設抽出部25により、前記タイムサービス情報をハードディスクドライブ14から読み出す。
【0073】
次いで、ステップ5(ST5)において、地図領域内該当施設抽出部25により、ステップ3(ST3)において取得された前記施設情報とステップ4(ST4)において読み出された前記タイムサービス情報とを用いて、前記地図領域内該当施設を抽出する。具体的には、前記地図領域内に存在する施設に対して、各施設ごとに前記タイムサービス情報の有無を判定し、前記タイムサービス情報を有する施設については、前記地図領域内該当施設であると判定してステップ6(ST6)に進み、前記タイムサービス情報を有しない施設については、前記地図領域内該当施設ではないと判定してステップ9(ST9)に進む。
【0074】
ステップ6(ST6)においては、地図領域内該当施設現時実施判定部26により、現在時刻取得部24によって取得された現在の時刻を現在時刻取得部24から取得してステップ7(ST7)に進む。
【0075】
一方、ステップ9(ST9)においては、施設アイコン描画制御部27による制御の下で、施設アイコン描画部23により、前記自車位置周辺地図上に通常の表示態様での前記アイコンの表示を行って処理を終了する。
【0076】
次いで、ステップ7(ST7)において、地図領域内該当施設現時実施判定部26により、ステップ5(ST5)において抽出された前記地図領域内該当施設についてのステップ4(ST4)において読み出された前記タイムサービス情報と、ステップ6(ST6)において取得された現在の時刻とに基づいて、前記地図領域内該当施設に対して、現在タイムサービスが実施されているか否かの判定を行う。このステップ7(ST7)における判定は、ステップ5(ST5)において抽出された前記地図領域内該当施設が複数存在する場合には、これら複数の前記地図領域内該当施設ごとに行う。そして、このステップ7(ST7)において肯定的な判定結果が得られた場合にはステップ8(ST8)に進み、否定的な判定結果が得られた場合にはステップ9(ST9)に進む。
【0077】
次いで、ステップ8(ST8)においては、施設アイコン描画制御部27による制御の下で、施設アイコン描画部23により、前記自車位置周辺地図上に図4または図5に示したような特殊な表示態様での前記アイコンの重畳表示を行って処理を終了する。
【0078】
(第2の提示態様)
タイムサービス実施施設提示部22による第2の提示態様は、主として、施設の検索結果の強調表示によって、所定の時刻としての現在の時刻または到着予想時刻がタイムサービス実施時間内となるようなタイムサービスが実施される施設をユーザに提示する態様である。
【0079】
この第2の提示態様による提示を具現化するための構成として、図3に示すように、ナビCPU11は、その機能ブロックの1つとして、施設検索条件設定部32を有しており、この施設検索条件設定部32は、施設の検索条件として、前記施設情報に示される施設の属性(タイムサービスに関する属性を除く施設の所定の属性)に関する検索条件(例えば、名称、住所、電話番号またはジャンル等)を設定するようになっている。この検索条件の設定は、目的地設定部19によって表示された目的地設定用の操作画面(目的地としての施設の検索条件を入力可能な画面構成の操作画面)に対する入力操作部5を用いた入力操作にしたがって設定されるようにしてもよい。
【0080】
また、第2の提示態様による提示の具現化には、前述した現在時刻取得部24が用いられるようになっている。
【0081】
さらに、図3に示すように、ナビCPU11は、その機能ブロックの1つとして、施設検索手段としての施設検索部33を有しており、この施設検索部33は、ハードディスクドライブ14に記憶された前記施設情報に基づいて、施設検索条件設定部32によって設定された前記施設情報に示される施設の属性に関する検索条件を満足する施設を検索するようになっている。
【0082】
さらにまた、図3に示すように、ナビCPU11は、その機能ブロックの1つとして、施設検索結果表示手段としての施設検索結果描画部34を有しており、この施設検索結果描画部34は、施設検索部33による施設の検索結果をディスプレイ6に表示するようになっている。
【0083】
また、図3に示すように、タイムサービス実施施設提示部22は、その機能ブロックの1つとして、検索施設内該当施設抽出手段としての検索施設内該当施設抽出部35を有している。この検索施設内該当施設抽出部35は、施設検索部33によって検索された施設の中から当該検索された施設のうちのタイムサービスが実施される施設である検索施設内該当施設を抽出するようになっている。この検索施設内該当施設の抽出は、ハードディスクドライブ14に記憶された前記施設情報のうちの施設検索部33によって検索された施設についての前記施設情報と前記タイムサービス情報とに基づいて行われるようになっている。具体的には、施設検索部33によって検索された施設のうち、前記施設情報に対応する前記タイムサービス情報がハードディスクドライブ14に記憶されている施設が検索施設内該当施設として抽出されることになる。
【0084】
さらに、図3に示すように、タイムサービス実施施設提示部22は、その機能ブロックの1つとして、検索施設内該当施設現時実施判定手段としての検索施設内該当施設現時実施判定部36を有している。この検索施設内該当施設現時実施判定部36は、現在時刻取得部24によって取得された現在の時刻と、検索施設内該当施設抽出部35によって抽出された前記検索施設内該当施設についての前記タイムサービス情報とに基づいて、前記検索施設内該当施設に対して、現在タイムサービスが実施されているか否かの判定を行うようになっている。具体的には、前記タイムサービス情報に示されるタイムサービス実施時間内に現在時刻取得部24によって取得された現在の時刻が含まれるような前記検索施設内該当施設については、検索施設内該当施設現時実施判定部36によって肯定的な判定結果が得られるようになっている。一方、前記タイムサービス情報に示されるタイムサービス実施時間内に現在時刻取得部24によって取得された現在の時刻が含まれないような前記検索施設内該当施設については、検索施設内該当施設現時実施判定部36によって否定的な判定結果が得られるようになっている。
【0085】
なお、このとき、前記タイムサービス情報に示される前記タイムサービス実施時間がタイムサービスの実施期間をともなうような前記検索施設内該当施設については、当該実施期間を加味した前記タイムサービス実施時間内に、年月日をともなう現在の時刻が含まれる場合に、検索施設内該当施設現時実施判定部36によって肯定的な判定結果が得られることになる。
【0086】
さらにまた、図3に示すように、タイムサービス実施施設提示部22は、その機能ブロックの1つとして、現時実施該当施設強調表示制御手段としての現時実施該当施設強調描画制御部37を有している。この現時実施該当施設強調描画制御部37は、検索施設内該当施設現時実施判定部36の判定結果が肯定的となる前記検索施設内該当施設についての検索結果を強調表示するように施設検索結果描画部34を制御するようになっている。
【0087】
そして、第2の提示態様において、タイムサービス実施施設提示部22は、現在の時刻が前記タイムサービス実施時間内となるようなタイムサービスが実施される施設を、検索施設内該当施設現時実施判定部36の判定結果が肯定的となる前記検索施設内該当施設についての現時実施該当施設強調描画制御部37の制御にしたがった施設検索結果描画部34による検索結果の強調表示によってユーザに提示するようになっている。
【0088】
ここで、図7は、このような第2の提示態様の具体例を示したものである。図7には、施設検索結果描画部34によってディスプレイ6に表示される施設の検索結果の一例としての検索結果一覧表示画面40が示されている。図7に示すように、検索結果一覧表示画面40には、施設検索部33によって検索された施設(図7においては施設名)をそれぞれ示す項目41が、図7における上側(先頭側)から下側に向かって所定の並び順で一覧表示されている。なお、検索結果一覧表示画面40上には、施設検索部33によって検索された施設のうち、先頭側の数件の施設の項目41のみが表示されており、末尾側の施設は、入力操作部5を用いたスクロールバー42の操作によって表示することができるようになっている。図7に示すように、検索結果一覧表示画面40における各項目41のうち、検索施設内該当施設現時実施判定部36の判定結果が肯定的となる前記検索施設内該当施設を示す項目41については、現時実施該当施設強調描画制御部37による施設検索結果描画部34の制御により、外周に縁取り41aが施された状態で表示(強調表示)されている。一方、検索結果一覧表示画面40における各項目41のうち、検索施設内該当施設現時実施判定部36の判定結果が肯定的となる前記検索施設内該当施設以外の施設を示す項目41については、縁取り41aが施されていない通常の状態で表示されている。
【0089】
これにより、ユーザは、縁取り41aが施された項目41に対応する施設において現在タイムサービスが行われていることを迅速に把握することができる。なお、このとき、ナビCPU11は、縁取り41aが施された項目41に対応する施設において現在タイムサービスが実施されていることを示すメッセージを表示または音声案内するようにしてもよい。
【0090】
また、現時実施該当施設強調描画制御部37は、縁取り41aを施すこと以外の態様で検索施設内該当施設現時実施判定部36の判定結果が肯定的となる前記検索施設内該当施設を示す項目41を強調表示するようにしてもよい。
【0091】
なお、図7に示すように、検索結果一覧表示画面40には、項目41の一覧以外にも、自車位置周辺地図29、項目41の一覧の並び順の変更(すなわち並び替え)を指示するための操作ボタン(以下、並び替え指示ボタンと称する)43および図7の検索結果に対する絞り込み検索を指示するための操作ボタン(以下、絞り込み検索指示ボタンと称する)44が表示されている。
【0092】
図3に戻って、更に、タイムサービス実施施設提示部22は、その機能ブロックの1つとして、並び替え手段としてのソート部47を有している。このソート部47は、検索結果一覧表示画面40において並び替え指示ボタン43が入力操作部5によって操作されることにともなって、項目41の並び順を選択するための並び順選択用の操作画面(図示せず)をディスプレイ6に表示するようになっている。このとき、ソート部47は、この並び順選択用の操作画面において選択可能な並び順の1つに、現在タイムサービスが実施されている施設を先頭側に並べる旨の並び順を含ませることによって、検索施設内該当施設現時実施判定部36の判定結果が肯定的となる前記検索施設内該当施設についての検索結果を一覧の先頭側に表示する旨のユーザの指示を許容するようになっている。そして、ソート部47は、並び順選択用の操作画面において現在タイムサービスが実施されている施設を先頭側に並べる旨の並び順が選択された場合には、この並び順にしたがった項目41の並び替えを実行するようになっている。この並び替えの実行により、図7に示した検索結果一覧表示画面40は、図8に示すような強調表示された項目41(縁取り41aが施された項目41)が一覧の先頭側に並べられた画面40に変更されることになる。
【0093】
図3に戻って、更に、ナビCPU11は、その機能ブロックの1つとして、到着予想時刻算出手段としての到着予想時刻算出部48を有しており、この到着予想時刻算出部48は、施設検索部33によって施設が検索された際に、検索された施設ごとに、施設への到着予想時刻を算出するようになっている。なお、この到着予想時刻は、年月日をともなうものであってもよい。また、到着予想時刻算出部48は、公知の種々の算出方法を用いて到着予想時刻を算出してもよい。例えば、到着予想時刻算出部48は、施設検索部33によって検索された各施設までの経路を経路探索部21に探索させ、その探索結果と初期設定またはユーザによる設定によって予め設定された道路種別(高速道路、一般道等)ごとの自車両の走行速度の情報とを用いて到着予想時刻を算出するようにしてもよい。この場合には、施設までの経路における各道路種別ごとに分類される距離を各道路種別ごとの設定された走行速度でそれぞれ除した値の合算値が当該経路の所要走行時間となるため、この所要走行時間を現在時刻取得部24によって取得された現在の時刻に加算することによって到着予想時刻が求まることになる。なお、到着予想時刻算出部48は、算出された到着予想時刻を、この到着予想時刻に対応する施設と識別コードの付与等によって互いに対応付けた状態でRAM13に保存するようにしてもよい。
【0094】
また、図3に示すように、タイムサービス実施施設提示部22は、その機能ブロックの1つとして、検索施設内該当施設到着時実施判定手段としての検索施設内該当施設到着時実施判定部49を有している。この検索施設内該当施設到着時実施判定部49は、検索施設内該当施設抽出部35によって抽出された前記検索施設内該当施設についての到着予想時刻算出部48によって算出された前記到着予想時刻と、当該検索施設内該当施設についての前記タイムサービス情報とに基づいて、当該検索施設内該当施設に対して、その到着予想時刻においてタイムサービスが実施されているか否かの判定を行うようになっている。具体的には、前記タイムサービス情報に示されるタイムサービス実施時間内に到着予想時刻算出部48によって算出された前記到着予想時刻が含まれるような前記検索施設内該当施設については、検索施設内該当施設到着時実施判定部49によって肯定的な判定結果が得られるようになっている。一方、前記タイムサービス情報に示されるタイムサービス実施時間内に到着予想時刻算出部48によって取得された前記到着予想時刻が含まれないような前記検索施設内該当施設については、検索施設内該当施設到着時実施判定部49によって否定的な判定結果が得られるようになっている。
【0095】
なお、このとき、前記タイムサービス情報に示される前記タイムサービス実施時間がタイムサービスの実施期間をともなうような前記検索施設内該当施設については、当該実施期間を加味した前記タイムサービス実施時間内に、年月日をともなう到着予想時刻が含まれる場合に、検索施設内該当施設到着時実施判定部49によって肯定的な判定結果が得られることになる。
【0096】
さらに、図3に示すように、タイムサービス実施施設提示部22は、その機能ブロックの1つとして、到着時実施該当施設強調表示制御手段としての到着時実施該当施設強調描画制御部50を有している。この到着時実施該当施設強調描画制御部50は、検索施設内該当施設到着時実施判定部49の判定結果が肯定的となる前記検索施設内該当施設についての検索結果を強調表示するように施設検索結果描画部34を制御するようになっている。
【0097】
そして、第2の提示態様において、タイムサービス実施施設提示部22は、到着予想時刻がタイムサービス実施時間内となるようなタイムサービスが実施される施設を、検索施設内該当施設到着時実施判定部49の判定結果が肯定的となる前記検索施設内該当施設についての到着時実施該当施設強調描画制御部50の制御にしたがった施設検索結果描画部34による検索結果の強調表示によってユーザに提示するようになっている。
【0098】
なお、この到着予想時刻がタイムサービス実施時間内となる前記検索施設内該当施設についての検索結果の強調表示は、図示はしないが、図7に示したような現在の時刻がタイムサービス実施時間内となる前記検索施設内該当施設についての検索結果の強調表示と同様の方法によって行われるようになっている。
【0099】
また、ソート部47は、前記並び順選択用の操作画面において選択可能な並び順の1つに、到着予想時刻にタイムサービスが実施されている施設を先頭側に並べる旨の並び順を含ませることによって、検索施設内該当施設到着時実施判定部49の判定結果が肯定的となる前記検索施設内該当施設についての検索結果を一覧の先頭側に表示する旨のユーザの指示を許容するようになっている。そして、ソート部47は、並び順選択用の操作画面において到着予想時刻にタイムサービスが実施されている施設を先頭側に並べる旨の並び順が選択された場合には、この並び順にしたがった検索結果の並び替えを実行するようになっている。
なお、現在の時刻がタイムサービス実施時間内となる前記検索施設内該当施設についての検索結果の強調表示と、到着予想時刻がタイムサービス実施時間内となる前記検索施設内該当施設についての検索結果の強調表示とは、同時に実行されるものであってもよいし、または、デフォルトもしくはユーザの設定によって選択的に実行されるものであってもよい。ただし、同時に実行する場合には、現在または到着予想時刻のいずれにタイムサービスが実施されているのかをユーザが識別することができるように、現在タイムサービスが実施されている施設と到着予想時刻にタイムサービスが実施されている施設とを互いに異なる表示方法(縁取り41aの色を異ならせる等の方法)で強調表示することが望ましい。
【0100】
また、現在の時刻または到着予想時刻がタイムサービス実施時間内となる前記検索施設内該当施設についての検索結果の強調表示は、図7に示したように施設検索結果描画部34によって施設の検索結果が表示される当初から行われるものであってもよいし、あるいは、一旦施設の検索結果を表示した後の事後的な入力操作(強調表示する旨の指令を入力する操作)にしたがって行われるものであってもよい。
【0101】
さらに、図3に示すように、タイムサービス実施施設提示部22は、その機能ブロックの1つとして、タイムサービス音声案内手段としてのタイムサービス音声案内部51を有している。このタイムサービス音声案内部51は、目的地設定部19によって検索施設内該当施設到着時実施判定部49の判定結果が肯定的となる前記検索施設内該当施設が目的地に設定された場合に、この設定された目的地までの経路誘導部20による経路誘導の開始時に、当該目的地への到着予想時刻に当該目的地においてタイムサービスが実施されている旨を音声案内するようになっている。そして、タイムサービス実施施設提示部22は、到着予想時刻がタイムサービス実施時間内となるようなタイムサービスが実施される施設を、タイムサービス音声案内部51による音声案内によってユーザに提示するようになっている。なお、タイムサービス音声案内部51による音声案内の内容は、例えば、「これより音声案内を開始します、目的地への到着予想時刻は12時30分で、この時間帯はランチタイムサービス中となっております」といった内容であってもよい。
【0102】
次に、この第2の提示態様による提示動作の一例について説明する。なお、以下の提示動作においては、現在の時刻がタイムサービス実施時間内となる前記検索施設内該当施設についての検索結果の強調表示と、到着予想時刻がタイムサービス実施時間内となる前記検索施設内該当施設についての検索結果の強調表示とが、デフォルトもしくはユーザの設定によって選択的に実行される構成が前提となっている。
【0103】
第2の提示態様においては、まず、図9のステップ11(ST11)に示すように、施設検索部33により、施設検索条件設定部32によって設定された前記施設情報に示される施設の属性に関する検索条件を満足する施設を、前記ハードディスクドライブ14に記憶された前記施設情報を用いて検索する。
【0104】
次いで、図9のステップ12(ST12)において、検索施設内該当施設抽出部35により、施設検索結果描画部34の動作モードとして、前記検索施設内該当施設の検索結果の強調表示が設定されているか否かを判定し、設定されている場合にはステップ13(ST13)に進み、設定されていない場合にはステップ22(ST22)に進む。
【0105】
ステップ13(ST13)においては、検索施設内該当施設抽出部35により、ハードディスクドライブ14から前記タイムサービス情報を読み出す。
【0106】
一方、ステップ22(ST22)においては、施設検索結果描画部34により、検索結果を通常の表示態様で表示して処理を終了する。
【0107】
次いで、ステップ14(ST14)において、検索施設内該当施設抽出部35により、ステップ11(ST11)において検索された施設の前記施設情報と、ステップ13(ST13)において読み出された前記タイムサービス情報とを用いて、前記検索施設内該当施設を抽出する。具体的には、ステップ11(ST11)において検索された施設に対して、前記タイムサービス情報の有無を判定し、前記タイムサービス情報を有している施設については、前記検索施設内該当施設であると判定してステップ15(ST15)に進み、前記タイムサービス情報を有していない施設については、前記検索施設内該当施設ではないと判定してステップ22(ST22)に進む。
【0108】
次いで、ステップ15(ST15)において、検索施設内該当施設現時実施判定部36により、ステップ12(ST12)において設定されていると判断された検索結果の強調表示の設定が、現在の時刻がタイムサービス実施時間内となる前記検索施設内該当施設に対するものであるか否かの判定を行う。そして、このステップ15(ST15)において肯定的な判定結果が得られた場合にはステップ16(ST16)に進み、否定的な判定結果が得られた場合にはステップ19(ST19)に進む。
【0109】
ステップ16(ST16)に進む場合には、後述するステップ16(ST16)からステップ18(ST18)までの一連の処理が行われることになる。一方、ステップ19(ST19)に進む場合には、後述するステップ19(ST19)からステップ21(ST21)までの一連の処理が行われることになる。なお、ステップ19(ST19)に進む場合には、検索施設内該当施設現時実施判定部36により、ステップ12(ST12)において設定されていると判断された検索結果の強調表示の設定が、到着予想時刻がタイムサービス実施時間内となる前記検索施設内該当施設に対するものであるとみなされる。
【0110】
次に、ステップ16(ST16)からステップ18(ST18)までの一連の処理について説明すると、まず、ステップ16(ST16)において、検索施設内該当施設現時実施判定部36により、現在時刻取得部24によって取得された現在の時刻を現在時刻取得部24から取得する。
【0111】
次いで、ステップ17(ST17)において、検索施設内該当施設現時実施判定部36により、ステップ14(ST14)において抽出された前記検索施設内該当施設についてのステップ13(ST13)において読み出された前記タイムサービス情報と、ステップ16(ST16)において取得された現在の時刻とに基づいて、前記検索施設内該当施設に対して、現在タイムサービスが実施されているか否かの判定を行う。このステップ17(ST17)における判定は、ステップ14(ST14)において抽出された前記検索施設内該当施設が複数存在する場合には、これら複数の前記検索施設内該当施設ごとに行う。そして、このステップ17(ST17)において肯定的な判定結果が得られた場合にはステップ18(ST18)に進み、否定的な判定結果が得られた場合にはステップ22(ST22)に進む。
【0112】
次いで、ステップ18(ST18)において、現時実施該当施設強調描画制御部37による施設検索結果描画部34の制御により、図7に示したように、現在の時刻がタイムサービス実施時間内となる前記検索施設内該当施設の検索結果を強調表示して処理を終了する。
【0113】
次に、ステップ19(ST19)からステップ21(ST21)までの一連の処理について説明すると、まず、ステップ19(ST19)において、検索施設内該当施設到着時実施判定部49により、ステップ14(ST14)において抽出された前記検索施設内該当施設についての到着予想時刻算出部48によって算出された到着予想時刻を取得する。この到着予想時刻は、到着予想時刻算出部48の算出結果がRAM13に保存される場合には、RAM13から取得することになる。
【0114】
次いで、ステップ20(ST20)において、検索施設内該当施設到着時実施判定部49により、ステップ14(ST14)における検索施設内該当施設抽出部35の抽出結果と、ステップ19(ST19)において取得された前記検索施設内該当施設についての到着予想時刻とに基づいて、前記検索施設内該当施設に対して、到着予想時刻にタイムサービスが実施されているか否かの判定を行う。このステップ20(ST20)における判定は、ステップ14(ST14)において抽出された前記検索施設内該当施設が複数存在する場合には、これら複数の前記検索施設内該当施設ごとに行う。そして、このステップ20(ST20)において肯定的な判定結果が得られた場合にはステップ21(ST21)に進み、否定的な判定結果が得られた場合にはステップ22(ST22)に進む。
【0115】
次いで、ステップ21(ST21)において、到着時実施該当施設強調描画制御部50による施設検索結果描画部34の制御により、到着予想時刻がタイムサービス実施時間内となる前記検索施設内該当施設の検索結果を強調表示して処理を終了する。
【0116】
(第3の提示態様)
タイムサービス実施施設提示部22による第3の提示態様は、タイムサービスが実施される施設を、そのジャンルおよび前記タイムサービス実施時間を特定して検索することを許容した上で、このようなジャンルおよび前記タイムサービス実施時間を特定した検索の結果としてタイムサービスが実施される施設をユーザに提示する態様である。
【0117】
この第3の提示態様による提示の具現化には、前述した目的地設定部19、施設検索条件設定部32、施設検索部33および施設検索結果描画部34が用いられるようになっている。
【0118】
すなわち、目的地設定部19は、目的地となる施設の検索条件を入力可能とされた目的地設定用の操作画面として、タイムサービスが実施される施設のジャンルの条件および前記タイムサービス実施時間の条件を入力可能とされた操作画面をディスプレイ6に表示することができるようになっている。これにより、施設検索条件設定部32によって設定可能とされた施設の検索条件には、タイムサービスが実施される施設のジャンルおよび前記タイムサービス実施時間が含まれるようになっている。
【0119】
施設検索条件設定部32は、前記目的地設定用の操作画面に、施設の検索条件として、タイムサービスが実施される施設のジャンルおよび前記タイムサービス実施時間が入力された場合には、これらの入力事項を施設の検索条件に設定するようになっている。
【0120】
そして、施設検索部33および施設検索結果描画部34は、施設検索条件設定部32によって前記ジャンルおよび前記タイムサービス実施時間の各検索条件が設定された場合には、タイムサービス実施施設提示部22として機能するようになっている。すなわち、施設検索部33は、ハードディスクドライブ14に記憶された前記施設情報と前記タイムサービス情報とに基づいて、前記ジャンルおよび前記タイムサービス実施時間の各検索条件を満足する施設であるジャンル/実施時間該当施設を検索するようになっている。具体的には、施設検索部33は、施設検索条件設定部32によって設定されたジャンルに該当する施設であって、施設検索条件設定部32によって設定された前記タイムサービス実施時間が、実際に前記タイムサービス実施時間内に含まれるような施設をジャンル/実施時間該当施設として検索するようになっている。例えば、施設検索条件設定部32によって設定されたジャンルがデパート、前記タイムサービス実施時間が11時から14時までとした場合、実際のタイムサービス実施時間が10時から15時までとなっているデパートはジャンル/実施時間該当施設として検索されることになる。一方、その場合、実際のタイムサービス実施時間が15時から18時まで、あるいは、13時から15時までとなっているデパートや、実際のタイムサービス実施時間が11時から14時までとなっているデパート以外の施設はジャンル/実施時間該当施設として検索されないことになる。
【0121】
さらに、施設検索結果描画部34は、施設検索部33によって検索された前記ジャンル/実施時間該当施設の検索結果をディスプレイ6に表示するようになっている。
【0122】
これにより、前記所定の時間としての施設検索条件設定部32によって設定された前記タイムサービス実施時間が実際に前記タイムサービス実施時間内となるようなタイムサービスが実施される施設を、検索結果としてユーザに提示するようになっている。
【0123】
ここで、図10は、このような第3の提示態様の具体例を示したものである。まず、図10のステップ31(ST31)は、目的地設定部19によってディスプレイ6に表示される目的地設定用の操作画面の1つとしての目的地検索用初期画面53を示している。この目的地検索用初期画面53には、目的地の検索方法を選択するための複数種類の検索方法がそれぞれ表記された複数の操作ボタン54が、入力操作部5を用いて選択的に操作可能な状態で表示されている。操作ボタン54の1つには、目的地としてのタイムサービスが実施される施設の検索に移行するための「施設タイムサービス検索」と表記された操作ボタン54が含まれている。次に、図10のステップ32(ST32)は、目的地設定部19によって表示される目的地設定用の操作画面の1つとしてのタイムサービス実施施設検索用ジャンル入力画面55を示している。このタイムサービス実施施設検索用ジャンル入力画面55は、ステップ31(ST31)の目的地検索用初期画面53において「施設タイムサービス検索」と表記された操作ボタン54が操作されることによって表示される画面となっている。このタイムサービス実施施設検索用ジャンル入力画面55には、検索対象となるタイムサービスが実施される施設のジャンルの条件を入力するための複数種類のジャンルがそれぞれ表記された複数の操作ボタン56が、入力操作部5を用いて選択的に操作可能な状態で表示されている。次に、図10のステップ33(ST33)は、目的地設定部19によって表示される目的地設定用の操作画面の1つとしてのタイムサービス実施施設検索用時間入力画面57を示している。このタイムサービス実施施設検索用時間入力画面57は、ステップ32(ST32)のタイムサービス実施施設検索用ジャンル入力画面55においてジャンルの1つである「デパート」と表記された操作ボタン56が操作されることによって表示される画面となっている。このタイムサービス実施施設検索用時間入力画面57には、前記タイムサービス実施時間の条件として、タイムサービスの開始時刻とタイムサービスの終了時刻とを入力操作部5を用いて入力欄58,59に入力することが可能とされている。なお、ステップ33(ST33)においては、タイムサービスの開始時刻として10時が入力され、タイムサービスの終了時刻として14時が入力されている。次に、図10のステップ34(ST34)は、施設検索結果描画部34によってディスプレイ6に表示されるジャンル/実施時間該当施設検索結果表示画面61を示している。このジャンル/実施時間該当施設検索結果表示画面61は、ステップ32(ST32)に示したタイムサービス実施施設検索用ジャンル入力画面55において入力されたジャンルの条件(デパート)と、ステップ33(ST33)に示したタイムサービス実施施設検索用時間入力画面57において入力されたタイムサービス実施時間の条件(10時から14時まで)とを満足するようなタイムサービスが実施される施設の検索結果を示す画面となっている。このジャンル/実施時間該当施設検索結果表示画面61には、ジャンル/実施時間該当施設の検索結果として、ジャンル/実施時間該当施設をそれぞれ示す項目61が一覧表示されている。また、ジャンル/実施時間該当施設検索結果表示画面61には、図7に示した検索結果一覧表示画面40と同様に、自車位置周辺地図29および絞り込み検索指示ボタン44が表示されている。なお、前記タイムサービス情報に示される前記タイムサービス実施時間がタイムサービスの実施期間をともなうような施設については、当該実施期間を加味した前記タイムサービス実施時間内に、タイムサービス実施施設検索用時間入力画面57に入力された時間が含まれる場合に、ジャンルの条件を具備することを前提としてジャンル/実施時間該当施設検索結果表示画面61上に表示されることになる。
【0124】
このジャンル/実施時間該当施設検索結果表示画面61は、目的地設定用の操作画面としての機能を有している。すなわち、ジャンル/実施時間該当施設検索結果表示画面61は、各項目61が入力操作部5を用いて選択可能となっており、選択された項目61を目的地として設定することができるようになっている。また、ジャンル/実施時間該当施設検索結果表示画面61には、画面61に表示された検索結果に対して、さらに地域を限定した絞り込み検索を施設検索部33に行わせるための指示を入力可能とされた操作ボタン62が表示されている。
【0125】
なお、図示はしないが、ステップ31(ST31)に示した目的地検索用初期画面53において、タイムサービスが実施される施設の検索以外の検索方法が選択された場合には、選択された検索方法による目的地としての施設の検索に移行することになる。このステップ31(ST31)の目的地検索用初期画面53は、前述した第2の提示態様における施設の検索の際に用いられるようにしてもよい。
【0126】
(第4の提示態様)
タイムサービス実施施設提示部22による第4の提示態様は、前記所定の時刻としての現在の時刻または到着予想時刻が前記タイムサービス実施時間内となるタイムサービスが実施される施設を、このような施設を絞り込み検索の条件とした絞り込み検索の検索結果としてユーザに提示する態様である。
【0127】
この第4の提示態様による提示の具現化には、前述した現在時刻取得部24、施設検索部33、施設検索結果描画部34および到着予想時刻算出部48が用いられるようになっている。
【0128】
さらに、第4の提示態様による提示を具現化するための構成として、図3に示すように、ナビCPU11は、その機能ブロックの1つとして、絞り込み検索条件設定手段としての絞り込み検索条件設定部64を有している。この絞り込み検索条件設定部64は、施設検索部33に前記施設情報に示される施設の属性に関する設定された検索条件を満足する施設の検索結果(現在の検索結果)に対して未設定の検索条件を用いた更なる絞り込み検索を行わせるための絞り込み検索条件を設定可能とされている。すなわち、第4の提示態様においては、図7に示したような検索結果一覧表示画面40において絞り込み検索指示ボタン44が操作された場合には、目的地設定部19によって図11に示すような絞り込み検索条件入力画面67がディスプレイ6に表示されるようになっている。この絞り込み検索条件入力画面67には、絞り込み検索方法を選択するための複数種類の絞り込み検索方法がそれぞれ表記された複数の操作ボタン68が、入力操作部5を用いて選択的に操作可能な状態で表示されている。そして、絞り込み検索条件設定部64は、施設検索部33に対して、絞り込み検索条件入力画面67において操作ボタン68の操作によって入力された絞り込み検索条件を設定するようになっている。
【0129】
図11に示すように、絞り込み検索条件入力画面67には、絞り込み検索条件の1つとして、現在の時刻が前記タイムサービス実施時間内となるタイムサービスが実施される施設である現時該当施設を絞り込む旨の絞り込み検索条件を選択するための操作ボタン68(「現在タイムサービスが実施されている施設」と表記されたもの)が含まれている。
【0130】
また、図11に示すように、絞り込み検索条件入力画面67には、絞り込み検索条件の1つとして、到着予想時刻が前記タイムサービス実施時間内となるタイムサービスが実施される施設である到着時該当施設を絞り込む旨の絞り込み検索条件を選択するための操作ボタン68(「到着予想時刻にタイムサービスが実施されている施設」と表記されたもの)が含まれている。
【0131】
そして、施設検索部33および施設検索結果描画部34は、絞り込み検索条件設定部64によって前記現時該当施設を絞り込む旨の絞り込み検索条件が設定された場合には、タイムサービス施設提示部22として機能するようになっている。すなわち、この場合に、施設検索部33は、現在時刻取得部24によって取得された現在の時刻と、前記施設情報に示される施設の属性に関する設定された検索条件を満足する施設の検索結果(以下、現検索結果と称する)に示される施設についての前記施設情報と、ハードディスクドライブ14に記憶された前記タイムサービス情報とに基づいて、前記現時該当施設を絞り込み検索するようになっている。具体的には、施設検索部33は、前記現検索結果に示される施設のうち、前記施設情報に対応する前記タイムサービス情報が存在し、かつ、現在の時刻が当該タイムサービス情報に示される前記タイムサービス実施時間内となる施設を、前記現時該当施設として絞り込み検索するようになっている。
【0132】
なお、このとき、前記タイムサービス情報に示される前記タイムサービス実施時間がタイムサービスの実施期間をともなうような施設については、当該実施期間を加味した前記タイムサービス実施時間内に、年月日をともなう現在の時刻が含まれる場合に、ジャンルの条件を具備することを前提として前記現時該当施設として検索されることになる。
【0133】
そして、施設検索結果描画部34は、施設検索部33によって絞り込み検索された前記現時該当施設の検索結果をディスプレイ6に表示するようになっている。
【0134】
また、施設検索部33および施設検索結果描画部34は、絞り込み検索条件設定部64によって前記到着時該当施設を絞り込む旨の絞り込み検索条件が設定された場合にも、タイムサービス施設提示部22として機能するようになっている。すなわち、この場合に、施設検索部33は、前記現検索結果に示される施設についての到着予想時刻算出部48によって算出された到着予想時刻と、前記現検索結果に示される施設についての前記施設情報と、ハードディスクドライブ14に記憶された前記タイムサービス情報とに基づいて、前記到着時該当施設を絞り込み検索するようになっている。具体的には、施設検索部33は、前記現検索結果に示される施設のうち、前記施設情報に対応する前記タイムサービス情報が存在し、かつ、到着予想時刻が当該タイムサービス情報に示される前記タイムサービス実施時間内となる施設を、前記到着時該当施設として絞り込み検索するようになっている。
【0135】
なお、このとき、前記タイムサービス情報に示される前記タイムサービス実施時間がタイムサービスの実施期間をともなうような施設については、当該実施期間を加味した前記タイムサービス実施時間内に、年月日をともなう到着予想時刻が含まれる場合に、ジャンルの条件を具備することを前提として前記到着時該当施設として検索されることになる。
【0136】
そして、施設検索結果描画部34は、施設検索部33によって絞り込み検索された前記到着時該当施設の検索結果をディスプレイ6に表示するようになっている。
【0137】
次に、この第4の提示態様による提示動作の一例について説明する。
【0138】
なお、初期状態においては、施設検索部33によって前記現検索結果に示される施設が検索されていて、当該現検索結果が、図7の検索結果一覧表示画面40に示したような絞り込み検索条件の入力が可能な状態としてディスプレイ6に表示されているものとする。
【0139】
第4の提示態様においては、まず、図12のステップ41(ST41)において、施設検索部33により、施設検索条件設定部32によって絞り込み検索条件が設定されたか否かの判定を行い、この判定において肯定的な判定結果が得られた場合にはステップ42(ST42)に進み、否定的な判定結果が得られた場合には処理を終了する。
【0140】
次いで、ステップ42(ST42)において、施設検索部33により、絞り込み検索条件設定部64によって設定された絞り込み検索条件が前記現時該当施設を絞り込む旨の絞り込み検索条件であるか否かの判定を行い、この判定において肯定的な判定結果が得られた場合にはステップ43(ST43)に進み、否定的な判定結果が得られた場合にはステップ48(ST48)に進む。
【0141】
ステップ43(ST43)に進む場合には、ステップ43(ST43)からステップ47(ST47)までの一連の処理が行われることになる。一方、ステップ48(ST48)に進む場合には、ステップ48(ST48)からステップ52(ST52)までの一連の処理が行われることになる。
【0142】
ここで、ステップ43(ST43)からステップ47(ST47)までの処理について先に説明すると、まず、ステップ43(ST43)において、施設検索部33により、現在時刻取得部24によって取得された現在の時刻を現在時刻取得部24から取得する。
【0143】
次いで、ステップ44(ST44)において、施設検索部33により、前記現検索結果に示される施設についての前記施設情報を取得する。この施設情報は、前記現検索結果に示される施設の検索の際にハードディスクドライブ14から読み出されてRAM13に保存されたものをRAM13から読み出すことによって取得するようにしてもよい。
【0144】
次いで、ステップ45(ST45)において、施設検索部33により、ハードディスクドライブ14から前記タイムサービス情報を読み出す。
【0145】
次いで、ステップ46(ST46)において、施設検索部33により、ステップ43(ST43)において取得された現在の時刻、ステップ44(ST44)において取得された前記施設情報およびステップ45(ST45)において読み出された前記タイムサービス情報に基づいて、前記現時該当施設を絞り込み検索する。
【0146】
次いで、ステップ47(ST47)において、施設検索結果描画部34により、施設検索部33による絞り込み検索の検索結果をディスプレイ6に表示して処理を終了する。
【0147】
次いで、ステップ48(ST48)からステップ52(ST52)までの処理について説明すると、まず、ステップ48(ST48)において、施設検索部33により、絞り込み検索条件設定部64によって設定された絞り込み検索条件が前記到着時該当施設を絞り込む旨の絞り込み検索条件であるか否かの判定を行い、この判定において肯定的な判定結果が得られた場合にはステップ49(ST49)に進み、否定的な判定結果が得られた場合にはステップ53(ST53)に進む。
【0148】
ステップ49(ST49)においては、施設検索部33により、到着予想時刻算出部48によって算出された前記現検索結果に示される施設についての到着予想時刻を取得してステップ50(ST50)に進む。
【0149】
一方、ステップ53(ST53)においては、施設検索部33により、前記現時該当施設を絞り込む旨の絞り込み検索条件および前記到着時該当施設を絞り込む旨の絞り込み検索条件以外の絞り込み検索条件を満足する施設の絞り込み検索を行って処理を終了する。
【0150】
次いで、ステップ50(ST50)においては、施設検索部33により、前記現検索結果に示される施設についての前記施設情報を取得する。
【0151】
次いで、ステップ51(ST51)において、施設検索部33により、ハードディスクドライブ14から前記タイムサービス情報を読み出す。
【0152】
次いで、ステップ52(ST52)において、施設検索部33により、ステップ49(ST49)において取得された到着予想時刻、ステップ50(ST50)において取得された前記施設情報およびステップ51(ST51)において読み出された前記タイムサービス情報に基づいて、前記到着時該当施設を絞り込み検索してステップ47(ST47)に進む。
【0153】
上記構成に加えて、さらに、図3に示すように、ナビCPU11は、その機能ブロックの1つとして、タイムサービス情報取得手段としてのタイムサービス情報取得部70を有している。このタイムサービス情報取得部70は、図1に示すように、通信装置8を介して、前記タイムサービス情報をこのタイムサービス情報に対応する施設を車載用ナビゲーション装置1が特定可能な状態で配信する配信サーバ73に接続可能とされている。なお、配信サーバ73は、前記タイムサービス情報を、ハードディスクドライブ14に記憶された前記施設情報に対応する識別コードを付与した状態で配信するものであってもよい。そして、タイムサービス情報取得部70は、配信サーバ73との接続状態において、配信サーバ73から配信される前記タイムサービス情報を受信して取得するようになっている。
【0154】
また、図3に示すように、ナビCPU11は、その機能ブロックの1つとして、タイムサービス情報記録手段としてのタイムサービス情報記録部71を有している。このタイムサービス情報記録部71は、タイムサービス情報取得部70によって取得された前記タイムサービス情報をハードディスクドライブ14に、前記施設情報と対応させた状態で記録するようになっている。なお、配信サーバ73からの受信時に、既に前記タイムサービス情報に前記施設情報に対応する識別コードが付与されている場合には、受信した前記タイムサービス情報をそのままハードディスクドライブ14に記録すればよい。
【0155】
これにより、配信サーバ73が保有するリアルタイムの前記タイムサービス情報を配信サーバ73から取得することができるので、最新のタイムサービス情報に基づいたタイムサービスが実施される施設の提示を行うことができる。
【0156】
以上述べたように、本発明によれば、タイムサービス施設提示部22により、現在の時刻、到着予想時刻またはユーザが設定した時間がタイムサービスが実施される時間内となるようなタイムサービスが実施される施設をユーザに提示することができるので、ユーザが、現在の時刻、到着予想時刻またはユーザが設定した時間にタイムサービスが実施されている施設を確実に把握することができる。これにより、現在タイムサービスが行われている自車位置の周辺の施設に向かうことや、タイムサービス実施時間を狙って経路誘導を受けつつ目的地に向かうことで、所望のタイムサービスを確実に受けることができる。
【0157】
なお、本発明は、前述した実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能なものである。例えば、本発明は、前述した第1乃至第4の提示態様によるタイムサービスが実施される施設の提示を具現化するための構成をすべて備えたものであってもよいし、これらの構成を選択的に備えたものであってもよい。
【符号の説明】
【0158】
1 車載用ナビゲーション装置
14 ハードディスクドライブ
22 タイムサービス施設提示部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
施設のタイムサービスに関する情報を除く施設の所定の属性を示す情報である施設情報を含む地図データが記憶された地図データ記憶手段と、
タイムサービスが実施される施設についてのタイムサービスに関する情報であって、少なくとも、タイムサービスの実施時間を示す情報であるタイムサービス情報が、前記タイムサービスが実施される施設についての前記施設情報と対応した状態で記憶されたタイムサービス情報記憶手段と、
前記地図データ記憶手段に記憶された前記タイムサービスが実施される施設についての前記施設情報と、前記タイムサービス情報記憶手段に記憶された前記タイムサービス情報とに基づいて、所定の時刻または所定の時間が前記タイムサービスの実施時間内となるような前記タイムサービスが実施される施設をユーザに提示するタイムサービス実施施設提示手段と
を備えたことを特徴とする車載用ナビゲーション装置。
【請求項2】
前記地図データ記憶手段に記憶された前記地図データに基づいて、所定領域の地図を表示部に表示する地図表示手段と、
前記地図データ記憶手段に記憶された前記施設情報に基づいて、前記地図表示手段によって表示される前記地図上に、前記所定領域内に存在する施設を示すアイコンを重畳表示する施設アイコン表示手段と、
現在の時刻を取得する現在時刻取得手段と
を備え、
前記タイムサービス実施施設提示手段は、
前記地図データ記憶手段に記憶された前記所定領域内に存在する施設についての前記施設情報と、前記タイムサービス情報記憶手段に記憶された前記タイムサービス情報とに基づいて、前記所定領域内に存在する施設のうちの前記タイムサービスが実施される施設である地図領域内該当施設を抽出する地図領域内該当施設抽出手段と、
前記現在時刻取得手段によって取得された前記現在の時刻に基づいて、前記地図領域内該当施設抽出手段によって抽出された前記地図領域内該当施設に対して、現在タイムサービスが実施されているか否かの判定を行う地図領域内該当施設現時実施判定手段と、
この地図領域内該当施設現時実施判定手段の判定結果が肯定的となる前記地図領域内該当施設についての前記アイコンの表示態様を、当該判定結果が否定的となる前記地図領域内該当施設についての前記アイコンの表示態様および前記地図領域内該当施設以外の前記所定領域内に存在する施設についての前記アイコンの表示態様と異ならせるように前記施設アイコン表示手段を制御する施設アイコン表示制御手段と
を有するとともに、前記所定の時刻としての前記現在の時刻が前記タイムサービスの実施時間内となるような前記タイムサービスが実施される施設を、前記地図領域内該当施設現時実施判定手段の判定結果が肯定的となる前記地図領域内該当施設についての前記施設アイコン表示制御手段の前記制御にしたがった表示態様での前記施設アイコン表示手段による前記アイコンの表示によってユーザに提示すること
を特徴とする請求項1に記載の車載用ナビゲーション装置。
【請求項3】
現在の時刻を取得する現在時刻取得手段と、
前記地図データ記憶手段に記憶された前記施設情報に基づいて、前記施設の所定の属性に関する設定された検索条件を満足する施設を検索する施設検索手段と、
この施設検索手段の検索結果を表示部に表示する施設検索結果表示手段と
を備え、
前記タイムサービス実施施設提示手段は、
前記地図データ記憶手段に記憶された前記施設検索手段によって検索された施設についての前記施設情報と、前記タイムサービス情報記憶手段に記憶された前記タイムサービス情報とに基づいて、前記施設検索手段によって検索された施設のうちの前記タイムサービスが実施される施設である検索施設内該当施設を抽出する検索施設内該当施設抽出手段と、
前記現在時刻取得手段によって取得された前記現在の時刻に基づいて、前記検索施設内該当施設抽出手段によって抽出された前記検索施設内該当施設に対して、現在タイムサービスが実施されているか否かの判定を行う検索施設内該当施設現時実施判定手段と、
この検索施設内該当施設現時実施判定手段の判定結果が肯定的となる前記検索施設内該当施設についての前記検索結果を強調表示するように前記施設検索結果表示手段を制御する現時実施該当施設強調表示制御手段と
を有するとともに、前記所定の時刻としての前記現在の時刻が前記タイムサービスの実施時間内となるような前記タイムサービスが実施される施設を、前記検索施設内該当施設現時実施判定手段の判定結果が肯定的となる前記検索施設内該当施設についての前記現時実施該当施設強調表示制御手段の前記制御にしたがった前記施設検索結果表示手段による前記検索結果の強調表示によってユーザに提示すること
を特徴とする請求項1または請求項2に記載の車載用ナビゲーション装置。
【請求項4】
前記施設検索結果表示手段は、前記施設検索手段の検索結果を前記表示部に一覧として表示するように形成され、
前記タイムサービス実施施設提示手段は、前記一覧に示される前記施設検索手段の検索結果の並び順を、ユーザの指示を待って変更する並び替え手段を備え、
前記並び替え手段は、前記検索施設内該当施設現時実施判定手段の判定結果が肯定的となる前記検索施設内該当施設についての前記検索結果を前記一覧の先頭側に表示する旨の前記ユーザの指示を許容し、当該指示にしたがった前記並び順の変更を行うことが可能とされていること
を特徴とする請求項3に記載の車載用ナビゲーション装置。
【請求項5】
前記地図データ記憶手段に記憶された前記施設情報に基づいて、前記施設の所定の属性に関する設定された検索条件を満足する施設を検索する施設検索手段と、
この施設検索手段の検索結果を表示部に表示する施設検索結果表示手段と、
前記施設検索手段によって検索された施設への到着予想時刻を算出する到着予想時刻算出手段と
を備え、
前記タイムサービス実施施設提示手段は、
前記地図データ記憶手段に記憶された前記施設検索手段によって検索された施設についての前記施設情報と、前記タイムサービス情報記憶手段に記憶された前記タイムサービス情報とに基づいて、前記施設検索手段によって検索された施設のうちの前記タイムサービスが実施される施設である検索施設内該当施設を抽出する検索施設内該当施設抽出手段と、
この検索施設内該当施設抽出手段によって抽出された前記検索施設内該当施設についての前記到着予想時刻算出手段によって算出された前記到着予想時刻に基づいて、当該検索施設内該当施設に対して、その到着予想時刻においてタイムサービスが実施されているか否かの判定を行う検索施設内該当施設到着時実施判定手段と、
この検索施設内該当施設到着時実施判定手段の判定結果が肯定的となる前記検索施設内該当施設についての前記検索結果を強調表示するように前記施設検索結果表示手段を制御する到着時実施該当施設強調表示制御手段と
を有するとともに、前記所定の時刻としての前記到着予想時刻が前記タイムサービスの実施時間内となるような前記タイムサービスが実施される施設を、前記検索施設内該当施設到着時実施判定手段の判定結果が肯定的となる前記検索施設内該当施設についての前記到着時実施該当施設強調表示制御手段の前記制御にしたがった前記施設検索結果表示手段による前記検索結果の強調表示によってユーザに提示すること
を特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の車載用ナビゲーション装置。
【請求項6】
前記施設検索手段によって検索された施設の中からユーザによって選択された施設を目的地に設定する目的地設定手段と、
この目的地設定手段によって設定された目的地までの自車両の経路誘導を行う経路誘導手段と
を備え、
前記タイムサービス実施施設提示手段は、
前記目的地設定手段によって前記検索施設内該当施設到着時実施判定手段の判定結果が肯定的となる前記検索施設内該当施設が前記目的地に設定された場合に、この設定された目的地までの前記経路誘導手段による前記経路誘導の開始時に、当該目的地への到着予想時刻に当該目的地においてタイムサービスが実施されている旨を音声案内するタイムサービス音声案内手段を有するとともに、前記所定の時刻としての前記到着予想時刻が前記タイムサービスの実施時間内となるような前記タイムサービスが実施される施設を、前記タイムサービス音声案内手段による前記音声案内によってユーザに提示すること
を特徴とする請求項5に記載の車載用ナビゲーション装置。
【請求項7】
前記施設検索結果表示手段は、前記施設検索手段の検索結果を前記表示部に一覧として表示するように形成され、
前記タイムサービス実施施設提示手段は、前記一覧に示される前記施設検索手段の検索結果の並び順を、ユーザの指示を待って変更する並び替え手段を備え、
前記並び替え手段は、前記検索施設内該当施設到着時実施判定手段の判定結果が肯定的となる前記検索施設内該当施設についての前記検索結果を前記一覧の先頭側に表示する旨の前記ユーザの指示を許容し、当該指示にしたがった前記並び順の変更を行うことが可能とされていること
を特徴とする請求項5または請求項6に記載の車載用ナビゲーション装置。
【請求項8】
施設の検索条件を設定可能とされた施設検索条件設定手段と、
この施設検索条件設定手段によって設定された検索条件を満足する施設を検索する施設検索手段と、
この施設検索手段の検索結果を表示部に表示する施設検索結果表示手段と
を備え、
前記施設検索条件設定手段によって設定可能とされた前記施設の検索条件には、前記タイムサービスが実施される施設のジャンルの条件および前記タイムサービスの実施時間の条件が含まれており、
前記施設検索手段および前記施設検索結果表示手段は、前記施設検索条件設定手段によって前記ジャンルおよび前記実施時間の各検索条件が設定された場合には、前記タイムサービス実施施設提示手段として機能し、前記地図データ記憶手段に記憶された前記施設情報と、前記タイムサービス情報記憶手段に記憶された前記タイムサービス情報とに基づいて、前記ジャンルおよび前記実施時間の各検索条件を満足する施設であるジャンル/実施時間該当施設を検索し、検索された前記ジャンル/実施時間該当施設の検索結果を表示することにより、前記所定の時間としての前記施設検索条件設定手段によって設定された前記実施時間が前記タイムサービスの実施時間内となるような前記タイムサービスが実施される施設をユーザに提示すること
を特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の車載用ナビゲーション装置。
【請求項9】
現在の時刻を取得する現在時刻取得手段と、
前記地図データ記憶手段に記憶された前記施設情報に基づいて、前記施設の所定の属性に関する設定された検索条件を満足する施設を検索する施設検索手段と、
この施設検索手段の検索結果を表示部に表示する施設検索結果表示手段と、
前記施設検索手段に前記検索条件を満足する施設の検索結果に対する絞り込み検索を行わせるための絞り込み検索条件を設定可能とされた絞り込み検索条件設定手段と
を備え、
前記絞り込み検索条件には、現在の時刻が前記タイムサービスの実施時間内となる施設である現時該当施設を絞り込む旨の絞り込み検索条件が含まれており、
前記施設検索手段および前記施設検索結果表示手段は、前記絞り込み検索条件設定手段によって前記現時該当施設を絞り込む旨の絞り込み検索条件が設定された場合には、前記タイムサービス実施施設提示手段として機能し、前記現在時刻取得手段によって取得された前記現在の時刻と、前記地図データ記憶手段に記憶された前記施設情報と、前記タイムサービス情報記憶手段に記憶された前記タイムサービス情報とに基づいて前記現時該当施設を絞り込み検索し、絞り込み検索された前記現時該当施設の検索結果を表示することにより、前記所定の時刻としての前記現在の時刻が前記タイムサービスの実施時間内となるような前記タイムサービスが実施される施設をユーザに提示すること
を特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の車載用ナビゲーション装置。
【請求項10】
前記地図データ記憶手段に記憶された前記施設情報に基づいて、前記施設の所定の属性に関する設定された検索条件を満足する施設を検索する施設検索手段と、
この施設検索手段の検索結果を表示部に表示する施設検索結果表示手段と、
前記施設検索手段によって検索された施設への到着予想時刻を算出する到着予想時刻算出手段と、
前記施設検索手段に前記検索条件を満足する施設の検索結果に対する絞り込み検索を行わせるための絞り込み検索条件を設定可能とされた絞り込み検索条件設定手段と
を備え、
前記絞り込み検索条件には、到着予想時刻が前記タイムサービスの実施時間内となる施設である到着時該当施設を絞り込む旨の絞り込み検索条件が含まれており、
前記施設検索手段および前記施設検索結果表示手段は、前記絞り込み検索条件設定手段によって前記到着時該当施設を絞り込む旨の絞り込み検索条件が設定された場合には、前記タイムサービス実施施設提示手段として機能し、前記到着予想時刻算出手段によって算出された前記到着予想時刻と、前記地図データ記憶手段に記憶された前記施設情報と、前記タイムサービス情報記憶手段に記憶された前記タイムサービス情報とに基づいて前記到着時該当施設を絞り込み検索し、絞り込み検索された前記到着時該当施設の検索結果を表示することにより、前記所定の時刻としての前記到着予想時刻が前記タイムサービスの実施時間内となるような前記タイムサービスが実施される施設をユーザに提示すること
を特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の車載用ナビゲーション装置。
【請求項11】
前記タイムサービス情報を、このタイムサービス情報に対応する施設を特定可能な状態で配信する配信サーバに接続可能とされ、前記配信サーバとの接続状態において、前記配信サーバから配信される前記タイムサービス情報を取得するタイムサービス情報取得手段と、
このタイムサービス情報取得手段によって取得された前記タイムサービス情報を、前記タイムサービスが実施される施設についての前記施設情報と対応した状態で前記タイムサービス情報記憶手段に記録するタイムサービス情報記録手段と
を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載の車載用ナビゲーション装置。
【請求項12】
前記タイムサービス情報記憶手段は、前記地図データ記憶手段と同一の記憶手段とされており、
前記タイムサービス情報は、前記地図データの一部を構成していること
を特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載の車載用ナビゲーション装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2010−271061(P2010−271061A)
【公開日】平成22年12月2日(2010.12.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−120881(P2009−120881)
【出願日】平成21年5月19日(2009.5.19)
【出願人】(000101732)アルパイン株式会社 (2,424)
【Fターム(参考)】