説明

転がり軸受及び転がり軸受の監視方法

【課題】精度よく早期に異常を発見できる転がり軸受及び監視方法を提供する。
【解決手段】固定輪12にAEセンサ16を埋め込んだので、固定輪12に異常が生じた場合には、異常発生部位にAEセンサ16が接近して配置されており、異常に基づくAE信号を減衰させる事なく検出することができる。回転輪11や玉13に生じた異常についても、AE信号の発生源となるクラックの発生や進展は、当該異常発生部位が最大負荷時点に生じる確率が高い為、固定輪12との機械的結合度が高いタイミングでAE信号を受けとる事ができ、比較的AE信号の減衰を小さくする事ができる。また固定輪12の負荷圏近傍にAEセンサ16を配置する事によって、異常に基づくAE信号を少ない減衰で確実に検出する事が可能である。しかも、AEセンサ16の埋め込みにより、転がり軸受10の寸法を抑えることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、転がり軸受に関し、特に、異常検出のためにAEセンサを装着した転がり軸受及びその監視方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、転がり軸受において、ゴミの混入や潤滑不良等によって軌道面に傷や剥離が生じると、回転トルクの上昇や異常振動が生じるなど、正常な軸受回転が阻害される。かかる不具合により、転がり疲労が急速に進行したり、異常な温度上昇等によって短寿命化を招き、場合によっては焼損にも及ぶことから、特に、大形の軸受では軸受交換や操業停止に伴う生産性低下を回避するために、そのような異常の発生を早期に検出する必要がある。
【0003】
かかる観点から軸受異常の早期発見のための従来手法として、AE(Acoustic Emission)センサから出力されるAE信号の検出・評価による方法が知られている(特許文献1〜3参照)。一般的に、「AEセンサ」は、材料が変形したりき裂が発生したりする際に、内部に蓄えられているひずみエネルギーが弾性波(AE信号という)として放出される現象を捉えるものである。従ってAE信号は、剥離の前兆となる微小クラックの発生や進展に伴って発生すると考えられており、振動や温度を監視して異常を検出するよりも、AE信号を検出した方が異常を早期に発見できるという特徴がある。
【特許文献1】特開平6−258198号公報
【特許文献2】特開平7−63605号公報
【特許文献3】特開平7−260631号公報
【特許文献4】特開2002−188411号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
AE信号を用いた軸受異常検出の従来例を、図5に示す。本図で、1は転がり軸受を示し、この転がり軸受1の外輪はハウジング2によって固定支持され、内輪6が回転するようになっている。ハウジング2の外側の所定箇所にはAEセンサ3が設置され、このAEセンサ3の出力側がアンプ4を介して信号処理器5に接続されている。
【0005】
かかる従来例によれば、AEセンサ3の取付けが簡単であり、既存の機械設備にも容易に適用できるという利点があるが、検出対象である軸受1とAEセンサ3との離間距離がハウジング2の介入により大きくなりセンシング感度が落ちるという問題がある。また、軸受1とハウジング2の境界面の存在によりAE信号が反射・減衰し、AEセンサ3の受信点に到達するAE信号の信号強度は更に小さくなる。このため、特に異常によるAE信号が小さい初期状態では、その微弱なAE信号が減衰によって的確に検知されないという問題があり、さらに、外乱によるAE信号を拾う誤検出が多いという問題も発生する。この問題は、とくに異常検出の要求度が高い大形の軸受になるほど顕著に表れる。
【0006】
これに対し、特許文献4には、軸受の外輪に直接AEセンサを取り付けている。従って、AE信号の反射・減衰という問題は起きにくいが、AEセンサが周囲部品と干渉する恐れがある。
【0007】
本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、コンパクトな構成ながら、精度よく早期に異常を発見できる転がり軸受及びその監視方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第1の本発明の転がり軸受は、固定輪と、回転輪と、両輪間を転動する転動体とからなる転がり軸受において、
前記固定輪にAEセンサを埋め込んだことを特徴とする。
【0009】
第2の本発明の転がり軸受は、固定輪と、回転輪と、両輪間を転動する転動体とからなる転がり軸受において、
前記固定輪の内周面及び側面の少なくとも一方に、AEセンサを貼り付けたことを特徴とする。
【0010】
第3の本発明の転がり軸受の監視方法は、固定輪と、回転輪と、両輪間を転動する転動体とからなる転がり軸受の監視方法において、
前記固定輪の内周面及び側面の少なくとも2カ所にAEセンサを取り付けて、異なる位置からの前記AEセンサの出力信号を検出し、検出した出力信号を比較することにより、ノイズを排除することを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
第1の本発明の転がり軸受は、前記固定輪にAEセンサを埋め込んだので、例えば前記固定輪に異常が生じた場合には、その異常発生部位にAEセンサが接近して配置されており、かつその間に境界面もないために、異常に基づくAE信号を減衰させることなく検出することができる。また、前記回転輪や前記転動体に生じた異常についても、AE信号の発生源となるクラックの発生や進展は、当該異常発生部位が最大負荷時点すなわち軸受の負荷圏通過時に生じる確率が高いため、前記固定輪との機械的結合度(密着度)が高い状態でAE信号を受けとることができ、そのため前記固定輪と前記回転輪または前記転動体との間には境界面が存在するものの、比較的AE信号の減衰を小さくすることができる。また前記固定輪の負荷圏近傍にAEセンサを配置することによって、異常に基づくAE信号を少ない減衰で確実に検出することが可能である。しかも、前記AEセンサの埋め込みにより、前記転がり軸受の寸法を抑えて、周囲部品との干渉を極力回避できる。
【0012】
第2の本発明の転がり軸受は、前記固定輪の内周面及び側面の少なくとも一方に、AEセンサを貼り付けたので、例えば前記固定輪に異常が生じた場合には、その異常発生部位にAEセンサが接近して配置されており、かつその間に境界面もないために、異常に基づくAE信号を減衰させることなく検出することができる。また、前記回転輪や前記転動体に生じた異常についても、AE信号の発生源となるクラックの発生や進展は、当該異常発生部位が最大負荷時点すなわち軸受の負荷圏通過時に生じる確率が高いため、前記固定輪との機械的結合度(密着度)が高い状態でAE信号を受けとることができ、そのため前記固定輪と前記回転輪または前記転動体との間には境界面が存在するものの、比較的AE信号の減衰を小さくすることができる。また前記固定輪の負荷圏近傍にAEセンサを配置することによって、異常に基づくAE信号を少ない減衰で確実に検出することが可能である。
【0013】
第3の本発明の転がり軸受の監視方法は、前記固定輪の内周面及び側面の少なくとも2カ所にAEセンサを取り付けて、異なる位置からの前記AEセンサの出力信号を検出し、検出した出力信号を比較することにより、ノイズを排除するので、高精度な異常検出を行える。より具体的には、前記AEセンサを2カ所以上設けることにより、異常部位で発せられるAE信号の各AEセンサへの到達時間の差異が把握できる。異常に基づくAE信号は、常に同一の位置で発生するため、上記時間差は一定となるが、発生位置が不定である外乱的なAE信号(ノイズ)は、上記時間差も不安定となる。このため、各AEセンサに検出された信号の時間差のばらつきを演算・評価することにより、異常信号と外乱信号との弁別が可能となる。
【0014】
前記AEセンサの少なくとも2つは、受信方向を異ならせて配置されていると好ましい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、第1の実施の形態にかかる転がり軸受及びその監視装置の概略構成図である。図1において、10は転がり軸受としての内輪回転形の深溝玉軸受を示す。この軸受10は、単列構造の内輪11(ここでは回転輪)及び外輪12(ここでは固定輪)を有し、その内輪11及び外輪12における互いに対向する面に、円弧断面をもつ軌道面11a、12aがそれぞれ形成され、この軌道面11a、12a間に複数の玉(転動体)13が保持器14によって転がり運動可能に保持されている。内輪11及び外輪12は軌道輪を構成するものであり、また軌道面11a、12aは、それが囲む空間によって軌道溝を形成している。
【0016】
軸受10の外径面、即ち外輪12の外側円周面12bには、その円周方向に沿ってAEセンサ取付け溝15が形成されている。このAEセンサ取付け溝15の円周上一箇所に、AEセンサ16が貼付もしくは埋設されている。AEセンサ16の露出した外方面は、外輪12の外側円周面12bより半径方向内方に位置していると好ましい。AEセンサ取付け溝15は、本図のように、全円周繁がっていてもよいし、AEセンサ取付け部のみ、切り欠き状に設けられてもよい。AEセンサ16の受感方向は、ラジアル方向、軸方向、円周方向など適宜選ばれる。
【0017】
AEセンサ16の出力端子は、電圧増幅用のアンプ17を介して信号処理器18に接続されている。信号処理器18は、アンプ17によって電圧増幅されたAE検出信号Sを入力し、信号Sの実効値、ピーク値及び事象率などを演算してその増減のトレンドを監視したり、図示しない指示計に表示させるとともに、それらの演算値を常時、所定の基準値と比較し、演算値が基準値を超える状態になると、警報を発する機能を有する。
【0018】
次に、本実施の形態の作用効果を説明する。いま、軸受10が正常作動状態にあり、その内輪11が荷重を支持しているとする。この状態では、荷重が内輪11、玉13を介して外輪12に負荷されるが、軸受各部品に損傷がなければAE信号はごく微弱のため、AE検出信号Sによる演算値は基準値内であるので、警報を発することがない。
【0019】
ここで、軌道溝へのゴミ侵入や、負荷荷重による材料疲労などによって、軸受10の軌道面や玉表面に傷が付いたり、これらの表面下にクラックが生じたとする。このとき、そのような傷やクラックの発生及び進展とともに、傷やクラック部分からAE信号が発生する。AE信号は、クラックの発生した軸受部品の中を弾性波として伝播し、AEセンサ16に到達する。クラックが外輪12に生じた場合には、クラック部分からのAE信号は、直にAEセンサ16に到達する。クラックが内輪11または玉13に生じた場合には、外輪12との間に境界面が存在するために、外輪12にクラックが生じた場合に比べると検出効率が劣るものの、機械的な結合強度の高い負荷圏においてAE信号が発生するために、クラックに対して充分な検出能力を有する。
【0020】
このため、AE信号を受けてAEセンサ16から出力されるAE検出信号Sは、正常時の微小レべル加えて、クラックに起因したAE信号によるパルス状の異常成分が重畳して得られる。この信号検出において、損傷によって発生したAE信号は殆ど減衰することなくAEセンサ16に伝わるので、検出感度は格段に高くなる。
【0021】
そして、信号処理器18は、このように高感度で検出したAE検出信号Sの例えば実効値が基準値を越えると、オぺレータに警報を発して必要な処置を早急に講じるように促す。このため、同一基準値であっても損傷が軽微な段階で警報が発せられるので、損傷が拡大して異常高温により焼損を生じてしまう等の突発的な事故を未然に防止でき、信頼性が高められるとともに、充分な余裕をもって軸受10の交換時期を策定できるなど、保守点検にも融通性を持たせることができる。
【0022】
また、AEセンサ16と軸受10を一体にできるため、軸受まわりにAEセンサ16を取り付けるスぺースが無いようなハウジング構造であっても、AE検出が可能になるという利点もある。
【0023】
第2の実施の形態にかかる転がり軸受を、図2及び図3に基づき説明する。ここで、第1の実施の形態と同様の構成要素については同一符号を用いて、その説明を省略又は簡略化する。
【0024】
図2及び図3は、外輪固定で用いられる深溝玉軸受10の断面図であって、AEセンサ16を取付けた例を示す。図2の例では、外輪12の一方の側面12cに全周または部分的にAEセンサ取付け溝15が設けられており。そこにAEセンサ16が貼り付けもしくは埋め込みされている。AEセンサ16の露出した外方面は、外輪12の側面12cより軸線方向内方に位置していると好ましい。
【0025】
また図3の例では、外輪12の軌道面12aに隣接した溝の肩12dに設けられたAEセンサ取付け溝15に、AEセンサ16が貼り付けもしくは埋め込みされている。AEセンサ16の露出した外方面は、外輪12の内側円周面12dより半径方向外方に位置していると好ましい。
【0026】
図1〜図3には、深溝玉軸受10の外輪固定の場合におけるAEセンサ16の取付例を示したが、内輪固定の場合には、同様な態様で軸受10の内径面、即ち内輪11の内側円周面11bや、内輪11の一方の側面11c、さらには内輪11の軌道面11aに隣接した溝の肩11dに取付け溝を設け、AEセンサ16を埋設すればよい。
【0027】
これら図2、図3の取付構造によっても、その作用効果は前述した実施例と同等のものが得られるとともに、軸受10の支持構造に応じて最も都合の良いセンサ取付け位置を選択できるという利点も得られる。
【0028】
次に、複数箇所にAEセンサを取り付けて、さらに異常検出の信頼性を向上させる転がり軸受の監視方法について説明する。図4は、転がり軸受の別な監視装置の概略図であって、半径方向外方からみた外輪外径面12bにAEセンサ取付け部(切欠き)15を設け、第1のAEセンサ16aと第2のAEセンサ16bを、その受感方向(AE信号を検出する感度が最も高い方向)が円周方向かつ互いに逆向きになるように埋設または貼付したものを示している。AEセンサ16a、16bは、アンプ17a、17bを介して信号処理器18に接続されている。信号処理器18は、アンプ17a、17bにより増幅されたAE検出信号Sa、Sbを入力し、各々の実効値、ピーク値、事象率と共に、AE検出信号SaとSbのAE信号時間差の統計量を演算することで、外乱信号(ノイズ)の影響を排除できる。上述の実効値、ピーク値、事象率については、それらの増減のトレンドを監視し、AE信号の時間差については、例えば、σ/X(X:AE信号の時間差平均、σ:標準偏差)などの統計量により、ばらつき度合いを算出する。このばらつきが、所定の範囲内に収まり、かつ前述の実効値、ピーク値、事象率などが、所定の基準値を超える状態になると、警報を発する機能を有する。
【0029】
上述の図4のAEセンサ取付け例において、外輪12(又は内輪11)の外周面の切欠きは1箇所の例を示したが、2箇所以上に切欠きを設けて、AEセンサ16を各々埋設または貼付してもよいし、1本または複数のAEセンサ取付溝を設けて、複数のAEセンサ16を装着してもよい。また、外輪12(又は内輪11)の側面12c(又は11c)の片側もしくは両側の側面に複数のAEセンサを埋設または貼付してもよい。同様に外輪12(又は内輪11)の軌道面12a(又は11a)に隣接した両方の溝の肩12d、12d(又は11d、11d)の一方、もしくは両方に複数のAEセンサを埋設または貼付してもよい。
【0030】
なお、複数のAEセンサの設置に際し、異常部位とセンサとのAE信号伝達は、できるだけ異なった経路を経由することが望まれる。なぜならば、同一の信号伝達経路であれば、各センサともに外乱信号(ノイズ)の影響を同時に被るため、AE信号の時問差も得られない恐れがある。したがって、センサ同士を近接して装着する場合には、お互いのAEセンサの受感方向を、図4のように逆向きに設置するのが望ましく、また、スぺース的に可能であれば、AEセンサ16a、16bは、異常発生の確率の高い負荷圏を挟んで対向する位置に装着することが好ましい。
【0031】
これらにより、複数に設置したAEセンサからの異常に基づくAE検出信号の時間差のばらつきが少なければ、異常信号が同一箇所から発生しているために異常の確率が高いし、逆に各センサ間の時間差が不安定であれば外乱要因の可能性が高いなどの判断ができ、検出の信頼性を一層向上させることができる。
【0032】
また、本発明における転がり軸受は、ラジアル軸受である深溝玉軸受以外にも、例えば円すいころ軸受、円筒ころ軸受、スラスト玉軸受、自動調心ころ軸受など、殆ど全ての転がり軸受にも同様に適用できることは勿論である。
【0033】
さらにまた、前記実施例ではAEセンサは固定輪側に設けるとしたが、テレメータもしくはスリップリングのような信号伝送手段と組合わせるこ とにより、状況によっては回転輪側に設けることもできる。
【0034】
以上説明したように本発明では、固定輪や回転輪の軌道面以外の円周状又はリング状の面にAEセンサを直接、貼付又は埋設しているため、軌道とセンサ位置とが極めて接近し、且つ、軌道とセンサ間の境界面をできるだけ排除することができることから、軸受異常に基づくAE信号の検出感度が低下するようなことが無く、常に、高感度且つ安定したAE検出を行うことができる。したがって、異常発生を早期に検知して、従来のように、異常発生を検知できないまま作動を継続させることによって焼損に至る等の事態を的確に回避でき、異常検出に対する信頼性を格段に高めることができるとともに、保守点検も容易化できるという効果がある、このことは、とくに、大形の転がり軸受の異常早期検出において効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】第1の実施の形態にかかる転がり軸受及びその監視装置の概略構成図である。
【図2】外輪固定で用いられる深溝玉軸受10の断面図である。
【図3】外輪固定で用いられる深溝玉軸受10の断面図である。
【図4】転がり軸受の別な監視装置の概略図である。
【図5】AE信号を用いた軸受異常検出の従来例を示す一部ブロック化及び破断した概略構成図である。
【符号の説明】
【0036】
10 転がり軸受としての深溝玉軸受、
11 内輪
12 外輪
13 転動体としての玉
11a、12a 軌道面
11b 内径面
12b 外径面
11c、12c 側面
11d、12d 溝の肩
16 AEセンサ



【特許請求の範囲】
【請求項1】
固定輪と、回転輪と、両輪間を転動する転動体とからなる転がり軸受において、
前記固定輪にAEセンサを埋め込んだことを特徴とする転がり軸受。
【請求項2】
固定輪と、回転輪と、両輪間を転動する転動体とからなる転がり軸受において、
前記固定輪の内周面及び側面の少なくとも一方に、AEセンサを貼り付けたことを特徴とする転がり軸受。
【請求項3】
固定輪と、回転輪と、両輪間を転動する転動体とからなる転がり軸受の監視方法において、
前記固定輪の内周面及び側面の少なくとも2カ所にAEセンサを取り付けて、異なる位置からの前記AEセンサの出力信号を検出し、検出した出力信号を比較することにより、ノイズを排除することを特徴とする転がり軸受の監視方法。
【請求項4】
前記AEセンサの少なくとも2つは、受信方向を異ならせて配置されていることを特徴とする請求項3に記載の転がり軸受の監視方法。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−78203(P2006−78203A)
【公開日】平成18年3月23日(2006.3.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−259530(P2004−259530)
【出願日】平成16年9月7日(2004.9.7)
【出願人】(000004204)日本精工株式会社 (8,378)
【Fターム(参考)】