説明

遊技機

【課題】遊技機の扉体に対する不正行為を防止することができる遊技機を提供する。
【解決手段】かかる課題を解決するために、本発明の遊技機は、遊技機の扉体に複数設けられた錠ユニットと、錠ユニットのロックを解除するための鍵情報を取り込む鍵情報入力手段と、鍵情報入力手段が取り込んだ鍵情報が所定の解除条件を満たしている場合に、各錠ユニットに対してロック解除指令を与えてロック解除を許容するロック解除制御手段とを備えることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技機に関し、例えば、ロック解除のために所定条件が付与された複数のロック機構を扉体に備える遊技機に適用し得る。
【背景技術】
【0002】
従来、遊技機の扉体は遊技店内の店員等が所持する鍵によりロック又はアンロック可能な錠が設けられている。そして、遊技機内に何らかのエラーが生じた場合に、店員等が扉体の錠を鍵で開錠し、扉体を開放して遊技機内で生じたエラーを解消することが行なわれている。そのため、遊技中にエラーが生じたときには迅速な対応が必要であるから、なるべく簡単に解除できるほうがよい。
【0003】
しかし、遊技者の中には遊技機の扉体を開けて不正行為を行なう者がいるため、店員等の特定な者のみがその開錠をできるようにすることが望まれている。
【0004】
このような観点から、従来、例えば、ロックを解除するための鍵が異なる複数のロック機構を備えた遊技機や、差し込んだ鍵のひねり方向が異なるロック機構を備えた遊技機などがある(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2002−282503号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、遊技機の扉体を不正に開放する不正行為者は、上述の複数のロック機構を講じたとしてもそれをうまく掻い潜り、不正に扉体を開放するという問題が依然として残る。
【0006】
そのため、店員等によるロック解除が迅速にすることができ、かつ遊技機の扉体に対する不正行為を防止することができる遊技機が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
かかる課題を解決するために、本発明の遊技機は、遊技機の扉体に複数設けられた錠ユニットと、錠ユニットのロックを解除するための鍵情報を取り込む鍵情報入力手段と、鍵情報入力手段が取り込んだ鍵情報が所定の解除条件を満たしている場合に、各錠ユニットに対してロック解除指令を与えてロック解除を許容するロック解除制御手段とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明の遊技機によれば、遊技機の扉体に複数設けられた錠ユニットと、錠ユニットのロックを解除するための鍵情報を取り込む鍵情報入力手段と、鍵情報入力手段が取り込んだ鍵情報が所定の解除条件を満たしている場合に、各錠ユニットに対してロック解除指令を与えてロック解除を許容するロック解除制御手段とを備えることにより、店員等によるロック解除が迅速にすることができ、かつ遊技機の扉体の不正開放を防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明の遊技機を実施する形態について図面を参照して説明する。
【0010】
(A)第1の実施形態
本実施形態は、遊技機としてパチンコ型スロットマシン(いわゆるパチスロ機)を用いた例について説明する。
【0011】
(A−1)第1の実施形態の構成
図1は、本実施形態のパチスロ機の外観の例を示す正面図である。図1において、パチスロ機1の本体中央部には、可変表示部を構成する3個のリール2、3、4が回転自在に設けられている。各リール2、3、4の外周面には複数種類の図柄(以下、シンボルという)から成るシンボル列が描かれている。これらシンボルはパチスロ機1の正面の表示窓5、6、7を通してそれぞれ3個ずつ観察される。この表示窓5、6、7には、横3本と斜め2本の計5本の入賞ラインが設けられている。また、表示窓5〜7の下方右側には、遊技者がメダルを入れるための投入口8が設けられている。なお、この入賞ラインは、遊技者が投入したメダルの投入数に応じて有効なライン数が変わり得るものである。
【0012】
また、表示窓5〜7の左方には、上部から、4個のチャンスLED(発光ダイオード)9〜12、3個の遊技動作表示ランプ13〜15、および貯留枚数表示部16、スタートランプ17が設けられている。チャンスLED9〜12および遊技動作表示ランプ13〜15は遊技状態に応じて点灯制御され、その時の遊技状態が遊技者に知らされる。貯留枚数表示部16は、例えば3桁の7セグメントLEDからなり、機械内部に現在クレジットされているメダル数を表示する。スタートランプ17は各リール2〜4が作動可能な時に点滅する。
【0013】
また、表示窓5〜7の右方には、上部から、ボーナスカウント表示部18、WINランプ19、配当枚数表示部20、およびインサートランプ21が設けられている。ボーナスカウント表示部18は、例えば3桁の7セグメントLEDからなり、ボーナスゲーム入賞時に、RBゲームおよびジャックゲームの残り入賞可能回数をデジタル表示する。WINランプ19は有効化入賞ラインに入賞組み合わせのシンボルが揃った時に点灯する。配当枚数表示部20は、例えば3桁の7セグメントLEDからなり、入賞によるメダル払い出し枚数を表示する。インサートランプ21は投入口8にメダルの投入が受付可能な時に点灯する。
【0014】
また、表示窓5〜7の直ぐ下方には液晶表示装置22(例えば、7インチサイズの表示装置)が設けられている。また、液晶表示装置22の左側には十字キー23、Aボタン24、Bボタン25、1貯留メダル投入スイッチ26、2貯留メダル投入スイッチ27、および3貯留メダル投入スイッチ28が設けられている。この貯留メダル投入スイッチ26〜28は、貯留枚数表示部16にメダル数が表示されてクレジットされている際に、メダル投入口8へのメダル投入に代えて1回のゲームに1〜3枚のメダルを賭ける際に使用される。液晶表示装置22は、種々の表示画面を表示するものであり、また、十字キー23は上下左右の4方向にスイッチ操作され、Aボタン24およびBボタン25と共に操作されて液晶表示装置22に表示する情報を選択する際に使用されるものである。
【0015】
また、液晶表示装置22の下方には、左側から、貯留メダル精算スイッチ29、スタートレバー30、停止ボタン31、32、33が設けられている。貯留メダル精算スイッチ29は機械内部にクレジットされているメダルを精算する際に使用される。また、スタートレバー30の操作により各リール2〜4の回転が一斉に開始する。停止ボタン31〜33は、各リール2〜4に対応して配置されており、これら各リール2〜4の回転が一定速度に達したとき操作が有効化され、遊技者の操作に応じて各リール2〜4の回転を停止する。
【0016】
また、パチスロ機1の正面下部にはメダル受皿34が設けられている。このメダル受皿34はメダル払出口35から払い出されるメダルを貯めるものである。また、パチスロ機1の正面上部には、入賞に対してどれだけのメダルが払い出されるかを示す配当表示部36が設けられている。
【0017】
また、パチスロ機1は、その外観には現れないがパチスロ機1の扉体と外枠とをロックする3個の錠ユニット100a〜100cが設けられている。本実施形態において、錠ユニット100a〜100cは、暗証番号をキーとして解除する電子ロック機構によるものとして説明する。また、本実施形態では、3個の錠ユニットを設けた場合について説明するがその数は特に限定されず複数であればよい。
【0018】
また、錠ユニット100a〜100cは、暗証番号をキーとして解除する電子ロック機構を有するものに限定されず、例えば、鍵の回動に連動してロック又はアンロックする物理的な錠ユニットや、扉体と遊技機の外枠との間を磁力でロック又はアンロックする錠ユニットなど広く適用できる。
【0019】
また、パチスロ機1は、各錠ユニット100a〜100cの暗証番号を取り込む鍵入力部140a〜140cが設けられている。鍵入力部100a〜100cは、入力された番号を取り込み、その入力番号をパチスロ機1の制御基板に与えるものである。つまり、入力された暗証番号の照合(ロック解除条件の照合)は、パチスロ機1の制御基板において行なわれる。
【0020】
また、鍵入力部140a〜140cは、本実施形態では、錠ユニット100a〜100cの鍵方式を暗証番号方式とするので、例えばテンキーなどが該当する。
【0021】
しかし、これに限らず、鍵穴に挿入又は回動させる鍵方式や、カード挿入読み取り口に挿入する専用カード方式や、又は店員等の指紋などの生体情報に基づく認証方式などを適用できる。これらの場合、鍵入力部140は、鍵を挿入する鍵穴、専用カードを挿入するカード挿入部、生体情報取り込み部などが該当する。そして、鍵穴とする場合、鍵が挿入又は回動(鍵のひねり)を検知し、その検知情報を制御基板に与え、専用カード及び生体情報とする場合、挿入又は取り込んだカード情報及び生体情報を制御基板に与えるようにする。
【0022】
図2は、錠ユニット100の外観イメージを示す斜視図である。図2に示すように、錠ユニット100は、外観上、例えば、概ね箱形状の錠ユニット本体101と、シリンダ錠102とを有するものである。なお、図2において、符号103はパチスロ機1の扉体の枠を示す。従って、錠をかけたときは、パチスロ機1の扉体の枠103に設けられた貫通孔に、シリンダ錠102が挿通されることで、扉体が開放しないようにロックすることができる。
【0023】
また、本実施形態では、錠ユニット100a〜100cのロック又はアンロックの切り替えは、後述するパチスロ機1の制御基板からの指令信号に応じて行なわれるものとする。また、パチスロ機1の制御基板は、入力される各錠ユニット100の暗証番号の入力順序及び各錠ユニット100の暗証番号の一致を照合し、正当である場合にロック解除指令を錠ユニット100に送出するものとする。
【0024】
図3は錠ユニット本体10の内部構成例を示す構成図であり、錠ユニット本体101は、シリンダ錠102の枠103の貫通孔への挿通を制御する電子ロック機構301が設けられている。この電子ロック機構301は、図3に示すように、駆動部303からの電流により発生した磁界によりシリンダ錠102の挿通又は非挿通動作の駆動を実行する実行部(例えば、ソレノイド等)302、後述するパチスロ機1の制御基板から到来したロック解除指令信号に基づいて実行部302を駆動させる駆動部(例えば、ソレノイドドライバ等)303、パチスロ機1の制御基板と接続するインタフェース部304を有する。
【0025】
図4及び図5は、パチスロ機1のメイン制御基板61及びサブ制御基板62の回路構成例を示す。
【0026】
図4において、メイン制御基板61は、例えばマイクロコンピュータ等からなる制御部63を備える。この制御部63は、メインCPU64、動作プログラムや入賞を確定するための各種テーブルなどを格納するプログラムROM65、バックアップ機能付き制御RAM(ランダム・アクセス・メモリ)66、他の周辺装置と信号を授受するI/Oポート71を有するものである。また、CPU64には、基準クロックパルスを発生するクロックパルス発生回路67及び分周器68と、一定範囲の乱数を発生する乱数発生器69及び発生した乱数の1つを特定する乱数サンプリング回路70とが接続されている。なお、制御部63が、乱数発生機能及び乱数サンプリング機能を備えるようにしてもよく、その場合乱数発生手段69及び乱数サンプリング手段70を備えなくてもよい。
【0027】
また、メイン制御基板61は、制御部63に接続可能な、モータ駆動部73、各ランプ駆動回路74、各表示部駆動回路75、ホッパー駆動回路76を有する。これらモータ駆動部73、各ランプ駆動回路74、各表示部駆動回路75、ホッパー駆動回路76は、メインCPU64からの駆動指令に基づいて、各リール2、3、4を回転駆動するステッピングモータ45、各種ランプ(遊技動作表示ランプ13〜15、スタートランプ17、WINランプ19)、各種表示部(貯留枚数表示部16、チャンスLED9〜12、ボーナスカウント表示部18、入賞配当枚数表示部20)、およびメダルを収納するホッパー72を駆動するものである。
【0028】
さらに、メイン制御基板61は、制御部63と接続可能な、投入メダルセンサ8S、スタートスイッチ30S、貯留メダル投入スイッチ25〜27、貯留メダル清算スイッチ29を有する。これら投入メダルセンサ8S、スタートスイッチ30S、貯留メダル投入スイッチ25〜27、貯留メダル清算スイッチ29がそれぞれ入力信号を制御部63に与えることで制御部63が各種制御を行なう。
【0029】
また、メイン制御基板61は、リールを停止させる信号を送出するリール停止信号回路78、各リール2、3、4の回転位置を検出するリール位置検出回路77、ホッパー72から払い出されるメダル数を計数するメダル検出部72Sを有する。また、図示しない払出完了信号発生回路は、メダル検出部72Sから入力した実際に払い出しのあったメダル計数値が、表示部駆動回路75から入力した計数信号で表される配当枚数データに達した時に、メダル払い出しの完了を検知する信号を発生する。これら入力信号発生手段を構成する各回路もI/Oポート71を介してCPU64に接続されている。また、メイン制御基板61は、サブ制御部通信ポート79を有し、このサブ制御部通信ポート79を介してサブ制御基板62へ信号を送出する。
【0030】
図5において、サブ制御基板62には、メイン制御部通信ポート88が設けられている。サブ制御部通信ポート79及びメイン制御部通信ポート88間の通信は、サブ制御部通信ポート79からメイン制御部通信ポート88へ向かう一方向についてだけ行われる。本実施形態では、サブ制御部通信ポート79からメイン制御部通信ポート88へ送出される信号は、例えば7ビット長でその制御種別が表されるコマンド種別と、例えば8ビット又は24ビット長でそのコマンドの内容が表されるパラメータとのセットで構成されている。
【0031】
サブ制御基板62は、例えばマイクロコンピュータ等からなる制御部81を有する。制御部81も、メイン制御基板61における制御部63と同様、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うサブCPU82、プログラムROM83及びバックアップ機能付き制御RAM84とを含んで構成されている。また、サブCPU82も、基準クロックパルスを発生するクロックパルス発生回路85および分周器86が接続されており、さらに、上記のメイン制御部通信ポート88や後述するアクチュエータとの間で信号を授受するI/Oポート87が接続されている。
【0032】
また、サブ制御基板62は、制御部81に接続する各ランプ駆動回路89を有する。各ランプ駆動回路89は、例えば各リール2〜4に内蔵されたリールバックランプ47a〜47cを駆動するものである。また、制御部81が制御信号を生成するために必要な入力信号を発生する入力信号発生手段として、前述した十字キー23、Aボタン24およびBボタン25がある。
【0033】
また、サブ制御基板62は、制御部81に接続する、画像制御IC(高集積化回路)90、音源IC91を有する。この画像制御IC90は、例えば液晶表示装置22にキャラクタを表示するためのキャラクタ・データを記憶するキャラクタROM92、カラーディスプレイ表示用メモリであるビデオRAM93と接続し、制御部81の制御の下、液晶表示装置22に画像表示を行うものである。また、音源IC91は、サウンドデータを記憶するサウンドROM94と接続し、制御部81の制御の下、パワーアンプ95で増幅させたサウンドをスピーカ96から出力させるものである。なお、サブCPU82は、液晶表示装置22に遊技機データを表示させるのに必要なデータを、メイン制御基板61から送信されるコマンドに基づいてゲーム毎に算出し、制御RAM84に記憶したデータをゲーム毎に算出したデータに更新している。
【0034】
さらに、サブ制御基板62は、制御部81に接続する、鍵入力部140a〜140c、鍵ユニット駆動部110、エラー検知センサ120、報知部150を有する。
【0035】
鍵入力部140a〜140cは、各錠ユニット100a〜100cに対応するものであり、例えば、店員等の操作により、入力された錠ユニット100a〜100cの暗証番号を取り込み、その暗証番号をI/Oポート87を介してサブCPU82に与えるものである。なお、制御RAM84は、所定の記憶領域に設定された錠ユニット100a〜100cの設定暗証番号及び暗証番号の入力順序を記憶している。そして、サブCPU82は、各鍵入力部140a〜140cから番号が与えられると、その番号と制御RAM84に設定されている設定暗証番号とを照合し、一致するか否かをそれぞれ判定する。また、サブCPU82は、入力された暗証番号の入力順序が設定された順序と一致するかを判定する。
【0036】
これにより、単に複数の錠ユニット100a〜100cの暗証番号照合だけでなく、その入力順序もロック解除条件とすることができるので、入力順序及び各暗証番号を共に知っている者でなければ解除することができない。その結果、不正行為をしようとする者による扉体の開放を防止できる。
【0037】
ここで、各錠ユニット100a〜100cの暗証番号の設定、及び、順序設定は、権限がある者(例えば、遊技場の店長等)に限定することが望ましい。また、一度設定した各暗証番号及び入力順序は、変更可能である。
【0038】
錠ユニット駆動部110は、サブCPU82における錠ユニット100a〜100cの入力暗証番号及び順序が正当である場合に、サブCPU82からI/Oポート87を介してロック解除を駆動させるための制御信号を受け取り、錠ユニット100a〜100cに対してロック解除指令を与えるものである。これにより、入力暗証番号及び入力順序が正当である場合に、錠ユニット100a〜100cのロックを解除させることができる。
【0039】
また、制御部81は、ロック解除時に報知部150に制御信号を与えて、制御信号を受け取った報知部150が所定の報知処理を行なう。ここで、報知部150は、例えば、ランプや警報ブザーや警告音声出力装置などが該当する。
【0040】
また、制御部81は、暗証番号入力に制限時間を設け、パチスロ機1内のタイマからタイマ情報に基づいて入力時間を監視するものである。すなわち、ロック解除条件として制限時間を設けることができる。この制限時間は、例えば、各暗証番号の入力時間に対するものや、又最初の番号入力から最後の番号入力まで時間に対するものとすることができる。そして、制限時間を越えた場合、制御部81は、ロック解除を認めず、錠ユニット駆動部110に制御信号を与えないようにする。これにより、不正行為者がその入力順序及び各暗証番号を共に知っている必要があり、その入力ミスした場合を検出することができる。
【0041】
さらに、制御部81は、ロック解除時のジャーナル情報を記録するものである。このジャーナル情報は、入力順序及び各暗証番号が正当であり制御信号を送出した時刻情報を有するものである。また、制御部81は、パチスロ機1内に予め設置されているエラー検知センサ120からエラー発生時にエラー検知情報を受け取り、エラー検知情報をエラー発生時刻と共に履歴情報を記録するものである。このように、制御部81は、エラー検知情報の履歴情報とロック解除時のジャーナル情報とを共に記録する。これは、一般に、ロック解除するときは主にパチスロ機1内にエラーが生じたときなので、エラー検知時とロック解除時とを対応させて管理することができる。そして、エラー検知時以外にロック解除がなされた場合、特別な事情がない限り、不正行為が生じたと考えられ得るので、このときに設定した各錠ユニットの暗証番号や入力順序を以後設定しないようにすることができる。
【0042】
ここで、エラー検知センサ120は、パチスロ機1内でエラーが生じ得る1又は複数の箇所に予め設けられたセンサである。エラー検知センサ120は、例えば、投入メダル通過時間エラー、投入メダル通過チェックエラー、遊技メダル補助収納庫満杯エラー、投入メダル逆行エラー、ホッパーエンプティエラー、ホッパージャムエラー、イリーガルヒットエラー等を検知するものである。
【0043】
(A−2)第1の実施形態の動作
次に、本実施形態のパチスロ機1におけるロック解除管理の動作について説明する。
【0044】
以下では、まず、各錠ユニット100a〜100cのロック解除条件の設定処理について図6のフローチャートを参照して説明する。本実施形態における錠ユニット100a〜100cのロック解除条件は、各錠ユニット100a〜100cの各暗証番号が決められた順序で入力されることを条件とする。従って、ここでは、各錠ユニット100a〜100cの暗証番号の設定及び入力順序の設定が必要となる。なお、各錠ユニット100a〜100cの暗証番号及び入力順序の設定は、例えば、遊技場の店長などの設定権限がある者によりなされることが望ましい。
【0045】
図6において、パチスロ機1の制御部81が、各錠ユニット100a〜100cの暗証番号及び入力順序の設定モードに切り替えられる(S1)。
【0046】
ここで、設定モードの切り替えは、種々の方法が考えられるが、例えば、パチスロ機1内部などに設定ボタンを設け、その設定ボタンが押下され、制御部81に設定信号が与えられたときに設定モードに切り替えられるようにしてもよい。また、設定モードになった場合に、その旨を知らせるための表示ランプを点灯させるようにしてもよい。
【0047】
制御部81が設定モードになると、設定者により、設定者の意思に基づく順序で各鍵入力部100a〜140cが操作され、設定者の意思に基づく暗証番号が入力される。そして、各鍵入力部140a〜140cに入力された番号は、I/Oポート87を介して各鍵入力部140a〜140cからサブCPU82に与える(S2、S3)。
【0048】
このとき、設定者は各鍵入力部140a〜140cを順番に操作して暗証番号を入力する。そして、入力番号が入力された順番にサブCPU82に与えられる。ここで、各鍵入力部140a〜140cは、入力番号を与える際、予め定められた識別番号もサブCPU82に与える。これにより、サブCPU82は、どの鍵入力部140a〜140cからの番号であるかを識別することができる。なお、図6のS2及びS3の順序は逆であってもよい。
【0049】
設定者の意思による順序で各鍵入力部140a〜140cから設定しようとする番号がすべて入力されると(S4)、制御部81は、各鍵入力部140a〜140cから与えられた番号を制御RAM84の所定領域に格納し、各錠ユニット100a〜100cのロック解除条件が設定される(S5)。
【0050】
このとき、図7は、サブCPU82が設定するロック解除条件の設定イメージを示すものである。例えば、各鍵入力部140a〜140cの識別番号を順に「1」〜「3」とする。そして、設定者による設定順序を「2」、「3」、「1」とする。この場合、サブCPU82は、最初に取得した識別番号「2」の番号「1234」を設定テーブルに書き込み、次に取得した識別番号「3」の番号「5678」を設定テーブルに書き込み、最後に取得した識別番号「1」の番号「9012」を設定テーブルに書き込む。これにより、各暗証番号と入力順序とを対応させて管理することができる。
【0051】
次に、本実施形態のパチスロ機1における錠ユニット100a〜100cのロック解除処理について図8のフローチャートを参照して説明する。
【0052】
パチスロ機1の制御部81は、鍵入力部140a〜140cのいずれかから入力された番号与えられたか否かを監視している(S11)。そして、例えば店員等の操作により暗証番号が入力されると、入力された番号が、鍵入力部140a〜140cからI/Oポート87を介してサブCPU82に与えられる(S11)。このとき、各鍵入力部140a〜140cは識別番号もサブCPU82に与える。
【0053】
サブCPU82では、パチスロ機1内のタイマからタイマ情報を取得し、与えられた番号の入力が所定の制限時間t内であるか否かを判定し、制限時間tを経過しているとそのままロック解除されず処理は終了する。一方、制限時間t内である場合、S13に進む(S12)。
【0054】
各鍵入力部140a〜140cから暗証番号が与えられると、サブCPU82は、制御RAM84の所定領域から設定された設定テーブルが呼び出され、入力された暗証番号及びその入力順序と、設定された暗証番号及び入力順序とが一致するか否かを照合する(S14)。そして、その照合結果が一致しない場合そのままロック解除されず処理は終了する。
【0055】
一方、照合結果が一致する場合、ロック解除を駆動させる旨の制御信号が、制御部41から錠ユニット駆動部43に与えられる(S15)。錠ユニット駆動部43に制御信号が与えられると、錠ユニット駆動部43は各錠ユニット100a〜100cにロック解除指令を与える(S16)。これにより、各錠ユニット100a〜100cは、ロック解除指令に基づいてシリンダ錠を駆動させてロックを解除する(S17)。また、このとき、制御部41では、ロック解除された時点での時刻情報を取得し、その時刻情報と共にロック解除に係るジャーナル情報を所定の記録エリアに格納し履歴として管理する(S18)。
【0056】
なお、制御部41は、エラー検知センサ45が検知したエラー情報も履歴情報として、所定領域に格納する。そして、これら格納しているロック解除に係るジャーナル情報及びエラー情報の履歴情報は、所定の出力要求に応じて、例えば液晶表示装置22等に出力可能である。
【0057】
以上のようにして、錠ユニット100a〜100cは、それぞれの暗証番号とその入力順序とが正しい場合にのみロックを解除することができる。
【0058】
(A−3)第1の実施形態の効果
以上、本実施形態によれば、遊技機が、その扉体に複数の錠ユニット100a〜100cを備え、それぞれのロック解除の暗証番号及びその入力順序が正しく入力された場合にのみロック解除できるようにすることで、ロック解除に係るセキュリティを高めることができる。
【0059】
(B)第2の実施形態
次に、本発明の遊技機の第2の実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態では、遊技場内に設置したホールコンピュータ等のサーバが、通信回線を通じて、各遊技体の扉体に設けた複数の錠ユニットのロック解除を管理するシステムについて説明する。
【0060】
図9は、第2の実施形態に係るロック解除の管理システムの概略的なシステム構成を説明する図である。
【0061】
図9に示すように、本実施形態のシステム50は、通信回線を通じて、サーバ51、各島の複数のパチスロ機と接続する島コンピュータ52−1〜52−n(nは正の整数)と、各島コンピュータ52−1〜52−nに接続する各パチスロ機の制御部1−11〜1−2N(Nは正の整数)を有する。
【0062】
各島コンピュータ52−1〜52−nは、いわゆる島を構成するパチスロ機1−11〜1−2Nと接続可能であり、これらパチスロ機1−11〜1−2Nとサーバ51との間で授受される情報を中継するものである。本実施形態において、サーバ51と各制御部1−11〜1−2Nとは、各島コントローラ52−1〜52−nを介した階層的なネットワークとして説明するが、サーバ51が各パチスロ機の制御部1−11〜1−2Nと接続可能であれば、接続形態は特に限定されず、例えば各島コントローラ52−1〜52−nを介さなくてもよい。
【0063】
パチスロ機1−11〜1−2Nの基本的な構成は、第1の実施形態で説明したパチスロ機1の構成に対応するが、パチスロ機1−11〜1−2Nは、制御基板に通信回線を介してサーバ51と情報を授受できる通信手段を備える。また、パチスロ機1−11〜1−2Nの制御部81は、暗証番号の照合、すなわちロック解除条件の照合を行なわない。つまり、本実施形態ではロック解除条件の照合は、サーバ51側が行なう。
【0064】
パチスロ機1−11〜1−2Nにおいて、各暗証番号が、鍵入力部140a〜140cから制御部81に与えられると、その各暗証番号は、パチスロ機1の通信手段から通信回線を介して島コントローラ52−1〜52−nを経由し、サーバ51に与えられる。そして、サーバ51において、ロック解除条件の照合がなされて、その照合結果がサーバ51からパチスロ機1−11〜1−2Nに与えられる。サーバ51における照合結果が正当である場合、制御部81は錠ユニット駆動部110にロック解除を駆動させる制御信号を送出し、錠ユニット駆動部11は、ロック解除指令を錠ユニット100a〜100cに与えることで、錠ユニット100a〜100cはロックを解除する。一方、照合結果が不当である場合、ロック解除せず処理が終了する。
【0065】
続いてサーバ51の内部機能について図10を参照して説明する。サーバ51は、遊技場内に設置されている各パチスロ機、各島コンピュータ52−1〜52−n、サンド等の遊技関連機器を管理するホールコンピュータが該当し、各パチスロ機器や関連装置等と接続している。
【0066】
図10において、サーバ51は、通信部511、制御部512を少なくとも備える。この制御部512は、例えばCPU、制御RAM、プログラムROMなどから構成されており、サーバ51の機能を実現するものである。また、サーバ51は、制御部512がロック解除情報データベース513、ジャーナルデータベース514及びエラー情報データベース515に接続可能である。なお、本実施形態では、ロック解除データベース513、ジャーナルデータベース514及びエラー情報データベース515は、サーバ51内に存在するものとして説明するが、接続可能であれば、物理的に同一でなくてもよい。
【0067】
サーバ51において、通信部511は、到達した通信データを受け取り所定の通信制御を行ない、通信データに含まれている情報を制御部512に与えるものである。このとき、制御部512は、通信データの種別に基づいてロック解除要求であると判定すると、情報通信データの送信元アドレスから対象となるパチスロ機を特定し、ロック解除情報データベース63に格納されている当該パチスロ機のロック解除情報を取り出し、その当該パチスロ機のロック解除情報を参照して、通信データに含まれている暗証番号の照合及び入力順序を照合するものである。
【0068】
ここで、図11は、ロック解除情報データベース513に格納されるロック解除情報のイメージを示す。図11に示すようにロック解除情報データベース513は、入力順序及び各錠ユニット100a〜100cの暗証番号を各パチスロ機毎に管理している。
【0069】
なお、本実施形態では、各パチスロ機毎に異なる暗証番号及びその入力順序を設定するものとして説明するが、この他に各島毎又は任意の複数のパチスロ機を1グループとし、このグループ内で共通の暗証番号及び入力順序を設定してもよい。この場合、ロック解除情報データベース513は各島又は任意のグループごとに入力順序及び各暗証番号を管理できる。
【0070】
図11において、入力順序及び各暗証番号は、図7で説明した設定テーブルに対応するものであるので詳細な説明は省略する。また、遊技機アドレスとは、パチスロ機を特定するための識別情報である。従って、パチスロ機識別情報(ID番号)としてもよい。ジャーナルアドレスは、ジャーナルデータベース514における、当該パチスロ機のジャーナル情報の格納領域アドレスを示す。
【0071】
例えば、図11ではパチスロ機識別番号「0001」が割り当てられたパチスロ機のものである。図11に示すように、ロック解除情報データベース513は、識別番号「0001」のパチスロ機について、各錠ユニット100a〜100cの識別番号を用いた暗証番号の入力順序「2」、「3」、「1」と、各識別番号に対応した暗証番号「1234」、「5678」、「9012」と、当該識別番号「0001」のパチスロ機のジャーナルアドレス「A1」を格納する。そして、制御部512は、受信した通信データの識別情報に基づいてパチスロ機1−11〜1−2Nを特定し、当該パチスロ機のロック解除情報をロック解除情報データベース513から取り出して、通信データに含まれている暗証番号及び入力順序が一致設定内容と一致するか否かを判定する。そして、制御部512は、一致する場合、ロック解除指示信号を通信部511に与えて制御部1−11〜1−2Nに返信させ、一致しない場合、一致しない旨の通信部511に与えて一致しない旨の通信データを制御部1−11〜1−2Nに返信させる。
【0072】
また、制御部512は、ロック解除情報のジャーナルアドレスに基づいて、ジャーナルデータベース514の格納領域に格納されている当該パチスロ機のジャーナル情報を取り出し、今回の各暗証番号及び入力順序の判定結果を追加する。このとき、サーバ51内で管理する時刻情報を取り出し、その時刻情報と共に追加するようにする。また、制御部512は、各パチスロ機の制御部1−11〜1−2Nから受け取ったエラー検知情報についても、エラー情報データベース515に履歴情報として保存する。これにより、エラー検知情報とロック解除情報とを対応させて管理することができるので、エラー発生時以外にロック解除したか否かを知ることができる。
【0073】
また、制御部512は、遊技場内に設置されている報知手段(例えば、警告ランプやスピーカ等)に接続し、ロック解除時に報知制御するものである。
【0074】
以上、本実施形態では、ホールコンピュータであるサーバ51が、各パチスロ機の扉体に設けられた複数の錠ユニット100a〜100cのロック解除を統括的に管理することができる。
【0075】
(C)他の実施形態
(C−1)上述した第1及び第2実施形態では、パチスロ機を遊技機の例として説明したが、パチスロ機に限定されず、パチンコ機、スロットマシン、ゲーム機など他の遊技機にも適用できる。
【0076】
また、遊技機に限定されず、サンドなど遊技場内に設置される遊技関連機器の扉体に対しても適用可能である。
【0077】
(C−2)上述した第1の実施形態において、鍵入力部140を錠ユニット100に対応したものとして説明したが、共通する入力手段としてもよい。この場合、入力する暗証番号が、どの錠ユニット100に対応するものであるかを識別できるようにする必要がある。
【0078】
(C−3)第1の実施形態で説明した各パチスロ機1の各錠ユニット100a〜100cの各暗証番号及び入力順序の設定は、第2の実施形態で説明したサーバ51から設定できるようにしてもよい。これにより、各錠ユニット100a〜100cの暗証番号及び入力順序の設定については、サーバ51を用いてすることができ、各暗証番号の照合については、各パチスロ機1内で行なうことができる。
【0079】
また、この場合、各パチスロ機の制御部は、各パチスロ機1内で実行された暗証番号の照合結果をサーバ51側に送信し、サーバ51側でジャーナル管理させるようにしてもよい。これにより、サーバ51を用いた各種履歴情報を一元化して管理させることができる。
【0080】
(C−4)第2の実施形態において、ロック解除時の暗証入力は各パチスロ機1から行なうこととして説明したが、暗証照合機能をパチスロ機1の制御部81が備え(第1に実施形態の制御部81に対応する制御部)、サーバ51側から暗証入力により暗証照合させるようにしてもよい。例えば、各パチスロ機1のエラー検知情報がホールコンピュータに与えられるエラー検知システムに採用した場合、そのエラー発生したパチスロ機1の制御部81に対して暗証番号を送信することでロック解除させることができるので、エラー発生時により迅速にエラー対応をさせることができる。
【0081】
(C−5)上述した第1及び第2の実施形態において、ロック解除条件の設定する際に、設定権限を有する者(例えば、店長)であるか否かを個人認証により特定し、認証結果が正当である場合に、ロック解除条件の設定を許容するようにしてもよい。
【0082】
また、同様に、ロック解除の際、ロック解除できる者(例えば、店員)であるか否かを個人認証により特定し、認証結果が正当である場合に、ロック解除を許容するようにしてもよい。
【0083】
このとき、認証処理は、例えば、暗証番号設定のために必要な暗証番号や設定権限者のみが有する専用カードによる認証処理や、指紋などの生体情報による認証処理などを適用することができる。
【0084】
(C−6)ロック解除条件について、上述した第1及び第2の実施形態では、各錠ユニットに対応させた鍵情報を備えるものとして説明した。つまり、錠ユニットのそれぞれに個別の鍵を持たせ、錠ユニットの数と同じ数の鍵情報を設けた場合について説明した。しかし、錠ユニットの数に関わらず、鍵情報の数を設けるようにしてもよい。例えば、1台の遊技機に3個の錠ユニットを設けた場合、これら錠ユニットのロックを解除するために、4個の鍵情報(例えば、暗証番号)を設けてもよい。また、複数の錠ユニットのロックを解除するために、特有の1個の鍵情報(例えば、暗証番号)を設けてもよい。また、ロック解除条件について、各錠ユニット100a〜100cの暗証番号の入力と店員等の個人認証処理とを組み合わせた順序を、ロック解除条件としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0085】
【図1】第1の実施形態に係るパチスロ機の外観を示す正面図である。
【図2】第1の実施形態の錠ユニットの外観を示す斜視図である。
【図3】第1の実施形態の錠ユニット本体の内部機能を示す構成図である。
【図4】第1の実施形態のパチスロ機のメイン制御基板の構成を示すブロック図である。
【図5】第1の実施形態のパチスロ機のメイン制御基板の構成を示すブロック図である。
【図6】第1の実施形態のロック解除条件の設定処理を示すフローチャートである。
【図7】第1の実施形態のパチスロ機に格納される設定テーブルのイメージ図である。
【図8】第1の実施形態のロック解除処理を示すフローチャートである。
【図9】第2の実施形態のシステム構成を示すブロック図である。
【図10】第2の実施形態のサーバの内部構成を示すブロック図である。
【図11】第2の実施形態のロック解除情報の管理例を示すイメージ図である。
【符号の説明】
【0086】
1…パチスロ機(遊技機)、22…液晶表示装置、100(100a〜100c)…錠ユニット、41、47…制御部、43…錠ユニット駆動部、51…サーバ。





【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技機の扉体に複数設けられた錠ユニットと、
上記錠ユニットのロックを解除するための鍵情報を取り込む鍵情報入力手段と、
上記鍵情報入力手段が取り込んだ上記鍵情報が所定の解除条件を満たしている場合に、上記各錠ユニットに対してロック解除指令を与えてロック解除を許容するロック解除制御手段と
を備えることを特徴とする遊技機。
【請求項2】
上記鍵情報入力手段は、上記錠ユニットに対応して備えられることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
【請求項3】
上記解除条件は上記各鍵情報の取り込み順序であり、上記ロック解除制御手段は、上記各鍵情報の取り込み順序が予め設定された順序に一致する場合に、上記複数の錠ユニットのロック解除を許容することを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
【請求項4】
上記解除条件とする上記各鍵情報の取り込み順序は変更可能であることを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
【請求項5】
上記解除条件は上記各鍵情報の取り込み制限時間であり、上記ロック解除制御手段は、上記各鍵情報の取り込み時間が予め定められた制限時間内の場合に、上記複数の錠ユニットのロック解除を許容することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の遊技機。
【請求項6】
上記ロック解除制御手段は、上記各鍵情報の取り込み時間が上記制限時間を越えた場合に、再度上記鍵情報の取り込みを許容することを特徴とする請求項5に記載の遊技機。





【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2006−87501(P2006−87501A)
【公開日】平成18年4月6日(2006.4.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−273663(P2004−273663)
【出願日】平成16年9月21日(2004.9.21)
【出願人】(598098526)アルゼ株式会社 (7,628)
【Fターム(参考)】