説明

遠方監視システム

【課題】 機器の状態変化・復旧が頻発した場合に、無駄のないメール送信を行う。
【解決手段】 接続された機器21a〜21zを制御すると共に前記機器21a〜21zの状態を監視する制御監視手段20aと、機器の状態変化・復旧が検出された場合に状態変化・復旧を通知する監視情報を電子メールにより送信する送信手段20bを備える監視端末20−1を備え、前記監視端末20−1は、機器の状態変化・復旧を繰り返して検出した場合に応じて前記送信手段20bを制御し、対応する電子メールの送信を停止させる制御手段20cを具備する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スタジオや劇場等における照明負荷等の点灯・消灯や調光を行うための調光設備に対し、遠方において監視を行うための調光設備等に適用される遠方監視システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来における調光設備等に適用される遠方監視システムにおいては、それぞれスタジオや劇場等における調光設備が設置されている施設へ作業員が赴いて作業を行う必要があり、作業員の出張に伴う経費および作業に要する時間が増大する難点に鑑み、次の通りの構成を備えた遠方監視システムが提供されている。
【0003】
即ち、調光設備の監視端末側と、この監視端末を集中監視する監視センタ側とに、それぞれメールサーバを設け、メールにより監視業務を行うようにした遠方監視システムである。
【特許文献1】特開2003−169353号公報
【0004】
係る遠方監視システムにあっては、監視情報を得るためのアラーム検出手段であるセンサなどが設けられ、センサが異常を検出してオンとなったときに、アラーム発生を通知するメールが送信され、また、異常から復帰(復旧)してセンサがオフとなったときに、アラーム復帰を通知するメールが送信される。
【0005】
ところが、アラーム検出手段であるセンサの故障により、或いは、例えば、吊り下げ可能な照明器の許容重量オーバを検出するセンサにおいて吊り下げられた照明器が揺れることなどにより、アラーム検出の閾値を上下する入力が得られた場合には、異常と正常の検出が短時間に続くことがある。これに対応して図8に示されるように、センサが異常を検出する度に、アラーム発生を通知するメールが送信され、また、異常から復帰する度に、アラーム復帰を通知するメールが送信される。
【0006】
従って、上記の如き従来システムによれば、上記メールを受け取る携帯電話機やセンタの監視システムでは、メール取込を行うとメールサーバには大量の同じ内容を持つメールが蓄積されていることになり、煩わしいものであった。
【0007】
また、監視対象機器故障などの場合において保守のための部品が揃わず、日時が経過しているようなときには、システムに電源を投入して立ち上げを行う度に、異常発生を検出し、アラーム発生を通知するメールが送信されてしまう。係る場合あっても、電子メールを受ける側は、了解事項が何度も通知され煩わしいものであった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、上記如く、同一の機器におけるアラーム検出部からのアラーム発生を通知するメールやアラーム復帰を通知するメールの連続送信や、了解事項に係る内容を持つメールが何度も通知される煩雑さを解決することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る遠方監視システムは、接続された機器を制御すると共に前記機器の状態を監視する制御監視手段と、機器の状態変化・復旧が検出された場合に状態変化・復旧を通知する監視情報を電子メールにより送信する送信手段を備える監視端末と、前記監視端末から送られる電子メールを受信するメールサーバと、前記メールサーバの受信した自装置宛の電子メールを取り込む電子メール装置とを具備し、前記監視端末は、機器における状態変化・復旧の繰り返しを検出した場合に応じて前記送信手段を制御し、対応する電子メールの送信を停止させる制御手段を具備することを特徴とする。
【0010】
本発明に係る遠方監視システムは、接続された機器を制御すると共に前記機器の状態を監視する制御監視手段と、機器の状態変化・復旧が検出された場合に状態変化・復旧を通知する監視情報を電子メールにより送信する送信手段を備える監視端末と、前記監視端末から送られる電子メールを受信するメールサーバと、前記メールサーバの受信した自装置宛の電子メールを取り込む電子メール装置とを具備し、前記電子メール装置は、前記監視端末に対して、所定機器に関する電子メールの送信休止を要求する制御情報を含む電子メールを送信する制御情報送信手段を具備し、前記監視端末は、前記メールサーバから取り込んだ電子メールに、所定機器に関する電子メールの送信休止を要求する制御情報を検出した場合に、対応する電子メールの送信を休止させる制御手段を具備することを特徴とする。
【0011】
本発明に係る遠方監視システムは、前記監視端末には、機器の状態変化・復旧を検出した場合に状態変化・復旧の履歴情報を記憶し、要求に応じて記憶した履歴情報を出力する履歴情報管理手段を具備することを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明に係る遠方監視システムは、機器における状態変化・復旧の繰り返しを検出した場合に応じて、対応する電子メールの送信を停止させるので、機器の状態変化・復旧が繰り返されるにも拘らず、多量の同一内容を持つメールが送信されなくなり、メールの受け手にとっては煩わしさから解消されると共に、送信のコストなど無駄を低減することができる。
【0013】
本発明に係る遠方監視システムは、監視端末に対して、所定機器に関する電子メールの送信休止を要求する制御情報を含む電子メールを送信する一方、監視端末では、メールサーバから取り込んだ電子メールに、所定機器に関する電子メールの送信休止を要求する制御情報を検出した場合に、対応する電子メールの送信を休止させる構成を有しているので、所定機器に関する電子メールの送信休止を行うことが可能となり、了解事項を内容とするメールが何度も送られてくる煩わしさを解消し、送信のコストなど無駄を低減することができる。
【0014】
本発明に係る遠方監視システムは、機器の状態変化・復旧を検出した場合に状態変化・復旧の履歴情報を記憶し、要求に応じて記憶した履歴情報を出力する構成を備えているので、機器の状態変化・復旧を検出したにも拘らず電子メールが送られなかった場合であっても、履歴情報を出力させて実際の機器の状態変化・復旧を参照でき、実情を把握して保守のために役立てることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
本発明に係る遠方監視システムでは、機器において状態変化・復旧が頻発した場合に、対応する電子メールの送信を停止させ、頻発の度数より少ないメール送信を行うことで、メールの受け手にとっての煩わしさを解消するという目的を達成したものである。
【0016】
また、本発明に係る遠方監視システムでは、電子メールの発信の休止をメールの受け手側から設定可能とすることにより、不要メールを減少ないしは無くするという目的を達成したものである。
【0017】
更に、本発明に係る遠方監視システムでは、電子メールの送信を停止、休止した場合にも、実際の機器の状態変化・復旧がとのようであったか検出可能とするという目的を、機器の状態変化・復旧を検出した場合に状態変化・復旧の履歴情報を記憶し、要求に応じて記憶した履歴情報を出力することで解消するものである。
【実施例1】
【0018】
以下添付図面を参照して、本発明に係る遠方監視システムの実施例を説明する。図1は、本発明に係る遠方監視システムの実施例を示す構成図である。図1に示されるように、テレビ局等である端末局Tには、スタジオ(或いはホール、劇場等)2−1〜2−nが複数設けられ、センタ局である監視センタ1が1つ設けられている。上記スタジオ2−1〜2−nの構成は、備えられる監視対象に係る機器の数やその種類が異なるものの、基本的には共通であるから、スタジオ2−1についてのみ示してある。
【0019】
スタジオ2−1には、コンピュータにより構成される監視端末20−1と、監視及び制御対象である機器21a〜21zが備えられ、監視端末20−1と機器21a〜21zとは、スタジオ2−1内のLAN(ローカルエリアネットワーク)22により接続されている。
【0020】
機器21a〜21zは、例えば、接続された照明負荷を制御する調光盤、調光制御を行うための調光操作卓、映像機器を制御するための映像操作卓、マイクロホン等の音響機器を操作する音響機器操作卓などである。機器21a〜21zは、例えばマイクロコンピュータやセンサを備えるものであり、照明負荷等に対する制御を行うと共に、制御の成功失敗、ステータス、センサによる収集情報を監視端末20−1へ送信する。
【0021】
スタジオ2−1〜2−nに設けられている監視端末20−1〜20−nはLAN3によって端末局メールサーバ4と接続されている。監視センタ1には、監視システム10と監視局メールサーバ11が備えられており、これらはセンタ内LAN12によって接続されている。LAN3はファイヤウォール5に接続され、LAN12はファイヤウォール6に接続されており、ファイヤウォール5とファイヤウォール6とは、インターネットを実現するネットワーク7を介して接続されている。
【0022】
監視端末20−1〜20−nには、監視センタ1から受け取った電子メールに記述された制御情報に基づき接続されている機器を制御し、また、機器の状態を監視する制御監視手段20a、監視結果特に機器の状態変化・復旧が検出された場合に状態変化・復旧を通知する監視情報を電子メールにより監視センタ1や携帯電話機8等を宛先とする電子メールとして送信する送信手段20b、機器における状態変化・復旧の繰り返しを検出した場合に応じて上記送信手段20bを制御し、対応する電子メールの送信を停止させる制御手段20cが備えられている。
【0023】
端末局メールサーバ4は、監視局メールサーバ11やネットワーク7に接続されている図示せぬメールサーバから送られる電子メールを受取り保持すると共に、監視端末20−1〜20−nから送られる宛先アドレスが監視センタ1である電子メールを受け付けて、監視局メールサーバ11へ転送し、また、宛先アドレスが携帯電話機8である電子メールを受け付けて、ネットワーク7に接続されている携帯電話機8が電子メールを取り出す図示せぬメールサーバへ転送する機能を有している。
【0024】
監視局メールサーバ11の受信した電子メールについては、監視システム10が監視局メールサーバ11へアクセスして自装置宛の電子メールを取り込むものであり、監視システム10は電子メールの送信をも行う電子メール装置を構成し、監視システム10は、監視端末20−1〜20−nに対して、所定機器に関する電子メールの送信休止を要求する制御情報を含む電子メールを送信する制御情報送信手段10aを具備している。
【0025】
また、上記監視端末20−1〜20−nの制御手段20bは、端末局メールサーバ4から取り込んだ電子メールに、所定機器に関する電子メールの送信休止を要求する制御情報を検出した場合に、対応する電子メールの送信を休止させる機能を備えている。
【0026】
更に、監視端末20−1〜20−nは、機器の状態変化・復旧を検出した場合に状態変化・復旧の履歴情報を記憶し、要求に応じて記憶した履歴情報を出力する履歴情報管理手段20dを具備している。
【0027】
監視端末20−1〜20−n、端末局メールサーバ4、監視システム10、監視局メールサーバ11は、パーソナルコンピュータ等、その他の計算機として構築される。このパーソナルコンピュータ等や計算機は、装置を統括制御するCPUを有し、上記CPUが用いるプログラム及びデータ等の情報が記憶された主記憶装置等を有するものである。
【0028】
上記通りのパーソナルコンピュータ等、その他の計算機として構築された監視端末20−1〜20−nは、図2に示されるフローチャートに対応するプログラムを実行することにより、制御監視手段20a、送信手段20b、制御手段20c、履歴情報管理手段20dが実現している。以下、フローチャートに基づき動作説明を行う。
【0029】
監視端末20−1について説明すると、監視端末20−1は、状態変化・復帰(復旧)が有るかを検出しており(S1)、状態変化・復帰が有ると、状態変化・復帰を履歴として記憶しておく(S2:履歴情報管理手段20d)。記憶される履歴情報としては、例えば、図3に示されるように、時刻、対象機器ID、検出内容(状態変化と復帰等)からなっており、状態変化・復帰が短時間に頻発して検出されるチャタリング等の場合にも全ての情報が履歴情報として記憶される。
【0030】
次に、監視端末20−1は記憶してある履歴情報を参照し、今回の状態変化・復帰検出と同一の監視対象(機器)の状態変化・復帰を検出し(S3)、所定時間内の変化・復帰であるかを検出する(S4)。ステップS4において、所定時間内の変化・復帰でないことが検出されると、例えば時刻、対象機器ID、検出内容を含む該当メールを、予め定められた宛先(監視システム10、携帯電話機8等)を指定して端末局メールサーバ4へ送信する(S5:送信手段20b、制御手段20c)。
【0031】
また、ステップS4において、所定時間内の変化・復帰であることが検出されると、電子メールの送信を行うことなく(送信手段20bによる送信を停止させて)、ステップS1に戻って検出を続ける(制御手段20c)。
【0032】
以上の結果、図4に示されるように、センサが異常・復帰検出を極めて短い時間に頻発するような場合にあっても、最初の異常検出のときにアラーム発生を通知するメールが送信され、最終的に復帰となったときにアラーム復帰を通知するメールが送信される。
【0033】
また、監視システム10は、図5に示されるフローチャートに対応するプログラムを実行して制御情報送信手段10aを実現し、これに対応して監視端末20−1は、図6に示されるフローチャートに対応するプログラムを実行して対応する電子メールの送信を休止させる制御手段20cを実現する。以下、フローチャートに基づき動作説明を行う。
【0034】
監視システム10は、電子メールについて送信休止要求の入力があるかを検出し(S11)、送信休止要求があると、送信休止を要求する制御情報を含む電子メールの作成処理を行う(S12)。具体的には、制御情報を含む電子メール作成の画面を開き、機器を特定する入力及び送信休止の制御情報を設定することにより、或いは、以降に送信休止としたい電子メールを受信した画面において、送信休止の制御情報を含む電子メールを返送する指示入力を行うことにより、送られてきた上記電子メールから機器を特定する情報を取り込み送信する電子メールに転記すると共に送信停止の制御情報を付加して、該当電子メールが出来上がり、送信を指示入力する。送信が指示入力されると、監視システム10は、作成した電子メールを送信する処理を行う(S13)。
【0035】
一方、監視端末20−1では電子メールを取り込むときに、図6に示されるように動作を行う。監視端末20−1では所定時間毎などの電子メールの取り出しトリガ発生があったかを検出し(S21)、YESとなると端末局メールサーバ4へアクセスして電子メールの取り出しを行う(S22)。そして、監視端末20−1はメール内容を分析し、送信休止の制御情報が含まれているかを検出する(S23)。送信休止の制御情報が含まれている場合には、該当するメール送信を休止する設定を行う(S24)。また、ステップS23において、送信休止以外の制御情報が到来した場合には当該制御情報に対応する処理を行う(S25)。
【0036】
上記のメール送信を休止する設定が行われることに対応して、監視端末20−1は、図7に示されるフローチャートに対応するプログラムにより処理を行う。ステップS1からステップS4までは、図2のフローチャートにおいて説明した動作が行われる。そして、ステップS4において、状態変化・復旧が所定時間内に繰り返されていないことが検出された場合に、メール送信休止の設定情報を参照し(S31)、当該検出に係る機器に関して該当する休止設定がなされているかを検出し(S32)、休止設定がなされているときには、電子メールの送信を行うことなく(送信を休止して)、ステップS1に戻って検出を続ける(制御手段20c)。これにより、機器故障を認識している場合等において、保守復旧を行うまでに繰り返される同一電子メールの送信を休止させることができる。
【0037】
また、ステップS32において休止設定がなされていない場合には、例えば時刻、対象機器ID、検出内容を含む該当メールを、予め定められた宛先(監視システム10、携帯電話機8等)を指定して端末局メールサーバ4へ送信する(S5:送信手段20b、制御手段20c)。
【0038】
保守復旧を完了した場合には、該当する電子メール送信の休止設定がなされている監視端末20−1においてキーボード等を操作して、設定を解除することができる。なお、電子メール送信の休止設定を行った場合と同様にして、監視システム10から電子メール送信の休止解除を指示する制御情報を含む電子メールを該当監視端末20−1へ送り、設定解除を行うようにしてもよい。
【0039】
監視端末20−1〜20−nでは、履歴情報管理手段20dがステップS2において履歴情報を記憶しているが、要求に応じて記憶した履歴情報を出力する。例えば、監視端末20−1〜20−nにおいて、キーボードなどから履歴情報の出力指示を行い、ディスプレイに或いはプリンタから出力を行うことができる。更に、監視システム10から電子メールを送り、これに履歴情報の出力指示に係る制御情報を含ませて、返送される電子メールにより履歴情報を得て、監視システム10のディスプレイに或いはプリンタから出力を行うことができる。これによって、電子メールが送られなかった場合であっても、履歴情報を得ることができ、実際の機器の状態変化・復旧を参照でき、実情を把握して保守のために役立てることができる。
【0040】
なお上記においては、携帯電話機8が電子メール受信を行う電子メール装置として構成されているものを示したが、該当監視端末に対して、所定機器に関する電子メールの送信休止を要求する制御情報を含む電子メールを送信する制御情報送信手段を具備させて、電子メールの送信休止を要求する制御情報を含む電子メールを送信可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本発明に係る遠方監視システムの実施例を示す構成図。
【図2】本発明に係る遠方監視システムの監視端末により行われる電子メール送信処理の動作を示すフローチャート。
【図3】本発明に係る遠方監視システムの監視端末により得られる履歴情報の一例を示す図。
【図4】本発明に係る遠方監視システムの監視端末により行われる電子メール送信処理の動作を示す図。
【図5】本発明に係る遠方監視システムの監視システムにより行われる送信休止に係る電子メール送信処理の動作を示すフローチャート。
【図6】本発明に係る遠方監視システムの監視端末により行われる送信休止に係る電子メール受信処理の動作を示すフローチャート。
【図7】本発明に係る遠方監視システムの監視端末により行われる送信休止設定の有無を考慮した電子メール送信処理の動作を示すフローチャート。
【図8】従来の遠方監視システムの監視端末により得られる履歴情報の一例を示す図。
【符号の説明】
【0042】
1 監視センタ
2-1〜2−n スタジオ
3、12、22 LAN
4 端末局メールサーバ
5、6 ファイヤウォール
7 ネットワーク
8 携帯電話機
10 監視システム
10a 制御情報送信手段
11 監視局メールサーバ
20−1〜20−n 監視端末
20a 制御監視手段
20b 送信手段
20c制御手段
20d 履歴情報管理手段
21a〜21z 機器

【特許請求の範囲】
【請求項1】
接続された機器を制御すると共に前記機器の状態を監視する制御監視手段と、機器の状態変化・復旧が検出された場合に状態変化・復旧を通知する監視情報を電子メールにより送信する送信手段を備える監視端末と、
前記監視端末から送られる電子メールを受信するメールサーバと、
前記メールサーバの受信した自装置宛の電子メールを取り込む電子メール装置と
を具備し、
前記監視端末は、機器における状態変化・復旧の繰り返しを検出した場合に応じて前記送信手段を制御し、対応する電子メールの送信を停止させる制御手段を具備することを特徴とする遠方監視システム。
【請求項2】
接続された機器を制御すると共に前記機器の状態を監視する制御監視手段と、機器の状態変化・復旧が検出された場合に状態変化・復旧を通知する監視情報を電子メールにより送信する送信手段を備える監視端末と、
前記監視端末から送られる電子メールを受信するメールサーバと、
前記メールサーバの受信した自装置宛の電子メールを取り込む電子メール装置と
を具備し、
前記電子メール装置は、前記監視端末に対して、所定機器に関する電子メールの送信休止を要求する制御情報を含む電子メールを送信する制御情報送信手段を具備し、
前記監視端末は、前記メールサーバから取り込んだ電子メールに、所定機器に関する電子メールの送信休止を要求する制御情報を検出した場合に、対応する電子メールの送信を休止させる制御手段を具備することを特徴とする遠方監視システム。
【請求項3】
前記監視端末には、機器の状態変化・復旧を検出した場合に状態変化・復旧の履歴情報を記憶し、要求に応じて記憶した履歴情報を出力する履歴情報管理手段を具備することを特徴とする請求項1または2に記載の遠方監視システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2006−178533(P2006−178533A)
【公開日】平成18年7月6日(2006.7.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−368284(P2004−368284)
【出願日】平成16年12月20日(2004.12.20)
【出願人】(000003757)東芝ライテック株式会社 (2,710)
【Fターム(参考)】