説明

録画再生装置

【課題】ユーザーの所望する人物などが登場する放送内容を容易に録画することが可能な録画再生装置を提供する。
【解決手段】HDD内蔵レコーダ10では、メイン制御部12のROM11aに記憶された録画プログラムPGが開始すると、放送受信部26で受信された映像信号に基づく動画データをHDD23に全て一時録画する。キーワード登録部41には、ユーザが入力したキーワードが登録されている。メイン制御部12は、キーワードに関する対象画像をキーワード検索実行部42によってインターネット50の検索エンジン51で検索し、この対象画像を対象画像登録部43に登録し、さらにHDD23に一時録画された動画データから対象画像が検出されるか否かを監視し、対象画像が検出された放送番組を保存する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、テレビ放送などの映像信号を受信して動画データを記憶及び再生する録画再生装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、地上波デジタル放送や衛星放送が益々普及してきており、これにともなってテレビ放送の番組などを録画/再生するDVDレコーダやHDD内蔵ビデオレコーダなどの録画再生装置の需要が高まっている。
【0003】
最近では、このような録画再生装置の多くは番組の予約録画を簡単にするため、電子番組ガイド情報を使用する機能を持っている。この電子番組ガイド情報は、例えば特許文献1〜3に記載されているように、インターネットによって配信、あるいは番組放送用の電波の隙間を使って送信されており、これらのデータを受信し、専用のソフトを使用して読み取りが可能となっている。
【0004】
上述したような電子番組ガイドを使用することで、例えば特許文献4に記載されているように、ユーザーの所望するキーワード、例えばタレント名やスポーツ名などを登録しておけば、そのキーワードを電子番組ガイドから自動的に検索して、対象番組を録画することが可能となっている。
【特許文献1】特開平9−191235号公報
【特許文献2】特開平9−200638号公報
【特許文献3】特開2001−128076号公報
【特許文献2】特開平10−285528号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、多チャンネル化や、多種多様なテレビ番組の構成、例えばライブ放送で出演者が急遽変更になるなどの影響もあり、テレビ番組に出演する全ての出演者を電子番組ガイドに掲載することは不可能となっている。よって、上記特許文献1〜4記載の構成では、ユーザが所望する人物が電子番組ガイドに掲載されない場合、あるいは、コマーシャルなど電子番組ガイドに放送内容自体が掲載されない場合では、録画再生装置で録画が行われないことになる。
【0006】
本発明は、上記事情を考慮してなされたものであり、ユーザの所望する人物、キャラクターが登場する放送内容を簡単な操作で容易に録画することが可能な録画再生装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、放送用の映像信号を受信するチューナと、このチューナで受信した映像信号を信号処理して動画データに変換する信号処理手段と、動画データを記憶する記憶する記憶手段と、キーワードを登録する登録手段と、これらを制御する制御手段とを備え、前記キーワードに関連する放送内容の前記動画データを前記記憶手段に保存し、前記記憶媒体から動画データを読み出して動画を再生する録画再生装置において、前記登録手段に登録されたキーワードに関連する対象画像を検索する検索手段と、前記検索手段で探し出された対象画像と一致する画像を前記動画データから検出する対象画像検出手段とを備え、前記制御手段は、前記チューナで受信して取得した動画データの全てを前記記憶手段に一時的に記憶させておき、これら全ての動画データの中から、前記対象画像検出手段によって前記対象画像が検出された放送内容の前記動画データを保存させることを特徴とする。
【0008】
なお、前記制御手段は、前記対象画像を前記動画データに関連付けて保存することが好ましい。また、前記制御手段は、前記記憶手段に一時保存した動画データのうち、前記対象画像が検出された放送内容の動画データのみを残し、それ以外の動画データを消去させることが好ましい。
【0009】
さらにまた、前記対象画像検出手段は、前記動画データのうち、所定フレーム数毎に静止画フレームを抜き出して、その静止画フレーム中から前記対象画像と一致する画像を検出することが好ましい。あるいは、電子番組ガイド情報を取得する情報取得手段を備え、前記制御手段は、前記情報取得手段で取得した電子番組ガイド情報から各放送番組の放送時間を取得し、放送番組の終了時間となったとき、その放送番組に対応する前記動画データから前記対象画像が検出されたか否かを認識し、前記動画データの保存又は削除を実行させることが好ましい。
【発明の効果】
【0010】
本発明の録画再生装置は、登録手段に登録されたキーワードに関連する対象画像を検索する検索手段と、検索手段で探し出された対象画像と一致する画像を動画データから検出する対象画像検出手段とを備え、制御手段は、チューナで受信して取得した動画データの全てを記憶手段に一時的に記憶させておき、これら全ての動画データの中から、対象画像検出手段によって対象画像が検出された放送内容の動画データを保存させるので、ユーザの所望する人物、キャラクターが登場する放送内容を簡単な操作で容易に録画することできる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、図面を参照して本発明を実施した録画再生装置としてのHDD内蔵レコーダについて説明する。HDD内蔵レコーダの電気的構成の概略を図1に示す。HDD内蔵レコーダ10は、CPU11を主構成要素とし、各部を統括的に制御するメイン制御部12を備えている。CPU11は、ROM11a,RAM11bを有し、データバス13を介して画像入力コントローラ16、画像信号処理回路17、圧縮処理回路18、ビデオエンコーダ19、三次元YC検出回路21、SDRAM22、HDD(ハードディスクドライブ)23、及び操作部24が接続されている。
【0012】
操作部24としては、レコーダ本体に設けられた操作スイッチ、及びリモコン装置などからなり、画像の記録/再生に必要なユーザーの入力操作を検知し、操作信号をCPU11に送る。
【0013】
さらにHDD内蔵レコーダ10は、放送受信部26と、放送受信部26及び画像入力コントローラ16に接続されたA/D変換回路27と、インターネット接続I/F28とを設けている。放送受信部26は、アンテナ26aによってテレビ放送などの電波を受信し、ユーザーが選択した放送局に応じたアナログまたはデジタルの受信信号を映像信号に変換し、アナログの映像信号の場合はA/D変換回路27へ送信し、デジタルの映像信号の場合は画像入力コントローラ16へ送信する。そして、メイン制御部12は、A/D変換回路27によってアナログからデジタルに変換された映像信号、または放送受信部26から送信されたデジタルの映像信号を画像入力コントローラ16を経て、SDRAM22に一時記憶させる。なお、本実施形態においては、放送受信部26は、複数のチューナから構成されており、テレビ放送用の電波を複数同時に受信することができる。
【0014】
画像信号処理回路17は、SDRAM22に一時記憶されたデジタルの映像信号に対して階調変換、ホワイトバランス補正、γ補正等の各種画像処理、及びYC変換処理等を施して動画データを形成する。また、三次元YC検出回路21は、輝度信号及び色信号から動き検出を行ってノイズの低減などを行う。メイン制御部12は、各種処理が施された動画データを圧縮処理回路18によってAVIやMPEGなど圧縮形式で圧縮した後、HDD23を制御して動画データを記憶させる。
【0015】
ビデオエンコーダ19では、動画データ、または入力を行うためのメニュー画面などをビデオ信号に変換してモニタ29に出力し、このビデオ信号を受信したモニタ29は、表示画面29aに動画、あるいはメニュー画面などを表示する。
【0016】
インターネット接続I/F28は、一般的な公衆回線などを介してインターネットに接続し、各種データの送受信を行う。本実施形態では、後述する電子番組ガイド情報の取得及び検索エンジンによる画像検索のためにインターネットに接続する。
【0017】
さらに、メイン制御部12は、ROM11aに記憶された録画処理プログラムPGを実行することによって、キーワード登録部41、キーワード検索実行部42、対象画像登録部43、対象画像検出部44として機能する。キーワード登録部41は、ユーザーが入力する人物やキャラクターなどのキーワードを記憶して登録するものである。このキーワードとしては、ユーザーが所望する人物やキャラクターの名称などを入力する。
【0018】
キーワード検索実行部42は、インターネット接続I/F28を動作させてインターネット50と接続し、yahoo(登録商標),goo(登録商標),google(登録商標)などの検索エンジン51を使用して上述したキーワードに関連する対象画像を検索する。そして対象画像登録部43は、キーワード検索実行部42が検索エンジン51で探し出したキーワードの対象画像55を登録し、HDD23に記憶させる。なお、上述した検索エンジン51による検索結果が複数あった場合には、検索エンジン51に登録された時間が最も新しい画像、画像サイズが最も大きい画像、あるいは検索結果として示された回数が最も多い画像などを対象画像55として決定すればよい。
【0019】
キーワード画像検出部44は、上述したキーワード画像登録部43で登録されたキーワードの対象画像55と一致する画像を、HDD23に一時保存した動画データの中から検出する。対象画像55の検出方法としては、例えば動画データを形成する静止画フレームから顔画像を抽出し、この抽出された顔画像と対象画像55との比較を行い、そのマッチング率が高い場合、対象画像55と一致する画像であると判定する。
【0020】
次に上記構成の作用について図に示すフローチャートに沿って説明する。ユーザーはHDD内蔵レコーダ10の電源をオン状態とした後、先ず操作部24によってモード選択を行い、録画モードを選択するとメイン制御部12の録画処理プログラムPGが起動して、例えば図3に示すような放送局の選択画面60がモニタ29に出力され、放送受信部26で同時受信可能な放送局の一覧61a〜61gが表示される。そして、ユーザーは操作部24を操作して録画対象の放送局を入力する(st1)。選択画面60では、例えば選択された放送局の表示は色が変化したり、点滅したりする。なお、ユーザーが選択するのではなく、放送受信部26で同時受信可能な全ての放送局を録画対象としてもよい。放送局の選択が終了すると、メイン制御部12は各放送局の映像信号を受信するように放送受信部26を制御してユーザーが選択入力した放送局、又は受信可能な全ての放送局の受信を開始する。映像信号を受信すると、この映像信号を各種信号処理して動画データを形成する。
【0021】
また、映像信号の受信を開始したとき、メイン制御部12はインターネット接続I/F28を動作させて、インターネットで配信される電子番組ガイド情報を取得する。なお、このとき電子番組ガイド情報を取得する方法としては、例えば現在から1日分の放送予定の番組情報を取得し、さらに1日経過するごとに更新する。また、インターネットで配信される電子番組ガイド情報としては、例えば、番組のタイトル、放送日、番組開始時間、番組終了時間、概略の内容(ダイジェスト)、ジャンルといった情報が含まれる。
【0022】
メイン制御部12は、放送受信部26で受信した映像信号に基づく動画データの全てをHDD23に一時保存させる(st2)。なお、この各放送局の映像信号受信及び一時録画処理が開始されると、メイン制御部12では、各動画データに対する対象画像一致フラグ(詳しくは後述する)が起動する。なおこの対象画像一致フラグは、初期状態では「0」の設定となっており、録画プログラムPGの起動中は随時RAM11bに書き込まれる(st3)。そして、メイン制御部12は、一時録画開始と対象画像一致フラグクリアの処理をどの選択放送局について行ったか認識し(st4)、これらの処理を全ての選択放送局について行うまで繰り返す(st5)。
【0023】
メイン制御部12は、次に図4に示すキーワード選択画面65をモニタ29に出力する。ユーザーは操作部24を操作して自身がテレビ放送で視聴したい人物やキャラクタに関するキーワード、例えば、タレント名やキャラクタ名などを入力する。そして、キーワード登録部41がその入力されたキーワードを登録する。なお、前回の録画モード実行時に登録したキーワードをそのまま使用してもよい。また、本実施形態では、複数のキーワードを登録することができる。
【0024】
キーワードが登録されると、メイン制御部12は、キーワード検索実行部42によってインターネット接続I/F28を介してインターネット50と接続し、図2に示すように、登録されたキーワードに関連する画像をインターネットの検索エンジン51を用いて検索する(st6)。そして、検索エンジン51によって、キーワードに関連する画像55が探し出されると、キーワード画像登録部43によってその画像が対象画像55として登録される(st7)。
【0025】
対象画像55の登録が終了すると、メイン制御部12は、HDD23に一時保存された各動画データに対して、所定のフレーム数、例えば、10フレーム毎に1つの静止画フレームを抜き出し(st8)、この抜き出した静止画フレームから、登録された対象画像55と一致する画像の検出を行う(st9)。対象画像が検出された場合、対象画像一致フラグを「1」にする(st10)。そして、メイン制御部12は、この対象画像55の検出処理を全ての選択放送局で開始する(st11)。
【0026】
一方、メイン制御部12は、上述した電子番組ガイド情報を参照して各放送内容(番組、コマーシャル、告知など)の終了時間に(st12)、対象画像一致フラグを監視する(st13)。このとき、対象画像一致フラグが「1」となっている場合、その放送内容に対象画像が検出されていることを認識し、その放送内容を番組開始時間から番組終了時間までHDD23に保存、すなわち、録画した状態にする(st14)。また、放送内容の終了時間が過ぎたとき、対象画像一致フラグをリセットして「0」にする(st16)。
【0027】
一方、放送内容の終了時間に対象画像一致フラグが「1」になっていない場合は、対称画像が一度も検出されていないことを認識し、その放送内容について、一時保存されている動画データをHDD23から全て削除する(st15)。なお、コマーシャルなどは、電子番組ガイド情報には、情報が配信されない場合がある。そこで、例えば、対象画像一致フラグが「1」になったとき、その時間に該当する番組が無かった場合は、情報が配信されない放送内容(コマーシャル、放送局からの告知など)の時間であるとメイン制御部12は判断し、この時間の前の番組が終了する時間から、次の番組が開始する時間までの放送内容をHDD23に保存させるようにしてもよい。あるいは、番組情報が配信されない放送内容の時間では、対象画像が検出された静止画フレームとその前後の所定フレーム数(本実施形態では10フレーム)の分だけを保存させるようにしてもよい。
【0028】
さらに、メイン制御部12は、キーワードの対象画像55が検出された放送内容の動画データを保存するときには、例えば図5に示すようなファイル構造で保存する。すなわち、録画した動画データ65に、対象画像登録部43に登録済み且つ動画データ65から検出された画像と一致する対象画像55と、動画データ65の放送内容に対応する電子番組ガイド情報からの情報データ66とを添付した動画データファイル67としてHDD23内に保存する。また、電子番組ガイド情報に該当する番組が無い場合は、例えば該当番組無しなどのタイトルと録画時間とからなる情報を添付する。なお、これらに限らず、動画データ65と対対象画像55とを関連付けして保存すればよく、例えば動画データ65と対象画像55とは別々の場所に保存し、且つ動画データ65に対応する対象画像55のファイル名を示すデータなどを動画データ65に付与して記憶させる構成としてもよい。
【0029】
なお、本実施形態においては、上記の一時録画処理中に登録済みのキーワード削除を行うことが可能となっており。上述の放送内容の保存、又は削除の処理を行った後、メイン制御部12は、登録キーワードが削除されているか否かを確認し(st17)、変更が無い場合は、上述の処理を繰り返し、登録キーワードが削除されている場合には、録画処理プログラムPGを終了する。
【0030】
このようにして、ユーザーの所望する放送内容の録画を簡単な手間で、容易に行うことが可能であり、電子番組ガイド情報に出演者としてキーワードの人物などが掲載されていない場合でも、その人物などを検出して放送内容を録画することが可能であり、さらにコマーシャルなど電子番組ガイド情報に番組として配信されていない放送内容でも、キーワードの人物が出演していれば録画することができる。また、録画した放送内容を再生するときには、例えば図6に示すような再生選択画面70がモニタ29に表示される。この再生選択画面70は、上述した動画データ65に対応する電子番組ガイド情報のデータ66と、リファレンス画像としての対象画像55からなるメニュー71が表示され、ユーザーはこれらのメニュー71を見ながら操作部24を操作して再生する動画データ65を選択する。これにより、ユーザーは放送内容を容易に識別し、再生する動画データ65を決定することができるため利便性が向上する。
【0031】
なお、上記実施形態においては、番組などの放送終了時間毎に対象画像一致フラグを監視して、対象画像が検出された放送内容の保存、及び対象画像が検出されなかった放送内容の削除を即時処理で行っているが、本発明は、これに限らず、例えば、映像信号に基づく動画データを全てHDD23に一時保存しておき、録画開始から1日経過する毎に、又は1日に1回所定の時刻毎に、この1日分の動画データから所定フレーム毎に抜き出した静止画フレームから対象画像の検出を行い、対象画像が検出された放送内容の保存、検出されなかった放送内容の削除を一括して処理するようにしてもよいし、あるいは対象画像の検出を即時処理で行い、且つその検出結果(対象画像一致フラグ)を一定時間毎に記憶しておき、この検出結果及び電子番組ガイド情報に基づいて放送内容の保存及び削除を一括して処理するようにしてもよい。
【0032】
なお、上記実施形態においては、映像信号に基づく動画データを記憶する記憶手段としてHDDを備えたHDD内蔵レコーダを例示して説明しているが、本発明はこれに限らず、大容量の記憶メディアに記憶するメディア記憶方式の録画再生装置に適用してもよく、HDD内蔵方式とメディア記憶方式とを両方備えた録画再生装置に適用してもよい。
【0033】
また、上記実施形態においては、インターネットで配信される電子番組ガイド情報を取得して使用しているがこれに限らず、他の方式、例えばアナログ又はデジタルの放送信号で配信される電子番組ガイドを受信する構成としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明を適用したHDD内蔵レコーダの概略的な構成を示すブロック図である。
【図2】録画プログラムを実行するときのシーケンスを示すフローチャートである。。
【図3】放送局選択画面を示す説明図である
【図4】キーワード入力画面を示す説明図である。
【図5】動画データを保存するときのファイル構造の一例を示す説明図である。
【図6】動画再生を行うときの選択画面表示を示す説明図である。
【符号の説明】
【0035】
10 HDD内蔵レコーダ(録画再生装置)
12 メイン制御部
23 HDD
26 放送受信部
41 キーワード登録部
42 キーワード検索実行部
43 対象画像登録部
44 対象画像検出部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
放送用の映像信号を受信するチューナと、このチューナで受信した映像信号を信号処理して動画データに変換する信号処理手段と、動画データを記憶する記憶する記憶手段と、キーワードを登録する登録手段と、これらを制御する制御手段とを備え、前記キーワードに関連する放送内容の前記動画データを前記記憶手段に保存し、前記記憶媒体から動画データを読み出して動画を再生する録画再生装置において、
前記登録手段に登録されたキーワードに関連する対象画像を検索する検索手段と、前記検索手段で探し出された対象画像と一致する画像を前記動画データから検出する対象画像検出手段とを備え、前記制御手段は、前記チューナで受信して取得した動画データの全てを前記記憶手段に一時的に記憶させておき、これら全ての動画データの中から、前記対象画像検出手段によって前記対象画像が検出された放送内容の前記動画データを保存させることを特徴とする録画再生装置。
【請求項2】
前記制御手段は、前記対象画像を前記動画データに関連付けて保存することを特徴とする請求項1記載の録画再生装置。
【請求項3】
前記制御手段は、前記記憶手段に一時保存した動画データのうち、前記対象画像が検出された放送内容の動画データのみを残し、それ以外の動画データを消去させることを特徴とする請求項1又は2記載の録画再生装置。
【請求項4】
前記対象画像検出手段は、前記動画データのうち、所定フレーム数毎に静止画フレームを抜き出して、その静止画フレーム中から前記対象画像と一致する画像を検出することを特徴とする請求項1ないし3記載の録画再生装置。
【請求項5】
電子番組ガイド情報を取得する情報取得手段を備え、前記制御手段は、前記情報取得手段で取得した電子番組ガイド情報から各放送番組の放送時間を取得し、放送番組の終了時間となったとき、その放送番組に対応する前記動画データから前記対象画像が検出されたか否かを認識し、前記動画データの保存又は削除を実行させることを特徴とする請求項1ないし4記載の録画再生装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2008−160556(P2008−160556A)
【公開日】平成20年7月10日(2008.7.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−348048(P2006−348048)
【出願日】平成18年12月25日(2006.12.25)
【出願人】(306037311)富士フイルム株式会社 (25,513)
【Fターム(参考)】