説明

電子部品およびその製造方法

【課題】 FPCにおいてチップを接合する接合部の小型化を図り、かつ、FPCの小型化した接合部に対するチップの接合強度を向上する。
【解決手段】 接合部11bを有するベース基板11と、ベース基板11上に形成される配線と、配線に電気的に接続されると共に接合部11b上に形成される電極13と、を備えるフレキシブルプリント基板10と、スタッドバンプ31を有すると共に、このスタッドバンプ31が接合部11b上の電極13に電気的に接合されるチップ30と、を有している。そして、チップ30は、接合部11bとの間に非導電性のNCF20を介してフレキシブルプリント基板10にフリップチップ実装されていることを特徴としている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、フリップチップ実装がなされるフレキシブルプリント基板(以下、FPCと記す)において、フリップチップ実装部分の小型化およびその実装部分の接合強度の向上を図ることができる電子部品およびその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、FPCは、柔軟性を持ち、折り曲げ可能なプリント基板として広く利用されている。このようなFPCは、例えば圧力センサ等のセンサ類において、センシング部を有するセンサチップ等のチップをフリップチップ実装している。
【0003】
図4は、チップおよび従来のFPCの接合部を示した図であり、(a)はFPCの折り曲げ前の接合部の状態を示す平面図、(b)はFPCの接合部にフリップチップ実装されるチップの接合面を示した図である。
【0004】
まず、図4(a)に示されるFPC100は、ポリイミド等の樹脂よりなるベース基板110で構成されている。このベース基板においては、直線状の配線120が設置される直線部111および図4(b)に示されるチップ130を実装するための接合部112が設けられており、直線部111および接合部112に銅(Cu)の配線120がエッチングにより形成されている。接合部112は例えば円形状になっており、その直径は3mmである。また、各配線120の端部が図4(a)に示されるように円形状の電極121になっている。
【0005】
そして、ベース基板110において配線120が形成された面には、各配線120を絶縁保護するためのカバーフィルム140(後述する図5参照)が貼り付けられている。このカバーフィルム140は、例えばポリイミドよりなるものであり、ベース基板110と同じ形にされて配線120を被覆保護している。ベース基板110の接続部112上の配線120および電極121を覆うカバーフィルム140においては、ベース基板110の接合部112の電極121を覆う部分にカバーフィルム140を貫通する孔(サイズ;500μm)141が形成されており、各電極121が露出した状態になっている。
【0006】
FPC100の接合部112の各電極121には、図4(b)に示されるチップ130がフリップチップ実装される。このため、チップ130の実装面131に複数のスタッドバンプ132が形成されており、これらスタッドバンプ132が、FPC100の接合部112においてカバーフィルム140から露出した各電極121の表面に電気的に接合される。このとき、FPC100の接合部112とチップ130との間にカバーフィルム140が挟まれることで、FPC100の接合部112における配線120や電極121とチップ130内の電気回路とを絶縁分離できる。
【0007】
次に、FPC100の接合部112に対するチップ130の実装について、図5を参照して説明する。図5は、FPC100の接合部112にチップ130をフリップチップ実装する様子を示した図であり、図4(a)のB−B断面図である。まず、上述のFPC100を用意する。そして、スタッドバンプ132が設けられたチップ130において、実装面131がFPC100の接合部112に対向するように配置する。
【0008】
この後、はんだや超音波接合等によって、FPC100の接合部112においてカバーフィルム140から露出した電極121にチップ130のスタッドバンプ132を接合する。こうしてチップ130をFPC100に電気的に接続することができる。最後に、ベース基板110において接合部112と直線部111との接続部分を折り曲げ、FPC100に対するチップ130の実装が完了する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
上記のようにチップ130をフリップチップ搭載するFPC100においては、その面積に比例して製造コストがかかるため、FPC100の設計時にFPC100の面積を小さくすることが望まれる。従来の技術では、図5に示されるように、チップ130のサイズに対してFPC100の接合部112のサイズが大きくなっている。したがって、FPC100の接合部112のサイズをチップ130のサイズと同程度にまで縮小化し、コスト削減を図ることが考えられる。
【0010】
FPC100の接合部112のサイズの縮小化に伴い、接合部112に形成される電極121のサイズも縮小化せざるを得なくなるため、各電極121のサイズに応じてカバーフィルム140に開ける孔141のサイズも小さくする必要がある。これは、接合部112の電極121部分以外の場所にチップ130のスタッドバンプ132が接合されないようにするためである。
【0011】
しかしながら、上記従来の技術では、カバーフィルム140に孔141を開ける装置において、開けることができる孔の径がすでに限界に達しているため、さらに径の小さい孔141をカバーフィルム140に開けることはできない。
【0012】
そこで、FPC100の接合部112のサイズを縮小化するために、FPC100の接合部112にカバーフィルム140を貼り付けずにチップ130をフリップチップ実装することが考えられる。ただ、スタッドバンプ132と電極121との接合面積のみでチップ130はFPC100に接着されることになり、接合強度が弱いという懸念がある。
【0013】
本発明は、上記点に鑑み、FPCにおいてチップを接合する接合部の小型化を図り、かつ、FPCの小型化した接合部に対するチップの接合強度を向上できる電子部品およびその製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0014】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、電極(13)が形成された接合部(11b)を有するベース基板を備えるフレキシブルプリント基板(10)と、スタッドバンプ(31)が接合部上の電極に接合されるチップ(30)と、を有し、チップは、接合部との間に少なくともノンコンダクティブフィルム、ノンコンダクティブペーストのいずれか一方を介してフレキシブルプリント基板にフリップチップ実装されていることを特徴としている。
【0015】
このように、フレキシブルプリント基板の接合部上にカバーフィルムを貼り付けない構造とする。これにより、カバーフィルムに対する孔開け加工を施す必要がなくなり、そのカバーフィルムをフレキシブルプリント基板に用いないので、フレキシブルプリント基板の接合部のサイズを縮小化することができる。したがって、フレキシブル基板の接合部を小型化できる。これに伴い、フレキシブルプリント基板の製造コストを下げることができる。
【0016】
また、チップは少なくともノンコンダクティブフィルム、ノンコンダクティブペーストのいずれか一方を介してフレキシブルプリント基板の接合部にフリップチップ実装されているため、これら樹脂系接合材がチップおよび接合部に密着固定される。したがって、チップのフレキシブルプリント基板に対する接合強度を向上させることができる。また、これら樹脂系接合材は非導電性であるので、フレキシブルプリント基板の接合部上の電極とチップとの絶縁保護を図ることができる。
【0017】
請求項2に記載の発明では、配線(12)および電極(13)が形成された接合部(11b)を有するベース基板を備えたフレキシブルプリント基板(10)を用意する工程と、接合部上の電極に接合されるスタッドバンプを備えたチップ(30)を用意する工程と、チップのスタッドバンプが設けられた面に少なくともノンコンダクティブフィルム、ノンコンダクティブペーストのいずれか一方を搭載する工程と、チップをフレキシブルプリント基板の接合部に押しつけることで、スタッドバンプでノンコンダクトフィルムまたはノンコンダクティブペーストを突き破らせて、スタッドバンプを電極に接触させた状態でスタッドバンプと電極とを接合する工程と、を有することを特徴としている。
【0018】
このような製造方法により、フレキシブルプリント基板とチップとを接合する。これにより、フレキシブルプリント基板はカバーフィルムを使わないので、そのサイズを縮小化することができる。また、フレキシブルプリント基板とチップとの間にはノンコンダクティブフィルムまたはノンコンダクティブペーストが配置されているため、チップとこれらフィルムまたはペーストとの接着面積およびフィルムまたはペーストとフレキシブルプリント基板との接着面積を確保することができる。
【0019】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態を示した図であり、FPCに対するチップの接合状態を示した図である。また、図1は、後述する図2のA−A断面図に相当する。図1に示されるように、FPC10にはノンコンダクティブフィルム(以下、NCFと記す)20を介してチップ30がフリップチップ実装された状態になっている。以下、FPC10に対するチップ30の接合形態について詳しく説明する。
【0021】
図2は、FPC10の概略平面図である。この図に示されるように、FPC10は、ベース基板11と、配線12と、電極13と、を備えて構成されている。ベース基板11は、直線部11aおよび接合部11bを有しており、直線部11aの端部に円形状の接合部11bが接続された状態になっている。本実施形態では、直線部11aの幅は50μm、接合部11bの径は例えば3mmであり、厚さはそれぞれ100μmである。また、図1に示されるように、直線部11aと接合部11bとの接続部分が折り曲げられた状態になっている。
【0022】
配線12および電極13は、FPC10に実装されるチップ30と外部回路とを電気的に接続するものであり、配線12の端部に電極13が接続されている。これら配線12および電極13は、例えばエッチングによりベース基板11上に形成されており、例えば銅(Cu)が採用される。
【0023】
また、直線部11aにおいては、各配線12の絶縁保護を図るため、図示しないカバーフィルムが貼り付けられている。このようなカバーフィルムには、例えばポリイミドが採用される。
【0024】
電極13は、配線12を介して後述するチップ30内の電気回路を外部回路と接続するものであり、図2に示されるように、円形状になっている。この電極13は、チップ30に設けられるスタッドバンプの数と場所に応じてベース基板11の接合部11bに形成される。なお、電極13は円形状に限るものではない。
【0025】
NCF20は、ベース基板11の接合部11bの電極13とチップ30のスタッドバンプ31との間に配置される樹脂膜であり、例えばエポキシが採用される。本実施形態では、NCF20の厚さは100μmである。このようなNCF20は、ベース基板11の接合部11bにおける電極13同士を絶縁する役割、電極13とチップ30内回路とを絶縁する役割を果たす。また、チップ30とベース基板11に対する接着面積を確保し、チップ30を確実にベース基板11の接合部11bに接合する役割も果たす。
【0026】
チップ30は、内部に電気回路が形成されたものであり、例えば圧力センサとして圧力媒体の圧力に応じた電気信号を出力するセンシング部を有している。このようなチップ30には、外部回路と電気的に接続するためのターミナルとして、図3に示されるスタッドバンプ31が設けられている。また、本実施形態では、チップ30のサイズは1.7mm四方である。
【0027】
図3は、チップ30においてベース基板11の接合部11bに対向する面(以下、接合面32という。)を示した図である。図3に示されるように、接合面31には、複数のスタッドバンプ31が設けられている。これらスタッドバンプ31は、チップ30内の電気回路とそれぞれ電気的に接続されている。このようなスタッドバンプ31として、例えば金(Au)が採用され、そのサイズは100μmである。なお、図3に示されるチップ30は、図4(b)に示されるチップ130と同じものである。
【0028】
次に、FPC10の製造方法について説明する。まず、直線部11aおよび接合部11bを含むベース基板11を用意する。このベース基板11上に銅箔を形成し、エッチングすることにより配線12および電極13を形成する。そして、ベース基板11の直線部11a上に形成された各配線12を絶縁保護するため、直線部11a上にカバーフィルムを貼り付ける。
【0029】
また、電極13は、接合部11bにおいて、チップ30のスタッドバンプ31が接合される位置に形成される。この後、直線部11aの各配線12上にカバーフィルムを貼り付ける(図示しない)。そして、各配線12を絶縁保護する。このようにして、FPC10が製造される。
【0030】
<NCF20は、大きいほう、貼りやすいほうに載せるので、この場合FPC10に載せる>続いて、上記FPC10にチップ30をフリップチップ実装する方法について説明する。まず、スタッドバンプ31が設けられたチップ30を用意する。そして、このチップ30の接合面32にNCF20を載せ、FPC10に対するチップ30の位置決めを行うと共に、チップ30をベース基板11の接合部11bに押しつける。このとき、チップ30上のスタッドバンプ31がNCF20を突き破って接合部11b上の電極13と接する。
【0031】
このようにスタッドバンプ31がNCF20を貫通した状態で、超音波接合を行う。具体的には、スタッドバンプ31と電極13との接触部分に超音波を当て、そのエネルギーによって接触部分を発熱させて溶接する。この後、ベース基板11において直線部11aと接合部11bとの接続部分を折り曲げる。こうして、図1に示されるように、FPC10にチップ30がフリップチップ実装された状態となる。
【0032】
上記のようなFPC10に対するチップ30の接合構造は、例えばエンジンの吸気管内圧力を検出する圧力センサに用いられる。具体的には、チップ30においては、圧力媒体の圧力を検出するブリッジ回路が形成されており、このブリッジ回路にて圧力に応じた電気信号が出力される。そして、この電気信号は、チップ30内の電気回路を経由して、チップ30の接合面32に設けられたスタッドバンプ31、FPC10の電極13、配線12を介して、圧力センサの外部に出力されることとなる。
【0033】
以上説明したように、本実施形態では、FPC10の接合部11b上にカバーフィルムを貼り付けない構造とすることを特徴としている。これにより、カバーフィルムに対する孔開け加工を施す必要がなくなり、そのカバーフィルムをFPC10に用いないので、FPC10の接合部11bのサイズを縮小化することができる。したがって、FPC10の接合部11bを小型化できる。これに伴い、FPC10の製造コストを下げることができる。
【0034】
また、チップ30はNCF20を介してFPC10の接合部11bにフリップチップ実装されているため、このNCF20がチップ30および接合部11bに密着固定される。したがって、チップ30のFPC10に対する接合強度を向上させることができる。また、NCF20は非導電性であるので、FPC10の接合部11b上の電極13とチップ30との絶縁保護を図ることができる。
【0035】
本実施形態では、NCF20にフィルム状のものを採用している。これにより、NCF20に対するチップ30の接合面32の接着面積を確保することができると共に、NCF20に対する接合部11bの接着面積を確保することができる。これにより、FPC10に対するチップ30の接合強度を向上させることができる。また、フィルム状のNCF20を採用しているので、FPC10に容易にチップ30を接合できる。
【0036】
上述のように、孔の開いたカバーフィルムを用いないことから、接合部11b上の電極13に対するスタッドバンプ31の位置合わせの精度の余裕が大きくなる。したがって、FPC10およびチップ30における位置合わせの自由度を確保することができ、FPC10に対するチップ30のフリップチップ実装を容易に行うことができる。
【0037】
(他の実施形態)
第1実施形態では、FPC10において、接合部11bが円形状をしているが、この形状は一例を示すものであり、他の形状であっても構わない。また、FPC10の配線12および電極13として銅箔を採用したが、配線12および電極13は、金属等の導電性材料であればどんな材料でも良い。
【0038】
さらに、ベース基板11の直線部11aにおいて、上記第1実施形態では、カバーフィルムが貼り付けられていたが、カバーフィルムに替えてNCF20を貼り付けても構わない。また、各配線12が確実に絶縁状態になっている場合、直線部11aにカバーフィルムやNCF20を貼り付けなくても良い。
【0039】
上記第1実施形態では、NCF(ノンコンダクティブフィルム)20を採用したが、ペースト状のノンコンダクティブペーストを採用しても構わない。このように、ノンコンダクティブペーストを採用してチップ30をベース基板11にフリップチップ接合する場合、ベース基板11の接合部11bにおいて電極13を覆うようにノンコンダクティブペーストを塗布し、その後、チップ30をFPC10に接合することとなる。
【0040】
第1実施形態では、チップ30として圧力を検出するセンサチップを例に説明したが、チップ30内に形成される電気回路は、どんな処理を行う回路でも構わない。
【0041】
また、チップ30をFPC10に実装する際、超音波接合に替えて、FPC10の接合部11bの裏面に熱源を配置してFPC10を加熱し、接合面32にNCF20を搭載したチップ30をFPC10の接合部11bに押しつけて接合しても構わない。このようにチップ30を接合する際、加熱されたFPC10によってNCF20が柔らかくなり、熱源をFPC10から外すことでNCF20がチップ30の接続面32およびFPC10の接合部11bに固着する。このような接合方法によっても、チップ30のFPC10に対する接合強度を確保することができる。
【0042】
ノンコンダクティブペーストを採用する場合、ノンコンダクティブペーストがFPC10の接合部11bから流れ出てしまうことを防止するため、接合部11の外周に堰や壁を設けるようにしても良い。これにより、ノンコンダクティブペーストがFPC10の接合部11bから流れ出ることを防止できる。このような堰や壁には、ベース基板11と同じ材質を採用すれば良い。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】FPCに対するチップの接合状態を示した図である。
【図2】図1に示されるFPCの概略平面図である。
【図3】図1に示されるチップの接合面を示した図である。
【図4】チップおよび従来のFPCの接合部を示した図であり、(a)はFPCの折り曲げ前の接合部の状態を示す平面図、(b)はFPCの接合部にフリップチップ実装されるチップの接合面を示した図である。
【図5】FPCの接合部にチップをフリップチップ実装する様子を示した図であり、図4(a)のB−B断面図である。
【符号の説明】
【0044】
10…FPC、11…ベース基板、11a…直線部、11b…接合部、
12…配線、13…電極、20…NCF、
30…チップ、31…スタッドバンプ、32…接合面。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
接合部(11b)を有するベース基板(11)と、
前記ベース基板上に形成される配線(12)と、
前記配線に電気的に接続されると共に前記接合部上に形成される電極(13)と、を備えるフレキシブルプリント基板(10)と、
スタッドバンプ(31)を有すると共に、このスタッドバンプが前記接合部上の前記電極に電気的に接合されるチップ(30)と、を有し、
前記チップは、前記接合部との間に少なくともノンコンダクティブフィルム、ノンコンダクティブペーストのいずれか一方を介して前記フレキシブルプリント基板にフリップチップ実装されていることを特徴とする電子部品。
【請求項2】
接合部(11b)を有するベース基板(11)と、前記ベース基板上に形成される配線(12)と、前記配線に電気的に接続されると共に前記接合部上に形成される電極(13)と、を備えるフレキシブルプリント基板(10)を用意する工程と、
スタッドバンプ(31)を有すると共に、このスタッドバンプが前記接合部上の前記電極に電気的に接合されるチップ(30)を用意する工程と、
前記チップにおいて、前記スタッドバンプが設けられた面に少なくともノンコンダクティブフィルム、ノンコンダクティブペーストのいずれか一方を搭載する工程と、
前記チップを前記フレキシブルプリント基板の前記接合部に押しつけることで、前記スタッドバンプで前記ノンコンダクトフィルムまたは前記ノンコンダクティブペーストを突き破らせ、前記スタッドバンプを前記電極に接触させた状態で、前記スタッドバンプと前記電極とを接合する工程と、を有することを特徴とする電子部品の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−114664(P2006−114664A)
【公開日】平成18年4月27日(2006.4.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−299937(P2004−299937)
【出願日】平成16年10月14日(2004.10.14)
【出願人】(000004260)株式会社デンソー (27,639)
【Fターム(参考)】