説明

(R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノールの製造方法

【課題】(R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノールの種々の製造方法を提供。
【解決手段】(R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−4−ピペリジンメタノールを4−フルオロフェニルエチルアルキル化剤と反応させる方法、4−[1−オキソ−1−(2,3−ジメトキシフェニル)メチル]−N−2−(4−フルオロフェン−1−オキソ−エチル)ピペリジンをキラル還元剤と反応させる方法や、α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノール、酪酸エステルを選択的酵素加水分解する方法など。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
(R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−4−ピペリジンメタノールである化合物。
【請求項2】
4−[1−オキソ−1−(2,3−ジメトキシフェニル)メチル]−N−2−(4−フルオロフェン−1−オキソ−エチル)ピペリジンである化合物。
【請求項3】
(R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノール、(2S,3S)−(+)−ジ−(p−アニソイル)酒石酸塩である化合物。
【請求項4】
ほぼ110℃〜ほぼ115℃の融点範囲を特徴とする、請求項3に記載の化合物。
【請求項5】
ほぼ170℃〜ほぼ172℃の融点範囲を特徴とする、請求項3に記載の化合物。
【請求項6】
4−[1−ヒドロキシ−1−(2,3−ジメトキシフェニル)メチル]ピリジンである化合物。
【請求項7】
4−(2,3−ジメトキシベンゾイル)ピリジンである化合物。
【請求項8】
4−[1−ヒドロキシ−1−(2,3−ジメトキシフェニル)メチル]−N−2−(4−フルオロフェン−1−オキソ−エチル)ピペリジンである化合物。
【請求項9】
ほぼ25μmからほぼ250μmまでの粒径範囲を有する(R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノールである化合物。
【請求項10】
粒径範囲がほぼ30μmからほぼ240μmまでである、請求項9に記載の化合物。
【請求項11】
粒径範囲がほぼ38μmからほぼ224μmまでである、請求項10に記載の化合物。
【請求項12】
化合物のほぼ3重量%〜ほぼ60重量%が約45μmより小さい粒径を有し、化合物のほぼ0.5重量%〜ほぼ60重量%が約90μmより大きい粒径を有し、そして化合物のほぼ25重量%〜約85重量%が約45μmから約90μmまでの粒径範囲を有する、請求項9に記載の化合物。
【請求項13】
化合物のほぼ5重量%〜ほぼ55重量%が約40μmより小さい粒径を有し、化合物のほぼ1重量%〜ほぼ55重量%が約95μmより大きい粒径を有し、そして化合物のほぼ30重量%〜ほぼ80重量%が約40μmから約95μmまでの粒径範囲を有する、請求項10に記載の化合物。
【請求項14】
化合物のほぼ8重量%〜ほぼ53重量%が約38μmより小さい粒径範囲を有し、化合物のほぼ33重量%〜ほぼ78重量%が約38μmから約101μmまでの粒径範囲を有し、そして化合物のほぼ2重量%〜ほぼ50重量%が約101μmから約224μmまでの粒径範囲を有する、請求項11に記載の化合物。
【請求項15】
(R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノールを製造する方法であって、(R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−4−ピペリジンメタノールを構造:
【化1】

(式中、Xは、ハライドまたはメタンスルホネートである)
の適当な4−フルオロフェニルエチルアルキル化剤と反応させることより成る方法。
【請求項16】
(R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノールを製造する方法であって、4−[1−オキソ−1−(2,3−ジメトキシフェニル)メチル]−N−2−(4−フルオロフェン−1−オキソ−エチル)ピペリジンを適当なキラル還元剤と反応させることより成る方法。
【請求項17】
キラル還元剤が(+)−β−クロロジイソピノカンフェニルボランである、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
(R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノールを製造する方法であって、4−[1−オキソ−1−(2,3−ジメトキシフェニル)メチル]−N−2−(4−フルオロフェニルエチル)ピペリジンを適当なキラル還元剤と反応させることより成る方法。
【請求項19】
キラル還元剤が(+)−β−クロロジイソピノカンフェニルボランである、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
(R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノールを製造する方法であって、工程:
a) α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノールを(2S,3S)−(+)−ジ−(p−アニソイル)酒石酸と反応させて、(R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノール、(2S,3S)−(+)−ジ−(p−アニソイル)酒石酸塩と(S)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノール、(2S,3S)−(+)−ジ−(p−アニソイル)酒石酸塩とのラセミ混合物を得ること;
b) (R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノール、(2S,3S)−(+)−ジ−(p−アニソイル)酒石酸塩を選択結晶化によって(S)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノール、(2S,3S)−(+)−ジ−(p−アニソイル)酒石酸塩から分離すること;
c) (R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノール、(2S,3S)−(+)−ジ−(p−アニソイル)酒石酸塩を適当な塩基と反応させて、(R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノールを得ること;
より成る方法。
【請求項21】
α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノール、(2S,3S)−(+)−ジ−(p−アニソイル)酒石酸塩を製造する方法であって、α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノールを適当な溶媒中で(2S,3S)−(+)−ジ−(p−アニソイル)酒石酸と反応させることより成る方法。
【請求項22】
(R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノール、(2S,3S)−(+)−ジ−(p−アニソイル)酒石酸塩を製造する方法であって、(R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノール、(2S,3S)−(+)−ジ−(p−アニソイル)酒石酸塩を選択結晶化によって(S)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノール、(2S,3S)−(+)−ジ−(p−アニソイル)酒石酸塩から分離することより成る方法。
【請求項23】
(R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノールを製造する方法であって、(R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノール、(2S,3S)−(+)−ジ−(p−アニソイル)酒石酸塩を適当な塩基と反応させることより成る方法。
【請求項24】
適当な溶媒が2−ブタノンである、請求項21に記載の方法。
【請求項25】
適当な溶媒がメタノールである、請求項21に記載の方法。
【請求項26】
適当な溶媒が酢酸水溶液である、請求項21に記載の方法。
【請求項27】
(R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノールを製造する方法であって、工程:
a) α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノール、酪酸エステルに選択的酵素加水分解を行って、(R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノールと(S)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノール、酪酸エステルとの混合物を得ること;
b) (R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノールを(S)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノール、酪酸エステルから分離すること;
より成る方法。
【請求項28】
選択的酵素加水分解をカンジダ・シリンドラセア(Candida cylindracea)のリパーゼを使用して実施する、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
(R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノールを製造する方法であって、エチルN−(4−フルオロフェニルチオアセチル)−4−カルボキシルピペリジンを使用することより成る方法。
【請求項30】
(R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノールを製造する方法であって、1−(4−カルボエトキシピペリジン)−2−(4−フルオロフェニル)エタンを使用することより成る方法。
【請求項31】
(R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノールを製造する方法であって、N−(4−フルオロフェニルアセチル)−4−カルボキシルピペリジンを使用することより成る方法。
【請求項32】
ほぼ25μmからほぼ250μmまでの粒径範囲を有する(R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノールを製造する方法であって、工程:
a) 1つの容器中で、結晶化させる(R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノールのほぼ4%からほぼ20%までを使用して、(R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノールの種晶を含む(R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノールの飽和溶液を生成させること;
b) もう1つの容器中で、(R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノールを、その中では(R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノールが中温で高い溶解度を示して工程aで形成された溶液中に存在する種晶と合わせたとき溶媒が過飽和溶液を生ずる溶媒に溶解させることによって、残りの(R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノールの溶液を生成させること;
c) 単離温度での溶解度を最小にすることによって受容できる収率を保持するために、適当なアンチソルベントの添加によって溶媒組成を調整しながら、工程b)で形成された溶液を工程a)で形成された溶液に加えること;
d) 溶液中の(R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノールを種晶上で結晶化させること;
より成る方法。
【請求項33】
工程a)の種晶を含む飽和溶液を、工程:
1) 1つの容器中で、(R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノールのほぼ1%〜ほぼ6%を、(R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノールが比較的高い溶解度を示す溶媒に溶解させること;
2) 工程1)の溶液および適当なアンチソルベントを合わせて別の容器内に入れること;3) 別の容器中で、(R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノールのほぼ3%〜ほぼ12%を、(R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノールが工程1)で使用したものよりも低い溶解度を示す溶媒に溶解させること;および
4) 工程3)の溶液を工程2)の溶液に加えること;
によって形成させる、請求項32に記載の方法。
【請求項34】
工程1)の溶液および適当なアンチソルベントを、工程2)において両者を連続的に適当な容器に供給することによって合わせる、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
工程1)の溶液および適当なアンチソルベントを定速度および一定の比率で連続的に適当な容器に供給する、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
工程1)で使用する溶媒がメタノールである、請求項33に記載の方法。
【請求項37】
工程2)で使用するアンチソルベントが水である、請求項33に記載の方法。
【請求項38】
工程3)で使用する溶媒がイソプロパノールである、請求項33に記載の方法。
【請求項39】
工程b)で使用する溶媒がイソプロパノール水溶液である、請求項32に記載の方法。
【請求項40】
工程c)で使用するアンチソルベントが水である、請求項32に記載の方法。
【請求項41】
4−[1−ヒドロキシ−1−(2,3−ジメトキシフェニル)メチル]ピペリジンを製造する方法であって、4−[1−ヒドロキシ−1−(2,3−ジメトキシフェニル)メチル]ピリジンに適当な触媒を使用して接触水素化を行うことより成る方法。
【請求項42】
触媒が炭素上のロジウム触媒である、請求項41に記載の方法。
【請求項43】
(R)−4−(1−ヒドロキシ−1−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−ピペリジンカルボン酸、1,1−ジメチルエチルエステルを製造する方法であって、4−(2,3−ジメトキシベンゾイル)−1−ピペリジンカルボン酸、1,1−ジメチルエチルエステルを適当なキラル還元剤と反応させることより成る方法。
【請求項44】
キラル還元剤が(+)−β−クロロジイソピノカンフェニルボランである、請求項43に記載の方法。
【請求項45】
キラル還元剤がカリウム9−O−(1,2−イソプロピリジン−5−デオキシ−α−D−キシロフラノシル−9−ボラビシクロ[3.3.1]ノナンである、請求項43に記載の方法。
【請求項46】
(R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−4−ピペリジンメタノールを製造する方法であって、工程:
a) 4−[1−ヒドロキシ−1−(2,3−ジメトキシフェニル)メチル]ピペリジンを適当なキラル酸と反応させて、(R)−4−[1−ヒドロキシ−1−(2,3−ジメトキシフェニル)メチル]ピペリジン、キラル酸塩と(S)−4−[1−ヒドロキシ−1−(2,3−ジメトキシフェニル)メチル]ピペリジン、キラル酸塩とのラセミ混合物を得ること;
b) (R)−4−[1−ヒドロキシ−1−(2,3−ジメトキシフェニル)メチル]ピペリジン、キラル酸塩を(S)−4−[1−ヒドロキシ−1−(2,3−ジメトキシフェニル)メチル]ピペリジン、キラル酸塩から分離すること;および
c) (R)−4−[1−ヒドロキシ−1−(2,3−ジメトキシフェニル)メチル]ピペリジン、キラル酸塩を適当な塩基と反応させて、(R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−4−ピペリジンメタノールを得ること;
より成る方法。
【請求項47】
キラル酸が(2R,3R)−(−)−ジ−(p−トルオイル)酒石酸である、請求項46に記載の方法。
【請求項48】
キラル酸が(2R,3R)−(−)−ジ−(p−アニソイル)酒石酸である、請求項46に記載の方法。
【請求項49】
4−[1−ヒドロキシ−1−(2,3−ジメトキシフェニル)メチル]ピペリジンを製造する方法であって、4−(2,3−ジメトキシベンゾイル)ピリジンを適当な還元剤と反応させることより成る方法。
【請求項50】
還元剤がロジウム/アルミナである、請求項49に記載の方法。
【請求項51】
還元剤がロジウム/炭素である、請求項49に記載の方法。
【請求項52】
4−[1−ヒドロキシ−1−(2,3−ジメトキシフェニル)メチル]−N−2−(4−フルオロフェン−1−オキソ−エチル)ピペリジンを製造する方法であって、4−[1−オキソ−1−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェン−1−オキソ−エチル)ピペリジンを適当な還元剤と反応させることより成る方法。
【請求項53】
4−[1−ヒドロキシ−1−(2,3−ジメトキシフェニル)メチル]ピリジンを製造する方法であって、リチオ化したベラトロールを適当な非プロトン性溶媒の存在下において4−ピリジンカルボキシアルデヒドと反応させることより成る方法。
【請求項54】
非プロトン性溶媒がトルエンである、請求項53に記載の方法。
【請求項55】
非プロトン性溶媒がトルエンとテトラヒドロフランとの混合物である、請求項53に記載の方法。
【請求項56】
非プロトン性溶媒がトルエンとヘキサンとの混合物である、請求項53に記載の方法。
【請求項57】
4−[1−ヒドロキシ−1−(2,3−ジメトキシフェニル)メチル]−N−2−(4−フルオロフェン−1−オキソ−エチル)ピペリジンを製造する方法であって、4−[1−ヒドロキシ−1−(2,3−ジメトキシフェニル)メチル]ピペリジンを適当な塩基および適当な溶媒の存在下において適当な4−フルオロフェニルアセチル化試薬と反応させることより成る方法。
【請求項58】
α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノールを製造する方法であって、4−[1−ヒドロキシ−1−(2,3−ジメトキシフェニル)メチル]−N−2−(4−フルオロフェン−1−オキソ−エチル)ピペリジンを適当な溶媒の存在下において適当な還元剤と反応させることより成る方法。
【請求項59】
(R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノールを製造する方法であって、工程:
a) 4−[1−ヒドロキシ−1−(2,3−ジメトキシフェニル)メチル]−N−2−(4−フルオロフェン−1−オキソ−エチル)ピペリジンを適当な溶媒の存在下において適当な還元剤と反応させて、α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノールを得ること;
b) α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノールを(2S,3S)−(+)−ジ−(p−アニソイル)酒石酸と反応させて、(R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノール、(2S,3S)−(+)−ジ−(p−アニソイル)酒石酸塩と(S)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノール、(2S,3S)−(+)−ジ−(p−アニソイル)酒石酸塩とのラセミ混合物を得ること;
c) (R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノール、(2S,3S)−(+)−ジ−(p−アニソイル)酒石酸塩を選択結晶化によって(S)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノール、(2S,3S)−(+)−ジ−(p−アニソイル)酒石酸塩から分離すること;および
d) (R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノール、(2S,3S)−(+)−ジ−(p−アニソイル)酒石酸塩を適当な塩基と反応させて、(R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)
−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノールを得ること;
より成る方法。
【請求項60】
(R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノールを製造する方法であって、工程:
a) 4−[1−ヒドロキシ−1−(2,3−ジメトキシフェニル)メチル]ピペリジンを適当な塩基および適当な溶媒の存在下において適当な4−フルオロフェニルアセチル化試薬と反応させて、4−[1−ヒドロキシ−1−(2,3−ジメトキシフェニル)メチル]−N−2−(4−フルオロフェン−1−オキソ−エチル)ピペリジンを得ること;
b) 4−[1−ヒドロキシ−1−(2,3−ジメトキシフェニル)メチル]−N−2−(4−フルオロフェン−1−オキソ−エチル)ピペリジンを適当な溶媒の存在下において適当な還元剤と反応させて、α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノールを得ること;
c) α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノールを(2S,3S)−(+)−ジ−(p−アニソイル)酒石酸と反応させて、(R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノール、(2S,3S)−(+)−ジ−(p−アニソイル)酒石酸塩と(S)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノール、(2S,3S)−(+)−ジ−(p−アニソイル)酒石酸塩とのラセミ混合物を得ること;
d) (R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノール、(2S,3S)−(+)−ジ−(p−アニソイル)酒石酸塩を選択結晶化によって(S)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノール、(2S,3S)−(+)−ジ−(p−アニソイル)酒石酸塩から分離すること;および
e) (R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノール、(2S,3S)−(+)−ジ−(p−アニソイル)酒石酸塩を適当な塩基と反応させて、(R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノールを得ること;
より成る方法。
【請求項61】
(R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノールを製造する方法であって、工程:
a) 4−[1−ヒドロキシ−1−(2,3−ジメトキシフェニル)メチル]ピリジンに接触水素化を行って、4−[1−ヒドロキシ−1−(2,3−ジメトキシフェニル)メチル]ピペリジンを得ること;
b) 4−[1−ヒドロキシ−1−(2,3−ジメトキシフェニル)メチル]ピペリジンを適当な塩基および適当な溶媒の存在下において適当な4−フルオロフェニルアセチル化試薬と反応させて、4−[1−ヒドロキシ−1−(2,3−ジメトキシフェニル)メチル]−N−2−(4−フルオロフェン−1−オキソ−エチル)ピペリジンを得ること;
c) 4−[1−ヒドロキシ−1−(2,3−ジメトキシフェニル)メチル]−N−2−(4−フルオロフェン−1−オキソ−エチル)ピペリジンを適当な溶媒の存在下において適当な還元剤と反応させて、α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノールを得ること;
d) α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノールを(2S,3S)−(+)−ジ−(p−アニソイル)酒石酸と反応させて、(R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノール、(2S,3S)−(+)−ジ−(p
−アニソイル)酒石酸塩と(S)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノール、(2S,3S)−(+)−ジ−(p−アニソイル)酒石酸塩とのラセミ混合物を得ること;
e) (R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノール、(2S,3S)−(+)−ジ−(p−アニソイル)酒石酸塩を選択結晶化によって(S)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノール、(2S,3S)−(+)−ジ−(p−アニソイル)酒石酸塩から分離すること;および
f) (R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノール、(2S,3S)−(+)−ジ−(p−アニソイル)酒石酸塩を適当な塩基と反応させて、(R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノールを得ること;
より成る方法。
【請求項62】
(R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノールを製造する方法であって、工程:
a) リチオ化したベラトロールを適当な非プロトン性溶媒の存在下において4−ピリジンカルボキシアルデヒドと反応させて、4−[1−ヒドロキシ−1−(2,3−ジメトキシフェニル)メチル]ピリジンを得ること;
b) 4−[1−ヒドロキシ−1−(2,3−ジメトキシフェニル)メチル]ピリジンに接触水素化を行って、4−[1−ヒドロキシ−1−(2,3−ジメトキシフェニル)メチル]ピペリジンを得ること;
c) 4−[1−ヒドロキシ−1−(2,3−ジメトキシフェニル)メチル]ピペリジンを適当な塩基および適当な溶媒の存在下において適当な4−フルオロフェニルアセチル化試薬と反応させて、4−[1−ヒドロキシ−1−(2,3−ジメトキシフェニル)メチル]−N−2−(4−フルオロフェン−1−オキソ−エチル)ピペリジンを得ること;
d) 4−[1−ヒドロキシ−1−(2,3−ジメトキシフェニル)メチル]−N−2−(4−フルオロフェン−1−オキソ−エチル)ピペリジンを適当な溶媒の存在下において適当な還元剤と反応させて、α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノールを得ること;
e) α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノールを(2S,3S)−(+)−ジ−(p−アニソイル)酒石酸と反応させて、(R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノール、(2S,3S)−(+)−ジ−(p−アニソイル)酒石酸塩と(S)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノール、(2S,3S)−(+)−ジ−(p−アニソイル)酒石酸塩とのラセミ混合物を得ること;
f) (R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノール、(2S,3S)−(+)−ジ−(p−アニソイル)酒石酸塩を選択結晶化によって(S)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノール、(2S,3S)−(+)−ジ−(p−アニソイル)酒石酸塩から分離すること;および
g) (R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノール、(2S,3S)−(+)−ジ−(p−アニソイル)酒石酸塩を適当な塩基と反応させて、(R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノールを得ること;
より成る方法。
【請求項63】
4−[1−ヒドロキシ−1−(2,3−ジメトキシフェニル)メチル]−N−2−(4−フルオロフェン−1−オキソ−エチル)ピペリジンを製造する方法であって、工程:
a) リチオ化したベラトロールを適当な非プロトン性溶媒の存在下において4−ピリジンカルボキシアルデヒドと反応させて、4−[1−ヒドロキシ−1−(2,3−ジメトキシフェニル)メチル]ピリジンを得ること;
b) 4−[1−ヒドロキシ−1−(2,3−ジメトキシフェニル)メチル]ピリジンに接触水素化を行って、4−[1−ヒドロキシ−1−(2,3−ジメトキシフェニル)メチル]ピペリジンを得ること;および
c) 4−[1−ヒドロキシ−1−(2,3−ジメトキシフェニル)メチル]ピペリジンを適当な塩基および適当な溶媒の存在下において適当な4−フルオロフェニルアセチル化試薬と反応させて、4−[1−ヒドロキシ−1−(2,3−ジメトキシフェニル)メチル]−N−2−(4−フルオロフェン−1−オキソ−エチル)ピペリジンを得ること;
より成る方法。
【請求項64】
4−[1−ヒドロキシ−1−(2,3−ジメトキシフェニル)メチル]−N−2−(4−フルオロフェン−1−オキソ−エチル)ピペリジンを製造する方法であって、工程:
a) 4−[1−ヒドロキシ−1−(2,3−ジメトキシフェニル)メチル]ピリジンに接触水素化を行って、4−[1−ヒドロキシ−1−(2,3−ジメトキシフェニル)メチル]ピペリジンを得ること;および
b) 4−[1−ヒドロキシ−1−(2,3−ジメトキシフェニル)メチル]ピペリジンを適当な塩基および適当な溶媒の存在下において適当な4−フルオロフェニルアセチル化試薬と反応させて、4−[1−ヒドロキシ−1−(2,3−ジメトキシフェニル)メチル]−N−2−(4−フルオロフェン−1−オキソ−エチル)ピペリジンを得ること;
より成る方法。
【請求項65】
(R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノール;ラクトース一水和物;微結晶性セルロース;クロスカルメロースナトリウム;コロイド状二酸化ケイ素;およびステアリン酸マグネシウムより成る医薬組成物。
【請求項66】
約3重量/重量%から約15重量/重量%までの(R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノール;約50重量/重量%から約90重量/重量%までのラクトース一水和物;約3重量/重量%から約15重量/重量%までの微結晶性セルロース;約2重量/重量%から約10重量/重量%までのクロスカルメロースナトリウム;約0.1重量/重量%から約1重量/重量%までのコロイド状二酸化ケイ素;および約0.1重量/重量%から約2重量/重量%までのステアリン酸マグネシウムより成る請求項65に記載の医薬組成物。
【請求項67】
約4重量/重量%から約11重量/重量%までの(R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノール;約70重量/重量%から約85重量/重量%までのラクトース一水和物;約5重量/重量%から約11重量/重量%までの微結晶性セルロース;約3重量/重量%から約6重量/重量%までのクロスカルメロースナトリウム;約0.2重量/重量%から約0.5重量/重量%までのコロイド状二酸化ケイ素;および約0.4重量/重量%から約0.8重量/重量%までのステアリン酸マグネシウムより成る請求項66に記載の医薬組成物。
【請求項68】
約5重量/重量%(R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノール;約79重量/重量%ラクトース一水和物;約10重量/重量%微結晶性セルロース;約5重量/重量%クロスカルメロースナトリウム;約0.4重量/重量%コロイド状二酸化ケイ素;および約0.5重量/重量
%ステアリン酸マグネシウムより成る請求項67に記載の医薬組成物。
【請求項69】
約10重量/重量%(R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノール;約74重量/重量%ラクトース一水和物;約10重量/重量%微結晶性セルロース;約5重量/重量%クロスカルメロースナトリウム;約0.4重量/重量%コロイド状二酸化ケイ素;および約0.5重量/重量%ステアリン酸マグネシウムより成る請求項67に記載の医薬組成物。
【請求項70】
約6重量/重量%(R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノール;約83重量/重量%ラクトース一水和物;約6重量/重量%微結晶性セルロース;約3重量/重量%クロスカルメロースナトリウム;約0.2重量/重量%コロイド状二酸化ケイ素;および約0.75重量/重量%ステアリン酸マグネシウムより成る請求項67に記載の医薬組成物。
【請求項71】
約7重量/重量%(R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノール;約80重量/重量%ラクトース一水和物;約7重量/重量%微結晶性セルロース;約4重量/重量%クロスカルメロースナトリウム;約0.3重量/重量%コロイド状二酸化ケイ素;および約0.75重量/重量%ステアリン酸マグネシウムより成る請求項67に記載の医薬組成物。
【請求項72】
(R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノールが約25μm〜ほぼ250μmの粒径を有する、請求項65に記載の医薬組成物。
【請求項73】
ほぼ50重量%以上の(R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノールがほぼ75μm〜ほぼ250μmの粒径範囲を有し、そして50重量%以上のラクトース一水和物がほぼ75μm〜ほぼ250μmの粒径範囲を有する、請求項72に記載の医薬組成物。
【請求項74】
固体単位投与形態が錠剤である、請求項73に記載の医薬組成物。
【請求項75】
(R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノール;ラクトース一水和物;微結晶性セルロース;クロスカルメロースナトリウム;コロイド状二酸化ケイ素;およびステアリン酸マグネシウムより成る錠剤を製造する方法であって、工程:
1) (R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノールおよびラクトースを適当な配合機に加えてブレンドすることによって(R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノールおよび全ラクトースの一部より成るプレブレンドを製造すること;
2) 残りのラクトースのほぼ半分を別の適当な配合機に加え、この配合機にクロスカルメロースナトリウム、微結晶性セルロース、およびプレブレンド混合物を加え、続いて残りのラクトースを加えてブレンドすること;
3) 上記配合機にステアリン酸マグネシウムおよびコロイド状二酸化ケイ素を加え、ブレンドして、最終的なブレンドを形成させること;および
4) 最終的なブレンドを圧縮して錠剤にすること;
より成る方法。
【請求項76】
工程1)で使用する全ラクトースの一部が組成物で使用する全ラクトースの約15重量/重量%から約40重量/重量%までである、請求項75に記載の方法。
【請求項77】
工程1)で使用する全ラクトースの一部が組成物で使用する全ラクトースの約20重量/重量%から約30重量/重量%までである、請求項76に記載の方法。
【請求項78】
(R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノール;ラクトース一水和物;微結晶性セルロース;クロスカルメロースナトリウム;コロイド状二酸化ケイ素;およびステアリン酸マグネシウムより成る錠剤を製造する方法であって、工程:
1) (R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノール、ラクトース、微結晶性セルロース、クロスカルメロースナトリウムおよびコロイド状二酸化ケイ素を適当な配合機に加えてブレンドすることによって(R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノール、ラクトース、微結晶性セルロース、クロスカルメロースナトリウムおよびコロイド状二酸化ケイ素より成るプレブレンドを製造すること;
2) 上記プレブレンドを篩を通してスクリーニングして別の配合機に入れてブレンドすること;
3) スクリーニングしたプレブレンドを含む配合機にステアリン酸マグネシウムをスクリーニングして入れてブレンドすること;および
4)最終的なブレンドを圧縮して錠剤にすること;
より成る方法。
【請求項79】
精神分裂病、不安、異型アンギナ、拒食症、レイノー現象、間欠性跛行、冠状または末梢血管痙攣、線維筋痛、不整脈、血栓疾患を治療する方法であって、治療上有効量の、ほぼ75μm〜ほぼ250μmの粒径範囲を有する(R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノールをそれの必要な患者に投与することより成る方法。
【請求項80】
神経弛緩剤治療に関連する錐体外路症状を制御する方法であって、治療上有効量の、ほぼ75μm〜ほぼ250μmの粒径範囲を有する(R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノールをそれの必要な患者に投与することより成る方法。

【公開番号】特開2010−143925(P2010−143925A)
【公開日】平成22年7月1日(2010.7.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−296809(P2009−296809)
【出願日】平成21年12月28日(2009.12.28)
【分割の表示】特願2000−535626(P2000−535626)の分割
【原出願日】平成11年3月11日(1999.3.11)
【出願人】(309024066)アベンティス・ホールディングス・インコーポレイテッド (2)
【出願人】(397056695)サノフィ−アベンティス・ドイチュラント・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング (456)
【Fターム(参考)】