説明

3次元地図作製装置、3次元地図作製システム、3次元地図作製方法、プログラム、および、ナビゲーション装置

【課題】専門的な技術を有さない一般人であっても、簡単に3次元地図を作製する。
【解決手段】ユーザは、3D地図作製装置10の出力部12に2次元地図を表示させる。そして、表示させた2次元地図上に壁を配置させたい地点(位置)を指定する。制御部14は、指定された地点(位置)に対応付けて、壁データを作製して記憶する。続いて、ユーザは、作製した壁の壁面に貼り付ける画像データを選択して、制御部14は、選択された画像データを壁データに対応付ける処理を行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、立体的に表示する地図を作製する、3次元地図作製装置、3次元地図作製システム、3次元地図作製方法、プログラム、および、ナビゲーション装置に関する
【背景技術】
【0002】
現在、3次元で立体的に表示する地図(3次元地図)を作製することが行われている(例えば、特許文献1)。このような3次元地図の作製の作業は、3次元グラフィックに精通した専門家以外の一般人には困難な作業であった。
【特許文献1】特開2001−91251号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、専門的な技術を有しない一般人であっても、簡単に3次元地図を作製することができる、3次元地図作製装置、3次元地図作製システム、3次元地図作製方法、プログラム、および、ナビゲーション装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点に係る3次元地図作製装置は、
2次表示用の地図の2次元地図データを記憶する2次元地図記憶手段と、
前記2次元表示用の地図が示す地域に対応する複数の画像を記憶する、画像記憶手段と、
前記2次元地図データに基づいて2次元地図を表示する、2次元地図表示手段と、
ユーザから指定された前記2次元地図上の位置に、所定の壁を示す壁データを対応付けて記憶する、壁データ記憶手段と、
ユーザから選択された画像データを、前記壁データが示す壁の壁面に貼り付ける画像貼付手段と、
を備えることを特徴とする。
【0005】
前記画像データには該画像に対応する位置情報が含まれており、
前記画像貼り付け手段は、前記壁データが示す壁の壁面に貼り付ける画像を、画像データに含まれる位置情報に基づいて特定してもよい。
【0006】
前記画像データには該画像データが示す画像に関連した関連サイトへのリンク情報が含まれており、
ユーザから壁面に貼られた画像が選択された際に、該画像の画像データに含まれているリンク情報が示すリンク先に表示を切り替えてもよい。
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の第2の観点に係る3次元地図作製システムは、
複数のユーザ端末と3次元地図作製装置とから構成される3次元地図作製システムであって、
前記3次元地図作製装置は、
2次表示用の地図の2次元地図データを記憶する2次元地図記憶手段と、
前記2次元表示用の地図が示す地域に対応する複数の画像を記憶する、画像記憶手段と、を備え、
前記ユーザ端末は、前記3次元地図作製装置から2次元地図データを読み込み、2次元地図を表示する、2次元地図表示手段と、
表示された2次元地図上の、所定の壁を配置する位置を指定する位置指定手段と、
位置を指定した壁に貼り付ける画像データを、前記画像記憶手段から選択する画像選択手段と、を備え、
前記3次元地図作製装置は、
前記位置指定手段によって指定された前記2次元地図上の位置に、所定の壁を示す壁データを対応付けて記憶する、壁データ記憶手段と、
前記画像手段によって選択された画像データを、前記壁データが示す壁の壁面に貼り付ける画像貼付手段と、
を備えることを特徴とする。
【0008】
上記目的を達成するために、本発明の第3の観点に係る3次元地図作製方法は、
2次表示用の地図の2次元地図データを記憶する2次元地図記憶ステップと、
前記2次元表示用の地図が示す地域に対応する複数の画像を記憶する、画像記憶ステップと、
前記2次元地図データに基づいて2次元地図を表示する、2次元地図表示ステップと、
ユーザから指定された前記2次元地図上の位置に、所定の壁を示す壁データを対応付けて記憶する、壁データ記憶ステップと、
ユーザから選択された画像データを、前記壁データが示す壁の壁面に貼り付ける画像貼付ステップと、
を備えることを特徴とする。
【0009】
上記目的を達成するために、本発明の第4の観点に係るプログラムは、
コンピュータを、
2次表示用の地図の2次元地図データを記憶する2次元地図記憶手段、
前記2次元表示用の地図が示す地域に対応する複数の画像を記憶する画像記憶手段、
前記2次元地図データに基づいて2次元地図を表示する、2次元地図表示手段、
ユーザから指定された前記2次元地図上の位置に、所定の壁を示す壁データを対応付けて記憶する、壁データ記憶手段、
ユーザから選択された画像データを、前記壁データが示す壁の壁面に貼り付ける画像貼付手段、
として機能させる。
【0010】
上記目的を達成するために、本発明の第5の観点に係るナビゲーション装置は、
請求項1に記載の3次元地図作製装置と所定のネットワークを介して接続された移動体に配置されているナビゲーション装置であって、
移動体の現在位置と進行方向とを検出する、位置方向検出手段と、
前記位置方向検出手段で検出した位置と方向とに基づいて、移動体が交差点に進入しているか否かを判別する判別手段と、
前記判別手段が、交差点に進入していると判別した場合、前記3次元地図作製装置から、前記交差点に対応する2D地図データ、壁データ、画像データを取得する取得手段と、
前記取得手段で取得したデータに基づいて、前記交差点の運転者の視点に対応した画像を表示する、交差点画像表示手段と、
を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、2次元地図上に壁を配置し、配置した壁に対応する画像を貼り付けることにより、簡単に3次元地図を作製することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態に係る3D地図作製装置10について図面を参照して説明する。
3D地図作製装置10は、図1に示すように、入力部11と、出力部12と、記憶部13と、制御部14とを備える。
【0013】
入力部11は、キーボードやマウスなどを備え、3D地図作製装置10に様々な情報や指示を入力する。例えば、ユーザは、入力部11を介して、2次元地図(2D地図)上に配置する壁の位置を指定する。
【0014】
出力部12は、ディスプレイ等の表示装置などを備え、様々な情報を出力する。例えば、出力部12は、後述する3D地図作製処理において、壁を配置する2D地図を表示する。
【0015】
記憶部13は、ハードディスク、CD(Compact Disc)ドライブ或いはDVD(Digital Versatile Disc)ドライブ等から構成され、3D地図作製装置10に必要とされる各種データやプログラム等を記憶する。
【0016】
また、記憶部13は、予め、2次元地図(2D地図)の地図データ(2D地図データ)を記憶している。なお、この2D地図データは、道路形状データ、名称データ、背景データなどを含んで構成されるデータである。なお、2D地図データは、地図内の位置を特定するための位置データ(緯度、経度等)を含んでいてもよい。
【0017】
また、記憶部13は、2D地図が示す地域周辺を、デジタルカメラなどで撮影した複数の画像データを記憶している。
【0018】
また、記憶部13は、後述する3D地図作製処理で2D地図上に配置される壁に関するデータ(壁データ)を記憶する。壁データは、壁の配置される位置情報(例えば、緯度、経度)、壁の高さ情報、壁面に貼り付ける画像データへのリンク情報等、を含んで構成される。なお、壁データが示す壁の厚さ、および、高さは、全ての壁で共通の固定値が設定されている。
【0019】
制御部14は、データの演算処理を行うと共に、入力部11、出力部12、記憶部13を制御するものであり、CPU(Central Processing Unit)141、ROM(Read Only Memory)142、RAM(Random Access Memory)143等を備える。制御部14における演算処理及び制御処理は、具体的には、CPU141が、RAM143を作業領域として使用して各種データを一時的に記憶させながら、ROM142に記憶されている制御プログラムを実行することにより行われる。
【0020】
制御部14が、ROM142や記憶部13に記憶されている制御プログラムに従って上記各部を制御することにより、2D地図データに壁を配置した3D地図を作製する、3D地図作製処理が行われる。
【0021】
図2を参照して、3D地図作製処理について詳細に説明する。
【0022】
まず、ユーザは、入力部11を操作して、2D地図を出力部12に表示させる(ステップS101)。具体的には、ユーザからの2D地図作製の要求に応答して、制御部14が、記憶部13から2D地図データを読み出し、読み出した2D地図データに基づいて、出力部12に2D地図を表示させる。
【0023】
続いて、ユーザは、入力部11を操作して、表示されている2D地図上の、壁を配置する位置(領域)を指定する(ステップS102)。制御部14は、指定された位置データを有する壁データを作製して記憶部13に記憶する。
【0024】
続いて、ユーザは、入力部11を操作して、位置を指定した壁に貼り付ける画像データを選択する(ステップS103)。制御部14は、ステップS102で作製した壁データに、選択された画像データへのリンクを含める。なお、1つの壁面に対して複数枚の画像を貼り付けてもよい。また、画像データを壁面のサイズに引き延ばして貼り付けてもよい。また、貼り付ける画像データは、撮影したデータに限らず、2D地図上の地点を描いた絵画像であってもよい。
【0025】
そして、未だ2D地図上に配置したい壁がある場合には(ステップS104;Yes)、ユーザは、壁を配置し(ステップS102)、その壁に画像を貼り付ける(ステップS103)処理を繰り返す。
2D地図上に配置したい壁がない、即ち、全ての壁を配置し終えた場合には(ステップS104;No)、3D作製処理は終了する。
【0026】
このように、本実施形態では、予め用意されている2D地図上に壁を配置し、配置した壁に画像データを貼り付けていくだけで、3D地図を容易に作製することが可能となる。
【0027】
続いて、図3を参照して、3D地図作製処理について、具体例を挙げて説明する。
まず、ユーザは図3(A)に示すようにな2D地図を表示させる(ステップS101)。そして、表示させた2D地図上に、壁を配置する位置を指定する(ステップS102)。ここでは、図3(B)に示すように、道路沿いの破線で囲った領域を、壁W1〜W9を配置する位置として指定したとする。なお、図3(B)の例では、道路沿いに壁W1〜W9を配置しているが、これに限定されるものではなく、例えば、道路に跨って壁を配置してもよく、2D地図上の任意の位置に、壁を配置してよい。
続いて、ユーザは、これらの各領域の壁W1〜W9に対応する画像データを選択する(ステップS103)。例えば、図3(B)の壁W1であれば、建物Aを撮影した画像データを選択するのが望ましい。同様に、壁W5であれば、建物Bを撮影した画像データを選択するのが望ましい。以上で、3D地図作製処理は終了する。
その後、ユーザから3D表示させたい、位置、方向、などが指定された場合に、立体的な3D画像が表示される。図3(C)は、3D画像の表示例であり、図3(B)に示す2D地図上の、地点Pにおける矢印方向からの視点に対応したものである。
【0028】
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、ネットワークを介して、複数のユーザによって3D地図が作製されることを特徴とする。
【0029】
第2の実施形態は、図4に示すように、3D地図作製装置10にインターネットなどのネットワークN1を介して複数のユーザ端末20が接続されている構成である。なお、本実施形態の3D地図作製装置10は、ネットワークN1を介して端末装置と通信をするための図示せぬ通信部をさらに備える。
【0030】
ユーザ端末20は、一般的なPC(Personal Computer)等であり、入力部、出力部、制御部、通信部、記憶部などを備えて構成される。第1の実施形態では、3D地図作製装置10を操作して3D地図の作製を行ったが、本実施形態では、各ユーザ端末20から、ネットワークN1を経由して、3D地図作製装置10が記憶する共有の2D地図上に、画像を貼り付けた壁を配置する3D地図作製処理を行わせることを特徴とする。なお、壁に貼り付ける画像データは、各ユーザのユーザ端末20から、ネットワークN1経由で、3D地図作製装置10に適宜アップロードして登録すればよい。
【0031】
このように、本実施形態では、複数のユーザが協力して3D地図を作製するため、各ユーザ毎に自身が精通している地域の3D地図作製処理を担当するなどして、効率的に3D地図を作製することができる。
【0032】
(第3の実施形態)
第3の実施形態は、図5に示すように、車両内に配置されているナビゲーション装置30にネットワークN2を介して、3D地図作製装置10が接続されている構成である。
なお、ナビゲーション装置30は、車両の運転者に現在位置や方向等を画像や音声等で報知するものであり、入力部、出力部、制御部、通信部、および、GPS(Global Positioning System)機能を有する現在位置取得部などを備える。また、ナビゲーション装置30には、3次元表示対象として設定されている表示交差点の位置データが記憶されている。
また、3D地図作製装置10は、前述した3D地図作製処理により、2D地図上に、画像が貼り付けられた壁が配置されている。
【0033】
また、ナビゲーション装置30は、ナビ対象となる車両が交差点近辺に進入した際に、3D地図作製装置10が作製したデータを用いて、当該地点の運転者の視点に対応した交差点の画像(交差点画像)を表示する、交差点表示処理を行う。
図6のフローチャートを参照して、交差点表示処理について詳細に説明する。
【0034】
まず、ナビゲーション装置30は、車両の現在位置を示す現在位置データ(例えば、緯度・経度)を現在位置検出部から取得する(ステップS201)。
【0035】
続いて、ナビゲーション装置30は、取得した現在位置データを予め3次元表示対象として設定されている表示交差点の位置データと比較して、車両が所定の交差点表示範囲内に進入しているか否かを判別する(ステップS202)。例えば、表示交差点の中心から所定距離だけ手前までの範囲に車両が位置すると共に、当該車両が交差点方向に向かっている場合に、表示範囲内に進入したものと判別すればよい。
【0036】
車両が交差点表示範囲内に進入していないと判別した場合(ステップS202;No)、ステップS201に戻り、ナビゲーション装置30は、表示交差点への接近を監視し続ける。
【0037】
一方、車両が交差点表示範囲内に進入していると判別した場合(ステップS202;Yes)、ナビゲーション装置30は、車両の位置と交差点進入方向とに基づいて、運転者の視点に対応した表示用のデータを、3D地図作製装置10から取得する(ステップS203)。
例えば、図7に示すような位置、進行方向に車両が位置する場合には、扇形の点線領域T1が、運転手の視点に入る領域と判断され、領域T1の2D地図データと、領域T1に含まれる壁W1〜W4の各壁データと、それらの壁W1〜W4に貼り付けられている画像データとが、表示用のデータとして、3D地図作製装置10から取得される。
【0038】
そして、ナビゲーション装置30は、取得した表示用データを用いて、運転者の視点に対応した交差点画像を表示して(ステップS204)、交差点表示処理は終了する。例えば、図7に示すような位置、進行方向に車両がある場合には、図8に示すような交差点画像が、ナビゲーション装置30の表示部に表示される。この画像においては、実在の風景画像が貼られた壁W1〜W4が立体的に表示されることにより、運転者は、2Dの地図よりも、交差点周囲の状況をリアルに把握することができる。
【0039】
このように、本実施形態では、交差点進入の際に、運転手の視点に対応したリアルな交差点画像を表示することができる。
【0040】
なお、本発明を実施するにあたっては、種々の形態が考えられ、上記実施の形態に限られるものではない。
【0041】
例えば、本実施形態1の3D地図作製処理において、壁に貼り付ける画像データに、当該画像が撮影された位置情報が含まれている場合には、ユーザが壁に貼り付ける画像データを選択する処理(ステップS103)を、壁データに含まれる位置情報と画像データの位置情報とを比較することで、制御部14が行うようにしてもよい。この場合、ユーザを介さないで、壁に貼り付ける画像の選択を行うことができるため、より時間を短縮して3D地図を作製することができる。
【0042】
また、本実施形態1の3D地図作製処理において、壁に貼り付ける画像データに、所定の広告情報等を表示する関連サイトへのリンク情報が埋め込まれている場合には、3D表示された壁に貼られた当該画像をユーザが入力部11を操作してクリックした際に、該画像データに含まれているリンク情報が示すリンク先のサイトに、表示を切り替えるようにしてもよい。
【0043】
また、本実施形態1の3D地図作製処理において2D地図上に配置される壁は、高さが固定値のものであっても、ユーザが配置の際に任意に高さを指定できるものでもどちらでもよい。
また、配置される壁の壁面は、平面であっても曲面であってもどちらでもよい。
【0044】
また、本実施形態3のナビゲーション装置30は車両内に配置されているものとして説明したが、これに限らず、携帯電話などの携帯機器に搭載されたナビゲーション装置にも、同様に本発明を適用してもよい。
【0045】
また、本実施形態3の交差点表示処理のステップS204で交差点画像を表示する際に、ナビゲーション装置30がインターネットN2を介して、図示せぬ情報提供サーバ等から天気情報を受信して現時点の天気状況を判別し、晴れや曇りなどの天気状況に応じて、表示する交差点画像の明るさや色彩を調整してもよい。これにより、交差点画像の視認性がより向上する。
【0046】
なお、本発明に係る3D地図作製装置10は、専用のシステムによらず、通常のコンピュータシステムを用いて実現可能である。たとえば、撮像装置と照明装置とを備えているコンピュータに、上記動作を実行するためのプログラムを、コンピュータシステムが読みとり可能な記録媒体(フレキシブルディスク、CD−ROM、DVD−ROM等)に格納して配布し、当該プログラムをコンピュータシステムにインストールすることにより、上述の処理を実行する3D地図作製装置10を構成してもよい。また、インターネット等の通信ネットワーク上のサーバ装置が有するストレージに当該プログラムを格納しておき、通常のコンピュータシステムがダウンロード等することで3D地図作製装置10を構成してもよい。
【0047】
また、上述の機能を、OS(Operating System)とアプリケーションとの分担、またはOSとアプリケーションとの協働により実現する場合などには、アプリケーション部分のみを記録媒体やストレージに格納してもよい。
【0048】
また、搬送波にプログラムを重畳し、通信ネットワークを介して配信することも可能である。たとえば、通信ネットワーク上のサーバに前記プログラムを格納し、ネットワークを介して前記プログラムを配信してもよい。そして、このプログラムを起動し、OSの制御下で、他のアプリケーションプログラムと同様に実行することにより、上述の処理を実行できるように構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る3D地図作製装置の構成を示すブロック図である。
【図2】3D地図作製処理を説明するためのフローチャートである。
【図3】3D地図作製処理を具体的に説明するための図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る3D地図作製システムの構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第3の実施形態に係るナビゲーションシステムの構成を示すブロック図である。
【図6】交差点表示処理を説明するためのフローチャートである。
【図7】交差点表示処理を具体的に説明するための図である。
【図8】交差点表示処理を具体的に説明するための図である。
【符号の説明】
【0050】
10 3D地図作製装置
11 入力部
12 出力部(2次元地図表示手段)
13 記憶部(2次元地図記憶手段、画像記憶手段、壁データ記憶手段)
14 制御部(画像貼付手段)
141 CPU
142 RAM
143 ROM

【特許請求の範囲】
【請求項1】
2次表示用の地図の2次元地図データを記憶する2次元地図記憶手段と、
前記2次元表示用の地図が示す地域に対応する複数の画像を記憶する、画像記憶手段と、
前記2次元地図データに基づいて2次元地図を表示する、2次元地図表示手段と、
ユーザから指定された前記2次元地図上の位置に、所定の壁を示す壁データを対応付けて記憶する、壁データ記憶手段と、
ユーザから選択された画像データを、前記壁データが示す壁の壁面に貼り付ける画像貼付手段と、
を備えることを特徴とする、3次元地図作製装置。
【請求項2】
前記画像データには該画像に対応する位置情報が含まれており、
前記画像貼り付け手段は、前記壁データが示す壁の壁面に貼り付ける画像を、画像データに含まれる位置情報に基づいて特定する、
ことを特徴とする、請求項1に記載の3次元地図作製装置。
【請求項3】
前記画像データには該画像データが示す画像に関連した関連サイトへのリンク情報が含まれており、
ユーザから壁面に貼られた画像が選択された際に、該画像の画像データに含まれているリンク情報が示すリンク先に表示を切り替える、
ことを特徴とする、請求項1に記載の3次元地図作製装置。
【請求項4】
複数のユーザ端末と3次元地図作製装置とから構成される3次元地図作製システムであって、
前記3次元地図作製装置は、
2次表示用の地図の2次元地図データを記憶する2次元地図記憶手段と、
前記2次元表示用の地図が示す地域に対応する複数の画像を記憶する、画像記憶手段と、を備え、
前記ユーザ端末は、前記3次元地図作製装置から2次元地図データを読み込み、2次元地図を表示する、2次元地図表示手段と、
表示された2次元地図上の、所定の壁を配置する位置を指定する位置指定手段と、
位置を指定した壁に貼り付ける画像データを、前記画像記憶手段から選択する画像選択手段と、を備え、
前記3次元地図作製装置は、
前記位置指定手段によって指定された前記2次元地図上の位置に、所定の壁を示す壁データを対応付けて記憶する、壁データ記憶手段と、
前記画像手段によって選択された画像データを、前記壁データが示す壁の壁面に貼り付ける画像貼付手段と、
を備えることを特徴とする、3次元地図作製システム。
【請求項5】
2次表示用の地図の2次元地図データを記憶する2次元地図記憶ステップと、
前記2次元表示用の地図が示す地域に対応する複数の画像を記憶する、画像記憶ステップと、
前記2次元地図データに基づいて2次元地図を表示する、2次元地図表示ステップと、
ユーザから指定された前記2次元地図上の位置に、所定の壁を示す壁データを対応付けて記憶する、壁データ記憶ステップと、
ユーザから選択された画像データを、前記壁データが示す壁の壁面に貼り付ける画像貼付ステップと、
を備えることを特徴とする、3次元地図作製方法。
【請求項6】
コンピュータを、
2次表示用の地図の2次元地図データを記憶する2次元地図記憶手段、
前記2次元表示用の地図が示す地域に対応する複数の画像を記憶する画像記憶手段、
前記2次元地図データに基づいて2次元地図を表示する、2次元地図表示手段、
ユーザから指定された前記2次元地図上の位置に、所定の壁を示す壁データを対応付けて記憶する、壁データ記憶手段、
ユーザから選択された画像データを、前記壁データが示す壁の壁面に貼り付ける画像貼付手段、
として機能させるプログラム。
【請求項7】
請求項1に記載の3次元地図作製装置と所定のネットワークを介して接続された移動体に配置されているナビゲーション装置であって、
移動体の現在位置と進行方向とを検出する、位置方向検出手段と、
前記位置方向検出手段で検出した位置と方向とに基づいて、移動体が交差点に進入しているか否かを判別する判別手段と、
前記判別手段が、交差点に進入していると判別した場合、前記3次元地図作製装置から、前記交差点に対応する2D地図データ、壁データ、画像データを取得する取得手段と、
前記取得手段で取得したデータに基づいて、前記交差点の運転者の視点に対応した画像を表示する、交差点画像表示手段と、
を備えることを特徴とするナビゲーション装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2009−244675(P2009−244675A)
【公開日】平成21年10月22日(2009.10.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−92349(P2008−92349)
【出願日】平成20年3月31日(2008.3.31)
【出願人】(000000011)アイシン精機株式会社 (5,421)
【Fターム(参考)】