A4インテグリン拮抗薬としてのピリダジノン
本発明は、式(I)
【化1】
で表される特定の新規な化合物、これらの化合物、これらの組成物、中間体および誘導体を製造する方法、そしてインテグリン媒介性疾患を治療する方法に関する。
【化1】
で表される特定の新規な化合物、これらの化合物、これらの組成物、中間体および誘導体を製造する方法、そしてインテグリン媒介性疾患を治療する方法に関する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)
【化1】
[式中、
R1は、水素、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ベンゾ縮合ヘテロシクリル、ベンゾ縮合シクロアルキル、ヘテロアリール縮合ヘテロシクリル、ヘテロアリール縮合シクロアルキル、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリルオキシ、シクロアルキルオキシ、−NR10R20、ハロゲン、ヒドロキシおよび−S(C1−6)アルキルから成る群から独立して選択される置換基であり、ここで、前記C1−6アルコキシは、場合により、Raから独立して選択される1から4個の置換基で置換されていてもよく、ここで、
Raは、独立して、ヒドロキシ(C1−6)アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、シクロアルキル、(C1−6)アルコキシカルボニル、カルボキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、1から3個のハロゲン原子およびヒドロキシから成る群から選択され、ここで、
R10およびR20は、独立して、水素、C1−6アルキル、アリル、ハロゲン置換C1−6アルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシ(C1−4)アルキル、アリール、アリール(C1−4)アルキルおよびシクロアルキルから成る群から選択され、加うるに、場合により、R10とR20は、これらが結合している原子と一緒になって5員から7員の単環式環を形成していてもよく、ここで、
前記R1のアリールおよびアリールオキシ置換基は、場合により、C1−6アルキル、ヒドロキシ(C1−6)アルキル、アリール(C1−6)アルキル、C1−6アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、C1−6アルコキシカルボニル、アリール(C1−6)アルコキシカルボニル、C1−6アルキルカルボニル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、−SO2(C1−3)アルキル、−SO2アリール、−SO2ヘテロアリール、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシおよびハロゲンから成る群から独立して選択される置換基で置換されていてもよく、そしてここで、
前記R1のヘテロアリールおよびヘテロシクリル置換基は、場合により、1から3個のC1−6アルキル置換基、C1−6アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、1から3個のハロゲン原子およびヒドロキシから成る群から独立して選択される置換基で置換されていてもよく、
R2は、水素、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C2−6アルケニルオキシ、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノおよびハロゲンから成る群から独立して選択される置換基であり、場合により、
R1とR2は、これらが結合している原子と一緒になって5員から7員の炭素環式もしくは複素環式環を形成していてもよく、
R3は、水素、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリルおよびシクロアルキルから成る群から独立して選択さ
れる置換基であり、ここで、アルキル、アルケニルおよびアルキニルは、場合により、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、シクロアルキル、カルボキシ、1から3個のハロゲン原子、ヒドロキシまたは−C(=O)C1−6アルキルから成る群から独立して選択される置換基で置換されていてもよく、
R4は、水素、フッ素、塩素およびメチルから成る群から独立して選択される置換基であり、
R5は、水素またはC1−3アルキルであるが、但しR5がC1−3アルキルであるのはそれがYおよびR5とYが結合している原子と一緒になって5員から7員の複素環を形成している時のみであることを条件とし、
Yは、独立して、ヒドロキシメチル、−C(=O)NH2、−C(=O)NH(OH)、−C(=O)NH(C1−6アルキル)、−C(=O)NH(ヒドロキシ(C1−6)アルキル)、−C(=O)N(C1−6アルキル)2、−C(=O)NHSO2(C1−4)アルキル、カルボキシ、テトラゾリルおよび−C(=O)C1−6アルコキシから成る群から選択され、ここで、前記アルコキシは、場合により、ヒドロキシ、−NR30R40、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ハロゲンまたは−OCH2CH2OCH3から独立して選択される1から2個の置換基で置換されていてもよく、ここで、
R30およびR40は、独立して、水素、C1−6アルキル、ヒドロキシおよびヒドロキシ(C1−4)アルキルから成る群から選択され、場合により、前記R30とR40は、これらが結合している原子と一緒になって5員から7員の単環式環を形成していてもよく、
Wは、OまたはSであり、
Zは、水素、C1−6アルキル、C1−6アルケニル、C1−6アルキニル、C1−6アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、シクロアルキルオキシ、ポリシクロアルキルオキシおよびアザ橋かけポリシクリルから成る群から選択され、ここで、アザ橋かけポリシクリルは場合によりRdで置換されていてもよく、ここで、
アルキルおよびアルコキシは、場合により、アリール、アリール(C1−4)アルコキシ、場合により1から3個のC1−2アルキル置換基で置換されていてもよいヘテロアリール、または−C(=O)アリール、ヒドロキシ、−C(=O)C1−6アルキル、−NH2、−NH(C1−6アルキル)、−N(C1−6アルキル)2、−NH(シクロアルキル)(ここで、前記シクロアルキルは場合によりヘテロシクリルとスピロ縮合していてもよい)、−NHC(=O)アリール(C1−4)アルコキシ、−N(C1−6アルキル)C(=O)アリール(C1−4)アルコキシ、−NHC(=O)ヘテロアリール(C1−4)アルキル、−N(C1−6アルキル)C(=O)ヘテロアリール(C1−4)アルキル、−NHC(=O)アリール(C1−4)アルキル、−N(C1−6アルキル)C(=O)アリール(C1−4)アルキル、−NHC(=O)(C1−4)アルコキシ、−N(C1−6アルキル)C(=O)(C1−4)アルコキシ、−NHC(=O)NH2、−N(C1−4アルキル)C(=O)NH2、−NHC(=O)NH(C1−4)アルキル、−NHC(=O)N(C1−4アルキル)2、−NHSO2アリール、−C(=O)NH2、−C(=O)NH(C1−6アルキル)、−C(=O)N(C1−6アルキル)2およびハロゲンから成る群から独立して選択される1から3個の置換基で置換されていてもよく、ここで、
前記Zのアリールおよびヘテロアリール置換基は、場合により、C1−4アルキル、ヒドロキシC1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ヒドロキシ、ハロゲン、ニトロ、カルボキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、−SO2(C1−4)アルキルおよび−C(=O)アリールから成る群から独立して選択される1から4個の置換基で置換されていてもよく、加うるに、場合により、前記ヘテロアリールはオキソで置換されていてもよく、ここで、
前記Zのシクロアルキルおよびヘテロシクリル置換基は、場合により、C1−5アルキル
、C1−5アルキルアミノ、ジ(C1−5アルキル)アミノ、−NH(シクロアルキル)(ここで、前記シクロアルキルは場合によりヘテロシクリルとスピロ縮合していてもよい)、アミノカルボニル、−NHC(=O)C1−4アルコキシ、−N(C1−6アルキル)C(=O)C1−4アルコキシ、−C(=O)(C1−4)アルコキシ、−NHC(=O)C1−4アルキル、−N(C1−6アルキル)C(=O)C1−4アルキル、−C(=O)アリール(C1−4)アルコキシ、オキソ、アルコキシ、ヒドロキシ、アリール(C1−4)アルコキシ、ヘテロアリール(C1−4)アルコキシ、ヘテロシクリル、場合により1から3個のC1−2アルキル置換基で置換されていてもよいヘテロアリールおよびアリールから成る群から独立して選択される1から4個の置換基で置換されていてもよく、ここで、前記アリール置換基は、場合により、C1−4アルキル、ハロゲン、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリールおよびヘテロアリールから成る群から独立して選択される1から4個の置換基で置換されていてもよく、ここで、
Rdは、(C1−6)アルキル、−C(=O)(C1−6)アルキル、−C(=O)(C1−6)アルコキシ、−S(=O)C1−4アルキル、−SO2C1−4アルキル、−S(=O)アリールおよび−SO2アリールから成る群から独立して選択される置換基であり、ここで、前記(C1−6)アルキル、−C(=O)(C1−6)アルキル、−C(=O)(C1−6)アルコキシ、−S(=O)C1−4アルキルおよび−SO2C1−4アルキルのアルキルおよびアルコキシ部分は、場合により、C1−3アルコキシ、ヒドロキシ、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルから成る群から独立して選択される1から3個の置換基で置換されていてもよく、そしてここで、前記アリールおよびヘテロアリールは、場合により、C1−6アルキル、ヒドロキシ(C1−6)アルキル、C1−6アルコキシ、カルボキシ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、−SO2(C1−3)アルキル、−SO2アリール、−SO2ヘテロアリール、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシおよびハロゲンから成る群から独立して選択される1から5個の置換基で置換されていてもよい]
で表される化合物およびこれの光学異性体、鏡像異性体、ジアステレオマー、ラセミ化合物または薬学的に受け入れられる塩。
【請求項2】
R1が水素、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ベンゾ縮合シクロアルキル、ベンゾ縮合ヘテロシクリル、ヘテロアリール縮合ヘテロシクリル、ヘテロアリール縮合シクロアルキル、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリルオキシ、シクロアルキルオキシ、−NR10R20、ハロゲン、ヒドロキシおよび−S(C1−6)アルキルから成る群から独立して選択される置換基であり、ここで、
前記R1のアルコキシ置換基が場合によりRaから独立して選択される1から4個の置換基で置換されていてもよく、ここで、
Raが独立してアリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、シクロアルキル、カルボキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ヒドロキシ(C1−6)アルコキシ、1から3個のハロゲン原子およびヒドロキシから成る群から選択され、ここで、
R10およびR20が独立して水素、C1−6アルキル、アリル、ハロゲン置換C1−6アルキルおよびシクロアルキルから成る群から選択され、加うるに、場合により、R10とR20がこれらが結合している原子と一緒になって5員から7員の単環式環を形成していてもよく、ここで、
R1のアリールおよびアリールオキシ置換基が場合によりC1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、C1−6アルキルカルボニル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、−SO2(C1−3)アルキル、−SO2アリール、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシおよびハロゲンから成る群から独立して選択される置換基で置換されていてもよく、そしてここで、
R1のヘテロアリールおよびヘテロシクリル置換基が場合により1から3個のC1−6ア
ルキル置換基、C1−6アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、1から3個のハロゲン原子、ヒドロキシC1−6アルキルおよびヒドロキシから成る群から独立して選択される置換基で置換されていてもよく、
加うるに、場合により、R1とR2がこれらが結合している原子と一緒になって5員から7員の炭素環式もしくは複素環式環を形成していてもよい、
請求項1記載の化合物。
【請求項3】
R1がC1−4アルキル、C1−4アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ベンゾ縮合ヘテロシクリル、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリルオキシ、シクロアルキルオキシ、−NR10R20、ハロゲン、ヒドロキシおよび−S(C1−6)アルキルから成る群から選択され、ここで、
前記R1のアルコキシ置換基が場合によりRaから独立して選択される1から3個の置換基で置換されていてもよく、ここで、
Raが独立してヘテロアリール、ヘテロシクリル、シクロアルキル、アリール、ジアルキルアミノ、ヒドロキシ(C1−6)アルコキシ、1から3個のハロゲン原子およびヒドロキシから成る群から選択され、ここで、
R10およびR20が独立して水素、C1−6アルキル、アリルおよびシクロアルキルから成る群から選択され、ここで、
R1のアリールおよびアリールオキシ置換基が場合によりC1−6アルキル、C1−6アルコキシ、フェニル、ヘテロアリール、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、−SO2(C1−3)アルキル、−SO2アリール、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシおよびハロゲンから成る群から独立して選択される置換基で置換されていてもよく、そしてここで、
R1のヘテロアリールおよびヘテロシクリル置換基が場合により1から3個のC1−6アルキル基、ハロゲンおよびヒドロキシから成る群から独立して選択される置換基で置換されていてもよく、
加うるに、場合により、R1とR2がこれらが結合している原子と一緒になって5員から7員の炭素環式もしくは複素環式環を形成していてもよい、
請求項1記載の化合物。
【請求項4】
R1がエチル、メトキシ、エトキシ、2−ヒドロキシエト−1−オキシ、イソ−プロポキシ、イソ−ブトキシ、ジフルオロメトキシ、2,2,2−トリフルオロ−エト−1−オキシ、ベンジルオキシ、シクロプロピルメトキシ、ピリジン−3−イルメトキシ、(1−メチル)−ピロリジニル−3−オキシ、シクロブチルオキシ、シクロペンチルオキシ、シクロヘキシルオキシ、インダゾール−1−イル、チオフェン−3−イル、[1,3]ベンゾジオキソール−5−イル、(2−メチル)−イミダゾール−1−イル、(1−メチル)−ピペリジン−4−イルオキシ、2−(モルホリン−4−イル)−エトキシ、(4−ブロモ)−ピラゾール−1−イル、N−ピロリジニル、(3,5−ジメチル)−ピラゾール−1−イル、モルホリン−4−イル、ヒドロキシ、−(OCH2CH2)2OH、フェニル(場合により−SO2Me、−C(=O)NH2、−OCF3、−CF3、シアノ、フルオロおよびメトキシから成る群から独立して選択される置換基で置換されていてもよい)、アミノ、シクロプロピルアミノ、アリルアミノ、メチルアミノ、ヒドロキシ、クロロおよび−SMeから成る群から選択され、
加うるに、場合により、R1がR2と一緒になって1,4−ジオキサニルまたはオキサジニル環を形成していてもよい、
請求項1記載の化合物。
【請求項5】
R1がメトキシ、エトキシ、2−ヒドロキシエト−1−オキシ、イソ−プロポキシ、イソ−ブトキシ、ジフルオロメトキシ、2,2,2−トリフルオロ−エト−1−オキシ、ベンジルオキシ、シクロプロピルメトキシ、ピリジン−3−イルメトキシ、(1−メチル)
−ピロリジニル−3−オキシ、シクロブチルオキシ、シクロペンチルオキシ、シクロヘキシルオキシ、インダゾール−1−イル、チオフェン−3−イル、[1,3]ベンゾジオキソール−5−イル、(2−メチル)−イミダゾール−1−イル、(1−メチル)−ピペリジン−4−イルオキシ、2−(モルホリン−4−イル)−エトキシ、(4−ブロモ)−ピラゾール−1−イル、N−ピロリジニル、(3,5−ジメチル)−ピラゾール−1−イル、モルホリン−4−イル、ヒドロキシ、−(OCH2CH2)2OH、フェニル(場合により−SO2Me、−C(=O)NH2、−OCF3、−CF3、シアノ、フルオロまたはメトキシで置換されていてもよい)、シクロプロピルアミノ、アリルアミノおよびメチルアミノから成る群から選択され、そして
場合により、R1がR2と一緒になって1,4−ジオキサニルまたはオキサジニル環を形成していてもよい、
請求項1記載の化合物。
【請求項6】
R2が水素、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、C2−4アルケニルオキシ、ヒドロキシ、アミノおよびハロゲンから成る群から独立して選択される置換基であり、場合により、R1とR2がこれらが結合している原子と一緒になって5員から7員の炭素環式もしくは複素環式環を形成していてもよい請求項1記載の化合物。
【請求項7】
R2が水素、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノおよびハロゲンから成る群から独立して選択される置換基であり、場合により、R2がR1と一緒になって1,4−ジオキサニルまたはオキサジニル環を形成していてもよい請求項1記載の化合物。
【請求項8】
R2が水素、C1−4アルコキシ、アミノおよびアルキルアミノから成る群から独立して選択される置換基であり、場合により、R2がR1と一緒になって1,4−ジオキサニルまたはオキサジニル環を形成していてもよい請求項1記載の化合物。
【請求項9】
R3が水素、C1−6アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリルおよびシクロアルキルから成る群から独立して選択される置換基であり、ここで、
R3のアルキル置換基が場合により−C(=O)NH2、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、シクロアルキル、カルボキシ、1から3個のハロゲン原子、ヒドロキシおよび−C(=O)C1−6アルキルから成る群から独立して選択される置換基で置換されていてもよい、
請求項1記載の化合物。
【請求項10】
R3が水素、C1−4アルキル、シクロアルキルおよびアリールから成る群から独立して選択される置換基であり、ここで、
C1−4アルキルが場合により−C(=O)C1−4アルキル、−C(=O)NH2、カルボキシ、ヘテロシクリル、フェニル、シクロプロピル、ヒドロキシおよび1から3個のフッ素原子から成る群から独立して選択される置換基で置換されていてもよい、
請求項1記載の化合物。
【請求項11】
R3が水素、C1−4アルキルおよびフェニルから成る群から独立して選択される置換基であり、ここで、
C1−4アルキルが場合により−C(=O)C1−4アルキル、−C(=O)NH2、カルボキシ、モルホリニル、シクロプロピル、ヒドロキシまたは1から3個のフッ素原子から選択される置換基で置換されていてもよい、
請求項1記載の化合物。
【請求項12】
R3が水素、メチル、エチルおよびフェニルから成る群から独立して選択される置換基
であり、ここで、
メチルおよびエチルが場合により−C(=O)C1−4アルキル、−C(=O)NH2、カルボキシ、モルホリニル、シクロプロピル、ヒドロキシおよび1から3個のフッ素原子から成る群から独立して選択される置換基で置換されていてもよい、
請求項1記載の化合物。
【請求項13】
R4が独立して水素、フッ素および塩素から成る群から選択される請求項1記載の化合物。
【請求項14】
R4が水素またはフッ素である請求項1記載の化合物。
【請求項15】
R4が水素である請求項1記載の化合物。
【請求項16】
R5が水素またはC1−3アルキルであるが、但しR5がC1−3アルキルであるのはそれがYおよびR5とYが結合している原子と一緒になって5員から7員の複素環を形成している時のみであることを条件とする請求項1記載の化合物。
【請求項17】
R5が水素またはメチレンであるが、但しR5がメチレンであるのはそれがYおよびR5とYが結合している原子と一緒になって5員の複素環を形成している時のみであることを条件とする請求項1記載の化合物。
【請求項18】
R5が水素である請求項1記載の化合物。
【請求項19】
Yが独立してヒドロキシメチル、−C(=O)NH2、−C(=O)NH(OH)、−C(=O)NH(2−ヒドロキシエト−1−イル)、カルボキシ、テトラゾリル、−C(=O)NHSO2(C1−4)アルキルおよび−C(=O)C1−6アルコキシから成る群から選択され、ここで、
前記アルコキシが場合によりヒドロキシ、−NR30R40、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ハロゲンおよび−OCH2CH2OCH3から成る群から独立して選択される1から2個の置換基で置換されていてもよく、ここで、R30およびR40が独立して水素およびC1−6アルキルから成る群から選択される、
請求項1記載の化合物。
【請求項20】
Yが独立してカルボキシ、テトラゾリル、−C(=O)NH(2−ヒドロキシエト−1−イル)および−C(=O)C1−4アルコキシから成る群から選択され、ここで、
前記アルコキシが場合によりヒドロキシ、−NH2、−NH(C1−4)アルキル、−N(C1−4アルキル)2、ヘテロシクリル、ハロゲンおよび−OCH2CH2OCH3から成る群から独立して選択される1から2個の置換基で置換されていてもよい、
請求項1記載の化合物。
【請求項21】
Yが独立してカルボキシ、1H−テトラゾール−5−イルおよび−C(=O)C1−4アルコキシから成る群から選択され、ここで、前記アルコキシが場合によりヒドロキシ、−NMe2、モルホリン−1−イル、クロロまたは−OCH2CH2OCH3から成る群から独立して選択される置換基で置換されていてもよい請求項1記載の化合物。
【請求項22】
Yが独立してカルボキシ、1H−テトラゾール−5−イルおよび−C(=O)エトキシから成る群から選択され、ここで、エトキシが場合によりヒドロキシ、塩素、−NMe2および−OCH2CH2OCH3で置換されていてもよい請求項1記載の化合物。
【請求項23】
Zが独立してC1−6アルキル、C1−6アルケニル、C1−6アルコキシ、アリール
、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、ポリシクロアルキルオキシおよびアザ橋かけポリシクリルから成る群から選択され、ここで、アザ橋かけポリシクリルが場合によりRdで置換されていてもよく、ここで、
ZのC1−6アルキル置換基が場合によりアリール、アリール(C1−4)アルコキシ、場合により1から3個のC1−2アルキル置換基で置換されていてもよいヘテロアリール、ヒドロキシ、−NH2、−NH(C1−6)アルキル、−N(C1−6アルキル)2、−NH(シクロアルキル)(ここで、前記シクロアルキルは場合によりヘテロシクリルとスピロ縮合していてもよい)、−NHC(=O)アリール(C1−4)アルコキシ、−N(C1−6アルキル)C(=O)アリール(C1−4)アルコキシ、−NHC(=O)ヘテロアリール(C1−4)アルキル、−N(C1−6アルキル)C(=O)ヘテロアリール(C1−4)アルキル、−NHC(=O)アリール(C1−4)アルキル、−N(C1−6アルキル)C(=O)アリール(C1−4)アルキル、−NHC(=O)(C1−4)アルコキシ、−N(C1−6アルキル)C(=O)(C1−4)アルコキシ、−NHC(=O)NH2、−NHSO2アリール、−C(=O)NH2、−C(=O)NH(C1−6アルキル)、−C(=O)N(C1−6アルキル)2およびハロゲンから成る群から独立して選択される1から3個の置換基で置換されていてもよく、ここで、
前記Zのアリールおよびヘテロアリール置換基が場合によりC1−4アルキル、ヒドロキシC1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ヒドロキシ、ハロゲン、ニトロ、カルボキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、−SO2(C1−4)アルキルおよび−C(=O)アリールから成る群から独立して選択される1から4個の置換基で置換されていてもよく、加うるに、場合により、前記ヘテロアリールがオキソで置換されていてもよく、ここで、
前記Zのシクロアルキルおよびヘテロシクリル置換基が場合によりC1−5アルキル、アミノ、C1−5アルキルアミノ、ジ(C1−5アルキル)アミノ、−NH(シクロアルキル)(ここで、前記シクロアルキルは場合によりヘテロシクリルとスピロ縮合していてもよい)、アミノカルボニル、−NHC(=O)C1−4アルコキシ、−N(C1−6アルキル)C(=O)C1−4アルコキシ、−C(=O)(C1−4)アルコキシ、−C(=O)(C1−4)アルキル、−C(=O)アリール(C1−4)アルコキシ、オキソ、アルコキシ、ヒドロキシ、アリール(C1−4)アルコキシおよびアリールから成る群から独立して選択される1から4個の置換基で置換されていてもよく、ここで、前記アリールが場合によりC1−4アルキル、ハロゲン、アミノ、アルキルアミノおよびジアルキルアミノから成る群から独立して選択される1から4個の置換基で置換されていてもよい、
請求項1記載の化合物。
【請求項24】
Zが独立してC1−6アルキル、C1−6アルケニル、C1−6アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクリルおよびアザ橋かけポリシクリルから成る群から選択され、ここで、アザ橋かけポリシクリルが場合によりRdで置換されていてもよく、ここで、
ZのC1−6アルキル置換基が場合によりアリール、場合により1から3個のC1−2アルキル置換基で置換されていてもよいヘテロアリール、ヒドロキシ、アリール(C1−4)アルコキシ、−C(=O)C1−6アルキル、−NH(C1−6アルキル)、−N(C1−6アルキル)2、−NH(シクロアルキル)(ここで、前記シクロアルキルは場合によりヘテロシクリルとスピロ縮合していてもよい)、−NHC(=O)アリール(C1−4)アルコキシ、−N(C1−6アルキル)C(=O)アリール(C1−4)アルコキシ、−NHC(=O)ヘテロアリール(C1−4)アルキル、−N(C1−6アルキル)C(=O)ヘテロアリール(C1−4)アルキル、−N(C1−6アルキル)C(=O)アリール(C1−4)アルキル、−NHC(=O)(C1−4)アルコキシ、−N(C1−6アルキル)C(=O)(C1−4)アルコキシ、−NHC(=O)NH2、−NHSO2アリールおよびハロゲンから成る群から独立して選択される1から3個の置換基で置換されていてもよく、ここで、
前記Zのアリールおよびヘテロアリール置換基が場合によりC1−4アルキル、ハロゲン、ニトロおよび−SO2(C1−4)アルキルから成る群から独立して選択される1から4個の置換基で置換されていてもよく、ここで、
前記Zのシクロアルキルおよびヘテロシクリル置換基が場合により1から4個のC1−4アルキル置換基、−C(=O)NH2、−C(=O)NH(C1−4)アルキル、アミノ、C1−4アルキルアミノ、−NH(シクロアルキル)(ここで、前記シクロアルキルは場合によりヘテロシクリルとスピロ縮合していてもよい)、−NHC(=O)C1−4アルコキシ、−C(=O)(C1−4)アルキル、−C(=O)アリール(C1−4)アルコキシ、オキソ、アルコキシ、ヒドロキシ、アリール(C1−4)アルコキシおよびアリールから成る群から独立して選択される置換基で置換されていてもよく、ここで、前記アリールが場合によりC1−4アルキルおよびハロゲンから成る群から独立して選択される1から4個の置換基で置換されていてもよい、
請求項1記載の化合物。
【請求項25】
Zが独立してC1−4アルキル、C1−4アルケニル、C1−4アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクリルおよびアザ橋かけポリシクリルから成る群から選択され、ここで、アザ橋かけポリシクリルが場合によりRdで置換されていてもよく、ここで、
ZのC1−4アルキル置換基が場合によりアリール、場合により1から2個のメチル置換基で置換されていてもよいヘテロアリール、−NH2、−NH(C1−6アルキル)、−NH(シクロアルキル)、アリール(C1−4)アルコキシ、−N(メチル)C(=O)アリール(C1−4)アルコキシ、−N(メチル)C(=O)ヘテロアリール(C1−4)アルキル、−N(メチル)C(=O)アリール(C1−4)アルキル、−NHC(=O)C1−4アルコキシ、−N(メチル)C(=O)C1−4アルコキシおよび−NHC(=O)NH2から成る群から独立して選択される1から3個の置換基で置換されていてもよく、ここで、
前記Zのアリールおよびヘテロアリール置換基が場合によりC1−4アルキル、ハロゲンおよび−SO2(C1−4)アルキルから成る群から独立して選択される1から4個の置換基で置換されていてもよく、加うるに、場合により、前記ヘテロアリールがオキソで置換されていてもよく、ここで、
前記Zのシクロアルキルおよびヘテロシクリル置換基が場合によりC1−4アルキル、アミノカルボニル、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4)アルキルアミノ、−NH(シクロアルキル)(ここで、前記シクロアルキルは場合によりヘテロシクリルとスピロ縮合していてもよい)、−NHC(=O)C1−4アルコキシ、−N(C1−6アルキル)C(=O)C1−4アルコキシ、−C(=O)(C1−4)アルコキシ、アリール(C1−4)アルコキシおよび−C(=O)アリール(C1−4)アルコキシから成る群から独立して選択される1から4個の置換基で置換されていてもよい、
請求項1記載の化合物。
【請求項26】
Zが独立してC1−4アルキル、C1−4アルケニル、C1−4アルコキシ、フェニル、ピロリル、ピリジニル、C3−6シクロアルキル、テトラヒドロピラニルおよび2−アザ−ビシクロ[2.2.2]−オクタニルから成る群から選択され、ここで、2−アザ−ビシクロ[2.2.2]−オクタニルが場合によりRdで置換されていてもよく、ここで、
前記C1−4アルキルが場合によりフェニル、チオフェニル、場合により1から2個のメチル置換基で置換されていてもよいピロリル、−NH2、−NH(C1−6アルキル)、−NH(シクロアルキル)、−N(メチル)C(=O)ベンジルオキシ、−N(メチル)C(=O)チオフェニルメチル、−N(メチル)C(=O)フェニルエチル、−NHC(=O)t−ブトキシ、−N(メチル)C(=O)t−ブトキシおよび−NHC(=O)NH2から成る群から独立して選択される1から3個の置換基で置換されていてもよく、こ
こで、
前記Zのフェニルおよびヘテロアリール置換基が場合によりメチル、フッ素、塩素および−SO2メチルから成る群から独立して選択される1から4個の置換基で置換されていてもよく、加うるに、場合により、前記ヘテロアリールがオキソで置換されていてもよく、ここで、
前記ZのC3−6シクロアルキル置換基が場合により1から4個のメチル置換基、−C(=O)NH2、−C(=O)NH(i−プロピル)、−NHシクロアルキル(ここで、前記シクロアルキルは場合によりヘテロシクリルとスピロ縮合していてもよい)、i−プロピル−アミノ、アミノおよびフェニル(C1−4)アルコキシから成る群から独立して選択される置換基で置換されていてもよく、加うるに、場合により、前記Zのテトラヒドロピラニル置換基がヘテロシクリルとスピロ縮合していてもよい、
請求項1記載の化合物。
【請求項27】
Zが独立して2,6−ジクロロ−フェニル、2−クロロ−4−メタンスルホニル−フェニル、2−クロロ−5−フルオロ−フェニル、2,6−ジクロロ−ピリジニル−N−オキサイド、3,5−ジクロロ−ピリジン−4−イル、1−フェニル−2−メチル−プロプ−1−イル、−CH(i−プロピル)−N(Me)C(=O)CH2チオフェニル、−CH(i−プロピル)−NHシクロヘキシル、−CH(i−プロピル)−(2,5−ジメチル)−ピロール−1−イル、−CH(i−プロピル)−N(Me)t−ブトキシ、−CH(i−プロピル)−NH−t−ブトキシ、−CH(i−プロピル)−NH(Me)、(1−アミノカルボニル)−シクロプロプ−1−イル、(1−i−プロピルアミノ)シクロプロプ−1−イルおよび2−メチル−プロプ−2−エン−1−イルから成る群から選択される請求項1記載の化合物。
【請求項28】
Rdが(C1−6)アルキル、−C(=O)(C1−6)アルキル、−C(=O)(C1−6)アルコキシ、−S(=O)C1−4アルキル、−SO2C1−4アルキル、−S(=O)アリールおよび−SO2アリールから成る群から独立して選択される置換基であり、ここで、
前記(C1−6)アルキル、−C(=O)(C1−6)アルキル、−C(=O)(C1−6)アルコキシ、−S(=O)C1−4アルキルおよび−SO2C1−4アルキルのアルキルおよびアルコキシ部分が場合によりC1−3アルコキシ、ヒドロキシ、アリール、ヘテロシクリルおよびヘテロアリールから成る群から独立して選択される1から3個の置換基で置換されていてもよく、ここで、前記アリールおよびヘテロアリールが場合によりC1−6アルキル、ヒドロキシ(C1−6)アルキル、C1−6アルコキシ、カルボキシ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、−SO2(C1−3)アルキル、−SO2アリール、−SO2ヘテロアリール、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシおよびハロゲンから成る群から独立して選択される1から5個の置換基で置換されていてもよい、
請求項1記載の化合物。
【請求項29】
Rdが−C(=O)(C1−6)アルキル、−C(=O)(C1−6)アルコキシ、−S(=O)C1−4アルキル、−SO2C1−4アルキル、−S(=O)アリールおよび−SO2アリールから成る群から独立して選択される置換基であり、ここで、
前記(C1−6)アルキル、−C(=O)(C1−6)アルキル、−C(=O)(C1−6)アルコキシ、−S(=O)C1−4アルキルおよび−SO2C1−4アルキルのアルキルおよびアルコキシ部分が場合によりC1−3アルコキシ、アリールおよびヘテロアリールから成る群から独立して選択される1から3個の置換基で置換されていてもよい、
請求項1記載の化合物。
【請求項30】
Rdが−C(=O)(C1−6)アルキル、−C(=O)(C1−6)アルコキシ、−SO2C1−4アルキルおよび−SO2アリールから成る群から独立して選択される置換
基であり、ここで、
前記−C(=O)(C1−6)アルキル、−C(=O)(C1−6)アルコキシおよび−SO2C1−4アルキルのアルキルおよびアルコキシ部分が場合によりC1−3アルコキシ、アリールおよびヘテロアリールから成る群から独立して選択される置換基で置換されていてもよい、
請求項1記載の化合物。
【請求項31】
Rdが独立して−C(=O)(C1−6)アルキル、−C(=O)(C1−6)アルコキシおよび−SO2フェニルから成る群から選択され、ここで、
前記−C(=O)(C1−6)アルキルおよび−C(=O)(C1−6)アルコキシのアルキルおよびアルコキシ部分が場合によりメトキシ、フェニル、テトラゾリル、フラニルおよびチオフェニルから成る群から独立して選択される置換基で置換されていてもよい、請求項1記載の化合物。
【請求項32】
式(Ia)
【化2】
[式中、
R4は水素であり、そしてR5は水素であり、そしてR1、R2、R3、W、YおよびZは下記:
【表1】
である]
で表される化合物。
【請求項33】
式(Ib):
【化3】
[式中、
R1、R2、R3、R5、W、YおよびZは下記:
【表2】
である]
で表される化合物。
【請求項34】
式(Ic):
【化4】
[式中、
R1は、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ベンゾ縮合ヘテロシクリル、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリルオキシ、シクロアルキルオキシ、−NR10R20、ハロゲン、ヒドロキシおよび−S(C1−6)アルキルから成る群から選択され、ここで、前記R1のアルコキシ置換基は、場合により、Raから独立して選択される1から3個の置換基で置換されていてもよく、ここで、
Raは、独立して、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、シクロアルキル、アリール、ジアルキルアミノ、ヒドロキシ(C1−6)アルコキシ、1から3個のハロゲン原子およびヒドロキシから成る群から選択され、ここで、
R10およびR20は、独立して、水素、C1−6アルキル、アリルおよびシクロアルキルから成る群から選択され、ここで、
R1のアリールおよびアリールオキシ置換基は、場合により、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、フェニル、ヘテロアリール、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、−SO2(C1−3)アルキル、−SO2アリール、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシおよびハロゲ
ンから成る群から独立して選択される置換基で置換されていてもよく、そしてここで、
R1のヘテロアリールおよびヘテロシクリル置換基は、場合により、1から3個のC1−6アルキル基、ハロゲンおよびヒドロキシから成る群から独立して選択される置換基で置換されていてもよく、
加うるに、場合により、R1とR2は、これらが結合している原子と一緒になって5員から7員の炭素環式もしくは複素環式環を形成していてもよく、
R2は、水素、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、C2−4アルケニルオキシ、ヒドロキシ、アミノおよびハロゲンから成る群から独立して選択される置換基であり、場合により、R1とR2は、これらが結合している原子と一緒になって5員から7員の炭素環式もしくは複素環式環を形成していてもよく、
R3は、水素、C1−4アルキル、シクロアルキルおよびアリールから成る群から独立して選択される置換基であり、ここで、C1−4アルキルは、場合により、−C(=O)C1−4アルキル、−C(=O)NH2、カルボキシ、ヘテロシクリル、フェニル、シクロプロピル、ヒドロキシおよび1から3個のフッ素原子から成る群から独立して選択される置換基で置換されていてもよく、
Yは、独立して、カルボキシ、テトラゾリル、−C(=O)NH(2−ヒドロキシエト−1−イル)および−C(=O)C1−4アルコキシから成る群から選択され、ここで、前記アルコキシは、場合により、ヒドロキシ、−NH2、−NH(C1−4)アルキル、−N(C1−4アルキル)2、ヘテロシクリル、ハロゲンおよび−OCH2CH2OCH3から成る群から独立して選択される1から2個の置換基で置換されていてもよく、
Zは、独立して、C1−6アルキル、C1−6アルケニル、C1−6アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクリルおよびアザ橋かけポリシクリルから成る群から選択され、ここで、アザ橋かけポリシクリルは、場合により、Rdで置換されていてもよく、ここで、
ZのC1−6アルキル置換基は、場合により、アリール、場合により1から3個のC1−2アルキル置換基で置換されていてもよいヘテロアリール、ヒドロキシ、アリール(C1−4)アルコキシ、−C(=O)C1−6アルキル、−NH(C1−6アルキル)、−N(C1−6アルキル)2、−NH(シクロアルキル)(ここで、前記シクロアルキルは場合によりヘテロシクリルとスピロ縮合していてもよい)、−NHC(=O)アリール(C1−4)アルコキシ、−N(C1−6アルキル)C(=O)アリール(C1−4)アルコキシ、−NHC(=O)ヘテロアリール(C1−4)アルキル、−N(C1−6アルキル)C(=O)ヘテロアリール(C1−4)アルキル、−N(C1−6アルキル)C(=O)アリール(C1−4)アルキル、−NHC(=O)(C1−4)アルコキシ、−N(C1−6アルキル)C(=O)(C1−4)アルコキシ、−NHC(=O)NH2、−NHSO2アリールおよびハロゲンから成る群から独立して選択される1から3個の置換基で置換されていてもよく、ここで、
前記Zのアリールおよびヘテロアリール置換基は、場合により、C1−4アルキル、ハロゲン、ニトロおよび−SO2(C1−4)アルキルから成る群から独立して選択される1から4個の置換基で置換されていてもよく、ここで、
前記Zのシクロアルキルおよびヘテロシクリル置換基は、場合により、1から4個のC1−4アルキル置換基、−C(=O)NH2、−C(=O)NH(C1−4)アルキル、アミノ、C1−4アルキルアミノ、−NH(シクロアルキル)(ここで、前記シクロアルキルは場合によりヘテロシクリルとスピロ縮合していてもよい)、−NHC(=O)C1−4アルコキシ、−C(=O)(C1−4)アルキル、−C(=O)アリール(C1−4)アルコキシ、オキソ、アルコキシ、ヒドロキシ、アリール(C1−4)アルコキシおよびアリールから成る群から独立して選択される置換基で置換されていてもよく、ここで、前記アリールは、場合により、C1−4アルキルおよびハロゲンから成る群から独立して選択される1から4個の置換基で置換されていてもよく、
Rdは、−C(=O)(C1−6)アルキル、−C(=O)(C1−6)アルコキシ、−S(=O)C1−4アルキル、−SO2C1−4アルキル、−S(=O)アリールおよび
−SO2アリールから成る群から独立して選択される置換基であり、ここで、
前記(C1−6)アルキル、−C(=O)(C1−6)アルキル、−C(=O)(C1−6)アルコキシ、−S(=O)C1−4アルキルおよび−SO2C1−4アルキルのアルキルおよびアルコキシ部分は、場合により、C1−3アルコキシ、アリールおよびヘテロアリールから成る群から独立して選択される1から3個の置換基で置換されていてもよい]
で表される化合物およびこれの光学異性体、鏡像異性体、ジアステレオマー、ラセミ化合物または薬学的に受け入れられる塩。
【請求項35】
R1がエチル、メトキシ、エトキシ、2−ヒドロキシエト−1−オキシ、イソ−プロポキシ、イソ−ブトキシ、ジフルオロメトキシ、2,2,2−トリフルオロ−エト−1−オキシ、ベンジルオキシ、シクロプロピルメトキシ、ピリジン−3−イルメトキシ、(1−メチル)−ピロリジニル−3−オキシ、シクロブチルオキシ、シクロペンチルオキシ、シクロヘキシルオキシ、インダゾール−1−イル、チオフェン−3−イル、[1,3]ベンゾジオキソール−5−イル、(2−メチル)−イミダゾール−1−イル、(1−メチル)−ピペリジン−4−イルオキシ、2−(モルホリン−4−イル)−エトキシ、(4−ブロモ)−ピラゾール−1−イル、N−ピロリジニル、(3,5−ジメチル)−ピラゾール−1−イル、モルホリン−4−イル、ヒドロキシ、−(OCH2CH2)2OH、フェニル(場合により−SO2Me、−C(=O)NH2、−OCF3、−CF3、シアノ、フルオロおよびメトキシから成る群から独立して選択される置換基で置換されていてもよい)、アミノ、シクロプロピルアミノ、アリルアミノ、メチルアミノ、ヒドロキシ、クロロおよび−SMeから成る群から選択され、
加うるに、場合により、R1がR2と一緒になって1,4−ジオキサニルまたはオキサジニル環を形成していてもよい、
請求項34記載の化合物。
【請求項36】
R2が水素、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノおよびハロゲンから成る群から独立して選択される置換基であり、場合により、R2がR1と一緒になって1,4−ジオキサニルまたはオキサジニル環を形成していてもよい請求項34記載の化合物。
【請求項37】
R3が水素、C1−4アルキルおよびフェニルから成る群から独立して選択される置換基であり、ここで、
C1−4アルキルが場合により−C(=O)C1−4アルキル、−C(=O)NH2、カルボキシ、モルホリニル、シクロプロピル、ヒドロキシまたは1から3個のフッ素原子から選択される置換基で置換されていてもよい、
請求項34記載の化合物。
【請求項38】
Yが独立してカルボキシ、1H−テトラゾール−5−イルおよび−C(=O)C1−4アルコキシから成る群から選択され、ここで、前記アルコキシが場合によりヒドロキシ、−NMe2、モルホリン−1−イル、クロロまたは−OCH2CH2OCH3から成る群から独立して選択される置換基で置換されていてもよい請求項34記載の化合物。
【請求項39】
Zが独立してC1−4アルキル、C1−4アルケニル、C1−4アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクリルおよびアザ橋かけポリシクリルから成る群から選択され、ここで、アザ橋かけポリシクリルが場合によりRdで置換されていてもよく、ここで、
ZのC1−4アルキル置換基が場合によりアリール、場合により1から2個のメチル置換基で置換されていてもよいヘテロアリール、−NH2、−NH(C1−6アルキル)、−NH(シクロアルキル)、アリール(C1−4)アルコキシ、−N(メチル)C(=O)
アリール(C1−4)アルコキシ、−N(メチル)C(=O)ヘテロアリール(C1−4)アルキル、−N(メチル)C(=O)アリール(C1−4)アルキル、−NHC(=O)C1−4アルコキシ、−N(メチル)C(=O)C1−4アルコキシおよび−NHC(=O)NH2から成る群から独立して選択される1から3個の置換基で置換されていてもよく、ここで、
前記Zのアリールおよびヘテロアリール置換基が場合によりC1−4アルキル、ハロゲンおよび−SO2(C1−4)アルキルから成る群から独立して選択される1から4個の置換基で置換されていてもよく、加うるに、場合により、前記ヘテロアリールがオキソで置換されていてもよく、ここで、
前記Zのシクロアルキルおよびヘテロシクリル置換基が場合によりC1−4アルキル、アミノカルボニル、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4)アルキルアミノ、−NH(シクロアルキル)(ここで、前記シクロアルキルは場合によりヘテロシクリルとスピロ縮合していてもよい)、−NHC(=O)C1−4アルコキシ、−N(C1−6アルキル)C(=O)C1−4アルコキシ、−C(=O)(C1−4)アルコキシ、アリール(C1−4)アルコキシおよび−C(=O)アリール(C1−4)アルコキシから成る群から独立して選択される1から4個の置換基で置換されていてもよい、
請求項34記載の化合物。
【請求項40】
Rdが−C(=O)(C1−6)アルキル、−C(=O)(C1−6)アルコキシ、−SO2C1−4アルキルおよび−SO2アリールから成る群から独立して選択される置換基であり、ここで、前記−C(=O)(C1−6)アルキル、−C(=O)(C1−6)アルコキシおよび−SO2C1−4アルキルのアルキルおよびアルコキシ部分が場合によりC1−3アルコキシ、アリールおよびヘテロアリールから成る群から独立して選択される置換基で置換されていてもよい請求項34記載の化合物。
【請求項41】
R1、R2、R3、W、YおよびZが独立して下記:
【表3】
【表4】
【表5】
【表6】
【表7】
【表8】
【表9】
【表10】
【表11】
【表12】
【表13】
【表14】
【表15】
【表16】
【表17】
【表18】
【表19】
【表20】
【表21】
から成る群から選択される請求項34記載の化合物。
【請求項42】
下記:
【表22】
【表23】
【表24】
【表25】
【表26】
【表27】
【表28】
から成る群から選択される請求項1記載の化合物。
【請求項43】
請求項1記載の化合物と薬学的に受け入れられる担体を含んで成る組成物。
【請求項44】
請求項1記載の化合物と薬学的に受け入れられる担体を混合することを含んで成る組成物製造方法。
【請求項45】
α4インテグリン媒介性疾患の治療もしくは改善を必要としている被験体におけるそれを治療または改善する方法であって、前記被験体に請求項1記載の化合物を治療的に有効な量で投与することを含んで成る方法。
【請求項46】
α4インテグリン媒介性疾患の治療もしくは改善を必要としている被験体におけるそれを治療または改善する方法であって、前記被験体に請求項34記載の化合物を治療的に有効な量で投与することを含んで成る方法。
【請求項47】
前記疾患が多発性硬化症、喘息、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、炎症性肺疾患、関節リウマチ、敗血症性関節炎、I型糖尿病、器官移植拒絶、再狭窄、自家骨髄移植、ウイルス感染の炎症性後遺症、心筋炎、炎症性腸疾患、中毒性および免疫が基になった腎炎、接触皮膚過敏症、乾癬、腫瘍転移、アテローム性動脈硬化症および肝炎から成る群から選択される請求項45記載の方法。
【請求項48】
前記疾患が多発性硬化症、喘息、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、炎症性肺疾患、関節リウマチ、敗血症性関節炎、I型糖尿病、器官移植拒絶、再狭窄、自家骨髄移植、ウイルス感染の炎症性後遺症、心筋炎、炎症性腸疾患、中毒性および免疫が基になった腎炎、接触皮膚過敏症、乾癬、腫瘍転移、アテローム性動脈硬化症および肝炎から成る群から選択される請求項46記載の方法。
【請求項49】
前記炎症性腸疾患が潰瘍性大腸炎およびクローン病を包含する群から選択される請求項47記載の方法。
【請求項50】
前記炎症性腸疾患が潰瘍性大腸炎およびクローン病を包含する群から選択される請求項48記載の方法。
【請求項51】
請求項1記載化合物の治療的に有効な量が約0.001mg/kg/日から約1000mg/kg/日である請求項47記載の方法。
【請求項1】
式(I)
【化1】
[式中、
R1は、水素、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ベンゾ縮合ヘテロシクリル、ベンゾ縮合シクロアルキル、ヘテロアリール縮合ヘテロシクリル、ヘテロアリール縮合シクロアルキル、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリルオキシ、シクロアルキルオキシ、−NR10R20、ハロゲン、ヒドロキシおよび−S(C1−6)アルキルから成る群から独立して選択される置換基であり、ここで、前記C1−6アルコキシは、場合により、Raから独立して選択される1から4個の置換基で置換されていてもよく、ここで、
Raは、独立して、ヒドロキシ(C1−6)アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、シクロアルキル、(C1−6)アルコキシカルボニル、カルボキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、1から3個のハロゲン原子およびヒドロキシから成る群から選択され、ここで、
R10およびR20は、独立して、水素、C1−6アルキル、アリル、ハロゲン置換C1−6アルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシ(C1−4)アルキル、アリール、アリール(C1−4)アルキルおよびシクロアルキルから成る群から選択され、加うるに、場合により、R10とR20は、これらが結合している原子と一緒になって5員から7員の単環式環を形成していてもよく、ここで、
前記R1のアリールおよびアリールオキシ置換基は、場合により、C1−6アルキル、ヒドロキシ(C1−6)アルキル、アリール(C1−6)アルキル、C1−6アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、C1−6アルコキシカルボニル、アリール(C1−6)アルコキシカルボニル、C1−6アルキルカルボニル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、−SO2(C1−3)アルキル、−SO2アリール、−SO2ヘテロアリール、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシおよびハロゲンから成る群から独立して選択される置換基で置換されていてもよく、そしてここで、
前記R1のヘテロアリールおよびヘテロシクリル置換基は、場合により、1から3個のC1−6アルキル置換基、C1−6アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、1から3個のハロゲン原子およびヒドロキシから成る群から独立して選択される置換基で置換されていてもよく、
R2は、水素、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C2−6アルケニルオキシ、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノおよびハロゲンから成る群から独立して選択される置換基であり、場合により、
R1とR2は、これらが結合している原子と一緒になって5員から7員の炭素環式もしくは複素環式環を形成していてもよく、
R3は、水素、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリルおよびシクロアルキルから成る群から独立して選択さ
れる置換基であり、ここで、アルキル、アルケニルおよびアルキニルは、場合により、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、シクロアルキル、カルボキシ、1から3個のハロゲン原子、ヒドロキシまたは−C(=O)C1−6アルキルから成る群から独立して選択される置換基で置換されていてもよく、
R4は、水素、フッ素、塩素およびメチルから成る群から独立して選択される置換基であり、
R5は、水素またはC1−3アルキルであるが、但しR5がC1−3アルキルであるのはそれがYおよびR5とYが結合している原子と一緒になって5員から7員の複素環を形成している時のみであることを条件とし、
Yは、独立して、ヒドロキシメチル、−C(=O)NH2、−C(=O)NH(OH)、−C(=O)NH(C1−6アルキル)、−C(=O)NH(ヒドロキシ(C1−6)アルキル)、−C(=O)N(C1−6アルキル)2、−C(=O)NHSO2(C1−4)アルキル、カルボキシ、テトラゾリルおよび−C(=O)C1−6アルコキシから成る群から選択され、ここで、前記アルコキシは、場合により、ヒドロキシ、−NR30R40、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ハロゲンまたは−OCH2CH2OCH3から独立して選択される1から2個の置換基で置換されていてもよく、ここで、
R30およびR40は、独立して、水素、C1−6アルキル、ヒドロキシおよびヒドロキシ(C1−4)アルキルから成る群から選択され、場合により、前記R30とR40は、これらが結合している原子と一緒になって5員から7員の単環式環を形成していてもよく、
Wは、OまたはSであり、
Zは、水素、C1−6アルキル、C1−6アルケニル、C1−6アルキニル、C1−6アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、シクロアルキルオキシ、ポリシクロアルキルオキシおよびアザ橋かけポリシクリルから成る群から選択され、ここで、アザ橋かけポリシクリルは場合によりRdで置換されていてもよく、ここで、
アルキルおよびアルコキシは、場合により、アリール、アリール(C1−4)アルコキシ、場合により1から3個のC1−2アルキル置換基で置換されていてもよいヘテロアリール、または−C(=O)アリール、ヒドロキシ、−C(=O)C1−6アルキル、−NH2、−NH(C1−6アルキル)、−N(C1−6アルキル)2、−NH(シクロアルキル)(ここで、前記シクロアルキルは場合によりヘテロシクリルとスピロ縮合していてもよい)、−NHC(=O)アリール(C1−4)アルコキシ、−N(C1−6アルキル)C(=O)アリール(C1−4)アルコキシ、−NHC(=O)ヘテロアリール(C1−4)アルキル、−N(C1−6アルキル)C(=O)ヘテロアリール(C1−4)アルキル、−NHC(=O)アリール(C1−4)アルキル、−N(C1−6アルキル)C(=O)アリール(C1−4)アルキル、−NHC(=O)(C1−4)アルコキシ、−N(C1−6アルキル)C(=O)(C1−4)アルコキシ、−NHC(=O)NH2、−N(C1−4アルキル)C(=O)NH2、−NHC(=O)NH(C1−4)アルキル、−NHC(=O)N(C1−4アルキル)2、−NHSO2アリール、−C(=O)NH2、−C(=O)NH(C1−6アルキル)、−C(=O)N(C1−6アルキル)2およびハロゲンから成る群から独立して選択される1から3個の置換基で置換されていてもよく、ここで、
前記Zのアリールおよびヘテロアリール置換基は、場合により、C1−4アルキル、ヒドロキシC1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ヒドロキシ、ハロゲン、ニトロ、カルボキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、−SO2(C1−4)アルキルおよび−C(=O)アリールから成る群から独立して選択される1から4個の置換基で置換されていてもよく、加うるに、場合により、前記ヘテロアリールはオキソで置換されていてもよく、ここで、
前記Zのシクロアルキルおよびヘテロシクリル置換基は、場合により、C1−5アルキル
、C1−5アルキルアミノ、ジ(C1−5アルキル)アミノ、−NH(シクロアルキル)(ここで、前記シクロアルキルは場合によりヘテロシクリルとスピロ縮合していてもよい)、アミノカルボニル、−NHC(=O)C1−4アルコキシ、−N(C1−6アルキル)C(=O)C1−4アルコキシ、−C(=O)(C1−4)アルコキシ、−NHC(=O)C1−4アルキル、−N(C1−6アルキル)C(=O)C1−4アルキル、−C(=O)アリール(C1−4)アルコキシ、オキソ、アルコキシ、ヒドロキシ、アリール(C1−4)アルコキシ、ヘテロアリール(C1−4)アルコキシ、ヘテロシクリル、場合により1から3個のC1−2アルキル置換基で置換されていてもよいヘテロアリールおよびアリールから成る群から独立して選択される1から4個の置換基で置換されていてもよく、ここで、前記アリール置換基は、場合により、C1−4アルキル、ハロゲン、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリールおよびヘテロアリールから成る群から独立して選択される1から4個の置換基で置換されていてもよく、ここで、
Rdは、(C1−6)アルキル、−C(=O)(C1−6)アルキル、−C(=O)(C1−6)アルコキシ、−S(=O)C1−4アルキル、−SO2C1−4アルキル、−S(=O)アリールおよび−SO2アリールから成る群から独立して選択される置換基であり、ここで、前記(C1−6)アルキル、−C(=O)(C1−6)アルキル、−C(=O)(C1−6)アルコキシ、−S(=O)C1−4アルキルおよび−SO2C1−4アルキルのアルキルおよびアルコキシ部分は、場合により、C1−3アルコキシ、ヒドロキシ、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルから成る群から独立して選択される1から3個の置換基で置換されていてもよく、そしてここで、前記アリールおよびヘテロアリールは、場合により、C1−6アルキル、ヒドロキシ(C1−6)アルキル、C1−6アルコキシ、カルボキシ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、−SO2(C1−3)アルキル、−SO2アリール、−SO2ヘテロアリール、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシおよびハロゲンから成る群から独立して選択される1から5個の置換基で置換されていてもよい]
で表される化合物およびこれの光学異性体、鏡像異性体、ジアステレオマー、ラセミ化合物または薬学的に受け入れられる塩。
【請求項2】
R1が水素、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ベンゾ縮合シクロアルキル、ベンゾ縮合ヘテロシクリル、ヘテロアリール縮合ヘテロシクリル、ヘテロアリール縮合シクロアルキル、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリルオキシ、シクロアルキルオキシ、−NR10R20、ハロゲン、ヒドロキシおよび−S(C1−6)アルキルから成る群から独立して選択される置換基であり、ここで、
前記R1のアルコキシ置換基が場合によりRaから独立して選択される1から4個の置換基で置換されていてもよく、ここで、
Raが独立してアリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、シクロアルキル、カルボキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ヒドロキシ(C1−6)アルコキシ、1から3個のハロゲン原子およびヒドロキシから成る群から選択され、ここで、
R10およびR20が独立して水素、C1−6アルキル、アリル、ハロゲン置換C1−6アルキルおよびシクロアルキルから成る群から選択され、加うるに、場合により、R10とR20がこれらが結合している原子と一緒になって5員から7員の単環式環を形成していてもよく、ここで、
R1のアリールおよびアリールオキシ置換基が場合によりC1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、C1−6アルキルカルボニル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、−SO2(C1−3)アルキル、−SO2アリール、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシおよびハロゲンから成る群から独立して選択される置換基で置換されていてもよく、そしてここで、
R1のヘテロアリールおよびヘテロシクリル置換基が場合により1から3個のC1−6ア
ルキル置換基、C1−6アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、1から3個のハロゲン原子、ヒドロキシC1−6アルキルおよびヒドロキシから成る群から独立して選択される置換基で置換されていてもよく、
加うるに、場合により、R1とR2がこれらが結合している原子と一緒になって5員から7員の炭素環式もしくは複素環式環を形成していてもよい、
請求項1記載の化合物。
【請求項3】
R1がC1−4アルキル、C1−4アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ベンゾ縮合ヘテロシクリル、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリルオキシ、シクロアルキルオキシ、−NR10R20、ハロゲン、ヒドロキシおよび−S(C1−6)アルキルから成る群から選択され、ここで、
前記R1のアルコキシ置換基が場合によりRaから独立して選択される1から3個の置換基で置換されていてもよく、ここで、
Raが独立してヘテロアリール、ヘテロシクリル、シクロアルキル、アリール、ジアルキルアミノ、ヒドロキシ(C1−6)アルコキシ、1から3個のハロゲン原子およびヒドロキシから成る群から選択され、ここで、
R10およびR20が独立して水素、C1−6アルキル、アリルおよびシクロアルキルから成る群から選択され、ここで、
R1のアリールおよびアリールオキシ置換基が場合によりC1−6アルキル、C1−6アルコキシ、フェニル、ヘテロアリール、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、−SO2(C1−3)アルキル、−SO2アリール、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシおよびハロゲンから成る群から独立して選択される置換基で置換されていてもよく、そしてここで、
R1のヘテロアリールおよびヘテロシクリル置換基が場合により1から3個のC1−6アルキル基、ハロゲンおよびヒドロキシから成る群から独立して選択される置換基で置換されていてもよく、
加うるに、場合により、R1とR2がこれらが結合している原子と一緒になって5員から7員の炭素環式もしくは複素環式環を形成していてもよい、
請求項1記載の化合物。
【請求項4】
R1がエチル、メトキシ、エトキシ、2−ヒドロキシエト−1−オキシ、イソ−プロポキシ、イソ−ブトキシ、ジフルオロメトキシ、2,2,2−トリフルオロ−エト−1−オキシ、ベンジルオキシ、シクロプロピルメトキシ、ピリジン−3−イルメトキシ、(1−メチル)−ピロリジニル−3−オキシ、シクロブチルオキシ、シクロペンチルオキシ、シクロヘキシルオキシ、インダゾール−1−イル、チオフェン−3−イル、[1,3]ベンゾジオキソール−5−イル、(2−メチル)−イミダゾール−1−イル、(1−メチル)−ピペリジン−4−イルオキシ、2−(モルホリン−4−イル)−エトキシ、(4−ブロモ)−ピラゾール−1−イル、N−ピロリジニル、(3,5−ジメチル)−ピラゾール−1−イル、モルホリン−4−イル、ヒドロキシ、−(OCH2CH2)2OH、フェニル(場合により−SO2Me、−C(=O)NH2、−OCF3、−CF3、シアノ、フルオロおよびメトキシから成る群から独立して選択される置換基で置換されていてもよい)、アミノ、シクロプロピルアミノ、アリルアミノ、メチルアミノ、ヒドロキシ、クロロおよび−SMeから成る群から選択され、
加うるに、場合により、R1がR2と一緒になって1,4−ジオキサニルまたはオキサジニル環を形成していてもよい、
請求項1記載の化合物。
【請求項5】
R1がメトキシ、エトキシ、2−ヒドロキシエト−1−オキシ、イソ−プロポキシ、イソ−ブトキシ、ジフルオロメトキシ、2,2,2−トリフルオロ−エト−1−オキシ、ベンジルオキシ、シクロプロピルメトキシ、ピリジン−3−イルメトキシ、(1−メチル)
−ピロリジニル−3−オキシ、シクロブチルオキシ、シクロペンチルオキシ、シクロヘキシルオキシ、インダゾール−1−イル、チオフェン−3−イル、[1,3]ベンゾジオキソール−5−イル、(2−メチル)−イミダゾール−1−イル、(1−メチル)−ピペリジン−4−イルオキシ、2−(モルホリン−4−イル)−エトキシ、(4−ブロモ)−ピラゾール−1−イル、N−ピロリジニル、(3,5−ジメチル)−ピラゾール−1−イル、モルホリン−4−イル、ヒドロキシ、−(OCH2CH2)2OH、フェニル(場合により−SO2Me、−C(=O)NH2、−OCF3、−CF3、シアノ、フルオロまたはメトキシで置換されていてもよい)、シクロプロピルアミノ、アリルアミノおよびメチルアミノから成る群から選択され、そして
場合により、R1がR2と一緒になって1,4−ジオキサニルまたはオキサジニル環を形成していてもよい、
請求項1記載の化合物。
【請求項6】
R2が水素、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、C2−4アルケニルオキシ、ヒドロキシ、アミノおよびハロゲンから成る群から独立して選択される置換基であり、場合により、R1とR2がこれらが結合している原子と一緒になって5員から7員の炭素環式もしくは複素環式環を形成していてもよい請求項1記載の化合物。
【請求項7】
R2が水素、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノおよびハロゲンから成る群から独立して選択される置換基であり、場合により、R2がR1と一緒になって1,4−ジオキサニルまたはオキサジニル環を形成していてもよい請求項1記載の化合物。
【請求項8】
R2が水素、C1−4アルコキシ、アミノおよびアルキルアミノから成る群から独立して選択される置換基であり、場合により、R2がR1と一緒になって1,4−ジオキサニルまたはオキサジニル環を形成していてもよい請求項1記載の化合物。
【請求項9】
R3が水素、C1−6アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリルおよびシクロアルキルから成る群から独立して選択される置換基であり、ここで、
R3のアルキル置換基が場合により−C(=O)NH2、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、シクロアルキル、カルボキシ、1から3個のハロゲン原子、ヒドロキシおよび−C(=O)C1−6アルキルから成る群から独立して選択される置換基で置換されていてもよい、
請求項1記載の化合物。
【請求項10】
R3が水素、C1−4アルキル、シクロアルキルおよびアリールから成る群から独立して選択される置換基であり、ここで、
C1−4アルキルが場合により−C(=O)C1−4アルキル、−C(=O)NH2、カルボキシ、ヘテロシクリル、フェニル、シクロプロピル、ヒドロキシおよび1から3個のフッ素原子から成る群から独立して選択される置換基で置換されていてもよい、
請求項1記載の化合物。
【請求項11】
R3が水素、C1−4アルキルおよびフェニルから成る群から独立して選択される置換基であり、ここで、
C1−4アルキルが場合により−C(=O)C1−4アルキル、−C(=O)NH2、カルボキシ、モルホリニル、シクロプロピル、ヒドロキシまたは1から3個のフッ素原子から選択される置換基で置換されていてもよい、
請求項1記載の化合物。
【請求項12】
R3が水素、メチル、エチルおよびフェニルから成る群から独立して選択される置換基
であり、ここで、
メチルおよびエチルが場合により−C(=O)C1−4アルキル、−C(=O)NH2、カルボキシ、モルホリニル、シクロプロピル、ヒドロキシおよび1から3個のフッ素原子から成る群から独立して選択される置換基で置換されていてもよい、
請求項1記載の化合物。
【請求項13】
R4が独立して水素、フッ素および塩素から成る群から選択される請求項1記載の化合物。
【請求項14】
R4が水素またはフッ素である請求項1記載の化合物。
【請求項15】
R4が水素である請求項1記載の化合物。
【請求項16】
R5が水素またはC1−3アルキルであるが、但しR5がC1−3アルキルであるのはそれがYおよびR5とYが結合している原子と一緒になって5員から7員の複素環を形成している時のみであることを条件とする請求項1記載の化合物。
【請求項17】
R5が水素またはメチレンであるが、但しR5がメチレンであるのはそれがYおよびR5とYが結合している原子と一緒になって5員の複素環を形成している時のみであることを条件とする請求項1記載の化合物。
【請求項18】
R5が水素である請求項1記載の化合物。
【請求項19】
Yが独立してヒドロキシメチル、−C(=O)NH2、−C(=O)NH(OH)、−C(=O)NH(2−ヒドロキシエト−1−イル)、カルボキシ、テトラゾリル、−C(=O)NHSO2(C1−4)アルキルおよび−C(=O)C1−6アルコキシから成る群から選択され、ここで、
前記アルコキシが場合によりヒドロキシ、−NR30R40、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、ハロゲンおよび−OCH2CH2OCH3から成る群から独立して選択される1から2個の置換基で置換されていてもよく、ここで、R30およびR40が独立して水素およびC1−6アルキルから成る群から選択される、
請求項1記載の化合物。
【請求項20】
Yが独立してカルボキシ、テトラゾリル、−C(=O)NH(2−ヒドロキシエト−1−イル)および−C(=O)C1−4アルコキシから成る群から選択され、ここで、
前記アルコキシが場合によりヒドロキシ、−NH2、−NH(C1−4)アルキル、−N(C1−4アルキル)2、ヘテロシクリル、ハロゲンおよび−OCH2CH2OCH3から成る群から独立して選択される1から2個の置換基で置換されていてもよい、
請求項1記載の化合物。
【請求項21】
Yが独立してカルボキシ、1H−テトラゾール−5−イルおよび−C(=O)C1−4アルコキシから成る群から選択され、ここで、前記アルコキシが場合によりヒドロキシ、−NMe2、モルホリン−1−イル、クロロまたは−OCH2CH2OCH3から成る群から独立して選択される置換基で置換されていてもよい請求項1記載の化合物。
【請求項22】
Yが独立してカルボキシ、1H−テトラゾール−5−イルおよび−C(=O)エトキシから成る群から選択され、ここで、エトキシが場合によりヒドロキシ、塩素、−NMe2および−OCH2CH2OCH3で置換されていてもよい請求項1記載の化合物。
【請求項23】
Zが独立してC1−6アルキル、C1−6アルケニル、C1−6アルコキシ、アリール
、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、ポリシクロアルキルオキシおよびアザ橋かけポリシクリルから成る群から選択され、ここで、アザ橋かけポリシクリルが場合によりRdで置換されていてもよく、ここで、
ZのC1−6アルキル置換基が場合によりアリール、アリール(C1−4)アルコキシ、場合により1から3個のC1−2アルキル置換基で置換されていてもよいヘテロアリール、ヒドロキシ、−NH2、−NH(C1−6)アルキル、−N(C1−6アルキル)2、−NH(シクロアルキル)(ここで、前記シクロアルキルは場合によりヘテロシクリルとスピロ縮合していてもよい)、−NHC(=O)アリール(C1−4)アルコキシ、−N(C1−6アルキル)C(=O)アリール(C1−4)アルコキシ、−NHC(=O)ヘテロアリール(C1−4)アルキル、−N(C1−6アルキル)C(=O)ヘテロアリール(C1−4)アルキル、−NHC(=O)アリール(C1−4)アルキル、−N(C1−6アルキル)C(=O)アリール(C1−4)アルキル、−NHC(=O)(C1−4)アルコキシ、−N(C1−6アルキル)C(=O)(C1−4)アルコキシ、−NHC(=O)NH2、−NHSO2アリール、−C(=O)NH2、−C(=O)NH(C1−6アルキル)、−C(=O)N(C1−6アルキル)2およびハロゲンから成る群から独立して選択される1から3個の置換基で置換されていてもよく、ここで、
前記Zのアリールおよびヘテロアリール置換基が場合によりC1−4アルキル、ヒドロキシC1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ヒドロキシ、ハロゲン、ニトロ、カルボキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、−SO2(C1−4)アルキルおよび−C(=O)アリールから成る群から独立して選択される1から4個の置換基で置換されていてもよく、加うるに、場合により、前記ヘテロアリールがオキソで置換されていてもよく、ここで、
前記Zのシクロアルキルおよびヘテロシクリル置換基が場合によりC1−5アルキル、アミノ、C1−5アルキルアミノ、ジ(C1−5アルキル)アミノ、−NH(シクロアルキル)(ここで、前記シクロアルキルは場合によりヘテロシクリルとスピロ縮合していてもよい)、アミノカルボニル、−NHC(=O)C1−4アルコキシ、−N(C1−6アルキル)C(=O)C1−4アルコキシ、−C(=O)(C1−4)アルコキシ、−C(=O)(C1−4)アルキル、−C(=O)アリール(C1−4)アルコキシ、オキソ、アルコキシ、ヒドロキシ、アリール(C1−4)アルコキシおよびアリールから成る群から独立して選択される1から4個の置換基で置換されていてもよく、ここで、前記アリールが場合によりC1−4アルキル、ハロゲン、アミノ、アルキルアミノおよびジアルキルアミノから成る群から独立して選択される1から4個の置換基で置換されていてもよい、
請求項1記載の化合物。
【請求項24】
Zが独立してC1−6アルキル、C1−6アルケニル、C1−6アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクリルおよびアザ橋かけポリシクリルから成る群から選択され、ここで、アザ橋かけポリシクリルが場合によりRdで置換されていてもよく、ここで、
ZのC1−6アルキル置換基が場合によりアリール、場合により1から3個のC1−2アルキル置換基で置換されていてもよいヘテロアリール、ヒドロキシ、アリール(C1−4)アルコキシ、−C(=O)C1−6アルキル、−NH(C1−6アルキル)、−N(C1−6アルキル)2、−NH(シクロアルキル)(ここで、前記シクロアルキルは場合によりヘテロシクリルとスピロ縮合していてもよい)、−NHC(=O)アリール(C1−4)アルコキシ、−N(C1−6アルキル)C(=O)アリール(C1−4)アルコキシ、−NHC(=O)ヘテロアリール(C1−4)アルキル、−N(C1−6アルキル)C(=O)ヘテロアリール(C1−4)アルキル、−N(C1−6アルキル)C(=O)アリール(C1−4)アルキル、−NHC(=O)(C1−4)アルコキシ、−N(C1−6アルキル)C(=O)(C1−4)アルコキシ、−NHC(=O)NH2、−NHSO2アリールおよびハロゲンから成る群から独立して選択される1から3個の置換基で置換されていてもよく、ここで、
前記Zのアリールおよびヘテロアリール置換基が場合によりC1−4アルキル、ハロゲン、ニトロおよび−SO2(C1−4)アルキルから成る群から独立して選択される1から4個の置換基で置換されていてもよく、ここで、
前記Zのシクロアルキルおよびヘテロシクリル置換基が場合により1から4個のC1−4アルキル置換基、−C(=O)NH2、−C(=O)NH(C1−4)アルキル、アミノ、C1−4アルキルアミノ、−NH(シクロアルキル)(ここで、前記シクロアルキルは場合によりヘテロシクリルとスピロ縮合していてもよい)、−NHC(=O)C1−4アルコキシ、−C(=O)(C1−4)アルキル、−C(=O)アリール(C1−4)アルコキシ、オキソ、アルコキシ、ヒドロキシ、アリール(C1−4)アルコキシおよびアリールから成る群から独立して選択される置換基で置換されていてもよく、ここで、前記アリールが場合によりC1−4アルキルおよびハロゲンから成る群から独立して選択される1から4個の置換基で置換されていてもよい、
請求項1記載の化合物。
【請求項25】
Zが独立してC1−4アルキル、C1−4アルケニル、C1−4アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクリルおよびアザ橋かけポリシクリルから成る群から選択され、ここで、アザ橋かけポリシクリルが場合によりRdで置換されていてもよく、ここで、
ZのC1−4アルキル置換基が場合によりアリール、場合により1から2個のメチル置換基で置換されていてもよいヘテロアリール、−NH2、−NH(C1−6アルキル)、−NH(シクロアルキル)、アリール(C1−4)アルコキシ、−N(メチル)C(=O)アリール(C1−4)アルコキシ、−N(メチル)C(=O)ヘテロアリール(C1−4)アルキル、−N(メチル)C(=O)アリール(C1−4)アルキル、−NHC(=O)C1−4アルコキシ、−N(メチル)C(=O)C1−4アルコキシおよび−NHC(=O)NH2から成る群から独立して選択される1から3個の置換基で置換されていてもよく、ここで、
前記Zのアリールおよびヘテロアリール置換基が場合によりC1−4アルキル、ハロゲンおよび−SO2(C1−4)アルキルから成る群から独立して選択される1から4個の置換基で置換されていてもよく、加うるに、場合により、前記ヘテロアリールがオキソで置換されていてもよく、ここで、
前記Zのシクロアルキルおよびヘテロシクリル置換基が場合によりC1−4アルキル、アミノカルボニル、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4)アルキルアミノ、−NH(シクロアルキル)(ここで、前記シクロアルキルは場合によりヘテロシクリルとスピロ縮合していてもよい)、−NHC(=O)C1−4アルコキシ、−N(C1−6アルキル)C(=O)C1−4アルコキシ、−C(=O)(C1−4)アルコキシ、アリール(C1−4)アルコキシおよび−C(=O)アリール(C1−4)アルコキシから成る群から独立して選択される1から4個の置換基で置換されていてもよい、
請求項1記載の化合物。
【請求項26】
Zが独立してC1−4アルキル、C1−4アルケニル、C1−4アルコキシ、フェニル、ピロリル、ピリジニル、C3−6シクロアルキル、テトラヒドロピラニルおよび2−アザ−ビシクロ[2.2.2]−オクタニルから成る群から選択され、ここで、2−アザ−ビシクロ[2.2.2]−オクタニルが場合によりRdで置換されていてもよく、ここで、
前記C1−4アルキルが場合によりフェニル、チオフェニル、場合により1から2個のメチル置換基で置換されていてもよいピロリル、−NH2、−NH(C1−6アルキル)、−NH(シクロアルキル)、−N(メチル)C(=O)ベンジルオキシ、−N(メチル)C(=O)チオフェニルメチル、−N(メチル)C(=O)フェニルエチル、−NHC(=O)t−ブトキシ、−N(メチル)C(=O)t−ブトキシおよび−NHC(=O)NH2から成る群から独立して選択される1から3個の置換基で置換されていてもよく、こ
こで、
前記Zのフェニルおよびヘテロアリール置換基が場合によりメチル、フッ素、塩素および−SO2メチルから成る群から独立して選択される1から4個の置換基で置換されていてもよく、加うるに、場合により、前記ヘテロアリールがオキソで置換されていてもよく、ここで、
前記ZのC3−6シクロアルキル置換基が場合により1から4個のメチル置換基、−C(=O)NH2、−C(=O)NH(i−プロピル)、−NHシクロアルキル(ここで、前記シクロアルキルは場合によりヘテロシクリルとスピロ縮合していてもよい)、i−プロピル−アミノ、アミノおよびフェニル(C1−4)アルコキシから成る群から独立して選択される置換基で置換されていてもよく、加うるに、場合により、前記Zのテトラヒドロピラニル置換基がヘテロシクリルとスピロ縮合していてもよい、
請求項1記載の化合物。
【請求項27】
Zが独立して2,6−ジクロロ−フェニル、2−クロロ−4−メタンスルホニル−フェニル、2−クロロ−5−フルオロ−フェニル、2,6−ジクロロ−ピリジニル−N−オキサイド、3,5−ジクロロ−ピリジン−4−イル、1−フェニル−2−メチル−プロプ−1−イル、−CH(i−プロピル)−N(Me)C(=O)CH2チオフェニル、−CH(i−プロピル)−NHシクロヘキシル、−CH(i−プロピル)−(2,5−ジメチル)−ピロール−1−イル、−CH(i−プロピル)−N(Me)t−ブトキシ、−CH(i−プロピル)−NH−t−ブトキシ、−CH(i−プロピル)−NH(Me)、(1−アミノカルボニル)−シクロプロプ−1−イル、(1−i−プロピルアミノ)シクロプロプ−1−イルおよび2−メチル−プロプ−2−エン−1−イルから成る群から選択される請求項1記載の化合物。
【請求項28】
Rdが(C1−6)アルキル、−C(=O)(C1−6)アルキル、−C(=O)(C1−6)アルコキシ、−S(=O)C1−4アルキル、−SO2C1−4アルキル、−S(=O)アリールおよび−SO2アリールから成る群から独立して選択される置換基であり、ここで、
前記(C1−6)アルキル、−C(=O)(C1−6)アルキル、−C(=O)(C1−6)アルコキシ、−S(=O)C1−4アルキルおよび−SO2C1−4アルキルのアルキルおよびアルコキシ部分が場合によりC1−3アルコキシ、ヒドロキシ、アリール、ヘテロシクリルおよびヘテロアリールから成る群から独立して選択される1から3個の置換基で置換されていてもよく、ここで、前記アリールおよびヘテロアリールが場合によりC1−6アルキル、ヒドロキシ(C1−6)アルキル、C1−6アルコキシ、カルボキシ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、−SO2(C1−3)アルキル、−SO2アリール、−SO2ヘテロアリール、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシおよびハロゲンから成る群から独立して選択される1から5個の置換基で置換されていてもよい、
請求項1記載の化合物。
【請求項29】
Rdが−C(=O)(C1−6)アルキル、−C(=O)(C1−6)アルコキシ、−S(=O)C1−4アルキル、−SO2C1−4アルキル、−S(=O)アリールおよび−SO2アリールから成る群から独立して選択される置換基であり、ここで、
前記(C1−6)アルキル、−C(=O)(C1−6)アルキル、−C(=O)(C1−6)アルコキシ、−S(=O)C1−4アルキルおよび−SO2C1−4アルキルのアルキルおよびアルコキシ部分が場合によりC1−3アルコキシ、アリールおよびヘテロアリールから成る群から独立して選択される1から3個の置換基で置換されていてもよい、
請求項1記載の化合物。
【請求項30】
Rdが−C(=O)(C1−6)アルキル、−C(=O)(C1−6)アルコキシ、−SO2C1−4アルキルおよび−SO2アリールから成る群から独立して選択される置換
基であり、ここで、
前記−C(=O)(C1−6)アルキル、−C(=O)(C1−6)アルコキシおよび−SO2C1−4アルキルのアルキルおよびアルコキシ部分が場合によりC1−3アルコキシ、アリールおよびヘテロアリールから成る群から独立して選択される置換基で置換されていてもよい、
請求項1記載の化合物。
【請求項31】
Rdが独立して−C(=O)(C1−6)アルキル、−C(=O)(C1−6)アルコキシおよび−SO2フェニルから成る群から選択され、ここで、
前記−C(=O)(C1−6)アルキルおよび−C(=O)(C1−6)アルコキシのアルキルおよびアルコキシ部分が場合によりメトキシ、フェニル、テトラゾリル、フラニルおよびチオフェニルから成る群から独立して選択される置換基で置換されていてもよい、請求項1記載の化合物。
【請求項32】
式(Ia)
【化2】
[式中、
R4は水素であり、そしてR5は水素であり、そしてR1、R2、R3、W、YおよびZは下記:
【表1】
である]
で表される化合物。
【請求項33】
式(Ib):
【化3】
[式中、
R1、R2、R3、R5、W、YおよびZは下記:
【表2】
である]
で表される化合物。
【請求項34】
式(Ic):
【化4】
[式中、
R1は、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ベンゾ縮合ヘテロシクリル、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリルオキシ、シクロアルキルオキシ、−NR10R20、ハロゲン、ヒドロキシおよび−S(C1−6)アルキルから成る群から選択され、ここで、前記R1のアルコキシ置換基は、場合により、Raから独立して選択される1から3個の置換基で置換されていてもよく、ここで、
Raは、独立して、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、シクロアルキル、アリール、ジアルキルアミノ、ヒドロキシ(C1−6)アルコキシ、1から3個のハロゲン原子およびヒドロキシから成る群から選択され、ここで、
R10およびR20は、独立して、水素、C1−6アルキル、アリルおよびシクロアルキルから成る群から選択され、ここで、
R1のアリールおよびアリールオキシ置換基は、場合により、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、フェニル、ヘテロアリール、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、−SO2(C1−3)アルキル、−SO2アリール、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシおよびハロゲ
ンから成る群から独立して選択される置換基で置換されていてもよく、そしてここで、
R1のヘテロアリールおよびヘテロシクリル置換基は、場合により、1から3個のC1−6アルキル基、ハロゲンおよびヒドロキシから成る群から独立して選択される置換基で置換されていてもよく、
加うるに、場合により、R1とR2は、これらが結合している原子と一緒になって5員から7員の炭素環式もしくは複素環式環を形成していてもよく、
R2は、水素、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、C2−4アルケニルオキシ、ヒドロキシ、アミノおよびハロゲンから成る群から独立して選択される置換基であり、場合により、R1とR2は、これらが結合している原子と一緒になって5員から7員の炭素環式もしくは複素環式環を形成していてもよく、
R3は、水素、C1−4アルキル、シクロアルキルおよびアリールから成る群から独立して選択される置換基であり、ここで、C1−4アルキルは、場合により、−C(=O)C1−4アルキル、−C(=O)NH2、カルボキシ、ヘテロシクリル、フェニル、シクロプロピル、ヒドロキシおよび1から3個のフッ素原子から成る群から独立して選択される置換基で置換されていてもよく、
Yは、独立して、カルボキシ、テトラゾリル、−C(=O)NH(2−ヒドロキシエト−1−イル)および−C(=O)C1−4アルコキシから成る群から選択され、ここで、前記アルコキシは、場合により、ヒドロキシ、−NH2、−NH(C1−4)アルキル、−N(C1−4アルキル)2、ヘテロシクリル、ハロゲンおよび−OCH2CH2OCH3から成る群から独立して選択される1から2個の置換基で置換されていてもよく、
Zは、独立して、C1−6アルキル、C1−6アルケニル、C1−6アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクリルおよびアザ橋かけポリシクリルから成る群から選択され、ここで、アザ橋かけポリシクリルは、場合により、Rdで置換されていてもよく、ここで、
ZのC1−6アルキル置換基は、場合により、アリール、場合により1から3個のC1−2アルキル置換基で置換されていてもよいヘテロアリール、ヒドロキシ、アリール(C1−4)アルコキシ、−C(=O)C1−6アルキル、−NH(C1−6アルキル)、−N(C1−6アルキル)2、−NH(シクロアルキル)(ここで、前記シクロアルキルは場合によりヘテロシクリルとスピロ縮合していてもよい)、−NHC(=O)アリール(C1−4)アルコキシ、−N(C1−6アルキル)C(=O)アリール(C1−4)アルコキシ、−NHC(=O)ヘテロアリール(C1−4)アルキル、−N(C1−6アルキル)C(=O)ヘテロアリール(C1−4)アルキル、−N(C1−6アルキル)C(=O)アリール(C1−4)アルキル、−NHC(=O)(C1−4)アルコキシ、−N(C1−6アルキル)C(=O)(C1−4)アルコキシ、−NHC(=O)NH2、−NHSO2アリールおよびハロゲンから成る群から独立して選択される1から3個の置換基で置換されていてもよく、ここで、
前記Zのアリールおよびヘテロアリール置換基は、場合により、C1−4アルキル、ハロゲン、ニトロおよび−SO2(C1−4)アルキルから成る群から独立して選択される1から4個の置換基で置換されていてもよく、ここで、
前記Zのシクロアルキルおよびヘテロシクリル置換基は、場合により、1から4個のC1−4アルキル置換基、−C(=O)NH2、−C(=O)NH(C1−4)アルキル、アミノ、C1−4アルキルアミノ、−NH(シクロアルキル)(ここで、前記シクロアルキルは場合によりヘテロシクリルとスピロ縮合していてもよい)、−NHC(=O)C1−4アルコキシ、−C(=O)(C1−4)アルキル、−C(=O)アリール(C1−4)アルコキシ、オキソ、アルコキシ、ヒドロキシ、アリール(C1−4)アルコキシおよびアリールから成る群から独立して選択される置換基で置換されていてもよく、ここで、前記アリールは、場合により、C1−4アルキルおよびハロゲンから成る群から独立して選択される1から4個の置換基で置換されていてもよく、
Rdは、−C(=O)(C1−6)アルキル、−C(=O)(C1−6)アルコキシ、−S(=O)C1−4アルキル、−SO2C1−4アルキル、−S(=O)アリールおよび
−SO2アリールから成る群から独立して選択される置換基であり、ここで、
前記(C1−6)アルキル、−C(=O)(C1−6)アルキル、−C(=O)(C1−6)アルコキシ、−S(=O)C1−4アルキルおよび−SO2C1−4アルキルのアルキルおよびアルコキシ部分は、場合により、C1−3アルコキシ、アリールおよびヘテロアリールから成る群から独立して選択される1から3個の置換基で置換されていてもよい]
で表される化合物およびこれの光学異性体、鏡像異性体、ジアステレオマー、ラセミ化合物または薬学的に受け入れられる塩。
【請求項35】
R1がエチル、メトキシ、エトキシ、2−ヒドロキシエト−1−オキシ、イソ−プロポキシ、イソ−ブトキシ、ジフルオロメトキシ、2,2,2−トリフルオロ−エト−1−オキシ、ベンジルオキシ、シクロプロピルメトキシ、ピリジン−3−イルメトキシ、(1−メチル)−ピロリジニル−3−オキシ、シクロブチルオキシ、シクロペンチルオキシ、シクロヘキシルオキシ、インダゾール−1−イル、チオフェン−3−イル、[1,3]ベンゾジオキソール−5−イル、(2−メチル)−イミダゾール−1−イル、(1−メチル)−ピペリジン−4−イルオキシ、2−(モルホリン−4−イル)−エトキシ、(4−ブロモ)−ピラゾール−1−イル、N−ピロリジニル、(3,5−ジメチル)−ピラゾール−1−イル、モルホリン−4−イル、ヒドロキシ、−(OCH2CH2)2OH、フェニル(場合により−SO2Me、−C(=O)NH2、−OCF3、−CF3、シアノ、フルオロおよびメトキシから成る群から独立して選択される置換基で置換されていてもよい)、アミノ、シクロプロピルアミノ、アリルアミノ、メチルアミノ、ヒドロキシ、クロロおよび−SMeから成る群から選択され、
加うるに、場合により、R1がR2と一緒になって1,4−ジオキサニルまたはオキサジニル環を形成していてもよい、
請求項34記載の化合物。
【請求項36】
R2が水素、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノおよびハロゲンから成る群から独立して選択される置換基であり、場合により、R2がR1と一緒になって1,4−ジオキサニルまたはオキサジニル環を形成していてもよい請求項34記載の化合物。
【請求項37】
R3が水素、C1−4アルキルおよびフェニルから成る群から独立して選択される置換基であり、ここで、
C1−4アルキルが場合により−C(=O)C1−4アルキル、−C(=O)NH2、カルボキシ、モルホリニル、シクロプロピル、ヒドロキシまたは1から3個のフッ素原子から選択される置換基で置換されていてもよい、
請求項34記載の化合物。
【請求項38】
Yが独立してカルボキシ、1H−テトラゾール−5−イルおよび−C(=O)C1−4アルコキシから成る群から選択され、ここで、前記アルコキシが場合によりヒドロキシ、−NMe2、モルホリン−1−イル、クロロまたは−OCH2CH2OCH3から成る群から独立して選択される置換基で置換されていてもよい請求項34記載の化合物。
【請求項39】
Zが独立してC1−4アルキル、C1−4アルケニル、C1−4アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクリルおよびアザ橋かけポリシクリルから成る群から選択され、ここで、アザ橋かけポリシクリルが場合によりRdで置換されていてもよく、ここで、
ZのC1−4アルキル置換基が場合によりアリール、場合により1から2個のメチル置換基で置換されていてもよいヘテロアリール、−NH2、−NH(C1−6アルキル)、−NH(シクロアルキル)、アリール(C1−4)アルコキシ、−N(メチル)C(=O)
アリール(C1−4)アルコキシ、−N(メチル)C(=O)ヘテロアリール(C1−4)アルキル、−N(メチル)C(=O)アリール(C1−4)アルキル、−NHC(=O)C1−4アルコキシ、−N(メチル)C(=O)C1−4アルコキシおよび−NHC(=O)NH2から成る群から独立して選択される1から3個の置換基で置換されていてもよく、ここで、
前記Zのアリールおよびヘテロアリール置換基が場合によりC1−4アルキル、ハロゲンおよび−SO2(C1−4)アルキルから成る群から独立して選択される1から4個の置換基で置換されていてもよく、加うるに、場合により、前記ヘテロアリールがオキソで置換されていてもよく、ここで、
前記Zのシクロアルキルおよびヘテロシクリル置換基が場合によりC1−4アルキル、アミノカルボニル、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4)アルキルアミノ、−NH(シクロアルキル)(ここで、前記シクロアルキルは場合によりヘテロシクリルとスピロ縮合していてもよい)、−NHC(=O)C1−4アルコキシ、−N(C1−6アルキル)C(=O)C1−4アルコキシ、−C(=O)(C1−4)アルコキシ、アリール(C1−4)アルコキシおよび−C(=O)アリール(C1−4)アルコキシから成る群から独立して選択される1から4個の置換基で置換されていてもよい、
請求項34記載の化合物。
【請求項40】
Rdが−C(=O)(C1−6)アルキル、−C(=O)(C1−6)アルコキシ、−SO2C1−4アルキルおよび−SO2アリールから成る群から独立して選択される置換基であり、ここで、前記−C(=O)(C1−6)アルキル、−C(=O)(C1−6)アルコキシおよび−SO2C1−4アルキルのアルキルおよびアルコキシ部分が場合によりC1−3アルコキシ、アリールおよびヘテロアリールから成る群から独立して選択される置換基で置換されていてもよい請求項34記載の化合物。
【請求項41】
R1、R2、R3、W、YおよびZが独立して下記:
【表3】
【表4】
【表5】
【表6】
【表7】
【表8】
【表9】
【表10】
【表11】
【表12】
【表13】
【表14】
【表15】
【表16】
【表17】
【表18】
【表19】
【表20】
【表21】
から成る群から選択される請求項34記載の化合物。
【請求項42】
下記:
【表22】
【表23】
【表24】
【表25】
【表26】
【表27】
【表28】
から成る群から選択される請求項1記載の化合物。
【請求項43】
請求項1記載の化合物と薬学的に受け入れられる担体を含んで成る組成物。
【請求項44】
請求項1記載の化合物と薬学的に受け入れられる担体を混合することを含んで成る組成物製造方法。
【請求項45】
α4インテグリン媒介性疾患の治療もしくは改善を必要としている被験体におけるそれを治療または改善する方法であって、前記被験体に請求項1記載の化合物を治療的に有効な量で投与することを含んで成る方法。
【請求項46】
α4インテグリン媒介性疾患の治療もしくは改善を必要としている被験体におけるそれを治療または改善する方法であって、前記被験体に請求項34記載の化合物を治療的に有効な量で投与することを含んで成る方法。
【請求項47】
前記疾患が多発性硬化症、喘息、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、炎症性肺疾患、関節リウマチ、敗血症性関節炎、I型糖尿病、器官移植拒絶、再狭窄、自家骨髄移植、ウイルス感染の炎症性後遺症、心筋炎、炎症性腸疾患、中毒性および免疫が基になった腎炎、接触皮膚過敏症、乾癬、腫瘍転移、アテローム性動脈硬化症および肝炎から成る群から選択される請求項45記載の方法。
【請求項48】
前記疾患が多発性硬化症、喘息、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、炎症性肺疾患、関節リウマチ、敗血症性関節炎、I型糖尿病、器官移植拒絶、再狭窄、自家骨髄移植、ウイルス感染の炎症性後遺症、心筋炎、炎症性腸疾患、中毒性および免疫が基になった腎炎、接触皮膚過敏症、乾癬、腫瘍転移、アテローム性動脈硬化症および肝炎から成る群から選択される請求項46記載の方法。
【請求項49】
前記炎症性腸疾患が潰瘍性大腸炎およびクローン病を包含する群から選択される請求項47記載の方法。
【請求項50】
前記炎症性腸疾患が潰瘍性大腸炎およびクローン病を包含する群から選択される請求項48記載の方法。
【請求項51】
請求項1記載化合物の治療的に有効な量が約0.001mg/kg/日から約1000mg/kg/日である請求項47記載の方法。
【公表番号】特表2007−522225(P2007−522225A)
【公表日】平成19年8月9日(2007.8.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−553220(P2006−553220)
【出願日】平成17年2月9日(2005.2.9)
【国際出願番号】PCT/US2005/004182
【国際公開番号】WO2005/077915
【国際公開日】平成17年8月25日(2005.8.25)
【出願人】(390033008)ジヤンセン・フアーマシユーチカ・ナームローゼ・フエンノートシヤツプ (616)
【氏名又は名称原語表記】JANSSEN PHARMACEUTICA NAAMLOZE VENNOOTSCHAP
【Fターム(参考)】
【公表日】平成19年8月9日(2007.8.9)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年2月9日(2005.2.9)
【国際出願番号】PCT/US2005/004182
【国際公開番号】WO2005/077915
【国際公開日】平成17年8月25日(2005.8.25)
【出願人】(390033008)ジヤンセン・フアーマシユーチカ・ナームローゼ・フエンノートシヤツプ (616)
【氏名又は名称原語表記】JANSSEN PHARMACEUTICA NAAMLOZE VENNOOTSCHAP
【Fターム(参考)】
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