説明

α2δタンパク質に親和性を有するアミノ酸のプロドラッグ

本発明は、カルシウムチャネルのアルファ−2−デルタ(α2δ)サブユニットへ結合するある種のアミノ酸のプロドラッグに関する。これらの化合物及びそれらの薬学的に許容できる塩は、多様な精神医学、痛み及び他の障害の治療において有用である。

【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
本発明は、カルシウムチャネルのアルファ−2−デルタ(α2δ)サブユニットへ結合するある種の化合物に関する。より具体的には、本発明のα2δ化合物は、活性α2δ化合物のプロドラッグである。
【0002】
本発明のプロドラッグは、ヒト又は他の哺乳動物へ投与された場合、不安定な基が存在しない対応する構造の化合物と比較して、血漿中の活性化合物の増進された持続を提供する。本発明の化合物は、親構造と比較した場合、時間を通して血漿中の活性化合物の持続性レベルを生み出すと予期された。親構造に対する、プロドラッグの一つの利点は、親構造の能動的吸収に関与するプロセスとは異なった能動的プロセスにより、プロドラッグが吸収されることである。このことは、親構造と比較した場合、胃腸管のよりたくさんの長さに渡った吸収を導くことができる。本発明の利点は、プロドラッグの持続性吸収を促進することである。
【発明の要旨】
【0003】
本発明は式I
【0004】
【化1】

【0005】
[式中、
は、水素、又は随意に1〜5のフッ素原子で置換されていてもよい(C〜C10)アルキルであり;
は、水素又は(C〜C)アルキルであり;
及びRは、それらが結合されている炭素と一緒になって、3〜6員のシクロアルキル環を形成してもよく;
は、水素、又は(C〜C)アルキル、(C〜C)シクロアルキル、(C〜C)シクロアルキル−(C〜C)アルキル、フェニル、フェニル−(C〜C)アルキル、ピリジル、ピリジル−(C〜C)アルキルであり、ここにおいて、前記アルキル部分の各々は、随意に1〜5のフッ素原子、好ましくは0〜3のフッ素原子により置換されることが可能であり、そして、ここにおいて、前記フェニル及び前記ピリジル並びに前記フェニル(C〜C)アルキル及び前記ピリジル−(C〜C)アルキルのフェニル及びピリジル部分は、各々、クロロ、フルオロ、アミノ、ニトロ、シアノ、(C〜C)アルキルアミノ、随意に1〜3のフッ素原子により置換されていてもよい(C〜C)アルキル、及び随意に1〜3のフッ素原子により置換されていてもよい(C〜C)アルコキシから独立して選択される、1〜3の置換基、好ましくは0〜2の置換基により随意に置換されており;
は、水素、又は随意に1〜5のフッ素原子で置換されていてもよい(C〜C)アルキルであり;
は、水素、又は随意に1〜5のフッ素原子で置換されていてもよい(C〜C)アルキルであり;
及びRは、それらが結合されている炭素と一緒になって、3〜6員のシクロアルキル環を形成してもよく;
は、α−アミノ酸に由来する側鎖又は他の(C〜C)アルキルであり;
m=0又は1;
n=0又は1;そして
m及びnは両方とも同時に0になることはできない]
の化合物及びこうした化合物の薬学的に許容できる塩に関する。
【0006】
本発明の具体的例には、式Iの以下の化合物及びそれらの薬学的に許容できる塩が含まれる:
3−[(2−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−5−メチル−オクタン酸;
3−[(2−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−5−メチル−ヘプタン酸;
3−[(2−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−5−メチル−ノナン酸;
3−[(2−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3−[(2−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−オクタン酸;
3−[(2−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−ノナン酸;
3−[(2−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−5−メチル−ヘキサン酸;
3−[(2−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−ヘキサン酸;
3−[(2−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−5−メチル−ヘプタン酸;
3−[(2−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−5−メチル−オクタン酸;
3−[(2−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−5−メチル−ノナン酸;
3−[(2−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3−[(2−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−オクタン酸;
3−[(2−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−ノナン酸;
3−[(2−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−5−メチル−ヘキサン酸;
3−[(2−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−ヘキサン酸;
3−[(2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−メチル]−5−メチル−ヘプタン酸;
3−[(2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−メチル]−5−メチル−オクタン酸;
3−[(2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−メチル]−5−メチル−ノナン酸;
3−[(2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3−[(2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−オクタン酸;
3−[(2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−ノナン酸;
3−[(2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−メチル]−5−メチル−ヘキサン酸;
3−[(2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−ヘキサン酸;
3−[(2−アミノ−プロピオニルアミノ)−メチル]−5−メチル−ヘプタン酸;
3−[(2−アミノ−プロピオニルアミノ)−メチル]−5−メチル−オクタン酸;
3−[(2−アミノ−プロピオニルアミノ)−メチル]−5−メチル−ノナン酸;
3−[(2−アミノ−プロピオニルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3−[(2−アミノ−プロピオニルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−オクタン酸;
3−[(2−アミノ−プロピオニルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−ノナン酸;
3−[(2−アミノ−プロピオニルアミノ)−メチル]−5−メチル−ヘキサン酸;
3−[(2−アミノ−プロピオニルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−ヘキサン酸;
3−[(2−アミノ−アセチルアミノ)−メチル]−5−メチル−ヘプタン酸;
3−[(2−アミノ−アセチルアミノ)−メチル]−5−メチル−オクタン酸;
3−[(2−アミノ−アセチルアミノ)−メチル]−5−メチル−ヘプタン酸;
3−[(2−アミノ−アセチルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3−[(2−アミノ−アセチルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−オクタン酸;
3−[(2−アミノ−アセチルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−ノナン酸;
3−[(2−アミノ−アセチルアミノ)−メチル]−5−メチル−ヘキサン酸;
3−[(2−アミノ−アセチルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−ヘキサン酸;
3−(2−アミノ−アセチルアミノ)−5−メチル−ヘプタン酸;
3−(2−アミノ−アセチルアミノ)−5−メチル−オクタン酸;
3−(2−アミノ−アセチルアミノ)−5−メチル−ノナン酸;
3−(2−アミノ−アセチルアミノ)−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3−(2−アミノ−アセチルアミノ)−4,5−ジメチル−オクタン酸;
3−(2−アミノ−アセチルアミノ)−4,5−ジメチル−ノナン酸;
3−(2−アミノ−プロピオニルアミノ)−5−メチル−ヘプタン酸;
3−(2−アミノ−プロピオニルアミノ)−5−メチル−オクタン酸;
3−(2−アミノ−プロピオニルアミノ)−5−メチル−ノナン酸;
3−(2−アミノ−プロピオニルアミノ)−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3−(2−アミノ−プロピオニルアミノ)−4,5−ジメチル−オクタン酸;
3−(2−アミノ−プロピオニルアミノ)−4,5−ジメチル−ノナン酸;
3−(2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−5−メチル−ヘプタン酸;
3−(2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−5−メチル−オクタン酸;
3−(2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−5−メチル−ノナン酸;
3−(2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3−(2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−4,5−ジメチル−オクタン酸;
3−(2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−4,5−ジメチル−ノナン酸;
3−(2−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−5−メチル−ヘプタン酸;
3−(2−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−5−メチル−オクタン酸;
3−(2−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−5−メチル−ノナン酸;
3−(2−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3−(2−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−4,5−ジメチル−オクタン酸;
3−(2−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−4,5−ジメチル−ノナン酸;
3−(2−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−5−メチル−ヘプタン酸;
3−(2−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−5−メチル−オクタン酸;
3−(2−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−5−メチル−ノナン酸;
3−(2−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3−(2−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−4,5−ジメチル−オクタン酸;及び
3−(2−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−4,5−ジメチル−ノナン酸。
【0007】
より好ましいのは、式II
【0008】
【化2】

【0009】
(式中、R、R、R、R、R及びR、m及びnは前に定義した通りである)の化合物であり、ここにおいて、前記化合物は、以下の化合物及びそれらの薬学的に許容できる塩から選択される:
3−[(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−5−メチル−オクタン酸;
3−[(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−5−メチル−ヘプタン酸;
3−[(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−5−メチル−ノナン酸;
3−[(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3−[(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−オクタン酸;
3−[(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−ノナン酸;
3−[(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−5−メチル−ヘキサン酸;
3−[(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−ヘキサン酸;
3−[(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−5−メチル−ヘプタン酸;
3−[(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−5−メチル−オクタン酸;
3−[(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−5−メチル−ノナン酸;
3−[(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3−[(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−オクタン酸;
3−[(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−ノナン酸;
3−[(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−5−メチル−ヘキサン酸;
3−[(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−ヘキサン酸;
3−[(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−メチル]−5−メチル−ヘプタン酸;
3−[(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−メチル]−5−メチル−オクタン酸;
3−[(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−メチル]−5−メチル−ノナン酸;
3−[(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3−[(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−オクタン酸;
3−[(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−ノナン酸;
3−[(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−メチル]−5−メチル−ヘキサン酸;
3−[(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−ヘキサン酸;
3−[(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−メチル]−5−メチル−ヘプタン酸;
3−[(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−メチル]−5−メチル−オクタン酸;
3−[(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−メチル]−5−メチル−ノナン酸;
3−[(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3−[(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−オクタン酸;
3−[(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−ノナン酸;
3−[(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−メチル]−5−メチル−ヘキサン酸;
3−[(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−ヘキサン酸;
3−[(2S−アミノ−アセチルアミノ)−メチル]−5−メチル−ヘプタン酸;
3−[(2S−アミノ−アセチルアミノ)−メチル]−5−メチル−オクタン酸;
3−[(2S−アミノ−アセチルアミノ)−メチル]−5−メチル−ヘプタン酸;
3−[(2S−アミノ−アセチルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3−[(2S−アミノ−アセチルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−オクタン酸;
3−[(2S−アミノ−アセチルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−ノナン酸;
3−[(2S−アミノ−アセチルアミノ)−メチル]−5−メチル−ヘキサン酸;
3−[(2S−アミノ−アセチルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−ヘキサン酸;
3−(2S−アミノ−アセチルアミノ)−5−メチル−ヘプタン酸;
3−(2S−アミノ−アセチルアミノ)−5−メチル−オクタン酸;
3−(2S−アミノ−アセチルアミノ)−5−メチル−ノナン酸;
3−(2S−アミノ−アセチルアミノ)−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3−(2S−アミノ−アセチルアミノ)−4,5−ジメチル−オクタン酸;
3−(2S−アミノ−アセチルアミノ)−4,5−ジメチル−ノナン酸;
3−(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−5−メチル−ヘプタン酸;
3−(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−5−メチル−オクタン酸;
3−(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−5−メチル−ノナン酸;
3−(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3−(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−4,5−ジメチル−オクタン酸;
3−(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−4,5−ジメチル−ノナン酸;
3−(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−5−メチル−ヘプタン酸;
3−(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−5−メチル−オクタン酸;
3−(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−5−メチル−ノナン酸;
3−(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3−(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−4,5−ジメチル−オクタン酸;
3−(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−4,5−ジメチル−ノナン酸;
3−(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−5−メチル−ヘプタン酸;
3−(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−5−メチル−オクタン酸;
3−(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−5−メチル−ノナン酸;
3−(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3−(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−4,5−ジメチル−オクタン酸;
3−(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−4,5−ジメチル−ノナン酸;
3−(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−5−メチル−ヘプタン酸;
3−(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−5−メチル−オクタン酸;
3−(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−5−メチル−ノナン酸;
3−(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3−(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−4,5−ジメチル−オクタン酸;及び
3−(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−4,5−ジメチル−ノナン酸。
【0010】
さらにより好ましいのは、式III
【0011】
【化3】

【0012】
(式中、R、R、R、R、R、R、m及びnは前に定義した通りである)の化合物であり、ここにおいて、前記化合物は、以下の化合物及びそれらの薬学的に許容できる塩から選択される:
3S−[(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−5R−メチル−オクタン酸;
3S−[(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−5R−メチル−ヘプタン酸;
3S−[(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−5R−メチル−ノナン酸;
3R−[(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−4R,5R−ジメチル−ヘプタン酸;
3R−[(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−4R,5R−ジメチル−オクタン酸;
3R−[(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−4R,5R−ジメチル−ノナン酸;
3S−[(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−5R−メチル−ヘキサン酸;
3R−[(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−4R,5R−ジメチル−ヘキサン酸;
3S−[(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−5R−メチル−ヘプタン酸;
3S−[(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−5R−メチル−オクタン酸;
3S−[(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−5R−メチル−ノナン酸;
3R−[(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−4R,5R−ジメチル−ヘプタン酸;
3R−[(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−4R,5R−ジメチル−オクタン酸;
3R−[(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−4R,R5−ジメチル−ノナン酸;
3S−[(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−5R−メチル−ヘキサン酸;
3R−[(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−4R,5R−ジメチル−ヘキサン酸;
3S−[(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−メチル]−5R−メチル−ヘプタン酸;
3S−[(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−メチル]−5R−メチル−オクタン酸;
3S−[(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−メチル]−5R−メチル−ノナン酸;
3R−[(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−メチル]−4R,5R−ジメチル−ヘプタン酸;
3R−[(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−メチル]−4R,5R−ジメチル−オクタン酸;
3R−[(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−メチル]−4R,5R−ジメチル−ノナン酸;
3S−[(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−メチル]−5R−メチル−ヘキサン酸;
3R−[(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−メチル]−4R,5R−ジメチル−ヘキサン酸;
3S−[(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−メチル]−5R−メチル−ヘプタン酸;
3S−[(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−メチル]−5R−メチル−オクタン酸;
3S−[(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−メチル]−5R−メチル−ノナン酸;
3R−[(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−メチル]−4R,5R−ジメチル−ヘプタン酸;
3R−[(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−メチル]−4R,5R−ジメチル−オクタン酸;
3R−[(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−メチル]−4R,5R−ジメチル−ノナン酸;
3S−[(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−メチル]−5R−メチル−ヘキサン酸;
3R−[(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−メチル]−4R,5R−ジメチル−ヘキサン酸;
3S−[(2S−アミノ−アセチルアミノ)−メチル]−5R−メチル−ヘプタン酸;
3S−[(2S−アミノ−アセチルアミノ)−メチル]−5R−メチル−オクタン酸;
3S−[(2S−アミノ−アセチルアミノ)−メチル]−5R−メチル−ヘプタン酸;
3R−[(2S−アミノ−アセチルアミノ)−メチル]−4R,5R−ジメチル−ヘプタン酸;
3R−[(2S−アミノ−アセチルアミノ)−メチル]−4R,5R−ジメチル−オクタン酸;
3R−[(2S−アミノ−アセチルアミノ)−メチル]−4R,5R−ジメチル−ノナン酸;
3S−[(2S−アミノ−アセチルアミノ)−メチル]−5R−メチル−ヘキサン酸;
3R−[(2S−アミノ−アセチルアミノ)−メチル]−4R,5R−ジメチル−ヘキサン酸;
3S−(2S−アミノ−アセチルアミノ)−5R−メチル−ヘプタン酸;
3S−(2S−アミノ−アセチルアミノ)−5R−メチル−オクタン酸;
3S−(2S−アミノ−アセチルアミノ)−5R−メチル−ノナン酸;
3R−(2S−アミノ−アセチルアミノ)−4R,5R−ジメチル−ヘプタン酸;
3R−(2S−アミノ−アセチルアミノ)−4R,5R−ジメチル−オクタン酸;
3R−(2S−アミノ−アセチルアミノ)−4R,5R−ジメチル−ノナン酸;
3R−(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−5R−メチル−ヘプタン酸;
3S−(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−5R−メチル−オクタン酸;
3S−(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−5R−メチル−ノナン酸;
3R−(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−4R,5R−ジメチル−ヘプタン酸;
3R−(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−4R,5R−ジメチル−オクタン酸;
3R−(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−4R,5R−ジメチル−ノナン酸;
3S−(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−5R−メチル−ヘプタン酸;
3S−(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−5R−メチル−オクタン酸;
3S−(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−5R−メチル−ノナン酸;
3R−(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−4R,5R−ジメチル−ヘプタン酸;
3R−(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−4R,5R−ジメチル−オクタン酸;
3R−(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−4R,5R−ジメチル−ノナン酸;
3S−(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−5R−メチル−ヘプタン酸;
3S−(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−5R−メチル−オクタン酸;
3S−(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−5R−メチル−ノナン酸;
3R−(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−4R,5R−ジメチル−ヘプタン酸;
3R−(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−4R,5R−ジメチル−オクタン酸;
3R−(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−4R,5R−ジメチル−ノナン酸;
3S−(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−5R−メチル−ヘプタン酸;
3S−(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−5R−メチル−オクタン酸;
3S−(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−5R−メチル−ノナン酸;
3R−(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−4R,5R−ジメチル−ヘプタン酸;
3R−(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−4R,5R−ジメチル−オクタン酸;及び
3R−(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−4R,5R−ジメチル−ノナン酸。
【0013】
さらにより好ましいのは、式IV
【0014】
【化4】

【0015】
(式中、R、R、R、R、R及びRは前に定義した通りである)の化合物であり、ここにおいて、前記化合物は、以下の化合物及びそれらの薬学的に許容できる塩から選択される:
3−(2−アミノ−アセチルアミノ)−5−メチル−ヘプタン酸;
3−(2−アミノ−アセチルアミノ)−5−メチル−オクタン酸;
3−(2−アミノ−アセチルアミノ)−5−メチル−ノナン酸;
3−(2−アミノ−アセチルアミノ)−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3−(2−アミノ−アセチルアミノ)−4,5−ジメチル−オクタン酸;
3−(2−アミノ−アセチルアミノ)−4,5−ジメチル−ノナン酸;
3−(2−アミノ−プロピオニルアミノ)−5−メチル−ヘプタン酸;
3−(2−アミノ−プロピオニルアミノ)−5−メチル−オクタン酸;
3−(2−アミノ−プロピオニルアミノ)−5−メチル−ノナン酸;
3−(2−アミノ−プロピオニルアミノ)−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3−(2−アミノ−プロピオニルアミノ)−4,5−ジメチル−オクタン酸;
3−(2−アミノ−プロピオニルアミノ)−4,5−ジメチル−ノナン酸;
3−(2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−5−メチル−ヘプタン酸;
3−(2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−5−メチル−オクタン酸;
3−(2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−5−メチル−ノナン酸;
3−(2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3−(2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−4,5−ジメチル−オクタン酸;
3−(2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−4,5−ジメチル−ノナン酸;
3−(2−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−5−メチル−ヘプタン酸;
3−(2−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−5−メチル−オクタン酸;
3−(2−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−5−メチル−ノナン酸;
3−(2−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3−(2−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−4,5−ジメチル−オクタン酸;
3−(2−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−4,5−ジメチル−ノナン酸;
3−(2−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−5−メチル−ヘプタン酸;
3−(2−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−5−メチル−オクタン酸;
3−(2−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−5−メチル−ノナン酸;
3−(2−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3−(2−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−4,5−ジメチル−オクタン酸;及び
3−(2−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−4,5−ジメチル−ノナン酸。
【0016】
さらにより好ましいのは、式V
【0017】
【化5】

【0018】
(式中、R、R、R、R、R及びRは前に定義した通りである)の化合物であり、ここにおいて、前記化合物は、以下の化合物及びそれらの薬学的に許容できる塩から選択される:
3−(2S−アミノ−アセチルアミノ)−5−メチル−ヘプタン酸;
3−(2S−アミノ−アセチルアミノ)−5−メチル−オクタン酸;
3−(2S−アミノ−アセチルアミノ)−5−メチル−ノナン酸;
3−(2S−アミノ−アセチルアミノ)−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3−(2S−アミノ−アセチルアミノ)−4,5−ジメチル−オクタン酸;
3−(2S−アミノ−アセチルアミノ)−4,5−ジメチル−ノナン酸;
3−(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−5−メチル−ヘプタン酸;
3−(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−5−メチル−オクタン酸;
3−(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−5−メチル−ノナン酸;
3−(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3−(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−4,5−ジメチル−オクタン酸;
3−(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−4,5−ジメチル−ノナン酸;
3−(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−5−メチル−ヘプタン酸;
3−(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−5−メチル−オクタン酸;
3−(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−5−メチル−ノナン酸;
3−(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3−(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−4,5−ジメチル−オクタン酸;
3−(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−4,5−ジメチル−ノナン酸;
3−(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−5−メチル−ヘプタン酸;
3−(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−5−メチル−オクタン酸;
3−(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−5−メチル−ノナン酸;
3−(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3−(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−4,5−ジメチル−オクタン酸;
3−(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−4,5−ジメチル−ノナン酸;
3−(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−5−メチル−ヘプタン酸;
3−(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−5−メチル−オクタン酸;
3−(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−5−メチル−ノナン酸;
3−(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3−(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−4,5−ジメチル−オクタン酸;及び
3−(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−4,5−ジメチル−ノナン酸。
【0019】
さらにより好ましいのは、式VI
【0020】
【化6】

【0021】
(式中、R、R、R、R、R及びRは前に定義した通りである)の化合物であり、ここにおいて、前記化合物は、以下の化合物及びそれらの薬学的に許容できる塩から選択される:
3−(2S−アミノ−アセチルアミノ)−5−メチル−ヘプタン酸;
3S−(2S−アミノ−アセチルアミノ)−5−メチル−オクタン酸;
3S−(2S−アミノ−アセチルアミノ)−5−メチル−ノナン酸;
3R−(2S−アミノ−アセチルアミノ)−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3R−(2S−アミノ−アセチルアミノ)−4,5−ジメチル−オクタン酸;
3R−(2S−アミノ−アセチルアミノ)−4,5−ジメチル−ノナン酸;
3S−(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−5−メチル−ヘプタン酸;
3S−(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−5−メチル−オクタン酸;
3S−(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−5−メチル−ノナン酸;
3R−(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3R−(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−4,5−ジメチル−オクタン酸;
3R−(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−4,5−ジメチル−ノナン酸;
3S−(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−5−メチル−ヘプタン酸;
3S−(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−5−メチル−オクタン酸;
3S−(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−5−メチル−ノナン酸;
3R−(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3R−(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−4,5−ジメチル−オクタン酸;
3R−(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−4,5−ジメチル−ノナン酸;
3S−(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−5−メチル−ヘプタン酸;
3S−(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−5−メチル−オクタン酸;
3S−(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−5−メチル−ノナン酸;
3R−(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3R−(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−4,5−ジメチル−オクタン酸;
3R−(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−4,5−ジメチル−ノナン酸;
3S−(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−5−メチル−ヘプタン酸;
3S−(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−5−メチル−オクタン酸;
3S−(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−5−メチル−ノナン酸;
3R−(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3R−(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−4,5−ジメチル−オクタン酸;及び
3R−(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−4,5−ジメチル−ノナン酸。
【0022】
本発明はまた、式VIIの化合物及びこうした化合物の薬学的に許容できる塩に関する。
【0023】
【化7】

【0024】
式中、R、R、R、R、R、m及びnは前に定義した通りであり、そしてR〜R及びm及びnは各存在において同一であることも又は異なっていることも可能であり、ここにおいて、前記化合物は、以下の化合物及びそれらの薬学的に許容できる塩から選択される:
3−(3−アミノ−5−メチル−ヘプタノイルアミノ)−5−メチル−ヘプタン酸;
3−(3−アミノ−5−メチル−オクタノイルアミノ)−5−メチル−オクタン酸;そして
3−(3−アミノ−5−メチル−ノナノイルアミノ)−5−メチル−ノナン酸。
【0025】
本発明はまた、式VIIIの化合物及びこうした化合物の薬学的に許容できる塩に関する。
【0026】
【化8】

【0027】
式中、R、R、R、R及びRは前に定義した通りであり、そしてR〜Rは各存在において同一であることも又は異なっていることも可能であり、ここにおいて、前記化合物は、以下の化合物及びそれらの薬学的に許容できる塩から選択される:
4,8−ビス−(2−メチル−ブチル)−[1,5]−ジアゾカン−2,6−ジオン;
4,8−ビス−(2−メチル−ペンチル)−[1,5]−ジアゾカン−2,6−ジオン;そして
4,8−ビス−(2−メチル−ヘキシル)−[1,5]−ジアゾカン−2,6−ジオン。
【0028】
本発明は、また、式I、II、III、IV、V、VI、VIIあるいはVIIIの化合物又はそれらの薬学的に許容できる塩の療法的な有効量、及び薬学的に許容できる坦体を含んでなる医薬組成物にも関する。
【0029】
本発明はまたヒトを含む哺乳動物における、てんかん、失神発作、線維筋痛症、運動機能減少症、頭蓋障害、のぼせ、本態性振戦、化学物質依存性及び耽溺(例えば、アルコール、アンフェタミン(又はアンフェタミン様物質)、カフェイン、大麻、コカイン、ヘロイン、幻覚剤、タバコ、吸入剤及びエアロゾール噴霧剤、ニコチン、オピオイド、フェニルグリシジン誘導体、鎮静薬、催眠薬、ベンゾジアゼピン及び他の抗不安薬に対する依存性及び耽溺)、そしてこうした依存性又は耽溺、賭博をすることのような耽溺性行動に関連した禁断症状群;片頭痛、痙攣、関節炎、過敏性腸症候群(IBS)、慢性疼痛、急性疼痛、神経因性疼痛、血管性頭痛、副鼻洞性頭痛、炎症性障害(例えば、慢性関節リウマチ、骨関節炎、乾癬)、多尿、月経前症候群、月経前不快性障害、耳鳴り、そして胃傷害、から選択される障害又は状態を治療する方法にも関し、前記方法はこうした治療を必要とする哺乳動物へ、式I、II、III、IV、V、VI、VIIあるいはVIIIの化合物又はそれらの薬学的に許容できる塩の治療的な有効量を投与することを含んでなる。
【0030】
本発明はまた、急性脳損傷と名付けられた神経変性障害を治療することも包含する。これらには、限定されるわけではないが、卒中、頭部外傷及び窒息が含まれる。
【0031】
卒中とは脳血管疾患を指し、また脳血管発作(CVA)と呼ぶこともでき、そして急性血管塞栓性卒中を含んでいる。卒中は局所性及び全身性虚血の両方を含む。また、一過性脳虚血発作、及び頸動脈血管内膜切除術又は他の脳血管又は血管外科手術手順、又は脳血管造影などを含む診断的血管手順を受けている患者に起こるような、脳虚血に伴う他の脳血管問題も含まれる。
【0032】
式I、II、III、IV、V、VI、VIIあるいはVIIIの化合物はまた、頭部外傷、脊髄外傷、又は全身無酸素、低酸素、低血糖、低血圧からの損傷、ならびにエンボリ、過剰灌流及び低酸素の手順間に見られる同様の損傷の治療においても有用である。これらはまた、心臓バイパス手術間に、頭蓋内出血事において、出生時窒息において、心停止において、そしててんかん重積持続状態において起こるニューロン損傷を防止することにおいても有用である。
【0033】
本発明はまたヒトを含む哺乳動物における、譫妄、認知症、そしてパーキンソン病(PD)、ハッチントン病(HD)、アルツハイマー病、老年認知症、アルツハイマー型認知症、記憶障害、血管性認知症そして、例えば、HIV疾患、頭部外傷、パーキンソン病、ハッチントン病、ピック病、クロイツフェルト・ヤコプ病による、又は多発性病因による他の認知症のような健忘性及び他の認知性あるいは神経変性性障害;無動症、家族性発作性運動障害を含む運動障害、痙攣、トゥーレット症候群、スコット症候群、PALSYS及び無動−硬直症候群のような運動障害;薬剤誘発運動障害のような錐体外路運動障害、例えば、神経弛緩薬誘発パーキンソニズム、神経弛緩薬悪性症候群、神経弛緩薬誘発急性失調症、神経弛緩薬誘発急性静座不能、神経弛緩薬誘発遅発性ジスキネジア及び薬剤誘発姿勢振戦;ダウン症候群;多発性硬化症(MS)及び筋側索硬化症(ALS)のような脱髄性疾患、末梢神経障害(例えば、糖尿病及び化学療法誘発神経障害)、及びヘルペス後神経痛、三叉神経神経痛、分節性又は肋間神経痛及び他の神経痛;そして、脳梗塞、くも膜下出血又は脳浮腫のような急性又は慢性脳血管傷害による脳血管障害、から成る群より選択される障害又は状態を治療方法にも関しており、前記方法は、こうした障害又は状態を治療することにおいて有効である量の式I、II、III、IV、V、VI、VIIあるいはVIIIの化合物又はそれらの薬学的に許容できる塩を前記哺乳動物に投与することを含んで成る。
【0034】
痛みとは急性ならびに慢性の痛みを指している。急性の痛みとは通常、短寿命であり、そして交感神経系の活動亢進に関係している。例は手術後の痛み及び異痛症である。慢性の痛みは通常3〜6ヶ月持続する痛みとして定義され、体因性の痛み及び心因性の痛みが含まれる。他の痛みは侵害受容性である。
【0035】
本発明の式I、II、III、IV、V、VI、VIIあるいはVIIIの化合物又はそれらの薬学的に許容できる塩で治療することが可能である痛みの型の例には、急性外傷、骨関節炎及び慢性関節リウマチに関連した痛み、外傷後に経験する痛みのような筋骨の痛み、のような軟部組織及び抹消傷害から生じる痛み;脊椎痛、歯痛、筋筋膜疼痛症候群、会陰切開痛、及び火傷により生じた痛み;心臓痛、筋肉痛、眼痛、口顔痛(例えば、歯痛)、腹痛、婦人科痛(例えば、月経困難症、分娩痛及び子宮内膜症に関連した痛み)、のような深部及び臓器痛;末梢神経障害、例えば、神経絞扼及び腕神経叢剥離に関連した痛み、切断、末梢神経障害、疼痛性チック、非定型顔面痛、神経根傷害、三叉神経痛、神経障害性下背痛、HIV関連神経障害性痛、癌関連神経障害性痛、糖尿病性神経障害性痛及びクモ膜炎、のような神経及び根傷害に関連した痛み;癌腫に関連した神経障害性及び非神経障害性の痛み、しばしば癌痛と称される;脊髄又は脳幹傷害による痛みのような、中枢神経系痛;下背痛;坐骨神経痛;幻肢痛、偏頭痛及び他の血管性頭痛を含んだ頭痛、急性又は慢性緊張性頭痛、群発性頭痛、側頭下顎痛及び上顎洞痛;強直性脊椎炎及び痛風から生じる痛み;増進した膀胱収縮により起こされる痛み;手術後痛;瘢痕痛;及び線維筋痛症、HIV、リウマチ様疾患及び骨関節炎、関節痛及び筋肉痛、捻挫、挫傷、及び骨折のような外傷に関連した痛みのような、慢性非神経障害性の痛み;及び外科手術後の痛み、が含まれる。
【0036】
さらに別の痛みが、末梢知覚神経の損傷又は感染により引き起こされる。それには、限定されるわけではないが、末梢神経外傷、ヘルペスウイルス感染、糖尿病、線維筋痛症、灼熱痛、神経叢剥離、神経腫、四肢切断及び脈管炎からの痛みが含まれる。神経障害性の痛みはまた、慢性アルコール中毒、ヒト免疫不全ウイルス感染、甲状腺機能低下症、尿毒症又はビタミン欠乏症による神経傷害によっても起こされる。神経障害性の痛みには、限定されるわけではないが、例えば、糖尿病患者が苦しんでいる痛みのような、神経損傷により起こされた痛みが含まれる。
【0037】
心因的痛みは、下背痛、非定型顔面痛及び慢性頭痛のような、器官起源なしに起こる痛みである。
【0038】
他の痛みの型は以下のものである:炎症性疼痛、骨関節炎痛、三叉神経痛、癌痛、糖尿病性神経障害、不穏下肢症候群、急性ヘルペス性及びヘルペス後神経痛、灼熱痛、腕神経叢剥離、後頭神経痛、痛風、幻肢、火傷及び他の型の神経痛、神経障害性及び特発性疼痛症候群。
【0039】
本発明の化合物はまた、うつ病の治療においても有用である。うつ病は、人格喪失(personal loss)に関連したストレスに二次的な、又は元来特発性の器官疾患の結果であり得る。うつ病のいくつかの型の家族性発生に強い傾向が存在し、うつ病の少なくともいくつかの型に対する機構的な原因を示唆している。うつ病の診断は、患者の気分における変化の定量化により主として行われる。気分のこれらの評価は、一般的に医師により行われるか、又はHamilton Depression Rating Scale又はBrief Psychiatric Rating Scaleのような、実証された格付けスケールを使用して神経心理学者により定量化される。不眠症、集中困難、エネルギーの欠如、無価値感及び罪悪感のような、うつ病の患者における気分変化の程度を定量化及び測定するために、多くの他のスケールが開発された。うつ病診断の標準ならびにすべての精神医学診断は、American Psychiatric Association, 1994、により出版されたDSM−IV−Rマニュアルと称されているDiagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders (第4版)に集められている。
【0040】
本発明はまた、ヒトを含む哺乳動物における、うつ病のような気分障害、あるいはより特別には抑うつ障害、例えば、単一偶発性又は再発性大うつ病障害、気分変調性障害、抑うつ性神経症及び神経症性うつ病、憂うつ病(拒食症、体重減少、早朝歩行及び精神運動遅滞を含んで)、異型うつ病(又は反応性うつ病)(食欲増進、過剰睡眠、精神運動激昂又は被刺激性、季節的感情障害及び小児うつ病を含んで);あるいは双極性障害又は躁うつ病、例えば、双極性I障害、双極性II障害及び循環病;行為障害及び破壊的行動障害;広場恐怖症を伴った又は伴わないパニック障害、パニック障害の病歴なしの広場恐怖症、特定の恐怖症(例えば特定の動物恐怖症)、社会不安障害、社交恐怖症、強迫性障害、ストレス障害(外傷後ストレス障害及び急性ストレス障害を含んで)のような不安障害、及び全般性不安障害;境界人格異常;精神分裂病及び他の精神異常、例えば、分裂病様障害、分裂情動性障害、妄想性障害、短期精神病性障害、共有精神病性障害、妄想又は幻覚を伴った精神病性障害、不安の精神病性挿入、精神病に関連した不安、重度大うつ病障害のような精神病性気分障害;急性躁病及び双極性障害に関連したうつ病のような精神病性障害に関連した気分障害、精神分裂病に関連した気分障害;精神薄弱、自閉性障害及び行為障害に関連した行動傷害、から成る群より選択される障害又は状態を治療する方法にも関し、前記方法は、こうした障害又は状態を治療することにおいて有効である量の式I、II、III、IV、V、VI、VIIあるいはVIIIの化合物又はそれらの薬学的に許容できる塩を前記哺乳動物に投与することを含んで成る。
【0041】
本発明の化合物はまた、睡眠障害に治療においても有用である。睡眠障害は、眠りに落ちる及び/又は留まる能力に影響する妨害であり、過度の睡眠、又は睡眠に関係した異常行動を生じるものを含んでいる。障害には、例えば、不眠症、薬剤関連不眠、過剰睡眠 、ナルコレプシー、睡眠時無呼吸症候群及び睡眠時異常行動が含まれる。
【0042】
本発明はまた、ヒトを含む哺乳動物における、睡眠障害(例えば、不眠症、薬剤関連不眠、REM睡眠障害、過剰睡眠 、ナルコレプシー、睡眠−覚醒周期障害、睡眠時無呼吸症候群、睡眠時異常行動、及びシフト作業及び不規則作業時間に関連した睡眠障害)から成る群より選択される障害及び状態を治療する方法にも関し、前記方法は、こうした障害又は状態を治療することにおいて有効である量の式I、II、III、IV、V、VI、VIIあるいはVIIIの化合物又はそれらの薬学的に許容できる塩を前記哺乳動物に投与することを含んで成る。
【0043】
式I、II、III、IV、V、VI、VIIあるいはVIIIの化合物は少なくとも一つのキラル中心を含んでおり、それ故、異なった鏡像異性体及びジアステレオマー形で存在することができる。本発明は、式I、II、III、IV、V、VI、VIIあるいはVIIIの化合物のラセミの混合物としてのみならずまた個々の鏡像異性体及びジアステレオマーとして、こうした化合物のすべての光学異性体及びすべての立体異性体に、そして、各々これらを含む又は用いる、上に定義されたすべての医薬組成物及び治療の方法に関する。一つの立体中心を有する化合物は、異性体の混合物としてラセミ形か又は、SあるいはR立体化学として存在することが可能である。二つの立体中心を有する化合物は、異性体の混合物としてラセミ形か又は、SR、SS、RSあるいはRR立体化学として存在することが可能である。三つの立体中心を有する化合物は、異性体の混合物としてラセミ形か又は、RRR、SRR、RSR、RRS、SSS、RSS、SRSあるいはSSR立体化学として存在することが可能である。個々の異性体は、光学分割、場合により選択的反応、あるいは最終生成物又はその中間体の製造におけるクロマトグラフィーによる分離のような、既知の方法により得ることが可能である。本発明の化合物の個々の鏡像異性体は、多様な障害又は状態の治療において、これらの化合物のラセミ混合物と比較して、利点を有することができる。
【0044】
本発明は、一つ又はそれより多くの原子が、天然に通常見出される原子質量又は質量数とは異なる原子質量又は質量数を有する原子により置き換えられていることを除いて、式I、II、III、IV、V、VI、VIIあるいはVIIIに列挙された化合物と同一である、同位体標識された化合物も含まれる。本発明の化合物中に包含されうる同位体の例には、H、H、13C、11C、14C、15N、18O、17O、31P、32P、35S、18F及び36Clそれぞれのような、水素、炭素、窒素、酸素、リン、硫黄、フッ素及び塩素の同位体が含まれる。前述の同位体及び/又は他の原子の他の同位体を含有する本発明の化合物、それらのプロドラッグ、及び前記化合物及び前記プロドラッグの薬学的に許容できる塩は、本発明の範囲内である。本発明の特定の同位体標識された化合物、例えば、H及び14Cのような放射性同位体が包含されているものは、薬物及び/又は基質組織分布アッセイにおいて有用である。トリチウム化された、即ち、H同位体及び炭素−14、即ち、14C同位体は、それらの製造及び検出可能性の容易さに関して特に好適である。さらに、重水素、即ち、Hのようなより重い同位体を用いた置換は、より大きい代謝安定性によって生じるある種の治療的利点、例えば、増加したインビボ半減期あるいは減少した投薬必要条件を与えることがあり、したがって、ある場合には好適でありうる。本発明の同位体標識された式Iの化合物及びそれらのプロドラッグは、概して、容易に入手可能な同位体標識された試薬を非同位体標識試薬の代わりに置き換えることにより、以下のスキーム及び/又は実施例及び製造例に開示されている方法を実施することにより製造することが可能である。
【0045】
本明細書において、用語「アルキル」は、特に示さない限り、直鎖、分枝鎖又は環状部分あるいはその組み合わせを有する、飽和された一価の炭化水素基を含んでいる。「アルキル」基の例には、限定されるわけではないが、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソ−、sec−及びtert−ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、3−エチルブチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、ノルボルニルなどが含まれる。
【0046】
本明細書において、用語「アルコキシ」は、特に示さない限り、「アルキル−O−」を意味しており、ここにおいて「アルキル」は上で定義した通りである。「アルコキシ」基の例には、限定されるわけではないが、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ及びペントキシが含まれる。
【0047】
本明細書において、用語「治療する」とは、こうした用語が適用される障害又は状態を逆行させる、緩和する、進行を阻止する、又は防止すること、又はこうした状態又は障害の一つ又はそれより多くの症状を防止することを指している。本明細書において、用語「治療」とは、治療する行為を指しており、「治療する」は直前に定義されている。
【0048】
本明細書において、用語「天然のα−アミノ酸」とは、20の天然に存在するものの一つ、又は内在性アミノ酸を指している。「天然に存在するα−アミノ酸」の例には、限定されるわけではないが、グリシン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、プロリン、セリン、スレオニン、リジン、フェニルアラニンなどが含まれる。
【0049】
本明細書において、用語「R〜R及びm及びnは各存在において同一でもあるいは異なっていてもよい」及び「R〜Rは各存在において同一でもあるいは異なっていてもよい」とは、構造中にR〜Rが2回でてくる、式VII及びVIIIの各々の化合物に対して、各R〜Rが他のものとは独立して選択でき、そしてm及びnに対しては同じであることを意味している。例えば、Rは分子の片側でメチル基であることができ、そして同一分子の他の側でエチル基であることができる。
【0050】
アミノ酸は両性であるので、薬学的に適合性の塩は適切な無機又は有機酸であり得る、例えば、塩酸、硫酸、リン酸、酢酸、シュウ酸、乳酸、クエン酸、リンゴ酸、サリチル酸、マロン酸、マレイン酸、コハク酸及びアスコルビン酸。対応する水酸化物又は炭酸塩から出発し、アルカリ金属又はアルカリ土類金属(例えば、ナトリウム、カリウム、マグネシウム又はカルシウム)との塩が形成される。四級アンモニウムイオンとの塩もまた、例えば、テトラメチルアンモニウムイオンで製造できる。
【0051】
本発明のいくつかの化合物は、未溶媒和形ならびに水和形を含む溶媒和形で存在することが可能である。一般に、水和形を含む溶媒和形は未溶媒和形と均等であり、そして本発明の範囲内に包含されることが意図される。
【発明の詳細な説明】
【0052】
前述の実験の節で具体的に記載されていない本発明の化合物の製造は、上述の反応の組み合わせを使用して達成することが可能であり、それは当業者には明らかであろう。
【0053】
上記で議論された又は例示された各々の反応において、圧力は特に示されない限り決定的ではない。およそ0.5気圧からおよそ5気圧の圧力が一般的に許容でき、そして外界圧、即ち、1気圧が便宜上好適である。
【0054】
式Iの化合物及びグループA化合物、及び上記反応スキームで示された中間体は、再結晶又はクロマトグラフィーによる分離のような慣用的方法により、単離しそして精製することが可能である。
【0055】
H]−ガバペンチンを使用する放射性リガンド結合アッセイ及びブタ脳組織から誘導されたα2δ−サブユニットを使用した(Gee, Nicolas S et al. 「新規抗痙攣剤、ガバペンチン(ニューロンチン)はカルシウムチャネルのα2δ−サブユニットへ結合する」 J. Biol. Chem. (1996), 271(10), 5768-76 、を参照されたい)。
【0056】
本発明の化合物のインビボ活性は、痛覚過敏症(Sluka, K., et al. 2001, 「 酸性食塩水の一側性筋肉内注射は二側性、持続性痛覚過敏症を生み出す」, Muscle Nerve 24: 37-46; Dixon, W., 1980, 「実験知見の効率的分析」. Ann Rev Pharmacol Toxicol 20:441-462; Randall L.O. and Selitto J.J., 「炎症性組織に対する鎮痛薬活性の測定法」 Arch. Int. Pharmacodyn, 1957;4:409-419; Hargreaves K., Dubner R., Brown F., Flores C., and Joris J. 「皮膚痛覚過敏症における熱痛覚を測定するための新規で鋭敏な方法」. Pain. 32:77-88, 1988. を参照されたい)、不安(Vogel JR, Beer B, and Clody DE, 「抗不安剤を試験するための簡単で信頼できるコンフリクト(Conflict)法」, Psychopharmacologia 21:1-7, 1971 )の動物モデルにおいて決定することが可能である。
【0057】
本発明の化合物及びそれらの薬学的に許容できる塩は、経口、非経口(皮下、静脈内、筋肉内、胸骨内及び注入技術のような)、直腸、頬側又は鼻腔内経路を経て哺乳動物へ投与することが可能である。
【0058】
本発明の新規化合物は、単独で又は薬学的に許容できる坦体又は希釈剤と組み合わせて、前に示した経路のいずれかにより投与することができ、そしてこうした投与は単回用量又は複数回用量で実施することができる。より具体的には、本発明の新規治療剤は、広範囲の剤形で投与することが可能であり、即ち、これらは錠剤、カプセル剤、ロゼンジ剤、トローチ剤、ハードキャンディー剤、座剤、ジェリー剤、ゲル剤、ペースト剤、軟膏剤、水性懸濁剤、注射液、エリキシル剤、シロップ剤などの形で、多様な薬学的に許容できる不活性坦体と組み合わせることができる。こうした坦体には、固体状の希釈剤又は充填剤、無菌の水性媒質及び多様な無毒性有機溶剤その他が含まれる。さらに、経口医薬組成物には適宜、甘味剤及び/又は芳香剤を添加することができる。一般に、薬学的に許容できる坦体に対する本発明の新規化合物の重量比は、約1:6〜約2:1、そして好ましくは約1:4〜約1:1の範囲であろう。
【0059】
経口投与のためには、微晶質セルロース、クエン酸ナトリウム、炭酸カルシウム、リン酸二カルシウム及びグリシンのような多様な賦形剤を含有する錠剤を、ポリビニルピロリドン、ショ糖、ゼラチン及びアラビアゴムなどの造粒用結合剤と一緒になった、デンプン(好ましくはトウモロコシ、ジャガイモ又はタピオカのデンプン)、アルギン酸及びある種の複合ケイ酸塩のような多様な崩壊剤と共に使用できる。加えて、ステアリン酸マグネシウム、ラウリル硫酸ナトリウム及びタルクのような滑沢剤は、錠剤成形の目的にしばしば非常に有用である。同様な種類の固体組成物をゼラチンカプセル中の充填剤としても使用できる;これに関して好ましい物質には、ラクトース又は乳糖ならびに高分子量ポリエチレングリコールも含まれる。経口投与のために水性懸濁剤及び/又はエリキシル剤が望ましい場合は、有効成分を多様な甘味剤又は芳香剤、着色剤又は色素、そして所望により乳化剤及び/又は懸濁化剤を、ならびに水、エタノール、プロピレングリコール、グリシンなどの希釈剤及びその多様な組合わせと一緒に、組み合わせることができる。
【0060】
非経口投与のためには、ゴマ油中又はプロピレングリコール水溶液中の本発明の化合物の溶液を用いることができる。水溶液は必要ならば適切に緩衝化し(好ましくは8以上のpH)、そして次ぎに液体希釈剤をまず等張にすべきである。これらの水溶液は静脈内注射用として適している。油性溶液は関節内、筋肉内及び皮下注射用として適している。無菌条件下でのこれらすべての溶液の調製は、当業者に周知の標準的な製薬技術で容易に達成される。
【0061】
鼻腔内投与又は吸入による投与のためには、本発明の新規化合物は、患者により圧搾又はポンピングされるポンプスプレー容器からの溶液又は懸濁剤の形で、又は適した噴霧剤(例えば、ジクロロジフルオロメタン、トリクロロフルオロメタン、ジクロロテトラフルオロエタン、二酸化炭素又は他の適したガス)を用いた加圧容器又は噴霧器からのエアロゾルスプレープレゼンテーションとして、都合よく搬送される。加圧エアロゾルの場合において、用量単位は、計量された量を搬送するためのバルブを提供することにより決定することができる。加圧容器又は噴霧器は活性化合物の溶液又は懸濁液を含むことができる。吸入器又は注入器で使用のためのカプセル及びカートリッジ(例えば、ゼラチンで作製された)は、本発明の化合物及びラクトース又はデンプンのような適した粉末基剤の粉末混合物を含むように配合することができる。平均ヒト成人において上記に示された状態の治療のための、本発明の活性化合物の製剤は、好ましくは各々の計量された用量又はエアロゾルの「パフ(puff)」が活性化合物の20μg〜1000μgを含むように手配する。エアロゾルでの総日用量は、100μg〜10mgの範囲内であろう。投与は1日数回(例えば、2、3、4又は8回)、各回、例えば、1、2又は3用量を与えることができる。
【0062】
本発明の化合物は広範囲の経口及び非経口剤形で調製及び投与することが可能である。従って、本発明の化合物は、注射、即ち静脈内、筋肉内、皮内、皮下、十二指腸内又は腹腔内、により投与することが可能である。また、本発明の化合物は吸入、例えば、鼻腔内、により投与することが可能である。加えて、本発明の化合物は経皮で投与することが可能である。以下の剤形は、有効成分として、式I、II、III又はIVの化合物、又はこうした化合物の対応する薬学的に許容できる塩を含むことができることが、当業者には明白になるであろう。
【0063】
本発明の化合物から医薬組成物を調製するための、薬学的に許容できる坦体は固体かまたは液体でありうる。固体剤形調製には、散剤、錠剤、ピル剤、カプセル剤、カシェ剤、座剤及び分散可能な顆粒剤が含まれる。固形坦体は一つまたはそれより多くの物質であることが可能であり、それはまた希釈剤、芳香剤、結合剤、保存剤、錠剤崩壊剤又はカプセル封入剤としても働くことができる。散剤において、坦体は微細に分割された固形物であり、それを微細に分割された有効成分との混合物とする。錠剤においては、有効成分を、必要な結合特性を有する坦体と、適切な比率で混合し、所望の形及びサイズに打錠する。
【0064】
散剤及び錠剤は好ましくは5又は10から約70パーセントの活性化合物を含んでいる。適した坦体は、炭酸マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、タルク、ショ糖、ラクトース、ペクチン、デキストリン、デンプン、ゼラチン、トラガカントゴム、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、低融解ワックス、カカオバターなどである。用語「調製」は、活性化合物と坦体としてのカプセル封入剤の製剤を含んでいることが意図されており、他の坦体との、または他の坦体を含まない有効成分が、坦体により取り囲まれている(従ってそれに付随している)、カプセルを提供する。同様に、カシェ剤及びロゼンジ剤が含まれる。錠剤、散剤、カプセル剤、ピル剤、カシェ剤及びロゼンジ剤は、経口投与に適した固体剤形として使用することが可能である。
【0065】
座剤を調製するには、脂肪酸グリセリド又はココアバターの混合物のような低融解ワックスをまず融解し、撹拌することによりその中に有効成分を均一に分散させる。溶融した均質な混合物を次ぎに都合のよいサイズの型の中へ注ぎ、冷却させ、それにより固化させる。
【0066】
液体剤形調製物には、液剤、懸濁剤及び乳化剤、例えば、水又は水プロピレングリコール溶液が含まれる。非経口注射用液剤調製物は、水性ポリエチレングリコール溶液中に溶液で配合することが可能である。経口使用に適した水性溶液は、有効成分を水に溶解し、そして所望により適した着色剤、芳香剤、安定化剤及び増粘剤を加えることにより調製することができる。経口使用に適した水性懸濁剤は、天然又は合成ゴム、樹脂、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、及び他の既知の懸濁剤のような粘稠な物質と、微細に分割した有効成分を水中で分散することにより作製することができる。
【0067】
使用直前に、経口投与のための液体剤形調製物へ変換することが意図されている、固体剤形調製物も含まれている。こうした調製物は、有効成分に加え、着色剤、芳香剤、安定化剤、緩衝剤、人工及び天然甘味剤、分散剤、増粘剤、可溶化剤などを含むことができる。
【0068】
医薬調製物は、好ましくは単位剤形である。こうした形において、調製物は適切な量の有効成分を含む単位用量へ副分割されている。単位剤形は、包装された調製物であることが可能であり、包装は、ひとくくりにされた錠剤、カプセル及びバイアル又はアンプル中の散剤のような、分離された量の調製物を含んでいる。また、単位剤形は、カプセル剤、錠剤、カシェ剤又はロゼンジ剤それ自身であってもよく、又は包装された形のこれらのいずれかの適切な数であってもよい。
【0069】
単位用量調製物中の有効成分の量は変化させることができ、又は特定の適用及び有効成分の効力に従って0.01mg〜1gに調整することもできる。医学使用において、薬剤は、例えば、100又は300mgのカプセルとして、1日3回投与することができる。所望により、組成物はまた、他の適合性の治療剤を含むことができる。
【0070】
治療使用において、本発明の薬学的方法を利用した化合物は、毎日約0.1mg〜約1gの初期投与量で投与する。しかしながら、投与量は、患者の要求、治療している状態の重度、そして用いている化合物に依存して変化させることができる。特定の状況のための適切な投与量の決定は、当業者が決定する。一般に、治療は、化合物の最適用量未満である、より少ない投与量で開始する。その後、状況下で最適な効果に達するまで、投与量を少しずつ増加させる。便宜上、総1日投与量を分割し、必要に応じ、1日の間に一部ずつ投与することができる。
【0071】
頂端(A)から基部(B)への(管腔から血液側への)そして基部(B)から頂端部位(A)への本発明の化合物の透過性が以下の表に示されている。メトプロロールを陽性マーカーとして使用した。マンニトールは、経細胞経路よりもむしろ傍細胞経路を通して吸収されるようであるので、陰性マーカーとして使用した。細胞輸送及び流出研究は、播種後22〜28日間、Snapwell上で増殖させたCaco−2細胞で実施した。典型的には、5mM KCl、135mM NaCl、1.8 mM CaCl及び5mM D−グルコースを含んだ10mM MES緩衝液(pH6.5)をAP側に使用し、そして5mM KCl、132.5mM NaCl、1.8mM CaCl及び5mM D−グルコースを含んだ10mM MOPS(pH7.4)をBL側に使用した。単層を洗浄後、適切なpH(pH7.4又は6.5)の薬剤を含んでいない培地を最初に両方の区画に加え、37℃でおよそ15分、細胞を平衡化させた。輸送研究は、次ぎに頂端側に1.5mLの輸送培地及び基底側に2.5mLを使用して実行した。プローブ化合物を含んでいるドナー溶液を、頂端かまたは基底区画へ加えた。実験の間、37℃で、プレートを振盪インキュベーター(Boekel Scientific, フィースタービル, PA) に置いた。頂端−から−基底(A−から−B)及び−基底から−頂端(B−から−A)両方向の輸送を各薬剤について測定した。前もって決定した時点で非投与区画から一部を除去し、そして新鮮な培地で交換して一定容量を維持した。放射標識化合物での研究の間、各時点で100μLの試料を採取した。見掛けの透過係数(Papp)は以下の式を使用して計算した:Papp=dQ/dtX1/CX1/A(式中、dQ/dtは透過速度であり、Cはドナー区画中の初期濃度であり、そしてAは膜の表面積である)。流出速度(dQ/dt x 1/A)は、時間の関数として単位面積当たりの輸送された量をプロッティングすることにより計算し、そして線形回帰を使用して線の傾きを決定した。3S−[(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルオキシ)−メチル]−5R−メチル−ノナン酸の透過性を10μMの濃度で、Caco−2で評価した。3S−[(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルオキシ)−メチル]−5R−メチル−ノナン酸のCaco−2透過性は、頂端から基部(AからB)への方向で、0.74x10−6cm/sであり、メトプロロールの透過性(ヒトにおいて>90%吸収される)よりも低かった。さらに、Caco−2透過性におけるBからA/AからBの比は10μMの濃度にわたり1未満であり、3S−[(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルオキシ)−メチル]−5R−メチル−ノナン酸は流出のための基質ではありそうにない。
【0072】
【表1】

【0073】
以下の実施例は、本発明の化合物の製造を例示している。これらは範囲を制限していることを意味していない。融点は未補正である。NMRデータはピーピーエムで報告されており、それは試料溶媒からの重水素ロックシグナルが基準にされている。
【0074】
一般的方法
【0075】
【化9】

【0076】
本発明の化合物は、当該技術分野で一般的に知られている方法により製造することができる(J. Am. Chem. Soc., 89, 7151, 1967 を参照されたい)。式Iの化合物は、水、テトラヒドロフラン、アセトニトリル又は水/アセトニトリルのような溶媒中、水酸化ナトリウム又は同様のもののような適した塩基の存在下、式1の化合物のN,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)及びN−ヒドロキシスクシンイミドによる処理、続いて式2の化合物による処理により、式1の化合物から製造することができる。
【0077】
実施例1.3−[(2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−5−メチル−オクタン酸
2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−4−メチル−ペンタン酸 2,5−ジオキソ−シクロペンチルエステル(2)
N−(tert−ブトキシカルボニル)−L−ロイシン(1.03g,4.46mmol)及びN−ヒドロキシスクシンイミド(0.74g,6.43mmol)をアセトニトリル(30ml)に加えた混合物へ、1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミド(1.24g,6.01mmol)を加え、室温で4時間撹拌した。生じた沈殿を濾過して除き、2を含んでいるアセトニトリル濾液を次ぎの工程で使用した。MS, m/z ( 相対強度): 327 [M+1H, 100%], 327 [M+1H -C(CH3)3, 100%]。
【0078】
3−[(2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−5−メチル−オクタン酸(実施例1)
(3S,5R)−3−アミノメチル−5−メチル−オクタン酸(1.0g,5.34mmol)を、水酸化ナトリウム(0.45g,11.3mmol)及び水(30ml)で溶解した溶液へ、2(1.50,4.46mmol)のアセトニトリル溶液を加え、混合物を室温で24時間撹拌した。溶液を濃縮して乾固させ、生じた残渣を5%メタノール含有ジクロロメタンでクロマトグラフィーを行った。生じた残渣を、トリフルオロ酢酸(25ml)及びジクロロメタン(25ml)の混合物へ溶解し、室温で1時間撹拌した。溶液を蒸発乾固し、生じた残渣をBondElute SCXイオン交換樹脂に適用した。溶離液が6.5のpHで一定になるまで樹脂を水で溶離し、次ぎにメタノール及び10%水酸化アンモニウム溶液の1:1溶液で溶離した。水酸化アンモニウム溶液を蒸発させ、そして残渣を、メタノール−アセトニトリル混合物から再結晶すると、実施例1を白色固形物として得た(0.70g、52.3%)。1H NMR (400 MHz, メタノール-D4) δ ppm 0.9 (m, 6 H) 1.0 (t, J=7.1 6 H) 1.1 (m, 2 H) 1.3 (m, 4 H) 1.6 (m, 2 H) 1.7 (m, 2 H) 2.1 (s, 3 H) 3.1 (dd, J=13.4, 7.6 Hz, 1 H) 3.2 (dd, J=13.2, 3.9 Hz, 1 H) 3.7 (m, 1 H)。MS, m/z (相対強度): 301[M+1H, 100%], 299 [M-1H, 100%] 。
【0079】
【表2】

【0080】
本発明の化合物のインビボ活性はVogel JR, Beer B, and Clody DE, 「抗不安剤を試験するための簡単で信頼できるコンフリクト法」, Psychopharmacologia 21:1-7, 1971 、に示された不安の動物モデルにおいて決定した。
【0081】
化合物
3S−[(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−5R−メチル−オクタン酸
抗不安薬活性(Vogel コンフリクトモデル、30mg/kg、PO、プレガバリンと比較したパーセント基準活性)は138.10であることが観察された。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I
【化1】

[式中、
は、水素、又は随意に1〜5のフッ素原子で置換されていてもよい(C〜C10)アルキルであり;
は、水素又は(C〜C)アルキルであり;
及びRは、それらが結合されている炭素と一緒になって、3〜6員のシクロアルキル環を形成してもよく;
は、水素、又は(C〜C)アルキル、(C〜C)シクロアルキル、(C〜C)シクロアルキル−(C〜C)アルキル、フェニル、フェニル−(C〜C)アルキル、ピリジル、ピリジル−(C〜C)アルキルであり、ここにおいて、前記アルキル部分の各々は、随意に1〜5のフッ素原子、好ましくは0〜3のフッ素原子により置換されることが可能であり、そして、ここにおいて、前記フェニル及び前記ピリジル並びに前記フェニル(C〜C)アルキル及び前記ピリジル−(C〜C)アルキルのフェニル及びピリジル部分は、各々、クロロ、フルオロ、アミノ、ニトロ、シアノ、(C〜C)アルキルアミノ、随意に1〜3のフッ素原子により置換されていてもよい(C〜C)アルキル、及び随意に1〜3のフッ素原子により置換されていてもよい(C〜C)アルコキシから独立して選択される、1〜3の置換基、好ましくは0〜2の置換基により随意に置換されており;
は、水素、又は随意に1〜5のフッ素原子で置換されていてもよい(C〜C)アルキルであり;
は、水素、又は随意に1〜5のフッ素原子で置換されていてもよい(C〜C)アルキルであり;
及びRは、それらが結合されている炭素と一緒になって、3〜6員のシクロアルキル環を形成してもよく;
は、α−アミノ酸に由来する側鎖は他の(C〜C)アルキルであり;
m=0又は1;
n=0又は1;そして
m及びnは両方とも同時に0になることはできない]
の化合物又はこうした化合物の薬学的に許容できる塩。
【請求項2】
以下の化合物及びそれらの薬学的に許容できる塩から選択される請求項1に記載の化合物:
3−[(2−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−5−メチル−オクタン酸;
3−[(2−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−5−メチル−ヘプタン酸;
3−[(2−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−5−メチル−ノナン酸;
3−[(2−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3−[(2−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−オクタン酸;
3−[(2−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−ノナン酸;
3−[(2−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−5−メチル−ヘキサン酸;
3−[(2−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−ヘキサン酸;
3−[(2−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−5−メチル−ヘプタン酸;
3−[(2−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−5−メチル−オクタン酸;
3−[(2−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−5−メチル−ノナン酸;
3−[(2−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3−[(2−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−オクタン酸;
3−[(2−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−ノナン酸;
3−[(2−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−5−メチル−ヘキサン酸;
3−[(2−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−ヘキサン酸;
3−[(2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−メチル]−5−メチル−ヘプタン酸;
3−[(2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−メチル]−5−メチル−オクタン酸;
3−[(2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−メチル]−5−メチル−ノナン酸;
3−[(2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3−[(2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−オクタン酸;
3−[(2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−ノナン酸;
3−[(2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−メチル]−5−メチル−ヘキサン酸;
3−[(2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−ヘキサン酸;
3−[(2−アミノ−プロピオニルアミノ)−メチル]−5−メチル−ヘプタン酸;
3−[(2−アミノ−プロピオニルアミノ)−メチル]−5−メチル−オクタン酸;
3−[(2−アミノ−プロピオニルアミノ)−メチル]−5−メチル−ノナン酸;
3−[(2−アミノ−プロピオニルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3−[(2−アミノ−プロピオニルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−オクタン酸;
3−[(2−アミノ−プロピオニルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−ノナン酸;
3−[(2−アミノ−プロピオニルアミノ)−メチル]−5−メチル−ヘキサン酸;
3−[(2−アミノ−プロピオニルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−ヘキサン酸;
3−[(2−アミノ−アセチルアミノ)−メチル]−5−メチル−ヘプタン酸;
3−[(2−アミノ−アセチルアミノ)−メチル]−5−メチル−オクタン酸;
3−[(2−アミノ−アセチルアミノ)−メチル]−5−メチル−ヘプタン酸;
3−[(2−アミノ−アセチルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3−[(2−アミノ−アセチルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−オクタン酸;
3−[(2−アミノ−アセチルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−ノナン酸;
3−[(2−アミノ−アセチルアミノ)−メチル]−5−メチル−ヘキサン酸;
3−[(2−アミノ−アセチルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−ヘキサン酸;
3−(2−アミノ−アセチルアミノ)−5−メチル−ヘプタン酸;
3−(2−アミノ−アセチルアミノ)−5−メチル−オクタン酸;
3−(2−アミノ−アセチルアミノ)−5−メチル−ノナン酸;
3−(2−アミノ−アセチルアミノ)−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3−(2−アミノ−アセチルアミノ)−4,5−ジメチル−オクタン酸;
3−(2−アミノ−アセチルアミノ)−4,5−ジメチル−ノナン酸;
3−(2−アミノ−プロピオニルアミノ)−5−メチル−ヘプタン酸;
3−(2−アミノ−プロピオニルアミノ)−5−メチル−オクタン酸;
3−(2−アミノ−プロピオニルアミノ)−5−メチル−ノナン酸;
3−(2−アミノ−プロピオニルアミノ)−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3−(2−アミノ−プロピオニルアミノ)−4,5−ジメチル−オクタン酸;
3−(2−アミノ−プロピオニルアミノ)−4,5−ジメチル−ノナン酸;
3−(2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−5−メチル−ヘプタン酸;
3−(2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−5−メチル−オクタン酸;
3−(2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−5−メチル−ノナン酸;
3−(2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3−(2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−4,5−ジメチル−オクタン酸;
3−(2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−4,5−ジメチル−ノナン酸;
3−(2−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−5−メチル−ヘプタン酸;
3−(2−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−5−メチル−オクタン酸;
3−(2−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−5−メチル−ノナン酸;
3−(2−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3−(2−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−4,5−ジメチル−オクタン酸;
3−(2−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−4,5−ジメチル−ノナン酸;
3−(2−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−5−メチル−ヘプタン酸;
3−(2−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−5−メチル−オクタン酸;
3−(2−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−5−メチル−ノナン酸;
3−(2−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3−(2−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−4,5−ジメチル−オクタン酸;及び
3−(2−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−4,5−ジメチル−ノナン酸。
【請求項3】
式II
【化2】

[式中、
は、水素、又は随意に1〜5のフッ素原子で置換されていてもよい(C〜C10)アルキルであり;
は、水素又は(C〜C)アルキルであり;
及びRは、それらが結合されている炭素と一緒になって、3〜6員のシクロアルキル環を形成してもよく;
は、水素、又は(C〜C)アルキル、(C〜C)シクロアルキル、(C〜C)シクロアルキル−(C〜C)アルキル、フェニル、フェニル−(C〜C)アルキル、ピリジル、ピリジル−(C〜C)アルキルであり、ここにおいて、前記アルキル部分の各々は、随意に1〜5のフッ素原子、好ましくは0〜3のフッ素原子により置換されることが可能であり、そして、ここにおいて、前記フェニル及び前記ピリジル並びに前記フェニル(C〜C)アルキル及び前記ピリジル−(C〜C)アルキルのフェニル及びピリジル部分は、各々、クロロ、フルオロ、アミノ、ニトロ、シアノ、(C〜C)アルキルアミノ、随意に1〜3のフッ素原子により置換されていてもよい(C〜C)アルキル、及び随意に1〜3のフッ素原子により置換されていてもよい(C〜C)アルコキシから独立して選択される、1〜3の置換基、好ましくは0〜2の置換基により随意に置換されており;
は、水素、又は随意に1〜5のフッ素原子で置換されていてもよい(C〜C)アルキルであり;
は、水素、又は随意に1〜5のフッ素原子で置換されていてもよい(C〜C)アルキルであり;
及びRは、それらが結合されている炭素と一緒になって、3〜6員のシクロアルキル環を形成してもよく;
は、α−アミノ酸に由来する側鎖又は他の(C〜C)アルキルであり;
m=0又は1;
n=0又は1;そして
m及びnは両方とも同時に0になることはできない]
を有する化合物又はこうした化合物の薬学的に許容できる塩。
【請求項4】
以下の化合物及びそれらの薬学的に許容できる塩から選択される請求項3に記載の化合物:
3−[(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−5−メチル−オクタン酸;
3−[(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−5−メチル−ヘプタン酸;
3−[(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−5−メチル−ノナン酸;
3−[(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3−[(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−オクタン酸;
3−[(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−ノナン酸;
3−[(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−5−メチル−ヘキサン酸;
3−[(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−ヘキサン酸;
3−[(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−5−メチル−ヘプタン酸;
3−[(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−5−メチル−オクタン酸;
3−[(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−5−メチル−ノナン酸;
3−[(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3−[(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−オクタン酸;
3−[(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−ノナン酸;
3−[(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−5−メチル−ヘキサン酸;
3−[(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−ヘキサン酸;
3−[(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−メチル]−5−メチル−ヘプタン酸;
3−[(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−メチル]−5−メチル−オクタン酸;
3−[(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−メチル]−5−メチル−ノナン酸;
3−[(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3−[(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−オクタン酸;
3−[(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−ノナン酸;
3−[(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−メチル]−5−メチル−ヘキサン酸;
3−[(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−ヘキサン酸;
3−[(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−メチル]−5−メチル−ヘプタン酸;
3−[(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−メチル]−5−メチル−オクタン酸;
3−[(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−メチル]−5−メチル−ノナン酸;
3−[(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3−[(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−オクタン酸;
3−[(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−ノナン酸;
3−[(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−メチル]−5−メチル−ヘキサン酸;
3−[(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−ヘキサン酸;
3−[(2S−アミノ−アセチルアミノ)−メチル]−5−メチル−ヘプタン酸;
3−[(2S−アミノ−アセチルアミノ)−メチル]−5−メチル−オクタン酸;
3−[(2S−アミノ−アセチルアミノ)−メチル]−5−メチル−ヘプタン酸;
3−[(2S−アミノ−アセチルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3−[(2S−アミノ−アセチルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−オクタン酸;
3−[(2S−アミノ−アセチルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−ノナン酸;
3−[(2S−アミノ−アセチルアミノ)−メチル]−5−メチル−ヘキサン酸;
3−[(2S−アミノ−アセチルアミノ)−メチル]−4,5−ジメチル−ヘキサン酸;
3−(2S−アミノ−アセチルアミノ)−5−メチル−ヘプタン酸;
3−(2S−アミノ−アセチルアミノ)−5−メチル−オクタン酸;
3−(2S−アミノ−アセチルアミノ)−5−メチル−ノナン酸;
3−(2S−アミノ−アセチルアミノ)−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3−(2S−アミノ−アセチルアミノ)−4,5−ジメチル−オクタン酸;
3−(2S−アミノ−アセチルアミノ)−4,5−ジメチル−ノナン酸;
3−(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−5−メチル−ヘプタン酸;
3−(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−5−メチル−オクタン酸;
3−(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−5−メチル−ノナン酸;
3−(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3−(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−4,5−ジメチル−オクタン酸;
3−(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−4,5−ジメチル−ノナン酸;
3−(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−5−メチル−ヘプタン酸;
3−(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−5−メチル−オクタン酸;
3−(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−5−メチル−ノナン酸;
3−(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3−(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−4,5−ジメチル−オクタン酸;
3−(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−4,5−ジメチル−ノナン酸;
3−(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−5−メチル−ヘプタン酸;
3−(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−5−メチル−オクタン酸;
3−(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−5−メチル−ノナン酸;
3−(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3−(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−4,5−ジメチル−オクタン酸;
3−(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−4,5−ジメチル−ノナン酸;
3−(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−5−メチル−ヘプタン酸;
3−(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−5−メチル−オクタン酸;
3−(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−5−メチル−ノナン酸;
3−(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3−(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−4,5−ジメチル−オクタン酸;及び
3−(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−4,5−ジメチル−ノナン酸。
【請求項5】
式III
【化3】

[式中、
は、水素、又は随意に1〜5のフッ素原子で置換されていてもよい(C〜C10)アルキルであり;
は、水素又は(C〜C)アルキルであり;
及びRは、それらが結合されている炭素と一緒になって、3〜6員のシクロアルキル環を形成してもよく;
は、水素、又は(C〜C)アルキル、(C〜C)シクロアルキル、(C〜C)シクロアルキル−(C〜C)アルキル、フェニル、フェニル−(C〜C)アルキル、ピリジル、ピリジル−(C〜C)アルキルであり、ここにおいて、前記アルキル部分の各々は、随意に1〜5のフッ素原子、好ましくは0〜3のフッ素原子により置換されることが可能であり、そして、ここにおいて、前記フェニル及び前記ピリジル並びに前記フェニル(C〜C)アルキル及び前記ピリジル−(C〜C)アルキルのフェニル及びピリジル部分は、各々、クロロ、フルオロ、アミノ、ニトロ、シアノ、(C〜C)アルキルアミノ、随意に1〜3のフッ素原子により置換されていてもよい(C〜C)アルキル、及び随意に1〜3のフッ素原子により置換されていてもよい(C〜C)アルコキシから独立して選択される、1〜3の置換基、好ましくは0〜2の置換基により随意に置換されており;
は、水素、又は随意に1〜5のフッ素原子で置換されていてもよい(C〜C)アルキルであり;
は、水素、又は随意に1〜5のフッ素原子で置換されていてもよい(C〜C)アルキルであり;
及びRは、それらが結合されている炭素と一緒になって、3〜6員のシクロアルキル環を形成してもよく;
は、α−アミノ酸に由来する側鎖又は他の(C〜C)アルキルであり;
m=0又は1;
n=0又は1;そして
m及びnは両方とも同時に0になることはできない]
を有する化合物又はこうした化合物の薬学的に許容できる塩。
【請求項6】
以下の化合物及びそれらの薬学的に許容できる塩から選択される請求項5に記載の化合物:
3S−[(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−5R−メチル−オクタン酸;
3S−[(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−5R−メチル−ヘプタン酸;
3S−[(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−5R−メチル−ノナン酸;
3R−[(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−4R,5R−ジメチル−ヘプタン酸;
3R−[(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−4R,5R−ジメチル−オクタン酸;
3R−[(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−4R,5R−ジメチル−ノナン酸;
3S−[(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−5R−メチル−ヘキサン酸;
3R−[(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−4R,5R−ジメチル−ヘキサン酸;
3S−[(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−5R−メチル−ヘプタン酸;
3S−[(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−5R−メチル−オクタン酸;
3S−[(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−5R−メチル−ノナン酸;
3R−[(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−4R,5R−ジメチル−ヘプタン酸;
3R−[(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−4R,5R−ジメチル−オクタン酸;
3R−[(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−4R,R5−ジメチル−ノナン酸;
3S−[(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−5R−メチル−ヘキサン酸;
3R−[(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−メチル]−4R,5R−ジメチル−ヘキサン酸;
3S−[(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−メチル]−5R−メチル−ヘプタン酸;
3S−[(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−メチル]−5R−メチル−オクタン酸;
3S−[(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−メチル]−5R−メチル−ノナン酸;
3R−[(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−メチル]−4R,5R−ジメチル−ヘプタン酸;
3R−[(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−メチル]−4R,5R−ジメチル−オクタン酸;
3R−[(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−メチル]−4R,5R−ジメチル−ノナン酸;
3S−[(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−メチル]−5R−メチル−ヘキサン酸;
3R−[(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−メチル]−4R,5R−ジメチル−ヘキサン酸;
3S−[(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−メチル]−5R−メチル−ヘプタン酸;
3S−[(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−メチル]−5R−メチル−オクタン酸;
3S−[(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−メチル]−5R−メチル−ノナン酸;
3R−[(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−メチル]−4R,5R−ジメチル−ヘプタン酸;
3R−[(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−メチル]−4R,5R−ジメチル−オクタン酸;
3R−[(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−メチル]−4R,5R−ジメチル−ノナン酸;
3S−[(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−メチル]−5R−メチル−ヘキサン酸;
3R−[(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−メチル]−4R,5R−ジメチル−ヘキサン酸;
3S−[(2S−アミノ−アセチルアミノ)−メチル]−5R−メチル−ヘプタン酸;
3S−[(2S−アミノ−アセチルアミノ)−メチル]−5R−メチル−オクタン酸;
3S−[(2S−アミノ−アセチルアミノ)−メチル]−5R−メチル−ヘプタン酸;
3R−[(2S−アミノ−アセチルアミノ)−メチル]−4R,5R−ジメチル−ヘプタン酸;
3R−[(2S−アミノ−アセチルアミノ)−メチル]−4R,5R−ジメチル−オクタン酸;
3R−[(2S−アミノ−アセチルアミノ)−メチル]−4R,5R−ジメチル−ノナン酸;
3S−[(2S−アミノ−アセチルアミノ)−メチル]−5R−メチル−ヘキサン酸;
3R−[(2S−アミノ−アセチルアミノ)−メチル]−4R,5R−ジメチル−ヘキサン酸;
3S−(2S−アミノ−アセチルアミノ)−5R−メチル−ヘプタン酸;
3S−(2S−アミノ−アセチルアミノ)−5R−メチル−オクタン酸;
3S−(2S−アミノ−アセチルアミノ)−5R−メチル−ノナン酸;
3R−(2S−アミノ−アセチルアミノ)−4R,5R−ジメチル−ヘプタン酸;
3R−(2S−アミノ−アセチルアミノ)−4R,5R−ジメチル−オクタン酸;
3R−(2S−アミノ−アセチルアミノ)−4R,5R−ジメチル−ノナン酸;
3R−(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−5R−メチル−ヘプタン酸;
3S−(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−5R−メチル−オクタン酸;
3S−(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−5R−メチル−ノナン酸;
3R−(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−4R,5R−ジメチル−ヘプタン酸;
3R−(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−4R,5R−ジメチル−オクタン酸;
3R−(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−4R,5R−ジメチル−ノナン酸;
3S−(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−5R−メチル−ヘプタン酸;
3S−(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−5R−メチル−オクタン酸;
3S−(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−5R−メチル−ノナン酸;
3R−(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−4R,5R−ジメチル−ヘプタン酸;
3R−(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−4R,5R−ジメチル−オクタン酸;
3R−(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−4R,5R−ジメチル−ノナン酸;
3S−(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−5R−メチル−ヘプタン酸;
3S−(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−5R−メチル−オクタン酸;
3S−(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−5R−メチル−ノナン酸;
3R−(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−4R,5R−ジメチル−ヘプタン酸;
3R−(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−4R,5R−ジメチル−オクタン酸;
3R−(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−4R,5R−ジメチル−ノナン酸;
3S−(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−5R−メチル−ヘプタン酸;
3S−(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−5R−メチル−オクタン酸;
3S−(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−5R−メチル−ノナン酸;
3R−(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−4R,5R−ジメチル−ヘプタン酸;
3R−(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−4R,5R−ジメチル−オクタン酸;及び
3R−(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−4R,5R−ジメチル−ノナン酸。
【請求項7】
式IV
【化4】

[式中、
は、水素、又は随意に1〜5のフッ素原子で置換されていてもよい(C〜C10)アルキルであり;
は、水素又は(C〜C)アルキルであり;
及びRは、それらが結合されている炭素と一緒になって、3〜6員のシクロアルキル環を形成してもよく;
は、水素、又は(C〜C)アルキル、(C〜C)シクロアルキル、(C〜C)シクロアルキル−(C〜C)アルキル、フェニル、フェニル−(C〜C)アルキル、ピリジル、ピリジル−(C〜C)アルキルであり、ここにおいて、前記アルキル部分の各々は、随意に1〜5のフッ素原子、好ましくは0〜3のフッ素原子により置換されることが可能であり、そして、ここにおいて、前記フェニル及び前記ピリジル並びに前記フェニル(C〜C)アルキル及び前記ピリジル−(C〜C)アルキルのフェニル及びピリジル部分は、各々、クロロ、フルオロ、アミノ、ニトロ、シアノ、(C〜C)アルキルアミノ、随意に1〜3のフッ素原子により置換されていてもよい(C〜C)アルキル、及び随意に1〜3のフッ素原子により置換されていてもよい(C〜C)アルコキシから独立して選択される、1〜3の置換基、好ましくは0〜2の置換基により随意に置換されており;
は、水素、又は随意に1〜5のフッ素原子で置換されていてもよい(C〜C)アルキルであり;
は、水素、又は随意に1〜5のフッ素原子で置換されていてもよい(C〜C)アルキルであり;
及びRは、それらが結合されている炭素と一緒になって、3〜6員のシクロアルキル環を形成してもよく;そして
は、α−アミノ酸に由来する側鎖又は他の(C〜C)アルキルである]
を有する化合物又はこうした化合物の薬学的に許容できる塩。
【請求項8】
以下の化合物及びそれらの薬学的に許容できる塩から選択される請求項7に記載の化合物:
3−(2−アミノ−アセチルアミノ)−5−メチル−ヘプタン酸;
3−(2−アミノ−アセチルアミノ)−5−メチル−オクタン酸;
3−(2−アミノ−アセチルアミノ)−5−メチル−ノナン酸;
3−(2−アミノ−アセチルアミノ)−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3−(2−アミノ−アセチルアミノ)−4,5−ジメチル−オクタン酸;
3−(2−アミノ−アセチルアミノ)−4,5−ジメチル−ノナン酸;
3−(2−アミノ−プロピオニルアミノ)−5−メチル−ヘプタン酸;
3−(2−アミノ−プロピオニルアミノ)−5−メチル−オクタン酸;
3−(2−アミノ−プロピオニルアミノ)−5−メチル−ノナン酸;
3−(2−アミノ−プロピオニルアミノ)−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3−(2−アミノ−プロピオニルアミノ)−4,5−ジメチル−オクタン酸;
3−(2−アミノ−プロピオニルアミノ)−4,5−ジメチル−ノナン酸;
3−(2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−5−メチル−ヘプタン酸;
3−(2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−5−メチル−オクタン酸;
3−(2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−5−メチル−ノナン酸;
3−(2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3−(2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−4,5−ジメチル−オクタン酸;
3−(2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−4,5−ジメチル−ノナン酸;
3−(2−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−5−メチル−ヘプタン酸;
3−(2−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−5−メチル−オクタン酸;
3−(2−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−5−メチル−ノナン酸;
3−(2−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3−(2−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−4,5−ジメチル−オクタン酸;
3−(2−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−4,5−ジメチル−ノナン酸;
3−(2−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−5−メチル−ヘプタン酸;
3−(2−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−5−メチル−オクタン酸;
3−(2−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−5−メチル−ノナン酸;
3−(2−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3−(2−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−4,5−ジメチル−オクタン酸;及び
3−(2−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−4,5−ジメチル−ノナン酸。
【請求項9】
式V
【化5】

[式中、
は、水素、又は随意に1〜5のフッ素原子で置換されていてもよい(C〜C10)アルキルであり;
は、水素又は(C〜C)アルキルであり;
及びRは、それらが結合されている炭素と一緒になって、3〜6員のシクロアルキル環を形成してもよく;
は、水素、又は(C〜C)アルキル、(C〜C)シクロアルキル、(C〜C)シクロアルキル−(C〜C)アルキル、フェニル、フェニル−(C〜C)アルキル、ピリジル、ピリジル−(C〜C)アルキルであり、ここにおいて、前記アルキル部分の各々は、随意に1〜5のフッ素原子、好ましくは0〜3のフッ素原子により置換されることが可能であり、そして、ここにおいて、前記フェニル及び前記ピリジル並びに前記フェニル(C〜C)アルキル及び前記ピリジル−(C〜C)アルキルのフェニル及びピリジル部分は、各々、クロロ、フルオロ、アミノ、ニトロ、シアノ、(C〜C)アルキルアミノ、随意に1〜3のフッ素原子により置換されていてもよい(C〜C)アルキル、及び随意に1〜3のフッ素原子により置換されていてもよい(C〜C)アルコキシから独立して選択される、1〜3の置換基、好ましくは0〜2の置換基により随意に置換されており;
は、水素、又は随意に1〜5のフッ素原子で置換されていてもよい(C〜C)アルキルであり;
は、水素、又は随意に1〜5のフッ素原子で置換されていてもよい(C〜C)アルキルであり;
及びRは、それらが結合されている炭素と一緒になって、3〜6員のシクロアルキル環を形成してもよく;そして
は、α−アミノ酸に由来する側鎖又は他の(C〜C)アルキルである]
を有する化合物又はこうした化合物の薬学的に許容できる塩。
【請求項10】
以下の化合物及びそれらの薬学的に許容できる塩から選択される請求項9に記載の化合物:
3−(2S−アミノ−アセチルアミノ)−5−メチル−ヘプタン酸;
3−(2S−アミノ−アセチルアミノ)−5−メチル−オクタン酸;
3−(2S−アミノ−アセチルアミノ)−5−メチル−ノナン酸;
3−(2S−アミノ−アセチルアミノ)−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3−(2S−アミノ−アセチルアミノ)−4,5−ジメチル−オクタン酸;
3−(2S−アミノ−アセチルアミノ)−4,5−ジメチル−ノナン酸;
3−(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−5−メチル−ヘプタン酸;
3−(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−5−メチル−オクタン酸;
3−(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−5−メチル−ノナン酸;
3−(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3−(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−4,5−ジメチル−オクタン酸;
3−(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−4,5−ジメチル−ノナン酸;
3−(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−5−メチル−ヘプタン酸;
3−(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−5−メチル−オクタン酸;
3−(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−5−メチル−ノナン酸;
3−(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3−(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−4,5−ジメチル−オクタン酸;
3−(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−4,5−ジメチル−ノナン酸;
3−(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−5−メチル−ヘプタン酸;
3−(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−5−メチル−オクタン酸;
3−(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−5−メチル−ノナン酸;
3−(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3−(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−4,5−ジメチル−オクタン酸;
3−(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−4,5−ジメチル−ノナン酸;
3−(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−5−メチル−ヘプタン酸;
3−(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−5−メチル−オクタン酸;
3−(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−5−メチル−ノナン酸;
3−(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3−(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−4,5−ジメチル−オクタン酸;及び
3−(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−4,5−ジメチル−ノナン酸。
【請求項11】
式VI
【化6】

[式中、
は、水素、又は随意に1〜5のフッ素原子で置換されていてもよい(C〜C10)アルキルであり;
は、水素又は(C〜C)アルキルであり;
及びRは、それらが結合されている炭素と一緒になって、3〜6員のシクロアルキル環を形成してもよく;
は、水素、又は(C〜C)アルキル、(C〜C)シクロアルキル、(C〜C)シクロアルキル−(C〜C)アルキル、フェニル、フェニル−(C〜C)アルキル、ピリジル、ピリジル−(C〜C)アルキルであり、ここにおいて、前記アルキル部分の各々は、随意に1〜5のフッ素原子、好ましくは0〜3のフッ素原子により置換されることが可能であり、そして、ここにおいて、前記フェニル及び前記ピリジル並びに前記フェニル(C〜C)アルキル及び前記ピリジル−(C〜C)アルキルのフェニル及びピリジル部分は、各々、クロロ、フルオロ、アミノ、ニトロ、シアノ、(C〜C)アルキルアミノ、随意に1〜3のフッ素原子により置換されていてもよい(C〜C)アルキル、及び随意に1〜3のフッ素原子により置換されていてもよい(C〜C)アルコキシから独立して選択される、1〜3の置換基、好ましくは0〜2の置換基により随意に置換されており;
は、水素、又は随意に1〜5のフッ素原子で置換されていてもよい(C〜C)アルキルであり;
は、水素、又は随意に1〜5のフッ素原子で置換されていてもよい(C〜C)アルキルであり;
及びRは、それらが結合されている炭素と一緒になって、3〜6員のシクロアルキル環を形成してもよく;そして
は、α−アミノ酸に由来する側鎖又は他の(C〜C)アルキルである]
を有する化合物又はこうした化合物の薬学的に許容できる塩。
【請求項12】
以下の化合物及びそれらの薬学的に許容できる塩から選択される請求項11に記載の化合物:
3−(2S−アミノ−アセチルアミノ)−5−メチル−ヘプタン酸;
3S−(2S−アミノ−アセチルアミノ)−5−メチル−オクタン酸;
3S−(2S−アミノ−アセチルアミノ)−5−メチル−ノナン酸;
3R−(2S−アミノ−アセチルアミノ)−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3R−(2S−アミノ−アセチルアミノ)−4,5−ジメチル−オクタン酸;
3R−(2S−アミノ−アセチルアミノ)−4,5−ジメチル−ノナン酸;
3S−(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−5−メチル−ヘプタン酸;
3S−(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−5−メチル−オクタン酸;
3S−(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−5−メチル−ノナン酸;
3R−(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3R−(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−4,5−ジメチル−オクタン酸;
3R−(2S−アミノ−プロピオニルアミノ)−4,5−ジメチル−ノナン酸;
3S−(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−5−メチル−ヘプタン酸;
3S−(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−5−メチル−オクタン酸;
3S−(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−5−メチル−ノナン酸;
3R−(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3R−(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−4,5−ジメチル−オクタン酸;
3R−(2S−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−4,5−ジメチル−ノナン酸;
3S−(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−5−メチル−ヘプタン酸;
3S−(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−5−メチル−オクタン酸;
3S−(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−5−メチル−ノナン酸;
3R−(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3R−(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−4,5−ジメチル−オクタン酸;
3R−(2S−アミノ−3−メチル−ペンタノイルアミノ)−4,5−ジメチル−ノナン酸;
3S−(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−5−メチル−ヘプタン酸;
3S−(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−5−メチル−オクタン酸;
3S−(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−5−メチル−ノナン酸;
3R−(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−4,5−ジメチル−ヘプタン酸;
3R−(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−4,5−ジメチル−オクタン酸;及び
3R−(2S−アミノ−4−メチル−ペンタノイルアミノ)−4,5−ジメチル−ノナン酸。
【請求項13】
式VII
【化7】

[式中、
は、水素、又は随意に1〜5のフッ素原子で置換されていてもよい(C〜C10)アルキルであり;
は、水素又は(C〜C)アルキルであり;
及びRは、それらが結合されている炭素と一緒になって、3〜6員のシクロアルキル環を形成してもよく;
は、水素、又は(C〜C)アルキル、(C〜C)シクロアルキル、(C〜C)シクロアルキル−(C〜C)アルキル、フェニル、フェニル−(C〜C)アルキル、ピリジル、ピリジル−(C〜C)アルキルであり、ここにおいて、前記アルキル部分の各々は、随意に1〜5のフッ素原子、好ましくは0〜3のフッ素原子により置換されることが可能であり、そして、ここにおいて、前記フェニル及び前記ピリジル並びに前記フェニル(C〜C)アルキル及び前記ピリジル−(C〜C)アルキルのフェニル及びピリジル部分は、各々、クロロ、フルオロ、アミノ、ニトロ、シアノ、(C〜C)アルキルアミノ、随意に1〜3のフッ素原子により置換されていてもよい(C〜C)アルキル、及び随意に1〜3のフッ素原子により置換されていてもよい(C〜C)アルコキシから独立して選択される、1〜3の置換基、好ましくは0〜2の置換基により随意に置換されており;
は、水素、又は随意に1〜5のフッ素原子で置換されていてもよい(C〜C)アルキルであり;
は、水素、又は随意に1〜5のフッ素原子で置換されていてもよい(C〜C)アルキルであり;
及びRは、それらが結合されている炭素と一緒になって、3〜6員のシクロアルキル環を形成してもよく;そして
〜R及びm及びnは各存在において同一であることも又は異なっていることも可能である]
を有する化合物又はこうした化合物の薬学的に許容できる塩。
【請求項14】
以下の化合物及びそれらの薬学的に許容できる塩から選択される請求項13に記載の化合物:
3−(3−アミノ−5−メチル−ヘプタノイルアミノ)−5−メチル−ヘプタン酸;
3−(3−アミノ−5−メチル−オクタノイルアミノ)−5−メチル−オクタン酸;及び
3−(3−アミノ−5−メチル−ノナノイルアミノ)−5−メチル−ノナン酸。
【請求項15】
式VIII
【化8】

[式中、
は、水素、又は随意に1〜5のフッ素原子で置換されていてもよい(C〜C10)アルキルであり;
は、水素又は(C〜C)アルキルであり;
及びRは、それらが結合されている炭素と一緒になって、3〜6員のシクロアルキル環を形成してもよく;
は、水素、又は(C〜C)アルキル、(C〜C)シクロアルキル、(C〜C)シクロアルキル−(C〜C)アルキル、フェニル、フェニル−(C〜C)アルキル、ピリジル、ピリジル−(C〜C)アルキルであり、ここにおいて、前記アルキル部分の各々は、随意に1〜5のフッ素原子、好ましくは0〜3のフッ素原子により置換されることが可能であり、そして、ここにおいて、前記フェニル及び前記ピリジル並びに前記フェニル(C〜C)アルキル及び前記ピリジル−(C〜C)アルキルのフェニル及びピリジル部分は、各々、クロロ、フルオロ、アミノ、ニトロ、シアノ、(C〜C)アルキルアミノ、随意に1〜3のフッ素原子により置換されていてもよい(C〜C)アルキル、及び随意に1〜3のフッ素原子により置換されていてもよい(C〜C)アルコキシから独立して選択される、1〜3の置換基、好ましくは0〜2の置換基により随意に置換されており;
は、水素、又は随意に1〜5のフッ素原子で置換されていてもよい(C〜C)アルキルであり;
は、水素、又は随意に1〜5のフッ素原子で置換されていてもよい(C〜C)アルキルであり;
及びRは、それらが結合されている炭素と一緒になって、3〜6員のシクロアルキル環を形成してもよく;そして
〜Rは各存在において同一であることも又は異なっていることも可能である]
を有する化合物又はこうした化合物の薬学的に許容できる塩。
【請求項16】
以下の化合物及びそれらの薬学的に許容できる塩から選択される請求項15に記載の化合物:
4,8−ビス−(2−メチル−ブチル)−[1,5]−ジアゾカン−2,6−ジオン;
4,8−ビス−(2−メチル−ペンチル)−[1,5]−ジアゾカン−2,6−ジオン;及び
4,8−ビス−(2−メチル−ヘキシル)−[1,5]−ジアゾカン−2,6−ジオン。
【請求項17】
請求項1から16のいずれかに記載の化合物又はそれらの薬学的に許容できる塩の療法的有効量、及び薬学的に許容できる坦体を含んでなる、医薬組成物。
【請求項18】
ヒトを含む哺乳動物における、てんかん;失神発作;線維筋痛症;運動機能減少症;頭蓋障害;のぼせ;本態性振戦;アルコール、アンフェタミン又はアンフェタミン様物質、カフェイン、大麻、コカイン、ヘロイン、幻覚剤、タバコ、吸入剤及びエアロゾル噴霧剤、ニコチン、オピオイド、フェニルグリシジン誘導体、鎮静薬、催眠薬、ベンゾジアゼピン類及び他の抗不安薬に対する化学物質依存性及び耽溺;及び、こうした依存性又は耽溺、賭博をすることのような耽溺性行動に関連した禁断症状群;片頭痛;痙攣;筋肉痙攣;麻痺による筋緊張低下;関節炎;過敏性腸症候群(IBS);慢性疼痛;急性疼痛;神経因性疼痛;ヘルペス後神経痛;下背痛;外科手術痛;血管性頭痛;副鼻洞性頭痛;慢性頭痛;炎症性障害;慢性関節リウマチ;骨関節炎;乾癬;骨関節炎疾患の疾患変性;多尿;月経前症候群;月経前不快性障害;耳鳴り;及び、胃傷害;を治療する方法であって、こうした治療を必要とする哺乳動物へ、請求項1から16のいずれかに記載の化合物またはそれらの薬学的に許容できる塩の療法的有効量を投与することを含んでなる方法。
【請求項19】
ヒトを含む哺乳動物における、譫妄;認知症;及び、パーキンソン病(PD)、ハッチントン病(HD)、アルツハイマー病、老年認知症、アルツハイマー型認知症、記憶障害、血管性認知症、及び、例えば、HIV疾患、頭部外傷、パーキンソン病、ハッチントン病、ピック病、クロイツフェルト・ヤコプ病による、又は多発性病因による他の認知症のような健忘性及び他の認知性あるいは神経変性性障害;無動症、家族性発作性運動障害を含む運動障害、痙攣、トゥーレット症候群、スコット症候群、PALSYS及び無動−硬直症候群のような運動障害;薬剤誘発運動障害のような錐体外路運動障害、例えば、神経弛緩薬誘発パーキンソニズム、神経弛緩薬悪性症候群、神経弛緩薬誘発急性失調症、神経弛緩薬誘発急性静座不能、神経弛緩薬誘発遅発性ジスキネジア及び薬剤誘発姿勢振戦;ダウン症候群;多発性硬化症(MS)及び筋側索硬化症(ALS)のような脱髄性疾患;末梢神経障害、例えば、糖尿病及び化学療法誘発神経障害;及びヘルペス後神経痛、三叉神経神経痛、分節性又は肋間神経痛及び他の神経痛;及び、脳梗塞、くも膜下出血又は脳浮腫のような急性又は慢性脳血管傷害による脳血管障害;から成る群より選択される障害又は状態を治療する方法であって、前記哺乳動物へ、こうした障害又は状態を治療することにおいて有効である量の、請求項1から16のいずれかに記載の化合物又はそれらの薬学的に許容できる塩を投与することを含んでなる方法。
【請求項20】
ヒトを含む哺乳動物における、睡眠障害、不眠症、薬剤関連不眠、REM睡眠障害、過剰睡眠 、ナルコレプシー、睡眠−覚醒周期障害、睡眠時無呼吸症候群、睡眠時異常行動、不穏下肢症候群、時差ぼけ、周期性四肢運動障害、改変睡眠構築、及びシフト作業及び不規則作業時間に関連した睡眠障害、から成る群より選択される障害又は状態を治療する方法であって、前記哺乳動物へ、こうした障害又は状態を治療することにおいて有効である量の、請求項1から16のいずれかに記載の化合物またはそれらの薬学的に許容できる塩を投与することを含んでなる方法。
【請求項21】
ヒトを含む哺乳動物における、うつ病のような気分障害、あるいはより特別には抑うつ障害、例えば、単一偶発性又は再発性大うつ病障害、気分変調性障害、抑うつ性神経症及び神経症性うつ病、憂うつ病(拒食症、体重減少、不眠症、早朝歩行及び精神運動遅滞を含む)、異型うつ病(又は反応性うつ病)(食欲増進、過剰睡眠、精神運動激昂又は被刺激性、季節的感情障害及び小児うつ病を含む);あるいは双極性障害又は躁うつ病、例えば、双極性I障害、双極性II障害及び循環病;行為障害及び破壊的行動障害;広場恐怖症を伴うか又は伴わないパニック障害、パニック障害の病歴なしの広場恐怖症、特定の恐怖症、例えば、特定の動物恐怖症、社会不安障害、社交恐怖症、強迫性障害、ストレス障害(外傷後ストレス障害及び急性ストレス障害を含む)のような不安障害、及び全般性不安障害;境界人格異常;精神分裂病及び他の精神異常、例えば、分裂病様障害、分裂情動性障害、妄想性障害、短期精神病性障害、共有精神病性障害、妄想又は幻覚を伴った精神病性障害、不安の精神病性挿入、精神病に関連した不安、重度大うつ病障害のような精神病性気分障害;急性躁病及び双極性障害に関連したうつ病のような精神病性障害に関連した気分障害、精神分裂病に関連した気分障害;精神薄弱、自閉性障害及び行為障害に関連した行動傷害;から選択される障害又は状態を治療する方法であって、前記哺乳動物へ、こうした障害又は状態を治療することにおいて有効である量の、請求項1から16のいずれかに記載の化合物またはそれらの薬学的に許容できる塩を投与することを含んでなる方法。

【公表番号】特表2007−506729(P2007−506729A)
【公表日】平成19年3月22日(2007.3.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−527505(P2006−527505)
【出願日】平成16年9月13日(2004.9.13)
【国際出願番号】PCT/IB2004/003015
【国際公開番号】WO2005/030703
【国際公開日】平成17年4月7日(2005.4.7)
【出願人】(503181266)ワーナー−ランバート カンパニー リミテッド ライアビリティー カンパニー (167)
【Fターム(参考)】