説明

コンテナ物流処理方法及び装置

【課題】 コンテナ船から荷役されるコンテナを迅速に処理しながら、同時にコンテナの物的流通がより円滑になされるようにする。
【解決手段】 コンテナ物流処理方法は、コンテナ船に積載されたコンテナを荷役手段によって荷役しながら、荷役手段から発信されるコンテナの情報を受信するコンテナ情報受信段階と;コンテナの情報を発信した荷役手段に移送手段を移動させてコンテナが搭載されるようにする移送手段移動段階と;受信されたコンテナの情報を分析して、移送手段に搭載されたコンテナを積載手段に移動させて保管するのか、又は搬出入手段に移動させて外部に搬出するのかを判断する保管可否判断段階と;コンテナの保管可否判断によって選択された位置に移送手段を移動させてコンテナを移送するコンテナ移送段階とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンテナ船から荷役されるコンテナを迅速に処理しながら、同時にコンテナの物的流通がより円滑になされるようにするコンテナ物流処理方法及び装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般的に、コンテナは、貨物を能率的で経済的に輸送するために使用する箱形容器をいうもので、その長さと高さがお互い異なる多様な種類で構成されており、長さが20ftや40ftのコンテナが主に使用されている。
【0003】
このようなコンテナは、コンテナターミナルという特定の場所的設備に積載されるのだが、この場所は、港の前に位置しており、ここに大量のコンテナを積載した後、船積みをするのである。
【0004】
そして、前記のコンテナは、その長さは同じであるが、高さがお互い異なる多様な種類から構成され、その一例として、40フィートドライコンテナと40フィートハイキュービックドライコンテナは、長さは同じであるが、ドライコンテナは高さが2.4m程度で、ハイキュービックドライコンテナはその高さが2.7m程度になるので、0.3mに該当する高さの差を有する。
【0005】
図49は、従来のコンテナターミナルを示した概略的な斜視図である。
【0006】
図49に図示されているように、コンテナターミナル100は、港湾に設置され、接岸されるコンテナ船200からコンテナ300をガントリークレーン400で搬出した後、トレーラーなどでコンテナ野積場500に移送して積載するように構成されるものである。
【0007】
そして、前記コンテナ野積場500に積載されたコンテナ300、あるいはトレーラーによって外部から搬入されるコンテナ300をガントリークレーン400で移し、前記ガントリークレーン400を介してコンテナ船200に船積みするように構成されるものである。
【0008】
ところが、前記のように大量のコンテナがガントリークレーンとトレーラーによって移送され、コンテナ船に移送されたり荷役されることによって、前記コンテナ船から荷役されるコンテナやコンテナ野積場から前記コンテナ船に船積みされるコンテナを迅速に処理することができないという問題点があった。
【0009】
また、前記のようにコンテナをコンテナ野積場に何の区分もなしに野積することによって、コンテナの長さと搬出時期に従いより合理的に処理することができず、前記コンテナの保管及び搬出を円滑に行うことができないという問題点があった。
【0010】
また、前記コンテナをガントリークレーンに移送するトレーラーは、運転者によって運転される一般的な運送手段なので、このような運送手段の合理的な制御及び運転管理が円滑になされず、コンテナの荷役及び船積み作業に多大なる差し支えが発生するという問題点があった。
【0011】
また、前記のような全体的な問題点のため、コンテナの物的流通、つまり物流が滑らかに行われず、コンテナターミナルの運用中に多大なる人的及び物的資源の浪費が誘発される実情である。
【0012】
前記のように、大量のコンテナをターミナルに積載するためには、ターミナル自体が大変広くなければならず、この広い敷地を適切に確保するのが大変難しいだけでなく、敷地が広いとしても、効率的な積載を遂行することができないという問題点があった。
【0013】
また、コンテナが広い敷地に散在して積載されることによって、積載されたコンテナが船舶と遠く離れていてる場合、このコンテナを船舶まで移動させるために多大なる移動設備と人力が付加的に所要されるという問題点があった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
そこで、本発明は、前記のような従来の諸般問題点を解消するために案出されたもので、その目的は、コンテナ船から荷役されるコンテナを迅速に処理しながら、同時にコンテナの物的流通がより円滑になされるようにすることにある。
【0015】
また、本発明の別の目的は、コンテナの長さと搬出時期に従いより合理的に処理され、前記コンテナの保管及び搬出がより円滑になされるようにすることにある。
【0016】
また、本発明の別の目的は、コンテナの移送手段の制御がより円滑になされ、前記コンテナの移動がより迅速になされるようにすることにある。
【0017】
また、本発明の別の目的は、コンテナのより安定的で円滑な移動がなされ、前記コンテナの外部への搬出入が容易になされるようにすることにある。
【0018】
また、本発明の別の目的は、お互い異なる長さを有するコンテナが自動台車に円滑に搭載され、前記自動台車の電源供給が容易になされるようにすることにある。
【0019】
また、本発明の別の目的は、簡単な構造で、狭い面積に大量のコンテナを容易に積載することができるようにし、コンテナの着脱と移動が円滑になされるようにすることにある。
【0020】
また、本発明の別の目的は、コンテナの水平移動時に、重心の変化によって発生する傾き及び移動不良が適切に防止されるようにすることにある。
【0021】
また、本発明の別の目的は、油圧駆動によって昇下降作動がより精密になされながら、前記コンテナの昇下降が適切に案内されるようにすることにある。
【0022】
また、本発明の別の目的は、コンテナの実質的な昇降駆動がなされる各々のシリンダーに、下降のための油体供給をする配管が、前記シリンダーと一緒に移動する可動型の複動式に構成されることによって、長時間の繰り返し使用による漏油現象や別途設置空間の抵抗を受けなくなり、また制作の容易性及び伸縮の正確性を図ることができ、機器の性能及び信頼性をより向上させることができるようにすることにある。
【0023】
また、本発明の別の目的は、簡単な構造でコンテナを昇下降させるケージが所定の位置に精密に固定されるようにすることにある。
【0024】
また、本発明の別の目的は、コンテナをホールディングするホルダー部の高さ調節がなされるようにして、高さの差を有する多様なコンテナのホールディングが容易になされるようにすることにある。
【0025】
また、本発明の別の目的は、積載手段でコンテナの積載及び放出が最短時間で合理的になされると同時に、空いた積載室の発生が防止されるようにすることにある。
【0026】
また、本発明の別の目的は、一側の昇降路に具備されるトラブリングが積載室を通って他側の昇降路に進入するのを防止しながら、多様な大きさのコンテナが円滑に積載されるようにすることにある。
【0027】
また、本発明の別の目的は、多様な大きさのコンテナが外部から鉄骨積載設備の内部に円滑に進入されるようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0028】
前記のような目的を達成するために、本発明によるコンテナの物流処理方法は、コンテナ船に積載されたコンテナを荷役手段によって荷役しながら、前記荷役手段によって発信される前記コンテナの情報を受信するコンテナ情報受信段階と;前記コンテナの情報を発信した前記荷役手段に移送手段を移動させて前記コンテナが搭載されるようにする移送手段移動段階と;前記受信されたコンテナの情報を分析して、前記移送手段に搭載されたコンテナを積載手段に移動させて保管するのか、もしくは搬出入手段に移動させて外部に搬出するのかを判断する保管可否判断段階と;前記コンテナの保管可否判断によって選択された位置に前記移送手段を移動させて前記コンテナを移送するコンテナ移送段階と;を含んで成ることを特徴とする。
【0029】
また、前記保管可否判断段階によって前記コンテナの保管が選択されたら、前記積載手段で前記コンテナが積載される位置を選定する積載位置選定段階を更に含むことを特徴とする。
【0030】
また、前記保管可否判断段階の次に、前記荷役手段から前記保管可否判断によって選択された位置まで移動できる経路のうち、最短経路を分析して選定する最短経路選定段階を更に含むことを特徴とする。
【0031】
また、前記移送手段移動段階で、前記移送手段は、前記荷役手段から最短距離に位置した移送手段が選択されることを特徴とする。
【0032】
また、前記積載位置選定段階で、前記積載手段に積載される位置は、前記コンテナの長さと搬出時期によって定まることを特徴とする。
【0033】
また、前記コンテナの長さによってお互い異なる積載手段に積載し、前記コンテナの搬出時期が遅いものより、相対的にその搬出時期が早いものを前記搬出入手段の近くに積載することを特徴とする。
【0034】
また、前記移送手段の制御は、無線送受信によってなることを特徴とする。
【0035】
前記のような目的を達成するために、本発明によるコンテナの物流処理方法は、コンテナ船に船積みするコンテナの情報が荷役手段から受信されるコンテナ情報受信段階と;前記受信された情報に該当するコンテナの位置を確認するコンテナ位置確認段階と;前記確認されたコンテナの位置に該当する場所に移送手段を移動させて前記コンテナが搭載されるようにする移送手段移動段階と;前記コンテナの搭載された移送手段を前記荷役手段に移動させ、前記コンテナを前記コンテナ船に船積みするコンテナ船積み段階と;を含んで成ることを特徴とする。
【0036】
また、前記移送手段移送段階で、前記移送手段は、前記コンテナの位置に該当する場所から最短距離に位置した移送手段が選択されることを特徴とする。
【0037】
また、前記移送手段移動段階の次に、前記コンテナの位置に該当する場所から前記荷役手段まで移動できる経路のうち、最短経路を分析して選定する最短経路選定段階を更に含むことを特徴とする。
【0038】
前記のような目的を達成するために、本発明によるコンテナの物流処理装置は、コンテナ船からコンテナを荷役する荷役手段と;前記荷役手段によってコンテナ船から荷役されるコンテナと外部から搬入されるコンテナを積載する積載手段と;前記荷役手段と前記積載手段の間で前記コンテナを移送する移送手段と;前記荷役手段からコンテナ船に船積み及び搬出するコンテナ情報の入力を受けて前記コンテナの積載可否と現在の位置を判断した後、前記コンテナを処理するように前記移送手段の移動を制御する中央制御手段と;を含むことを特徴とする。
【0039】
また、前記積載手段を通過して前記移送手段が到達し、コンテナを外部に搬出したり搬入する搬出入手段を更に含むことを特徴とする。
【0040】
また、前記移送手段は、前記荷役手段の下部から前記積載手段にかけて設置される移動線路と、前記移動線路に沿って自動的に移動する多数の自動台車とで構成されることを特徴とする。
【0041】
また、前記移動線路は、前記荷役手段の下部に垂直に設置される多数の垂直線路と、各々の前記垂直線路に一対が交差された状態で連結され、前記積載手段まで繋がるように設置される交差線路と、前記交差線路の端部が延長され、前記積載手段を貫通した後、貫通した端部が少なくとも一つ以上の場所に集まるように設置される集合線路とで構成されることを特徴とする。
【0042】
また、前記交差線路の交差部位と前記集合線路の端部に、前記中央制御手段の制御によって回転して前記線路を変更する線路回転部が設置されることを特徴とする。
【0043】
また、前記線路回転部は、前記交差線路の交差部位と前記集合線路が集まる場所に設置され、前記線路と接する連結線路を上面に有する円形テーブルと、前記円形テーブルの下面中央に装着される回転軸と、前記回転軸の下端を回転可能に支持するベースと、前記中央制御手段と電気信号上で連結され前記円形テーブルを回転駆動させる回転駆動部とで構成されることを特徴とする。
【0044】
また、前記円形テーブルの下面の周りに支持部が付着され、前記支持部の下面に当接して前記円形テーブルの回転を支持する支持ローラーが具備されることを特徴とする。
【0045】
また、前記搬出入手段は、前記集合線路の集まる場所の上部に、前記中央制御手段によって制御され、前記自動台車によって移動されるコンテナをトレーラーに搭載するローダで構成されることを特徴とする。
【0046】
また、前記ローダは、前記集合線路の端部の上部側に設置されるローダフレームと、前記ローダフレームに沿って移動する移動台車と、前記移動台車に具備され、コンテナを把持する多数のホルダー部と、前記中央制御手段と電気信号上で連結され、前記移動台車を駆動するローダ駆動部とで構成されることを特徴とする。
【0047】
また、前記自動台車は、四角い枠型に形成される本体と、前記本体の下部に回転可能に装着される多数の車輪と、前記車輪の両端に装着される輪と、前記車輪を回転させる台車駆動部と、前記台車駆動部を制御する台車制御部と、前記台車駆動部と電気信号上で連結され、前記中央制御手段と送受信する無線送受信機とで構成されることを特徴とする。
【0048】
また、前記自動台車の上面に搭載される大型コンテナの下面の角の部位が挿入されるように、前記台車フレームの上面に多数の固定突起が付着されることを特徴とする。
【0049】
また、前記台車駆動部に電源を供給するように前記台車フレームに充電バッテリーが設置されることを特徴とする。
【0050】
また、前記自動台車の上面に搭載される小型コンテナの下面の角の部位が挿入されるように、前記固定突起の内側の前記台車フレームの上面に前記固定突起の高さより相対的に低い挿入突起が付着されることを特徴とする。
【0051】
また、前記積載手段は、垂直の多層構造をなすように多数の積載室が形成され、各層の前記積載室の内部両側に横行レールが形成され、垂直方向に形成された昇降路が具備される鉄骨構造体と;前記積載室の横行レールと対応する相対横行レールが形成され、前記昇降路に具備されるケージと;前記ケージの内部に一緒に具備され、コンテナの上部側に結合されたり、分離されて前記横行レール及び相対横行レールに沿って横行駆動されるトラブリングと;前記鉄骨構造体の上端部に設置され、前記ケージを前記昇降路に沿って昇降させる昇降駆動部と;で構成されることを特徴とする。
【0052】
また、前記トラブリングは、前記ケージに本体が具備され、前記本体の両側に多数の駆動ローラーが具備され、前記駆動ローラーは、前記本体に装着された駆動モーターと連携され、前記相対横行レールに沿ってころがり接触運動をするように構成された横行駆動部と;前記本体の底面部に形成され、コンテナの上部側の長孔に結合されたり、分離されるように具備されたホルダー部と;で構成されることを特徴とする。
【0053】
また、前記横行レールと相対横行レールが一致した状態で、前記ケージが前記鉄骨構造体に固定されるようにする固定部が具備されることを特徴とする。
【0054】
また、前記昇降駆動部は、前記鉄骨構造体の上端部に設置された油圧モーターと、前記油圧モーターによって駆動される駆動プーリと、前記駆動プーリによって巻き取られ、前記ケージと連結されるワイヤーロープとで構成されることを特徴とする。
【0055】
また、前記昇降路に垂直に多数のガイドレールが設置され、前記ガイドレールに当接するように前記ケージの外側に多数のローラーが回転可能に設置されることを特徴とする。
【0056】
また、前記昇降駆動部は、下方開口型に形成され、上部側に第1上部流入口を有する下部固定シリンダーと;前記下部固定シリンダーの上部を貫通して挿入され、内部には上、下に開放された第1中央通路と第1上部フランジ及び第1ピストンによって上、下部が塞がった第1内部通路が形成され、前記第1内部通路の上、下側方向に第1下部流入口及び第1上部吐出口の形成された下部作動ロードと;前記下部作動ロードと下部固定シリンダーの間に形成され、前記下部固定シリンダーの第1上部流入口と下部作動ロードの第1下部流入口と通じる第1外部通路と;前記下部作動ロードと連通するように、第1上部フランジの上部側に一体で下方開口型に形成され、上部側に第2上部流入口の形成された上部可動シリンダーと;前記上部可動シリンダーの上部を貫通して挿入され、内部には、第2上部フランジによって上部が塞がり下部に解放された第2中央通路と、前記第2上部フランジ及び第2ピストンによって上、下部が塞がった第2内部通路が形成され、前記第2内部通路の上、下側方向に第2下部流入口と塞がった第2上部吐出口が形成され、前記ケージと連結される上部作動ロードと;前記上部作動ロードと上部可動シリンダーの間に形成され、前記上部可動シリンダーの第2上部流入口と上部作動ロードの第2下部流入口と通じる第2外部通路と;前記下部固定シリンダーの第1上部流入口に一端が連結され、他側端は油圧ポンプを含む外部油体タンクと連結された第1供給管と;前記下部作動ロードの第1上部吐出口に一端が連結され、他側端は上部可動シリンダーの第2上部流入口に連結された第2供給管と;で構成されることを特徴とする。
【0057】
また、前記第1供給管及び第2供給管と下部作動ロード及び上部作動ロードの第1内部通路及び第2内部通路は、第1供給管及び第2供給管を介して供給される油体量と、前記下部作動ロード及び上部作動ロードの第1内部通路及び第2内部通路を介して供給される油体量が相互同一に形成されることを特徴とする。
【0058】
また、前記下部固定シリンダー及び上部可動シリンダーの第1上部栓及び第2上部栓の端部が、上部固定シリンダー及び上部可動シリンダーの第1上部流入口及び第2上部流入口の上部側で、ほぼ半分ほど干渉されるように延長されて形成され、その残り半分ほどの間隔で、下部作動ロード及び上部作動ロードの第1ピストン及び第2ピストンが、下部固定シリンダー及び上部可動シリンダーの底面から離隔されるように構成されることを特徴とする。
【0059】
また、前記第2上部フランジの上面に駆動プーリが設置され、前記駆動プーリに巻かれるワイヤーロープが前記ケージと連結され、前記駆動プーリの一側の上、下にガイドローラーが設置され、前記昇降路の垂直方向に形成されたガイドレールに沿ってころがり接触されるように構成されることを特徴とする。
【0060】
また、前記固定部は、前記ケージに作動シリンダーが具備され、前記作動シリンダーのロードに挿入棒が一体に形成され、前記シリンダーの作動によって前記挿入棒を前記ケージの外側に前後進させる固定作動部と;前記積載室に相応して前記鉄骨構造体に多数形成され、前記挿入棒が固定されるようにする挿入固定部と;で構成されることを特徴とする。
【0061】
また、前記挿入固定部は、前記昇降路に対応する前記積載室の各先端に付着される固定具と、前記挿入棒が挿入されるように前記固定具に形成される挿入孔とで構成されることを特徴とする。
【0062】
また、前記挿入固定部は、前記昇降路に対応する前記積載室の各先端に付着されるガイド固定具と、前記挿入棒がガイドされて挿入されるように前記ガイド固定具に形成される楔溝とで構成されることを特徴とする。
【0063】
また、前記挿入孔は、垂直方向に長く形成された長孔でありながら、上部に向かうほど前記挿入棒の直径より相対的にその直径が漸次大きくなることを特徴とする。
【0064】
また、前記挿入棒が前記楔溝に当接した状態で滑らかに案内されるように、前記挿入棒の端部に回転可能にローラーが装着されることを特徴とする。
【0065】
また、前記挿入棒がスライディング可能に移動するように前記挿入棒を囲むスライディング管が具備され、前記スライディング管と前記ケージの内部面の間に多数の支持台が付着されることを特徴とする。
【0066】
また、前記トラブリングの角の部位に、各々下方に油圧シリンダーが設置され、前記油圧シリンダーのロードの端部に前記ホルダー部を有するスプレッダーが装着され、前記油圧シリンダーの作動で前記スプレッダーが上下に移動し、前記スプレッダーの移動によって前記ホルダー部の高さを調節する高さ調節部が更に具備されることを特徴とする。
【0067】
また、前記油圧シリンダーの一側に、前記トラブリングに貫通され、前記スプレッダーに固定されるガイド棒が具備されることを特徴とする。
【0068】
また、前記ガイド棒の上端の周りに引っ掛かり溝が形成され、前記引っ掛かり溝に嵌まって前記ガイド棒を固定するように、前記トラブリングにストッパーが具備されることを特徴とする。
【0069】
また、前記ストッパーは、相互対応する一対の前記引っ掛かり溝に同時に嵌るように嵌り溝を両端に有し、前記トラブリングの上面に具備される停止プレートと、前記停止プレートの下部に、前記停止プレートを一側に移動させるストッパー油圧シリンダーとで構成されることを特徴とする。
【0070】
また、前記停止プレートの内側に離隔されるように一対の間隔調節孔が形成され、前記間隔調節孔に垂直に挿入され、前記停止プレートの移動間隔を調節する調節棒が前記トラブリングの上面に具備されることを特徴とする。
【0071】
また、前記トラブリングに前記ガイド棒を囲むようにガイド管が具備されることを特徴とする。
【0072】
また、前記鉄骨構造体には、前記昇降路の両側に前記積載室が少なくとも二つ以上具備され、対応する層が相互連通するように前記鉄骨構造体が多数結合されて鉄骨積載設備が形成され;前記鉄骨構造体の一側の昇降路から他側昇降路まで前記トラブリングが移動可能に具備されることを特徴とする。
【0073】
また、前記トラブリングが他側昇降路に進入するのを防止するように進入防止部が更に具備されることを特徴とする。
【0074】
また、前記鉄骨積載設備は、お互い異なる大きさのコンテナが受容される前記鉄骨構造体が相互結合されて構成されることを特徴とする。
【0075】
また、前記進入防止部は、相互連通された前記積載室の内部両端に相互逸れるように一対で設置される安全突起と、前記トラブリングの近くにある前記安全突起を通りすぎて遠くに離れている前記安全突起と当接するように各々の前記トラブリングに一対で設置される停止ブラケットとで構成されることを特徴とする。
【0076】
また、前記安全突起は緩衝がなされるようにゴム材質で形成されることを特徴とする。
【0077】
また、前記鉄骨積載設備の両側に、前記昇降路にコンテナを進入させるコンテナ進入部が具備されることを特徴とする。
【0078】
また、前記コンテナ進入部は、各々の前記昇降路の下端外側に設置される進入レールと、前記進入レールに沿って移動されるように具備される台車と、前記進入レールの外端と直交しており、かつその上側に設置される上部レールと、前記上部レールに沿って移動しながら前記台車にコンテナを積むように具備される積載ローダとで構成されることを特徴とする。
【0079】
また、前記積載ローダは、前記上部レールに沿って移動する移動台車と、前記移動台車の下部に具備される固定フレームと、前記固定フレームに多様な大きさのコンテナをホールディングするように具備される多数のホルダー部とで構成されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0080】
上述したように、本発明は、コンテナ船から荷役されるコンテナを迅速に処理し、コンテナの物的流通がより円滑に行なわれ、大量のコンテナが迅速かつ正確で、合理的に処理されるという効果を有する。
【0081】
また、本発明は、コンテナの長さと搬出時期に従いより合理的に処理され、前記コンテナの保管及び搬出がより円滑になされるという効果を有する。
【0082】
また、本発明は、コンテナの移送手段の制御がより円滑になされ、前記コンテナの移動がより迅速になされるという効果を有する。
【0083】
また、本発明は、コンテナのより安定的で円滑な移動がなされ、前記コンテナの外部への搬出入が容易になされ、前記コンテナの搬出及び搬入がより迅速で正確になされるという効果を有する。
【0084】
また、本発明はお互い異なる長さを有するコンテナが自動台車に円滑に搭載され、かつ前記自動台車の電源供給が容易になされ、前記自動台車の安定的な作動がなされるという効果を有する。
【0085】
また、本発明は、簡単な構造で、狭い面積に大量のコンテナを容易に積載することができ、また積載手段の制作及び設置が簡便で、操作が容易で、コンテナの効率的な積載がなされるという効果を有する。
【0086】
また、本発明は、簡単な構造で、コンテナの着脱と移動が円滑になされ、コンテナの積載作業が安定的になされ、かつコンテナの水平移動時に重心の変化によって発生する傾き及び移動不良が適切に防止されるという効果を有する。
【0087】
また、本発明は、昇降駆動部の実質的な昇降駆動がなされる各々のシリンダーに下降のための油体供給をする配管が、前記シリンダーと一緒に移動する可動型の複動式に構成されることによって、長時間繰り返し使用による漏油現象や別途設置空間の抵抗を受けなくなり、また制作の容易性及び伸縮の正確性を図れ、機器の性能及び信頼性をより向上させることができるという効果を有する。
【0088】
また、本発明は、簡単な構造で、コンテナを昇下降させるケージが所定の位置に適切に固定され、コンテナのより安定的で正確な積載がなされ、積載中に重心の変化によるケージとコンテナの機器に対する衝突を未然に防止することができ、これによる損傷及び積載不能が未然に防止されるという効果を有する。
【0089】
また、本発明は、コンテナをホールディングするホルダー部の高さ調節がなされるようにして、高さの差を有する多様なコンテナに適用され、コンテナの高さの差に関係なく、多様なコンテナの積載がなされ、設備の適用範囲及び活用範囲が著しく広くなるという効果を有する。
【0090】
また、本発明はコンテナの積載及び放出が最短時間に合理的になされながら、同時に空いた積載室の発生が防止されることによって、コンテナの積載効率が著しく増進され、かつ大量のコンテナを短時間で積載及び放出することができるという効果を有する。
【0091】
また、本発明は、一側の昇降路に具備されるトラブリングが、積載室を通って他側の昇降路に進入されるのが防止され、他側昇降路を介したトラブリングの墜落が未然に防止されるという効果を有する。
【0092】
また、本発明は、多様な大きさのコンテナが円滑に積載され、より効率的な積載がなされながら空間の活用性が著しく増進され、適用範囲が拡大されるという効果を有する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0093】
以下、添付の図面を参照して本発明の好ましい実施例を詳細に説明する。
【0094】
図1は、本発明による処理方法を示したフローチャートで、図2は、図1による処理過程を示したブロック図である。
【0095】
図1と図2に図示されているように、コンテナ物流処理方法は、荷役手段から荷役されるコンテナの情報を受信するコンテナ情報受信段階(S1)と、前記荷役手段に移送手段を移動させる移送手段移動段階(S2)と、前記コンテナの保管可否を判断する保管可否判断段階(S3)と、積載手段で前記コンテナが積載される位置を選定する積載位置選定段階(S4)と、前記積載位置と前記荷役手段の間で最短経路を選定する最短経路選定段階(S5)と、前記選定された経路によってコンテナを移送するコンテナ移送段階(S6)とで成る。
【0096】
前記コンテナ情報受信段階(S1)は,コンテナ船に積載されたコンテナを荷役手段によって荷役しながら、前記荷役手段から発信される前記コンテナの情報を受信する段階をいう。
【0097】
このガントリークレーンのような荷役手段に搭乗したクレーン作業者によって、荷役しているコンテナの情報が発信されたら、この情報を中央制御手段が受信する段階をいう。
【0098】
また、前記移送手段移動段階(S2)は、コンテナ船から荷役するコンテナの情報を発信した荷役手段に移送手段を移動させ、前記荷役手段によって前記コンテナが搭載されるようにする段階をいう。
【0099】
これは、荷役されるコンテナを搭載するために、移送手段を中央制御手段が制御して、前記コンテナを荷役する荷役手段に前記移送手段が位置されるようにするのである。
【0100】
また、前記保管可否判断段階(S3)は、受信されたコンテナの情報を分析して、移送手段に搭載されたコンテナを積載手段に移動させて保管するのか、または搬出入手段に移動させて外部に搬出するのか判断する段階をいう。
【0101】
これは、中央制御手段が荷役手段に移動してコンテナを搭載した移送手段の移送位置を選定するために、受信されたコンテナの情報から、前記コンテナを保管するのか、あるいはすぐに外部に搬出するのか判断する段階をいう。
【0102】
また、前記積載位置選定段階(S4)は、保管可否判断段階(S3)によってコンテナの保管が選択されたら、積載手段で前記コンテナが積載される位置を選定する段階をいう。
【0103】
これは、中央制御手段に受信されたコンテナの情報から、前記コンテナの保管が選択されたら、前記中央制御手段が積載手段の情報の入力を受け、前記積載手段で前記コンテナが積載される位置を選定する段階をいう。
【0104】
また、前記最短経路選定段階(S5)は、保管可否判断段階(S3)の次に、荷役手段から保管可否判断によって選択された位置まで移動できる経路のうち、最短経路を分析して選定する段階をいう。
【0105】
これは、移送手段によるコンテナの移送距離を最小化して、より迅速にコンテナを積載手段に積載するために、前記コンテナが荷役されて前記移送手段に搭載される荷役手段から積載手段までの最短経路を選定する段階をいう。
【0106】
また、前記コンテナ移送段階(S6)は、コンテナの保管可否の判断によって選択された位置に前記コンテナの搭載された移送手段を移動させ、前記コンテナを移送する段階をいう。
【0107】
これは、前記コンテナの保管可否の判断によって前記コンテナの保管が選択されたら、前記コンテナを積載手段に移動させ、前記コンテナの保管可否の判断によって前記コンテナの保管が選択されなかったら、前記コンテナを搬出入手段に移動させ、前記コンテナが前記搬出入手段によってトレーラーに載せられ外部に搬出されるようにするのである。
【0108】
また、前記移送手段移動段階(S2)で、移送手段は、荷役手段から最短距離に位置した移送手段が選択されるのだが、これは前記移送手段が前記荷役手段により迅速に移動されるようにする。
【0109】
また、前記積載位置選定段階(S4)で、積載手段に積載される位置は、荷役されたコンテナの長さと搬出時期によって決まるのだが、これは前記コンテナの大きさ、例えば20ftと40ftの長さを有するコンテナを区分して積載したり、搬出時期の早いコンテナは前記積載手段から容易に排出できるようにする。
【0110】
また、前記コンテナの長さによってお互い異なる積載手段に積載をし、前記コンテナの搬出時期が遅いものより、相対的にその搬出時期が早いものを前記搬出入手段の近くに積載するのだが、これは多様な種類のコンテナを区分して積載することによって、取扱い及び管理を容易にし、搬出時期が早いものを前記搬出入手段の近くに積載することによって、より迅速な搬出がなされるようにする。
【0111】
また、前記移送手段の制御は、無線送受信によってなされるのだが、これは荷役手段から積載手段と搬出入手段へと移動される前記移送手段の制御がより円滑になされるようにする。
【0112】
従って、本コンテナ物流処理方法は、コンテナ船から荷役されるコンテナが迅速でありながら正確で合理的に処理されるようにする方法である。
【0113】
図3は、図1による処理過程を示した順序図である。
【0114】
図3に図示されているように、港湾に設置されるガントリークレーンなどの荷役手段が、コンテナ船に積まれているコンテナを港湾に荷役しながら前記コンテナの情報を発信し、この発信される前記コンテナの情報を中央制御手段が受信する(S1)。
【0115】
前記荷役されるコンテナの情報を受信した中央制御手段は、前記コンテナの情報を発信した荷役手段から最近距離に位置した移送手段を選定して前記荷役手段に移動させ、前記荷役手段によって荷役される前記コンテナが前記移送手段に搭載されるようにする(S2)。
【0116】
前記移送手段にコンテナの搭載が完了されたら、中央制御手段は、前記コンテナの情報から前記コンテナを積載手段に保管するのか、外部に搬出するのかを判断する(S3)。
【0117】
前記中央制御手段の判断によって外部への搬出が選択されたら、コンテナの搭載された移送手段を搬出入手段に移動させ(S8)、前記搬出入手段は、到着した前記コンテナをトレーラーに載せて外部に搬出して終了する(S9)。
【0118】
また、前記中央制御手段の判断によって保管が選択されたら、前記中央制御手段は、積載手段から積載情報の入力をうけ、この情報を分析した後、移送手段に搭載されたコンテナの積載位置を選定する(S4)。
【0119】
前記中央制御手段によってコンテナの積載位置が選定されたら、前記中央制御手段は、前記コンテナを搭載した状態で移送手段が位置している荷役手段から前記積載位置に選定された積載手段までの移動経路のうち最短経路を選定する(S5)。
【0120】
そして、前記中央制御手段によって選定された最短経路に従い、前記中央制御手段がコンテナを搭載した移送手段を移動させ、前記コンテナが積載手段に移送されるようにする(S6)。
【0121】
前記コンテナが移送手段によって積載手段に移送されると、前記中央制御手段は、前記積載手段を制御して、予め選定された積載位置にコンテナを積載して保管し終了する(S7)。
【0122】
図4は、本発明による処理方法の他の実施例を示したフローチャートで、図5は、図4による処理過程を示したブロック図である。
【0123】
図4と図5に図示されているように、コンテナ物流処理方法は、コンテナ船に船積みされるコンテナの情報を受信するコンテナ情報受信段階(S10)と、受信されたコンテナの情報を分析してコンテナの位置を確認するコンテナ位置確認段階(S20)と、確認された位置に移送手段を移動させて前記コンテナを搭載する移送手段移動段階(S30)と、前記移送手段が移動する最短経路を選定する最短経路選定段階(S40)と、前記最短経路に従い前記移送手段を移動させて前記コンテナが船積みされるようにするコンテナ船積み段階(S50)とで成る。
【0124】
前記コンテナ情報受信段階(S10)は、コンテナ船に船積みするコンテナの情報を荷役手段から中央制御手段が受信する段階をいう。
【0125】
これは、コンテナ船に船積みするコンテナの情報を荷役手段が中央制御手段に発信すると、前記中央制御手段がこれを受信する段階をいう。
【0126】
また、前記コンテナ位置確認段階(S20)は、中央制御手段が受信した情報を分析して、該当するコンテナの位置を確認する段階をいう。
【0127】
これは、前記中央制御手段が、受信されたコンテナの情報を分析して、前記コンテナが積載手段に積載されているのか、でなければ搬出入手段を介して搬入されているのか、前記積載手段に積載されているのなら、その位置はどこであるのかを確認するものである。
【0128】
また、前記移送手段移動段階(S30)は、中央制御手段によってコンテナの位置を確認した後、確認された前記コンテナの位置に該当する場所に移送手段を移動させ、前記コンテナが搭載されるようにする段階をいう。
【0129】
これは、前記コンテナを搭載するために中央制御手段が前記コンテナのある位置に移送手段を移動させる段階をいう。
【0130】
この時、前記移送手段は、コンテナの位置に該当する場所から最短距離に位置するものを選択することによって、前記コンテナがより迅速に前記移送手段に搭載されるようにする。
【0131】
また、前記最短経路選定段階(S40)は、中央制御手段が、コンテナの位置に該当する場所から荷役手段まで移動することのできる経路のうち、最短経路を分析して選定する段階をいう。
【0132】
これは、前記中央制御手段がコンテナの位置した場所から荷役手段までの最短経路を分析して、より迅速に前記コンテナが前記荷役手段に到達するようにするのである。
【0133】
また、前記コンテナ船積み段階(S50)は、コンテナの搭載された移送手段を前記コンテナの位置した場所から荷役手段に移動させ、前記荷役手段によって前記コンテナをコンテナ船に船積みする段階をいう。
【0134】
従って、本コンテナ物流処理方法は、コンテナ船に船積みされるコンテナが迅速でありながら正確で合理的に処理されるようにする方法である。
【0135】
図6は、本発明による処理装置の概略的な平面図で、図7は、本発明による処理装置の概略的な縦断面図である。
【0136】
図6と図7に図示されているように、コンテナ物流処理装置は、コンテナ船Sからコンテナを荷役する荷役手段10と、前記荷役手段10の前方の港湾に設置される積載手段20と、前記荷役手段10と積載手段20の間に設置される移送手段30と、前記移送手段30を制御する中央制御手段40と、前記積載手段20の一側で前記移送手段30の端部に設置される搬出入手段50とで構成される。
【0137】
前記荷役手段10は、コンテナ船Sからコンテナを荷役するように、接岸施設の設置されるガントリークレーンのようなものである。
【0138】
また、前記積載手段20は、多数の積載室が設けられており、自らコンテナを積載する積載装置を有するもので、その下部を介して移送手段30によってコンテナが投入されたら、前記積載装置を介して前記コンテナを掴んで前記積載室に保管するように構成される。
【0139】
そして、前記積載手段20に設置される積載装置の駆動は、中央制御手段40によって制御される。
【0140】
また、前記移送手段30は、荷役手段10の下部から積載手段20を通過して搬出入手段50まで連結される移動線路31と、前記移動線路31に沿って中央制御手段40の制御によって自動的に移動する自動台車32とで構成される。
【0141】
そして、前記移動線路31は、荷役手段10の下部に、前記荷役手段10に垂直に設置される多数の垂直線路311と、前記垂直線路311と直交しながら相互交差して、前記垂直線路311から積載手段20まで設置される交差線路312と、前記交差線路312の端部が延長されて多数個が搬出入手段50で集まるように設置される集合線路313とで構成される。
【0142】
並びに、前記交差線路312の交差部位と集合線路313の集まる場所には線路回転部33が設置され、前記交差線路312と垂直線路311の連結部位には線路変換部34が具備されて構成される。
【0143】
前記移送手段30は、荷役手段10によって荷役されるコンテナや、搬出入手段50によって外部から流入されるコンテナ、または積載手段20に保管されていたコンテナを搭載して中央制御手段40による制御に従い所定の位置まで移動させる役割をする。
【0144】
つまり、前記移送手段30は、自動台車32がコンテナを搭載した状態で移動線路31に沿って荷役手段10及び積載手段20、そして搬出入手段50へと移動しながら前記コンテナを移送する役割をする。
【0145】
前記垂直線路311は、多数の荷役手段10に沿って自動台車32が移動することができるように設置されるもので、前記垂直線路311と連結される交差線路312は、前記自動台車32が前記垂直線路311から積載手段20の所定の位置へと適切に移動できるようにする。
【0146】
そして、前記集合線路313は、外部に搬出されたり、外部から搬入される自動台車32に載せられたコンテナが搬出入手段50で集まるようにするのである。
【0147】
前記自動台車32は、中央制御手段40と無線で送受信しながら、前記中央制御手段40の制御によってコンテナを搭載した状態で移動線路31に沿って自動的に移動することによって、前記コンテナを所定の場所に移送させる役割をする。
【0148】
そして、前記線路回転部33は、交差線路312に設置され、自動台車32を上面に搭載した状態で回転して前記交差線路312の線路変更がなされ、前記自動台車32の移動経路が円滑に変更されるようにするのである。
【0149】
並びに、前記線路回転部33は、集合線路313の端部に設置され、前記集合線路313に沿って移送されたコンテナを自動台車32と共に回転させて、前記コンテナが搬出入手段50を介してトレーラーに円滑に搭載されるようにしたり、前記トレーラーによって外部から搬入されたコンテナを前記搬出入手段50によって前記自動台車32に搭載した後に回転させて、前記集合線路313に沿って円滑に移動されるようにするのである。
【0150】
前記線路変換部34は、垂直線路311と交差線路312の当接する部位である前記垂直線路311の間の連結部位に設置され、線路の変更が円滑になされるようにする公知のものである。
【0151】
また、前記コンテナ船Sからコンテナが荷役される時、本コンテナ物流処理装置の作動を説明すると次のとおりである。
【0152】
前記荷役手段10によってコンテナ船Sからコンテナが荷役されながら、前記荷役手段10から中央制御手段40に前記コンテナの情報が発信されることになる。
【0153】
このように、前記コンテナの情報を受信した中央制御手段40は、情報を発信した荷役手段10から一番近くに位置している自動台車32を前記荷役手段10に移動させ、前記自動台車32が前記荷役手段10に到着すると、前記荷役手段10は、荷役しているコンテナを前記自動台車32に搭載することになる。
【0154】
そして、前記自動台車32にコンテナの搭載が完了されると、中央制御手段40は、前記コンテナの情報と積載手段20の情報を分析して、前記コンテナを積載するのか、でなければ搬出入手段50を介して外部に搬出するのかを決定することになる。
【0155】
前記中央制御手段40によって外部搬出が決定されたら、前記中央制御手段40によって選択された移動線路31に沿って積載手段20を貫通して搬出入手段50へと移動し、前記搬出入手段50は、前記中央制御手段40の制御によって前記自動台車32に搭載されて移送されたコンテナをトレーラーに載せて外部に搬出するのである。
【0156】
そして、前記中央制御手段40によって積載が決定されたら、前記中央制御手段40は、積載手段20の情報を分析して適切な積載位置を選定した後、この積載位置までの最短経路を選定し、この最短経路に該当する移動線路31に沿って自動台車32を移動させる。
【0157】
そして、前記積載手段20にコンテナを搭載した自動台車32が入ってくると、中央制御手段40は、前記積載手段20の積載装置を制御して前記コンテナを予め定めた積載位置に移動させて積載する。
【0158】
また、前記コンテナ船Sにコンテナを船積みする時は、荷役手段10が船積みするコンテナの情報を中央制御手段40に発信すると、これを受信した前記中央制御手段40は、前記コンテナの情報を分析し、前記コンテナの位置した場所を確認することになる。
【0159】
前記中央制御手段40によってコンテナの位置が確認されたら、その位置から最近距離にある自動台車32を移動させ、前記自動台車32が確認された位置に到達したら、前記自動台車32に前記コンテナを搭載した後、最短経路に選定された移動線路31に沿って情報を発信した荷役手段10まで移動させる。
【0160】
前記荷役手段10は、自動台車32が到着すると、これに搭載されたコンテナを持ち上げコンテナ船Sに船積みするのである。
【0161】
従って、本コンテナ物流処理装置は、コンテナ船Sに船積みされたり、前記コンテナ船Sから荷役されるコンテナを、迅速でかつ正確に処理するように構成される。
【0162】
図8は、本発明による自動台車の平面図で、図9は、図8の概略的な正断面図で、図10は、図8の概略的な側断面図である。
【0163】
図8及び図9と図10に図示されているように、コンテナ物流処理装置に具備される自動台車32は、コンテナの下面が載置されるように四角い形状でなった本体321と、前記本体321の下面に回転可能に設置される多数の車輪322と、前記車輪322の両端に装着される輪323と、前記輪323を駆動する台車駆動部324とで構成される。
【0164】
そして、前記台車駆動部324の一側に台車制御部325が具備され、前記台車制御部325の一側には無線送受信機326が装着され、前記本体321の上面に、お互い長さの異なるコンテナが固定されるように相互高さの差を有する固定突起327と挿入突起329とが付着され、前記台車駆動部324の一側に充電バッテリー328が設置されて構成される。
【0165】
前記台車駆動部32は、無線送受信機326で受信される中央制御手段の制御信号を台車制御部325が分析して台車駆動部324を駆動し、車輪322を回転させ、輪323が回転することによって、移動線路に沿って移動するのである。
【0166】
そして、前記自動台車32は、移動線路に沿って移動しながら随時現在の位置を台車制御部325が感知し、この感知された情報を無線送受信機326を介して中央制御手段に発信して、前記中央制御手段が前記自動台車32の現在の位置を円滑に認知することができるようにする。
【0167】
前記固定突起327は、大型のコンテナ、例えば40ft長さのコンテナの下面の角の部位が挿入されて固定されるようにするものである。
【0168】
そして、前記挿入突起329は、固定突起327より相対的に低く位置しながら、前記固定突起327の内側の本体321の上面に付着され、小型のコンテナ、例えば20ft長さのコンテナの下面の角の部位が挿入されて固定されるようにする。
【0169】
従って、前記自動台車32は、本体321の上面に固定突起327と挿入突起329が高さの差を有した状態で付着され、大型及び小型コンテナを兼用で搭載することができるようになる。
【0170】
前記充電バッテリー328は、台車駆動部324の一側に具備され、前記台車駆動部324に電源を供給することによって、自動台車32が別途の電力線の連結なしで、自由に移動することができるようにする。
【0171】
図11は、本発明による線路回転部の平面図で、図12は、図11のA−A線の断面図で、図13は、図11のB−B線の断面図である。
【0172】
図11及び図12と図13に図示されているように、コンテナ物流処理装置に具備される線路回転部33は、連結線路331を上面に有する円形テーブル332と、前記円形テーブル332の下面の中央に装着される回転軸333と、前記回転軸333を回転可能に支持するベース334と、前記円形テーブル332を回転させる回転駆動部335とで構成される。
【0173】
そして、前記円形テーブル332の下面の周りに支持部336が付着され、前記支持部336の下面に多数の支持ローラー337が具備されて構成される。
【0174】
前記線路回転部33は、交差線路の交差部位と集合線路の端部に設置されるもので、中央制御手段の制御によって回転駆動部335が駆動されて円形テーブル332を回転させると、前記交差線路と集合線路とが前記円形テーブル332の上面に具備される連結線路331と連結されたり、分離されることによって、交差部位の線路変更がなされるようにして、自動台車に搭載されたコンテナの方向転換がなされるようにする。
【0175】
前記ベース334は、円形テーブル332が固定された回転軸333を支持する役割をするもので、前記円形テーブル332の下面の周りに具備される支持部336と支持ローラー337は、前記円形テーブル332の回転を安定的に支持する役割をする。
【0176】
図14は、本発明による搬出入手段の概略的な縦断面図である。
【0177】
図14に図示されているように、コンテナ物流処理装置に具備される搬出入手段50は、自動台車によって集合線路に沿って移動されたコンテナを掴みあげて移動させるローダ51で構成される。
【0178】
そして、前記ローダ51は、集合線路の端部の線路回転部33の上部に具備されるローダフレーム52と、前記ローダフレーム52に沿ってローダ駆動部55によって移動される移動台車53と、前記移動台車53に装着される多数のホルダー部54とで構成される。
【0179】
前記線路回転部33の連結線路331に自動台車がコンテナを搭載した状態で到着すると、前記線路回転部33の円形テーブル332がローダ51と水平をなすように回転し、この状態で前記ローダ51は、中央制御手段の制御によってローダ駆動部55が駆動され、移動台車53がローダフレーム52に沿って移動してコンテナの上部に位置することになる。
【0180】
前記コンテナの上部に移動台車53が位置した状態で、多数のホルダー部54を下向に下ろしてコンテナを把持し、この状態で再び前記ホルダー部54を上昇させた後、トレーラーに移動し、前記コンテナを前記トレーラーに搭載することになる。
【0181】
反対に、前記トレーラーによって外部から搬入されるコンテナも、前記トレーラーから把持して自動台車に搭載することになる。
【0182】
図15は、本発明による積載手段の第1実施例を示した概略的な正断面図で、図16は、図15による要部拡大図である。
【0183】
図15と図16に図示されているように、本発明による積載手段20は、タワー形態の鉄骨構造体21が具備され、前記鉄骨構造体21の内部に昇下降されるケージ22が具備され、前記ケージ22に水平移動されるトラブリング23が具備され、前記ケージ22を昇降させる昇降駆動部24が具備され、前記ケージ22を所定の位置で固定する固定部25が具備されて構成される。
【0184】
より詳細な構成として、前記鉄骨構造体21は、多数の積載室211を有するように垂直に多層構造をなし、前記積載室211の内部に横行レール212が具備され、内部中央に昇降路213が形成されて構成される。
【0185】
ここで、前記鉄骨構造体21は、多数のコンテナCが昇降路213を介して昇下降されながら積載室211に積載されるようにする。
【0186】
そして、前記横行レール212は、トラブリング23が積載室211に移動されるようにする移動路の役割をする。
【0187】
また、前記ケージ22は、油圧モーター241と駆動プーリ242及びワイヤーロープ243とで構成される昇降駆動部24によって昇降路213に沿って昇下降されるように前記ワイヤーロープ243と連結され、下部と両側が開放され、開放された下部両側に横行レール212に対応する相対横行レール221が具備されて構成される。
【0188】
ここで、前記ケージ22は、油圧モーター241が駆動されると、駆動プーリ242が回転してワイヤーロープ243が巻かれたり解けることによって、昇降路213に沿って昇下降されるもので、これによって、その下部に載置され、相対横行レール221にころがり接触するトラブりング23を昇下降させる役割をする。
【0189】
そして、前記相対横行レール221は、その上面に移動可能に載置されるトラブりング23がこれにのって水平に移動できるようにすることによって、積載室211の横行レール212に滑らかに移動するようにするものである。
【0190】
並びに、前記油圧モーター241は、ケージ22が横行レール212と相対横行レール221とが一致する位置に正確に停止して適切に昇下降されるようにするために設置されるものである。
【0191】
また、前記トラブリング23は、ケージ22の下部に載置され、相対横行レール221に沿って水平に移動される横行駆動部231が具備され、前記横行駆動部231に垂直に、コンテナCの長孔Hに結合されたり、分離されるホルダー部232が具備されて構成される。
【0192】
そして、前記横行駆動部231は、ケージ22の下部に載置される本体231Aが具備され、前記本体231Aの両側に、相対横行レール221にころがり接触する多数の駆動ローラー231Bが回転可能に設置され、前記駆動ローラー231Bを駆動する駆動モーター231Cが本体231Aに具備されて構成される。
【0193】
ここで、前記トラブリング23は、ホルダー部232によってコンテナCの上部に形成された長孔Hを介して前記コンテナCを結合したり、分離しながら、同時に横行駆動部231によって相対横行レール221と横行レール212に沿って水平に移動することによって、前記コンテナCを掴んだ状態で積載室211に積載したり、積載されたコンテナCを外部に搬出する役割をする。
【0194】
そして、前記ホルダー部232は、油圧シリンダーPとフックAとで構成され、前記フックAがコンテナCの長孔Hに前記油圧シリンダーPによって入った後回転し、前記長孔Hに前記フックAが引っ掛かることによって、前記コンテナCを掴んだり、反対に作動して掴んだ前記コンテナCを開放できるようにするもので、前記コンテナCを掴んで移動させるために使用される公知のものである。
【0195】
また、前記固定部25は、所定の位置、つまり積載室211の横行レール212とケージ22の相対横行レール221の高さが一致する位置に前記ケージ22がしっかり固定されるようにする。
【0196】
このような固定部25は、ケージ22が所定の位置に固定されるようにしながら、同時に相対横行レール221に沿ってトラブリング23が移動する時に発生する重心の変化を適切に支持して、重心の変化によってコンテナCが急激に傾くことによって発生するコンテナCと機器との衝突を未然に防止する役割をする。
【0197】
そして、前記固定部25は、シリンダーのロードなどがケージ22の外側に突出し、鉄骨構造体21に形成される通孔などに嵌められて固定されるように構成されるなど、多様な固定手段が具現されることができる。
【0198】
また、前記昇降路213に垂直に多数のガイドレール214が設置され、前記ガイドレール214に当接されるように、前記ケージ22の外側に多数のローラー222が回転可能に設置されるのだが、これは前記ローラー222がガイドレール214に沿って案内される状態で垂直に移動されることによって、前記ケージ22の昇下降が適切に案内されるようにする。
【0199】
従って、本積載設備は、簡単な構造にて精密な作動がなされながら、小さい面積に大量のコンテナCを簡便に積載するように構成される。
【0200】
図17は、図15の概略的な側断面図で、図18は、図17による要部拡大図である。
【0201】
図17に図示されているように、ケージ22の昇下降は、油圧モーター241で駆動される駆動プーリ242に巻かれた多数のワイヤーロープ243の一端が、アイドルプーリIを経て前記ケージ22の両側上端に各々連結され、前記ワイヤーロープ243の他端が、バランスウエートBが結合された状態で鉄骨構造体21の内部に具備されて成る。
【0202】
つまり、前記ケージ22の昇下降は、一端がケージ22と連結され、他端がバランスウェートBと結合されたワイヤーロープ243が、油圧モーター241による駆動プーリ242の回転によって巻かれたり、解かれながら遂行されることになる。
【0203】
図18に図示されているように、多数の駆動ローラー231Bは、ギアーとチェーンで相互連結され、このギアーに駆動モーター231Cのギアーが噛み合って相互回転されるものである。
【0204】
そして、前記ケージ22は、トラブリング23を包むように具備され、相対横行レール221に駆動ローラー231Bがころがり接触した状態で載置され、駆動モーター231Cの作動によって移動することになる。
【0205】
並びに、前記トラブリング23に具備されるホルダー部232に結合されたコンテナCは、相対的に長さが長い方に結合され、積載室211に移動される移動距離が短くなるようにするのが好ましい。
【0206】
図19は、第1実施例によるケージの昇降状態を示した正断面図で、図20は、第1実施例によるケージが固定される状態を示した要部拡大図であり、図21は、第1実施例によるトラブリングが水平に移動される状態を示した要部拡大図であり、図22は、第1実施例によるコンテナが積載される状態を示した要部拡大図である。
【0207】
図19に図示されているように、コンテナCが台車などを介して鉄骨構造体21の内部、つまり昇降路213の下部に入ってくると、ケージ22が下降し、前記コンテナCの上部に位置した状態でホルダー部232が前記コンテナCの長孔Hに結合され、前記コンテナCを掴むことになる。
【0208】
このような状態で、ワイヤーロープ243が引っ張られケージ22が昇降されることによって、全体的にコンテナCがホルダー部232に結合された状態で昇降路213に沿って昇降される。
【0209】
図20に図示されているように、ケージ22によって昇降路213に沿ってコンテナCが昇降して、積載する位置に該当する積載室211の一側で停止することになり、この状態で固定部25が作動して、前記ケージ22を鉄骨構造体21にしっかりと固定することになる。
【0210】
そして、前記のような状態になると、自然と積載室211に具備される横行レール212とケージ22に具備される相対横行レール221とが同一な高さに載置され、相互対応する状態になる。
【0211】
図21に図示されているように、ケージ22が固定された状態で駆動モーター231Cが作動し、駆動ローラー231Bが相対横行レール221と連続される横行レール212に沿って移動することによって、トラブリング23がホルダー部232によって結合されたコンテナCと共に水平に移動して積載室211に位置することになる。
【0212】
このように、前記積載室211にコンテナCが位置した状態でホルダー部232が下向に移動し、前記コンテナCを前記積載室211の底に置いた後、前記ホルダー部232とコンテナCとが分離される。
【0213】
図22に図示されているように、コンテナCとホルダー部232とが分離された状態で駆動モーター231Cが逆回転し、トラブリング23が横行レール212から相対横行レール221に沿って移動することによって、最初の位置に戻ることになる。
【0214】
前記のような過程は、コンテナCを積載する過程を示したもので、この過程と反対に作動することによって、積載室211に積載されたコンテナCが外部へと適切に搬出される。
【0215】
図23は、本発明による積載手段の第2実施例を示した要部正断面図で、図24は、第2実施例の要部拡大正断面図である。
【0216】
図23及び図24に図示されているように、本発明による積載手段は、ケージ22を昇下降するための昇降駆動部24が昇降路213に沿って垂直に具備されて構成される。
【0217】
そして、前記昇降駆動部24は、最下端に固定される下部固定シリンダー244と、前記下部固定シリンダー244の内部で昇下降される下部作動ロード245と、前記下部作動ロード245の上部側に一体に形成されて一緒に昇下降される上部可動シリンダー247と、最上端に位置し、前記上部可動シリンダー247の内部で昇下降される上部作動ロード248とが具備されるものであり、前記下部固定シリンダー244と下部作動ロード245の間に第1外部通路246が形成され、前記上部可動シリンダー247と上部作動ロード248の間に第2外部通路249が形成される。
【0218】
そして、下部作動ロード245と上部作動ロード248の中央部には、各々第1中央通路245Cと第2中央通路248Dが形成されるものであり、またこれらは各々前記第1外部通路246と通じる第1内部通路245Eと、前記第2外部通路249と通じる第2内部通路248Eが形成されており、前記第1内部通路245Eと第2内部通路248Eの下部側には、各々第1下部流入口245Dと第2下部流入口248Cが形成されており、上部側には、第1上部吐出口245Fと第2上部吐出口248Fが形成されているのだが、この時前記第2上部吐出口248Fは閉鎖されている。
【0219】
これと共に、前記下部固定シリンダー244の上部側には、第1外部通路246と通じる第1上部流入口244Bが形成されており、上部可動シリンダー247の上部側には、第2外部通路249と通じる第2上部流入口247Aが形成されており、下部固定シリンダー244の第1上部流入口244Bは、第1供給管250によって油圧ポンプを含む外部油体タンク(図示せず)と連結されており、下部作動ロード245の第1上部吐出口245Fと上部可動シリンダー247の第2上部流入口247Aとは、第2供給管251によってお互い通じるように連結されており、下部作動ロード245及び上部作動ロード248の第1中央通路245C及び第2中央通路248Dは、お互い連通するように形成されており、これらは油圧ポンプを含む外部油体タンク(図示せず)と連結されている。
【0220】
前記下部固定シリンダー244は、下部フランジ244Aによって底面に固定され、上部は、第1上部栓244Cによって閉鎖されるものであり、上部可動シリンダー247も、第2上部栓247Bによって上部側を閉鎖するのだが、第1上部フランジ245Aを有する下部作動ロード245と、第2上部フランジ248Aを有する上部作動ロード248とが中央部を貫通し、前記下部作動ロード245及び上部作動ロード248の下端部には、各々第1ピストン245B及び第2ピストン248Bが形成されている。
【0221】
一方、前記第1供給管250及び第2供給管251と、下部作動ロード245及び上部作動ロード248の第1内部通路245E及び第2内部通路248Eは、第1供給管250及び第2供給管251を介して供給される油体量と、前記下部作動ロード245及び上部作動ロード248の第1内部通路245E及び第2内部通路248Eを介して供給される油体量がお互い同一であるように形成される。
【0222】
また、前記下部固定シリンダー244及び上部可動シリンダー247の第1上部栓244C及び第2上部栓247Bの端部が、下部固定シリンダー244及び上部可動シリンダー247の第1上部流入口244B及び第2上部流入口247Aの上部側で概略半分ほど干渉されるように延長形成し、その残り半分ほどの間隔で、下部作動ロード245及び上部作動ロード248の第1ピストン245B及び第2ピストン248Bが、下部固定シリンダー244及び上部可動シリンダー247の底面から離隔されるように構成される。
【0223】
そして、最上端の上部作動ロード248の第2上部フランジ248Aには、ブラケット254によって回転可能に支持される駆動プーリ255が具備されており、前記駆動プーリ255を介してケージ22にワイヤーロープ256が連結されているものであり、前記駆動プーリ255の一側ブラケット9Aには、ガイドレール253に沿ってころがり接触されるガイドレール252が上、下に具備される。
【0224】
図25は、第2実施例の上昇状態を示した要部正断面図で、図26は、第2実施例の下降状態を示した要部正断面図である。
【0225】
図25に図示されているように、下部作動ロード245の第1中央通路254Cを介して油体が供給され、この供給された油体は、前記下部作動ロード245の第1中央通路254C及び上部可動シリンダー247を介して上部作動ロード248側に供給され、前記上部作動ロード248に油圧が作用する。
【0226】
これによって、まず上部作動ロード248が上部可動シリンダー247から上部側に引出され、前記上部作動ロード248の第2ピストン248Bが上部可動シリンダー247の第2上部栓247Bにかかる瞬間から引っ張り力が作用することによって、その次に上部可動シリンダー247が上部側に上昇されるものであり、前記上部可動シリンダー247が上昇されることによって、上部可動シリンダー247と一体に連結された下部作動ロード245も一緒に下部固定シリンダー244から上部側に引出され一連の昇降駆動がなされるのだが、この時、下部作動ロード245と上部可動シリンダー247の間の第2供給管251も一緒に上昇移動することになる。
【0227】
このような状態で、図26に図示されているように、下部作動ロード245の第1中央通路245Cを介して既に供給された油体を排出することになると、前記下部作動ロード245がまず下降することになるもので、これは下部作動ロード245の下端部が下部固定シリンダー244の底までつかず多少浮いている状態で、その空間に油体が満たされたのち瞬時に抜けながら下降するのに起因する。
【0228】
前記第1供給管250によって下部固定シリンダー244の第1上部流入口244Bを介して油体が供給され、この供給された油体は第1外部通路246を経て下部作動ロード245の第1下部流入口245Dを介して第1内部通路245Eに供給されるものであり、この供給された油体は、再び第2供給管251と連結された第1上部吐出口245Fを介して前記第2供給管251に供給される。
【0229】
前記第2供給管251に供給された油体は、再び上部可動シリンダー247の第2上部流入口247Aを介して第2外部通路249に供給されるものであり、前記第2外部通路249に供給された油体は、上部作動ロード248の第2下部流入口248Cを介して第2内部通路248Eに供給され、この供給された油体は、上部作動ロード248の第2上部吐出口248Fが閉鎖された状態になって前記第2内部通路248Eに留まることになる。
【0230】
従って、まず下部作動ロード245の第1ピストン245Bに油圧力が作用して、前記下部作動ロード245がまず下降するものであり、前記下部作動ロード245の下降によって下部作動ロード245と一体となった上部可動シリンダー247も一緒に下降すると同時に、上部作動ロード248の第2ピストン248Bに作用される油圧力によって前記上部作動ロード248と共に下降することになる。
【0231】
図27は、本発明の積載手段の第3実施例を示した概略的な正断面図で、図28は、図27によるA部分の拡大図であり、図29は、図28の概略的な縦断面図である。
【0232】
図27と図28及び図29に図示されているように、本発明による積載手段は、両側に多数の積載室211を有し、多層構造からなった鉄骨構造体21が具備され、前記鉄骨構造体21の間に、垂直方向に昇降路213が具備される。
【0233】
そして、前記昇降路213に沿って昇降駆動部24によって昇下降され、内部にトラブリング23を有するケージ22が具備され、前記トラブリング23が水平に移動されるように前記ケージ22に相対横行レール221が具備され、前記積載室211の内部に横行レール212が具備され、前記相対横行レール221と横行レール212とが一致する位置で前記ケージ22が固定されるように固定部25が具備される。
【0234】
前記固定部25は、ケージ22の外側に突出されるように作動する固定作動部251と、前記固定作動部251によって突出された部位が嵌め込まれ固定されるようにする挿入固定部252とで構成される。
【0235】
前記固定作動部251は、ケージ22に具備される多数の作動シリンダー251Aと、前記作動シリンダー251Aのロードの端部に付着される挿入棒251Bと、前記挿入棒251Bがスライディング可能に移動されるように囲むスライディング管251Cと、前記スライディング管251Cとケージ22の間に付着される支持台251Dとで構成される。
【0236】
前記固定作動部251は、作動シリンダー251Aの作動で挿入棒251Bがケージ22の外側に前後進されるようにするものである。
【0237】
そして、前記スライディング管251Cは、支持台251Dによって適切に固定された状態で、挿入棒251Bの前後進を案内する役割をしながら、前記挿入棒251Bが固定された状態で、コンテナCがトラブリング23によって水平に移動して全体的な重心が変わる時、固定された前記挿入棒251Bをしっかり支持する役割をする。
【0238】
また、前記挿入固定部252は、昇降路213に対応する積載室211の各先端に付着される固定具252Aと、挿入棒251Bが挿入されるように前記固定具252Aに形成される挿入孔252Bとで構成される。
【0239】
ここで、前記挿入固定部252は、積載室211に対応する位置に各々設置されるもので、作動シリンダー251Aによって前進する挿入棒251Bが挿入孔252Bに嵌められ、ケージ22が各々の前記積載室211に対応する位置の昇降路213内部で鉄骨構造体21にしっかり固定されるようにする。
【0240】
そして、前記挿入孔252Bは、垂直方向に長く形成された長孔でありながら、上部に向かうほど挿入棒251Bの直径より大きくなるように形成することによって、若干の誤差を有した状態でケージ22が停止したとしても、横行レール212と相対横行レール221が一致する正確な位置で固定されるようにする。
【0241】
従って、前記固定部25は、簡単な構造で、ケージ22を鉄骨構造体21にしっかり固定し、コンテナCの円滑な積載がなされるように構成されるものである。
【0242】
図30は、第3実施例による固定部の作動される状態を示した要部断面図で、図31は、第3実施例による固定部の作動された後の状態を示した要部断面図である。
【0243】
図30に図示されているように、コンテナCを積載する位置に該当する積載室211に対応する位置にケージ22が昇降された後で停止し、前記ケージ22が停止した状態で作動シリンダー251Aが作動して、挿入棒251Bが前進しながら挿入孔252Bの上端に挿入される。
【0244】
このような状態で、図31に図示されているようにケージ22を下向に移動させると、挿入棒251Bが挿入孔252Bの下部に下りていきしっかり固定される。
【0245】
これによって、前記ケージ22が若干の誤差を有した状態で停止、つまりトラブリング23が水平移動されるようにする横行レール212と相対横行レール221が一致しない状態で停止したとしても、長孔で形成される挿入孔252Bと前記ケージ22の下向移動で、前記横行レール212と相対横行レール221が一致する正確な位置で前記ケージ22がしっかり固定される。
【0246】
図32は、本発明による積載手段の第4実施例を示した要部正断面図で、図33は、第4実施例による固定部の作動された後の状態を示した要部正断面図である。
【0247】
図32は、図33に図示されているように、本発明による積載手段の固定部25は、ケージ22の外側に突出するように作動する固定作動部251と、前記固定作動部251によって突出された部位が嵌め込まれ固定されるようにする挿入固定部252とで構成される。
【0248】
前記固定作動部251は、ケージ22に具備される多数の作動シリンダー251Aと、前記作動シリンダー251Aのロードの端部に付着される挿入棒251Bと、前記挿入棒251Bがスライディング可能に移動されるように囲むスライディング管251Cと、前記スライディング管251Cとケージ22の間に付着される支持台251Dと、前記挿入棒251Bの端部に回転可能に装着されるローラー251Eとで構成される。
【0249】
前記挿入固定部252は、昇降路213に対応する積載室211の各先端に付着されるガイド固定具252Cと、挿入棒251Bがガイドされて挿入されるように前記ガイド固定具252Cに形成される楔溝252Dとで構成される。
【0250】
前記ローラー251Eは、挿入棒251Bと楔溝252Dが滑らかに当接するようにしながら、その回転によってケージ22のなめらかな移動がなされるようにする。
【0251】
そして、前記ガイド固定具252Cは、挿入棒251Bが挿入されたら、楔溝252Dによって適切に案内された状態でしっかり固定されるようにするものである。
【0252】
図32に図示されているように、ケージ22が昇降されて、コンテナCを積載する積載室211で停止すると、前記ケージ22は、その内部に設置される相対横行レール221と積載室211の内部に設置される横行レール212とが正確に一致しない状態で停止することになる。
【0253】
このように、前記相対横行レール221と横行レール212とが誤差を有した状態でケージ22が停止した後、作動シリンダー251Aが作動して挿入棒251Bが外側に突出すると、ローラー251Eがガイド固定具252Cの楔溝252Dに当接することになる。
【0254】
図33に図示されているように、このような状態で作動シリンダー251Aを続けて作動させると、挿入棒251Bがローラー251Eの回転で楔溝252Dのもっとも深い部位に自然と移動することになり、前記挿入棒251Bの下向移動によって、ケージ22が全体的に下向に移動しながら、相対横行レール221と横行レール212とが相互一致した状態で前記ケージ22がしっかり固定される。
【0255】
つまり、前記ケージ22が楔溝252Dの垂直の長さほどの誤差を有した状態で停止しても、挿入棒251Bとローラー251Eが作動シリンダー251Aによって前記楔溝252Dのもっとも深いところに自然と位置することによって、相対横行レール221及び横行レール212が一致する位置で前記ケージ22がしっかり固定される。
【0256】
図34は、本発明による積載手段の第5実施例を示した概略的な正断面図である。
【0257】
図34に図示されているように、本発明による積載手段は、多数の積載室211を有するタワー形態の鉄骨構造体21が具備され、前記鉄骨構造体21の内部に昇降路213に沿って昇下降されるケージ22が具備され、前記ケージ22から前記鉄骨構造体21の内部に水平移動されるトラブリング23が具備され、前記トラブリング23の下部に高さ調節部26が具備されて構成される。
【0258】
そして、前記ケージ22は、鉄骨構造体21の上部に設置される油圧モーター241によって駆動される駆動プーリ242とワイヤーロープ243とでなった昇降駆動部24によって昇降路213に設置されたガイドレール214に沿って昇下降され、前記ケージ22に載置されるトラブリング23は、自らに設置された駆動モーターの駆動で、積載室211の内部両側に設置された横行レール212に沿って水平に移動することになる。
【0259】
このように構成される積載手段は、昇降路213に沿ってコンテナCを移送して、積載室211に前記コンテナCを積載するものである。
【0260】
そして、高さの差のあるコンテナCを積載する場合、高さ調節部26を介してスプレッダー262を下向に移動して前記コンテナCをホールディングすることによって、高さの差のあるコンテナCまで容易に積載することができるようになる。
【0261】
図35は、図34の概略的な縦断面図であり、図36は、図35によるB部分の要部拡大図である。
【0262】
図35と図36に図示されているように、高さ調節部26は、トラブリング23の角の部位に設置される多数の油圧シリンダー261と、前記油圧シリンダー261のロードの下端に装着され、ホルダー部232を有するスプレッダー262と、前記油圧シリンダー261の一側に、前記トラブリング23を貫通して前記スプレッダー262に設置され、周りにガイド管266を有するガイド棒263と、前記ガイド棒263の上端に形成された引っ掛かり溝264に引っ掛かって前記ガイド棒263を固定するストッパー265とで構成される。
【0263】
前記高さ調節部26は、油圧シリンダー261が作動すると、ガイド棒263の案内によってスプレッダー262が上下に移動しながら、高さの差のある多様なコンテナCをホルダー部232を介して結合することができるようにする。
【0264】
つまり、高さが多少低いコンテナCをホールディングする場合、油圧シリンダー261を作動してスプレッダー262を下向に移動した後、前記スプレッダー262に装着されたホルダー部232を介してコンテナCを結合することによって、高さの差のある前記コンテナCを容易にホールディングすることができるようになるのである。
【0265】
そして、前記ガイド棒263は、油圧シリンダー261の作動を支持し、スプレッダー262の上下移動を案内する役割をしながら、同時に油圧シリンダー261のパッキング及びロードの損傷が防止されるようにする。
【0266】
並びに、前記ガイド管266は、ガイド棒263を支持する役割をして、前記ガイド棒263がより精密にスライディングされるようにする。
【0267】
また、前記ストッパー265は、トラブリング23の上部に突出されたガイド棒263の引っ掛かり溝264に嵌って、前記ガイド棒263をしっかり固定する役割をする。
【0268】
図37は、図36の概略的な平断面図で、図38は、図37によるC−C線の概略的な断面図である。
【0269】
図37及び図38に図示されているように、ストッパー265は、トラブリング23の両側に離隔された一対のガイド棒263の引っ掛かり溝264に同時に挿入されるように、両端に嵌め溝265Bを有する停止プレート265Aと、前記停止プレート265Aを水平に移動させるように、前記トラブリング23の上面に具備されるストッパー油圧シリンダー265Cと、前記停止プレート265Aに形成される一対の間隔調節孔265Dと、前記間隔調節孔265Dに挿入されるように、前記トラブリング23の上面に具備される調節棒265Eとで構成される。
【0270】
前記ストッパー265は、ストッパー油圧シリンダー265Cの作動で、停止プレート265Aが一側に移動しながら一対の引っ掛かり溝264に同時に嵌め溝265Bが嵌って、ガイド棒263がしっかり固定されるようにする。
【0271】
そして、前記間隔調節孔265Dは、停止プレート265Aの移動によって調節棒265Eに掛かることによって、前記停止プレート265Aの移動間隔が制限されるようにする。
【0272】
図39は、第5実施例によるスプレッダーの作動を示した要部正断面図である。
【0273】
図39に図示されているように、トラブリング23に設置された油圧シリンダー261の作動で、そのロードが下向に移動すると、高さが多少低いコンテナCをスプレッダー262のホルダー部232で結合して移送することになる。
【0274】
そして、高さが多少高いコンテナCを移送する場合は、油圧シリンダー261のロードを上向に移動させるように作動することになり、それによってスプレッダー262がトラブリング23の下面へ移動しながらガイド棒263が前記トラブリング23の上面に突出される。
【0275】
このように、前記スプレッダー262の高さが高くなった状態で、ホルダー部232を介してコンテナCを結合して移送することになる。
【0276】
この時、前記油圧シリンダー261の油圧によってスプレッダー262が固定された状態でコンテナCが結合されているので、安全性を図るために、トラブりング23の上面に突出されたガイド棒263をストッパー265で固定することになる。
【0277】
図40は、第5実施例によるストッパーの作動を示した要部断面図である。
【0278】
図40に図示されているように、トラブリング23の上面に突出したガイド棒263の固定は、ストッパー油圧シリンダー265Cの作動で、停止プレート265Aが一側に移動されながら、前記ガイド棒263の上端に形成された引っ掛かり溝264に嵌め溝265Bが嵌った状態で側方に加圧されてなる。
【0279】
この時、前記停止プレート265Aの移動間隔は、間隔調節孔264Dに調節棒265Eが当接することによって、適切に調節される。
【0280】
そして、前記ガイド棒263の解除は、ストッパー油圧シリンダー265Cを反対に作動して、停止プレート265Aを反対に移動させ、前記停止プレート265Aの移動によって引っ掛かり溝264から嵌め溝265Bが抜けることによってなる。
【0281】
図41は、本発明による積載手段の第6実施例を示した概略的な全体斜視図で、図42は、図41の正断面図である。
【0282】
図41と図42に図示されているように、本発明による積載手段は、多数の鉄骨構造体21が結合されて鉄骨積載設備Lをなし、前記鉄骨構造体21の内部に各々多数の積載室211が具備され、前記鉄骨構造体21の内部で各々昇下降されるケージ22が具備され、前記ケージ22から前記積載室211に水平移動されるトラブリング23が具備されて構成される。
【0283】
そして、前記鉄骨積載設備Lの両側に、外部から移送されたコンテナを鉄骨構造体21の内部に進入させるコンテナ進入部28が具備されて構成される。
【0284】
前記鉄骨積載設備Lは、お互い異なる大きさ及び高さを有する多様なコンテナを積載するように、お互い異なる大きさの鉄骨構造体21が結合して構成されることによって、コンテナのより効率的な積載がなされることになる。
【0285】
そして、前記コンテナ進入部28によって鉄骨構造体21の内部に進入したコンテナは、トラブリング23にホールディングされた状態で、ケージ22によって前記トラブリング23と一緒に積載される位置に上昇された後、前記トラブリング23が積載される位置に該当する積載室211に水平移動して積載がなされることになる。
【0286】
図43は、図41の概略的な側断面図で、図44は、図43の要部拡大図である。
【0287】
図43と図44に図示されているように、本積載手段は、多層構造の鉄骨構造体21が形成され、前記鉄骨構造体21が、対応する層が相互連通するように多数個結合され、鉄骨積載設備Lが形成されて構成される。
【0288】
そして、前記鉄骨構造体21には、その内部に昇降路213が形成され、前記昇降路213の両側に、各々少なくとも二つ以上の積載室211が具備され、前記昇降路213に沿って昇下降されるケージ22が具備され、前記ケージ22に水平移動可能にトラブリング23が載置され、前記トラブリング23と積載室211に進入防止部27が具備される。
【0289】
前記トラブリング23は、一側の昇降路213から他側の昇降路213まで積載室211を通って移動可能に具備されることによって、一側のトラブリング23が故障したり、遠く離れている時、他側のトラブリング23を介してより迅速で合理的にコンテナを積載することになる。
【0290】
また、前記進入防止部27は、トラブリング23に装着された停止ブラケット272が反対側の積載室211の内部に装着された安全突起271に当接し、前記トラブリング23の移動が遮断されることによって、一側の昇降路213に具備される前記トラブリング23が、積載室211を通って他側の昇降路213に進入するのを防止する役割をする。
【0291】
そして、前記安全突起271は、停止ブラケット272の衝突時に緩衝がなされるようにゴム材質で形成されるのが好ましい。
【0292】
図45は、図41の概略的な平断面図で、図46は、図42の要部拡大図である。
【0293】
図45と図46に図示されているように、コンテナ進入部28は、昇降路213と連通する状態で設置される進入レール281と、前記進入レール281に載置され、モーターによる駆動にて移動される台車282と、前記進入レール281と直交するように、その上部に設置される上部レール283と、前記上部レール283に載置されて移動する積載ローダ284とで構成される。
【0294】
そして、前記積載ローダ284は、上部レール283に載置される移動台車284Aと、前記移動台車284Aの下部で上下移動可能に装着される固定フレーム284Bと、前記固定フレーム284BにコンテナCの長さに合わせて多数個装着されるホルダー部284Cとで構成される。
【0295】
前記コンテナ進入部28は、移動台車284Aが上部レール283に沿って外側へと移動した状態で車両に載せられ前記上部レール283の下部へと入ってくるコンテナCを、固定フレーム284Bのホルダー部284Cにホールディングした後持ち上げ、この状態で前記移動台車284Aが前記上部レール283に沿って進入レール281まで移動した後、前記進入レール281に載置された台車282に移送してきたコンテナCを載置することになる。
【0296】
このように、前記台車282に載置されたコンテナCは、前記台車282によって進入レール281に沿って各々の鉄骨構造体21の内部に移動して昇降路213の下部で停止し、前記昇降路213で停止したコンテナCを積載室211に移送して積載することになる。
【0297】
図47は、第6実施例による積載手段の内部を示した概略的な平断面図で、図48は、図47の作動状態図である。
【0298】
図47と図48に図示されているように、トラブリング23の四方の角の部位に装着される停止ブラケット272は、積載室211の両端に一対で装着される安全突起271のうち、遠く離れている安全突起271と当接しながら、その移動が遮断され、一側の昇降路213に具備されたトラブリング23が他側の昇降路213に進入するのが防止される。
【0299】
つまり、前記トラブリング23は、積載室211に沿って他側の昇降路213まで移動することができるが、他側の前記昇降路213に進入すると墜落するため、これを防止するために安全突起271を形成する。
【0300】
これによって、前記昇降路213に具備されるトラブリング23は、前記昇降路213の近くに装着される安全突起271を通り過ぎながら、遠く離れている他側の昇降路213直前の積載室211の上部に設置された安全突起271と衝突し、その移動が遮断される。
【0301】
従って、前記安全突起271と停止ブラケット272は、お互い向かい合う二つのトラブリング23と積載室211の両端に装着され、お互い近くにあるのは避けながら、遠くにあるものと当接して、前記トラブリング23が前記積載室211を全て通った後、他側に形成された昇降路213に進入するのを防止する役割をする。
【図面の簡単な説明】
【0302】
【図1】本発明による処理方法を示したフローチャートである。
【図2】図1による処理過程を示したブロック図である。
【図3】図1による処理過程を示した順序図である。
【図4】本発明による処理方法の他の実施例を示したフローチャートである。
【図5】図4による処理過程を示したブロック図である。
【図6】本発明による処理装置の概略的な平面図である。
【図7】本発明による処理装置の概略的な縦断面図である。
【図8】本発明による自動台車の平面図である。
【図9】図8の概略的な正断面図である。
【図10】図8の概略的な側断面図である。
【図11】本発明による線路回転部の平面図である。
【図12】図11のA-A線断面図である。
【図13】図11のB-B線断面図である。
【図14】本発明による搬出入手段の概略的な縦断面図である。
【図15】本発明による積載手段の第1実施例を示した概略的な正断面図である。
【図16】図15による要部拡大図である。
【図17】図15の概略的な側断面図である。
【図18】図17による要部拡大図である。
【図19】第1実施例によるケージの昇降状態を示した正断面図である。
【図20】第1実施例によるケージが固定される状態を示した要部拡大図である。
【図21】第1実施例によるトラブリングが水平に移動される状態を示した要部拡大図である。
【図22】第1実施例によるコンテナが積載される状態を示した要部拡大図である。
【図23】本発明による積載手段の第2実施例を示した要部正断面図である。
【図24】第2実施例の要部拡大正断面図である。
【図25】第2実施例の昇降状態を示した要部正断面図である。
【図26】第2実施例の下降状態を示した要部正断面図である。
【図27】本発明の積載手段の第3実施例を示した概略的な正断面図である。
【図28】図27によるA部分の拡大図である。
【図29】図28の概略的な縦断面図である。
【図30】第3実施例による固定部の作動される状態を示した要部断面図である。
【図31】第3実施例による固定部の作動された後の状態を示した要部断面図である。
【図32】本発明による積載手段の第4実施例を示した要部正断面図である。
【図33】第4実施例による固定部が作動された後の状態を示した要部正断面図である。
【図34】本発明による積載手段の第5実施例を示した概略的な正断面図である。
【図35】図35は、図34の概略的な縦断面図である。
【図36】図35によるB部分の要部拡大図である。
【図37】図36の概略的な平断面図である。
【図38】図37によるC-C線の概略的な断面図である。
【図39】第5実施例によるスプレッダーの作動を示した要部正断面図である。
【図40】第5実施例によるストッパーの作動を示した要部断面図である。
【図41】本発明による積載手段の第6実施例を示した概略的な全体斜視図である。
【図42】図41の正断面図である。
【図43】図41の概略的な側断面図である。
【図44】図43の要部拡大図である。
【図45】図41の概略的な平断面図である。
【図46】図42の要部拡大図である。
【図47】第6実施例による積載手段の内部を示した概略的な平断面図である。
【図48】図47の作動状態図である。
【図49】従来のコンテナターミナルを示した概略的な斜視図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテナ船に積載されたコンテナを荷役手段によって荷役しながら、前記荷役手段によって発信される前記コンテナの情報を受信するコンテナ情報受信段階と;
前記コンテナの情報を発信した前記荷役手段に移送手段を移動させて前記コンテナが搭載されるようにする移送手段移動段階と;
前記受信されたコンテナの情報を分析して、前記移送手段に搭載されたコンテナを積載手段に移動させて保管するのか、もしくは搬出入手段に移動させて外部に搬出するのかを判断する保管可否判断段階と;
前記荷役手段から前記保管可否判断によって選択された位置まで移動できる経路のうち、最短経路を分析して選定する最短経路選定段階と;
前記最短経路を介して選択された位置に前記移送手段を移動させて前記コンテナを移送するコンテナ移送段階と;
を含んで成ることを特徴とするコンテナ物流処理方法。
【請求項2】
前記保管可否判断段階によって前記コンテナの保管が選択されたら、前記積載手段で前記コンテナが積載される位置を選定する積載位置選定段階を更に含むことを特徴とする請求項1に記載のコンテナ物流処理方法。
【請求項3】
前記移送手段移動段階で、前記移送手段は、前記荷役手段から最短距離に位置した移送手段が選択されることを特徴とする請求項1に記載のコンテナ物流処理方法。
【請求項4】
前記積載位置選定段階で、前記積載手段に積載される位置は、前記コンテナの長さと搬出時期によって定まることを特徴とする請求項2に記載のコンテナ物流処理方法。
【請求項5】
前記コンテナの長さによってお互い異なる積載手段に積載し、前記コンテナの搬出時期が遅いものより、相対的にその搬出時期が早いものを前記搬出入手段の近くに積載することを特徴とする請求項4項に記載のコンテナ物流処理方法。
【請求項6】
前記移送手段の制御は、無線送受信によってなることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のコンテナ物流処理方法。
【請求項7】
コンテナ船に船積みするコンテナの情報が荷役手段から受信されるコンテナ情報受信段階と;
前記受信された情報に該当するコンテナの位置を確認するコンテナ位置確認段階と;
前記確認されたコンテナの位置に該当する場所に移送手段を移動させて前記コンテナが搭載されるようにする移送手段移動段階と;
前記コンテナの位置に該当する場所から前記荷役手段まで移動できる経路のうち、最短経路を分析して選定する最短経路選定段階と;
前記最短経路を介してコンテナが搭載された移送手段を前記荷役手段に移動させ、前記コンテナを前記コンテナ船に船積みするコンテナ船積み段階と;
を含んで成ることを特徴とするコンテナ物流処理方法。
【請求項8】
前記移送手段移送段階で、前記移送手段は、前記コンテナの位置に該当する場所から最短距離に位置した移送手段が選択されることを特徴とする特許請求の範囲第7項に記載のコンテナ物流処理方法。
【請求項9】
コンテナ船からコンテナを荷役する荷役手段と;
前記荷役手段によってコンテナ船から荷役されるコンテナと外部から搬入されるコンテナを積載する積載手段と;
前記荷役手段と前記積載手段の間で前記コンテナを移送する移送手段と;
前記荷役手段からコンテナ船に船積み及び搬出するコンテナ情報の入力を受けて前記コンテナの積載可否と現在の位置を判断した後、前記コンテナを処理するように前記移送手段の移動を制御する中央制御手段を具備するのだが、
前記積載手段は、垂直の多層構造をなすように多数の積載室が形成され、各層の前記積載室の内部両側に横行レールが形成され、垂直方向に形成された昇降路が具備される鉄骨構造体と;
前記積載室の横行レールと対応する相対横行レールが形成され、前記昇降路に具備されるケージと;
前記ケージの内部に一緒に具備され、コンテナの上部側に結合されたり、分離されて前記横行レール及び相対横行レールに沿って横行駆動されるトラブリングと;
前記鉄骨構造体の上端部に設置され、前記ケージを前記昇降路に沿って昇降させる昇降駆動部と;で構成されることを特徴とするコンテナ物流処理装置。
【請求項10】
前記積載手段を通過して前記移送手段が到達し、コンテナを外部に搬出したり搬入する搬出入手段を更に含むことを特徴とする請求項9に記載のコンテナ物流処理装置。
【請求項11】
前記移送手段は、前記荷役手段の下部から前記積載手段にかけて設置される移動線路と、前記移動線路に沿って自動的に移動する多数の自動台車とで構成されることを特徴とする請求項9または10に記載のコンテナ物流処理装置。
【請求項12】
前記移動線路は、前記荷役手段の下部に垂直に設置される多数の垂直線路と、各々の前記垂直線路に一対が交差された状態で連結され、前記積載手段まで繋がるように設置される交差線路と、前記交差線路の端部が延長され、前記積載手段を貫通した後、貫通した端部が少なくとも一つ以上の場所に集まるように設置される集合線路とで構成されることを特徴とする請求項11に記載のコンテナ物流処理装置。
【請求項13】
前記交差線路の交差部位と前記集合線路の端部に、前記中央制御手段の制御によって回転して前記線路を変更する線路回転部が設置されることを特徴とする請求項12に記載のコンテナ物流処理装置。
【請求項14】
前記線路回転部は、前記交差線路の交差部位と前記集合線路が集まる場所に設置され、前記線路と接する連結線路を上面に有する円形テーブルと、前記円形テーブルの下面中央に装着される回転軸と、前記回転軸の下端を回転可能に支持するベースと、前記中央制御手段と電気信号上で連結され前記円形テーブルを回転駆動させる回転駆動部とで構成されることを特徴とする特許請求の範囲第13項に記載のコンテナ物流処理装置。
【請求項15】
前記円形テーブルの下面の周りに支持部が付着され、前記支持部の下面に当接して前記円形テーブルの回転を支持する支持ローラーが具備されることを特徴とする特許請求の範囲第14項に記載のコンテナ物流処理装置。
【請求項16】
前記搬出入手段は、前記集合線路の集まる場所の上部に、前記中央制御手段によって制御され、前記自動台車によって移動されるコンテナをトレーラーに搭載するローダで構成されることを特徴とする請求項12に記載のコンテナ物流処理装置。
【請求項17】
前記ローダは、前記集合線路の端部の上部側に設置されるローダフレームと、前記ローダフレームに沿って移動する移動台車と、前記移動台車に具備され、コンテナを把持する多数のホルダー部と、前記中央制御手段と電気信号上で連結され、前記移動台車を駆動するローダ駆動部とで構成されることを特徴とする請求項16に記載のコンテナ物流処理装置。
【請求項18】
前記自動台車は、四角い枠型に形成される本体と、前記本体の下部に回転可能に装着される多数の車輪と、前記車輪の両端に装着される輪と、前記車輪を回転させる台車駆動部と、前記台車駆動部を制御する台車制御部と、前記台車駆動部と電気信号上で連結され、前記中央制御手段と送受信する無線送受信機とで構成されることを特徴とする請求項12に記載のコンテナ物流処理装置。
【請求項19】
前記自動台車の上面に搭載される大型コンテナの下面の角の部位が挿入されるように、前記台車フレームの上面に多数の固定突起が付着されることを特徴とする請求項18に記載のコンテナ物流処理装置。
【請求項20】
前記台車駆動部に電源を供給するように前記台車フレームに充電バッテリーが設置されることを特徴とする請求項18に記載のコンテナ物流処理装置。
【請求項21】
前記トラブリングは、前記ケージに本体が具備され、前記本体の両側に多数の駆動ローラーが具備され、前記駆動ローラーは、前記本体に装着された駆動モーターと連携され、前記相対横行レールに沿ってころがり接触運動をするように構成された横行駆動部と;
前記本体の底面部に形成され、コンテナの上部側の長孔に結合されたり、分離されるように具備されたホルダー部と;で構成されることを特徴とする請求項9に記載のコンテナ物流処理装置。
【請求項22】
前記横行レールと相対横行レールが一致した状態で、前記ケージが前記鉄骨構造体に固定されるようにする固定部が具備されることを特徴とする請求項9または21に記載のコンテナ物流処理装置。
【請求項23】
前記昇降駆動部は、前記鉄骨構造体の上端部に設置された油圧モーターと、前記油圧モーターによって駆動される駆動プーリと、前記駆動プーリによって巻き取られ、前記ケージと連結されるワイヤーロープとで構成されることを特徴とする請求項22に記載のコンテナ物流処理装置。
【請求項24】
前記昇降路に垂直に多数のガイドレールが設置され、前記ガイドレールに当接するように前記ケージの外側に多数のローラーが回転可能に設置されることを特徴とする請求項23に記載のコンテナ物流処理装置。
【請求項25】
前記昇降駆動部は、下方開口型に形成され、上部側に第1上部流入口を有する下部固定シリンダーと;
前記下部固定シリンダーの上部を貫通して挿入され、内部には上、下に開放された第1中央通路と第1上部フランジ及び第1ピストンによって上、下部が塞がった第1内部通路が形成され、前記第1内部通路の上、下側方向に第1下部流入口及び第1上部吐出口の形成された下部作動ロードと;
前記下部作動ロードと下部固定シリンダーの間に形成され、前記下部固定シリンダーの第1上部流入口と下部作動ロードの第1下部流入口と通じる第1外部通路と;
前記下部作動ロードと連通するように、第1上部フランジの上部側に一体で下方開口型に形成され、上部側に第2上部流入口の形成された上部可動シリンダーと;
前記上部可動シリンダーの上部を貫通して挿入され、内部には、第2上部フランジによって上部が塞がり下部に解放された第2中央通路と、前記第2上部フランジ及び第2ピストンによって上、下部が塞がった第2内部通路が形成され、前記第2内部通路の上、下側方向に第2下部流入口と塞がった第2上部吐出口が形成され、前記ケージと連結される上部作動ロードと;
前記上部作動ロードと上部可動シリンダーの間に形成され、前記上部可動シリンダーの第2上部流入口と上部作動ロードの第2下部流入口と通じる第2外部通路と;
前記下部固定シリンダーの第1上部流入口に一端が連結され、他側端は油圧ポンプを含む外部油体タンクと連結された第1供給管と;
前記下部作動ロードの第1上部吐出口に一端が連結され、他側端は上部可動シリンダーの第2上部流入口に連結された第2供給管と;で構成されることを特徴とする請求項22に記載のコンテナ物流処理装置。
【請求項26】
前記第1供給管及び第2供給管と下部作動ロード及び上部作動ロードの第1内部通路及び第2内部通路は、第1供給管及び第2供給管を介して供給される油体量と、前記下部作動ロード及び上部作動ロードの第1内部通路及び第2内部通路を介して供給される油体量が相互同一に形成されることを特徴とする請求項25に記載のコンテナ物流処理装置。
【請求項27】
前記下部固定シリンダー及び上部可動シリンダーの第1上部栓及び第2上部栓の端部が、上部固定シリンダー及び上部可動シリンダーの第1上部流入口及び第2上部流入口の上部側で、ほぼ半分ほど干渉されるように延長されて形成され、その残り半分ほどの間隔で、下部作動ロード及び上部作動ロードの第1ピストン及び第2ピストンが、下部固定シリンダー及び上部可動シリンダーの底面から離隔されるように構成されることを特徴とする請求項25に記載のコンテナ物流処理装置。
【請求項28】
前記第2上部フランジの上面に駆動プーリが設置され、前記駆動プーリに巻かれるワイヤーロープが前記ケージと連結され、前記駆動プーリの一側の上、下にガイドローラーが設置され、前記昇降路の垂直方向に形成されたガイドレールに沿ってころがり接触されるように構成されることを特徴とする請求項25に記載のコンテナ物流処理装置。
【請求項29】
前記固定部は、前記ケージに作動シリンダーが具備され、前記作動シリンダーのロードに挿入棒が一体に形成され、前記シリンダーの作動によって前記挿入棒を前記ケージの外側に前後進させる固定作動部と;
前記積載室に相応して前記鉄骨構造体に多数形成され、前記挿入棒が固定されるようにする挿入固定部と;で構成されることを特徴とする請求項22に記載のコンテナ物流処理装置。
【請求項30】
前記挿入固定部は、前記昇降路に対応する前記積載室の各先端に付着される固定具と、前記挿入棒が挿入されるように前記固定具に形成される挿入孔とで構成されることを特徴とする請求項29に記載のコンテナ物流処理装置。
【請求項31】
前記挿入固定部は、前記昇降路に対応する前記積載室の各先端に付着されるガイド固定具と、前記挿入棒がガイドされて挿入されるように前記ガイド固定具に形成される楔溝とで構成されることを特徴とする請求項29に記載のコンテナ物流処理装置。
【請求項32】
前記挿入孔は、垂直方向に長く形成された長孔でありながら、上部に向かうほど前記挿入棒の直径より相対的にその直径が漸次大きくなることを特徴とする請求項30に記載のコンテナ物流処理装置。
【請求項33】
前記挿入棒が前記楔溝に当接した状態で滑らかに案内されるように、前記挿入棒の端部に回転可能にローラーが装着されることを特徴とする請求項31に記載のコンテナ物流処理装置。
【請求項34】
前記挿入棒がスライディング可能に移動するように前記挿入棒を囲むスライディング管が具備され、前記スライディング管と前記ケージの内部面の間に多数の支持台が付着されることを特徴とする請求項30または31に記載のコンテナ物流処理装置。
【請求項35】
前記トラブリングの角の部位に、各々下方に油圧シリンダーが設置され、前記油圧シリンダーのロードの端部に前記ホルダー部を有するスプレッダーが装着され、前記油圧シリンダーの作動で前記スプレッダーが上下に移動し、前記スプレッダーの移動によって前記ホルダー部の高さを調節する高さ調節部が更に具備されることを特徴とする請求項21に記載のコンテナ物流処理装置。
【請求項36】
前記油圧シリンダーの一側に、前記トラブリングに貫通され、前記スプレッダーに固定されるガイド棒が具備されることを特徴とする請求項35に記載のコンテナ物流処理装置。
【請求項37】
前記ガイド棒の上端の周りに引っ掛かり溝が形成され、前記引っ掛かり溝に嵌まって前記ガイド棒を固定するように、前記トラブリングにストッパーが具備されることを特徴とする請求項36に記載のコンテナ物流処理装置。
【請求項38】
前記ストッパーは、相互対応する一対の前記引っ掛かり溝に同時に嵌るように嵌り溝を両端に有し、前記トラブリングの上面に具備される停止プレートと、前記停止プレートの下部に、前記停止プレートを一側に移動させるストッパー油圧シリンダーとで構成されることを特徴とする請求項37に記載のコンテナ物流処理装置。
【請求項39】
前記停止プレートの内側に離隔されるように一対の間隔調節孔が形成され、前記間隔調節孔に垂直に挿入され、前記停止プレートの移動間隔を調節する調節棒が前記トラブリングの上面に具備されることを特徴とする請求項38に記載のコンテナ物流処理装置。
【請求項40】
前記トラブリングに前記ガイド棒を囲むようにガイド管が具備されることを特徴とする請求項39に記載のコンテナ物流処理装置。
【請求項41】
前記鉄骨構造体には、前記昇降路の両側に前記積載室が少なくとも二つ以上具備され、対応する層が相互連通するように前記鉄骨構造体が多数結合されて鉄骨積載設備が形成され;
前記鉄骨構造体の一側の昇降路から他側昇降路まで前記トラブリングが移動可能に具備されることを特徴とする請求項9または21に記載のコンテナ物流処理装置。
【請求項42】
前記トラブリングが他側昇降路に進入するのを防止するように進入防止部が更に具備されることを特徴とする請求項41に記載のコンテナ物流処理装置。
【請求項43】
前記鉄骨積載設備は、お互い異なる大きさのコンテナが受容される前記鉄骨構造体が相互結合されて構成されることを特徴とする請求項41または42に記載のコンテナ物流処理装置。
【請求項44】
前記進入防止部は、相互連通された前記積載室の内部両端に相互逸れるように一対で設置される安全突起と、前記トラブリングの近くにある前記安全突起を通りすぎて遠くに離れている前記安全突起と当接するように各々の前記トラブリングに一対で設置される停止ブラケットとで構成されることを特徴とする特許請求の範囲第42項に記載のコンテナ物流処理装置。
【請求項45】
前記安全突起は緩衝がなされるようにゴム材質で形成されることを特徴とする請求項44に記載のコンテナ物流処理装置。
【請求項46】
前記鉄骨積載設備の両側に、前記昇降路にコンテナを進入させるコンテナ進入部が具備されることを特徴とする請求項44に記載のコンテナ物流処理装置。
【請求項47】
前記コンテナ進入部は、各々の前記昇降路の下端外側に設置される進入レールと、前記進入レールに沿って移動されるように具備される台車と、前記進入レールの外端と直交しており、かつその上側に設置される上部レールと、前記上部レールに沿って移動しながら前記台車にコンテナを積むように具備される積載ローダとで構成されることを特徴とする請求項46に記載のコンテナ物流処理装置。
【請求項48】
前記積載ローダは、前記上部レールに沿って移動する移動台車と、前記移動台車の下部に具備される固定フレームと、前記固定フレームに多様な大きさのコンテナをホールディングするように具備される多数のホルダー部とで構成されることを特徴とする請求項47に記載のコンテナ物流処理装置。
【請求項49】
多数のコンテナを積載する積載手段が設置されるコンテナ物流処理装置において;
前記積載手段は、垂直の多層構造をなすように多数の積載室が形成され、各層の前記積載室の内部両側に横行レールが形成され、垂直方向に形成された昇降路が具備される鉄骨構造体と;
前記積載室の横行レールと対応する相対横行レールが形成され、前記昇降路に具備されるケージと;
前記ケージの内部に一緒に具備され、コンテナの上部側に結合されたり、分離されて前記横行レール及び相対横行レールに沿って横行駆動されるトラブリングと;
前記鉄骨構造体の上端部に設置され、前記ケージを前記昇降路に沿って昇降させる昇降駆動部と;で構成されることを特徴とするコンテナ物流処理装置。
【請求項50】
前記トラブリングは、前記ケージに本体が具備され、前記本体の両側に多数の駆動ローラーが具備され、前記駆動ローラーは、前記本体に装着された駆動モーターと連携され、前記相対横行レールに沿ってころがり接触運動をするように構成された横行駆動部と;
前記本体の底面部に形成され、コンテナの上部側の長孔に結合されたり、分離されるように具備されたホルダー部と;で構成されることを特徴とする請求項49に記載のコンテナ物流処理装置。
【請求項51】
前記ケージに作動シリンダーが具備され、前記作動シリンダーのロードに挿入棒が一体に形成され、前記作動シリンダーの作動によって前記挿入棒を前記ケージの外側に前後進させる固定作動部と;
前記積載室に相応して前記鉄骨構造体に多数形成され、前記挿入棒が固定されるようにする挿入固定部と;で構成され、前記横行レールと相対横行レールが一致した状態で、前記ケージを前記鉄骨構造体に固定する固定部が更に具備されることを特徴とする請求項49または50に記載のコンテナ物流処理装置。
【請求項52】
前記トラブリングの角の部位に、各々下方に油圧シリンダーが設置され、前記油圧シリンダーのロードの端部に前記ホルダー部を有するスプレッダーが装着され、前記油圧シリンダーの作動で前記スプレッダーが上下に移動し、前記スプレッダーの移動によって前記ホルダー部の高さを調節する高さ調節部が更に具備されることを特徴とする請求項49に記載のコンテナ物流処理装置。
【請求項53】
前記鉄骨構造体には、前記昇降路の両側に前記積載室が少なくとも二つ以上具備され、対応する層が相互連通するように前記鉄骨構造体が多数結合されて鉄骨積載設備が形成され;
前記鉄骨構造体の一側昇降路から他側昇降路まで前記トラブリングが移動可能に具備されることを特徴とする請求項49または50に記載のコンテナ物流処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【図47】
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【図48】
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【図49】
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【公表番号】特表2007−526860(P2007−526860A)
【公表日】平成19年9月20日(2007.9.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−518527(P2006−518527)
【出願日】平成16年6月15日(2004.6.15)
【国際出願番号】PCT/KR2004/001430
【国際公開番号】WO2005/001737
【国際公開日】平成17年1月6日(2005.1.6)
【出願人】(506002926)
【Fターム(参考)】