説明

サーチュイン調節因子としての二環式ピリジンおよび類似体

新規のサーチュイン調節化合物、ならびにその使用方法が、本明細書中で提供される。サーチュイン調節化合物は、細胞の寿命を増大するため、かつ、広範な種々の疾患および障害、例えば老化またはストレスに関連する疾患または障害、糖尿病、肥満症、神経変性疾患、心臓血管性疾患、血液凝固障害、炎症、癌および/または潮紅、ならびにミトコンドリア活性増大から利益を得る疾患または障害を処置し、および/または防止するために用いられ得る。サーチュイン調節化合物を別の治療薬と組合せて含む組成物も提供される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記構造式(I)により表される化合物、その互変異性体またはその塩:
【化1】

(上記式中、ZおよびZは、それぞれ独立して、NおよびCRから選択され、この場合、
およびZの少なくとも一方はCRであり、
Rは、それぞれ独立して、水素、ハロ、−OH、−C≡N、フルオロ置換C−Cアルキル、−O−(C−C)フルオロ置換アルキル、−S−(C−C)フルオロ置換アルキル、C−Cアルキル、−O−(C−C)アルキル、−S−(C−C)アルキル、C−Cシクロアルキル、−(C−C)アルキル−N(R)(R)、−O−CHCH(OH)CHOH、−O−(C−C)アルキル−N(R)(R)、および−N(R)(R)から選択され、
Wは、−O−、−NH−、−N(C−Cアルキル)−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、および−C(R)(R)−から選択され、
は、それぞれ独立して、水素、C−Cアルキルおよびフルオロ置換C−Cアルキルから選択されるか、あるいは同一炭素元素と結合される2つのRは共に=Oを形成し、
は、炭素環および複素環から選択され、この場合、Rは、ハロ、−C≡N、C−Cアルキル、=O、C−Cシクロアルキル、フルオロ置換C−Cアルキル、−O−R、−S−R、−(C−Cアルキル)−N(R)(R)、−N(R)(R)、−O−(C−Cアルキル)−N(R)(R)、−(C−Cアルキル)−O−(C−Cアルキル)−N(R)(R)、−C(O)−N(R)(R)、および−(C−Cアルキル)−C(O)−N(R)(R)から独立して選択される1つ以上の置換基で置換されていてもよく、Rがフェニルである場合、Rは、−O−(飽和複素環)、−O−(フルオロ置換飽和複素環)、C−Cアルキル−置換飽和複素環、3,4−メチレンジオキシ、フルオロ置換3,4−メチレンジオキシ、3,4−エチレンジオキシまたはフルオロ置換3,4−エチレンジオキシでも置換されていてもよく、
は、炭素環および複素環から選択され、この場合、Rは、ハロ、−C≡N、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cフルオロ置換アルキル、−O−R、−S−R、−SO−R、=O、−(C−Cアルキル)−N(R)(R)、−N(R)(R)、−O−(C−Cアルキル)−N(R)(R)、−(C−Cアルキル)−O−(C−Cアルキル)−N(R)(R)、−C(O)−N(R)(R)、−(C−Cアルキル)−C(O)−N(R)(R)、−O−フェニル、フェニルおよび第二複素環から独立して選択される1つ以上の置換基で置換されていてもよく、Rがフェニルである場合、Rは、−O−(飽和複素環)、3,4−メチレンジオキシ、フルオロ置換3,4−メチレンジオキシ、3,4−エチレンジオキシまたはフルオロ置換3,4−エチレンジオキシでも置換されていてもよく、ここで、Rの任意のフェニル、飽和複素環、または第二複素環置換基は、ハロ、−C≡N、C−Cアルキル、フルオロ置換C−Cアルキル、−O−(C−C)フルオロ置換アルキル、−O−(C−C)アルキル、−S−(C−C)アルキル、−S−(C−C)フルオロ置換アルキル、−NH−(C−C)アルキルおよび−N−(C−Cアルキルで置換されていてもよく、、
は、それぞれ独立して、水素および−C−Cアルキルから選択されるか、あるいは
2つのRは、それらが結合される窒素原子と共に、N、S、S(=O)、S(=O)およびOから選択される1つの追加のヘテロ原子を含んでいてもよい4〜8員飽和複素環を形成し、この場合、
がアルキルである場合、アルキルは、−OH、フルオロ、−NH、−NH(C−Cアルキル)、−N(C−Cアルキル)、−NH(CHCHOCH)および−N(CHCHOCHから選択される1つ以上の置換基で置換されていてもよく、
2つのRは、それらが結合される窒素原子と共に、4〜8員飽和複素環を形成する場合、飽和複素環は、任意の炭素原子の位置で、−OH、−C−Cアルキル、フルオロ、−NH、−NH(C−Cアルキル)、−N(C−Cアルキル)、−NH(CHCHOCH)または−N(CHCHOCHで置換されていてもよく、任意の置換可能窒素原子の位置で、水素、−C−Cアルキル、フルオロ置換C−Cアルキルまたは−(CH−O−CHで置換されていてもよく、
pは、1、2または3であり、
は、−C(=O)−†、−C(=O)−O†、−C(=O)−CR−†、−S(=O)−†、−S(=O)−†、−S(=O)−CR−†、−S(=O)−CR−†、−C(=S)−†、−C(=S)−CR−†、−C(=O)−NH−†、−C(=S)−NH−†、−S(=O)−NH−†、−S(=O)−NH−†、−CR−NH−†、−C(=NR)−NH−†、−C(=O)−NH−CR−†、−CR−NH−C(O)−†、−CR−C(=S)−NH−†、−CR−S(O)−NH−†、−CR−S(O)−NH−†、−CR−O−C(=O)−NH−†および−CR−NH−C(=O)−O−†から選択され、ここで、
†は、XがRと結合される場合を表し、
およびRは、それぞれ独立して、水素、C−Cアルキル、−CFおよび(C−Cアルキル)−CFから選択される)。
【請求項2】
下記構造式(IV)により表される化合物、その互変異性体またはその塩:
【化2】

(上記式中、ZおよびZは、それぞれ独立して、NおよびCRから選択され、この場合、
およびZの少なくとも一方はCRであり、
Rは、それぞれ独立して、水素、ハロ、−OH、−C≡N、フルオロ置換C−Cアルキル、−O−(C−C)フルオロ置換アルキル、−S−(C−C)フルオロ置換アルキル、C−Cアルキル、−O−(C−C)アルキル、−S−(C−C)アルキル、C−Cシクロアルキル、−(C−C)アルキル−N(R)(R)、−O−CHCH(OH)CHOH、−O−(C−C)アルキル−N(R)(R)および−N(R)(R)から選択され、
11はハロゲンから選択され、R12は、水素、ハロゲン、C−Cアルキルおよびフルオロ置換C−Cアルキルから選択され、
は、それぞれ独立して、水素、C−Cアルキルおよびフルオロ置換C−Cアルキルから選択されるか、あるいは同一炭素元素と結合される2つのRは共に=Oを形成し、
は、炭素環および複素環から選択され、この場合、Rは、ハロ、−C≡N、C−Cアルキル、=O、C−Cシクロアルキル、フルオロ置換C−Cアルキル、−O−R、−S−R、−(C−Cアルキル)−N(R)(R)、−N(R)(R)、−O−(C−Cアルキル)−N(R)(R)、−(C−Cアルキル)−O−(C−Cアルキル)−N(R)(R)、−C(O)−N(R)(R)および−(C−Cアルキル)−C(O)−N(R)(R)から独立して選択される1つ以上の置換基で置換されていてもよく、Rがフェニルである場合、Rは、−O−(飽和複素環)、−O−(フルオロ置換飽和複素環)、C−Cアルキル−置換飽和複素環、3,4−メチレンジオキシ、フルオロ置換3,4−メチレンジオキシ、3,4−エチレンジオキシまたはフルオロ置換3,4−エチレンジオキシでも置換されていてもよく、
は、炭素環および複素環から選択され、この場合、Rは、ハロ、−C≡N、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cフルオロ置換アルキル、−O−R、−S−R、−SO−R、=O、−(C−Cアルキル)−N(R)(R)、−N(R)(R)、−O−(C−Cアルキル)−N(R)(R)、−(C−Cアルキル)−O−(C−Cアルキル)−N(R)(R)、−C(O)−N(R)(R)、−(C−Cアルキル)−C(O)−N(R)(R)、−O−フェニル、フェニルおよび第二複素環から独立して選択される1つ以上の置換基で置換されていてもよく、Rがフェニルである場合、Rは、−O−(飽和複素環)、3,4−メチレンジオキシ、フルオロ置換3,4−メチレンジオキシ、3,4−エチレンジオキシまたはフルオロ置換3,4−エチレンジオキシでも置換されていてもよく、ここで、Rの任意のフェニル、飽和複素環または第二複素環置換基は、ハロ、−C≡N、C−Cアルキル、フルオロ置換C−Cアルキル、−O−(C−C)フルオロ置換アルキル、−O−(C−C)アルキル、−S−(C−C)アルキル、−S−(C−C)フルオロ置換アルキル、−NH−(C−C)アルキルおよび−N−(C−Cアルキルで置換されていてもよく、、
は、それぞれ独立して、水素および−C−Cアルキルから選択されるか、あるいは
2つのRは、それらが結合される窒素原子と共に、N、S、S(=O)、S(=O)およびOから選択される1つの追加のヘテロ原子を含んでいてもよい4〜8員飽和複素環を形成し、この場合、
がアルキルである場合、アルキルは、−OH、フルオロ、−NH、−NH(C−Cアルキル)、−N(C−Cアルキル)、−NH(CHCHOCH)および−N(CHCHOCHから選択される1つ以上の置換基で置換されていてもよく、
2つのRは、それらが結合される窒素原子と共に、4〜8員飽和複素環を形成する場合、飽和複素環は、任意の炭素原子の位置で、−OH、−C−Cアルキル、フルオロ、−NH、−NH(C−Cアルキル)、−N(C−Cアルキル)、−NH(CHCHOCH)または−N(CHCHOCHで置換されていてもよく、任意の置換可能窒素原子の位置で、水素、−C−Cアルキル、フルオロ置換C−Cアルキルまたは−(CH−O−CHで置換されていてもよく、
pは、1、2または3であり、
は、−C(=O)−†、−C(=O)−O†、−C(=O)−CR−†、−S(=O)−†、−S(=O)−†、−S(=O)−CR−†、−S(=O)−CR−†、−C(=S)−†、−C(=S)−CR−†、−C(=O)−NH−†、−C(=S)−NH−†、−S(=O)−NH−†、−S(=O)−NH−†、−CR−NH−†、−C(=NR)−NH−†、−C(=O)−NH−CR−†、−CR−NH−C(O)−†、−CR−C(=S)−NH−†、−CR−S(O)−NH−†、−CR−S(O)−NH−†、−CR−O−C(=O)−NH−†および−CR−NH−C(=O)−O−†から選択され、ここで、
†は、XがRと結合される場合を表し、
およびRは、それぞれ独立して、水素、C−Cアルキル、−CFおよび(C−Cアルキル)−CFから選択される)。
【請求項3】
下記構造式(V)により表される化合物、その互変異性体またはその塩:
【化3】

(上記式中、ZおよびZは、それぞれ独立して、NおよびCRから選択され、この場合、
およびZの少なくとも一方はCRであり、
Rは、それぞれ独立して、水素、ハロ、−OH、−C≡N、フルオロ置換C−Cアルキル、−O−(C−C)フルオロ置換アルキル、−S−(C−C)フルオロ置換アルキル、C−Cアルキル、−O−(C−C)アルキル、−S−(C−C)アルキル、C−Cシクロアルキル、−(C−C)アルキル−N(R)(R)、−O−CHCH(OH)CHOH、−O−(C−C)アルキル−N(R)(R)および−N(R)(R)から選択され、
Wは、−O−、−NH−、−N(C−Cアルキル)−、−S−、−S(O)−、−S(O)−および−C(R)(R)−から選択され、
は、それぞれ独立して、水素、ハロゲン、C−Cアルキルおよびフルオロ置換C−Cアルキルから選択されるか、あるいは同一炭素元素と結合される2つのRは共に=Oを形成し、
は、炭素環および複素環から選択され、この場合、Rは、ハロ、−C≡N、C−Cアルキル、=O、C−Cシクロアルキル、フルオロ置換C−Cアルキル、−O−R、−S−R、−(C−Cアルキル)−N(R)(R)、−N(R)(R)、−O−(C−Cアルキル)−N(R)(R)、−(C−Cアルキル)−O−(C−Cアルキル)−N(R)(R)、−C(O)−N(R)(R)および−(C−Cアルキル)−C(O)−N(R)(R)から独立して選択される1つ以上の置換基で置換されていてもよく、Rがフェニルである場合、Rは、−O−(飽和複素環)、−O−(フルオロ置換飽和複素環)、C−Cアルキル−置換飽和複素環、3,4−メチレンジオキシ、フルオロ置換3,4−メチレンジオキシ、3,4−エチレンジオキシまたはフルオロ置換3,4−エチレンジオキシでも置換されていてもよく、
は、炭素環および複素環から選択され、この場合、Rは、ハロ、−C≡N、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cフルオロ置換アルキル、−O−R、−S−R、−SO−R、=O、−(C−Cアルキル)−N(R)(R)、−N(R)(R)、−O−(C−Cアルキル)−N(R)(R)、−(C−Cアルキル)−O−(C−Cアルキル)−N(R)(R)、−C(O)−N(R)(R)、−(C−Cアルキル)−C(O)−N(R)(R)、−O−フェニル、フェニルおよび第二複素環から独立して選択される1つ以上の置換基で置換されていてもよく、Rがフェニルである場合、Rは、−O−(飽和複素環)、3,4−メチレンジオキシ、フルオロ置換3,4−メチレンジオキシ、3,4−エチレンジオキシまたはフルオロ置換3,4−エチレンジオキシでも置換されていてもよく、ここで、Rの任意のフェニル、飽和複素環または第二複素環置換基は、ハロ、−C≡N、C−Cアルキル、フルオロ置換C−Cアルキル、−O−(C−C)フルオロ置換アルキル、−O−(C−C)アルキル、−S−(C−C)アルキル、−S−(C−C)フルオロ置換アルキル、−NH−(C−C)アルキルおよび−N−(C−Cアルキルで置換されていてもよく、
は、それぞれ独立して、水素および−C−Cアルキルから選択されるか、あるいは
2つのRは、それらが結合される窒素原子と共に、N、S、S(=O)、S(=O)およびOから選択される1つの追加のヘテロ原子を含んでいてもよい4〜8員飽和複素環を形成し、この場合、
がアルキルである場合、アルキルは、−OH、フルオロ、−NH、−NH(C−Cアルキル)、−N(C−Cアルキル)、−NH(CHCHOCH)および−N(CHCHOCHから選択される1つ以上の置換基で置換されていてもよい、
2つのRは、それらが結合される窒素原子と共に、4〜8員飽和複素環を形成する場合、飽和複素環が、任意の炭素原子の位置で、−OH、−C−Cアルキル、フルオロ、−NH、−NH(C−Cアルキル)、−N(C−Cアルキル)、−NH(CHCHOCH)または−N(CHCHOCHで置換されていてもよい、任意の置換可能窒素原子の位置で、水素、−C−Cアルキル、フルオロ置換C−Cアルキルまたは−(CH−O−CHで置換されていてもよく、
pは、1、2または3であり、
およびRは、共に、3〜6員飽和炭素環または複素環を形成する)。
【請求項4】
下記構造式(VI)により表される化合物、その互変異性体またはその塩:
【化4】

(上記式中、ZおよびZは、それぞれ独立して、NおよびCRから選択され、この場合、
およびZの少なくとも一方はCRであり、
Rは、それぞれ独立して、水素、ハロ、−OH、−C≡N、フルオロ置換C−Cアルキル、−O−(C−C)フルオロ置換アルキル、−S−(C−C)フルオロ置換アルキル、C−Cアルキル、−O−(C−C)アルキル、−S−(C−C)アルキル、C−Cシクロアルキル、−(C−C)アルキル−N(R)(R)、−O−CHCH(OH)CHOH、−O−(C−C)アルキル−N(R)(R)および−N(R)(R)から選択され、
Wは、−O−、−NH−、−N(C−Cアルキル)−、−S−、−S(O)−、−S(O)−および−C(R)(R)−から選択され、
は、それぞれ独立して、水素、ハロゲン、C−Cアルキルおよびフルオロ置換C−Cアルキルから選択されるか、あるいは同一炭素元素と結合される2つのRは共に=Oを形成し、
は、炭素環および複素環から選択され、この場合、Rは、スピロ二環で置換され、Rは、ハロ、−C≡N、C−Cアルキル、=O、C−Cシクロアルキル、フルオロ置換C−Cアルキル、−O−R、−S−R、−(C−Cアルキル)−N(R)(R)、−N(R)(R)、−O−(C−Cアルキル)−N(R)(R)、−(C−Cアルキル)−O−(C−Cアルキル)−N(R)(R)、−C(O)−N(R)(R)および−(C−Cアルキル)−C(O)−N(R)(R)から独立して選択される1つ以上の置換基で置換されていてもよく、Rがフェニルである場合、Rは、−O−(飽和複素環)、−O−(フルオロ置換飽和複素環)、C−Cアルキル−置換飽和複素環、3,4−メチレンジオキシ、フルオロ置換3,4−メチレンジオキシ、3,4−エチレンジオキシまたはフルオロ置換3,4−エチレンジオキシでも置換されていてもよく、
は、炭素環および複素環から選択され、この場合、Rは、ハロ、−C≡N、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cフルオロ置換アルキル、−O−R、−S−R、−SO−R、=O、−(C−Cアルキル)−N(R)(R)、−N(R)(R)、−O−(C−Cアルキル)−N(R)(R)、−(C−Cアルキル)−O−(C−Cアルキル)−N(R)(R)、−C(O)−N(R)(R)、−(C−Cアルキル)−C(O)−N(R)(R)、−O−フェニル、フェニルおよび第二複素環から独立して選択される1つ以上の置換基で置換されていてもよく、Rがフェニルである場合、Rは、−O−(飽和複素環)、3,4−メチレンジオキシ、フルオロ置換3,4−メチレンジオキシ、3,4−エチレンジオキシまたはフルオロ置換3,4−エチレンジオキシでも置換されていてもよく、ここで、Rの任意のフェニル、飽和複素環または第二複素環置換基は、ハロ、−C≡N、C−Cアルキル、フルオロ置換C−Cアルキル、−O−(C−C)フルオロ置換アルキル、−O−(C−C)アルキル、−S−(C−C)アルキル、−S−(C−C)フルオロ置換アルキル、−NH−(C−C)アルキルおよび−N−(C−Cアルキルで置換されていてもよく、
は、それぞれ独立して、水素および−C−Cアルキルから選択されるか、あるいは
2つのRは、それらが結合される窒素原子と共に、N、S、S(=O)、S(=O)およびOから選択される1つの追加のヘテロ原子を含んでいてもよい4〜8員飽和複素環を形成し、この場合、
がアルキルである場合、アルキルは、−OH、フルオロ、−NH、−NH(C−Cアルキル)、−N(C−Cアルキル)、−NH(CHCHOCH)および−N(CHCHOCHから選択される1つ以上の置換基で置換されていてもよく、
2つのRは、それらが結合される窒素原子と共に、4〜8員飽和複素環を形成する場合、飽和複素が、任意の炭素原子の位置で、−OH、−C−Cアルキル、フルオロ、−NH、−NH(C−Cアルキル)、−N(C−Cアルキル)、−NH(CHCHOCH)または−N(CHCHOCHで置換されていてもよく、任意の置換可能窒素原子の位置で、水素、−C−Cアルキル、フルオロ置換C−Cアルキルまたは−(CH−O−CHで置換されていてもよく、
pは、1、2または3であり、
は、−C(=O)−†、−C(=O)−O†、−C(=O)−CR−†、−S(=O)−†、−S(=O)−†、−S(=O)−CR−†、−S(=O)−CR−†、−C(=S)−†、−C(=S)−CR−†、−C(=O)−NH−†、−C(=S)−NH−†、−S(=O)−NH−†、−S(=O)−NH−†、−CR−NH−†、−C(=NR)−NH−†、−C(=O)−NH−CR−†、−CR−NH−C(O)−†、−CR−C(=S)−NH−†、−CR−S(O)−NH−†、−CR−S(O)−NH−†、−CR−O−C(=O)−NH−†および−CR−NH−C(=O)−O−†から選択され、ここで、
†は、XがRと結合される場合を表し、
およびRは、それぞれ独立して、水素、C−Cアルキル、−CFおよび(C−Cアルキル)−CFから選択され、、Xが−C(=O)−NH−CR−†である場合、RおよびRはさらにまた、共に3〜6員飽和炭素環または複素環を形成し得る)。
【請求項5】
が複素環および脂肪族炭素環から選択される、請求項1〜4のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項6】
11およびR12がそれぞれ、ハロゲンから選択される、請求項2に記載の化合物。
【請求項7】
11およびR12がそれぞれ、フッ素である、請求項6に記載の化合物。
【請求項8】
およびRが共にシクロプロピル環を形成する、請求項3または4に記載の化合物。
【請求項9】
スピロ二環が4−4へテロ二環である、請求項4に記載の化合物。
【請求項10】
4−4へテロ二環が、下記構造式により表される、請求項9に記載の化合物:
【化5】


【請求項11】
下記構造式のいずれかにより表される、請求項1に記載の化合物:
【化6】


【請求項12】
が、下記から選択され、この場合、Rは、ハロ、C−Cアルキル、フルオロ置換C−Cアルキル、−(C−Cアルキル)−N(R)(R)、−N(R)(R)、−C(O)−N(R)(R)、=Oおよび−O−Rから独立して選択される1つ以上の置換基で置換されていてもよい、請求項1〜3のいずれか一項に記載の化合物:
【化7】


【請求項13】
が、−F、−Cl、−CH、−OCH
【化8】

から独立して選択される1つ以上の基で置換される、請求項12に記載の化合物。
【請求項14】
が、下記から選択される、請求項13に記載の化合物:
【化9】




【請求項15】
が、下記から選択される、請求項14に記載の化合物:
【化10】


【請求項16】
が、下記から選択され、この場合、Rが、ハロ、C−Cアルキル、−(C−Cアルキル)−N(R)(R)、C−Cフルオロ置換アルキル、−O−R、−SO−R、−N(R)(R)および−O−(C−Cアルキル)−N(R)(R)から独立して選択される1つ以上の基で置換されていてもよい、請求項1〜15のいずれか一項に記載の化合物:
【化11】


【請求項17】
が、=O、−F、−Cl、−CN、−CH、−OCH、−CFH、−N(CH、−CHN(CH
【化12】

から独立して選択される1つ以上の基で置換されていてもよい、請求項16に記載の化合物。
【請求項18】
が、下記から選択される請求項17記載の化合物:
【化13】




【請求項19】
が、下記から選択される、請求項18に記載の化合物:
【化14】


【請求項20】
が−C(=O)−NH−†である、請求項1、3、または4のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項21】
前記化合物が、化合物番号500、501、502、503、506、507、508、510、511、513、514、517、519、529、531、533、535、536、537、538、539、541、547、548、549、551、554、556、557、559、560、563、566、570、571、574、578、579、585、586、587、588、589、590、591、592、593、594、595、596、597、598、599、600、601、602、603、604、605、607、608、609、611、612、613、614、615、616、617、618、619、620、622、623、624、625、626、631、638、639、644、645、646、647、648、649、651、652、653、654、658、659、660、661、662、663、664、666、668、669、670、671、673、675、678、679、682、683、684、685、686、687、688、689、690、691、692、695、696、697、699、700、701、702、703、707、710、711、713、726、742、745、748、750、768、785、786、787、793、794、795、801、802、804、805、813、819、820、823、825、826、827、830、838、839、840、841、845、846、848、849、850、851、858、860、861、868、869、870、872、873、874、875、876、877、878、880、881、882、883および887のうちのいずれか1つである、請求項1に記載の化合物。
【請求項22】
化合物番号745、813、825、および841のうちのいずれか1つである、請求項2に記載の化合物。
【請求項23】
化合物番号633である、請求項3に記載の化合物。
【請求項24】
化合物番号823、869、および877のうちのいずれか1つである、請求項4に記載の化合物。
【請求項25】
請求項1〜24のいずれか一項に記載の化合物と、薬学上許容可能な担体または希釈剤とを含む医薬組成物。
【請求項26】
付加的活性作用物質をさらに含む、請求項25に記載の医薬組成物。
【請求項27】
インスリン耐性、代謝性症候群、糖尿病またはその合併症に罹患しているかまたはその疑いがある被験者を処置するための、あるいは被験者におけるインスリン感受性を増大するための方法であって、それを必要とする被験者に請求項25に記載の組成物を投与することを含む、方法。
【請求項28】
それを必要とする被験者に付加的治療薬を投与することをさらに含む、請求項27に記載の方法。

【公表番号】特表2013−509442(P2013−509442A)
【公表日】平成25年3月14日(2013.3.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−537157(P2012−537157)
【出願日】平成22年10月29日(2010.10.29)
【国際出願番号】PCT/US2010/054880
【国際公開番号】WO2011/059839
【国際公開日】平成23年5月19日(2011.5.19)
【出願人】(507239341)サートリス ファーマシューティカルズ, インコーポレイテッド (32)
【Fターム(参考)】