説明

タッチセンシング基板及びそれの製造方法

【課題】タッチセンシング基板及びその製造方法を提供する。
【解決手段】第1光センシング素子は、ベース基板上に配置され、第1の光によって動作し、第1ゲート電極、第1ゲート電極と重なる第1アクティブパターン、第1アクティブパターンと部分的に重なる第1ソース電極、及び第1ドレーン電極を含む。第2光センシング素子は、ベース基板上に配置され、第2の光により動作し、第2ゲート電極、第2ゲート電極と重なる第1アクティブパターンと異なった物質を含む第2アクティブパターン、第2アクティブパターンと部分的に重なる第2ソース電極、及び第2ドレーン電極を含む。第1バイアス配線は、第1及び第2ゲート電極から延長されて第1及び第2ゲート電極と接続される。ソース及びドレーン電極がソース及びドレーン接続電極によりコンタクトホールを通じて接続されることによって、ソース及びドレーン電極のショート不良を防止することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はタッチセンシング基板及びそれの製造方法に関し、より詳細には工程信頼性を向上させるためのタッチセンシング基板及びそれの製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
最近、液晶表示装置において、画像を表示する表示パネルにタッチ入力機能を付与するためにタッチ位置をセンシングするためのセンシング素子が形成されたタッチ表示パネルが開発されている。前記タッチ表示パネルは、画像を表示するための画素電極及び前記画素電極と接続されたスイッチング素子が形成された表示基板、光をセンシングするセンシング素子と前記センシング素子を制御する駆動する駆動素子が形成されたタッチセンシング基板、及び前記基板の間に介在した液晶層を含む。
【0003】
前記タッチ表示パネルは、外部からタッチが発生すれば、前記センシング素子に光が入射され、入射された光によって前記センシング素子には光電流(photo current)が発生する。前記タッチ表示パネルと接続された検出回路は、前記光電流と前記入射光が受信される前の前記センシング素子の暗電流(dark current)との差を利用して、前記タッチ表示パネルのタッチ位置を検出する。
【0004】
前記タッチセンシング基板は、第1の光をセンシングする第1光センシング素子と、第2の光をセンシングする第2光センシング素子とを含む。前記第1及び第2光センシング素子は、互いに異なる光をセンシングする際のセンシングノイズを最小化するために、互いに異なる半導体物質により形成されたアクティブパターンを有する。このために、製造工程においては、前記第1光センシング素子を先に形成し、以後、前記第2光センシング素子を形成する。
【0005】
前記センシング素子の製造工程においては、まず、第1フォト工程によって半導体物質をパターニングしてアクティブパターンを形成し、第2フォト工程によって前記アクティブパターンの上にソース電極及びドレーン電極を形成する。前記第1フォト工程によって、前記アクティブパターンは、一般的に不均一のサイドプロファイル(side profile)、すなわち、サイドプロファイルの不良を有する。前記アクティブパターンのサイドプロファイルの不良は、例えば、前記アクティブパターンを覆う絶縁層が完全にエッチングされずに残留するチップ(tip)、または、エッチング防止膜によってアクティブパターンが完全にカバーされないということによってストリンガー(stringer)性不良などをいう。前記アクティブパターンの製造工程後、前記ソース及びドレーン電極が製造されるに伴い、前記アクティブパターンの不均一のサイドプロファイルによって、前記ソース及びドレーン電極がショート(short)される不良が発生する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開平11−097705号公報
【特許文献2】特開2003−023014号公報
【特許文献3】特開2001−036097号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
そこで、本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、ソース及びドレーン電極の工程信頼性を改善するためのタッチセンシング基板を提供することにある。
【0008】
本発明の他の目的は、前記タッチセンシング基板の製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述した本発明の目的を実現するための一実施形態に係るタッチセンシング基板は、ベース基板、第1光センシング素子、第2光センシング素子、第1ドレーン接続電極、第2ドレーン接続電極、及び第1バイアス配線を含む。前記第1光センシング素子は、前記ベース基板上に配置されて第1の光によって動作し、第1ゲート電極、前記第1ゲート電極と重なった第1アクティブパターン、前記第1アクティブパターンと部分的に重なった第1ソース電極、及び第1ドレーン電極を含む。前記第2光センシング素子は、前記ベース基板上に配置されて第2の光によって動作し、第2ゲート電極、前記第2ゲート電極と重なって前記第1アクティブパターンと異なった物質を含む第2アクティブパターン、前記第2アクティブパターンと部分的に重なった第2ソース電極、及び第2ドレーン電極を含む。前記第1バイアス配線は、前記第1及び第2ゲート電極から延びて前記第1及び第2ゲート電極と接続する。
【0010】
上述した本発明の他の目的を実現するための一実施形態に係るタッチセンシング基板の製造方法は、ベース基板の上にバンドパスフィルタ、ゲート配線、及び前記ゲート配線と接続された第1ゲート電極を形成する。前記第1ゲート電極が形成されたベース基板の上に、第1絶縁層、第1半導体層、第1抵抗性接触層、第1金属層及び第2金属層を積層する。段差を有する第1フォトレジストパターンを利用して、前記第1半導体層、第1抵抗性接触層、第1金属層、及び第2金属層をパターニングし、前記第1ゲート電極と重なる第1アクティブパターン、前記第1アクティブパターンと重なる第1電極パターン、第2アクティブパターン、及び、前記第2アクティブパターンと重なる第2電極パターンを形成する。前記第1フォトレジストパターンが一部除去されたフォトパターンを利用して、前記第1及び第2電極パターンらそれぞれの前記第2金属層をパターニングする。前記パターニングされた第2金属層を利用して、前記第1金属層をパターニングし、第1ソース電極、第1ドレーン電極、第2ソース電極及び第2ドレーン電極を形成する。前記第1アクティブパターンと重なったトップゲート電極、前記第2アクティブパターンと重なった第2ゲート電極、前記第1ソース電極の上面と接続された第1ソース接続電極、前記第2ソース電極の上面と接続された第2ソース接続電極、前記第1ドレーン電極の上面と接続された第1ドレーン接続電極、前記第2ドレーン電極の上面と接続された第2ドレーン接続電極、前記ゲート配線と交差するリード配線及びバイアス配線を形成する。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、ソース及びドレーン電極が、ソース及びドレーン接続電極によってコンタクトホールを通じて互いに接続されることによって、ソース及びドレーン電極のショート不良を防止することができる。また、エッチング選択比が異なる二重金属層を利用してソース及びドレーン電極を形成することによって、タッチセンシング基板の製造工程を単純化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の一実施形態に係るタッチセンシング基板の平面図である。
【図2】図1に図示されたI−I’線に沿って切断されたタッチセンシング基板の断面図である。
【図3】図1に図示されたタッチセンシング基板の等価回路図である。
【図4】図2に図示されたタッチセンシング基板の製造方法を説明するための断面図である。
【図5】図2に図示されたタッチセンシング基板の製造方法を説明するための断面図である。
【図6】図2に図示されたタッチセンシング基板の製造方法を説明するための断面図である。
【図7】図2に図示されたタッチセンシング基板の製造方法を説明するための断面図である。
【図8】図2に図示されたタッチセンシング基板の製造方法を説明するための平面図である。
【図9】図2に図示されたタッチセンシング基板の製造方法を説明するための平面図である。
【図10】図2に図示されたタッチセンシング基板の製造方法を説明するための平面図である。
【図11】図2に図示されたタッチセンシング基板の製造方法を説明するための平面図である。
【図12】本発明の他の実施形態に係るソース電極及びドレーン電極を説明するための平面図である。
【図13】本発明のさらに他の実施形態に係るソース電極及びドレーン電極を説明するための平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図面を参照して、本発明の表示装置の望ましい実施形態をより詳細に説明する。
【0014】
以下に記載した第1、第2等の用語は、多様な構成要素を説明するのに使われ、これらの用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的にのみに使用される。したがって、例えば、本実施形態において、第1構成要素と第2構成要素のそれぞれに対応する要素を入れ替えたものも、本発明の権利範囲内である。
【0015】
図1は、本発明の一実施形態に係るタッチセンシング基板の平面図である。図2は図1に図示したI−I’線に沿って切断したタッチセンシング基板の断面図である。
【0016】
図1及び図2を参照すれば、前記タッチセンシング基板100は、ベース基板101、複数のリード配線RL1、RL2、複数のバイアス配線BL1、BL2、複数のゲート配線GL1、GL2、第1スイッチング素子TRS1、第1光センシング素子TRV、第1センシングキャパシタSC1、第2スイッチング素子TRS2、第2光センシング素子TRI、及び第2センシングキャパシタSC2を含む。前記タッチセンシング基板100は、第1絶縁層120、絶縁パターン151、第3絶縁層180及び有機絶縁層OLをさらに含む。
【0017】
前記リード配線RL1、RL2は、前記ベース基板101の上に第1方向D1に向かって伸びており、第1方向D1と交差する第2方向D2に並べて配置されている。
【0018】
前記バイアス配線BL1、BL2は、前記ベース基板101の上に前記第1方向D1に向かって伸びており、前記第2方向D2に並べて配置されている。前記バイアス配線BL1、BL2は、前記第1及び第2リード配線RL1、RL2の間に配置されるとよい。
【0019】
前記ゲート配線GL1、GL2は、前記第2方向D2に向かって伸びており、前記第1方向D1に並べて配置されている。
【0020】
前記第1スイッチング素子TRS1は、第1ゲート電極GE1、第1アクティブパターンAP1、第1ソース電極SE1、第1ドレーン電極DE1、第1トップゲート電極TGE1、第1ソース接続電極SCE1、及び、第1ドレーン接続電極DCE1を含む。前記第1スイッチング素子TRS1は、薄膜トランジスタである。
【0021】
前記第1ゲート電極GE1は、第2ゲート配線GL2に接続される。前記第1ゲート電極GE1は、前記第1トップゲート電極TGE1と重なるボトムゲート電極である。
【0022】
前記第1アクティブパターンAP1は、第1半導体層131及び前記第1半導体層131の上に配置された第1抵抗接触層132を含み、前記第1ゲート電極GE1の上に配置される。
【0023】
前記第1ソース電極SE1は、第1金属層141及び前記第1金属層141の上に配置され前記第1金属層141とエッチング選択比が異なる第2金属層142を含む。前記第1ソース電極SE1は、バー(bar)状の少なくとも一つ以上の第1フィンガー部F1を含むことができる。前記第1ソース電極SE1の第1フィンガー部F1は、前記第1アクティブパターンAP1の上に配置されて一側面は前記第1アクティブパターンAP1の第1側面と一致する。前記「一致する」という表現は、前記第1アクティブパターンAP1の第1側面を仮想的に延長した平面上に存在するか、または、隣接するように形成できる場合の両方を含む。
【0024】
前記第1ドレーン電極DE1は、前記第1及び第2金属層141、142を含み、バー状の少なくとも一つ以上の第2フィンガー部F2を含む。前記第1ドレーン電極DE1の第2フィンガー部F2は、前記第1アクティブパターンAP1の上に、前記第1ソース電極SE1と離隔して配置される。第2フィンガー部F2の一側面は、前記第1アクティブパターンAP1の第1側面と向き合う前記第1アクティブパターンAP1の第2側面と一致する。
【0025】
前記第1トップゲート電極TGE1は、前記第1ソース電極SE1及び第1ドレーン電極DE1の上に前記第1ゲート電極GE1と重なるように配置される。前記第1トップゲート電極TGE1は、第1コンタクトホールC1を通じて、前記第1ゲート電極GE1と電気的に接続されている。即ち、前記第1スイッチング素子TRS1はダブルゲート構造を有する。
【0026】
前記第1ソース接続電極SCE1は、前記第1ソース電極SE1の上面に形成された第2コンタクトホールC2を通じて、前記第1ソース電極SE1と接続される。前記第2コンタクトホールC2は、前記第1ソース電極SE1の第1フィンガー部F1の上面に形成されている。前記第1ソース接続電極SCE1は、前記第1トップゲート電極TGE1の第1側面と離隔して、部分的に前記第1ソース電極SE1と重なる。前記第1ソース接続電極SCE1は、前記第1リード配線RL1と接続して、前記第1ソース電極SE1と前記第1リード配線RL1を電気的に互いに接続する。
【0027】
前記第1ドレーン接続電極DCE1は、前記第1ドレーン電極DE1の上面に形成された第3コンタクトホールC3を通じて、前記第1ドレーン電極DE1と接続される。前記第3コンタクトホールC3は、前記第1ドレーン電極DE1の第2フィンガー部F2の上面に形成されている。前記第1ドレーン接続電極DCE1は、前記第1トップゲート電極TGE1の第1側面と向かい合う第2側面と離隔して、部分的に前記第1ドレーン電極DE1と重なる。前記第1ドレーン接続電極DCE1は前記第1センシングキャパシタSC1と接続して、前記第1ドレーン電極DE1と前記センシングキャパシタSC1を互いに接続する。
【0028】
前記第1光センシング素子TRVは、第2アクティブパターンAP2、第2ソース電極SE2、第2ドレーン電極DE2、第2ゲート電極GE2、第2ソース接続電極SCE2、及び第2ドレーン接続電極DCE2を含む。前記第1光センシング素子TRVは薄膜トランジスタである。
【0029】
前記第2アクティブパターンAP2は、前記第1半導体層131及び前記第1抵抗接触層132を含む。
【0030】
前記第2ソース電極SE2は、前記第1金属層141及び前記第2金属層142を含む。前記第2ソース電極SE2は少なくとも一つ以上の第1フィンガー部F1を含む。図示する通り、前記第2ソース電極SE2は、複数のバー状を有するフィンガーが並んで配置された第1フィンガー部F1を含むことができる。前記第1ソース電極SE1の第1フィンガー部F1は、前記第2アクティブパターンAP2の上に配置される。第1フィンガー部F1の一側面は前記第2アクティブパターンAP2の第1側面と一致する。
【0031】
前記第2ドレーン電極DE2は、前記第2ソース電極SE2と同様に前記第1及び第2金属層141、142を含む。前記第2ドレーン電極DE2は、少なくとも一つ以上の第2フィンガー部F2を含む。前記第2ドレーン電極DE2の第2フィンガー部F2は、前記第2アクティブパターンAP2の上に前記第2ソース電極SE2の第1フィンガー部F1と第2方向D2に離隔して配置される。第2フィンガー部F2の一側面は前記第2アクティブパターンAP2の第1側面と向かい合う前記第2アクティブパターンAP2の第2側面と一致する。前記第2ゲート電極GE2は、前記第2ソース電極SE2及び第2ドレーン電極DE2の上に前記第2アクティブパターンAP2と重なるように配置される。
【0032】
前記第2ソース接続電極SCE2は、前記第2ソース電極SE2の上面に形成された第4コンタクトホールC4を通じて前記第2ソース電極SE2と接続する。前記第4コンタクトホールC4は、前記第2ソース電極SE2の第1フィンガー部F1の上面に形成されている。前記第2ソース接続電極SCE2は、前記第2ゲート電極GE2の第1側面と離隔し、部分的に前記第2ソース電極SE2と重なる。前記第2ソース接続電極SCE2は、前記第1センシングキャパシタSC1と接続し、前記第2ソース電極SE2と前記第1センシングキャパシタSC1を互いに接続する。
【0033】
前記第2ドレーン接続電極DCE2は、前記第2ドレーン電極DE2の上面に形成された第5コンタクトホールC5を通じて前記第2ドレーン電極DE2と接続される。前記第5コンタクトホールC5は前記第2ドレーン電極DE2を構成するそれぞれの第2フィンガー部F2の上面に形成されている。前記第2ドレーン接続電極DCE2は、前記第2ゲート電極GE2の第1側面と向かい合う第2側面と離隔し、部分的に前記第2ドレーン電極DE2と重なる。前記第2ドレーン接続電極DEC2は、前記第1バイアス配線BL1と接続し、前記第2ドレーン電極DE2と前記第1バイアス配線BL1とを電気的に互いに接続する。
【0034】
前記第1バイアス配線BL1は、前記第1ドレーン接続電極DCE1と前記第2ドレーン接続電極DCE2とに向けて各々伸びており、前記第1ドレーン接続電極DCE1と前記第2ドレーン接続電極DCE2とに接続する。
【0035】
前記第1センシングキャパシタSC1は、第1電極E1及び第2電極E2を含む。前記第1電極E1は、第6コンタクトホールC6を通じて前記第1ドレーン接続電極DCE1と接続し、第7コンタクトホールC7を通じて前記第2ソース接続電極SCE2と接続する。前記第2電極E2は、前記第1バイアス配線BL1と接続し、前記第2ドレーン接続電極DCE2と接続する。
【0036】
前記第2スイッチング素子TRS2は、前記第1スイッチング素子TRS1と実質的に同じ構成要素を有する。前記第2スイッチング素子TRS2は、第4ゲート電極GE4、第4アクティブパターンAP4、第4ソース電極SE4、第4ドレーン電極DE4、第2トップゲート電極TGE2、第4ソース接続電極SCE4、及び第4ドレーン接続電極DCE4を含む。前記第4ゲート電極GE4は、第1ゲート配線GL1に接続し、前記第4ソース接続電極SCE4を通じて第2リード配線RL2と電気的に接続する。また、前記第4ドレーン電極DE4は、前記第4ドレーン接続電極DCE4を通じて前記第2光センシング素子TRIと電気的に接続する。
【0037】
前記第2光センシング素子TRIは、バンドパスフィルタBPF、接続電極CE、第3アクティブパターンAP3、第3ソース電極SE3、第3ドレーン電極DE3、第3ゲート電極GE3、第3ソース接続電極SCE3、及び第3ドレーン接続電極DCE3を含む。前記第2光センシング素子TRIは薄膜トランジスタである。
【0038】
前記バンドパスフィルタBPFは、第1の光は遮断し、第2の光は透過する。例えば、前記第1の光は可視光であり、前記第2の光は赤外光である。
【0039】
前記接続電極CEは、前記バンドパスフィルタBPFの一部領域の上に配置され、前記バンドパスフィルタBPFと電気的に接続されている。
【0040】
前記第3アクティブパターンAP3は、第2半導体層161及び前記第2半導体層161の上に配置された第2抵抗接触層162を含み、前記バンドパスフィルタBPFと重なる。
【0041】
前記第3ソース電極SE3は、第3金属層171及び前記第3金属層171の上に配置し、前記第3金属層171とエッチング選択比が異なる第4金属層172を含む。前記第3ソース電極SE3は、少なくとも一つ以上の第1フィンガー部F1を含む。前記第3ソース電極SE3の第1フィンガー部F1は、前記第3アクティブパターンAP3の上に配置される。第1フィンガー部F1の側面は、前記第3アクティブパターンAP3の第1側面と一致する。
【0042】
前記第3ドレーン電極DE3は、前記第3及び第4金属層171、172を含み、少なくとも一つ以上の第2フィンガー部F2を含む。前記第3ドレーン電極DE3の第2フィンガー部F2は、前記第3アクティブパターンAP3の上に前記第3ソース電極SE3と離隔して配置される。第2フィンガー部F2の側面は前記第3アクティブパターンAP3の第1側面と向き合う前記第3アクティブパターンAP3の第2側面と一致する。
【0043】
前記第3ゲート電極GE3は、前記第3ソース電極SE3及び第3ドレーン電極DE3の上に前記バンドパスフィルタBPFと重なるように配置される。前記第3ゲート電極GE3は、前記第2バイアス配線BL2と接続し、第8コンタクトホールC8を通じて前記接続電極CEと接続する。
【0044】
前記第2バイアス配線BL2は、前記第2光センシング素子TRIと前記第2スイッチング素子TRS2を互いに接続する前記第3ソース接続電極SCE3と前記第4ドレーン接続電極DCE4の接続部分との間において分離されており、分離された第2バイアス配線BL2は、接続配線CLと前記接続配線CLの上面に形成された第11コンタクトホールC11を通じて互いに接続されている。結果的に、前記第3ゲート電極GE3と前記バンドパスフィルタBPFは、互いに電気的に接続し、前記第2光センシング素子TRIはダブルゲート(DOUBLE GATE)構造を有する。
【0045】
前記第2バイアス配線BL2は、前記第1光センシング素子TRVの第2ゲート電極GE2と前記第2光センシング素子TRIの前記第3ゲート電極GE3から各々延長されて前記第2ゲート電極GE2と前記第3ゲート電極GE3とに接続されている。前記第3ソース接続電極SCE3は、前記第3ソース電極SE3の上面に形成された第9コンタクトホールC9を通じて前記第3ソース電極SE3と接続される。前記第9コンタクトホールC9は、前記第3ソース電極SE3の第1フィンガー部F1の上面に形成できる。
【0046】
前記第3ソース接続電極SCE3は、前記第3ゲート電極GE3の第1側面と離隔し、部分的に前記第3ソース電極SE3と重なる。前記第3ソース接続電極SCE3は、前記第2センシングキャパシタSC2及び前記第2スイッチング素子TRS2と接続し、前記第3ソース電極SE3を前記第2センシングキャパシタSC2及び前記第2スイッチング素子TRS2と接続する。
【0047】
前記第3ドレーン接続電極DCE3は、前記第3ドレーン電極DE3の上面に形成された第10コンタクトホールC10を通じて前記第3ドレーン電極DE3と接続する。前記第10コンタクトホールC10は、前記第3ドレーン電極DE3の第2フィンガー部F2の上面に形成される。前記第3ドレーン接続電極DCE3は、前記第3ゲート電極GE3の第1側面と向かい合う第2側面と離隔し、部分的に前記第3ドレーン電極DE3と重なる。前記第3ドレーン接続電極DCE3は、前記第1バイアス配線BL1に接続し、前記第3ドレーン電極DE3と前記第1バイアス配線BL1とを接続する。
【0048】
前記第2センシングキャパシタSC2は、第3電極E3及び第4電極E4を含む。前記第3電極E3は、第12コンタクトホールC12を通じて前記第3ソース接続電極SCE3と電気的に接続する。前記第4電極E4は前記第1バイアス配線BL1と接続し、前記第3ドレーン接続電極DCE3と接続する。
【0049】
前記第1絶縁層120は、前記第1ゲート電極GE1、前記バンドパスフィルタBPF、前記接続電極CE及び前記ゲート配線GL1、GL2が形成された前記ベース基板101上に配置される。前記第3絶縁層180は、前記ソース電極SE1、SE2、SE3、前記ドレーン電極DE1、DE2、DE3、前記第1電極E1、第3電極E3が形成された前記ベース基板101の上に配置される。前記絶縁パターン151は、前記第1絶縁層120と前記第3アクティブパターンAP3との間に配置される。前記絶縁パターン151は省略されていてもよい。
【0050】
前記有機絶縁層OLは、前記リード配線RL1、RL2、前記バイアス配線BL1、BL2、前記ソース接続電極SCE1、SCE2、SCE3、前記ドレーン接続電極DCE1、DCE2、DCE3、前記第2電極E2、及び前記第4電極E4が形成された前記ベース基板101の上に配置される。前記有機絶縁層OLは厚い膜で形成でき、オーバーコーティング層(図示せず)、遮光パターンBM、及びカラーフィルタCFを含む。
【0051】
例えば、前記遮光パターンBMは、前記第1スイッチング素子TRS1、前記第2スイッチング素子TRS2、前記第1光センシング素子TRV、第2光センシング素子TRI、前記第1センシングキャパシタSC1、及び前記第2センシングキャパシタSC2が形成された前記ベース基板101の遮光領域の上に配置される。
【0052】
前記カラーフィルタCFは、前記ベース基板101に定義された画素領域の上に配置できる。前記画素領域は前記タッチセンシング基板100と対向して結合される表示基板上に画素電極が形成された領域と向かい合う領域である。以上、実施形態で称されたソース電極とドレーン電極は、印加される電圧のレベルによって互いに入れ替えて称されてもよい。
【0053】
図3は、図1に図示されたタッチセンシング基板の等価回路図である。
図1及び図3を参照すれば、前記タッチセンシング基板100は、複数のリード配線RL1、RL2、複数のバイアス配線BL1、BL2、複数のゲート配線GL1、GL2、第1スイッチング素子TRS1、第1光センシング素子TRV、第1センシングキャパシタSC1、第2スイッチング素子TRS2、第2光センシング素子TRI及び第2センシングキャパシタSC2を含む。
【0054】
第1リード配線RL1には第1基準電圧Vr1が印加され、第2リード配線RL2には第2基準電圧Vr2が印加される。第1バイアス配線BL1には第1バイアス電圧Vb1が印加され、第2バイアス配線BL2には第2バイアス電圧Vb2が印加される。第1ゲート配線GL1及び第2ゲート配線GL2にはゲート電圧Vonが順次に印加される。
【0055】
前記第2スイッチング素子TRS2は、前記第1ゲート配線GL1に接続されたゲート電極GE4と前記第2リード配線RL2に接続されたソース電極SE4及び前記第2センシングキャパシタSC2に接続されたドレーン電極DE4含む。ここで、前記ソース電極と前記ドレーン電極は、印加される電圧のレベルに従って互いに入れ替えて称してもよい。
【0056】
前記第2光センシング素子TRIは、第2バイアス配線BL2に接続されたゲート電極GE3と、前記第2スイッチング素子TRS2のドレーン電極DE4及び前記第2センシングキャパシタSC2に接続されたソース電極SE3と、前記第1バイアス配線BL1に接続されたドレーン電極DE3とを含む。前記第2センシングキャパシタSC2は、前記第2スイッチング素子TRS2のドレーン電極DE4及び前記第2光センシング素子TRIのソース電極SE3と接続された第3電極E3と、前記第1バイアス配線BL1に接続された第4電極E4とを含む。
【0057】
前記第1スイッチング素子TRS1は、前記第2ゲート配線GL2に接続されたゲート電極GE1と、前記第1リード配線RL1に接続されたソース電極SE1と、前記第1センシングキャパシタSC1に接続されたドレーン電極DE1を含む。前記第1光センシング素子TRVは、前記第2バイアス配線BL2に接続されたゲート電極GE2と、前記第1スイッチング素子TRS1及び前記第1センシングキャパシタSC1に接続されたソース電極SE2と、前記第1バイアス配線BL1に接続されたドレーン電極DE2とを含む。前記第1センシングキャパシタSC1は、前記第1スイッチング素子TRS1のドレーン電極DE1と、前記第1光センシング素子TRVのソース電極SE2と接続された第1電極E1と、前記第1バイアス配線BL1に接続された第2電極E2とを含む。
【0058】
前記タッチセンシング基板100に係るタッチ位置を検出する方法は、下記の通りである。前記タッチセンシング基板100が駆動されるフレーム区間は、一般的に表示基板にフレーム画像が表示されるフレーム区間と同期してもよく、または、独立していてもよい。現在のフレームである、M(Mは自然数)番目フレーム区間に、前記第1ゲート配線GL1にゲートオン電圧Vonが印加されれば、前記第2スイッチング素子TRS2はターン−オンされて前記第2リード配線RL2に印加された第2基準電圧Vr2と前記第1バイアス配線BL1に印加された第1バイアス電圧Vb1が前記第2センシングキャパシタSC2に印加される。前記第2センシングキャパシタSC2は、前記第2基準電圧Vr2と前記第1バイアス電圧Vb1との差分の電圧を充電する。
【0059】
続いて、第2ゲート配線GL2にゲートオン電圧Vonが印加されれば、前記第1スイッチング素子TRS1はターン−オンされて前記第1リード配線RL1に印加された第1基準電圧Vr1と前記第1バイアス配線BL1に印加された前記第1バイアス電圧Vb1が前記第1センシングキャパシタSC1に印加される。前記第1センシングキャパシタSC1は、前記第1基準電圧Vr1と前記第1バイアス電圧Vb1との差分の電圧を充電する。
【0060】
以後、前記第1ゲート配線GL1にローレベルのゲートオフ電圧Voffが印加されれば、前記第2スイッチング素子TRS2はターン−オフされる。前記第2スイッチング素子TRS2がターン−オフされた状態で、表示パネルの背面から照射される赤外光が、前記表示パネル上面をタッチする物体によって反射して、前記第2光センシング素子TRIに提供される。前記第2光センシング素子TRIが前記赤外光によって動作されれば、光電流が流れて前記第2センシングキャパシタSC2に前記第2基準電圧Vr2が印加された第3電極E3で電圧降下が発生することになる。即ち、前記第2センシングキャパシタSC2は放電する。
【0061】
前記第2ゲート配線GL2に前記ゲートオフ電圧Voffが印加されれば、前記第1スイッチング素子TRS1はターン−オフされる。前記第1スイッチング素子TRS1がターン−オフされた状態で、表示パネルの背面から照射される可視光が前記表示パネル上面をタッチする物体によって反射して前記第1光センシング素子TRVに提供される。前記第1光センシング素子TRVが前記可視光によって動作されれば光電流が流れて、前記第1基準電圧Vr1が印加された第1電極E1において電圧降下が発生することになる。即ち、前記第1センシングキャパシタSC1は放電する。
【0062】
一方、前記第1及び第2スイッチング素子TRS1、TRS2が、ターン−オフされた状態で、タッチが発生しなくて前記可視光及び前記赤外光が前記第1及び第2光センシング素子TRV、TRIに受信されなければ、光電流が流れない。従って、前記第1及び第2センシングキャパシタSC1、SC2は放電しない。
【0063】
次のフレームである、M+1番目フレーム区間に、前記第1ゲート配線GL1に前記ゲートオン電圧Vonが印加されれば、前記第2スイッチング素子TRS2はターン−オンして放電された前記第2センシングキャパシタSC2に前記第2基準電圧Vr2を再充電する。再充電時に前記第2リード配線RL2に電流が発生することになり、前記第2リード配線RL2に接続された検出回路(図示せず)は前記第2リード配線RL2に電流が流れることを感知してタッチを認識することになる。また、前記第2ゲート配線GL2に前記ゲートオン電圧Vonが印加されれば、前記第1スイッチング素子TRS1は、ターン−オンして放電された前記第1センシングキャパシタSC1に前記第1基準電圧Vr1を再充電する。これによって、前記第1リード配線RL1に接続された検出回路(図示せず)は前記第1リード配線RL1に電流が流れることを感知しタッチを認識することになる。
【0064】
図4〜図7における(a)〜(i)は、図2に図示されたタッチセンシング基板の製造方法を説明するための断面図である。図8〜図11は、図2に図示されたタッチセンシング基板の製造方法を説明するための平面図である。
【0065】
図4(a)及び図8を参照すれば、ベース基板101の上にバンドパスフィルタ層を形成する。前記バンドパスフィルタ(BPF)層はフォトレジストパターンを利用して形成される。前記バンドパスフィルタBPFは、アモールパース・シリコン・ゲルマニウム(a−SiGe)を含むとよく、約2000Åの厚さで形成される。前記バンドパスフィルタBPFは、第1の光を遮断し、第2の光を透過する。例えば、前記第1の光は可視光であり、前記第2の光は赤外光である。
【0066】
前記バンドパスフィルタBPFが形成された前記ベース基板101の上に第1導電層を形成する。前記第1導電層は、前記第1及び第2ゲート配線GL1、GL2、前記第1ゲート電極GE1、及び接続電極CEを含むものであり、フォトレジストパターンを利用して形成される。前記第1導電層はクロム、アルミニウム、タンタル、モリブデン、チタン、タングステン、銅、銀などの金属、または、これらの合金などから形成される。前記第1導電層は、物理的性質が異なる二つ以上の層から形成されてもよい。例えば、前記第1導電層はアルミニウム及びモリブデンが積層された構造を有してもよい。
【0067】
本実施形態では、前記バンドパスフィルタBPFと前記第1導電パターンを互いに異なるマスクを利用して形成する場合を例示したが、一つのスリットマスク、または、ハーフトーンマスクを利用して形成してもよい。この場合、前記第1導電パターンの下にバンドパスフィルタ層が配置される。
【0068】
前記第1導電パターンが形成された前記ベース基板101の上に第1絶縁層120を形成する。前記第1絶縁層120は、酸化シリコン(SiOx)及び窒化シリコン(SiNx)を含む。
【0069】
図4(a)、図4(b)、及び図9を参照すれば、前記第1絶縁層120が形成された前記ベース基板101の上に、第1半導体層131、第1抵抗性接触層132及び第2導電層140を形成する。即ち、前記第1抵抗性接触層132を形成した後、前記第2導電層140を直に形成する。前記第1抵抗性接触層132の形成処理と、前記第2導電層140の形成処理との間にはいかなる処理も行わない。これによって、前記第1抵抗性接触層132の損傷を最小化し、オーミックコンタクトが改善される。
【0070】
前記第1半導体層131は、アモルファスシリコン(a-Si)から形成されるとよく、前記第1抵抗性接触層132は、n+アモルファスシリコン(n+a-Si)から形成されるとよい。前記第2導電層140は、第1金属層141及び前記第1金属層141の上に形成された第2金属層142を含む。前記第1金属層141と前記第2金属層142は、エッチング選択比が互いに異なる。例えば、前記第1金属層141はチタン(Ti)であるとよく、前記第2金属層142は銅(Cu)であるとよい。
【0071】
前記第2金属層142が形成された前記ベース基板101の上に、フォトレジスト物質を利用して第1フォトレジストパターンPR1を形成する。前記第1フォトレジストパターンPR1は、スリットマスク、または、ハーフトーンマスクを利用してパターニングされたものであり、第1の厚さを有する第1フォトパターンPR11と前記第1の厚さより薄い第2の厚さを有する第2フォトパターンPR12を含む。
【0072】
前記第1フォトパターンPR11は、前記第1ソース電極SE1が形成される第1ソース領域SA1、第1ドレーン電極DE1が形成される第1ドレーン領域DA1、第2ソース電極SE2が形成される第2ソース領域SA2、及び第2ドレーン電極DE2が形成される第2ドレーン領域DA2の上に配置される。また、前記第1フォトパターンPR11は、前記接続配線CLが形成された領域に配置される。前記第2フォトパターンPR12は、前記第1ソース電極SE1と第1ドレーン電極DE1との間の離隔領域に定義される第1チャネル領域CA1と、前記第2ソース電極SE2と第2ドレーン電極DE2との間の離隔領域に定義される第2チャネル領域CA2に配置される。
【0073】
前記第1フォトレジストパターンPR1を利用して、先ず、前記湿式エッチング工程を利用して、前記第1金属層141及び第2金属層142をパターニングする。つぎに、乾燥式エッチング工程を利用して、前記第1半導体層131及び前記第1抵抗性接触層132をパターニングする。
【0074】
前記第1フォトレジストパターンPR1により前記第1アクティブパターンAP1及び前記第1アクティブパターンAP1の上に第1電極パターンEP1が形成され、前記第2アクティブパターンAP2及び前記第2アクティブパターンAP2の上に第2電極パターンEP2が形成される。また、前記第1フォトレジストパターンPR1によって前記接続配線CLが形成されることができる。前記接続配線CLの下には前記第1半導体層131及び前記第1抵抗性接触層132を含むアクティブパターンが配置される。
【0075】
前記第1フォトレジストパターンPR1を利用して前記第1アクティブパターンAP1及び前記第1電極パターンEP1を形成することにより、エッチング工程による前記第1アクティブパターンAP1のサイドプロファイル(side Profile)の損傷の影響をうけることがなく、前記第1電極パターンEP1のステップカバレッジを改善することができる。また、前記第1フォトレジストパターンPR1を利用して前記第2アクティブパターンAP2及び前記第2電極パターンEP2を形成することにより、エッチング工程による前記第2アクティブパターンAP2のサイドプロファイルの損傷の影響をうけることなく、前記第2電極パターンEP2のステップカバレッジを改善することができる。これにより、前記第1及び第2電極パターンEP1、EP2によって形成される前記第1ソース電極SE1、第2ソース電極SE2、第1ドレーン電極DE1、及び第2ドレーン電極DE2のステップカバレッジが改善される。
【0076】
図4(b)、図4(c)、及び図9を参照すれば、エッチバック(etch back)工程により、前記第1フォトレジストパターンPR1を部分的にエッチングして前記第2フォトパターンPR12を除去し、前記第1フォトパターンPR11を第3の厚さの第3フォトパターンPR13として形成する。
【0077】
前記第3フォトパターンPR13は、前記第1ソース領域SA1、第1ドレーン領域DA1、第2ソース領域SA2、及び第2ドレーン領域DA2の上に配置される。前記第3フォトパターンPR13を利用して、前記第1電極パターンEP1のうち、前記第2金属層142のみをエッチングしてパターニングする。また、前記第3フォトパターンPR13を利用して、前記第2電極パターンEP2のうち、前記第2金属層142のみをエッチングしてパターニングする。
【0078】
前記第1及び第2電極パターンEP1、EP2それぞれの前記第1金属層141は、後続するエッチング工程で前記第1及び第2アクティブパターンAP1、AP2がエッチングされることを防止するためのアクティブ保護機能(または、エッチストッパー機能)を有する。従って、別途のアクティブ保護層(active protection layer:APL)を形成する工程及び前記アクティブ保護層を除去する工程を省略できるので、工程の単純化を図ることができる。また、前記アクティブパターンの損傷を減らしてサイドプロファイルを改善することができる。
【0079】
その後、前記第3フォトパターンPR13を除去する。
図4(c)、図5(d)、及び図9を参照すれば、前記第3フォトパターンPR13が除去された前記ベース基板101の上に、第2絶縁層150、第2半導体層161、第2抵抗性接触層162、及び第3導電層170を形成する。即ち、前記第2抵抗性接触層162を形成した後、前記第3導電層170を直に形成する。この際、前記第2抵抗性接触層162の形成処理と、前記第3導電層170の形成処理との間にはいかなる処理も行わない。これによって前記第2抵抗性接触層162の損傷を最小化してオーミックコンタクトを改善する。
【0080】
前記第2絶縁層150は、窒化シリコン(SiNx)を含むとよく、約500Åの厚さで形成される。前記第2絶縁層150は、前記第2半導体層161の蒸着時に界面特性を改善するので、前記第2半導体層161がリフト(lift)されることを防止する。
【0081】
前記第2半導体層161は、アモールパース・シリコン・ゲルマニウム(a-SiGe)を含むとよく、約4000Åの厚さで形成される。前記第2抵抗性接触層162は、n+アモルファスシリコン(n+a-Si)を含むとよく、約500Åの厚さで形成される。前記第3導電層170は、第3金属層171及び前記第3金属層171の上に形成された第4金属層172を含む。第3金属層171及び第4金属層172は、エッチング選択比が互いに異なる。例えば、前記第3金属層171はチタン(Ti)であるとよく、前記第2金属層142は銅(Cu)であるとよい。
【0082】
前記第4金属層172が形成された前記ベース基板101の上に、フォトレジスト物質を利用して第2フォトレジストパターンPR2を形成する。前記第2フォトレジストパターンPR2は、スリットマスクまたはハーフトーンマスクを利用してパターニングされたものであって、第1の厚さを有する第1フォトパターンPR21と前記第1の厚さより薄い第2の厚さを有する第2フォトパターンPR22を含む。
【0083】
前記第1フォトパターンPR21は、前記第3ソース電極SE3が形成される第3ソース領域SA3及び第3ドレーン電極DE3が形成される第3ドレーン領域DA3の上に配置される。前記第2フォトパターンPR22は、前記第3ソース電極SE3と第3ドレーン電極DE3との間の離隔領域に定義される第3チャネル領域CA3に配置される。
【0084】
前記第2フォトレジストパターンPR2を利用して、先ず、湿式エッチング工程を利用して、前記第3金属層171及び第4金属層172をパターニングする。その後、乾燥式エッチング工程を利用して、前記第2半導体層161、前記第2抵抗性接触層162及び前記第2絶縁層150をパターニングする。この時、前記第1及び第2電極パターンEP1、EP2それぞれの前記第1金属層141は、前記第1及び第2アクティブパターンAP1、AP2のエッチングを防止するアクティブ保護機能(または、エッチストッパー機能)を有する。従って、別途のアクティブ保護層を形成する工程及び前記アクティブ保護層を除去する工程を省略することができる。
【0085】
前記第2フォトレジストパターンPR2によって前記第3アクティブパターンAP3及び前記第3アクティブパターンAP3の上に第3電極パターンEP3が形成され、前記第1絶縁層120と前記第3アクティブパターンAP3との間に絶縁パターン151が形成される。
【0086】
前記第2フォトレジストパターンPR2を利用して前記第3アクティブパターンAP3及び前記第3電極パターンEP3を形成することによって、エッチング工程による前記第3アクティブパターンAP3のサイドプロファイルの損傷の影響をうけることなく、第3電極パターンEP3のステップカバレッジを改善することができる。従って、前記第3電極パターンEP3によって形成される前記第3ソース電極SE3及び前記第3ドレーン電極DE3のステップカバレッジを改善することができる。
【0087】
図5(d)、(e)、及び図9を参照すれば、前記第2フォトレジストパターンPR2においてエッチバック工程を適用して、前記第2フォトパターンPR22を除去し、前記第1フォトパターンPR21をエッチングして、第3の厚さの第3フォトパターンPR23を形成する。
【0088】
前記第3フォトパターンPR23は、前記第3ソース領域SA3及び第3ドレーン領域DA3の上に配置される。前記第3フォトパターンPR23を利用して、前記第3電極パターンEP3のうち前記第4金属層172のみをエッチングしてパターニングする。その後、前記第3フォトパターンPR23を除去する。
【0089】
図5(e)、図6(f)、及び図9を参照すれば、パターニングされた前記第1電極パターンEP1の前記第2金属層142、前記第2電極パターンEP2の前記第2金属層142、及び前記第3電極パターンEP3の前記第4金属層172をマスクとして、前記第1電極パターンEP1の前記第1金属層141、前記第2電極パターンEP2の前記第1金属層141、及び前記第3電極パターンEP3の前記第3金属層171をパターニングする。
【0090】
これによって、前記第1電極パターンEP1は前記第1ソース電極SE1及び前記第1ドレーン電極DE1として形成され、前記第2電極パターンEP2は前記第2ソース電極SE2及び前記第2ドレーン電極DE2として形成され、前記第3電極パターンEP3は前記第3ソース電極SE3及び前記第3ドレーン電極DE3として形成される。結果的に、前記ベース基板101の上には、前記第1〜第4ソース電極SE1、SE2、SE3、SE4、前記第1〜第4ドレーン電極DE1、DE2、DE3、DE4、及び前記接続配線CLを含む第2導電パターンが形成される。
【0091】
以後、前記第1、第2、第3ソース電極SE1、SE2、SE3、及び前記第1、第2及び第3ドレーン電極DE1、DE2、DE3をマスクとして、前記第1アクティブパターンAP1の第1抵抗性接触層132、前記第2アクティブパターンAP2の第1抵抗性接触層132、及び前記第3アクティブパターンAP3の第2抵抗性接触層162を除去する。これによって、前記第1及び第2スイッチング素子TRS1、TRS2それぞれの第1チャネルCH1が形成され、前記第1光センシング素子TRVの第2チャネルCH2が形成され、前記第2光センシング素子TRIの第3チャネルCH3が形成される。
【0092】
図6(f)、(g)、及び図10を参照すれば、前記第1、第2及び第3チャネルCH1、CH2、CH3が形成された前記ベース基板101の上に、第3絶縁層180を形成する。前記第3絶縁層180は、窒化シリコン(SiNx)及び酸化シリコン(SiOx)を含むとよい。
【0093】
前記第3絶縁層180及び前記第1絶縁層120をマスクまたはフォトレジストパターンを利用して、前記第1導電パターン及び第2導電パターンを露出する第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第8、第9、第10、第11及び第12コンタクトホールC1、C2、C3、C4、C5、C6、C7、C8、C9、C10、C11、C12を形成する。
【0094】
図6(g)、図7(h)、及び図11を参照すれば、前記第1、第2、第3、第3、第4、第6、第7、第8、第9、第10、第11、及び第12コンタクトホールC1、C2、C3、C4、C5、C6、C7、C8、C9、C10、C11、C12が形成された前記ベース基板101の上に、第4導電層190を形成する。前記第4導電層190は、クロム、アルミニウム、タンタル、モリブデン、チタン、タングステン、銅、銀などの金属、または、これらの合金などを含むとよい。前記第4導電層190は、物理的性質が異なる二つ以上の層で形成されてもよい。例えば、前記第4導電層190はアルミニウム及びモリブデンが積層された構造を有してもよい。また、前記第4導電層190は、透明な導電性物質で形成されてもよい。
【0095】
前記第4導電層190が形成された前記ベース基板101の上に、フォトレジスト物質を利用して第3フォトレジストパターンPR3を形成する。前記フォトレジストパターンPR3は、前記リード配線RL1、RL2、前記バイアス配線BL1、BL2、前記トップゲート電極TGE1、TGE2、第2ゲート電極GE2、第3ゲート電極GE3、前記ソース接続電極SCE1、SCE2、SCE3、前記ドレーン接続電極DCE1、DCE2、DCE3、第2電極E2、及び第4電極E4が形成される領域に配置される。
【0096】
前記第2方向D2に向かって伸びている前記ゲート配線GL1、GL2と前記第1方向D1に向かって伸びている前記リード配線RL1、RL2及び前記バイアス配線BL1、BL2の交差領域のキャパシタンスによって、配線抵抗が増加する。本実施形態によれば、前記ゲート配線GL1、GL2は、第1導電層で形成され、前記リード配線RL1、RL2、及び前記バイアス配線BL1、BL2は第4導電層で形成される。第1導電層と第2導電層との間の距離が大きくなるのに伴って交差領域のキャパシタンスが減少する。従って、配線抵抗を減少させることができる。
【0097】
図7(h)、(i)、及び図11を参照すれば、前記第3フォトレジストパターンPR3を利用して、前記第4導電層190をパターニングして、前記第4導電パターンを形成する。結果的に、前記第4導電パターンは、前記リード配線RL1、RL2、前記バイアス配線BL1、BL2、前記トップゲート電極TGE1、TGE2、第2ゲート電極GE2、第3ゲート電極GE3、前記ソース接続電極SCE1、SCE2、SCE3、前記ドレーン接続電極DCE1、DCE2、DCE3、第2電極E2、及び第4電極E4を含む。
【0098】
図2、図7(i)、及び図11を参照すれば、前記第4導電パターンが形成された前記ベース基板101の上に有機絶縁層OLを形成する。前記有機絶縁層OLはオーバーコーティング層である。また、前記有機絶縁層OLは前記遮光パターンBM及び前記カラーフィルタCFを含む。例えば、前記遮光パターンBMは、前記第1スイッチング素子TRS1、前記第2スイッチング素子TRS2、前記第1光センシング素子TRV、第2光センシング素子TRI、前記第1センシングキャパシタSC1、及び前記第2センシングキャパシタSC2が形成された前記ベース基板101の遮光領域の上に配置される。前記カラーフィルタCFは、前記ベース基板101の画素領域の上に配置される。
【0099】
本発明の実施形態によれば、スリットマスク、または、ハーフトーンマスクを利用してアクティブパターン並びにソース及びドレーン電極をエッチングすることによって前記アクティブパターンのサイドプロファイルの損傷の影響を受けることなく、前記ソース及びドレーン電極のステップカバレッジ(step coverage)を改善することができる。従って、前記ソース及びドレーン電極のショート不良を防止することができる。また、エッチング選択比が異なる二重金属層を利用して、前記ソース及びドレーン電極を形成することによってアクティブ保護層を形成する工程及び前記アクティブ保護層を除去する工程を省略して工程の単純化を図ることができる。
【0100】
図12は、本発明の他の実施形態に係るソース電極及びドレーン電極の態様を説明するための平面図である。
図12を参照すれば、前記ソース電極SE及び前記ドレーン電極DEは、アクティブパターンAPの上に配置される。前記アクティブパターンAP、前記ソース電極SE、及び前記ドレーン電極DEは、スリットマスク、または、ハーフトーンマスクによって形成された段差を有するフォトレジストパターンによってパターニングされる。これに伴って、前記ソース電極SE及び前記ドレーン電極DEは、前記アクティブパターンAPの上に配置されて前記アクティブパターンの側面と、前記ソース電極SE及び前記ドレーン電極DEそれぞれの側面とは互いに一致する。
【0101】
前記ソース電極SEは、複数の第1フィンガー部11、12、13と、隣接する第1フィンガー部11、12、13を接続する第1接続部21とを含む。前記ドレーン電極DEは、複数の第2フィンガー部31、32と、隣接した第2フィンガー部31、32を接続する第2接続部41とを含む。前記第1フィンガー部11、12、13と前記第2フィンガー部31、32とは、互い違いに配置される。
【0102】
前記第1接続部21により複数の第1フィンガー部11、12、13が互いに接続されることによって、前記第1フィンガー部11、12、13に形成されるコンタクトホールCの個数を減らすことができる。同じ方式で前記第2接続部41により隣接した前記第2フィンガー部31、32が互いに接続されることによって前記第2フィンガー部31、32に形成されるコンタクトホールCの個数を減らすことができる。前記コンタクトホールCは、図1で説明したソース接続電極及びドレーン接続電極と、前記ソース電極SE及び前記ドレーン電極DEとを接続するためのものである。
【0103】
本実施形態によれば、最初の実施形態と比較すると、前記コンタクトホールCの個数を減らすことによって工程信頼性を向上させることができる。
【0104】
図13は、本発明のさらに他の実施形態に係るソース電極及びドレーン電極の形を説明するための平面図である。
図13を参照すれば、前記ソース電極SEは、第1電極部51と第1拡張部52を含む複数の第1フィンガー部50を含み、前記ドレーン電極DEは第2電極部61と前記第2拡張部62を含む複数の第2フィンガー部60を含む。
【0105】
前記第1電極部51は、第1の幅W1を有し、前記第1拡張部52は前記第1の幅W1より広い第2の幅W2を有する。前記第2電極部61は前記第1の幅W1を有し、前記第2拡張部62は前記第2の幅W2を有する。前記第1及び第2拡張部52、62の前記第2の幅W2は、前記第1及び第2電極部51、61の前記第1の幅W1より広く形成することによってコンタクトホールCの形成を容易にすることができる。前記コンタクトホールCは、図1で説明したソース接続電極及びドレーン接続電極と、前記ソース電極SE及び前記ドレーン電極DEとを接続するためのものである。
【0106】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと理解される。
【産業上の利用可能性】
【0107】
本実施形態によれば、最初の実施形態と比較すると、前記コンタクトホールCの形成領域を広くすることによって、工程信頼性を向上させることができる。
【符号の説明】
【0108】
100 タッチセンシング基板
101 ベース基板
RL1、RL2 リード配線
BL1、BL2 バイアス配線
GL1、GL2 ゲート配線
TRS1、TRS2 スイッチング素子
SC1、SC2 センシングキャパシタ
TRV 第1光センシング素子
TRI 第2光センシング素子
120 第1絶縁層
151 絶縁パターン
180 第3絶縁層
OL 有機絶縁層
141、142 第1及び第2金属層
171、172 第3及び第4金属層
AP1、AP2、AP3 アクティブパターン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ベース基板と、
第1の光によって動作し、前記ベース基板上に配置された第1ゲート電極、前記第1ゲート電極と重なった第1アクティブパターン、前記第1アクティブパターンと部分的に重なった第1ソース電極、及び第1ドレーン電極を含む第1光センシング素子と、
第2の光によって動作し、前記ベース基板上に配置された第2ゲート電極、前記第2ゲート電極と重なって前記第1アクティブパターンと異なった物質を含む第2アクティブパターン、前記第2アクティブパターンと部分的に重なった第2ソース電極、及び第2ドレーン電極を含む第2光センシング素子と、
前記第1及び第2ゲート電極と直接接続された第1バイアス配線と、を含むことを特徴とするタッチセンシング基板。
【請求項2】
前記第1ソース電極、前記第1ドレーン電極、前記第2ソース電極、及び前記第2ドレーン電極は、エッチング選択比が異なる金属層を含むことを特徴とする請求項1に記載のタッチセンシング基板。
【請求項3】
前記第2光センシング素子は、前記第2アクティブパターンと前記ベース基板との間に配置されて前記第2ゲート電極と電気的に接続され、前記第1の光は遮断し、前記第2の光を透過するバンドパスフィルタをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のタッチセンシング基板。
【請求項4】
前記第1ドレーン電極と第1コンタクトホールを通じて接続された第1ドレーン接続電極と、
前記第2ドレーン電極と第2コンタクトホールを通じて接続された第2ドレーン接続電極と、
前記第1及び第2ドレーン接続と接続された第2バイアス配線と、
前記第1ソース電極と第3コンタクトホールを通じて接続された第1ソース接続電極と、
前記第2ソース電極と第4コンタクトホールを通じて接続された第2ソース接続電極と、
前記第1ソース接続電極と電気的に接続された第1スイッチング素子と、
前記第2ソース接続電極と電気的に接続された第2スイッチング素子と、をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のタッチセンシング基板。
【請求項5】
前記第1及び第2ソース電極の各々は、複数の第1フィンガー部を含み、
前記第1及び第2ドレーン電極の各々は、前記第1フィンガー部と互い違いに配置された複数の第2フィンガー部を含み、
前記第1及び第2コンタクトホールは、前記第2フィンガー部の上に形成し、前記第3及び第4コンタクトホールは、前記第1フィンガー部の上に形成することを特徴とする請求項4に記載のタッチセンシング基板。
【請求項6】
前記第1及び第2スイッチング素子の各々は、ゲート配線に接続されたボトムゲート電極と、前記ボトムゲート電極と重なったアクティブパターンと、前記アクティブパターンと部分的に重なったソース電極、及びドレーン電極を含むことを特徴とする請求項4に記載のタッチセンシング基板。
【請求項7】
前記第1及び第2スイッチング素子のそれぞれの前記ソース電極及び前記ドレーン電極は、エッチング選択比が異なる金属層を含むことを特徴とする請求項6に記載のタッチセンシング基板。
【請求項8】
前記第1及び第2スイッチング素子の各々は、
前記アクティブパターンと重なり、前記ボトムゲート電極と電気的に接続されたトップゲート電極をさらに含むことを特徴とする請求項6に記載のタッチセンシング基板。
【請求項9】
前記第1スイッチング素子のソース電極と第5コンタクトホールを通じて接続された第3ソース接続電極と、
前記第1スイッチング素子のドレーン電極と第6コンタクトホールを通じて接続され、前記第1光センシング素子の前記第1ソース接続電極と電気的に接続された第3ドレーン接続電極と、
前記第2スイッチング素子のソース電極と第7コンタクトホールを通じて接続された第4ソース接続電極と、
前記第2スイッチング素子のドレーン電極と第8コンタクトホールを通じて接続され、前記第2光センシング素子の第2ソース接続電極と電気的に接続された第4ドレーン接続電極と、をさらに含むことを特徴とする請求項6に記載のタッチセンシング基板。
【請求項10】
前記第3ソース接続電極と接続された第1リードアウト配線と、
前記第1リードアウト配線と交差して前記第1スイッチング素子のボトムゲート電極と接続された第1ゲート配線と、
前記第4ソース接続電極と接続された第2リード配線と、
前記第2リードアウト配線と交差して前記第2スイッチング素子のボトムゲート電極と接続された第2ゲート配線と、をさらに含むことを特徴とする請求項9に記載のタッチセンシング基板。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2012−155701(P2012−155701A)
【公開日】平成24年8月16日(2012.8.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−265383(P2011−265383)
【出願日】平成23年12月5日(2011.12.5)
【出願人】(390019839)三星電子株式会社 (8,520)
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】129,Samsung−ro,Yeongtong−gu,Suwon−si,Gyeonggi−do,Republic of Korea
【Fターム(参考)】