説明

デュアルデジタルカメラセンサを備えたモバイルデバイス及び使用方法

【課題】2つのセンサから取得された画像を合成して高度なアプリケーションをサポートする。
【解決手段】モバイルデバイス100は、第1のセンサ102と、第2のセンサ104と、センサ位置コントローラ106と、カメラ処理パイプライン108とを含む。パイプラインは、例えばモザイク除去、レンズロールオフ補正、拡大縮小、色補正、色変換、及び空間フィルタリングのような技術を実行する。センサ位置コントローラは、センサ102、104を回転、シフト、又はスライドして、2つのセンサの場所及び/又は位置を調整する。センサ102、104は、画像品質の改善、3−D画像及びビデオの視覚化、及び360度パノラマビデオの生成のような機能をもつ。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、一般にモバイルデバイスに関し、特に、デュアルデジタルカメラセンサを備えたモバイルデバイスと、その使用方法とに関する。
【背景技術】
【0002】
例えばセルラー電話のようないくつかのモバイルデバイスは、画像を取得するためのセンサを有することができる。
【発明の概要】
【0003】
1つの局面は、第1の画像センサと、第1の画像センサに対する位置を変更するように構成された第2の画像センサと、第2の画像センサの位置を制御するように構成されたコントローラと、第1の画像センサ及び第2の画像センサによって取得された画像を処理し、合成するように構成された画像処理モジュールとを備える装置に関する。
【0004】
別の局面は、第1の画像センサに対する第2の画像センサの位置を調整することと、第1の画像センサ及び第2の画像センサから画像を受け取ることと、第1の画像センサ及び第2の画像センサによって取得した画像を処理し、合成することとを備える方法に関する。
【0005】
1つ又は複数の実施形態の詳細が、図面及び以下の説明に示される。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】図1は、2つ又はそれ以上のカメラセンサを備えるモバイルデバイスを示す。
【図2】図2は、図1のデバイスを用いるビデオモード処理の方法を示す。
【図3A】図3Aは、第1のセンサによって取得した短露光時間画像の例を示す。
【図3B】図3Bは、第2のセンサによって取得した長露光時間画像の例を示す。
【図3C】図3Cは、ダイナミックレンジの改善を伴う、図3A及び図3Bからの合成画像の例を示す。
【図4A】図4Aは、0度回転した第1のセンサによって取得した画像を示す。
【図4B】図4Bは、15度回転した第1のセンサによって取得した画像を示す。
【図4C】図4Cは、15度回転した第2のセンサによって取得した画像を示す。
【図4D】図4Dは、30度回転した第1のセンサによって取得した画像を示す。
【図4E】図4Eは、30度回転した第2のセンサによって取得した画像を示す。
【図4F】図4Fは、第1及び第2のセンサの合成画像から生成した立体画像を示す。
【図5A】図5Aは、近端すなわち近い方の対象物に焦点を合わせる1つのセンサの例を示す。
【図5B】図5Bは、遠端すなわち遠い方の対象物に焦点を合わせる1つのセンサの例を示す。
【図5C】図5Cは、図5A及び図5Bからの、完全に焦点の合った立体合成画像の例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0007】
デュアルセンサを備えるデバイスには、例えば増加したデータ処理の計算複雑さ、電力消費、位置決め、及びこれらセンサのための解像度設定のような多くの問題がありうる。例えばカメラ電話のようなデバイスは、2つの画像センサを定位置に有することができる。つまり、2つのセンサは動かすことができない。2つのセンサは、例えば異なる解像度を有する1次センサ及び2次センサのように、異なって構成され、扱われうる。低解像度センサはビデオを取得するために用いることができ、高解像度センサは静止画像を取得するために用いることができる。2つのセンサから取得された画像は合成することができない。このデバイスは、以下で説明する高度なアプリケーションをサポートすることができないであろう。
【0008】
(少なくとも1つのセンサが移動可能である2つのセンサを備えるデバイス)
図1は、2つ又はそれ以上のセンサ102、104を備えるモバイルデバイス100を示す。モバイルデバイス100は、デジタル画像及び/又はビデオシーケンスを取得、生成、処理、補正、拡大縮小、符号化、復号、送信、格納、及び表示するように構成することができる。モバイルデバイス100は、例えば無線通信デバイス、携帯情報端末(PDA)、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、デジタルカメラ、デジタル記録デバイス、ネットワーク対応のデジタルテレビ、モバイル電話、セルラー電話、衛星電話、カメラ電話、地上ベースの無線電話、(「ウォーキー・トーキー」と称されることがある)直接双方向通信デバイス等のようなデバイスを表すか、又はそのようなデバイスに実装されうる。
【0009】
モバイルデバイス100は、第1のセンサ102と、第2のセンサ104と、センサ位置コントローラ106と、カメラ処理パイプライン108と、ディスプレイ110と、ビデオ符号器112と、静止画像符号器114と、メモリ116と、カメラコントローラ118と、ユーザインタフェース120と、プロセッサ128と、トランシーバ130とを含むことができる。図1に示す構成要素に加えて、又はその代わりに、モバイルデバイス100は他の構成要素を含むこともできる。図1に示すアーキテクチャは単なる例である。本明細書に示す特徴及び技術は、他の様々なアーキテクチャを用いて実現することができる。
【0010】
センサ102、104は、デジタルカメラセンサであることができる。センサ102、104は、静止画像スナップショット及び/又はビデオシーケンスを取得することができる。各センサは、個々のセンサ又はセンサ要素の表面に配置された色フィルタアレイ(CFA)を含むことができる。
【0011】
メモリ116は、処理前後に画像又はビデオシーケンスを格納することができる。メモリ116は、揮発性記憶装置及び不揮発性記憶装置を含むことができる。メモリ116は、例えばダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(DRAM)、フラッシュメモリ、NOR又はNANDゲートメモリ、又はその他任意のデータ記憶技術のような任意のタイプのデータ記憶手段を備えることができる。
【0012】
(エンジン、モジュール、処理ユニット等とも呼ばれる)カメラ処理パイプライン108は、モバイル電話のためのチップセットを備えることができ、チップセットは、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、及び/又は、1つ又は複数のマイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、又はこれらの様々な組み合わせを含むことができる。カメラ処理パイプライン108は、画像及び/又はビデオシーケンスの品質を改善するために1つ又は複数の画像処理技術を実行することができる。例えばパイプライン108は、例えばモザイク除去、レンズロールオフ補正、拡大縮小、色補正、色変換、及び空間フィルタリングのような技術を実行することができる。パイプライン108は、他の技術を実行することもできる。
【0013】
ビデオ符号器112は、デジタルビデオデータを符号化(すなわち圧縮)及び復号(すなわち解凍)する符号器/復号器(CODEC)を備えることができる。
【0014】
静止画像符号器114は、画像データを符号化(すなわち圧縮)及び復号(すなわち解凍)する符号器/復号器(CODEC)を備えることができる。
【0015】
トランシーバ130は、符号化した画像又はビデオシーケンスを別のデバイス又はネットワークと送受信することができる。トランシーバ130は、例えば符号分割多元接続(CDMA)のような無線通信規格を用いることができる。CDMA規格の例は、CDMA 1x Evolution Data Optimized(EV−DO)、広帯域CDMA(WCDMA)等を含む。
【0016】
(センサの更なる詳細)
2つの別々のセンサ102、104を備えるモバイルデバイス100の設計又は特徴が以下で説明される。センサ102、104は、2つの局面を有することができる。第1に、センサ位置コントローラ106は、例えばセンサ102、104を1つ又は複数の方向に回転、シフト、又はスライドして、2つのセンサ102、104の場所及び/又は位置を調整することができる。移動のいくつかの例は図1に示されるが、その他の2次元(2−D)又は3次元(3−D)移動も実現することができる。この移動は、ユーザ及び/又はカメラコントローラ118によって設定されることができる。調整可能センサ102、104は、例えば画像品質の改善、3−D画像及びビデオの視覚化、及び360度パノラマビデオの生成のような多くの高度な機能を可能とすることができる。
【0017】
この移動は、ある期間固定されるか、あるいは頻繁に変えることができる。1つの構成において、デバイス100は、直線、三角形、円形、又はその他の形状に配置された2つより多くのセンサを備える。この構成において、デバイス100は、何れのセンサも動かさず、あるセンサをアクティブ化し、他のセンサを非アクティブ化することができる。この構成は、センサを動かすことから生じる問題を回避することができる。
【0018】
第2に、例えば解像度のような、センサ102、104の様々な設定は、更に高度な機能及び/又は画像処理アプリケーションを可能とするために調整可能であることができる。デュアルセンサ102、104は、モバイルデバイス100の画像処理柔軟性を高めることができる。
【0019】
図2は、図1のデバイス100を用いたビデオモード処理の方法を示す。ブロック202及び204で、センサ102、104が画像を取得し、ビデオフロントエンド(VFE)内に、又はVFEと組み合わせて実現されうるカメラ処理パイプライン108へ画素データを送る。ブロック206、208で、カメラ処理パイプライン108が画素データを処理する。例えばカメラ処理パイプライン108は、色の調整、サイズの拡大縮小、及び画像コントラストの向上によって、画像品質を改善することができる。
【0020】
ブロック210で、カメラ処理パイプライン108は、2つのセンサ102、104から取得され、処理された画像を合成(又はスティッチ)することができる。合成された画像は、ディスプレイ110によって表示するために、及び/又は、静止画像符号器112及び/又はビデオ符号器114によって符号化する(ブロック214)ために、メモリ116内に保存することができる。判定ブロック212は、取得し、処理する画素データが更にあるかを判定する。
【0021】
2つのセンサ102、104は、1つ又は複数の利点を提供することができる。第1に、オブザーバの視角が、センサ位置を調整することによって制御可能である。第2に、2つのセンサ102、104からの入力画像を結合して処理し、合成することができる。第3に、2つのセンサ102と104との間の水平距離が調整可能である。これら利点のうちの1つ又は複数が、柔軟性及び機能性を高め、広範囲の高度な機能をサポートする。
【0022】
本明細書で説明される技術は、特定のアプリケーションのためのセンサ位置設定及び制御設定による。低電力消費プロファイルの場合、第2のセンサ104はオフにされ、カメラパイプライン駆動クロックは低減することができる。
【0023】
(調整可能なセンサ位置)
センサ102、104において3つの位置又は場所が可能であり、それによって柔軟性を提供し、高度な機能を可能とする。
【0024】
2つのセンサ102、104は、互いに非常に接近して位置づけることができる。2つのセンサ102、104が実質的に同じビューポートを標的とする場合、すなわちセンサ102と104との間の距離が理論上ゼロに接近する場合、取得した画像及び/又はビデオの品質は非常に向上しうる。取得した画像をシフトさせ、1つに併合するために、調整アルゴリズムを用いることができる。
【0025】
特に微光環境にとって、ランダム画像ノイズが問題となりうる。2つのセンサ102、104を用いた受信ダイバーシチは、露光時間の制約や、時間ダイバーシチによるオーバラップした画像ブラーリングなしにセンサノイズを低減するための良好な解決策となりうる。2つのセンサ102、104は、2つのセンサ102、104の取得シーン間の差異を低減するために、互いに接近して配置することができる。センサノイズ分布は独立しており、同じ分散を有する。2つのセンサ102、104からの2つの処理画像の合成後、信号対雑音比(SNR)が以下のように計算されうる。
【数1】

【0026】
ここで、S及びSは、それぞれセンサ102及びセンサ104から取得された画像の信号であり、var(N)及びvar(N)は、それぞれセンサ102及びセンサ104からのセンサノイズ画像分散である。SNRは、2つのセンサの画像又はビデオの合成後、3デシベル(dB)改善されることができる。
【0027】
(画像及びビデオダイナミックレンジエンハンスメント)
センサダイナミックレンジは、低コストのカメラセンサにとって重要な問題となりうる。画像ダイナミックレンジを増加させるために、2つのセンサ102、104の露光時間は、それぞれ強光シーンと微光シーンとを取得するように異なる値に設定することができる。2つのセンサ102、104は、2つのセンサ102と104との間の差異を低減するために接近して配置することができる。例えば、もしセンサ104の露光時間がセンサ102の露光時間の2倍であれば、合成した画像ダイナミックレンジは2倍にすることができる。
【0028】
図3A乃至3Cは、ダイナミックレンジの改善例を示す。図3Aは、第1のセンサ102によって取得された短露光時間画像の例を示す。図3Bは、第2のセンサ104によって取得された長露光時間画像の例を示す。図3Cは、図3A及び図3Bからの合成画像の例であり、ダイナミックレンジが改善された例である。
【0029】
(短い距離を置いて配置された2つのセンサ)
デバイス100は、立体画像及びビデオを取得及び生成することができる。センサ102、104が約6センチメートル(cm)の距離を置いて配置された場合、デバイス100は、深度知覚を有する人間の視覚系を模擬するために、左眼の視界と右眼の視界とを取得することができる。6cmは、人間の左目と右目との間の距離にほぼ等しい。取得した画像は、立体視表示のためにアナグリフ画像を生成するように構成することができるか、あるいは自動立体視表示で直接視覚化することができる。
【0030】
(任意の角度で配置された2つのセンサ)
2つのセンサ102、104は、0乃至180度の範囲内の任意の角度離れることができる。従って、合成画像は、任意の方向でほぼ360度全体の視野(FOV)をカバーすることができる。この設定は、図4Fに示すように、リアルタイム画像のスティッチ及び360度パノラマのビデオアプリケーションを可能とする。
【0031】
図4Aは、0度回転した第1のセンサ102によって取得された画像を示す。図4Bは、15度回転した第1のセンサ102によって取得された画像を示す。図4Cは、15度回転した第2のセンサ104によって取得された画像を示す。図4Dは、30度回転した第1のセンサ102によって取得された画像を示す。図4Eは、30度回転した第2のセンサ104によって取得された画像を示す。図4Fは、第1及び第2のセンサ102、104の合成画像から生成された立体画像を示す。図4Fに示す画像は、ワイドスクリーン画像のように見えうる。
【0032】
(調整可能なセンサ設定)
デバイス100は、例えばレンズ焦点設定、露光設定、及び白バランス設定のような様々なセンサ設定の組み合わせを提供することができる。例えば、合成画像が、完全に又はほぼ完全に全てのシーン対象物に焦点を合わせているようにするために、デバイス100は、近端すなわち観察者に近い対象物に一方のセンサ102の焦点を合わせ(図5A)、遠端すなわち観察者から遠い対象物に他方のセンサ104の焦点を合わせる(図5B)。あるいはその逆もありうる。図5Cは、完全に焦点の合った、図5A及び5Bからの立体合成画像の例である。露光区分(例えば、より明るいか、より暗いかなど、異なる露光を有する一連の写真)は別の例である。
【0033】
デュアルカメラセンサを備えるモバイルデバイスが本明細書で説明された。デバイスにおいて、センサの設定及び位置の両方が調整可能でありうる。インテリジェント機能アダプティブ画像合成エンジンは、例えば画像品質の改善、3−D画像及びビデオの視覚化、及び360度パノラマビデオの生成のような高度な機能やアプリケーションを提供することができる。
【0034】
本明細書に開示された局面に関連して説明された実例となる様々な論理ブロック、モジュール、回路、及びアルゴリズムステップは、電子工学的ハードウェア、ソフトウェア、又はこれらの組み合わせとして実現されうる。ハードウェアとソフトウェアとの相互置換性を明確に説明するために、様々な実例となる構成要素、ブロック、モジュール、回路、及びステップが、それらの機能観点から一般的に説明された。このような機能が、ハードウェアとして実現されるかソフトウェアとして実現されるかは、システム全体に課された特定のアプリケーション及び設計制約による。当業者は、各特定のアプリケーションのために上述した機能を様々な方法で実現することができるが、このような実現の決定は、限定として解釈されてはならない。
【0035】
本明細書に開示された局面に関連して説明された実例となる様々な論理ブロック、モジュール、及び回路は、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAやその他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートやトランジスタロジック、ディスクリートハードウェア部品、又は本明細書に示す機能を実行するように設計されたこれら任意の組み合わせを用いて実現又は実行されうる。汎用プロセッサとしてマイクロプロセッサを用いることが可能であるが、代わりに、従来技術によるプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、あるいは状態機器を用いることも可能である。プロセッサは、例えばDSPとマイクロプロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに接続された1つ又は複数のプロセッサ、又はこのような任意の構成である計算デバイスの組み合わせとして実現することも可能である。
【0036】
本明細書に開示された実施形態に関連して説明された方法又はアルゴリズムの動作は、ハードウェアによって直接的に、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールによって、又はこれらの組み合わせによって具現化される。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、あるいはその他任意の形式の記憶媒体に収納されうる。記憶媒体は、プロセッサがそこから情報を読み取り、またそこに情報を書き込むことができるようにプロセッサに結合される。又は、記憶媒体はプロセッサに統合されうる。プロセッサと記憶媒体とはASIC内に存在することができる。ASICはユーザ端末内に存在することができる。あるいはプロセッサと記憶媒体とは、ユーザ端末内のディスクリート部品として存在することができる。
【0037】
上記の局面への様々な変形例が当業者には明らかであり、本明細書で定義された一般原理は、本開示の精神又は範囲を逸脱することなく他の実施形態にも適用可能でありうる。従って、本開示は、本明細書に示す実施形態に限定することは意図されておらず、本明細書に開示された原理及び新規特徴と整合が取れた最も広い範囲と一致するように意図されている。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の画像センサと、
前記第1の画像センサに対する位置を変更するように構成された第2の画像センサと、
前記第2の画像センサの位置を制御するように構成されたコントローラと、
前記第1の画像センサ及び前記第2の画像センサによって取得された画像を処理し、合成するように構成された画像処理モジュールと
を備える装置。
【請求項2】
請求項1に記載の装置において、
前記第2の画像センサは、前記第1の画像センサから離れてシフトするように構成された装置。
【請求項3】
請求項1に記載の装置において、
前記第2の画像センサは、回転するように構成された装置。
【請求項4】
請求項1に記載の装置において、
前記第1の画像センサは位置を変更するように構成され、前記コントローラは、前記第1の画像センサの位置を制御するように構成された装置。
【請求項5】
請求項1に記載の装置において、
前記画像処理モジュールは、前記第1の画像センサ及び前記第2の画像センサによって取得された画像の色の調整と、サイズの拡大縮小と、画像コントラストの向上とのうちの少なくとも1つを実行するように構成された装置。
【請求項6】
請求項1に記載の装置において、
前記第1の画像センサ及び前記第2の画像センサは、ビデオシーケンスを取得するように構成された装置。
【請求項7】
請求項1に記載の装置において、
前記第1の画像センサ及び前記第2の画像センサは、センサ設定を調整するように構成された装置。
【請求項8】
請求項7に記載の装置において、
前記第1の画像センサ及び前記第2の画像センサは、レンズ焦点設定と、露光設定と、白バランス設定とのうちの少なくとも1つを調整するように構成された装置。
【請求項9】
請求項8に記載の装置において、
前記第1の画像センサは、前記第2の画像センサよりも長い露光時間を用いるように構成可能である装置。
【請求項10】
請求項8に記載の装置において、
前記第1の画像センサは、前記装置に近い第1の対象物に焦点を合わせるように構成可能であり、前記第2の画像センサは、前記装置から遠い第2の対象物に焦点を合わせるように構成可能である装置。
【請求項11】
請求項1に記載の装置において、
前記第1の画像センサと前記第2の画像センサとのうちの少なくとも1つは、前記装置が低電力モードに入った場合、非アクティブ化するように構成された装置。
【請求項12】
請求項1に記載の装置において、
前記第1の画像センサと前記第2の画像センサとが互いに比較的近く配置され、前記画像処理モジュールは、画像ノイズを低減するように構成された装置。
【請求項13】
請求項1に記載の装置において、
前記第1の画像センサと前記第2の画像センサとが約6センチメートル離れて配置され、前記画像処理モジュールは、立体視表示するアナグリフ画像を生成するように構成された装置。
【請求項14】
請求項1に記載の装置において、
前記第1の画像センサと前記第2の画像センサとが約6センチメートル離れて配置され、前記画像処理モジュールは、自動立体視表示で直接視覚化されるアナグリフ画像を生成するように構成された装置。
【請求項15】
請求項1に記載の装置において、
前記第2の画像センサは、前記第1の画像センサに関して0度乃至180度の範囲内の角度を持って配置される装置。
【請求項16】
請求項1に記載の装置において、
前記画像処理モジュールは、リアルタイム画像のスティッチと、360度パノラマのビデオアプリケーションとを実行するように構成された装置。
【請求項17】
前記装置がモバイル電話である請求項1に記載の装置。
【請求項18】
請求項1に記載の装置において、
無線信号を送受信するように構成されたトランシーバを更に備える装置。
【請求項19】
第1の画像センサに対する第2の画像センサの位置を調整することと、
前記第1の画像センサ及び前記第2の画像センサからの画像を受け取ることと、
前記第1の画像センサ及び前記第2の画像センサによって取得された画像を処理し、合成することと
を備える方法。
【請求項20】
請求項19に記載の方法において、
調整することは、前記第2の画像センサを前記第1の画像センサから離れてシフトさせることを備える方法。
【請求項21】
請求項19に記載の方法において、
調整することは、前記第2の画像センサを前記第1の画像センサから離れて回転させることを備える方法。
【請求項22】
請求項19に記載の方法において、
前記第1の画像センサの位置を変更することを更に備える方法。
【請求項23】
請求項19に記載の方法において、
処理することは、前記第1の画像センサ及び前記第2の画像センサによって取得した画像の色を調整することと、サイズを拡大縮小することと、画像コントラストを向上させることとのうちの少なくとも1つを備える方法。
【請求項24】
ビデオシーケンスを取得することを更に備える請求項19に記載の方法。
【請求項25】
請求項19に記載の方法において、
前記第1の画像センサと前記第2の画像センサとのうちの少なくとも1つのセンサ設定を調整することを更に備える方法。
【請求項26】
請求項25に記載の方法において、
センサ設定を調整することは、レンズ焦点設定と、露光設定と、白バランス設定とのうちの少なくとも1つを調整することを備える方法。
【請求項27】
請求項26に記載の方法において、
センサ設定を調整することは、前記第2の画像センサより長い露光時間を用いるように前記第1の画像センサを調整することを備える方法。
【請求項28】
請求項26に記載の方法において、
センサ設定を調整することは、前記第1のセンサの焦点を近い対象物に合わせ、前記第2のセンサの焦点を遠い対象物に合わせることを備える方法。
【請求項29】
請求項19に記載の方法において、
前記第1の画像センサと前記第2の画像センサとのうちの少なくとも1つを非アクティブ化することを更に備える方法。
【請求項30】
請求項19に記載の方法において、
画像ノイズを低減するために、前記第1の画像センサと前記第2の画像センサとを比較的近く配置することを更に備える方法。
【請求項31】
請求項19に記載の方法において、
前記第1の画像センサと前記第2の画像センサとを6センチメートル離して配置することと、
立体視表示のためのアナグリフ画像を生成することと
を更に備える方法。
【請求項32】
請求項19に記載の方法において、
前記第1の画像センサと前記第2の画像センサとを6センチメートル離して配置することと、
自動立体視表示で自動的に視覚化されるアナグリフ画像を生成することと
を更に備える方法。
【請求項33】
請求項19に記載の方法において、
前記第2の画像センサを、前記第1の画像センサに関して0度乃至180度の範囲内の角度を持つように配置することを更に備える方法。
【請求項34】
請求項19に記載の方法において、
リアルタイム画像のスティッチと、360度パノラマのビデオアプリケーションとを実行することを更に備える方法。
【請求項35】
無線信号を送受信することを更に備える請求項19に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3A】
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【図3B】
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【図3C】
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【図4A】
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【図4B】
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【図4C】
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【図4D】
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【図4E】
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【図4F】
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【図5A】
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【図5B】
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【図5C】
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【公開番号】特開2013−59026(P2013−59026A)
【公開日】平成25年3月28日(2013.3.28)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−196133(P2012−196133)
【出願日】平成24年9月6日(2012.9.6)
【分割の表示】特願2009−521972(P2009−521972)の分割
【原出願日】平成19年7月25日(2007.7.25)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.WCDMA
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】