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ナビゲーション装置、充電状況報知システム
説明

ナビゲーション装置、充電状況報知システム

【課題】目的地に到達するために必要な電池残量を算出し、その必要な電池残量まで充電するために要する時間や充電状況を、離間した場所にいるユーザに報知する。
【解決手段】ナビゲーション装置2は、駆動用のバッテリを備える車両に搭載されている。制御部20は、バッテリの電池残量に関する情報を車両から取得する。記憶部21は、ユーザが携帯端末で確認できるメールアドレス等の連絡先を記憶している。制御部20は、出発地から目的地までの推奨経路を探索し、その推奨経路に沿って目的地まで走行する際に要するバッテリの所要電池残量を算出する。制御部20は、所要電池残量と、バッテリの電池残量とに基づいて、バッテリの充電状況に関する情報、たとえば進行状況報知メールを作成する。制御部20は、無線通信部26を用いて進行状況報知メールなどを送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の駆動用バッテリの充電状況を報知する充電状況報知システムと、それに用いるナビゲーション装置に関する。
【背景技術】
【0002】
バッテリを充電中の電気自動車から離れた場所において、バッテリの充電状況を確認する充電状況表示システムが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平5−211724号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電気自動車等に搭載された駆動用バッテリを満充電まで充電しようとすると長時間を要することがある。しかし、電気自動車等を運転して目的地に到達するためには、そのバッテリは必ずしも満充電まで充電されている必要はない。それで、目的地に到達するために必要な電池残量を算出し、その必要な電池残量まで充電するために要する時間や充電状況を、電気自動車等から離れた場所にいるユーザに報知することが望まれていた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様であるナビゲーション装置は、駆動用のバッテリを内蔵する車両に接続可能なナビゲーション装置であって、バッテリの電池残量に関する情報を車両から取得する電池残量取得手段と、ユーザの連絡先を記憶する連絡先記憶手段と、出発地から目的地までの推奨経路を探索する経路探索手段と、車両が推奨経路に沿って目的地まで走行する際に要するバッテリの所要電池残量を算出する所要残量算出手段と、所要電池残量と、電池残量取得手段により取得された電池残量とに基づいて、バッテリの充電について進行状況に関する情報を作成する充電状況情報作成手段と、充電状況情報作成手段が作成した進行状況に関する情報を連絡先記憶手段に記憶された連絡先へ予め設定された所定のタイミングに報知する充電状況報知手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の別の一態様である充電状況報知システムは、携帯端末と、駆動用のバッテリを備える車両に接続可能なナビゲーション装置とを備える充電状況報知システムであって、ナビゲーション装置は、バッテリの電池残量に関する情報を車両から取得する電池残量取得手段と、ユーザが予め登録した携帯端末で利用できる連絡先を記憶する連絡先記憶手段と、出発地から目的地までの推奨経路を探索する経路探索手段と、車両が推奨経路に沿って目的地まで走行する際に要するバッテリの所要電池残量を算出する所要残量算出手段と、所要電池残量と、電池残量取得手段により取得された電池残量とに基づいて、バッテリの充電について進行状況に関する情報を作成する充電状況情報作成手段と、充電状況情報作成手段が作成した進行状況に関する情報を連絡先記憶手段に記憶された連絡先へ予め設定されたタイミングに報知する充電状況報知手段と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
目的地に到達するために必要な電池残量を算出し、その必要な電池残量まで充電するために要する時間や充電状況を、電気自動車等から離間した場所にいるユーザに報知することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の一実施形態による充電状況報知システムのブロック構成図の一例である。
【図2】本発明の一実施形態によるナビゲーション装置のブロック構成図の一例である。
【図3】本発明の一実施形態によるナビゲーション装置の機能ブロック図の一例である。
【図4】本発明の一実施の形態によるナビゲーション装置が送信する充電状況報知メールの一例である。
【図5】本発明の一実施の形態によるナビゲーション装置が送信する充電状況報知メールの一例である。
【図6】所定のタイミングに充電状況報知メールを送信するための処理に関するフローチャートである。
【図7】所定のタイミングに充電状況報知メールを送信するための処理に関するフローチャートである。
【図8】所定のタイミングに充電状況報知メールを送信するための処理に関するフローチャートである。
【図9】充電状況報知メールを送信するタイミングの設定画面の一例である。
【図10】本発明の一実施の形態によるナビゲーション装置が送信する充電状況報知メールの一例である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1は、本発明の一実施の形態による充電状況報知システムの全体構成を示すブロック図である。図1に示す充電状況報知システム1は、ナビゲーション装置2と、携帯端末3とを備える。ナビゲーション装置2は、インターネット回線網や携帯電話回線網などで構成される通信回線網6を介して携帯端末3と無線通信できる。
【0009】
ナビゲーション装置2は、車両4に搭載される。車両4は、バッテリ5を備えるEV(Electric Vehicle)やHEV(Hybrid Electric Vehicle)などの電気自動車である。バッテリ5は、車両4に搭載されている不図示のモータや補機類などに電力を供給する。バッテリ5から供給される電力を利用してモータにより発生された駆動力は、車両4の駆動輪に伝えられる。バッテリ5は、ガソリンスタンドや、商業施設の駐車場、サービスエリアなどに設置された充電スタンドで充電することができる。ナビゲーション装置2は、バッテリ5の電池残量に関する情報を取得することができる。
【0010】
携帯端末3は、車両4の運転者などが所持する携帯電話やPDA(Personal Digital Assistant)などである。携帯端末3は、通信回線網6を介して通信することができる。携帯端末3は、文字や画像を表示して情報を出力する表示画面31を備える。
【0011】
図2は、ナビゲーション装置2の構成を示すブロック図である。ナビゲーション装置2は、制御部20と、記憶部21と、表示モニタ22と、スピーカ23と、GPS受信部24と、入力装置25と、無線通信部26とを備える。
【0012】
制御部20は、マイクロプロセッサ、各種周辺回路、RAM、ROMなどによって構成される。制御部20は、ナビゲーション装置2の各構成を制御して経路探索処理や、経路案内処理などの処理を実行する。さらに制御部20は、後述する充電状況管理処理と、充電情報作成処理と、充電情報送信処理とを実行することができる。
【0013】
記憶部21は、ハードディスクドライブやソリッドステートドライブなどであって、不揮発性の記憶領域を有する。記憶部21には、車両4の運転者の個人情報や、地図データ、アイコン等の各種画像データ、音声データなどが記憶されている。車両4の運転者の個人情報は、車両4の運転者が携帯端末3を介してメールを閲覧可能なメールアドレス(たとえば、携帯端末3のメールアドレス)と、車両4の運転者の自宅の位置情報とを含む。これらの情報は、入力装置25を用いて予め登録しておく。
【0014】
記憶部21に記憶されている地図データには、地図表示用データ、経路探索用データ、施設データなどが含まれる。地図表示データは、表示モニタ22に道路地図を表示するためのデータである。経路探索用データは、経路探索処理に用いるデータである。施設データは、ガソリンスタンドや、各種商業施設、サービスエリアなどの施設の位置情報や、バッテリ5を充電する充電スタンドの有無などの情報が含まれる。
【0015】
経路探索用データには、ノードデータとリンクデータが含まれる。ノードデータは、道路地図上の所定地点を表すノードに関するデータである。二つのノード間の道路は、リンクとしてデータ化されている。このリンクに関するデータがリンクデータである。リンクデータには、その端点であるノードの情報と、リンク長と、リンクコストが定められている。
【0016】
表示モニタ22は、たとえば液晶モニタであって、ナビゲーション装置2の各種操作メニューや、周辺地図表示、経路案内処理における案内用の画面などを表示する。スピーカ23は、経路案内処理における音声案内や、各種楽曲などを音声出力する。
【0017】
GPS受信部24は、GPS衛星から送信されるGPS信号を受信し制御部20へ出力する。GPS信号には、GPS衛星に搭載された原子時計からの時刻データなどが含まれている。制御部20は、GPS信号に含まれる時刻データを利用して、車両4の現在位置や現在時刻を算出することができる。
【0018】
入力装置25は、各種スイッチ類や、操作パネル、リモコン、表示モニタ22と一体化されたタッチパネルなどで構成される。車両4の運転者等は、入力装置25を用いてナビゲーション装置2を操作したり、情報を入力することができる。
【0019】
無線通信部26は、通信回線網6と無線接続する。制御部20は、無線通信部26を介して、記憶部21に記憶された車両4の運転者が閲覧可能なメールアドレスにメールを送信することができる。
【0020】
図3は、ナビゲーション装置2の機能ブロック図である。図3には、ナビゲーション装置2の機能として、経路探索処理200と、経路案内処理201と、充電状況管理処理202と、充電情報作成処理203と、充電情報送信処理204とが示されている。
【0021】
経路探索処理200は、制御部20が経路探索用データを用いて出発地から目的地までの推奨経路を公知のダイクストラ法を用いて探索する。推奨経路の探索にあたって、経由地を設定することができる。また、経路探索処理200は、出発地から目的地に行く推奨経路と、その目的地から車両4の運転者の自宅に帰宅する推奨経路を探索することができる。探索された推奨経路は、通過するリンクの列または通過するノードの列として表される。推奨経路を表すリンク列等のデータは、記憶部21に記憶される。また、推奨経路を表すリンク列は、経路案内処理201および充電状況管理処理202へ出力される。
【0022】
出発地は、車両4の現在位置または道路地図上の指定された地点とする。たとえば、地図表示データに基づいて表示モニタ22に表示された道路地図の中から、入力装置25を用いて出発地とする地点を選択することができる。また、施設データに登録されている施設の中から入力装置25を用いて出発地を選択してもよい。さらに、車両4の運転者の自宅を出発地として選択してもよい。目的地は、道路地図上の指定された地点とする。たとえば、たとえば、地図表示データに基づいて表示モニタ22に表示された道路地図の中から、入力装置25を用いて目的地とする地点を選択することができる。また、施設データに登録されている施設の中から入力装置25を用いて目的地を選択してもよい。さらに、車両4の運転者の自宅を目的地として選択してもよい。
【0023】
経路案内処理201は、表示モニタ22とスピーカ23とを用いて、推奨経路に従った経路案内を行う。表示モニタ22は、制御部20の制御により、推奨経路や、車両4の現在位置、その現在位置周辺の地図、各種施設のアイコンなどを画面上に表示する。スピーカ23は、制御部20の制御により、音声案内の音声データを音声出力する。
【0024】
充電状況管理処理202は、バッテリ5の電池残量を管理する。充電状況管理処理202は、車両4からバッテリ5の電池残量に関する情報を取得する。また、充電状況管理処理202は、車両4の現在位置から推奨経路に沿って目的地まで走行するときに要する電池残量(以降、所要電池残量と称する)を算出する。所要電池残量は、推奨経路に含まれるリンクのリンク長やリンクコストに基づいて算出される。たとえば、単位距離あたりに消費する電池残量を予め定めておき、その値を目的地に到達するまでに通過する全リンクのリンク長に乗ずることにより算出することができる。
【0025】
さらに充電状況管理処理202は、バッテリ5の充電が始まると、単位時間あたりのバッテリ5の電池残量の変化から充電速度を算出する。そして、算出した充電速度に基づいて、バッテリ5を所要電池残量まで充電するのに必要とする所要充電時間を算出する。
【0026】
充電情報作成処理203は、バッテリ5の電池残量と、所要電池残量と、所要充電時間とを車両4の運転者に報知するためのメールを作成する。充電情報作成処理203は、充電状況管理処理202からバッテリ5の電池残量と、所要電池残量と、所要充電時間とを取得し、それらに関する情報をメールの本文に記載する。また、充電情報作成処理203は、記憶部21に車両4の運転者の個人情報として記憶されたメールアドレスをメールの宛先とする。以降、このように作成されるメールを充電状況報知メールと称する。なお、充電状況報知メールは、テキスト形式でもHTML(HyperText Markup Language)形式でもよい。
【0027】
図4は、充電状況報知メールの一例である。図4では、充電状況報知メールが携帯端末3の表示画面31に表示されている。宛先欄401には、充電状況報知メールの宛先となるメールアドレスが表示されている。本文欄402には、バッテリ5の電池残量と、所要電池残量と、電池残量が所要電池残量に達する充電完了予定日時と、所要充電時間に関する情報が記載されている。バッテリ5の電池残量の表示は、数値を用いて表示してもよいし、各種グラフで表示してもよい。テキストグラフ403は、バッテリ5の電池残量をテキストを用いたグラフにより表示した例である。黒色の四角形のテキストは、バッテリ5の電池残量を表す。白色の四角形のテキストは、バッテリ5の充電可能な電池残量を表す。白色の四角形の途中に表示されている縦棒のテキストは、所要電池残量を表す。なお、所要電池残量がバッテリ5の満充電時の電池残量よりも大きいとき、すなわちバッテリ5を満充電まで充電しても所要電池残量に満たないときは、図5のようにその旨を報知する文章(たとえば、挿入文501)を追加してもよい。
【0028】
充電情報作成処理203は、充電状況報知メールを予め設定されたタイミングに作成する。たとえば、バッテリ5の電池残量が所要電池残量になる予定の日時の30分前から10分おきに充電状況報知メールを作成する。作成された充電状況報知メールは、充電情報送信処理204へ出力される。充電情報送信処理204は、無線通信部26を介して、充電情報作成処理203が作成した充電状況報知メールを指定されたメールアドレスに宛てて送信する。充電情報送信処理204は、送信済みとなった充電状況報知メールを記憶部21に記憶する。
【0029】
また、充電情報作成処理203は、バッテリ5の充電を開始したとき、バッテリ5を所要電池残量まで充電し終えたとき、バッテリ5の充電速度が変化したことにより所要充電時間が変化したときにも充電状況報知メールを作成する。
【0030】
図6から図8は、制御部20が充電状況報知メールを送信するために実行する処理を示すフローチャートの一例である。制御部20は、出発地と目的地とが決定したら図6のステップS101の処理を開始する。なお、制御部20は、ステップS101の処理開始時点で充電状況管理処理202によるバッテリ5の電池残量の取得を開始している。
【0031】
図6のステップS101では、制御部20は、経路探索処理200において、記憶部21に記憶された経路探索用データに基づいて推奨経路を探索する。ステップS102では、制御部20は、バッテリ5の充電が開始されたか否かを判定する。たとえば、車両4が駐停車しており、かつ充電状況管理処理202が取得したバッテリ5の電池残量が増加しているとき、バッテリ5の充電が開始されたと判定する。制御部20は、バッテリ5の充電が開始されたら処理をステップS103に進める。制御部20は、バッテリ5の充電が開始されなかったときは、ステップS102に留まる。
【0032】
ステップS103では、制御部20は、充電状況管理処理202において、推奨経路に含まれるリンクのリンク長の合計またはリンクコストの合計に基づいて所要電池残量を算出する。ステップS104では、制御部20は、充電状況管理処理202において、バッテリ5の充電速度を算出する。ステップS105では、制御部20は、充電状況管理処理202において、バッテリ5の電池残量と、ステップS103で算出した所要電池残量と、ステップS104で算出した充電速度とに基づいて、所要充電時間を算出する。
【0033】
ステップS106では、制御部20は、充電情報作成処理203により、バッテリ5の電池残量と、ステップS102で算出した所要電池残量と、ステップS105で算出した所要充電時間とに基づいて、充電状況報知メールを作成する。そして、制御部20は、充電情報送信処理204によりその充電状況報知メールを送信する。充電開始時の充電状況報知メールを送信した後、制御部20は図7に示すステップS107の処理に進む。
【0034】
図7のステップS107では、制御部20は、充電速度が変化したか否かを判定する。充電速度が変化した場合はステップS110に進み、変化していない場合はステップS108に進む。
【0035】
ステップS108では、充電完了予定日時の所定時間前(たとえば30分前)になったか否かを判定する。充電完了予定日時の所定時間前になった場合はステップS109に進み、まだ充電完了予定日時の所定時間前になっていない場合はステップS107に戻る。ステップS109では、図6のステップS106と同様にして充電状況報知メールを作成・送信する。充電完了予定日時の所定時間前の充電状況報知メールを送信した後、制御部20は図8に示すステップS112の処理に進む。
【0036】
ステップS110では、図6のステップS105と同様に所要充電時間を算出する。その後、ステップS111に進み、図6のステップS106と同様にして充電状況報知メールを作成・送信する。所要充電時間の再計算後の充電状況報知メールを送信した後、制御部20はステップS107の処理に戻る。
【0037】
図8のステップS112では、制御部20は、図7のステップS107と同様に充電速度が変化したか否かを判定する。充電速度が変化した場合はステップS117に進み、変化していない場合はステップS113に進む。
【0038】
ステップS113では、制御部20は、前回充電状況メールを報知(図7のステップS109または図8のステップS113)してから所定時間(10分)が経過したか否かを判定する。ステップS113の判定が肯定判定されたときはステップS114に進み、否定判定されたときはステップS112に戻る。ステップS114では、制御部20は、図6のステップS106と同様にして充電状況報知メールを作成・送信する。制御部20は、ステップS114にて充電状況報知メールを送信したら、ステップS115に進む。
【0039】
ステップS115では、制御部20は、充電状況管理処理202により取得されているバッテリ5の電池残量がステップS102で算出された所要電池残量以上になったか否かを判定する。制御部20が行う処理は、バッテリ5の電池残量が所要電池残量以上のときはステップS116に進み、バッテリ5の電池残量が所要電池残量未満のときはステップS112に戻る。ステップS116では、図6のステップS106と同様にして充電状況報知メールを作成・送信する。制御部20は、バッテリ5を所要電池残量まで充電し終えたときの充電状況報知メールを送信すると、図8の処理を終了する。
【0040】
ステップS117では、図6のステップS105と同様に所要充電時間を算出する。その後、ステップS118に進み、図6のステップS106と同様にして充電状況報知メールを作成・送信する。ステップS119では、所要充電時間を再計算した結果、現在日時が充電完了予定日時よりも30分以上前になったか否かを判定する。充電完了予定日時よりも30分以上前になったときは図7のステップS107に戻り、30分未満であった場合は図7のステップS112に戻る。
【0041】
以上で説明した実施形態によれば、次の作用効果を奏する。
ナビゲーション装置2は、駆動用のバッテリ5を備える車両4に搭載されている。ナビゲーション装置2の制御部20は、充電状況管理処理202により、バッテリ5の電池残量に関する情報を車両4から取得する。記憶部21は、ユーザが携帯端末3で閲覧可能なメールアドレスを記憶している。制御部20は、経路探索処理200により、出発地から目的地までの推奨経路を探索する。制御部20は、充電状況管理処理202により、推奨経路に沿って目的地まで走行する際に要するバッテリ5の所要電池残量を算出する。制御部20は、充電情報作成処理203により、所要電池残量と、バッテリ5の電池残量とに基づいて、バッテリ5の充電について進行状況報知メールを作成する。なお、進行状況報知メールには、所要電池残量と、バッテリ5の電池残量とに基づいて算出された所要充電時間が含まれる。制御部20は、充電情報送信処理204により、進行状況報知メールを送信する。進行状況報知メールの宛先は、記憶部21に記憶されているユーザが携帯端末3で閲覧可能なメールアドレスが選択される。これにより、目的地に到達するために必要な電池残量を算出し、その必要な電池残量まで充電するために要する時間や充電状況を、電気自動車等から離間した場所にいるユーザに報知することができる。ユーザは、携帯電話等の携帯端末3でバッテリ5の充電状況を確認できるため、充電中に安心して買い物や食事等を楽しむことができる。
【0042】
以上で説明した実施形態は、以下のように変形して実施できる。
〔1〕上記の実施の形態では、充電完了予定日時の所定時間前(たとえば、30分前)になったときに充電状況報知メールを作成・送信し、その後所定時間(たとえば、10分)経過するたびに充電状況報知メールを作成・送信することとした。しかし、充電状況報知メールを作成・送信するタイミングは、充電完了予定日時以外のものを基に決定してもよい。たとえば、バッテリ5の電池残量と所定電池残量との差が所定値以下(たとえば、その差が満充電の20%)に到達したときに充電状況報知メールを作成・送信することにしてもよい。さらに、その後バッテリ5の電池残量が所定値(たとえば満充電の5%)増加するたびに作成・送信することにしてもよい。
【0043】
〔2〕充電状況報知メールを作成・送信するタイミングを、充電完了予定日時を基準とするか、バッテリ5の電池残量と所定電池残量との差(以降、電池残量差と称する)を基準とするかは、車両4の運転者等のユーザが選択できることにしてもよい。また、二つの基準の両方を組み合わせてもよい。
【0044】
充電状況報知メールを作成・送信するタイミングは、車両4の運転者等のユーザが設定できることにしてもよい。図9は、充電状況報知メールを送信するタイミングと送信先のメールアドレスを設定するための設定画面の一例である。
【0045】
図9の設定画面には、報知開始時期設定部901と、報知周期設定部902と、メールアドレス入力部903と、設定完了ボタン904とが表示されている。報知開始時期設定部901は、充電完了予定日時基準設定部901aと、電池残量差基準設定部901bとを有する。充電完了予定日時基準設定部901aでは、バッテリ5の充電完了予定日時の何分前から充電状況報知メールの送信を開始するかを設定する。充電完了予定日時基準設定部901aには、充電状況報知メールの送信を開始する時間を設定入力するための入力欄911aが設けられており、ユーザは入力装置25を用いて入力欄911aへ任意の値を入力することができる。電池残量差基準設定部901bでは、電池残量差が何%になったときから充電状況報知メールの送信を開始するかを設定する。電池残量差基準設定部901bには、充電状況報知メールの送信を開始する電池残量差を設定入力するための入力欄911bが設けられており、ユーザは入力装置25を用いて入力欄911bへ任意の値を入力することができる。
【0046】
報知周期設定部902は、充電完了予定日時基準設定部902aと、電池残量差基準設定部902bとを有する。充電完了予定日時基準設定部902aでは、充電状況報知メールの送信を開始した後、何分周期で充電状況報知メールを送信するかを設定する。充電完了予定日時基準設定部902aには、送信周期を設定入力する入力欄912aが設けられており、入力装置25を用いて入力欄912aへ入力する。電池残量差基準設定部902bでは、充電状況報知メールの送信を開始した後、満充電の何%分充電されるたびに充電状況報知メールを送信するかを設定する。電池残量差基準設定部902bには、その送信周期を設定入力する入力欄912bが設けられており、入力装置25を用いて入力欄912bへ入力する。
【0047】
メールアドレス入力部903は、充電状況報知メールを送信するメールアドレスを設定する入力欄である。メールアドレス入力部903には、入力装置25を介してメールアドレスを入力することができる。入力されたメールアドレスは、記憶部21に記憶される。
【0048】
ユーザは、入力装置25を用いて設定完了ボタン905を選択することにより、充電状況報知メールを送信するタイミングとメールアドレスの設定を確定することができる。確定した設定は、記憶部21へ記憶される。
【0049】
〔3〕上記の実施形態では、所要電池残量がバッテリ5の満充電時の電池残量よりも大きいとき、図5のようにその旨を報知する文章(たとえば、挿入文501)を追加した。所要電池残量がバッテリ5の満充電時の電池残量よりも大きいときに制御部20が実行する処理はこれだけに限定しない。たとえば、充電が終了したときに次に立ち寄る充電スタンドのある施設を施設データの中から選択し、新たに経由地として設定して推奨経路を再探索してもよい。
【0050】
〔4〕図4や図5に示した充電状況報知メールは、一例に過ぎない。たとえば、目的地までの所要電池残量だけでなく、当該目的地から自宅へ帰宅するための所要電池残量や所要充電時間などに関しても充電状況報知メールで報知してもよい。目的地から自宅へ帰宅するための所要電池残量や所要充電時間は、車両4の現在位置から目的地までの所要電池残量や所要充電時間と同様に充電状況管理処理202で算出すればよい。目的地から自宅へ帰宅するための所要電池残量や所要充電時間などに関する表示を追加した充電状況報知メールの一例を図10に示す。図10に示す充電状況報知メールには、現在位置から目的地を経由して自宅へ帰宅するために要する所要電池残量の表示1001と、バッテリ5の電池残量を表すグラフ1002と、車両4の現在位置から目的地を経由して自宅へ帰宅するために要する所要充電時間1003などが表示されている。グラフ1002には、現在位置から目的地までに要する所要電池残量を表す縦棒と、車両4の現在位置から目的地を介して自宅に帰宅するまでに要する所要電池残量を表す縦棒とが表示されている。
【0051】
〔5〕上記の実施形態では、充電情報作成処理203は、バッテリ5の充電状況を表す情報をメール形式で作成した。しかし、これ以外の形式で作成・送信してもよい。たとえば、ユーザの携帯電話へ自動発信し、自動音声で報知してもよい。
【0052】
以上で説明した実施の形態や各種の変形例はあくまで一例であり、発明の特徴が損なわれない限り、本発明はこれらの内容に限定されない。
【符号の説明】
【0053】
1 充電状況報知システム
2 ナビゲーション装置
3 携帯端末
4 車両
5 バッテリ
6 通信回線網
20 制御部
21 記憶部
22 表示モニタ
23 スピーカ
24 GPS受信部
25 入力装置
26 無線通信部
31 表示画面
200 経路探索処理
201 経路案内処理
202 充電状況管理処理
203 充電情報作成処理
204 充電情報送信処理

【特許請求の範囲】
【請求項1】
駆動用のバッテリを備える車両に接続可能なナビゲーション装置であって、
前記バッテリの電池残量に関する情報を前記車両から取得する電池残量取得手段と、
ユーザの連絡先を記憶する連絡先記憶手段と、
出発地から目的地までの推奨経路を探索する経路探索手段と、
前記車両が前記推奨経路に沿って前記目的地まで走行する際に要する前記バッテリの所要電池残量を算出する所要残量算出手段と、
前記所要電池残量と、前記電池残量取得手段により取得された電池残量とに基づいて、前記バッテリの充電について進行状況に関する情報を作成する充電状況情報作成手段と、
前記充電状況情報作成手段が作成した前記進行状況に関する情報を前記連絡先記憶手段に記憶された連絡先へ予め設定された所定のタイミングに報知する充電状況報知手段と、
を備えることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項2】
請求項1に記載のナビゲーション装置において、
前記バッテリの電池残量が前記所要電池残量まで充電される予定日時を算出する予定時刻算出手段をさらに備え、
前記所定のタイミングは、前記バッテリの充電を開始したときと、前記予定日時の所定時間前になったときと、を含むことを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項3】
請求項2に記載のナビゲーション装置において、
前記所定のタイミングは、前記バッテリへの充電速度が変わることにより前記予定日時が変わったときをさらに含むことを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか一項に記載のナビゲーション装置において、
前記所定のタイミングは、前記バッテリの充電を開始したときと、充電により前記バッテリの電池残量と前記所要電池残量の差が所定値以下になったときと、を含むことを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか一項に記載のナビゲーション装置において、
前記所要電池残量が前記バッテリに充電できる電気容量を超えているか否かを判定する超容量判定手段をさらに備え、
前記充電状況報知手段は、前記バッテリの充電を開始したときに、前記超容量判定手段により前記所要電池残量が前記バッテリに充電できる電気容量を超えていると判定されたときは、その旨を前記進行状況に関する情報に加えて報知することを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項6】
請求項5に記載のナビゲーション装置において、
前記経路探索手段は、前記バッテリの充電が終了したときに、次に立ち寄る充電施設を経由地として選択し、前記充電施設を経由する前記目的地までの推奨経路を再探索することを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項7】
請求項1から6のいずれか一項に記載のナビゲーション装置において、
前記ユーザの自宅の位置を記憶する自宅記憶手段をさらに備え、
前記経路探索手段は、前記目的地から前記自宅へ帰宅するための第2の推奨経路をさらに探索し、
前記所要残量算出手段は、前記車両が前記第2の推奨経路に沿って前記目的地から前記自宅まで走行する際に要する前記バッテリの第2の所要電池残量をさらに算出し、
前記充電状況情報作成手段は、前記所要電池残量と、前記第2の所要電池残量と、前記電池残量取得手段により取得された電池残量とに基づいて、前記バッテリの充電について進行状況に関する情報を作成することを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項8】
携帯端末と、駆動用のバッテリを備える車両に接続可能なナビゲーション装置とを備える充電状況報知システムであって、
前記ナビゲーション装置は、
前記バッテリの電池残量に関する情報を前記車両から取得する電池残量取得手段と、
ユーザが予め登録した前記携帯端末で利用できる連絡先を記憶する連絡先記憶手段と、
出発地から目的地までの推奨経路を探索する経路探索手段と、
前記車両が前記推奨経路に沿って前記目的地まで走行する際に要する前記バッテリの所要電池残量を算出する所要残量算出手段と、
前記所要電池残量と、前記電池残量取得手段により取得された電池残量とに基づいて、前記バッテリの充電について進行状況に関する情報を作成する充電状況情報作成手段と、
前記充電状況情報作成手段が作成した前記進行状況に関する情報を前記連絡先記憶手段に記憶された連絡先へ予め設定されたタイミングに報知する充電状況報知手段と、
を備えることを特徴とする充電状況報知システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2012−173161(P2012−173161A)
【公開日】平成24年9月10日(2012.9.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−36017(P2011−36017)
【出願日】平成23年2月22日(2011.2.22)
【出願人】(000001487)クラリオン株式会社 (1,722)
【Fターム(参考)】