説明

ナビゲーション装置

【課題】 ピンイン検索により目的地等の検索を効率良くかつ簡単に行うことができる「ナビゲーション装置」を提供する。
【解決手段】 ナビゲーション装置は、ユーザ入力手段と、施設名や地域名等の検索対象のデータベースを記憶する記憶装置と、ユーザ入力手段から入力されたピンイン検索文字に対応する検索対象を検索する検索手段と、検索手段によりピンイン検索文字に一致する検索対象が複数検索されたとき、当該複数の検索対象をまとめて1つの親データとしてリスト内に表示する表示制御手段とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ナビゲーション装置における目的地の検索方法に関し、特に、中国語のデータベースから目的地をピンイン検索する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ナビゲーション装置は、自車位置から目的地までの最適な経路を探索し、探索した経路に基づきドライバーに経路の誘導案内を行うものである。目的地の検索方法には、ディスプレイに表示されて地図から所望の位置を直接特定したり、データベースに格納された施設や地域等のデータを、入力された文字、電話番号、住所などから検索する方法がある。
【0003】
データベースに格納される情報量は膨大であるため、目的地の検索を行うときの検索効率を高め、短時間で正確な情報をユーザに提供することが望まれる。1つの方法として、文字による検索を行う場合には、検索文字列を構成する先頭文字から順に該当する候補を絞込んでいく絞り込み検索が一般に行われている。
【0004】
特許文献1は、目的地等をカテゴリーに対応するPOI(Point of Interest)から検索する場合に、POIがチェーン店であればその代表名称のみを表示するようにし、表示されるPOIの数を減少し、操作性を改善する技術を開示している。また、特許文献2は、複数の項目の中から所望の項目を検索するときに、所望の項目の頭文字を簡単に入力することができる項目検索装置を開示している。
【0005】
【特許文献1】特開2005−37127号
【特許文献2】特開2005−115431号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記したように、目的地を文字により検索する場合、検索文字列の先頭から順に一致する候補を絞り込む方法がある。中国語による目的地を検索する場合、この絞込み検索に対応する方法にピンイン検索がある。ピンインとは、中国語の漢字1文字の読みと発音をアルファベットの文字列で表したものであり、ピンイン検索は、このアルファベットを用いた中国語の名称の検索である。
【0007】
ナビゲーション装置において目的地をピンイン検索する場合、ピンインの頭文字を利用した検索が利用されている。例えば、中国語の「北京」は、ピンインで表記すると「Bei Jing」となる。このピンインの頭文字である「BJ」を用いて「北京」の検索が行われる。
【0008】
図7(a)は、施設名をピンイン検索するときのデータ構造を説明する図である。入力文字列300として、例えば、第1文字「J」、第2文字「C」、第3文字「T」のピンインが入力されると、入力文字列300に対応するデータ一覧がデータテーブル310に作成される。データテーブル310には、文字「J」を先頭に含む通常のデータ312と、文字「J」を一部に含む予め登録されたキーワードに対応するデータ314が作成される。
【0009】
このようなピンインの頭文字を利用したピンイン検索を行うと、同じアルファベットからなる複数の中国語が多数ヒットし、目的の施設を特定することが難しいケースがある。例えば、ユーザが、「金叶子(固有名称)」をという固有名称の施設を検索するため、そのピンインである「JYZ」と入力すると、その検索結果は、図7(b)に示すように、「JYZ」のピンインを含む施設名称のヒット件数が1万件を越え、約4万件となってしまう。このヒット件数は、ディスプレイにリスト表示されるが、その中から、「金叶子」の表示320をユーザが特定するのは、容易ではなく、非常に時間を要する。多数の施設名称がヒットする原因は、中国では、施設名に固有名称が付与されていないことが多いためである。例えば、ガソリンスタンドを例にすると、「○○加油站××店」のような固有名称が整備されていないケースが多く、「加油站(ガソリンスタンド)」という名称で、データベースで整備されているケースが非常に多い。このため、「加油站(ガソリンスタンド)」で検索しても、完全一致する同一施設名称が多数ヒットし、それがリスト内に表示されてしまう。
【0010】
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、目的地等の検索を効率良くかつ簡単に行うことができる情報検索装置、情報検索方法およびこれを用いたナビゲーション装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明に係る情報検索装置は、入力手段と、複数の検索対象を記憶する記憶手段と、前記入力手段から入力された検索文字に対応する検索対象を検索する検索手段と、前記検索手段により検索文字に一致する検索対象が複数検索されたとき、当該複数の検索対象をまとめて1つの検索対象として表示する表示制御手段とを有する。
【0012】
好ましくは、検索文字は、中国語の漢字に割り当てられたピンインの頭文字であり、いわゆるピンイン検索を実行する。また、表示制御手段は、入力手段から1つにまとめられた検索対象が選択されたとき、当該1つにまとめられた検索対象に含まれる複数の検索対象を次階層として表示する。さらに表示制御手段は、次階層の表示において検索文字に完全一致する検索対象と部分一致する検索対象とを区別して表示する。その際、完全一致する検索対象には、各々の識別を容易にするため属性情報を表示するようにしてもよい。情報検索装置はさらに、検索文字による検索が完全一致か部分一致かを選択するためのユーザ選択手段を含むようにしてもよい。
【0013】
上述した本発明に係る情報検索装置は、ナビゲーション装置の目的地の検索に用いることができ、その際、表示制御手段は、完全一致する複数の検索対象の属性情報として自車位置から検索対象までの距離、自車位置から検索対象までの方角等を表示するようにしてもよい。
【0014】
本発明に係るナビゲーション装置における目的地の検索方法は、ピンイン検索文字を入力するステップと、ピンイン検索文字に一致する検索対象をデータベースから検索するステップと、ピンイン検索文字に一致する検索対象が複数検索されたとき、当該複数の検索対象をまとめて1つの検索対象としてリスト内に表示する表示するステップと、前記リスト内の1つにまとめられた検索対象が選択されたとき、当該1つにまとめられた検索対象に含まれる複数の検索対象を次階層として表示するステップとを有する。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、検索文字に一致する複数の検索対象をまとめて1つの検索対象としてリスト内に表示するようにしたので、ユーザは、リスト内から所望の検索対象を容易に検索することができ、検索に要する時間を短縮することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明を実施するための最良の形態として車載用ナビゲーション装置について説明する。
【実施例】
【0017】
図1は、本実施例に係るナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。ナビゲーション装置1は、GPS衛星からの電波を受信して車両の現在位置と現在方位を測定するGPS受信機10、車速センサやジャイロセンサ等を含む自立航法用センサ12、タッチパネル22、音声入力部24およびリモコン操作部26を含むユーザ入力インターフェース20、大容量のハードディスクを有する記憶装置30、無線または有線により外部とデータ通信を可能とするデータ通信制御部32、スピーカ42から音声を出力させる音声出力部40、ディスプレイ52に画像を表示させる表示制御部50、プログラムを記憶するプログラムメモリ60、データを一時記憶するデータメモリ70、車両バスなどの車内通信により車両の走行状態を検出する状態検出部80、および制御部90を含んでいる。
【0018】
記憶装置30は、ナビゲーションの各種機能を実行するためのプログラムおよびデータベースを記憶する。プログラムは、ピンイン等による目的地の検索、目的地までのルート探索、目的地までのルート案内、その他ナビゲーションに必要な機能を含んでいる。
【0019】
データベースは、道路案内に必要な地図データ、地域名称、施設データ等を含む。地図データは、道路に関するリンク(道路)データおよび交差点データを含む。リンクデータは、交差点と交差点とを連結する道路に関するデータであり、道路の始点と終点の座標を示すノードデータ、および道路の種別(国道、一般道、県道など)を示す種別データ、幅員、規制(例えば、一方通行)、車線数、リンクコストまたはリンクの所要時間に関する情報を含んでいる。交差点データは、交差点の座標位置、交差点の名称や交差点の右左折等に関する規制データを含んでいる。施設データは、レストラン、駐車場、店、ビル、その他の多くのランドマークに関する位置や名称等の情報を含んでいる。また、本実施例では、中国語のピンイン検索を行うため、データベースは、地域や施設等の名称を中国語の表記で含んいる。
【0020】
プログラムメモリ60は、記憶装置30に記憶されたプログラムをロードし、例えば、目的地をピンイン検索するプログラム62、目的地までのルート探索を行うプログラム64、ルート案内を行うプログラム66等を格納する。データメモリ70は、ピンイン検索の際に作成されるデータテーブル72、検索された施設データ74、記憶装置30から読み出した地図データ76等を記憶する。
【0021】
次に、ナビゲーション装置における目的地の検索について説明する。ここでは先ず、ピンイン検索により目的地を名称で検索するときの操作例および表示例を図2(a)〜(d)に示す。同図(a)に示すように、ユーザが目的地を検索する指示を与えると、ディスプレイには、検索メニュー画面100が表示される。検索メニュー画面100から名称ボタン102を選択すると、同図(b)に示すように施設名ボタン104と地域名ボタン106が表示される。施設名ボタン104が選択されると、同図(c)に示すように、ピンイン検索用のアルファベット文字が配列された文字入力画面110が表示される。ユーザは、文字入力画面110からピンイン検索のための頭文字を入力すると、同図(d)に示すように文字入力画面110の入力枠112にアルファベット列が表記される。図(d)は、頭文字として「qyy」が入力された例であり、頭文字「qyy」が入力された時点において、次に選択できるアルファベットのみが強く表示され、選択することができないアルファベットは透明表示となる。文字の入力方法は、タッチパネルによる入力、ロータリースイッチによる入力、リモコンによる入力あるいはマウス操作による入力等のいずれであってもよい。
【0022】
次に、ピンイン検索の詳細を図3のフローチャートを参照して説明する。図2(b)に示すように施設名が選択されると、制御部90は、記憶装置30に含まれる施設名のデータベースを対象に検索の準備をする。そして、図2(d)に示したように、文字入力画面110から検索すべきピンイン文字列が入力されると(ステップS101)、制御部90は、そのピンイン検索が、完全に一致する名称のみを検索する完全一致検索か、部分一致する名称を含めて検索する部分一致検索かの入力を促す画面を表示し、ユーザに完全一致または部分一致のいずれかを選択させる。
【0023】
制御部90は、ユーザの入力に応じて、完全一致か否かを決定する(ステップS102)。完全一致が選択された場合、制御部90は、ピンイン文字列に対応して検索された1段目のデータのリストを表示する(ステップS103)。
制御部90は、記憶装置30に記憶された施設名のデータベースを参照してピンイン検索を実行し、その検索結果を反映するデータテーブルを作成する。データテーブルは、階層的に構築され、すなわち、1段目のデータは、同類データグループ化した親データとグループの対象外として残った個々のデータを子データとしてを含み、2段目のデータは、各親データに含まれるデータを子データとして含む。
【0024】
図4は、施設名をピンイン検索したときの階層的なデータテーブルを説明する図である。例えば、ピンイン文字列として「JYZ」が入力されたとき、1段目のデータ120は、「JYZ」に完全一致する「加油站(ガソリンスタンド)」の親データや、文字列「JCT」に完全一致する「JCT」の親データ等を含んでいる。2段目のデータ122は、1段目の親データに含まれる子データを含んでいる。言い換えれば、入力文字列によってヒットされた施設名が複数あるとき、それを1つにまとめたものが親データである。
【0025】
図5(a)は、施設名をピンイン検索したときの1段目のデータ120の表示例である。ディスプレイには、自車位置を中心とする地図画面130と、検索された1段目のデータに基づくリスト140が表示されている。リスト140には親データおよび/または子データが表示される。親データは、上記したように、複数の施設名を1つの施設名にまとめたものであり、リスト140内に1つのデータとして表示される。このため、全体の検索件数が激減する。検索件数が激減することで、多くの施設名をリスト140内に表示させることができる。また、好ましくは、子データには、自車位置から目的地までの距離、自車位置から目的地までの方角、施設が属するジャンル、施設を識別可能なマーク等を属性情報として併せて表示する。これらの属性情報は、施設名のデータベースを作成するときに予め登録された情報を参照する。図5(a)の例では、属性情報141として自車位置からの距離が表示されている。
【0026】
次に、図5(a)に示すリスト表示を参照し、ユーザがリスト140から所望の施設名を選択すると(ステップS104)、制御部90は、選択された施設名が親データか否かを判定する(ステップS105)。親データであれば、制御部90は、選択された親データに含まれる子データのリストを表示する(ステップS106)。例えば、図4の例において、「加油站」が選択されると、制御部90は、親データであると判定し、その2段目のデータ122に含まれる子データをリスト表示する。2段目のデータ122には、ピンイン文字に完全に一致する施設名を並べた完全一致部124と、ピンイン文字を含む施設名を並べた部分一致部126が区別して含まれている。ユーザ入力が完全一致の検索である場合には、制御部90は、完全一致部124の子データをリスト表示する。
【0027】
図5(b)は、図5(a)のリスト140から「加油站」が選択されたときの表示例である。ディスプレイには、地図画面130とともにリスト142が表示され、親データの「加油站」に含まれる子データの「加油站」が表示される。また、「加油站」の属性情報143として、自車位置からの距離が自車位置から近い順に表示されている。
【0028】
次に、図5(b)に示す2段目のリスト142から所望の子データが選択されたとき(ステップS107)、あるいは、図5(a)に示す1段目のリスト140から子データが選択されたとき、当該選択された子データを目的地とする処理が実行される(ステップS108)。
【0029】
次に、ユーザが部分一致検索を選択したときの動作を説明する。制御部90は、部分一致の検索であると判定すると(ステップS102)、入力されたピンイン文字列に対応する1段目のデータのリストを表示する(ステップS110)。図6(a)は、施設名をピンイン検索したときの1段目のデータの表示例である。ディスプレイには、自車位置を中心とする地図画面150と、検索された1段目のデータのリスト160が表示される。リスト160には、完全一致の施設名のみならず部分一致した施設名も表示される。また、上記と同様に子データには属性情報(自車位置からの距離)161が併せて表示される。
【0030】
次に、1段目のリストからユーザが施設名を選択すると(ステップS111)、制御部90は、選択された施設名が親データであるか否かを判定し(ステップS112)、親データであるときは、親データに含まれる子データのリストを表示する(ステップS113)。図6(b)は、図6(a)のリスト160から親データの「加油站」が選択されたときの表示例である。リスト162には、図4に示したように完全一致部124と部分一致部126の施設名が区別して表示され、さらに、施設名の属性情報(自車位置からの距離)163が併せて表示される。図6(c)は、リスト162を自車位置から距離順に並べ変えた表示例である。リスト164には、完全一致した施設名と部分一致した施設名とが混在して距離順(属性情報165)に表示される。
【0031】
2段目のリスト162の子データの中から所望のデータがユーザによって選択されると(ステップS114)、制御部90は、選択された子データを目的地に設定し、例えば自車位置から目的地までのルート探索処理を開始する(ステップS08)。
【0032】
このように本実施例によれば、ピンイン検索文字に一致する複数の施設名が検索された場合、それらを1つの親データにまとめてリストに表示することで、検索件数を減らすことができ、ユーザは、その中から所望の施設名を容易に選択することができる。また、子データをリスト表示する際に、それらの属性情報を表示することで、たとえ名称が同一であっても属性情報を参照することで施設名の識別が容易になる。
【0033】
上記実施例は、目的地を施設名からピンイン検索する例を示したが、これは1つの例示であり他の検索であってもよい。例えば、地域名、住所名、ジャンル名等の他の名称からの検索においても本発明を適用することができる。さらに、本発明は、ナビゲーション装置に限らず、情報をデータベース化し、そのデータベースから所望の情報を検索する検索装置等に適用することができる。
【0034】
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
【産業上の利用可能性】
【0035】
本発明に係る情報検索装置、ナビゲーション装置、オーディオ・ビデオ・ナビゲーション機能を含むAVN装置、およびパーソナルコンピュータ等の電子装置において利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明の実施例に係るナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図2(a)ないし(d)は、ピンイン検索により目的地を名前で検索するときの操作例および画面表示例を示す図である。
【図3】本実施例に係るナビゲーション装置におけるピンイン検索動作を説明するフローチャートである。
【図4】本実施例に係るピンイン検索に好適なデータベース構造を説明する図である。
【図5】図5(a)、(b)は、ピンイン検索における完全一致が選択されたときの検索結果を示す表示例である。
【図6】図6(a)、(b)は、ピンイン検索における部分一致が選択されたときの検索結果を示す表示例である。
【図7】図7(a)は、従来のピンイン検索を説明する図、図7(b)はそのときの表示例を示す図である。
【符号の説明】
【0037】
1:ナビゲーション装置 10:GPS受信機
20:操作パネル 30:記憶装置
32:通信制御部 40:音声出力部
50:表示制御部 52:ディスプレイ
60:プログラムメモリ 70:データメモリ
80:状態検出部 90:制御部
100:検索メニュー画面 102:名称ボタン
104:施設名ボタン 106:地域名ボタン
110:文字入力画面 112:入力枠
120:1段目のデータ 122:2段目のデータ
124:完全一致部 126:部分一致部
130:地図画面 140、142:リスト
141、143:属性情報 150:地図画面
160、162:リスト 161、163:属性情報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
入力手段と、
複数の検索対象を記憶する記憶手段と、
前記入力手段から入力された検索文字に対応する検索対象を検索する検索手段と、
前記検索手段により検索文字に一致する検索対象が複数検索されたとき、当該複数の検索対象をまとめて1つの検索対象として表示する表示制御手段と、
を有する情報検索装置。
【請求項2】
前記検索文字は、中国語の漢字に割り当てられたピンインの頭文字である、請求項1に記載の情報検索装置。
【請求項3】
前記表示制御手段は、前記入力手段から前記1つにまとめられた検索対象が選択されたとき、前記1つにまとめられた検索対象に含まれる複数の検索対象を次階層として表示する、請求項1または2に記載の情報検索装置。
【請求項4】
前記表示制御手段は、次階層の表示において検索文字に完全一致する検索対象と部分一致する検索対象とを区別して表示する、請求項3に記載の情報検索装置。
【請求項5】
前記完全一致する検索対象は、同一の名称である、請求項4に記載の情報検索装置。
【請求項6】
前記表示制御手段は、完全一致する検索対象の各々を識別するための属性情報を併せて表示する、請求項4または5に記載の情報検索装置。
【請求項7】
情報検索装置はさらに、検索文字による検索が完全一致か部分一致かを選択するためのユーザ選択手段を含む、請求項1に記載の情報検索装置。
【請求項8】
請求項1ないし7いずれか1つに記載の情報検索装置を用いて目的地を検索するナビゲーション装置。
【請求項9】
前記表示制御手段は、完全一致する検索対象の属性情報として、自車位置から検索対象までの距離、自車位置から検索対象までの方角、検索対象の識別マークのいずれかを含む請求項8に記載のナビゲーション装置。
【請求項10】
ナビゲーション装置における目的地の検索方法であって、
ピンイン検索文字を入力するステップと、
ピンイン検索文字に一致する検索対象をデータベースから検索するステップと、
ピンイン検索文字に一致する検索対象が複数検索されたとき、当該複数の検索対象をまとめて1つの検索対象としてリスト内に表示する表示するステップと、
前記1つにまとめられた検索対象がリストから選択されたとき、前記1つにまとめられた検索対象に含まれる複数の検索対象を次階層として表示するステップと、
を有する目的地の検索方法。
【請求項11】
前記ピンイン検索文字は、中国語に割当てられたピンインの頭文字である、請求項10に記載の目的地の検索方法。
【請求項12】
次階層の表示において検索文字に完全一致する検索対象と部分一致する検索対象とを区別して表示する、請求項10に記載の目的地の検索方法。
【請求項13】
前記完全一致する検索対象には、それらの属性情報が併せて表示される、請求項12に記載の目的地の検索方法。
【請求項14】
前記属性情報は、自車位置から検索対象までの距離、自車位置から検索対象までの方角、検索対象の識別マークのいずれかを含む、請求項13に記載の目的地の検索方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2008−97092(P2008−97092A)
【公開日】平成20年4月24日(2008.4.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−274953(P2006−274953)
【出願日】平成18年10月6日(2006.10.6)
【出願人】(000101732)アルパイン株式会社 (2,424)
【Fターム(参考)】