説明

ナビゲーション装置

【課題】経路探索の際に車両が回避すべき地域を災害の程度に応じて適切に変化させるナビゲーション装置を提供する。
【解決手段】ナビゲーション装置1は、HDD13において、地図データと、災害に対する地域ごとの危険度を表しており災害の程度に応じて複数に階層分けされた災害情報とを記憶する。また制御部10の処理により、災害の程度を判定し、その災害の程度に基づいて、災害情報のいずれかの階層を選択する。そして、地図データと、選択した階層の災害情報とに基づいて、車両が回避すべき地域を設定し、その地域を回避して車両の経路探索を行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用のナビゲーション装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、災害に対する危険度を地域ごとに数値化した災害予測データを記憶し、この災害予測データを用いて、地震や大雨などの災害による被害状況を予測して車両の現在地から避難所までの経路探索を行う装置が知られている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−145705号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
地震や大雨などの災害によって生じる被害は、その災害の程度によって内容が異なる。そのため、経路探索の際に車両が回避すべき地域も、災害の程度に応じて適切に変化させることが好ましい。たとえば地震では、震度が比較的低い場合は火災などによる被害が大きいと考えられるため、住宅密集地などを優先的に回避すべきであるのに対して、震度が比較的高い場合は津波、建造物の倒壊、地すべりなどによる被害がより大きいと考えられるため、海岸線、高層ビル街、高架下、地盤軟弱地帯などを優先的に回避すべきである。また大雨では、降水量が比較的少ない場合は水がたまりやすい窪地などを優先的に回避すべきであるのに対して、降水量が比較的多い場合は河川の氾濫や土砂崩れなどの危険性がある地域を優先的に回避すべきである。しかし、特許文献1に開示される装置では、経路探索の際に車両が回避すべき地域を、災害の程度に応じてこのように適切に変化させることができない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明によるナビゲーション装置は、地図情報と災害に対する地域ごとの危険度を表しており災害の程度に応じて複数に階層分けされた災害情報とを記憶する記憶手段と、災害の程度を判定する判定手段と、判定手段により判定された災害の程度に基づいて災害情報のいずれかの階層を選択する選択手段と、地図情報と選択手段により選択された階層の災害情報とに基づいて車両が回避すべき地域を設定する回避地域設定手段と、回避地域設定手段により設定された地域を回避して車両の経路探索を行う経路探索手段とを備える。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、経路探索の際に車両が回避すべき地域を、災害の程度に応じて適切に変化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の一実施形態によるナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。
【図2】ナビゲーション装置により実行される処理のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の一実施形態によるナビゲーション装置の構成を図1のブロック図に示す。図1に示すように、ナビゲーション装置1は、制御部10、振動ジャイロ11、車速センサ12、ハードディスク(HDD)13、GPS(Global Positioning System)受信部14、FM受信部15、表示モニタ16、スピーカ17および入力装置18を備えている。
【0009】
制御部10は、マイクロプロセッサや各種周辺回路、RAM、ROM等によって構成されており、HDD13に記録されている制御プログラムや地図データに基づいて、後で説明するような各種の処理を実行する。
【0010】
振動ジャイロ11は、自車両の角速度を検出するためのセンサである。車速センサ12は、自車両の車速を検出するためのセンサである。これらのセンサにより自車両の運動状態を所定の時間間隔ごとに検出することで、制御部10において自車両の位置移動量が求められ、それによって自車両の現在位置すなわち現在地が検出される。
【0011】
HDD13は不揮発性の記録媒体であり、地図データを含む各種のデータが記録されている。HDD13に記録されているデータは、必要に応じて制御部10の制御により読み出され、制御部10が実行する様々な処理や制御に利用される。
【0012】
なお、HDD13に記録された地図データには、経路計算データと、経路誘導データと、道路データと、背景データとが含まれている。経路計算データは、目的地までのルート探索に用いられる。経路誘導データは、設定された経路に従って自車両を目的地まで誘導するために用いられ、交差点名称や道路名称などを表す。道路データは、道路の形状や種別を表す。背景データは、河川や鉄道などの道路以外の地図形状や、各種施設の位置などを表す。なお、地図データにおいて各道路を表す最小単位はリンクと呼ばれている。すなわち、地図データにおいて各道路は複数のリンクによって構成されている。
【0013】
HDD13には、上記の地図データに加えて、さらに災害に対する地域ごとの危険度を表す災害情報が記録されている。ここでいう災害には、地震や大雨などが含まれる。この災害情報は、災害の程度に応じて複数に階層分けされており、各階層において災害の程度に応じた危険度が地域ごとに設定されている。
【0014】
すなわち、地震に関する災害情報では、震度に応じて階層分けがされており、各階層の震度において発生する可能性がある被害に応じて地域ごとの危険度が設定されている。たとえば、比較的低い震度に対応する階層では、火災などによる被害が大きいと考えられるため、住宅密集地などに対して高い危険度が設定されている。一方、比較的高い震度に対応する階層では、津波、建造物の倒壊、地すべりなどによる被害が大きいと考えられるため、海岸線、高層ビル街、高架下、地盤軟弱地帯などに対して高い危険度が設定されている。
【0015】
また、大雨に関する災害情報では、降水量に応じて階層分けがされており、各階層の降水量において発生する可能性がある被害に応じて地域ごとの危険度が設定されている。たとえば、比較的少ない降水量に対応する階層では、水がたまりやすい窪地などに対して高い危険度が設定されている。一方、比較的多い降水量に対応する階層では、河川の氾濫や土砂崩れなどの危険性がある地域に対して高い危険度が設定されている。
【0016】
GPS受信部14は、GPS衛星から送信されるGPS信号を受信して制御部10へ出力する。GPS信号には、自車両の位置と現在時刻を求めるための情報として、そのGPS信号を送信したGPS衛星の位置と送信時刻が含まれている。したがって、所定数以上のGPS衛星からGPS信号を受信することにより、これらの情報に基づいて自車両の現在位置と現在時刻を算出することができる。
【0017】
FM受信部15は、図示しない放送局から無線送信されるFM放送を受信する。このFM放送は、ラジオの音声情報や道路交通情報などを含む。さらに、これらの情報に加えて、地震速報や天気予報などの情報がFM放送により送信される場合がある。地震速報は、地震が発生した際やこれから地震の発生が予測される際などに送信されるものであり、地震の発生地域と震度とを表す情報を含んでいる。天気予報は、所定時間毎や、大雨が発生した際またはこれから大雨の発生が予測される際などに送信されるものであり、地域ごとの降水量を表す情報を含んでいる。地震速報または天気予報を含むFM放送を受信した場合、FM受信部15は、その地震速報または天気予報によって提供された情報を検出して制御部10へ出力する。
【0018】
表示モニタ16は、様々な画像や映像を表示するための装置であり、液晶ディスプレイ等が用いられる。この表示モニタ16により、自車位置周辺の地図などが表示される。なお、表示モニタ16は、たとえば自車両のダッシュボード上やインストルメントパネル内など、運転席から見やすい位置に設置されている。スピーカ17は、制御部10の制御により、経路案内用の音声などが出力される。
【0019】
入力装置18は、ナビゲーション装置1を動作させるための様々な入力操作をユーザが行うための装置であり、各種の入力スイッチ類を有している。ユーザは、入力装置18を操作することにより、たとえば、目的地に設定したい施設や地点の名称等を入力したり、予め登録された登録地の中から目的地を選択したり、地図を任意の方向にスクロールしたりすることができる。この入力装置18は、操作パネルやリモコンなどによって実現することができる。あるいは、入力装置18を表示モニタ16と一体化されたタッチパネルとしてもよい。
【0020】
ユーザが入力装置18を操作して目的地を設定すると、ナビゲーション装置1は、前述のようにして検出された現在地を経路探索開始点として、地図データに含まれる経路計算データに基づいて所定のアルゴリズムの演算を行うことにより、現在地から目的地までのルート探索を行う。ルート探索の結果求められた推奨経路は、その表示形態、たとえば表示色などを変えることによって、他の道路とは区別して地図上に表される。この推奨経路に従って、ナビゲーション装置1は目的地まで自車両を誘導する。
【0021】
次に、災害発生時のナビゲーション装置1の動作について説明する。ナビゲーション装置1は、FM放送により送信される地震速報や天気予報に基づいて、災害の発生が予測される状況であるかどうかを判断する。たとえば、現在地付近において所定の震度以上の地震があった場合や、予想降水量が所定値以上の場合などに、災害の発生が予測される状況であると判断する。そして、その災害の程度に応じて、走行時に車両が回避すべき地域をHDD13に記録されている災害情報に基づいて設定し、目的地までの推奨経路を再設定する。あるいは、最寄りの避難場所を自動的に目的地として設定し、推奨経路を再設定してもよい。なお、このとき災害の種類に応じた警告を音声や画面表示などで出力することにより、運転者に災害の発生を通知するようにしてもよい。
【0022】
上記のような動作をナビゲーション装置1が行う際の処理のフローチャートを図2に示す。このフローチャートは、制御部10において実行される。
【0023】
ステップS10において、制御部10は、FM受信部15において地震速報を受信したか否かを判定する。地震速報を受信した場合はステップS20へ進み、受信しなかった場合はステップS50へ進む。
【0024】
ステップS20において、制御部10は、FM受信部15により受信された地震速報に含まれる情報に基づいて、その地震速報の対象とされた地域における地震の震度を判定する。これにより、既に発生またはこれから発生が予測される災害が地震である場合に、その災害の程度を判定する。このとき、自車両の現在地から所定距離以内の地域や、設定されている推奨経路から所定距離以内の地域のみを震度判定の対象としてもよい。
【0025】
ステップS30において、制御部10は、ステップS20で判定した震度が所定のしきい値以上であるか否かを判定する。この判定のしきい値には、地震による被害の発生が予測されるような震度が予め設定される。震度がしきい値以上である場合はステップS40へ進み、しきい値未満である場合はステップS50へ進む。
【0026】
ステップS40において、制御部10は、地震回避の有効化を行う。ここでは、地震回避を有効化したことを示す情報が制御部10内のRAM等に一時的に記憶される。
【0027】
ステップS50において、制御部10は、FM受信部15において天気予報を受信したか否かを判定する。天気予報を受信した場合はステップS60へ進み、受信しなかった場合はステップS90へ進む。
【0028】
ステップS60において、制御部10は、FM受信部15により受信された天気予報に含まれる情報に基づいて、その天気予報の対象とされた地域の降水量を判定する。これにより、既に発生またはこれから発生が予測される災害が大雨である場合に、その災害の程度を判定する。このとき、ステップS20において震度の判定を行った際と同様に、自車両の現在地から所定距離以内の地域や、設定されている推奨経路から所定距離以内の地域のみを降水量判定の対象としてもよい。
【0029】
ステップS70において、制御部10は、ステップS60で判定した降水量が所定のしきい値以上であるか否かを判定する。この判定のしきい値には、大雨による被害の発生が予測されるような降水量が予め設定される。降水量がしきい値以上である場合はステップS80へ進み、しきい値未満である場合はステップS90へ進む。
【0030】
ステップS80において、制御部10は、大雨回避の有効化を行う。ここでは、大雨回避を有効化したことを示す情報が制御部10内のRAM等に一時的に記憶される。
【0031】
ステップS90において、制御部10は、地震回避および/または大雨回避が有効化されているか否かを判定する。ここでは、前述のステップS40とS80でそれぞれ説明したような情報が制御部10内のRAM等において記憶されているか否かを確認することで、これらの有効化に対する判定を行う。地震回避と大雨回避のいずれか一方または両方について有効化を示す情報が記憶されている場合は、ステップS90を肯定判定してステップS100へ進む。他方、地震回避と大雨回避のいずれについても有効化を示す情報が記憶されていない場合は、ステップS90を否定判定してステップS10へ戻る。
【0032】
ステップS100において、制御部10は、ステップS90による有効化判定の結果に応じて、ステップS20で判定した震度、またはステップS60で判定した降水量のいずれか少なくとも一方に基づいて、HDD13に記録されている災害情報のいずれかの階層を選択する。すなわち、受信した地震速報による震度が所定のしきい値以上であるとステップS30において判定され、ステップS40において地震回避が有効化された場合、HDD13に階層分けされて記録されている地震に関する災害情報のうち、その震度に対応する階層の災害情報がステップS100において選択される。また、受信した天気予報による降水量が所定のしきい値以上であるとステップS70において判定され、ステップS80において大雨回避が有効化された場合は、HDD13に階層分けされて記録されている大雨に関する災害情報のうち、その降水量に対応する階層の災害情報がステップS100において選択される。これにより、既に発生またはこれから発生が予測される災害の程度に応じて、災害情報のいずれかの階層が選択される。
【0033】
ステップS110において、制御部10は、HDD13に記録されている地図データと、ステップS100で選択した階層の災害情報とに基づいて、車両が回避すべき回避地域の設定を行う。すなわち、当該階層の災害情報において高い危険度が設定されている地域を回避地域として設定する。
【0034】
ステップS120において、制御部10は、ステップS110で設定した回避地域を回避して車両の経路探索を行う。すなわち、回避地域を通過しないように車両の現在地から予め設定された目的地までの経路を探索する。こうして探索された経路を新たな推奨経路として設定する。なお、この際に前述のように最寄りの避難場所を自動的に目的地として再設定してもよい。また、回避地域における危険度と、その回避地域を回避するために要する距離とに応じて、回避地域の一部を経路が通過するようにしてもよい。たとえば、災害情報において設定されている危険度が低く、かつ回避に要する距離や走行時間の増加が著しい場合は、回避地域であっても経路が通過するように経路探索を行う。ステップS120を実行したら、制御部10は図2のフローチャートを終了する。その後は設定された推奨経路に従って車両を目的地まで誘導する。
【0035】
以上説明した実施の形態によれば、次の作用効果を奏する。
(1)ナビゲーション装置1は、HDD13において、地図データと、災害に対する地域ごとの危険度を表しており災害の程度に応じて複数に階層分けされた災害情報とを記憶する。また制御部10の処理により、災害の程度を判定し(ステップS20、S60)、その災害の程度に基づいて、災害情報のいずれかの階層を選択する(ステップS100)。そして、地図データと、選択した階層の災害情報とに基づいて、車両が回避すべき地域を設定し(ステップS110)、その地域を回避して車両の経路探索を行う(ステップS120)。このようにしたので、経路探索の際に車両が回避すべき地域を、災害の程度に応じて適切に変化させることができる。
【0036】
(2)HDD13において記憶されている災害情報は、地震に関する地域ごとの危険度を表すものであって震度に応じて複数に階層分けされている情報や、大雨に関する地域ごとの危険度を表すものであって降水量に応じて複数に階層分けされている情報を含む。これにより、地震や大雨によって被害が生じる地域を確実に回避する経路を探索することができる。
【0037】
(3)ナビゲーション装置1は、FM受信部15により、放送局から無線送信された地震速報や天気予報を受信する。制御部10は、ステップS20、S60において、このFM受信部15により受信された地震速報または天気予報に基づいて、地震や大雨による災害の程度を判定する。このようにしたので、災害の程度を正確に判定することができる。
【0038】
なお、以上説明した実施の形態では、地震と大雨の二種類の災害を判定して回避する例を説明したが、いずれか一方の災害のみを判定して回避してもよい。また、災害の例として地震や大雨を例に説明したが、本発明はこれに限定されない。地震や大雨以外の災害、たとえば雷、雪、雹、濃霧、台風、竜巻、噴火などに対して本発明を適用してもよい。
【0039】
また、以上説明した実施の形態では、FM放送により送信される地震速報または天気予報に基づいて地震や大雨の程度を判定する例を説明したが、本発明はこれに限定されない。たとえば、地震速報や天気予報を道路交通情報の一部として提供してもよいし、携帯電話などの無線通信回線網を介して提供してもよい。あるいは、震度や降水量をユーザが直接入力してもよい。地震や大雨以外の災害に対して本発明を適用する場合も同様に、様々な方法で災害の程度を判定することができる。
【0040】
以上説明した実施の形態や変形例はあくまで一例であり、発明の特徴が損なわれない限り、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。
【符号の説明】
【0041】
1:ナビゲーション装置、10:制御部、11:振動ジャイロ、12:車速センサ、13:HDD、14:GPS受信部、15:FM受信部、16:表示モニタ、17:スピーカ、18:入力装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
地図情報と、災害に対する地域ごとの危険度を表しており前記災害の程度に応じて複数に階層分けされた災害情報とを記憶する記憶手段と、
前記災害の程度を判定する判定手段と、
前記判定手段により判定された前記災害の程度に基づいて、前記災害情報のいずれかの階層を選択する選択手段と、
前記地図情報と、前記選択手段により選択された階層の前記災害情報とに基づいて、車両が回避すべき地域を設定する回避地域設定手段と、
前記回避地域設定手段により設定された地域を回避して前記車両の経路探索を行う経路探索手段とを備えることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項2】
請求項1に記載のナビゲーション装置において、
前記災害情報は、地震に関する地域ごとの危険度を表すものであって震度に応じて複数に階層分けされている情報を含むことを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項3】
請求項2に記載のナビゲーション装置において、
無線送信された地震速報を受信する受信手段をさらに備え、
前記判定手段は、前記受信手段により受信された地震速報に基づいて前記災害の程度を判定することを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか一項に記載のナビゲーション装置において、
前記災害情報は、大雨に関する地域ごとの危険度を表すものであって降水量に応じて複数に階層分けされている情報を含むことを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項5】
請求項4に記載のナビゲーション装置において、
無線送信された天気予報を受信する受信手段をさらに備え、
前記判定手段は、前記受信手段により受信された天気予報に基づいて前記災害の程度を判定することを特徴とするナビゲーション装置。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2011−69793(P2011−69793A)
【公開日】平成23年4月7日(2011.4.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−223168(P2009−223168)
【出願日】平成21年9月28日(2009.9.28)
【出願人】(000001487)クラリオン株式会社 (1,722)
【Fターム(参考)】