説明

プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置

【課題】 感光体ドラム表面から帯電部材や現像部材を離間させている離間部材の変位を、簡単な構成で、かつ、特別にユーザに負担させる作業もなく、自動で行うことを可能としたプロセスカートリッジ及びこれを用いる電子写真画像形成装置を提供する。
【解決手段】 感光体ドラム1と、感光体ドラム1に作用する現像ローラ40と、感光体ドラムに形成された潜像を現像するためのトナーを収納するトナー収納手段のトナー供給口を塞いでいるシールを巻き取るための巻き取り部材と、感光体ドラム1と現像ローラ40を離間させるための離間部材90とを有し、離間部材90は、巻き取り部材による巻き取り動作に伴って、感光体ドラム1と現像ローラ40を離間させる離間位置から感光体ドラム1と現像ローラ40とを当接させる当接位置へ変位可能に構成したことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真方式を採用する複写機やプリンタ等に使用されるプロセスカートリッジ及びこれを用いた電子写真画像形成装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、電子写真画像形成プロセスを用いた電子写真画像形成装置においては、電子写真感光体及び前記電子写真感光体に作用するプロセス手段を一体的にカートリッジ化する。そして、このカートリッジを画像形成装置本体に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用されている。
【0003】
このプロセスカートリッジ方式によれば、装置のメンテナンスをサービスマンによらずユーザ自身で行うことができる。従って、操作性を格段に向上することができた。そこで、このプロセスカートリッジ方式は、電子写真画像形成装置において広く用いられている。
【0004】
ここで上述のプロセスカートリッジにおける帯電手段としては、帯電ローラ等を用いた接触方式が一般的になってきている。
【0005】
上述の接触方式の帯電手段は、帯電部材(例えば帯電ローラ)を感光体ドラムに対して長期間接触させたままの状態に放置しておくと、帯電部材のうちの感光体ドラムと接触する部分が永久変形を起こすおそれがある。そして、変形すると、帯電能力に変化をきたすおそれがある。
【0006】
また、感光体表面と現像部材(例えば現像ローラ)とが接触して現像を行う接触現像方式においても、感光体ドラム表面に摺擦メモリが残る。
【0007】
上述の接触方式の帯電手段に対する解決手段として、感光体表面と帯電部材との間であって、画像が書き込まれる領域(画像形成領域)の外側の領域(非画像形成領域)にスペーサ部材を挟み込む。そして、未使用状態時(特に物流搬送時)に両者を離間させた状態に保持しておく方法が開示されている(特許文献1参照)。
【0008】
また、プロセスカートリッジの未使用時に感光体ドラム表面と帯電部材との間にスペーサ部材を設けて、両者を離間させた状態に保持しておく。そして、スペーサを取り外すことによって、両者を当接させる方法が開示されている(特許文献2参照)。
【0009】
【特許文献1】特開平2−39169号公報
【特許文献2】特開2001−201914号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、上述の方法はいずれも機構が複雑であり、装置自体が大きくなる可能性がある。
【0011】
本発明の目的は、離間状態にある電子写真感光体ドラムとプロセス手段とを、自動的に接触状態にすることができるプロセスカートリッジ、及び、電子写真画像形成装置を提供するものである。
【0012】
本発明の他の目的は、操作者が離間解除のための動作を行うことなく、プロセスカートリッジの使用開始前に離間状態にある電子写真感光体ドラムとプロセス手段を接触状態にすることができるプロセスカートリッジ、及び、電子写真画像形成装置を提供するものである。
【0013】
本発明の他の目的は、現像剤供給開口を開封可能に封止している封止部材の開封動作に連動して、離間状態にある電子写真感光体ドラムとプロセス手段を接触状態にすることができるプロセスカートリッジ、及び、電子写真画像形成装置を提供するものである。
【0014】
本発明の他の目的は、簡単な構成でもって、離間状態にある電子写真感光体ドラムとプロセス手段を接触状態にすることができるプロセスカートリッジ、及び、電子写真画像形成装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0015】
上記課題を解決するための本発明における代表的な手段は、電子写真画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、電子写真感光体ドラムと、前記電子写真感光体ドラムに作用するプロセス手段と、前記電子写真感光体ドラムに形成された静電潜像を現像するための現像剤を収納する現像剤収納部と、前記現像剤収納部に収納されている現像剤を前記電子写真感光体ドラムへ供給するための現像剤供給開口であって、前記現像剤収納部に設けられた現像剤供給開口と、前記現像剤供給開口を開封可能に封止している封止部材と、前記現像剤供給開口を開封するために、前記封止部材を巻き取る巻き取り部材と、前記電子写真感光体ドラムと前記プロセス手段を離間させるための離間部材と、を有し、前記離間部材は、前記巻き取り部材による巻き取り動作に伴って、前記電子写真感光体ドラムと前記プロセス手段を離間させる離間位置から、前記電子写真感光体ドラムと前記プロセス手段とが当接するのを許容する当接位置へ変位可能に構成したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
本発明は、離間状態にある電子写真感光体ドラムとプロセス手段とを、自動的に接触状態にすることができる。
【0017】
また、本発明は、操作者が離間解除のための動作を行うことなく、プロセスカートリッジの使用開始前に離間状態にある電子写真感光体ドラムとプロセス手段を接触状態にすることができる。
【0018】
また、本発明は、現像剤供給開口を開封可能に封止している封止部材の開封動作に連動して、離間状態にある電子写真感光体ドラムとプロセス手段を接触状態にすることができる。
【0019】
また、本発明は、簡単な構成でもって、離間状態にある電子写真感光体ドラムとプロセス手段を接触状態にすることができる。
【0020】
これにより、感光体ドラムとプロセス手段とをプロセスカートリッジの使用を開始するまで離間させておくことができる。そして、離間している電子写真感光体ドラムとプロセス手段とをプロセスカートリッジの使用開始時に自動的に当接させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
次に本発明の一実施形態に係る感光体ドラム支持装置及びこれを用いるプロセスカートリッジ並びに電子写真画像形成装置について、図面を参照して説明する。なお、本実施形態では4個のプロセスカートリッジを装填してカラー画像を形成するカラー電子写真画像形成装置を例示する。
【0022】
[画像形成装置の全体構成]
まず、画像形成装置の全体構成について概略説明する。図1は本実施の形態に係るカラーレーザープリンタの概略断面図である。
【0023】
図1に示すように、本実施形態の電子写真画像形成装置100は、イエロー色(Y)、マゼンタ色(M)、シアン色(C)、ブラック色(K)各色ごとに一定速度で回転するドラム形状の電子写真感光体ドラム(以下「感光体ドラム」と称す)を有する4個の画像形成部と、該画像形成部へ記録媒体を搬送する搬送手段とを有する。
【0024】
電子写真画像形成装置100は、垂直方向に並設された4個の感光体ドラム1(1a,1b,1c,1d)を備えている。この感光体ドラム1は、駆動手段(不図示)によって、同図中、反時計回りに回転駆動される。感光体ドラム1の周囲には、その回転方向に従って順に、プロセス手段の一つであり、感光体ドラム1の表面を均一に帯電する帯電手段2(2a,2b,2c,2d)、画像情報に基づいてレーザービームを照射し感光体ドラム1上の静電潜像を形成するスキャナユニット3(3a,3b,3c,3d)、プロセス手段の一つであり、静電潜像に現像剤を付着させて前記潜像を現像する現像手段を有する現像ユニット4(4a,4b,4c,4d)、感光体ドラム1に形成された現像剤像を転写ベルト11によって、搬送される記録媒体Sに転写させる静電転写装置5、転写後の感光体ドラム1表面に残った転写残現像剤を除去するクリーニング手段6(6a,6b,6c,6d)等が配設されている。
【0025】
画像形成装置は、図1に示すように、すべての感光体ドラム1に対向し、接するように循環移動する転写ベルト11が配設される。この転写ベルト11は、垂直方向に4軸でローラ13,14a,14b,15に支持されている。そして、転写ベルト11は、図1中左側の外周面に記録媒体Sを静電吸着して上記感光体ドラム1に記録媒体Sを接触させるべく循環移動する。これにより、転写ベルト11により記録媒体Sは転写位置まで搬送される。そして記録媒体Sは、感光体ドラム1上の現像剤像を転写される。
【0026】
前記転写ベルト11の内側に当接し、4個の感光体ドラム1に対向した位置に転写ローラ12(12a,12b,12c,12d)が並設される。これら転写ローラ12から正極性の電荷が転写ベルト11を介して記録媒体Sに印加される。そして、この電荷による電界により、感光体ドラム1に接触中の記録媒体Sに、感光体ドラム1上の負極性の現像剤像が転写される。
【0027】
給送部16は、画像形成部に記録媒体Sを給送搬送するものであり、複数枚の記録媒体Sがカセット17に収納されている。画像形成時には給送ローラ18(半月ローラ)、レジストローラ対19が画像形成動作に応じて駆動回転する。そして、カセット17内の記録媒体Sを1枚毎分離給送する。そして、記録媒体S先端はレジストローラ対19に突き当たり一旦停止し、ループを形成した後、転写ベルト11の回転と画像形成開始位置との同期をとっている。その後、記録媒体Sはレジストローラ対19によって転写ベルト11へと給送される。
【0028】
定着部20は、記録媒体Sに転写された複数色の現像剤画像を定着させるものである。感光体ドラム1上の現像剤像を転写した記録媒体Sは定着部20を通過する際に熱及び圧力を与えられる。これによって複数色の現像剤像が記録媒体S表面に定着される。そして、定着部20で現像剤像が定着された記録媒体Sは排出ローラ対23によって、排出部24から装置本体外に排出される。
【0029】
[プロセスカートリッジの全体構成]
次にプロセスカートリッジについて図2及び図3により詳細に説明する。図2は現像剤を収納したプロセスカートリッジ7の主断面および斜視図を示している。また、図3はプロセスカートリッジの分解斜視図である。なお、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各プロセスカートリッジ7a,7b,7c,7dは同一構成である。
【0030】
感光体ドラム1と帯電手段2、現像手段を有する現像ユニット4、クリーニング手段6は一体的にカートリッジ化されプロセスカートリッジ7(7a,7b,7c,7d)を構成している。
【0031】
プロセスカートリッジ7は、感光体ドラム1と、帯電手段2およびクリーニング手段6を備えた感光体ドラムユニット50、および感光体ドラム1に形成された静電潜像を現像する現像手段を有する現像ユニット4とを有する。
【0032】
ドラムユニット50は、感光体ドラム1が軸受31を介してクリーニング枠体51に回転自在に取り付けてられている。感光体ドラム1の周上には、感光体ドラム1の表面を一様に帯電させるための一次帯電手段2、および感光体ドラム1上に残った現像剤を除去するためのクリーニングブレード60が配置され、さらにブレード60によって感光体ドラム1表面から除去された残留現像剤は、現像剤送り機構52によってクリーニング枠体後方に設けられた現像剤室51aに順次送られる。
【0033】
感光体ドラム1は、アルミシリンダの外周面に有機光導伝体層(OPC感光体)を塗布して構成したものである。感光体ドラム1は、その両端部を支持部材によって回転自在に支持されている。そして、一方の端部に駆動モータ(不図示)からの駆動力が伝達される。これにより、感光体ドラム1は図2の反時計回りに回転駆動する。
【0034】
帯電手段2としては、図2に示すような接触帯電方式のものを使用している。本実施形態の帯電手段2は、ローラ状に形成された導電性ローラ2rである。この帯電ローラ2rを感光体ドラム1の表面に当接させるとともに、この帯電ローラ2rに装置本体100aから帯電バイアス電圧を印加する。これにより、帯電ローラ2rによって感光体ドラム1表面を一様に帯電させるものである。
【0035】
現像ユニット4は、感光体ドラム1と接触して矢印Y方向に回転する現像ローラ40、および現像剤が収納された現像剤収納部としての現像剤容器41と現像枠体45とを有する。現像ローラ40は軸受部材47,48を介して回転自在に現像枠体45に支持されている。また現像ローラ40の周上には、現像ローラ40と接触して矢印Z方向に回転する現像剤供給ローラ43と現像ブレード44がそれぞれ配置されている。さらに現像剤容器41内には収納された現像剤を撹拌するとともに現像剤供給ローラ43に搬送するための現像剤搬送機構42が設けられている。
【0036】
上記現像ローラ40は、感光体ドラム1と接触した状態で装置本体100aから現像バイアスを印加される。これにより、現像ローラ40は静電潜像を現像する。また、現像ブレード44は、現像ローラ40上の現像剤の量を規制するものである。
【0037】
ここで、本実施形態のように感光体ドラム1と現像ローラ40が接触して現像を行なう接触現像方式においては、感光体ドラム1は剛体とし、現像ローラ40は弾性体を有するローラとすることが好ましい。この弾性体としては、ソリッドゴム単層や現像剤への帯電付与性を考慮してソリッドゴム層上に樹脂コーティングを施したもの等が用いられる。
【0038】
また、前述したように、カートリッジ7は、感光体ドラム1と、帯電手段およびクリーニング手段を備えた感光体ドラムユニット50、および感光体ドラム1上の静電潜像を現像する現像手段を有する現像ユニット4に分かれている。そして図2および図3に示すように、現像ユニット4は、その両端に取り付けられた軸受部材47,48にそれぞれ設けられた支持軸47d,48dを中心に、支持軸49によって感光体ドラムユニット50に対して揺動自在に支持された構造となっている。ここで、前述したように、本実施形態のような接触現像方式では、現像時に現像ローラ40と感光体ドラム1とが接触している必要がある。そこで、現像ユニット4には、現像ローラ40と感光体ドラム1とが互いに接触するように支持軸49を中心とした回転モーメントを発生させるための加圧バネ53による付勢力が作用している。
【0039】
また、図3および図4に示すように、現像ユニット4の軸受部材48の外側にはサイドカバー72が設けられている。感光体ドラムユニット50の側面と現像ユニット4のサイドカバー72によりカートリッジ7の側面が構成される。
【0040】
[プロセスカートリッジの装着構成]
カートリッジ7の画像形成装置本体100aへの装着は以下のように行われる。ここで長手方向とは感光体ドラム1の軸方向を指し、断面方向とは感光体ドラムの回転軸に直交する方向を指している。
【0041】
図4に示すように、カートリッジ7の画像形成装置本体100aへの装着は、矢印方向から装置本体に設けられたカートリッジガイド25に沿ってカートリッジ7を本体内部へ挿入する。そして、その後、ガイド溝34に感光体ドラム1を支持する軸受31を挿入する。そして図5に示すように、軸受31がガイド溝34の突き当て面37,38に押しつけられる。これによって装置本体100aに対するカートリッジ7の位置が決まる。一方、カートリッジ7の長手方向はガイド部材25によってカートリッジ7の側面でラフガイドされる。その後、画像形成装置本体100aの側面からの押圧手段(不図示)によりドラムユニット50の側面の位置決め部が装置本体100aの所定の位置に押圧される。これによってカートリッジ7の長手方向の位置決めが完了する。
【0042】
装置本体100a内でのカートリッジ7の断面方向の保持は、図6に示すように構成されている。左右側板32には軸39が加締められている。そして、軸39にはねじりコイルバネ30が支持されている。また、バネ30の端部30aが左右側板32の穴32aにはまり込み固定されている。カートリッジ7がない状態においては、バネ30は左右側板32からの曲げ起こし32bにより回転方向に規制されている。そしてカートリッジ7が挿入されると、コイルバネ30は反時計回り方向にその力に反しながら回転する。そして、バネ30が軸受31を乗り越えたとき、図6に示すように位置する。そして、バネ30は矢印方向に約1kgfの力でカートリッジ7の側面を押圧し、カートリッジ7の長手方向を装置本体100aに位置決めする。
【0043】
[トナーシールの巻き取り構成]
カートリッジ7は現像剤容器(現像剤収納部)41に収納された現像剤が物流時等に漏れないように現像剤供給口41aを開封可能な封止部材であるトナーシール46により塞いでいる。このトナーシール46はカートリッジ7の使用開始時に除去される。本実施形態のカートリッジ7は以下に示すようにトナーシール46を自動的に巻き取り除去する。この現像剤供給口41aは、現像剤容器41に設けられている。
【0044】
トナーシール46は、図7(a)に示すように、現像剤供給口41aの周囲に貼着されている。そして、長手方向一端で折り返され、他方側の一端部9aが巻き取り部材54に固定されている。この巻き取り部材54はトナーシール46を巻き取るための巻き取り部54aと、装置本体100aから回転駆動力を受けるためのギア部54bとを有する。
【0045】
装置本体100aからの回転駆動力を受け、巻き取り部材54は図7の矢印X2方向に回転する。この巻き取り部材54の回転に伴ってトナーシール46が巻き取り部材54に巻き取られる。そして、トナーシール46が図7の矢印X1方向へ退避する過程で、現像剤容器41からトナーシール46が剥離される。そして、現像剤供給口41aが開口(開封)される。
【0046】
なお、前記トナーシール46としては、上述したような、1つのシートを折り返して用いるイージーピール方式の他、現像剤容器41の供給口41aを封止するカバーフィルムとカバーフィルムを引き裂くためのテアテープを組み合わせたものもある。本実施形態ではいずれのトナーシールに対しても適用可能である。なお、テアテープを用いるものでは、テアテープを巻き取り部材54によって巻き取る。
【0047】
このとき、図7(b)に示すように、トナーシール46が巻き取り部材54の巻き取り部54aに巻き付く。そのため、巻き取り部材54は巻き取ったシールの分だけ軸径が変化する。
【0048】
[感光体ドラムと現像ローラの離間構成]
本実施形態のカートリッジ7は使用開始前においては感光体ドラム1と現像ローラ40とを離間させている。そのために、本実施形態の現像ユニット4の軸受部材48の外側と、サイドカバー72との間に、現像ユニット4の一部である離間部材90を設けている。なお、カートリッジ7の使用開始前とは、カートリッジ7を用いて、画像形成装置100が画像形成動作を行う前である。
【0049】
図8は、離間部材90と現像ローラ40、また、ドラムユニット50の一部である感光体ドラム1とクリーニング枠体51、および、現像ユニット4の揺動中心である支持軸49を図示した斜視説明図である。カートリッジ7の出荷時には、図8(a)に示すように、離間部材90は、クリーニング枠体51の突起51bに突き当てられている。
【0050】
このため、前述した加圧バネ53による付勢力(弾性力)により、現像ユニット4は、感光体ドラムユニット50に対して支持軸49を中心に矢印P方向へ揺動する。そして、バネ53の付勢力によって、現像ローラ40と感光体ドラム1とが互いに接触する方向へ移動しようとする。しかしながら、両者が接触する前に、離間部材90と前記突起51bとが接触し、現像ユニット4の揺動回転を規制する。そのため、図8(a)に示すように、現像ローラ40と感光体ドラム1とは離間状態を保つ。この際、離間部材90は感光体ドラム1と現像ローラ40を離間させる離間位置にある。
【0051】
図8(b)に示すように、離間部材90は、矢印Q方向に変形して変位可能な形状(例えば板状)に構成されている。仮に、この離間部材90が一旦、矢印Q方向へ変位した場合(当接位置への変位)、図8(a)にて揺動が規制されていた現像ユニット4は、加圧バネ53の付勢力(弾性力)により再び感光体ドラムユニット50に対し揺動を開始する。そして、図8(c)に示すように、現像ローラ40と感光体ドラム1とが互いに接触した位置で現像ユニット4の揺動は停止する。この際、離間部材90は感光体ドラム1と現像ローラ40を当接するのを許容する当接位置にある。
【0052】
従って、カートリッジ7の使用開始時に離間部材90を図8(c)に示すように移動させることにより、カートリッジ7の現像剤供給口41aが開封して、カートリッジ7は使用可能となる。
【0053】
[トナーシールの巻き取りと離間部材の関係]
本実施形態のカートリッジ7にあっては、使用開始に際してトナーシール46を巻き取ると同時に前記離間部材90が移動して感光体ドラム1と現像ローラ40とが接触する。
【0054】
すなわち、図9(a)に示すように、本実施形態の巻き取り部材54には、カム部材としてのリブの一部がカム形状に構成されたカム部54cが設けられている。このカム部54cは、前述した離間部材90に設けられたリブ90aに対向する位置にある。そして、カートリッジ7の出荷時には、離間部材90に面するカム半径が離間部材90を変形させない大きさであるよう巻き取り部材54の位相を調整されている。そして、ユーザがカートリッジ7を装置本体100aに装着する。そして、装置本体100aに設けられた制御部(不図示)から、電気信号が発せられると、装置本体100aから回転駆動力を伝達された巻き取り部材54が回転する。そして、図9(b)に示すように、その回転に伴って巻き取り部材54のカム54cが離間部材90を押し、離間部材90を変位させる。この変位により、図8(a)〜(c)に示すように、離間部材90は離間位置から当接位置へ変位する。そして、離間部材90は現像ローラ40と感光体ドラム1との離間規制を解除する。そして、バネ53の弾性力によって、現像ローラ40と感光体ドラム1とは接触する。このように、簡単な構成でもって、操作者が離間解除のための動作を行うことなく、カートリッジ7の使用開始前に離間状態にある感光体ドラム1とプロセス手段としての現像ローラ40とを自動的に接触状態にすることができる。
【0055】
以上のようにして、カートリッジ7の使用開始にあたって、トナーシール46が開封される際、巻き取り部材54の回転に連動して、現像ローラ40と感光体ドラム1との離間規制を解除することができる。このため、ユーザは現像剤供給口41aを開封するための動作や、現像ローラ10と感光体ドラム1とを離間させている離間部材の除去等を行う必要がない。従って、ユーザビリティを向上させることができる。
【0056】
そして、感光体ドラム1と現像ローラ40とをカートリッジ7の使用を開始するまで離間させておくことができる。そして、離間している感光体ドラム1と現像ローラ40とをカートリッジ7の使用開始時に自動的に当接させることができる。
【0057】
なお、本実施形態で示したような巻き取り部材54は、一部にカム形状を有している。しかしながら、カム形状ではなく、図10(a)(b)に示すように、一部に突起54dを設ける。そして、この突起54dにより離間部材90を矢印Q方向へ変形させる。これによっても、前述したのと同様の効果が得られる。
【0058】
なお、離間部材90を変位させるために変形させる実施形態にあっては、離間部材の材質としては、弾性を有するプラスチック、ゴム等が用いられる。
【0059】
〔第2実施形態〕
次に第2実施形態に係る装置について図11を参照して説明する。なお、本実施形態の装置の基本構成は前述した第1実施形態と同一であるため重複する説明は省略し、ここでは第1実施形態と異なる構成について説明する。前述した実施形態と同一機能を有する部材には同一符号を付す。
【0060】
図11(a)は、トナーシール46を巻き取る前の巻き取り部材54、トナーシール46、離間部材90、および、巻き取り部材54に回転駆動力を伝達するための装置本体100aに設けられた駆動ギア82を示す。
【0061】
離間部材90のリブ90aは、巻き取り部材54のトナーシール46が巻き取られる巻き取り部54aに対向する位置に設けられている。図11(b)は、巻き取り部材54を回転させ、トナーシール46を巻き取った状態を示す。トナーシール46を巻き取った分だけ、巻き取り部材54の軸径が変化している。離間部材90はこの巻き取り部材54の径変化した部分に押され、図の矢印Q方向へ移動する。これにより、現像ローラ40と感光体ドラム1との離間規制を解除することができる。従って、バネ53の弾性力によって、感光体ドラム1と現像ローラ40は接触する。
【0062】
前述した第1実施形態では巻き取り部材54が少なくとも1回転することで、現像ローラ40と感光体ドラム1との離間解除を行う構成であった。しかしながら、本実施形態では巻き取り部材54が複数回回転した後に、離間解除を行うことができる。
【0063】
これは、現像ローラ40と感光体ドラム1との離間解除を行うことで、現像ユニット4が感光体ドラムユニット50に対して揺動回転をし、それに連動して現像ユニット4の一部である巻き取り部材54も揺動回転することになる。そのため、巻き取り部材54のギア部54bに回転駆動力を伝達している装置本体100a側の駆動ギア82との噛み合いが乱れるおそれがある。しかしながら、本実施形態はその対策として有効である。
【0064】
すなわち、離間位置にある離間部材90は、本実施形態では巻き取り部材54を複数回回転させてトナーシール46を十分巻き取り、現像剤供給口41aを開放した後に当接位置へ変位する。これにより、現像ローラ40と感光体ドラム1との離間解除を行うことができる。そのため、巻き取り部材54と駆動ギア82との噛み合いにより多くの時間を確保することができる。従って、確実にトナーシール46を巻き取ることができる。
【0065】
なお、離間部材90は矢印Q方向に変形可能な部材であるが、これは、変形することなく矢印Q方向に移動可能な離間部材90であっても同様の効果が得られる。
【0066】
〔第3実施形態〕
次に第3実施形態に係る装置について図12を参照して説明する。なお、本実施形態の装置の基本構成も前述した第1実施形態と同一であるため重複する説明は省略し、ここでは第1実施形態と異なる構成について説明する。前述した実施形態と同一機能を有する部材には同一符号を付す。
【0067】
図12にカートリッジ7のサイドカバー(カートリッジカバー)72の内側を示す。本実施形態のサイドカバー72には、前述した実施形態で示したような離間部材90が、サイドカバー72と一体的に形成されている。そして、離間部材90は図に示すQ方向に変形可能(離間位置から当接位置への変位)となっている。ここで、サイドカバー72は、カートリッジ7の側面を覆うものである。
【0068】
本実施形態によれば、別部品としての離間部材を必要とせず、カートリッジ7の総部品点数を削減することができる。また、それに伴って、コスト削減や、組立性向上を図ることが可能となる。
【0069】
〔第4実施形態〕
次に第4実施形態に係る装置について図13を参照して説明する。なお、本実施形態の装置の基本構成も前述した第1実施形態と同一であるため重複する説明は省略し、ここでは第1実施形態と異なる構成について説明する。前述した実施形態と同一機能を有する部材には同一符号を付す。
【0070】
本実施形態は巻き取り部材54の回転が停止した後に、離間部材90が変形、もしくは、移動して変位(離間位置から当接位置への変位)することで現像ローラ40と感光体ドラム1との離間解除を行うことができる。
【0071】
本実施形態のトナーシールの巻き取りと離間部材の変位は、図13(a)に示すように構成されている。すなわち、本実施形態は現像ユニット4の一部である巻き取り部材54、図の矢印Q方向に一部が変形できる離間部材90、巻き取り部材54の軸受であって矢印T方向に長穴になっている軸受部材55(55a,55b)、および、ねじり付勢バネ56と、装置本体100aに設けられた矢印u方向に揺動可能な駆動ギア82、この駆動ギア82に駆動力を伝達すると共に駆動ギア82を揺動させる入力ギア81、および、入力ギア81の回転軸を中心に駆動ギア82を揺動可能に支持する軸受部材57(57a,57b)を有している。
【0072】
図13(a)において、入力ギア81が矢印X3方向に回転すると、駆動ギア82は矢印u1方向に揺動する。そして、ギア82は、巻き取り部材54のギア部54bに矢印X2方向の回転駆動力を伝える。これにより、トナーシール(不図示)が巻き取り部材54に巻き取られる。このように巻き取り部材54に駆動が伝達され、且つ、トナーシール46を巻き取っている最中は、巻き取り部材54には、駆動ギア82から図の矢印f1方向へ噛み合いの力F1を受け、また、トナーシール46を引き裂き、巻き取る時に作用するピーリング力F2が図の矢印f2方向に作用する。
【0073】
そのため、巻き取り部材54は軸受部材55(55a,55b)の長穴内にて図の矢印T1方向に突き当てられた状態で回転することになる。そして、トナーシール46を巻き取っていない状態では、図13(a)に示すように、巻き取り部材54と付勢バネ56は接していない。また、離間部材90のリブ90aは巻き取り部材に接触しておらず、感光体ドラム1と現像ローラ40とを離間させる離間位置にある。
【0074】
次に、図13(b)にトナーシール46を完全に巻き取った状態で、かつ、駆動ギア82からの入力を受けたままの状態の巻き取り部材54を示す。
【0075】
トナーシール46を巻き取ったため、巻き取り部材54の軸径が変化している(大きくなっている)。このとき、トナーシール46は巻き取られた後であるため、トナーシール46を引き裂くためのピーリング力F2は作用していない。
【0076】
ここで、トナーシール46を巻き取った分だけ軸径が変化した巻き取り部材54は同図に示すように付勢バネ56の一端を押圧して変形させる。このため、巻き取り部材54は図の矢印f3方向に付勢バネからの付勢力F3を受けている。
【0077】
しかし、巻き取り部材54は駆動ギアからの噛み合いの力F1を矢印f1方向に受けており、且つ、F1>F3であるため、巻き取り部材54の位置は変化しない。なお、このとき、巻き取り部材54と離間部材90は接していない。そのため、離間部材90は離間位置のままである。
【0078】
そして上記の状態から入力ギア81の回転を停止させる。すると、駆動ギア82からの噛み合い力F1を受けなくなった巻き取り部材54は、付勢バネ56からの付勢力F3のみを矢印f3方向へ受け、図13(c)に示すように、矢印T2方向へ移動する。この巻き取り部材54の移動に伴って、巻き取り部材54に巻き取られたトナーシール46が離間部材90のリブ90aを押す。この押圧力によって、離間部材90を変形させて変位させる。その後は前述した実施形態と同様に、離間部材90の変形に伴って、現像ローラ40と感光体ドラム1との離間解除が行われる。
【0079】
このように、完全にトナーシール46を巻き取り、現像剤容器41の現像剤供給口41aを開放した後で巻き取り部材54への回転駆動を停止させる。すると、その後に離間部材90が変位して感光体ドラム1と現像ローラ40の離間解除が行われる。このため、巻き取り部材54が回転しているときに感光体ドラムユニット50に対して現像ユニット4が揺動することはない。これにより、巻き取り部材54のギア部54bと駆動ギア82間との歯跳び等の駆動力の伝達ミスが起こらず、確実にシール46の開封を行う。且つ、離間解除を行うことができる。
【0080】
〔他の実施形態〕
前述した実施形態で離間部材90により感光体ドラムから離間させるプロセス手段として現像ローラを例示して説明した。しかしながら、このプロセス手段は現像ローラに限定する必要はない。例えば、帯電手段としての帯電ローラ等の感光体ドラムと接触するプロセス手段を前述した各実施形態に適用してもよい。この場合にも同様の効果を得ることができる。
【0081】
また、プロセスカートリッジとは、感光体ドラムと少なくとも1つのプロセス手段を有するものである。プロセス手段としては例えば帯電手段、現像手段、クリーニング手段がある。従って、プロセスカートリッジとは、帯電手段、現像手段またはクリーニング手段と感光体ドラムとを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを電子写真画像形成装置本体に対して着脱可能とするものである。および、帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少なくとも1つと感光体ドラムとを一体的にカートリッジ化して電子写真画像形成装置本体に着脱可能とするものである。更に、少なくとも現像手段と感光体ドラムとを一体的にカートリッジ化して電子写真画像形成装置本体に着脱可能とするものをいう。
【0082】
また、電子写真画像形成装置とは、電子写真画像形成方式を用いて記録媒体に画像を形成するものである。そして、電子写真画像形成装置の例としては、例えば、電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えば、レーザービームプリンタ、LEDプリンタ等)、ファクシミリ装置及びワードプロセッサ等が含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0083】
【図1】第1実施形態の画像形成装置の概略構成を示す縦断面図である。
【図2】第1実施形態のプロセスカートリッジを示す断面図である。
【図3】第1実施形態のプロセスカートリッジを示す分解斜視図である。
【図4】第1実施形態のプロセスカートリッジの画像形成装置への装着状態を示す部分断面図である。
【図5】第1実施形態のプロセスカートリッジの画像形成装置への位置決め部を示す部分断面図である。
【図6】第1実施形態のプロセスカートリッジの画像形成装置への位置決め部を示す断面図である。
【図7】第1実施形態のプロセスカートリッジのトナーシールと巻き取り部材を示す斜視図である。
【図8】第1実施形態のプロセスカートリッジと、その感光体ドラムと現像ローラとの離間・当接に関わる離間部材を示す斜視図である。
【図9】第1実施形態の巻き取り部材と離間部材の構成を示す斜視図である。
【図10】第1実施形態の巻き取り部材を示す斜視図である。
【図11】第2実施形態の巻き取り部材を示す斜視図である。
【図12】第3実施形態のプロセスカートリッジのサイドカバーを示す斜視図である。
【図13】第4実施形態の巻き取り部材周辺を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0084】
S …記録媒体
1 …感光体ドラム
2 …帯電手段
3 …スキャナユニット
4 …現像ユニット
5 …静電転写装置
6 …クリーニング手段
7 …プロセスカートリッジ
11 …転写ベルト
12 …転写ローラ
13,14a,14b,15 …ローラ
16 …給送部
17 …カセット
18 …給送ローラ
19 …レジストローラ対
20 …定着部
23 …排出ローラ対
24 …排出部
25 …プロセスカートリッジガイド
30 …ねじりコイルバネ
30a …端部
31 …軸受
32 …側板
32a …穴
32b …曲げ起こし
34 …ガイド溝
37,38 …突き当て面
39 …軸
40 …現像ローラ
41 …現像剤容器
42 …現像剤搬送機構
43 …現像剤供給ローラ
44 …現像ブレード
45 …現像枠体
46 …トナーシール
47 …軸受部材
47,48 …軸受部材
47d,48d …支持軸
49 …支持軸
50 …感光体ドラムユニット
51 …クリーニング枠体
51a …廃現像剤室
51b …突起
52 …現像剤送り機構
53 …加圧バネ
54 …巻き取り部材
54a …巻き取り部
54b …ギア部
54c …カム部
54d …突起
55 …軸受部材
56 …付勢バネ
57 …軸受部材
60 …クリーニングブレード
72 …サイドカバー
81 …入力ギア
82 …駆動ギア
90 …離間部材
90a …リブ
100 …画像形成装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子写真画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、
電子写真感光体ドラムと、
前記電子写真感光体ドラムに作用するプロセス手段と、
前記電子写真感光体ドラムに形成された静電潜像を現像するための現像剤を収納する現像剤収納部と、
前記現像剤収納部に収納されている現像剤を前記電子写真感光体ドラムへ供給するための現像剤供給開口であって、前記現像剤収納部に設けられた現像剤供給開口と、
前記現像剤供給開口を開封可能に封止している封止部材と、
前記現像剤供給開口を開封するために、前記封止部材を巻き取る巻き取り部材と、
前記電子写真感光体ドラムと前記プロセス手段を離間させるための離間部材と、
を有し、
前記離間部材は、前記巻き取り部材による巻き取り動作に伴って、前記電子写真感光体ドラムと前記プロセス手段を離間させる離間位置から、前記電子写真感光体ドラムと前記プロセス手段とが当接するのを許容する当接位置へ変位可能に構成したことを特徴とするプロセスカートリッジ。
【請求項2】
前記離間部材が前記当接位置へ変位した後に、前記電子写真感光体ドラムと前記プロセス手段とはバネの弾性力によって接触することを特徴とする請求項1記載のプロセスカートリッジ。
【請求項3】
前記プロセス手段は、前記電子写真感光体ドラムに形成された静電潜像を現像する現像ローラ又は前記電子写真感光体ドラムを帯電させる帯電ローラであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のプロセスカートリッジ。
【請求項4】
前記離間部材は、前記巻き取り部材に設けたカム部材が回転することで、前記離間位置から前記当接位置へ変位することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のプロセスカートリッジ。
【請求項5】
前記巻き取り部材の回転に伴って前記封止部材が前記巻き取り部材に巻き取られ、前記巻き取り部材の軸径が変化することによって、前記離間部材は前記離間位置から前記当接位置へ変位することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のプロセスカートリッジ。
【請求項6】
前記離間部材は、カートリッジカバーに設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のプロセスカートリッジ。
【請求項7】
前記離間部材は、前記巻き取り部材の回転が停止した後、前記離間位置から前記当接位置へ変位することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のプロセスカートリッジ。
【請求項8】
プロセスカートリッジを着脱可能で記録媒体に画像を形成する電子写真画像形成装置において、
請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のプロセスカートリッジを装着するための装着手段と、
記録媒体を搬送するための搬送手段と、
を有することを特徴とする電子写真画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2006−23340(P2006−23340A)
【公開日】平成18年1月26日(2006.1.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−198915(P2004−198915)
【出願日】平成16年7月6日(2004.7.6)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】