説明

ロール上の塗膜の乾燥装置および乾燥方法

【課題】効率よくかつ均一にアニロックスロール上の塗膜を乾燥させること。
【解決手段】制御手段6は、検出手段3の検出結果に基づき各吸引路の圧力調整弁5008を制御し、各吸引口5004の吸引力を調整することで、ハウジング2の内部空間2Aの空気流の強弱の調整を行う。すなわち、塗膜4の厚さが全体的に閾値以上、閾値未満である場合には、全体的に空気流を強めたり弱めたり、あるいは、塗膜4の厚さが閾値以上の箇所では空気流を強め、あるいは、塗膜4の厚さが閾値未満の箇所では空気流を弱めるようにしてアニロックスロール1の長手方向に沿って塗膜4の厚さを均一化する。すなわち、空気流の強弱により塗膜4に接する空気の蒸気密度を調整し、塗膜中に含まれる溶剤の蒸発速度を調整することで塗膜4の厚さを均一化する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ロール上に塗布された塗膜(塗布膜)において、所望の膜厚や液物性を得るために乾燥工程を行うことができる乾燥方法及びロール上の塗膜の乾燥装置に関するものであり、さらに詳しくは、印刷に適合した液物性および液量を凸版印刷装置の版へと供給することを可能とするロール上の塗膜の乾燥装置および乾燥方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、より高精細かつ美麗なディスプレイの製造競争が激化している。その中で、より高精細で薄層であるといった要求を満たすものとして、有機エレクトロルミネッセント素子(以下、有機EL素子とする)やカラーフィルタなどが注目を浴びている。これら有機EL素子やカラーフィルタには微細なパターニング技術が要求される。
【0003】
上記で求められている微細パターニングを行う代表的な方法として、フォトリソグラフィー方式がある。フォトリソグラフィー方式では基板全体に塗膜を形成した後に不要な部分を取り除くことで微細パターニングを行うが、そのため多くの塗膜が不要となり、材料の無駄や工程数の増加を招き、製造コストが高くなるという問題がある。
【0004】
また、フォトリソグラフィー法以外には、印刷用ブランケットとしてシリコーン系ゴムを用いたものを使用し、印刷用ブランケットから被印刷体として硝子等の基板へ印刷インキを転写させるオフセット印刷方式が知られている。しかし、この方式は、パターン形成されていない非画線部分のインキは刷版で除去され廃棄されてしまう欠点がある。
【0005】
そこで、近年では、このような方法に代えてインキマイレージに優れた凸版印刷方式が注目されている。凸版印刷法とは、画線部が凸形状をしている版、すなわち凸版を印刷版として用い、この凸部にインキを保持し、被印刷基板に転写するという印刷法である。
【0006】
この凸版印刷装置は、凸版に液を供給するためのアニロックスロール、版下クッションを介してパターン形成用の凸版が装着される回転式の版胴、被印刷基板が戴置される基板定盤と、アニロックスロールの余分なインキを掻き落とすドクター等を有して構成されている。
【0007】
ここで、凸版表面へのインキの供給量は、版面の濡れ性、凸版のパターン形状、インキ粘度の他、アニロックスロールのメッシュ線数、及びメッシュのセル容積(溝の容積)により大きく左右される。また、凸版表面へのインキ供給量の増減により、最終製品となる被印刷基板への印刷転写膜厚も増減される。
【0008】
凸版印刷装置において、凸版から被印刷基板へと精度良くパターンを形成できかつ製品に必要な最適膜厚で塗布するためには、アニロックスロールから凸版へと転移させるインキの物性を調整するか、凸版表面へのインキ供給量を制御する必要がある。これらの制御を行うには、特許文献1、特許文献2のようにドクターブレードやドクターロールを用いてアニロックスロールのセル以外の液を掻き取る方法がある。ただし、この方法では異なるインキ供給量が必要になった場合、アニロックスロールのメッシュ線数やセル容積の異なるものを用いる必要が有る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開昭57-2760号公報
【特許文献2】特開昭60-135920号公報
【特許文献3】特開2010-46980号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
上述したような、従来の凸版印刷装置における凸版から被印刷基板へ最適な転写をするための制御について、アニロックスロールのメッシュ線数やセル容積で制御を行う場合、インキ材料の変更やプロセス条件の変更に伴いその都度最適なアニロックスロールのメッシュ線数やセル容積を評価しなければならず、コスト的に負荷が非常に大きくなるという問題がある。
【0011】
また、アニロックスロール上で乾燥させる場合でも、乾燥に時間がかかってしまう場合、生産性に多大な悪影響を及ぼす。さらに、乾燥工程においてアニロックスロール上の塗液にムラが発生すると、最終製品となる被印刷基板への転写に問題が発生しやすく、精度良いパターンが作れずに品質の劣化を招きやすい。
【0012】
また、乾燥工程において、乾燥のためだけにアニロックスロール全体の乾燥を制御できるような大きい機器を設置することは、コストの面とその他の工程を行うスペースを奪うことから望ましくなく、より簡便な手法が望まれていた。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明は前記事情に鑑み案出されたものであって、請求項1記載の発明は、回転するロールの外周面に塗液が塗布されることで形成されたロール上の塗膜を乾燥させる乾燥装置であって、前記塗膜が形成された前記ロールの外周面の周方向の一部で前記ロールの長手方向に沿った前記外周面の全長部分を収容可能な内部空間を有するハウジングが設けられ、
前記ハウジングに連結され前記内部空間の空気を吸引し前記内部空間に空気流を生じさせる吸引手段が設けられていることを特徴とする。
また、請求項2記載の発明は、前記内部空間の空気を吸引する吸引口が前記ロールの長手方向に間隔をおいて複数設けられ、前記ロールの長手方向に間隔をおいた複数箇所で前記塗膜の厚さを検出する検出手段が設けられ、前記検出手段の検出結果に応じて前記各吸引口での吸引力を制御する制御手段が設けられていることを特徴とする。
また、請求項3記載の発明は、前記吸引手段は、吸引源と、前記各吸引口と前記吸引源とをそれぞれ接続する複数の吸引路とを含んで構成され、前記制御手段は、前記各吸引路に設けられた圧力調整弁を含んで構成されていることを特徴とする。
また、請求項4記載の発明は、前記ロールは、凸版印刷装置の凸版へインクを供給するアニロックスロールであることを特徴とする。
また、請求項5記載の発明は、前記塗膜の厚さが50μm以下であることを特徴とする。
【0014】
また、請求項6記載の発明は、回転するロールの外周面に塗液が塗布されることで形成されたロール上の塗膜を乾燥させる乾燥方法であって、前記外周面上に形成された塗膜を空気流にさらし、該塗膜に接する空気の蒸気密度を下げるようにしたことを特徴とする。
また、請求項7記載の発明は、前記塗膜に接する空気の蒸気密度を下げる際に、前記ロールの長手方向に間隔をおいた複数箇所で前記塗膜の厚さを検出し、検出された前記塗膜の厚さに応じて前記空気流の強さを調整するようにしたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、ロールに対して、ロールの一部を覆うハウジングを設置し、そのハウジング内部の溶媒雰囲気の高い空気を吸い出す吸引手段により吸引を行うことで、乾燥速度が向上し、工程が短時間となった。
さらに、ロール上の塗膜の厚さを検出手段により検出し、左右のムラの様子を確認しながら吸引を制御し、かつロールを回転させて乾燥させることにより、塗膜を均一に乾燥させ、最終製品となる被印刷基板に適切なパターンを作成することができた。
これにより、ロール上での液物性と液量の迅速なコントロールが可能となり、生産効率が向上した。また、液物性と液量のコントロールが短時間で可能なり、パターンを生成するための塗布液の条件が広くなるため、より最終製品の性能やコストが向上する塗布液を選択することが可能となる。
【0016】
ハウジングでロールの一部を覆うことにより、その覆ったハウジング内の吸引速度が幅方向のみを均一とすれば乾燥が均一に行われるため、左右のムラを発生させないために制御するべき箇所が絞られ、乾燥途中に左右のムラを確認したとき、ムラを消すための制御が容易となる。
【0017】
また、ハウジングはロールの一部を覆うものであるため、ロール全体の乾燥を制御する装置に比べ、装置自体のサイズが小さいもので良く、コストや装置の占有するスペースの面で非常に有利である。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】乾燥装置の全体構成を示す側面図
【図2】乾燥装置とロールの位置関係を示す断面図
【図3】乾燥装置の斜視図
【図4】乾燥に伴う粘度変化を示す図
【発明を実施するための形態】
【0019】
図1で、ハウジング(吸引部材)2はアニロックスロール1の一部を覆う形で配置されている。さらに、幅方向の乾燥速度の差による膜厚のムラを取り除くため、アニロックスロール1の近傍に、塗膜の厚さを検出する検出手段3が配置されている。アニロックスロール1は回転しているため、検出手段3の位置は、アニロックスロール1の近傍での観察が可能であればどの位置でもよい。
より詳細に説明すると、本発明の乾燥装置は、ハウジング2と、吸引手段5とを備えている。
ハウジング2は、アニロックスロール1の外周面の周方向の一部でアニロックスロール1の長手方向に沿った外周面の全長部分を収容可能な内部空間2Aを有し、ハウジング2には、アニロックスロール1の外周面の全長よりも大きい寸法の開口2002が形成されている。
吸引手段5は、ハウジング2に連結され内部空間2Aの空気を吸引し内部空間2Aに空気流を生じさせるものである。
また、本発明の乾燥装置は、アニロックスロール1上の塗膜4の厚さを検出する検出手段3と、検出手段3の検出結果に応じて吸引手段5による吸引力を制御する制御手段6とを備えている。
吸引手段5は、吸引源5002と、ハウジング2に設けられ内部空間2Aに開口する複数の吸引口5004と、各吸引口5004と吸引源5002とを接続する吸引路5006とを有している。複数の吸引口5004は、アニロックスロール1の長手方向に間隔をおいてハウジング2に設けられている。
そして、各吸引口5004と吸引源5002とを接続する吸引路には、制御手段6により制御される圧力調整弁5008が付設されている。
ここでアニロックスロール1上の塗膜4の厚さを検出する検出手段3には、塗膜4に光を当てその反射光の反射角、あるいは、反射光の光量に基づいて塗膜4の厚さを検出する方法など、従来公知の様々な手法が採用可能であり、例えば、アニロックスロール1の長手方向に間隔をおいて複数箇所で塗膜4の厚さを検出する。
制御手段6は、検出手段3の検出結果に基づき各吸引路の圧力調整弁5008を制御し、各吸引口5004の吸引力を調整することで空気流の強弱の調整を行う。すなわち、塗膜4の厚さが全体的に閾値以上、閾値未満である場合には、全体的に空気流を強めたり弱めたり、あるいは、塗膜4の厚さが閾値以上の箇所では空気流を強め、あるいは、塗膜4の厚さが閾値未満の箇所では空気流を弱めるようにしてアニロックスロール1の長手方向に沿って塗膜4の厚さを均一化する。
すなわち、空気流の強弱により塗膜4に接する空気の蒸気密度を調整し、塗膜中に含まれる溶剤の蒸発速度を調整することで塗膜4の厚さを均一化する。
【0020】
吸引を行っている間、周方向に均一な乾燥を実施するため、アニロックスロール1を回転させる。塗膜がタレ落ちず、かつ回転による飛沫発生や塗膜の偏りなどが起きないよう速度を調整する。100[mm/sec]以上が望ましい。
【0021】
図2で、ハウジング2をアニロックスロール1近傍に設置している。このとき、ハウジング2の内部にアニロックスロール1が入る必要は無いが、より乾燥速度を上昇させ効率を上げるため、ハウジング2の内部にアニロックスロール1が入った方が望ましい。
【0022】
図3に示すように、乾燥工程時に幅方向の乾燥ムラを制御するため、幅方向に風量を制御できる機構として、例えば吸引口5004(吸引ノズル)を複数設置し、乾燥の遅くなっている部分の吸引速度を上げることで、均一な乾燥を実現することが出来る。
【0023】
塗膜4における溶剤の蒸発速度は、溶剤の蒸気圧や雰囲気の蒸気密度で左右され、温度などの諸条件により溶剤の蒸気圧は左右される。このうち、温度や蒸気圧は、使用したい溶剤の物性や耐熱性などにより、実施可能な範囲が決定されてしまう。そのため、乾燥の促進においては蒸気密度を下げることが望ましい。蒸気密度を下げるには塗膜4の近傍に空気流を人工的に発生させればよい。
【0024】
均一乾燥を行うためには、幅方向に対して均一な吸引速度で吸引できることが望ましい。幅方向の吸引速度差が乾燥ムラの原因となりやすいためである。
【0025】
幅方向に垂直に均一な吸引を行うには、例えばアニロックスロール11に対して十分に広い幅を持った吸引スリットを有するハウジング2を用いるのがより望ましい。
【0026】
アニロックスロール1へ液を塗布する方法は、ダイコート、アニロックスロール1コートなど、従来公知の様々な方法が採用可能である。どの方法で塗布したものであっても、本発明による乾燥によって膜厚を制御することが可能である。
すなわち、本発明の乾燥方法では、アニロックスロール1上の塗膜4が形成されたアニロックスロール1の外周面の周方向の一部でアニロックスロール1の長手方向に沿った外周面の全長部分を空気流にさらすことで、アニロックスロール1の外周面の周方向の一部でアニロックスロール1の長手方向に沿った外周面の全長部分に接する空気の蒸気密度を下げるようにした。
そのため、本発明によれば、アニロックスロール1上の塗膜4の乾燥速度を向上させ、乾燥工程を短時間で行うことが可能となる。
また、検出手段3でアニロックスロール1の長手方向に沿った複数箇所の塗膜4の厚さを検出し、検出された塗膜4の厚さに応じて空気流の強さを調整し、これにより塗膜4に接する空気の蒸気密度を調整し、塗膜4の厚さをアニロックスロール1の長手方向に沿って均一化する。
【0027】
本発明を実施するには、アニロックスロール1上の膜厚が非常に薄いもの、特に膜厚が50μm以下の場合がより望ましい。膜厚が厚い場合でも本発明は実施可能であるが、ムラの発生などが問題となりやすい薄い膜である場合に、本発明の効果は発揮されやすいためである。
【実施例1】
【0028】
本発明についてさらに具体的に述べるために、次の実施例を用いて説明する。
【0029】
<実施例1>
以下に、各条件について記す。
a)アニロックスロール1の直径Lは100mm、幅は300mm。
b)アニロックスロール1の回転速度を100[mm/s]とした。
c)アニロックスロール1に塗布する初期の膜厚を16μmとした。
d)用いた塗布液の表面張力は33.7[mN/m]である。
e)用いた塗布液の粘度は、塗布時点で14[mPa・s]である。
f)被印刷基板へ正確にパターニングを行うには、粘度が40〜60[mPa・s]の範囲である必要がある。
g)液には高分子溶質が含まれているため、乾燥に伴い粘度が上昇する。乾燥に伴う粘度変化を、図4に示す。
【0030】
上記の条件の液とアニロックスロール1を用いて、まずアニロックスロール1上にダイを用いて塗布を行い、図1に示す装置にて乾燥を実施した。さらにその後、凸版へと液をインキングし、さらに被印刷基板へとパターニングを行った。各吸引口5004に負圧を作用させ、内部空間2Aに風量0.12[m/s]の空気流を生じさせた結果、23秒の乾燥工程により良好なパターンが作成できた。
【0031】
<比較例1>
実施例1と同じ条件のアニロックスロール1と液を用い、本発明の乾燥装置を使用しなかったところ、必要な乾燥時間が82秒となり実施例1に比べ大幅に増加した。また、実施例1と同じ21秒の乾燥工程では、被印刷基板に転写されるパターンがきちんと切れていないなど、品質の悪化が確認された。
【産業上の利用可能性】
【0032】
凸版印刷装置を用いた機能性素子一般の製造について、本発明の乾燥装置および乾燥方法を利用することができ、より高品質な機能性素子を低コストかつ低負荷で製造することが可能となる。
【符号の説明】
【0033】
1…アニロックスロール
2…ハウジング
2A…内部空間
2B…吸引チャンバー
2C…吸引ノズル
3…検出手段
4…塗膜
5…吸引手段
5002…吸引源
5004…吸引口
5006…吸引路
5008…圧力調整弁
6…制御手段
L…アニロックスロール1の直径

【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転するロールの外周面に塗液が塗布されることで形成されたロール上の塗膜を乾燥させる乾燥装置であって、
前記塗膜が形成された前記ロールの外周面の周方向の一部で前記ロールの長手方向に沿った前記外周面の全長部分を収容可能な内部空間を有するハウジングが設けられ、
前記ハウジングに連結され前記内部空間の空気を吸引し前記内部空間に空気流を生じさせる吸引手段が設けられている、
ことを特徴とするロール上の塗膜の乾燥装置。
【請求項2】
前記内部空間の空気を吸引する吸引口が前記ロールの長手方向に間隔をおいて複数設けられ、
前記ロールの長手方向に間隔をおいた複数箇所で前記塗膜の厚さを検出する検出手段が設けられ、
前記検出手段の検出結果に応じて前記各吸引口での吸引力を制御する制御手段が設けられている、
ことを特徴とする請求項1記載のロール上の塗膜の乾燥装置。
【請求項3】
前記吸引手段は、吸引源と、前記各吸引口と前記吸引源とをそれぞれ接続する複数の吸引路とを含んで構成され、
前記制御手段は、前記各吸引路に設けられた圧力調整弁を含んで構成されている、
ことを特徴とする請求項2記載のロール上の塗膜の乾燥装置。
【請求項4】
前記ロールは、凸版印刷装置の凸版へインクを供給するアニロックスロールであることを特徴とする請求項1乃至3に何れか1項記載のロール上の塗膜の乾燥装置。
【請求項5】
前記塗膜の厚さが50μm以下であることを特徴とする請求項1乃至4に何れか1項記載のロール上の塗膜の乾燥装置。
【請求項6】
回転するロールの外周面に塗液が塗布されることで形成されたロール上の塗膜を乾燥させる乾燥方法であって、
前記外周面上に形成された塗膜を空気流にさらし、該塗膜に接する空気の蒸気密度を下げるようにした、
ことを特徴とするロール上の塗膜の乾燥方法。
【請求項7】
前記塗膜に接する空気の蒸気密度を下げる際に、前記ロールの長手方向に間隔をおいた複数箇所で前記塗膜の厚さを検出し、検出された前記塗膜の厚さに応じて前記空気流の強さを調整するようにした、
ことを特徴とする請求項6記載のロール上の塗膜の乾燥方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−171334(P2012−171334A)
【公開日】平成24年9月10日(2012.9.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−38606(P2011−38606)
【出願日】平成23年2月24日(2011.2.24)
【出願人】(000003193)凸版印刷株式会社 (10,630)
【Fターム(参考)】