説明

分岐点ビューを表示する装置及び方法

ナビゲーション方法及びナビゲーションシステムが開示される。方法は、a)位置判定装置から位置データを受信するステップと、b)ナビゲーションシステムが分岐点に接近する場合、ナビゲーションシステムのユーザに見える分岐点に存在する各道路標識の画像を含む分岐点の実際のビューに関するデータを含む分岐点ビューをディスプレイ(18)上に表示するステップと、c)ユーザが従う経路を示す経路計画ソフトウェアから経路情報を受信するステップと、d)ディスプレイ(18)上に示される全ての他の道路標識と比較して、ユーザが進む道路セグメントに関連する道路標識をディスプレイ(18)上で強調表示するステップとを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ナビゲーションシステムにおける分岐点ビューの表示の分野に関する。
【背景技術】
【0002】
専用ハンドヘルドナビゲーションシステム、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)及びナビゲーションモジュールを備えた移動電話等のパーソナルナビゲーションシステム(PNAV)の現在の分野、並びに車両搭載型のナビゲーションの市場において、エンドユーザの要求はアプリケーションにより既に一般に解決されている。ベンダーは、ナビゲーション(及びADASシステム)に対して追加の機能や特徴を追加することにより差別化している。これらは、例えば、速度カメラ情報、交通情報及び分岐点ビューを含む。分岐点ビューは、交差点又は分岐点に関する案内及びユーザの理解を向上させるための特徴である。ナビゲーションシステムのそのような追加の特徴は、出発地から目的地まで移動する際のユーザによる適切な決定を支援する場合もある。このアプリケーションは、ナビゲーションシステムのディスプレイ上における分岐点ビューの表示を処理する。
【0003】
1つの手法は、実際に存在する全ての車線及び道路標識とともに、例えば、幹線道路の分岐点を車内のナビゲーションシステムのディスプレイ上に表示することである。運転者が目的地まで従うナビゲーションシステムにより計算された経路を示す1つ以上の矢印は、そのような実際のビュー又は動画ビュー上に重ね合わされるか又は追加される。例えば、特許文献1及び特許文献2を参照。
【0004】
しかし、実際の状況において、運転者は、分岐点付近の道路標識上に存在する多くの矢印のうちの1つに従う必要がある。複雑な高速自動車道の交差点の場合、異なる操作に関連する多くの道路標識が位置し、運転者はフロントガラスを介して観察する現実とナビゲーションシステムのディスプレイ上のアプリケーションの提示とを非常に素早く比較する中で正しい道路標識を判定する必要がある。アプリケーションの提示がそのような道路標識の全てを含む場合、この比較に必要な時間が多大にかかる場合がある。その結果、実際の環境に対する運転者の注意力が低下し過ぎる可能性があり、危険である。
【0005】
現在のベンダーにより使用される別の手法は、可読性を向上するために限られた数及び/又は内容の道路標識を表示することである。この手法は、音声コマンドに加えて、運転者に対する主要な支援として矢印要素を重視している。この手法において、運転者は、フロントガラスを介して実際に存在する全ての道路標識を含む実世界の情報と表示された道路標識とを正確に一致させる前に、最初にそれらの情報を抜粋する必要がある。この場合も、この比較に必要な時間が多大にかかる場合があり、その結果、実際の環境に対する運転者の注意力が低下し過ぎる可能性がある。これもまた危険である。
【0006】
特許文献3において、ナビゲーションシステムを備えた車両の運転者が接近した分岐点の分岐点ビューを示すナビゲーションシステムが開示される。ナビゲーションシステムのディスプレイ上に示される分岐点ビューは、分岐点に接近するときに、フロントガラスを介して運転者が見るような交通信号を表示する。ナビゲーションシステムにより計算された経路に従って運転者が考慮する必要のある交通信号は、ディスプレイ上で強調表示される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】欧州特許出願公開第1,681,537A号明細書
【特許文献2】欧州特許出願公開第1,681,538A号明細書
【特許文献3】米国特許出願公開第2005/0273256A1号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、ユーザが必要とする時間を短縮するとともに、ナビゲーションシステムにより計算された経路に従ってユーザが進む必要のある方向を従来のシステムよりも更に認識させられるように、ナビゲーションシステムにおける分岐点ビューが提示される新規のユーザインターフェースを有するナビゲーションシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この目的のため、本発明は、請求項1記載のナビゲーションシステム、請求項9記載の方法、請求項10記載のコンピュータ・プログラム及び請求項11記載のそのようなコンピュータ・プログラムを有する記録媒体を提供する。
【0010】
そのため、本発明に従って、分岐点において実世界に存在する全ての道路標識は、全ての内容とともにモニタ上に提示される。計算された経路に従うナビゲーションシステムの運転提案に一致する道路標識は、他の道路標識に対して強調表示される。従って、この新規のナビゲーションシステムにより、運転者はディスプレイ上の分岐点ビューと自身が道路上に見る状況とをより素早く一致させることができるため、対象とする操作を理解できる。これは、ユーザが分岐点においてナビゲーションシステムにより生成された音声運転命令とシステムにより表示された分岐点ビューとを関連付けられる一実施形態において特に当てはまる。本発明は、より早く理解できるようにするのに加えて、全ての標識の中の適切な標識に運転者を自然に集中させる。探す対象が分かると、運転者は、システムと自身がフロントガラスの外に見る現実とが一致するということを更に確信できる。
【0011】
これは、分岐点において適切に操作する能力を向上させるとともに、注意散漫及び不安を減少するため、より適切で安全な運転経験を運転者に助長する。これは、車両の速度が非常に速く且つ運転者が瞬時に決定する必要のある幹線道路において特に当てはまる。本発明により、運転者はナビゲーションシステムのディスプレイを素早く見るだけで良く、その後、自信を持って実際の道路状況に注意を再度向けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】ナビゲーションシステムを有する車両を示す図である。
【図2】図1のナビゲーションシステムのマイクロプロセッサとして使用可能であるコンピュータ構成を示す図である。
【図3a】従来技術に係わる表示の例を示す図である。
【図3b】従来技術に係わる表示の例を示す図である。
【図4a】複雑な分岐点の写真を示す図である。
【図4b】図4aに従う表示を示す図である。
【図4c】本発明に従って図4aの写真の表示を示す図である。
【図4d】本発明に従って図4aの写真の表示を示す図である。
【図4e】本発明に従って図4aの写真の表示を示す図である。
【図4f】本発明に従って図4aの写真の表示を示す図である。
【図4g】本発明に従って図4aの写真の表示を示す図である。
【図4h】本発明に従って図4aの写真の表示を示す図である。
【図5】本発明に従うフローチャートを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
いくつかの図面を参照して、本発明を詳細に説明する。図面は、本発明の実施形態を示すことのみを意図し、範囲を限定することを意図しない。本発明の範囲は、添付の請求の範囲においてその技術的均等物により定義される。
【0014】
本明細書において、用語「分岐点」は、道路からの全ての種類の岐路、並びに幹線道路上の出口及び入口を含むあらゆる種類の分岐点を示す。
【0015】
本発明は、ナビゲーションソフトウェアを有するハンドヘルド装置、PDA及び移動電話、並びに車両に組み込まれる車両搭載型のナビゲーションシステムを含む全ての種類のナビゲーションシステムに適用可能である。本発明は、現在市販されているあらゆる種類の標準的なナビゲーションシステムにおいて実現可能である。本発明をより適切に理解するため、1つの可能な車両搭載型のナビゲーションシステムにおける適用例を以下に更に詳細に説明する。しかし、これは、例えば、ハンドヘルド装置である他の任意の種類の実現例も除外しない。
【0016】
図1は、ナビゲーションシステムを備えた車両を示す。車両1は、複数の車輪2を備える。更に、車両1は、ナビゲーションシステムを備える。図1に示すように、ナビゲーションシステムは、以下の構成要素を備えても良い。
【0017】
・アンテナ8に接続され、複数の衛星SLi(i=1、2、3、...)と通信し且つ衛星SLiから受信した信号から位置信号を計算するように構成されたGPS(全地球測位システム:Global Positioning System)又は他のGNSS(全地球航法衛星システム:Global Navigation Satellite System)ユニットを含んでも良い位置判定装置。GPSシステムは、車両1の進行方向データ(すなわち、移動方向)及び速度を出力しても良い。GPSシステムは、DGPSシステム(差動GPS:Differential GPS)であっても良く、あるいは1σ/1m(発生する可能性のあるホワイトノイズは別とする)の精度を提供するWASS(広域補強システム)により補強されたGPSであっても良い。GPSシステムは、GPS出力信号を処理するように構成されたマイクロプロセッサμPに接続される。
【0018】
・GPSユニットに接続されたマイクロプロセッサμP。マイクロプロセッサμPは、GPSシステムから受信した信号に基づいて、車両1内のディスプレイ18上に表示され且つ車両が位置する場所及び場合によっては車両が移動している方向を運転者に通知する適切な表示信号を判定する。更に、本発明において、マイクロプロセッサμPは、車両の運転者に対して出発地から所望の目的地までの経路を計算する経路計算ソフトウェアをプログラムされる。そのような所望の目的地は、例えば、マイクロプロセッサμPに接続されるキーボード6を介して運転者により入力される。キーボード6は、当業者には既知であるように、他の情報を示すようにマイクロプロセッサμPに要求するために運転者により更に使用可能である。キーボード6の代わりに、マイクロプロセッサμPと通信するために運転者により使用されるタッチスクリーン又は音声変換器等の何らかの代替の装置が使用可能である。マイクロプロセッサは、運転者に対してディスプレイ18上に示される視覚データ及びスピーカ29(図2)を介する可聴データの双方を含む適切な経路指定命令を生成する。そのような経路計画ソフトウェアは従来技術から既知であり、本明細書において更に明らかにする必要はない。本発明に必要なそのようなソフトウェアの特徴のみを以下で詳細に明らかにする。
【0019】
図示されるように、位置判定の精度を向上するために、位置判定システムはDMI(距離測定器:Distance Measurement Instrument)を備えても良い。この計器は、車輪2のうちの1つ以上の車輪の回転数を検知することにより、車両1が移動した距離を測定する走行距離計である。DMIは、10Hz以上のサンプリング周波数で動作しても良い。GPSユニットからの出力信号を処理する際にマイクロプロセッサμPがDMIにより測定された距離を考慮できるようにするため、DMIもマイクロプロセッサμPに接続される。DMIは、車両搭載型のナビゲーションシステムにまだ広範に適用されていないが、(近い)将来に充分に適用されるであろう。
【0020】
更なる実施形態において、位置判定の精度を更に向上するために、位置判定システムは、IMU(慣性測定ユニット:Inertial Measurement Unit)を備えても良い。そのようなIMUは、回転加速度を測定するように構成された3つのジャイロユニット及び3つの直交方向に沿う並進加速度を測定するように構成された3つの加速度計として実現可能である。IMU/ジャイロ及び加速度計は、200Hzのサンプリング周波数で動作しても良い。GPSユニットからの出力信号を処理する際にマイクロプロセッサμPがIMUによる測定値を考慮できるようにするため、IMUもマイクロプロセッサμPに接続される。DMIと同様に、IMUは、車両搭載型のナビゲーションシステムにまだ広範に適用されていないが、(近い)将来に充分に適用されるであろう。
【0021】
所望の性能/コストで位置及び進行方向を判定するために、上述の機器に追加されるか又はそれらの代わりに使用されても良い他のナビゲーションセンサが存在することは当業者には理解されるであろう。
【0022】
ディスプレイ18は、HUD(ヘッドアップディスプレイ:Head-up Display)であっても良い。HUDの例は、固定型HUD及び頭部搭載型HUDである。固定型HUDは、車両において使用されても良く、この場合、運転者は車両の車台に取り付けられた表示要素を介して見る必要がある。ナビゲーションシステムは、車両1の方位のみに応じて、提示される画像を判定する。ヘルメットマウントディスプレイ(HMD:Helmet Mounted Display)は、技術的にはHUDの一形態であり、ユーザの頭部の方位とともに移動する表示要素を特徴とする点で異なる。
【0023】
図2において、本発明に従って使用可能なマイクロプロセッサμPの概略が示される。マイクロプロセッサμPは、算術演算を実行するプロセッサ11を備える。
【0024】
プロセッサ11は、ハードディスク12、読み出し専用メモリ(ROM:Read Only Memory)13、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM:Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)14及びランダムアクセスメモリ(RAM:Randam Access Memory)15を含む複数のメモリ要素に接続される。必ずしもこれらメモリの種類の全てを設ける必要はない。
【0025】
プロセッサ11は、キーボード16、タッチスクリーン及び/又は音声変換器等のユーザにより命令、データ等を入力する手段に更に接続される。
【0026】
プロセッサ11に接続された読取ユニット19が設けられる。読取ユニット19は、フロッピディスク20又はCDROM21等の物理データ記録媒体からデータを読み取り且つ場合によってはそれらにデータを書き込むように構成される。当業者には既知であるように、他のデータ記録媒体は、テープ、DVD、CD−R、DVD−R、メモリスティック等であっても良い。
【0027】
プロセッサ11は、例えば、モニタ又はLCD(液晶ディスプレイ:Liquid Crystal Display)画面、あるいは当業者には既知である他の何らかの種類のディスプレイであるディスプレイ18に接続される。プロセッサ11はスピーカ29に更に接続される。
【0028】
プロセッサ11は、I/O手段25により、例えば、公衆交換電話網(PSTN:Public Switched Telephone Network)、ローカルエリアネットワーク(LAN:Local Area Network)、ワイドエリアネットワーク(WAN:Wide Area Network)、インターネット等である通信ネットワーク27に無線接続を介して接続されても良い。プロセッサ11は、ネットワーク27を介して他の通信構成と通信するように構成されても良い。
【0029】
物理データ記録媒体20、21は、本発明に従って方法を実行する能力をプロセッサに提供するように構成されたデータ及び命令の形態のコンピュータ・プログラムを含んでも良い。しかし、そのようなコンピュータ・プログラムは、電気通信ネットワーク27を介してダウンロードされても良い。
【0030】
プロセッサ11は、スタンドアローン・システムとして実現されても良く、各々がより大きなコンピュータ・プログラムのサブタスクを実行するように構成された複数の並列プロセッサとして実現されても良く、あるいは複数のサブプロセッサを有する1つ以上のメインプロセッサとして実現されても良い。
【0031】
図3a及び図3bは、ある従来技術のナビゲーションシステムがユーザに対してディスプレイ上に分岐点ビューを提示しても良い方法を示す。この例において、分岐点は3つの道路セグメントの分岐点であると言える。すなわち、運転者が分岐点に向けて走行している1つの道路セグメントと、運転者が分岐点後に移動を継続するために進むことができる2つの道路セグメントとである。後者の2つの道路セグメントの一方は、運転者が走行している幹線道路への出口である。本明細書の目的のため、「道路セグメント」は始点及び終点を有する道路の一部分として定義されても良い。大部分の「道路セグメント」は、ある分岐点において開始し、他の分岐点において終了する。
【0032】
図示されるように、運転者は3つの車線を有する道路セグメントを走行する。本明細書において、「車線」は、道路上の別個の車線区分線により印を付けられる幅を有し、この幅が1つの車両のみに使用されることを意図する道路の当該部分として定義されることが理解される。車線の1つ、すなわち、右車線は、別個の道路セグメントを形成し、第1の道路標識、CERGY−PONTOISE、FRANCONVILLE−EPINIE GUYONで示される方向に運転者を誘導する出口であり、2つの左車線は、第2の道路標識、PARIS、EPINAY S/SEINE、ARGENTEUILで示される方向に運転者を誘導する別の道路セグメントを形成する。実際は、第1の道路標識は、右車線の上方に位置するように、例えば、金属支柱及び金属材から作成された支持構造により支持され、第2の道路標識は、2つの左車線の上方に位置するように支持構造により支持される。当然、他の支持構造であっても良い。
【0033】
しかし、図3a及び図3bの表示に使用された従来技術のナビゲーションシステムは、運転者が自身の目的地まで右車線を進むように方向付けられる経路をナビゲーションシステムが運転者に対して計算した場合、右車線の上方の指示CERGY−PONTOISE、FRANCONVILLE−EPINIE GUYONを有する第1の道路標識のみを表示し且つ他方の道路標識を省略するように構成される(図3a)。同様に、従来技術に係わるナビゲーションシステムは、運転者が自身の目的地まで左車線の一方を進むように方向付けられる経路をナビゲーションシステムが運転者に対して計算した場合、2つの左車線の上方の指示PARIS、EPINAY S/SEINE、ARGENTEUILを有する第2の道路標識のみを表示し、他方の道路標識を省略する(図3b)。図3aの状況において、運転者は、ナビゲーションシステムが右車線に重ね合わされた矢印を示すことにより支援されても良いし、オプションで運転者に右側を走行するように示す音声命令により更に支援されても良い。図3bの状況において、ナビゲーションシステムは、2つの左車線に矢印を重ね合わせ、運転者に左側を走行するように示す音声命令を生成しても良い。
【0034】
しかし、ディスプレイ上で運転者に示される分岐点の状況が現実と完全には一致しないため、運転者が混乱して道路上のリアルタイムの環境に対する注意力を失う場合があり、その結果、不適切な決定を行うか又は危険な状況に身を置く可能性がある。
【0035】
図4a〜図4dは、本発明が従来技術の解決策を改善する方法を示す。
【0036】
図4aは、実際の複雑な分岐点の写真を示す。図示される幹線道路は、2つの出口であるEXIT 1及びEXIT 2を有する。幹線道路は5つの車線を有する。
【0037】
・2つの左車線は、別個の第1の道路標識上に示されるように、NORTH95−87への幹線道路に続く。標識は、この先の道路がフィート及びインチで特定された高さの桁下高制限を有することを示す更なる注意書き(CLEARANCE 13’−6”)を含む。
【0038】
・EXIT 2は、別個の第2の道路標識上に示されるように、FDR DRへのHarlem Riv Drに運転者を誘導する中央車線に関連する。
【0039】
・EXIT 1は、別個の第3の道路標識を有する2つの右車線に関連し、最も右側の車線は、PASSENGER CARS ONLYという更なる制限を有する指示9A H Hudson、Pkwyに対応する。右から2番目の車線の直上にあり且つそれに対応するこの第3の道路標識の左側の仕切りは、指示W 178 Stに対応する。そのような指示は、運転者が当該車線に沿って進む場合、示された場所に運転者を導く進路に沿って移動していることを運転者に通知する。
【0040】
図4aに示すような実際の複雑な分岐点の写真の状況は、図4bに示すようにナビゲーションシステムのディスプレイ18上に示されても良い。しかし、その場合、図4bに示す表示は、ナビゲーションシステムが「順調に進んでいる」こと、すなわち、運転者がいる場所をナビゲーションシステムが正確に分かっていることを運転者が理解するという意味で運転者に対して有用であるに過ぎない。
【0041】
本発明に従って、ナビゲーションシステムは、フロントガラスを介して運転者に実際に見えるように実世界の全ての道路標識を提示するが、運転者がナビゲーションシステムにより計算された運転者から受信した始点から目的地までの経路に従って進む必要のある方向と一致する道路標識に運転者の注意が向けられるような方法で運転者に対して道路標識を表示する。
【0042】
図4c〜図4hを参照して、本発明を以下に更に詳細に説明する。これらの図面において、ディスプレイが個別の車線を有する道路セグメントを示す一実施形態が使用される。しかし、本発明は、そのような一実施形態に限定されない。ディスプレイは、別個の車線を表示せずに進路レベルで道路セグメントを単に表示しても良く、その場合、ユーザが進む必要のある方向を示すために1つの道路セグメント上の1つの矢印のみが使用される。
【0043】
図4cは、運転者が、指示9A H Hudson、Pkwy、又は指示W 178 Stのいずれかに関連するEXIT 1に進む必要があるため、右側を走行する必要がある状況を示す。その状況において、ディスプレイ18上に示される第3の道路標識は、他の2つの(すなわち、第1及び第2の)道路標識と比較して強調表示される。しかし、本発明に従って、運転者が実際の状況を直接認識し且つ更には3つの道路標識のうち従う必要のある1つの道路標識が直接分かるように、他の2つの道路標識は依然として可視である。オプションとして、ナビゲーションシステムは、右側を走行するように運転者に示す音声命令を運転者に対して生成する。
【0044】
運転者が従う道路標識を強調表示することにより、運転者は、フロントガラスを介して見える実際の環境において探す必要のある道路標識を認識するためにディスプレイ18を素早く見るだけで良い。特に、運転速度が非常に速く且つ交通量が多くて活発である幹線道路において、これは運転者に対して非常に有用であり、結果として誤操作が減り且つより安全な状況が生じる。
【0045】
ディスプレイ18は、運転者が自身の目的地までの経路上で進む必要のある道路セグメント及び車線を運転者に示す矢印を更に示しても良い。図4cに示すように、矢印は、最も右側の強調表示された道路標識に関連する道路セグメント内に示される。図4cに更に示すように、進む必要のある道路セグメントを示す矢印は最も右側の車線に配置され、この最も右側の車線が計算された経路上で好ましい車線であることを運転者に示す。すなわち、道路を更に進むと、運転者が進む必要のある計算された経路は、再度右に分かれる。経路がW 178 Stに向けて進行するように、運転者を方向付ける場合も最も右側の道路標識が強調表示されるが、矢印(示される場合)は、右から2番目の車線に配置される。
【0046】
実際は、道路標識は背景色を有する。例えば、欧州の多くの国において、大部分の道路標識は青色の背景色を有する。一部の指示は、異なる背景色を用いて提示されても良い。例えば、指示「Clearance 13’−6”」は黄色の背景色を有しても良い。一実施形態において、ナビゲーションシステムは、実際の道路標識上に存在するのと少なくとも同一の背景色を用いて道路標識をディスプレイ18上に提示するように構成される。色は非常に目立つことが分かっており、ナビゲーションシステムのユーザが表示画像とフロントガラスを介した実際のビューとを一致させる必要がある場合にユーザが容易に且つ素早く図案を認識するのを支援するため、これは特に有利である。
【0047】
ディスプレイ18上に示されるテキストは、実際のテキストと全く同一であることが好ましい。これはユーザが表示された情報と現実とを一致させるのを支援するが、表示されるテキストは、実際のテキストと必ずしも全く同一である必要はない。一実施形態において、ナビゲーションシステムは全ての道路標識の表記を判読可能な方法で示さない。
【0048】
あるいは、ナビゲーションシステムは、ディスプレイ18上に道路標識上の表記の減少された一部分のみを示すように構成されても良い。
【0049】
図4dは、運転者がHarlem Riv Dr、to FDR DRへのEXIT 2に進む必要があるため直進する必要がある状況を示す。この場合、第2の道路標識は、第1の道路標識及び第3の道路標識に対して強調表示される。この場合も、第1の道路標識及び第3の道路標識は依然として示される。しかし、運転者が直進する必要があることは運転者には直接明らかになり、これは第2の(中央の)道路標識と一致する。オプションで、ナビゲーションシステムは、直進するように運転者に示す音声命令を運転者に対して生成する。
【0050】
ナビゲーションシステムは、運転者が経路の目的地に向けて進む必要のある方向に対応する道路セグメント上に矢印を示すように構成されても良い。一実施形態において、図4dに示すように、矢印は、運転者が従う必要のある道路標識、すなわち、第2の道路標識と一致する車線のみに配置される。
【0051】
図4c及び図4dに示す双方の状況において、運転者が従う道路標識は、分岐点の全ての他の道路標識に対して強調表示される。「強調表示」は、ディスプレイ18上の他の道路標識とは別の方法で運転者が従う道路標識を提示することである旨理解される。そのような別の方法は、当該道路標識の点滅、明らかに区別可能な色での提示又は他の道路標識より大きい表示であっても良い。更なる選択肢として、運転者が従う道路標識は、通常の方法で提示されても良く、他の道路標識は、例えば、分岐点の残りの環境に重ね合わせて半透明に示すか、より低いコントラストを用いるか、より小さく、より暗く又はより不鮮明に示すか、あるいは当業者には既知である多くの視覚効果のうちのいずれか1つ又は複数を適用することにより不明瞭に示される。
【0052】
当然、分岐点ビューは、分岐点に実際に存在するか又は分岐点に接近する時に水平線上に見える樹木及び建物等の他の(アニメーション(animated))オブジェクトを示しても良い。
【0053】
更なる改善点として、ナビゲーションシステムは、ディスプレイ18上で他の道路標識と比較して運転者が従う道路標識を強調表示するのに加えて、ディスプレイ18上で分岐点の他の車線に対して運転者が進むことができる1つ以上の車線を強調表示しても良い。この場合も、「強調表示」は、運転者が進んでも良い1つ以上の車線をより強調するか、あるいは運転者が進むべきではない他の車線を不鮮明にするか又はコントラストを減少することを含む運転者が進んでも良い車線と他の車線とを明らかに区別するどんな方法も含むことが理解される。運転者が進む必要のある車線のそのような強調表示は、ディスプレイ18が可読性を向上するために相対的に拡大して道路標識を示す結果、道路標識と対応する車線との位置合わせがずれる可能性がある場合に特に有利である。
【0054】
運転者が進む車線の強調表示は、多くの異なる方法で実行可能である。図4e〜図4hを参照してこれを説明する。これらの図面は全て、運転者が左側の第1の道路標識に対応する指示「NORTH 95−87」に進む必要がある例に関連する。これらの図面の実施形態は、強調表示された道路標識とそれに対応する車線との間の連結情報(linking information)を示す点で共通する。
【0055】
図4eは、最も左側の道路標識を可能な限り明瞭に提示し且つ他の2つの道路標識を不明瞭に提示することにより、運転者が注意する必要のある最も左側の道路標識が他の2つの道路標識と比較して強調表示されることを示す。更に、ナビゲーションシステムは、強調表示された道路標識に対応する車線を運転者に示す連結情報をディスプレイ18上に提示するように構成される。図4eにおいて、この連結情報は、左側の道路標識と計算された経路に従って運転者が進む必要のある車線とを接続する四角形の形態の領域である。この領域の内部の写真は可能な限り明瞭に示されるが、この領域外のディスプレイ18上の残りの写真は不明瞭に示される。この四角形の内側部分を可能な限り明瞭に示す代わりに又はそれに加えて、この四角形の辺は、例えば、点線で描くことにより強調される。
【0056】
図4fは、図4eの代替案を示す。図4fの実施形態において、左側の道路標識及び写真の四角形が強調表示されるのに加えて、左側の道路標識に対応する2つの車線全体が強調表示される。
【0057】
図4gは、図4eの実施形態の代替案を示す。図4eは、強調表示された内側面を有し且つ写真が撮影された場所の視点と水平線との間のどこかで左側の道路標識に対応する2つの車線の幅にわたる線分と一致する一辺を有する四角形を示す。図4fの実施形態において、この線分は、写真に示すように、道路の水平線と一致する。
【0058】
図4gは、図4eの代替案を示す。図4gにおいて、標識と適切な車線とを接続する強調表示は、適切な車線が水平線と交わる水平線沿いの場所に連結される。
【0059】
図4hにおいて、強調される左側の道路標識は、強調表示されるのに加えて、2つの道路標識の前方に部分的に示される。強調表示されない道路標識は、強調表示される道路標識より小さく示されても良い。
【0060】
これは、ナビゲーションシステムにより生成された音声命令により支援されても良い。例えば、図4a〜図4dの状況において運転者が指示9A H Hudson、Pkwy又は指示W 178のいずれかに関連する道路標識EXIT 1に従う必要がある場合、ナビゲーションシステムは、例えば、「2つの右側車線のうちの一方を進んで下さい」という音声命令を生成しても良い。
【0061】
そのような音声命令は、「9A H Hudson、Pkwyを示す道路標識に従って下さい」というように、運転者が従う道路標識上に示されるテキストの反復を更に含んでも良い。これは、「9A H Hudson、Pkwyを示す右側の道路標識に従って下さい」というように、運転者が従う必要のある道路標識の場所を更に示すことにより向上されても良い。
【0062】
更なる一実施形態において、ナビゲーションシステムは、位置測定が非常に正確であるため、自動車が走行している場所が分かる場合がある。その場合、ナビゲーションシステムは、自動車の運転者が適切な車線に到着するために左又は右へ移動する必要のある車線数を運転者に通知するように設計されても良い。ナビゲーションシステムにより生成されるそのような命令は、例えば、「現在、5つの車線のうち中央の車線を走行しています。最も右側の車線に到着するために、右へ2車線移動して下さい」であっても良い。あるいは、ナビゲーションシステムは自動車が最も右側の車線を走行していないことを単に検出して、例えば、「最も右側の車線に車線移動して下さい」という命令を生成する。
【0063】
図5は、本発明に従ってナビゲーションシステムのプロセッサ11上で実行するコンピュータ・プログラムのフローチャートを示す。
【0064】
ステップ501において、プロセッサ11は、道路網におけるナビゲーションシステムの位置を判定するように構成された位置判定装置から位置データを受信する。
【0065】
ステップ502に示すように、プロセッサ11は、ナビゲーションシステムを備える車両が分岐点に接近するまで待機する。車両が分岐点に接近する場合、ステップ503において、プロセッサ11は、メモリ12〜15に格納された分岐点ビューの集合から分岐点ビューを取得する。分岐点ビューは、車両が接近している分岐点の実際のビューに関するデータを含む。実際のビューは、車両の運転者に見える分岐点に接続される道路セグメントと、運転者に見える分岐点に存在する各道路標識の画像とを含む。メモリ12〜15に格納された分岐点ビューの集合から分岐点ビューを読み取る代わりに、ディスプレイ18上に提示される分岐点ビューが、地図データベースに格納されたデータに基づいてその場で生成されても良い。分岐点ビューは、例えば、あるサービスプロバイダにより制御される中央サーバに接続されたメモリであるリモートメモリからダウンロードされても良い。そのような分岐点ビューのダウンロードは、メモリ12〜15に格納された適切な命令及びデータにより命令されるプロセッサ11によりネットワーク27を介して制御されても良い。更なるオプションとして、外部で生成された分岐点ビューの集合は、例えば、ナビゲーションシステムにおいて設定された経路に関連する要求に応じてナビゲーションシステムにダウンロードされるか又は送信されても良い。
【0066】
ステップ504において、プロセッサ11は、ナビゲーションシステムのディスプレイ18上に分岐点ビューを表示する。
【0067】
ステップ505において、プロセッサ11は、車両の運転者が従う経路を示す経路計画ソフトウェアから経路情報を受信する。経路情報は、分岐点に接続され且つ経路上で運転者が進む道路セグメントに関するデータを含む。
【0068】
ステップ506に示すように、その後、プロセッサ11は、ディスプレイ18上に示される全ての他の道路標識に対して、運転者が進む道路セグメントに関連する道路標識をディスプレイ18上で強調表示する。
【0069】
図5に示す動作は、記載された順序に厳密に従って実行される必要はない。要望に応じて、使用されるナビゲーションシステムの要求に応えるために別の順序が使用されても良い。例えば、ステップ505はステップ503又はステップ504より後に実行される必要はなく、ステップ505は、ステップ503と並行して実行可能である。
【0070】
本発明は、添付の請求の範囲及びその技術的均等物のみにより限定されることが理解される。請求の範囲において、「特徴aは特徴bを備える」という用語は、特徴bが特徴aの一部であるが、他の特徴が特徴aの一部であっても良いことを示すと解釈される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
出発地から目的地までの経路を計算するように構成される経路計画ソフトウェアを格納するメモリに接続されたプロセッサ(11)と、経路情報を表示するディスプレイ(18)と、道路網における前記ナビゲーションシステムの位置を判定する位置判定装置と、コンピュータ・プログラムとを備えるナビゲーションシステムであって、
前記コンピュータ・プログラムは、
a.前記位置判定装置から位置データを受信するステップと、
b.前記道路網上の分岐点に接近する場合、前記分岐点に接近する前記ナビゲーションシステムのユーザに見える前記分岐点に接続される道路セグメントと、前記ユーザに見える前記分岐点に存在する各道路標識の画像とを含む前記分岐点の実際のビューに関する画像データを含む分岐点ビューを前記ディスプレイ(18)上に提示するステップと、
c.前記ナビゲーションシステムの前記ユーザが従う前記経路を示す前記経路計画ソフトウェアから、前記分岐点に接続され且つ前記経路上で前記ユーザが進む道路セグメントに関するデータを含む経路情報を受信するステップと、
d.前記ディスプレイ(18)上に示される全ての他の道路標識と比較して、前記ユーザが進む道路セグメントに関連する道路標識を前記ディスプレイ(18)上で強調表示するステップと
を前記プロセッサに実行させるために命令及びデータを含む
ことを特徴とするナビゲーションシステム。
【請求項2】
前記分岐点ビューは、
前記プロセッサにより前記ナビゲーションシステム内のメモリから読み取られるか、リモートメモリからダウンロードされるか、あるいは地図データベース内のデータに基づいてその場で処理される
ことを特徴とする請求項1記載のナビゲーションシステム。
【請求項3】
前記道路標識を強調表示するステップは、
a.前記道路標識を点滅するステップと、
b.前記道路標識を区別可能な色で提示するステップと、
c.前記道路標識を他の道路標識より大きく表示するステップと、
d.前記道路標識を部分的に他の道路標識の前方に示すステップと、
e.前記道路標識を通常の方法で示し且つ他の道路標識を不鮮明、半透明、低コントラスト又は暗く示すステップと
のうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項1又は2記載のナビゲーションシステム。
【請求項4】
前記コンピュータ・プログラムは、
前記分岐点に接近する場合に見える実際に存在するオブジェクト又はそのようなオブジェクトの一般化されたシミュレーションを含む前記分岐点ビューを提示するステップを前記プロセッサに実行させるように構成される
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のナビゲーションシステム。
【請求項5】
前記コンピュータ・プログラムは、
前記経路に従って、前記分岐点の他の車線と比較して前記ユーザが進むことができる前記道路セグメントの1つ以上の車線を前記ディスプレイ(18)上で強調表示するステップを前記プロセッサに実行させるように構成される
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のナビゲーションシステム。
【請求項6】
前記コンピュータ・プログラムは、
a.前記ディスプレイ(18)上に判読可能な方法で前記道路標識上の全ての表記を示すステップと、
b.前記ディスプレイ(18)上に判読不可能な方法又はほぼ判読不可能な方法で前記道路標識上の表記を示すステップと、
c.前記ディスプレイ(18)上に前記道路標識上の前記表記の減少された一部分を示すステップと、
d.異なる色の領域を含む前記道路標識を、表記を全く含めずに実際の色のみを用いて示すステップと
のいずれか1つを前記プロセッサに実行させるように構成される
ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のナビゲーションシステム。
【請求項7】
前記ナビゲーションシステムは、スピーカ(29)を備え、
前記コンピュータ・プログラムは、
前記スピーカ(29)を介して前記ユーザに対して、前記ユーザが前記分岐点から進む道路セグメントを示す音声命令を生成するステップを前記プロセッサに実行させるように構成される
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のナビゲーションシステム。
【請求項8】
前記音声命令は、
前記ユーザが従う前記道路標識上に示されるテキストの反復を含む
ことを特徴とする請求項7記載のナビゲーションシステム。
【請求項9】
前記音声命令は、
前記分岐点ビュー上の他の道路標識に対する前記ユーザが従う必要のある前記道路標識の場所を含む
ことを特徴とする請求項7又は8記載のナビゲーションシステム。
【請求項10】
前記音声命令は、前記ユーザが進む前記車線の指示を含む
ことを特徴とする請求項7から9のいずれか1項に記載のナビゲーションシステム。
【請求項11】
前記ナビゲーションシステムは、車両内の車両搭載型のナビゲーションシステムとして構成され、
前記コンピュータ・プログラムは、
前記車両が走行している車線に関する位置データを前記位置判定装置から受信し、運転者が従う前記経路に従って所望の車線に到着するために左又は右へ移動する必要のある車線数を前記車両の運転者に通知するステップを前記プロセッサに実行させるように構成される
ことを特徴とする請求項7から10のいずれか1項に記載のナビゲーションシステム。
【請求項12】
前記分岐点ビューは、道路セグメント毎に少なくとも1つの車線を含み、
各道路標識は、少なくとも1つの車線に関連し、
前記コンピュータ・プログラムは、
前記プロセッサにより強調表示された前記道路標識と前記強調表示された道路標識により示される前記少なくとも1つの車線との間の連結情報を前記プロセッサに示させるように構成される
ことを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載のナビゲーションシステム。
【請求項13】
請求項1から12のいずれか1項に記載のナビゲーションシステムを備えるハンドヘルド装置。
【請求項14】
請求項1から12のいずれか1項に記載のナビゲーションシステムを備える車両。
【請求項15】
ナビゲーションシステム上で実行される方法であって、
a.道路網における前記ナビゲーションシステムの位置を判定するように構成された位置判定装置から位置データを受信するステップと、
b.前記ナビゲーションシステムが前記道路網内の分岐点に接近する場合、前記ナビゲーションシステムのユーザに見える前記分岐点に接続される道路セグメントと、前記ユーザに見える前記分岐点に存在する各道路標識の画像とを含む前記分岐点の実際のビューに関するデータを含む分岐点ビューを前記ディスプレイ上に提示するステップと、
c.前記ユーザが従う経路を示す経路計画ソフトウェアから前記分岐点に接続され且つ前記ユーザが進む道路セグメントに関するデータを含む経路情報を受信するステップと、
d.前記ディスプレイ(18)上に示される全ての他の道路標識に対して、前記ユーザが進む前記道路セグメントに関連する道路標識を前記ディスプレイ(18)上で強調表示するステップと
を含むことを特徴とする方法。
【請求項16】
ナビゲーションシステムによりロードされる命令及びデータを含み、前記ナビゲーションシステムに請求項15記載の方法を実行させるコンピュータ・プログラム。
【請求項17】
請求項16記載のコンピュータ・プログラムを含むコンピュータが読み取り可能な記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3a】
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【図3b】
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【図4a】
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【図4b】
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【図4c】
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【図4d】
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【図4e】
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【図4f】
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【図4g】
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【図4h】
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【図5】
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【公表番号】特表2011−527754(P2011−527754A)
【公表日】平成23年11月4日(2011.11.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−517364(P2011−517364)
【出願日】平成20年7月11日(2008.7.11)
【国際出願番号】PCT/NL2008/050471
【国際公開番号】WO2010/005285
【国際公開日】平成22年1月14日(2010.1.14)
【出願人】(509097563)テレ アトラス ベスローテン フエンノートシャップ (23)
【氏名又は名称原語表記】Tele Atlas B.V.
【Fターム(参考)】