説明

半導体装置及び半導体装置の製造方法

【課題】自己整合的に形成され、幅の減少を抑制可能なコンタクトプラグを有する半導体装置及び半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】半導体基板11と、半導体基板11にソース及びドレインとなる拡散層21がそれぞれ形成されたトランジスタ20と、下部電極32、強誘電体膜33、及び、上部電極34を順に有し、下部電極32が一方の拡散層21に接続され、上部電極34が配線部55に接続された強誘電体キャパシタ30と、強誘電体キャパシタ30の上面から下面に連なる側面に配設され、下端が下面より上面側に位置されたサイドウォール41と、サイドウォール41に接触して、一端を他方の拡散層21及び他端を配線部55とそれぞれ接続された第3のコンタクトプラグ51とを備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、強誘電体キャパシタを有する半導体装置及び半導体装置の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、強誘電体キャパシタを用いて不揮発にデータを記憶する半導体装置(以下、FeRAM、Ferroelectric Random Access Memory)が知られている。FeRAMの内、チェーン型FeRAMは、トランジスタと強誘電体キャパシタを並列接続したものを、複数個直列接続してセルアレイブロックを構成している。強誘電体キャパシタは、絶縁膜で覆われた半導体基板上に下部電極、強誘電体膜、及び上部電極が積層して形成される。
【0003】
チェーン型FeRAMは、セルアレイブロック内で隣接するトランジスタの拡散層を共有することにより、また、強誘電体キャパシタにCOP(Capacitor On Plug)構造を用いることにより単位セルの微細化が見込まれている。COP構造は、トランジスタが形成された半導体基板上の層間絶縁膜にコンタクトプラグを埋め込み、このコンタクトプラグ上に強誘電体キャパシタを形成するものである。
【0004】
また、セルの微細化を目指す構造として、例えば、強誘電体キャパシタの両側面にそれぞれ側壁絶縁膜(サイドウォール)を形成して、コンタクトプラグがサイドウォールと自己整合的に形成されている半導体装置が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
しかしながら、サイドウォールは、強誘電体キャパシタの上面から下面までの側面を覆うように形成されているために、隣接するサイドウォールとの間の開口は、下面側に行くほど狭められる構造となる。その結果、この開口に形成される電流通路となるコンタクトプラグの幅が小さくなるという問題を有している。
【特許文献1】特開2004−311703号公報(第13頁、図24)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、自己整合的に形成され、幅の減少を抑制可能なコンタクトプラグを有する半導体装置及び半導体装置の製造方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様の半導体装置は、半導体基板と、前記半導体基板にソース及びドレインとなる拡散層がそれぞれ形成されたトランジスタと、下部電極、強誘電体膜、及び、上部電極を順に有し、前記下部電極が一方の前記拡散層に接続され、前記上部電極が配線部に接続された強誘電体キャパシタと、前記強誘電体キャパシタの上面から下面に連なる側面に配設され、下端が前記下面より前記上面側に位置されたサイドウォールと、前記サイドウォールに接触して、一端を他方の前記拡散層及び他端を前記配線部とそれぞれ接続されたコンタクトプラグとを備えていること特徴とする。
【0008】
また、本発明の別態様の半導体装置の製造方法は、半導体基板にそれぞれソース及びドレインとなる拡散層を有するトランジスタを形成し、前記トランジスタを覆うように第1の層間絶縁膜を形成し、前記拡散層とそれぞれ接続する第1及び第2のコンタクトプラグを形成し、前記第1の層間絶縁膜上に、強誘電体キャパシタを構成する材料膜を形成する工程と、前記材料膜の上面を構成するパターニングされた上部膜をマスクとして、前記材料膜をエッチング分離して、前記第1のコンタクトプラグと接続された反応防止膜、下部電極、強誘電体膜、上部電極、及び、前記上部膜を、順に有する強誘電体キャパシタを形成する工程と、前記エッチングにより形成された面及び前記上部膜上に反応防止絶縁膜を堆積する工程と、前記反応防止絶縁膜上に第2の層間絶縁膜を堆積する工程と、前記第2の層間絶縁膜をエッチングバックし、前記第2の層間絶縁膜の上面が前記強誘電体キャパシタの側面の最上端よりも下部にあり、且つ、前記強誘電体キャパシタの側面の最下端よりも上部にあるように、前記第2の層間絶縁膜が前記強誘電体キャパシタの側面に残される形状を形成する工程と、前記強誘電体キャパシタ及び前記第2の層間絶縁膜の上にサイドウォール絶縁膜を堆積する工程と、前記サイドウォール絶縁膜をエッチングバックして前記強誘電体キャパシタの側面にサイドウォールを形成する工程と、前記反応防止絶縁膜、前記サイドウォール、及び前記第2の層間絶縁膜の上に、第3の層間絶縁膜を形成する工程と、前記第2のコンタクトプラグと接続し、前記第3の層間絶縁膜を貫いて、前記サイドウォールと自己整合的に第3のコンタクトプラグを形成する工程とを備えていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、自己整合的に形成され、幅の減少を抑制可能なコンタクトプラグを有する半導体装置及び半導体装置の製造方法を提供することが可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。各図では、同一の構成要素には同一の符号を付す。
【実施例1】
【0011】
本発明の実施例1に係る半導体装置及び半導体装置の製造方法について、図1乃至図5を参照しながら説明する。図1は半導体装置の構造を模式的に示す断面図である。図2は、半導体装置の製造方法を工程順に模式的に示す構造断面図である。図3は、図2に続く、半導体装置の製造方法を工程順に模式的に示す構造断面図である。図4は、図3に続く、半導体装置の製造方法を工程順に模式的に示す構造断面図である。図5は、図4に続く、半導体装置の製造方法を工程順に模式的に示す構造断面図である。
【0012】
図1に示すように、半導体装置1は、半導体基板11、半導体基板11に形成されたトランジスタ20、反応防止膜31と下部電極32と強誘電体膜33と上部電極34を順に有し、反応防止膜31がトランジスタ20と接続され、上部電極34が配線部55と接続された強誘電体キャパシタ30、強誘電体キャパシタ30の上面から下面に連なる側面に配設され、下端が強誘電体キャパシタ30の下面より上面側に位置されたサイドウォール41、及び、サイドウォール41に接触して、下端を第2のコンタクトプラグ29を介してトランジスタ20と接続され、上端を配線部55と接続された第3のコンタクトプラグ51を備えている。
【0013】
半導体基板11は、例えば、p型の素子形成領域を有するシリコン基板である。半導体基板11の表面には、素子形成領域が形成され、素子分離領域13で分離されている。素子形成領域には、ソースまたはドレインとなるn型の拡散層21が離間して形成され、対をなす拡散層21の離間した部分の上部にゲート絶縁膜22を介してゲート電極23が形成されてトランジスタ20が構成されている。
【0014】
強誘電体キャパシタ30は、下側のトランジスタ20側から反応防止膜31、下部電極32、強誘電体膜33、上部電極34、及び、上部膜35が積層された構造である。反応防止膜31は、酸素拡散防止の目的で形成された導電性の膜である。反応防止膜31は、第1のコンタクトプラグ28を介して、トランジスタ20の一方の拡散層21に接続されている。上部電極34は、第4のコンタクトプラグ53を介して、配線部55と接続されている。上部膜35は、強誘電体キャパシタ30を加工後に残存しているハードマスクである。上部膜35はなくてもよい。配線部55は、第2のコンタクトプラグ29及び第3のコンタクトプラグ51を介して、トランジスタ20の他方の拡散層21に接続されている。
【0015】
メモリの単位となるセルは、1つの強誘電体キャパシタ30と強誘電体キャパシタ30に接続されるスイッチング機能を有する1つのトランジスタ20で構成される。第2のコンタクトプラグ29及び第3のコンタクトプラグ51は、隣接するセルと共有され、隣接する強誘電体キャパシタ30に接続され、両方の強誘電体キャパシタ30の間に形成されている。
【0016】
強誘電体キャパシタ30は、反応防止膜31の下面を除いて、上面及び半導体基板11に対して垂直もしくは垂直より緩い角度に形成された側面を、強誘電体膜33に対する水素ダメージを抑制する反応防止絶縁膜である水素バリア膜37で覆われている。
【0017】
強誘電体キャパシタ30の側面には、水素バリア膜37を介して、絶縁膜からなるサイドウォール41が形成されている。サイドウォール41は、上端面が強誘電体キャパシタ30の上側の水素バリア膜37のほぼ上面位置にあり、下端面が強誘電体キャパシタ30の側面の、強誘電体キャパシタ30の下面よりも上部の位置にあるように形成されている。サイドウォール41の強誘電体キャパシタ30に対する反対側の側面は、下端面に近付くほど、強誘電体キャパシタ30の上下中心線から張り出した形状をなしている。つまり、隣接するサイドウォール41の側面との間隔は、下端面に近付くほど狭まる形状にある。サイドウォール41の下端面から下側の水素バリア膜37までの間には、第2の層間絶縁膜39が存在する。
【0018】
第1及び第2のコンタクトプラグ28、29は、導電性のコンタクト反応防止膜27を外側面に有し、第1の層間絶縁膜25の中に埋め込まれている。第3のコンタクトプラグ51は、第3の層間絶縁膜45、第2の層間絶縁膜39、及び、水素バリア膜37を貫いて形成され、それぞれの端部を配線部55及び第2のコンタクトプラグ29と接続されている。また、第3のコンタクトプラグ51は、配線部55の側、すなわち、上側ではほぼ一定の幅乃至テーパ形状を有し、下側中間部のサイドウォール41に接する位置では、両側のサイドウォール41の側面の形状に沿って、下がるほど幅が狭められ、サイドウォール41の下端部より下側は狭まった状態で一定の幅をなし、第2のコンタクトプラグ29の上端と接続されている。第4のコンタクトプラグ53は、第3の層間絶縁膜45、水素バリア膜37、及び、上部膜35を貫いて形成されている。
【0019】
次に、半導体装置1の製造方法について説明する。図2(a)に示すように、半導体基板11上に形成されるトランジスタ20は、周知の方法で形成される。トランジスタ20を覆うように第1の層間絶縁膜25が形成される。この第1の層間絶縁膜25にコンタクト孔を形成し、コンタクト孔に、まず、導電性のコンタクト反応防止膜27、続いて、導電性のコンタクトプラグ膜が、スパッタ法またはCVD(Chemical Vapor Deposition)法等で形成される。この後、CMP(Chemical Mechanical Polishing)法等で表面が平坦化されて、第1及び第2のコンタクトプラグ28、29となる。第1の層間絶縁膜25は、例えば、BPSG(Boron Phosphorous Silicate Glass)あるいはDF−PECVD(Dual Frequency-Plasma Enhanced CVD)法によるTEOS(Plasma-Tetra Ethoxy Silane)等を用いて形成され得る。コンタクト反応防止膜27は、例えば、Ti及びTiN等を用いて形成され、コンタクトプラグ膜は、例えば、W、Al−Cu、及び多結晶シリコン等を用いて形成され得る。コンタクト反応防止膜27は、例えば、コンタクトプラグ膜を構成する金属等が、トランジスタ20の拡散領域21に拡散することを防止する目的で形成される。
【0020】
次に、第1の層間絶縁膜25並びに第1及び第2のコンタクトプラグ28、29上に、強誘電体キャパシタ30を形成するための材料膜である第2の反応防止膜、下部電極膜、強誘電体膜、上部電極膜、及び、加工マスクとして使用されるハードマスク膜が、順次、堆積される。第2の反応防止膜は、例えば、導電性のIr、IrO、TiAlN、Ru、RuO等のいずれかが含まれる材料を用いて形成され得る。下部及び上部電極膜は、例えば、Pt、Ir、IrO、SRO(Strontium Ruthenium Oxide)、Ru、RuO等のいずれかが含まれる材料を用いて形成され得る。強誘電体膜は、例えば、PZT(Pb(ZrTi)O)、SBT(SrBiTa)、PZLT((Pb,La)(Zr,Ti)O)等の材料を用いて形成され得る。ハードマスクは、例えば、Al、TiAlN、TEOS等の材料を用いて形成され得る。第2の反応防止膜は、酸素の拡散を防止する目的で形成される。
【0021】
次に、ハードマスク膜はパターニングされ、マスクとして、例えば、ArCl、CF4等を用いた反応性イオンエッチング(RIE)を行い、上部膜35、上部電極34、強誘電体膜33、下部電極32、及び反応防止膜31を有する強誘電体キャパシタ30が形成される。
【0022】
次に、強誘電体キャパシタ30、第1の層間絶縁膜25及び第2のコンタクトプラグ29上に、水素バリア膜37を、例えば、スパッタリング法、ALD(Atomic Layer Deposition)法等で形成する。水素バリア膜37は、例えば、Al、SiN等の材料を用いて形成され、強誘電体膜33に対する水素ダメージを抑制する効果を有する。
【0023】
図2(b)に示すように、水素バリア膜37の上に、第2の層間絶縁膜39を形成する。第2の層間絶縁膜39は、例えば、BPSGあるいは上述した方法によるTEOS等の材料を用いて形成され得る。第2の層間絶縁膜39は、次工程のエッチングバック工程で、強誘電体キャパシタ30の上面ではほとんど除去され、第2のコンタクトプラグ29上では、強誘電体キャパシタ30の側面の下端面よりも高い位置まで残されるように、膜厚が調整される。
【0024】
図3(a)に示すように、第2の層間絶縁膜39は、RIE等によりエッチングバックされ、第2の層間絶縁膜39は強誘電体キャパシタ30の側面近傍に、強誘電体キャパシタ30の側面の下端面よりも高い位置まで残される。強誘電体キャパシタ30の上面及び上面側の側面近傍の第2の層間絶縁膜39は、ほとんど除去される。このとき、水素バリア膜37のほとんどは、エッチングバックされずに残されている。
【0025】
図3(b)に示すように、強誘電体キャパシタ30の上面及び側面、第2の層間絶縁膜39の上に、サイドウォール絶縁膜41aを、例えば、P−CVD、ALD法を用いて堆積する。サイドウォール絶縁膜41aはSiN、Al、SiON、TiO等のいずれかを含む材料を用いることができる。サイドウォール絶縁膜41aの堆積時、強誘電体キャパシタ30に及ぼされるダメージは、下地にある水素バリア膜37によって抑制することが可能である。
【0026】
図4(a)に示すように、サイドウォール絶縁膜41aは、RIE等によりエッチングバックされ、サイドウォール41が形成される。サイドウォール41は、上端面が強誘電体キャパシタ30の上面の水素バリア膜37のほぼ表面位置にあり、下端面が強誘電体キャパシタ30の側面の第2の層間絶縁膜39の上面にあるように形成されている。
【0027】
図4(b)に示すように、サイドウォール41等の上に、第3の層間絶縁膜45を堆積し、CMP法等を用いて、第3の層間絶縁膜45が平坦化された後、第3のコンタクトプラグ51が自己整合(セルフアライン)的に形成される。つまり、平坦化された第3の層間絶縁膜45表面に、フォトリソグラフィ法によりパターン化されたマスクを形成し、マスクに基づきコンタクト孔が第3の層間絶縁膜45、第2の層間絶縁膜39、及び、水素バリア膜37を貫いて形成され、このコンタクト孔に、導電性のコンタクトプラグ膜がスパッタ法またはCVD法等で堆積されて、第2のコンタクトプラグ29に接続された第3のコンタクトプラグ51が形成される。フォトリソグラフィ法に基づくコンタクト孔の位置に、多少のずれが生じたとしても、コンタクト孔は、第3の層間絶縁膜45を貫いて形成されるとき、サイドウォール41に沿って自己整合的に掘られて行き、サイドウォール41の下端部からは、第2の層間絶縁膜39及び水素バリア膜37の中に、ほぼ垂直方向に形成される。第3の層間絶縁膜45は、例えば、BPSGあるいは上述した方法によるTEOS等を用いて形成され得る。第3のコンタクトプラグ51を構成するコンタクトプラグ膜は、W、Al−Cu、及び多結晶シリコン等の材料を用いて形成され得る。コンタクト孔は、サイドウォール41に沿って自己整合的に形成されるので、強誘電体キャパシタ30との接触による上部電極34と下部電極32と間のショートのリスクを避けつつ、第2のコンタクトプラグ29に接続することができる。
【0028】
図5に示すように、第3のコンタクトプラグ51が形成された後、CMP法等を用いて、第3の層間絶縁膜45の上側の表面が平坦化され、その後、第3のコンタクトプラグ51の形成と同様にして、第3の層間絶縁膜45、水素バリア膜37、及び、上部膜35を貫いて、第4のコンタクトプラグ53が形成される。その後、第3の層間絶縁膜45の上側の表面はCMP法等を用いて平坦化され、第3及び第4のコンタクトプラグ51、53に接続した配線部55が形成される。第4のコンタクトプラグ51を構成するコンタクトプラグ膜は、例えば、W、Al−Cu、及び多結晶シリコン等、配線部55は、例えば、Al、W、及びCu等のいずれかを含む材料を用いて形成され得る。なお、ここでは、第4のコンタクトプラグ53に対して、第3のコンタクトプラグ51を先に形成する例を示したが、逆に、第4のコンタクトプラグ53を先に形成することも可能である。
【0029】
配線部55が形成された以降の工程は、通常の半導体装置の製造方法と同等であり、その結果、図1に示すように、半導体装置1が完成する。
【0030】
上述したように、半導体装置1は、半導体基板11に形成されたトランジスタ20、下部電極32が第1のコンタクトプラグ28を介してトランジスタ20と接続され、上部電極34が第4のコンタクトプラグ53を介して配線部55と接続された強誘電体キャパシタ30、強誘電体キャパシタ30側面に配設され、下端が強誘電体キャパシタ30下面より上面側に位置されたサイドウォール41、及び、サイドウォール41に接触して、下端を第2のコンタクトプラグ29を介してトランジスタ20と接続され、上端を配線部55とそれぞれ接続された第3のコンタクトプラグ51を備えている。
【0031】
その結果、第3のコンタクトプラグ51は、サイドウォール41によって自己整合的に形成されるので、第3のコンタクトプラグ51の強誘電体キャパシタ30に対する合わせマージンが大きく、第2のコンタクトプラグ29とより確実に接続することが可能となり、半導体装置1の製造歩留向上等が可能となる。
【0032】
また、サイドウォール41は、下端が強誘電体キャパシタ30の下面と上面の中間位置にあるために、下端が強誘電体キャパシタ30の下面まで形成された場合に比較して、強誘電体キャパシタ30の上下中心線からの張り出しが小さくなり、隣接する強誘電体キャパシタ30との間にできるサイドウォール41間の距離をより大きく確保できる。サイドウォール41間の距離は、所定以上に大きく取る必要はないので、隣接する強誘電体キャパシタ30をより接近して配置することが可能となる。その結果、サイドウォール41間に形成される第3のコンタクトプラグ51の必要な幅を確保して良好な抵抗を確保しつつ、セルの占有断面積を相対的に小さくすることが可能となる。すなわち、強誘電体キャパシタ30等を有するセルの高集積化が可能となる。一方、接近させた分だけ、強誘電体キャパシタ30の面積を大きくすることにより、信頼性をより高めた半導体装置1を形成するという選択も可能となる。
【実施例2】
【0033】
本発明の実施例2に係る半導体装置及び半導体装置の製造方法について、図6を参照しながら説明する。図6は半導体装置の構造を模式的に示す断面図である。実施例1の半導体装置1とは、強誘電体キャパシタと配線部との距離が狭められた構造である点が異なる。なお、実施例1と同一構成部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0034】
図6に示すように、半導体装置2は、第2のコンタクトプラグ29を配線部55と接続する第3のコンタクトプラグ61、及び、誘電体キャパシタ30の上部電極34を配線部55と接続する第4のコンタクトプラグ63のアスペクト比(深さ/開口幅)が実施例1より小さくなるように形成されている。第3の層間絶縁膜45の厚さが薄く、上部膜35上部には第3の層間絶縁膜45はない。なお、第3の層間絶縁膜45は、上部膜35上部に薄く残されていてもよい。その他の構成は、実施例1の半導体装置1と同様である。
【0035】
次に、半導体装置2の製造方法について、図4(b)を参照して説明する。図4(b)に示す第3の層間絶縁膜45を堆積する工程までは、実施例1の半導体装置1の製造方法と同様である。半導体装置2の第3の層間絶縁膜45は、半導体装置1に比較して、薄く形成される。第3の層間絶縁膜45が形成された後は、実施例1の半導体装置1の製造方法とほとんど同様であるが、第3のコンタクトプラグ61及び第4のコンタクトプラグ63がそれぞれ形成されるときに、コンタクト孔のアスペクト比が小さくなるので、コンタクト孔の一定形状の確保、コンタクト孔の形成時間、及び、コンタクト孔へのコンタクトプラグ膜の堆積時間等を短縮できる。そして、強誘電体キャパシタ30上の水素バリア膜37の上には、第3の層間絶縁膜45がほとんどないようにCMP法で平坦化される。以降の工程は、実施例1の半導体装置1と同様にして、半導体装置2が完成する。
【0036】
上述したように、半導体装置2は、第3のコンタクトプラグ61及び第4のコンタクトプラグ63のアスペクト比がより小さく形成されている。その結果、実施例1の半導体装置1と比較して、半導体装置2の製造歩留はより向上され得る。その他の効果は、実施例1の半導体装置1が有する効果と同様である。
【実施例3】
【0037】
本発明の実施例3に係る半導体装置及び半導体装置の製造方法について、図7を参照しながら説明する。図7は半導体装置の構造を模式的に示す断面図である。実施例1の半導体装置1とは、第2のコンタクトプラグ及び第3のコンタクトプラグが、一体として、一度に形成される点が異なる。なお、実施例1と同一構成部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0038】
図7に示すように、半導体装置3は、サイドウォール41に接触して、下端をトランジスタ20と接続され、上端を配線部55と接続された一体形成の連接コンタクトプラグ71を有している。連接コンタクトプラグ71は、実施例1の半導体装置1の第2のコンタクトプラグ29及び第3のコンタクトプラグ51を置き換えるものである。その他の構成は、実施例1の半導体装置1と同様である。
【0039】
次に、半導体装置3の製造方法について、図2(a)及び図4(b)を参照して、説明する。図2(a)に示す実施例1の半導体装置1で形成された第2のコンタクトプラグ29は、半導体装置3においては形成されずに、形成予定領域を残した状態で、連接コンタクトプラグ71の形成工程まで、実施例1の半導体装置1と同様に進める。
【0040】
図4(b)に示す実施例1の半導体装置1と同様に、フォトリソグラフィ法によりパターン化されたマスクが形成される。マスクに基づきコンタクト孔が第3の層間絶縁膜45、第2の層間絶縁膜39、水素バリア膜37、及び、第1の層間絶縁膜25を貫いて、このコンタクト孔に、導電性のコンタクトプラグ膜がスパッタ法またはCVD法等で形成され、トランジスタ20に接続された連接コンタクトプラグ71が形成される。連接コンタクトプラグ71を構成するコンタクトプラグ膜は、W、Al−Cu、及び多結晶シリコン等の材料を用いて形成され得る。サイドウォール41に沿って自己整合的に掘られて行くので、フォトリソグラフィ法に基づくコンタクト孔の位置に生じた多少のずれは修正され、実施例1の半導体装置1と同様に、サイドウォール41の下端部からほぼ垂直方向に形成される。コンタクト孔のアスペクト比は大きくなるが、1度の開口により継ぎ目なしに一体形成された連接コンタクトプラグ71が形成される。以降の工程は、実施例1の半導体装置1と同様にして、半導体装置3が完成する。なお、第4のコンタクトプラグ53及び連接コンタクトプラグ71は、実施例1の半導体装置1と同様に、どちらを先に形成してもよい。
【0041】
上述したように、半導体装置3は、連接コンタクトプラグ71が、サイドウォール41に沿って自己整合的に一体形成されている。その結果、実施例1の半導体装置1と比較して、2つのコンタクトプラグを接続するときに見られる合わせずれは発生しない。また、2つのコンタクトプラグの接触部間の接触抵抗の上昇は起こらない。従って、抵抗のより低い、安定した連接コンタクトプラグ71が、1回の工程により形成される。連接コンタクトプラグ71の安定化により、半導体装置2の製造歩留はより向上され得る。その他の効果は、実施例1の半導体装置1が有する効果と同様である。
【実施例4】
【0042】
本発明の実施例4に係る半導体装置及び半導体装置の製造方法について、図8を参照しながら説明する。図8は半導体装置の構造を模式的に示す断面図である。本実施例4の半導体装置は、実施例2の半導体装置2及び実施例3の半導体装置3を組み合わせた構成を有する。なお、実施例1乃至3と同一構成部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0043】
図8に示すように、半導体装置4は、サイドウォール41に接触して、下端をトランジスタ20と接続され、上端を配線部55と接続された連接コンタクトプラグ81、及び、誘電体キャパシタ30の上部電極34を配線部55と接続する第4のコンタクトプラグ63がそれぞれ短く形成され、第3の層間絶縁膜45の厚さが小さく形成されている。その他の構成は、実施例1の半導体装置1と同様である。
【0044】
次に、半導体装置4の製造方法について、図4(b)を参照して説明する。なお、図4(b)に至るまでの連接コンタクトプラグ81の形成は、実施例3の半導体装置3で形成された連接コンタクトプラグ71と同様である。また、実施例2の半導体装置2と同様に、第3の層間絶縁膜45が薄く形成され、第3の層間絶縁膜45の中に、実施例3の半導体装置3と同様に、連接コンタクトプラグ81がサイドウォール41に沿って自己整合的に一体形成される。以降の工程は、実施例2の半導体装置2と同様にして、半導体装置4が完成する。
【0045】
上述したように、半導体装置4は、サイドウォール41に沿って自己整合的に一体形成された連接コンタクトプラグ81、及び、第4のコンタクトプラグ63が実施例2の半導体装置2と同様に、それぞれ、より短く形成されている。その結果、実施例3の半導体装置3と比較して、連接コンタクトプラグ81のアスペクト比はより小さくなるので、コンタクト孔は容易に、すなわち、より高い形状歩留等で、コンタクトプラグ膜の堆積も容易に、すなわち、より高い充填歩留等で形成できる。半導体装置4は、実施例2及び3の半導体装置2、3と比較して、製造歩留はより向上され得る。その他の効果は、実施例1乃至3の半導体装置1乃至3が有する効果と同様である。
【実施例5】
【0046】
本発明の実施例5に係る半導体装置及び半導体装置の製造方法について、図9を参照しながら説明する。図9は半導体装置の構造を模式的に示す断面図である。本実施例5の半導体装置は、コンタクトプラグと配線部が一体として形成されている点が実施例4とは異なる。なお、実施例1乃至4と同一構成部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0047】
図9に示すように、半導体装置5は、実施例4の半導体装置4における連接コンタクトプラグ81と配線部55が置き換えられて、一体形成された連接コンタクトプラグ配線部91を有している。その他の構成は、実施例4の半導体装置4と同様である。
【0048】
次に、半導体装置5の製造方法について、図5を参照して説明する。なお、連接コンタクトプラグ配線部91の形成前に至る工程は、実施例4の半導体装置4における連接コンタクトプラグ81及び第4のコンタクトプラグ63の形成前に至る工程と同様である。実施例4の半導体装置4においては、連接コンタクトプラグ81が先に形成されたが、半導体装置5では、第4のコンタクトプラグ63が先に形成され、その後、第3の層間絶縁膜45は、CMP法で平坦化され、マスクに基づきコンタクト孔が第3の層間絶縁膜45、第2の層間絶縁膜39、水素バリア膜37、及び、第1の層間絶縁膜25に形成される(図5を参照)。コンタクト孔は、サイドウォール41に沿って自己整合的に形成される。このコンタクト孔中及び第3の層間絶縁膜45上に、導電性のコンタクトプラグ配線膜がスパッタ法またはCVD法等で形成される。コンタクトプラグ配線膜が形成された以降の工程は、通常の半導体装置の製造方法と同等であり、その結果、半導体装置5が完成する。コンタクトプラグ配線膜は、W、Al−Cu、及び多結晶シリコン等の材料を用いて形成され得る。
【0049】
上述したように、半導体装置5は、第3のコンタクトプラグと配線部が一体形成された連接コンタクトプラグ配線部91を有している。半導体装置5は、実施例4の半導体装置4が有する効果を同様に有する他に、実施例1乃至4の半導体装置1乃至4に比較して、連接コンタクトプラグ配線部91の一体形成による製造工程の短縮が可能となる。
【0050】
また、本実施例の変形例1として、実施例4の半導体装置4の第4のコンタクトプラグ63と配線部55とを一体形成することが可能である。このとき、連接コンタクトプラグ81は、第4のコンタクトプラグ63と配線部55とは別に形成される。
【0051】
また、本実施例の変形例2、3として、実施例1の半導体装置1の第3のコンタクトプラグ51及び第4のコンタクトプラグ53のいずれか一方と配線部55とを、それぞれ、一体形成することが可能である。
【0052】
また、本実施例の変形例4、5として、実施例2の半導体装置2の第3のコンタクトプラグ61及び第4のコンタクトプラグ63のいずれか一方と配線部55とを、それぞれ、一体形成することが可能である。
【0053】
また、本実施例の変形例6、7として、実施例3の半導体装置3の連接コンタクトプラグ71及び第4のコンタクトプラグ53のいずれか一方と配線部55とを、それぞれ、一体形成することが可能である。
【0054】
上記本実施例の変形例1乃至7において、それぞれ元の実施例の半導体装置が有する効果を同様に有する他に、それぞれ元の実施例の半導体装置に比較して、コンタクトプラグ配線部の一体形成による製造工程の短縮が可能となる。
【0055】
本発明は、上述した実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、種々、変形して実施することができる。
【0056】
本発明は、以下の付記に記載されているような構成が考えられる。
(付記1) 半導体基板と、前記半導体基板にソース及びドレインとなる拡散層がそれぞれ形成されたトランジスタと、下部電極、強誘電体膜、及び、上部電極を順に有し、前記下部電極が一方の前記拡散層に接続され、前記上部電極が配線部に接続された強誘電体キャパシタと、前記強誘電体キャパシタの上面から下面に連なる側面に配設され、下端が前記下面より前記上面側に位置されたサイドウォールと、前記サイドウォールに接触して、一端を他方の前記拡散層及び他端を前記配線部とそれぞれ接続されたコンタクトプラグとを備えている半導体装置。
【0057】
(付記2) 前記コンタクトプラグ及び前記配線部は、同一種の導電体であって、互いに継ぎ目なく形成されている付記1に記載の半導体装置。
【0058】
(付記3) 半導体基板にそれぞれソース及びドレインとなる拡散層を有するトランジスタを形成し、前記トランジスタを覆うように第1の層間絶縁膜を形成し、一方の前記拡散層と接続する第1のコンタクトプラグを形成し、前記第1の層間絶縁膜上に、強誘電体キャパシタを構成する材料膜を形成する工程と、前記材料膜をエッチング分離して、前記第1のコンタクトプラグと接続された反応防止膜、下部電極、強誘電体膜、上部電極、及び、前記上部膜を、順に有する強誘電体キャパシタを形成する工程と、前記エッチングにより形成された面及び前記上部膜上に反応防止絶縁膜を堆積する工程と、前記反応防止絶縁膜上に第2の層間絶縁膜を堆積する工程と、前記第2の層間絶縁膜をエッチングバックし、前記第2の層間絶縁膜の上面が前記強誘電体キャパシタの側面の最上端よりも下部にあり、且つ、前記強誘電体キャパシタの側面の最下端よりも上部にあるように、前記第2の層間絶縁膜が前記強誘電体キャパシタの側面に残される形状を形成する工程と、前記強誘電体キャパシタ及び前記第2の層間絶縁膜の上にサイドウォール絶縁膜を堆積する工程と、前記サイドウォール絶縁膜をエッチングバックして前記強誘電体キャパシタの側面にサイドウォールを形成する工程と、前記反応防止絶縁膜、前記サイドウォール、及び前記第2の層間絶縁膜の上に、第3の層間絶縁膜を形成する工程と、他方の前記拡散層と接続し、前記第1乃至第3の層間絶縁膜を貫いて、前記サイドウォールと自己整合的に第2のコンタクトプラグを形成する工程とを備えていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
【図面の簡単な説明】
【0059】
【図1】本発明の実施例1に係る半導体装置の構造を模式的に示す断面図。
【図2】本発明の実施例1に係る半導体装置の製造方法を工程順に模式的に示す構造断面図。
【図3】本発明の実施例1に係る半導体装置の図2に続く製造方法を工程順に模式的に示す構造断面図。
【図4】本発明の実施例1に係る半導体装置の図3に続く製造方法を工程順に模式的に示す構造断面図。
【図5】本発明の実施例1に係る半導体装置の図4に続く製造方法を工程順に模式的に示す構造断面図。
【図6】本発明の実施例2に係る半導体装置の構造を模式的に示す断面図。
【図7】本発明の実施例3に係る半導体装置の構造を模式的に示す断面図。
【図8】本発明の実施例4に係る半導体装置の構造を模式的に示す断面図。
【図9】本発明の実施例5に係る半導体装置の構造を模式的に示す断面図。
【符号の説明】
【0060】
1、2、3、4、5 半導体装置
11 半導体基板
13 素子分離領域
20 トランジスタ
21 拡散層
22 ゲート絶縁膜
23 ゲート電極
25 第1の層間絶縁膜
27 コンタクト反応防止膜
28 第1のコンタクトプラグ
29 第2のコンタクトプラグ
30 強誘電体キャパシタ
31 反応防止膜
32 下部電極
33 強誘電体膜
34 上部電極
35 上部膜
37 水素バリア膜
39 第2の層間絶縁膜
41 サイドウォール
41a サイドウォール絶縁膜
45 第3の層間絶縁膜
51、61 第3のコンタクトプラグ
53、63 第4のコンタクトプラグ
55 配線部
71、81 連接コンタクトプラグ
91 連接コンタクトプラグ配線部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
半導体基板と、
前記半導体基板にソース及びドレインとなる拡散層がそれぞれ形成されたトランジスタと、
下部電極、強誘電体膜、及び、上部電極を順に有し、前記下部電極が一方の前記拡散層に接続され、前記上部電極が配線部に接続された強誘電体キャパシタと、
前記強誘電体キャパシタの上面から下面に連なる側面に配設され、下端が前記下面より前記上面側に位置されたサイドウォールと、
前記サイドウォールに接触して、一端を他方の前記拡散層及び他端を前記配線部とそれぞれ接続されたコンタクトプラグと、
を備えていること特徴とする半導体装置。
【請求項2】
前記強誘電体キャパシタは、前記上部電極上に上部膜及び反応防止絶縁膜を有し、前記配線部は、前記反応防止絶縁膜と接触していること特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記配線部は、前記配線部をなす導電体を用いて、前記上部電極と継ぎ目なく接続されていること特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記コンタクトプラグは、前記一端から前記他端まで、同一種の導電体で継ぎ目なく形成されていること特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の半導体装置。
【請求項5】
半導体基板にそれぞれソース及びドレインとなる拡散層を有するトランジスタを形成し、前記トランジスタを覆うように第1の層間絶縁膜を形成し、前記拡散層とそれぞれ接続する第1及び第2のコンタクトプラグを形成し、前記第1の層間絶縁膜上に、強誘電体キャパシタを構成する材料膜を形成する工程と、
前記材料膜をエッチング分離して、前記第1のコンタクトプラグと接続された反応防止膜、下部電極、強誘電体膜、上部電極、及び、前記上部膜を、順に有する強誘電体キャパシタを形成する工程と、
前記エッチングにより形成された面及び前記上部膜上に反応防止絶縁膜を堆積する工程と、
前記反応防止絶縁膜上に第2の層間絶縁膜を堆積する工程と、
前記第2の層間絶縁膜をエッチングバックし、前記第2の層間絶縁膜の上面が前記強誘電体キャパシタの側面の最上端よりも下部にあり、且つ、前記強誘電体キャパシタの側面の最下端よりも上部にあるように、前記第2の層間絶縁膜が前記強誘電体キャパシタの側面に残される形状を形成する工程と、
前記強誘電体キャパシタ及び前記第2の層間絶縁膜の上にサイドウォール絶縁膜を堆積する工程と、
前記サイドウォール絶縁膜をエッチングバックして前記強誘電体キャパシタの側面にサイドウォールを形成する工程と、
前記反応防止絶縁膜、前記サイドウォール、及び前記第2の層間絶縁膜の上に、第3の層間絶縁膜を形成する工程と、
前記第2のコンタクトプラグと接続し、前記第3の層間絶縁膜を貫いて、前記サイドウォールと自己整合的に第3のコンタクトプラグを形成する工程と、
を備えていることを特徴とする半導体装置の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2008−205300(P2008−205300A)
【公開日】平成20年9月4日(2008.9.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−41221(P2007−41221)
【出願日】平成19年2月21日(2007.2.21)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】