説明

半導体記憶装置

【課題】極めて簡素な構成で製造工程及び製造コストの増加を招くことなく記憶ノードの容量を大幅に増加させ、更なる微細化の要請にも充分応えることを可能とする。
【解決手段】各インバータIV1,IV2の記憶ノードSN1,SN2と電気的に接続されるように、各記憶ノードSN1,SN2の上層部分にそれぞれ導電層CL1,CL2を配置する。当該上層部分やその隣接層部分にはVDD層及びVSS層が配置されており、導電層CL1,CL2とVDD層及びVSS層との間、及び導電層CL1,CL2同士で容量結合して寄生容量が生じる。この構成により、記憶ノードSN1,SN2の容量が増加することになる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体記憶装置に関し、具体的には、フリップフロップ回路を基本構成とする半導体メモリであるSRAM(Static Random Access Memory)を対象とする。
【背景技術】
【0002】
SRAMは、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)に比べてメモリセルを構成する素子数が多いため、DRAMに比べれば1つの半導体チップ内におけるメモリセルの集積度は低くなる。しかしながら、SRAMは所謂フリップフロップ回路を基本構成としているため、電源電圧を印加している限りは継続的に記憶情報が維持され、リフレッシュ動作は不要である。このため、システム構成の簡略化を図ることができるという大きな利点がある。
【0003】
【特許文献1】特開2004−241403号公報
【特許文献2】特開2005−191454号公報
【特許文献3】特開2006−140490号公報
【特許文献4】特開2006−245521号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
SRAMでは、近時におけるメモリセルの微細化に伴って記憶ノード(蓄積ノード)の容量が低下する。この容量低下に起因して、パッケージから放出されるα線や宇宙空間から飛来する中性子線等により発生した電子に起因して、記憶ノードで保持されているデータが反転されてしまうという、所謂ソフトエラーの問題が顕在化してくる。従って、このソフトエラーの低減を目的に様々な試みがなされている。
【0005】
例えば、特許文献1〜4には、記憶ノードに専用の容量形成工程により、SRAMの構成要素である上下電極間に容量を付与する構成が、それぞれ開示されている。
しかしながらこれらの場合、通常のSRAMの作製工程に加えて容量形成工程を要するために製造工程及び製造コストの増加を招く。また、記憶ノードに専用のキャパシタ構造を形成するため、装置構成の複雑化が不可避であり、SRAMに対する近時の更なる微細化の要請に応えることは困難である。
【0006】
本件は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、極めて簡素な構成で製造工程及び製造コストの増加を招くことなく記憶ノードの容量を大幅に増加させ、更なる微細化の要請にも充分応えることを可能とする信頼性の高い半導体記憶装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本件の半導体記憶装置は、第1の記憶ノードを有する第1のインバータと、前記第1のインバータの配線層とを含む。更に、前記第1の記憶ノードと電気的に接続された第1の導電層を有している。
【発明の効果】
【0008】
本件によれば、極めて簡素な構成で製造工程及び製造コストの増加を招くことなく記憶ノードの容量を大幅に増加させ、更なる微細化の要請にも充分応えることを可能とする信頼性の高い半導体記憶装置が実現する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
―本発明の基本骨子―
SRAMでは、複数のインバータと接続され、所定電圧を印加する配線層であるVDD層及びVSS層や、ワード線、ビット線等が多層に積層された構成を採る。
本発明では、上記のSRAMの構成を利用して、少なくとも1つの記憶ノードと電気的に接続されるように、記憶ノードの上層部分に導電層を配置する。当該上層部分やその隣接層部分にはVDD層及びVSS層が配置されており、導電層とVDD層及びVSS層との間、及び導電層同士で容量結合して寄生容量が生じる。この構成により、記憶ノードの寄生容量が増加することになる。
【0010】
上記の導電層は、メモリセルと共に形成されるロジック回路の配線層の一部と同一層に同一工程で形成することも可能である。
また、配線層と電気的に接続され、導電層に隣接するように配線接続層を配置しても良い。この場合、導電層は配線層と共に配線接続層とも容量結合し、記憶ノードの容量が更に増加することになる。
【0011】
このように本発明では、記憶ノードと電気的に接続される孤立パターンの導電層や、配線層と電気的に接続される配線接続層を、例えばロジック回路の配線層の一部を形成するプロセスを利用して形成するという極めて簡素な構成により、製造工程及び製造コストの増加を招くことなく記憶ノードの容量を大幅に増加させ、ソフトエラーの十分な低減が実現する。従って、SRAMの更なる微細化の要請にも充分応えることができる。
【0012】
―本発明を適用した具体的な実施形態―
以下、上述した本発明の基本骨子を踏まえて、本発明を適用した具体的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施形態によるSRAMのメモリセルの結線構成を示す回路図である。
【0013】
図1に示すように、本実施形態のSRAMメモリセル1は、一対のCMOSインバータIV1,IV2と、第1及び第2のアクセストランジスタ(トランスファトランジスタ)AT1,AT2とを備えており、CMOSインバータIV1,IV2の各端子に高電位VDDを供給するVDDノードVDDN及び低電位VSS(接地電位)を供給するVSSノードVSSNが設けられている。
【0014】
CMOSインバータIV1は、P型MOSトランジスタである第1の負荷トランジスタLT1と、N型MOSトランジスタである第1の駆動トランジスタDT1とがゲートを共通の第1のゲート配線GW1とされており、第1の記憶ノードSN1が設けられて構成されている。即ち、第1のゲート配線GW1は、第1の負荷トランジスタLT1のゲート端子LGT1と、第1の駆動トランジスタDT1のゲート端子DGT1とを接続している。
【0015】
同様に、CMOSインバータIV2は、P型MOSトランジスタである第2の負荷トランジスタLT2と、N型MOSトランジスタである第2の駆動トランジスタDT2とがゲートを共通の第2のゲート配線GW2とされており、第2の記憶ノードSN2が設けられて構成されている。即ち、第2のゲート配線GW2は、第2の負荷トランジスタLT2のゲート端子LGT2と、第2の駆動トランジスタDT2のゲート端子DGT2とを接続している。
【0016】
そして、第1の記憶ノードSN1と第2のゲート配線GW2とが第1のシェアードコンタクト(Shared Contact)プラグSCP1により接続されるとともに、第2の記憶ノードSN2と第1のゲート配線GW1とが第2のシェアードコンタクトプラグSCP2により接続されて、CMOSインバータIV1,IV2が結線される。このように交差結合されたCMOSインバータIV1,IV2により、第1及び第2の記憶ノードSN1,SN2の電位は、互いに相補なレベル、即ちVDDレベル(以下、「Hレベル」とも称する)又はVSSレベル(以下、「Lレベル」とも称する)の一方ずつに設定される。
【0017】
本実施形態では、図2〜図9を用いて後述するように、第1の記憶ノードSN1とのみ接続された孤立パターンである第1の導電層CL1と、第2の記憶ノードSN2とのみ接続された孤立パターンである第2の導電層CL2とがそれぞれ付加形成されている。第1の導電層CL1の付加により、第1の導電層CL1とVDDノードVDDNとの間、及び第1の導電層CL1とVSSノードVSSNとの間が容量結合し、それぞれ寄生容量CDD1,CSS1が生じている。同様に、第2の導電層CL2の付加により、第2の導電層CL2とVDDノードVDDNとの間、及び第2の導電層CL2とVSSノードVSSNとの間が容量結合し、それぞれ寄生容量CDD2,CSS2が生じている。更に、第1の導電層CL1と第2の導電層CL2との間でも容量結合し、寄生容量C12が生じている。本実施形態では、2つの孤立パターンを示したが、常に2つの孤立パターンを形成する必要はなく、片方の記憶ノードにのみ孤立パターンを形成してもよい。
【0018】
第1の記憶ノードSN1には、NMOSトランジスタである第1のアクセストランジスタAT1が接続され、第2の記憶ノードSN2には、NMOSトランジスタである第2のアクセストランジスタAT2が接続されている。第1のアクセストランジスタAT1の第1のゲート配線AG1と第1のワード線WL1とが、第2のアクセストランジスタAT2の第2のゲート配線AG2と第2のワード線WL2とがそれぞれ接続されている。第1及び第2のワード線WL1,WL2は接続して共通のワード線としても良い。また、第1のアクセストランジスタAT1の一端に第1のビット線BL1が、第2のアクセストランジスタAT2の一端に第2のビット線BL2がそれぞれ接続されている。
【0019】
上記のように構成されたSRAMメモリセルでは、第1及び第2のワード線WL1,WL2の活性化(Hレベル)期間において、相補的な第1及び第2のビット線BL1,BL2をそれぞれ介して、第1及び第2の記憶ノードSN1,SN2へのデータの書き込み又はデータの読み出しが実行される。第1及び第2のワード線WL1,WL2の非活性化(Lレベル)期間において、第1及び第2の記憶ノードSN1,SN2へ一旦書込まれたデータは、交差結合された2個のインバータIV1,IV2によって安定的に保持される。
【0020】
図1のSRAMメモリセル1は、例えば図2及び図3のような積層構成を採る。以下、SRAMメモリセル1の積層構成について、図2及び図3と共に図4〜図9の各平面図を用いて、製造プロセスに従って説明する。以下の説明では、1つのSRAMメモリセル1に着目して、その構成要素について述べる。従って、着目する1つのSRAMメモリセル1以外の構成要素については、図示はするが図面に符号等は付さない。
【0021】
また、図2が図4〜図9の破線I−I'に沿った断面を、図3が図4〜図9の破線II−II'に沿った断面をそれぞれ示す。ここで、シリコン基板と第1配線層との間、積層される各配線層間にはそれぞれ層間絶縁膜が存するが、図示の便宜上、これらを分けて描画せず、明細書内では単に「層間絶縁膜」として統一記載する。また、図7では第2配線層から上層のみを、図8では第3配線層から上層のみを、図9では第4配線層から上層のみをそれぞれ示す。
【0022】
初めに、図2、図3及び図4に示すように、各種のトランジスタ等を形成する。
詳細には、先ず、例えばシリコン基板10の素子分離領域に所定の素子分離法、例えばSTI(Shallow Trench Isolation)法により素子分離構造11を形成し、各活性領域、ここでは活性領域AR1〜AR6を画定する。
【0023】
次に、活性領域AR1〜AR6の表層に、リソグラフィープロセスによりP型不純物及びN型不純物がそれぞれ所定部位に分けてイオン注入する。P型(N型)不純物をイオン注入する際には、N型(P型)不純物の導入部分を覆うようにレジストマスクを形成してイオン注入する。これらのイオン注入により、シリコン基板10にP型ウェル領域20a,N型ウェル領域20bがそれぞれ形成される。
【0024】
次に、シリコン基板10上にゲート絶縁膜12を介して各種ゲート配線、ここではCMOSインバータIV1の第1のゲート配線GW1、CMOSインバータIV2の第2のゲート配線GW2、第1のアクセストランジスタAT1の第1のゲート配線AG1、第2のアクセストランジスタAT2の第2のゲート配線AG2をそれぞれ形成する。
次に、活性領域AR1〜AR6における各ゲート配線の両側にそれぞれP型不純物及びN型不純物を適宜イオン注入し、それぞれエクステンション領域13(便宜上、全てのトランジスタについて同符号を付す。)を形成する。
次に、各ゲート配線の両側面にサイドウォール絶縁膜16を形成した後、再びP型不純物及びN型不純物を適宜イオン注入し、エクステンション領域13と接合されたソース/ドレイン領域14(便宜上、全てのトランジスタについて同符号を付す。)を形成する。
その後、サリサイドプロセスを適宜行い、ゲート配線上及びソース/ドレイン領域上にシリサイド層15を形成する。
【0025】
以上により、各種トランジスタ、ここでは、第1の負荷トランジスタLT1及び第1の駆動トランジスタDT1からなるCMOSインバータIV1、第2の負荷トランジスタLT2及び第2の駆動トランジスタDT2からなるCMOSインバータIV2、第1のアクセストランジスタAT1、及び第2のアクセストランジスタAT2が形成される。
【0026】
続いて、図2、図3及び図5に示すように、各種のコンタクトプラグ及び第1配線層M1を形成する。
【0027】
詳細には、先ず、層間絶縁膜を形成し、導電プラグとして、例えばWプラグを形成する。
CMOSインバータIV1については、第1の駆動トランジスタDT1の各ソース/ドレイン領域14にコンタクトプラグCP1,CP2が、第1の負荷トランジスタLT1の一方のソース/ドレイン領域14にコンタクトプラグCP3が、他方のソース/ドレイン領域14に第1のシェアードコンタクトプラグSCP1が、第1のゲート配線GW1に第2のシェアードコンタクトプラグSCP2がそれぞれ形成される。
CMOSインバータIV2については、第2の駆動トランジスタDT2の各ソース/ドレイン領域14にコンタクトプラグCP4,CP5が、第2の負荷トランジスタLT2の一方のソース/ドレイン領域14にコンタクトプラグCP6が、他方のソース/ドレイン領域14に第2のシェアードコンタクトプラグSCP2が、第2のゲート配線GW2に第1のシェアードコンタクトプラグSCP1がそれぞれ形成される。
ここで、第1のシェアードコンタクトプラグSCP1は、第1の負荷トランジスタLT1のソース/ドレイン領域14と、第2のゲート配線GW2とを接続する。また、第2のシェアードコンタクトプラグSCP2は、第2の負荷トランジスタLT2のソース/ドレイン領域14と、第1のゲート配線GW1とを接続する。
【0028】
第1のアクセストランジスタAT1については、一方のソース/ドレイン領域14にコンタクトプラグCP2が、他方のソース/ドレイン領域14にコンタクトプラグCP7が、第1のゲート配線AG1にコンタクトプラグCP8がそれぞれ形成される。
第2のアクセストランジスタAT2については、一方のソース/ドレイン領域14にコンタクトプラグCP4が、他方のソース/ドレイン領域14にコンタクトプラグCP9が、第2のゲート配線AG2にコンタクトプラグCP10が、それぞれリソグラフィー及びドライエッチングからなる同一プロセスで形成される。
【0029】
次に、第1配線層M1を形成する。第1配線層M1を構成する各配線層は、いわゆるダマシン法、ここではシングルダマシン法により、銅又は銅合金を含有する導電材料を用いて形成される。シングルダマシン法は、配線のみ形成する手法である。ここでは銅又は銅合金を含有する導電材料をダマシン法を用いて形成する実施形態を示すが、Al層を堆積させた後にエッチングにより配線を形成してもよい。
【0030】
具体的には、コンタクトプラグCP1と接続される配線層M11、コンタクトプラグCP2及び第1のシェアードコンタクトプラグSCP1と接続される配線層である第1の記憶ノードSN1、コンタクトプラグCP3と接続される配線層M13、コンタクトプラグCP4及び第2のシェアードコンタクトプラグSCP2と接続される配線層である第2の記憶ノードSN2、コンタクトプラグCP5と接続される配線層M15、コンタクトプラグCP6と接続される配線層M16、コンタクトプラグCP7と接続される配線層M17、コンタクトプラグCP8と接続される配線層M18、コンタクトプラグCP9と接続される配線層M19、コンタクトプラグCP10と接続される配線層M10が、それぞれシングルダマシン法による同一プロセスで形成される。
【0031】
続いて、図2、図3及び図6に示すように、第2配線層M2を形成する。
第2配線層M2を構成する各配線層は、ダマシン法、ここではデュアルダマシン法により、銅又は銅合金を含有する導電材料を用いて形成される。デュアルダマシン法は、配線部及びこれと接続されるビア部を同一プロセスで形成する手法である。本発明はダマシン法に限定されるものではなく、エッチングを用いて配線を形成してもよい。
【0032】
詳細には、配線層M11と接続される配線層M21、第1の記憶ノードSN1とのみビア部で接続される孤立パターンM22、配線層M13及び配線層M16とそれぞれビア部で接続され、VDDノードVDDNを構成する帯状の配線層M23、第2の記憶ノードSN2とのみビア部で接続される孤立パターンM24、配線層M15とビア部で接続される配線層M25、配線層M17とビア部で接続される配線層M27、配線層M18とビア部で接続される配線層M28、配線層M19とビア部で接続される配線層M29、配線層M10とビア部で接続される配線層M20が、それぞれ同一層に形成される。
【0033】
第2配線層M2では、孤立パターンM22と、VSSノードの一部となる配線層M21との間、及びVDDノードを構成する配線層M23との間で層間絶縁膜を介してそれぞれ容量結合し、寄生容量が生じている。
同様に、孤立パターンM24と、VSSノードの一部となる配線層M25との間、及びVDDノードを構成する配線層M23との間で層間絶縁膜を介してそれぞれ容量結合し、寄生容量が増加する。
【0034】
ここで、第2配線層M2において、孤立パターンM22とビット線の一部となる配線層M27との距離aは、孤立パターンM22とVSSノードの一部となる配線層M21との距離b及び孤立パターンM22とVDDノードを構成する配線層M23との距離cよりも大きくなるようにレイアウトが構成されている。
同様に、孤立パターンM24とビット線の一部となる配線層M29との距離aは、孤立パターンM24とVSSノードの一部となる配線層M25との距離b及び孤立パターンM22とVDDノードを構成する配線層M23との距離cよりも大きくなるようにレイアウトが構成されている。
このように、ビット線の一部となる配線層M27,M29から孤立パターンM22,M24を可及的に離間させることにより、ビット線の寄生容量を低減させることができる。
【0035】
続いて、図2、図3及び図7に示すように、第3配線層M3を形成する。
第3配線層M3を構成する各配線層は、ダマシン法などにより、銅、銅合金又はAlを含有する導電材料を用いて形成される。
【0036】
詳細には、配線層M21とビア部で接続される配線層M31、孤立パターンM22とのみビア部で接続される孤立パターンM32、孤立パターンM24とのみビア部で接続される孤立パターンM34、配線層M25とビア部で接続される配線層M35、配線層M27とビア部で接続される配線層M37、配線層M28とビア部で接続される配線層M38、配線層M29とビア部で接続される配線層M39、配線層M20とビア部で接続される配線層M30が、それぞれ同一層に形成される。これらは例えば同一のダマシンプロセスで形成することができる。
【0037】
本実施形態では、孤立パターンM22,M32から第1の記憶ノードSN1とのみ接続された孤立形状の第1の導電層CL1が、孤立パターンM24,M34から第2の記憶ノードSN2とのみ接続された孤立形状の第2の導電層CL2がそれぞれ構成される。
ここで、配線層M31,M35は、孤立パターンM22,M24と可及的に接近するように、ここでは延在部分を有する形状とされた配線接続層である。
【0038】
第3配線層M3では、孤立パターンM32と、VSSノードの一部となる配線層M31との間、及びVSSノードの一部となる配線層M35との間で層間絶縁膜を介してそれぞれ容量結合し、寄生容量が生じている。
同様に、孤立パターンM34と、VSSノードの一部となる配線層M31との間、及びVSSノードの一部となる配線層M35との間で層間絶縁膜を介してそれぞれ容量結合し、寄生容量が生じている。
更に、孤立パターンM32と孤立パターンM34との間でも層間絶縁膜を介して容量結合し、寄生容量が増加する。
【0039】
ここで、第3配線層M3において、ビット線の一部となる配線層M37とVSSノードの一部となる配線層M35との距離aは、孤立パターンM32とVSSノードの一部となる配線層M31,M35との距離b及び孤立パターンM32と孤立パターンM34との距離cよりも大きくなるようにレイアウトが構成されている。
同様に、ビット線の一部となる配線層M39とVSSノードの一部となる配線層M31との距離aは、孤立パターンM34とVSSノードの一部となる配線層M31,M35との距離b及び孤立パターンM34と孤立パターンM32との距離cよりも大きくなるようにレイアウトが構成されている。
このように、ビット線の一部となる配線層M37,M39から孤立パターンM32,M34を可及的に離間させることにより、ビット線の寄生容量を低減させることができる。
【0040】
続いて、図2、図3及び図8に示すように、第4配線層M4を形成する。
第4配線層M4を構成する各配線層は、により、銅、銅合金又はAlを含有する導電材料を用いて形成される。
【0041】
詳細には、配線層M31及び配線層M37上を層間絶縁膜を介して延在し、配線層M37とビア部で接続されて第1のビット線BL1を構成する帯状の配線層M41、配線層M31,M35の一部及び孤立パターンM32,M34の一部を覆い、配線層M31,M35とそれぞれビア部で接続され、VSSノードVSSNを構成する帯状の配線層M42、配線層M38とビア部で接続される配線層M43、配線層M39上を層間絶縁膜を介して延在し、配線層M39とビア部で接続されて第2のビット線BL2を構成する帯状の配線層M44、配線層M30とビア部で接続される配線層M45が、それぞれ同一層に形成される。
【0042】
第4配線層M4では、第3配線層M3の孤立パターンM32と配線層M42との間で、平面視で重畳する部分において層間絶縁膜を介して容量結合し、寄生容量が生じている。
同様に、第3配線層M3の孤立パターンM34と配線層M42との間で、平面視で重畳する部分において層間絶縁膜を介して容量結合し、寄生容量が生じている。
【0043】
以上のように、本実施形態では、第1の記憶ノードSN1が、これと接続された孤立パターンM22,M32からなる第1の導電層CL1により、層間絶縁膜を介してVDDノードVDDN及びVSSノードVSSNと容量結合し、それぞれ寄生容量CDD1,CSS1が生じている。
同様に、第2の記憶ノードSN2が、これと接続された孤立パターンM24,M34からなる第2の導電層CL2により、層間絶縁膜を介してVDDノードVDDN及びVSSノードVSSNと容量結合し、それぞれ寄生容量CDD2,CSS2が生じている。
【0044】
続いて、図2、図3及び図9に示すように、第5配線層M5を形成する。
第5配線層M5を構成する各配線層は、により、銅、銅合金又はAlを含有する導電材料を用いて形成される。
【0045】
詳細には、第1及び第2のビット線を構成する配線層M41,M44と直交するように第4配線層M4と層間絶縁膜を介して延在し、例えば配線層M43,M45とそれぞれビア部で接続されてワード線WL(WL1,WL2が共通とされる。)を構成する帯状の配線層51が形成される。
ここで、第1及び第2の導電層CL1,CL2と配線層51との間に配線層M42を介在させることにより、ワード線の電位変化による第1及び第2の記憶ノードSN1,SN2への影響が遮断される。これにより、第1及び第2の記憶ノードSN1,SN2の安定した容量結合が得られる。
【0046】
しかる後、ダマシン法による第6配線層M6及び第7配線層M7の形成、及びアルミニウムを含有する導電材料を用いた第8配線層M8のAl配線の形成、及び保護膜の形成等の諸工程を経て、本実施形態によるSRAMメモリセルを完成させる。ここで、第7配線層M7及び第8配線層M8は、電源線又は配線間容量を用いたキャパシタとして使用される。
【0047】
ここで、本実施形態では、シリコン基板にSRAMメモリセルと共にMOSトランジスタやCMOSインバータ等を備えたロジック回路を搭載する。
この場合、ロジック回路の形成プロセスを利用して、第1及び第2の導電層CL1,CL2等を含むSRAMメモリセルをSRAMメモリセルと共に、各々同一工程で形成することができる。
【0048】
図10は、本実施形態によるSRAMメモリセルと共にロジック回路が搭載されてなる半導体チップの概略構成を示す断面図である。図11では、左図がロジック回路部2の概略断面、右図がSRAMメモリセル1の概略断面(図2と同一図)を示している。
ロジック回路部2では、SRAMメモリセルの各種トランジスタと同様のMOSトランジスタ101,102等を備えており、SRAMメモリセルのコンタクトプラグCP1〜CP10及びシェアードコンタクトプラグSCP1,SCP2と同一工程において、コンタクトプラグ103が形成される。
【0049】
そして、SRAMメモリセル1の第1配線層M1〜第8配線層M8の各配線層等とそれぞれ同一工程により、ロジック回路部2の第1配線層M1〜第8配線層M8が形成される。
【0050】
以上説明したように、各CMOSインバータIV1,IV2の第1及び第2の記憶ノードSN1,SN2と電気的に接続されるように、各記憶ノードの上層部分にそれぞれ第1及び第2の導電層CL1,CL2を配置する。当該上層部分やその隣接層部分には、VDDノードVDDNやVSSノードVSSNが配置されており、第1及び第2の導電層CL1,CL2とVDDノードVDDN及びVSSノードVSSN層との間、及び第1及び第2の導電層CL1,CL2同士で容量結合して寄生容量が生じる。この構成により、第1及び第2の記憶ノードSN1,SN2の容量が増加することになる。
【0051】
第1及び第2の導電層CL1,CL2は、同一のシリコン基板10において、SRAMメモリセルと共に形成されるロジック回路部2の配線層の一部と同一層に同一工程で形成することができる。
また、配線層M42と電気的に接続され、孤立パターンM32,M34に隣接するように配線接続層として配線層M31,M35の一部を配置する。この構成により、孤立パターンM32,M34は配線層M42と共に配線層M31,M35とも容量結合し、第1及び第2の記憶ノードSN1,SN2が更に増加することになる。
【0052】
このように本実施形態では、第1及び第2の記憶ノードSN1,SN2と電気的に接続される第1及び第2の導電層CL1,CL2や、配線層M42と接続される配線層M31,M35を、例えばロジック回路の配線層の一部を形成するプロセスを利用して形成するという極めて簡素な構成により、製造工程及び製造コストの増加を招くことなく第1及び第2の記憶ノードSN1,SN2の容量を大幅に増加させ、ソフトエラーの十分な低減が実現する。従って、SRAMの更なる微細化の要請にも充分応えることができる。
【0053】
以下、本発明の諸態様を付記としてまとめて記載する。
【0054】
(付記1)第1のn型トランジスタと、
第1のp型トランジスタと、
前記第1のn型トランジスタの第1のドレインと前記第1のp型トランジスタの第2のドレインとを接続する第1の接続部を有する第1の配線層と、
前記第1の接続部と電気的に接続された第1の導電部を有する第2の配線層と
を含むことを特徴とする半導体記憶装置。
【0055】
(付記2)前記第2の配線層は、前記第1の導電部と電気的に分離された第1の配線を更に含むことを特徴とする付記1に記載の半導体記憶装置。
【0056】
(付記3)前記第2の配線層は、前記第1の配線層の上層であることを特徴とする付記1又は2に記載の半導体記憶装置。
【0057】
(付記4)前記第1の配線は、電源線であることを特徴とする付記1〜3のいずれか1項に記載の半導体記憶装置。
【0058】
(付記5)前記第2の配線層は、前記第1の配線と電気的に接続された第2の配線を更に含み、
前記第1の導電部と前記第2の配線との距離は、前記第1の導電部と前記第1の配線との距離よりも小さいことを特徴とする付記1〜4のいずれか1項に記載の半導体記憶装置。
【0059】
(付記6)第1のビット線を更に含み、前記第1の導電部と前記第1の配線との距離よりも、前記第1の導電部と前記第1のビット線との距離が大きいことを特徴とする付記1〜5のいずれか1項に記載の半導体記憶装置。
【0060】
(付記7)前記第1の配線は、銅を含む配線であることを特徴とする付記1〜6のいずれか1項に記載の半導体記憶装置。
【0061】
(付記8)第2のn型トランジスタと、
第2のp型トランジスタと、
前記第1の配線層に形成され、前記第2のn型トランジスタの第3のドレインと前記第2のp型トランジスタの第4のドレインとを接続する第2の接続部と、
前記第2の配線層に形成され、前記第2の接続部と電気的に接続された第2の導電部と
を更に含むことを特徴とする付記1〜7のいずれか1項に記載の半導体記憶装置。
【0062】
(付記9)第2のビット線を更に含み、
前記第2の導電部と前記第1の配線部との距離よりも、前記第2の導電部と前記第2のビット線との距離が大きいことを特徴とする付記6〜8のいずれか1項に記載の半導体記憶装置。
【0063】
(付記10)前記第2の導電部は、前記第2の接続部より上層に形成されることを特徴とする付記8又は9に記載の半導体記憶装置。
【0064】
(付記11)前記第1の導電部と前記第2の導電部とが隣接して配置されることを特徴とする付記8〜10のいずれか1項に記載の半導体記憶装置。
【0065】
(付記12)ロジック回路を更に含み、
前記第1の導電部が前記ロジック回路の第3の配線の同一層に形成されていることを特徴とする付記1〜7のいずれか1項に記載の半導体記憶装置。
【0066】
(付記13)ロジック回路を更に含み、
前記第1の導電部及び前記第2の導電部が前記ロジック回路の第3の配線と同一層に形成されていることを特徴とする付記8〜11のいずれか1項に記載の半導体記憶装置。
【0067】
(付記14)前記半導体記憶装置はSRAMであることを特徴とする付記1〜13のいずれか1項に記載の半導体記憶装置。
【0068】
(付記15)半導体基板上に第1のn型トランジスタ及び第1のp型トランジスタを形成する工程と、
前記第1のn型トランジスタの第1のドレインと、第1のp型トランジスタの第2のドレインとを接続する接続部を形成する工程と、
前記接続部上に第1の絶縁膜を形成する工程と、
前記第1の絶縁膜内に導電プラグを形成する工程と、
前記第1の絶縁膜上に前記導電プラグに接する第1の導電部と、前記第1の導電部と電気的に分離された第1の配線とを形成する工程と
を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
【0069】
(付記16)前記第1の導電部及び第1の配線を形成する工程は、
前記第1の絶縁膜上に第2の絶縁膜を形成する工程と、
前記第2の絶縁膜に第1の開口と第2の開口とを形成する工程と、
前記第1の開口と前記第2の開口とに導電部材を埋め込み、前記第1の開口内に前記第1の導電部を形成し、前記第2の開口内に前記第1の配線を形成する工程とを有することを特徴とする付記15に記載の半導体装置の製造方法。
【0070】
(付記17)第1のインバータと第2のインバータとを有するSRAMの製造方法において、
前記第1のインバータの第1の入力部と、前記第2のインバータの第1の出力部とを接続する第1の接続部を形成する工程と、
前記第1の接続部上に第1の絶縁膜を形成する工程と、
前記第1の絶縁膜に、前記第1の接続部に達する第1の開口と、前記第1の開口とは分離した第2の開口とを形成する工程と、
前記第1の開口と前記第2の開口とに導電部材を埋め込み、前記第1の開口内に前記第1の接続部に電気的に接続される第1の導電部を形成するとともに、前記第2の開口内に前記第1の導電部と容量結合する第1の配線を形成する工程と
を含むことを特徴とするSRAMの製造方法。
【0071】
(付記18)前記第1の接続部を形成する工程において、
前記第2のインバータの第2の入力部と、前記第1インバータの第2の出力部とを接続する第2の接続部を更に形成することを特徴とする付記17に記載のSRAMの製造方法。
【0072】
(付記19)前記第1の開口を形成する工程において、前記第1の絶縁膜に、前記第2の接続部に達し、前記第1の開口及び前記第2の開口とは分離した第3の開口を更に形成し、
前記第1の導電部を形成する工程において、前記第3の開口内に前記導電部材を埋め込み、前記第2の接続部に電気的に接続される第2の導電部を更に形成することを特徴とする付記18に記載のSRAMの製造方法。
【図面の簡単な説明】
【0073】
【図1】本実施形態によるSRAMメモリセルの結線構成を示す回路図である。
【図2】本実施形態によるSRAMメモリセルの概略構成を示す断面図である。
【図3】本実施形態によるSRAMメモリセルの概略構成を示す断面図である。
【図4】本実施形態によるSRAMメモリセルの製造工程を示す平面図である。
【図5】図4に引き続き、本実施形態によるSRAMメモリセルの製造工程を示す平面図である。
【図6】図5に引き続き、本実施形態によるSRAMメモリセルの製造工程を示す平面図である。
【図7】図6に引き続き、本実施形態によるSRAMメモリセルの製造工程を示す平面図である。
【図8】図7に引き続き、本実施形態によるSRAMメモリセルの製造工程を示す平面図である。
【図9】図8に引き続き、本実施形態によるSRAMメモリセルの製造工程を示す平面図である。
【図10】本実施形態によるSRAMメモリセルと共にロジック回路が搭載されてなる半導体チップの概略構成を示す断面図である。
【符号の説明】
【0074】
1 SRAMメモリセル
2 ロジック回路部
10 シリコン基板
11 素子分離構造
12 ゲート絶縁膜
13 エクステンション領域
14 ソース/ドレイン領域
15 シリサイド層
16 サイドウォール絶縁膜
20a,20b ウェル領域
IV1,IV2 CMOSインバータ
AT1,AT2 アクセストランジスタ
DDN VDDノード
SSN VSSノード
LT1,LT2 負荷トランジスタ
DT1,DT2 駆動トランジスタ
SN1,SN2 記憶ノード
GW1,GW2 ゲート配線
LGT1,DGT1,LGT2,DGT2 ゲート端子
SCP1,SCP2 シェアードコンタクトプラグ
CL1,CL2 導電層
WL1,WL2 ワード線
BL1,BL2 ビット線
CP1〜CP10,103 コンタクトプラグ
M22,M24,M32,M34 孤立パターン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のn型トランジスタと、
第1のp型トランジスタと、
前記第1のn型トランジスタの第1のドレインと前記第1のp型トランジスタの第2のドレインとを接続する第1の接続部を有する第1の配線層と、
前記第1の接続部と電気的に接続された第1の導電部を有する第2の配線層と
を含むことを特徴とする半導体記憶装置。
【請求項2】
前記第2の配線層は、前記第1の導電部と電気的に分離された第1の配線を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
【請求項3】
前記第2の配線層は、前記第1の配線層の上層であることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体記憶装置。
【請求項4】
前記第1の配線は、電源線であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体記憶装置。
【請求項5】
第1のビット線を更に含み、前記第1の導電部と前記第1の配線との距離よりも、前記第1の導電部と前記第1のビット線との距離が大きいことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の半導体記憶装置。
【請求項6】
半導体基板上に第1のn型トランジスタ及び第1のp型トランジスタを形成する工程と、
前記第1のn型トランジスタの第1のドレインと、第1のp型トランジスタの第2のドレインとを接続する接続部を形成する工程と、
前記接続部上に第1の絶縁膜を形成する工程と、
前記第1の絶縁膜内に導電プラグを形成する工程と、
前記第1の絶縁膜上に前記導電プラグに接する第1の導電部と、前記第1の導電部と電気的に分離された第1の配線とを形成する工程と
を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
【請求項7】
前記第1の導電部及び第1の配線を形成する工程は、
前記第1の絶縁膜上に第2の絶縁膜を形成する工程と、
前記第2の絶縁膜に第1の開口と第2の開口とを形成する工程と、
前記第1の開口と前記第2の開口とに導電部材を埋め込み、前記第1の開口内に前記第1の導電部を形成し、前記第2の開口内に前記第1の配線を形成する工程とを有することを特徴とする請求項6に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項8】
第1のインバータと第2のインバータとを有するSRAMの製造方法において、
前記第1のインバータの第1の入力部と、前記第2のインバータの第1の出力部とを接続する第1の接続部を形成する工程と、
前記第1の接続部上に第1の絶縁膜を形成する工程と、
前記第1の絶縁膜に、前記第1の接続部に達する第1の開口と、前記第1の開口とは分離した第2の開口とを形成する工程と、
前記第1の開口と前記第2の開口とに導電部材を埋め込み、前記第1の開口内に前記第1の接続部に電気的に接続される第1の導電部を形成するとともに、前記第2の開口内に前記第1の導電部と容量結合する第1の配線を形成する工程と
を含むことを特徴とするSRAMの製造方法。
【請求項9】
前記第1の接続部を形成する工程において、
前記第2のインバータの第2の入力部と、前記第1インバータの第2の出力部とを接続する第2の接続部を更に形成することを特徴とする請求項8に記載のSRAMの製造方法。
【請求項10】
前記第1の開口を形成する工程において、前記第1の絶縁膜に、前記第2の接続部に達し、前記第1の開口及び前記第2の開口とは分離した第3の開口を更に形成し、
前記第1の導電部を形成する工程において、前記第3の開口内に前記導電部材を埋め込み、前記第2の接続部に電気的に接続される第2の導電部を更に形成することを特徴とする請求項9に記載のSRAMの製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2009−147174(P2009−147174A)
【公開日】平成21年7月2日(2009.7.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−323921(P2007−323921)
【出願日】平成19年12月14日(2007.12.14)
【出願人】(308014341)富士通マイクロエレクトロニクス株式会社 (2,507)
【Fターム(参考)】