説明

反射モードのX線回折を用いた限界寸法の測定

【課題】表面から散乱したX線の検出に基づいて、試料の表面上における周期構造の寸法を測定するための、改善された方法および装置を提供する。
【解決手段】試料をX線解析する方法は、試料の表面上の周期構造の領域に衝突するようにX線ビームを方向付け、方位角の関数として散乱X線の回折スペクトルを検出するように反射モードで表面から散乱したX線を受け取ることを含む。回折スペクトルは、構造の寸法を決定するために解析される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に、半導体製造およびプロセス制御に関し、特に半導体デバイス構造の限界寸法(critical dimensions)の測定に関する。
【背景技術】
【0002】
マイクロ電子デバイスを半導体ウエハ上に作成する場合、デバイスの限界寸法を指定の許容誤差内に維持することが重要である。限界寸法は、この文脈では、ウエハ上に蒸着される導電体などの構造の幅、および隣接する構造間の間隔を指す。指定の寸法からの偏差は、性能および収率の低下につながる。したがって、偏差が生じるとすぐにそれを検出し、修正措置をとり、また製造過程にある高価なウエハの損失を回避するために、製造プロセスは注意深くモニタし、制御しなければならない。例えば、ウエハ上に蒸着され、エッチングされたフォトレジストの限界寸法が、規格の範囲外にあることがわかると、それを除去し、再塗布することができる。
【0003】
限界寸法を測定する多様なシステムおよび方法が、当該技術分野で既知である。現在、ほとんどのマイクロ電子機器の製造設備は、光計測を用いて限界寸法をモニタしている。しかしながら、半導体デバイスの設計基準が0.25μm以下とさらに高密度になるにしたがって、従来の光計測システムで正確な結果を提供することが不可能になる。電子ビーム(e−ビーム)計測が代替手段として提案されてきたが、e−ビームシステムもやはり性能が限定される。
【0004】
限界寸法のX線測定が、米国特許第6,556,652号に記載されており、その開示を参考として本明細書に組み込む。この特許に記載された方法によれば、基板の表面にX線ビームが照射される。次いで、表面上に形成された構造によって表面から散乱したX線のパターンを検出し、解析して、表面に平行な方向で構造の寸法が測定される。
【0005】
X線を用いたCD(限界寸法)測定におけるさらなる研究は、ジョーンズらの「100nm未満のパターン特性決定のための小角X線散乱」(Applied Physics Letters、83:19、2003年、4059〜4061ページ)に記載されており、これを参考として本明細書に組み込む。著者らは、シンクロトロンX線源による透過モードでの小角X線散乱(SAXS)を使用して、基板上に形成された一連の高分子フォトレジスト回折格子の特性決定を行っている。X線ビームは回折格子および基板を通過し、SAXSパターンは、二次元CCD検出器を用いて測定される。フォトレジスト回折格子は、検出器上のSAXSパターンに一次元の一連の回折スポットを生成する。散乱ベクトルqの関数としてのSAXS強度を解析して、回折格子間隔および側壁角度が決定される。(X線散乱の技術の慣例によれば、q=4πsinθ/λであり、この場合、2θは入射ビームに対する散乱角、λはX線の波長である。)
【特許文献1】米国特許第6,556,652号
【特許文献2】米国特許第6,381,303号
【特許文献3】米国特許第5,619,548号
【特許文献4】米国特許第6,512,814号
【特許文献5】米国特許第6,639,968号
【特許文献6】米国特許公開公報US2001/0043668 A1
【非特許文献1】ジョーンズら著「100nm未満のパターン特性決定のための小角X線散乱」(Applied Physics Letters、83:19、2003年、4059〜4061ページ)
【非特許文献2】フーら著「ナノメートルスケールのライングレーティングの側壁角度および断面のための小角X線散乱計測」(Journal of Applied Physics、96:4、2004年、1983〜1987ページ)
【非特許文献3】ウーら著「ナノスケールのリソグラフィ形状の小角中性子散乱測定」(Journal of Applied Physics、88:12、2000年、7298〜7303ページ)
【非特許文献4】ウィーナーら著 論文「斜出射蛍光X線分光分析による窒化チタン層の特性決定」(Applied Surface Science 125、1998年、129ページ)
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の実施形態は、表面から散乱したX線の検出に基づいて、試料の表面上における周期構造の寸法を測定するための、改善された方法および装置を提供する。標準的には、散乱の測定は反射モードで行われる。X線ビームは、周期構造の領域に衝突するように方向付けられ、表面から散乱したX線は、方位角の関数として検出される。散乱X線は、標準的には回折パターンを示し、これが、周期構造の寸法に関する情報を抽出するために解析される。
【0007】
本発明の実施形態のいくつかでは、試料は半導体ウエハを含み、また、周期構造は、当該技術分野で既知のように、リソグラフィプロセスによってウエハ上に形成された1組の線を含む。回折パターンは、ウエハ上の線の限界寸法および形状を決定するために解析される。これらの実施形態にしたがって、反射モード測定により、ジョーンズらによる前述の論文に記載された従来の透過モード測定よりも、高い信号強度およびより小型の測定形状が得られる。
【0008】
本発明のいくつかの実施形態では、X線回折測定は、周期構造の側壁上における薄膜コーティングの特性を測定するために使用される。(この文脈における「側壁」は、試料表面の平面に垂直であるか、または少なくとも平行ではない構造の部分を指す。)半導体デバイス製造では、例えば、薄膜コーティングは一般に、溝または穴の周期構造の上に蒸着されるが、側壁上のコーティングの厚さは、精密に制御するのが困難であり、また測定が困難である。これらの実施形態では、特に側壁厚さおよび/または他の側壁特性を測定するために、方位角方向のX線散乱パターンが解析される。以下にさらに記載されるように、反射モードで散乱パターンを測定することが、一般にはより便利であるが、これらの実施形態の原理は、代替方法として透過モードで実施されてもよい。
【0009】
故に、本発明の一実施形態にしたがって、
X線ビームを試料表面上の周期構造の領域に衝突するように方向付け、
方位角の関数として散乱X線の回折スペクトルを検出するために、反射モードで表面から散乱したX線を受け取り、
構造の寸法を決定するために回折スペクトルを解析することを包含する、試料をX線解析するための方法が提供される。
【0010】
標準的には、ビームを方向付けることは、表面に衝突するX線ビームを平行にすることを包含する。
【0011】
開示される実施形態では、ビームを方向付けることが、ある仰角(a grazing angle)で表面に衝突するようにビームを方向付けることを包含し、X線を受け取ることが、表面の領域からのすべての外部反射に関連した散乱X線のばらつきを検出することを包含する。これらの実施形態のいくつかでは、周期構造は、第2の臨界角を有する基板上に形成された第1の臨界角を有する層を包含し、ビームを方向付けることは、第1および第2の臨界角の間の角度でビームを方向付けることを包含する。一実施形態では、層が有機材料を包含し、基板が、金属、半導体および誘電材料の少なくとも1つを包含する。
【0012】
いくつかの実施形態では、構造が平行な線状要素のパターンを包含し、スペクトルを解析することが、平行な線の間の間隔を決定するために、スペクトルのサイドローブ間の分離を測定することを包含する。
【0013】
さらなる実施形態では、構造が、薄膜で覆われた側壁を包含し、スペクトルを解析することが、側壁上の薄膜の厚さを測定することを包含する。
【0014】
開示される一実施形態では、試料が半導体ウエハを包含し、周期構造が、表面上に蒸着されたフォトレジストを包含する。
【0015】
本発明の一実施形態にしたがって、さらに、
試料の平面に垂直な、薄膜がその上にある側壁を有する構造を包含する、平面の試料の領域に衝突するようにX線ビームを方向付け、
構造によって試料から散乱したX線のスペクトルを検出し、
側壁上の薄膜の特性を測定するためにスペクトルを解析することを包含する、試料をX線解析するための方法が提供される。
【0016】
いくつかの実施形態では、構造が周期パターンを包含し、スペクトルを解析することが、周期パターンによる回折スペクトルを解析することを包含する。標準的には、回折スペクトルが、複数のサイドローブを包含し、回折スペクトルを解析することが、角度の関数としてのサイドローブの変調を観察することを包含する。一実施形態では、変調を観察することが、サイドローブの角度間隔に対応して薄膜の厚さを決定することを包含する。
【0017】
開示される一実施形態では、試料が半導体ウエハを包含し、薄膜がバリア層を包含する。
【0018】
本発明の一実施形態にしたがって、さらに、表面上に周期構造を有する試料をX線解析するための装置が提供され、装置は、
周期構造を含む表面の領域に衝突するようにX線ビームを方向付けるように構成されたX線源と、
方位角の関数として散乱X線の回折スペクトルを検出するために、反射モードで表面から散乱したX線を受け取るように構成された検出器と、
構造の寸法を決定するために、回折スペクトルを解析するように構成された信号プロセッサとを包含する。
【0019】
本発明の一実施形態にしたがって、さらに、試料平面に垂直な、薄膜がその上にある側壁を有する構造を包含する、平面の試料をX線解析するための装置がさらに提供され、装置は、
構造を含む試料の領域に衝突するようにX線ビームを方向付けるように構成されたX線源と、
構造によって試料から散乱したX線のスペクトルを検出するように構成された検出器と、
側壁上の薄膜の特性を測定するために、スペクトルを解析するように構成された信号プロセッサと包含する。
本発明の一実施形態にしたがって、さらに:
半導体ウエハの表面上に周期構造を形成するように構成された形成加工ステーションと、
検査ステーションであって、
周期構造を含む表面の領域に衝突するようにX線ビームを方向付けるように構成されたX線源と、
方位角の関数として散乱X線の回折スペクトルを検出するために、反射モードで表面から散乱したX線を受け取るように構成された検出器と、
構造の寸法を決定するために、回折スペクトルを解析するように構成された信号プロセッサを包含する検査ステーション、とを包含するマイクロ電子デバイスを作成するためのクラスタツールが提供される。
本発明の一実施形態にしたがって、さらに、
半導体ウエハを受け取るように構成された作成チャンバと、
チャンバ内で半導体ウエハの表面に周期構造を形成するように構成された形成加工デバイスと、
周期構造を含む表面の領域に衝突するように、作成チャンバ内の半導体ウエハに向けてX線ビームを方向付けるように構成されたX線源と、
方位角の関数として散乱X線の回折スペクトルを検出するために、反射モードで表面から散乱したX線を受け取るように構成された検出器と、
構造の寸法を決定するために、回折スペクトルを解析するように構成された信号プロセッサとを包含する、マイクロ電子デバイスを作成するための装置が提供される。
本発明は、本発明の実施形態の以下の詳細な説明を図面と併せ読むことで、より完全に理解されるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
図1は、本発明の一実施形態にしたがった、半導体ウエハ22上の限界寸法を測定するためのシステム20の概略図である。X線源26は、平行光学系30によって平行にされ、ウエハ22上の対象領域28上に方向付けられ、X線ビームを発光する。ウエハは、標準的には、ウエハ表面上の異なるポイントに対して対象領域28を走査できるようにウエハを移動させる、可動ステージ24上に載置される。以下に記載される実施形態は特にウエハ22に関連しているが、本発明の原理は、他のパターニングされた試料に同様に適用されてもよい。
【0021】
X線源26は、標準的には、単色化光学系(図示せず)を備えたX線管を備える。例えば、X線管は、オクスフォード・インストゥルメンツ社(カリフォルニア州スコッツバレー)製のXTF 5011チューブであってもよい。システム20で使用されてもよい多数の異なるタイプの単色化光学系が、米国特許第6,381,303号に記載されており、その開示を参考として本明細書に組み込む。例えば、光学系は、XOS社(ニューヨーク州アルバニー)製の二重湾曲集光結晶光学部品などの、湾曲結晶モノクロメータを含んでもよい。他の好適な光学系は、米国特許第5,619,548号に記載されており、その開示を参考として本明細書に組み込む。
【0022】
平行光学系30は、一般に、当該技術分野で既知のあらゆる好適なX線コリメート手段を含んでもよい。本実施例では、光学系30は、調節可能なナイフエッジ32およびシャッター34を含み、これらは、X線ビームの垂直(Z方向)角度および範囲を制御する。幅も可変であってよいスリット36は、ビームの水平(X方向)角度および範囲を制御する。便宜上、図1に示されるように、Y方向は、X−Y面上(すなわち、ウエハ22の表面上)に対する入射ビームの軸の投影として解釈される。別の方法としてまたはそれに加えて、平行光学系30は、例えば、1以上のピンホールまたは好適な反射素子を含んでもよい。
【0023】
ウエハ22から散乱した放射は、X線検出器38によって集光される。システム20は反射モードで作動し、すなわち検出器38は、試料平面のX線源26と同じ側に配置される。(対照的に、ジョーンズらによる前述の論文に記載された透過モードでは、X線源と検出器が試料の対向する面にあるので、散乱X線は試料の全幅を通過した後に検出される。)標準的には、検出器38は、CCDアレイなどのX線検出素子のアレイ40を含む。あるいは、当該技術分野で既知のように、他のタイプのX線検出器がこの文脈で使用されてもよい。アレイ検出器は、方位角のある範囲全体にわたって、散乱放射線を同時に受け取り測定できる点で有利である。(本特許出願の文脈および請求項において、用語「方位角」および「方位角の」は、Z軸周りの角度、すなわちウエハ22のX−Y面に平行な平面における角度を指す。)以下にさらに記載されるように、散乱放射線は、領域28における周期パターンの限界寸法の特性である、方位角方向の回折スペクトル44を示す。
【0024】
検出器38は、検出器に入射するX線光子のフラックスに応答して信号を出力する。信号は、信号プロセッサ42によって、好ましくは好適な信号処理ハードウェアおよびソフトウェアを備えた汎用コンピュータによって受け取られ、解析される。プロセッサは、散乱放射線の回折スペクトルを解析し、ウエハ22上のパターンの選択された限界寸法の測定値を出力する。
【0025】
次に、ウエハ22の詳細、および特にその上に形成される周期パターン52を概略的に示す、図2および3を参照する。図2は、挿入図に拡大して示されるパターン52を備えるウエハの平面図であり、図3は、図2の線III−IIIに沿ったテストパターンの拡大断面図である。本実施例におけるパターン52は、Y方向に沿って整列すると仮定した、隆起部54などの平行な線状要素の回折格子を含む。パターン52は、CD測定に使用するための、ウエハ22上の隣接したダイ間のスクライブライン50上に形成される、特別なテストパターンであってもよい。この場合、隆起部54は、標準的には、パターン52をテストすることが意図されるウエハ上の機能回路構造と同様の、材料蒸着、フォトリソグラフィおよびエッチングのプロセスによって形成される。あるいは、パターン52は、ウエハ上のダイ内に実際の機能パターンを含んでもよい。
【0026】
図2および3の実施例では、隆起部54はフォトレジストを含む。フォトレジストは、隆起部間にギャップ58を形成するために、マスキングされ、エッチングされる。ギャップ58内では、下にある基板層56が露出する。層56は、標準的には酸化物層または金属層を含み、または、シリコンウエハ基板を自体を含んでもよい。最新のデバイスでは、隆起部54の高さhは、標準的にはギャップ58の幅の5〜6倍である。この高いアスペクト比、およびギャップ58を作成するのに使用される化学エッチングプロセスの性質のため、ギャップの幅は一般に均一ではない。より正確には、幅は、隆起部54の上面でより大きな寸法W1と、ギャップ底部でより小さな寸法W2とを有する傾向がある。以下に記載される測定方法は、隆起部54の側壁の傾斜を測定することができ、ひいてはW1およびW2の両方を得ることができる。
【0027】
平行光学系30によって出力されるX線ビームは、ある仰角で、すなわち表面の平面にほぼ平行に、領域28に衝突する。検出器38で回折パターン44を観察するために、X線ビームは、すべての外部反射に対する基板層56の臨界角よりも小さいが、隆起部54を構成するフォトレジストのより小さな臨界角よりも大きい角度で、パターン52に入射することが望ましい。基板層56がシリコンを含み、隆起部54が有機物のフォトレジストを含むと仮定すると、CuKa(8.05keV)のX線ビームの入射角は、約0.15°〜0.23°になるはずである。この低角度では、X線ビームは、X方向の幅よりもはるかに大きなY方向のスポット長さを有する細長いスポット全体にわたって、ウエハ22の表面に入射する。例えば、平行光学系30から出るビームの幅が80μmの場合、ウエハ22のスポットは、幅約80μm、長さ20〜30mmになる。したがって、ウエハ22上のパターン52が少なくともこの長さであるのが有利である。この場合、入射X線ビームは、広い面積全体にわたって表面上のパターンと互いに影響し合うので、回折スペクトル44は比較的高いコントラストを有するようになる。
【0028】
図4は、本発明の一実施形態にしたがった、システム20で生成された回折スペクトル44を示す散乱強度の概略プロットである。上述したように、アレイ40によって提供される方位角の測度は、散乱ベクトル単位qに変換される。スペクトル44は、ゼロ次の強いピーク60と、より高次の回折に相当するサイドローブ62とを含む。回折の基本原理に基づき、ローブ62の間隔Δqは単純に2π/Lであり、ここで、Lはパターン52の周期である。例えばL=130nmのとき、ローブ間隔Δqは0.005Å−1であり、これは、前述のCuKaX線ラインについては0.068°に相当する。アレイ40が、約25μmの検出素子間のピッチを有し、かつウエハ22上の領域28から30〜40cmの位置に配置された場合、パターン44は、検出器38で良好に分解される。
【0029】
スペクトル44の検出におけるぼやけを最小限にし、すなわちコントラストを最大限にするために、ウエハ22に入射するX線ビームの角度の広がりを制限することが望ましい。一般に、角度の広がりは、検出器38において依然として適切な計数率(スループット)および信号対雑音比が得られる、可能な最小値まで低減されるべきである。実際には、システム20では、これは、標準的には水平(X)および垂直(Z)の両方向でビーム発散度を約0.1°以下に制限するように、平行光学系30を調節するべきであることを意味する。しかしながら、これらは経験的数値であり、所定の測定装置に対する最適な設定は、単純な試行錯誤による調節プロセスで決定されてもよい。そのような調節を可能にするために、平行光学系30の角度範囲が、水平および垂直の両方向において、0.01°以下のステップで可変であることが望ましい。
【0030】
ギャップ58(図3)の幅W1および側壁角度は、スペクトル44中のサイドローブ62の相対高さに基づいてもよい。この目的のため、パラメータとしてギャップ幅および側壁角度を包含する、パターン52の散乱スペクトルの数学的モデルは、測定された回折スペクトル44に適合される。最適な適合が得られるパラメータは、パターン52の実パラメータを表す。この種のフィッティングを実行する方法は、例えば、フーらによる「ナノメートルスケールのライングレーティングの側壁角度および断面のための小角X線散乱計測」(Journal of Applied Physics、96:4、2004年、1983〜1987ページ)、およびウーらによる「ナノスケールのリソグラフィ形状の小角中性子散乱測定」(Journal of Applied Physics、88:12、2000年、7298〜7303ページ)に記載されている。これらの出版物の両方を、参考として本明細書に組み込む。
【0031】
図5は、基板層56上に形成されたパターン70の概略断面図であり、その特性は、本発明の別の実施形態にしたがって、X線散乱によって測定される。この実施形態では、パターン70は、薄膜層74で覆われた隆起部72を含む。例えば、層74は、隆起部間のギャップを金属で充填する前に酸化物または半導体材料の隆起部72上に蒸着される、拡散隔膜を含んでもよい。パターン70上に層74を蒸着するプロセスは、層の厚さが、標準的には10〜20Åである既定の処理制約内に収まるように、注意深く制御されなければならない。しかしながら、実際には、ウエハの幾何学形状および蒸着設備のため、隆起部72の側壁76上に蒸着される層の厚さは、標準的には、隆起部の頂部および底部の水平面上における厚さよりも小さい。そのため、側壁層の厚さを測定することは特に重要である。
【0032】
図6は、本発明の一実施形態にしたがった、システム20において側壁層の厚さを測定する方法を概略的に示すフローチャートである。厚さの測定は、回折スペクトル44中のサイドローブ62の相対強度におけるばらつきに基づく。測定を行なうため、基準獲得ステップ80において、パターン70を備えるが、パターンの側壁上に層74が形成されていない基準試料を、領域28に配置する。プロセッサ42は、基準試料を用いて基準回折スペクトルを獲得する。プロセッサは、ピーク位置決めステップ82において、このスペクトルを解析してローブ62の位置を確定し、ローブのピーク強度を記録する。最初のN個のサイドローブのピーク強度(対称であるべきである回折パターンの左側および右側全体にわたって平均化されたもの)を、アレイf[k](k=1,…,N)の形で格納する。
【0033】
次に、試料獲得ステップ84において、側壁76上の層74を包含する、パターン70を備えた実際の試料を領域28に配置し、プロセッサ42で、試料の回折スペクトルを獲得する。プロセッサは、ピーク測定ステップ86において、このスペクトル中のサイドローブのピーク強度を記録し、対応するアレイF[k]の形でピーク強度を格納する。この回折スペクトル中のサイドローブの間隔Δqは、基準スペクトルと同じであるべきであり、サイドローブのピーク強度に何らかの変化があれば、層74の影響によるものと考えることができる。したがって、プロセッサ42は、正規化ステップ88において、格納された基準アレイf[k]を用いて試料ピーク測定値を正規化し、それにより、ピーク強度の正規化したアレイG[k]=F[k]/f[k]を得て、回折スペクトルに対する層74の影響を分離する。
【0034】
G[k]における各ピークの次数kは、対応する方位角θ(対応するローブ62の中央ピーク60からの角変位に等しい)に関連付けられ、回折角の関数としてのスペクトルG(θ)が得られる。θを有するサイドローブのピーク強度におけるばらつき(ステップ88の正規化後)が、側壁76の反射特性に依存するという意味で、G(θ)は反射率スペクトルである。この特性を、後に続く図を参照してさらに説明する。
【0035】
図7は、本発明の一実施形態にしたがった、図6の方法を用いてシステム20で生成される反射率スペクトル100(G(θ))を示す概略プロットである。縦棒102は、回折次数k=0,1,2,…に対するG(θ)の値を表す。値は、周期Δθでの、振動変調パターンの角度に応じて変わる。振動は、側壁76上の層74の外側表面から反射したX線と、層74表面下の隆起部72の垂直側面から反射したX線との干渉によるものである。周期Δθは、側壁上の層74の厚さによって決まる。
【0036】
スペクトル100は、したがって、例えば米国特許第6,512,814号および第6,639,968号に記載されるように、X線反射率(XRR)スペクトルと類似しており、それらの開示を、参考として本明細書に組み込む。(ただし、このようなスペクトルは、通常は仰角の関数として測定され解析され、スペクトル100は、方位角の関数として測定され解析される。)XRRスペクトルは、試料表面上に形成された薄膜層の特性を表す、振動パターンを含む。前述の特許に記載されるように、厚さ、密度および表面品質を包含する薄膜層の特性を導き出すために、パラメトリックモデルはXRRスペクトルに適合されてもよい。同様に、本発明の場合、プロセッサ42は、フィッティングステップ90(図6)で、曲線104をスペクトル100に適合させる。この種のフィッティングを実行する方法は、例えば、コジマらの「X線反射率による薄膜の構造特性決定」(理学ジャーナル、16:2、1999年、31〜41ページ)に記載されるように、XRR分野において既知であり、これを参考として本明細書に組み込む。曲線104の振動周波数(すなわち、1/Δθ)は、側壁76上の層74の厚さに比例する。したがって、プロセッサ42は、曲線104を用いて、この厚さが所望の範囲内にあるか否かを判断する。
【0037】
図8は、本発明の一実施形態にしたがった、半導体デバイス形成加工で使用されるクラスタツール110の概略平面図である。クラスタツールは、半導体ウエハ112上に薄膜を蒸着するための蒸着ステーション114、検査ステーション116、および洗浄ステーションなどの当該技術分野で既知の他のステーション118を包含する、複数のステーションを備える。検査ステーション116は、上述のようなシステム20と類似の方式で構成され、作動する。ロボット120は、システムコントローラ122の制御の下で、ステーション114、116、118、…の間でウエハ112を移送する。ツール110の動作は、コントローラ122に結合されたワークステーション124を使用して、オペレータによって制御され、モニタされてもよい。
【0038】
検査ステーション116は、標準的には反射モードのX線散乱によって、ウエハ112上で限界寸法の測定を実行するのに使用される。そのような測定は、ツール110の蒸着ステーション114および他のステーションによって実行される、作成プロセスにおける選択された工程の前および/または後に実施される。ステーション116を使用することで、コントローラ122および場合によってはワークステーション124を用いて、プロセスの偏差を早期に検出し、また作成ウエハ上のプロセスパラメータを簡便に調節し、評価することが可能になる。
【0039】
図9は、本発明の別の実施形態にしたがった、半導体ウエハの形成加工およびその場(in situ)検査のためのシステム130の概略側面図である。システム130は、当該技術分野で既知のように、ウエハ112上に薄膜を作成するための、蒸着装置134を含む真空チャンバ132を備える。ウエハは、チャンバ132内の可動ステージ24上に載置される。チャンバは、標準的にはX線ウィンドウ136を備える。これらのウィンドウは、米国特許公開公報US2001/0043668 A1に記載されるタイプのものであってもよく、その開示を参考として本明細書に組み込む。X線源26は、上述の方式で、ウィンドウ136の1つを介してウエハ112の領域28を照射する。図1に示される要素のいくつかは、簡便のため図9では省略するが、標準的には、この種の要素は同様にシステム130に組み込まれる。
【0040】
領域28から散乱したX線は、別のウィンドウ136を介して、検出器アセンブリ38のアレイ40で受け取られる。プロセッサ42は、ウエハ112からのX線散乱を測定することで、チャンバ132内の作成における構造の限界寸法を評価するために、検出器アセンブリ38から信号を受け取り、信号を処理する。限界寸法の測定結果は、システム130で作成される薄膜が所望の寸法を有するように、蒸着装置134を制御する上で使用してもよい。
【0041】
上述の実施形態は、特にX線散乱に言及しているものの、本発明の原理は、X線解析の他の分野において、必要な変更を加えて同様に使用されてもよい。代表的な応用分野としては、特に斜出射XRFを包含する蛍光X線(XRF)分析、ならびに当該技術分野で既知の他のXRF技術が挙げられる。斜出射XRFは、例えば、ウィーナーらによる論文「斜出射蛍光X線分光分析による窒化チタン層の特性決定」(Applied Surface Science 125、1998年、129ページ)に記載されており、これを参考として本明細書に組み込む。例えば前述の米国特許第6,381,303号に記載されるように、蛍光X線測定は、システム20に組み込まれてもよい。加えてまたは別の方法として、米国特許公開公報2004/0156474 A1として発行された、米国特許出願第10/364,883号に記載されるように、システムを、X線反射率測定ならびに小角散乱測定に適応させてもよく、その開示を参考として本明細書に組み込む。さらに加えてまたは別の方法として、システム20を、他のタイプのX線回折測定に適応させてもよい。さらに、システム20の原理は、γ線および他の核放射線を検出するものなど、他のエネルギー範囲に対する位置感知可能な検出システムで利用してもよい。
【0042】
したがって、上述の実施形態は例示目的で挙げられたものであり、また本発明は、上記に特に示し、記載してきたものに限定されないことが理解されるであろう。より正確には、本発明の範囲は、上述の多様な特徴の組み合わせおよび下位の組み合わせの両方、ならびに、上述の記載を読むことによって当業者が想到するであろうと考えられ、かつ従来技術には開示されていない、組み合わせの変形および修正を包含する。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】本発明の一実施形態にしたがった、X線を用いて限界寸法を測定するための装置の概略側面図である。
【図2】半導体ウエハおよびウエハ上の周期パターンの詳細の概略平面図である。
【図3】線III−IIIに沿った図2のテストパターンの概略断面図である。
【図4】本発明の一実施形態にしたがった、散乱ベクトルqの関数としての散乱強度の概略プロットである。
【図5】薄膜層で覆われた試料表面上の周期パターンの概略断面図である。
【図6】本発明の一実施形態にしたがった、薄膜層の側壁の厚さを測定する方法を概略的に示すフローチャートである。
【図7】本発明の一実施形態にしたがった、一連の回折次数の強度の概略プロットである。
【図8】本発明の一実施形態にしたがった、検査ステーションを包含する半導体デバイス形成加工のためのクラスタツールの概略平面図である。
【図9】本発明の一実施形態にしたがった、X線検査能力を備えた半導体加工チャンバの概略側面図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
試料をX線解析するための方法であって、
X線ビームを前記試料表面上の周期構造の領域に衝突するように方向付け、
方位角の関数として散乱X線の回折スペクトルを検出するために、反射モードで前記表面から散乱した前記X線を受け取り、
前記構造の寸法を決定するために前記回折スペクトルを解析することを含む方法。
【請求項2】
前記ビームを方向付けることが、前記表面に衝突する前記X線ビームをコリメートすることを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ビームを方向付けることが、ある仰角で前記表面に衝突するように前記ビームを方向付けることを含み、前記X線を受け取ることが、前記表面の前記領域からのすべての外部反射に関連した前記散乱X線のばらつきを検出することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記周期構造が、第2の臨界角を有する基板上に形成された第1の臨界角を有する層を含み、前記ビームを方向付けることが、前記第1および第2の臨界角の間の角度で前記ビームを方向付けることを含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記層が有機材料を含み、前記基板が、金属、半導体および誘電材料の少なくとも1つを含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記構造が平行な線状要素のパターンを含み、前記スペクトルを解析することが、前記平行な線の間の間隔を決定するために、前記スペクトルのサイドローブ間の分離を測定することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記構造が薄膜で覆われた側壁を含み、前記スペクトルを解析することが、前記側壁上の前記薄膜の厚さを測定することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記試料が半導体ウエハを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記周期構造が前記表面上に蒸着されたフォトレジストを含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
試料をX線解析するための方法であって、
試料の平面に垂直な、薄膜がその上にある側壁を有する構造を含む、平面の試料の領域に衝突するようにX線ビームを方向付け、
前記構造によって前記試料から散乱した前記X線のスペクトルを検出し、
前記側壁上の前記薄膜の特性を測定するために前記スペクトルを解析することを含む方法。
【請求項11】
前記ビームを方向付けることが、前記表面に衝突する前記X線ビームをコリメートすることを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記ビームを方向付けることが、ある仰角で前記表面に衝突するように前記ビームを方向付けることを含み、前記X線を受け取ることが、前記表面の前記領域からのすべての外部反射に関連した前記散乱X線のばらつきを検出することを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記構造が周期パターンを含み、前記スペクトルを解析することが、前記周期パターンによる回折スペクトルを解析することを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項14】
前記回折スペクトルが複数のサイドローブを含み、前記回折スペクトルを解析することが、角度の関数としての前記サイドローブの変調を観察することを含む、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記変調を観察することが、前記サイドローブの角度間隔に対応して前記薄膜の厚さを決定することを含む、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記試料が半導体ウエハを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項17】
前記薄膜がバリア層を含む、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
表面に周期構造を有する試料をX線解析するための装置であって、
前記周期構造を含む前記表面の領域に衝突するようにX線ビームを方向付けるように構成されたX線源と、
方位角の関数として散乱X線の回折スペクトルを検出するために、反射モードで前記表面から散乱した前記X線を受け取るように構成された検出器と、
前記構造の寸法を決定するために、前記回折スペクトルを解析するように構成された信号プロセッサとを含む装置。
【請求項19】
前記試料に衝突する前記X線ビームをコリメートするように構成された平行光学系を含む、請求項18に記載の装置。
【請求項20】
前記X線源が、ある仰角で前記表面に衝突するように前記ビームを方向付けるように構成され、前記検出器が、前記表面の前記領域からのすべての外部反射に関連した前記散乱X線のばらつきを検出するように配置された、請求項18に記載の装置。
【請求項21】
前記周期構造が、第2の臨界角を有する基板上に形成された第1の臨界角を有する層を含み、前記X線源が、前記第1および第2の臨界角の間の角度で前記ビームを方向付けるように構成された、請求項20に記載の装置。
【請求項22】
前記層が有機材料を含み、前記基板が、金属、半導体および誘電材料の少なくとも1つを含む、請求項21に記載の装置。
【請求項23】
前記構造が平行な線状要素のパターンを含み、前記信号プロセッサが、前記平行な線の間隔を決定するために、前記スペクトルのサイドローブ間の分離を測定するように構成された、請求項18に記載の装置。
【請求項24】
前記構造が薄膜で覆われた側壁を含み、前記信号プロセッサが、前記スペクトルに基づいて前記側壁上の前記薄膜の厚さを測定するように構成された、請求項18に記載の装置。
【請求項25】
前記試料が半導体ウエハを含む、請求項18に記載の装置。
【請求項26】
前記周期構造が前記表面上に蒸着されたフォトレジストを含む、請求項25に記載の装置。
【請求項27】
試料平面に垂直な、薄膜がその上にある側壁を有する構造を包含する、平面の試料をX線解析するための装置であって、
前記構造を含む前記試料の領域に衝突するようにX線ビームを方向付けるように構成されたX線源と、
前記構造によって前記試料から散乱した前記X線のスペクトルを検出するように構成された検出器と、
前記側壁上の前記薄膜の特性を測定するために、前記スペクトルを解析するように構成された信号プロセッサとを含む装置。
【請求項28】
前記表面に衝突する前記X線ビームをコリメートするように構成された平行光学系を含む、請求項27に記載の装置。
【請求項29】
前記X線源が、ある仰角で前記表面に衝突するように前記ビームを方向付けるように構成され、前記検出器が、前記表面の前記領域からのすべての外部反射に関連した前記散乱X線のばらつきを検出するように配置された、請求項27に記載の装置。
【請求項30】
前記構造が周期パターンを含み、前記信号プロセッサによって解析される前記X線の前記スペクトルが、前記周期パターンによる回折スペクトルを含む、請求項27に記載の装置。
【請求項31】
前記回折スペクトルが複数のサイドローブを含み、前記信号プロセッサが、角度の関数としての前記サイドローブの変調を観察することによって前記特性を測定するように構成された、請求項30に記載の装置。
【請求項32】
前記信号プロセッサが、前記サイドローブの角度間隔に対応して前記薄膜の厚さを決定するように構成された、請求項31に記載の装置。
【請求項33】
前記試料が半導体ウエハを含む、請求項27に記載の装置。
【請求項34】
前記薄膜がバリア層を含む、請求項33に記載の装置。
【請求項35】
マイクロ電子デバイスを作成するためのクラスタツールであって、
半導体ウエハの表面上に周期構造を形成するように構成された形成加工ステーションと、
検査ステーションであって、
前記周期構造を含む前記表面の領域に衝突するようにX線ビームを方向付けるように構成されたX線源と、
方位角の関数として散乱X線の回折スペクトルを検出するために、反射モードで前記表面から散乱した前記X線を受け取るように構成された検出器と、
前記構造の寸法を決定するために、前記回折スペクトルを解析するように構成された信号プロセッサを含む検査ステーション、とを含むクラスタツール。
【請求項36】
前記周期構造が薄膜で覆われた側壁を含み、前記信号プロセッサが、前記スペクトルに基づいて前記側壁上の前記薄膜の厚さを測定するように構成された、請求項35に記載のクラスタツール。
【請求項37】
マイクロ電子デバイスを作成するための装置であって、
半導体ウエハを受け取れるように構成された作成チャンバと、
前記チャンバ内で前記半導体ウエハの表面に周期構造を形成するように構成された形成加工デバイスと、
前記周期構造を含む前記表面の領域に衝突するように、前記作成チャンバ内の前記半導体ウエハに向けてX線ビームを方向付けるように構成されたX線源と、
方位角の関数として散乱X線の回折スペクトルを検出するために、反射モードで前記表面から散乱した前記X線を受け取るように構成された検出器と、
前記構造の寸法を決定するために、前記回折スペクトルを解析するように構成された信号プロセッサとを含む装置。
【請求項38】
前記周期構造が薄膜で覆われた側壁を含み、前記信号プロセッサが、前記スペクトルに基づいて前記側壁上の前記薄膜の厚さを測定するように構成された、請求項37に記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2007−285923(P2007−285923A)
【公開日】平成19年11月1日(2007.11.1)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2006−114489(P2006−114489)
【出願日】平成18年4月18日(2006.4.18)
【出願人】(505427193)ジョルダン バレー セミコンダクターズ リミテッド (2)
【Fターム(参考)】