情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
【課題】予め入力された設定情報に基づいて、所望の情報をリアルタイムで提供する。
【解決手段】情報処理装置10は、ユーザ操作により予め入力された設定情報に基づいて、ネットワークに接続されたサーバ20に所望の検索情報を問い合わせる問い合わせ部12と、前記問い合わせ部12により前記サーバ20に問い合わせられた検索情報を受信する受信部14と、前記受信部により受信された検索情報を、所定のタイミングに通知する通知部13と、を備える。
【解決手段】情報処理装置10は、ユーザ操作により予め入力された設定情報に基づいて、ネットワークに接続されたサーバ20に所望の検索情報を問い合わせる問い合わせ部12と、前記問い合わせ部12により前記サーバ20に問い合わせられた検索情報を受信する受信部14と、前記受信部により受信された検索情報を、所定のタイミングに通知する通知部13と、を備える。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法およびプログラムに関し、特に、スケジュール情報に基づいてリアルタイムに所望の情報を提供する情報処理装置、情報処理方法およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、PC(Personal Computer)や携帯端末などに搭載されているスケジュール管理システムを用いて、自身のスケジュールを管理することが頻繁に行われている。スケジュール管理システムは、PC等において動作するソフトウェアであり、ユーザは、予定の詳細や場所、時間等のスケジュール情報を入力する。
【0003】
上記スケジュール管理システムでは、ユーザによりスケジュール情報が入力されることによって、例えば、1月毎に該当日にスケジュール情報が表示されたカレンダー状のスケジュール表を作成したり、入力された予定時間に近づいた場合に当該予定を表示したりすることができる。また、入力されたスケジュール情報から、移動情報を取得して、移動に使用する交通機関や運賃等に基づいて、移動区間の運賃等を検索する技術が開示されている(例えば、特許文献1)。特許文献1によれば、ユーザに入力されたスケジュール情報から、ユーザが移動する際に発生する交通費等を自動的に計算して、清算処理等をすることが可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2002−245213号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで最近では、PCや携帯端末等の様々な機器がインターネット等に接続して種々の情報を取得できるようになっている。ユーザは、インターネット等に接続された端末機器において、目的地や出発時間を入力することにより、乗り換え情報や到着時間を検索することができる。ユーザにより予め入力されたスケジュール情報を元に、自動的に乗り換え情報等が検索されてユーザに提供されれば、ユーザにとっての利便性が向上する。
【0006】
上記特許文献1では、ユーザにより入力されたスケジュール情報から時刻とは関係のない移動に関する情報を取得して、交通費等の固定化された情報を検索することができる。しかしながら、現在時刻と対応付けられたスケジュール情報に基づいて、リアルタイムな情報を検索して提供することはできなかった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、予め入力された設定情報に基づいて、所望の情報をリアルタイムで提供することが可能な、新規かつ改良された情報処理装置、情報処理方法およびプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、ユーザ操作により予め入力された設定情報に基づいて、ネットワークに接続されたサーバに所望の検索情報を問い合わせる問い合わせ部と、問い合わせ部によりサーバに問い合わせられた検索情報を受信する受信部と、受信部により受信された検索情報を、所定のタイミングに通知する通知部と、を備える、情報処理装置が提供される。
【0008】
かかる構成によれば、ユーザ操作により予め入力された設定情報に基づいて、ネットワークに接続されたサーバに所望の検索情報を問い合わせて、サーバから受信した検索情報を所定のタイミングで通知することができる。これによりユーザは、予め所定の設定情報等を入力しておくだけで、所望の情報をリアルタイムで取得することが可能となる。
【0009】
また、ユーザ操作により予め入力された設定情報から、問い合わせ部により検索情報を問い合わせさせるための所定の情報を抽出する抽出部を備え、問い合わせ部は、抽出部により抽出された所定の情報に基づいて、サーバに所望の検索情報を問い合わせるようにしてもよい。
【0010】
また、上記通知部は、検索情報を所定のタイミングで表示装置に表示させるようにしてもよい。
【0011】
また、上記受信部は、検索情報以外の情報を受信し、問い合わせ部は、受信部により検索情報以外の情報が受信された場合に、サーバに再度検索情報を問い合わせるようにしてもよい。
【0012】
また、上記通知部は、受信部により新たに受信された検索情報が、以前に受信された検索情報と異なる場合に該検索情報を通知するようにしてもよい。
【0013】
また、ユーザ操作により予め入力された設定情報は、ユーザのスケジュール情報であり、問い合わせ部は設定情報に含まれるスケジュール情報に基づいて、所定の案内情報を問い合わせるようにしてもよい。
【0014】
また、上記抽出部は、設定情報から現在時刻に応じたユーザのスケジュール情報を抽出するようにしてもよい。
【0015】
また、上記通知部は、ユーザのスケジュール情報を含むカレンダーとともに、問い合わせ部により問い合わせられたスケジュール情報に基づく所定の案内情報を表示装置に表示させるようにしてもよい。
【0016】
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、ユーザ操作により予め入力された設定情報に基づいて、ネットワークに接続されたサーバに所望の検索情報を問い合わせるステップと、サーバに問い合わせられた検索情報を受信するステップと、受信された検索情報を、所定のタイミングに通知するステップと、を含む、情報処理方法が提供される。
【0017】
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータを、ユーザ操作により予め入力された設定情報に基づいて、ネットワークに接続されたサーバに所望の検索情報を問い合わせる問い合わせ部と、問い合わせ部によりサーバに問い合わせられた検索情報を受信する受信部と、受信部により受信された検索情報を、所定のタイミングに通知する通知部と、を備える、情報処理装置として機能させるための、プログラムが提供される。
【発明の効果】
【0018】
以上説明したように本発明によれば、予め入力された設定情報に基づいて、所望の情報をリアルタイムで提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の一実施形態にかかる情報処理装置を概略的に示した模式図である。
【図2】同実施形態にかかる情報処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図3】同実施形態にかかる情報処理装置の機能構成を示したブロック図である。
【図4】同実施形態にかかる情報処理装置の情報処理方法を示すフローチャートである。
【図5】同実施形態にかかる情報処理装置の情報処理方法を示すフローチャートである。
【図6】同実施形態にかかる情報処理装置における問い合わせ方法について説明する説明図である。
【図7】同実施形態にかかる情報処理装置における表示例について説明する説明図である。
【図8】同実施形態にかかる情報処理装置における表示例について説明する説明図である。
【図9】同実施形態にかかる情報処理装置における表示例について説明する説明図である。
【図10】同実施形態にかかる情報処理装置における表示例について説明する説明図である。
【図11】同実施形態にかかる情報処理装置における表示例について説明する説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0021】
また、以下に示す順序に従って、当該「発明を実施するための最良の形態」を説明する。
〔1〕本実施形態の目的
〔2〕情報処理装置の概要
〔3〕情報処理装置のハードウェア構成
〔4〕情報処理装置の機能構成
〔5〕情報処理装置の動作
〔6〕情報処理装置の表示装置における表示例
【0022】
〔1〕本実施形態の目的
まず本発明の実施形態の目的について説明する。近年、PC(Personal Computer)や携帯端末などに搭載されているスケジュール管理システムを用いて、自身のスケジュールを管理することが頻繁に行われている。スケジュール管理システムは、PC等において動作するソフトウェアであり、ユーザは、予定の詳細や場所、時間等のスケジュール情報を入力する。
【0023】
上記スケジュール管理システムでは、ユーザによりスケジュール情報が入力されることによって、例えば、1月毎に該当日にスケジュール情報が表示されたカレンダー状のスケジュール表を作成したり、入力された予定時間に近づいた場合に当該予定を表示したりすることができる。また、入力されたスケジュール情報から、移動情報を取得して、移動に使用する交通機関や運賃等に基づいて、移動区間の運賃等を検索する技術が開示されている。当該運賃等の検索技術によれば、ユーザに入力されたスケジュール情報から、ユーザが移動する際に発生する交通費等を自動的に計算して、清算処理等をすることが可能となる。
【0024】
ところで最近では、PCや携帯端末等の様々な機器がインターネット等に接続して種々の情報を取得できるようになっている。ユーザは、インターネット等に接続された端末機器において、目的地や出発時間を入力することにより、乗り換え情報や到着時間を検索することができる。ユーザにより予め入力されたスケジュール情報を元に、自動的に乗り換え情報等が検索されてユーザに提供されれば、ユーザにとっての利便性が向上する。
【0025】
上記した運賃等の検索技術では、ユーザにより入力されたスケジュール情報から時刻とは関係のない移動に関する情報を取得して、交通費等の固定化された情報を検索することができる。しかしながら、現在時刻と対応付けられたスケジュール情報に基づいて、リアルタイムな情報を検索して提供することはできなかった。
【0026】
そこで、上記のような事情を一着眼点として、本発明の実施形態にかかる情報処理装置10が創作されるに至った。本実施形態にかかる情報処理装置10によれば、予め入力された設定情報に基づいて、所望の情報をリアルタイムで提供することが可能となる。
【0027】
〔2〕情報処理装置の概要
次に、図1を参照して、本発明の一実施形態にかかる情報処理装置10の概要について説明する。図1は、一実施形態にかかる情報処理装置10を概略的に示した模式図である。 本実施形態では、特に、図1に示したような写真立て形状の情報処理装置10を例示して説明するが、情報処理装置10は、かかる例に限定されない。例えば、携帯電話やPDA(Personal Digital Assistant)や小型のPCなど、表示装置を備える情報処理端末に本発明を適用することができる。また、情報処理装置10とは別体に表示装置を備えていてもよい。
【0028】
図1に示したように、情報処理装置10は、例えば、フレームを有する筐体1、表示部2、操作釦3、支持用脚部4などを備える。筐体1は、表示部2を囲むフレームを有し、当該フレームに操作釦3などの操作手段を備える。また、フレームには、ユーザ操作が可能なタッチセンサやスイッチ、ランプなどを備える。さらに、インターネット等に接続するための通信用デバイスやメモリカード等の情報を読み書きするドライブ等を備える。
【0029】
表示部2は、画像や文書等のコンテンツを表示するディスプレイであって、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ(LCD)装置、OLED(Organic Light Emitting Display)装置などを例示できる。
【0030】
支持用脚部4は、筐体1に取り付けられ、表示部2が上向きに傾斜するように筐体1を支える。また、支持用脚部4が筐体1を支えることにより、筐体1は横向きに置かれたり、縦向きに置かれたりすることができる。
【0031】
本実施形態では、情報処理装置10は、図1に示した写真立て形状を有しており、ユーザは、情報処理装置10の筐体1を保持して気軽に横向きにしたり縦向きにしたりすることができる。また、情報処理装置10は、筐体1の傾きを検知する傾きセンサ(図示せず)を有している。情報処理装置10は、筐体1が横向きであるか縦向きであるかを傾きセンサで検知して、筐体1の向きに応じた表示をするようにしてもよい。
【0032】
〔3〕情報処理装置のハードウェア構成
以上、情報処理装置10の概要について説明した。次に、図2を参照して、情報処理装置10のハードウェア構成について説明する。図2は、本実施形態にかかる情報処理装置10のハードウェア構成を示すブロック図である。
【0033】
図2は、本実施形態にかかる情報処理装置10のハードウェア構成を示した説明図である。図2に示したように、情報処理装置10は、CPU(Central Processing Unit)101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103と、ホストバス104と、ブリッジ105と、外部バス106と、インタフェース107と、入力装置108と、出力装置109と、ストレージ装置(HDD)110と、ドライブ111と、通信装置112とを備える。
【0034】
CPU101は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムに従って情報処理装置10内の動作全般を制御する。また、CPU101は、マイクロプロセッサであってもよい。ROM102は、CPU101が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。RAM103は、CPU101の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一次記憶する。これらはCPUバスなどから構成されるホストバス104により相互に接続されている。
【0035】
ホストバス104は、ブリッジ105を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バス106に接続されている。なお、必ずしもホストバス104、ブリッジ105および外部バス106を分離構成する必要はなく、一のバスにこれらの機能を実装してもよい。
【0036】
入力装置108は、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、マイク、スイッチおよびレバーなどユーザが情報を入力するための入力手段と、ユーザによる入力に基づいて入力信号を生成し、CPU101に出力する入力制御回路などから構成されている。情報処理装置10のユーザは、該入力装置108を操作することにより、情報処理装置10に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。
【0037】
情報処理装置10が、図1に示したような写真立て形状の装置である場合には、筐体1のフレームに設けられた操作釦を押下したり、同じくフレームに設けられたタッチパネルの該当部分を押下したりする。操作釦等の押下により、ユーザが、表示部2に表示されたコンテンツを切り替えたり、所望の情報を選択したりすることが可能となる。
【0038】
出力装置109は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ(LCD)装置、OLED(Organic Light Emitting Display)装置およびランプなどの表示装置と、スピーカおよびヘッドホンなどの音声出力装置で構成される。表示装置は、画像データ等の各種情報をテキストまたはイメージで表示する。一方、音声出力装置は、音声データ等を音声に変換して出力する。
【0039】
ストレージ装置110は、本実施形態にかかる情報処理装置10の記憶部の一例として構成されたデータ格納用の装置である。ストレージ装置110は、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読出し装置および記憶媒体に記録されたデータを削除する削除装置などを含んでもよい。ストレージ装置110は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)で構成される。このストレージ装置110は、ハードディスクを駆動し、CPU101が実行するプログラムや各種データを格納する。また、このストレージ装置110には、画像や文書等のコンテンツデータ、メタデータ、および装置データなどが記録される。
【0040】
ドライブ111は、記憶媒体用リーダライタであり、情報処理装置10に内蔵、あるいは外付けされる。ドライブ111は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記憶媒体120に記録されている情報を読み出して、RAM103に出力する。
【0041】
通信装置112は、例えば、通信網121に接続するための通信デバイス等で構成された通信インタフェースである。また、通信装置112は、無線LAN(Local Area Network)対応通信装置であっても、ワイヤレスUSB対応通信装置であっても、有線による通信を行うワイヤー通信装置であってもよい。この通信装置112は、通信網121を介してインターネットに接続して各種情報を取得することができる。また、インターネット上で提供されるアプリケーション等を用いて、画像等のコンテンツを表示部2に表示させることができる。
【0042】
〔4〕情報処理装置の機能構成
以上、情報処理装置10のハードウェア構成について説明した。次に、図3を参照して、本実施形態にかかる情報処理装置10の機能構成について説明する。
【0043】
図3は、本実施形態にかかる情報処理装置10の機能構成を示したブロック図である。図3に示したように、本実施形態にかかる情報処理装置10は、主に、抽出部11、問い合わせ部12、通知部13、受信部14、記憶部15などを備える。
【0044】
記憶部15には、ユーザ操作により予め入力された設定情報が記憶されている。ユーザにより入力される設定情報は、例えば、ユーザのスケジュール情報である。スケジュール情報は、スケジュール管理システム等のソフトウェアを用いて入力され、予定の詳細や場所、時間等の情報である。スケジュール管理システムは、情報処理装置10に搭載され、ユーザ操作によりスケジュール情報が入力されるようにしてもよい。また、スケジュール管理システムが情報処理装置10とは別体の装置に搭載されている場合には、入力されたスケジュール情報のみ情報処理装置10の記憶部15に記憶するようにしてもよい。さらに、情報処理装置10に接続されたサーバ20内で管理されているスケジュール情報を、ネットワークを介して受信して、受信したスケジュール情報を記憶部15に記憶するようにしてもよい。
【0045】
また、ユーザ操作により予め入力される設定情報としては、会社や学校等頻繁に行く場所への経路を例示できる。ユーザ操作により、自宅から会社等への経路として、使用する駅名や乗り換えの駅名等や、休日頻繁に出向く場所への経路や頻繁に立ち寄る場所などの複数の経路情報が設定情報として記憶部15に記憶されている。
【0046】
抽出部11は、ユーザ操作により予め入力され、記憶部15に記憶された設定情報から、後述する問い合わせ部12によりサーバに問い合わせさせるための所定の情報を抽出する機能を有する。上記したように、設定情報にはスケジュール情報や経路情報などが含まれている。抽出部11は、現在日時に応じたスケジュール情報と経路情報を記憶部15に記憶された設定情報から抽出するようにしてもよい。例えば、現在時刻が午前7時であった場合には、該当日の午前7時付近のスケジュール情報を抽出し、該当日が平日であれば、ユーザが通常利用する通勤経路を抽出する。抽出部11は、抽出した所定の情報を問い合わせ部12に提供する。
【0047】
問い合わせ部12は、抽出部11により抽出された設定情報に基づいて、ネットワークを介して接続されたサーバ20に所望の検索情報を問い合わせる機能を有する。例えば、抽出部11により、スケジュール情報と経路情報が抽出された場合には、スケジュール情報に含まれる日時や場所の情報と経路情報とを用いて、サーバ20に乗り換え案内情報を問い合わせる。問い合わせ部12は、所定の間隔でサーバ20に問い合わせするようにしてもよいし、スケジュール情報の該当日時に問い合わせするようにしてもよい。
【0048】
また、問い合わせ部12は、抽出部11により抽出されたスケジュール情報が休日のスケジュール情報であった場合には、日時や場所等を用いてサーバ20にイベント情報等の問い合わせを行うようにしてもよい。例えば、「日曜日の13時に渋谷で待ち合わせ」というスケジュール情報が提供された場合には、該当する日曜日の13時以降、渋谷で上映されている映画の情報を問い合わせるようにしてもよい。
【0049】
受信部14は、問い合わせ部12によりサーバ20に問い合わせられた検索情報を受信する機能を有する。上記したように、問い合わせ部12によりスケジュール情報と経路情報とにより乗り換え案内情報が問い合わせられた場合には、サーバ20により検索された乗り換え案内情報を受信する。ここで、乗り換え案内情報は、現在時刻において最短距離となる経路情報や、電車等の運行時刻等などである。受信部14は、受信した検索情報を通知部13に提供する。
【0050】
また、受信部14は、問い合わせ部12により問い合わせた結果として受信する検索情報以外の情報を受信する。例えば、設定情報に含まれる経路に関連する電車等の事故情報や、当日の天候情報等を受信するようにしてもよい。受信部14は、定期的に事故情報等を受信するようにしてもよいし、事故等があった場合に当該事故情報を受信するようにしてもよい。天候情報についても、所定の時間に受信するようにしてもよいし、ユーザ操作に応じて受信するようにしてもよい。
【0051】
受信部14は、問い合わせ部12により問い合わせた結果としての検索情報以外の情報を受信した場合には、当該情報を受信した旨を問い合わせ部12に通知する。問い合わせ部12は、受信部14より検索情報以外の情報を受信した旨の通知があった場合には、再度サーバ20に検索情報の問い合わせを行う。
【0052】
通知部13は、受信部14により提供された検索情報を、所定のタイミングで通知する機能を有する。所定のタイミングとは、例えば、30分毎に通知するようにしてもよいし、ユーザ操作に応じて通知してもよい。また、カレンダー等の所定のアプリケーションが起動された場合に通知するようにしてもよい。また、受信部14により提供された情報が、以前に通知された情報と異なる場合に該情報を通知するようにしてもよい。
【0053】
ここで通知部13による通知とは、表示装置に所定の情報を表示させてもよいし、音声装置により所定の情報を音声出力してもよいし、ブザー音とともに表示装置に表示させるようにしてもよい。通知部13により表示装置への表示内容については、後で詳細に説明する。
【0054】
通知部13は、受信部14により受信した経路情報から、ユーザが自宅を出発する目安の時間を算出して通知するようにしてもよい。また、受信部14により事故情報等の通常時の情報とは異なる情報を取得した場合には、事故情報等を考慮した出発時間を算出して通知するようにしてもよい。さらに、事故情報等を通知する場合には、アラーム音等を出力して、ユーザに注意を促すようにしてもよい。さらに、受信部14により事故情報等を提供された場合には、通常時にセットされている目覚まし音を通常時よりも所定時間早めて出力するようにしてもよい。
【0055】
また、平日は電車の事故情報や遅延情報を通知し、休日は渋滞情報を通知してもよい。また、夕方以降の時間帯には、サーバ20から提供されるニュース速報等を通知するようにしてもよい。また、通知部13は、記憶部15に記憶されているスケジュール情報を表示装置に表示させてもよい。
【0056】
上記したように、問い合わせ部12により、休日の所定場所の映画情報について問い合わせが行われた場合には、通知部13は、サーバ20から検索情報として受信部14により受信された映画情報を表示装置16に表示する。また、映画情報等のイベント情報とともに、イベントが行われている場所までの経路情報や乗り換え案内情報を表示装置16に表示してもよい。
【0057】
〔5〕情報処理装置の動作
以上、情報処理装置10の構成について説明した。次に、図4および図5を参照して、情報処理装置の動作の詳細について説明する。図4および図5は、情報処理装置10の情報処理方法を示すフローチャートである。図4に示したように、まず、抽出部11は、記憶部15に記憶されている設定情報から、問い合わせ部12によりサーバ20に問い合わせさせるための情報を抽出する(S102)。
【0058】
ステップS102において抽出部11により抽出される情報は、ユーザのスケジュール情報や頻繁に利用する経路情報などである。記憶部15に記憶されている設定情報には、ユーザ操作に応じて、予めスケジュール管理システム等のソフトウェアを用いて入力されたスケジュール情報などが含まれる。スケジュール情報は、記憶部15に記憶されている設定情報に含まれていてもよいし、情報処理装置10とは別体の装置に記憶されていてもよい。また、ネットワークで接続されたサーバ内にスケジュール情報等が管理され、ネットワークを介して該当日時のスケジュール情報を受信するようにしてもよい。
【0059】
設定情報に含まれる経路情報については、会社や学校等頻繁に行く場所への経路や、休日頻繁に出向く場所への経路など複数の経路情報が予め入力されている。そして、ステップS102において抽出部11により抽出された情報は、問い合わせ部12に提供されて、問い合わせ部12はサーバ20に所望の検索情報の問い合わせを行う(S104)。
【0060】
ステップS104において問い合わせ部12においてサーバ20に問い合わせる検索情報としては、スケジュール情報と経路情報とから問い合わせ可能な乗り換え案内情報などが例示できる。また、スケジュール情報に含まれる日時が休日の場合には、スケジュール情報に含まれる場所の情報に応じたイベント情報を問い合わせる。
【0061】
そして、受信部14は、ステップS104において問い合わせ部12により問い合わせされた検索情報を受信する(S106)。上記したように、受信部14は、乗り換え案内情報やイベント情報などを受信する。乗り換え案内情報は、例えば、現在時刻において最短距離となる経路情報や、電車等の運行時刻などである。また、イベント情報は、待ち合わせ時間と場所等に応じたイベント情報であって、例えば映画の上映時間の情報などを例示できる。
【0062】
次に、通知部13は、ステップS106において受信部14により受信された検索情報を所定のタイミングで通知する(S108)。ステップS108における通知部13による通知としては、例えば、検索情報を表示装置に表示したり、音声出力装置により出力したりするなどが挙げられる。ステップS108における通知のタイミングは、例えば、30分毎に通知するようにしてもよいし、ユーザ操作に応じて通知してもよい。また、カレンダー等の所定のアプリケーションが起動された場合に通知するようにしてもよい。また、受信部14により提供された情報が、以前に通知された情報と異なる場合に該情報を通知するようにしてもよい。
【0063】
また、ステップS108において、受信部14により受信した経路情報から、ユーザが自宅を出発する目安の時間を算出して通知するようにしてもよい。また、ステップS104において、問い合わせ部12により、休日の所定場所の映画情報について問い合わせが行われた場合には、通知部13は、サーバ20から検索情報として受信部14により受信された映画情報を表示装置16に表示してもよい。また、映画情報等のイベント情報とともに、イベントが行われている場所までの経路情報や乗り換え案内情報を表示装置16に表示してもよい。
【0064】
次に、図5を参照して、受信部14が検索情報以外の情報を受信した場合について説明する。図5に示したように、まず、受信部14は、問い合わせ部12により問い合わせされた検索情報以外の情報をサーバ20から受信する(S202)。ステップS202において受信される検索情報以外の情報とは、例えば、設定情報に含まれる経路に関連する電車等の事故情報や、当日の天候情報などである。受信部14は、定期的に事故情報等を受信するようにしてもよいし、事故等があった場合に当該事故情報を受信するようにしてもよい。天候情報についても、所定の時間に受信するようにしてもよいし、ユーザ操作に応じて受信するようにしてもよい。
【0065】
ステップS202において、受信部14により検索情報以外の情報が受信された場合には、問い合わせ部12は、再度サーバ20に問い合わせを行う(S204)。ステップS204におけるサーバ20への問い合わせは、スケジュール情報と経路情報とから問い合わせ可能な乗り換え案内情報などである。
【0066】
例えば、受信部14により通勤経路として使用している経路が事故等のため使用できない場合には、記憶部15に記憶されている設定情報のなかから、通常の通勤経路とは異なる他の経路を用いてサーバ20に問い合わせを行う。これにより、事故情報が加味された乗り換え案内情報をリアルタイムに通知することが可能となる。
【0067】
次に、ステップS204において問い合わせ部12において問い合わせた結果としての検索情報を受信部14がサーバ20から受信する(S206)。そして、ステップS206において受信部14により受信された検索情報を提供された通知部13は、ステップS208の処理を実行する。すなわち、通知部13は、ステップS206において受信した検索情報が、以前受信した検索情報と異なるか否かを判定する(S208)。
【0068】
ステップS208において、新たに受信した検索情報が、以前に受信した検索情報と異なると判定された場合には、通知部13は、新たに受信した検索情報を通知する(S210)。また、ステップS208において、新たに受信した検索情報が、以前に受信した検索情報と同じであると判定された場合には、通知部13による通知はせずに処理を終了する。
【0069】
ステップS210において、通知部13は、受信部14により事故情報等の通常時の情報とは異なる情報を取得した場合に、事故情報等を考慮した出発時間を算出して通知するようにしてもよい。さらに、事故情報等を通知する場合には、アラーム音等を出力して、ユーザに注意を促すようにしてもよい。さらに、受信部14により事故情報等を提供された場合には、通常時にセットされている目覚まし音を通常時よりも所定時間早めて出力するようにしてもよい。
【0070】
また、ステップS210において、通知部13は、平日は電車の事故情報や遅延情報を通知し、休日は渋滞情報を通知してもよい。また、夕方以降の時間帯には、サーバ20から提供されるニュース速報等を通知するようにしてもよい。また、通知部13は、記憶部15に記憶されているスケジュール情報を表示装置16に表示させてもよい。
【0071】
このように、情報処理装置10によれば、予め入力されたスケジュール等の設定情報に基づいて、乗り換え案内情報等の所望の検索情報を表示装置等に所定のタイミングで表示させることができる。すなわち、ユーザが検索条件を入力してサーバ20に問い合わせを行わなくとも所望の検索情報を取得することができる。
【0072】
ユーザは、ユーザ自身のスケジュールを予め入力しておくだけで、好適なタイミングで自動的にユーザが所望する乗り換え案内等の情報を取得できる。また、通勤経路内の電車等に事故や遅延があった場合には、事故情報を加味した乗り換え案内等の情報を取得することができる。したがって、ユーザは面倒な入力や検索をせずとも、リアルタイムで所望の情報を取得することが可能となる。
【0073】
〔6〕情報処理装置の表示装置における表示例
以上、情報処理装置10の動作について説明した。次に、図6〜図11を参照して、情報処理装置10の表示装置における表示例について説明する。表示例の説明は、図6に示した具体例を用いた検索情報の問い合わせ方法とともに説明する。図6は、情報処理装置10における問い合わせ方法について説明する説明図である。
【0074】
図6に示したように、情報処理装置10は、スケジューラ等のアプリケーションに連動して予め入力されたスケジュール情報51から、日付、時間、場所、イベント名等の情報を抽出する。また、予め入力されたプリセット経路52から日付、時間、経路を抽出する。そして、抽出された情報のうち、日付、時間、場所、経路等の乗り換え案内を自動で検索するための情報53を用いて、サーバ20に問い合わせする。
【0075】
そして、通常時、サーバ20から運行情報等の検索情報を取得すると、予め入力されている経路情報等に基づいて、出発目安時間、目的地までの最適な経路等の検索情報54をユーザに通知する。また、さらに、交通機関に事故等があった場合には、事故情報55を受信する。また、事故情報55と予め入力されたプリセット経路52とから、迂回経路の出発目安時間、通常時とは異なる目的地までの経路等の情報56をユーザに通知する。
【0076】
検索情報54や事故情報55、その他の情報56の表示例については、例えば、図7に示した表示画面300が考えられる。図7に示したように、表示画面300には、ユーザにより予め入力されたスケジュール情報を含むカレンダー表示301とともに、出発目安時間や目的地までの経路等の検索情報302が表示されている。
【0077】
表示画面300に表示されるように、例えば、予め、ユーザにより「1月7日水曜日の9時30分に恵比寿に立ち寄る」というスケジュール情報が入力されていた場合には、カレンダー内の該当日に入力されたスケジュール情報の時間、場所等が表示される。そして、1月7日水曜日の朝の時間帯の例えば7時半頃において、スケジュール情報に基づいた検索情報302が表示される。検索情報302には、例えば、9時半に恵比寿に到着するための出発目安時間の複数の候補が表示される。また、予めユーザにより入力されたプリセット経路に基づいて、ユーザの自宅の最寄り駅から目的地までの経路が表示される。
【0078】
このように、ユーザは予め目的地や場所等のスケジュール情報を入力しておくだけで、該当する日時に出発目安時間等の所望の情報が表示装置16に表示されることとなる。したがって、ユーザは、出勤前の朝の忙しい時間帯に、目的地までの時間や場所等の検索条件を検索画面に入力して出発時間や経路等を検索しなくても、所望の情報を入手することができる。
【0079】
さらに、上記したように、通勤経路の電車に事故等があった場合には、事故情報を検索情報302が表示されている表示位置に表示させてもよい。これにより、ユーザはリアルタイムで予め入力したスケジュール情報に関連する情報を入手できることとなり、ユーザの利便性が向上する。
【0080】
また、図8に示したように、検索情報302を、タブ形式で表示させるようにしてもよい。これにより、検索情報302に表示される所望の情報が複数種類ある場合に、複数種類の情報を簡単に閲覧することが可能となる。例えば、ユーザに優先して通知したい情報から順に1番目のタブ303〜4番目のタブ306まで表示させるようにしてもよい。例えば、スケジュール情報に基づく出発時間を1番目のタブ303に表示し、到着時間を2番目のタブ304に表示し、経路情報を3番目のタブに表示し、事故情報を306に表示させる。
【0081】
例えば、出発時間や経路が変更となる場合には、事故情報のタブ306を一番手前に表示させるようにしてもよい。さらに、事故情報のタブ306を一番手前に表示させる際に、ユーザに注意を促すためのブザー音を出力するようにしてもよい。上記したように、事故情報をサーバ20から受信した情報処理装置10は、出発予定時間や経路時間を再度算出したり検索したりして、事故情報を加味した検索情報を出発時間のタブ303や経路のタブ305に表示する。したがって、ブザー音に気付いたユーザは、事故情報のタブ306を確認した後に、出発時間のタブ303、経路のタブ305を確認して、変更がないか否かを確認することができる。
【0082】
次に、図9および図10を参照して、休日における表示装置の表示例について説明する。図9に示したように、表示画面350には、ユーザにより予め入力されたスケジュール情報を含むカレンダー表示351とともに、おすすめ情報や経路等の検索情報352が表示されている。
【0083】
表示画面350に表示されるように、例えば、予め、ユーザにより「1月10日土曜日の13時に渋谷で待ち合わせ」というスケジュール情報が入力されていた場合にはカレンダー内の該当日に入力されたスケジュール情報の時間、場所等が表示される。そして、1月10日日曜日の午前中の例えば9時頃において、スケジュール情報に基づいた検索情報352が表示される。検索情報352には、例えば、13時に渋谷に着いた場合に、その後に見ることができる映画の情報やイベント等のオススメ情報が表示される。また、予めユーザにより入力されたプリセット経路に基づいて、ユーザの自宅の最寄り駅から目的地までの経路が表示される。さらに、目的地の天気なども表示される。
【0084】
検索情報352に表示されるおすすめ情報は、例えば、目的地の天気によって変更するようにしてもよい。例えば、天候が晴れの場合には屋外のイベントに関連する情報を表示し、天候が雨の場合には屋内のイベントに関連する情報を表示するようにしてもよい。このように、ユーザは待ち合わせの時間や場所等のスケジュール情報を入力しておくだけで、該当日時が休日であれば、待ち合わせの場所に適したイベント情報を入手することができる。また、予めユーザの嗜好情報等を入力しておくことにより、入力された嗜好情報を加味した好適なイベント情報を表示画面に表示させることが可能となる。
【0085】
また、図10に示したように、検索情報352を、タブ形式で表示させるようにしてもよい。該当日時が休日であった場合には、イベント情報のタブ353、天気のタブ354、おすすめプランのタブ355、渋滞情報のタブ356などを重ねて表示させるようにしてもよい。
【0086】
おすすめプランのタブ355は、例えば、ユーザの嗜好情報と待ち合わせ場所を加味して、例えば、13時から18時までに実行可能なプランを表示させてもよい。さらに、おすすめプランとともに、おすすめプランに含まれる場所に行くための経路情報を表示させるようにしてもよい。
【0087】
また、情報処理装置10が、図1に示したように、フォトフレーム形状で縦向きまたは横向きに置くことができる装置であった場合には、図11に示したような縦向き表示をするようにしてもよい。図11に示したように、縦向き表示の場合には、表示画面400に検索情報を複数並べて表示させてもよい。これにより、ユーザは複数種類の検索情報を一度に確認することが可能になり、利便性が向上する。
【0088】
表示画面400では、天気の情報402、イベント情報403、電車時刻404の3つの検索情報が表示されている。これらの3つの検索情報を定期的に他の検索情報に変更するようにしてもよい。また、電車の事故等があった場合には、表示画面400の上部の写真画像部分に大きく目立つように表示して、ユーザに注意を促すようにしてもよい。
【0089】
本実施形態にかかる情報処理装置10によれば、ユーザ操作により予め入力された設定情報に基づいて、ネットワークに接続されたサーバ20に所望の検索情報を問い合わせて、サーバ20から受信した検索情報を所定のタイミングで通知することができる。検索情報の通知は、例えば、該検索情報を表示装置に表示したり、ブザー音を出力したりすることにより行われる。ユーザは、予めスケジュール情報等を入力しておくだけで、所望の情報をリアルタイムで取得することが可能となる。
【0090】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0091】
例えば、上記実施形態では、情報処理装置10を操作するユーザのスケジュール情報に基づいて検索情報を通知することとしたが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、ユーザと関係する他人のスケジュールに基づいて検索情報を通知するようにしてもよい。例えば、他人のスケジュールに基づいて、他人のスケジュールの空いている日時を通知するようにしてもよいし、本人と他人のスケジュールの合う日時を通知するようにしてもよい。さらに、共通のスケジュール情報を有している場合には、本人と他人のスケジュールや自宅の場所等からおすすめプラン等を提供するようにしてもよい。
【符号の説明】
【0092】
1 筐体
2 表示部
3 操作釦
4 支持用脚部
10 情報処理装置
11 抽出部
12 問い合わせ部
13 通知部
14 受信部
15 記憶部
16 表示装置
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法およびプログラムに関し、特に、スケジュール情報に基づいてリアルタイムに所望の情報を提供する情報処理装置、情報処理方法およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、PC(Personal Computer)や携帯端末などに搭載されているスケジュール管理システムを用いて、自身のスケジュールを管理することが頻繁に行われている。スケジュール管理システムは、PC等において動作するソフトウェアであり、ユーザは、予定の詳細や場所、時間等のスケジュール情報を入力する。
【0003】
上記スケジュール管理システムでは、ユーザによりスケジュール情報が入力されることによって、例えば、1月毎に該当日にスケジュール情報が表示されたカレンダー状のスケジュール表を作成したり、入力された予定時間に近づいた場合に当該予定を表示したりすることができる。また、入力されたスケジュール情報から、移動情報を取得して、移動に使用する交通機関や運賃等に基づいて、移動区間の運賃等を検索する技術が開示されている(例えば、特許文献1)。特許文献1によれば、ユーザに入力されたスケジュール情報から、ユーザが移動する際に発生する交通費等を自動的に計算して、清算処理等をすることが可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2002−245213号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで最近では、PCや携帯端末等の様々な機器がインターネット等に接続して種々の情報を取得できるようになっている。ユーザは、インターネット等に接続された端末機器において、目的地や出発時間を入力することにより、乗り換え情報や到着時間を検索することができる。ユーザにより予め入力されたスケジュール情報を元に、自動的に乗り換え情報等が検索されてユーザに提供されれば、ユーザにとっての利便性が向上する。
【0006】
上記特許文献1では、ユーザにより入力されたスケジュール情報から時刻とは関係のない移動に関する情報を取得して、交通費等の固定化された情報を検索することができる。しかしながら、現在時刻と対応付けられたスケジュール情報に基づいて、リアルタイムな情報を検索して提供することはできなかった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、予め入力された設定情報に基づいて、所望の情報をリアルタイムで提供することが可能な、新規かつ改良された情報処理装置、情報処理方法およびプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、ユーザ操作により予め入力された設定情報に基づいて、ネットワークに接続されたサーバに所望の検索情報を問い合わせる問い合わせ部と、問い合わせ部によりサーバに問い合わせられた検索情報を受信する受信部と、受信部により受信された検索情報を、所定のタイミングに通知する通知部と、を備える、情報処理装置が提供される。
【0008】
かかる構成によれば、ユーザ操作により予め入力された設定情報に基づいて、ネットワークに接続されたサーバに所望の検索情報を問い合わせて、サーバから受信した検索情報を所定のタイミングで通知することができる。これによりユーザは、予め所定の設定情報等を入力しておくだけで、所望の情報をリアルタイムで取得することが可能となる。
【0009】
また、ユーザ操作により予め入力された設定情報から、問い合わせ部により検索情報を問い合わせさせるための所定の情報を抽出する抽出部を備え、問い合わせ部は、抽出部により抽出された所定の情報に基づいて、サーバに所望の検索情報を問い合わせるようにしてもよい。
【0010】
また、上記通知部は、検索情報を所定のタイミングで表示装置に表示させるようにしてもよい。
【0011】
また、上記受信部は、検索情報以外の情報を受信し、問い合わせ部は、受信部により検索情報以外の情報が受信された場合に、サーバに再度検索情報を問い合わせるようにしてもよい。
【0012】
また、上記通知部は、受信部により新たに受信された検索情報が、以前に受信された検索情報と異なる場合に該検索情報を通知するようにしてもよい。
【0013】
また、ユーザ操作により予め入力された設定情報は、ユーザのスケジュール情報であり、問い合わせ部は設定情報に含まれるスケジュール情報に基づいて、所定の案内情報を問い合わせるようにしてもよい。
【0014】
また、上記抽出部は、設定情報から現在時刻に応じたユーザのスケジュール情報を抽出するようにしてもよい。
【0015】
また、上記通知部は、ユーザのスケジュール情報を含むカレンダーとともに、問い合わせ部により問い合わせられたスケジュール情報に基づく所定の案内情報を表示装置に表示させるようにしてもよい。
【0016】
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、ユーザ操作により予め入力された設定情報に基づいて、ネットワークに接続されたサーバに所望の検索情報を問い合わせるステップと、サーバに問い合わせられた検索情報を受信するステップと、受信された検索情報を、所定のタイミングに通知するステップと、を含む、情報処理方法が提供される。
【0017】
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータを、ユーザ操作により予め入力された設定情報に基づいて、ネットワークに接続されたサーバに所望の検索情報を問い合わせる問い合わせ部と、問い合わせ部によりサーバに問い合わせられた検索情報を受信する受信部と、受信部により受信された検索情報を、所定のタイミングに通知する通知部と、を備える、情報処理装置として機能させるための、プログラムが提供される。
【発明の効果】
【0018】
以上説明したように本発明によれば、予め入力された設定情報に基づいて、所望の情報をリアルタイムで提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の一実施形態にかかる情報処理装置を概略的に示した模式図である。
【図2】同実施形態にかかる情報処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図3】同実施形態にかかる情報処理装置の機能構成を示したブロック図である。
【図4】同実施形態にかかる情報処理装置の情報処理方法を示すフローチャートである。
【図5】同実施形態にかかる情報処理装置の情報処理方法を示すフローチャートである。
【図6】同実施形態にかかる情報処理装置における問い合わせ方法について説明する説明図である。
【図7】同実施形態にかかる情報処理装置における表示例について説明する説明図である。
【図8】同実施形態にかかる情報処理装置における表示例について説明する説明図である。
【図9】同実施形態にかかる情報処理装置における表示例について説明する説明図である。
【図10】同実施形態にかかる情報処理装置における表示例について説明する説明図である。
【図11】同実施形態にかかる情報処理装置における表示例について説明する説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0021】
また、以下に示す順序に従って、当該「発明を実施するための最良の形態」を説明する。
〔1〕本実施形態の目的
〔2〕情報処理装置の概要
〔3〕情報処理装置のハードウェア構成
〔4〕情報処理装置の機能構成
〔5〕情報処理装置の動作
〔6〕情報処理装置の表示装置における表示例
【0022】
〔1〕本実施形態の目的
まず本発明の実施形態の目的について説明する。近年、PC(Personal Computer)や携帯端末などに搭載されているスケジュール管理システムを用いて、自身のスケジュールを管理することが頻繁に行われている。スケジュール管理システムは、PC等において動作するソフトウェアであり、ユーザは、予定の詳細や場所、時間等のスケジュール情報を入力する。
【0023】
上記スケジュール管理システムでは、ユーザによりスケジュール情報が入力されることによって、例えば、1月毎に該当日にスケジュール情報が表示されたカレンダー状のスケジュール表を作成したり、入力された予定時間に近づいた場合に当該予定を表示したりすることができる。また、入力されたスケジュール情報から、移動情報を取得して、移動に使用する交通機関や運賃等に基づいて、移動区間の運賃等を検索する技術が開示されている。当該運賃等の検索技術によれば、ユーザに入力されたスケジュール情報から、ユーザが移動する際に発生する交通費等を自動的に計算して、清算処理等をすることが可能となる。
【0024】
ところで最近では、PCや携帯端末等の様々な機器がインターネット等に接続して種々の情報を取得できるようになっている。ユーザは、インターネット等に接続された端末機器において、目的地や出発時間を入力することにより、乗り換え情報や到着時間を検索することができる。ユーザにより予め入力されたスケジュール情報を元に、自動的に乗り換え情報等が検索されてユーザに提供されれば、ユーザにとっての利便性が向上する。
【0025】
上記した運賃等の検索技術では、ユーザにより入力されたスケジュール情報から時刻とは関係のない移動に関する情報を取得して、交通費等の固定化された情報を検索することができる。しかしながら、現在時刻と対応付けられたスケジュール情報に基づいて、リアルタイムな情報を検索して提供することはできなかった。
【0026】
そこで、上記のような事情を一着眼点として、本発明の実施形態にかかる情報処理装置10が創作されるに至った。本実施形態にかかる情報処理装置10によれば、予め入力された設定情報に基づいて、所望の情報をリアルタイムで提供することが可能となる。
【0027】
〔2〕情報処理装置の概要
次に、図1を参照して、本発明の一実施形態にかかる情報処理装置10の概要について説明する。図1は、一実施形態にかかる情報処理装置10を概略的に示した模式図である。 本実施形態では、特に、図1に示したような写真立て形状の情報処理装置10を例示して説明するが、情報処理装置10は、かかる例に限定されない。例えば、携帯電話やPDA(Personal Digital Assistant)や小型のPCなど、表示装置を備える情報処理端末に本発明を適用することができる。また、情報処理装置10とは別体に表示装置を備えていてもよい。
【0028】
図1に示したように、情報処理装置10は、例えば、フレームを有する筐体1、表示部2、操作釦3、支持用脚部4などを備える。筐体1は、表示部2を囲むフレームを有し、当該フレームに操作釦3などの操作手段を備える。また、フレームには、ユーザ操作が可能なタッチセンサやスイッチ、ランプなどを備える。さらに、インターネット等に接続するための通信用デバイスやメモリカード等の情報を読み書きするドライブ等を備える。
【0029】
表示部2は、画像や文書等のコンテンツを表示するディスプレイであって、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ(LCD)装置、OLED(Organic Light Emitting Display)装置などを例示できる。
【0030】
支持用脚部4は、筐体1に取り付けられ、表示部2が上向きに傾斜するように筐体1を支える。また、支持用脚部4が筐体1を支えることにより、筐体1は横向きに置かれたり、縦向きに置かれたりすることができる。
【0031】
本実施形態では、情報処理装置10は、図1に示した写真立て形状を有しており、ユーザは、情報処理装置10の筐体1を保持して気軽に横向きにしたり縦向きにしたりすることができる。また、情報処理装置10は、筐体1の傾きを検知する傾きセンサ(図示せず)を有している。情報処理装置10は、筐体1が横向きであるか縦向きであるかを傾きセンサで検知して、筐体1の向きに応じた表示をするようにしてもよい。
【0032】
〔3〕情報処理装置のハードウェア構成
以上、情報処理装置10の概要について説明した。次に、図2を参照して、情報処理装置10のハードウェア構成について説明する。図2は、本実施形態にかかる情報処理装置10のハードウェア構成を示すブロック図である。
【0033】
図2は、本実施形態にかかる情報処理装置10のハードウェア構成を示した説明図である。図2に示したように、情報処理装置10は、CPU(Central Processing Unit)101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103と、ホストバス104と、ブリッジ105と、外部バス106と、インタフェース107と、入力装置108と、出力装置109と、ストレージ装置(HDD)110と、ドライブ111と、通信装置112とを備える。
【0034】
CPU101は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムに従って情報処理装置10内の動作全般を制御する。また、CPU101は、マイクロプロセッサであってもよい。ROM102は、CPU101が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。RAM103は、CPU101の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一次記憶する。これらはCPUバスなどから構成されるホストバス104により相互に接続されている。
【0035】
ホストバス104は、ブリッジ105を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バス106に接続されている。なお、必ずしもホストバス104、ブリッジ105および外部バス106を分離構成する必要はなく、一のバスにこれらの機能を実装してもよい。
【0036】
入力装置108は、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、マイク、スイッチおよびレバーなどユーザが情報を入力するための入力手段と、ユーザによる入力に基づいて入力信号を生成し、CPU101に出力する入力制御回路などから構成されている。情報処理装置10のユーザは、該入力装置108を操作することにより、情報処理装置10に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。
【0037】
情報処理装置10が、図1に示したような写真立て形状の装置である場合には、筐体1のフレームに設けられた操作釦を押下したり、同じくフレームに設けられたタッチパネルの該当部分を押下したりする。操作釦等の押下により、ユーザが、表示部2に表示されたコンテンツを切り替えたり、所望の情報を選択したりすることが可能となる。
【0038】
出力装置109は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ(LCD)装置、OLED(Organic Light Emitting Display)装置およびランプなどの表示装置と、スピーカおよびヘッドホンなどの音声出力装置で構成される。表示装置は、画像データ等の各種情報をテキストまたはイメージで表示する。一方、音声出力装置は、音声データ等を音声に変換して出力する。
【0039】
ストレージ装置110は、本実施形態にかかる情報処理装置10の記憶部の一例として構成されたデータ格納用の装置である。ストレージ装置110は、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読出し装置および記憶媒体に記録されたデータを削除する削除装置などを含んでもよい。ストレージ装置110は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)で構成される。このストレージ装置110は、ハードディスクを駆動し、CPU101が実行するプログラムや各種データを格納する。また、このストレージ装置110には、画像や文書等のコンテンツデータ、メタデータ、および装置データなどが記録される。
【0040】
ドライブ111は、記憶媒体用リーダライタであり、情報処理装置10に内蔵、あるいは外付けされる。ドライブ111は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記憶媒体120に記録されている情報を読み出して、RAM103に出力する。
【0041】
通信装置112は、例えば、通信網121に接続するための通信デバイス等で構成された通信インタフェースである。また、通信装置112は、無線LAN(Local Area Network)対応通信装置であっても、ワイヤレスUSB対応通信装置であっても、有線による通信を行うワイヤー通信装置であってもよい。この通信装置112は、通信網121を介してインターネットに接続して各種情報を取得することができる。また、インターネット上で提供されるアプリケーション等を用いて、画像等のコンテンツを表示部2に表示させることができる。
【0042】
〔4〕情報処理装置の機能構成
以上、情報処理装置10のハードウェア構成について説明した。次に、図3を参照して、本実施形態にかかる情報処理装置10の機能構成について説明する。
【0043】
図3は、本実施形態にかかる情報処理装置10の機能構成を示したブロック図である。図3に示したように、本実施形態にかかる情報処理装置10は、主に、抽出部11、問い合わせ部12、通知部13、受信部14、記憶部15などを備える。
【0044】
記憶部15には、ユーザ操作により予め入力された設定情報が記憶されている。ユーザにより入力される設定情報は、例えば、ユーザのスケジュール情報である。スケジュール情報は、スケジュール管理システム等のソフトウェアを用いて入力され、予定の詳細や場所、時間等の情報である。スケジュール管理システムは、情報処理装置10に搭載され、ユーザ操作によりスケジュール情報が入力されるようにしてもよい。また、スケジュール管理システムが情報処理装置10とは別体の装置に搭載されている場合には、入力されたスケジュール情報のみ情報処理装置10の記憶部15に記憶するようにしてもよい。さらに、情報処理装置10に接続されたサーバ20内で管理されているスケジュール情報を、ネットワークを介して受信して、受信したスケジュール情報を記憶部15に記憶するようにしてもよい。
【0045】
また、ユーザ操作により予め入力される設定情報としては、会社や学校等頻繁に行く場所への経路を例示できる。ユーザ操作により、自宅から会社等への経路として、使用する駅名や乗り換えの駅名等や、休日頻繁に出向く場所への経路や頻繁に立ち寄る場所などの複数の経路情報が設定情報として記憶部15に記憶されている。
【0046】
抽出部11は、ユーザ操作により予め入力され、記憶部15に記憶された設定情報から、後述する問い合わせ部12によりサーバに問い合わせさせるための所定の情報を抽出する機能を有する。上記したように、設定情報にはスケジュール情報や経路情報などが含まれている。抽出部11は、現在日時に応じたスケジュール情報と経路情報を記憶部15に記憶された設定情報から抽出するようにしてもよい。例えば、現在時刻が午前7時であった場合には、該当日の午前7時付近のスケジュール情報を抽出し、該当日が平日であれば、ユーザが通常利用する通勤経路を抽出する。抽出部11は、抽出した所定の情報を問い合わせ部12に提供する。
【0047】
問い合わせ部12は、抽出部11により抽出された設定情報に基づいて、ネットワークを介して接続されたサーバ20に所望の検索情報を問い合わせる機能を有する。例えば、抽出部11により、スケジュール情報と経路情報が抽出された場合には、スケジュール情報に含まれる日時や場所の情報と経路情報とを用いて、サーバ20に乗り換え案内情報を問い合わせる。問い合わせ部12は、所定の間隔でサーバ20に問い合わせするようにしてもよいし、スケジュール情報の該当日時に問い合わせするようにしてもよい。
【0048】
また、問い合わせ部12は、抽出部11により抽出されたスケジュール情報が休日のスケジュール情報であった場合には、日時や場所等を用いてサーバ20にイベント情報等の問い合わせを行うようにしてもよい。例えば、「日曜日の13時に渋谷で待ち合わせ」というスケジュール情報が提供された場合には、該当する日曜日の13時以降、渋谷で上映されている映画の情報を問い合わせるようにしてもよい。
【0049】
受信部14は、問い合わせ部12によりサーバ20に問い合わせられた検索情報を受信する機能を有する。上記したように、問い合わせ部12によりスケジュール情報と経路情報とにより乗り換え案内情報が問い合わせられた場合には、サーバ20により検索された乗り換え案内情報を受信する。ここで、乗り換え案内情報は、現在時刻において最短距離となる経路情報や、電車等の運行時刻等などである。受信部14は、受信した検索情報を通知部13に提供する。
【0050】
また、受信部14は、問い合わせ部12により問い合わせた結果として受信する検索情報以外の情報を受信する。例えば、設定情報に含まれる経路に関連する電車等の事故情報や、当日の天候情報等を受信するようにしてもよい。受信部14は、定期的に事故情報等を受信するようにしてもよいし、事故等があった場合に当該事故情報を受信するようにしてもよい。天候情報についても、所定の時間に受信するようにしてもよいし、ユーザ操作に応じて受信するようにしてもよい。
【0051】
受信部14は、問い合わせ部12により問い合わせた結果としての検索情報以外の情報を受信した場合には、当該情報を受信した旨を問い合わせ部12に通知する。問い合わせ部12は、受信部14より検索情報以外の情報を受信した旨の通知があった場合には、再度サーバ20に検索情報の問い合わせを行う。
【0052】
通知部13は、受信部14により提供された検索情報を、所定のタイミングで通知する機能を有する。所定のタイミングとは、例えば、30分毎に通知するようにしてもよいし、ユーザ操作に応じて通知してもよい。また、カレンダー等の所定のアプリケーションが起動された場合に通知するようにしてもよい。また、受信部14により提供された情報が、以前に通知された情報と異なる場合に該情報を通知するようにしてもよい。
【0053】
ここで通知部13による通知とは、表示装置に所定の情報を表示させてもよいし、音声装置により所定の情報を音声出力してもよいし、ブザー音とともに表示装置に表示させるようにしてもよい。通知部13により表示装置への表示内容については、後で詳細に説明する。
【0054】
通知部13は、受信部14により受信した経路情報から、ユーザが自宅を出発する目安の時間を算出して通知するようにしてもよい。また、受信部14により事故情報等の通常時の情報とは異なる情報を取得した場合には、事故情報等を考慮した出発時間を算出して通知するようにしてもよい。さらに、事故情報等を通知する場合には、アラーム音等を出力して、ユーザに注意を促すようにしてもよい。さらに、受信部14により事故情報等を提供された場合には、通常時にセットされている目覚まし音を通常時よりも所定時間早めて出力するようにしてもよい。
【0055】
また、平日は電車の事故情報や遅延情報を通知し、休日は渋滞情報を通知してもよい。また、夕方以降の時間帯には、サーバ20から提供されるニュース速報等を通知するようにしてもよい。また、通知部13は、記憶部15に記憶されているスケジュール情報を表示装置に表示させてもよい。
【0056】
上記したように、問い合わせ部12により、休日の所定場所の映画情報について問い合わせが行われた場合には、通知部13は、サーバ20から検索情報として受信部14により受信された映画情報を表示装置16に表示する。また、映画情報等のイベント情報とともに、イベントが行われている場所までの経路情報や乗り換え案内情報を表示装置16に表示してもよい。
【0057】
〔5〕情報処理装置の動作
以上、情報処理装置10の構成について説明した。次に、図4および図5を参照して、情報処理装置の動作の詳細について説明する。図4および図5は、情報処理装置10の情報処理方法を示すフローチャートである。図4に示したように、まず、抽出部11は、記憶部15に記憶されている設定情報から、問い合わせ部12によりサーバ20に問い合わせさせるための情報を抽出する(S102)。
【0058】
ステップS102において抽出部11により抽出される情報は、ユーザのスケジュール情報や頻繁に利用する経路情報などである。記憶部15に記憶されている設定情報には、ユーザ操作に応じて、予めスケジュール管理システム等のソフトウェアを用いて入力されたスケジュール情報などが含まれる。スケジュール情報は、記憶部15に記憶されている設定情報に含まれていてもよいし、情報処理装置10とは別体の装置に記憶されていてもよい。また、ネットワークで接続されたサーバ内にスケジュール情報等が管理され、ネットワークを介して該当日時のスケジュール情報を受信するようにしてもよい。
【0059】
設定情報に含まれる経路情報については、会社や学校等頻繁に行く場所への経路や、休日頻繁に出向く場所への経路など複数の経路情報が予め入力されている。そして、ステップS102において抽出部11により抽出された情報は、問い合わせ部12に提供されて、問い合わせ部12はサーバ20に所望の検索情報の問い合わせを行う(S104)。
【0060】
ステップS104において問い合わせ部12においてサーバ20に問い合わせる検索情報としては、スケジュール情報と経路情報とから問い合わせ可能な乗り換え案内情報などが例示できる。また、スケジュール情報に含まれる日時が休日の場合には、スケジュール情報に含まれる場所の情報に応じたイベント情報を問い合わせる。
【0061】
そして、受信部14は、ステップS104において問い合わせ部12により問い合わせされた検索情報を受信する(S106)。上記したように、受信部14は、乗り換え案内情報やイベント情報などを受信する。乗り換え案内情報は、例えば、現在時刻において最短距離となる経路情報や、電車等の運行時刻などである。また、イベント情報は、待ち合わせ時間と場所等に応じたイベント情報であって、例えば映画の上映時間の情報などを例示できる。
【0062】
次に、通知部13は、ステップS106において受信部14により受信された検索情報を所定のタイミングで通知する(S108)。ステップS108における通知部13による通知としては、例えば、検索情報を表示装置に表示したり、音声出力装置により出力したりするなどが挙げられる。ステップS108における通知のタイミングは、例えば、30分毎に通知するようにしてもよいし、ユーザ操作に応じて通知してもよい。また、カレンダー等の所定のアプリケーションが起動された場合に通知するようにしてもよい。また、受信部14により提供された情報が、以前に通知された情報と異なる場合に該情報を通知するようにしてもよい。
【0063】
また、ステップS108において、受信部14により受信した経路情報から、ユーザが自宅を出発する目安の時間を算出して通知するようにしてもよい。また、ステップS104において、問い合わせ部12により、休日の所定場所の映画情報について問い合わせが行われた場合には、通知部13は、サーバ20から検索情報として受信部14により受信された映画情報を表示装置16に表示してもよい。また、映画情報等のイベント情報とともに、イベントが行われている場所までの経路情報や乗り換え案内情報を表示装置16に表示してもよい。
【0064】
次に、図5を参照して、受信部14が検索情報以外の情報を受信した場合について説明する。図5に示したように、まず、受信部14は、問い合わせ部12により問い合わせされた検索情報以外の情報をサーバ20から受信する(S202)。ステップS202において受信される検索情報以外の情報とは、例えば、設定情報に含まれる経路に関連する電車等の事故情報や、当日の天候情報などである。受信部14は、定期的に事故情報等を受信するようにしてもよいし、事故等があった場合に当該事故情報を受信するようにしてもよい。天候情報についても、所定の時間に受信するようにしてもよいし、ユーザ操作に応じて受信するようにしてもよい。
【0065】
ステップS202において、受信部14により検索情報以外の情報が受信された場合には、問い合わせ部12は、再度サーバ20に問い合わせを行う(S204)。ステップS204におけるサーバ20への問い合わせは、スケジュール情報と経路情報とから問い合わせ可能な乗り換え案内情報などである。
【0066】
例えば、受信部14により通勤経路として使用している経路が事故等のため使用できない場合には、記憶部15に記憶されている設定情報のなかから、通常の通勤経路とは異なる他の経路を用いてサーバ20に問い合わせを行う。これにより、事故情報が加味された乗り換え案内情報をリアルタイムに通知することが可能となる。
【0067】
次に、ステップS204において問い合わせ部12において問い合わせた結果としての検索情報を受信部14がサーバ20から受信する(S206)。そして、ステップS206において受信部14により受信された検索情報を提供された通知部13は、ステップS208の処理を実行する。すなわち、通知部13は、ステップS206において受信した検索情報が、以前受信した検索情報と異なるか否かを判定する(S208)。
【0068】
ステップS208において、新たに受信した検索情報が、以前に受信した検索情報と異なると判定された場合には、通知部13は、新たに受信した検索情報を通知する(S210)。また、ステップS208において、新たに受信した検索情報が、以前に受信した検索情報と同じであると判定された場合には、通知部13による通知はせずに処理を終了する。
【0069】
ステップS210において、通知部13は、受信部14により事故情報等の通常時の情報とは異なる情報を取得した場合に、事故情報等を考慮した出発時間を算出して通知するようにしてもよい。さらに、事故情報等を通知する場合には、アラーム音等を出力して、ユーザに注意を促すようにしてもよい。さらに、受信部14により事故情報等を提供された場合には、通常時にセットされている目覚まし音を通常時よりも所定時間早めて出力するようにしてもよい。
【0070】
また、ステップS210において、通知部13は、平日は電車の事故情報や遅延情報を通知し、休日は渋滞情報を通知してもよい。また、夕方以降の時間帯には、サーバ20から提供されるニュース速報等を通知するようにしてもよい。また、通知部13は、記憶部15に記憶されているスケジュール情報を表示装置16に表示させてもよい。
【0071】
このように、情報処理装置10によれば、予め入力されたスケジュール等の設定情報に基づいて、乗り換え案内情報等の所望の検索情報を表示装置等に所定のタイミングで表示させることができる。すなわち、ユーザが検索条件を入力してサーバ20に問い合わせを行わなくとも所望の検索情報を取得することができる。
【0072】
ユーザは、ユーザ自身のスケジュールを予め入力しておくだけで、好適なタイミングで自動的にユーザが所望する乗り換え案内等の情報を取得できる。また、通勤経路内の電車等に事故や遅延があった場合には、事故情報を加味した乗り換え案内等の情報を取得することができる。したがって、ユーザは面倒な入力や検索をせずとも、リアルタイムで所望の情報を取得することが可能となる。
【0073】
〔6〕情報処理装置の表示装置における表示例
以上、情報処理装置10の動作について説明した。次に、図6〜図11を参照して、情報処理装置10の表示装置における表示例について説明する。表示例の説明は、図6に示した具体例を用いた検索情報の問い合わせ方法とともに説明する。図6は、情報処理装置10における問い合わせ方法について説明する説明図である。
【0074】
図6に示したように、情報処理装置10は、スケジューラ等のアプリケーションに連動して予め入力されたスケジュール情報51から、日付、時間、場所、イベント名等の情報を抽出する。また、予め入力されたプリセット経路52から日付、時間、経路を抽出する。そして、抽出された情報のうち、日付、時間、場所、経路等の乗り換え案内を自動で検索するための情報53を用いて、サーバ20に問い合わせする。
【0075】
そして、通常時、サーバ20から運行情報等の検索情報を取得すると、予め入力されている経路情報等に基づいて、出発目安時間、目的地までの最適な経路等の検索情報54をユーザに通知する。また、さらに、交通機関に事故等があった場合には、事故情報55を受信する。また、事故情報55と予め入力されたプリセット経路52とから、迂回経路の出発目安時間、通常時とは異なる目的地までの経路等の情報56をユーザに通知する。
【0076】
検索情報54や事故情報55、その他の情報56の表示例については、例えば、図7に示した表示画面300が考えられる。図7に示したように、表示画面300には、ユーザにより予め入力されたスケジュール情報を含むカレンダー表示301とともに、出発目安時間や目的地までの経路等の検索情報302が表示されている。
【0077】
表示画面300に表示されるように、例えば、予め、ユーザにより「1月7日水曜日の9時30分に恵比寿に立ち寄る」というスケジュール情報が入力されていた場合には、カレンダー内の該当日に入力されたスケジュール情報の時間、場所等が表示される。そして、1月7日水曜日の朝の時間帯の例えば7時半頃において、スケジュール情報に基づいた検索情報302が表示される。検索情報302には、例えば、9時半に恵比寿に到着するための出発目安時間の複数の候補が表示される。また、予めユーザにより入力されたプリセット経路に基づいて、ユーザの自宅の最寄り駅から目的地までの経路が表示される。
【0078】
このように、ユーザは予め目的地や場所等のスケジュール情報を入力しておくだけで、該当する日時に出発目安時間等の所望の情報が表示装置16に表示されることとなる。したがって、ユーザは、出勤前の朝の忙しい時間帯に、目的地までの時間や場所等の検索条件を検索画面に入力して出発時間や経路等を検索しなくても、所望の情報を入手することができる。
【0079】
さらに、上記したように、通勤経路の電車に事故等があった場合には、事故情報を検索情報302が表示されている表示位置に表示させてもよい。これにより、ユーザはリアルタイムで予め入力したスケジュール情報に関連する情報を入手できることとなり、ユーザの利便性が向上する。
【0080】
また、図8に示したように、検索情報302を、タブ形式で表示させるようにしてもよい。これにより、検索情報302に表示される所望の情報が複数種類ある場合に、複数種類の情報を簡単に閲覧することが可能となる。例えば、ユーザに優先して通知したい情報から順に1番目のタブ303〜4番目のタブ306まで表示させるようにしてもよい。例えば、スケジュール情報に基づく出発時間を1番目のタブ303に表示し、到着時間を2番目のタブ304に表示し、経路情報を3番目のタブに表示し、事故情報を306に表示させる。
【0081】
例えば、出発時間や経路が変更となる場合には、事故情報のタブ306を一番手前に表示させるようにしてもよい。さらに、事故情報のタブ306を一番手前に表示させる際に、ユーザに注意を促すためのブザー音を出力するようにしてもよい。上記したように、事故情報をサーバ20から受信した情報処理装置10は、出発予定時間や経路時間を再度算出したり検索したりして、事故情報を加味した検索情報を出発時間のタブ303や経路のタブ305に表示する。したがって、ブザー音に気付いたユーザは、事故情報のタブ306を確認した後に、出発時間のタブ303、経路のタブ305を確認して、変更がないか否かを確認することができる。
【0082】
次に、図9および図10を参照して、休日における表示装置の表示例について説明する。図9に示したように、表示画面350には、ユーザにより予め入力されたスケジュール情報を含むカレンダー表示351とともに、おすすめ情報や経路等の検索情報352が表示されている。
【0083】
表示画面350に表示されるように、例えば、予め、ユーザにより「1月10日土曜日の13時に渋谷で待ち合わせ」というスケジュール情報が入力されていた場合にはカレンダー内の該当日に入力されたスケジュール情報の時間、場所等が表示される。そして、1月10日日曜日の午前中の例えば9時頃において、スケジュール情報に基づいた検索情報352が表示される。検索情報352には、例えば、13時に渋谷に着いた場合に、その後に見ることができる映画の情報やイベント等のオススメ情報が表示される。また、予めユーザにより入力されたプリセット経路に基づいて、ユーザの自宅の最寄り駅から目的地までの経路が表示される。さらに、目的地の天気なども表示される。
【0084】
検索情報352に表示されるおすすめ情報は、例えば、目的地の天気によって変更するようにしてもよい。例えば、天候が晴れの場合には屋外のイベントに関連する情報を表示し、天候が雨の場合には屋内のイベントに関連する情報を表示するようにしてもよい。このように、ユーザは待ち合わせの時間や場所等のスケジュール情報を入力しておくだけで、該当日時が休日であれば、待ち合わせの場所に適したイベント情報を入手することができる。また、予めユーザの嗜好情報等を入力しておくことにより、入力された嗜好情報を加味した好適なイベント情報を表示画面に表示させることが可能となる。
【0085】
また、図10に示したように、検索情報352を、タブ形式で表示させるようにしてもよい。該当日時が休日であった場合には、イベント情報のタブ353、天気のタブ354、おすすめプランのタブ355、渋滞情報のタブ356などを重ねて表示させるようにしてもよい。
【0086】
おすすめプランのタブ355は、例えば、ユーザの嗜好情報と待ち合わせ場所を加味して、例えば、13時から18時までに実行可能なプランを表示させてもよい。さらに、おすすめプランとともに、おすすめプランに含まれる場所に行くための経路情報を表示させるようにしてもよい。
【0087】
また、情報処理装置10が、図1に示したように、フォトフレーム形状で縦向きまたは横向きに置くことができる装置であった場合には、図11に示したような縦向き表示をするようにしてもよい。図11に示したように、縦向き表示の場合には、表示画面400に検索情報を複数並べて表示させてもよい。これにより、ユーザは複数種類の検索情報を一度に確認することが可能になり、利便性が向上する。
【0088】
表示画面400では、天気の情報402、イベント情報403、電車時刻404の3つの検索情報が表示されている。これらの3つの検索情報を定期的に他の検索情報に変更するようにしてもよい。また、電車の事故等があった場合には、表示画面400の上部の写真画像部分に大きく目立つように表示して、ユーザに注意を促すようにしてもよい。
【0089】
本実施形態にかかる情報処理装置10によれば、ユーザ操作により予め入力された設定情報に基づいて、ネットワークに接続されたサーバ20に所望の検索情報を問い合わせて、サーバ20から受信した検索情報を所定のタイミングで通知することができる。検索情報の通知は、例えば、該検索情報を表示装置に表示したり、ブザー音を出力したりすることにより行われる。ユーザは、予めスケジュール情報等を入力しておくだけで、所望の情報をリアルタイムで取得することが可能となる。
【0090】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0091】
例えば、上記実施形態では、情報処理装置10を操作するユーザのスケジュール情報に基づいて検索情報を通知することとしたが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、ユーザと関係する他人のスケジュールに基づいて検索情報を通知するようにしてもよい。例えば、他人のスケジュールに基づいて、他人のスケジュールの空いている日時を通知するようにしてもよいし、本人と他人のスケジュールの合う日時を通知するようにしてもよい。さらに、共通のスケジュール情報を有している場合には、本人と他人のスケジュールや自宅の場所等からおすすめプラン等を提供するようにしてもよい。
【符号の説明】
【0092】
1 筐体
2 表示部
3 操作釦
4 支持用脚部
10 情報処理装置
11 抽出部
12 問い合わせ部
13 通知部
14 受信部
15 記憶部
16 表示装置
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ操作により予め入力された設定情報に基づいて、ネットワークに接続されたサーバに所望の検索情報を問い合わせる問い合わせ部と、
前記問い合わせ部により前記サーバに問い合わせられた検索情報を受信する受信部と、
前記受信部により受信された検索情報を、所定のタイミングに通知する通知部と、
を備える、情報処理装置。
【請求項2】
ユーザ操作により予め入力された設定情報から、前記問い合わせ部により検索情報を問い合わせさせるための所定の情報を抽出する抽出部を備え、
前記問い合わせ部は、前記抽出部により抽出された所定の情報に基づいて、前記サーバに所望の検索情報を問い合わせる、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記通知部は、前記検索情報を所定のタイミングで表示装置に表示させる、請求項1または2のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記受信部は、前記検索情報以外の情報を受信し、
前記問い合わせ部は、前記受信部により前記検索情報以外の情報が受信された場合に、前記サーバに再度検索情報を問い合わせる、請求項1〜3のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記通知部は、
前記受信部により新たに受信された検索情報が、以前に受信された検索情報と異なる場合に該検索情報を通知する、請求項1〜4のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項6】
ユーザ操作により予め入力された前記設定情報は、ユーザのスケジュール情報であり、
前記問い合わせ部は前記設定情報に含まれるスケジュール情報に基づいて、所定の案内情報を問い合わせる、請求項1〜5のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記抽出部は、前記設定情報から現在時刻に応じたユーザのスケジュール情報を抽出する、請求項2〜6のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記通知部は、ユーザのスケジュール情報を含むカレンダーとともに、前記問い合わせ部により問い合わせられたスケジュール情報に基づく所定の案内情報を表示装置に表示させる、請求項6または7のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項9】
ユーザ操作により予め入力された設定情報に基づいて、ネットワークに接続されたサーバに所望の検索情報を問い合わせるステップと、
前記サーバに問い合わせられた検索情報を受信するステップと、
前記受信された検索情報を、所定のタイミングに通知するステップと、
を含む、情報処理方法。
【請求項10】
コンピュータを、
ユーザ操作により予め入力された設定情報に基づいて、ネットワークに接続されたサーバに所望の検索情報を問い合わせる問い合わせ部と、
前記問い合わせ部により前記サーバに問い合わせられた検索情報を受信する受信部と、
前記受信部により受信された検索情報を、所定のタイミングに通知する通知部と、
を備える、情報処理装置として機能させるための、プログラム。
【請求項1】
ユーザ操作により予め入力された設定情報に基づいて、ネットワークに接続されたサーバに所望の検索情報を問い合わせる問い合わせ部と、
前記問い合わせ部により前記サーバに問い合わせられた検索情報を受信する受信部と、
前記受信部により受信された検索情報を、所定のタイミングに通知する通知部と、
を備える、情報処理装置。
【請求項2】
ユーザ操作により予め入力された設定情報から、前記問い合わせ部により検索情報を問い合わせさせるための所定の情報を抽出する抽出部を備え、
前記問い合わせ部は、前記抽出部により抽出された所定の情報に基づいて、前記サーバに所望の検索情報を問い合わせる、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記通知部は、前記検索情報を所定のタイミングで表示装置に表示させる、請求項1または2のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記受信部は、前記検索情報以外の情報を受信し、
前記問い合わせ部は、前記受信部により前記検索情報以外の情報が受信された場合に、前記サーバに再度検索情報を問い合わせる、請求項1〜3のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記通知部は、
前記受信部により新たに受信された検索情報が、以前に受信された検索情報と異なる場合に該検索情報を通知する、請求項1〜4のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項6】
ユーザ操作により予め入力された前記設定情報は、ユーザのスケジュール情報であり、
前記問い合わせ部は前記設定情報に含まれるスケジュール情報に基づいて、所定の案内情報を問い合わせる、請求項1〜5のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記抽出部は、前記設定情報から現在時刻に応じたユーザのスケジュール情報を抽出する、請求項2〜6のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記通知部は、ユーザのスケジュール情報を含むカレンダーとともに、前記問い合わせ部により問い合わせられたスケジュール情報に基づく所定の案内情報を表示装置に表示させる、請求項6または7のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項9】
ユーザ操作により予め入力された設定情報に基づいて、ネットワークに接続されたサーバに所望の検索情報を問い合わせるステップと、
前記サーバに問い合わせられた検索情報を受信するステップと、
前記受信された検索情報を、所定のタイミングに通知するステップと、
を含む、情報処理方法。
【請求項10】
コンピュータを、
ユーザ操作により予め入力された設定情報に基づいて、ネットワークに接続されたサーバに所望の検索情報を問い合わせる問い合わせ部と、
前記問い合わせ部により前記サーバに問い合わせられた検索情報を受信する受信部と、
前記受信部により受信された検索情報を、所定のタイミングに通知する通知部と、
を備える、情報処理装置として機能させるための、プログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2010−191486(P2010−191486A)
【公開日】平成22年9月2日(2010.9.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−32025(P2009−32025)
【出願日】平成21年2月13日(2009.2.13)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年9月2日(2010.9.2)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年2月13日(2009.2.13)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】
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