説明

携帯端末用ナビゲーションシステム

【課題】
歩行者が所持する携帯電話、PHS、PDAなどの携帯端末において、2次元表示と3次元表示とが切替可能な携帯端末用ナビゲーションシステムを提供することを目的とする。
【解決手段】
入力受付手段と、現在位置取得手段と、経路情報と地図情報とを所定のサーバから受信する経路・地図情報受信手段と、それらを記憶する経路・地図情報記憶手段と、地図情報を2次元で表示するか、3次元で表示するかを自動的に選択する制御を行う画面選択制御手段と、2次元で表示することが選択された場合には2次元案内画面を作成する2次元案内画面作成手段と、3次元で表示することが選択された場合には3次元案内画面を作成する3次元案内画面作成手段と、作成された2次元案内画面、3次元案内画面の表示を行う表示手段と、を有する携帯端末用ナビゲーションシステムである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、歩行者などが所持する携帯電話、PHS、PDAなどの携帯端末において、2次元表示と3次元表示とが切替可能な携帯端末用ナビゲーションシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
歩行者などが所持する携帯端末において、目的地までに容易に到達するまでの携帯端末用ナビゲーションシステムが従来から利用されている。そして単に道路の経路案内のみならず、建物や地下街などの建造物に入った場合にも経路案内を行うシステムが下記特許文献1及び特許文献2に開示されている。
【0003】
また上述の特許文献以外にも下記特許文献3及び特許文献4には、地図の2次元表示(平面地図表示)及び3次元表示(立体地図表示)を手動で切り替えて行うナビゲーション装置が開示されている。
【0004】
【特許文献1】特開2003−121191号公報
【特許文献2】特開2003−148983号公報
【特許文献3】特開平9−292830号公報
【特許文献4】特開2005−106714号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このように3次元表示を用いて地図を表示するナビゲーション装置によって、利用者は自らの視点で現在位置や進むべき方向を把握できるので便利である。特に複雑な交差点などの分岐がある屋外の場合には極めて有益である。
【0006】
ところがこの3次元表示のままで特許文献1や特許文献2に記載されているような建造物内のナビゲーションを行った場合には、その表示が非常に分かりにくいものとなる。つまり3次元表示を行う場合に、建造物の外部は、実際の建造物を撮像するなどして3次元表示をすることが可能であるが、建造物の内部については、その内装(例えば壁や通路の色、広さ、長さなど)の実写を取得することが非常に困難であるし、また全ての建造物の内部の内装などの情報を取得することも現実的ではない。そうすると、建造物の内部については、推測、或いはある決まった形態のポリゴン表示となるが、これは実際の建造物の内部と異なることが容易に想定される。そうすると3次元表示では、利用者にとって逆にわかりにくい表示となってしまう。
【0007】
更に、建造物、特にビルなどの脇の路上を利用者が移動中には、マルチパスなどの影響でGPSの現在位置が誤差を含みやすい。そのことにより、実際にはビルの脇の路上を移動しているのに、GPSの測位データがビルの内部を示すことがあり、表示のずれが発生してしまう。そうすると、利用者は、建造物の中を移動しているわけではないのに、急に建造物の内部の3次元表示に切り替わってしまい、利用者の現在位置の把握に戸惑う原因ともなってしまう。
【課題を解決するための手段】
【0008】
そこで本発明者は、路上などの建造物の外部を移動中には3次元表示を行い、建造物の内部を移動する場合には2次元表示に切替可能とすることによって、利用者の現在位置を分かりやすくした携帯端末用ナビゲーションシステムを発明した。
【0009】
請求項1の発明は、携帯端末で用いる携帯端末用ナビゲーションシステムであって、前記携帯端末を利用する利用者からの入力を受け付ける入力受付手段と、前記携帯端末の位置情報を取得する現在位置取得手段と、前記入力受付手段で受け付けたナビゲーションに用いる探索条件と、前記現在位置取得手段で取得した位置情報とに基づいて、所定のサーバで算出された経路情報と地図情報とを、前記所定のサーバから受信する経路・地図情報受信手段と、前記受信した経路情報と地図情報とを記憶する経路・地図情報記憶手段と、前記地図情報を2次元で表示するか、3次元で表示するかを、前記位置情報またはその取得方法に基づいて自動的に選択する制御を行う画面選択制御手段と、前記画面選択制御手段において2次元で表示することが選択された場合には、前記経路・地図情報記憶手段に記憶する地図情報に基づいて2次元案内画面を作成する2次元案内画面作成手段と、前記画面選択制御手段において3次元で表示することが選択された場合には、前記経路・地図情報記憶手段に記憶する地図情報に基づいて3次元案内画面を作成する3次元案内画面作成手段と、前記作成された2次元案内画面、3次元案内画面の表示を行う表示手段と、を有する携帯端末用ナビゲーションシステムである。
【0010】
本発明によって、携帯端末で目的地までのナビゲーションを行う場合に、その位置情報などに基づいて、2次元表示/3次元表示の切替を行うことが出来る。特に建造物の外部では3次元表示、建造物の内部では2次元表示とすることによって、利用者にとって分かりやすいナビゲーションとなる。
【0011】
請求項2の発明は、携帯端末で用いる携帯端末用ナビゲーションシステムであって、前記携帯端末を利用する利用者からの入力を受け付ける入力受付手段と、前記携帯端末の位置情報を取得する現在位置取得手段と、前記入力受付手段で受け付けたナビゲーションに用いる探索条件と、前記現在位置取得手段で取得した位置情報とに基づいて、所定のサーバで算出された経路情報と地図情報とを、前記所定のサーバから受信する経路・地図情報受信手段と、前記受信した経路情報と地図情報とを記憶する経路・地図情報記憶手段と、前記現在位置取得手段で取得した位置情報と、前記経路・地図情報記憶手段に記憶する建造物の所定位置の位置情報とを比較し、前記建造物の所定位置より内部に前記取得した位置情報が位置するかを判定し、内部に位置すると判定した場合には2次元案内画面を作成することを選択し、外部に位置すると判定した場合には3次元案内画面を作成することを選択する画面選択制御手段と、前記画面選択制御手段において2次元案内画面を作成することが選択された場合には、前記経路・地図情報記憶手段に記憶する地図情報に基づいて2次元案内画面を作成する2次元案内画面作成手段と、前記画面選択制御手段において3次元案内画面を作成することが選択された場合には、前記経路・地図情報記憶手段に記憶する地図情報に基づいて3次元案内画面を作成する3次元案内画面作成手段と、前記作成された2次元案内画面、3次元案内画面の表示を行う表示手段と、を有する携帯端末用ナビゲーションシステムである。
【0012】
請求項1の発明を更に詳述する1実施形態が本発明である。本発明のように、携帯端末の位置情報が、建造物の内部にあるか外部にあるかを判定し、内部にある場合には2次元表示、外部にある場合には3次元表示と切り替えることで、利用者にとって分かりやすいナビゲーションとなる。
【0013】
請求項3の発明は、携帯端末で用いる携帯端末用ナビゲーションシステムであって、前記携帯端末を利用する利用者からの入力を受け付ける入力受付手段と、前記携帯端末の位置情報を取得する現在位置取得手段と、前記入力受付手段で受け付けたナビゲーションに用いる探索条件と、前記現在位置取得手段で取得した位置情報とに基づいて、所定のサーバで算出された経路情報と地図情報とを、前記所定のサーバから受信する経路・地図情報受信手段と、前記受信した経路情報と地図情報とを記憶する経路・地図情報記憶手段と、前記現在位置取得手段で取得した位置情報と、前記経路・地図情報記憶手段に記憶する建造物の所定位置の位置情報とを比較し、前記建造物の所定位置より内部に前記取得した位置情報が位置するかを判定し、内部に位置すると判定した場合には所定のガイダンスを表示して、それにより2次元案内画面を作成することを前記入力受付手段で受け付けた場合には2次元案内画面を作成することを選択し、外部に位置すると判定した場合には3次元案内画面を作成することを選択する画面選択制御手段と、前記画面選択制御手段において2次元案内画面を作成することが選択された場合には、前記経路・地図情報記憶手段に記憶する地図情報に基づいて2次元案内画面を作成する2次元案内画面作成手段と、前記画面選択制御手段において3次元案内画面を作成することが選択された場合には、前記経路・地図情報記憶手段に記憶する地図情報に基づいて3次元案内画面を作成する3次元案内画面作成手段と、前記作成された2次元案内画面、3次元案内画面の表示を行う表示手段と、を有する携帯端末用ナビゲーションシステムである。
【0014】
請求項2の発明を更に発展させた発明が本発明である。本発明では、携帯端末の位置情報のみらならず、更に利用者にガイダンスを表示して、建造物にはいるか否かを選択させることによって、マルチパスなどによる誤差があっても、勝手に2次元表示に切り替わる可能性がある点を解消している。これによって、より精度の高いナビゲーションを利用者に提供することが出来る。
【0015】
請求項4の発明は、携帯端末で用いる携帯端末用ナビゲーションシステムであって、前記携帯端末を利用する利用者からの入力を受け付ける入力受付手段と、前記携帯端末の位置情報を取得する現在位置取得手段と、前記入力受付手段で受け付けたナビゲーションに用いる探索条件と、前記現在位置取得手段で取得した位置情報とに基づいて、所定のサーバで算出された経路情報と地図情報とを、前記所定のサーバから受信する経路・地図情報受信手段と、前記受信した経路情報と地図情報とを記憶する経路・地図情報記憶手段と、前記現在位置取得手段が狭域通信により前記位置情報を取得した場合には2次元案内画面を作成することを選択し、前記現在位置取得手段が狭域通信以外により前記位置情報を取得した場合には3次元案内画面を作成することを選択する画面選択制御手段と、前記画面選択制御手段において2次元案内画面を作成することが選択された場合には、前記経路・地図情報記憶手段に記憶する地図情報に基づいて2次元案内画面を作成する2次元案内画面作成手段と、前記画面選択制御手段において3次元案内画面を作成することが選択された場合には、前記経路・地図情報記憶手段に記憶する地図情報に基づいて3次元案内画面を作成する3次元案内画面作成手段と、前記作成された2次元案内画面、3次元案内画面の表示を行う表示手段と、を有する携帯端末用ナビゲーションシステムである。
【0016】
請求項1の発明を更に詳述する他の1実施形態が本発明である。本発明のように、狭域通信によって位置情報を取得した場合には建造物の内部に入ったと判定することで、2次元表示に切り替える。これは、建造物の内部では、狭域通信によって位置情報を提供している場合があり、一方、建造物の外部では狭域通信によって位置情報を提供することは殆どない点に着目したものである。
【0017】
請求項5の発明は、携帯端末で用いる携帯端末用ナビゲーションシステムであって、前記携帯端末を利用する利用者からの入力を受け付ける入力受付手段と、前記携帯端末の位置情報を取得する現在位置取得手段と、前記入力受付手段で受け付けたナビゲーションに用いる探索条件と、前記現在位置取得手段で取得した位置情報とに基づいて、所定のサーバで算出された経路情報と地図情報とを、前記所定のサーバから受信する経路・地図情報受信手段と、前記受信した経路情報と地図情報とを記憶する経路・地図情報記憶手段と、前記現在位置取得手段がGPSによって前記位置情報を取得出来なかった場合には2次元案内画面を作成することを選択し、前記現在位置取得手段がGPSにより前記位置情報を取得した場合には3次元案内画面を作成することを選択する画面選択制御手段と、前記画面選択制御手段において2次元案内画面を作成することが選択された場合には、前記経路・地図情報記憶手段に記憶する地図情報に基づいて2次元案内画面を作成する2次元案内画面作成手段と、前記画面選択制御手段において3次元案内画面を作成することが選択された場合には、前記経路・地図情報記憶手段に記憶する地図情報に基づいて3次元案内画面を作成する3次元案内画面作成手段と、前記作成された2次元案内画面、3次元案内画面の表示を行う表示手段と、を有する携帯端末用ナビゲーションシステムである。
【0018】
請求項1の発明を更に詳述する他の1実施形態が本発明である。本発明のように、GPS以外によって位置情報を取得した場合には建造物の内部に入ったと判定することで、2次元表示に切り替える。これは、建造物の内部、例えばビルや地下街では、GPSによって位置情報を取得することが難しく、一方、建造物の外部ではGPSによって位置情報を取得することは容易である点に着目したものである。また携帯端末がGPSによって位置情報を取得できない場合に2次元案内画面(平面地図の地図情報)が表示されるので、利用者は位置情報に基づいたナビゲーションを享受できなくても、平面地図に基づいて目的地に向かうことが可能となる。
【0019】
請求項6の発明は、前記地図情報はベクトルデータである、携帯端末用ナビゲーションシステムである。
【0020】
本発明のように地図情報をベクトルデータとすることによって、2次元表示用の地図情報と3次元表示用の地図情報の2種類を常に保持する必要がなくなる。これは、地図情報は情報量が多いが、本発明のように携帯端末の場合、情報量をあまり多く記憶することが出来ない。そこで本発明のように2次元表示/3次元表示の切り替えが発生する携帯端末用のナビゲーションシステムでは、地図情報をベクトルデータとして情報量を減らすことによって、携帯端末の記憶容量を圧迫することを減らすことが出来る。
【発明の効果】
【0021】
本発明によって、携帯端末用のナビゲーションシステムにおいて、その表示する地図情報を2次元表示と3次元表示とで切り替えて表示を行うことが出来る。特に、路上などの建造物の外部を移動中には3次元表示を行い、建造物の内部を移動する場合には2次元表示に切り替えることが出来る。これによって、利用者の現在位置が分かりやすくなり、利便性が向上する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
本発明のシステム構成の一例を図1のシステム構成図を用いて説明する。また図2は、本発明の携帯端末用ナビゲーションシステム1を実現する携帯端末12のハードウェア構成を示す図である。
【0023】
携帯端末12には、ネットワーク機能を有する携帯電話、PHS、PDAを含む。また携帯端末12は、入力装置20と演算装置21と記憶装置22と通信装置23と表示装置24とを有する。入力装置20は、携帯端末12の利用者が文字、数字、記号(文字等)などの入力を行うテンキーやファンクションキーなどのキー入力装置が該当する。演算装置21は、CPUなどの本発明のシステムを実現するプログラムを読み込み、適宜各手段(プログラムやモジュールなど)の演算処理を実現する。記憶装置22は、RAMなどの情報を記憶する装置であって、本発明のシステムを実現するプログラムを記憶したり、利用者の出発地から目的地までへの経路情報や地図情報を記憶する。記憶装置22に記憶した情報は、演算装置21で適宜その処理の際に読み出され、また処理結果を適宜記憶装置22に記憶する。通信装置23は、経路情報を算出する経路情報サーバ10、地図情報を記憶する地図情報サーバ11との間で情報の送受信を行う。表示装置24は、演算装置21での処理結果を表示する装置である。
【0024】
携帯端末用ナビゲーションシステム1は、入力受付手段2と現在位置取得手段3と経路・地図情報受信手段4と経路・地図情報記憶手段5と2次元案内画面作成手段7と3次元案内画面作成手段8と画面選択制御手段6と表示手段9とを有している。
【0025】
入力受付手段2は、入力装置20によって利用者が入力した出発地、目的地、経由地、時刻条件(出発時刻、到着時刻、所要時間等の時刻に関する条件)、乗り物指定(電車、バス、徒歩等の移動手段の条件)などの、出発地から目的地までのナビゲーションに必要な探索条件の入力を受け付ける。また利用者によって入力された2次元表示、3次元表示のどちらを選択するかの選択の入力も受け付ける。
【0026】
現在位置取得手段3は、携帯端末12に備えられているGPSや、狭域通信(ブルートゥースなどによる無線通信)によって、携帯端末12の緯度・経度などの位置情報を取得する手段である。特に建造物の外部に携帯端末12が位置している場合にはGPSによって位置情報を取得し、建造物内部に携帯端末12が位置している場合には狭域通信によって位置情報を取得すると良い。建造物内部で狭域通信によって位置情報を取得する方法としては、例えば特開2003−299138号に記載のような方法がある。また現在位置取得手段3で取得した携帯端末12の位置情報と、入力受付手段2で受け付けた探索条件とを経路情報サーバ10、地図情報サーバ11に通信装置23から送信する。
【0027】
経路・地図情報受信手段4は、現在位置取得手段3で経路情報サーバ10、地図情報サーバ11に送信した情報に基づいて、それらのサーバで算出された出発地から目的地までの経路情報やその位置の地図情報を通信装置23を介して受信し、経路・地図情報記憶手段5に記憶する。また次に地図情報サーバ11からダウンロードすべき地図情報の取得要求を地図情報サーバ11に、通信装置23を介して送信する。
【0028】
経路・地図情報記憶手段5は、経路・地図情報受信手段4で受信した経路情報、地図情報を記憶装置22に記憶する手段である。
【0029】
尚、地図情報サーバ11から受信する地図情報はベクトルデータであり、2次元案内画面作成手段7、3次元案内画面作成手段8で2次元案内画面、3次元案内画面を作成する際に、2次元表現または3次元表現の案内画面に変換される。
【0030】
画面選択制御手段6は、地図情報を2次元で表示するか、3次元で表示するかの選択の制御を行う手段である。例えば利用者の位置情報が建造物内部と建造物外部との境界線の位置に到達したときに表示装置24を介して「建物に入りますか」といったようなガイダンスを表示し、「YES」の選択を受け付けたとき、建造物内部の狭域通信から位置情報を現在位置取得手段3で受信したとき、或いはGPSによって現在位置取得手段3が位置情報を取得できなくなったとき、などに3次元表示から2次元表示に切り替えることを選択する。
【0031】
2次元案内画面作成手段7は、画面選択制御手段6によって、地図情報を2次元で表示することが選択された場合に、経路・地図情報記憶手段5に記憶する地図情報を2次元で表示する手段である。2次元の地図情報の一例を図6に示す。
【0032】
3次元案内画面作成手段8は、画面選択制御手段6によって、地図情報を3次元で表示することが選択された場合に、経路・地図情報記憶手段5に記憶する地図情報を3次元で表示する手段である。3次元の地図情報の一例を図7に示す。
【0033】
表示手段9は、2次元案内画面作成手段7で作成した2次元の地図情報、3次元案内画面作成手段8で作成した3次元の地図情報を表示装置24を介して表示する手段である。
【0034】
経路情報サーバ10は、携帯端末12から受信した探索条件に基づいて、出発地から目的地までへの経路を算出し、その結果を経路情報として携帯端末12に送信するサーバである。
【0035】
地図情報サーバ11は、携帯端末12から受信した位置情報に基づいて、その周辺の地図情報をベクトルデータとして携帯端末12に送信するサーバである。
【実施例1】
【0036】
次に本発明の第1の実施例を説明する。本実施例では、画面選択制御手段6で2次元表示と3次元表示の選択制御を行う際に、利用者の位置情報が建造物内部と建造物外部との境界線の位置やその近傍の位置などの所定位置に到達したときに表示装置24を介して、利用者に「建物に入りますか」といったようなガイダンスを表示し、「YES」の選択を受け付けたときに2次元表示を行う場合である。
【0037】
利用者は、携帯端末12を用いて、出発地、目的地などの探索条件を入力装置20から入力する。入力装置20から入力された探索条件は入力受付手段2で受け付ける。また現在位置取得手段3は、GPSや狭域通信などにより、当該携帯端末12の位置情報を取得する(S100)。
【0038】
そして現在位置取得手段3は、取得した携帯端末12の位置情報と、入力受付手段2で受け付けた探索条件とを経路情報サーバ10、地図情報サーバ11に通信装置23から送信する。これによって経路情報サーバ10、地図情報サーバ11は、出発地から目的地までの経路情報と地図情報とを当該携帯端末12に送信する。これらの情報は、通信装置23を介して経路・地図情報受信手段4で受信する。ここで受信した地図情報、経路情報は経路・地図情報記憶手段5に記憶する。
【0039】
画面選択制御手段6は、現在位置取得手段3で取得した位置情報と、経路・地図情報受信手段4で受信した地図情報に含まれる建造物の内部と外部との境界線の位置情報(或いはその近傍の位置情報)とを比較する(S110)。つまり、現在位置取得手段3で取得した位置情報(携帯端末12の位置情報)が、建造物の内部に位置するか、外部に位置するかを判定する。
【0040】
通常は建造物の外部に携帯端末12の位置情報が位置するので、画面選択制御手段6は、3次元案内画面を作成することを選択し(S120)、その選択に基づいて、3次元案内画面作成手段8が経路・地図情報記憶手段5に記憶する地図情報のベクトルデータにより3次元案内画面を作成する(S130)。そしてその3次元案内画面を表示手段9が表示装置24により表示する。
【0041】
一方S110において、携帯端末12の位置情報と、建造物の内部と外部との境界線の位置情報とを比較した結果、例えば利用者が建造物の内部に入ったなどによって、携帯端末12の位置情報が当該建造物の内部に位置すると判定された場合、画面選択制御手段6は、表示手段9を介して表示装置24から、「建物に入りますか」といったガイダンスを表示する(S140)。このガイダンスを表示した画面が図8である。
【0042】
このガイダンスを閲覧した利用者は、「YES」または「NO」を選択する(S150)。「NO」の選択を利用者が入力装置20から行った場合、その入力を入力受付手段2が受け付け、それに基づいて画面選択制御手段6が3次元案内画面を作成することを選択する(S120)。そして3次元案内画面作成手段8が、経路・地図情報記憶手段5に記憶する地図情報のベクトルデータにより3次元案内画面を作成する(S130)。そしてその3次元案内画面を表示手段9が表示装置24により表示する。つまり、「NO」が選択された場合には、利用者は建造物には入っていないが、位置情報のみが内部であると判定された、即ち誤差によってずれた場合などである。
【0043】
一方、S150で「YES」の選択を利用者が入力装置20から行った場合、その入力を入力受付手段2が受け付け、それに基づいて画面選択制御手段6が2次元案内画面を作成することを選択する(S160)。それにより、2次元案内画面作成手段7が経路・地図情報記憶手段5に記憶する地図情報のベクトルデータにより2元案内画面を作成する(S170)。そしてその2次元案内画面を表示手段9が表示装置24により表示する。
【0044】
このような処理を反復し、S110において、利用者の携帯端末12の位置情報が、建造物の内部と外部との境界線又はその近傍の位置情報とを比較した結果、携帯端末12の位置情報が当該建造物の外部に位置すると判定された場合、再度、3次元表示を行うことを画面選択制御手段6が行う。
【0045】
以上のような処理を行うことによって、3次元表示と2次元表示とを適切に変更することが出来る。尚、本実施例のガイダンスを行うことで、マルチパスなどによる誤差の問題も解決出来、精度を向上させられるが、ガイダンスを行わなくても内部に位置すると判定しただけで2次元案内画面を作成することを選択しても良い。
【実施例2】
【0046】
次に本発明の第2の実施例を説明する。本実施例では、画面選択制御手段6で2次元表示と3次元表示の選択制御を行う際に、建造物内部の狭域通信から位置情報を現在位置取得手段3で受信したときに2次元表示を行う場合を説明する。
【0047】
利用者は、携帯端末12を用いて、出発地、目的地などの探索条件を入力装置20から入力する。入力装置20から入力された探索条件は入力受付手段2で受け付ける。また現在位置取得手段3は、GPSにより、当該携帯端末12の位置情報を取得する(S200)。
【0048】
そして現在位置取得手段3は、取得した携帯端末12の位置情報と、入力受付手段2で受け付けた探索条件とを経路情報サーバ10、地図情報サーバ11に通信装置23から送信する。これによって経路情報サーバ10、地図情報サーバ11は、出発地から目的地までの経路情報と地図情報とを当該携帯端末12に送信する。これらの情報は、通信装置23を介して経路・地図情報受信手段4で受信する。ここで受信した地図情報、経路情報は経路・地図情報記憶手段5に記憶する。
【0049】
現在位置取得手段3が狭域通信による位置情報を通信装置23を介して取得していない場合(GPSにより取得した場合)には(S210)、画面選択制御手段6は、3次元案内画面を作成することを選択する(S220)。そして3次元案内画面作成手段8が、経路・地図情報記憶手段5に記憶する地図情報のベクトルデータにより3次元案内画面を作成する(S230)。その3次元案内画面を表示手段9が表示装置24により表示する。
【0050】
一方、狭域通信により建造物内部の位置情報を提供している建造物の内部に利用者が入ったなどの事由により、現在位置取得手段3が狭域通信による位置情報を通信装置23を介して取得した場合には(S210)、画面選択制御手段6は、2次元案内画面を作成することを選択する(S240)。そして2次元案内画面作成手段7が、経路・地図情報記憶手段5に記憶する地図情報のベクトルデータにより2次元案内画面を作成する(S250)。その2次元案内画面を表示手段9が表示装置24により表示する。
【0051】
このような処理を反復し、S210において、利用者の携帯端末12で狭域通信を受信できなくなった場合、つまり現在位置取得手段3で狭域通信により位置情報を取得できなくなった場合には、再度、画面選択制御手段6が3次元案内画面を作成することを選択し(S220)、3次元案内画面作成手段8が、3次元案内画面を作成する(S230)。
【0052】
以上のような処理を行うことによって、3次元表示と2次元表示とを適切に変更することが出来る。
【実施例3】
【0053】
次に本発明の第3の実施例を説明する。本実施例では、画面選択制御手段6で2次元表示と3次元表示の選択制御を行う際に、GPSによって現在位置取得手段3が位置情報を取得できなくなったときに2次元表示を行う場合を説明する。
【0054】
利用者は、携帯端末12を用いて、出発地、目的地などの探索条件を入力装置20から入力する。入力装置20から入力された探索条件は入力受付手段2で受け付ける。また現在位置取得手段3は、GPSにより、当該携帯端末12の位置情報を取得する(S300)。
【0055】
そして現在位置取得手段3は、取得した携帯端末12の位置情報と、入力受付手段2で受け付けた探索条件とを経路情報サーバ10、地図情報サーバ11に通信装置23から送信する。これによって経路情報サーバ10、地図情報サーバ11は、出発地から目的地までの経路情報と地図情報とを当該携帯端末12に送信する。これらの情報は、通信装置23を介して経路・地図情報受信手段4で受信する。ここで受信した地図情報、経路情報は経路・地図情報記憶手段5に記憶する。
【0056】
そして利用者が移動した結果、GPSの位置情報を現在位置取得手段3で、変わらずに取得できる場合(S310)、画面選択制御手段6は、3次元案内画面を作成することを選択する(S320)。そして3次元案内画面作成手段8が、経路・地図情報記憶手段5に記憶する地図情報のベクトルデータにより3次元案内画面を作成する(S330)。その3次元案内画面を表示手段9が表示装置24により表示する。
【0057】
また利用者が移動した結果、GPSの位置情報を現在位置取得手段3で取得できなくなった場合には(S310)、建造物の内部、例えばビルの内部や地下街に入ったと考えることが出来る。そこで画面選択制御手段6は、2次元案内画面を作成することを選択する(S340)。そして2次元案内画面作成手段7が、経路・地図情報記憶手段5に記憶する地図情報のベクトルデータにより2次元案内画面を作成する(S350)。そしてその2次元案内画面を表示手段9が表示装置24により表示する。
【0058】
そして本実施例の場合には、更に単に2次元案内画面を表示する他、画面選択制御手段6は、建造物の内部に入った入り口を選択するガイダンスを表示手段9を介して表示装置24で表示する(S360)。この状態を図9に示す。
【0059】
このガイダンスでは、図9に示すように、携帯端末12の表示装置24において、建造物の入り口を例えば丸印などの記号で表示し、現在位置をプラスなどの記号で表示する。そしてこのプラスを当該画面上で入力装置20を介して移動させ、入り口の丸印などの記号に移動することで、選択する(S370)。そして当該入り口の選択を入力受付手段2で受け付けると、2次元案内画面作成手段7は、経路・地図情報記憶手段5に当該選択された建造物に関する詳細な情報がある場合には(S380)、その情報を表示する(S390)。この状態を図10に示す。またS370において選択しない場合、或いはS380において建造物に関する詳細な情報がない場合には、そのままベクトルデータによる2次元案内画面を表示する。尚、詳細な情報としては、建造物内部の地図情報、建造物内部にある会社や店舗に関する情報(店名、ジャンル、料金、連絡先等)がある。
【0060】
このような処理を反復し、S310において、利用者の携帯端末12でGPSを受信できるようになった場合には、再度、画面選択制御手段6が3次元案内画面を作成することを選択し(S320)、3次元案内画面作成手段8が、3次元案内画面を作成する(S330)。
【0061】
以上のような処理を行うことによって、3次元表示と2次元表示とを適切に変更することが出来る。
【産業上の利用可能性】
【0062】
上述した発明によって、携帯端末用のナビゲーションシステムにおいて、その表示する地図情報を2次元表示と3次元表示とで切り替えて表示を行うことが出来る。特に、路上などの建造物の外部を移動中には3次元表示を行い、建造物の内部を移動する場合には2次元表示に切り替えることが出来る。これによって、利用者の現在位置が分かりやすくなり、利便性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0063】
【図1】本発明の携帯端末用ナビゲーションシステム1のシステム構成図の一例を示す図である。
【図2】本発明の携帯端末用ナビゲーションシステム1を機能させる携帯端末のハードウェア構成図の一例を示す図である。
【図3】実施例1の処理プロセスの一例を示すフローチャートである。
【図4】実施例2の処理プロセスの一例を示すフローチャートである。
【図5】実施例3の処理プロセスの一例を示すフローチャートである。
【図6】2次元案内画面の一例である。
【図7】3次元案内画面の一例である。
【図8】2次元表示を行うかのガイダンスを示す画面の一例である。
【図9】建造物の入り口を選択するガイダンスを示す画面の一例である。
【図10】建造物の詳細な情報を示す画面の一例である。
【符号の説明】
【0064】
1:携帯端末用ナビゲーションシステム
2:入力受付手段
3:現在位置取得手段
4:経路・地図情報受信手段
5:経路・地図情報記憶手段
6:画面選択制御手段
7:2次元案内画面作成手段
8:3次元案内画面作成手段
9:表示手段
10:経路情報サーバ
11:地図情報サーバ
12:携帯端末
20:入力装置
21:演算装置
22:記憶装置
23:通信装置
24:表示装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
携帯端末で用いる携帯端末用ナビゲーションシステムであって、
前記携帯端末を利用する利用者からの入力を受け付ける入力受付手段と、
前記携帯端末の位置情報を取得する現在位置取得手段と、
前記入力受付手段で受け付けたナビゲーションに用いる探索条件と、前記現在位置取得手段で取得した位置情報とに基づいて、所定のサーバで算出された経路情報と地図情報とを、前記所定のサーバから受信する経路・地図情報受信手段と、
前記受信した経路情報と地図情報とを記憶する経路・地図情報記憶手段と、
前記地図情報を2次元で表示するか、3次元で表示するかを、前記位置情報またはその取得方法に基づいて自動的に選択する制御を行う画面選択制御手段と、
前記画面選択制御手段において2次元で表示することが選択された場合には、前記経路・地図情報記憶手段に記憶する地図情報に基づいて2次元案内画面を作成する2次元案内画面作成手段と、
前記画面選択制御手段において3次元で表示することが選択された場合には、前記経路・地図情報記憶手段に記憶する地図情報に基づいて3次元案内画面を作成する3次元案内画面作成手段と、
前記作成された2次元案内画面、3次元案内画面の表示を行う表示手段と、
を有することを特徴とする携帯端末用ナビゲーションシステム。
【請求項2】
携帯端末で用いる携帯端末用ナビゲーションシステムであって、
前記携帯端末を利用する利用者からの入力を受け付ける入力受付手段と、
前記携帯端末の位置情報を取得する現在位置取得手段と、
前記入力受付手段で受け付けたナビゲーションに用いる探索条件と、前記現在位置取得手段で取得した位置情報とに基づいて、所定のサーバで算出された経路情報と地図情報とを、前記所定のサーバから受信する経路・地図情報受信手段と、
前記受信した経路情報と地図情報とを記憶する経路・地図情報記憶手段と、
前記現在位置取得手段で取得した位置情報と、前記経路・地図情報記憶手段に記憶する建造物の所定位置の位置情報とを比較し、前記建造物の所定位置より内部に前記取得した位置情報が位置するかを判定し、内部に位置すると判定した場合には2次元案内画面を作成することを選択し、外部に位置すると判定した場合には3次元案内画面を作成することを選択する画面選択制御手段と、
前記画面選択制御手段において2次元案内画面を作成することが選択された場合には、前記経路・地図情報記憶手段に記憶する地図情報に基づいて2次元案内画面を作成する2次元案内画面作成手段と、
前記画面選択制御手段において3次元案内画面を作成することが選択された場合には、前記経路・地図情報記憶手段に記憶する地図情報に基づいて3次元案内画面を作成する3次元案内画面作成手段と、
前記作成された2次元案内画面、3次元案内画面の表示を行う表示手段と、
を有することを特徴とする携帯端末用ナビゲーションシステム。
【請求項3】
携帯端末で用いる携帯端末用ナビゲーションシステムであって、
前記携帯端末を利用する利用者からの入力を受け付ける入力受付手段と、
前記携帯端末の位置情報を取得する現在位置取得手段と、
前記入力受付手段で受け付けたナビゲーションに用いる探索条件と、前記現在位置取得手段で取得した位置情報とに基づいて、所定のサーバで算出された経路情報と地図情報とを、前記所定のサーバから受信する経路・地図情報受信手段と、
前記受信した経路情報と地図情報とを記憶する経路・地図情報記憶手段と、
前記現在位置取得手段で取得した位置情報と、前記経路・地図情報記憶手段に記憶する建造物の所定位置の位置情報とを比較し、前記建造物の所定位置より内部に前記取得した位置情報が位置するかを判定し、内部に位置すると判定した場合には所定のガイダンスを表示して、それにより2次元案内画面を作成することを前記入力受付手段で受け付けた場合には2次元案内画面を作成することを選択し、外部に位置すると判定した場合には3次元案内画面を作成することを選択する画面選択制御手段と、
前記画面選択制御手段において2次元案内画面を作成することが選択された場合には、前記経路・地図情報記憶手段に記憶する地図情報に基づいて2次元案内画面を作成する2次元案内画面作成手段と、
前記画面選択制御手段において3次元案内画面を作成することが選択された場合には、前記経路・地図情報記憶手段に記憶する地図情報に基づいて3次元案内画面を作成する3次元案内画面作成手段と、
前記作成された2次元案内画面、3次元案内画面の表示を行う表示手段と、
を有することを特徴とする携帯端末用ナビゲーションシステム。
【請求項4】
携帯端末で用いる携帯端末用ナビゲーションシステムであって、
前記携帯端末を利用する利用者からの入力を受け付ける入力受付手段と、
前記携帯端末の位置情報を取得する現在位置取得手段と、
前記入力受付手段で受け付けたナビゲーションに用いる探索条件と、前記現在位置取得手段で取得した位置情報とに基づいて、所定のサーバで算出された経路情報と地図情報とを、前記所定のサーバから受信する経路・地図情報受信手段と、
前記受信した経路情報と地図情報とを記憶する経路・地図情報記憶手段と、
前記現在位置取得手段が狭域通信により前記位置情報を取得した場合には2次元案内画面を作成することを選択し、前記現在位置取得手段が狭域通信以外により前記位置情報を取得した場合には3次元案内画面を作成することを選択する画面選択制御手段と、
前記画面選択制御手段において2次元案内画面を作成することが選択された場合には、前記経路・地図情報記憶手段に記憶する地図情報に基づいて2次元案内画面を作成する2次元案内画面作成手段と、
前記画面選択制御手段において3次元案内画面を作成することが選択された場合には、前記経路・地図情報記憶手段に記憶する地図情報に基づいて3次元案内画面を作成する3次元案内画面作成手段と、
前記作成された2次元案内画面、3次元案内画面の表示を行う表示手段と、
を有することを特徴とする携帯端末用ナビゲーションシステム。
【請求項5】
携帯端末で用いる携帯端末用ナビゲーションシステムであって、
前記携帯端末を利用する利用者からの入力を受け付ける入力受付手段と、
前記携帯端末の位置情報を取得する現在位置取得手段と、
前記入力受付手段で受け付けたナビゲーションに用いる探索条件と、前記現在位置取得手段で取得した位置情報とに基づいて、所定のサーバで算出された経路情報と地図情報とを、前記所定のサーバから受信する経路・地図情報受信手段と、
前記受信した経路情報と地図情報とを記憶する経路・地図情報記憶手段と、
前記現在位置取得手段がGPSによって前記位置情報を取得出来なかった場合には2次元案内画面を作成することを選択し、前記現在位置取得手段がGPSにより前記位置情報を取得した場合には3次元案内画面を作成することを選択する画面選択制御手段と、
前記画面選択制御手段において2次元案内画面を作成することが選択された場合には、前記経路・地図情報記憶手段に記憶する地図情報に基づいて2次元案内画面を作成する2次元案内画面作成手段と、
前記画面選択制御手段において3次元案内画面を作成することが選択された場合には、前記経路・地図情報記憶手段に記憶する地図情報に基づいて3次元案内画面を作成する3次元案内画面作成手段と、
前記作成された2次元案内画面、3次元案内画面の表示を行う表示手段と、
を有することを特徴とする携帯端末用ナビゲーションシステム。
【請求項6】
前記地図情報はベクトルデータである、
ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の携帯端末用ナビゲーションシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2007−71848(P2007−71848A)
【公開日】平成19年3月22日(2007.3.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−262588(P2005−262588)
【出願日】平成17年9月9日(2005.9.9)
【出願人】(500168811)株式会社ナビタイムジャパン (410)
【Fターム(参考)】